MB89130/130A

本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
富士通マイクロエレクトロニクス
DATA SHEET
DS07–12510–11
マイクロコントローラ 8 ビットオリジナル
CMOS
MB89130/130A シリーズ
MB89131/P131/133A/P133A/135A/P135A/
MB89PV130A
■ 概 要
MB89130 シリーズは , コンパクトな命令体系に加えて , タイマ , シリアルインタフェース , A/D コンバータ , 外部割込み
などの豊富な周辺機能を内蔵したワンチップマイクロコントローラです。MB89130A シリーズではリモコン送信機能と
ウェイクアップ割込み機能を追加しています。
(注意事項) F2MCはFUJITSU Flexible Microcontrollerの略で, 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の登録商標です。
■ 特 長
・ F2MC-8L シリーズと共通の CPU コア
・ 低電圧動作 (A/D 未使用時 )
・ 低消費電流 (2 系統クロック対応可能 )
・ 最小命令実行時間:0.95 µs (4.2 MHz 時 )
・ 21 ビットタイムベースカウンタ
・ I/O ポート:最大 36 本
・ 外部割込み:3 本
・ 外部割込み ( ウェイクアップ ):8 本 (MB89130A シリーズのみ )
・ 8 ビットシリアル I/O:1 チャネル
・ 8/16 ビットタイマ / カウンタ:1 チャネル
・ A/D コンバータ搭載 (8 ビット精度× 4 チャネル )
・ リモコン送信周波数発生回路内蔵 (MB89130A シリーズのみ )
・ 低消費電力モード ( ストップモード , スリープモード , 時計モード )
・ パッケージ QFP-48, SHDIP-48, MQFP-48
・ CMOS テクノロジ
富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。
ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。
http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/
Copyright©2001-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved
2008.11
MB89130/130A シリーズ
■ 品種構成
品名
項目
MB89131
MB89133A
MB89135A
量産品
分類
4 K × 8 ビット
( 内蔵 ROM)
RAM 容量
128 × 8 ビット
8 K × 8 ビット
( 内蔵 ROM)
16 K × 8 ビット
( 内蔵 ROM)
8 K × 8 ビット
( 内蔵 PROM, 汎用
ライタ書込み可 )
256 × 8 ビット
CPU 機能
基本命令数
:136 命令
命令ビット長
:8 ビット
命令長
:1 ∼ 3 バイト
データビット長
:1, 8, 16 ビット長
最小命令実行時間 :0.95 µs/4.2 MHz
最小割込み処理時間 :8.57 µs/4.2 MHz
ポート
出力ポート (Nch オープンドレイン )
出力ポート (CMOS)
入出力ポート (CMOS)
合 計
4 K × 8 ビット
( 内蔵 PROM, 汎用
ライタ書込み可 )
128 × 8 ビット
:4 本 (4 本はリソースと兼用 )
:8 本
:24 本 (8 本はリソースと兼用 MB89130A は 16 本兼用 )
:36 本
8 ビットタイマカウンタ動作 2 チャネルまたは 16 ビットイベントカウンタ動作
8 ビット長
シリアル I/O
LSB ファースト /MSB ファースト選択可
8 ビット精度× 4 チャネル
A/D 変換モード ( 最小変換時間 42 µs/4.2 MHz)
センスモード ( 最小変換時間 11.4 µs/4.2 MHz)
内部タイマによる連続起動可
リファレンス電圧入力あり
A/D コンバータ
外部割込み 1
MB89P131
ワンタイム品
( マスク ROM 品 )
ROM 容量
タイマカウンタ
MB89P133A
3 チャネル独立 ( エッジ選択 , 割込みベクタ , 要因フラグ )
立上り / 立下り / 両エッジ選択可
ストップ / スリープからの解除にも使用可 ( ストップモードでもエッジ検出可 )
外部割込み 2
( ウェイクアップ )
⎯
8 本 ( レベル割込みのみ )
⎯
リモコン
送信周波数
⎯
1 本 ( パルス幅と周期をソフト選択可 )
⎯
スタンバイモード
プロセス
動作電圧*
スリープモード , ストップモード , 時計モード
CMOS
2.2 V ∼ 4.0 V ( クロック 2 系統オプション選択時 )
2.2 V ∼ 6.0 V ( クロック 1 系統オプション選択時 )
2.7 V ∼ 6.0 V
*:使用周波数などの条件によって異なります (「■電気的特性」参照 ) 。
(続く)
2
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
(続き)
品名
MB89P135A
MB89PV130A
ワンタイム品
ピギー / エバ品
ROM 容量
16 K × 8 ビット
( 内蔵 PROM, 汎用ライタ書込み可 )
32 K × 8 ビット
( 外付け ROM)
RAM 容量
512 × 8 ビット
1 K × 8 ビット
項目
分類
CPU 機能
基本命令数
:136 命令
命令ビット長
:8 ビット
命令長
:1 ∼ 3 バイト
データビット長
:1, 8, 16 ビット長
最小命令実行時間 :0.95 µs/4.2 MHz
最小割込み処理時間 :8.57 µs/4.2 MHz
ポート
出力ポート (Nch オープンドレイン )
出力ポート (CMOS)
入出力ポート (CMOS)
合 計
タイマカウンタ
8 ビットタイマカウンタ動作 2 チャネルまたは 16 ビットイベントカウンタ動作
8 ビット長
シリアル I/O
LSB ファースト /MSB ファースト選択可
8 ビット精度× 4 チャネル
A/D 変換モード ( 最小変換時間 42 µs/4.2 MHz)
センスモード ( 最小変換時間 11.4 µs/4.2 MHz)
内部タイマによる連続起動可
リファレンス電圧入力あり
A/D コンバータ
外部割込み 1
:4 本 (4 本はリソースと兼用 )
:8 本
:24 本 (8 本はリソースと兼用 MB89130A は 16 本兼用 )
:36 本
3 チャネル独立 ( エッジ選択 , 割込みベクタ , 要因フラグ )
立上り / 立下り / 両エッジ選択可
ストップ / スリープからの解除にも使用可 ( ストップモードでもエッジ検出可 )
外部割込み 2
( ウェイクアップ )
8 本 ( レベル割込みのみ )
リモコン
送信周波数
1 本 ( パルス幅と周期をソフト選択可 )
スタンバイモード
スリープモード , ストップモード , 時計モード
プロセス
CMOS
動作電圧
使用 EPROM
2.7 V ∼ 6.0 V
2.7 V ∼ 6.0 V
⎯
MBM27C256A-20TVM
■ パッケージと品種対応
MB89131
MB89133A
MB89135A
MB89P133A
MB89P131
FPT-48P-M13
○
○
○
○
○
DIP-48P-M01
×
○
×
○
×
MQP-48C-P01
×
×
×
×
×
MB89P135A
MB89PV130A
FPT-48P-M13
○
×
DIP-48P-M01
×
×
MQP-48C-P01
×
○
パッケージ
パッケージ
DS07–12510–11
○:あり , ×:なし
3
MB89130/130A シリーズ
■ 品種間の相違点
1. メモリ空間
ワンタイム ROM などで評価する際には , 実際に使用する品種との相違をよく確認のうえ , 評価してください。特に , 以
下の点にご注意願います。
・ MB89131 と MB89133A/MB89135A と MB89P135A/MB89PV130A では , 使用できるレジスタバンク数が異なります。
・ スタック領域などを RAM の上限に設定している場合。
2. 消費電流
・ 低速で動作させた場合には , OTPROM 搭載品種の消費電流はマスク ROM 品種より多くなります。ただし , スリープ / ス
トップモードの消費電流は同等となります ( 詳細は ,「■電気的特性」を参照してください ) 。
・ MB89PV130A では背面ソケットに接続している EPROM の消費する電流が加わります。
3. マスクオプション
オプションで選択できる機能 , オプションの指定方法は品種により異なります。
「■マスクオプション一覧表」で確認のうえご使用ください。
特に以下の点にご注意願います。
・ P40 ∼ P43 のプルアップは A/D コンバータを使用するときはすべて “ なし ” に設定してください。
・ P40 ∼ P43 のプルアップは MB89P135A では設定できません。
・ MB89PV130A ではオプションは固定となります。
4
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ 端子配列図
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
36
35
34
33
32
31
30
29
28
27
26
25
P36/INT2
P37/BZ/(RCO)
P00/(INT20)
P01/(INT21)
P02/(INT22)
P03/(INT23)
P04/(INT24)
P05/(INT25)
P06/(INT26)
P07/(INT27)
P10
P11
P24
P23
P22
P21
P20
P17
VSS
P16
P15
P14
P13
P12
AVCC
RST
MOD0
MOD1
X0
X1
VCC
X0A
X1A
P27
P26
P25
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
P40/AN0
P41/AN1
P42/AN2
P43/AN3
AVR
AVSS
P30/SCK
P31/SO
P32/SI
P33/EC/SCO
P34/TO/INT0
P35/INT1
(TOP VIEW)
(FPT-48P-M13)
( 注意事項 ) ( ) 内は MB89130A シリーズのみ有効です。
(TOP VIEW)
VSS
P16
P15
P14
P13
P12
P11
P10
P07/(INT27)
P06/(INT26)
P05/(INT25)
P04/(INT24)
P03/(INT23)
P02/(INT22)
P01/(INT21)
P00/(INT20)
P37/BZ/(RCO)
P36/INT2
P35/INT1
P34/TO/INT0
P33/EC/SCO
P32/SI
P31/SO
P30/SCK
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
32
31
30
29
28
27
26
25
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
P17
P20
P21
P22
P23
P24
P25
P26
P27
X1A
X0A
VCC
X1
X0
MOD1
MOD0
RST
AVCC
P40/AN0
P41/AN1
P42/AN2
P43/AN3
AVR
AVSS
(DIP-48P-M01)
( 注意事項 ) ( ) 内は MB89130A シリーズのみ有効です。
(続く)
DS07–12510–11
5
MB89130/130A シリーズ
(続き)
69
70
71
72
73
74
75
76
60
59
58
57
56
55
54
53
13
14
15 77
16 78
17 79
18 80
19 49
20 50
21 51
22 52
23
24
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
36
35
34
33
32
31
30
29
28
27
26
25
P36/INT2
P37/BZ/RCO
P00/INT20
P01/INT21
P02/INT22
P03/INT23
P04/INT24
P05/INT25
P06/INT26
P07/INT27
P10
P11
P24
P23
P22
P21
P20
P17
VSS
P16
P15
P14
P13
P12
AVCC
RST
MOD0
MOD1
X0
X1
VCC
X0A
X1A
P27
P26
P25
68
67
66
65
64
63
62
61
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
P40/AN0
P41/AN1
P42/AN2
P43/AN3
AVR
AVSS
P30/SCK
P31/SO
P32/SI
P33/EC/SCO
P34/TO/INT0
P35/INT1
(TOP VIEW)
(MQP-48C-P01)
・パッケージ上側の端子配列
端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号 端子番号 端子記号
49
VPP
57
N.C.
65
O4
73
OE
50
A12
58
A2
66
O5
74
N.C.
51
A7
59
A1
67
O6
75
A11
52
A6
60
A0
68
O7
76
A9
53
A5
61
O1
69
O8
77
A8
54
A4
62
O2
70
CE
78
A13
55
A3
63
O3
71
A10
79
A14
56
N.C.
64
VSS
72
N.C.
80
VCC
N.C.:内部接続がありますので使用しないでください。
6
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ 端子機能説明
端子番号
端子記号
QFP/
MQFP
SHDIP
5
35
X0
6
36
X1
8
38
X0A
9
39
X1A
3
33
MOD0
4
34
MOD1
回路
形式
機 能 説 明
A
水晶発振用端子です ( 最大 4.2 MHz) 。
B
水晶発振用端子です (32.768 kHz 用 ) 。
C
動作モード指定入力端子です。
VSS に直結してください。
2
32
RST
D
リセット入出力端子です。プルアップ抵抗付 Nch オープンドレイン
出力とヒステリシス入力になっています。“L” の入力によって内部回
路が初期化されます。オプション設定で内部リセット要因により端
子から “L” を出力します。
34 ∼ 27
16 ∼ 9
P00 (INT20) ∼
P07 (INT27)
I
汎用の入出力ポートです。
MB89130A シリーズでは外部割込み入力端子と兼用しています。
外部割込み入力端子はヒステリシスです。
26 ∼ 20, 18
8 ∼ 2, 48
P10 ∼ P17
E
汎用の入出力ポートです。
17 ∼ 10
47 ∼ 40
P20 ∼ P27
G
汎用の出力専用ポートです。
42
24
P30/SCK
F
汎用の入出力ポートです。
シリアル I/O のクロック入出力端子と兼用しています。
ヒステリシス入力です。
41
23
P31/SO
F
汎用の入出力ポートです。
シリアル I/O のデータ出力端子と兼用しています。ヒステリシス入
力です。
40
22
P32/SI
F
汎用の入出力ポートです。
シリアル I/O のデータ入力端子と兼用しています。ヒステリシス入
力です。
39
21
P33/EC/SCO
F
汎用の入出力ポートです。
8 ビットタイマ / カウンタの外部クロックの入力端子と兼用していま
す。ヒステリシス入力です。なお , システムクロック出力はオプショ
ン選択可です。
38
20
P34/TO/INT0
F
汎用の入出力ポートです。
8 ビットタイマ / カウンタのオーバフロー出力端子と外部割込み入力
端子と兼用しています。ヒステリシス入力です。
37, 36
19, 18
P35/INT1,
P36/INT2
F
汎用の入出力ポートです。
外部割込み入力端子と兼用しています。ヒステリシス入力です。
35
17
P37/BZ/
(RCO)
F
汎用の入出力ポートです。
ブザー出力端子と兼用しています。ヒステリシス入力です。
MB89130A シリーズではリモコン出力端子とも兼用しています。
48 ∼ 45
30 ∼ 27
P40/AN0 ∼
P43/AN3
H
Nch オープンドレインの出力専用ポートです。
A/D コンバータのアナログ入力端子と兼用しています。
7
37
VCC
⎯
電源端子です。
19
1
VSS
⎯
電源 (GND) 端子です。
1
31
AVCC
⎯
A/D コンバータの電源端子です。
44
26
AVR
⎯
A/D コンバータの基準電圧入力端子です。
43
25
AVSS
⎯
A/D コンバータの電源端子です。VSS と同電位で使用してください。
DS07–12510–11
7
MB89130/130A シリーズ
・外付け EPROM 用端子 (MB89PV130A のみ )
8
端子番号
(MQFP)
端子記号
I/O
49
VPP
O
“H” レベル出力端子です。
50
51
52
53
54
55
58
59
60
A12
A7
A6
A5
A4
A3
A2
A1
A0
O
アドレス出力端子です。
61
62
63
O1
O2
O3
I
データ入力端子です。
64
VSS
O
電源 (GND) 端子です。
65
66
67
68
69
O4
O5
O6
O7
O8
I
データ入力端子です。
70
CE
O
ROM 用チップイネーブル端子です。
スタンバイ時には , “H” を出力します。
71
A10
O
アドレス出力端子です。
73
OE
O
ROM 用出力イネーブル端子です。
常に , “L” を出力します。
75
76
77
78
79
A11
A9
A8
A13
A14
O
アドレス出力端子です。
80
VCC
O
EPROM 用電源端子です。
56
57
72
74
N.C.
⎯
内部接続端子です。必ず開放にしてください。
機 能 説 明
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ 入出力回路形式
回
分類
路
備
考
・ 水晶・セラミック発振型 ( 高速側 )
MB89P133A, MB89P131,
X1
MB89P135A, MB89PV130A の回路
MB89131/133A/135A の
外部クロック入力選択タイプ品
X0
発振帰還抵抗 約 1 MΩ/5 V 時
スタンバイ制御信号
A
X1
・ 水晶・セラミック発振型 ( 高速側 )
MB89131/133A/135A の水晶・
セラミック発振選択タイプ品
X0
発振帰還抵抗 約 1 MΩ/5 V 時
スタンバイ制御信号
・ 水晶・セラミック発振型 ( 低速側 )
MB89131/133A/135A の回路
発振帰還抵抗 約 4.5 MΩ/5 V 時
X1A
X0A
スタンバイ制御信号
B
X1A
・ 水晶・セラミック発振型 ( 低速側 )
MB89P131, MB89P133A,
X0A
MB89P135A, MB89PV130A の回路
発振帰還抵抗 約 4.5MΩ/5V 時
スタンバイ制御信号
C
・ 出力プルアップ抵抗 (Pch)
約 50 kΩ/5V 時
・ ヒステリシス入力
R
Pch
D
Nch
(続く)
DS07–12510–11
9
MB89130/130A シリーズ
(続き)
回
分類
路
備
考
・ CMOS 出力
・ CMOS 入力
R
Pch
E
Nch
・ プルアップ抵抗オプション
・ CMOS 出力
・ ヒステリシス入力
R
Pch
F
Nch
・ プルアップ抵抗オプション
・ CMOS 出力
Pch
G
Nch
・ Nch オープンドレイン出力
・ アナログ入力
R
H
Nch
アナログ入力
・ プルアップ抵抗オプション
・ CMOS 出力
・ CMOS 入力
・ 割込み入力はヒステリシス入力
(MB89130A シリーズのみ )
Pch
I
Nch
割込み入力
MB89130A シリーズのみ
10
・ プルアップ抵抗オプション
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ デバイスの取扱いについて
1. ラッチアップの防止
CMOS IC では , 中・高耐圧以外の入力端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合 , また
は VCC ∼ VSS 間に定格を超える電圧が印加された場合に , ラッチアップ現象を生じることがあります。
ラッチアップが起きると電源電流が激増し , 素子の熱破壊の恐れがありますので , 使用に際しては最大定格を超えるこ
とのないよう十分に注意してください。
アナログ系の電源投入時および切断時においてもアナログ電源 (AVCC, AVR) とアナログ入力は , デジタル電源 (VCC) を
超えないように注意してください。
2. 未使用入力端子の処理
使用していない入力端子を開放のままにしておくと , 誤動作の原因になることがありますので Pull-up または Pull-down
などの処置をしてください。
3. A/D コンバータ搭載品種の電源端子処理
A/D コンバータを使用しない場合においても , AVCC = VCC, AVSS = AVR = VSS に接続してください。
4. N.C. 端子の処理
N.C. ( 内部接続 ) 端子は , 必ず開放にして使用してください。
5. 電源電圧の変動について
VCC 電源電圧の動作保証範囲は規格のとおりですが , この規格範囲内においても電源電圧の急激な変化があると誤動作
を生じることがありますので , IC への供給電圧はできるだけ安定化するよう心がけてください。安定化の基準として , 商
用周波数 (50 Hz ∼ 60 Hz) での VCC リプル変動 (P − P 値 ) は標準 VCC 値の 10%以下に , また電源の切替え時などの瞬時変
化においては , 過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるよう電源を抑えることを推奨いたします。
6. 外部クロック使用時の注意
外部クロック使用時において , パワーオンリセット ( オプション選択 ) およびストップモードからの解除にも , 発振安
定時間がとられます。
7. 電源電圧の立上げについて(MB89P135A のみ)
発振開始後 13 クロック以内に , 電源をオプション動作可能電圧(2V)まで , 急峻に立上げるようにしてください。
DS07–12510–11
11
MB89130/130A シリーズ
■ MB89P131 の EPROM 書込みについて
MB89P131 は , MB89131 のワンタイム PROM 版です。
1. 特長
・ 4 K byte PROM 搭載
・ EPROM モード時 (ROM ライタでの書込み時 ) MBM27C256A 相当となります。
2. メモリ空間
EPROM モードでのメモリ空間を以下に示します。
アドレス シングルチップ
0000H
EPROM モード時
(ROM ライタ上の対応アドレス )
I/O
使用禁止
RAM
0000H
使用禁止
F000H
使用禁止
7000H
PROM
4 KB
FFFFH
EPROM
4 KB
7FFFH
3. PROM への書込み方法
MB89P131 は EPROM モードで MBM27C256A 相当の機能になるため , 専用変換アダプタを使用することにより汎用の
EPROM ライタで書込みが可能です ( エレクトロニックシグネチャモードは使用できません ) 。
・書込み方法
(1) EPROM ライタを MBM27C256A の設定にする。
(2) プログラムデータを EPROM ライタの 7000H から 7FFFH にロードする ( 動作モードでの F000H から FFFFH が
EPROM モードでは 7000H から 7FFFH に相当しますので , ご注意ください ) 。
(3) EPROM ライタで書込みを行う。
12
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ MB89P133A の EPROM 書込みについて
MB89P133A は , MB89133A のワンタイム PROM 版です。
1. 特長
・ 8 K byte PROM 搭載
・ EPROM モード時 (ROM ライタでの書込み時 ) MBM27C256A 相当となります。
2. メモリ空間
EPROM モードでのメモリ空間を以下に示します。
アドレス シングルチップ
0000H
EPROM モード時
(ROM ライタ上の対応アドレス )
I/O
RAM
使用禁止
0000H
使用禁止
E000H
6000H
PROM
8 KB
FFFFH
EPROM
8 KB
7FFFH
3. PROM への書込み方法
MB89P133A は EPROM モードで MBM27C256A 相当の機能になるため , 専用変換アダプタを使用することにより汎用の
EPROM ライタで書込みが可能です。ただし , エレクトロニックシグネチャモードは使用できませんのでご注意ください。
・書込み方法
(1) EPROM ライタを MBM27C256A の設定にする。
(2) プログラムデータを EPROM ライタの 6000H から 7FFFH にロードする ( 動作モードでの E000H から FFFFH が
EPROM モードでは 6000H から 7FFFH に相当しますので , ご注意ください ) 。
(3) EPROM ライタで書込みを行う。
DS07–12510–11
13
MB89130/130A シリーズ
■ MB89P135A の EPROM 書込みについて
MB89P135A は , MB89133A/135A のワンタイム PROM 版です。
1. 特長
・ 16 K byte PROM 搭載
・ EPROM モード時 (ROM ライタでの書込み時 ) MBM27C256A 相当となります。
2. メモリ空間
EPROM モードでのメモリ空間を以下に示します。
アドレス シングルチップモード時
0000H
EPROM モード時
(ROM ライタ上の対応アドレス )
I/O
0080H
RAM
0280H
禁止
8000H
0000H
空き領域
( リード値 FFH)
禁止
BFF0H
3FF0H
禁止
BFF6H
3FF6H
空き領域
( リード値 FFH)
禁止
C000H
4000H
PROM
16 KB
FFFFH
オプション
設定領域
EPROM
16 KB
7FFFH
3. PROM への書込み方法
MB89P135A は EPROM モードで MBM27C256A 相当の機能になるため , 専用変換アダプタを使用することにより汎用の
EPROM ライタで書込みが可能です。ただし , エレクトロニックシグネチャモードは使用できませんのでご注意ください。
・書込み方法
(1) EPROM ライタを MBM27C256A の設定にする。
(2) プログラムデータを EPROM ライタの 4000H から 7FFFH にロードする ( 動作モードでの C000H から FFFFH が
EPROM モードでは 4000H から 7FFFH に相当しますので , ご注意ください ) 。
(3) オプションデータを EPROM ライタの 3FF0H から 3FF6H にロードする。
(4) EPROM ライタで書込みを行う。
14
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
4. OTPROM オプションの設定 (MB89P135A のみ )
書込み方法は , PROM と同じでメモリマップに示す番地に値を書き込むことにより設定できます。
各ビットとオプションの関係を次のビットマップに示します。
・OTPROM オプションのビットマップ
アドレス
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
リード ,
ライト可
クロック
モード選択
1:1 系統
0:2 系統
リセット
端子出力
1:有
0:無
パワーオン
発振安定時間
リセット
00:22/FCH 10:216/FCH
1:有
01:212/FCH 11:218/FCH
0:無
P06
プルアップ
1:有
0:無
P05
プルアップ
1:有
0:無
P04
プルアップ
1:有
0:無
P03
プルアップ
1:有
0:無
P02
プルアップ
1:有
0:無
P01
プルアップ
1:有
0:無
P00
プルアップ
1:有
0:無
3FF2H
P17
プルアップ
1:有
0:無
P16
プルアップ
1:有
0:無
P15
プルアップ
1:有
0:無
P14
プルアップ
1:有
0:無
P13
プルアップ
1:有
0:無
P12
プルアップ
1:有
0:無
P11
プルアップ
1:有
0:無
P10
プルアップ
1:有
0:無
3FF3H
P37
プルアップ
1:有
0:無
P36
プルアップ
1:有
0:無
P35
プルアップ
1:有
0:無
P34
プルアップ
1:有
0:無
P33
プルアップ
1:有
0:無
P32
プルアップ
1:有
0:無
P31
プルアップ
1:有
0:無
P30
プルアップ
1:有
0:無
空き
空き
空き
空き
空き
空き
空き
空き
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
空き
空き
空き
空き
空き
空き
空き
空き
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
空き
空き
空き
空き
空き
空き
空き
空き
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
空き
空き
空き
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
3FF1H
P07
プルアップ
1:有
0:無
3FF0H
3FF4H
3FF5H
3FF6H
(注意事項)消去時は各ビットが “1” になります。したがって , ポートはプルアップありとなります。
DS07–12510–11
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MB89130/130A シリーズ
■ MB89P131/P133A/P135A の取扱いについて
1. 推奨スクリーニング条件
実装前のスクリーニング方法として , 高温エージングをお勧めいたします。
プログラム , ベリファイ
高温エージング
+ 150 °C, 48 h
リード
実装
2. 書込み歩留りについて
OTPROM マイコンプログラム未書込み品は , その性質上全ビット書込み試験を実施することはできません。したがっ
て , 必ずしも書込み歩留り 100%は保証できない場合があります。
16
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ ピギー / エバチップの搭載 EPROM 書込みについて
1. 使用 EPROM
・ MBM27C256A-20TVM
2. メモリ空間
外付け EPROM32 Kbyte の各モードでのメモリ空間を以下に示します。
アドレス シングルチップモード時
ROM ライタ上の対応アドレス
0000H
I/O
0080H
RAM
0480H
禁
止
8000H
0000H
PROM
32 KB
FFFFH
EPROM
32 KB
7FFFH
3. 外付け EPROM への書込み方法
(1) EPROM ライタを MBM27C256A の設定にする。
(2) プログラムデータを EPROM ライタの 0000H から 7 FFFH にロードする。
(3) EPROM ライタで書込みを行う。
DS07–12510–11
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MB89130/130A シリーズ
■ ブロックダイヤグラム
X0
X1
タイムベース
タイマ
発振回路
クロック制御
低電力発振回路
(32.768 kHz)
X0A
X1A
P00/ (INT20)
∼
8
P07/ (INT27)
8
P10 ∼ P17
P20
ポ
|
ト
0
/
1
CMOS 入出力ポート
リセット回路
(WDT)
内
部
バ
ス
8 bit
タイマカウンタ
P34/TO/INT0
8 bit
タイマカウンタ
P33/EC/SCO
8 bit シリアル
P30/SCK
P32/SI
P31/SO
外部割込み*
( ウェイクアップ )
外部割込み
8
∼
P27
RST
ポ
|
ト
2
ポ
|
ト
3
P35/INT1
リモコン
送信周波数*
CMOS 出力ポート
P36/INT2
ブザー出力
P37/BZ/(RCO)
CMOS 入出力ポート
RA M
F 2 M C-8 L
CPU
Nch オープンドレイン
出力ポート
ポ
|
ト
8 bit
4
4
A/D コンバータ
4
P40/AN0 ∼
P43/AN3
AVR
RO M
AVCC
AVSS
その他の端子
MOD0, MOD1, VCC, VSS
*:MB89130A シリーズのみ搭載しています。
( ) 内は MB89130A シリーズのみの端子機能です。
18
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ CPU コア
1. メモリ空間
MB89130/130A シリーズのメモリ空間は 64 K バイトであり , この空間の中に I/O, データ領域 , プログラム領域のすべて
を格納します。I/O はアドレスの最下位近くにあり , データ領域はそのすぐ上位に配置します。データ領域は , 用途別にレ
ジスタ領域, スタック領域, ダイレクト領域などに分割することができます。プログラム領域は正反対にアドレス空間の最
上位付近にあり , その中でも最も上位に割込み・リセットベクタやベクタコール命令のテーブルなどを配置します。
MB89130/130A シリーズのメモリ空間の構成を以下に示します。
・メモリ空間
MB89P131
MB89131
0000H
MB89P133A
MB89133A
0000H
I/O
007FH
空き領域
MB89135A
0000H
I/O
I/O
007FH
0080H
007FH
0080H
MB89P135A
0000H
MB89PV130A
0000H
I/O
I/O
007FH
0080H
007FH
0080H
00C0H
RAM
128 B
RAM
256 B
00FFH
0100H
00FFH
0100H
0100H
レジスタ
013FH
0140H
RAM
256 B
レジスタ
RAM
512 B
RAM
1B
00FFH
0100H
00FFH
0100H
レジスタ
レジスタ
017FH
0180H
017FH
0180H
01FFH
0200H
レジスタ
01FFH
0200 H
027FH
0280H
空き領域
空き領域
空き領域
空き領域
047FH
0480H
空き領域
BFFFH
C000H
BFFFH
C000H
EFFFH
F000H
FFFFH
DS07–12510–11
外部
DFFFH
E000H
ROM
4 KB
ROM
16 KB
ROM
16 KB
ROM
8 KB
FFFFH
7FFFH
8000H
FFFFH
FFFFH
ROM
32 KB
FFFFH
19
MB89130/130A シリーズ
2. レジスタ
F2MC-8L シリーズには CPU 内にある用途専用のレジスタとメモリ上にある汎用レジスタの 2 つの種類のレジスタがあ
ります。専用レジスタは以下のものが該当します。
プログラムカウンタ (PC)
アキュムレータ (A)
: 16 ビット長 , 命令格納位置を示します。
: 16 ビット長 , 演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下位側の
1 バイトを使用します。
テンポラリアキュムレータ (T) : 16 ビット長 , アキュムレータとの間で演算を行います。
8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。
インデックスレジスタ (IX)
エクストラポインタ (EP)
スタックポインタ (SP)
プログラムステータス (PS)
: 16 ビット長 , インデックス修飾を行うレジスタです。
: 16 ビット長 , メモリアドレスを示すポインタです。
: 16 ビット長 , スタック領域を示します。
: 16 ビット長 , レジスタポインタやコンディションコードを格納するレジスタです。
16 ビット
初期値
PC
FFFDH
:プログラムカウンタ
A
:アキュムレータ
不定
T
:テンポラリアキュムレータ
不定
IX
:インデックスレジスタ
不定
EP
:エクストラポインタ
不定
SP
:スタックポインタ
不定
PS
:プログラムステータス
I フラグ= 0, IL1, 0 = 11
ほかのビットは不定
さらに , PS は上位 8 ビットがレジスタバンクポインタ (RP) , 下位 8 ビットがコンディションコードレジスタ (CCR) に
分けることができます ( 下図参照 ) 。
・プログラムステータスの構造
15
PS
14
13
12
RP
RP
20
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
空き
空き
空き
H
I
IL1, 0
N
Z
V
C
CCR
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示すもので , RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規則
になっています。
・汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則
OP コード下位
RP
“0” “0” “0” “0” “0” “0” “0” “1” R4 R3 R2 R1 R0
b2
b1
b0
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
発生アドレス A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと , 割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。
H フラグ
: 演算の結果 , bit3 から bit4 への繰上げや借越しが発生した場合 , 1 にセットされ , それ以外の場
合は 0 にクリアされます。このフラグは十進補正命令用です。
I フラグ
IL1, 0
: このフラグが 1 のとき割込みを許可し , 0 のとき割込みを禁止します。リセット時に 0 になります。
: 現在許可している割込みのレベルを示します。このビットが示す値より強い割込み要求があった場合の
み , 割込み処理を行います。
IL1
IL0
0
0
0
1
1
0
2
1
1
3
割込みレベル
1
強弱
強い
弱い=割込みなし
N フラグ
Z フラグ
V フラグ
: 演算の結果 , 最上位ビットが 1 のとき 1 にセットされ , 0 のとき 0 にクリアされます。
: 演算の結果 , 0 であれば 1 にセットされ , それ以外のとき 0 にクリアされます。
: 演算の結果 , 2 の補数のオーバフローが発生したとき 1 にセットされ , 発生しなかったとき 0 にクリアさ
れます。
C フラグ
: 演算の結果 , bit7 から繰上げや借越しが発生した場合 , 1 にセットされ , それ以外の場合は 0 にクリアさ
れます。また , シフト命令ではシフトアウトした値になります。
DS07–12510–11
21
MB89130/130A シリーズ
また , 汎用レジスタとして , 以下のものがあります。
汎用レジスタ:8 ビット長 , データを格納するレジスタ
汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで , メモリ上のレジスタバンク内にあります。1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ
り , MB89131/MB89P131 では全部で 8 バンクまで使用することができ , MB89133A/MB89P133A/135A では全部で 16 バン
クまで使用することができます。MB89P135A/MB89PV130A では全部で 32 バンクまで使用することができます。
現在使用しているバンクはレジスタバンクポインタ (RP) で示します。
・レジスタバンク構成
ここのアドレス= 0100H + 8 × (RP)
R0
R1
R2
R3
R4
R5
R6
R7
8 バンク (MB89131/P131)
16 バンク (MB89133A/P133A/135A)
32 バンク (MB89P135A/PV130A)
メモリ領域
22
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ I/O マップ
アドレス
書込み / 読出し
レジスタ略称
00H
(R/W)
PDR0
ポート 0 データレジスタ
01H
(W)
DDR0
ポート 0 方向レジスタ
02H
(R/W)
PDR1
ポート 1 データレジスタ
03H
(W)
DDR1
ポート 1 方向レジスタ
04H
(R/W)
PDR2
ポート 2 データレジスタ
レジスタの内容
05H
空き領域
06H
空き領域
07H
(R/W)
SYCC
システムクロック制御レジスタ
08H
(R/W)
STBC
スタンバイ制御レジスタ
09H
(R/W)
WDTC
ウォッチドッグ制御レジスタ
0AH
(R/W)
TBTC
タイムベースタイマ制御レジスタ
0BH
(R/W)
WPCR
時計プリスケーラ制御レジスタ
0CH
(R/W)
PDR3
ポート 3 データレジスタ
0DH
(W)
DDR3
ポート 3 方向レジスタ
0EH
(R/W)
PDR4
ポート 4 データレジスタ
0FH
(R/W)
BZCR
ブザーレジスタ
10H
空き領域
11H
空き領域
12H
(R/W)
SCGC
周辺制御クロックレジスタ
空き領域
13H
14H
(R/W)
RCR1
リモコン制御レジスタ 1 *
15H
(R/W)
RCR2
リモコン制御レジスタ 2 *
16H
空き領域
17H
空き領域
18H
(R/W)
T2CR
タイマ 2 制御レジスタ
19H
(R/W)
T1CR
タイマ 1 制御レジスタ
1AH
(R/W)
T2DR
タイマ 2 データレジスタ
1BH
(R/W)
T1DR
タイマ 1 データレジスタ
1CH
(R/W)
SMR
シリアルモードレジスタ
1DH
(R/W)
SDR
シリアルデータレジスタ
1EH
空き領域
1FH
空き領域
20H
(R/W)
ADC1
A/D 制御レジスタ 1
21H
(R/W)
ADC2
A/D 制御レジスタ 2
22H
(R/W)
ADCD
A/D データレジスタ
23H
(R/W)
EIC1
外部割込み 1 制御レジスタ 1
24H
(R/W)
EIC2
外部割込み 1 制御レジスタ 2
25H
空き領域
26H ∼ 31H
空き領域
(続く)
DS07–12510–11
23
MB89130/130A シリーズ
(続き)
アドレス
書込み / 読出し
レジスタ略称
32H
(R/W)
EIE2
外部割込み 2 制御レジスタ*
33H
(R/W)
EIF2
外部割込み 2 フラグレジスタ*
レジスタの内容
空き領域
34H ∼ 7BH
7CH
(W)
ILR1
割込みレベル設定レジスタ 1
7DH
(W)
ILR2
割込みレベル設定レジスタ 2
7EH
(W)
ILR3
割込みレベル設定レジスタ 3
7FH
空き領域
*:MB89130A シリーズのみ
(注意事項)空き領域は使用しないでください。
24
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ 電気的特性
1. 絶対最大定格
(AVSS = VSS = 0 V)
項 目
記 号
定 格 値
単 位
備 考
最 小
最 大
VCC
VSS − 0.3
VSS + 7.2
V
*
AVCC
VSS − 0.3
VSS + 7.2
V
*
AVR
VSS − 0.3
VSS + 7.2
V
VCC + 0.3 V を超えないこと
プログラム電圧
VPP
VSS − 0.6
VSS + 13.0
V
MB89P131/P133A/P135A のみ
入力電圧
VI
VSS − 0.3
VCC + 0.3
V
出力電圧
VO
VSS − 0.3
VCC + 0.3
V
“L” レベル最大出力電流
IOL
⎯
10
mA
“L” レベル平均出力電流
IOLAV
⎯
4
mA
“L” レベル最大総出力電流
ΣIOL
⎯
100
mA
“L” レベル平均総出力電流
ΣIOLAV
⎯
20
mA
“H” レベル最大出力電流
IOH
⎯
− 10
mA
“H” レベル平均出力電流
IOHAV
⎯
−2
mA
“H” レベル最大総出力電流
ΣIOH
⎯
− 30
mA
“H” レベル平均総出力電流
ΣIOHAV
⎯
− 10
mA
消費電力
PD
⎯
200
mW
動作温度
TA
− 40
+ 85
°C
保存温度
Tstg
− 55
+ 150
°C
電源電圧
平均値 ( 動作電流×動作率 )
平均値 ( 動作電流×動作率 )
平均値 ( 動作電流×動作率 )
平均値 ( 動作電流×動作率 )
*:AVCC と VCC は同電位で使用してください。また , 電源投入時など AVCC が VCC を超えないよう注意してください。
<注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ
ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。
DS07–12510–11
25
MB89130/130A シリーズ
2. 推奨動作条件
(AVSS = VSS = 0 V)
項 目
記 号
動作温度
単 位
備 考
最 小
最 大
2.2 * 1
6.0 * 1
V
通常動作保証範囲* 1
MB89131/133A/135A
2.7 * 2
6.0 * 2
V
通常動作保証範囲* 2
MB89P131/P133A/135A/PV130A
1.5
6.0
V
ストップ時の RAM 状態保持
AVR
2.0
AVCC
V
TA
− 40
+ 85
°C
VCC,
AVCC
電源電圧
規 格 値
* 1:動作周波数 , アナログ保証範囲により異なります。図 1, 図 2 および「5. A/D 変換部電気的特性」を参照してください。
* 2:アナログ保証範囲により異なります。「5. A/D 変換部電気的特性」を参照してください。
図 1 動作電圧−動作周波数
(MB89P131/P133A/P135A/PV130A と , クロック 1 系統の MB89131/133/133A/135/135A)
6
5
動作保証範囲
動作電圧 (V)
4
3
2
1
1
2
3
4
動作周波数 (MHz) ( インストラクションサイクルタイム= 4/FCH のとき )
4.0
2.0
1.0
最小命令実行時間[µs]
( 注意事項 ) 網かけ部分は MB89131/133/133A/135/135A のみ保証します
( インストラクションサイクルタイム= 4/FCH のとき ) 。
26
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
図 2 動作電圧−動作周波数 ( クロック 2 系統の MB89131/133/133A/135/135A) 6
5
動作電圧 (V)
4
動作保証範囲
3
2
1
1
2
3
4
動作周波数 (MHz) ( インストラクションサイクルタイム= 4/FCH のとき )
4.0
2.0
1.0
最小命令実行時間[µs]
<注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条
件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼
性に悪影響を及ぼすことがあります。
データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され
ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。
DS07–12510–11
27
MB89130/130A シリーズ
3. 直流規格
(AVCC = VCC =+ 5.0 V , AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項目
記号
端子記号
条件
規 格 値
最小
標準
最大
単位
備 考
VIH
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17
0.7 VCC
⎯
VCC + 0.3
V
VIHS
RST,
P30 ∼ P37,
INT20 ∼ INT27
0.8 VCC
⎯
VCC + 0.3
V
VIL
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17
VSS − 0.3
⎯
0.3 VCC
V
VILS
RST,
P30 ∼ P37,
INT20 ∼ INT27
VSS − 0.3
⎯
0.2 VCC
V
オープンドレ
イン出力端子
印加電圧
VD
P40 ∼ P43
VCC − 0.3
⎯
VCC + 0.3
V
“H” レベル
出力電圧
VOH
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P20 ∼ P27,
P30 ∼ P37
IOH =− 2.0 mA
2.4
⎯
⎯
V
VOL
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P20 ∼ P27,
P30 ∼ P37,
P40 ∼ P43
IOL = 1.8 mA
⎯
⎯
0.4
V
VOL2
RST
IOL = 4.0 mA
⎯
⎯
0.6
V
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P20 ∼ P27,
P30 ∼ P37,
P40 ∼ P43,
MOD0, MOD1
0.0 V
< VI < VCC
⎯
⎯
±5
µA
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P30 ∼ P37,
P40 ∼ P43,
RST
VI = 0 V
25
50
100
kΩ
⎯
4
7
mA
MB89131/133A/
135A
⎯
6
10
mA
MB89P131/
P133A/P135A
⎯
2
5
mA
⎯
50
100
µA
MB89131/133A/
135A
⎯
1
3
mA
MB89P131/
P133A/P135A
“L” レベル
入力電圧
“L” レベル
出力電圧
入力リーク
電流
(Hi-Z 出力
リーク電流 )
プルアップ
抵抗値
ILI1
RPULL
電源電流* 1
ICCS1
ICCL
VCC VCC = 5 V
FCH = 4.00 MHz
外 tinst * 2 = 1.0 µs
部
ク VCC = 5 V
ロ FCH = 4.00 MHz
ッ ・メインスリープモード
*2
ク tinst = 1.0 µs
動
VCC = 3 V
作
FCL = 32.768 kHz
・サブモード
INT20 ∼ INT27
は , MB89130A
シリーズのみ
INT20 ∼ INT27
は , MB89130A
シリーズのみ
プルアップ
抵抗ありを指
定した場合を
除く
(
ICC1
⎯
(
“H” レベル
入力電圧
(続く)
28
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
(続き)
(AVCC = VCC =+ 5.0 V , AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
記号
ICCT
電源電流* 1
ICCH
入力容量
規 格 値
条件
VCC VCC = 3 V
FCL = 32.768 kHz
外 ・サブスリープモード
部 VCC = 3 V
ク FCL = 32.768 kHz
ロ ・時計モード
ッ ・2 系統品の
メインストップ
ク
動 TA =+ 25 °C
作 ・サブストップ
・1 系統品の
メインストップ
(
ICCLS
端子記号
(
項目
単位
最小
標準
最大
⎯
25
50
µA
⎯
⎯
15
µA
⎯
⎯
1
µA
IA
AVCC
FCH = 4 MHz
A/D 変換起動時
⎯
1
3
mA
IAH
AVCC
FCH = 4 MHz
TA =+ 25 °C
A/D 変換停止時
⎯
⎯
1
µA
CIN
AVCC, AVSS,
VCC, VSS 以外
f = 1 MHz
⎯
10
⎯
pF
備 考
* 1:電源電流の測定条件は外部クロックで , VCC は上表中のそれぞれの条件 (VCC = 5.0 V, VCC = 3.0 V) になります。
* 2:tinst については , 「4.交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。
4. 交流規格
(1) リセットタイミング
(VCC =+ 5.0 V ± 10% , AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
RST “L” パルス幅
記 号
条 件
tZLZH
⎯
規 格 値
最小
最大
48 tHCYL *
⎯
単 位
備 考
ns
*:tHCYL は X0 に入力する発振周期 (1/FCH)
tZLZH
0.8 VCC
RST
DS07–12510–11
0.2 VCC
0.2 VCC
29
MB89130/130A シリーズ
(2) パワーオンリセット
(AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
電源立上り時間
電源断時間
記 号
tR
tOFF
条 件
⎯
規 格 値
単 位
備 考
最小
最大
⎯
50
ms
パワーオンリセットありのみ
1
⎯
ms
繰返し動作のため
(注意事項)選択された発振安定時間以内で電源を立ち上げるようにしてください。
たとえばメインクロックが FCH = 3 MHz 発振安定時間選択オプションを 212/FCH に設定したとき , 発振安定待
ち時間は約 1.4 ms になりますので電源立上り時間の最大値は約 1.4 ms となります。
また , 電源電圧を急激に変化させるとパワーオンリセットが起動される場合がありますので , 動作中に電源
電圧を変化させる場合は , 電源電圧を滑らかに立ち上げることを推奨します。
tR
tOFF
2.0 V
VCC
0.2 V
0.2 V
0.2 V
(3) クロックタイミング
(VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
記号
端子記号
FCH
規 格 値
単位
備 考
最 小
標 準
最 大
X0, X1
1
⎯
4.2
MHz メインクロック
FCL
X0A, X1A
⎯
32.768
⎯
kHz
tHCYL
X0, X1
238
⎯
1000
ns
メインクロック
tLCYL
X0A, X1A
⎯
30.5
⎯
µs
サブクロック
入力クロックパルス幅
PWH1
PWL1
X0
30
⎯
⎯
ns
外部クロック使用時
入力クロック立上り ,
立下り時間
tCR1
tCF1
X0
⎯
⎯
24
ns
外部クロック使用時
入力クロック周波数
クロックサイクルタイム
30
サブクロック
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
・メインクロックのタイミングおよび印加条件
tHCYL
0.8 VCC
0.2 VCC
X0
PWH1
PWL1
tCF1
tCR1
・クロック印加条件
水晶振動子または
セラミック振動子使用時
X0
外部クロック使用時
X1
X0
X1
FCH
C0
OPEN
C1
FCH
・サブクロックのタイミングおよび印加条件
tLCYL
0.8 VCC
X0A
・クロック印加条件
水晶振動子または
セラミック振動子使用時
X0A
1 系統オプション使用時
X1A
X0A
X1A
OPEN
Rd
FCL
C0
C1
(4) インストラクションサイクル
項 目
最小命令実行時間
( インストラクション
サイクルタイム )
DS07–12510–11
記号
tinst
規 格 値
単位
備 考
4/FCH, 8/FCH, 16/FCH, 64/FCH
µs
FCH = 4 MHz 動作時 (4/FCH) tinst = 1.0 µs
2/FCL
µs
FCL = 32.768 kHz 動作時 tinst = 61.036 µs
31
MB89130/130A シリーズ
(5) シリアル I/O タイミング
(VCC =+ 5.0 V ± 10% , AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
記 号
端子記号
シリアルクロックサイクルタイム
tSCYC
SCK
SCK ↓→ SO 時間
tSLOV
SCK, SO
有効 SI → SCK ↑
tIVSH
SI, SCK
SCK ↑→有効 SI ホールド時間
tSHIX
SCK, SI
シリアルクロック “H” パルス幅
tSHSL
条 件
内部シフト
クロック
モード
SCK
シリアルクロック “L” パルス幅
tSLSH
SCK ↓→ SO 時間
tSLOV
SCK, SO
有効 SI → SCK ↑
tIVSH
SI, SCK
SCK ↑→有効 SI ホールド時間
tSHIX
SCK, SI
外部シフト
クロック
モード
規 格 値
単位
最 小
最 大
2 tinst *
⎯
µs
− 200
200
ns
200
⎯
ns
200
⎯
ns
tinst
*
⎯
µs
tinst
*
⎯
µs
0
200
ns
200
⎯
ns
200
⎯
ns
備 考
*:tinst については「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。
・内部シフトクロックモード
tSCYC
SCK
2.4 V
0.8 V
0.8 V
tSLOV
2.4 V
SO
0.8 V
tIVSH
tSHIX
0.8 VCC
0.8 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
SI
・外部シフトクロックモード
tSLSH
tSHSL
SCK
0.8 VCC
0.2 VCC
0.8 VCC
0.2 VCC
tSLOV
2.4 V
SO
0.8 V
tIVSH
tSHIX
0.8 VCC
0.8 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
SI
32
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
(6) 周辺入力タイミング
(VCC =+ 5.0 V ± 10% , AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
記 号
周辺入力 “H” レベルパルス幅 1
tILIH1
周辺入力 “L” レベルパルス幅 1
tIHIL1
端子記号
条 件
EC, INT0 ∼ INT2
⎯
規 格 値
単位
最 小
最 大
2 tinst *
⎯
µs
2 tinst *
⎯
µs
備 考
*:tinst については「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。
tIHIL1
tILIH1
0.8 VCC
0.8 VCC
EC
INT0 ∼ INT2
0.2 VCC
0.2 VCC
5. A/D 変換部電気的特性
(AVCC = VCC =+ 3.5 V ∼+ 6 V , 3 MHz, AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
記号 端子記号
分解能
総合誤差
直線性誤差
条 件
AVR = AVCC = 5.0 V
⎯
微分直線性誤差
ゼロトランジション
電圧
VOT
フルスケール
トランジション電圧
VFST
⎯
AVR = AVCC
チャネル間バラツキ
A/D モード変換時間
アナログ入力電圧
基準電圧
基準電圧
供給電流
標 準
最 大
⎯
⎯
8
bit
⎯
⎯
± 1.5
LSB
⎯
⎯
± 1.0
LSB
⎯
⎯
± 0.9
LSB
AVSS
AVSS
AVSS
− 1.0 LSB
+ 0.5 LSB
+ 2.0 LSB
AVR
AVR
− 3.0 LSB
− 1.5 LSB
⎯
⎯
⎯
IAIN
AN0 ∼
AN3
⎯
⎯
IR
AVR
単位
最 小
⎯
⎯
センスモード変換時間
アナログポート
入力電流
規 格 値
V
AVR
V
0.5
LSB
44 tinst
*
⎯
µs
12 tinst
*
⎯
µs
1 LSB =
(AVR −
AVSS) /
256
⎯
⎯
10
µA
0
⎯
AVR
V
2.0
⎯
AVCC
V
⎯
100
300
µA
A/D 変換
起動時
⎯
⎯
1
µA
A/D 変換
停止時
AVR = AVCC = 5.0 V
IRH
備 考
*:tinst については「4.交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照ください。
DS07–12510–11
33
MB89130/130A シリーズ
6. A/D コンバータの用語の定義
・ 分解能
A/D 変換器により識別可能なアナログ変化
8 ビットなら , アナログ電圧を 28 = 256 の部分に分解することが可能
・ 直線性誤差 ( 単位:LSB)
デバイスのゼロトランジション点 (“0000 0000” ←→ “0000 0001”) とフルスケールトランジション点 (“1111 1110” ←→
“1111 1111”) とを結んだ直線と実際の変換特性との偏差
・ 微分直線性誤差 ( 単位:LSB)
出力コードを 1LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差
・ 総合誤差 ( 単位:LSB)
理想変換値と実際の変換値との差
デジタル出力
1111 1111
1111 1110
実際の変換値
理想変換値
SS)
1 LSB = (AVR−AV
256
(1 LSB×N+VOT)
直線性誤差= VNT − (1 LSB × N + VOT)
1 LSB
微分直線性誤差= V (N + 1) T − VNT − 1
1 LSB
直線性誤差
0000 0010
0000 0001
0000 0000
VOT
VNT V(N+1)T
総合誤差= VNT − (1 LSB × N + 1 LSB)
1 LSB
VFST アナログ入力
7. A/D 変換部の注意事項
・アナログ入力端子の入力インピーダンスについて
MB89130/130A シリーズの A/D コンバータは , 下図のようにサンプル&ホールド回路を内蔵しており , A/D 変換起動後
8 インストラクションサイクル間アナログ入力端子の電圧をサンプル&ホールド用のコンデンサに取り込みます。
そのためアナログ入力の外部回路の出力インピーダンスが高い場合 , アナログ入力サンプリング期間内にアナログ入力
電圧が安定しないことがありますので , 外部回路の出力インピーダンスは低くすること (10 kΩ 以下 ) を推奨いたします。
なお , 外部回路の出力インピーダンスを低くすることができない場合には , アナログ入力端子に 0.1 µF 程度のコンデン
サを外付けしていただくことを推奨いたします。
・アナログ入力の等価回路
アナログ入力端子
アナログ入力インピーダンスが
10 kΩ 以上のときに約 0.1 µF の
コンデンサーを付加することを
推奨します。
サンプル&ホールド回路
C ≒約 28 pF
コンパレータ
R ≒約 9 kΩ
A/D 変換起動後 8 インストラクションサイクル閉じます。
アナログチャネルセレクタ
・誤差について
| AVR − AVSS |が小さくなるに従って , 相対的に誤差は大きくなります。
34
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ 特性例
(1) “L” レベル出力電圧
(2) “H” レベル出力電圧
VOL − IOL
VCC - VOH − IOH
VOL (V)
VCC - VOH (V)
VCC = 2.2 V
1.1
1.0
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0.0
VCC = 2.5 V
VCC = 3.0 V
VCC = 4.0 V
VCC = 5.0 V
VCC = 6.0 V
TA = +25 °C
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9 10
IOL (mA)
(3) “H” レベル入力電圧 /“L” レベル入力電圧
(CMOS 入力 )
VIN (V)
5.0
4.5
TA = +25 °C
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0
.00 1.00 2.00
4.00
5.00
6.00
VCC = 2.5 V
VCC = 3.0 V
VCC = 4.0 V
VCC = 5.0 V
VCC = 6.0 V
−2.5
−3.0
IOH (mA)
(4) “H” レベル入力電圧 /“L” レベル入力電圧
( ヒステリシス入力 )
VIN − VCC
3.00
VCC = 2.2 V
1.1
1.0 TA = +25 °C
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0.0
0.0
−.5
−1.0 −1.5 −2.0
7.00
VCC (V)
VIN − VCC
VIN (V)
5.0
4.5
TA = +25 °C
4.0
VIHS
3.5
3.0
2.5
2.0
VILS
1.5
1.0
0.5
0
.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00
VCC (V)
VIHS: ヒステリシス特性で入力電圧を “H” レベルとする
スレッシュホールド
VILS: ヒステリシス特性で入力電圧を “L” レベルとする
スレッシュホールド
(5) プルアップ抵抗値
RPULL − VCC
RPULL (kΩ)
1000
TA = +25 °C
300
100
50
10
0
1
DS07–12510–11
2
3
4
5
6
7
VCC (V)
35
MB89130/130A シリーズ
(6) 電源電流 ( 外部クロック )
ICC1 − VCC
ICC (mA)
5.0
4.5
FCH = 4.0 MHz
TA = +25 °C
4.0
ICCS1 − VCC
ICCS1 (mA)
3
4 分周 (ICC1)
3.5
2.5
4 分周 (ICCS1)
FCH = 4.0 MHz
TA = +25 °C
2
3.0
2.5
64 分周
1.5
2.0
64 分周
1.5
1.0
1
0.5
0.5
0.0
1.5
2
2.5
3
3.5
4
4.5
5
5.5
6
6.5
VCC (V)
0.0
1.5
2.5
3
ICCL − VCC
ICCL (µA)
200
TA = +25 °C
140
35
120
30
100
25
80
20
60
15
40
10
20
5
3
3.5
4
4.5
4.5
5
5.5
6
6.5
VCC (V)
5
5.5
6
6.5
VCC (V)
ICCT − VCC
ICCT (µA)
30
TA = +25 °C
25
TA = +25 °C
45
40
2.5
4
ICCLS (µA)
50
160
2
3.5
ICCLS − VCC
180
0
1.5
2
0
1.5
2
2.5
3
3.5
4
4.5
5
5.5
6
6.5
VCC (V)
IR − AVR
IR (µA)
200
TA = +25 °C
180
160
140
20
120
100
15
80
10
60
40
5
20
0
1.5
2
2.5
3
3.5
4
4.5
5
5.5
6
6.5
VCC (V)
0
1.5
2
2.5
3
3.5
4
4.5
5
5.5
6
6.5
AVR (V)
(続く)
36
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
(続き)
IA (mA)
5.0
4.5
IA − AVCC
FCH = 4 MHz
TA = +25 °C
ICCH (µA)
2.0
1.8
4.0
1.6
3.5
1.4
3.0
1.2
2.5
1.0
2.0
0.8
1.5
0.6
1.0
0.4
0.5
0.2
0
1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5
AVCC (V)
DS07–12510–11
ICCH − VCC
TA = +25 °C
0
1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5
VCC (V)
37
MB89130/130A シリーズ
■ マスクオプション一覧表
No.
1
品 種
MB89131
MB89133A
MB89135A
MB89P131
MB89P133A
指定方法
マスク発注時に指定
マスク発注時に指定
マスク発注時に指定
1 ピンごとに選択可
( ただし , A/D コンバー
タを使う場合 , P40 ∼ P43
はすべてプルアップ抵抗
なしを選択してくださ
い。)
1 ピンごとに選択可
( ただし , A/D コンバー
タを使う場合 , P40 ∼ P43
はすべてプルアップ抵抗
なしを選択してくださ
い。)
1 ピンごとに選択可
( ただし , A/D コンバー
タを使う場合 , P40 ∼ P43
はすべてプルアップ抵抗
なしを選択してくださ
い。)
プルアップ抵抗
P00 ∼ P07, P10 ∼ P17,
P30 ∼ P37, P40 ∼ P43
2
パワーオンリセット
パワーオンリセットあり
パワーオンリセットなし
選択可
選択可
選択可
3
発振安定時間選択
メインクロックの発振安定
時間を下記の 4 種から選択
発振安定 22/FCH
発振安定 212/FCH
発振安定 216/FCH
発振安定 218/FCH
選択可
選択可
選択可
4
リセット端子出力
リセット出力あり
リセット出力なし
選択可
選択可
選択可
5
クロックモード選択
2 系統クロックモード
1 系統クロックモード
選択可
選択可
選択可
6
メイン発振回路形式選択
外部クロック使用
発振用振動子使用
選択可
選択可
必要なし* 1
7
周辺制御クロック出力機能* 2
使用しない
使用する
選択可
必要なし* 3
必要なし* 3
* 1:ワンタイム ROM 品は外部クロック , 発振用振動子ともに使用できます。
* 2:P33 (39 pin) を SCO として周辺制御クロックを出力する場合 “ 使用する ” を選択してください。
* 3:ソフトウェアのみで , 周辺制御クロック出力機能を使用できます。
38
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
No.
品 種
MB89P135A
MB89PV130A
指定方法
EPROM ライタで指定
設定不可
1 ピンごとに選択可
ただし , P40 ∼ P43 はすべてプルアッ
プ抵抗なし固定です。
全端子プルアップなし
1
プルアップ抵抗
P00 ∼ P07, P10 ∼ P17,
P30 ∼ P37, P40 ∼ P43,
2
パワーオンリセット
パワーオンリセットあり
パワーオンリセットなし
選択可
パワーオンリセットあり
3
発振安定時間選択
メインクロックの発振安定
時間を下記の 4 種から選択
発振安定 22/FCH
発振安定 212/FCH
発振安定 216/FCH
発振安定 218/FCH
選択可
発振安定 218/FCH
4
リセット端子出力
リセット出力あり
リセット出力なし
選択可
リセット出力あり
5
クロックモード選択
2 系統クロックモード
1 系統クロックモード
選択可
2 継続クロックモード
6
メイン発振回路形式選択
外部クロック使用
発振用振動子使用
必要なし* 1
必要なし* 1
7
周辺制御クロック出力機能* 2
使用しない
使用する
必要なし* 3
必要なし* 3
* 1:外部クロック , 発振用振動子ともに使用できます。
* 2:P33 (39 pin) を SCO として周辺制御クロックを出力する場合 “ 使用する ” を選択してください。
* 3:ソフトウェアのみで , 周辺制御クロック出力機能を使用できます。
DS07–12510–11
39
MB89130/130A シリーズ
■ MB89P131/P133A 標準オプション品一覧表
No.
品種オプション
MB89P131-101
MB89P133A-201
1
プルアップ抵抗
全ポートプルアップなし
全ポートプルアップなし
2
パワーオンリセット
あり
あり
3
発振安定時間選択
2:発振安定 2 /FCH
2:発振安定 216/FCH
4
リセット端子出力
あり
あり
5
クロックモード選択
2 系統クロックモード
2 系統クロックモード
16
■ オーダ型格
型 格
パッケージ
MB89131PFM
MB89133APFM
MB89135APFM
MB89P131-101PFM
MB89P133A-201PFM
MB89P135A-101PFM
プラスチック・QFP, 48 ピン
(FPT-48P-M13)
MB89133AP-SH
MB89P133A-201P-SH
プラスチック・SH-DIP, 48 ピン
(DIP-48P-M01)
MB89PV130ACF-ES
セラミック・MQFP, 48 ピン
(MQP-48C-P01)
40
備 考
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
■ パッケージ・外形寸法図
プラスチック・QFP, 48 ピン
リードピッチ
0.80mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
10 × 10mm
リード形状
ガルウィング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
2.35mm MAX
コード(参考)
P-QFP44-10×10-0.80
(FPT-48P-M13)
プラスチック・QFP, 48 ピン
(FPT-48P-M13)
注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。
注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
13.10±0.40(.516±.016)SQ
* 10.00±0.20(.394±.008)SQ
36
0.17±0.06
(.007±.002)
25
37
24
Details of "A" part
+0.40
0.10(.004)
1.95 –0.20
+.016
.077 –.008
(Mounting height)
0.25(.010)
INDEX
0~8°
48
13
1
0.80(.031)
C
"A"
12
0.32±0.05
(.013±.002)
0.20(.008)
0.80±0.20
(.031±.008)
0.88±0.15
(.035±.006)
+0.10
0.20 –0.20
+.004
.008 –.008
(Stand off)
M
2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F48023S-c-3-5
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
(続く)
DS07–12510–11
41
MB89130/130A シリーズ
プラスチック・SH-DIP, 48ピン
リードピッチ
1.778mm(70mil)
ロースペース
15.24mm(600mil)
封 止 方 法
プラスチックモールド
(DIP-48P-M01)
プラスチック・SH-DIP, 48ピン
(DIP-48P-M01)
+0.20
43.69 –0.30
+.008
1.720 –.012
INDEX-1
13.80±0.25
(.543±.010)
INDEX-2
0.51(.020)MIN
5.25(.207)
MAX
0.25±0.05
(.010±.002)
3.00(.118)
MIN
+0.50
1.00 –0
+.020
.039 –0
1.778±0.18
(.070±.007)
1.778(.070)
MAX
C
0.45±0.10
(.018±.004)
15.24(.600)
TYP
15°MAX
40.894(1.610)REF
1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED D48002S-3C-4
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
(続く)
42
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
(続き)
セラミック・MQFP, 48ピン
リードピッチ
0.8mm
リ ー ド 形 状
ストレート
マザーボードの
材
質
セラミック
搭載している
ソケットの材質
プラスチック
(MQP-48C-P01)
セラミック・MQFP, 48ピン
(MQP-48C-P01)
17.20(.677)TYP
PIN No.1 INDEX
15.00±0.25
(.591±.010)
14.82±0.35
(.583±.014)
1.50(.059)TYP
8.80(.346)REF
1.00(.040)TYP
0.80±0.22
(.0315±.0087)
PIN No.1 INDEX
1.02±0.13
(.040±.005)
+0.13
7.14(.281) 8.71(.343)
TYP
TYP
10.92 −0.0
+.005
.430 −0
PAD No.1 INDEX
0.30(.012)TYP
+0.45
4.50(.177)TYP
1.10 −0.25
+.018
.043 −.010
0.40±0.08
(.016±.003)
0.60(.024)TYP
8.50(.335)MAX
0.15±0.05
(.006±.002)
C
1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M48001SC-4-3
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
DS07–12510–11
43
MB89130/130A シリーズ
■ 本版での主な変更内容
ページ
場所
変更箇所
16
■ MB89P131/P133A/P135A の取扱いについて 「3. ROM ライタ用アダプタ」の項目を削除。
17
■ ピギー / エバチップの搭載 EPROM 書込みに 「2. 書込みアダプタ」の項目を削除。
⎯
■ 電気的特性
ついて
5. A/D 変換部電気的特性
ゼロトランジション電圧 , フルスケールトランジション電
圧の項目を修正
単位:mV → V
備考:AVR/256 → (AVR − AVSS) /256
6. A/D コンバータの用語の定義
“1LSB” の式を変更
AVR/256 → (AVR − AVSS) /256
■ オーダ型格
オーダ型格を変更
MB89133AP → MB89133AP-SH
MB89P131PFM-101 → MB89P131-101PFM
MB89P133APFM-201 → MB89P133A-201PFM
MB89P133AP-201 → MB89P133A-201P-SH
MB89P135APFM → MB89P135A-101PFM
33
34
40
「(5) 推奨振動子メーカについて」の項目を削除。
4. 交流規格
変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。
44
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
MEMO
DS07–12510–11
45
MB89130/130A シリーズ
MEMO
46
DS07–12510–11
MB89130/130A シリーズ
MEMO
DS07–12510–11
47
MB89130/130A シリーズ
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fml/
お問い合わせ先
富士通エレクトロニクス株式会社
〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fei/
電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで ,
0120-198-610
受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます )
携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。
※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。
本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。
本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも
のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な
どについては , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施
権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので
はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい
ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を
伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵
器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・
製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用
されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。
半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ
う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。
本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き
をおとりください。
本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。
編集 プロモーション推進部