日本語版 5.69MB

Environmental Report 2013
・環境目標
2012年度環境目標と実績
2013年度環境目標
・廃棄物監視
廃棄物量・有価物量およびリサイクル率
・環境配慮型製品
環境配慮型製品
工程改善による環境配慮
・化学物質管理
PRTR法対象物質排出量・移動量
・省エネルギー活動
電力使用量
燃料(都市ガス)使用量
CO2排出量(参考値)
・環境教育
環境マネジメントシステム教育会
環境品質教育会
・地域の一員として
富士山クリーン作戦
会社周辺の清掃活動
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Environmental Report 2013
環境目標
2012年度目標は、一部達成率80%未満の項目はありましたが、ほぼ目標を達成しました。2013年度目標については、
2012年度実績と会社環境の変化を考慮し、継続した取組みをしていきます。活動の詳細は、以下の内容を参照願います。
●2012年度環境目標と実績、2013年度環境目標
2012年度目標
2012年度実績
評価
環境に配慮した製品作りの実現、
環境配慮型製品の充実
1) 環境負荷を削減する開発/生産活動の実施
(ダウンサイジングの実施)
目標値 : 達成率 100%
・部門活動から得られる環境負荷の改善に
つながるテーマ
1
2) 環境品質活動の運用改善
目標値 : 達成率 100%
<全部門共通テーマ>
・環境品質教育の実施
教育資料の作成 :6月末迄
部門事務局への教育 :7月
部門教育の実施 :8月度より
2013年度目標
環境に配慮した製品作りの実現、環境配慮型製品の充実
達成率:75%
<主な実施内容>
製品設計における
小型化、省資源化、
歩留まり向上、消耗品削減、
環境配慮部材の採用、
規定の軽量化 等に取り組んだ。
達成率:100%
<主な実施内容>
全社事務局から部門事務局へ
その後、部門事務局から各部員
へと教育会を実施し、
全社員に展開した。
△
環境負荷を削減する開発/生産活動の実施
(ダウンサイジングの実施)
・廃棄副資材の削減につながる活動の実施
目標値 : 2012年度購入金額比3%削減
(シチズン電子グループ国内3社・原単位)
◎
<部門固有活動の実施>
地球温暖化ガスの削減、省エネ活動の推進
2
CO2排出量の削減
目標値 : 2011年度排出量比
削減量1%(みなし削減効果)
・各種省エネ活動の実施による削減
(省エネ分科会、各部門)
テーマ選定(対象の絞込み) :5月末迄
運用の監視 :6月度より
地球温暖化ガスの削減、省エネ活動の推進
(中期目標:2015年度末までに2012年度比10%削減)
削減量:1.2%
(達成率:100%)
(削減目標62ton-CO2に対し
73ton-CO2削減)
<主な実施内容>
・空調機へのタイマー設置
・高効率ドライヤーの導入
・COOL BIZ活動の推進
・その他節電プロジェクト方策
◎
削減率:29%
(達成率:97%)
○
廃棄物の削減
廃棄物排出量の削減
・各種廃棄物削減活動の実施による削減
(省エネ・廃棄物分科会、各部門)
目標値 : 2012年度比3%削減
(シチズン電子グループ国内3社・原単位)
各部門固有の環境活動の実施と環境保全への貢献
各部門固有の環境活動の実施と環境保全への貢献
<全部門共通テーマ>
目標値 : 削減率 30%(みなし削減効果)
・印刷管理ソフト活用による環境負荷の削減
運用ルール展開 :5月末迄
運用開始 :6月度より
3 <事業目標(方針管理、335プロジェクト等)から
得られる環境負荷の改善につながるテーマ>
目標値 : 達成率 100%
達成率:80%
<主な実施内容>
歩留向上、廃棄物削減
ペーパーレス、マイボトル運動
サーバー仮想化
広報活動、緑化活動 等
CO2排出量の削減
・各種省エネ活動の実施による削減
(省エネ・廃棄物分科会、各部門)
目標値 : 2012年度排出量比3%削減
(シチズン電子グループ国内3社・原単位)
○
1)環境マインドの向上
①清掃、緑化活動等による地域貢献活動の企画・実施
目標値 : 各部門1件以上/年
②エコ活動の企画・実施
目標値 : 各部門1件以上/年
2)事業目標(方針管理、335プロジェクト等)から得られる
環境負荷の改善につながるテーマの企画・実施
目標値 : 達成率 100%
[評価] ◎:達成率100%以上 ○:達成率80~100%未満 △:達成率80%未満
環境目標実績
報告会
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Environmental Report 2013
環境配慮型製品
「小型化」、「省エネ化」、「長寿命化」などの多角的なアプローチを行い、環境に配慮した製品づくりに取り組んでいます。
2012年度環境配慮型製品として取組んだ代表的なものを紹介します。
●LEDデバイス 現行の小型高効率LEDパッケージからさらに小型化を進め、開発品としてダウンサイズ、部品点数削減等した
パッケージ仕様で同等性能を達成しました。
製品
パッケージ
サイズ
発光
効率
パッケージ
面積比
部品点数
比
取個数
比
現行品
2.0mm
x1.6mm
135
lm/w
1
1
1
開発品A
1.2mm
x1.0mm
143
lm/w
0.38
0.38
3
工程改善による環境配慮
シチズン電子では、製品の小型・薄型化だけでなく、製造工程の改善により廃棄物削減・エネルギー削減等にも積極的に取り組んでおります。
2012年度に取組んだ代表的なものを紹介します。
●金型加工法を考慮した製品形状の変更による工程改善
設計部門と協力し、製品形状の見直し提案/変更を行ったことにより、放電加工を削減し、放電加工用電極や加工時間の削減、
また、加工時の使用電力の削減をすることが出来ました。
イメージ図
〈製品〉
★提案・変更後★
★提案・変更前★
エッジ部
R付
へ変更
設計変更
〈金型〉
エッジを有する製品
形状には放電加工
が必要。
エッジ部をR付と
することにより、
金型を直接ドリル
加工出来る。
金型形状変更
〈加工法〉
①ドリル加工により
放電用電極を作成。
②その電極を用いて放電
加工により金型を作成する。
刃物
(エンドミル)
電極
刃物
(エンドミル)
素材
放電用電極
①〈電極作成〉
金型加工が直接出来るため
「放電用電極」が不要となる。
②〈放電加工〉
金型
〈ドリル加工〉
【削減効果】
①使用電力:1,938kWh削減
②電極削減(資源):156本(31.2kg)削減
③他:電極製作時間、加工時間の削減
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Environmental Report 2013
省エネルギー活動(1)
2012年度は、電力使用量で32%の増加、燃料(都市ガス)使用量では15%の増加となりました。
●電力使用量(MWh)
年度
2010
13,983
2011
13,877
18,280
2012
0
5,000
10,000
15,000
20,000
使用量(MWh)
●燃料(都市ガス)使用量(km3)
年度
571
2010
487
2011
560
2012
0
200
400
600
800
1000
使用量(km3)
●CO2排出量(ton-CO2) (参考) 年度
2010
4,992
2011
4,954
1,454
1,232
6,526
2012
0
2,000
4,000
電力(ton-CO2)
排出係数:0.357
燃料(ton-CO2)
排出係数:2.36
1,397
6,000
8,000
10,000
排出量(ton-CO2)
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Environmental Report 2013
省エネルギー活動(2)
CO2削減活動
2012年度のCO2排出量は、製造拠点の本社内への統合に伴う電力使用量及び都市ガス使用量の増加により、前年度比約28%
の増加となりましたが、省エネ・廃棄物分科会及び各部門により、最少限の増加量に止める活動を実施しました。
主なCO2削減方策
① 一部空調機へのタイマー設置による制御運転の実施
設置タイマー
削減効果=62ton-CO2/年(電力量換算:175,104kWh)
② COOL BIZ活動の継続実施(5月中旬~10月下旬)
実施期間中の室温設定 : 28℃
③ コンプレッサーへの高効率ドライヤー設置
削減効果=9ton-CO2/年(電力量換算:25,200kWh)
上記取り組みのほか、各部門におけるエコ活動をCO2削減量に換算する『みなし効果』を導入し、
全部門の参加意識の向上も図りました。
みなし項目
みなし効果量(ton-CO2)
みなし項目
みなし効果量(ton-CO2)
印刷管理ソフトによる紙削減
1.922
印刷管理ソフトによる紙削減
1.922
印刷管理ソフトによる紙削減
0.01
伝票の廃止
0.01
仮想化によるサーバー台数削減
1.234
仮想化によるサーバー台数削減
1.234
マイボトル運動
0.003
マイボトル運動
0.003
電極材料の削減
0.463
電極材料の削減
0.463
蛍光灯の間引き
0.021
蛍光灯の間引き
0.021
環境規定の軽量化
0.004
環境規定の軽量化
0.004
緑化活動 緑化活動
0.004
0.004
合 計
約3.7ton
合 計
約 3.7 ton
2013年度の活動
2013年度は、シチズングループの中期計画を受け、2012年度比3%の削減目標を定めました。
この目標は、本社のみの活動ではなく、モノづくりの拠点となっている国内子会社も含めた「シチズン
電子グループ」としての削減目標値としました。
2013年度 主な方策
①
②
③
④
コンプレッサーのインバーター化検討
生産工程の見直しによる省エネ方策の立案・グループ展開
電力使用量監視装置を活用した部門方策の立案・実施
設備管理の見直しによる待機電力の削減
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Environmental Report 2013
廃棄物監視
●廃棄物量・有価物量およびリサイクル率
産業廃棄物、一般廃棄物及び有価物について、廃棄物の監視を継続しております。
廃棄物量および有価物量の合計に対するリサイクル率は98%でした。
2013年度は生産量の増加により、廃棄物量の増加が予想されるため、削減活動を計画します。
年度
リサイクル率
2010
308
79 51
2011
311
82 17
2012
294
0
100
74 8
200
300
97%
産業廃棄物
一般廃棄物
有価物
98%
98%
400
500
600 700
重量(ton)
※ %表示は、廃棄物量および有価物量の合計のリサイクル率を示す。
(注) ・リサイクル率(%)=[(再資源化物量+有価物量)/(廃棄物量+有価物量)]×100
・有価物:廃棄物を売却した結果、運送費を差し引いても売上額が計上されるもの
・再資源化物:廃棄物のなかで、再資源化(リサイクル)されているもの
(例) 2012年度:[(355+8)/(368+8)]*100=98(%) 2013年度の活動
廃棄物については、ここ数年間「監視活動」を主体に活動をしておりましたが、製造拠点の統合や
生産数量の増加に伴い、2013年度は「シチズン電子グループ」としての廃棄物排出量の増加が
見込まれるため、集計方法の見直しを含め、あらためて目標を定めた削減活動を行っていきます。
2013年度は、国内「シチズン電子グループ総排出量」として、2012年度比3%の削減目標としました。
2013年度 主な方策
①
②
③
④
生ゴミ処理機の活用
梱包材のリユース化検討
生産性向上活動による廃棄物削減
啓蒙活動の強化による廃棄物削減意識の植付け 等
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Environmental Report 2013
化学物質管理
●PRTR法対象物質排出量・移動量
2012年度のPRTR法対象物質の排出量・移動量は下表のとおりで、県への届け出を必要とする量ではありませんでした。
単位:kg
環境中への排出量・移動量
含有物質名
含有物質名
物質
物質
番号
番号
単位:kg
環境中への排出量・移動量
物質年間 製品として
製品として
廃棄物
物質年間
廃棄物
大気への 水質への 土壌への
取扱量 の排出量
の排出量
総量 としての
としての大気への 水質への 土壌への
取扱量
総量
排出量排出量
排出量排出量排出量
排出量
移動量
移動量
銀及びその水溶性化合物
銀及びその水溶性化合物
82
82
00
00
0 0
0 0
0
0
0
0
0
0
キシレン
キシレン
80
13
13
00
1313
12 12
1
1
0
0
0
0
ドデシルベンゼンスルホン酸
ドデシルベンゼンスルホン酸
30
66
00
6 6
5 5
1
1
0
0
0
0
塩化第二鉄
塩化第二鉄
71
1260
1260
00
1260
1260
0 0
0
0
0
0
0
0
アンチモン及びその化合物
アンチモン及びその化合物
31
31
11
11
0 0
0 0
0
0
0
0
0
0
392
392
88
00
8 8
0 0
8
8
0
0
0
0
58
2
0
2
2
0
53
0
0
300
5
0
412
0
0
296
0
0
ノルマルヘキサン
ノルマルヘキサン
エチレングリコールモノメチルエーテル
エチレングリコールモノメチルエーテル
エチルベンゼン
エチルベンゼン
トルエン
トルエン
マンガン及びその化合物
マンガン及びその化合物
1.2.4-トリメチルベンゼン
58
53
300
412
1.2.4-トリメチルベンゼン
296
1.3.5-トリメチルベンゼン
297
1.3.5-トリメチルベンゼン
297
2
0
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
5
0
2
0
5
0
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
5
0
0
0
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
Ref.CE-G2553 11/13
Environmental Report 2013
環境教育
環境に対する社員の意識向上のため、環境マネジメントシステム、環境品質についての教育会を全社員に対し実施しました。
環境マネジメントシステム教育会
2013/3/15
地域の一員として
●富士山クリーン作戦
当社は富士山の麓に立地しております。
2012年度も、この富士山を清掃するクリーン作戦に社員の家族も含め50名が参加し、
富士山五合目付近の登山道の清掃活動を行いました。
富士山クリーン作戦参加
2012/8/11
●会社周辺清掃活動
環境月間(6月)には各職場の有志による会社周辺の清掃活動を実施し、
最寄駅から会社までの通勤路及び会社周辺、従業員駐車場周辺にて約14kgの廃棄物を回収致しました。
会社周辺清掃活動
2012/6/27
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