FOP(ファイバオプティクプレート)

ダイレクトなイメージ伝達
FOP
ファイバオプティクプレート
FOP
高解像度でコンパクトな光学設計を実現
ダイレクトなイメージ伝達
FOPは固体撮像素子等のCCD/CMOSとダイレクトに結合できます。そのため、
レンズのように焦点距離分のスペースを設ける必要が無く、
コンパクトな光学設
計を可能にします。
ファイバオプティクプレート
FOP
レンズ
CCD/CMOS等
CCD/CMOS等
FOP(ファイバオプティクプレート)は数µmの光ファイバを束にし
概 要
た光学デバイスで、入射された光や像(イメージ)をダイレクトに
出射面に導くことができます。
一定の焦点距離が必要
ダイレクト結合により
コンパクトな光学設計が可能
特長
X線の遮蔽に有効活用
◆焦点距離が不要
簡単でコンパクトな光学設計を実現
X線遮蔽タイプは標準タイプと比較す
FOP
(X線遮蔽タイプ)
ると、X線管電圧70 kV時において約
CCD/CMOS等
5 倍 の 遮 蔽 能 力 が あります( 厚さ 3
◆優れたX線遮蔽能力(X線遮蔽タイプ)
mmでの比較)。カメラの受光窓として
◆像の拡大・縮小が可能
使用した場合、受光素子のX線による
(テーパファイバオプティクス)
劣化を防ぐことが出来ます。
X線
◆カスタマイズ可能
◆全製品RoHS対応
Low-NA-FOP
開口数(N.A.)が小さいFOPで、最大受光角度を超える光はFOP内部の吸収体
で吸収されるため、入射角度が小さい光だけを取り出したい場合などに最適です。
構造
標準タイプ
FOPは光を伝達するシングルファイバと、漏
Low-NAタイプ
れ光を吸収する吸収体ガラスから構成され
ます。
シングルファイバは、
コアガラスとクラッドガ
ラスの境界で屈折率の差により全反射が起
こり光を伝達します。ここで右図に示すように、
クラッドガラス
最大受光角θ1以上の角度θで入射した光(破
線)は全反射を起こさず、ファイバ外に逃げ
空気
n=1
てしまいますが、吸収体ガラスで吸収され、
となりのシングルファイバには達しません。
θ1
n1
n0
θ
そのため、解像度を損なうことなく光学像の
伝達が可能となります。
光を伝達する
シングルファイバを
数千万本束にすることで、
画像として伝達します。
拡大・縮小を可能にしたテーパファイバオプティクス
熱処理を施しテーパ状にすることで入射面と
出射面の比率を変えたFOPです。任意の比率
で画像の拡大・縮小が可能です。拡大・縮小比
率の標準は1:2または2:3ですが、最大で1:
5まで対応可能です。
コアガラス
FOP
ファイバオプティクプレート
■仕様
項 目
ファイバオプティクプレート
型名
タイプ
テーパーファイパオプティクス
単位
J3182
J11181
J11057
J12221
J5734
J5743
標準
標準
X線遮蔽
Low-NA
高解像度
テーパー
(比率2:1)
─
開口数(N.A.)
1.0
0.43
1.0
1.0
─
最大受光角(全角)
180
51
180
180
度
6
25
3
6(ラージエンド側)
µm
102
28.5
161
102
Lp/mm
%
ファイバ径
※1
解像度 透過率 ※2
平行光
73
73
70
45
79
63
拡散光
63
63
66
6
60
15
%
85
84
77
93
85
84
×10-7/℃
熱膨張係数 ※3
吸収体
─
有
※1… テストターゲット USAF1951(参考値)
※2… 波長550 nm時
※3…100 ℃∼300 ℃時
■外形寸法
型名
サフィックス
形状 (mm)
J3182
-72
30.0×20.0×3.0t
J11057
-73
50.0×50.0×3.0t
J12221
-74
φ26.5×3.0t
J11057 / J11181
-75
100.0×100.0×3.0t
J5734
─
13.59×6.86×2.54t
J5743
─
φ12.5-φ25.0×25.0t
■カスタマイズ可能
ファイバ径、FOP形状等カスタマイズを承ります。
弊社までお気軽にお問い合わせください。
●本資料の記載内容は平成24年9月現在のものです。製品の仕様は、改良等のため予告なく変更することがあります。
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SEPT. 2012 IP