NJM2529 データシート

NJM2529
TFTカラ-液晶用信号処理IC
■ 概 要
NJM2529 は、TFT カラー液晶用信号処理 IC です。
Y/C 分離回路、カラー信号復調回路、同期分離回路、RGB
インターフェイス、サイドブラック制御回路、コモン電極ドライバ
など、TFT液晶信号処理に必要な機能を内蔵しています。
NTSC/PAL 方式に対応しており、VCXO や TRAP 等の外付け
部品の付け替えが不要の為、NTSC/PAL 対応のシステム設計
が容易になります。
■ 外 形
NJM2529FH1
■ 特 徴
● NTSC/PAL 方式に対応(PAL:擬似 PAL 復調方式)
● Y/C 分離回路内蔵
● コンポジット入力/Y/C 入力対応
● 外部アナログRGB入力 1系統
● 同期分離回路内蔵(液晶パネル PLL 使用)
● アスペクト比変更時用黒レベル挿入回路内蔵
● ガンマ補正回路内蔵(2点補正)
● 液晶コモン電極Vcom ドライバ内蔵
● Bipolar 構造
● パッケ-ジ
QFP64-H1
■ ピン配置
63
61
60
59
58
57
56
VCC3 1
55
53
51
50
GOUT
BDET
BOUT
52
GND3
FRP
54
VCENTER
GND2
GND1
HSYIN
SYNCIN1
SYNCOUT
SYNCSW
REGOUT
62
SYNCIN2
VCOMIN
64
VCOMAMP
■ ブロック図
49
48 GDET
Vcc2/2
VCOMFB 3
VCOMOUT 4
VEE1 5
47 ROUT
同期分離
コモン電極ドライバ
VCOMCENT 2
46 RDET
45
基準電圧
MASK
VCC4
44 BRIGHT
1H反転処理
BGPGEN
CIN 6
43 SIDEBLACK
ブライト
ACCDET 7
ACC
FADJ 8
HPF
42 SUBVG2B
ガンマアンプ
41 SUBVG2R
KILLER
KILLER 9
APC
CLEANING 10
40 SUBVG1B
39 SUBVG1R
COLOR
色差復調
IDENT 11
TINT 12
SHIFT
IDENT
COLOR 13
TINT
輪郭補正
38 VG2
37 VG1
クランプ
マトリックス
36 EXTINB
コントラスト
VCXOIN(NTSC) 14
35 GACLAMPB
CLAMP
VCXO
VCXOOUT(NTSC) 15
コンポジット系/
外部RGB系スイッチ
TRAP
34 EXTING
APC 16
33 GACLAMPG
31
24.VCC2
25.YINH
26.YOUT
27.YCLAMP
28.PICTURE
29.SW
30.CONTRAST
31.GACLAMPR
32.EXTINR
33.GACLAMPG
34.EXTING
35.GACLAMPB
36.EXTINB
37.VG1
38.VG2
39.SUBVG1R
40.SUBVG1B
41.SUBVG2R
42.SUBVG2B
43.SIDEBLACK
44.BRIGHT
45.VCC4
46.RDET
47.ROUT
48.GDET
49.GOUT
50.BDET
51.GND3
52.BOUT
53.VCENTER
54.FRP
55.GND2
56.GND1
57.HSYIN
58.SYNCOUT
59.SYNCIN1
60.SYNCSW
61.SYNCIN2
62.REGOUT
63.VCOMAMP
64.VCOMIN
32
EXTINR
30
GACLAMPR
29
SW
28
CONTRAST
27
YCLAMP
26
PICTURE
25
YOUT
VCC2
24
YINH
23
VCC1
22
TRAP
21
VIDEOIN
20
DNC
19
PALPHASE
VCXOIN(PAL)
版数 17
18
VCXOOUT(PAL)
17
1. VCC3
2 . VCOMCENT
3 . VCOMFB
4 . VCOMOUT
5 . VEE1
6 . CIN
7 . ACCDET
8 . FADJ
9 . KILLER
10.CLEANING
11.IDENT
12.TINT
13.COLOR
14.VCXOIN(NTSC)
15.VCXOOUT(NTSC)
16.APC
17.VCXOIN(PAL)
18.VCXOOUT(PAL)
19.PALPHASE
20.DNC
21.VIDEOIN
22.TRAP
23.VCC1
-1-
NJM2529
■ 絶対最大定格(Ta=25℃)
絶対最大定格
項 目
記号
最大定格
単位
8.0
V
電
源
電
圧
1
VCC1 - GND
電
源
電
圧
2
VCC2 - GND
8.0
V
電
源
電
圧
3
VCC3 - VEE1
15.0
V
電
源
電
圧
4
VCC4 - GND
8.0
V
電
源
消
各
電
圧
費
調
電
整
端
S Y N C
子
電
5
VEE1 - GND
-7.0
V
力
PD
1400 *
mW
圧
VIN
VCC1
V
耐 圧
VSD
VEE1+Vcc3
V
映
像
入
力
O U T
信
号
電
圧
VVDIN
3.0
VP-P
外
部
入
力
信
号
電
圧
EXTIN
VCC1
V
アナログ RGB 信号入力電圧
RGBIN
VCC1
V
入 力 信 号 電 圧
F R P
入 力 信 号 電 圧
S Y N C
FRPIN
VCC1
V
SYNCIN
3.0
VP-P
動
作
温
度
Topr
-40 ~ +85
℃
保
存
温
度
Tstr
-40 ~ +125
℃
* EIA/JEDEC STANDARD Test Board(76.2x114.3x1.6mm,4layers,FR-2)mounting
■ 推奨動作条件(Ta=25℃)
推奨動作条件
項 目
動
作
電
源
電
圧
範
囲
コ ン ポ ジ ッ ト 入 力 信 号
記号
条件
最小
標準
最大
単位
-
VCC1 - GND
4.75
5.0
5.25
V
-
VCC2 - GND
VCC1
5.0
5.25
V
-
VCC3 - VEE1
11.0
12.0
13.0
V
-
VCC4 - GND
VCC1
5.0
7.0
V
-
VEE1 - GND
-5.25
-5.0
-4.75
V
Vin
ペデスタル-白
0.3
0.35
0.4
VP-P
Y
入
力
信
号
YIN
ペデスタル-白
0.3
0.35
0.4
VP-P
C
入
力
信
号
CIN
バースト信号の振幅
0.1
0.15
0.2
VP-P
RGBIN
0.6
0.7
0.8
VP-P
ア ナ ロ グ R G B 入 力 信 号
号
SYNCIN
0.3
1
1.5
VP-P
号
HSYIN
2
-
5
VP-P
テ ィ ン ト 調 整 端 子 電 圧
TINT
NTSC 時
1.6
-
4.1
V
PAL 時
-
0
0.3
V
S
H
Y
N
S
入
C
Y
入
力
力
信
信
カ ラ ー 調 整 端 子 電 圧
COLOR
0
-
5
V
B Y 復 調 軸 調 整 端 子 電 圧
PALPHASE
0
-
5
V
ピ ク チ ャ ー 調 整 端 子 電 圧
PICTURE
0
-
5
V
コ ン ト ラ ス ト 調 整 端 子 電 圧
CONTRAST
1.5
-
2.8
V
ガ ン マ 1 調 整 端 子 電 圧
VG1
1.5
-
3.5
V
ガ ン マ 2 調 整 端 子 電 圧
VG2
1.5
-
3.8
V
サブガンマ1調整端子電圧
SUBVG1R,B
0
-
5
V
サブガンマ2調整端子電圧
SUBVG2R,B
0
-
5
V
ブ ラ イ ト 調 整 端 子 電 圧
BRIGHT
1.9
-
3.6
V
VCOM振幅調整端子電圧
VCMAMP
0
-
5
V
VCOM中心調整端子電圧
VCOMCENT
0
-
5
V
(*注1) クロストークレベルは、使用アプリケーション等により依存しますので、回路設計を行う際には十分な評価の御検討をお願い致します。
版数 17
-2-
NJM2529
■ 電気的特性
電気的特性(Ta=25℃,VCC1=5V, VCC2=5V,VCC3=7V, VCC4=5V,VEE1=-5V,TP2=TP13=TP30=TP44=TP63=2.5V,
TP12=2.8V,TP29=5V,TP37=1V,TP38=3V,TP43=0V,TP60=5V,SW6=SW29=SW58=L)
項目
記号
条件 (TP=IC Pin No.)
最小
標準
最大
単位
消 費 電 流
1
ICC1
VCC1、無信号時
-
25.0
33.0
mA
消 費 電 流
2
ICC2
VCC2、無信号時
-
20.0
27.0
mA
消 費 電 流
3
ICC3
VCC3、無信号時、TP64=0V
-
5.8
8.7
mA
消 費 電 流
4
ICC4
VCC4、無信号時
-
14.5
18.0
mA
消 費 電 流
5
I EE1
VEE1、無信号時、TP64=0V
-11.8
-7.5
-
mA
GCT1
TP57にSG11、SYNC INにSG2を入力。
-
-12.0
-9.0
TP32、TP34、TP36にSG1を入力。TP54にSG10、
SW29=H、TP29=0V、TP30=0V、2.5V 、5V と可変
コ ン ト ラ ス ト
したときの出力振幅(黒-白)をV1,V2,V3 とし、出力
利 得 可 変 量
dB
の正転側を測定する。
GCT2
GCT1=20LOG(V1/V2), GCT2=20LOG(V3/V2)
1.0
2.5
-
-
-2.0
2.0
ROUT、GOUT、BOUT について測定する。
VIDEO INにSG3(100KHz、1.8MHz)、TP54に
SG10、TP57にSG11、SYNC INにSG2を入力。
最小画質調整量
(
Y
/
C
)
GPSMIN1
TP49出力の正転側を測定する。SG3の各周波数の
正弦波ゲインを
dB
G(1.8M)、G(100K)とする。
SW28=H、TP28=0Vのとき
最大画質調整量
(
Y
/
C
)
GPSMAX1
GPSMIN1=G(1.8M)-G(100K)
5.0
7.5
-
-
-4.0
0.0
SW28=H、TP28=5V のとき
GPSMAX1=G(1.8M)-G(100K)
SW6=H、TP6(B)=0V、VIDEO INにSG3(100KHz、
最小画質調整量
( コ ン ポ ジ ッ ト )
1.8MHz)、TP54にSG10、TP57にSG11、SYNC IN
GPSMIN2
にSG2を入力。TP49出力の正転側を測定する。
SG3の各周波数の正弦波ゲインを
dB
G(1.8M)、G(100K)とする。
SW28=H、TP28=0Vのとき
最大画質調整量
( コ ン ポ ジ ッ ト )
GPSMAX2
GPSMIN2=G(1.8M)-G(100K)
3.0
5.5
-
-
-45
-30
SW28=H、TP28=5V のとき
GPSMAX2=G(1.8M)-G(100K)
SW6=H 、 TP6(B)=0V 、 SYNCINSG2 、 TP57 に
ト ラ ッ プ 減 衰 量
(
N
T S
C
)
SG11、VIDEO INにSG3(100KHz,3.579545MHz,
GCF NT
4.43361875MHz,)を入力。
TP12=2.8V、SG3(3.579545MHz)、SG3 (100KHz)
dB
のとき、TP26の出力振幅をそれぞれB1、B2とする。
ト ラ ッ プ 減 衰 量
(
P
版数 17
A
L
)
TP12=0V、SG3(4.43361875MHz)、SG3(100KHz)
GCF PAL
のとき、TP26の出力振幅をそれぞれB3 、B4とする。
GCF NT =20LOG(B1/B2)
GCF PAL =20LOG(B3/B4)
-
-45
-30
-3-
NJM2529
■ 電気的特性(Ta=25℃,V
電気的特性
CC1=5V, VCC2=5V,VCC3=7V, VCC4=5V,VEE1=-5V,TP2=TP13=TP30=TP44=TP63=2.5V,
TP12=2.8V,TP29=5V,TP37=1V,TP38=3V,TP43=0V,TP60=5V,SW6=SW29=SW58=L)
項目
記号
GA1
A
C
C
特
性
条件 (TP=IC Pin No.)
TP57にSG11、SYNC INにSG2、TP6にSG6
(3.58MHz,標準振幅150mVpp)を入力。
最小
標準
最大
-
0.0
2.0
SG6を0.15Vppに対して0dB、+6dB、-25dBとして、
( N T S C )
単位
dB
TP49の出力振幅をそれぞれVo1、Vo2、Vo3とする。
GA2
GA1=20LOG(Vo2/Vo1 )
GA2=20LOG(Vo3/Vo1 )
-15.0
-10.0
-
-
0.0
2.0
TP57にSG11、SYNC INにSG2、TP6にSG6
GA3
A
C
C
特
性
(
P
A
L
)
(4.43MHz,標準振幅150mVpp)を入力。
TP12=0V、SG6を0.15Vppに対して0dB、+6dB、
dB
-25dBとして、TP49の出力振幅をそれぞれVo1、Vo2、
Vo3とする。
GA4
GA3=20LOG(Vo2/Vo1 )
GA4=20LOG(Vo3/Vo1 )
-15.0
-10.0
-
-70
-50
-40
TP57にSG11、SYNC INにSG2、TP6にSG6
Gc1
カ
ラ
可
ー
利
変
得
TP13=0V、2.5V、5.0Vのとき、TP49の振幅を
量
それぞれVo1、Vo2、Vo3とする。
Gc2
A
P
(3.58MHz,標準振幅150mVpp)を入力。
C
Gc1=20LOG(Vo1/Vo2 )
Gc2=20LOG(Vo3/Vo2 )
fA1
引 き 込 み 範 囲
TP57にSG11、SYNC IN1にSG2、TP6またはVIDEO
( コ ン ポ ジ ッ ト
INにSG6 (3.58MHz,標準振幅150mVpp)を入力、
入力、NTSC)
dB
2.0
4.0
-
-
-2900
-700
Hz
バースト周波数を変化させて、TP9の電圧が2V にな
fA2
る入力周波数と3.579545MHz との差
+700
+1500
-
-
-2900
-700
SW6=H、TP6(B)=0V、VIDEOIN=SG6のとき、
fA1=バースト周波数を低周波側から近づけた場合
A
P
C
fA3
SW6=L、TP6=SG6のとき
引 き 込 み 範 囲
(
Y
/
版数 17
fA3=バースト周波数を低周波側から近づけた場合
fA4=バースト周波数を高周波側から近づけた場合
C
入力、NTSC)
fA2=バースト周波数を高周波側から近づけた場合
fA4
Hz
+700
+1500
-
-4-
NJM2529
■ 電気的特性(Ta=25℃,V
電気的特性
CC1=5V, VCC2=5V,VCC3=7V, VCC4=5V,VEE1=-5V,TP2=TP13=TP30=TP44=TP63=2.5V,
TP12=2.8V,TP29=5V,TP37=1V,TP38=3V,TP43=0V,TP60=5V,SW6=SW29=SW58=L)
項目
A
P
記号
C
条件 (TP=IC Pin No.)
fA5
最小
標準
最大
-
-2900
-700
単位
TP57にSG11、SYNC INにSG2、TP12=0V、TP6
引 き 込 み 範 囲
Hz
またはVIDEO INにSG6 (4.43MHz,標準振幅
( コ ン ポ ジ ッ ト
150mVpp)
入 力 、 P A L )
fA6
を入力、バースト周波数を変化させて、TP9の電圧
+700
+1500
-
-
-2900
-700
が2V になる入力周波数と4.43361875MHzとの差。
SW6=H、TP6(B)=0V、VIDEOIN=SG6のとき
fA5=バースト周波数を低周波側から近づけた場合
A
P
C
fA7
SW6=L、TP6=SG6のとき
引 き 込 み 範 囲
(
Y
/
Hz
fA7=バースト周波数を低周波側から近づけた場合
fA8=バースト周波数を高周波側から近づけた場合
C
入 力 、 P A L )
fA6=バースト周波数を高周波側から近づけた場合
fA8
+700
+1500
-
1.3
1.6
1.9
V
0.7
1.0
1.3
V
+30
+45
-
VIDEO INにSG3(350mVpp, 3.579545MHz)、
コンポジット→Y/C
入力切り替え電圧
VTHCY
SYNCINSG2、TP57にSG11を入力。
SW6=H、TP6(B)電圧を上げてゆき、
コンポジット→Y/C へ切り替わるときの TP6(B)電圧
VIDEO INにSG3(350mVpp, 3.579545MHz)、
Y/ C → コ ン ポ ジ ッ ト
入力切り替え電圧
VTHYC
SYNC INにSG2、TP57にSG11、TP54にSG10
を入力。SW6=H、TP6(B)の電圧を下げてゆき、
Y/C→コンポジットへ切り替わるときの TP6(B)電圧
TP6にSG6(3.58MHz、150mVpp) 、SYNC INに
ΘT 1
SG2、TP57にSG11を入力。
TP12=1.6Vのとき、TP49の出力振幅が最大
となる様に入力位相を調整しその位相をΘ1とする。
TINT 可変範囲
deg
TP12=2.8,4.0Vのとき同様に入力位相を可変して
TP49振幅が最大となる入力位相をそれぞれ
Θ2 、Θ3 とする。
ΘT 2
N T S C / P A L
切 り 替 え 電 圧
版数 17
VTHNP
ΘT1=Θ2-Θ1
ΘT2=Θ2-Θ3
TP6 に SG6(3.58MHz 、150mVpp) 、SYNC IN
に SG2、TP57 に SG11 を入力。TP12 の電圧を
下げてゆき、NTSC→ PALに切り替わる TP12 電圧
-
-45
-30
0.4
0.7
1.0
V
-5-
NJM2529
■ 電気的特性(Ta=25℃,V
電気的特性
CC1=5V, VCC2=5V,VCC3=7V, VCC4=5V,VEE1=-5V,TP2=TP13=TP30=TP44=TP63=2.5V,
TP12=2.8V,TP29=5V,TP37=1V,TP38=3V,TP43=0V,TP60=5V,SW6=SW29=SW58=L)
項目
記号
条件 (TP=IC Pin No.)
最小
標準
最大
VKIN1
TP6 に SG6(3.58MHz 、150mVpp) 、SYNC IN に
SG2、TP57 に SG11 を入力。入力振幅を小さくし
てゆき、キラーがかかるときの入力レベルを測定する。
-
-42
-37
VKIN2
TP12=0V、SYNCIN に SG2、TP57 に SG11、
TP6 に SG6(4.43MH、150mVpp)を入力。
入力振幅を小さくしてゆき、キラーがかかるときの入力
レベルを測定する。
-
-37
-32
-150
0
+150
カ ラ ー キ ラ ー
動作入力レベル
( N T S C )
カ ラ ー キ ラ ー
動作入力レベル
(
P
A
L
)
単位
dB
SYNC INにSG2、TP57にSG11、SW29=H、TP32,
TP34,TP36にSG1(700mVpp)、TP54にSG10を
R
G
B
間
出力黒レベル差
入力する。TP47,TP49,TP52の非反転黒レベルを
ΔVBRGB
VRB,VGB,VBB とし、反転黒レベルをVRBI,VGBI,
VBBI とする。
ΔVBRGB=VRB-VGB、VBB-VGB=VRBI-VGBI 、
VBBI-VGBI
mV
SW29=L、VIDEOINにSG4 を入力し
TP47,TP49,TP52 の非反転黒レベルを
I N T - E X T
出力黒レベル差
VRB(Y),VGB(Y),VBB(Y)とし、反転黒レベルを
ΔVBIE
VRBI(Y)、VGBI(Y)、VBBI(Y)とする。
-150
0
+150
-0.6
0
+0.6
-0.6
0
+0.6
-0.6
0
+0.6
1.2
1.5
1.8
V
5.0
6.5
-
MHz
ΔVBIE=VRB-VRB(Y)、VGB-VGB(Y)
=VBB-VBB(Y)、VRBI-VRBI(Y)
=VGBI-VGBI(Y)、VBBI-VBBI(Y)
SYNC INにSG2、TP57にSG11、SW29=H、
TP32,TP34,TP36にSG1(700mVpp)、TP54に
反 転 非 反 転
電 圧 利 得 差
△GINV
SG10を入力する。
TP47,TP49,TP52 の信号振幅(黒-白)を測定し、
非反転側をVRG,VGG,VBG 、反転側をVRGI,
R
G
B
間
電 圧 利 得 差
△GRGB
VGGI,VBGI とする。
SW29=L、VIDEO IN に SG4 を入力し、TP47,
TP49,TP52 の信号振幅(黒-白)を測定し、非反転
側を VYRG,VYGG,VYBG とする。
ΔGINV=20LOG(VRGI/VRG)
dB
=20LOG(VGGI/VGG)
=20LOG(VBGI/VBG)
ΔVRGB=20LOG(VRG/VGG)
=20LOG(VGG/VBG)
INT-EXT
電 圧 利 得 差
ΔGIE
=20LOG(VBG/VRG)
ΔGIE=20LOG(VRG/VYRG)
=20LOG(VGG/VYGG)
=20LOG(VBG/VYBG)
F
R
P
入 力 し き い 値
インターフェース
周 波 数 特 性
版数 17
VTHFRP
fINT
SYNC IN に SG2、TP57 に SG11、SW29=H、
TP34 に SG1 を入力する。TP54 の電圧を上げて、
TP49 の出力が反転する TP54 電圧
SYNC IN に SG2、TP57 に SG11、SW29=H、TP34
に SG5(100KHz)を入力。SG5 の周波数を可変し
TP49 の非反転出力信号の正弦波振幅が、100KHz
の振幅に対して-3dB となる入力信号周波数
-6-
NJM2529
■ 電気的特性(Ta=25℃,V
電気的特性
CC1=5V, VCC2=5V,VCC3=7V, VCC4=5V,VEE1=-5V,TP2=TP13=TP30=TP44=TP63=2.5V,
TP12=2.8V,TP29=5V,TP37=1V,TP38=3V,TP43=0V,TP60=5V,SW6=SW29=SW58=L)
項目
記号
E X T R G B
入 力 し き い 値
VTHEXH
条件 (TP=IC Pin No.)
TP29 のスイッチ切り替え電圧の ON レベル保証値
最小
標準
最大
2.0
-
-
単位
V
VTHEXL
TP29 のスイッチ切り替え電圧の OFF レベル保証値
-
-
0.8
Gγ1
SYNC IN に SG2、TP57 に SG11、SW29=H、TP54
に SG10、TP32,TP34,TP36 に SG7(350mVpp)を
入力する。TP37=1.8V、TP38=3.0V のとき
TP47,TP49,TP52 の各傾きのゲインを測定する。
19.0
23.0
27.0
出
力
ガンマ補正特性
dB
電
圧
Gγ2
Gγ2
7.5
11.5
15.5
SYNC IN から電流を流し出し TP58 が"L"から"H"に変
化する電流を測定する。
-
21
30
µA
SYNC IN に SG2 を入力する。
TP58 の出力信号レベル電圧を測定する。
-
0.2
0.5
V
SYNC IN から電流 40uA を流し出し TP58=5V としたと
き TP58 に流れ込む電流を測定する。
-
-
1.0
µA
-
0.3
-
Gγ1
入力電圧
同
期
分
離
入 力 感 度 電 流
同 期 分 離 出 力
O
N
電
圧
同 期 分 離 入 力
OFF 時リーク電流
同 期 分 離 出 力
遅
延
量
1
同 期 分 離 出 力
遅
延
量
2
同 期 分 離 出 力
立ち下がり時間
同 期 分 離 出 力
立ち上がり時間
外 部 同 期 入 力
タ イ ミ ン グ
1
外 部 同 期 入 力
タ イ ミ ン グ
2
IIS
VON
ISL
tPHLSY
SYNC IN に SG2 を入力する。SYNCIN と TP58 の振
幅レベル 50%の時間差を測定する。
SYNC
IN
tPLHSY
µs
tPHLSY
TP58
-
0.4
-
-
0.2
-
tPLHSY
ttHL
ttLH
t1
SYNC IN1 に SG2 を入力する。TP58 の振幅レベル
20%~80%の時間差を測定する。
立ち下がり及び立ち上がりについて測定する。
同期分離出力
t1
t2
t3
µs
-
0.2
-
3.0
-
-
2.0
-
-
1.6
2.0
2.4
µs
外部同期入力
外 部 同 期 入 力
タ イ ミ ン グ
版数 17
3
t3
t2
-7-
NJM2529
■ 電気的特性(Ta=25℃,V
電気的特性
CC1=5V, VCC2=5V,VCC3=7V, VCC4=5V,VEE1=-5V,TP2=TP13=TP30=TP44=TP63=2.5V,
TP12=2.8V,TP29=5V,TP37=1V,TP38=3V,TP43=0V,TP60=5V,SW6=SW29=SW58=L)
項目
R
遅
R
遅
R
G
B
延
G
記号
出
時
B
延
出
時
G
力
間
力
間
B
ク ロ ス ト ー ク
S
W
tPHL1
標準
最大
-
0.1
-
単位
µs
0.1
-
CTRGB1
SYNC IN に SG2,TP57 に SG11,SW29=H,
TP29=5V,TP54=5V, TP34, TP36=GND,
TP32 に SG5(1MHz,700mVpp)を入力。
TP47,TP49,TP52 の出力波形の 1MHz 成分を測定
し TP47 に対する TP49,TP52 の振幅比を求める。
-
-50
-40
CTRGB2
SYNC IN に SG2,TP57 に SG11,SW29=H,
TP29=5V,TP54=5V, TP32,TP36=GND, TP34 に
SG5(1MHz,700mVpp)を入力。TP47,TP49,TP52 の
出力波形の 1MHz 成分を測定し TP49 に対する
TP47,TP52 の振幅比を求める。
-
-50
-40
CTRGB3
SYNC IN に SG2,TP57 に SG11,SW29=H,
TP29=5V,TP54=5V, TP32,TP34=GND, TP36 に
SG5(1MHz,700mVpp)を入力。TP47,TP49,TP52 の
出力波形の 1MHz 成分を測定し TP52 に対する
TP47,TP49 の振幅比を求める。
-
-50
-40
CTERINT
SYNC IN に SG2,TP57 に SG11,SW29=H,
TP54=5V, TP32 に SG5(1MHz,700mVpp) ,
VIDEOIN=GND を入力。 TP47 の出力波形の
1MHz 成分を測定し、TP29=5V、0V のときの
振幅比を求める。
-
-50
-35
CTEGINT
SYNC IN に SG2,TP57 に SG11,SW29=H,
TP54=5V, TP34 に SG5(1MHz,700mVpp) ,
VIDEOIN=GND を入力。TP49 の出力波形の
1MHz 成分を測定し、TP29=5V、0V のときの
振幅比を求める。
-
-50
-35
CTEBINT
SYNC IN に SG2,TP57 に SG11,SW29=H,
TP54=5V, TP36 に SG5(1MHz,700mVpp) ,
VIDEOIN=GND を入力。TP52 の出力波形の
1MHz 成分を測定し、TP29=5V、0V のときの
振幅比を求める。
-
-50
-35
( E X T → I N T )
版数 17
SYNC IN に SG2、TP57 に SG11、SW29=H、TP54
に SG10、TP32,TP34,TP36 に SG8(0.35Vpp)を
入力する。
TP32 と TP47、TP34 と TP49、TP36 と TP52 の振幅
レベル 50%の時間差を測定する。
tPHL1=立ち上がり
tPHL2=立ち下がり
最小
-
tPHL2
間
ク ロ ス ト ー ク 1
条件 (TP=IC Pin No.)
dB
dB
-8-
NJM2529
■ 電気的特性(Ta=25℃,V
電気的特性
CC1=5V, VCC2=5V,VCC3=7V, VCC4=5V,VEE1=-5V,TP2=TP13=TP30=TP44=TP63=2.5V,
TP12=2.8V,TP29=5V,TP37=1V,TP38=3V,TP43=0V,TP60=5V,SW6=SW29=SW58=L)
項目
S
記号
最小
標準
最大
CTIE1R
SYNC IN に SG2,TP57 に SG11,SW29=H,
TP54=5V, VIDEOIN に SG3(1MHz,350mVpp) ,
TP32=GND を入力。TP47 の出力波形の
1MHz 成分を測定し、TP29=5V、0V のときの
振幅比を求める。
-
-50
-35
CTIE1G
SYNC IN に SG2,TP57 に SG11,SW29=H,
TP54=5V, VIDEOIN に SG3(1MHz,350mVpp) ,
TP34=GND を入力。TP49 の出力波形の
1MHz 成分を測定し、TP29=5V、0V のときの
振幅比を求める。
-
-50
-35
CTIE1B
SYNC IN に SG2,TP57 に SG11,SW29=H,
TP54=5V,VIDEOIN に SG3(1MHz,350mVpp) ,
TP36=GND を入力。TP52 の出力波形の
1MHz 成分を測定し、TP29=5V、0V のときの
振幅比を求める。
-
-50
-35
-
500
-
mV
間
W
ク ロ ス ト ー ク 2
( I N T → E X T )
条件 (TP=IC Pin No.)
単位
dB
SYNC INにSG2,TP57にSG11,SW29=H, TP54に
SG10を入力。TP43=5V 時のTP47,TP49,TP52
それぞれの非反転黒レベルをそれぞれVRB,VGB,
VBB 、TP43=5V 時のTP47,TP49,TP52それぞれの
サ イ ド ブ ラ ッ ク
レ
ベ
ル
反転黒レベルをそれぞれVRBI,VGBI,VBBI とする。
VSB
TP43=0V 時のTP47,TP49,TP52それぞれの非反転
黒レベルをそれぞれVRB(B),VGB(B), VBB(B)、
TP43=0V 時のTP47,TP49, TP52それぞれの反転黒
レベルをそれぞれVRBI(B),VGBI(B),VBBI(B)とする。
VSB =VRB-VRB (B), VGB-VGB (B), VBB-VBB (B)
=VRBI (B)-VRBI, VGBI (B)-VGBI, VBBI (B)-VBBI
出 力
V C O M
ス ル ー レ ー ト
V
C
O
M
中
心
電
圧
V
C
O
M
振
幅
Y- C 間 遅 延 量
R
G
B
ス ル ー レ ー ト
版数 17
SRVCOM
TP64 に SG9 を入力。
TP3 出力波形の 20%~80%立ち上がり、立ち下がり
時間を測定し、スルーレートに換算する。
4.0
9.0
-
V/uS
VCVCOM
TP64 に SG9 を入力。TP3 出力波形の中心電圧を
測定する。
0.9
1.2
1.5
V
VAVCOM
TP64 に SG9 を入力。TP3 出力振幅を測定する。
6.0
6.5
7.0
VP-P
ΔTdYC
TP49 における輝度信号とクロマ信号の遅延時間
-
0
-
ns
SYNC INにSG2,TP57にSG11,SW29=H,TP29=5V,
TP32,TP34,TP36 に SG8、SYNCIN=SG2 を入力。
TP47、TP49、TP52 出力波形の 20 %~80 %
立ち上がり、立ち下がり時間を測定し、スルーレートに
換算する。
9
22
40
V/us
SRRGB
-9-
NJM2529
■ 電気的特性(Ta=25℃,V
電気的特性
CC1=5V, VCC2=5V,VCC3=7V, VCC4=5V,VEE1=-5V,TP2=TP13=TP30=TP44=TP63=2.5V,
TP12=2.8V,TP29=5V,TP37=1V,TP38=3V,TP43=0V,TP60=5V,SW6=SW29=SW58=L)
項目
記号
復調相対振幅
R-Y
(R-Y/B-Y)
B-Y
条件 (TP=IC Pin No.)
最小
標準
最大
-
0.65
-
単位
TP6にSG6(3.58MHz 、150mVpp)、TP54にSG10、
SYNC INにSG2、TP57にSG11を入力。TP37=1.5V,
TP38=3.0Vとする。 SG6のクロマ位相を変化させ
TP47の正転側最大出力振幅をVR
-
TP49の正転側最大出力振幅をVG
復調相対振幅
G-Y
SYNC INの正転側最大出力振幅をVB
(G-Y/B-Y)
B-Y
(R-Y)/(B-Y)=VR/VB
(G-Y)/(B-Y)=VG/VB
-
0.45
-
-
90
-
TP6にSG6(3.58MHz 、150mVpp)、TP54にSG10、
復調相対位相
(R-Y/B-Y)
ΘRB
SYNC INにSG2、TP57にSG11を入力。TP37=1.5V,
TP38=3.0Vとする。SG6のクロマ位相を変化させ
TP47の出力振幅が最大となる位相をΘR
deg
TP49の出力振幅が最大となる位相をΘG
復調相対位相
(G-Y/B-Y)
復調出力残留
キ
ャ
版数 17
リ
ア
TP52の出力振幅が最大となる位相をΘB
ΘGB
VCR
ΘRB=ΘR-ΘB
ΘGB=ΘG-ΘB
TP6 に SG6(3.58MHz 、150mVpp)、TP54 に DC5V、
SYNC IN に SG2、TP57 に SG11 を入力。TP52 の振幅が
最大になるように SG6 のクロマ位相を調整する。
スペクトラムアナライザで TP52 の出力の 15.734kHz 成分
に対する 7.159059MHz 成分を測定する。
-
240
-
-
-40
-
dB
- 10 -
NJM2529
■ 応用回路例及びブロック図(NTSC/PAL)
CSYNC信号
コンポジット信号
1.0Vpp
Vcc3
+7V
58
5V
54
53
52
51
100
GOUT
55
+
BDET
56
100
1µ
57
BOUT
5V
59
FRP
5V
60
HSYIN
1k
SYNCOUT
1µ
910k
SYNC1
5V
61
GND2
62
+
GND1
63
GND3
VCENTER
SYNCIN1
360
SYNCIN2
1µ
+
REGOUT
5V
64
液晶RGB入力端子へ
1000p
SYNC2
VCOMAMP
VCOMIN
5V
0V
0.1µ
1H
SYNCSW
1H
5V
0V
液晶パネルPLL
入力、出力
50
49
GDET 1µ
1
+
48
Vcc2/2
5V
2
*1
コモン電極ドライバ
VCOMFB
3
*2
液晶コモン電極へ
4
VCOMOUT
-5V
5
0.1µ
100
47
同期分離
VCOMCENT
ROUT
1µ
+
46
RDET
Vcc4
45
基準電圧
MASK
BRIGHT
44
1H反転処理
VEE1
0.15Vpp
+5V
5V
BGPGEN
6
CIN
ブライト
0.1µ
カラー信号
ACCDET
7
FADJ
5V
41
HPF
0.047µ KILLER
9
40
KILLER
SUBVG1B
5V
0.01µ
56p
CLEANING
680p
APC
10
39
COLOR
SUBVG1R
5V
色差復調
11
5V
VG2
38
IDENT
5V
5V
SHIFT
12
IDENT
クランプ
5V
13
0.47µ
CLAMP
15
VCXOOUT
(NTSC)
35
0.1µ
GACLAMPB
VCXO
コンポジット系/
外部RGB系スイッチ
TRAP
34
0.1µ
EXTING
16
33
APC
0.1µ
GACLAMPG
5V
0.5Vpp
32
5V
0.1µ
5V
31
EXTINR
YCLAMP
30
GACLAMPR 0.1µ
29
5V
PICTURE
YOUT
28
CONTRAST
68µ
27
27p 0.1µ
YINH
Vcc2
Vcc1
+5V
26
0.1µ
25
1.2k
24
0.01µ
23
100p
+
22
TRAP
1µ
3p
5V
21
VIDEO IN
20
DNC
19
PALPHASE
18
500
17
VCXOIN(PAL)
5.6k
*5 VCXOOUT
(PAL)
+
8.2k
36
EXTINB
14
1.8k
0.01µ
0.1µ
マトリックス
コントラスト
VCXOIN(NTSC)
*4
輪郭補正
TINT
COLOR
3p
VG1
37
TINT
+5V
コンポジット信号
版数 17
SUBVG2R
5V
*3
10M
SUBVG2B
5V
ガンマアンプ
8
5V
0V
42
ACC
1M
12k
1H
SIDE BLACK
43
*1:2SA950YDE,2SA1298-Y(東芝)
*2:2SC2120YOA,2SC3265-Y(東芝)
*3:332PN-2636BS(東光)
*4:3.579545MHz X'tal DSX151GA(大真空)
*5:4.433619MHz X'tal DSX151GA(大真空)
- 11 -
NJM2529
■ 応用回路例及びブロック図(NTSC)
コンポジット信号
CSYNC信号
液晶パネルPLL
入力、出力
液晶RGB入力端子へ
1µ
58
53
52
51
100
GOUT
5V
54
+
BDET
55
BOUT
56
100
1µ
57
FRP
5V
59
GND2
5V
60
HSYIN
1k
910k
5V
61
SYNCOUT
SYNC2
1µ
62
+
GND1
63
SYNC1
REGOUT
+
GND3
VCENTER
SYNCIN1
360
1H
5V
0V
1000p
5V
64
50
49
1µ
GDET
Vcc3
+7V
SYNCIN2
VCOMAMP
VCOMIN
5V
0V
0.1µ
1H
SYNCSW
1.0Vpp
1
+
48
Vcc2/2
5V
100
2
*1
コモン電極ドライバ
VCOMCENT
VCOMFB
3
*2
液晶コモン電極へ
4
VCOMOUT
-5V
5
0.1µ
47
同期分離
ROUT
1µ
+
46
RDET
Vcc4
45
基準電圧
MASK
BRIGHT
44
1H反転処理
VEE1
0.15Vpp
+5V
5V
BGPGEN
6
CIN
ブライト
0.1µ
ACCDET
7
1H
SIDE BLACK
43
5V
0V
5V
42
ACC
SUBVG2B
1M
カラー信号
12k
5V
ガンマアンプ
FADJ
8
41
HPF
0.047µ KILLER
SUBVG2R
5V
9
40
KILLER
SUBVG1B
5V
APC
10
CLEANING
39
COLOR
色差復調
11
IDENT
5V
SHIFT
12
IDENT
クランプ
5V
13
マトリックス
36
EXTINB
14
*3 VCXOOUT
(NTSC)
0.47µ
0.1µ
35
CLAMP
1.8k
GACLAMPB
VCXO
15
0.1µ
コンポジット系/
外部RGB系スイッチ
TRAP
34
EXTING
0.1µ
16
33
APC
GACLAMPG
30
32
5V
EXTINR
5V
31
0.1µ
29
5V
PICTURE
YCLAMP
YOUT
28
GACLAMPR 0.1µ
68µ
27
CONTRAST
Vcc1
VIDEO IN
+5V
26
27p 0.1µ
25
0.1µ
DNC
24
1.2k
PALPHASE
23
0.01µ
VCXOOUT
(PAL)
+
22
YINH
21
Vcc2
20
100p
19
TRAP
18
1µ
17
VCXOIN(PAL)
5V
5.6k
0.5Vpp
+5V
コンポジット信号
版数 17
0.1µ
コントラスト
VCXOIN(NTSC)
+
輪郭補正
TINT
COLOR
8.2k
VG1
37
TINT
0.01µ
VG2
38
5V
3p
SUBVG1R
5V
*1:2SA950YDE,2SA1298-Y(東芝)
*2:2SC2120YOA,2SC3265-Y(東芝)
*3:3.579545MHz X'tal DSX151GA(大真空)
- 12 -
NJM2529
■ 応用回路例及びブロック図(PAL)
)
応用回路例及びブロック図(
CSYNC信号
コンポジット信号
58
57
53
52
51
GOUT
100
+
BDET
5V
54
100
55
BOUT
56
FRP
5V
59
HSYIN
5V
60
1µ
SYNCOUT
1k
910k
SYNC1
5V
61
GND2
62
+
GND1
63
1µ
+
GND3
VCENTER
SYNCIN1
360
SYNCSW
SYNCIN2
液晶RGB入力端子へ
入力、出力
50
49
1µ
GDET
Vcc3
+7V
1µ
5V
64
1H
5V
0V
液晶パネルPLL
1000p
REGOUT
VCOMIN
5V
0V
SYNC2
1H
0.1µ
VCOMAMP
1.0Vpp
1
+
48
Vcc2/2
5V
100
2
*1
コモン電極ドライバ
VCOMFB
3
*2
液晶コモン電極へ
4
VCOMOUT
-5V
5
0.1µ
47
同期分離
VCOMCENT
ROUT
1µ
+
46
RDET
Vcc4
45
基準電圧
MASK
BRIGHT
44
1H反転処理
VEE1
0.15Vpp
+5V
5V
BGPGEN
6
CIN
0.1µ
カラー信号
43
ブライト
ACCDET
7
FADJ
5V
41
HPF
0.047µ KILLER
9
40
KILLER
SUBVG1B
5V
0.01µ
APC
10
39
COLOR
CLEANING
11
5V
SUBVG1R
5V
色差復調
680p
VG2
38
IDENT
10M
TINT
5V
SHIFT
12
IDENT
13
輪郭補正
TINT
COLOR
0.1µ
マトリックス
36
EXTINB
コントラスト
VCXOIN (NTSC)
14
VCXOOUT (NTSC)
15
0.1µ
35
CLAMP
GACLAMPB
VCXO
0.1µ
コンポジット系/
外部RGB系スイッチ
TRAP
34
EXTING
0.1µ
16
0.47µ
APC
GACLAMPG
5V
0.5Vpp
30
32
5V
EXTINR
5V
31
0.1µ
29
5V
PICTURE
YCLAMP
YOUT
27p 0.1µ
28
GACLAMPR 0.1µ
68µ
27
CONTRAST
Vcc2
YINH
+5V
26
0.1µ
25
1.2k
24
0.01µ
23
100p
TRAP
+
22
Vcc1
3p
5V
21
VIDEO IN
20
1µ
19
DNC
18
PALPHASE
17
VCXOIN(PAL)
5.6k
500
+
8.2k
33
*4 VCXOOUT
(PAL)
0.01µ
VG1
37
クランプ
5V
+5V
コンポジット信号
版数 17
SUBVG2R
5V
*3
56p
SUBVG2B
5V
ガンマアンプ
8
5V
0V
42
ACC
1M
12k
1H
SIDE BLACK
*1:2SA950YDE,2SA1298-Y(東芝)
*2:2SC2120YOA,2SC3265-Y(東芝)
*3:332PN-2636BS(東光)
*4:4.433619MHz X'tal DSX151GA(大真空)
- 13 -
NJM2529
■ 測定条件(入力信号)
記号
入力信号
SYNCなし10ステップビデオ信号
350mVp-p
SG1
1H
SYNC信号を含むコンポジットY信号
10STEP信号でOK
4.7µs
SG2
143mVp-p
1H
SYNC付正弦波ビデオ信号
100mVp-p
SG3
143mVp-p
143mVp-p
1H
10ステップビデオ信号
350mVp-p
SG4
1H
版数 17
- 14 -
NJM2529
■ 測定条件(入力信号)
記号
入力信号
SYNC無し正弦波ビデオ信号
SG5
200mVp-p
143mVp-p
1H
C信号
バースト振幅=150mVp-p
SG6
クロマ振幅
=150mVp-p
SYNC無し
ランプビデオ信号
SG7
350mVp-p
1H
立ち上がり、立ち下がり 50nS以下 のビデオ信号
SG8
350mVp-p
1H
立ち上がり、立ち下がり 50nS以下
5V
SG9
5Vp-p
0V
1H
版数 17
- 15 -
NJM2529
■ 測定条件(入力信号)
記号
入力信号
1H毎に反転するFRP信号
1H
SG10
5V
5Vp-p
0V
SG2に同期した水平同期信号
4.7µs
1H
SG2
143mVp-p
SG11
t1
t3=2uS(typ)
2.0V
t2=5uS(typ)
版数 17
SG11
0.8V
- 16 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
VCOM 用電源端子です。
標準+7V を接続して下さい。
1
VCC3
VCOM 信号の中心 DC 電圧の調整端子です。
VCC3
標準状態で 1.2V±1.5V 可変することが
できます。
この端子に加える電圧により VCOM 中心電圧
2
VCOM
CENT
50K
を調整できます。
200
75K
VEE1
VEE1
VCOM 信号のフィードバック端子です。
VCC3
VCOMOUT の出力信号をディスクリート Tr で
バッファした後の信号を帰還して使用します。
3
36K
VCOM
FB
VEE1
VEE1
VCOM 信号の出力端子です。
VCC3
外付けディスクリート Tr を接続して、コモン電極を
ドライブします。
4
VCOM
OUT
100
VEE1
版数 17
VEE1
- 17 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
標準電圧-5V に接続して下さい。必ず最低
電位に接続してください。
5
VEE1
クロマ信号の入力端子です。150mVP-PC 信号
を入力してください。
この端子をGNDに接続すると、コンポジット
入力モードになります。
6
VCC1
5K
CIN
200
GND1
VEE1
ACC 検波用フィルタの接続端子です。
VCC1
7
ACC
DET
60K
500
500
VEE1
内蔵フィルタの周波数特性を可変するための
調整端子です。
8
VCC1
FADJ
6K
VEE1
版数 17
6K
6K
GND1
- 18 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
カラーキラー検波用フィルタの接続端子
です。
VCC1
21K
9
KILLER
1.2K
GND1
VEE1
PAL 選択時にバーストクリーニングコイル
を接続します。
NTSC 選択時はオープンです。
VCC1
1.8K
10
CLEAN
ING
200
VEE
GND1
アイデント検波用フィルタ接続端子です。
PAL 選択時にアイデント検波用フィルタ
を接続します。
NTSC 選択時はオープンです。
VCC1
21K
11
IDENT
1.2K
VEE
色相調整用端子です。DC 電圧を可変
することで色相を±45deg 可変させる
ことができます。
この端子をGNDに接続すると、PAL
モードに対応します。
12
GND1
VCC1
25K
TINT
200
35K
40K
VEE1
版数 17
GND
- 19 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
カラー調整端子です。
この端子に加える電圧によりカラー飽和度
の調整ができます。
13
COLOR
VCC1
60K
200
40K
24K
40K
GND1
VEE1
VCXO の入力端子です。
VCC1
10K
14
500
VCXOIN
(NTSC)
GND1
VEE1
VCXO の出力端子です。
15
VCC1
VCXO
OUT
(NTSC)
4K
VEE1
GND1
APC 検波用フィルタを接続してください。
16
版数 17
APC
- 20 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
VCXO の入力端子です。
VCC1
500
10K
17
VCXOIN
(PAL)
GND1
VEE1
VCXO の出力端子です。
VCC1
18
VCXO
OUT
(PAL)
4K
GND1
VEE1
19
PAL
PHASE
PAL モード選択時、この端子に印加する
DC 電圧を調整することで、BY 復調軸を
可変し復調角を 90°に合わせることが
出来ます。
NTSC モードのみで使用する場合は
オープンです。
VCC1
30K
200
50K
70K
VEE1
GND1
DNC ピンです。
必ずオープンでの使用となります。
20
版数 17
DNC
- 21 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
21
端子名
VIDEO
IN
機能
等価回路
コンポジットビデオ信号、あるいは Y/C
分離された Y 信号の入力端子です。
コンポジットビデオ信号を入力する場合
は、CIN (6 ピン)を GND 電位に固定して
下さい。
VCC1
VEE1
GND1
Y/C 分離用の TRAP フィルタ接続端子
です。100pF のセラミックコンデンサ
または LC フィルタを接続してください。
22
VCC1
TRAP
300
250
10K
VEE1
GND1
電源端子です。+5V に接続してください。
23 ピン、24 ピンは同電位に接続して
ください。
23
VCC1
電源端子です。+5V に接続してください。
23 ピン、24 ピンは同電位に接続して
ください。
24
版数 17
VCC2
- 22 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
Y 信号の高周波成分の入力端子です。
VCC1
30K
25
YINH
8K
21K
GND1
VEE1
Y 信号の出力端子です。
外部に 2 次微分用フィルタを接続
します。
26
VCC1
YOUT
10K
GND1
VEE1
Y 信号のクランプコンデンサの接続端子
です。 リークの少ないコンデンサを接続
して下さい。
27
VCC1
YCLAMP
GND1
VEE1
輝度信号の輪郭補正を行うために、
輝度信号の周波数特性を可変します。
電圧を上げることで輪郭強調されます。
28
PICTURE
VCC1
27K
200
20K
25K
VEE1
版数 17
GND1
- 23 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
INT 信号と EXT 信号の切り替え制御
端子です。
29
SW
SW
出力
L
INT
H
EXT
VCC2
200
30K
36K
VEE1
GND2
RGB 信号のゲイン可変制御端子です。
この端子に加える電圧により RGB 信号
はそれぞれ連動して振幅レベルを可変
することができます。
30
VCC2
50K
CONT
RAST
40K
20K
200
VEE1
31
GA
CLAMPR
R 信号のペデスタルレベルをクランプ
するためのクランプコンデンサを接続
します。
リ-クの少ないコンデンサを使用して
ください。
VCC2
VEE1
外部アナログ RGB 入力端子です。
標準入力レベル 700mVP-P 原色信号を
入力して下さい。
32
GND2
VCC2
EXTINR
VEE1
版数 17
GND2
GND2
- 24 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
33
端子名
GA
CLAMPG
機能
等価回路
G 信号のペデスタルレベルをクランプ
するためのクランプコンデンサを接続
します。
リ-クの少ないコンデンサを使用して
ください。
VCC2
VEE1
外部アナログ RGB 入力端子です。
標準入力レベル 700mVP-P 原色信号を
入力して下さい。
34
VCC2
EXTING
VEE1
35
GA
CLAMPB
B 信号のペデスタルレベルをクランプ
するためのクランプコンデンサを接続
します。
リ-クの少ないコンデンサを使用して
ください。
外部アナログ RGB 入力端子です。
標準入力レベル 700mVP-P 原色信号を
入力して下さい。
GND2
VCC2
EXTINB
VEE1
版数 17
GND2
VCC2
VEE1
36
GND2
GND2
- 25 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
RGB 信号のガンマ補正特性で、低輝度
側の第一変極点の可変制御端子です。
内部でプリセットされており、RGB は
連動します。
VCC2
44K
50K
37
VG1
200
35K
40K
GND2
VEE1
RGB 信号のガンマ補正特性で、高輝度
側の第二変極点の可変制御端子です。
内部でプリセットされており、RGB は
連動します。
VCC2
44K
30K
38
VG2
200
10K
40K
GND2
VEE1
R 信号のガンマ補正特性で、低輝度側
の第一変極点の可変制御端子です。
内部でプリセットされており、RGB は
非連動で R 信号のみ可変します。
39
SUBVG1R
VCC2
40K
10K
200
10K
40K
GND2
VEE1
B 信号のガンマ補正特性で、低輝度側
の第一変極点の可変制御端子です。
内部でプリセットされており、RGB は
非連動で B 信号のみ可変します。
VCC2
40K
10K
40
SUBVG1B
200
10K
40K
VEE1
版数 17
GND2
- 26 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
R 信号のガンマ補正特性で、高輝度側
の第二変極点の可変制御端子です。
内部でプリセットされており、RGB は
非連動で R 信号のみ可変します。
41
SUBVG2R
VCC2
40K
10K
200
10K
40K
GND2
VEE1
B 信号のガンマ補正特性で、高輝度側
の第二変極点の可変制御端子です。
内部でプリセットされており、RGB は
非連動で B 信号のみ可変します。
42
SUBVG2B
VCC2
40K
10K
200
10K
40K
GND2
VEE1
43
SIDE
BLACK
4:3 や 16:9 等のアスペクト比変更時に、
画面の両サイドに黒レベルを挿入する
ための制御信号入力端子です。
この端子電圧が H のとき、RGB 出力
信号が黒レベルに設定されます。
L またはオープンで RGB 信号はスルー
に出力されます。RGB は連動します。
VCC2
200
30K
36K
GND2
VEE1
RGB 信号のブライト調整端子です。
この端子に加える電圧により RGB は
連動して黒レベルを可変することが
できます。
44
BRIGHT
VCC2
10K
200
VEE1
版数 17
75K
GND2
- 27 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
電源端子です。+5V に接続して
ください。
VCC1 より低電位に接続しないで
下さい。
45
VCC4
R 信号中心電圧検波コンデンサ接続
端子です。
リ-クの少ないコンデンサを使用して
ください。
46
VCC4
5K
RDET
200
GND3
VEE1
R 信号の出力端子です。
47
VCC4
ROUT
250
GND3
VEE1
32K
G 信号中心電圧検波コンデンサ接続
端子です。
リ-クの少ないコンデンサを使用して
ください。
VCC4
5K
48
GDET
200
VEE1
版数 17
GND3
- 28 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
G 信号の出力端子です。
49
VCC4
GOUT
250
GND3
VEE1
32K
B 信号中心電圧検波コンデンサ接続端子
です。
リ-クの少ないコンデンサを使用して
ください。
50
VCC4
5K
BDET
200
VEE1
GND3
GND 電位を接続してください。
RGB 出力部の GND 端子です。
51
GND3
B 信号の出力端子です。
52
VCC4
BOUT
250
GND3
VEE1
32K
版数 17
- 29 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
RGB 出力信号の中心電圧を入力
します。
VCC2/2 プリセットされています。
53
等価回路
VCC1
VCC2
100K
VCENTER
100K
VEE
GND2
RGB 出力信号の極性反転パルスの
入力端子です。
5VP-P 信号を入力します。
54
FRP
VCC1
200
30K
36K
VEE1
GND1
GND 電位を接続してください。
55
GND2
GND 電位を接続してください。
56
版数 17
GND1
- 30 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
等価回路
外部同期入力端子です。
PAL 時、この同期信号の立ち上がりで
フリップフロップが反転します。
57
HSYIN
VCC1
200
20K
40K
VEE1
GND1
コンポジット同期信号の出力端子です。
正極性出力で、出力形式はオープン
コレクタです。
58
VCC1
4K
SYNCOUT
30K
8K
GND1
VEE1
59
SYNCIN1
同期信号の入力端子です。
RGBOUT に出力する信号に応じて、
同期信号を入力して下さい。
SYNCSW が H レベルのとき選択され
ます。
また、Y 信号等の映像信号を含む
信号を入力することが出来ます。
入力レベルは、2Vp-p まで入力可能
です。
VCC1
150
VEE1
SYNCIN1 と SYNCIN2 の切替え制御
端子です。
60
SYNCSW
SYNCSW
出力
H
SYNCIN1
L
SYNCIN2
VCC1
200
10K
40K
VEE1
版数 17
GND1
GND1
- 31 -
NJM2529
■ 端子説明
端子番号
端子名
機能
61
SYNCIN2
同期信号の入力端子です。
RGBOUT に出力する信号に応じて、
同期信号を入力して下さい。
SYNCSW が L レベルのとき選択され
ます。
また、Y 信号等の映像信号を含む信号
を入力することが出来ます。
入力レベルは、2Vp-p まで入力可能
です。
等価回路
VCC1
150
GND1
VEE1
62
REGOUT
内部レギュレ-タの出力端子です。
デカップリングコンデンサを付けて使用
して下さい。
外部電源としては使用できません。
VCC1
24K
30K
GND1
VEE1
63
VCOMAMP
VCOM 信号の振幅調整端子です。
標準状態で 6.5V±2.0V 可変すること
ができます。
この端子に加える電圧により VCOM
振幅を調整できます。
VCC3
20K
200
VEE1
64
VCOMIN
VCOM 信号の入力端子です。
5VP-P 信号を入力します。
40K
VEE1
VCC3
200
VEE1
版数 17
VEE1
- 32 -
NJM2529
■ 端子未使用時の端子処理方法
機能ブロックを使用しない場合の、各端子の処理方法一覧
No
端子名称
機
1
2
VCC3
VCOMCENT
3
No
端子名称
機
VCOM 未使用時はオープン可
オープン
33
34
GACLAMPG
EXTING
クランプコンデンサを接続します
オープン
VCOMFB
オープン
35
GACLAMPB
クランプコンデンサを接続します
4
VCOMOUT
オープン
36
EXTINB
5
VEE1
VCOM 未使用時は GND に接続
37
VG1
所定の DC 電圧を入力します
コンポジット入力時は GND、
その他オープン可
38
VG2
所定の DC 電圧を入力します
オープン
39
SUBVG1R
6
CIN
7
ACCDET
能
能
オープン
オープン
8
FADJ
必ず 12KΩを接続します
40
SUBVG1B
オープン
9
KILLER
オープン
41
SUBVG2R
オープン
10
CLEANING
オープン
42
SUBVG2B
オープン
11
IDENT
オープン
43
SIDEBLACK
オープン
12
TINT
NTSC 時 1.6V 以上、PAL 時 GND
44
BRIGHT
13
COLOR
オープン
45
VCC4
電源端子(≧VCC1 通常は+5V)
14
VCXOIN
(NTSC)
オープン
46
RDET
R 信号検波コンデンサを接続します
15
VCXOOUT
(NTSC)
オープン
47
ROUT
オープン
16
APC
オープン
48
GDET
G 信号検波コンデンサを接続します
17
VCXOIN
(PAL)
オープン
49
GOUT
オープン
18
VCXOOUT
(PAL)
オープン
50
BDET
B 信号検波コンデンサを接続します
19
PALPHASE
オープン
51
GND3
GND
20
DNC
オープンのみ
52
BOUT
オープン
21
VIDEOIN
0.01uF で GND に接続して下さい
53
VCENTER
オープン
22
TRAP
オープン
54
FRP
23
VCC1
電源端子(+5V)
55
GND2
24
VCC2
電源端子(+5V)
56
GND1
GND
25
YINH
0.01uF で GND に接続して下さい
57
HSYIN
必ず外部同期信号を入力します
26
YOUT
オープン
58
SYNCOUT
オープン
27
YCLAMP
オープン
59
SYNCIN1
59 ピンと 61 ピンのどちらかに
必ず SYNC を入力します
28
PICTURE
オープン
60
SYNCSW
H または L に接続します
29
SW
コンポジット系のみ使用時は
オープン可
61
SYNCIN2
59 ピンと 61 ピンのどちらかに
必ず SYNC を入力します
30
CONTRAST
所定の DC 電圧を入力します
62
REGOUT
必ずコンデンサを接続します
31
GACLAMPR
クランプコンデンサを接続します
63
VCOMAMP
オープン
32
EXTINR
オープン
64
VCOMIN
オープン
版数 17
所定の DC 電圧を入力します
RGB 出力の極性反転パルスを
入力します
GND
- 33 -
NJM2529
■ 端子未使用時の端子処理方法
1)VCOMドライバを使用しない場合
1~4、63、64ピンをオープン、5ピンのVEE1をGNDに接続します。
2)コンポジット系復調回路を使用しない場合
カラー復調系では7、9~11、13~18ピンをオープン。12ピンは、NTSCの場合は1.6V以上のDC電圧、
PALの場合はGNDに接続します。
輝度信号処理系では、21、25ピンは0.01uFでGNDに接続。22、26~28ピンはオープン。
3)コンポジット系NTSC復調回路を使用しない場合
14、15ピンをオープン。12ピンは、GNDに接続します。
4)コンポジット系PAL復調回路を使用しない場合
10、11、17、18、19ピンをオープン。12ピンは、1V以上のDC電圧を印加します。
5)EXTアナログRGB入力を使用しない場合
EXT系を使用しない場合は、29、32、34、36ピンはオープン。
6)同期信号処理回路を使用しない場合
IC内部のBGP、クランプパルスを発生させるために必要ですので、同期信号処理回路は必ず使用して下さい。
7)SYNCIN端子のどちらかを使用しない場合
59、61ピンのどちからかに必ずSYNCを入力し、59、61ピンの両方を同時にオープンにはしないで下さい。
60ピンは59ピン使用時H、61ピン使用時Lにして下さい。
8)SYNCOUTを使用しない場合
58ピンをオープンにして下さい。
9)液晶インターフェース系、ガンマ処理系回路の調整端子を使用しない場合
30、37、38、44ピンは必ず所望のDC電圧を入力して下さい。39~42ピンは、使用しない場合はオープンで
使用することができます。
10)サイドブラックを使用しない場合
43ピンをオープンにして下さい。
版数 17
- 34 -
NJM2529
■ 動作説明
1.同期系
同期系
コンポジット信号あるいは同期信号を 59 番端子(SYNCIN1)、もしくは 61 番端子(SYNCIN2)に入力します。
59 番端子(SYNCIN1)、もしくは 61 番端子(SYNCIN2)に入力された信号は、内部で同期分離され、60 番端子
(SYNCSW)への入力 DC 電圧によってスイッチされます。57 番端子(HSYIN)は必ず外部同期信号を入力します。
HSY(水平同期パルス)が入力されない場合、内部クランプパルスは発生しませんので、正常な動作と
なりません。
2.色信号再生系
色信号再生系
1).ACC 回路 (Automatic Chroma Control)
6 番端子(CIN)より入力されたクロマ信号は、ACC 回路に入力され、HPF 回路を通過したバースト信号が
ピーク検波されます。その検波出力により帰還がかかり、バーストレベルが一定になるように ACC 回路にて
コントロールされます。6 番端子(CIN)の DC 電圧を GND にするとコンポジット入力に対応します。この時、
21 番端子(VIDEOIN)に入力されたコンポジットビデオ信号は、ACC 回路に入力されます。
2).APC 回路(Automatic
Phase Control)、
、VCXO
回路
ACC 回路によりバースト信号レベルが一定となったクロマ信号のバースト信号が APC 回路に入力されます。
VCXO 出力はバースト信号に同期ロックするように帰還され、PLL を構成します。12 番端子(TINT)の DC 電圧
により VCXO の位相を可変させ、復調軸を変えることができます。
また、12 番端子(TINT)の DC 電圧を GND とすると PAL モードになります。
3).カラーキラー回路
カラーキラー回路(KILLER)
カラーキラー回路
入力クロマ信号に PLL がロックしているとクロマ信号は復調器に出力されます。
カラーキラーレベルは-42dB です。
4).アイデント回路
アイデント回路(IDENT)
アイデント回路
PAL モードでは、H.SYNC に同期して 90°キャリアが位相反転しています。
6 番端子(CIN)より入力されるクロマ信号のカラーバーストの位相と、HD で駆動されるフリップフロップの極性を
揃えるはたらきをします。アイデント回路が正常に動作しない場合、カラーキラーが動作して復調器にはクロマ信号
は出力されません。
5).クリーニング
クリーニング(CLEANING)
クリーニング
APC 回路と ACC 回路へ入力するバースト信号を同調回路によりノイズの影響を受けないようにします。
このクリーニングフィルタを利用してクロマ位相を調整することができます。
6).カラー回路
カラー回路(COLOR)
カラー回路
色飽和度の調整を行います。ACC 回路から出力されたクロマ信号の振幅を 13 番端子(COLOR)の DC 電圧
により調整します。さらにバーストゲートパルスでバースト信号を除去し、復調器に出力されます。
7).色差復調
色差復調(DE-MOD)
色差復調
ACC のかかったクロマ信号を復調して色差信号に復調し、マトリックス回路でこの色差信号と輝度信号から
RGB 信号を作成します。この INT RGB 信号は、INT 信号/EXT 信号切り替えスイッチに送られます。
3.輝度信号系
輝度信号系
1).トラップ
トラップ (TRAP)
21 番端子(VIDEOIN)に入力されたコンポジットビデオ信号は、トラップ回路にてクロマ成分を除去します。
Y/C 入力時、信号はトラップを通りません。
2).ピクチャ回路
ピクチャ回路 (PICTURE)
21 番端子(VIDEOIN)に入力する輝度信号、もしくはビデオコンポジット信号は、同期信号を削除されます。
その後、28 番端子(PICTURE)の DC 電圧により 2.0MHz 付近の f 特を可変することで輪郭が強調されます。
28 番端子(PICTURE)の DC 電圧を低くすると信号スルー状態に、DC 電圧を高くするとより輪郭が強調されます。
26 番端子(YOUT)より出力された輝度信号を外付け 2 次微分回路を通して 25 番端子(YINH)に入力します。
4.Int 信号/Ext
信号切り替えスイッチ系
信号
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32 番端子(EXTINR)、34 番端子(EXTING)、36 番端子(EXTINB)に入力するアナログ RGB 信号(標準入力振幅 0.7VP-P)
は、ペデスタルをクランプした後 29 番端子(SW)への入力 DC 電圧により、Y/C 系 RGB 信号とスイッチされます。
5.RGB 信号処理系
1).コントラスト
コントラスト(CONTRAST)
コントラスト
Int 信号/Ext 信号切り替えスイッチを通過した RGB 信号すべての振幅(黒―白)を 30 番端子(CONTRAST)
の DC 電圧により調整します。
2).ガンマアンプ
ガンマアンプ(VG1,VG2)
ガンマアンプ
液晶特有の発光ガンマ特性に RGB 駆動信号を合わせるための非線型アンプです。
液晶のガンマ特性に対して、より正確な補正を行うため2点補正を行います。37 番端子(VG1)の DC 電圧により
低輝度側を、また 38 番端子(VG2)の DC 電圧により高輝度側を調整し、両コントロール端子は各 RGB 信号に
対して同時に作用します。
入力信号
VG1 可変
VG2 可変
3).サブガンマ
サブガンマ(SUBVG1R,
SUBVG1B, SUBVG2R, SUBVG2B)
サブガンマ
B,R 信号のガンマ特性を調整します。画面のホワイトバランスの調整に使用します。
39 番端子(SUBVG1R)、41 番端子(SUBVG2R)はそれぞれ R 信号の低輝度側および高輝度側のガンマ特性を
微調整します。 また、40 番端子(SUBVG1B)、42 番端子(SUBVG2B)はそれぞれ B 信号の低輝度側および高輝度
側のガンマ特性を微調整します。これらのコントロール端子は各 RGB 信号に対して非連動で、R 信号、B 信号に対して
個別に作用します。
4).ブライト
ブライト(BRIGHT)
ブライト
ペデスタルをクランプした後、ブライトネス(黒―黒)振幅を 44 番端子(BRIGHT)の DC 電圧により調整します。
5).サイドブラック
サイドブラック(SIDEBLACK)
サイドブラック
ワイド映像用黒マスク時に、RGB 出力信号を黒レベルにします。
RGB 信号は、43 番端子(SIDEBLACK)に入力する信号が H の時、黒レベルとなります。
6).出力アンプ
出力アンプ
54 番端子(FRP)より RGB 出力極性反転用タイミングパルスを入力し、RGB 出力を 1H 毎に反転出力させます。
H で非反転、L で反転となります。出力信号の中心 DC 電圧は(VCC4/2)になるようにプリセットされ、
53 番端子(VCENTER)の DC 電圧を可変することで中心 DC 電圧を調整することができます。
Yin 入力
FRP
RGB 出力
VCENTER
6.コモン電極ドライバ系
コモン電極ドライバ系
液晶パネルのコモン電極は RGB 出力に従って反転します。64 番端子(VCOMIN)に入力されたコモン電極
ドライバ信号(5VP-P)は 63 番端子(VCOMAMP)の DC 電圧により振幅を可変し、2 番端子(VCOMCENT)の
DC 電圧により中心 DC 電圧を可変できます。4 番端子(VCOMOUT)に外付けディスクリートバッファを接続し、
このバッファ出力を 3 番端子(VCOMFB)に帰還をかけて使用します。
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