NJM2561A データシート

NJM2561A
低電圧動作 LPF 内蔵ビデオアンプ
内蔵ビデオアンプ
■ 概 要
NJM2561A は、LPF を内蔵した低電圧ビデオアンプです。
動作電源電圧は 2.6∼5.5V と低電圧駆動が可能であり、75Ωドライバ
回路内蔵の為、TV モニタ等の映像機器に直結ができます。
入力はコンポジットビデオ信号に対応し、パワーセーブを兼ねたミュ
ート回路も備わり、低消費設計に適しております。
また、小型パッケージ(ESON6)搭載のため、DSC、DVC、監視カメラ
等のポータブル機器に最適です。
■ 外 形
NJM2561AKG1
■ 特 徴
● 電源電圧
2.6∼5.5V
● 6次LPF内蔵
-33dB at 19MHz typ.
● 6dBアンプ内蔵
● 75Ωドライバ内蔵
● パワーセーブ回路内蔵
● バイポーラ構造
● PKG
ESON6 (1.6 x 1.6 x 0.4 mm )
■ピン配置
ピン配置
1. Vsag
1
6
2
5
3
4
2. GND
3. Power Save
4. V+
5. Vout
6. Vin
■ブロック図
ブロック図
V+
6dB
Vin
75Ω Driver
LPF
Vout
CLAMP
Vsag
GND
Power Save
1版
-1-
NJM2561A
■ 絶対最大定格 (Ta=25℃)
項
目
記
号
電
源
電
圧
V
消
費
電
力
PD
動 作 温 度 範 囲
保 存 温 度 範 囲
定
+
格
単
7.0
260(※1)
950(※2)
-40∼+85
-40∼+125
Topr
Tstg
位
V
mW
℃
℃
※1:EIA/JEDEC仕様基板(101.5×114.5×1.6mm, 2層, FR-4)実装時。且つExposed Pad使用時。
※2:EIA/JEDEC仕様基板(101.5×114.5×1.6mm, 4層, FR-4)実装時。且つExposed Pad使用時。
(4層基板内箔: 99.5×99.5mm: JEDEC規格JESD51-5に基づき、基板にサーマルビアホールを適用しております。)
■ 推奨動作条件(Ta=
25℃)
推奨動作条件
項
動
作
目
電
源
電
記
圧
号
条
件
最小
標準
最大
単位
2.6
3.0
5.5
V
最小
標準
最大
単位
2.2
6.1
-0.6
-
8.0
30
2.5
6.5
-0.1
-33
0.5
0.5
12.0
50
6.9
0.4
-23
-
mA
µA
Vp-p
dB
-
65
-
dB
-
-50
-
dB
Vopr
+
■ 電気的特性 ( V =3.0V,150Ω終端,Ta=25℃)
項
目
記
得
相
ICC
Isave
Vom
Gv
Gfy4.5M
Gfy19M
DG
DP
比
SNv
歪
Hv
消
費
電
流
パワーセーブ時消費電流
最 大 出 力 レ ベ ル
電
圧
利
得
L
P
F
微
微
分
分
S
/
2
特
利
位
N
次
号
性
S W 切 替 H レ ベ ル
S W 切 替 L レ ベ ル
VthH
VthL
条
件
無信号時
無信号時, パワーセーブ時
f=100kHz, THD=1%、
Vin=100kHz, 1.0Vp-p, 正弦波信号入力
Vin=4.5MHz/100kHz, 1.0Vp-p
Vin=19MHz/100kHz, 1.0Vp-p
Vin=1.0Vp-p, 10step ビデオ信号入力
Vin=1.0Vp-p, 10step ビデオ信号入力
Vin=1.0Vp-p, 100%ホワイトビデオ信号
75Ω終端, 帯域 100KHz∼6MHz
Vin=1.0Vp-p, 3.58MHz, 正弦波信号
75Ω終端
IC 動作状態
IC 待機状態
1.8
0
■ 制御端子説明
端子
P o w e r
-2-
制御
S a v e
備
H
Power Save:OFF(信号出力)
L
Power Save:ON (Mute)
OPEN
Power Save:ON (Mute)
考
-
dB
%
deg
+
V
0.3
V
NJM2561A
■測定回路図
output
75Ω
75Ω
input
0.1µF
0.1µF
75Ω
10µF
33µF
6
5
4
Vin
Vout
V+
Vsag
GND
Power
Save
1
2
3
33µF
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NJM2561A
■応用回路例
(1) サグ補正使用回路例
サグ補正使用回路例
(2) サグ補正未使用回路例
サグ補正未使用回路例
output
output
75Ω
75Ω
470µF
input
0.1µF
0.1µF
C1
75Ω
6
10µF
5
4
+
+
input
0.1µF
0.1µF
75Ω
10µF
6
5
4
Vin
Vout
V+
Vin
Vout
V
Vsag
GND
Power
Save
Vsag
GND
Power
Save
1
2
3
1
2
3
C2
(3) 2 系統ドライブ
系統ドライブ回路例
ドライブ回路例
output2
output1
75Ω
75Ω
470µF
+
input
0.1µF
0.1µF
75Ω
10µF
6
5
4
Vin
Vout
V+
Vsag
GND
Power
Save
1
2
3
(1) 標準回路例 (サグ
サグ補正使用回路
サグ補正使用回路)
補正使用回路
本回路は実装面積が制約されるポータブル機器を想定した回路例です。サグ補正の使用により出力カップリングコンデンサの
容量値を小さくする事が出来ます。ただし、サグの悪化及び、輝度変化の大きな動画信号を出力した時に同期外れを起こす場
合がありますので、必ず白⇔黒バウンス信号等、低域の周波数成分を多く含む信号で波形を確認してください。C1 の値を大
きくする事により、サグの悪化と同期外れの度合いは軽減されます。
(2) サグ補正未使用回路例
サグ補正未使用回路例
実装面積の制約がないアプリケーションでは本回路を推奨致します。
Vout 端子と Vsag 端子を IC 出力端でショートした後に、
470µF 以上の出力カップリングコンデンサを接続してください。
(3) 2 系統ドライブ
系統ドライブ回路例
ドライブ回路例、
回路例、及び注意事項
本回路は 150Ω負荷を 2 系統駆動する為の回路です。APL 変動が大きい信号(White 100%、1Vp-p 以上)を入力した場合に同期
潰れが発生します。必ず APL 変動が大きい信号(White 100%、1Vp-p 以上)での波形確認を行った上でご使用のご検討をお願
いします。
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NJM2561A
■使用上の
使用上の注意:
注意:
応用回路例(1)のサグ補正使用時、サグの悪化及び、輝度変化の大きな動画信号を出力した時に同期外れを起こす場合があり
ます。必ず白⇔黒バウンス信号等、低域の周波数成分を多く含む信号で波形を確認してください。
下図 1、2(C1:100uF、C2:22uF 接続時の各出力波形)をご参照ください。
サグ、及び同期外れを回避するためには、応用回路例(2)のサグ補正未使用回路例を推奨致します。
下図 3、4 をご参照ください。
図 1:C1:100uF、C2:22uF 入力信号 1Vpp
白→黒切り替わり波形
(Orange:Vout 端子波形、Green:出力コンデンサ後波形)
図 2:C1:100uF、C2:22uF 入力信号 1Vpp
黒→白切り替わり波形
(Orange:Vout 端子波形、Green:出力コンデンサ後波形)
図 3:応用回路例 2 入力信号 1Vpp
白→黒切り替わり波形
(Orange:Vout 端子波形、Green:出力コンデンサ後波形)
図 4:応用回路例 2 入力信号 1Vpp
黒→白切り替わり波形
(Orange:Vout 端子波形、Green:出力コンデンサ後波形)
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NJM2561A
<注意事項>
このデータブックの掲載内容の正確さには
万全を期しておりますが、掲載内容について
何らかの法的な保証を行うものではありませ
ん。とくに応用回路については、製品の代表
的な応用例を説明するためのものです。また、
工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴
うものではなく、第三者の権利を侵害しない
ことを保証するものでもありません。
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