sony.co.jp

株主の皆様へ
株 主の皆様には、ますますご清栄のこととおよろこび申し
あげます。
ソニーグループの2009年度上半期(2009年4月1日から9月
30日まで)の連結業績は、世界的な景気低迷や円高などの
影響により前年同期比19.5%の減収となり、利益面において
は、売上の減少に加え、円高による影響、構造改革費用の増
加などにより、583億円の営業損失を計上いたしました。しか
しながら、トランスフォーメーション(事業構造の改革)によ
るコスト削減は順調に推移しており、持分法による投資損益
と構造改革費 用の影 響を除いた営業 損 益は、358億円の
利益となりました。
2009年度の中間配当金につきましては、1株につき12円50銭
とし、本年12月1日を支払開始日とさせていただきました。
今後につきましても、長引く景気低迷、価格競争の激化など、
引き続き不透明な事業環境が予想されますが、収益力改善
と競争力強化のためのトランスフォーメーションを着実に実
行し、成長に向けた基盤の確立に努めてまいります。ソニー
グループの持つ優れたハードウェア、エンタテインメント、ソ
フトウェア、ネットワークを融合させることにより、お客様に
豊かな体験と感動を提供することに注力してまいる所存でご
ざいますので、株主の皆様におかれましては、引き続きご支援
を賜りますようお願い申しあげます。
2009年度四半期別連結業績について
第1四半期(2009 年 4 月 1 日∼ 6 月 30 日)
( )
は前年同期比
売 上 高および 営 業 収 入
営
業
利
益
税
引
前
利
益
当社株主に帰属する四半期純利益
営
業
利
益
控 除:持分法による投資利益
戻し入れ:構造改革費用
*上 記 調 整 後 営 業 利 益
−257億円
−151億円
339億円
233億円
( ‒ )
( ‒ )
( ‒ )
( -67.5%)
第2四半期(2009 年 7 月 1 日∼ 9 月 30 日)
( )
は前年同期比
売 上 高および 営 業 収 入
営
業
利
益
税
引
前
利
益
当社株主に帰属する四半期純利益
営
業
利
益
控 除:持分法による投資利益
戻し入れ:構造改革費用
ソニー株式会社
代表執行役 会長 兼 社長 CEO
ハワード・ストリンガー
( -19.2%)
( ‒ )
( ‒ )
( ‒ )
・世界的な景気後退の継続や円高などの影響により営業損失を計上
・しかしながら、事業構造の改革効果によるコスト削減が想定を上
回って進捗したことなどにより、持分法による投資損益および構造
改革費用の影響を除いた営業損益は、黒字を達成
*上 記 調 整 後 営 業 利 益
2009 年 11 月
1兆5,999億円
−257億円
−329億円
−371億円
1兆6,612億円
−326億円
−170億円
−263億円
( -19.8%)
( ‒ )
( ‒ )
( ‒ )
−326億円
−123億円
328億円
125億円
( ‒ )
( ‒ )
( ‒ )
( +16.0%)
・持分法による投資損益および構造改革費用の影響を除いた営業損
益は、黒字を達成し前年同期比増益
・事業構造の改革は予定通り進捗
*ソニーの経営陣は営業損益に加え、持分法による投資損益および構
造改革費用による影響を除いた調整後営業損益を用いて業績を評価
しています。この開示は、米国会計原則に則っていませんが、投資家
の皆様にソニーの営業概況の現状および見通しを理解いただくため
の有益な情報を提供することによって、ソニーの営業損益に関する理
解を深めていただくために表示しているものです。ソニーの経営陣は
この表示を営業状況の評価、比較分析、および事業構造の改革が計
画通り進捗しているかどうかの検証のために使用しています。
新商品・トピックス
液晶テレビ
「BRAVIA」 KDL-52ZX5
LEDバックライトを採用した薄型デザインとワイヤレス技術で
「壁掛け」スタイルを実現しました。当社独自の4倍速動画表示
機能
「モーションフロー240コマ」
により、
動きの速い映像をくっきり・
なめらかに再現できます。
ブルーレイディスクレコーダー BDZ-RX50
デジタルカメラ
「サイバーショット」 DSC-TX1
好みの番組を自動で選んで録画する
「x-おまかせ・まる録」機能は
そのままに、操作をわかりやすくガイドする「らくらくスタート
メニュー」
を新たに搭載し、多機能ながら簡単に操作できます。
当社独自の「裏面照射型構造」のCMOSセンサー Exmor R を
搭載し、室内や夜景などの暗所でもノイズの少ない高画質な写真
を撮影できます。
また、
秒間10枚の高速連写やパノラマ撮影機能も
搭載しています。
※2009年5月15日以降のグリーン家電製品の購入に、
エコポイントが付与されます。
「ウォークマン®」 NW-A840シリーズ
高画質2.8型ワイド有機ELディスプレイを搭載した薄型の本体に
高音質技術を凝縮。新たに歌詞表示機能「歌詞ピタTM」
や語学学習
機能などを搭載しました。
また、音楽や動画の転送も手軽に行う
ことができます。
PSP®「プレイステーション・ポータブル」go
(PSP-N1000) 「プレイステーション 3」
(HDD 120GB)
(CECH-2000A)
PSPの新しいラインアップとして、
さらなる小型・軽量化を実現し、
さまざまなエンタテインメントコンテンツをもっと手軽にダウン
ロードして持ち出せるPSPgo。PlayStation®Networkで拡がる
新たなデジタルライフスタイルを提案します。
2009 Sony Computer Entertainment Inc. All rights reserved. ©
Design and specifications are subject to change without notice.
遊助
「あの・
・こんなんできましたケド。」
いきものがかり
「ハジマリノウタ」
デビューシングル「ひまわり」から
「 たん ぽ ぽ / 海 賊 船 / 其 の 拳 」、
「いちょう」
と大ヒットを続けている
遊助のアルバムがいよいよ登場。
豪華なコラボレーションを含む濃い
内容に仕上がっています。
(2009年12月16日発売予定)
世 代 を問 わず 人 気 を集 める
いきものがかりのニューアルバム。
第76回NHK全国学校音楽コンクー
ル 中学校の部 課題曲の
「YELL」
、
CMソングの「じょいふる」などの
ヒット曲を多数収録しています。
(2009年12月23日発売予定)
初期モデル(HDD 60GB)
を基準に、体積・厚さ・重さのいずれも
約3分の2の薄型・軽量化を実現。幅広いユーザーの皆様に向けて
より親しみやすいカジュアルなデザインに仕上げました。
©
2009 Sony Computer Entertainment Inc. All rights reserved. Design and specifications are subject to change without notice.
ジュリー&ジュリア
アメリカの食卓にフランス料理の
一大革命をもたらした料理研究家
ジュリア・チャイルド。
その豪快かつ
爽快な人生をメリル・ストリープ主演
で映画化した、
感動の実話です。
(2009年12月12日公開予定)
© 2009 Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
2012
「インデペンデンス・デイ」
のローラ
ンド・エメリッヒ監督が、
大迫力の映像
で地球滅亡を描くパニック映画。
2012年、マヤ文明の予言通り、
驚愕の天変地異が世界を襲います。
(2009年11月21日公開)
© 2009 Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.
ソニーグループを象徴するブランドメッセージの導入
2009年9月、豊かな想像を現実に結びつけるというソニーが創業以来
持ち続けている企業姿勢を make.believe(メイク・ドット・ビリーブ)とい
う言葉で表現し、ソニーグループの新たなブランドメッセージとして全世界
に導入することを発表しました。今後は、ソニーグループ内に有するユニー
クな商品やコンテンツ、サービスを、 make.believe とともにお客様に
お届けすることで、ブランド力のさらなる強化をめざします。
行動
実行する
創る
形にする
精神
考える
想像する
夢見る
「.(ドット)
」
make と believe を結びつけるソニーの役割
また、 make.believe を具現化する一例として、2010年より、3Dによる
新たな映像体験を家庭にお届けすることを発表しました。家庭における
3Dエンタテインメント視聴の中心となる3D対応の液晶テレビ
「BRAVIA」
に加え、ブルーレイディスク対応機器、PC「VAIO」、
「プレイステーション 3」
などのハードウェアの3D対応についても開発を進め、3D映画や3D立体
視ゲームなど、豊富なコンテンツを家庭でお楽しみいただけるよう取り
組んでいきます。
業績ハイライト(2009 年度上半期)
■売上高構成比
コンスーマー
プロダクツ&
デバイス
42.7%
その他 全社
3.8% 0.8%
金融
13.0%
日本
30.2%
その他地域
26.9%
ゲーム
33%
テレビ
26%
デジタル
イメージング
15%
オーディオ・
ビデオ
53%
音楽
7.0%
地域別
ビジネス別
映画
9.4%
欧州
21.3%
米国
21.6%
PC・その他
ネットワーク
ビジネス
47%
B2B&
ディスク製造
5.7%
9%
ネットワーク
プロダクツ&サービス
17.6%
(注1)地域別およびビジネス別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高
および営業収入にもとづいて算出したものです。
(注2)地域別の売上高構成比は、顧客の所在地別に表示されています。
半導体
17%
コンポーネント
■ビジネス別営業概況
各分野の売上高および営業収入はセグメント間取引消去前のものであり、また各分野の営業利益(損失)はセグメント間取引消去前のもので配賦不能費用は含まれていません。
売上高および営業収入
営業利益(損失)
2008年度
上半期
億円
2009年度
上半期
億円
2008年度
上半期
前年同期比
%
億円
■ コンスーマープロダクツ&デバイス
23,242
15,733
-32.3
■ コンスーマープロダクツ&デバイス
■ ネットワークプロダクツ&サービス
8,596
5,995
-30.3
■ ネットワークプロダクツ&サービス
■ B2B&ディスク製造
2,933
2,236
-23.7
■映 画
3,557
3,065
-13.8
■音 楽
1,059
2,333
+120.3
■金 融
2,837
4,297
+51.4
■ その他
1,621
1,238
-23.6
(3,331)
(2,285)
■ 全社・セグメント間取引消去
■連 結
40,513
32,611
­
-19.5
2009年度
上半期
1,031
億円
69
前年同期比
億円
-962
(360)
(986)
-626
188
(148)
-336
■映 画
27
(46)
-73
■音 楽
57
140
+83
■金 融
■ソニー・エリクソンにおける
持 分 法 による 投 資 損 益
53
810
+757
(10)
(253)
-243
(2)
-36
(175)
(167)
­
845
(583)
-1,428
■ B2B&ディスク製造
■ その他
■ 全社・セグメント間取引消去
■連 結
33
(注)2009年4月1日付の機構改革にともない、2009年度よりビジネス別セグメント区分の変更を行いました。主に、従来のエレクトロニクス分野およびゲーム分野に含まれていた事業を再構成し、
コンスーマープロダクツ&
デバイス分野、
ネットワークプロダクツ&サービス分野、
B2B&ディスク製造分野を新設しました。
また、音楽分野を新設し、
ソニー・エリクソン
(携帯電話事業の合弁会社)の持分法による投資損益については、単独の
セグメントとして表示しています。
これにともない、
2008年度の実績は修正再表示されています。
■主要連結財務データ
2007年度
上半期
通期
億円
2008年度
上半期
通期
億円
億円
2009年度
上半期
億円
77,300
億円
32,611
40,595
88,714
40,513
営業利益(損失)
2,329
4,753
845
(2,278)
(583)
*調整後営業利益(損失)
2,118
4,218
826
(1,273)
358
税引前利益(損失)
2,148
5,671
702
(1,750)
(500)
当社株主に帰属する四半期(当期)純利益(損失)
1,402
3,694
558
(989)
(634)
139.79
368.33
55.60
(98.59)
(63.18)
設備投資額
1,708
3,357
1,848
3,321
1,051
研究開発費
2,577
5,206
2,566
4,973
2,090
総資産
124,709
125,527
129,724
120,135
124,738
純資産
35,455
37,419
36,945
32,166
31,684
3,498.37
3,453.25
3,419.98
2,954.25
2,872.48
売上高および営業収入
基本的1株当たり当社株主に帰属する四半期(当期)純利益(損失)
(円)
1株当たり純資産(円)
(注1)ソニーの経営陣は営業損益に加え、持分法による投資損益および構造改革費用による影響を除いた調整後営業損益を用いて業績を評価しています。
この開示は、米国会計原則に
則っていませんが、投資家の皆様にソニーの営業概況の現状および見通しを理解いただくための有益な情報を提供することによって、
ソニーの営業損益に関する理解を深めていただ
くために表示しているものです。
ソニーの経営陣はこの表示を営業状況の評価、
比較分析、
および事業構造の改革が計画通り進捗しているかどうかの検証のために使用しています。
(注2)2008年度より、持分法による投資損益を営業損益の一部として表示しています。
これにともない、2007年度の営業損益および税引前損益を2008年度以降の表示に合わせて組替
え再表示しています。
(注3)
「当社株主に帰属する四半期
(当期)純利益(損失)」
は、2008年度までの
「中間
(当期)純利益(損失)」
と同一の内容です。
(注4)2009年度より、
「純資産」
には、連結財務諸表における非支配持分に関する新規会計基準適用にともない非支配持分を含めた資本合計を記載しています。
これにともない、過年度の
「純資産」
を2009年度上半期の表示に合わせて組替え再表示しています。
投資家情報ウェブサイト
http://www.sony.co.jp/IR/
こちらをクリックして
ください。
より詳しい業績の説明や資料については、
「株主情報」
に掲載していますので、
ご覧ください。
株主情報
投資家情報ウェブサイトでは、
トップマネジメントからのメッセージや業績、
新製品・
新技術などの情報をタイムリーに提供しています。
株式の状況/株主メモ
■株式の状況(2009年9月30日現在)
所有者別の持株比率(%)
発行可能株式総数
3,600,000,000株
単 元 株 式 数
100株
発行済株式の総数
1,004,535,364株
上場証券取引所
東京・大阪・
ニューヨーク・ロンドン
50.6
株
主
数
730,193名
2008年度末
千株
41.6
2009年度上半期末
508,166
名
千株
1,371
391,611
名
千株
1,394
417,853
3.6
31.0
216,108
297
254,990
269
237,513
249
234,246
633,045
311,695
755,092
297,734
724,222
一 般 法 人
31,101
4,108
35,954
4,419
34,971
4,202
証 券 会 社
14,822
124
10,286
68
16,463
89
1,004,443
638,945
1,004,535
761,242
1,004,535
730,193
3.5
1.6
外 国 人
金融機関
一般法人
証券会社
個人・その他
CSR(企業の社会的責任)
のウェブサイト
http://www.sony.co.jp/csr
■株主メモ
株式事務に関するお問い合わせ先
2009年1月5日より実施されました株券電子化にともない、株主様の各種お手続き(住所
変更、配当金の振込指定、単元未満株式の買取・買増請求など)の窓口については、ご所有
の株式が記録されている口座によって異なりますので、ご留意ください。
に
「特別口座*」
記録されている株主様
29.6
名
個 人・その 他
証券会社に口座を
開設されている株主様
23.7
2009年度
上 半 期 末
1,431
金 融 機 関
合 計
25.4
1.0
2007年度末
人
3.1
2008年度末
(2008年3月31日現在)(2009年3月31日現在)(2009年9月30日現在)
国
23.3
1.5
39.0
株式の所有者別状況
外
21.5
2007年度末
お取引口座のある証券会社にお問い合わせください。
当社の特別口座管理機関(兼 株主名簿管理人)
である三菱UFJ
信託銀行株式会社 証券代行部にお問い合わせください。
〒137-8081 東京都江東区東砂7丁目10番11号
0120-232-711(通話料無料)
* 株券電子化実施日において
「株式会社証券保管振替機構(ほふり)」
をご利用でない株主様の権利を確保するために、
当社
が当該株主様の名義で開設した口座です。
企業情報などに関するお問い合わせ先
ソニー株式会社 IR部門 SR部
〒108-0075 東京都港区港南1丁目7番1号
0570-010-222(株主ナビダイヤル)
* 受付時間 9:30∼17:30(土日・祝日および会社休業日を除く)
* 全国どこからでも市内通話料金でご利用いただけます。
携帯電話・PHSなど、
ナビダイヤルがご利用になれない場合:03-6748-2111(代表)
[email protected](株主Eメール)
企業の社会的責任に関する詳細情報をタイムリーに
提 供するとともに、その概 要を簡 潔にご報 告する
「CSRレポート2009 エグゼクティブ・サマリー」
を
掲載しています。
また、環境に関する取り組みをわかりやすくご紹介す
るコンテンツ ソニーの
「ECO」 や、社会貢献活動を
写真や動画でお伝えする
「スペシャルコンテンツ」な
ど、
さまざまな情報を提供しています。