第180期 事業報告書

第 180 期
事業報告書
2003 年 4 月1 日∼ 2004 年 3 月31 日
To Our Shareholders
I N D E X
株主の皆さまへ
株主の皆さまへ To Our Shareholders … … 1.2
売上高
経常利益
当期純利益
株主の皆様にはますますご清祥のこととお慶び申しあげます。
以上により連結売上高は5,395億6百万円(前期比2.8%増加)となりました。
当社第180期(2003年4月1日から2004年3月31日まで)の営業の状況につ
このうち、国内売上高は3,208億9百万円(前期比2.8%増加)、海外売上高
いてご報告申しあげます。
は2,186億97百万円(前期比2.9%増加)となりました。
当期におけるわが国経済は、個人消費や住宅投資が低迷する中、期中
連結損益につきましては、半導体が大幅に売上げを伸ばしたのをはじめ、
リビング事業
より企業収益の改善が進み、民間設備投資も増加に転じました。海外の景
全体的に堅調な売上げとなったことに加え、
製造原価の低減に努めた結果、
連結事業の概況 Business Results …3.4
楽器事業
AV・IT事業
電子機器・電子金属事業
気は、期首にはイラク問題やSARS問題、米国経済の先行きに対する不透
経常利益は510億36百万円(前期比50.8%増加)となり、当期純利益は435
レクリェーション事業
明感から後退しましたが、期中より米国の景気が回復し、
また中国市場も継
億41百万円(前期比142.6%増加)となりました。
その他の事業
続的に拡大を続けました。
当期の利益配当金につきましては、
1株につき10円(中間配当と合わせ
このような状況の中で当社は、中期経営計画「感動創生21」の最終年
て年15円)とさせていただきました。
度に当たり、同計画で掲げた目標、
「成長へのチャレンジ」、
「グループ連結
当社は、本年4月から新中期経営計画「YSD50」をスタートさせました。
新たな需要を開拓します。
3.
企業価値/ブランド価値の持続的な増大・発展
経営」、
「企業価値の増大・ブランドを輝かす」を実現すべく、技術開発力・
2007年3月期の連結業績数値として、
売上高5,900億円、
経常利益520億円、
を目指すために経済面、環境面、社会面での求められる責任を誠実に果た
品質の強化、需要の開拓、国内販売網・拠点整備、
グローバルな生産・販
当期純利益340億円、ROE10%、実質有利子負債ゼロを目標にしております。
すとともに、継続的改善のためのマネジメントシステムを整備してまいります。
売体制の確立、生産・物流効率の向上、事業再編・再構築を推進するなど、
高水準の利益を安定的に創出し、持続的な発展を可能とする経営構造の
国内では企業収益が改善し世界経済も回復傾向にあるものの、依然とし
成長基盤の確立、
さらなる経営の効率化に取り組んでまいりました。
実現を目指し、以下3つの基本方針を掲げ、各種施策を展開してまいります。
て厳しい経営環境が続くものと思われますが、
ヤマハグループ一丸となって、
販売状況につきましては、楽器事業は横這いで推移し、AV・IT事業では
1.
全ての事業の収益力を強化し、
中でも楽器事業の収益性を大幅に高め
高水準の利益を創出し、継続的に発展する経営構造の実現に努め、株主の
パソコン用CD-R/RWドライブ事業撤退の影響により売上げ減少となりまし
ることでグループ全体として安定的な高収益体質を構築します。
2.
各事業の
皆様のご期待にこたえていく所存であります。
グランドピアノ「Z1」
たが、電子機器・電子金属事業では携帯電話用音源LSIの伸長により大
中高級品市場に注力、
ブランドポジションの優位性を高めると同時に、
ヤマハ
株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご指導、
ご鞭撻を賜りま
サイレントギター
幅な売上げ増加となりました。
の総合力を活かした独創的な新規商品の提案および新規事業創出により
すようお願い申しあげます。
特集
Special Topic
…………………5.6
成長する中国経済とヤマハの取り組み
トピックス Topics ……………………7.8
新商品 New Products ……………9 ∼ 12
エレクトーン「STAGEA」
サイレントピアノ「YS10・YS30」
ワイエスディーゴーゼロ
2004年6月
代表取締役社長
シネマステーション「DVX-S200・S120」
「ミュージックキャスト」
ゴルフクラブ「New inpres」
システムバス「ビュート」
●売上高(億円)
●経常利益(億円)
連結
連結財務諸表 ………………………13.14
Consolidated Financial Statements
単独財務諸表 ……………………………15
6000
Stock Information
単独
450
400
4000
350
300
3000
250
150
株主メモ ………………………………18
Shareholders Informaton
50
0
1
100
1000
177
178
179
180
当期
0
単独
0
200
2000
連結
450
400
350
300
250
200
150
100
50
500
5000
会社の概要 ……………………………17
Corporate Outline
連結
550
Non-consolidated Financial Statements
株式の状況 ……………………………16
●当期純利益(億円)
単独
177
178
179
180
当期
-50
-100
-150
-200
-250
-300
177
178
179
180
当期
2
Business Results
連結事業の概況
楽器事業
楽器は、海外売上げが増加したものの、国内売上げの低迷が続
いたことから横這いに止まりました。商品別には、
ピアノは、欧州市
場では売上げを伸ばしましたが、国内、北米では売上げ減少となり
ました。電子楽器は、
ポータブルキーボード、
クラビノーバが堅調に推
移したほか、米国市場において音響機器が伸長しました。その他
の楽器では、管楽器のカスタムモデルが好調に売上げを伸ばし、
弦楽器も売上げ増加となりました。
教室収入は、音楽教室では成人向け教室が順調に拡大しまし
たが、少子化の影響により児童の在籍数が減少したことから、売上
げが減少しました。英語教室は、在籍生徒数の増加により売上げ
を伸ばしました。
着信メロディー配信サービスは、市場の飽和や競合他社による
「着うた」など新規サービスの影響により売上げ減少となりました。
以上により、当事業の売上高は2,934億30百万円(前期比0.3%増
加)、営業利益は104億80百万円(前期比7.0%増加)となりました。
電子機器・電子金属事業
■主要連結子会社
(株)ヤマハミュージック東京他販売子会社11社
Yamaha Corporation of America
Yamaha Canada Music Ltd.
Yamaha Music Holding Europe G.m.b.H
Yamaha Music Central Europe G.m.b.H
Yamaha-Kemble Music(U.K.)Ltd.
Yamaha Musique France S.A.S.
P.T.Yamaha Music Manufacturing Asia
雅馬哈楽器音響(中国)投資有限公司
天津雅馬哈電子楽器有限公司
■主要製品
ピアノ、電子楽器、管・弦・打楽器、教
育楽器、音響機器、防音室、
音楽教室、英語教室、コンテンツ配
信、調律
●売上高(億円)
半導体は、携帯電話用音源LSIが堅調な国内需要に加え、韓国、
中
国市場向け需要の増大もあり大幅に売上げを伸ばし、
アミューズメント用
LSIも伸長しました。電子金属材料は、
デジタル家電向け銅系合金が売
上げを伸ばしましたが、
インバー材事業からの撤退(昨年7月生産終了)
により売上げ減少となりました。損益については大幅に改善しました。
以上により、
当事業の売上高は768億92百万円(前期比27.0%増加)、
営業利益は300億18百万円(前期比55.7%増加)となりました。
3000
2000
■主要連結子会社
ヤマハ鹿児島セミコンダクタ
(株)
●売上高(億円)
800
ヤマハメタニクス
(株)
600
■主要製品
400
半導体、特殊合金
200
0
177
178
179
180
当期
178
179
180
当期
178
179
180
当期
1000
レクリェーション事業
0
177
178
179
180
当期
「寸座ビラ」閉鎖(昨年6月末)や暖冬による「キロロリゾート」のスキー
客の落ち込みにより売上げは減少となりました。損益につきましては、前
年横這いとなりました。
以上により、当事業の売上高は201億円(前期比3.8%減少)、営業損
失は11億10百万円(前期は営業損失11億10百万円)となりました。
●売上高(億円)
300
■主要連結子会社
(株)
キロロ開発公社
■主要製品
200
観光施設・宿泊施設・スキー場
100
およびスポーツ施設の経営
0
177
AV・IT事業
オーディオは、
ホームシアターや中高級アンプ、
レシーバーが好調
に売上げを伸ばしたほか、情報通信機器でも、企業向けルーター
が好評を博しましたが、パソコン用CD−R/RWドライブ事業から
の撤退(昨年3月末)により、売上げ減少となりました。損益につきま
しては、不採算事業からの撤退等により改善しました。
以上により、当事業の売上高は782億57百万円(前期比6.5%減
少)、営業利益は44億18百万円(前期比35.9%増加)となりました。
■主要連結子会社
●売上高(億円)
その他の事業
Yamaha Electronics Corporation,USA
1200
ゴルフ事業は、新商品の投入により国内は順調に推移しましたが、輸
出の減少により、全体としては売上げ減少となりました。FA・金型部品
事業は、携帯電話用マグネシウム部品、
ゲーム機器用プラスチック部品、
リークテスターとも売上げが伸長しました。自動車用内装部品事業は採
用車種のモデルチェンジ、新規車種の受注が好調で売上げを伸ばしま
した。損益につきましては、
FA・金型部品事業の損益が悪化したことな
どから、営業損失となりました。
以上により、
当事業の売上高は260億61百万円(前期比24.4%増加)、
営業損失は2億11百万円(前期は営業利益3億65百万円)となりました。
Yamaha Elektronik Europa G.m.b.H
Yamaha Electronics Manufacturing(M)Sdn.Bhd.
雅馬哈楽器音響(中国)投資有限公司
■主要製品
オーディオ、情報通信機器
800
400
0
177
178
179
180
当期
■主要連結子会社
●売上高(億円)
ヤマハファインテック
(株)
300
■主要製品
ゴルフ用品、
自動車用内装部品、
FA機器、金型・部品
200
100
0
177
リビング事業
住宅投資が若干の増加傾向で推移する中で、
システムバスは
新商品が高い評価を得るなど健闘しましたが、
システムキッチンは
苦戦いたしました。売上げ全体では若干の減少となりました。損益
につきましては、
コストダウン等により改善しました。
以上により、
当事業の売上高は447億65百万円(前期比2.8%減
少)、営業利益は14億62百万円(前期比216.5%増加)となりました。
■主要連結子会社
●売上高(億円)
ヤマハリビングテック
(株)
600
■主要製品
システムキッチン、
システムバス
洗面化粧台、家具、住設部材
アジア・オセアニアその他9.0%
リビング8.3%
400
欧州
15.5%
200
0
177
3
その他4.8%
レクリェーション3.7%
178
179
180
当期
北米
16.0%
地域別
売上構成
日本
59.5%
楽器
54.4%
電子機器・電子金属
14.3%
事業別
売上構成
AV・IT
14.5%
4
Special Topic
特集
ヤマハは製品の価格競争力を維持するため、
グローバルな見地から
生産戦略に取り組み、1990年の天津ヤマハの操業開始以来、積極的
に中国に生産会社を設立してまいりました。現在ある4つの生産拠点
に加え、本年10月には浙江省・杭州市で杭州ヤマハが稼動し、中国国
内向けのピアノやギターを生産する予定です。
また、1996年に販売会社としてヤマハ貿易(上海)
を設立。2002年
5月には中国市場での販売強化と、中国マーケティングの一元化を狙
って持株会社ヤマハ楽器音響(中国)
を設立し、現地対応商品の開
発や、全国ディーラーの系列化を進めています。
そして、本年度にはヤマハ音楽教室を実験的に開始します。音楽教
室事業を展開し、ハードとソフトの両輪により、急成長している中国市
場でのヤマハブランドの浸透を更に加速していく考えです。
中国は1900年代の後半より、
「世界の工場」として注目されてきました。
2003年には年間4万社以上の外資企業の進出があり、
「SARS」や「電
力不足問題」にもかかわらず、9%以上の経済成長を果たしました。また
輸出入総額は8,000億ドルを突破し、世界第4位の貿易国となりました。
中国の人口は約13億人に達します。国内の携帯電話の普及台数は
2億5千万台を超え、2004年の自動車販売台数は500万台が予測されま
す。
「世界の工場」から「世界の市場」として、大きく注目されています。
さらに、2008年には「北京オリンピック」、2010年には「上海万国博覧会」
の開催が決定しており、今後更なる経済成長が見込まれます。
1
2
北京
ヤマハ楽器音響(中国)
天津 天津ヤマハ
Beijing
▲昨年から操業を開始したAVの生産拠点、
蘇州「雅馬哈電子(蘇州)有限公司」
Tianjin
▲
ヤマハ楽器音響(中国)事務所のある
ユナイテッド・プラザ
3
江蘇
ヤマハ電子(蘇州)
ヤマハ貿易(上海)
Shanghai ヤマハ電子貿易
(上海)
上海
浙江
Zhejiang
簫山ヤマハ
杭州ヤマハ 2004年10月稼働
台湾
Guangdong
5
広州ヤマハ
中国の市場は教育志向が強く、
ピアノに偏よる傾向にありますが、今
後の学校教育の充実や趣味性の高い楽器の普及、音響機器の浸透
により、管・弦・打楽器や電子楽器、AV商品などの需要の増大も見込
まれます。ヤマハは総合楽器・AVメーカーとして中国市場での販売の
大幅な拡大に取り組んでまいります。
中国(上海)国際楽器展覧会
上海は成長を続ける中国を象徴する経済都市です。人口約
1,500万人、市民の収入レベルも中国では最高レベルを誇り、伊勢
丹やローソンなどの日系流通企業やカルフール(仏)などが進出し、
活気に満ちています。
その上海で2003年10月「2003 MUS
I
C CH
I
NA (中国(上海)
国際楽器展覧会)」が開催されました。中国国内と外国から500社
以上の参加があり、ヤマハも今回初めて出展しました。ヤマハブー
スには、
ピアノをはじめ、管楽器やギター、
シンセサイザーなどを展示、
ミニコンサートも実施して、来場者の人気を集めました。
▲カタログを求める来場者で賑わう受付
▲ピアノ展示コーナーで熱心に説明を聴く
来場者
▲上海音楽学院講師、章氏によるジャズ演
奏が会場を盛り上げました
▲展示会の会場となった「上海世貿展館
shanghai expo」
▲①上海/都市建設に多くの資金が投資され都市インフ
ラと環境の整備が進む。
②北京/オリンピックを控え町並みが様変わりする首都、
北京。イトーヨーカ堂やカルフールも進出。
③天津/港湾設備や道路網の整備が進み総合産業都
市に発展。北京への海の玄関口としても賑わう。
Taiwan
広東
今後の中国の市場
中国のピアノ市場
中国は一人っ子政策の影響もあり教育には熱心なお国柄です。楽器
では特にピアノに関心が高く、
ピアノ人口は500万人を超え、中国での
ピアノ熱は高まる一方です。
国内のピアノ需要も年間20万台を超えて、アメリカを抜いて世界1位
Jiangsu
の市場規模となりました。しかし、市場では安価な現地製品が多く、ヤ
マハ製品の販売はまだ年間6,000台弱の規模にとどまっているのが現
状です。ヤマハは、品質の高さと音楽教室事業を両輪としてピアノ販
売を推進してまいります。
▲
成
長
す
る
中
国
経
済
と
ヤ
マ
ハ
の
取
り
組
み
ヤマハの取り組み
中国の現状
ヤマハの中国国内での生産拠点と販売拠点
●生産拠点 ●販売拠点
販売が好調なヤマハの中国製モデル
「YU121」の価格は23,800人民元(日
本円で約33万円)
6
Topics
トピックス
ヤマハ音楽教室から世界に羽ばたくピアニストたち
「第5回浜松国際ピアノコンクール」入賞者、
ヤマハピアノが独占
2003年11月10日から2週間『第5回浜松国
際ピアノコンクール』がアクトシティ浜松で開
催されました。今回は1位の該当者がなく、2
位をポーランドのラファウ・ブレハッチさんとロ
シアのアレクサンダー・コブリンさんが分け合
いました。本選では日本人3人を含む6人のフ
ァイナリスト全員が、
4種の公式ピアノを弾き
比べたうえで、
ヤマハのCFIIISを選び演奏しま
した。コンクール終了後、参加した多くのピア
ニストの皆さんからCFIIISは絶賛されました。
2位に輝いたアレクサンダー・コブリンさん
同じく2位を分け合ったラファウ・ブレハ
ッチさんと6人のファイナリスト全員に
選ばれたCFIIIS
上原彩子、デビューCD「グランド・ソナタ」を発売
2002年の『第12回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門』で第
1位を獲得した上原彩子さんのデビューCD「グランド・ソナタ」が2004
年2月に全世界で発売となりました。このCDは英国のブリストルのコン
サートホールで録音され、
『彩子』の名の通り、様々な色彩があふれる
チャイコフスキー・アルバムに仕上がりました。2004年5月にはモスクワ
放送交響楽団との日本ツアーが
行われ、
ますます活躍が期待され
ています。
上原ひろみ『アナザー・マインド』
でデビュー
上原ひろみさんはアメリカのバークリ
ー音楽院を首席で卒業したジャズピ
アニスト。彼女のデビューアルバム「ア
ナザー・マインド」は2003年6月に日
本でも発売され、テレビ番組「情熱
大陸」に出演し話題沸騰。彼女の
演奏は本場も認めるパワフルなサウ
ンドで圧倒的な才能感じさせ、
またラ
イブでも聴衆を魅了。アルバムセー
ルスも好調で、
ジャンルや国境を超
えた活躍が期待されています。
上原彩子のデビューCD
「グランド・ソナタ」
ドリカムライブツアーをエレクトーンがサポート
「わかふじ国体」開催、会場に響くヤマハの音色
「大人の音楽レッスン」シリーズ広告が日経BP広告賞を受賞
ドリームズ・カム・トゥルーのライブツアー「地上最強の移動遊園地
DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2003」が2003年7月-8
月につま恋やキロロなど全国7会場で開催され、
14回の公演で30万人
を動員しました。このツアーにエレクトーンプレーヤーの富岡ヤスヤさん
が参加。エレクトーンのクリエイティブな可能性を強くアピールしました。
また、
ドリカムがプロデュースする新 人 女 性ボーカリストN A O M I
YOSHIMURAと富岡さんのインストアライブが、9月から年末まで全国
32のヤマハ特約店で開催され、
エレクトーンと女性ボーカルとの新鮮な
コラボレーションが大好評でした。
2003年9月-11月、静岡県で第58回国民体育大会と第3回全国障害
者スポーツ大会が開催されました。開会式や閉会式では、
ヤマハの楽
器が演奏され、
ヤマハ吹奏楽団が参加した30本の「ファンファーレトラ
ンペット」の奏でる式典でのファンファーレは大きな呼び物となりました。
また、
アトラクションの演出や、表彰式でのエレクトーン演奏が大会を盛
り上げました。そして、障害者スポーツ大会の閉会式でも、
エレクトーン
の演奏で「音楽国体」を見事に締めくくりました。 「大人の音楽レッスン」シリーズ広告が、広告電通賞、
日本雑誌広告賞に続き、2004年4月に日
経BP広告賞の最優秀賞を受賞しました。この広告は成人層に趣味で楽器演奏を楽しく習うこ
とを提案するシリーズ広告で、大人のレッスン利用者は年々増加しています。また、2003年4月
より全国展開された「ヤマハ楽器レンタルシステム」も好調にスタート。このシステムのリーズナ
ブルなレンタル価格や気軽さが、大人が楽器レッスンを始めることをサポートしています。また大
人の生徒による発表会も盛り上がりを見せており、子供による楽器市場とは別の新しい楽器市
場になると期待されています。
表彰式でのエレクト−ン演奏
開会式での30本の
ファンファーレトランペットの演奏
日経BP広告賞受賞式
日経BP広告賞を受賞した「大人の音楽レッスン」シリーズ広告
C
DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2003 ○M.HASUI
7
8
New Products
新商品
サイレントピアノ10周年記念モデルを限定発売
ス テ ー ジ ア
音にこだわった、新時代のエレクトーン「STAGEA」
徹底した音へのこだわりにより
音楽の表現力が向上
ヤマハの豊富な音源ライブラリーの中から音
色をセレクト、
また多彩なジャンルをカバーする
リズムパターンを備え、
クラッシックからポピュ
ラーミュージックまで幅広いジャンルが演奏で
きます。タッチにより音量や音質を変化させたり、
ビブラートをかけたりできる(ELS-01C)ので音
楽を豊かに表現できます。音色やリズムの組
み合わせをメモリーできるレジストレーションメ
ニューは300種類(ELS-01C)。操作性と即興
性が向上して、他の楽器やボーカルとのセッ
ションでも大活躍します。
インターネットにダイレクト接続
インターネットから演奏データが試聴、
ダウンロ
ードできる新機能を搭載。将来的にはネット経
由でバージョンアップサービスも計画しています。
スタイリッシュデザインで分解や組立が簡単
演奏者の足の動きが見えるサイドフレームを
採用。分解すればクルマで運搬でき、組み立
ても約15分でOK。屋外やコンサート会場など、
演奏のシーンが広がります。また、ユニットを交
換すれば、
スタンダードモデルからカスタムモデ
ルにグレードアップできます。
東京・丸ビルホールでの新商品発表会には多くのマ
スコミ関係者が集まり、
タレントの乙葉さんやエレクト
ーンプレイヤーの富岡ヤスヤさんが演奏しました
9
サイレントピアノ誕生10周年記念モデルとし
て『YS10』
『YS30』が2003年4月1日から1年
間の期間限定で販売されました。周囲に気兼
ねなく夜間でも演奏ができる機能が好評を得て、
現在ではヤマハのピアノ出荷のうち3割以上
がサイレント機能付です。
記念モデルは、
アップライトピアノのベストセラ
ー「YU10」
「YU30」をべ一スとして、基本性
能はそのままに、本物のピアノタッチ感で弾け
るサイレント機能を追加。お買い得感のある
価格としました。ピアノづくりという伝統技術と
最先端のテクノロジーとの融合で、ヤマハは
新しいピアノの世界をつくりあげています。
あこがれのグランドピアノが身近に、
「Z1」
『STAGEA』のテレビCMには『ジュニアエレクトーン
コンクール2003』高校生部門の金賞に輝いた鶴橋
知也さんを起用
「Z1」はグランドピアノ本来の機能や特徴を初心者
も含めて多くの人に経験いただけるようにつくられた
エントリーモデルです。ピアノの基本形はグランドピ
アノであり、最もレッスン効果が高いとされています。
ひろがり感のある豊かな音の響きと、音楽を自在に
表現するタッチはグランドピアノならではのものです。
グランドピアノとしての品質にこだわりながら、
アップ
ライト型なみのお手頃な価格で発売することにより、
多くのお客様に優れた感覚を体験いただいております。
「サイレントギター」にカラーバリエーション登場
2001年の発売以来、優れた演奏性と静粛性により、初心者から
ミュージシャンまで幅広い層からご好評をいただいている「サイレ
ントギター」にカラーバリエーションが登場。プラック、
レッド、アン
バーバーストの3色が追加となりました。いずれもヤマハの塗装技
術を駆使して、艶出しの高級感のある仕上げになっています。また、
新モデルのイメージアーティストには中島みゆきさんを起用。
「色」
を強調した広告ポスターでカラーバリエーションをアピールしました。
10
New Products
新商品
初速性能で最大飛距離が狙える
「New inpres」
藤田寛之プロなどトッププロのアドバイスを基
に開発され、人気の「インプレス」シリーズがフ
ルモデルチェンジしました。クラウンやソールに
も反発性のよいチタン合金を採用、
フェイスと
ボディの溶接を改良する
ことにより、
さらに高反発
係数を実現して初速性能
を大きく伸ばしました。ま
たプレーヤーに信頼感を
与える心理工学デザイン
がプラスαの飛距離をも
たらします。
さらにスタイリッシュで高音質、NEWシネマステーション
ホームシアターの新商品として、
さらに「いい音、
簡単、
スタイリッシュ」なシネマステーションの
新機種を発売しました。
「DVX-S200」は高音質にこだわった、
インテ
リア性の高い、
シリーズ最上位機種。ヤマハ
独自のシネマDSP技術やスーパー・オーディオ
CD再生機能を搭載、豊かな臨場感と高音質
を追求しました。
「DVX-S120」は手軽にホ一
ムシアターを楽しみたい方にお勧めのハイコス
トパフォーマンス機種。S200の基本性能を備
え、
よりカジュアルなデザインで、
お求めやすい
価格を実現しました。
S200
ヤマハリビングテック
(株)
は、
エア・ウォーター・
エモト
(株)
との共同開発商品としてシステム
バス『ビュート』を発売しました。
「旅する、バス
ルーム。」を開発コンセプトとし、旅先のように、
日々のストレスから解放されたやすらぎの時間
を過ごせる浴室空間です。インテリア性と機
能性を融合させた3シリーズを提案。
ホームミュージック・ネットワーク・システム「ミュージックキャスト」
「ミュージックキャスト」は家庭内の好きな場所
で、好きな音楽を楽しめるワイヤレス・ホームミ
ュージック・ネットワーク・システムです。1台の
サーバーに対して5台までのクライアントがメニ
ュー操作だけで簡単にワイヤレス接続できます。
サーバーには音楽をストックでき、
リモコン操作
で自由に再生できます。非圧縮モードでCD約
100枚分の音楽、圧縮モードなら1,000枚分が
ストック可能です。クライアントは壁掛ができる
薄型コンパクトサイズ。高音質デジタルパワー
アンプを内臓し、専用スピーカーやお手持ちの
スピーカーと接続して使えます。
DVDの普及やデジタル放送の開始で高画質・高音
質化が進み、
プラズマテレビやホームシアターの需
要が急増していますが、ヤマハは臨場感あふれるシ
ネマDSP技術でホームシアター市場をリードします。
11
旅するバスルーム、『ビュート』がデビュー
LEDライトで光を演出したリゾートホテル感覚
の「TZシリーズ」。ワイドミラーで空間的な広が
りをもたせ、木目と人造大理石が新和風テイス
トの「MZシリーズ」。色調や壁柄、照明、
ミラー
などをコーディネートできる「SZシリーズ」。オプ
ションとして、浴室音響システム「アクアソニッ
クR」や「アクアライト」
「アクアマッサージ」
「ミ
ストサウナ」などのリラクゼーション機能も用意
しています。
12
Consolidated Financial Statements
連結財務諸表
●連結貸借対照表の要旨
科目
単位:百万円
180期(当期)
'04年3月
179期
'03年3月
180期(当期)
科目
'04年3月
資産の部
流動資産
現金及び預金
受取手形および売掛金
繰延税金資産
その他
貸倒引当金
201,704
32,053
81,114
221,089
44,485
81,755
72,146
12,291
6,487
△2,389
80,144
10,489
6,839
△2,625
固定資産
307,026
291,627
有形固定資産
178,667
178,724
償却資産
土地
その他
123,596
158,148
支払手形及び買掛金
39,947
39,462
短期借入金
16,711
27,078
―
24,317
7,388
10,090
一年以内償還の転換社債
100,326
100,806
75,362
76,835
2,978
1,082
45,888
42,501
未払法人税等
2,492
3,101
諸引当金
3,065
3,097
未払費用及び未払金
8,101
8,498
121,891
136,171
長期借入金
24,772
28,951
再評価に係る繰延税金負債
13,569
13,577
退職給付引当金
50,012
53,988
長期預り金
30,799
36,848
その他
2,738
2,805
負債合計
245,488
294,319
その他
固定負債
投資その他の資産
813
127,415
112,089
投資有価証券
101,017
77,622
繰延税金資産
17,379
24,663
その他
貸倒引当金
資産合計
13
944
10,102
11,137
△1,083
△1,334
508,731
512,716
科目
単位:百万円
180期(当期)
'03年4月∼'04年3月
179期
'02年4月∼'03年3月
3,511
3,925
資本の部
●連結剰余金計算書の要旨
科目
売上高
539,506
524,763
売上原価
338,057
338,440
244
133
156,637
154,413
営業利益
45,056
32,043
営業外収益
12,841
9,994
利益剰余金期首残高
営業外費用
6,861
8,197
51,036
33,839
特別利益
613
460
特別損失
4,193
11,687
47,456
22,612
4,769
3,962
△1,387
65
532
636
43,541
17,947
延払未実現利益
販売費及び一般管理費
経常利益
'03年4月∼'04年3月
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
少数株主利益
26,924
1
13,127
40,054
40,052
162,344
157,589
利益剰余金増加高
44,721
19,754
利益剰余金減少高
3,579
14,999
203,485
162,344
資本剰余金増加高
資本剰余金期末残高
(利益剰余金の部)
利益剰余金期末残高
科目
180期(当期)
'03年4月∼'04年3月
単位:百万円
179期
'02年4月∼'03年3月
営業活動によるキャッシュ・フロー
58,349
33,052
投資活動によるキャッシュ・フロー
△18,775
△21,645
財務活動によるキャッシュ・フロー
△50,141
△8,582
△1,599
△504
△12,167
2,319
42,976
40,571
新規連結子会社の現金及び現金同等物の期首残高
1,150
85
除外連結子会社の現金及び現金同等物の期首残高
△127
―
△587
―
31,245
42,976
28,533
資本剰余金
40,054
40,052
利益剰余金
203,485
162,344
土地再評価差額金
15,866
16,152
その他有価証券評価差額金
10,979
378
△38,937
△32,753
△252
△236
資本合計
259,731
214,471
連結子会社の決算期変更に伴う現金及び現金同等物の増減額
負債、少数株主持分及び資本合計
508,731
512,716
現金及び現金同等物の期末残高
当期純利益
179期
'02年4月∼'03年3月
40,052
資本剰余金期首残高
28,534
自己株式
180期(当期)
(資本剰余金の部)
資本金
為替換算調整勘定
単位:百万円
●連結キャッシュ・フロー計算書の要旨
税金等調整前当期純利益
少数株主持分
少数株主持分
無形固定資産
'03年3月
負債の部
流動負債
一年以内返済の長期借入金
棚卸資産
179期
●連結損益計算書の要旨
現金及び現金同等物に係わる換算差額
現金及び現金同等物の増減額
現金及び現金同等物の期首残高
14
Non-consolidated Financial Statements
Stock Information
単独財務諸表
株式の状況
●単独貸借対照表の要旨
科目
単位:百万円
180期(当期)
'04年3月
179期
'03年3月
資産の部
86,637
104,521
当座資産
52,414
67,640
棚卸資産
23,531
27,748
その他
10,691
9,132
固定資産
250,392
242,978
117,538
無形固定資産
投資その他の資産
'04年3月
118,470
103
110
132,750
124,397
337,029
●単独損益計算書の要旨
科目
売上高
売上原価
延払未実現利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
当期純利益
前期繰越利益
土地再評価差額金取崩額
中間配当額
当期未処分利益
'03年3月
流動負債
54,464
88,961
固定負債
102,582
112,143
157,046
負債合計
347,499
単位:百万円
180期(当期)
'03年4月∼'04年3月
345,354
248,139
241
70,500
26,954
2,382
1,218
28,118
371
4,047
24,443
100
△1,236
25,579
4,421
△1,221
1,031
27,747
179期
'02年4月∼'03年3月
334,078
245,721
124
66,583
21,897
1,661
1,340
22,218
382
13,743
8,857
100
1,051
7,706
4,557
869
1,031
12,101
201,105
資本の部
資本金
28,534
28,533
資本剰余金
40,054
40,052
利益剰余金
97,329
75,115
土地再評価差額金
その他有価証券評価差額金
自己株式
資本合計
資産合計
179期
負債の部
流動資産
有形固定資産
180期(当期)
科目
負債及び資本合計
●利益処分
科目
当期未処分利益
3,648
2,426
10,622
449
△207
△183
179,982
337,029
146,394
347,499
単位:百万円
180期(当期)
'03年4月∼'04年3月
27,747
特別償却準備金取崩高
12
圧縮記帳積立金取崩高
193
買換資産取得特別勘定積立金取崩高
440
合計
株主数 株式数 個人・その他
16,835名
22,593千株
114 114,373 その他国内法人
230 12,831 外国人
324 54,062 48 2,663 金融機関
証券会社
700,
000,
000株
206,
524,
626株
17,551名
●株価および株式売買高の推移 (東京証券取引所)
円
2,500
百万株
90
80
2,000
70
60
1,500
50
40
1000
30
●大株主の状況
株主名
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
所有株式数
議決権比率
18,071,000株
8.77%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 12,359,400 6.00 株式会社みずほコーポレート銀行
9,275,404 4.50 三井住友海上火災保険株式会社
8,918,925 4.33 みずほ信託退職給付信託みずほ銀行口
再信託受託者資産管理サービス信託
8,779,990 4.26 株式会社静岡銀行
8,349,855 4.05 住友生命保険相互会社
7,300,000 3.54 日本生命保険相互会社
6,964,452 3.38 株式会社三井住友銀行
5,202,404 2.52 ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー
4,944,784 2.40 500
20
株式売買高
株価
0
'02
4
▼
6
7
▼
9
'03
1
▼
3
10
▼
12
その他国内法人1.3% 金融機関0.7%
外国人1.8%
証券会社0.3%
4
▼
6
7
▼
9
10
▼
12
その他国内法人
6.2%
10
0
'04
1
▼
3
証券会社
1.3%
28,393
これを次の通り処分する。
利益配当金(1株につき10円)
役員賞与金
(うち監査役賞与金)
圧縮記帳積立金
別途積立金
次期繰越利益
個人・その他
10.9%
2,063
120
(18)
株主構成比
外国人
26.2%
436
22,000
株式数
構成比
金融機関
55.4%
個人・その他
95.9%
3,774
(注)平成15年12月10日に、1,031百万円(1株につき5円)の中間配当を実施しました。
15
●会社が発行する株式の総数
●発行済株式総数
●株主数
●株主分布状況
株主構成
(2004年3月31日現在)
16
Corporate Outline
会社の概要
株主メモ Shareholders Information
会社の概要
●商号
ヤマハ株式会社
●本店
〒430-8650 静岡県浜松市中沢町10番1号
YAMAHA CORPORATlON
●設立
1897年10月12日
(創業1887年)
●資本金
28,
534,
856,
685円
●従業員数
18,
842人(連結)
5,
920人(単独)
※いずれも臨時従業員を含んでおりません。
(2004年3月31日現在)
役員
●取締役
代表取締役社長 伊
藤
修
二
専務取締役
岸
田
勝
彦
常務取締役
前
嶋
邦
啓
加
藤
博
万
取締役
●監査役
常勤監査役
田
吉
弘
花
本
眞
也
3月31日
●同取次所
●基準日
3月31日
(その他必要があるときは、
中央三井信託銀行株式会社本店および全国各支店、
予め公告いたします)
日本証券代行株式会社本店および全国各支店
●定時株主総会
6月
●利益配当金受領株主確定日
3月31日
●その他
●中間配当金受領株主確定日
9月30日
●1単元の株式数
100株
●公告掲載新聞
東京都において発行する日本経済新聞
株式の名義書換、単元未満株式の買取請求、配当
金のお支払いおよび諸届等のお問合せは、上記名
義書換代理人の事務取扱場所ならびに同取次所で
お取扱いいたします。
なお、
「証券保管振替機構」に預託されました株券に
ついての諸届および手続等に関するお問合せは、
お取引先の証券会社へお願いいたします。
住所変更、単元未満株式買取請求、名義書換請求
および配当金振込指定に必要な各用紙のご請求
は、名義書換代理人のフリーダイヤル0120-87-2031
で24時間受付しております。
●貸借対照表ならびに損益計算書のホームページアドレス
http://www.
yamaha.
co.
jp/ir/kessan/index.
html
●名義書換代理人
東京都港区芝三丁目33番1号
●同事務取扱場所
〒460−8685 中央三井信託銀行株式会社
長 谷 川 至
梅
●決算期
名古屋市中区栄三丁目15番33号
中央三井信託銀行株式会社 黒
江
常
夫
牧
野
時
久
名古屋支店 証券代行部
太
田
直
幹
Tel:052-262-1520
堀 越 美知夫
監査役
三
浦
州
夫
和久田 晴比古
●執行役員 上席執行役員 梅 村 執行役員
篤
田
林 田
充
勝
宏
甫
戸
部
儀
和
高
橋
源
樹
関 口
博
田
丸
卓
也
加
茂
幸
助
新
美
幸
二
岡 部 比呂男
(2004年3月31日現在)
17
18
ヤマハ株式会社
〒430-8650 静岡県浜松市中沢町10番1号
T e l : 053(460)2800
Fax: 053(460)2802
URL: http://www.yamaha.co.jp/
この事業報告書は再生紙に大豆インキで印刷しました。