Japanese User's Manual

使用者ガイド
CO2 モニター
モデル CO200
はじめに
CO200二酸化炭素メータをお買い求め頂き、真にありがとうございます。このメータは CO2 レベ
ル、気温、湿度、日付および時間を測定します。.視覚と聴覚に訴えるアラーム付きでのこの装
置は、屋内空室(IAQ)の診断には理想的です。このメータは出荷前に完全にテストおよびメモ
リ調整がすんでおり、何年にもわたって信頼できる状態でお使いいただけます。
メーターの説明
メータ
1.
CO2、温度および RH センサー(後ろ)
2.
LCD ディスプレ
3.
コントロール
LCD ディスプレ
1.
CO2 濃度-単位 ppm
2.
日付および時間
3.
気温
4.
相対湿度%
シンボル
ppm
CO2 値
GOOD
CO2 大気質レベル(良)
NORMAL
CO2 l 大気質レベル(平常)
POOR
CO2 大気質レベル(不良)
Air Temp
大気温度
Humidity %
相対湿度
°C または °F
摂氏または華氏
MAX/MIN
最大または最小値
リレーが有効です
コントロール
SET
セットアップモードに入ります。 設定を保存し終了します。
ESC
セットアップページ/モードを終了します。 CO2 校正中に終結させます。
RESET
押すと最大/最小を排除します。- RH 校正中に終結させます。
▲
モードを選択またはセットアップの値を増します。
MIN/MAX▼
MAX, MIN 機能を有効にします。
CO 2 較正に入るためには以下の順でボタンを押します:まず SET 次に ▲
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操作
電源オン
アダプタを接続すると、短いブザー音と共に自動的にメータの電源が入ります。電圧が高すぎ
るまたは低すぎるとLCDに “bAt“ があらわれ、LEDが点滅します。
LCDは現在の CO2, 気温、湿度、日付と時間を表示します。大気質レベルも表示されます。
測定を行う
メータは電源が入ると測定を始め、読取り値を毎秒アップデートします。操作環境が変化した場合
(例、高温から低温へ)、 CO2 センサーが反応するには 30 秒かかり、RHが反応するには 30 分か
かります。
注意:メータを口または CO2 を出している物に近づけないでください。
MAX/MIN
通常モードでは MIN/MAX ボタンを押して CO2、気温や湿度の最小値と最大値をみることができます。
MIN/MAX ボタンを押すたびに最小/最大値のディスプレを順番に配列した物を通しで見せてくれた上
で通常モードに戻ります。
RESET ボタンを 1 秒以上押し続けるとメモリから最小値および最大値を排除します。
アラーム & アウトプット
メータには聴覚に訴えるアラームの機能があり、CO2 濃度が設定した限度を超えると警報を出しま
す。設定可能な限度はふたつ、上限でアラームが鳴り、下限でアラームが止まります。
CO2 レベルが上限を超えると、メータはブザーを鳴らします。この、耳に聞こえるアラームは、ど
のキーを押しても止まります。また、CO2 読取が下限を切っても止まります。
ブザーが一時的にシャットダウンした場合、読取り値が下限を切って次に上限を超えたとき、また
は使用者が有効化するためにRESETボタンを 1 秒以上押すと再び鳴ります。
ブザーを手動でシャットダウンした時にはファンアイコンが点滅し続けます。読取り値が下限を切
った場合のみ止まります。
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リレーアウトプット
メータは外的な指示装置またはコントロール装置への接続のためのリレーがついています。CO2 読
取り値が上限を超えるとリレーは閉鎖します。CO2 読取り値が下限を切ると、リレーは再び繋がり
ます。リレー出力ポートへの接続にはステレオイヤホンジャックプラグが必要です。リレーは:1A
30VDC/0.5A 125VAC.
1. AC アダプタインプット (5VDC)
2. アラームリレーアウトプット
3. ヘッドホンプラグ配線
セットアップ
3
(アラームレベル、温度計、リアルタイムクロック)
通常モードで SET ボタンを 1 秒を超えて押し続け、セットアップモードに入ります。
P1.1 CO2 アラーム:GOOD レベル
セットアップモードに入る際にはLCDに P1.0 および “CO2” が表示されます。再び SET ボタ
ンを押して P1.1 に行き、CO2 の GOOD レベルの上限を設定します。現在設定されている値が ディ
スプレ上で 点滅します。
▲または MIN/MAX▼ボタンを押して、値を増すまたは減らしてください。1 回押すごとに 100ppm 増
加します。アラームレンジは 0 から 700ppm です。
値が設定されたら SET ボタンを押して GOOD の限度を確認して P1.2 へ行き、NORMAL の限度を設定
してください。設定を保存せずに終了する場合は ESC ボタンを押してください。
P1.2 CO2 アラーム:NORMAL レベル
P1.2 を使ってNORMALレベルの CO2 上限を設定します。現在設定されている値が ディスプ
レ上で 点滅します。
▲または MIN/MAX▼ボタンを押して、値を増すまたは減らしてください。1 回押すごとに 100ppm 増
加します。アラームレンジは 700 から 1000ppm です。
値を設定したら SET ボタンを押して NORMALの限度を確認し、P1.3 に進んでPOORの上限
を設定してください。設定を保存せずに終了する場合は ESC ボタンを押してください。
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P1.3 CO2 アラーム:ブザーアラーム
ブザーアラームの CO2 上限を設定するには P1.3 を使います。現在設定されている値が ディスプ
レ上で 点滅します。
▲または MIN/MAX▼ボタンを押して、値を増すまたは減らしてください。1 回押すごとに 100ppm 増
加します。アラームレンジは 1000 から 5000ppm です。
値を設定したら SET ボタンを押して NORMALの限度を確認し、P1.0
設定を保存せずに終了する場合は ESC ボタンを押してください。
に進んでください。
P2.0 温度計
P1.0 モードにある ▲ボタンを押して P2.0 にアクセスし。温度計を設定してください。
SET ボタンを押して P2.1 設定モードに行きます。 °C または °F が点滅します。
▲ボタンを押してユニットを変更します。SET ボタンを押して設定を確認したら ESC ボタンを押し
て保存せずに終了し、 P2.0.に戻ります。
P3.0 リアルタイムクロック
P1.0 モードにある ▲ボタンを 2 度押して P30 にアクセスし、リアルタイムクロックを設定してく
ださい。SET ボタンを押すとメータは P3.1 に行き、ディスプレの左下で年が点滅します。年を変
えるには ▲ボタンまたは MIN/MAX▼ボタンを押します。SET ボタンを押して設定を保存し、次に
P3.2 にはいるか ESC ボタンを押して保存せずに P3.0 に戻ります。
▲ボタン P3.1 を押して P3.2.にアクセスします。現在の月が点滅します。月を変えるには ▲ボ
タンまたは MIN/MAX▼ボタンを押します。SET ボタンを押して設定を保存し、次に P3.3 にはいる
か ESC ボタンを押して保存せずに P3.0 に戻ります。
上記を繰り返して P3.3 (日)、 P3.4 (時間)および P3.5 (分)を設定してください。
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P4.0 リセット
▲ボタン (P1.0 にあります)を 3 回押して P4.0 ボタンにアクセスし、メータのデフォルト設定
をリセットします。SET を押すとメータは P4. 1 に入り、 “No”が点滅を始めます。表示されてい
るステータスを変えるには ▲を押し、次に ▲で設定を保存するか、ESCボタンで設定を保存
せずに終了します。
デフォルト設定:
パラメータ
700ppm
P1.2
1000ppm
P1.3
1000ppm
P2.1
°
P4.1
6
デフォルト
P1.1
C
No
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較正
CO2 較正
メータは工場では CO2 濃度 400ppm を標準として較正されています
注意:精度が心配、または使い始めて 1 年経ったら標準較正のため Extech に送り返してください。
注意:CO2 濃度が不明の大気の中でのメータの較正は行わないでください。
ABC (自動基準較正)
ABC (Automatic Baseline Calibrationの略)赤外線センサーのゼロドリフトを避けるため、ベース
ライン(基準)較正を確立します。メータの電源が入っている間はABC機能は常に「オン」になっ
ています。ABCは、7.5日連続でモニター(電源オン状態)した中の CO2 最低値に合せてメータを
較正するよう設計されています。 これは7日間の間に、テストするエリアにCO2 lレベル約400ppm
を含む新鮮な空気が流れる時期があるということを想定しています。デスクトップCO2は1日24時間高
CO2レベルにある閉鎖空間での使用には適しません。
マニュアル較正
マニュアルでの較正は、天気のよい日に、通気のよい状態かつCO2 レベル約400 ppmの屋外で行う
ことをお勧めします。高湿度が空気中の CO2 lレベルに作用を与えるため、雨の日には較正を行わ
ないでください。
人ごみの中や、喚起出口や暖炉付近など高CO2 濃度が予想されるような場所では較正を行わないで
ください。
メータを較正する場所に置きます。メータの電源を入れ、 SET, ▲ および MIN/MAX▼ ボタンを同
時に、1秒を超える時間押して較正モードに入ります。較正が行われている間、.“400ppm” およ
び “CO2” が点滅します。
較正にかかる時間は約30分です。 較正が終了すると点滅がとまり、メータは通常の操作に戻りま
す。途中で較正を終了するにはRESETボタンを、1秒を越える時間押してください。
注:較正中にCO2 濃度に影響を与える可能性のある動物、人間または植物の近くは避けてください。
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仕様:
機能
範囲
レゾリュー
ション
精度
CO2
0 から 9999ppm
1ppm
±(5%rdg +50ppm)
温度
-10 から 60°C
14 から 140°F
0.1°
±0.6°C/0.9°F
湿度
0.1 から 99.9%
0.1%
±3%(10 から 90%)
±5%(< 10% または > 90%)
ディスプレ
LCD
センサータイプ
CO2:NDIR (非分散形赤外線) 技術 湿度:静電容量センサー; 温度(空気):サーミスタ
レスポンス
CO2:90% ステップ変化で<2 分 温度:90% ステップ変化で<2 分 %RH:90% ステップ変化で<10 分
リレー
1A 30VDC/0.5A 125VAC
操作条件
-10 から 60°C; < 90% RH 非結露
保管条件
-20 から 60°C; < 99% RH 非結露
電源供給
5VDC (±10%), ≥ 500mA
寸法/重量
117x102x102mm; 204g
メンテナンス
掃除と保管
1. 必要に応じてメータを湿った布と中性洗剤の薄めたもので拭いてください。溶剤や研磨剤のご
使用はおやめください。
2. 温度や湿度が極端でない場所に保管してください。
トラブルシューティング 電源が入らない:
アダプタが正しく接続されているか確認してくださ
い。
レスポンスが遅い:
メータ裏側にある空気流路がつまっていないか確認
してください。
"BAt” および緑色の LED の
点滅が止まない。
アダプタのアウトプット電圧が高すぎるまたは低す
ぎる正しいアウトプットのアダプタをご使用くださ
い。
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エラーコード:
CO2 ディスプ
レ
E01
E02
CO2 センサーにダメージ
CO2 r読取が下限以下
E03
CO2 r読取が上限以上
E17
CO2 センサーのABCモード
機能しなくなり、間違っ
たCO2 読取り値を出す可
能性あり
修理のため送り返してください
メータの再較正、それで駄目なら修理
のため送り返し
メータを空気の清浄な場所に置き、5
分待つ、それで駄目ならメータの再較
正上記2つの方法が駄目なら修理のた
め送り返し
修理のため送り返してください
温度ディス
プレ
E02
気温測定値が下限以下
E03
気温測定値が上限以上
E31
温度センサーまたは測定
回路にダメージ
メータを通常の室内温度である場所に
30分置く、それで駄目なら、修理のた
め送り返し
メータを通常の室内温度である場所に
30分置く、それで駄目なら、修理のた
め送り返し
修理のため送り返し
湿度ディス
プレ
E04
E11
E34
気温測定にエラーコード
があります
RH較正がうまくいかない
RHセンサーまたは測定回
路が機能しない
9
問題解決のためには温度エラーコード
をご参照ください
修理のため送り返してください
修理のため送り返し
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CO2 レベルおよびガイドライン
非強制基準レベル




250 - 350 ppm – バックグランド (通常)屋外空気レベル

>5,000 ppm –長く身をさらしていると深刻な酸素欠乏で終身に渡る脳損傷、昏睡状態また
は死に至ることもある。
350- 1,000 ppm - 空気交換が良好な占有空間に典型的なレベル
1,000 – 2,000 ppm - 眠気に襲われる、空気が悪いなどの声が聞かれるレベル
2,000 – 5,000 ppm – 頭痛、眠気や、空気が悪い、よどんでいる、風通しが悪いという声
が聞かれるレベル。集中できない、注意力散漫、心拍数増加や軽い吐き気などが感じられ
ることもある。
規定暴露限界
ASHRAE スタンダード 62-1989:1000ppm:居住建築物における CO2 濃度が 1000ppm を超えるない
こと。
OSHA:5000ppm:1 日 8 時間労働時間、週 5 日稼働での加重平均が 5000ppm を超えないこと
建築物公報 101 (Bb101):1500ppm.イギリスにおける学校のための基準によれば 1 日の学習時
間(例、9am~3:30pm)の CO2 平均は 1500ppm を超えないこととなっています。
ドイツ、日本、オーストラリア、イギリス:5000ppm, 8 時間加重平均職業暴露限度は 5000ppm
です。
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