電気冷却式 オールインタイプガンマ線スペクトロメータ登場!

LDM-1
[オールイン型ガンマ線スペクトロメータ]
電気冷却式 オールインタイプガンマ線スペクトロメータ登場!
LDM−1は、ゲルマニウム半導体検出器, 電気冷却機, デジタルMCA
をすべて1つの筐体に組み込んだガンマ線スペクトロメータです。
電源があれば、測定室でも、車載ラボでも、ゲルマニウム半導体検
出器の優れた性能を利用し、正確なガンマ線核種分析が可能です。
特長
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ゲルマニウム半導体検出器冷却を電気的に行います(液体窒素不要)
サイズΦ65×50mm, 相対効率40%(代表値)のゲルマニウム結晶を搭載
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消費電力30W, 内蔵バッテリでの稼働も可能( 25℃にて最大4時間)
ターンキー・システム
LDM-1はオールインワ型の高感度HPゲルマニウム検出器を内蔵したガンマ線スペクトロメータです。
分析室・測定室での利用から車載測定装置としての利用まで、多くの状況・場面で使用することができます。
測定時間が増え作業性が向上
Ge結晶の温度上昇時のサーマルサイクルは不要です。室温に戻す必要が無いため時間のロスを減らし、
測定可能温度まで冷却が進むとすぐに測定ができます。
コストの削減と安全性の向上
液体窒素が不要となるので液体窒素の費用が削減でき、補給が不要のため安全に測定ができます。
LDM-1の消費電力は10-17V DC, 30W以下です。
設置が容易
本体重量7.3kgと軽量なため、限定されたスペースや車載用途にも適しています。
複数の入力電源
LDM-1は商用電源にて動作します。商用電源が使用できない場合、内蔵バッテリにて最大4時間動作します。
(Ge冷却時)オプションのバッテリ・エクステンダLDM-1-OPT-1を使用することで最大18時間継続動作します。
バッテリ・エクステンダはホット・スワップができ、システムの測定をとめる事はありません。
HPGe および電気冷却ハードウェア
内蔵HPGe検出器
LDM-1はORTEC GEM シリーズ Pタイプ ゲルマニウム検出器を内蔵しています。
直径65mm, 長さ40mm、相対効率40%(代表値)の半導体結晶です。サイズの
大きいゲルマニウム結晶を使用すると感度の高い測定システムとなります。
実証済みの冷却技術
LDM-1に内蔵のスターリングクーラーは信頼性が高く、検出器を低温まで冷却
・保温するものです。信頼性の高い強化クライオスタットと堅固なスターリング
クーラ−は、既に数百台のDetective製品に利用されており現場で実証済みの
性能を持っていますが、分析室・測定室で利用できる製品となりました。
図2.LDM-1設置例
図1.代表的な効率カーブ
デジタルエレクトロニクス
LDM-1にはマイクロフォニックノイズの影響を低減させ、エネルギー分解能の向上に効果のあるLFRアクティブ・ノイズフィ
ルターを有するデジタルスペクトロメーターを備えています。エレクトロニクスのフルコントロールは付属のソフトウェア(
MAESTRO MCA)を使用して行います。
装置健全性とステータス
LDM-1 HPGeには装置が適切に動作しているか確認するSMART-1診断機能を組み込んでいます。そのため装置の健全性
とステータスを一目で確認することができます。
PCとLDM-1をUSB2.0で接続し、MAESTROソフトのようなORTEC CONNECTIONSプログラムを使用すると、LDM-1の装置
健全性とステータスを読み出すことができます。
ソフトウェア
MAESTRO MCA ソフトウェア
MAESTRO MCA ソフトウェアは、LDM-1に標準付属しています。
最新の64-bitコンパティブルMAESTROは、Windows-7に対応し、64-bit
あるいは32-bitモードで動作します。MAESTROはLDM-1をフルコント
ロールします。PCとLDM-1をUSBケーブルを接続するだけです。
MAESTROはWindows標準OS(7/XP Pro)のダイアログやオンライン
ヘルプ・状況依存ヘルプを使用します。また、Windowsのもつ共通な
ダイアログ(ファイル入力・ファイル出力)を使用します。MAESTRO
を使うのための新たな訓練やプログラムは必要ありません。MAESTRO
は CONNECTIONSプロダクトの1製品で、Windowsネットワーク環境
での接続性の良さが特徴です。
[ MAESTROの特長 ]
LDM-1およびその他のORTEC製MCAハードウェアの制御
複数検出器のサポート
● リモート検出器への接続を可能にするシームレスなネットワークが可能
● パーソナルパスワードによるデータ保護
● 先進的なピーク分析機能
● ORTEC全MCAの完全対話式制御
● Mariscotti高速ピークサーチ
(核ライブラリを参照して行う核種定性機能)
● Activity, ネット、
グロスカウント
(+誤差)、ピーク中心とピーク形状
● PC機能による保護ではなく、
名称による検出器情報保護機能
● 包括的なジョブ・
ストリーミング機能
● 総合的なLANサポート
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容易なインストレーション
LDM-1を使用するために接続するケーブルはAC電源ケーブルとPC-LDM-1間のUSB
2.0ケーブルの2本のみです。その他内部接続などはありません。
Ge検出器の最初の冷却時間は12時間以内です。冷却が済むと校正や試料測定の準
備ができますので、付属のMAESTROソフトを使用します。
仕様
■ 物理仕様
■ 検出器仕様
項目
検出器タイプ
結晶寸法
相対効率
ピーク分解能
ピーク形状
冷却方法
クライオスタット
冷却時間
■
エレクトロニクス仕様
項目
システムゲイン
エネルギーレンジ
項目
コンバージョンゲイン
デッドタイム補正
積分非直線性
微分非直線性
デジタル・スタビライザ
デジタルゲートベースラインリストアラ
パルスパイルアップリジェクタ
ディスクリミネーション
レートメータ
通信ポート
入力電力
内蔵バッテリー寿命
湿度
動作温度
仕様
HPGe結晶、P-タイプHPゲルマニウム
同軸型構造、直径65mm×長さ50mm
40% 代表値 (ANSI/IEEE 325-1996)
1500eV@122keV、2.3keV@1332keV (最適設定時)
1.95 代表値 (FWTM/FWHM)
低消費電力型スターリング・クーラー (LN2不要)
メタルシールにてメンテナンスフリー (モレキュラシーブ不使用)
12時間以下 @25℃ 代表値
項目
エンドキャップサイズ
重量
寸法
仕様
コースゲイン:×1,2,4,8,16,32 ファインゲイン:0.45∼1.0
フルスケール
40 keV ∼ 7 MeV
仕様
512 ∼ 16k チャネル(ソフトウェア制御)
Gedcke-Hale に基づくExtended dead time補正
<±0.025% ダイナミックレンジの99%の範囲において(混合線源使用)
<±1%
ゲインおよびゼロ点の安定化をPCから制御
PC制御による調整 (High, Low, Auto)
自動スレショホールドセット。パルス・ペア分解能(代表値)500 ns
LLD ULD PCソフト画面に計数率表示
1USB(外部PCによるMCA制御用)
10-17 V DC 30W / 自動認識メイン電源(バッテリー充電機能有り)
最大4時間@25℃(検出器は冷却され、バッテリーフル充電状態にて)
<90% @30℃ (結露のないこと)
0 ∼ 30℃
モデル
LDM-1
■
発注情報
LDM1-OPT-1
仕様
直径:76mm、長さ:157.5mm
LDM-1: 7.26kg、スタンド:6.80kg
LDM-1:64.2H×16.5W×15.9D cm、スタンド利用時:max115.3H cm
スタンド高さ:17.1cm、スタンドベース:43.2W×40.6D cm
内容
LDM-1, MAESTRO MCA, USBケーブル, ユニバーサルメインアダプタ
取り外し可能なスタンド
LDM-1 バッテリ・エクステンダ
この製品は、ORTEC® が製造し、セイコー・イージーアンドジー株式会社 が販売しています。
※製品の改良に伴い、予告なく記載内容を変更させていただく場合がありますので、
ご了承ください。
〈2013年5月 Rev 0.0〉
本社・東京都中央区八丁堀 2-26-9 グランデビルディング 6F 〒104-0032
電話番号:03-5542-3101(代表)ファクシミリ:03-5542-3109
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Printed in JAPAN
1-1212- 500- CO - KW