社会・環境報告書2014

社会・環境報告書
社 会との 共 存と
地 球 環 境との 調 和 をめざして
ダイジェスト版
2014
SII社会・環境報告書2014
SIIグループ事業概要
会社概要
社 名 : セイコーインスツル株式会社
(略称:SII)
年間売上高 : (2013年単独) 937億円
設 立 : 1937年
(昭和12年)
9月7日
(2013年連結) 1,311億円
(ウオッチ事業 28% 電子デバイス事業 59% 資 本 金 : 97.56億円
システムソリューション事業 13%)
決 算 期 : 3月
(年1回)
従 業 員 数 : (単独)
1,823名
(出向者を除く)
2014年3月31日現在
(連結)
8,179名
(日本43% 海外57%)
ウオッチ・ムーブメント
電子部品・高機能材料
プリンター
産業用機器・精密部品
コンシューマー製品
● 機械式腕時計
● CMOS IC
● 大型インクジェットプリンター
● 精密加工部品
● メトロノーム
● クオーツ式腕時計
● 水晶振動子
● マルチファンクションプリンター
● 研削盤/高周波スピンドル
● チューナー
● メカニカルムーブメント
● マイクロ電池・キャパシタ
● サーマルプリンター
● FAシステム
● 電子辞書
● クオーツムーブメント
● 希土類磁石/高機能金属
● インクジェットプリントヘッド
● 放射線測定装置
セイコーホールディングス グループ
セイコーウオッチ株式会社
セイコーネクステージ株式会社
セイコータイムシステム株式会社
株式会社 和光
セイコーオプティカルプロダクツ
株式会社
セイコーホールディングス
株式会社
セイコープレシジョン株式会社
セイコークロック株式会社
セイコー NPC 株式会社
セイコーソリューションズ
株式会社
編集方針
● 本報告書はSIIグループのCSR活動をステークホルダーの皆
報告対象範囲
● セイコーインスツル㈱の各事業所、
営業所ならびに関係会社。
様にお伝えするとともに、皆様からご意見をいただきCSR活
動の改善につなげるツールと位置付けています。
● 本報告書に掲載していない詳細な情報や最新情報はホーム
* 環境報告はISO14001認証取得拠点である国内7拠点、海外7拠点を中
心に報告しています。
* タイの製造拠点Seiko Instruments (Thailand) Ltd.の環境データ
は、一時的に集計対象から除外しています。
ページでご覧いただけます。
http://www.sii.co.jp/eco/
報告対象期間
2013 年度 (2013 年 4 月~ 2014 年 3 月 )
お問い合わせ先
千葉県千葉市美浜区中瀬 1-8 〒261-8507
セイコーインスツル株式会社
環境経営推進部 TEL:043-211-1149 FAX: 043-211-8019 ホームページ:http://www.sii.co.jp/eco/
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SII社会・環境報告書2014
トップメッセージ
持 続 可 能 な社会の実現に貢献する
▇▇ 技術で社会とお客様に貢献する
私たちの周りには地球環境問題をはじめとして、貧困や人権
問題、資源・エネルギー問題など多くの社会的課題が山積して
います。SIIはこれらの課題に真摯に向き合いながら、持続
可能な社会構築の一翼を担っていく所存です。
SIIは腕時計の技術を源とし、
「匠・小・省」の技術理念のも
と多岐にわたる技術を展開してきました。創業以来築き上げ
てきたSIIの財産といえます。この技術を活かしながら新
たな価値を創造していく中で、市場とお客様との対話は最も
重視すべき基本であり、このことは常に社員にも求めていま
す。技術的に優れていても、お客様が価値を感じない製品には
意味がありません。
「匠・小・省」の技術を活かし、真に求められ
る価値を提供することで、社会とお客様に貢献してまいりま
す。
▇▇ 地球環境問題の解決に向けて
地球環境問題は企業にとってますます重要な経営課題となり、取り組むべきものも増えてきました。SIIではも
のづくりの上でも、また提供する製品においても、常に環境に配慮することを基盤に事業活動を展開しています。
地球温暖化防止、資源循環、化学物質管理、生物多様性保全の4つの重要課題と、環境配慮型製品の創出を基軸に、こ
れからも環境問題の解決に真剣に取り組んでいきます。
取り組みを推進するための環境マネジメントも重要です。現在、SIIでは環境マネジメントの強化の一つとして、
拠点毎となっていたISO14001認証を統合化する活動を進めています。グループ内のつながりをより強固にし、一
丸となって環境パフォーマンスの向上を目指します。
▇▇ 社員とともに
私は、社員には、日頃から夢をもって前向きに仕事に取り組んでほしい、そしてお互いを認め合い、前向きな議論を
してほしいと思っています。そのためには、トップ自らが急速に変貌する世界の中で、スピード感をもって目指す方
向性を示すことが重要な責務だと認識しています。
SIIが新しい価値を提供し、持続可能な社会に貢献できる企業であり続けるよう、その実現に向けて社員ととも
に力強く前進していく所存です。
セイコーインスツル株式会社
代表取締役社長
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SII社会・環境報告書2014
理念とCI/企業行動憲章
SIIの理念「誠実、信頼、感謝」は、SIIと社会・ステークホルダーとのかかわり方の基本姿勢を示すものです。いつの時
代にあっても社会やステークホルダーから必要とされ、信頼され続ける存在でありたいと考えています。
SIIのCSRはこの理念の中に原点があり、持続可能な社会に期待される企業の姿としてその意志を表明したのが
「SII企業行動憲章」です。
理 念 と コ ーポレートアイデンティ ティー
▇▇ SII 企業行動憲章(2005 年 10 月制定 2011 年 4 月改定)
SIIグループは、経済社会の発展を担うとともに、いつの時代にあっても社会から必要とされ、信頼される存在であ
りたいと考えています。SIIグループ各社および社員は、高い倫理観を持って社会的責任を果たしながら、社会とス
テークホルダーへ新しい価値を提供し、持続可能な社会の創造を目指します。
<第1条> 価値の提供
技術の研鑽に努め、社会的に有用で、安全性と品質が高い製品やサービス、新しい価値を提供し、お客様の満足と信
頼の向上を図ります。
<第2条>公正・誠実な企業活動
• 遵法はもとより、個人情報・顧客情報をはじめとする各種情報を正しく管理し、倫理的で公正、誠実な企業
活動を行います。
• 政治や行政との健全な関係を保ち、社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力には、毅然とした態度で
対応します。
<第3条>人間尊重と人材育成
• 社員の人格と多様性を尊重し、安全で働きやすい環境を実現します。成長を支援し、公正な評価と処遇に努
めます。
• 事業活動において関わる全ての人々の人権と人格を尊重します。
• 高い倫理観を持ち、創造性と専門性に優れた人材の育成に努めます。
<第4条>環境との調和
環境問題への取り組みは人類共通の課題と認識し、主体的に行動します。
<第5条>社会との共存
• 社会と対話し、適正な情報開示を行い、開かれた企業を目指します。
•「良き企業市民」として、積極的に社会貢献活動を行います。
• グローバルな事業活動においても、この憲章に従いながら、ステークホルダーの関心に配慮した経営を行い、
各国の発展に貢献します。
<第6条>経営トップのコミットメント
• この憲章の精神を率先垂範の上、実効ある体制を確立し、SII グループへの徹底を図るとともに、取引先にも
促します。
• この憲章に反する事態が生じたときは、自らが問題解決にあたり、説明責任を遂行の上、自らを含め厳正な
処分を行います。
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SII社会・環境報告書2014
CSR推進体制
SIIでは、2005年1月より全社のCSR活動を総括的に推進するためにCSR委員会を設置しています。委員会は代表取
締役社長を委員長とし本社部門長を常任委員として構成しています。
CSR委員会では、コンプライアンスおよびリスクマネジメントを含むCSR活動の推進に伴う重要課題・案件を審議・
決定し、その活動状況は定期的に経営層へ報告しています。
コーポレート・ガバナンス
コ ー ポ レ ート・ガバナンスに関する基本的な考え方
SIIは、ステークホルダーの皆様の信頼に応えていくには、企業競争力を強化する効率的な仕組みと、合理的で透明
性のある企業運営の仕組みにより、グローバルな環境変化に迅速に対応できる体制を構築し、確実に運用していく
ことが重要だと考えています。
SIIでは企業価値の向上に向けて、経営の透明性・公正性の確保を重要な経営課題の一つと位置付け、コーポレート・
ガバナンスの充実を図っています。
コ ー ポ レ ート・ガバナンスの体制
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SII社会・環境報告書2014
コンプライアンス
コ ン プ ラ イアンス体制
SIIではCSR委員会がコンプライアンス推進の機能を担い、コンプライアンス意識の普及啓発、問題事例発生時の対
策検討などを行っています。 内部統制システムの基本方針に従い、国内外子会社におけるコンプライアンス体制の継続的な充実・向上を図って
います。
海外子会社での体制整備に向けては、各海外子会社で選任したコンプライアンス推進員によりコンプライアンス体
制充実のための諸活動を推進しています。
内 部 通 報 制度
コンプライアンスに反する行為を通報できるよう、社外弁護士を窓口とするSIIヘルプラインを設置しています。
SIIヘルプラインは、社内だけでなく取引先の皆様からも、当社社員によるコンプライアンスに反する行為について
情報提供いただけるようになっています。また、社内に相談窓口も設置しています。
なお、通報・相談の内容は定期的に経営トップおよび監査役に報告しています。
2013年度のSIIヘルプラインへの通報は3件、相談窓口への相談件数は5件でした。
リスクマネジメント
全 社 リ ス クマネジメントの取り組み
SIIではCSR委員会を中心として全社的なリスクマネジメントを推進しています。SIIの直面するリスクを影響度、
発生頻度により評価し、重点的に対処すべきリスクの影響等を低減する体制整備を進めています。
また、委員会は、リスクマネジメントに関する活動の決定等を通じ、さまざまなリスクを識別・共有し、重要リスクに
対する対応策の実施状況を四半期毎に確認しています。
「リスクマネジメント基本規程」に基づき、経営会議体での
報告や、経営トップによる定期的なレビューを通じて、経営と一体となったリスクマネジメントのPDCAを回して
います。
事業上のリスクとなる状況等は、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)を用いても管理され、定期
的に経営会議体でモニタリングしています。
リスクのひとつである大規模災害の発生時には、交通遮断などから、一時的に帰宅が困難になることが予測される
ため、水・食料、防寒シート、その他の防災備蓄を計画的に準備しています。
事 業 継 続 上のリスクマネジメント
SIIの製造拠点では、リスク発生時においても継続的な製品の供給を目指し、生産を中断させないリスクマネジメン
トを実施しています。
職場における作業改善から、設備投資を必要とする抜本的な改善まで、広範に取り組んでいます。
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SII社会・環境報告書2014
情報セキュリティ
情 報 セ キ ュリティの考え方
SIIは長年に渡って築き上げてきた「匠・小・省」技術を更に強化するために、情報通信技術(ICT)を高度に活用するよ
うになりました。また、変化の激しいビジネス環境に対応するために、多くの情報システムを運用しています。
一方、ICTが企業活動に深く浸透するのに伴い、情報漏洩、破壊、改竄などのICT活用に伴う脅威も広範囲に及ぶよう
になりました。
SIIは社内外に跨るネットワーク上を流通している情報や、コンピュータ及びネットワーク等の情報システムをグ
ループの重要な情報資産として位置付け、これらを保全する情報セキュリティの確保は経営上の重要な責務である
と認識しております。
知的財産活動
知 的 財 産 活動の基本方針と体制
SIIは、知的財産を事業活動上の重要資源と考え、開発などの成果の知的資産としての獲得とその活用に積極的に取
り組んでいます。中・長期方針として「知的財産を尊重・重視する企業風土の醸成」を掲げ、知的財産部門、研究開発部
門、事業部門が三位一体の活動を行っています。
2012年度はより効果的な特許の活用を目指し、保有特許の見直しを進めました。その結果、2013年4月には特許保
有件数は減少しましたが、2014年4月現在、国内で約2,530件、海外では約3,220件と再び、増加しています。
事業の再編に伴い、全体的な特許出願及び査定件数は減少しているものの、継続している事業での出願・権利化活動
は盛んに行われています。
発 明 補 償 ・褒賞制度
発明を奨励し、SIIの技術競争力向上に資するために、1965年度から発明者に対する補償・褒賞制度を運用していま
す。改正特許法35条に対応して2005年4月に導入した新たな補償制度、その他の発明者への褒賞制度は、発明者に
とって魅力があり、より強い特許の取得を促す制度になっています。
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SII社会・環境報告書2014
品質管理・製品安全
品 質 に 対 する考え方・品質基本方針
SIIはお客様にお届けする製品を、お客様の視点に立って、安全に、そして安心してお使いいただくために、全グルー
プを挙げて幅広い品質保証活動を展開しています。
「お客様価値を創造するQ(Quality 品質)、C(Cost コスト)、D(Delivery 納期)、S(Safety&Service 製品安全及
びサービス)を提供する」
これはSIIグループの品質基本方針です。品質のみならず、コストも納期もそして製品の安全性も含め、お客様にご
満足いただきたい、というSIIの強い意志が込められています。
この品質方針を具体化するために、品質保証推進体制を構築し、以下を基本施策として取り組んでいます。
1.品質、製品安全に関する国内外の技術法規制、各種規格の遵守
2.開発・設計段階での品質、製品安全の作りこみのしくみづくりと人材育成
3.品質、製品安全に関する情報の共有化
お客様との対話
お 客 様 相 談室
SIIお客様相談室では、お客様からのお問い合わせやご相談などに、迅速で正確、誠実な対応を心掛けています。
さらに寄せられたご意見、ご要望、お困りの声は、関係する事業部と共有し、製品の品質改善など有効に活用させて
いただいています。
また、製品の取扱相談窓口や修理サポート・サプライ窓口の対応改善などを提言し、お客様にご満足いただけるアフ
ターサービスの品質向上にも力を注いでいます。
安 全 ・ 品 質情報の開示
消費生活用製品安全法の施行に合わせ、SIIホームページに「製品に関する大切なお知らせ」アイコンを設置してい
ます。SIIの製品の安全・事故情報及び重要品質情報を、速やかに且つ的確にお客様にお伝えし、お客様の不利益を最
小限にくい止めるよう努めています。
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SII社会・環境報告書2014
社員に対する支援
人権の尊重
SIIではSII企業行動憲章で、事業活動において関わる全ての人々の人権と人格を尊重すること、社員の多様性を尊
重することを明示し、グループ内での徹底を図っています。
現在、SII企業行動憲章に謳っている「人間尊重」について、海外の関連会社では各々の文化・慣習を反映しながら文
書化を進めています。
完成後は各拠点での社内掲示など啓発活動に努め、この「人間尊重」のメッセージに込められた精神に基づいて、ス
テークホルダーに対して行動するように社員に徹底していきます。
2014年度は、本社人事部が各拠点を回り、人間尊重の精神の文書が社内に掲示・周知徹底され、社員の行動の価値基
準となっているかを、社員へのヒアリングを通じて確認していきます。
キ ャ リ ア 育成の支援
SIIでは自分のキャリアや評価に対して自ら責任を持つ自立・自己責任型社員の育成に注力しています。
「社内公募制度」、
「フリーエージェント(FA)制度」、
「公募留学制度」などの制度を設け、社員個人の意欲を尊重し、
キャリア選択の幅を広げる支援をしています。
ワ ー ク ラ イフバランスの実現
SIIでは社員の一人ひとりが能力を充分に発揮できるように、仕事と家庭生活との両立を支援する各種制度を定め、
継続的な充実も図っています。
なかでも介護休職制度は、対象家族のうち一人については3年間の休職を取得が可能です。
2010年10月からは時間単位休暇制度を導入し、より柔軟な働き方が可能になりました。今後も継続的に働きやすさ
を追求していきます。
▇【制度と利用実績】
▇
制度
2010年
2011年
2012年
2013年
育児休職
20 名
29 名
26 名
25 名
育児短時間勤務
36 名
36 名
32 名
29 名
介護休職制度
2名
1名
0名
0名
介護短時間勤務
1名
2名
0名
0名
安全と健康
安 全 衛 生 の考え方
SIIでは、すべての社員が「安全で、安心して働ける」、すべての社員が「心身ともに健康である」ことが企業を支える
根幹をなすものと考えています。
2008年に定めた「SIIグループ労働安全衛生方針」のもと、SIIグループすべての拠点において、工場災害及び労働災
害の未然防止や、高いレベルの安全を追求し、快適な職場環境づくりに継続的に取り組んでいます。
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SII社会・環境報告書2014
公正で誠実な購買活動
C S R 調 達 の考え方
SIIが社会的責任を果たしていくためにはサプライヤーの皆様の協力が不可欠です。SIIは購買方針の中でも「サプ
ライヤーパートナーシップの強化」を掲げ、公正で誠実であることを基本にサプライヤーの皆様とともにCSRレベ
ルの向上に努めています。
購買方針
SIIでは以下の購買方針のもとで、公正で誠実な購買活動を推進しています。
▇▇ SII 購買方針
1. ミニマムコストの追求
2. CSR
(1)コンプライアンスの強化
(2)グリーン購入の推進
(3)リスクマネジメント
3. サプライヤーパートナーシップの強化
4. 上記を含め購買機能改革・強化
紛争鉱物への対応
SIIは、コンゴ民主共和国および周辺諸国における人権侵害、不正に関わる組織の資金源とされる紛争鉱物問題を、
国際的な重大問題と認識しています。
SIIでは、2012年3月に「SIIグループ紛争鉱物対応方針」を制定しました。
サプライヤーの皆様にもご協力をいただきながら、紛争鉱物の使用禁止を推進していきます。
▇▇ SII グループ紛争鉱物対応方針(2012 年 3 月制定)
SIIグループは、コンゴ民主共和国および周辺諸国における紛争や人権侵害などに関わる鉱物(紛争鉱物*1)の使用
禁止を推進していきます。
• SII グループは、コンゴ民主共和国および周辺諸国における人権侵害、不正に関わる組織の資金源とされる紛
争鉱物問題を国際的な重大問題と認識しています。
• SII グループは「事業活動において関わる全ての人々の人権と人格を尊重する」ことを SII 企業行動憲章にお
いて明確にしています。
• SII グループは人権侵害行為に加担する意思はなく、本方針をグループ関係会社に周知徹底し、協力しながら
推進していきます。
• SII グループのサプライヤーの皆様にも、本方針にご協力いただくよう推進していきます。
*1:錫石(錫)、コルタン(タンタル)、鉄マンガン重石(タングステン)、金
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SII社会・環境報告書2014
地域・社会とSII
学 術 ・ 技 術振興
▇▇ 公益財団法人▇新世代研究所
新世代研究所(略称:ATI)は1986年にSIIの全面出資により設立され、1993年に財団法人としての認可を受け、
2012年より新公益法人制度に基づく公益財団法人として公益事業を行っています。
本財団の事業は、科学と人間との真の調和を探り、人類にとって豊かな新世代を切り拓く一つの試みとして、ナノサ
イエンスの研究分野において、異なった発想を持つ人材による領域を超えた研究の推進、国際シンポジウムへの協
賛等による国際的人材交流、新世代を担う人材の育成を図る若手研究者助成など、人類社会発展の基盤となる学術
の振興に寄与することを目的としています。
▇▇ メカ時計セミナー
盛岡セイコー工業(株)では、一般の方々を対象に機械式腕時計の
組立が体験できる「メカ時計セミナー」を開催しています。このセ
ミナーは「機械式腕時計のファンを増やしたい」という思いを込
めて、2007年より継続的に開催しているもので、これまで152名
の方に参加いただいています。 セミナーは、初めての方を対象とした体験コースと少しレベルの
高い初級コースからなり、SII製機械式ムーブメント搭載腕時計
を教材として使用します。 第7回目となった2013年度は14名の方に時計の分解から組立ま
でを楽しんでいただきました。
環 境 社 会 貢献活動
▇▇ 植樹活動
Seiko Instruments (H.K.) Ltd.(以下SIH)では、フレンズ・オ
ブ・ジ・アース(Friends of the Earth)が主催する「植樹チャレン
ジ」に継続的に参加しています。
7年目の参加となった2013年度は、SIHの社員24名から成る6
チームが参加し、212本の苗木をMa On Shan Country 公園に
ある丘の斜面に植樹しました。これまで、SIH社員によって、香
港のさまざまな公園に植樹した苗木は、合計で1000本を超えま
した。
育成支援
▇▇ インターンシップ・工場見学
SIIの各拠点では、工場見学の受け入れや地元の児童・生徒の就業体験に継続的に協力しています。
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SII社会・環境報告書2014
地 域 社 会 活動
▇▇ 寄付活動
Seiko Instruments(Thailand)Ltd.では、定期的に寄付活動を
行っています。2013年度は社員代表の3名がWat Plang Yao学
校を訪問し、子供達に教育用の道具などを寄贈しました。
▇▇ 献血活動
SIIの各拠点では献血活動に協力しています。
・Instruments Technology(Johor)Sdn.Bhd(マレーシア)では
85名の社員が協力しました。
▇▇ 清掃活動
SIIの各拠点では清掃活動を定期的に行っています。事業所周辺や沿道、地域の環境美化に努めています。ウォーキ
ングを兼ねた清掃活動など、各拠点で趣向を凝らした活動を展開しています。
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SII社会・環境報告書2014
グリーンプラン・環境方針
グ リ ー ン プラン
SIIグループでは3つのグリーン「グリーンプロセス・グリーンプロダクツ・グリーンライフ」を基本コンセプトとす
るグリーンプランを策定し環境経営を実践しています。
▇▇ SII グループ環境方針▇2013 年 1 月改定
■ 環境理念
SIIグループは、企業活動と地球環境との調和をめざし、3つのグリーン「グリーンプロセス・グリーンプロダクツ・グ
リーンライフ」を基本コンセプトとし、環境活動に取り組み、全ての生命と共生できる持続可能な社会の実現に貢献
します。
■ 環境活動指針
1. 環境マネジメントシステムと環境パフォーマンスを継続的に改善しながら、社会の要請に応えた先進的な活
動に努め、ステークホルダー価値の向上を図ります。
2. 環境規制の遵守はもとより、環境リスクの低減と汚染の予防に努めます。
3. 「匠・小・省」※ 1 の技術を礎に、以下を重点項目として取り組みます。
1.ライフサイクルにわたって環境に配慮し、加えて環境保全に貢献できる製品・サービスを提供します。
2.環境に配慮した効率的なものづくりを積極的に推進します。
3.全ての企業活動において省エネルギーを徹底し、地球温暖化防止に努めます。
4.資源の有限性と貴重さを認識し、地球資源の責任ある利用を図ります。
5.化学物質によるリスクを低減させると共に、有害物質の排除を推進します。
4. グリーン購入を推進すると共に、製品含有化学物質の適切な管理を徹底します。
5. 生物多様性への影響とその恩恵を認識し、生物多様性の保全に努めます。
6. 社員の環境意識の向上を図り、一人ひとりが身近な生活においても環境保全に努めます。
7. 環境に関する社会貢献と説明責任を果たしながら、社会とのコミュニケーションを推進します。
8. サプライヤーの皆さまにも、本方針にご協力いただくよう推進します。
※1 「匠・小・省」:SIIの技術理念
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SII社会・環境報告書2014
環境マネジメント
環 境 マ ネ ジメントシステム
SIIは、グループ全体として、また各拠点においても国際規格ISO14001に則った環境マネジメントシステムを構築
し、PDCAのマネジメントサイクルを確実に回すことで環境パフォーマンスの向上に努めています。
「SIIグループ環境方針」に基づき、環境活動における中期目標や年度目標を策定し、これらの目標は各拠点の環境マ
ネジメントシステムによって展開されます。
その活動実績は定期的に本社の環境経営推進部へ報告され、環境経営推進部では全グループを統括した環境マネジ
メントシステムを運用しています。
環 境 経 営 推進体制
SIIでは、社長のもと、環境担当役員を最高責任者として、SIIグループの環境マネジメントの推進体制を構築してい
ます。
本社の環境経営推進部が事務局となり、国内外の各拠点や事業部門と協力しながら推進しています。
SII環境推進委員会では、SIIグループの目的・目標の審議、各拠点からの活動報告や情報交換を行い、全グループで
環境活動を着実に推進していくことを確認しています。
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SII社会・環境報告書2014
環境配慮・貢献製品
グ リ ー ン プロダクツの進化 -環境に配慮した製品・貢献する製品-
SIIでは3つのグリーン「グリーンプロセス・グリーンプロダクツ・グリーンライフ」を環境経営の基本コンセプトに
しています。
その中のグリーンプロダクツ、すなわち環境に配慮し、また貢献できる製品を創出していくことはメーカーの使命
だと考えています。SIIの技術理念である「匠・小・省」をベースに、これからも進化し続けます。
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SII社会・環境報告書2014
S I I グ リ ー ン 商品ラベル制度
SIIは、SIIの環境配慮型製品を広く知っていただくために、2001年12月に環境ラベルタ
イプⅡ(ISO14021)に相当する『SIIグリーン商品ラベル』制度を導入しました。
S I I ハ イ グ レ ードグリーン商品ラ ベル制度
2006年10月から、SIIグリーン商品の中でも極めて環境性能の高い商品を「SIIハイグ
レードグリーン商品」として認定する制度を新たに導入しました。シンボルマークの下
には「HIGH GRADE」の文字を付加することで、環境性能の高さを表現しています。
地球温暖化防止
地 球 温 暖 化対策の考え方
SIIは気候変動枠組条約が採択されてから20年以上を経た現在も、地球温暖化は依然として重大な地球環境問題で
あり、今後も企業の果たすべき役割は大きいと考えています。
SIIでは生産工場やオフィスビルでの省エネ活動はもとより、SIIが提供する製品・サービスにいたるまで、全事業活
動を通じて温室効果ガスの排出量削減に努めています。
CO 2 排 出 量の削減 2 0 1 3 年度の総括
2013年度の国内拠点におけるエネルギー起源CO2排出量は、前年度より3,591トン削減し、56,472トン-CO2となり
目標を達成しました。(前年度比6.0%削減)
主な要因は、空調設備の更新などの省エネ投資や継続的な省エネ活動の効果、また生産調整の影響によるものです。
2
海外拠点においては、20,730トン-CO(参考値※)
と前年度比6.9%の削減となりました。
工場の増設などエネルギーが増える要因もありましたが、継続的な省エネ活動や、生産調整の影響も受け1,539トン
を削減できました。
※タイの製造拠点は正しい実績データの把握が困難な状態のため一時的に集計対象から除外しています。
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SII社会・環境報告書2014
資源循環
資 源 有 効 活用の考え方
資源の枯渇は企業経営に重大な影響を及ぼします。SIIは、資源を利用し製品やサービスを提供するメーカーとし
て、限りある資源の有効活用を図ることは極めて重要な責務と考えています。
循環型社会の形成に向けて、事業活動のあらゆる場面で資源の有効利用に努めています。
2 0 1 3 年 度 の総括
2013年度の国内拠点の廃棄物総発生量は2,017トンで前年度から373トン削減できました。
再資源化率は目標90%以上に対して実績は93%となり目標を達成できました。
海外拠点については、廃棄物総発生量は996トンで前年度から49トン増加しましたが、再資源化率は63%(参考値
※)と、前年度より5ポイント向上しました。
※タイの製造拠点は正しい実績データの把握が困難な状態のため一時的に集計対象から除外しています。
化学物質管理
化 学 物 質 管理の考え方
化学物質を正しく安全に管理していくことは、企業の責任であり、リスクマネジメントの上でも重要だと考えます。
SIIの国内拠点では製造工程で使用する化学物質の中で、PRTR※法対象物質に加えSIIで独自に指定した自主管理
物質(22物質)とVOC
(揮発性有機化合物:100物質)を排出量削減の管理対象としています。
※ PRTR(PollutantReleaseandTransferRegister 化学物質排出移動量届出制度)
化学物質の取扱量、環境中への排出量、
廃棄物に含ま
れて事業所外へ移動する量などを把握・集計し、公表する制度。企業はこの制度の対象となる化学物質について集計し、行政機関に年
に1回届け出る。
管 理 対 象 物質排出量の削減 2 0 13 年度の総括
2013年度の製造工程におけるSIIの管理対象物質の排出量は29.6トンで、前年度実績より0.7トン(前年度比2.5%)
増加しましたが、目標30.3トンに対しては達成できました。
また、PRTR法対象対象物質の取扱量は103.6トンで前年度より9トン削減できました。
16
SII社会・環境報告書2014
生物多様性保全
生 物 多 様 性保全の考え方
SIIは、生態系サービスからの恩恵を受けている企業として、生物多様性の保全は、本業においても取り組むべき環
境経営の重要課題だと考えています。
SIIでは生物多様性の保全に取り組むにあたり2011年4月に生物多様性行動指針を策定し、具体的な取り組みを開
始しました。
▇▇ 生物多様性行動指針▇(2011 年 4 月制定)
<基本的な考え方>
SIIグループは事業活動が生態系サービスの恩恵を受け、また、同時に影響を与えていることを認識し、生物多様性
の保全に努めます。
<重点施策>
• 事業活動を通じた生物多様性への影響について理解を深めます。
• 製品・サービスのライフサイクルにおける生物多様性への影響を分析・評価し、その低減に努めます。
• 地域の生物多様性保全に資する社会貢献活動を推進します。
2 0 1 3 年 度 の総括
2013年度は、引き続き生物多様性の啓発活動に努めるとともに、事業活動と生物多様性との関わりについて定性
的・定量的な把握を進めました。
生 物 多 様 性の観点からみた土地利用評価
盛岡セイコー工業(株)では、2012年度より生物多様性の観
点からみた土地利用状況の評価と生物調査を実施していま
す。これは、
「一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ
( JBIB)」が開発した『いきもの共生事業所®推進ガイドライン』
に基づき実施し、社外の専門家にもご参加・助言をいただいて
います。2回目となった2013年度は、種々の改善を進めた結果、
土地利用の状態を向上することができました。今後も継続的に
実施し、生物多様性を高めていきます。
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SII社会・環境報告書2014
事業活動と環境負荷
SIIグループは、環境負荷を製品のライフサイクルを通して的確に把握していくことは環境活動の基本だと考えて
います。2013年度の環境負荷の概要は次の通りです。
※:タイの製造拠点は正しい実績データの把握が困難な状態のため一時的に集計対象から除外しています。
※:タイの製造拠点は正しい実績データの把握が困難な状態のため一時的に集計対象から除外しています。
※1:輸送:国内のSIIグループ間の輸送のみを対象
※2:使用:2013年度までのSIIグリーン商品認定品を対象に1年間の使用で推計
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SII社会・環境報告書2014
CSR活動の目標と実績
2013年度の主な活動実績は以下のとおりです。
2013年度実績の評価は : 目標以上に達成 : ほぼ達成~達成 △ : 達成度70%以下 ― : 評価対象外
▇▇ コンプライアンス
2013年度目標
2013年度実績
オンライン形式のコンプライアンスク
イズの継続実施(毎日実施・年 1 回定
例実施)
毎日、年 1 回共に実施
継続実施
経営幹部へのコンプライアンス意識啓
発活動の継続実施
7 回実施
継続実施
年 1 回定例実施
継続実施
コンプライアンス意識調査の継続実施
(年 1 回定例実施)
●SIIヘルプラインへの通報:
評価
2014年度目標
3 件 相談窓口への相談件数:5 件
●内部通報・相談制度の再周知・教育を各国内拠点にて実施
▇▇ リスクマネジメント
2013年度目標
2013年度実績
評価
2014年度目標
重要リスクの評価・管理の PDCA 実施
(計 40 項目のリスク対応策を実施)
全社リスクマネジメント活動の継続・
推進
リスクマネジメント基本規程の全面改定
海外拠点での新型インフルエンザ対応
マニュアル等の整備
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全社リスクマネジメント活動の継
続・推進
SII社会・環境報告書2014
▇▇ 知的財産
2,530件 海外 約3,220件
●特許保有件数: 国内 約
▇▇ お客様満足
2013年度目標
2013年度実績
お客様満足度向上への継続的取り組み
継続的に実施
評価
2014年度目標
継続実施
▇▇ 品質管理・製品安全
2013年度目標
2013年度実績
評価
2014年度目標
製品安全点検:イリーガル試験の実施
状況確認を重点として 12 部門にて実施
12 部門 49 製品に対し実施
製品安全点検を 12 部門にて実施
製品安全:技術法規制に関するセミ
ナーを 4 回実施
7 回開催
6 回開催
業務プロセス点検:開発・設計・生産
技術の効率化などを中心に、19 部門
で実施
20 部門で実施 F コスト低減プロセスを中心に、
20 部門で実施
事例紹介キャラバン 7 回実施
事例紹介キャラバン 5 拠点実施
●ISO9001統一認証の内部監査として、事業部間の相互監査を実施
▇▇ ユニバーサルデザイン
2013年度目標
2013年度実績
評価
グリーンデザイン意識調査アンケート
の分析、事例紹介キャラバン実施、評
価項目の整備
グリーンデザイン理念ガイドライン完
成。ガイドによるデザイン評価を試行
2014年度目標
グリーンデザインによる実施例評
価とフィードバック
デザイン教育の実施 (2 回 )
▇▇ 人権尊重
2013年度目標 (2014年度終了)
2013年度実績
評価
2014年度目標
2 拠点で終了
人権宣言『人間尊重の精神』の文書化
をすべての拠点で終了
4 拠点で終了
文書化終了拠点は社内で掲示・啓
発活動
タイの拠点の行動規範の母国語化終了
終了
—
行動ガイドラインの各拠点版の作成を
13 拠点で終了
中国行動ガイドイランの基本版の作成
終了
●育児休職利用実績:
25名 育児短時間勤務利用実績:29名
中国行動ガイドライン基本版に
沿って中国 6 拠点で作成終了
中国以外の拠点 7 拠点で完成
●海外拠点にて拠点ごとに人材育成方針の明確化および人材育成体系・研修体系を構築(拠点によっては再構築)す
る取り組みを開始。
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SII社会・環境報告書2014
▇▇ 安全と健康
2013年度目標
2013年度実績
評価
2014年度目標
SII グループ総合安全点検(自主点検)
:
国内全拠点と海外製造拠点にて実施
自主点検実施後に現地確認を実施
対象拠点で自主点検実施
全製造拠点で現地確認を実施
SIIグループ総合安全点検(自主
点検)を国内全拠点と海外製造拠
点にて実施
救命講習:国内 6 拠点で実施
国内 6 拠点で実施(152 名受講)
国内 6 拠点で実施
特定健康診断受診率:79%
80.1%
85%
▇▇ 社会との共存
2013年度目標
2013年度実績
評価
2014年度目標
各拠点での地域貢献の継続実施
各拠点で地域清掃、地元自治体との
共同防災訓練への参加など地域貢献
活動を実施
継続実施
各拠点での体験学習、インターンシッ
プなどの受け入れ継続
各拠点での体験学習、インターンシッ
プ、工場見学などを実施
継続実施
▇▇ 公正・誠実な購買活動
2013年度目標
2013年度実績
評価
2014年度目標
バイヤー教育の継続実施
バイヤー教育実施(67 名受講)
年1回定例実施
購買監査の継続実施
国内全調達部門実施
国内全調達部門実施
サプライヤー認定制度の継続実施、管
理レベルの維持 / 向上
継続実施、サプライヤー認定審査完了
率:国内 97%、海外 93%
サプライヤー認定審査完了率:国
内、海外あわせて 95%以上
▇▇ 環境配慮型製品の創出
2013年度目標
2013年度実績
SII ハイグレードグリーン商品
の創出数向上
99.5%
98%以上に維持
55%
92.2%
% 2015 年度 65% 2016 年度 70%
3 製品
4 製品以上
(大型製品)
創出数
2014年度目標
98%以上
(一般製品)
SII グリーン商品の売上比率の
向上
評価
4 製品以上
60
▇▇ 製品含有化学物質
2013年度目標
2013年度実績
評価
2014年度目標
製品へのカドミウム、六価クロ
ム、水銀、鉛の非含有
非含有を
95%以上に維持※ 1 97.1%
95%以上に維持※ 1
製品へのポリ塩化ビニルの非
含有
非含有を
95%以上に維持※ 2 95.0%
95%以上に維持※ 2
※1 EU圏向け製品は2006年5月末に全廃達成しました。
※2 安全規格上で使用するものや代替が困難なものは除きます。
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SII社会・環境報告書2014
▇▇ 地球温暖化防止
2013年度目標
2013年度実績
(国内拠点)
原単位 %以上向上
エネルギー起源の CO2 排出量
2014年度目標
1
64,895
原単位 %以上向上
総量:
トン -CO2
総量:
1
66,122 トン -CO
総量:
評価
56,472 トン -CO
前年度比 -6.0 %
2
2
2020 年度末までに
1990 年度比
%削減
25
の削減
≪参考値≫総量:
(海外拠点)拠点ごとに
前年度比 %削減
20,730 トン -CO
前年度比 -6.9 %
1
2
—
拠点ごとに
前年度比 %削減
1
※タイの製造拠点は正しい実績データの把握が困難な状態のため一時的に集計対象から除外しています。
▇▇ 資源循環
2013年度目標
2013年度実績
90%以上 93%
(国内拠点)
廃棄物の再資源化率の向上
水使用量の削減
(海外拠点)
拠点ごとに前年度比
向上
3 ポイント
≪参考値≫
千㎥
前年度比
(海外拠点)拠点ごとに前年度
比 %削減
≪参考値≫
前年度比
(海外拠点)拠点ごとに前年度
比 %削減
≪参考値≫
前年度比
567
1
637
3
2014年度目標
90%以上
(国内拠点)
前年度比 %削減
総量:
千㎥
1
事務用紙使用量の削減
評価
63%
—
拠点ごとに
前年度比 ポイント向上
3
1
561
前年度比 %削減
総量:
千㎥
-12%
255 千㎥
-29%
—
拠点ごとに前年度比 %削減
12.9 トン
-14%
—
拠点ごとに前年度比
減
1
3%削
※タイの製造拠点は正しい実績データの把握が困難な状態のため一時的に集計対象から除外しています。
▇▇ 化学物質管理
2013年度目標
化学物質※の排出量の削減
2013年度実績
(国内拠点)前年度比維持
トン
総量:
30.3
29.6
評価
トン 前年度比
2014年度目標
前年度維持
+2.5%
※ここではSIIの管理対象物質である、PRTR法対象物質、HFC類、
PFC類、SF6、VOCをさします。
▇▇ 生物多様性保全
2013年度目標
2013年度実績
生物多様性と事業活動との関係性を評価(土地利用状況)
盛岡セイコー工業にて
土地利用状況の評価
を実施
● 製品のライフサイクルにおける生物多様性評価を
2製品について実施。
22
評価
2014年度目標
土地利用状況の評価継続
環境経営推進部
千葉県千葉市美浜区中瀬1-8 〒261-8507
電話番号:043-211-1111(代表)
043-211-1149(直通)
ファクシミリ:043-211-8019
http://www.sii.co.jp/eco/
発行日2014年7月 次回発行2015年7月