NJU6222 J

NJU6222 シリーズ
暫定資料
低位相ノイズ
■概
基本波水晶発振用 IC
要
■外
NJU6222 シリーズは、低電圧で超低位相ノイズを実現した
基本波水晶発振用 C-MOS IC で、発振用アンプ、分周器(1/2,
1/4)及びトライステートバッファで構成されています。
更に、フリップチップ及びワイヤボンディング実装が可能な
様に、2 種類のパッド配置を準備しています。
低電圧で超低位相ノイズの実現によって、バッテリー駆動の
高音質オーディオ、通信機器等のアプリケーションに最適です。
■特
形
NJU6222XxC-V
長
20~50MHz(基本波)
±1ppm @1.8V±10%, 3.3V±10%
1.62~3.63V
-103dBc/√Hz(Typ.) @49.152MHz,10Hz オフセット, VDD=1.8V
-158dBc/√Hz(Typ.) @49.152MHz,1kHz オフセット, VDD=1.8V
-103dBc/√Hz(Typ.) @49.152MHz,10Hz オフセット, VDD=3.3V
-163dBc/√Hz(Typ.) @49.152MHz,1kHz オフセット, VDD=3.3V
●RMS Jitter
0.10psec(Typ.) @49.152MHz, 12kHz~20MHz, VDD=1.8V
0.05psec(Typ.) @49.152MHz, 12kHz~20MHz, VDD=3.3V
●低動作電流
3.1mA(Typ.). @49.152MHz, 1.8V, CL=15pF
●分周段内蔵
f0/2、f0/4(工場設定)
●スタンバイ機能(発振停止及び FOUT 出力ハイインピーダンス)
●トライステート出力
●可変プルアップ抵抗内蔵 (CONT 端子)
●発振用容量内蔵 (Cg, Cd)
●C-MOS 構造
●外形
チップ/ウエハ(1/4 ウェハー含む)
●最高発振周波数
●周波数電源変動
●動作電源電圧範囲
●超低位相ノイズ
■ブロック図
VDD VSS
OSC
Detector
XTO
Rf
XTI
Divider
Cg
Cd
3-State
Buffer
FOUT
CONT
2016/06/10 ( 1 / 12 )
NJU6222 シリーズ
■シリーズ構成
品
バージョン
A タイプ
C タイプ
A1
C1
A2
C2
A3
C3
FOUT
名
fo
fo/2
fo/4
NJU6222
■パッド配置
A タイプ
(フリップチップボンディング向け)
1
VSS
FOUT
Y
CONT
2
3
(0,0)
XTO
XTI
X
X
-174
-186
-174
174
186
174
VDD
6
1
VDD
5
CONT
4
■パッド座標(案)
パッド No.
1
2
3
4
5
6
C タイプ
(ワイヤボンディング向け)
Y
FOUT
VSS
2
(0,0)
3
6
XTI
XTO
X
5
4
■型名
Y
190
0
-190
-190
0
190
原点: チップセンター
単位[µm]
チップサイズ:0.580x0.588mm
チップ厚(C-x): (100)*、130±15µm
ウエハ厚(W-x): (100)*、130±20µm
パッドサイズ: 80x80µm
チップ裏面: VSS レベル
*( ):開発中
NJU6222 □□
□-□
W-V :ウェハー130um
W-100:ウェハー*100µm)
C-V :チップ 130µm
C-100:チップ *100µm
バージョン
品名
2016/06/10 ( 2 / 12 )
NJU6222 シリーズ
■端子説明
記 号
機
能
発振及びトライステート出力制御端子
CONT
CONT
H or OPEN
L
FOUT
f0, f0/2 及び f0/4 のから選択された1波を出力
注 1)
発振停止及び出力 Hi-Z
XTI
水晶振動子接続端子
XTO
VSS
GND 端子(VSS=0V)
FOUT
周波数信号出力端子(トライステートバッファー)
VDD
電源端子(VDD=1.62~3.63V)
注 1)シリーズ構成表参照。
■機能説明
●スタンバイ機能
CONT 端子を Low レベルにすることで、周波数信号出力端子がハイ・インピーダンスになります。
CONT
High(Open)
Low
FOUT
発振回路
周波数信号出力
動作
Hi-Z
停止
スタンバイ機能を使用しない場合は、VDD への接続を推奨します。
●可変プルアップ抵抗
CONT 端子のプルアップ抵抗値は入力レベル(“High(Open)” or “Low”)に応じて、切り替わります。
CONT 端子を”Low”レベルに固定したときは CONT 端子に内蔵しているプルアップ抵抗値が大きくなり、抵抗
で消費する電流を小さくすることができます。
CONT 端子を”High(Open)”で使うときはプルアップ抵抗値が小さくなり、外来ノイズによる影響が受けにくく
なり、不意に出力が停止するといった問題を回避できます。
■絶対最大定格
(VSS=0V, Ta=25°C)
定 格
単 位
V
電
圧
-0.6~+6.0
-0.6~+VDD+0.6
V
VIN
入
力
電
圧
且つ 6.0V 以下
VO
V
出
力
電
圧
-0.6~VDD+0.6
IIN
±10
mA
入 力 端 子 電 流
IO
±25
mA
出 力 端 子 電 流
Topr
°C
動 作 温 度 範 囲
-40~+125
Tstg
°C
保 存 温 度 範 囲
-55~+150
注 2)絶対最大定格で規定している値を一瞬たりとも超えた場合、製品の劣化・破壊等につながる可能性がありま
す。したがって、いかなる条件においても絶対最大定格を超えないようにして使用して下さい。
項
源
目
電
記 号
VDD
■電気的特性
項
目
電
源
電
圧
入
力
電
圧
出
力
電
圧
出力周波数電源変動
記 号
VDD
VIN
VOUT
df/f
条
fosc=50MHz
CONT
FOUT
VDD+10%
件
MIN
1.62
0
0
-
TYP
+1
(Ta=25°C)
MAX
単位
3.63
V
3.63
V
VDD
V
ppm
2016/06/10 ( 3 / 12 )
NJU6222 シリーズ
項
目
記 号
条
x1 バージョン (f0)
No load
VDD=1.8V
-
1.8
2.9
VDD=2.5V
-
3.3
4.8
VDD=3.3V
-
5.5
7.7
VDD=1.8V
-
1.4
2.4
VDD=2.5V
-
2.7
4.1
VDD=3.3V
-
4.8
6.6
VDD=1.8V
-
1.2
2.1
VDD=2.5V
-
2.4
3.7
VDD=3.3V
-
4.3
6.1
VDD=1.8V
-
3.1
4.1
測定回路(1)
VDD=2.5V
-
5.1
6.6
f0=49.152MHz
Fout=49.152MHz
VDD=3.3V
-
7.9
9.9
VDD=1.8V
-
4.0
25.0
VDD=2.5V
-
5.0
30.0
VDD=3.3V
-
6.0
35.0
-
0.4
測定回路(1)
f0=49.152MHz
Fout=49.152MHz
x2 バージョン (f0/2)
No load
測定回路(1)
動 作 時 消 費 電 流
IDD
f0=49.152MHz
Fout=24.576MHz
x3 バージョン (f0/4)
No load
測定回路(1)
f0=49.152MHz
Fout=12.288MHz
x1 バージョン (f0)
CL=15pF
静 止 時 消 費 電 流
ISTB
(VDD=1.62~3.63V, VSS=0V, Ta=25°C)
MIN
TYP
MAX
単位
件
測定回路(1),CONT=VSS
H レベル出力電圧
L レベル出力電圧
VOH
VOL
測定回路(2)
測定回路(2)
VDD-0.4
-
H レベル入力電圧
VIH
測定回路(3)
0.7VDD
-
-
L レベル入力電圧
VIL
測定回路(3)
-
-
0.3VDD
-0.5
-
-
0.065
0.150
-10
±0.1
測定回路(4),VDD=1.62V,CONT=VDD
入力電流
IIN
3 ステートオフリーク電流
IOZ
測定回路(4),VDD=1.62V,CONT=VSS
測定回路(4),VDD=3.63V,CONT=VDD
測定回路(4),VDD=3.63V,CONT=VSS
測定回路(5), FOUT= VDD or VSS
mA
uA
V
V
µA
µA
2016/06/10 ( 4 / 12 )
NJU6222 シリーズ
(VDD=1.62~3.63V, VSS=0V, Ta=25°C)
MIN
TYP
MAX
単位
50
kΩ
帰
抗
fosc=50MHz
8
pF
内
蔵
容
量
fosc=50MHz
17
50
MHz
発
振
周
波
数
推奨値
45
50
55
%
出
力
対
称
性
測定回路(1), @VDD/2
10Hz Offset
-103
fOSC=49.152MHz
1kHz Offset
-158
VDD=1.8V
dBc/
Floor
-166
位
相
ノ
イ
ズ SSB
√Hz
10Hz Offset
-103
fOSC=49.152MHz
1kHz Offset
-163
VDD=3.3V
Floor
-172
VDD=1.8V
3.1
4.7
測定回路(1)
tr
VDD=2.5V
1.8
2.7
出 力 立 ち 上 が り 時 間
0.1VDD to 0.9VDD
VDD=3.3V
1.3
2.0
ns
VDD=1.8V
2.8
4.2
測定回路(1)
tf
VDD=2.5V
1.8
2.7
出 力 立 ち 下 が り 時 間
0.9VDD to 0.1VDD
VDD=3.3V
1.4
2.1
200
ns
出 力 デ ィ セ ー ブ ル 遷 移 時 間 tPOZ 測定回路(6)
1.0
ms
出 力 イ ネ ー ブ ル 遷 移 時 間 tPZO 測定回路(6)
tosc
1.0
ms
発 振 開 始 時 間
測定回路(1)
注 3)IC を安定して動作させるために、VDD-VSS 間に必ず 0.01uF 以上のセラミックチップコンデンサを接続して下
さい。また IC からコンデンサまでの配線はできるだけ太い配線で接続下さい。
注 4)弊社測定用水晶振動子(測定用水晶振動子パラメータ例参照)を用いての目安であり発振を保証するものでは
ありません。ご使用になる水晶振動子およびパッケージ等で十分にご確認の上ご使用下さい。
項
還
目
抵
記 号
Rf
Cg
Cd
fosc
SYM
条
件
■測定用水晶振動子パラメータ例
L1
C1
C0
R1
f[MHz]
R1[Ω]
L1[mH]
C1[fF]
C0[pF]
49.152
17.7
3.83
2.74
1.23
2016/06/10 ( 5 / 12 )
NJU6222 シリーズ
■測定回路図
(1) 動作時消費電流、静止時消費電流、出力対称性、立ち上がり/立ち下がり時間
(CL=0pF,15pF)
A
IDD,Istb
測定項目
IDD(CL=0pF)
IDD (CL=15pF)
Istb
SYM、tr、tf
tosc
VDD
XTI
FOUT
SW1
XTO
SW1
OFF
ON
ON or OFF
ON
ON
SW2
OFF
OFF
ON
OFF
OFF
CL
0.1uF
CONT
SW2
VSS
(2) H レベル,L レベル出力電圧
4mA
VDD
測定項目
VOH
VOL
SW1
ON
OFF
SW2
OFF
ON
SW1
XTI
FOUT
XTO
SW2
0.1uF
CONT
V
VSS
4mA
測定項目
CONT≧0.7VDD
CONT≦0.3VDD
(3) H ベル,L レベル入力電圧
FOUT
発振
停止
VDD
XTI
FOUT
XTO
0.1uF
CONT
VSS
V
2016/06/10 ( 6 / 12 )
NJU6222 シリーズ
(4) 入力電流(CL=15pF)
VDD
XTI
FOUT
XTO
CL=15pF
0.1uF
CONT
VSS
A
CONT=VDDorVSS
(5) 3 ステートオフリーク電流
測定項目
IOZh
IOZL
A
SW1
ON
OFF
SW2
OFF
ON
VDD
SW1
FOUT
SW2
0.1uF
CONT
A
VSS
(6) 出力ディスエーブル tpoz、出力イネーブル tpzo
RL=10kΩ
VDD
XTI
FOUT
XTO
Pulse
Generator
0.1uF
CONT
CL=15pF
RL=10kΩ
VSS
50Ω
2016/06/10 ( 7 / 12 )
NJU6222 シリーズ
■タイミングチャート
tf
tr
0.9VDD
0.5VDD
0.1VDD
H
L
DUTY=H/(H+L)×100[%]
図 1_出力立ち上がり時間 tr、出力立下り時間 tf、出力対称性 DUTY
VDD
0.7VDD
CONT
0.3VDD
VSS
tpzo
tpoz
VDD
0.5VDD
FOUT
VSS
Oscillation
Hi-Z
Low
Oscillation
図 2_出力ディスエーブル tpoz、出力イネーブル tpzo、タイミングチャート
VDD
VDD
0.7VDD
VSS
tosc
VDD
FOUT
0.5VDD
VSS
Hi-Z
Low
図 3_発振開始時間 tosc
Oscillation
2016/06/10 ( 8 / 12 )
NJU6222 シリーズ
■ 参考特性例
・IDD(CL=15pF)
・Istb
125℃
125℃
85℃
85℃
25℃
25℃
-40℃
-40℃
・Phase Noise
Negative Resistance
・Negative Resistance
C0=3pF
C0=2pF
C0=1pF
C0=0pF
C0=3pF
C0=2pF
C0=1pF
C0=0pF
2016/06/10 ( 9 / 12 )
NJU6222 シリーズ
C0=3pF
C0=2pF
C0=1pF
C0=0pF
C0=3pF
C0=2pF
C0=1pF
C0=0pF
C0=3pF
C0=2pF
C0=1pF
C0=0pF
C0=3pF
C0=2pF
C0=1pF
C0=0pF
C0=3pF
C0=3pF
C0=2pF
C0=2pF
C0=1pF
C0=1pF
C0=0pF
C0=0pF
※安定した発振を得るためには水晶振動子の CI 値に対して 3~5 倍程度の負性抵抗が必要です。
2016/06/10 ( 10 / 12 )
NJU6222 シリーズ
・SYM
・tr
125℃
85℃
25℃
-40℃
125℃
85℃
25℃
-40℃
・tf
・df/f
-40℃
25℃
125℃
85℃
85℃
125℃
25℃
-40℃
・Drive Level
・tosc
125℃
85℃
25℃
2016/06/10 ( 11 / 12 )
NJU6222 シリーズ
・Waveform
Fosc=49.152MHz、VDD=1.8V、CL=15pF、Temp=25℃
Fosc=49.152MHz、VDD=3.3V、CL=15pF、Temp=25℃
※上記の参考特性例は、特性を保証するものではありません。
ご使用の水晶振動子と組み合わせ、十分にご確認の上、ご使用下さい
<注意事項>
このデータブックの掲載内容の正確さには
万全を期しておりますが、掲載内容について
何らかの法的な保証を行うものではありませ
ん。特に応用回路については、製品の代表的
な応用例を説明するためのものです。また、
工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴
うものではなく、第三者の権利を侵害しない
ことを保証するものでもありません。
2016/06/10 ( 12 / 12 )