Sony IR Day 2014

Sony IR Day 2014
デバイス分野
2014年11月25日
ソニー株式会社 執行役 EVP
デバイスソリューション事業本部長
鈴木 智行
目次
デバイス分野

デバイス分野
1.
事業概要
2.
中期事業方針
① 全体方針
② イメージセンサー
③ エナジー
3.
まとめ
Sony IR Day 2014
82
事業概要
2013年度実績
:
デバイス分野
 FY2013 主要カテゴリー別売上高
その他
【カテゴリー】
★
ストレージメディア
イメージ
センサー
売上
★
7,423
エナジー
億円
18%
43%
LSI
カメラモ
ジュール
【売上(億円)】
イメージセンサー
3,200
カメラモジュール
500
【内訳・用途】
モバイル、監視、デジタルカメラ
モバイル
LSI
1,200
ゲーム用LSI、レーザ、RF SW
エナジー
1,400
ポリマー、液筒、ESS(蓄電)
ストレージメディア
900
テープ、メモリ、ディスク
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Day 2014
Sony Corporation Investor
*売上高及び営業利益は他事業本部からの移管事業を除く2014年10月時点の組織ベース
事業状況 : 2014年度見通し
デバイス分野
 売上高及び営業利益(億円)
+1,177
83
83
【変化要因】
+400
8,600
◆前年度比
8,200
16%増収 、799億円増益
7,423
スマートフォン市場好調(イメージセンサー/エナジー)
パワーツール用途需要好調(エナジー)
イメージセンサーの収益改善
PS3→PS4シフトによるシステムLSIの減収
(FY13) エナジーの長期性資産の減損計上
その他
エナジー
カメラモジュール
630
イメージセンサー
+360
+799
◆5月時点見通し比
5%増収、360億円増益
270
△169
売上高 営業利益
FY13
実績
売上高 営業利益
FY14
2014年10月時点の見通し
*FY13の営業損失は電池事業における長期性資産の減損321億円を含む
*売上高及び営業利益は他事業本部からの移管事業を除く2014年10月時点の組織ベース
売上高 営業利益
為替好影響
スマートフォン市場好調(イメージセンサー/エナジー)
パワーツール用途需要好調(エナジー)
イメージセンサーの収益改善
FY14
2014年5月時点の見通し
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Day 2014
Sony Corporation Investor
84
84
中期事業方針
デバイス分野
⽅針
戦略
⾼収益体質を強化する
事業の“選択と集中”
・軸となる事業へ経営資源を集約する
・成熟領域の収益性を強化する
健全なアセットマネジメント/将来事業への先⾏投資
市場の先駆者であり続ける
“技術の差異化”と先⾏性
・デバイス競争⼒を⾼めて競合を凌駕する
・技術開発、及び、新規技術の商品導⼊において先⾏する
セットの競争⼒の源泉となる
“デバイス・イノベーション”
・システムソリューションで顧客価値を⾼める
・戦略パートナー&顧客との連携を強化する
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Day 2014
Sony Corporation Investor
事業の位置づけ
85
85
デバイス分野
プロダクト・ライフサイクル
DSBG戦略
対象事業
市場導⼊期
発展期
成熟期
衰退期
成⻑
強化
再構築
収束
先⾏投資
経営資源集約
収益性強化
Image Sensor
Camera Module
Energy
Tuner
MMIC
SXRD/HTPS
Storage Media
Life Space UX
Wearable
⾞載向けシステム
Medical
ARAMシステム
Game/TV LSI
既存レーザー
Optical Pickup
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Sony Corporation Investor
86
86
2017年度に向けた事業構成の変化
デバイス分野
イメージセンサー(及びカメラモジュール)とエナジー事業を技術の差異化によって拡大
 FY13 主要カテゴリー別売上高
 FY17 主要カテゴリー別売上高
その他
新規
ビジネス
その他
ストレージメディア
イメージ
センサー
ストレージメディア
売上
7,423
エナジー
18%
エナジー
15%
億円
売上
13,000
~15,000
イメージ
センサー
億円
LSI
カメラ
モジュール
LSI
カメラモジュール
構成比率
47%
構成比率
63%
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Sony Corporation Investor
*売上高及び営業利益は他事業本部からの移管事業を除く2014年10月時点の組織ベース
Image Sensor市場概観
87
87
デバイス分野
市場規模の拡⼤が⾒込まれる、Mobile市場、IP監視市場、及び⾞載市場に注⼒
Sony Share (units)
FY13→FY17
100%
Compact DSC
Smartphone
(Main)
80%
FY13 FY17
51 →13mil.pcs
Market
volume
size
FY13
FY17
1,061→1,607mil.pcs
60%
ILC
Tablet
40%
FY13 FY17
18 →10mil.pcs
FY13 FY17
13 →97mil.pcs
20%
⾞載
FY13 FY17
97 → 79mil.pcs
CAGR55%
FY13 FY17
36 →87mil.pcs
CAGR
0%
-30%
-20%
Market volume as of FY17
CAGR FY13-FY17
Sony Share as of FY17
FY13 FY17
409→567mil.pcs
CCTV監視
-40%
Category
IP監視
-10%
0%
10%
20%
30%
40%
*Compact
DSC: コンパクトデジタルスチルカメラ, ILC: レンズ交換式カメラ, CAGR: 年平均成長率
-20%
(Units: FY13→FY17)
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Sony Corporation Investor
88
88
Image Sensor市場概観
デバイス分野
市場規模の拡⼤が⾒込まれる、Mobile市場、IP監視市場、及び⾞載市場に注⼒
Sony Share (units)
FY13→FY17
100%
≪勝ち筋≫
Smartphone
Compact DSC
(Main)
80%
FY13 FY17
51 →13mil.pcs
Market
volume
size
FY13
FY17
1,061→1,607mil.pcs
・Imagingの深化
60%
・Sensingへ進化
Tablet
ILC
FY13 FY17
13 →97mil.pcs
FY13 FY17
409→567mil.pcs
20%
CCTV監視
⾞載
FY13 FY17
97 → 79mil.pcs
CAGR55%
FY13 FY17
36 →87mil.pcs
CAGR
0%
-30%
Market volume as of FY17
CAGR FY13-FY17
Sony Share as of FY17
40%
FY13 FY17
18 →10mil.pcs
-40%
Category
IP監視
-20%
-10%
0%
10%
20%
30%
(Units: FY13→FY17)
40%
*Compact
DSC: コンパクトデジタルスチルカメラ, ILC: レンズ交換式カメラ, CAGR: 年平均成長率
-20%
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Sony Corporation Investor
Image Sensor市場概観
89
89
デバイス分野
市場規模の拡⼤が⾒込まれる、Mobile市場、IP監視市場、及び⾞載市場に注⼒
Sony Share (units)
FY13→FY17
100%
≪勝ち筋≫
Smartphone
Compact DSC
(Main)
80%
FY13 FY17
51 →13mil.pcs
Market
volume
size
FY13
FY17
1,061→1,607mil.pcs
・Imagingの深化
60%
・Sensingへ進化
Tablet
ILC
FY13 FY17
13 →97mil.pcs
FY13 FY17
409→567mil.pcs
20%
CCTV監視
⾞載
FY13 FY17
97 → 79mil.pcs
CAGR55%
FY13 FY17
36 →87mil.pcs
CAGR
0%
-30%
-20%
Market volume as of FY17
CAGR FY13-FY17
Sony Share as of FY17
40%
FY13 FY17
18 →10mil.pcs
-40%
Category
IP監視
-10%
0%
10%
20%
30%
40%
*Compact
DSC: コンパクトデジタルスチルカメラ, ILC: レンズ交換式カメラ, CAGR: 年平均成長率
-20%
(Units: FY13→FY17)
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Sony Corporation Investor
90
90
Imagingの深化:ソニーのカメラが実現する“初めて見る世界”
有効 約890万画素 4K Super35mm CMOS イメージセンサー。
グローバル・シャッター機能の搭載によって、ローリングシャッター歪みや
フラッシュバンドのないクリーンな映像表現が可能。
デバイス分野
コンパクトデジタルカメラで
ありながら、有効2,020万画素
1.0型 CMOS Image Sensor。
α6000
追随性と高速性に優れた位相差AFと
高精度なコントラストAFを併用。
179点像面位相差AFセンサーにより
世界最速0.06秒のAFスピードを実現。
Imagingの深化:人間の目の限界を越える
有効約1,220万画素 35mm Full Size CMOS イメージセンサー。
イメージセンサーの画素ピッチを拡張させ、従来比、感度特性を約3倍、
飽和信号量を約2.3倍、最高ISO感度409600という圧倒的な感度性能を実現。
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Day 2014
Sony Corporation Investor
“見えないものが見えてくる!”
91
91
デバイス分野
Relentless evolution of Image Sensors : capabilities now exceed the limits of the many abilities of the human eye
速度の限界
Limits of speed
感度の限界
Limits of sensitivity
ダイナミックレンジの限界
Limits of dynamic range
視野の限界
Limits of viewing field
距離の限界
Limits of distance
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Imagingの深化:“1msecの世界”
デバイス分野
動画撮影中にマニュアル操作で1000fpsモードへ切り替え
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Image Sensor市場概観
93
93
デバイス分野
市場規模の拡⼤が⾒込まれる、Mobile市場、IP監視市場、及び⾞載市場に注⼒
Sony Share (units)
FY13→FY17
100%
≪勝ち筋≫
Smartphone
Compact DSC
(Main)
80%
FY13 FY17
51 →13mil.pcs
Market
volume
size
FY13
FY17
1,061→1,607mil.pcs
・Imagingの深化
60%
・Sensingへ進化
Tablet
ILC
FY13 FY17
13 →97mil.pcs
FY13 FY17
409→567mil.pcs
20%
CCTV監視
⾞載
FY13 FY17
97 → 79mil.pcs
CAGR55%
FY13 FY17
36 →87mil.pcs
CAGR
0%
-30%
-20%
Market volume as of FY17
CAGR FY13-FY17
Sony Share as of FY17
40%
FY13 FY17
18 →10mil.pcs
-40%
Category
IP監視
-10%
0%
10%
20%
30%
40%
*Compact
DSC: コンパクトデジタルスチルカメラ, ILC: レンズ交換式カメラ, CAGR: 年平均成長率
-20%
(Units: FY13→FY17)
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Day 2014
Sony Corporation Investor
94
94
Sensingへ進化:Imagingの深化を基軸とし
車載及びウェアラブルの世界へ
スマートフォン価値のさらなる向上
スマートフォン市場No.1シェア
イメージセンサー技術
■⾼級デジタルカメラの技術を活⽤し
画質/機能/使いやすさを実現
■ムービー機能の進化
■より薄く
自動車の安全性向上
フロントカメラ
(衝突防止)
デバイス分野
ウェアラブル機器の普及拡大
ドライバー監視
(視線追尾)
リア/サラウンドビュー
(パーキングアシスト)
サラウンドビュー
(パーキングアシスト)
1
バックミラーカメラ
(防眩)
ハイビーム管理
(視野確保)
サイドビュー
(サイドミラー代替)
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Sony Corporation Investor
Sensingへ進化:ModuleとSystem Solutionで顧客ニーズを実現する
Image Sensor
95
95
デバイス分野
System Solution
Camera Module
+
システム
超高速
(低消費)
Target
超高精細
組込み
6軸補正
認
Smile シャッター
PS4 顔認識Log In
小型/薄型化
高感度
Z1 6.321mm
識
抽 出
Z3 5.632mm
11%薄型化
高解像度
技術
カラムADC
裏面照射型
積層構造
Depth Sensing
複 眼
実装技術
情報システム技術
カメラ信号処理技術
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Day 2014
Sony Corporation Investor
96
96
Sensingへ進化:ModuleとSystem Solutionで顧客ニーズを実現する
System Solution
Camera Module
Image Sensor
デバイス分野
+
システム
組込み
超高速
(低消費)
認
識
小型/薄型化
Target
高感度
高解像度
カラムADC
裏面照射型
積層構造
技術
抽 出
Depth Sensing
複 眼
実装技術
情報システム技術
カメラ信号処理技術
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Sony Corporation Investor
Sensingへ進化:System Solutionで実現する新機能
認識/測距
抽
出
97
97
デバイス分野
高速処理
⾼速・⾼精度な測距を可能に
悪天候でも鮮明な画像を可能に
動被写体への追従を可能に
複眼カメラとシグナルプロセッサの組
み合わせによる認識・測距の世界
TV画像処理で培った信号処理技術
が実現する⼈の⽬を超えた世界
裏⾯アーキテクチャが実現する
⾼速読出し/⾼速演算の世界
Defog
SWIRを活⽤したLIDAR検討
SWIR
Pulse
Laser
逆光補正
拡散
Filter
IM
出所:東京大学 石川渡辺研究室
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Day 2014
Sony Corporation Investor
98
98
Image Sensor:カテゴリー別のビジネスシナリオ
デバイス分野
Mobile向けビジネス
カテゴリー別の売上⽬標
さらなる付加価値を追求する主たるビジネス
⽤途:
スマートフォン
タブレット
新規領域
Non-Mobile
事業拡⼤:中国メーカーの獲得
+52%
Non-Mobile向けビジネス
△9%
圧倒的な技術⼒をつぎ込む基幹ビジネス
⽤途: デジタルカメラ/ビデオカメラ
放送局⽤カメラ
監視カメラ
Mobile
新規領域
+118%
System Solutionで顧客ニーズを実現するビジネス
⽤途:
医療
⾞載
FY13
FY14
FY17
カメラモジュール含む
Image Sensor ウェーハ生産能力推移
Sony IR Day 2014
99
デバイス分野
~積極的に国内投資を実行~
<近年の設備投資>
75
(単位:千枚/月)
※ 300mmウエーハ換算
60
50
約 400億円
・2010年12月発表 長崎テクノロジーセンター
約1000億円
・2012年 6月発表 長崎テクノロジーセンター
約 800億円
・2014年 1月発表 山形テクノロジーセンター
約 350億円
・2014年 7月発表 長崎/熊本テクノロジーセンター 約 350億円
25
Dec.
2010
・2010年 9月発表 熊本テクノロジーセンター
Mar.
2012
Nov.
2014
2015~2016
山形テック
更なる増強も含めて検討中
長崎テック
熊本テック
Sony IR Day 2014
100
Energy:技術の差異化を活かしたビジネスシナリオ
デバイス分野
AV/IT向けビジネス
カテゴリー別の売上⽬標
 ゲルポリマー電池によるソニーのコアビジネスと連動したビジネス
⽤途: スマートフォン
ウェアラブル
事業拡⼤:⼤⼿スマートフォンメーカーへの参⼊
中国メーカーの獲得
ブランド販売
+10%
Non-AV/IT向けビジネス
Non-AV/IT
 オリビン電池で市場を創造するビジネス
⽤途: パワーツール
ESS(蓄電)
⾞載
事業拡⼤:メガワット級⼤型ESSへ
Hydro-Québec社との合弁会社設⽴
+60%
AV/IT
+25%
ブランド販売
 ソニーブランド×電池技術で安定的なビジネス
FY13
FY14
FY17
業界No.1の量産品質
AV/IT向け
ソニーゲルポリマー電池による勝ち筋
 ソニー独⾃のゲルポリマー(ゲル電解質)
構造により⾼容量化を実現
厚⽊
材料開発
+基礎研究
デバイス分野
 ⻑寿命
 ⾼容量化
101
Sony IR Day 2014
 ⾼安全性
 ゲルポリマーは他社の電解液より
構造的に安定
 ゲル電解質は温度が上昇しても
蒸気圧が低く保たれる
 膨れにくい
 ゲル電解質は燃えにくい
郡⼭
製品設計
電解液
ゲル電解
他社1
他社2
ソニー
Sony IR Relations
Day 2014
Sony Corporation Investor
10
102
2
Non-AV/IT向け
オリビン電池による勝ち筋
 安定した構造
=安全+⻑寿命
デバイス分野
 安定した放電特性
=⼤規模システム化
充電状態に拘わらず安定した電⼒が
取り出せる
酸素の解離が無い為安全性に優れる
安定した構造のため寿命が⻑い
強固な結合を持つ⾮酸化物系正極材料
(リン酸鉄リチウム)
 急速充電
⼀定時間内で充電できる電⼒量が
⼤きい為⾼速充電が可能
=⾵⼒、太陽光との親和性が⾼い
充電特性
放電特性
リン酸鉄リチウム
電流
Li
電流
電圧
正極構造
その他の正極材料例
Fe
O
P
空
充電状態
満
充電時間
Sony IR Relations
Day 2014
Sony Corporation Investor
まとめ
10
103
3
デバイス分野
 2017年度の経営数値目標
 売上高
 営業利益率
13,000~15,000 億円
10 % ~12 %
◆イメージセンサーは、スマートフォンに加えウェアラブルと車載に注力
◆エナジーは、スマートフォン/ウェアラブル、パワーツール、ESSに注力
 2012年度からの推移
売上高
1600.0
営業利益率
600.0
7,527億円
8,600億円
7%
5%
13,000~15,000億円16.0
9%~11%
10~ 12%
11.0
6.0
営業利益 372億円
△ 400.0
7,423億円
FY12
△2%
△169億円
FY13*
630億円
FY14
(2014年10月時点の見通し)
1.0
FY17
(目標)
△ 4.0
*FY13の営業損失は電池事業における長期性資産の減損321億円を含む
*売上高及び営業利益は他事業本部からの移管事業を除く2014年10月時点の組織ベース
Sony IR Relations
Day 2014
Sony Corporation Investor
10
104
4
将来に関する記述等についてのご注意
このスライドに記載されている、ソニーの現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しです。将来の業績に関する見通しは、将来の営
業活動や業績、出来事・状況に関する説明における「確信」、「期待」、「計画」、「戦略」、「見込み」、「想定」、「予測」、「予想」、「目的」、「意図」、「可能性」やその類義語を用いたものには
限定されません。口頭又は書面による見通し情報は、広く一般に開示される他の媒体にも度々含まれる可能性があります。これらの情報は、現在入手可能な情報から得られたソニーの経
営陣の仮定、決定ならびに判断にもとづいています。実際の業績は、多くの重要なリスクや不確実な要素により、これら業績見通しと大きく異なる結果となりうるため、これら業績見通しのみ
に全面的に依拠することは控えるようお願いします。また、新たな情報、将来の事象、その他の結果にかかわらず、常にソニーが将来の見通しを見直して改訂するとは限りません。ソニーは
そのような義務を負いません。実際の業績に影響を与えうるリスクや不確実な要素には、以下のようなものが含まれます。
( 1 ) ソニーの事業領域を取り巻くグローバルな経済情勢、特に消費動向
( 2 ) 為替レート、特にソニーが極めて大きな売上、生産コスト、又は資産・負債を有する米ドル、ユーロ又はその他の通貨と円との為替レート
( 3 ) 激しい価格競争、継続的な新製品や新サービスの導入、急速な技術革新、ならびに主観的で変わりやすい顧客嗜好などを特徴とする激しい市場競争の中で、充分なコスト削減を達成
しつつ顧客に受け入れられる製品やサービス(テレビ、ゲーム事業のプラットフォーム、ならびにスマートフォンを含む)をソニーが設計・開発し続けていく能力
( 4 ) 技術開発や生産能力増強のために行う多額の投資を回収できる能力及びその時期
( 5 ) 市場環境が変化する中でソニーが事業構造の改革・移行を成功させられること
( 6 ) ソニーが金融を除く全分野でハードウエア、ソフトウエア及びコンテンツの融合戦略を成功させられること、インターネットやその他の技術開発を考慮に入れた販売戦略を立案し
遂行できること
( 7 ) ソニーが継続的に、研究開発に十分な資源を投入し、設備投資については特にエレクトロニクス事業において投資の優先順位を正しくつけて行うことができること
( 8 ) ソニーが製品品質を維持できること
( 9 ) ソニーと他社との買収、合弁、その他戦略的出資の成否を含む(ただし必ずしもこれらに限定されない)ソニーの戦略及びその実行の効果
(10) 国際金融市場における深刻かつ不安定な混乱状況や格付けの低下
(11) ソニーが、需要を予測し、適切な調達及び在庫管理ができること
(12) 係争中又は将来発生しうる法的手続き又は行政手続きの結果
(13) 生命保険など金融商品における顧客需要の変化、及び金融分野における適切なアセット・ライアビリティー・マネージメント遂行の成否
(14) (市場の変動又はボラティリティを含む)日本の株式市場における好ましくない状況や動向が金融分野の収入及び営業利益に与える悪影響
(15) 大規模な災害などに関するリスク
ただし、業績に不利な影響を与えうる要素はこれらに限定されるものではありません。
Sony Corporation Investor Relations
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