11.2MB

本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
FUJITSU SEMICONDUCTOR
CONTROLLER MANUAL
CM71-10158-1
FR80
32 ビット・マイクロコントローラ
MB91665 Series
ハードウェアマニュアル
FR80
32 ビット・マイクロコントローラ
MB91665 Series
ハードウェアマニュアル
富士通セミコンダクターのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。
ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。
開発における最新の注意事項に関しては , 「デザインレビューシート」を参照してください。
「デザインレビューシート」はシステム開発において , 問題を未然に防ぐことを目的として , 最低限必要と思われる
チェック項目をリストにしたものです。
http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/
富士通セミコンダクター株式会社
MB91665 シリーズ
はじめに
富士通半導体製品につきまして , 平素より格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
MB91665 シリーズをご利用になる前に , 本書および『データシート』をご一読ください。
■ 本書の目的と対象読者
本書は , 実際に MB91665 シリーズを使用して製品を開発される技術者を対象に ,
MB91665 シリーズの機能や動作 , 使い方について解説しています。
■ 商標
FR は , FUJITSU RISC controller の略で , 富士通セミコンダクター株式会社の製品です。
F2MC は , FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通セミコンダクター株式会社の
登録商標です。
その他の社名および製品名は各社の商標もしくは登録商標です。
■ サンプルプログラムおよび開発環境
FR80ファミリの周辺機能を動作させるためのサンプルプログラムを無償で提供してお
ります。また , MB91665 シリーズで使用する開発環境も掲載しています。当社マイコ
ンの動作仕様や使用方法の確認などにお役立てください。
• マイコンサポート情報
http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/
* サンプルプログラムは , 予告なしに変更することがあります。また , サンプルプログ
ラムは標準的な動作や使い方を示したものですので,お客様のシステム上でご使用の際
は十分評価された上でご使用ください。
また , サンプルプログラムの使用に起因し生じた損害については , 当社は一切その責任
を負いません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
i
MB91665 シリーズ
•
•
•
•
•
•
本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認くださ
い。
本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので ,
実際に使用する機器での動作を保証するものではありません。したがいまして , これらを使用するにあ
たってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害などについ
ては , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的
財産権やその他の権利の使用権または実施権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用
について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うものではありません。し
たがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任
を負いません。
本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用
されることを意図して設計・製造されています。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保
されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途 ( 原子力
施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生
命維持のための医療機器 , 兵器システムにおけるミサイル発射制御をいう ), ならびに極めて高い信頼性
が要求される用途 ( 海底中継器 , 宇宙衛星をいう ) に使用されるよう設計・製造されたものではありませ
ん。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。
ご相談なく使用されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承くださ
い。
半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 ,
火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよう , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策
設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。
本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関
連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続きをおとりください。
• 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。
Copyright ©2010 FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED All rights reserved.
ii
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
マニュアル構成
本シリーズで使用するマニュアルを一覧で示します。状況に応じて必要なマニュアルを参照
してください。
本書に記載したマニュアルの内容は予告なく変更することがあります。最新版をお問い合わ
せください。
■ ハードウェアマニュアル
• FR80 ファミリ MB91665 シリーズハードウェアマニュアル (CM71-10158) ( 本書 )
■ データシート
• マイクロコントローラ 32 ビットオリジナル FR80 ファミリ MB91665 シリーズ
DATA SHEET (DS07-16916)
■ プログラミングマニュアル
• FR80 ファミリプログラミングマニュアル (CM71-00104)
FR80 ファミリ CPU のプログラミングモデルと命令について説明しています。
■ ハードウェアツール系マニュアル
• DSU-FR エミュレータ MB2198-01 ハードウェアマニュアル (CM71-00413)
エミュレータの取扱いと仕様 , 接続方法や操作方法について説明しています。
■ ソフトウェアツール系マニュアル
• SOFTUNE® Workbench 操作マニュアル V6 対応 (CM71-00328)
統合開発環境 SOFTUNE の操作方法や開発手順について説明しています。
• SOFTUNE® Workbench 機能説明書 V6 対応 (CM71-00329)
SOFTUNE Workbench の基本機能および依存機能について説明しています。
• SOFTUNE® Workbench コマンドリファレンスマニュアル V6 対応 (CM71-00330)
SOFTUNE Workbench のコマンドおよび組込み変数 / 関数について説明していま
す。
• FR ファミリ 32 ビットマイクロコントローラ 機器組み込み用 C プログラミングマ
ニュアル 活用編 (CM71-00324)
FR ファミリ用 C コンパイラ fcc911 を使用して組み込みシステムを作成するため
のノウハウ集です。FR ファミリのアーキテクチャを利用した効率の良い C プロ
グラムの作成方法および注意事項を説明します。
• FR ファミリ SOFTUNE C/C++ コンパイラマニュアル V6 対応 (CM81-00206)
SOFTUNE C/C++ コンパイラを使用して C 言語および C++ 言語でアプリケーショ
ンプログラムを作成 / 開発する際に参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
iii
MB91665 シリーズ
• FR ファミリ SOFTUNE® アセンブラマニュアル V6 対応 (CM71-00203)
Windows 98, Windows Me, Windows 2000, Windows XP で動作する富士通SOFTUNE®
アセンブラの機能および使用方法を説明しています。
• SOFTUNE® リンケージキットマニュアル V6 対応 (CM71-00327)
Windows 98, Windows Me, Windows 2000, Windows XP で動作する富士通SOFTUNE®
リンケージキットの機能および使用方法を説明しています。
応用プログラムを開発する際に参照してください。
• FR ファミリ 絶対アセンブルリスト作成ツールマニュアル (CM71-00305)
絶対アセンブルリストについて説明しています。
• FR-V/FR ファミリ Softune C/C++ Analyzer マニュアル V5 対応 (CM81-00309)
C/C++ Analyzer の機能および使用方法について説明しています。
• FR-V/FR ファミリ Softune C/C++ Checker マニュアル V5 対応 (CM81-00310)
C/C++ Checker の機能および使用方法について説明しています。
■ REALOS 系マニュアル
● REALOS µITRON3.0 系マニュアル
• FR/F2MC® ファミリ µITRON 仕様準拠 SOFTUNE® REALOS®/FR/907/896 コンフィ
グレータマニュアル (CM71-00322)
Softune REALOS コンフィグレータの機能と操作について説明しています。
• FR-V/FR/F2MC® ファミリ µITRON 仕様準拠 SOFTUNE® REALOS®/ アナライザマ
ニュアル (CM81-00315)
Softune REALOS アナライザが提供する機能とその機能の利用方法について説明し
ています。
• FR ファミリ µITRON3.0 仕様準拠 SOFTUNE® REALOS®/FR ユーザーズガイド
(CM71-00320)
REALOS/FR 応用システムの構築 / 起動について説明しています。
システム全体のまとめの作業を行う際に参照してください。
• FR ファミリ µITRON3.0 仕様準拠 SOFTUNE® REALOS®/FR カーネルマニュアル
(CM71-00321)
Softune REALOS/FR が提供する機能とその機能の利用方法について説明しています
アプリケーションシステムやユーザプログラムを作成する際に参照してください。
● REALOS µITRON4.0 系マニュアル
• FRファミリµITRON4.0仕様準拠 SOFTUNE® REALOS®/FR Spec.4 プログラミング
マニュアル (CM81-00316)
Softune REALOS/FR Spec.4 の提供する機能とその利用方法について説明しています。
• FR-V/FRファミリµITRON4.0仕様準拠 SOFTUNE® REALOS® カーネルマニュアル
(CM81-00312)
Softune REALOS/FRV/FR Spec.4 が提供する機能とその機能の利用方法について説
明しています。
iv
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
• FR-V/FRファミリ µITRON4.0 仕様準拠SOFTUNE® REALOS® コンフィギュレータ
マニュアル (CM81-00311)
SOFTUNE REALOS コンフィギュレータ GUI の提供する機能とその利用方法につ
いて説明しています。
• FR-V/FR /F2MC® ファミリ µITRON 仕様準拠 SOFTUNE® REALOS® アナライザマ
ニュアル (CM81-00315)
SOFTUNE REALOS アナライザの提供する機能と利用方法について説明しています。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
v
MB91665 シリーズ
本書の使い方
■ 機能の探し方
本書では次の方法で , 使いたい機能の説明を探すことができます。
• 目次から探す
本書の内容を記載順に示します。
• レジスタ一覧から探す
本デバイスのレジスタが一覧で記載されています。調べたいレジスタの名称から ,
配置アドレスやレジスタの説明ページを探すことができます。
本文中では各レジスタの配置アドレスを記載しておりません。各レジスタのアド
レスを確認するときは , 「付録 A I/O マップ」および「付録 B レジスタ一覧」を
参照してください。
• 索引から探す
周辺機能の名称などのキーワードから機能の説明を探すことができます。
■ 章について
本書では , 基本的に 1 つの周辺機能を 1 つの章で説明しています。
■ 用語について
本書で使用している用語について示します。
用語
vi
説明
ワード
32 ビット単位でのアクセスを指します。
ハーフワード
16 ビット単位でのアクセスを指します。
バイト
8 ビット単位でのアクセスを指します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
目次
第1章
1.1
1.2
1.3
1.4
第2章
2.1
2.2
2.3
2.4
第3章
概要 ............................................................................................................1
MB91665 シリーズの概要 ..................................................................................................... 2
MB91665 シリーズの品種構成 .............................................................................................. 8
MB91665 シリーズのブロックダイヤグラム ........................................................................ 9
外形寸法図 ........................................................................................................................... 10
MB91665 シリーズの端子 ........................................................................13
端子配列図 ........................................................................................................................... 14
端子機能一覧 ....................................................................................................................... 16
入出力回路形式 ................................................................................................................... 24
端子の設定方法 ................................................................................................................... 28
CPU ..........................................................................................................53
3.1 メモリ空間 ........................................................................................................................... 54
3.2 内部アーキテクチャの特徴 .................................................................................................. 56
3.3 動作モード ........................................................................................................................... 57
3.4 パイプライン ....................................................................................................................... 58
3.5 命令概要 .............................................................................................................................. 60
3.5.1
算術演算 .................................................................................................................... 60
3.5.2
ロードとストア ......................................................................................................... 60
3.5.3
分岐 ........................................................................................................................... 61
3.5.4
論理演算とビット操作 .............................................................................................. 61
3.5.5
ダイレクトアドレッシング ....................................................................................... 61
3.5.6
ビットサーチ ............................................................................................................. 61
3.5.7
その他 ........................................................................................................................ 61
3.6 基本プログラミングモデル .................................................................................................. 62
3.7 レジスタ .............................................................................................................................. 63
3.7.1
汎用レジスタ (R0 ∼ R15) ......................................................................................... 63
3.7.2
プログラムステータスレジスタ (PS) ........................................................................ 64
3.7.3
プログラムカウンタ (PC) .......................................................................................... 68
3.7.4
テーブルベースレジスタ (TBR) ................................................................................ 69
3.7.5
リターンポインタ (RP) ............................................................................................. 69
3.7.6
システムスタックポインタ (SSP) ............................................................................. 69
3.7.7
ユーザスタックポインタ (USP) ................................................................................ 70
3.7.8
乗除算レジスタ (Multiply & Divide register) .............................................................. 71
3.8 データ構造 ........................................................................................................................... 72
3.8.1
ビットオーダリング .................................................................................................. 72
3.8.2
バイトオーダリング .................................................................................................. 72
3.8.3
ワードアライメント .................................................................................................. 73
3.9 アドレッシング ................................................................................................................... 74
3.9.1
ダイレクトアドレッシング領域 ................................................................................ 74
3.9.2
20 ビットアドレッシング領域 .................................................................................. 75
3.9.3
32 ビットアドレッシング領域 .................................................................................. 75
3.9.4
ベクタテーブル初期領域 ........................................................................................... 75
3.10 分岐命令 .............................................................................................................................. 76
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
vii
MB91665 シリーズ
3.10.1
遅延スロット付き動作 .............................................................................................. 76
3.10.2
遅延スロットなし動作 .............................................................................................. 78
3.11 EIT ( 例外・割込み・トラップ ) .......................................................................................... 79
3.11.1
EIT 要因 ..................................................................................................................... 79
3.11.2
EIT からの復帰 .......................................................................................................... 79
3.11.3
割込みレベル ............................................................................................................. 80
3.11.4
I フラグ ...................................................................................................................... 80
3.11.5
割込みレベルマスクレジスタ (ILM) .......................................................................... 82
3.11.6
割込みに対するレベルマスク .................................................................................... 82
3.11.7
割込み制御レジスタ (ICR) ......................................................................................... 83
3.11.8
システムスタックポインタ (SSP) ............................................................................. 83
3.11.9
割込みスタック ......................................................................................................... 83
3.11.10
テーブルベースレジスタ (TBR) ................................................................................ 84
3.11.11
EIT ベクタテーブル ................................................................................................... 84
3.11.12
多重 EIT 処理 ............................................................................................................. 85
3.11.13
動作 ........................................................................................................................... 86
3.11.14
INT 命令の動作 .......................................................................................................... 87
3.11.15
INTE 命令の動作 ....................................................................................................... 88
3.11.16
ステップトレーストラップの動作 ............................................................................. 88
3.11.17
未定義命令例外の動作 .............................................................................................. 89
3.11.18
RETI 命令の動作 ....................................................................................................... 89
3.11.19
遅延スロットと EIT ................................................................................................... 89
第4章
クロック生成部 ........................................................................................91
4.1 概要 ..................................................................................................................................... 92
4.2 構成 ..................................................................................................................................... 93
4.2.1
クロック生成部 ......................................................................................................... 93
4.2.2
ソースクロック (SRCCLK) 選択部 ............................................................................ 96
4.3 端子 ..................................................................................................................................... 97
4.4 レジスタ .............................................................................................................................. 98
4.4.1
クロックソース設定レジスタ (CSELR) .................................................................... 99
4.4.2
クロックソース監視レジスタ (CMONR) ................................................................. 103
4.4.3
発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR) ...................................................................... 105
4.4.4
PLL 設定レジスタ (PLLCR) ..................................................................................... 109
4.5 動作説明 ............................................................................................................................ 113
4.5.1
クロックソースの動作説明 ..................................................................................... 113
4.5.2
ソースクロック (SRCCLK) の切換え ...................................................................... 116
4.5.3
PLL クロック (PLLCLK) 生成のための逓倍率 ......................................................... 119
第5章
クロック分周制御部 ...............................................................................121
5.1 概要 ................................................................................................................................... 122
5.2 内部クロック ..................................................................................................................... 123
5.3 構成 ................................................................................................................................... 125
5.4 レジスタ ............................................................................................................................ 126
5.4.1
分周設定レジスタ 0 (DIVR0) ................................................................................... 127
5.4.2
分周設定レジスタ 1 (DIVR1) ................................................................................... 128
5.4.3
分周設定レジスタ 2 (DIVR2) ................................................................................... 130
5.5 分周比 ................................................................................................................................ 131
5.6 使用上の注意 ..................................................................................................................... 133
viii
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第6章
メインタイマ ..........................................................................................135
6.1 概要 ................................................................................................................................... 136
6.2 構成 ................................................................................................................................... 137
6.3 レジスタ ............................................................................................................................ 138
6.3.1
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) ..................................................................... 139
6.4 割込み ................................................................................................................................ 143
6.5 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 144
6.5.1
メインタイマの動作 ................................................................................................ 144
6.5.2
ストップモードへの遷移について ........................................................................... 146
第7章
サブタイマ .............................................................................................147
7.1 概要 ................................................................................................................................... 148
7.2 構成 ................................................................................................................................... 149
7.3 レジスタ ............................................................................................................................ 150
7.3.1
サブタイマ制御レジスタ (STMCR) ......................................................................... 151
7.4 割込み ................................................................................................................................ 154
7.5 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 155
7.5.1
サブタイマの動作 .................................................................................................... 155
7.5.2
ストップモードへの遷移と時計モードについて ..................................................... 157
第8章
低消費電力モード ..................................................................................159
8.1 概要 ................................................................................................................................... 160
8.2 構成 ................................................................................................................................... 161
8.3 レジスタ ............................................................................................................................ 163
8.3.1
スタンバイ制御レジスタ (STBCR) ......................................................................... 164
8.3.2
スリープレート設定レジスタ (SLPRR) .................................................................. 167
8.4 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 169
8.4.1
クロック制御時の動作 ............................................................................................ 169
8.4.2
ドーズモード時の動作 ............................................................................................ 171
8.4.3
スリープモード時の動作 ......................................................................................... 172
8.4.4
メインタイマモード時の動作 .................................................................................. 175
8.4.5
時計モード時の動作 ................................................................................................ 177
8.4.6
ストップモード時の動作 ......................................................................................... 179
8.5 使用上の注意 ..................................................................................................................... 182
第9章
リセット .................................................................................................183
9.1 概要 ................................................................................................................................... 184
9.2 構成 ................................................................................................................................... 185
9.3 端子 ................................................................................................................................... 187
9.4 レジスタ ............................................................................................................................ 188
9.4.1
リセット要因レジスタ (RSTRR) ............................................................................. 189
9.4.2
リセット制御レジスタ (RSTCR) ............................................................................. 191
9.5 動作説明 ............................................................................................................................ 193
9.5.1
リセットの種類 ....................................................................................................... 193
9.5.2
リセット要因 ........................................................................................................... 194
9.5.3
リセットの動作 ....................................................................................................... 195
9.5.4
イレギュラーリセット ............................................................................................ 199
9.6 動作状態と遷移 ................................................................................................................. 200
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
ix
MB91665 シリーズ
第 10 章
割込みコントローラ ...............................................................................205
10.1 概要 ................................................................................................................................... 206
10.2 構成 ................................................................................................................................... 207
10.3 レジスタ ............................................................................................................................ 208
10.3.1
割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) ..................................................... 209
10.4 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 211
10.4.1
割込みコントローラの動作説明 .............................................................................. 211
10.5 使用上の注意 ..................................................................................................................... 213
第 11 章
割込み要求一括読出し機能 ....................................................................215
11.1 概要 ................................................................................................................................... 216
11.2 構成 ................................................................................................................................... 217
11.3 レジスタ ............................................................................................................................ 218
11.3.1
割込み要求一括読出し機能レジスタ 0 上位 (IRPR0H) ........................................... 219
11.3.2
割込み要求一括読出し機能レジスタ 2 下位 (IRPR2L) ............................................ 220
11.3.3
割込み要求一括読出し機能レジスタ 3 上位 (IRPR3H) ........................................... 221
11.3.4
割込み要求一括読出し機能レジスタ 3 下位 (IRPR3L) ............................................ 222
11.3.5
割込み要求一括読出し機能レジスタ 4 上位 (IRPR4H) ........................................... 223
11.3.6
割込み要求一括読出し機能レジスタ 4 下位 (IRPR4L) ............................................ 224
11.4 使用上の注意 ..................................................................................................................... 225
第 12 章
遅延割込み .............................................................................................227
12.1 概要 ................................................................................................................................... 228
12.2 構成 ................................................................................................................................... 229
12.3 レジスタ ............................................................................................................................ 230
12.3.1
遅延割込み制御レジスタ (DICR) ............................................................................. 231
12.4 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 232
12.4.1
遅延割込みの動作説明 ............................................................................................ 232
12.5 使用上の注意 ..................................................................................................................... 233
第 13 章
外部バスインタフェース ........................................................................235
13.1 概要 ................................................................................................................................... 236
13.2 構成 ................................................................................................................................... 239
13.3 端子 ................................................................................................................................... 241
13.4 レジスタ ............................................................................................................................ 243
13.4.1
CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) .................................................................. 244
13.4.2
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) .................................................................. 247
13.4.3
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) ................................................................ 250
13.5 プロトコル ......................................................................................................................... 258
13.5.1
アドレス・データスプリットバスのプロトコル ..................................................... 258
13.5.2
アドレス・データマルチプレックスバスのプロトコル .......................................... 264
13.6 タイミング設定 ................................................................................................................. 270
13.6.1
リードアクセスオートウェイト .............................................................................. 271
13.6.2
ライトアクセスオートウェイト .............................................................................. 274
13.6.3
リードアクセスアイドルサイクル ........................................................................... 277
13.6.4
ライトリカバリサイクル ......................................................................................... 280
13.6.5
リードアクセスセットアップサイクル ................................................................... 283
13.6.6
リードアクセスホールドサイクル ........................................................................... 285
13.6.7
ライトアクセスセットアップサイクル ................................................................... 288
x
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
13.6.8
ライトアクセスホールドサイクル ........................................................................... 290
13.6.9
チップセレクト遅延サイクル .................................................................................. 292
13.6.10
アドレス出力延長サイクル ..................................................................................... 295
13.6.11
アドレスストローブ出力延長サイクル ................................................................... 297
13.7 RDY 端子によるアクセスサイクルの延長 ......................................................................... 300
13.8 アクセスサイクル数 .......................................................................................................... 303
13.9 アドレス情報とアドレスアラインメント .......................................................................... 305
13.9.1
アドレス情報 ........................................................................................................... 305
13.9.2
アドレスアラインメント ......................................................................................... 306
13.10 データアラインメント ....................................................................................................... 307
13.10.1
ビッグエンディアン ................................................................................................ 309
13.10.2
リトルエンディアン ................................................................................................ 313
13.11 CS 領域設定手順 ............................................................................................................... 317
第 14 章
I/O ポート ...............................................................................................323
14.1 概要 ................................................................................................................................... 324
14.2 構成 ................................................................................................................................... 326
14.3 端子 ................................................................................................................................... 330
14.4 レジスタ ............................................................................................................................ 331
14.4.1
ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK) ......................................................... 333
14.4.2
ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH) .................................................................... 336
14.4.3
拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) ....................................................... 339
14.4.4
ポートデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK) ................................................................ 354
14.4.5
プルアップ制御レジスタ (PCR0 ∼ PCR8) ............................................................. 355
14.4.6
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) ........................................................... 356
14.4.7
N-ch オープンドレイン制御レジスタ (NDE0, NDE1) ............................................. 357
14.4.8
外部バスアドレス選択レジスタ (EXBS) ................................................................. 359
14.4.9
FR 識別情報レジスタ (FRID) .................................................................................. 360
14.5 使用上の注意 ..................................................................................................................... 361
第 15 章
外部割込み制御部 ..................................................................................363
15.1 概要 ................................................................................................................................... 364
15.2 構成 ................................................................................................................................... 365
15.3 端子 ................................................................................................................................... 367
15.4 レジスタ ............................................................................................................................ 368
15.4.1
外部割込み要求レベル設定レジスタ (ELVR0, ELVR2) ........................................... 369
15.4.2
外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2) .............................................................. 371
15.4.3
割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2) ...................................................................... 372
15.5 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 373
15.5.1
外部割込み制御部の動作 ......................................................................................... 373
15.5.2
スタンバイモードからの復帰 .................................................................................. 376
15.5.3
スリープモードからの復帰 ..................................................................................... 378
第 16 章
ウォッチドッグタイマ ...........................................................................379
16.1 概要 ................................................................................................................................... 380
16.2 構成 ................................................................................................................................... 381
16.3 レジスタ ............................................................................................................................ 383
16.3.1
ウォッチドッグタイマ 0 制御レジスタ (WDTCR0) ................................................ 384
16.3.2
ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ (WDTCPR0) .......................................... 387
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
xi
MB91665 シリーズ
16.4 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 388
16.4.1
ウォッチドッグタイマの動作 .................................................................................. 388
第 17 章
時計カウンタ ..........................................................................................391
17.1 概要 ................................................................................................................................... 392
17.2 構成 ................................................................................................................................... 393
17.3 レジスタ ............................................................................................................................ 395
17.3.1
時計カウンタリロードレジスタ (WCRL) ................................................................ 396
17.3.2
時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) ....................................................................... 397
17.3.3
時計カウンタリードレジスタ (WCRD) ................................................................... 399
17.4 割込み ................................................................................................................................ 400
17.5 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 401
17.5.1
時計カウンタの動作 ................................................................................................ 401
17.6 使用上の注意 ..................................................................................................................... 403
第 18 章
32 ビットフリーランタイマ ...................................................................405
18.1 概要 ................................................................................................................................... 406
18.2 構成 ................................................................................................................................... 407
18.3 端子 ................................................................................................................................... 411
18.4 レジスタ ............................................................................................................................ 412
18.4.1
フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL) ............................................................. 413
18.4.2
コンペアクリアレジスタ (CPCLR0, CPCLR1) ....................................................... 414
18.4.3
タイマデータレジスタ (TCDT0, TCDT1) ................................................................ 415
18.4.4
タイマ状態制御レジスタ上位 / 下位 (TCCSH0/TCCSL0, TCCSH1/TCCSL1) ........ 416
18.5 割込み ................................................................................................................................ 420
18.6 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 421
18.6.1
内部クロック ( 周辺クロック ) 選択時の動作 .......................................................... 422
18.6.2
外部クロック選択時の動作 ..................................................................................... 423
第 19 章
32 ビットインプットキャプチャ ............................................................425
19.1 概要 ................................................................................................................................... 426
19.2 構成 ................................................................................................................................... 427
19.3 端子 ................................................................................................................................... 429
19.4 レジスタ ............................................................................................................................ 430
19.4.1
インプットキャプチャ状態制御レジスタ (ICS01 ∼ ICS67) ................................... 431
19.4.2
インプットキャプチャデータレジスタ (IPCP0 ∼ IPCP7) ...................................... 434
19.5 割込み ................................................................................................................................ 435
19.6 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 436
19.6.1
32 ビットインプットキャプチャの動作説明 ........................................................... 436
第 20 章
32 ビットアウトプットコンペア ............................................................439
20.1 概要 ................................................................................................................................... 440
20.2 構成 ................................................................................................................................... 441
20.3 端子 ................................................................................................................................... 443
20.4 レジスタ ............................................................................................................................ 444
20.4.1
アウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7) ............................................. 445
20.4.2
コンペア制御レジスタ上位 (OCSH1, OCSH3, OCSH5, OCSH7) .......................... 446
20.4.3
コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4, OCSL6) ............................. 449
20.5 割込み ................................................................................................................................ 452
xii
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
20.6 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 453
20.6.1
独立で使用する場合の動作 ..................................................................................... 453
20.6.2
一対にして使用する場合の動作 .............................................................................. 455
第 21 章
16 ビットリロードタイマ ......................................................................459
21.1 概要 ................................................................................................................................... 460
21.2 構成 ................................................................................................................................... 461
21.3 端子 ................................................................................................................................... 463
21.4 レジスタ ............................................................................................................................ 464
21.4.1
コントロールステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2) .................................... 465
21.4.2
16 ビットタイマリロードレジスタ A/B
(TMRLRA0 ∼ TMRLRA2/ TMRLRB0 ∼ TMRLRB2) ................................................... 472
21.4.3
16 ビットタイマレジスタ (TMR0 ∼ TMR2) ........................................................... 474
21.5 割込み ................................................................................................................................ 475
21.6 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 476
21.6.1
インターバルタイマモード時の動作 ....................................................................... 479
21.6.2
イベントカウンタモード時の動作 ........................................................................... 499
21.6.3
カスケードモード時の動作 ..................................................................................... 513
21.7 使用上の注意 ..................................................................................................................... 515
第 22 章
ベースタイマ入出力選択機能 ................................................................517
22.1 概要 ................................................................................................................................... 518
22.2 構成 ................................................................................................................................... 520
22.3 端子 ................................................................................................................................... 521
22.4 レジスタ ............................................................................................................................ 523
22.4.1
入出力選択レジスタ 0123 (BTSEL0123) ................................................................ 524
22.4.2
同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR) ....................................................................... 526
22.5 入出力モード ..................................................................................................................... 528
22.5.1
入出力モード 0 (16 ビットタイマ標準モード ) ....................................................... 528
22.5.2
入出力モード 1 ( タイマフルモード ) ...................................................................... 529
22.5.3
入出力モード 2 ( 外部トリガ共有モード ) ............................................................... 531
22.5.4
入出力モード 3 ( 他チャネルトリガ共有モード ) .................................................... 532
22.5.5
入出力モード 4 ( タイマ起動 / 停止モード ) 時の動作 ............................................. 534
22.5.6
入出力モード 5 ( 同時ソフト起動モード ) 時の動作 ............................................... 536
22.5.7
入出力モード 6 ( ソフト起動タイマ起動 / 停止モード ) 時の動作 ........................... 537
22.5.8
入出力モード 7 ( タイマ起動モード ) 時の動作 ....................................................... 539
22.5.9
入出力モード 8 ( 他チャネルトリガ共有タイマ起動 / 停止モード ) 時の動作 ......... 540
第 23 章
ベースタイマ.......................................................................................... 543
23.1 ベースタイマの概要 ........................................................................................................... 544
23.2 ベースタイマのブロックダイヤグラム............................................................................... 546
23.3 ベースタイマのレジスタ .................................................................................................... 551
23.4 ベースタイマの動作 ........................................................................................................... 554
23.5 32 ビットモード動作 .......................................................................................................... 556
23.6 ベースタイマの使用上の注意 ............................................................................................. 558
23.7 ベースタイマ割込み ........................................................................................................... 560
23.8 ベースタイマの機能別説明................................................................................................. 561
23.8.1
PWM 機能................................................................................................................. 562
23.8.1.1
PWM タイマ選択時のタイマ制御レジスタ (BTxTMCR) ..................................... 563
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
xiii
MB91665 シリーズ
23.8.1.2
PWM 周期設定レジスタ (BTxPCSR) .................................................................. 569
23.8.1.3
PWM デューティ設定レジスタ (BTxPDUT)........................................................ 570
23.8.1.4
タイマレジスタ (BTxTMR).................................................................................. 571
23.8.1.5
16 ビット PWM タイマ動作 ................................................................................ 572
23.8.1.6
ワンショット動作................................................................................................ 573
23.8.1.7
割込み要因とタイミングチャート ...................................................................... 574
23.8.1.8
出力波形 .............................................................................................................. 575
23.8.2
PPG 機能.................................................................................................................. 576
23.8.2.1
PPG タイマ選択時のタイマ制御レジスタ (BTxTMCR) ...................................... 577
23.8.2.2
"L" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLL)............................................................. 583
23.8.2.3
"H" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLH) ........................................................... 584
23.8.2.4
タイマレジスタ (BTxTMR).................................................................................. 585
23.8.2.5
16 ビット PPG タイマ動作 ................................................................................. 586
23.8.2.6
連続動作 .............................................................................................................. 587
23.8.2.7
ワンショット動作................................................................................................ 588
23.8.2.8
割込み要因とタイミングチャート ...................................................................... 590
23.8.3
リロードタイマ機能 ................................................................................................. 591
23.8.3.1
リロードタイマ選択時のタイマ制御レジスタ (BTxTMCR) ................................ 592
23.8.3.2
周期設定レジスタ (BTxPCSR) ............................................................................ 599
23.8.3.3
タイマレジスタ (BTxTMR).................................................................................. 600
23.8.3.4
16 ビットリロードタイマの動作......................................................................... 601
23.8.4
PWC 機能 ................................................................................................................. 604
23.8.4.1
PWC タイマ選択時のタイマ制御レジスタ (BTxTMCR) ..................................... 605
23.8.4.2
データバッファレジスタ (BTxDTBF).................................................................. 611
23.8.4.3
PWC 動作 ............................................................................................................ 612
第 24 章
アップダウンカウンタ ...........................................................................621
24.1 概要 ................................................................................................................................... 622
24.2 構成 ................................................................................................................................... 624
24.3 端子 ................................................................................................................................... 626
24.4 レジスタ ............................................................................................................................ 627
24.4.1
リロードコンペアレジスタ (RCR1) ........................................................................ 628
24.4.2
アップダウンカウントレジスタ (UDCR1) .............................................................. 630
24.4.3
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) ................................................................. 631
24.4.4
カウンタステータスレジスタ (CSR1) ..................................................................... 636
24.5 割込み ................................................................................................................................ 639
24.6 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 641
24.6.1
タイマモード時の動作 ............................................................................................ 645
24.6.2
アップダウンカウントモード時の動作 ................................................................... 647
24.6.3
位相差カウントモード (2 逓倍 ) 時の動作 ............................................................... 650
24.6.4
位相差カウントモード (4 逓倍 ) 時の動作 ............................................................... 652
第 25 章
10 ビット A/D コンバータ ......................................................................655
25.1 概要 ................................................................................................................................... 656
25.2 構成 ................................................................................................................................... 658
25.3 端子 ................................................................................................................................... 660
25.4 レジスタ ............................................................................................................................ 662
25.4.1
A/DC コントロールレジスタ (ADCR0) ................................................................... 663
25.4.2
A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) ....................................................................... 666
xiv
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
25.4.3
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) ....................................................... 669
25.4.4
スキャン変換 FIFO 段数設定レジスタ (SFNS0) ..................................................... 673
25.4.5
スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) ......................................................... 675
25.4.6
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) ............................................. 678
25.4.7
優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) ............................................................... 679
25.4.8
優先変換 FIFO 段数設定レジスタ (PFNS0) ............................................................ 682
25.4.9
優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) ................................................................ 683
25.4.10
優先変換入力選択レジスタ (PCIS0) ........................................................................ 687
25.4.11
A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0) ......................................................................... 690
25.4.12
A/D 比較コントロールレジスタ (CMPCR0) ............................................................ 691
25.4.13
サンプリング時間設定レジスタ (ADST00, ADST10) .............................................. 694
25.4.14
サンプリング時間選択レジスタ (ADSS20 ∼ ADSS00) .......................................... 697
25.4.15
コンペア時間設定レジスタ (ADCT0) ...................................................................... 699
25.5 割込み ................................................................................................................................ 700
25.6 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 702
25.6.1
A/D スキャン変換時の動作 ...................................................................................... 709
25.6.2
A/D 優先変換時の動作 ............................................................................................. 712
25.6.3
FIFO の動作 ............................................................................................................. 715
25.6.4
DMA コントローラ (DMAC) の起動 ........................................................................ 721
第 26 章
マルチファンクションシリアルインタフェース.................................... 723
26.1 マルチファンクションシリアルインタフェースの特長 ..................................................... 724
26.2 UART( 非同期シリアルインタフェース ) ........................................................................... 725
26.3 UART( 非同期シリアルインタフェース ) の概要................................................................ 726
26.4 UART( 非同期シリアルインタフェース ) のレジスタ ........................................................ 727
26.4.1
シリアル制御レジスタ (SCR)................................................................................... 729
26.4.2
シリアルモードレジスタ (SMR)............................................................................... 732
26.4.3
シリアルステータスレジスタ (SSR) ........................................................................ 735
26.4.4
拡張通信制御レジスタ (ESCR) ................................................................................ 738
26.4.5
受信データレジスタ / 送信データレジスタ (RDR/TDR) .......................................... 740
26.4.6
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0)............................................ 743
26.5 UART の割込み................................................................................................................... 745
26.5.1
受信割込み発生とフラグセットのタイミング.......................................................... 746
26.5.2
送信割込み発生とフラグセットのタイミング.......................................................... 747
26.6 UART の動作 ...................................................................................................................... 748
26.7 専用ボーレートジェネレータ ............................................................................................. 752
26.7.1
ボーレート設定 ........................................................................................................ 753
26.8 動作モード 0 ( 非同期ノーマルモード ) 設定手順とプログラムフロー.............................. 757
26.9 動作モード 1 ( 非同期マルチプロセッサモード ) 設定手順とプログラムフロー ............... 758
26.10 UART モードの注意事項 .................................................................................................... 760
26.11 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ).................................................................. 761
26.12 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の概要...................................................... 762
26.13 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) のレジスタ............................................... 763
26.13.1
シリアル制御レジスタ (SCR)................................................................................... 765
26.13.2
シリアルモードレジスタ (SMR)............................................................................... 768
26.13.3
シリアルステータスレジスタ (SSR) ........................................................................ 771
26.13.4
拡張通信制御レジスタ (ESCR) ................................................................................ 774
26.13.5
受信データレジスタ / 送信データレジスタ (RDR/TDR) .......................................... 776
26.13.6
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0)............................................ 779
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
xv
MB91665 シリーズ
26.14 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の割込み .................................................. 781
26.14.1
受信割込み発生とフラグセットのタイミング.......................................................... 782
26.14.2
送信割込み発生とフラグセットのタイミング.......................................................... 783
26.15 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の動作...................................................... 784
26.16 専用ボーレートジェネレータ ............................................................................................. 800
26.16.1
ボーレート設定 ........................................................................................................ 801
26.17 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) 設定手順とプログラムフロー.................. 804
26.18 CSIO モードの注意事項 ..................................................................................................... 805
26.19 I2C インタフェース ............................................................................................................ 806
26.20 I2C インタフェースの概要.................................................................................................. 807
26.21 I2C インタフェースのレジスタ .......................................................................................... 808
26.21.1
I2C バス制御レジスタ (IBCR)................................................................................... 811
26.21.2
シリアルモードレジスタ (SMR)............................................................................... 816
26.21.3
I2C バスステータスレジスタ (IBSR) ........................................................................ 818
26.21.4
シリアルステータスレジスタ (SSR) ........................................................................ 822
26.21.5
受信データレジスタ / 送信データレジスタ (RDR/TDR) .......................................... 825
26.21.6
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ (ISMK).................................................. 827
26.21.7
7 ビットスレーブアドレスレジスタ (ISBA) ............................................................. 828
26.21.8
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0)............................................ 829
26.22 I2C インタフェースの割込み .............................................................................................. 830
26.22.1
I2C インタフェース通信の動作 ................................................................................ 832
26.22.2
マスタモード ............................................................................................................ 833
26.22.3
スレーブモード ........................................................................................................ 845
26.22.4
バスエラー ............................................................................................................... 848
26.23 専用ボーレートジェネレータ ............................................................................................. 849
26.24 I2C モードの注意事項......................................................................................................... 851
第 27 章
USB クロック生成部 ..............................................................................853
27.1 概要 ................................................................................................................................... 854
27.2 構成 ................................................................................................................................... 855
27.3 レジスタ ............................................................................................................................ 856
27.3.1
USB クロック設定レジスタ (UCCR) ...................................................................... 857
27.4 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 859
第 28 章
DMA 転送要求セレクタ .........................................................................861
28.1 概要 ................................................................................................................................... 862
28.2 構成 ................................................................................................................................... 863
28.3 レジスタ ............................................................................................................................ 864
28.3.1
DREQ 選択レジスタ (DREQSEL) ........................................................................... 865
第 29 章
USB ファンクション ..............................................................................867
29.1 概要 ................................................................................................................................... 868
29.2 構成 ................................................................................................................................... 870
29.3 レジスタ ............................................................................................................................ 871
29.3.1
USB 選択レジスタ (USBSEL) ................................................................................. 873
29.3.2
USB 許可レジスタ (USBEN) ................................................................................... 874
29.3.3
UDC 制御レジスタ (UDCC) .................................................................................... 876
29.3.4
EP0 制御レジスタ (EP0C) ...................................................................................... 880
29.3.5
EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) ........................................................... 882
xvi
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
29.3.6
タイムスタンプレジスタ (TMSP) ............................................................................ 887
29.3.7
UDC ステータスレジスタ (UDCS) .......................................................................... 888
29.3.8
UDC 割込み許可レジスタ (UDCIE) ......................................................................... 891
29.3.9
EP0I ステータスレジスタ (EP0IS) .......................................................................... 893
29.3.10
EP0O ステータスレジスタ (EP0OS) ...................................................................... 895
29.3.11
EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) ................................................. 898
29.3.12
EP0 ∼ EP3 データレジスタ (EP0DTH ∼ EP3DTH/EP0DTL ∼ EP3DTL) ............. 902
29.4 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 906
29.4.1
接続検出と切断検出 ................................................................................................ 909
29.4.2
コマンド応答時のレジスタ動作 .............................................................................. 912
29.4.3
STALL 応答と解除 ................................................................................................... 915
29.4.4
サスペンド機能 ....................................................................................................... 922
29.4.5
ウェイクアップ機能 ................................................................................................ 923
29.4.6
DMA 転送機能 ......................................................................................................... 925
29.4.7
NULL 転送機能 ........................................................................................................ 931
29.4.8
ソフトウェア制御例 ................................................................................................ 932
第 30 章
USB ホスト ............................................................................................939
30.1 概要 ................................................................................................................................... 940
30.2 構成 ................................................................................................................................... 942
30.3 レジスタ ............................................................................................................................ 943
30.3.1
ホストコントロールレジスタ 0,1 (HCNT) .............................................................. 945
30.3.2
ホスト割込みレジスタ (HIRQ) ................................................................................ 951
30.3.3
ホストエラーステータスレジスタ (HERR) ............................................................. 955
30.3.4
ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) ............................................................. 959
30.3.5
SOF 割込み FRAME 比較レジスタ (HFCOMP) ...................................................... 962
30.3.6
リトライタイマ設定レジスタ (HRTIMER) .............................................................. 963
30.3.7
ホストアドレスレジスタ (HADR) ........................................................................... 965
30.3.8
EOF 設定レジスタ (HEOF) ..................................................................................... 966
30.3.9
FRAME 設定レジスタ (HFRAME) ........................................................................... 968
30.3.10
ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) ............................................. 969
30.4 動作説明と設定手順例 ....................................................................................................... 971
30.4.1
USB デバイスの接続 ............................................................................................... 971
30.4.2
USB バスのリセット ............................................................................................... 973
30.4.3
トークンパケット .................................................................................................... 975
30.4.4
データパケット ....................................................................................................... 978
30.4.5
ハンドシェークパケットの動作 .............................................................................. 978
30.4.6
リトライ機能 ........................................................................................................... 979
30.4.7
SOF 割込み ............................................................................................................. 980
30.4.8
エラーステータス .................................................................................................... 982
30.4.9
パケット終了 ........................................................................................................... 983
30.4.10
サスペンド・リジューム ......................................................................................... 984
30.4.11
USB デバイスの切断 ............................................................................................... 987
30.4.12
USB ホストの各トークンフローチャート ............................................................... 988
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
xvii
MB91665 シリーズ
第 31 章
DMA コントローラ (DMAC) ..................................................................993
31.1 概要 ................................................................................................................................... 994
31.2 構成 ................................................................................................................................... 997
31.3 レジスタ ............................................................................................................................ 999
31.3.1
DMA コントロールレジスタ (DMACR) ................................................................. 1000
31.3.2
DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) ............................................. 1002
31.3.3
DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) ............................................. 1003
31.3.4
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) ........................................................ 1004
31.3.5
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) .................................. 1005
31.3.6
DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) ...................................... 1015
31.3.7
DMA 転送抑止割込みレベルレジスタ (DILVR) ..................................................... 1019
31.4 割込み .............................................................................................................................. 1021
31.5 動作説明と設定手順例 ..................................................................................................... 1022
31.5.1
転送設定 ................................................................................................................ 1022
31.5.2
転送動作 ................................................................................................................ 1025
31.5.3
転送の中断 ............................................................................................................ 1035
31.5.4
転送終了時の動作 .................................................................................................. 1037
31.5.5
転送後の動作 ......................................................................................................... 1038
31.5.6
DMA 転送の抑止 .................................................................................................... 1042
第 32 章
周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能 .....................1043
32.1 概要 ................................................................................................................................. 1044
32.2 構成 ................................................................................................................................. 1045
32.3 レジスタ .......................................................................................................................... 1047
32.3.1
IO 転送要求設定レジスタ (IORR0 ∼ IORR3) ....................................................... 1049
32.3.2
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 0 (ICSEL0) ...................... 1053
32.3.3
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 2 (ICSEL2) ...................... 1055
32.3.4
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 4 (ICSEL4) ...................... 1057
32.3.5
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 6 (ICSEL6) ...................... 1058
32.3.6
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 7 (ICSEL7) ...................... 1060
32.3.7
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 8 (ICSEL8) ...................... 1061
32.3.8
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 9 (ICSEL9) ...................... 1063
32.3.9
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 10 (ICSEL10) .................. 1065
32.4 動作説明と設定手順例 ..................................................................................................... 1068
32.4.1
DMA 転送時の動作 ................................................................................................ 1068
第 33 章
内蔵プログラムメモリ制御 ..................................................................1071
33.1 内蔵プログラムメモリ制御部の概要 ............................................................................... 1072
33.2 内蔵プログラムメモリ制御部のレジスタ ........................................................................ 1073
33.2.1
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) ............................................................................. 1074
第 34 章
フラッシュメモリ ................................................................................1077
34.1 フラッシュメモリの概要 ................................................................................................. 1078
34.2 フラッシュメモリの構成 ................................................................................................. 1079
34.3 フラッシュメモリのレジスタ .......................................................................................... 1081
34.3.1
FLASH ステータスレジスタ (FSTR) ..................................................................... 1082
34.3.2
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) ............................................................................. 1083
34.4 フラッシュメモリのアクセスモード ............................................................................... 1084
34.5 自動アルゴリズム ............................................................................................................ 1085
34.5.1
コマンドシーケンス .............................................................................................. 1085
xviii
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
34.5.2
自動アルゴリズムの実行状態 ................................................................................ 1088
34.6 フラッシュメモリの動作説明 .......................................................................................... 1093
34.6.1
リセット動作 ......................................................................................................... 1093
34.6.2
データ書込み動作 .................................................................................................. 1094
34.6.3
チップ消去動作 ..................................................................................................... 1097
34.6.4
セクタ消去動作 ..................................................................................................... 1097
34.6.5
セクタ消去一時停止動作 ....................................................................................... 1100
34.6.6
セクタ消去再開動作 .............................................................................................. 1101
34.7 データポーリングフラグ (DQ7) の制約事項と回避方法 .................................................. 1102
34.8 フラッシュメモリの使用上の注意 ................................................................................... 1105
第 35 章
ワイルドレジスタ ................................................................................1107
35.1 ワイルドレジスタの概要 ................................................................................................. 1108
35.2 ワイルドレジスタの構成 ................................................................................................. 1109
35.3 ワイルドレジスタのレジスタ .......................................................................................... 1110
35.3.1
ワイルドレジスタアドレスレジスタ (WRAR00 ∼ WRAR15) .............................. 1112
35.3.2
ワイルドレジスタデータレジスタ (WRDR00 ∼ WRDR15) ................................. 1113
35.3.3
ワイルドレジスタデータイネーブルレジスタ (WREN) ........................................ 1114
35.4 ワイルドレジスタの動作説明と設定手順例 .................................................................... 1115
35.4.1
ワイルドレジスタの動作 ....................................................................................... 1115
35.5 ワイルドレジスタの使用上の注意 ................................................................................... 1116
第 36 章
シリアル書込み接続 .............................................................................1119
36.1 富士通セミコンダクター製シリアルプログラマ ............................................................. 1120
36.1.1
使用する端子 ......................................................................................................... 1127
第 37 章
デバイスの取扱いについて ..................................................................1129
37.1 デバイス取扱い上の注意 ................................................................................................. 1130
付録 .......................................................................................................................1139
付録 A
I/O マップ .............................................................................................1140
付録 B
レジスタ一覧 ........................................................................................1155
付録 C
割込みベクタ ........................................................................................1167
付録 D
CPU の状態における端子状態 .............................................................1170
付録 E
E.1
E.2
E.3
命令一覧 ...............................................................................................1175
命令一覧表の見かた ........................................................................................................ 1175
命令一覧表 ....................................................................................................................... 1179
遅延スロットに配置可能な命令一覧 ............................................................................... 1188
索引 .......................................................................................................................1191
端子索引 ................................................................................................................1201
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
xix
MB91665 シリーズ
xx
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
本版での主な変更内容
ページ
-
変更内容 ( 詳細は本文を参照してください。)
本ハードウェアマニュアルが初版となります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
xxi
MB91665 シリーズ
xxii
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 1 章 概要
MB91665 シリーズの特長と基本的な仕様について
説明します。
1.1 MB91665 シリーズの概要
1.2 MB91665 シリーズの品種構成
1.3 MB91665 シリーズのブロックダイヤグラム
1.4 外形寸法図
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1
第 1 章 概要
1.1
1.1
MB91665 シリーズ
MB91665 シリーズの概要
MB91665 シリーズは , 32 ビット RISC CPU を使用し , 高性能 / 高速な CPU 処理を要求され
る組込み制御用に各種周辺機能を内蔵したマイクロコントローラです。
本シリーズは , FR80 ファミリ CPU をベースにシングルチップ化したシリーズです。
■ FR80 ファミリ CPU
•
32 ビット RISC, ロード / ストアアーキテクチャ , パイプライン 5 段
•
汎用レジスタ 32 ビット 16 本
•
16 ビット固定長命令 ( 基本命令 ), 1 命令 /1 サイクル
•
組込み用途に適した命令
-
メモリ−メモリ間転送 , ビット処理 , バレルシフトなどの命令
-
高級言語対応命令
関数入口 / 出口命令 , レジスタ内容のマルチロードストア命令
-
ビットサーチ命令
1 検出 , 0 検出 , 変化点検出
-
遅延スロット付き分岐命令
分岐処理時のオーバヘッドの低減
-
レジスタインターロック機能
アセンブラ記述の容易化
-
乗算器の内蔵 / 命令レベルでのサポート
符号付き 32 ビット乗算− 5 サイクル
符号付き 16 ビット乗算− 3 サイクル
-
割込み (PC, PS の退避 )
最小 6 サイクルの高速応答 , 16 レベルの優先順位
-
ハーバードアーキテクチャにより , プログラムアクセスとデータアクセスを同
時に実行可能
•
2
CPU 内の 4 ワードの命令キューにより , 命令の先取り機能
FR ファミリ CPU との基本命令互換
-
ビットサーチ命令追加
-
リソース命令 , コプロセッサ命令はありません。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 1 章 概要
1.1
MB91665 シリーズ
■ 最大動作周波数
CPU
33MHz
周辺
33MHz
外部バス
33MHz
■ 外部バスインタフェース
•
動作周波数 最大 33MHz
•
MB91F669 (64pin)
アドレス 24 本 , 8/16 ビットデータ入出力 ( マルチプレックスバス )
アドレス 8 本 , 8/16 ビットデータ入出力 ( スプリットバス )
•
MB91F668 (48pin)*
アドレス 16 本 , 8 ビットデータ入出力 ( マルチプレックスバス )
アドレスなし , 8 ビットデータ入出力 ( スプリットバス )
* RDY, SYSCLK, WR1, CS1, CS2, CS3 はなし
•
領域ごとにプログラマブルなオートウェイトサイクル発生
■ DMA コントローラ (DMAC)
•
チャネル数:4 チャネル
•
アドレス空間:32 ビット (4G バイト )
•
転送モード:ブロック転送 / バースト転送 / デマンド転送
•
アドレス更新:増加 / 減少 / 固定 ( 増減値は 1, 2, 4 固定 )
•
転送サイズ:8 ビット , 16 ビット , 32 ビット
•
ブロックサイズ:1 ∼ 16
•
転送回数:1 ∼ 65535 回
•
転送要求:
-
ソフトウェアによる要求
-
内蔵周辺機能の割込み要求 ( 割込み要求を共用 , 外部割込み要求含む )
•
リロード機能:全チャネルリロード指定可
•
優先順位:固定 (ch.0 > ch.1 > ch.2 > ch.3 > …), もしくはラウンドロビン
•
割込み要求:正常終了割込み要求 , 異常終了割込み要求 , 転送中断割込み要求を発生
可能
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
3
第 1 章 概要
1.1
MB91665 シリーズ
■ マルチファンクションシリアルインタフェース
•
チャネルごとに , 使用方法を次の中から選択可能
-
UART
-
CSIO
-
I2C
[UART の特長 ]
-
全二重ダブルバッファ
-
パリティあり / なし選択可能
-
専用ボーレートジェネレータを内蔵
-
外部クロックをシリアルクロックとして使用可能
-
豊富なエラー検出機能あり ( パリティエラー , フレーミングエラー , オーバラン
エラー )
[CSIO の特長 ]
-
全二重ダブルバッファ
-
専用ボーレートジェネレータを内蔵
-
オーバランエラー検出機能あり
[I2C の特長 ]
-
標準モード ( 最大 100kbps) / 高速モード ( 最大 400kbps) に対応
-
一部のチャネルは 5V トレラント対応
■ 割込み
•
外部割込みは合計 16 本 ( 一部の端子は 5V トレラント対応 )
•
内部周辺機能からの割込み
•
割込みレベルをプログラマブルに設定可能 (16 レベル )
•
ストップモード , スリープモードからの復帰に使用可能
■ A/D コンバータ
4
•
MB91F669(64pin): 12 チャネル , 1 ユニット
•
MB91F668(48pin): 10 チャネル , 1 ユニット
•
10 ビット分解能
•
逐次比較変換型 変換時間:約 1.2μs (PCLK=33MHz)
•
優先 A/D 変換可能 (2 レベル )
•
変換モード ( 単発変換モード , スキャン変換モード )
•
起動要因 ( ソフトウェア / 外部トリガ / ベースタイマ )
•
変換データ格納用 FIFO を搭載 ( スキャン変換用:16 段 , 優先変換用:4 段 )
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 1 章 概要
1.1
MB91665 シリーズ
■ ベースタイマ
•
チャネル数:4 チャネル内蔵
•
チャネルごとに , 使用方法を次の中から選択可能
-
16/32 ビットリロードタイマ
-
16 ビット PWM タイマ
-
16/32 ビット PWC タイマ
-
16 ビット PPG タイマ
•
2 チャネルをカスケード接続して 32 ビットタイマとして使用可能
•
複数チャネルの同時起動機能あり
•
入出力選択機能あり
■ 16 ビットリロードタイマ
•
チャネル数:3 チャネル (REALOS 用 1 チャネル含む )
•
インターバルタイマ機能
•
カウント用クロック選択機能 ( 周辺クロック (PCLK) の 2 分周∼ 64 分周 )
■ コンペアタイマ
•
32 ビットインプットキャプチャ:8 チャネル内蔵
•
32 ビットアウトプットコンペア:8 チャネル内蔵
•
32 ビットフリーランタイマ:2 チャネル内蔵
■ その他のインターバルタイマ
•
アップダウンカウンタ:1 チャネル内蔵
•
時計カウンタ:1 チャネル内蔵
•
ウォッチドッグタイマ:1 チャネル内蔵
■ USB ファンクション / ホスト
CM71-10158-1
•
チャネル数:1 チャネル
•
USB2.0 Full-Speed 対応
•
USB ファンクションと USB ホストは切換え式 (USB I/O は兼用 )
•
DMA 転送をサポート
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
5
第 1 章 概要
1.1
MB91665 シリーズ
[USB ファンクション ]
•
最大 4 本のエンドポイントをサポート
-
エンドポイント 0 はコントロール転送に固定
-
エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 は , バルク転送とインタラプト転送を選択
可能
•
エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 はダブルバッファ構成
[USB ホスト ]
•
コントロール転送 , バルク転送 , インタラプト転送 , アイソクロナス転送をサポート
•
USB デバイスの接続 / 切断の自動検出
•
IN/OUT トークン時のハンドシェークパケットの自動処理
•
最大パケット長 256 バイトまでのサポート
•
ウェイクアップ機能のサポート
■ メインタイマ
•
チャネル数:1 チャネル
•
メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間をカウント
•
PLL クロック (PLLCLK) の発振安定待ち時間をカウント
•
メインクロック (MCLK) の発振が安定状態のときは , インターバルタイマとしても
使用可能
■ サブタイマ
•
チャネル数:1 チャネル
•
サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間をカウント
•
サブクロック (SBCLK) の発振が安定状態のときは, インターバルタイマとしても使
用可能
■ クロック生成
•
メインクロック (MCLK) 発振
•
サブクロック (SBCLK) 発振
•
PLL クロック (PLLCLK) 発振
■ 低消費電力モード
6
•
ストップモード
•
時計モード
•
スリープモード
•
ドーズモード
•
クロック分周機能
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 1 章 概要
1.1
MB91665 シリーズ
■ その他の特長
•
I/O ポート
•
リセット端子として INIT 端子を用意
•
ウォッチドッグタイマリセット , ソフトウェアリセットあり
•
遅延割込み
•
電源
-
CM71-10158-1
単一電源 (USB 未使用時 : 2.7 V ∼ 3.6 V, USB 使用時 : 3.0 V ∼ 3.6 V)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
7
第 1 章 概要
1.2
MB91665 シリーズ
MB91665 シリーズの品種構成
1.2
MB91665 シリーズの品種について説明します。
表 1.2-1 MB91665 シリーズの品種構成
品名
項目
MB91F669
分類
MB91F668
フラッシュメモリ品
内蔵プログラムメモリ容量
128K バイト ( フラッシュ )
内蔵 RAM 容量
16K バイト
マルチ
アドレス 24bit
データ 16/8bit
アドレス 16bit
データ 8bit
スプリット
アドレス 8bit
データ 16/8bit
アドレスなし
データ 8bit
外部バスインタフェース
DMA コントローラ (DMAC)
ベースタイマ
マルチファンクション
シリアルインタフェース
4 チャネル
4 チャネル
( リロードタイマ /PWM/PPG/PWC モード切替可能 )
4 チャネル (UART/SPI/I2C モード切替可能 )
外部割込み
10 ビット A/D コンバータ
16 本
12 チャネル (1 ユニット )
16 ビットリロードタイマ
コンペアタイマ
10 チャネル (1 ユニット )
3 チャネル
32 ビットインプットキャプチャ:8 チャネル
32 ビットアウトプットコンペア:8 チャネル
32 ビットフリーランタイマ:2 チャネル
アップダウンカウンタ
1 チャネル
時計カウンタ
1 チャネル
I/O ポート
USB ファンクション / ホスト
50 本
34 本
1 チャネル ( ファンクション / ホストモード切替可能 )
メインタイマ
1 チャネル
サブタイマ
1 チャネル
ワイルドレジスタ
16 チャネル
-
デバッグ機能
パッケージ
8
種類:LQFP-64
パッケージコード:FPT-64P-M24
端子ピッチ:0.5mm ピッチ
サイズ:10mm × 10mm
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
種類:LQFP-48
パッケージコード:FPT-48P-M26
端子ピッチ:0.5mm ピッチ
サイズ:7mm × 7mm
CM71-10158-1
第 1 章 概要
1.3
MB91665 シリーズ
MB91665 シリーズのブロックダイヤグラム
1.3
MB91665 シリーズのブロックダイヤグラムを図 1.3-1 に示します。
図 1.3-1 MB91665 シリーズのブロックダイヤグラム
降圧レギュレータ
FR80
CPU
クロスバー
スイッチ
内蔵プログラムメモリ
フラッシュメモリ
RAM
オンチップバス
DMAC
4 チャネル
外部バス I/F
周辺バス
ブリッジ
USB ファンクション / ホスト
割込みコントローラ
遅延割込み
ポート
外部割込み
16 チャネル
16 ビット周辺バス
ウォッチドッグタイマ
32 ビット周辺バス
クロック制御
クロック生成
USB クロック生成
時計カウンタ
16 ビットリロードタイマ
3 チャネル
アップダウンカウンタ
1 チャネル
32 ビットインプットキャプチャ
8 チャネル
A/D コンバータ 12/10 チャネル
(1 ユニット )*
32 ビットアウトプットコンペア
8 チャネル
ポート
32 ビットフリーランタイマ
2 チャネル
ベースタイマ
4 チャネル
マルチファンクションシリアル
インタフェース 4 チャネル
* MB91F669(64pin): 12 チャネル
MB91F668(48pin): 10 チャネル
ポート
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
9
第 1 章 概要
1.4
MB91665 シリーズ
外形寸法図
1.4
MB91665 シリーズで使用する各パッケージの外形寸法図を示します。
図 1.4-1 外形寸法図 (FPT-48P-M26)
プラスチック・LQFP, 48 ピン
(FPT-48P-M26)
リードピッチ
0.50mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
7mm × 7mm
リード形状
ガルウイング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
1.70mm MAX
質量
0.17g
コード(参考)
P-LFQFP48-7×7-0.50
プラスチック・LQFP, 48 ピン
(FPT-48P-M26)
注 1)* 印寸法はレジン残りを含む。
注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
9.00±0.20(.354±.008)SQ
+0.40
+.016
* 7.00 –0.10 .276 –.004 SQ
36
0.145±0.055
(.006±.002)
25
37
24
0.08(.003)
Details of "A" part
+0.20
1.50 –0.10
+.008
INDEX
48
13
"A"
0°~8°
LEAD No.
0.50(.020)
1
(Mounting height)
.059 –.004
0.10±0.10
(.004±.004)
(Stand off)
12
0.20±0.05
(.008±.002)
0.08(.003)
0.25(.010)
M
0.60±0.15
(.024±.006)
C
2003-2010 FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED F48040S-c-2-3
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
10
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 1 章 概要
1.4
MB91665 シリーズ
図 1.4-2 外形寸法図 (FPT-64P-M24)
プラスチック・LQFP, 64 ピン
リードピッチ
0.50 mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
10.0 mm × 10.0 mm
リード形状
ガルウィング
封止方法
プラスチックモールド
コード(参考)
P-LFQFP64-10×10-0.50
(FPT-64P-M24)
プラスチック・LQFP, 64 ピン
(FPT-64P-M24)
注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。
注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
12.00±0.20(.472±.008)SQ
Details of "A" part
*10.00±0.10(.394±.004)SQ
48
0.145±0.055
(.006±.002)
33
49
0.15(.006)
MAX
0.40(.016)
MAX
32
0.08(.003)
Details of "B" part
11.00(.433)
NOM.
+0.20
1.50 –0.10
+.008
(Mounting height)
.059 –.004
0.25(.010)
INDEX
"A"
64
LEAD No.
1
"B"
16
0.50(.020)
C
0~8°
17
0.20±0.05
(.008±.002)
0.08(.003)
M
2006-2010 FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED F64036S-1c(D)-1-3
0.50±0.20
(.020±.008)
0.60±0.15
(.024±.006)
0.10±0.10
(.004±.004)
(Stand off)
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
11
第 1 章 概要
1.4
12
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズ
の端子
MB91665シリーズの端子と, 兼用端子の設定につい
て説明します。
2.1 端子配列図
2.2 端子機能一覧
2.3 入出力回路形式
2.4 端子の設定方法
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
13
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.1
2.1
MB91665 シリーズ
端子配列図
MB91665 シリーズには 2 種類のパッケージが用意されています。
■ LQFP-64 (MB91F669)
図 2.1-1 LQFP-64 端子配列図
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
51
50
49
P10/D08/SOUT2/INT0 (5V耐圧,OD)
P61/SYSCLK/TIOB1_1/SIN2_1
P60/RDY/TIOA1_1/SOUT2_1
P83/AN11/IN3_1
P82/AN10/IN2_1
P81/AN9/IN1_1/TMI1_1
P80/AN8/IN0_1/TMI0_1
P77/AN7/SCK0/TMI2/OUT7_1/INT23
P76/AN6/SIN0/TMI1/OUT6_1/INT22
P75/AN5/SOUT0/TMI0/OUT5_1/INT21
P74/AN4/TMO2/OUT4_1/INT20
P73/AN3/TMO1/OUT3_1/INT19
P72/AN2/TMO0/OUT2_1/INT18
P71/AN1/OUT1_1/INT17
P70/AN0/OUT0_1/INT16
AVcc
(TOP VIEW)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
LQFP-64
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
AVss
P57/WR1/TIOB3_1/TMI2_1
P56/WR0/ZIN1_1/FRCK0/SCK6
P55/RD/BIN1_1/ADTRG0/SIN6
P54/AS/AIN1_1/SOUT6
P53/CS3/FRCK1/TIOA3_1/SCK1_1
P52/CS2/TIOB2_1/SIN1_1
P51/CS1/TIOA2_1/SOUT1_1
P50/CS0/TMO0_1
P07/D07/TIOB3/IN7
P06/D06/TIOA3/SCK1/IN6 (5V耐圧,OD)
P05/D05/TIOB2/SIN1/IN5 (5V耐圧)
P04/D04/TIOA2/SOUT1/IN4 (5V耐圧,OD)
P03/D03/TIOB1/IN3
P02/D02/TIOA1/SCK0_1/IN2 (5V耐圧,OD)
Vcc
P24/A04/OUT0/A20 (5V耐圧,OD)
P25/A05/OUT1/A21 (5V耐圧,OD)
P26/A06/OUT2/A22 (5V耐圧,OD)
P27/A07/OUT3/A23 (5V耐圧,OD)
PH2/SCK2_1/INT2_1 (5V耐圧)
P00/D00/TIOA0/SOUT0_1/IN0 (5V耐圧,OD)
P01/D01/TIOB0/SIN0_1/IN1
INIT
X0A/PK1
X1A/PK0
C
MD1
MD0
X0
X1
Vss
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
P11/D09/SIN2/INT1 (5V耐圧)
P12/D10/SCK2/INT2 (5V耐圧,OD)
P13/D11/INT3
P14/D12/AIN1/INT4/OUT4
P15/D13/BIN1/INT5/OUT5
P16/D14/ZIN1/INT6/OUT6
P17/D15/INT7/OUT7
PH3/INT3_1 (5V耐圧)
Vcc
UDM
UDP
Vss
P20/A00/TMO1_1/A16 (5V耐圧,OD)
P21/A01/TMO2_1/A17 (5V耐圧,OD)
P22/A02/TIOA0_1/A18 (5V耐圧,OD)
P23/A03/TIOB0_1/A19 (5V耐圧)
* ( )内の説明
5V耐圧:5V耐圧端子
OD:オープンドレイン制御端子
(FPT-64P-M24)
(注意事項)XXX_1, XXX_2 のように , 「_ ( アンダバー ) 」がついている端子の , 「_」以降の数字はポー
ト番号を示しています。
これらの端子は 1 つのチャネルに複数の同一機能の端子が用意されていますので , 拡張ポー
ト機能レジスタ (EPFR) で使用する端子を選択してください。
14
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.1
MB91665 シリーズ
■ LQFP-48 (MB91F668)
図 2.1-2 LQFP-48 端子配列図
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
P10/D08/SOUT2/INT0 (5V耐圧,OD)
P81/AN9/IN1_1/TMI1_1
P80/AN8/IN0_1/TMI0_1
P77/AN7/SCK0/TMI2/OUT7_1/INT23
P76/AN6/SIN0/TMI1/OUT6_1/INT22
P75/AN5/SOUT0/TMI0/OUT5_1/INT21
P74/AN4/TMO2/OUT4_1/INT20
P73/AN3/TMO1/OUT3_1/INT19
P72/AN2/TMO0/OUT2_1/INT18
P71/AN1/OUT1_1/INT17
P70/AN0/OUT0_1/INT16
AVcc
(TOP VIEW)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
LQFP-48
36
35
34
33
32
31
30
29
28
27
26
25
AVss
P56/WR0/ZIN1_1/FRCK0/SCK6
P55/RD/BIN1_1/ADTRG0/SIN6
P54/AS/AIN1_1/SOUT6
P50/CS0/TMO0_1
P07/D07/TIOB3/IN7
P06/D06/TIOA3/SCK1/IN6 (5V耐圧,OD)
P05/D05/TIOB2/SIN1/IN5 (5V耐圧)
P04/D04/TIOA2/SOUT1/IN4 (5V耐圧,OD)
P03/D03/TIOB1/IN3
P02/D02/TIOA1/SCK0_1/IN2 (5V耐圧,OD)
Vcc
PH2/SCK2_1/INT2_1 (5V耐圧)
P00/D00/TIOA0/SOUT0_1/IN0 (5V耐圧,OD)
P01/D01/TIOB0/SIN0_1/IN1
INIT
X0A/PK1
X1A/PK0
C
MD1
MD0
X0
X1
Vss
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
P11/D09/SIN2/INT1 (5V耐圧)
P12/D10/SCK2/INT2 (5V耐圧,OD)
P13/D11/INT3
P14/D12/AIN1/INT4/OUT4
P15/D13/BIN1/INT5/OUT5
P16/D14/ZIN1/INT6/OUT6
P17/D15/INT7/OUT7
PH3/INT3_1 (5V耐圧)
Vcc
UDM
UDP
Vss
* ( )内の説明
5V耐圧:5V耐圧端子
OD:オープンドレイン制御端子
(FPT-48P-M26)
(注意事項)XXX_1, XXX_2 のように , 「_ ( アンダバー ) 」がついている端子の , 「_」以降の数字はポー
ト番号を示しています。
これらの端子は 1 つのチャネルに複数の同一機能の端子が用意されていますので , 拡張ポー
ト機能レジスタ (EPFR) で使用する端子を選択してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
15
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.2
MB91665 シリーズ
端子機能一覧
2.2
表 2.2-1 に , MB91665 シリーズの端子の機能一覧を示します。
XXX_1, XXX_2 のように , 「_ ( アンダバー ) 」がついている端子の , 「_」以降の数字はポー
ト番号を示しています。ポート番号については , 「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
■ 端子機能一覧表
表 2.2-1 端子機能一覧 ( 1 / 8 )
端子
番号
端子名
64 ピン 48 ピン
入出力
回路
形式* 1
P11
汎用入出力ポートです。
2
1
2
外部バスインタフェースのデータバスの bit9 です。
○
SIN2
⎯
○
INT1
外部割込み要求 1 の入力端子です。
⎯
○
P12
汎用入出力ポートです。
⎯
○
D10
外部バスインタフェースのデータバスの bit10 です。
○
⎯
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.2 のク
ロック入出力端子です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼ 2)
として使用するときは , SCK2 として , I2C ( 動作モード 4)
として使用するときは , SCL2 として機能します。
⎯
○
外部割込み要求 2 の入力端子です。
⎯
○
汎用入出力ポートです。
⎯
○
SCK2
(SCL2)
Q*2
P13
3
外部バスインタフェースのデータバスの bit11 です。
○
⎯
外部割込み要求 3 の入力端子です。
⎯
○
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのデータバスの bit12 です。
○
⎯
アップダウンカウンタの ch.1 の AIN 入力端子です。
⎯
○
INT4
外部割込み要求 4 の入力端子です。
⎯
○
OUT4
32 ビットアウトプットコンペア ch.4 の出力端子です。
⎯
⎯
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのデータバスの bit13 です。
○
⎯
アップダウンカウンタの ch.1 の BIN 入力端子です。
⎯
○
外部割込み要求 5 の入力端子です。
⎯
○
○
D11
B
INT3
P14
D12
4
4
AIN1
B
P15
D13
5
5
BIN1
B
INT5
32 ビットアウトプットコンペア ch.5 の出力端子です。
⎯
P16
汎用入出力ポートです。
⎯
○
D14
外部バスインタフェースのデータバスの bit14 です。
○
⎯
アップダウンカウンタ ch.1 の ZIN 入力端子です。
⎯
○
外部割込み要求 6 の入力端子です。
⎯
○
32 ビットアウトプットコンペア ch.6 の出力端子です。
⎯
○
OUT5
6
6
ZIN1
INT6
OUT6
16
○
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.2 の入
力端子です。
Q*2
INT2
3
⎯
⎯
D09
1
機能
CMOS
CMOS レベル
レベル ヒステ
入力 リシス
入力
B
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.2
MB91665 シリーズ
表 2.2-1 端子機能一覧 ( 2 / 8 )
端子
番号
端子名
64 ピン 48 ピン
入出力
回路
形式* 1
P17
7
7
D15
INT7
B
OUT7
8
8
PH3
INT3_1
機能
CMOS
CMOS レベル
レベル ヒステ
入力 リシス
入力
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのデータバスの bit15 です。
○
⎯
外部割込み要求 7 の入力端子です。
⎯
○
32 ビットアウトプットコンペア ch.7 の出力端子です。
⎯
○
⎯
○
⎯
○
汎用入出力ポートです。
D*2
外部割込み要求 3 の入力端子 (1 番ポート ) です。
9
9
VCC
⎯
電源端子です。
⎯
⎯
10
10
UDM
USB
USB ファンクション / ホストの D −端子です。
⎯
⎯
11
11
UDP
USB
USB ファンクション / ホストの D +端子です。
⎯
⎯
12
12
VSS
⎯
GND 端子です。
⎯
⎯
P20
A00
13
⎯
TMO1_1
汎用入出力ポートです。
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit0 です。
Q * 2 16 ビットリロードタイマ ch.1 の出力端子 (1 番ポート ) で
す。
15
16
17
18
19
⎯
⎯
⎯
⎯
⎯
⎯
⎯
○
⎯
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit16 です。
⎯
汎用入出力ポートです。
⎯
○
A01
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit1 です。
⎯
⎯
⎯
○
TMO2_1
Q * 2 16 ビットリロードタイマ ch.2 の出力端子 (1 番ポート ) で
す。
A17
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit17 です。
⎯
⎯
P22
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit2 です。
⎯
⎯
A02
Q*2
ベースタイマ ch.0 の TIOA 端子 (1 番ポート ) です。
⎯
○
A18
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit18 です。
⎯
⎯
P23
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit3 です。
⎯
⎯
ベースタイマ ch.0 の TIOB 端子 (1 番ポート ) です。
⎯
○
TIOA0_1
A03
TIOB0_1
Q*2
A19
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit19 です。
○
⎯
P24
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit4 です。
⎯
⎯
A04
Q*2
32 ビットアウトプットコンペア ch.0 の出力端子です。
⎯
⎯
A20
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit20 です。
⎯
⎯
P25
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit5 です。
⎯
⎯
OUT0
A05
Q*2
32 ビットアウトプットコンペア ch.1 の出力端子です。
⎯
⎯
A21
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit21 です。
⎯
⎯
P26
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit6 です。
⎯
⎯
32 ビットアウトプットコンペア ch.2 の出力端子です。
⎯
⎯
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit22 です。
⎯
⎯
OUT1
A06
OUT2
A22
CM71-10158-1
○
⎯
P21
A16
14
⎯
⎯
Q*2
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
17
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.2
MB91665 シリーズ
表 2.2-1 端子機能一覧 ( 3 / 8 )
端子
番号
端子名
64 ピン 48 ピン
入出力
回路
形式* 1
P27
20
21
⎯
13
A07
Q*2
17
26
18
18
⎯
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit23 です。
⎯
PH2
汎用入出力ポートです。
⎯
○
⎯
○
○
SCK2_1
(SCL2_1)
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.2 のク
ロック入出力端子 (1 番ポート ) です。UART/CSIO ( 動作
D * 2 モード 0 ∼ 2) として使用するときは , SCK2_1 として , I2C
( 動作モード 4) として使用するときは , SCL2_1 として機
能します。
INT2_1
外部割込み要求 2 の入力端子 (1 番ポート ) です。
⎯
P00
汎用入出力ポートです。
⎯
○
D00
外部バスインタフェースのデータバスの bit0 です。
○
⎯
ベースタイマ ch.0 の TIOA 端子です。
⎯
⎯
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.0 の出
力端子 (1 番ポート ) です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼
2) として使用するときは , SOUT0_1 として , I2C ( 動作モー
ド 4) として使用するときは , SDA0_1 として機能します。
⎯
⎯
○
Q*2
32 ビットインプットキャプチャ ch.0 の入力端子です。
⎯
P01
汎用入出力ポートです。
⎯
○
D01
外部バスインタフェースのデータバスの bit1 です。
○
⎯
ベースタイマ ch.0 の TIOB 端子です。
⎯
○
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.0 の入
力端子 (1 番ポート ) です。
⎯
○
32 ビットインプットキャプチャ ch.1 の入力端子です。
⎯
○
外部リセット入力端子です。INIT=L でリセットが有効に
なります。フラッシュメモリ品の入出力回路形式は P で
す。
⎯
○
汎用入出力ポートです。
⎯
○
サブクロック ( 発振 ) 入力端子です。
⎯
○
汎用入出力ポートです。
⎯
○
サブクロック ( 発振 ) 入出力端子です。
⎯
⎯
TIOB0
B
IN1
25
⎯
⎯
SIN0_1
16
外部バスインタフェースのアドレスバスの bit7 です。
⎯
IN0
24
○
⎯
14
15
⎯
32 ビットアウトプットコンペア ch.3 の出力端子です。
SOUT0_1
(SDA0_1)
23
汎用入出力ポートです。
A23
OUT3
TIOA0
22
機能
CMOS
CMOS レベル
レベル ヒステ
入力 リシス
入力
INIT
PK1
X0A
PK0
X1A
P
I
I
27
19
C
⎯
電源安定化容量端子です。
⎯
⎯
28
20
MD1
P
モード 1 端子です。常に "L" レベルを入力してください。
フラッシュメモリ品の入出力回路形式は P です。
⎯
○
29
21
MD0
P
モード 0 端子です。フラッシュメモリ品の入出力回路形式
は P です。
通常は , MD0=L を入力してください。フラッシュメモリ
のシリアル書込み時は , MD0=H を入力してください。
⎯
○
30
22
X0
A
メインクロック ( 発振 ) 入力端子です。
⎯
○
31
23
X1
A
メインクロック ( 発振 ) 入出力端子です。
⎯
⎯
32
24
VSS
⎯
GND 端子です。
⎯
⎯
33
25
VCC
⎯
電源端子です。
⎯
⎯
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.2
MB91665 シリーズ
表 2.2-1 端子機能一覧 ( 4 / 8 )
端子
番号
端子名
64 ピン 48 ピン
入出力
回路
形式* 1
P02
汎用入出力ポートです。
⎯
○
D02
外部バスインタフェースのデータバスの bit2 です。
○
⎯
ベースタイマ ch.1 の TIOA 端子です。
⎯
○
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.0 のク
ロック入出力端子 (1 番ポート ) です。UART/CSIO ( 動作
モード 0 ∼ 2) として使用するときは , SCK0_1 として , I2C
( 動作モード 4) として使用するときは , SCL0_1 として機能
します。
⎯
○
IN2
32 ビットインプットキャプチャ ch.2 の入力端子です。
⎯
○
P03
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのデータバスの bit3 です。
○
⎯
○
TIOA1
34
Q*2
26
SCK0_1
(SCL0_1)
35
27
D03
B
ベースタイマ ch.1 の TIOB 端子です。
⎯
IN3
32 ビットインプットキャプチャ ch.3 の入力端子です。
⎯
○
P04
汎用入出力ポートです。
⎯
○
D04
外部バスインタフェースのデータバスの bit4 です。
○
⎯
ベースタイマ ch.2 の TIOA 端子です。
⎯
⎯
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.1 の出
力端子です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼ 2) として使用
するときは , SOUT1 として , I2C ( 動作モード 4) として使
用するときは , SDA1 として機能します。
⎯
○
IN4
32 ビットインプットキャプチャ ch.4 の入力端子です。
⎯
○
P05
汎用入出力ポートです。
⎯
○
D05
外部バスインタフェースのデータバスの bit5 です。
○
⎯
ベースタイマ ch.2 の TIOB 端子です。
⎯
○
SIN1
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.1 の入
力端子です。
⎯
○
IN5
○
TIOB1
TIOA2
36
Q*2
28
SOUT1
(SDA1)
37
29
TIOB2
Q*2
32 ビットインプットキャプチャ ch.5 の入力端子です。
⎯
P06
汎用入出力ポートです。
⎯
○
D06
外部バスインタフェースのデータバスの bit6 です。
○
⎯
ベースタイマ ch.3 の TIOA 端子です。
⎯
○
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.1 のク
ロック入出力端子です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼ 2)
として使用するときは , SCK1 として , I2C ( 動作モード 4)
として使用するときは , SCL1 して機能します。
⎯
○
○
TIOA3
38
Q*2
30
SCK1
(SCL1)
32 ビットインプットキャプチャ ch.6 の入力端子です。
⎯
P07
汎用入出力ポートです。
⎯
○
D07
外部バスインタフェースのデータバスの bit7 です。
○
⎯
ベースタイマ ch.3 の TIOB 端子です。
⎯
○
IN6
39
31
TIOB3
B
32 ビットインプットキャプチャ ch.7 の入力端子です。
⎯
○
P50
汎用入出力ポートです。
⎯
○
CS0
外部バスインタフェースのチップセレクト 0 出力端子で
す。
⎯
⎯
16 ビットリロードタイマ ch.0 の出力端子 (1 番ポート ) で
す。
⎯
⎯
IN7
40
32
TMO0_1
CM71-10158-1
機能
CMOS
CMOS レベル
レベル ヒステ
入力 リシス
入力
C
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
19
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.2
MB91665 シリーズ
表 2.2-1 端子機能一覧 ( 5 / 8 )
端子
番号
端子名
64 ピン 48 ピン
41
⎯
入出力
回路
形式* 1
P51
汎用入出力ポートです。
⎯
○
CS1
外部バスインタフェースのチップセレクト 1 出力端子で
す。
⎯
⎯
ベースタイマ ch.2 の TIOA 端子 (1 番ポート ) です。
⎯
⎯
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.1 の出
力端子 (1 番ポート ) です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼
2) として使用するときは , SOUT1_1 として , I2C ( 動作モー
ド 4) として使用するときは , SDA1_1 として機能します。
⎯
○
P52
汎用入出力ポートです。
⎯
○
CS2
外部バスインタフェースのチップセレクト 2 出力端子で
す。
⎯
⎯
ベースタイマ ch.2 の TIOB 端子 (1 番ポート ) です。
⎯
○
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.1 の入
力端子 (1 番ポート ) です。
⎯
○
P53
汎用入出力ポートです。
⎯
○
CS3
外部バスインタフェースのチップセレクト 3 出力端子で
す。
⎯
⎯
FRCK1
32 ビットフリーランタイマ ch.1 の外部クロック入力端子
です。
⎯
○
ベースタイマ ch.3 の TIOA 端子 (1 番ポート ) です。
⎯
○
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.1 のク
ロック入出力端子 (1 番ポート ) です。UART/CSIO ( 動作
モード 0 ∼ 2) として使用するときは , SCK1_1 として , I2C
( 動作モード 4) として使用するときは , SCL1_1 として機能
します。
⎯
○
P54
汎用入出力ポートです。
⎯
○
AS
外部バスインタフェースのアドレスストローブ出力端子で
す。
⎯
⎯
アップダウンカウンタの ch.1 の AIN 入力端子 (1 番ポート )
です。
⎯
○
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.6 の出
力端子です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼ 2) として使用
するときは , SOUT6 として , I2C ( 動作モード 4) として使
用するときは , SDA6 として機能します。
⎯
○
P55
汎用入出力ポートです。
⎯
○
RD
外部バスインタフェースのリードストローブ出力端子で
す。
⎯
⎯
アップダウンカウンタの ch.1 の BIN 入力端子 (1 番ポート )
です。
⎯
○
10 ビット A/D コンバータの外部トリガ入力端子です。
⎯
○
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.6 の入
力端子です。
⎯
○
TIOA2_1
C
SOUT1_1
(SDA1_1)
42
⎯
TIOB2_1
C
SIN1_1
43
⎯
TIOA3_1
C
SCK1_1
(SCL1_1)
44
33
AIN1_1
C
SOUT6
(SDA6)
45
34
BIN1_1
ADTRG0
SIN6
20
機能
CMOS
CMOS レベル
レベル ヒステ
入力 リシス
入力
C
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.2
MB91665 シリーズ
表 2.2-1 端子機能一覧 ( 6 / 8 )
端子
番号
端子名
64 ピン 48 ピン
入出力
回路
形式* 1
P56
汎用入出力ポートです。
⎯
○
WR0
外部バスインタフェースのライトストローブ 0 出力端子で
す。
⎯
⎯
アップダウンカウンタ ch.1 の ZIN 入力端子 (1 番ポート )
です。
⎯
○
FRCK0
32 ビットフリーランタイマ ch.0 の外部クロック入力端子
です。
⎯
○
SCK6
(SCL6)
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.6 のク
ロック入出力端子です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼ 2)
として使用するときは , SCK6 として , I2C ( 動作モード 4)
として使用するときは , SCL6 として機能します。
⎯
○
P57
汎用入出力ポートです。
⎯
○
WR1
外部バスインタフェースのライトストローブ 1 出力端子で
す。
⎯
⎯
ベースタイマ ch.3 の TIOB 端子 (1 番ポート ) です。
⎯
○
16 ビットリロードタイマ ch.2 の入力端子 (1 番ポート ) で
す。
⎯
○
⎯
⎯
⎯
ZIN1_1
46
47
35
⎯
機能
C
TIOB3_1
C
TMI2_1
48
36
AVSS
⎯
10 ビット A/D コンバータの GND 端子です。
49
37
AVCC
⎯
50
38
10 ビット A/D コンバータのアナログ電源端子です。
⎯
P70
汎用入出力ポートです。
⎯
○
AN0
10 ビット A/D コンバータ ch.0 のアナログ入力端子です。
⎯
⎯
32 ビットアウトプットコンペア ch.0 の出力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
⎯
外部割込み要求 16 の入力端子です。
⎯
○
汎用入出力ポートです。
⎯
○
10 ビット A/D コンバータ ch.1 のアナログ入力端子です。
⎯
⎯
32 ビットアウトプットコンペア ch.1 の出力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
⎯
外部割込み要求 17 の入力端子です。
⎯
○
P72
汎用入出力ポートです。
⎯
○
AN2
10 ビット A/D コンバータ ch.2 のアナログ入力端子です。
⎯
⎯
16 ビットリロードタイマ ch.0 の出力端子です。
⎯
⎯
32 ビットアウトプットコンペア ch.2 の出力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
⎯
○
OUT0_1
E
INT16
P71
AN1
51
39
OUT1_1
E
INT17
52
40
TMO0
E
OUT2_1
外部割込み要求 18 の入力端子です。
⎯
P73
汎用入出力ポートです。
⎯
○
AN3
10 ビット A/D コンバータ ch.3 のアナログ入力端子です。
⎯
⎯
16 ビットリロードタイマ ch.1 の出力端子です。
⎯
⎯
32 ビットアウトプットコンペア ch.3 の出力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
⎯
外部割込み要求 19 の入力端子です。
⎯
○
INT18
53
41
TMO1
OUT3_1
INT19
CM71-10158-1
CMOS
CMOS レベル
レベル ヒステ
入力 リシス
入力
E
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
21
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.2
MB91665 シリーズ
表 2.2-1 端子機能一覧 ( 7 / 8 )
端子
番号
端子名
64 ピン 48 ピン
54
42
入出力
回路
形式* 1
P74
汎用入出力ポートです。
⎯
○
AN4
10 ビット A/D コンバータ ch.4 のアナログ入力端子です。
⎯
⎯
16 ビットリロードタイマ ch.2 の出力端子です。
⎯
⎯
32 ビットアウトプットコンペア ch.4 の出力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
⎯
外部割込み要求 20 の入力端子です。
⎯
○
TMO2
E
OUT4_1
INT20
汎用入出力ポートです。
⎯
○
AN5
10 ビット A/D コンバータ ch.5 のアナログ入力端子です。
⎯
⎯
SOUT0
(SDA0)
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.0 の出
力端子です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼ 2) として使用
するときは , SOUT0 として , I2C ( 動作モード 4) として使
用するときは , SDA0 として機能します。
⎯
⎯
16 ビットリロードタイマ ch.0 の入力端子です。
⎯
○
32 ビットアウトプットコンペア ch.5 の出力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
⎯
外部割込み要求 21 の入力端子です。
⎯
○
P76
汎用入出力ポートです。
⎯
○
AN6
10 ビット A/D コンバータ ch.6 のアナログ入力端子です。
⎯
⎯
SIN0
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.0 の入
力端子です。
⎯
○
16 ビットリロードタイマ ch.1 の入力端子です。
⎯
○
32 ビットアウトプットコンペア ch.6 の出力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
⎯
外部割込み要求 22 の入力端子です。
⎯
○
P77
汎用入出力ポートです。
⎯
○
AN7
10 ビット A/D コンバータ ch.7 のアナログ入力端子です。
⎯
⎯
SCK0
(SCL0)
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.0 のク
ロック入出力端子です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼ 2)
として使用するときは , SCK0 として , I2C ( 動作モード 4)
として使用するときは , SCL0 として機能します。
⎯
○
16 ビットリロードタイマ ch.2 の入力端子です。
⎯
○
32 ビットアウトプットコンペア ch.7 の出力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
⎯
外部割込み要求 23 の入力端子です。
⎯
○
P75
55
43
E
TMI0
OUT5_1
INT21
56
44
TMI1
E
OUT6_1
INT22
57
45
E
TMI2
OUT7_1
INT23
P80
AN8
58
46
IN0_1
TMI0_1
22
機能
CMOS
CMOS レベル
レベル ヒステ
入力 リシス
入力
E
汎用入出力ポートです。
⎯
○
10 ビット A/D コンバータ ch.8 のアナログ入力端子です。
⎯
⎯
32 ビットインプットキャプチャ ch.0 の入力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
○
16 ビットリロードタイマ ch.0 の入力端子 (1 番ポート ) で
す。
⎯
○
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.2
MB91665 シリーズ
表 2.2-1 端子機能一覧 ( 8 / 8 )
端子
番号
端子名
64 ピン 48 ピン
59
47
入出力
回路
形式* 1
P81
汎用入出力ポートです。
⎯
○
AN9
10 ビット A/D コンバータ ch.9 のアナログ入力端子です。
⎯
⎯
32 ビットインプットキャプチャ ch.1 の入力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
○
16 ビットリロードタイマ ch.1 の入力端子 (1 番ポート ) で
す。
⎯
○
IN1_1
E
TMI1_1
P82
60
⎯
AN10
E
IN2_1
⎯
⎯
⎯
○
10 ビット A/D コンバータ ch.11 のアナログ入力端子です。
32 ビットインプットキャプチャ ch.3 の入力端子 (1 番ポー
ト ) です。
⎯
○
P60
汎用入出力ポートです。
⎯
○
RDY
外部バスインタフェースのレディ入力端子です。
○
⎯
ベースタイマ ch.1 の TIOA 端子 (1 番ポート ) です。
⎯
○
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.2 の出
力端子 (1 番ポート ) です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼
2) として使用するときは , SOUT2_1 として , I2C ( 動作モー
ド 4) として使用するときは , SDA2_1 として機能します。
⎯
○
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのバスクロック出力端子です。
⎯
⎯
ベースタイマ ch.1 の TIOB 端子 (1 番ポート ) です。
⎯
○
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.2 の入
力端子 (1 番ポート ) です。
⎯
○
汎用入出力ポートです。
⎯
○
外部バスインタフェースのデータバスの bit8 です。
○
⎯
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.2 の出
力端子です。UART/CSIO ( 動作モード 0 ∼ 2) として使用
するときは , SOUT2 として , I2C ( 動作モード 4) として使
用するときは , SDA2 として機能します。
⎯
○
外部割込み要求 0 の入力端子です。
⎯
○
E
TIOA1_1
B
TIOB1_1
C
SIN2_1
P10
D08
48
32 ビットインプットキャプチャ ch.2 の入力端子 (1 番ポー
ト ) です。
○
SYSCLK
64
10 ビット A/D コンバータ ch.10 のアナログ入力端子です。
⎯
P61
⎯
○
⎯
⎯
SOUT2_1
(SDA2_1)
63
⎯
⎯
⎯
AN11
IN3_1
62
汎用入出力ポートです。
汎用入出力ポートです。
P83
61
機能
CMOS
CMOS レベル
レベル ヒステ
入力 リシス
入力
SOUT2
(SDA2)
INT0
Q
* 1:入出力回路形式については ,「2.3 入出力回路形式」を参照してください。
* 2:5 V トレラント端子
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
23
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.3
MB91665 シリーズ
入出力回路形式
2.3
表 2.3-1 に , MB91665 シリーズの入出力回路の形式を示します。
■ 入出力回路形式
表 2.3-1 入出力回路形式 ( 1 / 4 )
分類
A
回路
X1
備考
クロック入力
・発振帰還抵抗 : 約 1MΩ
・スタンバイ制御あり
X0
スタンバイ制御
B
P-ch
P-ch
N-ch
デジタル出力
デジタル出力
R
プルアップ制御
デジタル入力
スタンバイ制御
デジタル入力
スタンバイ制御
24
・CMOS レベル出力
・CMOS レベル入力
・CMOS レベルヒステリシス入力
・プルアップ制御あり
・スタンバイ制御あり
* 外部バスインタフェース時の
入力データ , RDY 端子を選択時は
CMOS レベル入力。
上記以外の入力は , すべて CMOS
レベルヒステリシス入力となりま
す。
* I2C 端子として使用時 , デジタル
出力 P-ch トランジスタは常にオ
フです。
*N-ch オープンドレイン制御端子
として使用時 , デジタル出力 P-ch
トランジスタは常にオフです。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.3
MB91665 シリーズ
表 2.3-1 入出力回路形式 ( 2 / 4 )
分類
C
回路
備考
・CMOS レベル出力
・CMOS レベルヒステリシス入力
・プルアップ制御あり
・スタンバイ制御あり
P-ch
P-ch
デジタル出力
N-ch
デジタル出力
R
* I2C 端子として使用時 , デジタル
出力 P-ch トランジスタは常にオ
フです。
プルアップ制御
デジタル入力
スタンバイ制御
D
P-ch
N-ch
デジタル出力
デジタル出力
R
・CMOS レベル出力
・CMOS レベルヒステリシス入力
・5V トレラント入力
・スタンバイ制御あり
* I2C 端子として使用時 , デジタル
出力 P-ch トランジスタは常にオ
フです。
デジタル入力
スタンバイ制御
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
25
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.3
MB91665 シリーズ
表 2.3-1 入出力回路形式 ( 3 / 4 )
分類
E
回路
P-ch
P-ch
N-ch
R
備考
デジタル出力
デジタル出力
・CMOS レベル出力
・CMOS レベルヒステリシス入力
・入力制御あり
・アナログ入力
・プルアップ制御あり
・スタンバイ制御あり
*I2C 端子として使用時 , デジタル
出力 P-ch トランジスタは常にオ
フです。
プルアップ制御
デジタル入力
スタンバイ制御
アナログ入力
入力制御
I
X1A
P-ch
デジタル出力
N-ch
デジタル出力
・発振帰還抵抗 : 約 10MΩ
・CMOS レベル出力
・CMOS レベルヒステリシス入力
・スタンバイ制御あり
R
デジタル入力
スタンバイ制御
クロック入力
スタンバイ制御
デジタル入力
R
X0A
26
スタンバイ制御
P-ch
デジタル出力
N-ch
デジタル出力
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.3
MB91665 シリーズ
表 2.3-1 入出力回路形式 ( 4 / 4 )
分類
P
回路
備考
・フラッシュメモリ品のみ
・CMOS レベルヒステリシス入力
・フラッシュメモリテスト用の高
電圧制御あり
N-ch
N-ch
制御端子
N-ch
N-ch
N-ch
モード入力
R
Q
P-ch
デジタル出力
N-ch
デジタル出力
R
・CMOS レベル出力
・CMOS レベル入力
・CMOS レベルヒステリシス入力
・5 V トレラント入力
・スタンバイ制御あり
*N-ch オープンドレイン制御端子
として使用時 , デジタル出力 P-ch
トランジスタは常にオフです。
デジタル入力
スタンバイ制御
デジタル入力
スタンバイ制御
USB
USB 入出力端子
UDP ( + ) 出力
UDP(+)
UDP ( + ) 入力
Differential
UDM(-)
差動入力
UDM ( − ) 入力
UDM ( − ) 出力
方向
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
27
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
端子の設定方法
2.4
兼用端子のレジスタの設定方法を説明します。
兼用端子には , 複数の機能が割り当てられています。その中からひとつの機能に割り当
てるためのレジスタの設定値を周辺機能ごとに示します。
表中のレジスタ名は略称です。
・EPFR:拡張ポート機能レジスタ
・PFR:ポート機能レジスタ
・DDR:ポートデータ方向レジスタ
これらのレジスタについては , 「第 14 章 I/O ポート」を参照してください。
これ以外のレジスタ略称については , 各表の下に注記してあります。それぞれの章を参
照してください。
■ ポート
P00 ∼ P07
端子名
レジスタ名
PFR0
PFR00 ∼ PFR07
0
P10 ∼ P17
PFR1
PFR10 ∼ PFR17
0
P20 ∼ P27
PFR2
PFR20 ∼ PFR27
0
―
PFR3
PFR30 ∼ PFR37
0
―
PFR4
PFR40 ∼ PFR47
0
PFR50 ∼ PFR57
0
PFR60, PFR61
0
PFR5
P50 ∼ P57
ビット名
書込み値
P60, P61
PFR6
P70 ∼ P77
PFR7
PFR70 ∼ PFR77
0
P80 ∼ P83
PFR8
PFR80 ∼ PFR83
0
―
PFRA
PFRA0 ∼ PFRA7
0
―
PFRG
PFRG0 ∼ PFRG7
0
PFRH*
PFRH2, PFRH3
0
PH2, PH3
*:
*
P60, PH3 は PFR レジスタの設定は不要です。
< 注意事項 >
ポートデータ方向レジスタ (DDR) の設定については , 「第 14 章 I/O ポート」を参照して
ください。
28
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
■ クロック
端子名
X0A, X1A
レジスタ名
DDRK
ビット名
DDRK1, DDRK0
書込み値
00
EPFR19
XAE
1
CSELR
SCEN
1
CSELR:クロックソース設定レジスタ
■ 外部割込み制御部
チャネルごとに使用する端子を INTx 端子または INTx_1 端子から 1 本ずつ選択できま
す。( 一部チャネルのみ対応 )
INT 端子を使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
3. 外部割込み制御部の動作を許可 ( 詳細は , 「第 15 章 外部割込み制御部」を参照し
てください。)
基本的な設定については , 下表を参照してください。
チャネル ポート番号
0∼3
端子名
0 番ポート INT0 ∼ INT3
1 番ポート INT2_1 ∼ INT3_1
4∼7
0 番ポート INT4 ∼ INT7
16 ∼ 19 0 番ポート INT16 ∼ INT19
20
21
0 番ポート INT20
0 番ポート INT21
レジスタ名
ビット名
DDR1
DDR10 ∼ DDR13
書込み値
0
PFR1
PFR10 ∼ PFR13
0
EPFR28
INT0E ∼ INT3E
0
DDRH
DDRH0 ∼ DDRH3 0
PFRH
*
0
EPFR28
INT0E ∼ INT3E
1
DDR1
DDR14 ∼ DDR17
0
PFR1
PFR14 ∼ PFR17
0
EPFR28
INT4E ∼ INT7E
0
DDR3
DDR34 ∼ DDR37
0
PFR3
PFR34 ∼ PFR37
0
DDR7
DDR70 ∼ DDR73
0
PFR7
PFR70 ∼ PFR73
0
EPFR30
INT16E ∼ INT19E
0
ADCHE
ADE0 ∼ ADE3
0
DDR7
DDR74
0
PFR7
PFR74
0
EPFR31
INT20E
0
ADCHE
ADE4
0
DDR7
DDR75
0
PFR7
PFR75
0
EPFR31
INT21E1, INT21E0
00
ADCHE
ADE5
0
*: INT2_1:PFRH2, INT3_1:PFR なし
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
29
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
チャネル ポート番号
端子名
22
INT22
0 番ポート
23
0 番ポート INT23
レジスタ名
ビット名
DDR7
DDR76
書込み値
0
PFR7
PFR76
0
EPFR31
INT22E1, INT22E0
00
ADCHE
ADE6
0
DDR7
DDR77
0
PFR7
PFR77
0
EPFR31
INT23E1, INT23E0
00
ADCHE
ADE7
0
■ 32 ビットフリーランタイマ
FRCK 端子を使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
3. 32 ビットフリーランタイマの動作を許可 ( 詳細は ,「第 18 章 32 ビット フリーラン
タイマ」を参照してください。)
基本的な設定については , 下表を参照してください。
チャネル ポート番号
端子名
0
0 番ポート FRCK0
1
0 番ポート
FRCK1*
レジスタ名
DDR5
ビット名
DDR56
書込み値
0
PFR5
PFR56
0
EPFR34
FRCK0E1, FRCK0E0 00
DDR3
DDR32
0
PFR3
PFR32
0
DDR5
DDR53
0
PFR5
PFR53
0
EPFR34
FRCK1E1, FRCK1E0 00
DDRG
DDRG6
0
PFRG
PFRG6
0
* MB91F668(48pin) は FRCK1 端子はありません。
30
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
■ 32 ビットインプットキャプチャ
32 ビットインプットキャプチャは , チャネルごとに IN 端子が 2 本用意されています。
( 一部チャネルのみ対応 )
チャネルごとに使用する端子を 1 本ずつ選択できます。
IN 端子を使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
3. 32 ビットインプットキャプチャの動作を許可 ( 詳細は , 「第 19 章 32 ビットイン
プットキャプチャ」を参照してください。)
基本的な設定については , 下表を参照してください。
チャネル ポート番号
端子名
0
IN0
0 番ポート
1 番ポート
1
0 番ポート
1 番ポート
2
0 番ポート
1 番ポート
CM71-10158-1
IN0_1
IN1
IN1_1
IN2
IN2_1
レジスタ名
DDR0
ビット名
DDR00
書込み値
0
PFR0
PFR00
0
EPFR4
IN0E1, IN0E0
00
DDR8
DDR80
0
PFR8
PFR80
0
EPFR4
IN0E1, IN0E0
01
ADCHE
ADE8
0
DDRA
DDRA5
0
ADCHE
ADE21
1
DDR0
DDR01
0
PFR0
PFR01
0
EPFR4
IN1E1, IN1E0
00
DDR8
DDR81
0
PFR8
PFR81
0
EPFR4
IN1E1, IN1E0
01
ADCHE
ADE9
0
DDRA
DDRA6
0
PFRA
PFRA6
0
ADCHE
ADE22
1
DDR0
DDR02
0
PFR0
PFR02
0
EPFR4
IN2E1, IN2E0
00
DDR8
DDR82
0
PFR8
PFR82
0
EPFR4
IN2E1, IN2E0
01
ADCHE
ADE10
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
31
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
チャネル ポート番号
端子名
3
IN3
0 番ポート
1 番ポート
4
5
6
7
0 番ポート
0 番ポート
0 番ポート
0 番ポート
IN3_1
IN4
IN5
IN6
IN7
レジスタ名
DDR0
ビット名
DDR03
書込み値
0
PFR0
PFR03
0
EPFR4
IN3E1, IN3E0
00
DDR8
DDR83
0
PFR8
PFR83
0
EPFR4
IN3E1, IN3E0
01
ADCHE
ADE11
0
DDR0
DDR04
0
PFR0
PFR04
0
EPFR5
IN4E1, IN4E0
00
DDR0
DDR05
0
PFR0
PFR05
0
EPFR5
IN5E1, IN5E0
00
DDR0
DDR06
0
PFR0
PFR06
0
EPFR5
IN6E1, IN6E0
00
DDR0
DDR07
0
PFR0
PFR07
0
EPFR5
IN7E1, IN7E0
00
■ 32 ビットアウトプットコンペア
32 ビットアウトプットコンペアは , チャネルごとに OUT 端子が 2 本用意されています。
チャネルごとに使用する端子を 1 本ずつ選択できます。
OUT 端子を使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタでこの端子と兼用している周辺機能の出力を禁止
( 兼用端子については , 端子配列図を参照してください。)
3. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
4. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
基本的な設定については , 下表を参照してください。
チャネル ポート番号
端子名
0
0 番ポート OUT0
1 番ポート
32
OUT0_1
レジスタ名
PFR2
ビット名
PFR24
書込み値
1
EPFR0
OUT0E2 ∼ OUT0E0
001
DDR4
DDR44
0
PFR4
PFR44
0
PFR7
PFR70
1
EPFR0
OUT0E2 ∼ OUT0E0
010
ADCHE
ADE0
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
チャネル ポート番号
端子名
1
OUT1
0 番ポート
1 番ポート
2
0 番ポート
1 番ポート
3
0 番ポート
1 番ポート
4
0 番ポート
1 番ポート
5
0 番ポート
1 番ポート
CM71-10158-1
OUT1_1
OUT2
OUT2_1
OUT3
OUT3_1
OUT4
OUT4_1
OUT5
OUT5_1
レジスタ名
PFR2
ビット名
PFR25
書込み値
1
EPFR0
OUT1E2 ∼ OUT1E0
001
DDR4
DDR45
0
PFR4
PFR45
0
PFR7
PFR71
1
EPFR0
OUT1E2 ∼ OUT1E0
010
ADCHE
ADE1
0
PFR2
PFR26
1
EPFR1
OUT2E2 ∼ OUT2E0
001
DDR4
DDR46
0
PFR4
PFR46
0
PFR7
PFR72
1
EPFR1
OUT2E2 ∼ OUT2E0
010
EPFR33
TMO0E1,TMO0E0
01 以外 *
ADCHE
ADE2
0
PFR2
PFR27
1
EPFR1
OUT3E2 ∼ OUT3E0
001
DDR4
DDR47
0
PFR4
PFR47
0
PFR7
PFR73
1
EPFR1
OUT3E2 ∼ OUT3E0
010
EPFR33
TMO1E1,TMO1E0
01 以外 *
ADCHE
ADE3
0
PFR3
PFR34
1
EPFR2
OUT4E2 ∼ OUT4E0
001
DDR1
DDR14
0
PFR1
PFR14
0
PFR7
PFR74
1
EPFR2
OUT4E2 ∼ OUT4E0
010
EPFR34
TMO2E1,TMO2E0
01 以外 *
ADCHE
ADE4
0
PFR3
PFR35
1
EPFR2
OUT5E2 ∼ OUT5E0
001
DDR1
DDR15
0
PFR1
PFR15
0
PFR7
PFR75
1
EPFR2
OUT5E2 ∼ OUT5E0
010
EPFR6
SOUT0E2∼SOUT0E0 001 以外 *
ADCHE
ADE5
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
0
33
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
チャネル ポート番号
端子名
6
OUT6
0 番ポート
1 番ポート
7
0 番ポート
1 番ポート
OUT6_1
OUT7
OUT7_1
レジスタ名
PFR3
ビット名
PFR36
書込み値
1
EPFR3
OUT6E2 ∼ OUT6E0
001
DDR1
DDR16
0
PFR1
PFR16
0
PFR7
PFR76
1
EPFR3
OUT6E2 ∼ OUT6E0
010
ADCHE
ADE6
0
PFR3
PFR37
1
EPFR3
OUT7E2 ∼ OUT7E0
001
DDR1
DDR17
0
PFR1
PFR17
0
PFR7
PFR77
1
EPFR3
OUT7E2 ∼ OUT7E0
010
EPFR6
SCK0E2 ∼ SCK0E0
001 以外 *
ADCHE
ADE7
0
* : 設定禁止値を書込みしないでください。詳細は「第 14 章 I/O ポート」を参照して
ください。
34
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
■ 16 ビットリロードタイマ
16 ビットリロードタイマは , チャネルごとに TMI/TMO 端子が 2 本ずつ用意されてい
ます。
チャネルごとに使用する TMI /TMO 端子を 1 本ずつ選択できます。ただし , 同じチャ
ネルで使用する端子は , 同じポート番号に割り当てられている端子を選択してくださ
い。
TMI 端子を使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
3. 16 ビットリロードタイマの動作を許可 ( 詳細は ,「第 21 章 16 ビットリロードタイ
マ」を参照してください。)
TMO 端子を使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタでこの端子と兼用している周辺機能の出力を禁止
( 兼用端子については , 端子配列図を参照してください。)
3. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
4. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
基本的な設定については , 下表を参照してください。
チャネル ポート番号
端子名
0
0 番ポート TMI0
TMO0
1 番ポート
TMI0_1
TMO0_1
CM71-10158-1
レジスタ名
DDR7
ビット名
DDR75
書込み値
0
PFR7
PFR75
0
EPFR33
TMI0E
0
ADCHE
ADE5
0
PFR7
PFR72
1
EPFR33
TMO0E1, TMO0E0
01
ADCHE
ADE2
0
DDRA
DDRA5
0
EPFR33
TMI0E
1
ADCHE
ADE21
0
DDR8
DDR80
0
PFR8
PFR80
0
ADCHE
ADE8
1
PFRA
PFRA2
1
EPFR33
TMO0E1, TMO0E0
10
ADCHE
ADE18
0
DDR5
DDR50
0
PFR5
PFR50
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
35
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
チャネル ポート番号
端子名
1
TMI1
0 番ポート
TMO1
1 番ポート
TMI1_1
TMO1_1
2
0 番ポート
TMI2
TMO2
1 番ポート
TMI2_1
TMO2_1
36
レジスタ名
DDR7
ビット名
DDR76
書込み値
0
PFR7
PFR76
0
EPFR33
TMI1E
0
ADCHE
ADE6
0
PFR7
PFR73
1
EPFR33
TMO1E1, TMO1E0
01
ADCHE
ADE3
0
DDRA
DDRA6
0
PFRA
PFRA6
0
EPFR33
TMI1E
1
ADCHE
ADE22
0
DDR8
DDR81
0
PFR8
PFR81
0
ADCHE
ADE9
1
PFRA
PFRA3
1
EPFR33
TMO1E1, TMO1E0
10
ADCHE
ADE19
0
DDR2
DDR20
0
PFR2
PFR20
0
DDR4
DDR40
0
PFR4
PFR40
0
DDR7
DDR77
0
PFR7
PFR77
0
EPFR34
TMI2E
0
ADCHE
ADE7
0
PFR7
PFR74
1
EPFR34
TMO2E1, TMO2E0
01
ADCHE
ADE4
0
DDRA
DDRA7
0
PFRA
PFRA7
0
EPFR34
TMI2E
1
ADCHE
ADE23
0
DDR5
DDR57
0
PFR5
PFR57
0
DDRG
DDRG7
0
PFRA
PFRA4
1
EPFR34
TMO2E1, TMO2E0
10
ADCHE
ADE20
0
DDR2
DDR21
0
PFR2
PFR21
0
DDR4
DDR41
0
PFR4
PFR41
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
■ ベースタイマ
ベースタイマは , 0 ∼ 3 チャネルはチャネルごとに TIOA/TIOB 端子が 2 本ずつ , 6 ∼ 15
チャネルは TIOA/TIOB 端子が 1 本ずつ用意されています。
0 ∼ 5 チャネルはチャネルごとに使用する TIOA/TIOB 端子を 1 本ずつ選択できます。
ただし , 同じチャネルで使用する端子は , 同じポート番号に割り当てられている端子を
選択してください。
TIOA/TIOB 端子を入力に使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
3. ベースタイマの動作を許可 ( 詳細は ,「第 23 章 ベースタイマ」を参照してください。)
TIOA 端子を出力で使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタでこの端子と兼用している周辺機能の出力を禁止
( 兼用端子については , 端子配列図を参照してください。)
3. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
4. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
基本的な設定については , 下表を参照してください。
チャネル ポート番号
端子名
0
TIOA0
0 番ポート
TIOB0
1 番ポート
TIOA0_1
TIOB0_1
CM71-10158-1
レジスタ名
ビット名
PFR0
PFR00
1
書込み値
EPFR20
TIOA0E1, TIOA0E0
01
EPFR6
SOUT0E2 ∼ SOUT0E0 010 以外 *
PFR0
PFR01
0
DDR0
DDR01
0
EPFR20
TIOB0E
0
PFRG
PFRG0
1
EPFR20
TIOA0E1, TIOA0E0
10
DDR2
DDR22
0
PFR2
PFR22
0
DDR4
DDR42
0
PFR4
PFR42
0
PFRG
PFRG1
0
DDRG
DDRG1
0
EPFR20
TIOB0E
1
DDR2
DDR23
0
PFR2
PFR23
0
DDR4
DDR43
0
PFR4
PFR43
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
37
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
チャネル ポート番号
端子名
1
TIOA1
0 番ポート
TIOB1
1 番ポート
TIOA1_1
TIOB1_1
2
0 番ポート
TIOA2
TIOB2
1 番ポート
TIOA2_1
TIOB2_1
38
レジスタ名
ビット名
PFR0
PFR02
書込み値
入力時:0
出力時:1
DDR0
DDR02
0 ( 入力時のみ )
EPFR20
TIOA1E1, TIOA1E0
01
EPFR6
SCK0E2 ∼ SCK0E0
010 以外 *
PFR0
PFR03
0
DDR0
DDR03
0
EPFR20
TIOB1E
0
PFRG
PFRG2
入力時:0
出力時:1
DDRG
DDRG2
0 ( 入力時のみ )
EPFR20
TIOA1E1, TIOA1E0
10
DDR6
DDR60
0
PFR6
PFR60
0
DDRH
DDRH0
0
PFRH
PFRH0
0
DDRG
DDRG3
0
EPFR20
TIOB1E
1
DDR6
DDR61
0
PFR6
PFR61
0
DDRH
DDRH1
0
PFR0
PFR04
1
EPFR21
TIOA2E1, TIOA2E0
01
EPFR7
SOUT1E1,SOUT1E0
01 以外 *
PFR0
PFR05
0
DDR0
DDR05
0
EPFR21
TIOB2E
0
PFRG
PFRG4
1
EPFR21
TIOA2E1, TIOA2E0
10
EPFR7
SOUT1E1,SOUT1E0
10 以外 *
DDR5
DDR51
0
PFR5
PFR51
0
PFRG
PFRG5
0
DDRG
DDRG5
0
EPFR21
TIOB2E
1
DDR5
DDR52
0
PFR5
PFR52
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
チャネル ポート番号
端子名
3
TIOA3
0 番ポート
TIOB3
1 番ポート
TIOA3_1
TIOB3_1
レジスタ名
ビット名
PFR0
PFR06
書込み値
入力時:0
出力時:1
DDR0
DDR06
0 ( 入力時のみ )
EPFR21
TIOA3E1, TIOA3E0
01
EPFR7
SCK1E1,SCK1E0
01 以外 *
PFR0
PFR07
0
DDR0
DDR07
0
EPFR21
TIOB3E
0
PFRG
PFRG6
入力時:0
出力時:1
DDRG
DDRG6
0 ( 入力時のみ )
EPFR21
TIOA3E1, TIOA3E0
10
EPFR7
SCK1E1,SCK1E0
10 以外 *
DDR5
DDR53
0
PFR5
PFR53
0
DDRG
DDRG7
0
EPFR21
TIOB3E
1
DDR5
DDR57
0
PFR5
PFR57
0
DDRA
DDRA7
0
PFRA
PFRA7
0
* : 設定禁止値を書込みしないでください。詳細は「第 14 章 I/O ポート」を参照して
ください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
39
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
■ アップダウンカウンタ
アップダウンカウンタは , AIN/BIN/ZIN 端子が 2 本用意されています。
使用する AIN/BIN/ZIN 端子を 1 本選択できます。ただし , 使用する端子は , 同じポート
番号に割り当てられている端子を選択してください。
AIN/BIN/ZIN 端子を使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
3. アップダウンカウンタの動作を許可 ( 詳細は ,「第 24 章 アップダウンカウンタ」を
参照してください。)
基本的な設定については , 下表を参照してください。
チャネル ポート番号
端子名
1
0 番ポート AIN1
BIN1
ZIN1
1 番ポート
AIN1_1
BIN1_1
ZIN1_1
40
レジスタ名
DDR1
ビット名
DDR14
書込み値
0
PFR1
PFR14
0
EPFR18
UDIN1E1, UDIN1E0
00
DDR3
DDR34
0
PFR3
PFR34
0
DDR1
DDR15
0
PFR1
PFR15
0
EPFR18
UDIN1E1, UDIN1E0
00
DDR3
DDR35
0
PFR3
PFR35
0
DDR1
DDR16
0
PFR1
PFR16
0
EPFR18
UDIN1E1, UDIN1E0
00
DDR3
DDR36
0
PFR3
PFR36
0
DDR5
DDR54
0
PFR5
PFR54
0
EPFR18
UDIN1E1, UDIN1E0
01
DDR3
DDR30
0
PFR3
PFR30
0
DDR5
DDR55
0
PFR5
PFR55
0
EPFR18
UDIN1E1, UDIN1E0
01
DDR3
DDR31
0
PFR3
PFR31
0
DDR5
DDR56
0
PFR5
PFR56
0
EPFR18
UDIN1E1, UDIN1E0
01
DDR3
DDR32
0
PFR3
PFR32
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
■ 10 ビット A/D コンバータ
•
AN 端子
端子名
AN0 ∼ AN7
レジスタ名
ADCHE
ビット名
ADE0 ∼ ADE7
1
書込み値
AN8 ∼ AN11 *
ADCHE
ADE8 ∼ ADE11
1
* MB91F668(48pin) は , AN10 端子 , AN11 端子は存在しません。
ADCHE:A/D チャネルイネーブルレジスタ
•
ADTRG0 端子
10 ビット A/D コンバータの ADTRG0 端子は , 1 本用意されています。使用する端子を
1 本選択できます。
ADTRG0 端子を使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
3. 10 ビット A/D コンバータの動作を許可 ( 詳細は ,「第 25 章 10 ビット A/D コンバー
タ」を参照してください。)
基本的な設定については , 下表を参照してください。
ポート番号
0 番ポート
端子名
ADTRG0
レジスタ名
DDR5
DDR55
ビット名
書込み値
0
PFR5
PFR55
0
EPFR19
ADTRG0E2 ∼ ADTRG0E0
000
DDR3
DDR31
0
PFR3
PFR31
0
■ マルチファンクションシリアルインタフェース
マルチファンクションシリアルインタフェースは , 1 チャネルに対し , 複数の SCK 端
子 , SIN 端子 , SOUT 端子が用意されています。
チャネルごとに使用する SCK/SIN/SOUT 端子を 1 本ずつ選択できます。ただし , 同じ
チャネルで使用する端子は , 同じポート番号に割り当てられている端子を選択してく
ださい。
SIN/SCK 端子を入力に使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
3. マルチファンクションシリアルインタフェースの動作を許可 ( 詳細は ,「第 26 章 マ
ルチファンクションシリアル インタフェース」を参照してください。)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
41
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
SOUT/SCK 端子を出力で使用する場合は , 次の設定が必要です。
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタでこの端子と兼用している周辺機能の出力を禁止
( 兼用端子については , 端子配列図を参照してください。)
3. EPFR レジスタで使用する端子 ( ポート番号 ) を選択
4. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
基本的な設定については , 下表を参照してください。
チャネル ポート番号 端子名
0
0 番ポート SCK0
(SCL0)
SIN0
SOUT0
(SDA0)
1 番ポート SCK0_1
(SCL0_1)
SIN0_1
レジスタ名
ビット名
PFR7
PFR77
SCK 入力時:0
SCK 出力時:1
DDR7
DDR77
0 (SCK 入力時の
み)
EPFR6
SCK0E2 ∼ SCK0E0
001
SMR0
SCKE
入力許可:0
出力許可:1
ADCHE
ADE7
0
DDR7
DDR76
0
PFR7
PFR76
0
EPFR6
SIN0E1, SIN0E0
00
ADCHE
ADE6
0
PFR7
PFR75
1
EPFR6
SOUT0E2 ∼ SOUT0E0 001
SMR0
SOE
1
ADCHE
ADE5
0
PFR0
PFR02
SCK 入力時:0
SCK 出力時:1
DDR0
DDR02
0 (SCK 入力時
のみ )
EPFR6
SCK0E2 ∼ SCK0E0
010
SMR0
SCKE
入力許可:0
出力許可:1
DDR0
DDR01
0
PFR0
PFR01
0
EPFR6
SIN0E1, SIN0E0
01
PFR00
1
SOUT0_1 PFR0
(SDA0_1) EPFR6
SMR0
42
書込み値
SOUT0E2 ∼ SOUT0E0 010
SOE
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
チャネル ポート番号 端子名
1
0 番ポート SCK1
(SCL1)
SIN1
SOUT1
(SDA1)
1 番ポート SCK1_1
(SCL1_1)
SIN1_1
レジスタ名
ビット名
PFR0
PFR06
SCK 入力時:0
SCK 出力時また
は SCL 時:1
DDR0
DDR06
0 (SCK 入力時
のみ )
EPFR7
SCK1E1, SCK1E0
01
SMR1
SCKE
入力許可:0
出力許可:1
(SCK 時のみ )
DDR0
DDR05
0
PFR0
PFR05
0
EPFR7
SIN1E
0
PFR0
PFR04
1
EPFR7
SOUT1E1, SOUT1E0
01
SMR1
SOE
1
PFRG
PFRG6
SCK 入力時:0
SCK 出力時また
は SCL 時:1
DDRG
DDRG6
0 (SCK 入力時
のみ )
EPFR7
SCK1E1, SCK1E0
10
SMR1
SCKE
入力許可:0
出力許可:1
(SCK 時のみ )
DDR5
DDR53
0
PFR5
PFR53
0
DDRG
DDRG5
0
PFRG
PFRG5
0
EPFR7
SIN1E
1
DDR5
DDR52
0
PFR5
PFR52
0
PFRG4
1
SOUT1E1, SOUT1E0
10
SMR1
SOE
1
DDR5
DDR51
0
PFR5
PFR51
0
SOUT1_1 PFRG
(SDA1_1) EPFR7
CM71-10158-1
書込み値
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
43
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
チャネル ポート番号 端子名
2
0 番ポート SCK2
(SCL2)
SIN2
SOUT2
(SDA2)
1 番ポート SCK2_1
(SCL2_1)
SIN2_1
レジスタ名
ビット名
PFR1
PFR12
SCK 入力時:0
SCK 出力時また
は SCL 時:1
DDR1
DDR12
0 (SCK 入力時
のみ )
EPFR8
SCK2E1, SCK2E0
01
SMR2
SCKE
入力許可:0
出力許可:1
(SCK 時のみ )
DDR1
DDR11
0
PFR1
PFR11
0
EPFR8
SIN2E
0
PFR1
PFR10
1
EPFR8
SOUT2E1, SOUT2E0
01
SMR2
SOE
1
PFRH
PFRH2
SCK 入力時:0
SCK 出力時また
は SCL 時:1
DDRH
DDRH2
0 (SCK 入力時
のみ )
EPFR8
SCK2E1, SCK2E0
10
SMR2
SCKE
入力許可:0
出力許可:1
(SCK 時のみ )
DDRH
DDRH1
0
EPFR8
SIN2E
1
DDR6
DDR61
0
PFR6
PFR61
0
DDRG
DDRG3
0
PFRH0
1
SOUT2_1 PFRH
(SDA2_1) EPFR8
44
書込み値
SOUT2E1, SOUT2E0
10
SMR2
SOE
1
DDR6
DDR60
0
PFR6
PFR60
0
DDRG
DDRG2
0
PFRG
PFRG2
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
チャネル ポート番号 端子名
6
0 番ポート SCK6
(SCL6)
SIN6
SOUT6
(SDA6)
レジスタ名
ビット名
PFR3
PFR32
書込み値
SCK 入力時:0
SCK 出力時また
は SCL 時:1
DDR3
DDR32
0(SCK 入力時
のみ )
EPFR12
SCK6E1, SCK6E0
01
SMR6
SCKE
入力許可:0
出力許可:1
(SCK 時のみ )
DDR5
DDR56
0
PFR5
PFR56
0
DDR3
DDR31
0
PFR3
PFR31
0
EPFR12
SIN6E
0
DDR5
DDR55
0
PFR5
PFR55
0
PFR3
PFR30
1
EPFR12
SOUT6E1, SOUT6E0
01
SMR6
SOE
1
DDR5
DDR54
0
PFR5
PFR54
0
SMR:シリアルモードレジスタ
< 注意事項 >
動作モードによって , 有効となる端子が変わります。詳細は「第 26 章 マルチファンク
ションシリアル インタフェース」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
45
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
■ 外部バスインタフェース
外部バスインタフェース端子を割り当てる場合は , その端子を兼用しているほかの端
子設定をすべて無効にします。
•
A 端子
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタでこの端子と兼用している周辺機能の出力を禁止
( 兼用端子については , 端子配列図を参照してください。)
3. 外部バスインタフェースの設定 ( 詳細は , 「第 13 章 外部バス インタフェース」を
参照してください。)
4. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
端子名
A00
A01
A02
A03
A04
46
レジスタ名
PFR2
PFR20
ビット名
1
書込み値
DDR4
DDR40
0
PFR4
PFR40
0
DDRA
DDRA3
0
PFRA
PFRA3
0
ADCHE
ADE19
1
EXBS
MSS
0
PFR2
PFR21
1
DDR4
DDR41
0
PFR4
PFR41
0
DDRA
DDRA4
0
PFRA
PFRA4
0
ADCHE
ADE20
1
EXBS
MSS
0
PFR2
PFR22
1
DDR4
DDR42
0
PFR4
PFR42
0
DDRG
DDRG0
0
PFRG
PFRG0
0
EXBS
MSS
0
PFR2
PFR23
1
DDR4
DDR43
0
PFR4
PFR43
0
DDRG
DDRG1
0
PFRG
PFRG1
0
EXBS
MSS
0
PFR2
PFR24
1
EPFR0
OUT0E2 ∼ OUT0E0
001 以外 *
DDR4
DDR44
0
PFR4
PFR44
0
EXBS
MSS
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
端子名
A05
A06
A07
A16
A17
A18
A19
A20
CM71-10158-1
レジスタ名
PFR2
PFR25
ビット名
1
書込み値
EPFR0
OUT1E2 ∼ OUT1E0
001 以外 *
DDR4
DDR45
0
PFR4
PFR45
0
EXBS
MSS
0
PFR2
PFR26
1
EPFR1
OUT2E2 ∼ OUT2E0
001 以外 *
DDR4
DDR46
0
PFR4
PFR46
0
EXBS
MSS
0
PFR2
PFR27
1
EPFR1
OUT3E2 ∼ OUT3E0
001 以外 *
DDR4
DDR47
0
PFR4
PFR47
0
EXBS
MSS
0
PFR4
PFR40
1
DDR2
DDR20
0
PFR2
PFR20
0
DDRA
DDRA3
0
PFRA
PFRA3
0
ADCHE
ADE19
1
EXBS
MSS
1
PFR4
PFR41
1
DDR2
DDR21
0
PFR2
PFR21
0
DDRA
DDRA4
0
PFRA
PFRA4
0
ADCHE
ADE20
1
EXBS
MSS
1
PFR4
PFR42
1
DDR2
DDR22
0
PFR2
PFR22
0
DDRG
DDRG0
0
PFRG
PFRG0
0
EXBS
MSS
1
PFR4
PFR43
1
DDR2
DDR23
0
PFR2
PFR23
0
DDRG
DDRG1
0
PFRG
PFRG1
0
EXBS
MSS
1
PFR4
PFR44
1
DDR2
DDR24
0
PFR2
PFR24
0
EXBS
MSS
1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
47
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
端子名
A21
A22
A23
MB91665 シリーズ
レジスタ名
PFR4
PFR45
ビット名
1
書込み値
DDR2
DDR25
0
PFR2
PFR25
0
EXBS
MSS
1
PFR4
PFR46
1
DDR2
DDR26
0
PFR2
PFR26
0
EXBS
MSS
1
PFR4
PFR47
1
DDR2
DDR27
0
PFR2
PFR27
0
EXBS
MSS
1
*: 設定禁止値を書込みしないでください。詳細は「第 14 章 I/O ポート」を参照して
ください。
•
AS 端子
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタでこの端子と兼用している周辺機能の出力を禁止
( 兼用端子については , 端子配列図を参照してください。)
3. 外部バスインタフェースの設定 ( 詳細は , 「第 13 章 外部バス インタフェース」を
参照してください。
4. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
端子名
AS
•
レジスタ名
PFR5
ビット名
書込み値
PFR54
1
DDR3
DDR30
0
PFR3
PFR30
0
CS 端子
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタでこの端子と兼用している周辺機能の出力を禁止
( 兼用端子については , 端子配列図を参照してください。)
3. 外部バスインタフェースの設定 ( 詳細は , 「第 13 章 外部バス インタフェース」を
参照してください。
4. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
48
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
端子名
CS0
CS1
CS2
CS3
レジスタ名
PFR5
PFR50
ビット名
1
書込み値
DDRA
DDRA2
0
PFRA
PFRA2
0
ADCHE
ADE18
1
PFR5
PFR51
1
DDRG
DDRG4
0
PFRG
PFRG4
0
PFR5
PFR52
1
EPFR16
bit-2:1
01 以外 *
DDRG
DDRG5
0
PFRG
PFRG5
0
PFR5
PFR53
1
DDRG
DDRG6
0
PFRG
PFRG6
0
*: 設定禁止値を書込みしないでください。詳細は「第 14 章 I/O ポート」を参照して
ください。
•
D 端子
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタでこの端子と兼用している周辺機能の出力を禁止
( 兼用端子については , 端子配列図を参照してください。)
3. 外部バスインタフェースの設定 ( 詳細は , 「第 13 章 外部バス インタフェース」を
参照してください。
4. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
端子名
D00
CM71-10158-1
レジスタ名
PFR0
ビット名
書込み値
PFR00
1
EPFR6
SOUT0E2 ∼ SOUT0E0
010 以外 *
EPFR20
TIOA0E1, TIOA0E0
01 以外 *
D01
PFR0
PFR01
1
D02
PFR0
PFR02
1
EPFR6
SCK0E2 ∼ SCK0E0
010 以外 *
EPFR20
TIOA1E1, TIOA1E0
01 以外 *
D03
PFR0
PFR03
1
D04
PFR0
PFR04
1
EPFR7
SOUT1E1, SOUT1E0
01 以外 *
EPFR21
TIOA2E1, TIOA2E0
01 以外 *
D05
PFR0
PFR05
1
D06
PFR0
PFR06
1
EPFR7
SCK1E1, SCK1E0
01 以外 *
EPFR21
TIOA3E1, TIOA3E0
01 以外 *
D07
PFR0
PFR07
1
D08
PFR1
PFR10
1
EPFR8
SOUT2E1, SOUT2E0
01 以外 *
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
49
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
端子名
MB91665 シリーズ
D09
レジスタ名
PFR1
PFR11
1
D10
PFR1
PFR12
1
EPFR8
SCK2E1, SCK2E0
01 以外 *
D11
PFR1
PFR13
1
D12
PFR1
PFR14
1
DDR3
DDR34
0
PFR3
PFR34
0
PFR1
PFR15
1
D13
D14
D15
ビット名
書込み値
DDR3
DDR35
0
PFR3
PFR35
0
PFR1
PFR16
1
DDR3
DDR36
0
PFR3
PFR36
0
PFR1
PFR17
1
DDR3
DDR37
0
PFR3
PFR37
0
*: 設定禁止値を書込みしないでください。詳細は「第 14 章 I/O ポート」を参照して
ください。
•
RD 端子
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. 外部バスインタフェースの設定 ( 詳細は , 「第 13 章 外部バス インタフェース」を
参照してください。)
3. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
端子名
RD
•
レジスタ名
PFR5
PFR55
ビット名
1
書込み値
DDR3
DDR31
0
PFR3
PFR31
0
RDY 端子
1. DDR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0)
2. 外部バスインタフェースの設定 ( 詳細は , 「第 13 章 外部バス インタフェース」を
参照してください。)
端子名
RDY
50
レジスタ名
DDR6
ビット名
書込み値
DDR60
0
DDRG
DDRG2
0
PFRG
PFRG2
0
DDRH
DDRH0
0
PFRH
PFRH0
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
MB91665 シリーズ
•
SYSCLK 端子
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. 外部バスインタフェースの設定 ( 詳細は , 「第 13 章 外部バス インタフェース」を
参照してください。)
3. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
端子名
SYSCLK
•
レジスタ名
PFR6
ビット名
書込み値
PFR61
1
DDRG
DDRG3
0
DDRH
DDRH1
0
WR0, WR1 端子
1. DDR レジスタおよび PFR レジスタでポート入力を設定 (DDR=0, PFR=0)
2. EPFR レジスタでこの端子と兼用している周辺機能の出力を禁止
( 兼用端子については , 端子配列図を参照してください。)
3. 外部バスインタフェースの設定 ( 詳細は , 「第 13 章 外部バス インタフェース」を
参照してください。)
4. PFR レジスタで周辺機能を設定 (PFR=1)
端子名
WR0
WR1
レジスタ名
PFR5
ビット名
書込み値
PFR56
1
DDR3
DDR32
0
PFR3
PFR32
0
PFR5
PFR57
1
DDRG
DDRG7
0
DDRA
DDRA7
0
PFRA
PFRA7
0
ADCHE
ADE23
1
< 注意事項 >
外部バスにアクセスする際は , 上記のレジスタ設定がすべて完了してからアクセスしてく
ださい。
設定完了前にアクセスを行うと意図しない波形が出力される場合があります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
51
第 2 章 MB91665 シリーズの端子
2.4
52
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
MB91665 シリーズ
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
FR80 ファミリ CPU の機能を知るために , アーキテ
クチャ , 仕様 , 命令などの基本的な事柄について説
明します。
3.1 メモリ空間
3.2 内部アーキテクチャの特徴
3.3 動作モード
3.4 パイプライン
3.5 命令概要
3.6 基本プログラミングモデル
3.7 レジスタ
3.8 データ構造
3.9 アドレッシング
3.10 分岐命令
3.11 EIT ( 例外・割込み・トラップ )
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
53
第 3 章 CPU
3.1
3.1
MB91665 シリーズ
メモリ空間
FR80 ファミリ CPU の論理アドレスは 4G バイト (232 番地 ) あり , CPU はリニアにアクセス
を行います。
■ ダイレクトアドレッシング領域
アドレス空間の0000 0000H∼0000 03FFHをダイレクトアドレッシング領域とよびます。
この領域は , 命令中で直接オペランドを指定できます。
アクセスするデータのサイズによって , ダイレクトアドレッシング領域は次のように
なります。
54
•
バイトデータアクセス:0000 0000H ∼ 0000 00FFH
•
ハーフワードデータアクセス:0000 0000H ∼ 0000 01FFH
•
ワードデータアクセス:0000 0000H ∼ 0000 03FFH
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.1
MB91665 シリーズ
■ メモリマップ
MB91665 シリーズのメモリマップを図 3.1-1 に示します。
図 3.1-1 メモリマップ
MB91F668/F669
Flash 128 K バイト
RAM16 K バイト
0000 0000H
I/O 領域
( ダイレクト アドレッシング )
0000 0400H
I/O 領域
0001 0000H
予約
0003 C000H
内蔵 RAM 領域
16K バイト
0004 0000H
予約
000E 0000H
FLASH 領域 128 K バイト
0010 0000H
予約
0024 0000H
外部バス領域
FFFF FFFFH
< 注意事項 >
•
•
CM71-10158-1
フラッシュメモリの小セクタ領域については , 「第 34 章 フラッシュメモリ」を参照
してください。
小セクタ領域は , フラッシュメモリ品のみ関係します。
予約領域にはアクセスしないでください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
55
第 3 章 CPU
3.2
3.2
MB91665 シリーズ
内部アーキテクチャの特徴
FR80 ファミリ CPU は , RISC アーキテクチャを採用すると同時に , 組込み用途に向けた高機
能命令を導入した高性能コアです。
•
RISC アーキテクチャの採用
基本命令 1 命令 1 サイクル
•
32 ビットアーキテクチャ
汎用レジスタ 32 ビット× 16 本
•
4G バイトのリニアなメモリ空間
•
乗算器の内蔵
•
•
•
-
32 ビット× 32 ビット乗算 5 サイクル
-
16 ビット× 16 ビット乗算 3 サイクル
割込み処理機能の強化
-
高速応答速度 (6 サイクル )
-
多重割込みのサポート
-
レベルマスク機能 (16 レベル )
I/O 操作用命令の強化
-
メモリ−メモリ転送命令
-
ビット処理命令
高いコード効率
-
基本命令語長 16 ビット
•
FR60 ファミリと基本命令互換
•
FR60 ファミリに対し次の命令を追加
-
•
•
ビットサーチ命令 (SRCH0, SRCH1, SRCHC)
FR60 ファミリから次の命令を削除
-
コプロ命令 (COPOP, COPLD, COPST, COPSV)
-
リソース命令 (LDRES, STRES)
ノンブロッキングロード
最大で 4 つのロード命令を先行して発行可能
56
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.3
MB91665 シリーズ
3.3
動作モード
本シリーズの動作モードについて説明します。
本シリーズは以下の動作モードを持ち , デバイス起動時に動作モードを選択できます。
•
ユーザシングルチップモード
•
シリアル書込みモード
本シリーズの動作モードを表 3.3-1 に示します。
表 3.3-1 動作モード
MD 端子
MD1
0
CM71-10158-1
制御端子
MD0
動作モード
P75
0
X
ユーザシングルチップモード
1
1
シリアル書込みモード
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
57
第 3 章 CPU
3.4
MB91665 シリーズ
パイプライン
3.4
FR80 ファミリ CPU は 32 ビット RISC の FR アーキテクチャをコンパクトにインプリメント
したものです。
通常命令実行パイプラインに加えてメモリロード用パイプラインを追加することにより ,
ロード命令実行中のパイプラインハザードの低減を行います。
1 サイクルあたり 1 命令の実行を行うため , 5 段階の命令パイプライン方式を採用して
います。パイプラインは次のステージから構成されています。
•
命令フェッチステージ (IF) :出力したアドレスの命令を取得します。
•
命令デコードステージ (ID) :フェッチした命令をデコードします。レジスタの読出
しも行います。
•
実行ステージ (EX) :デコードした命令を実行します。
•
メモリアクセスステージ (MA) :対象となるメモリにアクセスします。
•
レジスタ書込みステージ (WB):演算結果 ( またはロードされたメモリデータ ) をレ
ジスタに書き込みます。
メモリロード用のパイプラインを追加しているため , メモリアクセスを行わない命令
の MA, WB ステージと LD 命令の MA, WB ステージは重なることができます。
命令の実行は , 原則として 1 サイクルあたり 1 命令の速度で行われます。ただし , メモ
リウェイトを伴ったロード・ストア命令 , 遅延スロットを持たない分岐命令 , 複数サイ
クル命令では命令の実行に複数のサイクルが必要となります。また , 命令の供給が遅い
場合も命令の実行速度が低下します。
( 例 1)
CLK
①
LD
@R10,R1
②
LDI:8
#0x02,R2
③
CMP
R1,R2
④
BNE:D
Label_G
⑤
ADD
#0x1,R1
IF
ID
EX
MA
WB
IF
ID
EX
MA
WB
IF
ID
EX
MA
WB
IF
ID
EX
MA
WB
IF
ID
EX
MA
WB
例 1:③の CMP 命令で①の LD 命令を書き込む R1 を使用しているがデータが 1 サイクルで返って
きているため , 順番通りに命令を実行します。
ロード系動作では , ロードしたデータの読込みが終了するまで MA ステージが延長さ
れます。
ただし , ロードで使用するレジスタを , 以降の命令で使用しない場合はそのまま命令を
実行します。
58
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.4
MB91665 シリーズ
( 例 2)
CLK
① LD
@R10,R1
② LDI:8
#0x02,R2
③ CMP
R1,R2
④ BNE:D
Label_G
⑤ ADD
#0x1,R1
IF
ID
EX
MA
MA
MA
WB
IF
ID
EX
MA
WB
IF
ID
ID
ID
EX
MA
WB
IF
ID
EX
MA
WB
IF
ID
EX
MA
WB
例 2:③の CMP 命令で①の LD 命令を書込む R1 を使用しているがデータが 1 サイクルで返ってこ
ない場合 , ②の LDI:8 命令まで実行し , CMP はレジスタコンフリクトにより ID ステージで待
たされます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
59
第 3 章 CPU
3.5
3.5
MB91665 シリーズ
命令概要
FR80 ファミリ CPU は , 一般的な RISC の命令体系に加え , 組み込み用途に最適化された論
理演算とビット操作命令およびダイレクトアドレッシング命令をサポートしています。
各命令は 16 ビット長 ( 一部命令は 32, 48 ビット長 ) ですので , 優れたメモリ使用効率を持ち
ます。
命令セットは次の機能グループに分けることができます。
3.5.1
•
算術演算
•
ロードとストア
•
分岐
•
論理演算とビット操作
•
ダイレクトアドレッシング
•
ビットサーチ
•
その他
算術演算
標準の算術演算命令 ( 加算 , 減算 , 比較 ) およびシフト命令 ( 論理シフト , 算術演算シフ
ト ) があります。加算と減算については , 多ワード長演算 (32 ビット以上のデータの演
算 ) で使用するキャリ付演算や, アドレス計算に便利なフラグ値を変化させない演算も
可能です。
さらに , 32 ビット× 32 ビット , 16 ビット× 16 ビットの乗算命令と , 32 ビット÷ 32
ビットのステップ除算命令を持ちます。
また , レジスタに即値をセットする即値転送命令や , レジスタ間転送命令も備えていま
す。
算術演算命令はすべて CPU 内の汎用レジスタおよび乗除算レジスタを用いて演算を行
います。
3.5.2
ロードとストア
ロードとストアは外部メモリに対して読出しと書込みを行う命令です。また , チップ内
の周辺機能の読出しと書込みにも使用されます。
ロードとストアはバイト , ハーフワード , ワードの 3 種類のアクセス長を持ちます。ま
た一般的なレジスタ間接のメモリアドレッシングに加え , 一部の命令についてはディ
スプレースメント付レジスタ間接やレジスタインクリメント・デクリメント付レジス
タ間接のメモリアドレッシングも可能です。
60
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.5
MB91665 シリーズ
3.5.3
分岐
分岐 , コール , 割込みおよび復帰の命令です。分岐命令は , 遅延スロットを持つものと
持たないものがあり , 用途に応じて最適化を行うことができます。分岐命令の詳細につ
いては , 「3.10 分岐命令」を参照してください。
3.5.4
論理演算とビット操作
論理演算命令は汎用レジスタ間 , または汎用レジスタとメモリ ( および I/O) 間で AND,
OR, EOR の論理演算を行うことが可能です。またビット操作命令はメモリ ( および
I/O) の内容を直接操作することができます。メモリアドレッシングは一般的なレジス
タ間接です。
3.5.5
ダイレクトアドレッシング
ダイレクトアドレッシング命令は I/O と汎用レジスタ間 , または I/O とメモリ間のアク
セスに使用する命令です。I/O のアドレスをレジスタ間接ではなく命令中で直接指定す
ることにより , 高速 , 高効率なアクセスを行うことができます。一部の命令については
レジスタインクリメント・デクリメント付レジスタ間接のメモリアドレッシングも可
能です。
3.5.6
ビットサーチ
ビットサーチ命令は 32 ビットのデータを MSB から探索を行い , 最初に見つかった "1"
または "0" のビット位置をレジスタに示すことができます。また , MSB の値と比較を
行い , 最初に見つかった MSB と異なる値のビット位置をレジスタに示すことができま
す。
3.5.7
その他
PS レジスタ内のフラグ設定 , スタック操作 , 符号 / ゼロ拡張などを行う命令がありま
す。また高級言語対応の関数入口 / 出口 , レジスタマルチロード / ストア命令も備えて
います。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
61
第 3 章 CPU
3.6
3.6
MB91665 シリーズ
基本プログラミングモデル
基本プログラミングモデルを図 3.6-1 に示します。
図 3.6-1 基本プログラミングモデル
32 ビット
汎用レジスタ
R0
初期値
XXXX XXXXH
R1
XXXX XXXXH
R2
XXXX XXXXH
R3
XXXX XXXXH
R4
XXXX XXXXH
R5
XXXX XXXXH
R6
XXXX XXXXH
R7
XXXX XXXXH
R8
XXXX XXXXH
R9
XXXX XXXXH
R10
XXXX XXXXH
R11
XXXX XXXXH
R12
XXXX XXXXH
R13
AC
XXXX XXXXH
R14
FP
XXXX XXXXH
R15
SP
0000 0000H
XXXX XXXXH
プログラムカウンタ (PC)
プログラムステータス (PS)
−
ILM
−
SCR
CCR
テーブルベースレジスタ (TBR)
000F FC00 H
リターンポインタ (RP)
XXXX XXXXH
システムスタックポインタ (SSP)
0000 0000H
ユーザスタックポインタ (USP)
XXXX XXXXH
乗除算結果
レジスタ
62
(MDH)
XXXX XXXXH
(MDL)
XXXX XXXXH
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.7
MB91665 シリーズ
3.7
レジスタ
汎用レジスタおよび , 特定の目的のために使用する専用レジスタで構成されています。
3.7.1
汎用レジスタ (R0 ∼ R15)
R0 ∼ R15 は汎用レジスタです。各種演算におけるアキュムレータ , およびメモリアクセスの
ポインタとして使用されます。
汎用レジスタ (R0 ∼ R15) のビット構成を図 3.7-1 に示します。
図 3.7-1 汎用レジスタ (R0 ∼ R15) のビット構成
32 ビット
R0
初期値
XXXX XXXXH
R1
XXXX XXXXH
R2
XXXX XXXXH
R3
XXXX XXXXH
R4
XXXX XXXXH
R5
XXXX XXXXH
R6
XXXX XXXXH
R7
XXXX XXXXH
R8
XXXX XXXXH
R9
XXXX XXXXH
R10
XXXX XXXXH
R11
XXXX XXXXH
R12
XXXX XXXXH
R13
AC
XXXX XXXXH
R14
FP
XXXX XXXXH
R15
SP
0000 0000H
16本のレジスタのうち, 以下に示すレジスタは特殊な用途を想定しており, そのために
一部の命令が強化されています。リセット時の初期値については , 図 3.7-1 を参照して
ください。
CM71-10158-1
•
R13:AC ( 仮想アキュムレータ )
•
R14:FP ( フレームポインタ )
•
R15:SP ( スタックポインタ )
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
63
第 3 章 CPU
3.7
3.7.2
MB91665 シリーズ
プログラムステータスレジスタ (PS)
プログラムステータスを保持するレジスタで , 割込みレベルマスクレジスタ (ILM), システム
コンディションコードレジスタ (SCR) および , コンディションコードレジスタ (CCR) の 3 つ
のパートに分かれています。
プログラムステータスレジスタ (PS) のビット構成を図 3.7-2 に示します。
図 3.7-2 プログラムステータスレジスタ (PS) のビット構成
bit 31
21 20
未定義
16 15
ILM
11 10
未定義
8 7
SCR
0
CCR
[bit31 ∼ bit21, bit15 ∼ bit11] 未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
常に "0" が読み出されます。
[bit20 ∼ bit16] 割込みレベルマスクレジスタ (ILM)
「■割込みレベルマスクレジスタ (ILM)」を参照してください。
[bit10 ∼ bit8] システムコンディションコードレジスタ (SCR)
「■システムコンディションレジスタ (SCR)」を参照してください。
[bit7 ∼ bit0] コンディションコードレジスタ (CCR)
「■ コンディションコードレジスタ (CCR)」を参照してください。
64
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.7
MB91665 シリーズ
■ コンディションコードレジスタ (CCR)
コンディションコードレジスタ (CCR) のビット構成を図 3.7-3 に示します。
図 3.7-3 コンディションコードレジスタ (CCR) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
未定義
未定義
S
I
N
Z
V
C
−
0
−
0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
X
X
X
X
属性
初期値
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
[bit7, bit6]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
常に "0" が読み出されます。
[bit5]:S ( スタックフラグ )
汎用レジスタ 15 (R15) として使用されるスタックポインタを指定します。
S
説明
0
システムスタックポインタ (SSP)が汎用レジスタ15 (R15)として使用されます。
EIT 発生時 , 自動的に "0" にクリアされます。
( ただし , スタックに退避される値は , クリアされる前の値です。)
1
ユーザスタックポインタ (USP) が汎用レジスタ 15 (R15) として使用されます。
このビットはリセットにより "0" にクリアされます。
RETI 命令実行時は "0" を書き込んでください。
[bit4]:I ( 割込み許可フラグ )
ユーザ割込み要求の許可 / 禁止を制御します。
I
説明
0
ユーザ割込み要求を禁止します。
INT 命令実行時 , 自動的に "0" にクリアされます。
( ただし , スタックに退避される値は , クリアされる前の値です。)
1
ユーザ割込みを許可します。
ユーザ割込み要求のマスク処理は , 割込みレベルマスクレジスタ (ILM) の保持
する値により制御されます。
このビットはリセットにより "0" にクリアされます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
65
第 3 章 CPU
3.7
MB91665 シリーズ
[bit3]:N ( ネガティブフラグ )
演算結果を 2 の補数で表現された整数とみなしたときの符号を示します。
N
説明
0
演算結果が正の値であったことを示します。
1
演算結果が負の値であったことを示します。
リセットによる初期状態は不定です。
[bit2]:Z ( ゼロフラグ )
演算結果が "0" であったかどうかを示します。
Z
説明
0
演算結果が "0" 以外の値であったことを示します。
1
演算結果が "0" であったことを示します。
リセットによる初期状態は不定です。
[bit1]:V ( オーバフローフラグ )
演算に用いたオペランドを 2 の補数で表現される整数であるとみなし , 演算の結果 ,
オーバフローが生じたかどうかを示します。
V
説明
0
演算の結果 , オーバフローは発生していません。
1
演算の結果 , オーバフローが発生しました。
リセットによる初期状態は不定です。
[bit0]:C ( キャリフラグ )
演算により , 最上位ビットからのキャリ , またはボローが発生したかどうかを示しま
す。
C
説明
0
キャリ , またはボローは発生していません。
1
キャリ , またはボローが発生しました。
リセットによる初期状態は不定です。
66
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.7
MB91665 シリーズ
■ システムコンディションレジスタ (SCR)
システムコンディションレジスタ (SCR) のビット構成を図 3.7-4 に示します。
図 3.7-4 システムコンディションレジスタ (SCR) のビット構成
bit
属性
初期値
10
9
8
D1
D0
T
R/W
R/W
R/W
X
X
0
R/W:リード / ライト可能
X:不定
[bit 10, bit9]:D1, D0 ( ステップ除算用フラグ )
ステップ除算実行時の中間データを保持します。
除算処理の実行途中は , このビットを変更しないでください。
ステップ除算実行途中にほかの処理を行う場合は , プログラムステータスレジスタ
(PS) の値を退避・復帰することで , ステップ除算の再開が保証されます。
リセットによる初期状態は不定です。
< 注意事項 >
•
DIV0S 命令の実行により被除数と除数を参照して設定されます。
•
DIV0U 命令の実行により , 強制的にクリアされます。
[bit8]:T ( ステップトレーストラップフラグ )
ステップトレーストラップを有効にするかどうかを指定するフラグです。
T
説明
0
ステップトレーストラップは無効です。
1
ステップトレーストラップが有効です。
ユーザ割込み要求がすべて , 禁止されます。
このビットはリセットにより "0" にクリアされます。
ステップトレーストラップの機能はエミュレータが使用します。エミュレータ使用時 ,
ユーザプログラム中で使用することはできません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
67
第 3 章 CPU
3.7
MB91665 シリーズ
■ 割込みレベルマスクレジスタ (ILM)
割込みレベルマスク値を保持するレジスタです。このレジスタの保持する値がレベル
マスクに使用されます。
割込みレベルマスクレジスタ (ILM) のビット構成を図 3.7-5 に示します。
図 3.7-5 割込みレベルマスクレジスタ (ILM) のビット構成
bit
属性
初期値
20
19
18
17
16
ILM4
ILM3
ILM2
ILM1
ILM0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
1
1
1
1
R/W:リード / ライト可能
CPU に入力される割込み要求の中で , 対応する割込みレベルが , このレジスタで示され
るレベルよりも強い場合にのみ割込み要求が受け付けられます。
レベル値は , "0" (00000B) が最強で , "31" (11111 B) が最弱です。
プログラムから設定可能な値には制限があります。
•
元の値が 16 ∼ 31 の場合:新たな値として設定できるのは 16 ∼ 31 です。
0 ∼ 15 を設定
した命令を実行すると , ( 指定した値+ 16) という値が転送されます。
•
元の値が 0 ∼ 15 の場合:0 ∼ 31 の任意の値が設定可能です。
このビットはリセットにより 15 (01111 B) に初期化されます。
プログラムカウンタ (PC)
3.7.3
プログラムカウンタ (PC) で , 実行している命令のアドレスを示すレジスタです。
プログラムカウンタ (PC) のビット構成を図 3.7-6 に示します。
図 3.7-6 プログラムカウンタ (PC) のビット構成
bit 31
0
初期値
XXXX XXXXH
命令の実行を伴う PC の更新時に , bit0 は "0" に設定されます。
分岐先アドレスとして奇数番地を指定して , bit0 を "1" にすることは禁止です。
命令は 2 の倍数のアドレスに置く必要があります。
リセットによる初期値は不定で , リセットベクタフェッチによりプログラム開始アド
レスが設定されます。
68
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.7
MB91665 シリーズ
テーブルベースレジスタ (TBR)
3.7.4
EIT 処理の際に使用されるベクタテーブルの先頭アドレスを保持するレジスタです。
テーブルベースレジスタ (TBR) のビット構成を図 3.7-7 に示します。
図 3.7-7 テーブルベースレジスタ (TBR) のビット構成
bit 31
0
初期値
000F FC00H
リセットによる初期値は , "000F FC00 H" です。
リターンポインタ (RP)
3.7.5
このポインタで , サブルーチンから復帰するアドレスを保持します。
リターンポインタ (RP) のビット構成を図 3.7-8 に示します。
図 3.7-8 リターンポインタ (RP) のビット構成
bit 31
0
初期値
XXXX XXXXH
CALL 命令実行時 , プログラムカウンタ (PC) の値が , このレジスタに転送されます。
RET 命令実行時 , このレジスタの内容がプログラムカウンタ (PC) に転送されます。
システムスタックポインタ (SSP)
3.7.6
コンディションコードレジスタ (CCR) の S フラグが "0" のとき , R15 として機能します。
システムスタックポインタ (SSP) を明示的に指定することも可能です。
また , EIT 発生時に , プログラムステータスレジスタ (PS) とプログラムカウンタ (PC を退避
するスタックを指定するスタックポインタとしても使用されます。
システムスタックポインタ (SSP) のビット構成を図 3.7-9 に示します。
図 3.7-9 システムスタックポインタ (SSP) のビット構成
bit 31
0
初期値
0000 0000H
リセットによる初期値は , "0000 0000 H" です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
69
第 3 章 CPU
3.7
MB91665 シリーズ
ユーザスタックポインタ (USP)
3.7.7
コンディションコードレジスタ (CCR) の S フラグが "1" のとき , R15 として機能します。
ユーザスタックポインタ (USP) を明示的に指定することも可能です。
ユーザスタックポインタ (USP) のビット構成を図 3.7-10 に示します。
図 3.7-10 ユーザスタックポインタ (USP) のビット構成
bit 31
0
初期値
XXXX XXXXH
リセットによる初期値は不定です。
RETI 命令で使用することはできません。
70
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.7
MB91665 シリーズ
乗除算レジスタ (Multiply & Divide register)
3.7.8
乗除算用のレジスタで , それぞれ 32 ビット長です。
図 3.7-11 乗除算レジスタ (Multiply & Divide register) のビット構成
bit 31
0
MDH
初期値
XXXX XXXXH
MDL
XXXX XXXXH
リセットによる初期値は不定です。
● 乗算実行時
32 ビット× 32 ビットの乗算のとき , 64 ビット長の演算結果は , 次の配置で乗除算結果
格納レジスタに格納されます。
•
MDH:上位 32 ビット
•
MDL:下位 32 ビット
16 ビット× 16 ビットの乗算のときは , 次のように結果が格納されます。
•
MDH:不定
•
MDL:結果 32 ビット
● 除算実行時
計算開始時 , 被除数を MDL に格納します。
DIV0S, DIV0U, DIV1, DIV2, DIV3, DIV4S 命令の実行により除算を実行すると , 結果が
MDH と MDL に格納されます。
CM71-10158-1
•
MDH:剰余
•
MDL:商
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
71
第 3 章 CPU
3.8
3.8
MB91665 シリーズ
データ構造
FR80 ファミリ CPU のデータ配置には , 次の 2 つがあります。
• ビットオーダリング
• バイトオーダリング
3.8.1
ビットオーダリング
FR80ファミリCPUでは, ビットオーダリングとして, リトルエンディアンを採用しています。
ビットオーダリングを図 3.8-1 に示します。
図 3.8-1 ビットオーダリング
31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
MSB
3.8.2
LSB
バイトオーダリング
FR80ファミリCPUでは, バイトオーダリングとして, ビッグエンディアンを採用しています。
バイトオーダリングを図 3.8-2 に示します。
図 3.8-2 バイトオーダリング
MSB
LSB
bit31
10101010
bit23
bit15
11001100
bit7
11111111
bit0
00010001
bit
7
72
0
n 番地
10101010
(n+1) 番地
11001100
(n+2) 番地
11111111
(n+3) 番地
00010001
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.8
MB91665 シリーズ
3.8.3
ワードアライメント
■ プログラムアクセス
FR80 ファミリ CPU のプログラムは , 2 の倍数のアドレスに配置する必要があります。
プログラムカウンタ (PC) の bit0 は , 命令の実行に伴うプログラムカウンタ (PC) の更新
時に , "0" に設定されます。分岐先アドレスとして奇数番地を指定して , bit0 を "1" にす
ることは禁止です。
命令は 2 の倍数のアドレスに置かなくてはなりません。
奇数アドレス例外はありません。
■ データアクセス
FR80 ファミリでは , データアクセスを行う際 , アクセスサイズにより以下のとおりの
アドレスとしてください。( ハードでアラインメントが行われません。)
ワードアクセス:アドレスは , 4 の倍数 ( 最下位 2 ビットは "00")
ハーフワードアクセス:アドレスは , 2 の倍数 ( 最下位 ビットは "0")
バイトアクセス:──
ワードおよびハーフワードデータアクセス時に , 実効アドレスの計算結果に対して上
記のアドレスとしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
73
第 3 章 CPU
3.9
MB91665 シリーズ
アドレッシング
3.9
メモリ空間は 32 ビットリニアです。
メモリ空間を図 3.9-1 に示します。
図 3.9-1 メモリ空間
0000 0000H
バイトデータ
0000 0100H
ダイレクト
アドレッシング領域
ハーフワードデータ
0000 0200H
ワードデータ
0000 0400H
20 ビット
アドレッシング領域
000F FC00H
TBR
ベクタテーブル
000F FFFFH
32 ビット
アドレッシング領域
FFFF FFFFH
3.9.1
ダイレクトアドレッシング領域
メモリ空間の下記の領域は , I/O 用の領域です。この領域は , ダイレクトアドレッシングによ
り , 命令中で直接オペランドアドレスを指定することができます。
ダイレクトアドレス指定可能なアドレス領域の大きさは , データ長ごとに異なります。
74
•
バイトデータ ( 8 ビット ) …… 0 ∼ 0x0FF
•
ハーフワードデータ (16 ビット ) …… 0 ∼ 0x1FF
•
ワードデータ (32 ビット ) …… 0 ∼ 0x3FF
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.9
MB91665 シリーズ
3.9.2
20 ビットアドレッシング領域
20 ビットアドレッシング領域 …… 0 ∼ 0xFFFFF
20 ビットアドレッシング領域内に , プログラム領域やデータ領域をすべて配置すると ,
コンパイル時にコンパクトで高速なプログラムが実現できます。
20 ビット通常分岐マクロ命令の展開例を以下に示します。
BRA20
label20,Ri
↓
コードサイズ
LDI:20
#label20,Ri
; 4 バイト
JMP
@Ri
; 2 バイト
計 6 バイト
詳細は , 「FR ファミリ SOFTUNE C/C++ コンパイラマニュアル V6 対応」を参照して
ください。
3.9.3
32 ビットアドレッシング領域
32 ビットアドレッシング領域 …… 0 ∼ 0xFFFFFFFF
20 ビットアドレッシング領域を超える範囲に , プログラム領域やデータ領域を配置す
ると , 20 ビットアドレッシング領域内で作成したプログラムよりもコードサイズが大
きくなります。
32 ビット通常分岐マクロ命令の展開例を以下に示します。
BRA32
label32,Ri
↓
コードサイズ
LDI:32
#label32,Ri
; 6 バイト
JMP
@Ri
; 2 バイト
計 8 バイト
詳細は , 「FR ファミリ SOFTUNE C/C++ コンパイラマニュアル V6 対応」を参照して
ください。
3.9.4
ベクタテーブル初期領域
000F FC00H ∼ 000F FFFFH の領域は EIT ベクタテーブル初期領域です。
EIT処理時に使用されるベクタテーブルは, テーブルベースレジスタ (TBR) を書換える
ことにより任意のアドレスに配置可能ですが , リセットによる初期化によってこのア
ドレスに配置されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
75
第 3 章 CPU
3.10
MB91665 シリーズ
3.10 分岐命令
FR80 ファミリ CPU では , 分岐命令に遅延スロット付きの動作と遅延スロットなしの動作を
指定できます。
3.10.1
遅延スロット付き動作
■ 命令
次に示す命令が , 遅延スロット付きの分岐動作を行います。
JMP:D
@Ri
/
CALL:D label12
/
CALL:D @Ri
/
RET:D
BRA:D
label9
/
BNO:D
label9
/
BEQ:D
label9
/
BNE:D
label9
BC:D
label9
/
BNC:D
label9
/
BN:D
label9
/
BP:D
label9
BV:D
label9
/
BNV:D
label9
/
BLT:D
label9
/
BGE:D
label9
BLE:D
label9
/
BGT:D
label9
/
BLS:D
label9
/
BHI:D
label9
■ 動作説明
分岐命令の直後 (「遅延スロット」とよびます ) に置かれた命令を実行した後に , 分岐
し , その後 , 分岐先の命令を実行します。分岐動作の前に遅延スロットの命令を実行す
るため , 見掛け上の実行速度が 1 サイクルとなります。その代わり , 遅延スロットに有
効な命令を入れることができないときは , NOP 命令を置かなくてはなりません。
[例]
;
LABEL:
命令の並び
ADD
R1, R2;
BRA:D
LABEL
; 分岐命令
MOV
R2, R3
; 遅延スロット
…
ST
R3, @R4
; 分岐先
……分岐の前に実行される
条件分岐命令の場合 , 分岐条件が成立する場合も , しない場合も遅延スロットに置かれ
た命令は実行されます。
遅延分岐命令では , 一部の命令の実行順序が反転するように見えますが , それはプログ
ラムカウンタ (PC) の更新動作だけです。その他の動作 ( レジスタの更新・参照など )
はあくまで記述された順番で実行されます。
76
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.10
MB91665 シリーズ
以下に , 具体的な説明をします。
1. JMP:D @Ri / CALL:D @Ri命令で参照する Ri は, 遅延スロットの中の命令が Riを更
新しても影響を受けません。
[例]
LDI:32
#Label, R0
JMP:D
@R0
; Label に分岐
LDI:8
#0, R0
; 分岐先アドレスには影響を与えない。
…
2. RET:D命令が参照するリターンポインタ (RP) は, 遅延スロットの中の命令がリター
ンポインタ (RP) を更新しても影響を受けません。
[例]
RET:D
MOV
; これより前に設定された RP の示すアドレ
スへ分岐
R8, RP
; リターン動作には影響を与えない。
…
3. Bcc:D rel 命令が参照するフラグも , 遅延スロットの命令の影響を受けません。
[例]
ADD
#1, R0
; フラグ変化
BC:D
Overflow
; 上記の命令の実行結果により分岐
ANDCCR
#0
; このフラグ更新は上記分岐命令では参照
しない。
…
4. CALL:D 命令の遅延スロットの中の命令で RP を参照すると , CALL:D 命令により更
新された内容が読み出されます。
[例]
CALL:D
Label
; RP を更新して分岐
MOV
RP, R0
; 上記 CALL:D の実行結果の RP を転送
…
■ 遅延スロットに置くことができる命令
遅延スロット内で実行できるのは , 次の条件を満たす命令のみです。
•
1 サイクル命令
•
分岐命令ではないこと
•
順番が変化した場合でも動作に影響を与えない命令
■ ステップトレーストラップ
遅延スロットを持つ分岐命令の実行と遅延スロットの間では , ステップトレースト
ラップは発生しません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
77
第 3 章 CPU
3.10
MB91665 シリーズ
■ 割込み
遅延スロットを持つ分岐命令の実行と遅延スロットの間では , 割込みを受理しません。
■ 未定義命令例外
BNO: D 命令以外の遅延スロットに未定義命令があった場合 , 未定義命令例外は発生し
ません。このとき , 未定義命令は NOP 命令として動作します。
< 注意事項 >
BNO: D 命令の遅延スロットに未定義命令を配置しないでください。
3.10.2
遅延スロットなし動作
■ 命令
以下に示す命令が , 遅延スロットなしの分岐動作を行います。
JMP
@Ri
/
CALL
label12
/
CALL
@Ri
/
RET
BRA
label9
/
BNO
label9
/
BEQ
label9
/
BNE
label9
BC
label9
/
BNC
label9
/
BN
label9
/
BP
label9
BV
label9
/
BNV
label9
/
BLT
label9
/
BGE
label9
BLE
label9
/
BGT
label9
/
BLS
label9
/
BHI
label9
■ 動作説明
命令の並び順に実行します。分岐命令直後の命令が分岐前に実行されることはありま
せん。
[例]
;
LABEL
命令の並び
ADD
R1, R2
;
BRA
LABEL
; 分岐命令 ( 遅延スロットなし )
MOV
R2, R3
; 実行されない
…
ST
R3, @R4
; 分岐先
遅延スロットなしの分岐命令の実行サイクル数は , 分岐するとき 2 サイクル , 分岐しな
いとき 1 サイクルとなります。
遅延スロットに適当な命令を入れることができないために NOP を明記した遅延スロッ
ト付き分岐命令に比べ , 命令コード効率を上げることができます。
遅延スロットに有効な命令を設置できるときは遅延スロット付きの動作を選択し , そ
うでないときは遅延スロットなしの動作を選択することで , 実行速度とコード効率を
両立させることが可能となります。
78
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.11
MB91665 シリーズ
3.11 EIT ( 例外・割込み・トラップ )
EIT とは , 現プログラム実行時にイベントの発生により , そのプログラムの実行を中断しほか
のプログラムを実行することを指し , 例外 (Exception), 割込み (Interrupt), トラップ (Trap) の
総称です。
例外とは実行中のコンテキストに関連して発生する事象です。例外を起こした命令から再実
行します。
割込みとは実行中のコンテキストに無関係に発生する事象です。イベント要因は , ハードウェ
アです。
トラップとは実行中のコンテキストに関連して発生する事象です。システムコールのように
プログラムで指示するものがあります。トラップを起こした命令の次の命令から再実行しま
す。
■ 特徴
3.11.1
•
多重 EIT をサポート
•
割込みにレベルマスク機能 (15 レベルをユーザが使用可能 )
•
トラップ命令 (INT/INTE)
•
エミュレータ起動用 EIT ( ハードウェア / ソフトウェア )
EIT 要因
EIT 要因として , 次のものがあります。
3.11.2
•
リセット
•
ユーザ割込み ( 周辺機能 , 外部割込み )
•
遅延割込み
•
未定義命令例外
•
トラップ命令 (INT)
•
トラップ命令 (INTE)
•
ステップトレーストラップ
EIT からの復帰
RETI 命令により , 各 EIT より復帰します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
79
第 3 章 CPU
3.11
3.11.3
MB91665 シリーズ
割込みレベル
割込みレベルは 0 ∼ 31 で , 5 ビットで管理されます。
各レベルの割り当てを表 3.11-1 に示します。
表 3.11-1 割込みレベル割り当て表
レベル
割込みの種類
2 進数
10 進数
00000
0
( システム予約 )
・・・
・・・
・・・
・・・
00011
・・・
3
・・・
00100
4
INTE 命令
ステップトレースト
ラップ
00101
5
( システム予約 )
・・・
・・・
・・・
・・・
01100
・・・
14
・・・
01101
15
( システム予約 )
10000
16
割込み要求
10001
17
割込み要求
・・・
・・・
・・・
・・・
11110
・・・
30
・・・
11111
31
−
( システム予約 )
備考
割込みレベルマスクレジスタ (ILM) の元の
値が 16 ∼ 31 のときは , この範囲の値をプ
ログラムから割込みレベルマスクレジスタ
(ILM) に設定することはできません。
( システム予約 )
割込みレベルマスクレジスタ (ILM) 設定時
は , ユーザ割込み禁止
割込み要求
割込み制御レジスタ (ICR) 設定時 , 割込み
禁止
操作が可能なのは , 16 ∼ 31 のレベルです。
未定義命令例外 , INT 命令は , 割込みレベルの影響を受けません。また , 割込みレベル
マスクレジスタ (ILM) を変化させることもありません。
3.11.4
I フラグ
割込みの許可 / 禁止を指定するフラグです。プログラムステータスレジスタ (PS) のコ
ンディションコードレジスタ (CCR) の bit4 として設けられています。
I
80
説明
0
INT 命令実行時 , 自動的に "0" にクリアされます。
( ただし , スタックに退避される値は , クリアされる前の値です。)
1
ユーザ割込み要求のマスク処理は , 割込みレベルマスクレジスタ (ILM) の保持
する値により制御されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.11
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
I フラグの値を変更したとき , 割込み要求の受付けは I フラグを書き換えた命令の次の次の
命令から反映されます。
よって , 割込みを正しく動作させるために I フラグを変更する命令の後には NOP を置い
てください。
•
割込み許可 (I フラグ =1) にするとき
命令実行
↓
•
I フラグ
割込み
ORCCR #set_iflag
0
禁止
NOP
1
禁止
命令 A
1
許可
↑
ここから割込み許可
割込み禁止 (I フラグ =0) にするとき
命令実行
↓
I フラグ
割込み
ANDCCR #clear_iflag
1
許可
NOP
0
許可
命令 A
0
禁止
↑
ここから割込み禁止
I フラグを "0" にする命令を実行しているときに割込みを受け付けると , I フラグ , ILM
は変更するのに命令実行から 1cycle 遅れがあるため , 割込み処理ルーチンに飛んでい
るにもかかわらず I フラグが "0" となります。
この際 , 多重割込みが発生しても I フラグは "0" のため受け付けられず , 多重割込みの
処理が実行されません。
なお , I フラグ自体は命令実行時に更新されます。そのため , スタックには更新後の I
フラグの値が退避され , スタックの値が復帰された際には PS レジスタには更新後の I
フラグの値が反映されます。割込みルーチン内で新たな割込みを受け付けたい場合は ,
割込みルーチンの先頭で I フラグを "1" とするソフトウェア処理を行ってください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
81
第 3 章 CPU
3.11
MB91665 シリーズ
割込みレベルマスクレジスタ (ILM)
3.11.5
割込みレベルマスク値を保持します。プログラムステータスレジスタ (PS) の bit20 ∼ bit16
として設けられています。
FR80 ファミリ CPU に入力される割込み要求の中で , 対応する割込みレベルが , この割
込みレベルマスクレジスタ (ILM) で示されるレベルよりも強い場合にのみ割込み要求
が受け付けられます。
レベル値は , "0" (00000) が最強で , "31" (11111) が最弱です。
プログラムから設定可能な値には制限があります。元の値が 16 ∼ 31 のとき , 新たな値
として設定できるのは 16 ∼ 31 です。0 ∼ 15 の値を設定する命令を実行すると , ( 指定
した値+ 16) が転送されます。
元の値が 0 ∼ 15 のときは , 0 ∼ 31 の任意の値が設定可能です。設定するには STILM
命令を使用します。
< 注意事項 >
割込みレベルマスクレジスタ (ILM) の値を変更したとき , 割込み要求の受付けは割込みレ
ベルマスクレジスタ (ILM) を書き換えた命令の次の次の命令から反映されます。
よって , 割込みを正しく動作させるために割込みレベルマスクレジスタ (ILM) を変更する
命令の後には NOP を置いてください。
命令実行
↓
3.11.6
ILM
割込み受付け
SETILM #set_ILM_B
A
A
NOP
B
A
命令 C
B
B
↑
命令 D
B
B
ここから ILM=B が反映
割込みに対するレベルマスク
割込み要求が発生したときは , 割込み要因の持つ割込みレベルが割込みレベルマスク
レジスタ (ILM) の保持するレベルマスク値と比較されます。そして , 次の条件が成立し
たときはマスクされ , 要求は受理されません。
要因の持つ割込みレベル ≧ レベルマスク値
82
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.11
MB91665 シリーズ
割込み制御レジスタ (ICR)
3.11.7
「第 10 章 割込みコントローラ」を参照してください。
3.11.8
システムスタックポインタ (SSP)
EIT の受理および復帰動作時のデータ退避・復帰用スタックを示すポインタとして使用され
ます。
システムスタックポインタ (SSP) のビット構成を図 3.11-1 に示します。
図 3.11-1 システムスタックポインタ (SSP) のビット構成
bit 31
0
初期値
0000 0000H
EIT 処理時に "8" 減算され , RETI 命令の実行による EIT からの復帰動作時に "8" 加算さ
れます。
リセットによる初期値は 0000 0000H です。
コンディションコードレジスタ (CCR) 中の S フラグが "0" のとき , 汎用レジスタ R15
としても機能します。
3.11.9
割込みスタック
システムスタックポインタ (SSP) により示される領域で , プログラムカウンタ (PC) および
プログラムステータスレジスタ (PS) の値が退避・復帰されます。割込み後はシステムスタッ
クポインタ (SSP) の示すアドレスにプログラムカウンタ (PC), (SSP + 4 ) のアドレスにプロ
グラムステータスレジスタ (PS) が格納されています。
割込みスタックを図 3.11-2 に示します。
図 3.11-2 割込みスタック
[ 割込み前 ]
SSP
[ 割込み後 ]
8000 0000H
SSP
メモリ
7FFF FFF8H
メモリ
8000 0000H
8000 0000H
7FFF FFFCH
7FFF FFFCH
PS
7FFF FFF8H
7FFF FFF8H
PC
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
83
第 3 章 CPU
3.11
3.11.10
MB91665 シリーズ
テーブルベースレジスタ (TBR)
EIT 用ベクタテーブルの先頭アドレスを示すレジスタです。
テーブルベースレジスタ (TBR) のビット構成を図 3.11-3 に示します。
図 3.11-3 テーブルベースレジスタ (TBR) のビット構成
bit 31
0
初期値
000F FC00H
テーブルベースレジスタ (TBR) と EIT 要因ごとに決められたオフセット値を加算した
アドレスが , ベクタアドレスとなります。
リセットによる初期値は 000F FC00H です。
3.11.11
EIT ベクタテーブル
テーブルベースレジスタ (TBR) の示すアドレスから 1K バイトの領域が , EIT 用ベクタ領域と
なっています。
1 ベクタあたりの大きさは 4 バイトで , 割込みベクタ番号とベクタアドレスの関係は下
記のように表されます。
vctadr
=TBR + vctofs
=TBR + (0x3FC − 4 × vct)
vctadr:ベクタアドレス vctofs:ベクタオフセット vct:割込みベクタ番号
TBR:テーブルベースレジスタ (TBR))
加算結果の下位 2 ビット は常に "00" として扱われます。
000F FC00H ∼ 000F FFFFH の領域がリセットによるベクタテーブルの初期領域です。
ベクタの一部には特殊な機能が割り当てられています。
84
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.11
MB91665 シリーズ
3.11.12
多重 EIT 処理
複数の EIT 要因が同時に発生した場合 , CPU は 1 つの EIT 要因を選択して受理し , EIT
シーケンスを実行した後 , 再び EIT 要因の検出を行う , という動作を繰り返します。EIT
要因検出の際に , 受理可能な EIT 要因がなくなったとき , 最後に受理した EIT 要因のハ
ンドラの命令を実行します。
そのため , 複数の EIT 要因が同時に発生した場合の各要因のハンドラの実行順序は ,
1. EIT 要因受理の優先順位
2. 受理した場合にほかの要因をどのようにマスクするか
という 2 つの要素により決まります。
EIT 要因受理の優先度とは , プログラムステータスレジスタ (PS) とプログラムカウン
タ (PC) を退避してプログラムカウンタ (PC) を更新し ( 必要に応じて ) ほかの要因のマ
スク処理を行うという , EIT シーケンスを実行する要因を選ぶときの順番です。必ずし
も , 先に受理された要因のハンドラが先に実行されるわけではありません。
EIT 要因受理の優先度を表 3.11-2 に示します。
表 3.11-2 EIT 要因の受理の優先度と他の要因へのマスク
要因
ILM
受理の優先順位
1
ほかの要因によるマスク
リセット
ほかの要因は破棄されます。
15
2
未定義命令以外
これより優先度の低い要因すべて
-
3
INT 命令
I フラグ =0
-
4
INTE 命令
これより優先度の低い要因すべて
4
5
ユーザ割込み
ILM= 受理した要因のレベル
ICR
6
ステップトレースト これより優先度の低い要因すべて
ラップ
4
EIT 要因を受理した後のほかの要因に対するマスクの処理を加味すると , 同時に発生し
た EIT 要因の各ハンドラの実行順序は , 次のようになります。
実行順序を表 3.11-3 に示します。
表 3.11-3 EIT ハンドラの実行順序
CM71-10158-1
受理の優先順位
1
要因
リセット
2
未定義命令以外
3
INTE 命令
4
ステップトレーストラップ
5
INT 命令
6
ユーザ割込み
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
85
第 3 章 CPU
3.11
MB91665 シリーズ
多重 EIT 処理について , 図 3.11-4 に示します。
図 3.11-4 多重 EIT 処理
メインルーチン
INTE 命令の
ハンドラ
INT 命令のハンドラ
優先度
最初に実行
( 高 ) INT 命令実行
( 低 ) INTE 命令実行
3.11.13
動作
次の説明で , 転送元の「PC」とは各 EIT 要因を検出した命令のアドレスを示すものと
します。
また , 「次の命令のアドレス」とは , EIT を検出した命令が
•
LDI:32 のとき:PC + 6
•
LDI:20 のとき:PC + 4
•
その他の命令のとき:PC + 2
を意味します。
■ ユーザ割込みの動作
ユーザ割込み要求が発生すると , 次の順序で要求受理の可否が判定されます。
ユーザ割込みとは , 各種周辺機能から要求が発生する割込みで , 割込み要求ごとに割込
みレベルが設定されています。
● 割込み要求受理の可否判定
1. 同時に発生した要求の割込みレベルを比較し, 最も強いレベル (最も小さい数値) を
保持するものが選択されます。
対応する割込み制御レジスタ (ICR) の保持する値が比較に使用されます。
2. 同じレベルを持つ割込み要求が複数発生しているときは , 最も若い割込み番号を持
つ割込み要求が選択されます。
3. 割込みレベル≧レベルマスク値のとき , 割込み要求はマスクされ受理されません。
86
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.11
MB91665 シリーズ
割込みレベル<レベルマスク値のとき , 4 へ。
4. 選択された割込み要求がマスク可能割込みであるとき , I フラグが "0" ならば割込み
要求はマスクされ , 受理されません。I フラグが "1" ならば割込み要求受理へ。
上記の条件が成立したとき , 命令処理の切れ目で割込み要求は受理されます。
I フラグや割込みレベルマスクレジスタ (ILM) を変更する命令を実行した場合 , 2 命令
後から新しい受付け条件での EIT 制御を行います。
EIT 要求検出時にユーザ割込み要求が受理されると , 受理された割込み要求に対応した
割込み番号を使用して , CPU は次のように動作します。
※下記の「●動作」における ( ) はレジスタの指すアドレスを表します。
● 動作
1
(TBR + 受理した割込み要求のベクタオフセット )
→ TMP
2
SSP − 4
→ SSP
3
PS
→ (SSP)
4
SSP − 4
→ SSP
5
次の命令のアドレス
→ (SSP)
6
受理した要求の割込みレベル
→ ILM
7
"0"
→ S フラグ
8
TMP
→ PC
割込みシーケンス終了後ハンドラの先頭の命令を実行する前に , 新たな EIT の検出を
行います。この時点で受理可能な EIT が発生していると , CPU は EIT 処理シーケンス
に遷移します。
3.11.14
INT 命令の動作
INT #u8 命令はソフトウェアでトラップを発生する命令です。
オペランドで指定された割込み番号のトラップを発生します。
● 動作
CM71-10158-1
1
(TBR + 0x3FC − 4 × u8)
→ TMP
2
SSP − 4
→ SSP
3
PS
→ (SSP)
4
SSP − 4
→ SSP
5
PC + 2
→ (SSP)
6
"0"
→ I フラグ
7
"0"
→ S フラグ
8
TMP
→ PC
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
87
第 3 章 CPU
3.11
3.11.15
MB91665 シリーズ
INTE 命令の動作
INTE 命令は , デバッグ用にソフトウェアでトラップを発生する命令です。
● 動作
3.11.16
1
(TBR + 0x3D8)
→ TMP
2
SSP − 4
→ SSP
3
PS
→ (SSP)
4
SSP − 4
→ SSP
5
PC + 2
→ (SSP)
6
"00100B"
→ ILM
7
"0"
→ S フラグ
8
TMP
→ PC
ステップトレーストラップの動作
ステップトレーストラップはデバッグ用のトラップでプログラムステータスレジスタ (PS)
の T フラグをセットすることにより , 1 命令実行ごとに発生します。ステップトレーストラッ
プは , 遅延分岐命令実行時の分岐命令実行直後には発生しません。遅延スロット内の命令を
実行した後に発生します。
● ステップトレーストラップ検出の条件
1. プログラムステータスレジスタ (PS) の T フラグ =1
2. 実行している命令が遅延分岐命令ではないとき。
3. CPU がユーザモードのとき。
以上の条件が成立すると , 命令動作の切れ目でブレークします。
● 動作
1
(TBR + 0x3C4)
→ TMP
2
SSP − 4
→ SSP
3
PS
→ (SSP)
4
SSP − 4
→ SSP
5
次の命令のアドレス
→ (SSP)
6
"00100B"
→ ILM
7
"0"
→ S フラグ
8
TMP
→ PC
T フラグ =1 のときは , ユーザ割込みは禁止状態となります。
88
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 3 章 CPU
3.11
MB91665 シリーズ
3.11.17
未定義命令例外の動作
命令のデコード時に未定義命令であることを検出すると , 未定義命令例外が発生します。
● 未定義命令例外の検出条件
1. 命令のデコード時に , 未定義命令であることを検出。
2. 命令が遅延スロット外に置かれている。( =遅延分岐命令の直後ではない。)
以上の条件が成立すると , 未定義命令例外が発生しブレークします。
● 動作
1
(TBR + 0x3C4)
→ TMP
2
SSP − 4
→ SSP
3
PS
→ (SSP)
4
SSP − 4
→ SSP
5
PC
→ (SSP)
6
"0"
→ S フラグ
7
TMP
→ PC
プログラムカウンタ (PC) として退避されるのは , 未定義命令例外を検出した命令自身
のアドレスです。
3.11.18
RETI 命令の動作
RETI 命令は , EIT 処理ルーチンから復帰する命令です。
● 動作
1
(R15)
→ PC
2
R15 + 4
→ R15
3
(R15)
→ PS
4
R15 + 4
→ R15
RETI 命令は , S フラグが "0" の状態で実行する必要があります。
3.11.19
遅延スロットと EIT
分岐命令の遅延スロットには , EIT に関して次の制約があります。
● 割込み , トラップ
遅延スロットを持つ分岐命令の実行と遅延スロットの間では , 割込み・トラップは発生
しません。
● 例外
遅延スロットに未定義命令があった場合 , 未定義命令例外は発生しません。このとき ,
未定義命令は NOP 命令として動作します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
89
第 3 章 CPU
3.11
90
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
本デバイスのすべての内部クロックの元となる ,
ソースクロック (SRCCLK) を生成するクロック生
成部について説明します。
4.1 概要
4.2 構成
4.3 端子
4.4 レジスタ
4.5 動作説明
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
91
第 4 章 クロック生成部
4.1
4.1
MB91665 シリーズ
概要
ソースクロック (SRCCLK) とは , 本デバイスを動作させるために使用する内部クロックの生
成元になるクロックです。
ソースクロック (SRCCLK) となるクロックの生成と発振制御 , またどのクロックをソースク
ロック (SRCCLK) として選択するか , その方法を説明します。
■ 概要
本デバイスは各種内部クロックを利用して動作します。各種内部クロックは , ソースク
ロック (SRCCLK) を分周して生成します。
ソースクロック (SRCCLK) は , 次の 3 つのクロックから選択できます。
•
メインクロック (MCLK)
•
PLL クロック (PLLCLK)
•
サブクロック (SBCLK)
クロック生成部では次の制御を行います。
•
•
•
メインクロック (MCLK) の生成
-
メインクロック (MCLK) の発振を制御します。
-
メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間を設定します。
-
メインタイマの制御やメインタイマ割込み要求の発生を制御します。
サブクロック (SBCLK) の生成
-
サブクロック (SBCLK) の発振を制御します。
-
サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間を設定します。
-
サブタイマの制御やサブタイマ割込み要求の発生を制御します。
PLL クロック (PLLCLK) の生成
-
PLL クロック (PLLCLK) の発振を制御します。
-
PLL クロック (PLLCLK) の発振安定待ち時間を設定します。
-
PLL 逓倍率 (PLL クロック (PLLCLK) を生成するためのメインクロック (MCLK)
の逓倍率 ) を設定します。
メインクロック (MCLK) の逓倍のみです。サブクロック (SBCLK) の逓倍はでき
ません。
•
ソースクロック (SRCCLK) の選択
3 つのクロックの中から , ソースクロック (SRCCLK) として使用するクロックを選
択します。
92
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.2
MB91665 シリーズ
4.2
構成
クロック生成部は , クロック生成部とソースクロック (SRCCLK) 選択部で構成されていま
す。
クロック生成部
4.2.1
3 つのクロック生成部があります。クロック生成部で作成したクロックは , ソースクロック
(SRCCLK) として選択できます。
■ メインクロック (MCLK) 生成部
X0 端子 , X1 端子 ( メイン発振子 ) からの入力を使用してメインクロック (MCLK) を生
成します。
メインクロック (MCLK) は , PLL クロック (PLLCLK) の生成にも使用します。
メインクロック (MCLK) 生成部のブロックダイヤグラムを図 4.2-1 に示します。
図 4.2-1 メインクロック (MCLK) 生成部のブロックダイヤグラム
メインクロック (MCLK) 生成部
MTE
MTC
MOSW
MTS
MTIE
メインタイマ
割込み要求
メイン
タイマ
MTIF
X1
メインクロック
レディフラグ
MCRDY
メインクロック
MCEN
X0
•
(MCLK)
メインタイマ
メインクロック (MCLK) で動作するタイマです。詳細は「第 6 章 メインタイマ」を
参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
93
第 4 章 クロック生成部
4.2
MB91665 シリーズ
■ PLL クロック (PLLCLK) 生成部
メインクロック (MCLK) を逓倍して PLL クロック (PLLCLK) を生成します。
PLL クロック (PLLCLK) 生成部のブロックダイヤグラムを図 4.2-2 に示します。
図 4.2-2 PLL クロック (PLLCLK) 生成部のブロックダイヤグラム
USB クロック
生成部へ
PLL クロック (PLLCLK) 生成部
メインクロック
(MCLK)
PLL 入力
クロック
分周器
(1 ∼ 16 分周 )
PLL 入力
クロック
PLL
PLL フィードバック
クロック
PLL フィード
バッククロック
分周器
(1 ∼ 16 逓倍 )
PDS
PTS
PLL
マクロ
発振
クロック
PCEN
PLL マクロ
発振クロック
分周器
(1 ∼ 4 分周 )
•
(PLLCLK)
ODS
PMS
PCRDY
メインタイマ
PLL クロック
PLL クロック
レディフラグ
PLL
クロック逓倍回路です。
•
PLL 入力クロック分周器
メインクロック (MCLK) を分周して PLL 入力クロックを生成します。
•
PLL フィードバッククロック分周器
PLL マクロ発振クロックを分周して生成した PLL クロック (PLLCLK) をさらに分周
して , PLL フィードバッククロックを生成します。
•
PLL マクロ発振クロック分周器
PLL マクロ発振クロックを分周して , PLL クロック (PLLCLK) を生成します。
94
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.2
MB91665 シリーズ
■ サブクロック (SBCLK) 生成部
X0A 端子 , X1A 端子 ( サブ発振子 ) からの入力を使用してサブクロック (SBCLK) を生
成します。
発振出力がそのままサブクロック (SBCLK) となります。
サブクロック (SBCLK) 生成部のブロックダイヤグラムを図 4.2-3 に示します。
図 4.2-3 サブクロック (SBCLK) 生成部のブロックダイヤグラム
サブクロック (SBCLK) 生成部
STE
STC
SOSW
STS
STIE
サブタイマ
割込み
サブ
タイマ
要求
STIF
X1A
サブクロック
レディフラグ
SCRDY
サブクロック
SCEN
X0A
•
(SBCLK)
サブタイマ
サブクロック (SBCLK) で動作するタイマです。詳細は「第 7 章 サブタイマ」を参
照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
95
第 4 章 クロック生成部
4.2
4.2.2
MB91665 シリーズ
ソースクロック (SRCCLK) 選択部
ソースクロック (SRCCLK) の選択について説明します。ソースクロック (SRCCLK) は , 次の
3 つのクロックソースの中から選択します。
• メインクロック (MCLK) の 2 分周
• PLL クロック (PLLCLK)
• サブクロック (SBCLK)
イニシャライズリセット (INIT) が発生した場合 , ソースクロック (SRCCLK) の設定は
初期化されて , ソースクロック (SRCCLK) はメインクロック (MCLK) の 2 分周になり
ます。
プログラムの動作開始後は , クロックソース設定レジスタ (CSELR) の設定によって ,
任意のソースクロック (SRCCLK) に変更してください。
■ ソースクロック (SRCCLK) 選択部のブロックダイヤグラム
ソースクロック (SRCCLK) 選択部のブロックダイヤグラムを図 4.2-4 に示します。
図 4.2-4 ソースクロック (SRCCLK) 選択部のブロックダイヤグラム
ソースクロック (SRCCLK) 選択部
メインクロック (MCLK)
メインクロック分周器
2 分周
ソースクロック
サブクロック (SBCLK)
SRCCLK
PLL クロック (PLLCLK)
CKS [0]
•
CKS [1]
メインクロック分周器 (2 分周 )
メインクロック (MCLK) は , 2 分周されてからソースクロック (SRCCLK) になりま
す。
•
CKS1, CKS0 ビット
クロックソース設定レジスタ (CSELR) のソースクロック (SRCCLK) 選択ビットで
す。
96
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.3
MB91665 シリーズ
4.3
端子
クロック生成部で使用する端子について説明します。
■ 概要
•
X0, X1 端子
メインクロック (MCLK) の生成に使用する端子です。
•
X0A, X1A 端子
サブクロック (SBCLK) の生成に使用する端子です。
外部に発振子を接続します。
この端子は兼用端子です。サブクロック (SBCLK) の X0A, X1A 端子として使用する
には , 「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
97
第 4 章 クロック生成部
4.4
4.4
MB91665 シリーズ
レジスタ
クロック生成部で使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ クロック生成部のレジスタ一覧
クロック生成部のレジスタ一覧を表 4.4-1 に示します。
表 4.4-1 クロック生成部のレジスタ一覧
98
レジスタ略称
CSELR
レジスタ名
クロックソース設定レジスタ
参照先
4.4.1
CMONR
クロックソース監視レジスタ
4.4.2
CSTBR
発振安定待ち設定レジスタ
4.4.3
PLLCR
PLL 設定レジスタ
4.4.4
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
クロックソース設定レジスタ (CSELR)
4.4.1
クロックソースの制御とソースクロック (SRCCLK) を選択するレジスタです。
クロックソース設定レジスタ (CSELR) のビット構成を図 4.4-1 に示します。
図 4.4-1 クロックソース設定レジスタ (CSELR) のビット構成
bit
7
6
5
SCEN
PCEN
MCEN
R/W
R/W
R/W
予約
R/W
初期値
(INIT 時 )
0
0
1
初期値
(RST 時 )
*
*
*
属性
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
CKS1
CKS0
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
*
*
R/W:リード / ライト可能
*:初期化されないビット
< 注意事項 >
•
このレジスタを読み出しても , 実際に設定されている値は読み出されません。このレ
ジスタに設定した値が実際に反映されたかどうかは , クロックソース監視レジスタ
(CMONR) を読み出して確認してください。
•
このレジスタを書き換える場合は , このレジスタに設定した値とクロックソース監視
レジスタ (CMONR) の値が同じであることを確認してから , 書き換えてください。
•
クロックの切り替え中に (CKS1, CKS0 ≠ CKM1, CKM0) のときに , このレジスタに書
込みを行っても , 書込みは無視されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
99
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
[bit7]:SCEN ( サブクロック発振許可ビット )
サブクロック (SBCLK) の発振を制御します。
書込み値
説明
備考
0
サブクロック (SBCLK) の発振を停止 X0A, X1A 端 子 は ポ ー ト (PK0,
します。
PK1) として使用できます
1
サ ブ ク ロッ ク (SBCLK) が発 振 し ま X0A, X1A 端 子 は サ ブ ク ロ ッ ク
す。
(SBCLK) の生成に使用されます。
< 注意事項 >
•
CKS1, CKS0 ビットでソースクロック (SRCCLK) にサブクロック (SBCLK) を選択
(CKS1, CKS0=11) している場合は , このビットを書き換えられません。
•
このビットに "0" を書き込むと , サブタイマがクリアされます。
•
ストップモード時は , このビットの値にかかわらずサブクロック (SBCLK) の発振が停
止します。
[bit6]:PCEN (PLL クロック発振許可ビット )
PLL クロック (PLLCLK) の発振を制御します。
書込み値
説明
0
PLL クロック (PLLCLK) の発振を停止します。
1
PLL クロック (PLLCLK) が発振します。
< 注意事項 >
•
ストップモードにする前に , このビットに "0" を書き込んで , PLL クロック (PLLCLK)
の発振を停止してください。
•
次のいずれかの場合は , このビットは書き換えられません。
- CKS1, CKS0 ビットでソースクロック (SRCCLK) に PLL クロック (PLLCLK) を選択
している (CKS1, CKS0=10)
- メインクロック (MCLK) の発振が停止中 / 発振安定待ち中
( クロックソース監視レジスタ (CMONR) の MCRDY ビット =0)
•
MCEN ビットでメインクロック (MCLK) の発振を停止 (MCEN=0) すると , このビット
も "0" になります。
•
メインタイマのクリア中 (メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) のMTCビット=1) は ,
このビットを "0" から "1" に書き換えないでください。
•
このビットを "0" から "1" に書き換えて , PLL クロック (PLLCLK) の発振を許可すると ,
メインタイマがクリアされます。
このとき , メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTC ビットからは "1" が読み出さ
れます。
100
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
[bit5] :MCEN ( メインクロック発振許可ビット )
メインクロック (MCLK) の発振を制御します。
書込み値
0
説明
メインクロック (MCLK) の発振を停止します。
1
メインクロック (MCLK) が発振します。
< 注意事項 >
•
CKS1, CKS0 ビットでソースクロック (SRCCLK) を次のいずれかにしている場合は ,
このビットを書き換えられません。
- メインクロック (MCLK) を選択 (CKS1, CKS0=00 または 01)
- PLL クロック (PLLCLK) を選択 (CKS1, CKS0=10)
•
このビットに "0" を書き込むと , メインタイマがクリアされます。
•
ストップモード時は , このビットの値にかかわらずメインクロック (MCLK) の発振が
停止します。
[bit4 ∼ bit2]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit1, bit0]:CKS1, CKS0 ( ソースクロック選択ビット )
ソースクロック (SRCCLK) を選択します。
CKS1
CKS0
説明
0
0
0
1
1
0
PLL クロック (PLLCLK)
1
1
サブクロック (SBCLK)
メインクロック (MCLK) の 2 分周
発振が停止中 / 発振安定待ち中のクロックは , ソースクロック (SRCCLK) に選択できま
せん。
また, PLLクロック (PLLCLK) からサブクロック (SBCLK), サブクロック (SBCLK) から
PLL クロック (PLLCLK) へ直接切り換えることはできません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
101
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
このビットの書換え条件を表 4.4-2 に示します。
表 4.4-2 CKS1, CKS0 ビットの書換え条件
変更前の値
CKS1 CKS0
0
0
0
1
1
0
1
1
書換え可能な値
[CKS1:CKS0]
書換え条件となるビット
書換え不可能な値
クロックソース監視レジスタ
[CKS1:CKS0]
(CMONR)
00, 01
MCRDY=1
10
PCRDY=1
00, 01
MCRDY=1
11
SCRDY=1
00
MCRDY=1
10
PCRDY=1
01
MCRDY=1
11
SCRDY=1
11
10
01, 11
00, 10
表 4.4-2 の書換え不可能の値は書き込まないでください。ソースクロック (SRCCLK) の
切換え手順は , 「4.5.2 ソースクロック (SRCCLK) の切換え」を参照してください。
102
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
クロックソース監視レジスタ (CMONR)
4.4.2
クロックソースや , ソースクロック (SRCCLK) の状態を表示するレジスタです。
このレジスタを読み出すと , クロックソース設定レジスタ (CSELR) に設定した値が ,
実際に反映されているかどうかを確認できます。
クロックソース監視レジスタ (CMONR) のビット構成を図 4.4-2 に示します。
図 4.4-2 クロックソース監視レジスタ (CMONR) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
SCRDY
PCRDY
MCRDY
属性
R
予約
R
予約
R
CKM0
R
予約
R
CKM1
R
R
R
初期値
(INIT 時 )
0
0
1
0
0
0
0
0
初期値
(RST 時 )
*
*
*
0
0
0
*
*
R:リードオンリ
*:初期化されないビット
< 注意事項 >
•
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の設定値を変更した場合は , 必ずこのレジスタ
を読み出して , 値がクロックソース設定レジスタ (CSELR) の設定値と同じかどうか確
認してください。
•
クロックソース設定レジスタ (CSELR) に設定した値とこのレジスタの値が一致する
まで , クロックソース設定レジスタ (CSELR) は変更しないでください。
[bit7]:SCRDY ( サブクロックレディビット )
サブクロック (SBCLK) の状態を表示します。
読出し値
0
1
説明
発振が停止しているか , 発振安定待ち状態です。
安定発振中です。
ソースクロック (SRCCLK) として使用できます。
< 注意事項 >
•
このビットが "0" のときは , サブクロック (SBCLK) をソースクロック (SRCCLK) とし
て選択できません。
•
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の SCEN ビットを "1" から "0" に書き換えた後
に , このビットを読み出すと "1" が読み出される場合があります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
103
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
[bit6]:PCRDY (PLL クロックレディビット )
PLL クロック (PLLCLK) の状態を表示します。
読出し値
説明
0
発振が停止しているか , 発振安定待ち状態です。
1
安定発振中です。
ソースクロック (SRCCLK) として使用できます。
< 注意事項 >
•
•
このビットが "0" のときは , PLL クロック (PLLCLK) をソースクロック (SRCCLK) と
して選択できません。
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の PCEN ビットを "1" から "0" に書き換えた後
に , このビットを読み出すと "1" が読み出される場合があります。
[bit5]:MCRDY ( メインクロックレディビット )
メインクロック (MCLK) の状態を表示します。
読出し値
説明
0
発振が停止しているか , 発振安定待ち状態です。
1
安定発振中です。
ソースクロック (SRCCLK) として使用できます。
< 注意事項 >
•
このビットが "0" のときは , メインクロック (MCLK) または PLL クロック (PLLCLK) を
ソースクロック (SRCCLK) として選択できません。
•
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の MCEN ビットを "1" から "0" に書き換えた後
に , このビットを読み出すと "1" が読み出される場合があります。
[bit4 ∼ bit2]:予約ビット
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit1, bit0]:CKM1, CKM0 ( ソースクロック表示ビット )
ソースクロック (SRCCLK) に選択中のクロックを表示します。
CKM1
104
CKM0
説明
0
0
0
1
1
0
PLL クロック (PLLCLK) を選択しています。
1
1
サブクロック (SBCLK) を選択しています。
メインクロック (MCLK) の 2 分周を選択しています。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR)
4.4.3
クロックソースの発振安定待ち時間を設定するレジスタです。
このレジスタで設定した発振安定待ち時間は , 次の場合に , そのクロックのレディビッ
トが "1" になるまでに使用します。
•
ストップモードまたは時計モードからの復帰時
•
メイン発振停止かつイニシャライズリセット (INIT) 発生時
•
停止していたクロックの発振を許可
レディビットとは次のビットを指します。
-
サブクロック:SCRDY ビット
-
PLL クロック:PCRDY ビット
-
メインクロック:MCRDY ビット
発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR) のビット構成を図 4.4-3 に示します。
図 4.4-3 発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
SOSW2
SOSW1
SOSW0
MOSW3
MOSW2
MOSW1
MOSW0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
INIT 端子
=L 時
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
(INIT 時 )
0
0
0
0
*
*
*
*
初期値
(RST 時 )
0
*
*
*
*
*
*
*
属性
R/W:リード / ライト可能
*:初期化されないビット
< 注意事項 >
メイン発振停止時 , イニシャライズリセット (INIT) が発生した場合 , 動作再開後のメイン
発振安定待ち時間は , このレジスタの初期値の時間になります。
[bit7]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
105
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
[bit6 ∼ bit4]:SOSW2 ∼ SOSW0 ( サブクロック発振安定待ち選択ビット )
サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間を選択します。
サブクロック (SBCLK)
発振安定待ち時間
SOSW2 SOSW1 SOSW0
32.768kHz 時
0
0
0
28 ×サブクロック (SBCLK) の周期
約 7.8ms
0
0
1
29 ×サブクロック (SBCLK) の周期
約 15.6ms
0
1
0
2
×サブクロック (SBCLK) の周期
約 31.3ms
0
1
1
211 ×サブクロック (SBCLK) の周期
62.5ms
1
0
0
212 ×サブクロック (SBCLK) の周期
125.0ms
1
0
1
213 ×サブクロック (SBCLK) の周期
250.0ms
1
1
0
214 ×サブクロック (SBCLK) の周期
500.0ms
1
1
1
215 ×サブクロック (SBCLK) の周期
1s
10
< 注意事項 >
•
表中の時間は , 計算値です。実際の時間は , 発振の状態により , 若干の誤差を含みます
ので目安としてください。
•
次の条件を満たしたとき ( サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間中 ) は , この
ビットへの書込みは無効になります。
- クロックソース監視レジスタ (CMONR) の SCRDY ビット =0
- クロックソース設定レジスタ (CSELR) の SCEN ビット =1
106
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
[bit3 ∼ bit0]:MOSW3 ∼ MOSW0 ( メインクロック発振安定待ち選択ビット )
メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間を選択します。
MOSW3 MOSW2 MOSW1 MOSW0
CM71-10158-1
メインクロック
(MCLK)
発振安定待ち時間
4MHz 時 8MHz 時
48MHz
時
0
0
0
0
21 ×メインクロック
(MCLK) の周期
500ns
250ns
約 42ns
0
0
0
1
25 ×メインクロック
(MCLK) の周期
8μs
4μs
約 667ns
0
0
1
0
26 ×メインクロック
(MCLK) の周期
16μs
8μs
約 1μs
0
0
1
1
27 ×メインクロック
(MCLK) の周期
32μs
16μs
約 3μs
0
1
0
0
28 ×メインクロック
(MCLK) の周期
64μs
32μs
約 5μs
0
1
0
1
29 ×メインクロック
(MCLK) の周期
128μs
64μs
約 11μs
0
1
1
0
210×メインクロック
(MCLK) の周期
256μs
128μs
約 21μs
0
1
1
1
211×メインクロック
(MCLK) の周期
512μs
256μs
約 43μs
1
0
0
0
212×メインクロック
(MCLK) の周期
約 1ms
512μs
約 85μs
1
0
0
1
213×メインクロック
(MCLK) の周期
約 2ms
約 1ms
約 171μs
1
0
1
0
214×メインクロック
(MCLK) の周期
約 4ms
約 2ms
約 341μs
1
0
1
1
215×メインクロック
(MCLK) の周期
約 8ms
約 4ms
約 683μs
1
1
0
0
217×メインクロック
(MCLK) の周期
約 33ms
約 16ms
約 3ms
1
1
0
1
219×メインクロック
(MCLK) の周期
約 131ms
約 66ms
約 11ms
1
1
1
0
221×メインクロック
(MCLK) の周期
約 524ms 約 262ms
約 44ms
1
1
1
1
223×メインクロック
(MCLK) の周期
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
約 2s
約 1s 約 175ms
107
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
表中の時間は , 計算値です。実際の時間は , 発振の状態により , 若干の誤差を含みます
ので目安としてください。
•
レギュレータ搭載品では , 発振安定待ち時間を 25μs 以上に設定してください。
•
次の条件を満たしたとき ( メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間中 ) は , この
ビットへの書込みは無効になります。
- クロックソース監視レジスタ (CMONR) の MCRDY ビット =0
- クロックソース設定レジスタ (CSELR) の MCEN ビット =1
108
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
PLL 設定レジスタ (PLLCR)
4.4.4
メインクロック (MCLK) から PLL クロック (PLLCLK) を生成するための逓倍率を設定するレ
ジスタです。
PLLクロック (PLLCLK) の生成に関係するクロック周波数と逓倍率の計算方法は
「4.5.3
PLL クロック (PLLCLK) 生成のための逓倍率」を参照してください。
PLL 設定レジスタ (PLLCR) のビット構成を図 4.4-4 に示します。
図 4.4-4 PLL 設定レジスタ (PLLCR) のビット構成
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
予約
R/W
予約
R/W
ODS1
ODS0
PMS3
PMS2
PMS1
PMS0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
(INIT 時 )
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
(RST 時 )
0
0
*
*
*
*
*
*
属性
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
PTS3
PTS2
PTS1
PTS0
PDS3
PDS2
PDS1
PDS0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
(INIT 時 )
1
1
1
1
0
0
0
0
初期値
(RST 時 )
*
*
*
*
*
*
*
*
属性
R/W:リード / ライト可能
*:初期化されないビット
< 注意事項 >
PLL クロック (PLLCLK) の発振を許可している場合は ( クロックソース設定レジスタ
(CSELR) の PCEN=1), このレジスタへの書込みは無効です。
[bit15, bit14]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
109
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
[bit13, bit12]:ODS1, ODS0 (PLL マクロ発振クロック分周比選択ビット )
PLL マクロ発振クロックから PLL クロック (PLLCLK) への分周比を選択します。
ODS1
ODS0
説明
0
0
PLL クロック (PLLCLK) = PLL マクロ発振クロック / 1
0
1
PLL クロック (PLLCLK) = PLL マクロ発振クロック / 2
1
0
PLL クロック (PLLCLK) = PLL マクロ発振クロック / 3
1
1
PLL クロック (PLLCLK) = PLL マクロ発振クロック / 4
[bit11 ∼ bit8]:PMS3 ∼ PMS0 (PLL クロック逓倍率選択ビット )
PLL 入力クロックから PLL クロック (PLLCLK) への逓倍率を選択します。
110
PMS3
PMS2
PMS1
PMS0
0
0
0
0
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 1
0
0
0
1
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 2
0
0
1
0
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 3
0
0
1
1
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 4
0
1
0
0
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 5
0
1
0
1
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 6
0
1
1
0
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 7
0
1
1
1
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 8
1
0
0
0
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 9
1
0
0
1
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 10
1
0
1
0
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 11
1
0
1
1
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 12
1
1
0
0
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 13
1
1
0
1
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 14
1
1
1
0
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 15
1
1
1
1
PLL クロック (PLLCLK) = PLL 入力クロック× 16
PLL クロック (PLLCLK) 逓倍率
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
[bit7 ∼ bit4]:PTS3 ∼ PTS0 (PLL クロック発振安定待ち時間選択ビット )
PLL クロック (PLLCLK) の発振安定待ち時間を選択します。
PTS3 PTS2 PTS1 PTS0
PLL クロック
(PLLCLK)
発振安定待ち時間
4MHz 時
8MHz 時 48MHz 時
1
0
0
0
29 ×メインクロック
(MCLK) 周期
128.0μs
64.0μs
約 10.7μs
1
0
0
1
210 ×メインクロック
(MCLK) 周期
256.0μs
128.0μs
約 21.3μs
1
0
1
0
211 ×メインクロック
(MCLK) 周期
512.0μs
256.0μs
約 42.7μs
1
0
1
1
212 ×メインクロック
(MCLK) 周期
約 1ms
512.0μs
約 85.3μs
1
1
0
0
213 ×メインクロック
(MCLK) 周期
約 2ms
約 1ms 約 170.7μs
1
1
0
1
214 ×メインクロック
(MCLK) 周期
約 4ms
約 2ms 約 341.3μs
1
1
1
0
215 ×メインクロック
(MCLK) 周期
約 8ms
約 4ms 約 682.7μs
1
1
1
1
216 ×メインクロック
(MCLK) 周期
約 16.4ms
約 8ms
約 1.4ms
< 注意事項 >
•
表中の時間は , 計算値です。実際の時間は , 発振の状態により , 若干の誤差を含みます
ので目安としてください。
•
PTS3 ビットには常に "1" を書き込んでください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
111
第 4 章 クロック生成部
4.4
MB91665 シリーズ
[bit3 ∼ bit0]:PDS3 ∼ PDS0 (PLL 入力クロック分周選択ビット )
PLL 入力クロックを生成するための , メインクロック (MCLK) の分周比を選択します。
PDS3
112
PDS2
PDS1
PDS0
PLL 入力クロック分周選択
0
0
0
0
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 1
0
0
0
1
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 2
0
0
1
0
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 3
0
0
1
1
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 4
0
1
0
0
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 5
0
1
0
1
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 6
0
1
1
0
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 7
0
1
1
1
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 8
1
0
0
0
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 9
1
0
0
1
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 10
1
0
1
0
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 11
1
0
1
1
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 12
1
1
0
0
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 13
1
1
0
1
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 14
1
1
1
0
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 15
1
1
1
1
PLL 入力クロック=メインクロック (MCLK) / 16
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.5
MB91665 シリーズ
動作説明
4.5
クロック生成部の動作について説明します。
各クロックソースの動作説明とソースクロックの切替えについて説明します。
4.5.1
クロックソースの動作説明
各クロックソースについて発振制御を中心に説明します。
■ メインクロック (MCLK)
X0 端子 , X1 端子 ( メイン発振子 ) からの入力を使用して生成するクロックです。PLL
クロックの生成にも使用します。
メインクロックを使用して, メインタイマが動作します。「第6章
(
メインタイマ」参照)
● 発振停止の条件
次のいずれかの場合にメインクロック (MCLK) の発振が停止します。
•
ストップモード中
•
ソースクロック (SRCCLK) としてサブクロック (SBCLK) を選択中で, メインクロッ
ク (MCLK) の発振が停止 ( 次の条件が揃った場合 )
-
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の CKS1, CKS0 ビット =11
-
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の MCEN ビット =0
上記の発振停止条件がすべて取り下げられた後 , 発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR)
の MOSW3 ∼ MOSW0 ビットに設定された発振安定待ち時間を経過すると , メインク
ロック (MCLK) の供給を開始します。
● 発振安定待ち時間の選択
メインクロック (MCLK) は発振が許可されると , 発振が安定するのを待ってから , ク
ロックの供給を開始します。
メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間は , 発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR)
の MOSW3 ∼ MOSW0 ビットで設定します。
MOSW3 ∼ MOSW0 ビットは , INIT 端子に "L" レベルが入力されると , 初期化され , 発
振安定待ち時間が初期値に戻ります。その場合の初期値は , 21 ×メインクロック
(MCLK) 周期です。
それ以外のリセットが発生しても , MOSW3 ∼ MOSW0 ビットは初期化されません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
113
第 4 章 クロック生成部
4.5
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
レギュレータ搭載品では , 発振安定待ち時間を 25μs 以上に設定してください。
● 発振安定待ち時間の終了
発振安定待ち時間が終了すると , メインクロック (MCLK) が供給されます。
メインクロック (MCLK) が発振安定待ち時間中かどうかは , メインクロック (MCLK)
の動作が許可されているときに , 以下の値で確認できます。
発振安定待ち状態の表示
発振安定状態の表示
クロックソース監視レジスタ (CMONR) クロックソース監視レジスタ (CMONR) の
MCRDY=1
の MCRDY=0
■ PLL クロック (PLLCLK)
メインクロック (MCLK) を逓倍して生成する高速のクロックです。
● 発振停止の条件
次のいずれかの場合に PLL クロック (PLLCLK) の発振が停止します。
•
メインクロック (MCLK) の発振が停止中 , または発振安定待ち時間中
( クロックソース設定レジスタ (CSELR) の PCEN ビット =0)
•
ソースクロック (SRCCLK) に PLL クロック (PLLCLK) 以外を選択中に次の条件が
揃った場合
-
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の CKS1, CKS0 ビット =10 以外
-
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の PCEN ビット =0
上記の発振停止条件がすべて取り下げられた後 , PLL 設定レジスタ (PLLCR) の PTS3 ∼
PTS0 ビットに設定された発振安定待ち時間を経過すると , PLL クロック (PLLCLK) の
供給を開始します。
INIT端子に"L"が入力された場合, またはイニシャライズリセット (INIT) から復帰した
場合は , クロックソース設定レジスタ (CSELR) の PCEN ビットが "0" に初期化され ,
PLL クロック (PLLCLK) の発振は停止します。( 初期化後 , 発振するにはクロックソー
ス設定レジスタ (CSELR) の PCEN ビットを "1" にしてください。)
● 発振安定待ち時間の選択
PLL クロック (PLLCLK) は発振が許可されると , 発振が安定するのを待ってから , ク
ロックの供給を開始します。
PLL クロック (PLLCLK) の発振安定待ち時間は , PLL 設定レジスタ (PLLCR) の PTS3 ∼
PTS0 ビットで設定します。
PTS3 ∼ PTS0 ビットは , INIT 端子に "L" が入力された場合 , またはイニシャライズリ
セット (INIT) から復帰すると初期化され , 発振安定待ち時間が初期値に戻ります。そ
の場合の初期値は , 216 ×メインクロック (MCLK) 周期です。
発振安定待ち時間を変更するには , PTS3 ∼ PTS0 ビットを設定後 , クロックソース設定
レジスタ (CSELR) の PCEN ビットに "1" を書き込んでください。
114
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.5
MB91665 シリーズ
● 発振安定待ち時間の終了
発振安定待ち時間が終了すると , PLL クロック (PLLCLK) が供給されます。
PLL クロック (PLLCLK) が発振安定待ち時間中かどうかは , PLL クロック (PLLCLK) の
動作が許可されているときに , 以下の値で確認できます。
発振安定待ち状態の表示
発振安定状態の表示
クロックソース監視レジスタ (CMONR) クロックソース監視レジスタ (CMONR) の
PCRDY=1
の PCRDY=0
■ サブクロック (SBCLK)
X0A 端子 , X1A 端子 ( サブ発振子 ) からの入力を使用して生成するクロックです。発
振出力がそのままサブクロック (SBCLK) になります。
サブクロックを使用して , サブタイマが動作します。(「第 7 章 サブタイマ」参照 )
● 発振停止の条件
次のいずれかの場合にサブクロック (SBCLK) の発振が停止します。
•
INIT 端子に "L" が入力された
•
ストップモード中
•
ソースクロック (SRCCLK) としてサブクロック (SBCLK) 以外を選択中で , サブク
ロック (SBCLK) の発振が停止 ( 次の条件が揃った場合 )
•
-
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の CKS1, CKS0 ビット =11 以外
-
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の SCEN ビット =0
端子設定がポート使用になっている ( サブクロック (SBCLK) 生成部とポートの端
子が兼用のため ) 。
上記の発振停止条件がすべて取り下げられた後 , 発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR)
の SOSW2 ∼ SOSW0 ビットに設定された発振安定待ち時間を経過すると , サブクロッ
ク (SBCLK) の供給を開始します。
INIT端子に"L"が入力された場合, またはイニシャライズリセット (INIT) から復帰した
場合は , クロックソース設定レジスタ (CSELR) の SCEN ビットが "0" に初期化され , サ
ブクロック (SBCLK) の発振は停止します。( 初期化後 , 発振するにはクロックソース設
定レジスタ (CSELR) の SCEN ビットを "1" にしてください。)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
115
第 4 章 クロック生成部
4.5
MB91665 シリーズ
● 発振安定待ち時間の選択
サブクロック (SBCLK) は発振が許可されると発振が安定するのを待ってから , クロッ
クの供給を開始します。
サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間は, 発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR) の
SOSW2 ∼ SOSW0 ビットで設定します。
SOSW2 ∼ SOSW0 ビットは , INIT 端子に "L" が入力された場合 , またはイニシャライ
ズリセット (INIT) から復帰すると初期化され , 発振安定待ち時間が初期値に戻ります。
その場合の初期値は , 28 ×サブクロック (SBCLK) 周期です。
発振安定待ち時間を変更するには , SOSW2 ∼ SOSW0 ビットを設定してください。
● 発振安定待ち時間の終了
発振安定待ち時間が終了すると , サブクロック (SBCLK) が供給されます。
サブクロック (SBCLK) が発振安定待ち時間中かどうかは , サブクロックの動作が許可
されているときに , 以下の値で確認できます。
発振安定待ち状態の表示
発振安定状態の表示
クロックソース監視レジスタ (CMONR) クロックソース監視レジスタ (CMONR) の
SCRDY=1
の SCRDY=0
4.5.2
ソースクロック (SRCCLK) の切換え
ソースクロック (SRCCLK) の切換えについて説明します。
■ 概要
INIT 端子に "L" が入力された場合 , またはイニシャライズリセット (INIT) が発生する
と, ソースクロック (SRCCLK) の設定は初期化されて, ソースクロック (SRCCLK) はメ
インクロック (MCLK) の 2 分周になります。
プログラムの動作開始後は, クロックソース設定レジスタ (CSELR) のCKS1, CKS0ビッ
トでソースクロック (SRCCLK) をクロックソースの中から選択できます。
ソースクロック (SRCCLK) を変更するとき , PLL クロック (PLLCLK) からサブクロッ
ク (SBCLK) または , サブクロック (SBCLK) から PLLクロック (PLLCLK) に直接切り換
えることはできません。一度 , メインクロック (MCLK) の 2 分周に設定してから切り
換えてください。
116
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.5
MB91665 シリーズ
ソースクロック (SRCCLK) の切換え方法を図 4.5-1 に示します。
図 4.5-1 ソースクロック (SRCCLK) 切換え方法
メインクロック
(MCLK) の 2 分周
PLL クロック
(PLLCLK)
サブクロック
(SBCLK)
< 注意事項 >
ソースクロック (SRCCLK) を切り換えても , 各クロックの発振許可設定 ( クロックソース
設定レジスタ (CSELR) の SCEN ビット , PCEN ビット , MCEN ビットの値 ) は保持され
ています。必要に応じて発振を停止してください。
■ 手順
● メインクロック (MCLK) の 2 分周から PLL クロック (PLLCLK) への切換え
ソースクロック (SRCCLK) をメインクロック (MCLK) の 2 分周から PLL クロック
(PLLCLK) に切り換える場合は , 次のように設定してください。
1. クロックソース監視レジスタ (CMONR) の CKM1, CKM0 ビットで , メインクロック
(MCLK) の 2 分周が選択されていることを確認 (CKM1, CKM0=00 または 01)
2. PLL 設定レジスタ (PLLCR) で , PLL 逓倍率と PLL クロック (PLLCLK) 発振安定待ち
時間を設定
3. クロックソース設定レジスタ (CSELR) の PCEN ビットで , PLL クロック (PLLCLK)
の発振を開始 (PCEN=1)
4. クロックソース監視レジスタ (CMONR) の PCRDY ビットで ,
(PLLCLK) の発振が安定したのを確認 (PCRDY=1)
PLL クロック
5. クロックソース設定レジスタ (CSELR) の CKS1, CKS0 ビットで , ソースクロック
(SRCCLK) を PLL クロック (PLLCLK) に切換え (CKS1, CKS0=10)
6. クロックソース監視レジスタ (CMONR) の CKM1, CKM0 ビットで , ソースクロック
(SRCCLK) が PLL ク ロ ッ ク (PLLCLK) に 切 り 換 え ら れ た こ と を 確 認 (CKM1,
CKM0=10)
< 注意事項 >
PLLクロック (PLLCLK) の発振が有効になっている場合は, 手順2.から4.は省略できます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
117
第 4 章 クロック生成部
4.5
MB91665 シリーズ
● PLL クロック (PLLCLK) からメインクロック (MCLK) の 2 分周への切換え
ソースクロック (SRCCLK) を PLL クロック (PLLCLK) からメインクロック (MCLK) の
2 分周に切り換える場合は , 次のように設定してください。
1. クロックソース監視レジスタ (CMONR) の CKM1, CKM0 ビットで , PLL クロック
(PLLCLK) が選択されていることを確認 (CKM1, CKM0=10)
2. クロックソース設定レジスタ (CSELR) の CKS1, CKS0 ビットで , ソースクロック
(SRCCLK) をメインクロック (MCLK) の 2 分周に切換え (CKS1, CKS0=00)
3. クロックソース監視レジスタ (CMONR) の CKM1, CKM0 ビットで , ソースクロック
(SRCCLK) が メ イ ン ク ロ ッ ク (MCLK) の 2 分 周 に 切 り 換 え ら れ た こ と を 確 認
(CKM1, CKM0=00)
● メインクロック (MCLK) の 2 分周からサブクロック (SBCLK) への切換え
ソースクロック (SRCCLK) をメインクロック (MCLK) の 2 分周からサブクロック
(SBCLK) に切り換える場合は , 次のように設定してください。
1. クロックソース監視レジスタ (CMONR) の CKM1, CKM0 ビットで , メインクロック
(MCLK) の 2 分周が選択されていることを確認 (CKM1, CKM0=01)
2. 発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR) の SOSW2 ∼ SOSW0 ビットで , サブクロック
(SBCLK) 発振安定待ち時間を設定
3. クロックソース設定レジスタ (CSELR) のSCENビットで, サブクロック (SBCLK) の
発振を開始 (SCEN=1)
4. クロックソース監視レジスタ (CMONR) のSCRDYビットで, サブクロック (SBCLK)
の発振が安定したのを確認 (SCRDY=1)
5. クロックソース設定レジスタ (CSELR) の CKS1, CKS0 ビットで , ソースクロック
(SRCCLK) をサブクロック (SBCLK) に切換え (CKS1, CKS0=11)
6. クロックソース監視レジスタ (CMONR) の CKM1, CKM0 ビットで , ソースクロック
(SRCCLK) がサブクロック (SBCLK) に切り換えられたことを確認する。(CKM1,
CKM0=11)
< 注意事項 >
サブクロック (SBCLK) の発振が有効になっている場合は , 手順2.から4. は省略できます。
118
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 4 章 クロック生成部
4.5
MB91665 シリーズ
● サブクロック (SBCLK) からメインクロック (MCLK) の 2 分周への切換え
ソースクロック (SRCCLK) をサブクロック (SBCLK) からメインクロック (MCLK) の 2
分周に切り換える場合は , 次のように設定してください。
1. クロックソース監視レジスタ (CMONR) の CKM1, CKM0 ビットで , サブクロック
(SBCLK) が選択されていることを確認 (CKM1, CKM0=11)
2. 発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR) の MOSW2 ∼ MOSW0 ビットで , メインクロッ
ク (MCLK) 発振安定待ち時間を設定
3. クロックソース設定レジスタ (CSELR) の MCEN ビットで , メインクロック (MCLK)
の発振を開始 (MCEN=1)
4. クロックソース監視レジスタ (CMONR) の MCRDY ビットで , メインクロック
(MCLK) の発振安定 (MCRDY=1) を確認する。
5. クロックソース設定レジスタ (CSELR) の CKS1, CKS0 ビットで , ソースクロック
(SRCCLK) をメインクロック (MCLK) に切り換え (CKS1, CKS0=01)
6. クロックソース監視レジスタ (CMONR) の CKM1, CKM0 ビットで , ソースクロック
(SRCCLK) が メ イ ン ク ロ ッ ク (MCLK) に 切 り 換 え ら れ た こ と を 確 認 (CKM1,
CKM0=01)
< 注意事項 >
メインクロック (MCLK) の発振が有効になっている場合は , 手順 2. から 4. は省略できま
す。
4.5.3
PLL クロック (PLLCLK) 生成のための逓倍率
PLL クロック (PLLCLK) の生成に関係するクロック周波数と逓倍率の計算方法について説明
します。
PLL 入力クロック周波数
= ( メイン発振周波数 ) / (PLL 設定レジスタ (PLLCR) の PDS ビットで設定した分周比 )
PLL 逓倍率
= (PLL 設定レジスタ (PLLCR) の ODS ビットで設定した分周比 ) × (PLL 設定レジス
タ (PLLCR) の PMS ビットで設定した逓倍率 )
PLL マクロ発振クロック周波数
= (PLL 入力クロック周波数 ) × PLL 逓倍率
PLL クロック (PLLCLK) 周波数
= (PLL 入力クロック周波数 ) × (PLL 設定レジスタ (PLLCR) の PMS ビットで設定し
た逓倍率 )
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
119
第 4 章 クロック生成部
4.5
MB91665 シリーズ
PLL クロック (PLLCLK) の設定例を表 4.5-1 に示します。
表 4.5-1 PLL クロック (PLLCLK) の設定例
PLL 設定レジスタ
(PLLCR)
メイン
発振
周波数
PDS3 ∼
PDS0
ODS1,
ODS0
PMS3 ∼
PMS0
PLL 入力
クロック
周波数
PLL
PLL 逓倍率
PLL
マクロ発振
ODS ×
クロック
クロック
PMS
周波数
周波数
4MHz
0000
00
0111
4MHz
8 逓倍
32MHz
32MHz
4.167MHz
0000
00
0111
4.167MHz
8 逓倍
33MHz
33MHz
48MHz
0010
10
0001
16MHz
6 逓倍
96MHz
32MHz
4MHz
0000
10
0111
4MHz
24 逓倍
96MHz
32MHz
8MHz
0000
10
0011
8MHz
12 逓倍
96MHz
32MHz
< 注意事項 >
•
•
120
PLL 入力クロック , PLL 逓倍率 , PLL マクロ発振クロックは , 次の使用条件を満たすよ
うに設定してください。
PLL 入力クロック周波数
4MHz ∼ 24MHz
PLL 逓倍率
2 逓倍∼ 24 逓倍
PLL マクロ発振クロック周波数
96MHz ∼ 100MHz
ソースクロック (PLL クロック選択時 )
24MHz ∼ 33 MHz
ODS=00 かつ PMS=0000 (PLL 逓倍率 =1) の設定は禁止です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 5 章 クロック分周
制御部
内部クロックを生成するクロック分周制御部につ
いて説明します。
5.1 概要
5.2 内部クロック
5.3 構成
5.4 レジスタ
5.5 分周比
5.6 使用上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
121
第 5 章 クロック分周制御部
5.1
5.1
MB91665 シリーズ
概要
クロック生成部から入力したソースクロック (SRCCLK) を分周して内部クロックを生成し
ます。
クロック分周制御部は , ソースクロック (SRCCLK) を分周して , 内部クロックを生成
し , CPU やバス , 周辺機能に供給します。
生成する内部クロックを表 5.1-1 に示します。これらのクロックを総称して内部クロッ
クといいます。
表 5.1-1 生成する内部クロック
クロック名
ベースクロック (BCLK)
生成元クロック
ソースクロック (SRCCLK) の 1 ∼ 8 分周
CPU クロック (CCLK)
ベースクロック (BCLK) の 1 分周 ( 非分周 )
オンチップバスクロック
(HCLK)
ベースクロック (BCLK) の 1 分周 ( 非分周 )
外部バスクロック (TCLK)
ベースクロック (BCLK) の 1 ∼ 8 分周
周辺クロック (PCLK)
ベースクロック (BCLK) の 1 ∼ 16 分周
ソースクロック (SRCCLK) については,「第4章 クロック生成部」を参照してください。
122
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 5 章 クロック分周制御部
5.2
MB91665 シリーズ
5.2
内部クロック
各内部クロックについて説明します。
■ ベースクロック (BCLK)
すべての内部クロックの生成元になるクロックです。
分周設定レジスタ 0 (DIVR0) の DIVB2 ∼ DIVB0 ビットでソースクロック (SRCCLK) を
1 ∼ 8 分周して生成します。
デバイス全体の動作周波数を一括して低下させることができます。
次の各低消費電力モード時に停止します。
•
時計モード / メインタイマモード
•
ストップモード
■ CPU クロック (CCLK)
本デバイスの CPU 部に供給するクロックで , ベースクロック (BCLK) から生成します。
ベースクロック (BCLK) を分周せずに生成するので , 動作周波数は常にベースクロッ
ク (BCLK) と同じです。
次の各低消費電力モード時に停止します。
•
ドーズモード ( 停止期間中 )
•
スリープモード
•
時計モード / メインタイマモード
•
ストップモード
クロック名
CPU クロック (CCLK)
代表的な供給先
CPU ( 命令実行部 )
■ オンチップバスクロック (HCLK)
オンチップバスとそれに接続される各回路に供給されるクロックで , ベースクロック
(BCLK) から生成します。
ベースクロック (BCLK) を分周せずに生成するので , 動作周波数は常にベースクロッ
ク (BCLK) と同じです。
次の各低消費電力モード時に停止します。
•
バススリープモード
•
時計モード / メインタイマモード
•
ストップモード
クロック名
オンチップバスクロック (HCLK)
CM71-10158-1
代表的な供給先
DMA コントローラ (DMAC)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
123
第 5 章 クロック分周制御部
5.2
MB91665 シリーズ
■ 外部バスクロック (TCLK)
外部バスインタフェースに供給されるクロックです。
分周設定レジスタ1 (DIVR1) のDIVT2∼DIVT0ビットでベースクロック (BCLK) を1∼
8 分周して生成します。
分周設定レジスタ 1 (DIVR1) の TSTP ビットを設定することで , バススリープモード中
でオンチップバスアクセスを行っていないときは停止させることができます。
次の低消費電力モード時は , 設定にかかわらず停止します。
•
時計モード / メインタイマモード
•
ストップモード
クロック名
外部バスクロック (TCLK)
代表的供給先
外部バスインタフェース
< 注意事項 >
•
外部バスクロック (TCLK) と同じ周波数が, SYSCLK端子からバスクロック (SYSCLK)
として出力されます。
•
外部バスクロック (TCLK) の分周比を奇数分周に設定 ( 分周設定レジスタ 1 (DIVR1)
の DIVT2 ∼ DIVT0 ビット ) すると , SYSCLK 端子から出力されるバスクロック
(SYSCLK) のデューティ比は 50% になりません。"H" レベルの出力期間が出力周期の
50% 以下となります。
•
DIVT = 000 のとき , 必ず DIVB = 000 に設定してください。
•
外部バス領域にアクセス中に外部バスクロック(TCLK)の分周比を変更しないでくださ
い。分周比の変更については , 「5.6 使用上の注意」を参照してください。
■ 周辺クロック (PCLK)
周辺バスとそれに接続する各周辺機能に供給されるクロックです。
分周設定レジスタ 2 (DIVR2) の DIVP3 ∼ DIVP0 ビットでベースクロック (BCLK) を 1
∼ 16 分周して生成します。
次の低消費電力モード時は , 設定にかかわらず停止します。
•
時計モード / メインタイマモード
•
ストップモード
クロック名
周辺クロック (PCLK)
124
代表的な供給先
周辺バス
クロック制御部
リセット制御部
ウォッチドッグタイマ
割込みコントローラ
外部割込み
遅延割込み
16 ビットリロードタイマ
各周辺機能
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 5 章 クロック分周制御部
5.3
MB91665 シリーズ
5.3
構成
クロック生成部から入力されたソースクロックを, レジスタに設定した値で分周し, 各回路へ
出力します。
■ クロック分周制御部のブロックダイヤグラム
クロック分周制御部のブロックダイヤグラムを図 5.3-1 に示します。
図 5.3-1 クロック分周制御部のブロックダイヤグラム
ソースクロック
(SRCCLK)
DIVB2 ∼ DIVB0
(1 ∼ 8 分周 )
ベースクロック
(BCLK)
CPU スリープ
CPU クロック
(CCLK)
バススリープ
オンチップ
バスクロック
(HCLK)
バススリープ
外部バスアクセスしていない
TSTP
DIVT2 ∼ DIVT0
(1 ∼ 8 分周 )
DIVP3 ∼ DIVP0
(1 ∼ 16 分周 )
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
外部バスクロック
(TCLK)
周辺クロック
(PCLK)
125
第 5 章 クロック分周制御部
5.4
5.4
MB91665 シリーズ
レジスタ
クロック分周制御部で使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ クロック分周制御部のレジスタ一覧
クロック分周制御部のレジスタ一覧を表 5.4-1 に示します。
表 5.4-1 クロック分周制御のレジスタ一覧
126
レジスタ略称
DIVR0
レジスタ名
分周設定レジスタ 0
5.4.1
DIVR1
分周設定レジスタ 1
5.4.2
DIVR2
分周設定レジスタ 2
5.4.3
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
CM71-10158-1
第 5 章 クロック分周制御部
5.4
MB91665 シリーズ
分周設定レジスタ 0 (DIVR0)
5.4.1
ベースクロック (BCLK) を生成するときのソースクロック (SRCCLK) の分周比を設定するレ
ジスタです。
分周設定レジスタ 0 (DIVR0) のビット構成を図 5.4-1 に示します。
図 5.4-1 分周設定レジスタ 0 (DIVR0) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
DIVB2
DIVB1
DIVB0
R/W
R/W
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
0
1
1
初期値
R/W:リード / ライト可能
[bit7 ∼ bit5]:DIVB2 ∼ DIVB0 ( ベースクロック分周設定ビット )
ソースクロック (SRCCLK) からベースクロック (BCLK) を生成するときの分周比を設
定します。
CPU クロック (CCLK) とオンチップバスクロック (HCLK) はベースクロック (BCLK)
を分周しないで生成するので , ベースクロック (BCLK) と同じ周波数になります。
DIVB2
DIVB1
DIVB0
説明
0
0
0
1 分周 ( 非分周 )
0
0
1
2 分周
0
1
0
3 分周
0
1
1
4 分周
1
0
0
5 分周
1
0
1
6 分周
1
1
0
7 分周
1
1
1
8 分周
[bit4 ∼ bit2]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読込み時
"0" が読み出されます。
[bit1, bit0]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "1" を書き込んでください。
読込み時
"1" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
127
第 5 章 クロック分周制御部
5.4
MB91665 シリーズ
分周設定レジスタ 1 (DIVR1)
5.4.2
外部バスクロック (TCLK) を生成するときのベースクロック (BCLK) の分周比を設定するレ
ジスタです。また , 外部バスクロック (TCLK) の停止制御も行います。
分周設定レジスタ 1 (DIVR1) のビット構成を図 5.4-2 に示します。
図 5.4-2 分周設定レジスタ 1 (DIVR1) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
TSTP
DIVT2
DIVT1
DIVT0
R/W
R/W
R/W
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
1
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
[bit7]:TSTP ( 外部バスクロック停止許可ビット )
スリープモード時 , オンチップバスを停止する場合に , 外部バスクロック (TCLK) も停
止するかどうかを設定します。
停止を許可した場合は , バスアクセス時以外は , 外部バスクロック (TCLK) は供給され
ません。
書込み値
説明
0
外部バスクロック (TCLK) を停止しない。
1
外部バスクロック (TCLK) を停止する。
[bit6 ∼ bit4]:DIVT2 ∼ DIVT0 ( 外部バスクロック分周設定ビット )
ベースクロック (BCLK) から外部バスクロック (TCLK) を生成するときの分周比を設
定します。
DIVT2
DIVT1
DIVT0
説明
0
0
0
1 分周 ( 非分周 )
0
0
1
2 分周
0
1
0
3 分周
0
1
1
4 分周
1
0
0
5 分周
1
0
1
6 分周
1
1
0
7 分周
1
1
1
8 分周
< 注意事項 >
外部バス領域にアクセス中に外部バスクロック (TCLK) の分周比を変更しないでくださ
い。分周比の変更については , 「5.6 使用上の注意」を参照してください。
128
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 5 章 クロック分周制御部
5.4
MB91665 シリーズ
[bit3 ∼ bit0]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読込み時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
129
第 5 章 クロック分周制御部
5.4
MB91665 シリーズ
分周設定レジスタ 2 (DIVR2)
5.4.3
周辺クロック (PCLK) を生成するときのベースクロック (BCLK) の分周比を設定するレジス
タです。
分周設定レジスタ 2 (DIVR2) のビット構成を図 5.4-3 に示します。
図 5.4-3 分周設定レジスタ 2 (DIVR2) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
DIVP3
DIVP2
DIVP1
DIVP0
R/W
R/W
R/W
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
1
1
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
[bit7 ∼ bit4]:DIVP3 ∼ DIVP0 ( 周辺クロック分周設定ビット )
ベースクロック (BCLK) から周辺クロック (PCLK) を生成するときの分周比を設定し
ます。
DIVP3
DIVP2
DIVP1
DIVP0
説明
0
0
0
0
1 分周 ( 非分周 )
0
0
0
1
2 分周
0
0
1
0
3 分周
0
0
1
1
4 分周
0
1
0
0
5 分周
0
1
0
1
6 分周
0
1
1
0
7 分周
0
1
1
1
8 分周
1
0
0
0
9 分周
1
0
0
1
10 分周
1
0
1
0
11 分周
1
0
1
1
12 分周
1
1
0
0
13 分周
1
1
0
1
14 分周
1
1
1
0
15 分周
1
1
1
1
16 分周
[bit3 ∼ bit0]:予約ビット
130
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読込み時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 5 章 クロック分周制御部
5.5
MB91665 シリーズ
5.5
分周比
クロック分周制御部は , 各内部クロックに対して分周比を設定できます。
各内部クロックに対するソースクロックからの分周比を図 5.5-1 に示します。
図 5.5-1 各内部クロックに対するソースクロックからの分周比
ソースクロック
(SRCCLK)
1 ∼ 8 分周
ベースクロック
(BCLK)
CPU クロック
(CCLK)
1 ∼ 8 分周
1 ∼ 16 分周
外部バスクロック
(TCLK)
周辺クロック
(PCLK)
■ 初期化後の分周比
リセット発生後の内部クロックの分周を表 5.5-1 に示します。
表 5.5-1 リセット発生後の分周比
クロック名
CM71-10158-1
初期化後の分周比
ベースクロック (BCLK)
ソースクロック (SRCCLK) の 1 分周
CPU クロック (CCLK)
ベースクロック (BCLK) の 1 分周
オンチップバスクロック (HCLK)
ベースクロック (BCLK) の 1 分周
外部バスクロック (TCLK)
ベースクロック (BCLK) の 2 分周
周辺クロック (PCLK)
ベースクロック (BCLK) の 4 分周
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
131
第 5 章 クロック分周制御部
5.5
MB91665 シリーズ
■ 分周比の変更
分周比の設定に変更があった場合は , 設定値を変更した次のクロックの立上りエッジ
から変更した分周比が有効となります。
A
A
B
B
B
クロック
レジスタの設定値
( 分周比 )
A
B
分周比変更
132
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 5 章 クロック分周制御部
5.6
MB91665 シリーズ
5.6
使用上の注意
クロック分周比を設定する際は次の点に注意してください。
•
外部バス領域にアクセス中に外部バスクロック (TCLK) 分周比を変更しないでくだ
さい。
分周比を変更する際は , 分周設定レジスタ 1(DIVR1) の DIVT2 ∼ DIVT0 ビットに以
下のような処理を行ってください。
例
LDI
#value_of_divr1,
R0
;DIVR1(DIVT2 ∼ DIVT0 ビット ) 設定
LDI
#_DIVR1,
R12
;
STB
R0,
@R12
; ライト
LDUB
@R12,
R0
; ダミー処理
MOV
R0,
R0
; ダミー処理
NOP
; ダミー処理
NOP
; ダミー処理
BRA
_escape_divr1
NOP
; ダミー処理
; ダミー処理
_escape_divr1
以降実行プログラムを記述
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
133
第 5 章 クロック分周制御部
5.6
134
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 6 章 メインタイマ
メインタイマの機能と動作について説明します。
6.1 概要
6.2 構成
6.3 レジスタ
6.4 割込み
6.5 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
135
第 6 章 メインタイマ
6.1
6.1
MB91665 シリーズ
概要
メインタイマは , メインクロック (MCLK) で動作するタイマです。
メインクロック (MCLK) とPLLクロック (PLLCLK) の発振安定待ち時間の生成に使用します。
メインタイマは , メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間や PLL クロック
(PLLCLK) の発振安定待ち時間をカウントするタイマです。
メインクロック (MCLK) の発振が安定状態のときは , 一定間隔で割込み要求を発生す
るインターバルタイマとしても使用できます。
このタイマは , 次の場合にクリアされます。
•
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTC ビットに "1" を書き込んだとき
MTC ビットに "1" を書き込んでから , メインタイマがクリアされるまでは , メイン
タイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTC ビットからは "1" が読み出されます。
•
メインクロック (MCLK) の発振が停止しているとき
( クロックソース設定レジスタ (CSELR) の MCEN ビット =0 のとき )
•
•
ストップモード時
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTE ビットでメインタイマを停止したと
き (MTE=0)
メインタイマの動作が禁止されると , メインクロック (MCLK) と PLL クロック
(PLLCLK) の発振安定待ち時間以外は , このタイマは停止します。
136
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 6 章 メインタイマ
6.2
MB91665 シリーズ
6.2
構成
メインタイマの構成を示します。
■ メインタイマのブロックダイヤグラム
メインタイマのブロックダイヤグラムは , 「第 4 章 クロック生成部」の「■ メインク
ロック (MCLK) 生成部」を参照してください。
■ クロック
メインタイマで使用するクロックを表 6.2-1 に示します。
表 6.2-1 メインタイマで使用するクロック
クロック名
動作クロック
CM71-10158-1
内容
メインクロック (MCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
137
第 6 章 メインタイマ
6.3
6.3
MB91665 シリーズ
レジスタ
メインタイマで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ メインタイマのレジスタ一覧
メインタイマのレジスタ一覧を表 6.3-1 に示します。
表 6.3-1 メインタイマのレジスタ一覧
レジスタ略称
MTMCR
138
レジスタ名
メインタイマ制御レジスタ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
6.3.1
CM71-10158-1
第 6 章 メインタイマ
6.3
MB91665 シリーズ
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR)
6.3.1
メインタイマを制御するレジスタです。
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) のビット構成を図 6.3-1 に示します。
図 6.3-1 メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
MTIF
MTIE
MTC
MTE
MTS3
MTS2
MTS1
MTS0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
1
1
1
1
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
•
このレジスタは, メインクロック (MCLK) が安定発振中のとき (クロックソース監視レ
ジスタ (CMONR) の MCRDY ビット =1) のみ , 書き換えられます。
ただし , MTIE ビットは , MCRDY ビットが "0" の場合も書き換えることができます。
•
CM71-10158-1
ソフトウェアリセットは , MTE ビットと MTC ビットの両方が "0" のときに , 行ってく
ださい。ソフトウェアリセットについては , 「第 9 章 リセット」を参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
139
第 6 章 メインタイマ
6.3
MB91665 シリーズ
[bit7]:MTIF ( メインタイマ割込みフラグビット )
メインタイマがオーバフローしたことを示すフラグです。
メインタイマは次の場合にオーバフローします。
•
MTS3 ∼ MTS0 ビットで設定した周期をカウントアップし終わったとき
•
クロックソース設定レジスタ (CSELR)のMCENビットを"0"から"1"に書き換えた後,
メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間が経過したとき
•
ストップモードから復帰後 , メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間が経過し
たとき
MTIE ビットに "1" が設定されているときに , このビットが "1" になると , メインタイ
マ割込み要求が発生します。
MTIF
読出し時
書込み時
0
オーバフローは発生していません。 このビットを "0" にクリアします。
1
オーバフローが発生しました。
無視されます。
メインタイマ割込み要求による DMA 転送が発生した場合も , このビットは "0" にクリ
アされます。
< 注意事項 >
•
MTEビットでメインタイマの動作を禁止 (MTE=0) すると, メインタイマがクリアされ
ます。
•
MTIE ビットが "0" に設定されていると , メインタイマ割込み要求による DMA 転送が
発生した場合でも , このビットはクリアされません。
•
INIT 端子から "L" レベルの信号を入力して本デバイスをリセット後 , 再度 INIT 端子か
ら "H"レベルの信号を入力した場合は , メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間が
経過しても , このビットは "1" に変わりません。
•
このビットを "0" にクリアするタイミングと , オーバフロー発生のタイミングが重なっ
た場合は , オーバフローの発生が優先され , このビットは "1" のままになります。
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
[bit6]:MTIE ( メインタイマ割込み許可ビット )
メインタイマがオーバフローしたとき (MTIF=1) にメインタイマ割込み要求を発生さ
せるかどうかを設定します。
このビットに "1" が設定されている場合に , MTIF ビットが "1" になると , メインタイ
マ割込み要求が発生します。
書込み値
140
説明
0
メインタイマ割込み要求の発生を禁止します。
1
メインタイマ割込み要求の発生を許可します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 6 章 メインタイマ
6.3
MB91665 シリーズ
[bit5]:MTC ( メインタイマクリアビット )
メインタイマをクリアします。
また , このビットを読み出すとメインタイマの動作状態を確認できます。
MTC
書込み時
読出し時
0
無視されます。
通常動作中です。
1
メインタイマをクリアします。
メインタイマのクリア中です。
< 注意事項 >
•
リードモディファイライト系命令では "0" が読み出されます。
•
PLL クロック (PLLCLK) の発振安定待ち中は , メインタイマをクリアしないでくださ
い。
•
メインクロック (MCLK) の発振が安定している場合にのみ , このレジスタを書き換え
ることができます。そのため , 次の条件が揃ったときは , このビットに "1" を書き込ん
でも , メインタイマをクリアできません。
- メインクロック (MCLK) の発振中 (クロックソース設定レジスタ (CSELR) のMCEN
ビット =1)
- メインクロック (MCLK) の発振停止中 / 発振安定待ち中 ( クロックソース監視レジス
タ (CMONR) の MCRDY ビット =0)
•
MTE ビットを "0" から "1" に書き換えるのと同時に , このビットに "1" を書き込むと ,
メインタイマをクリアしてから , メインタイマの動作が開始されます。
•
このビットが "1" のときに , 再度このビットに "1" を書き込まないでください。
•
MTC ビットが "0" になるまでは , MTIF ビットが "1" になることがあります。
[bit4]:MTE ( メインタイマ動作許可ビット )
メインタイマの動作を許可 / 禁止 ( 停止 ) します。
書込み値
説明
0
メインタイマの動作を禁止 ( 停止 ) します。
1
メインタイマの動作を許可します。
< 注意事項 >
•
メインタイマの動作を禁止 ( 停止 ) すると , メインクロック (MCLK) と PLL クロック
(PLLCLK) の発振安定待ち時間中以外は , メインタイマは停止します。
•
メインタイマの動作を禁止 ( 停止 ) すると , メインタイマがクリアされます。メインタ
イマのクリア中は , MTC ビットから "1" が読み出されます。MTC ビットが "0" になる
までは , MTIF ビットが "1" になることがあります。
•
PLL クロック (PLLCLK) の発振安定待ち中は , このビットを "1" から "0" に書き換えな
いでください。
•
MTC ビットが "1" のときは , このビットに "1" を書き込まないでください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
141
第 6 章 メインタイマ
6.3
MB91665 シリーズ
[bit3 ∼ bit0]:MTS3 ∼ MTS0 ( メインタイマ周期選択ビット )
メインタイマのオーバフロー周期を選択します。
このビットで設定した周期をカウントアップし終わると , メインタイマがオーバフ
ローします。
MTS3 MTS2 MTS1 MTS0
オーバフロー周期
4MHz 時
8MHz 時
48MHz 時
128.0μs
64.0μs
約 10.7μs
210 ×メインクロックの周期
256.0μs
128.0μs
約 21.3μs
0
211
512.0μs
256.0μs
約 42.7μs
1
1
12
×メインクロックの周期
約 1ms
512.0μs
約 85.3μs
1
0
0
13
×メインクロックの周期
約 2ms
約 1ms 約 170.7μs
1
1
0
1
14
×メインクロックの周期
約 4ms
約 2ms 約 341.3μs
1
1
1
0
15
2
×メインクロックの周期
約 8ms
約 4ms 約 682.7μs
1
1
1
1
216 ×メインクロックの周期
約 16.4ms
1
0
0
0
29
1
0
0
1
1
0
1
1
0
1
×メインクロックの周期
2
2
2
×メインクロックの周期
約 8ms
約 1.4ms
MTS3 ビットには必ず "1" を書き込んでください。
< 注意事項 >
•
このビットは , MTE ビットでメインタイマを停止して (MTE=0) から変更してくださ
い。
•
MTIE ビットが "1" に設定されていると , メインタイマがオーバフローしたときに , メ
インタイマ割込み要求が発生します。
メインタイマのオーバフロー周期が 5T (T:周辺クロック (PCLK) の周期 ) 以上になる
ように設定してください。
142
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 6 章 メインタイマ
6.4
MB91665 シリーズ
割込み
6.4
メインタイマがオーバフローすると , メインタイマ割込み要求が発生します。
メインタイマで使用できる割込みについて表 6.4-1 に示します。
表 6.4-1 メインタイマの割込み
割込み要求
割込み要求フラグ
割込み要求許可
割込み要求のクリア
メ イ ン タ イ マ MTMCRのMTIF=1 MTMCR の MTIE=1 MTMCR の MTIF ビットに
割込み要求
"0" を書き込む
MTMCR : メインタイマ制御レジスタ (MTMCR)
< 注意事項 >
•
割込み要求フラグが"1"のときに割込み要求の発生を許可すると割込みを許可した時点
で , 割込み要求が発生します。
割込み要求の発生を許可する場合は , 次のいずれかの処理を行ってください。
- 割込み要求の発生を許可する前に割込み要求をクリアする。
- 割込み許可と同時に割込み要求をクリアする。
•
各割込み要求の割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してく
ださい。
•
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼
ICR47) で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントロー
ラ」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
143
第 6 章 メインタイマ
6.5
6.5
MB91665 シリーズ
動作説明と設定手順例
メインタイマの動作について説明します。また , 動作状態を設定するための手順例も示しま
す。
6.5.1
メインタイマの動作
■ 概要
メインタイマは , メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間や PLL クロック
(PLLCLK) の発振安定待ち時間をカウントするタイマです。
メインクロック (MCLK) の発振が安定状態のときは , 一定間隔で割込み要求を発生す
るインターバルタイマとしても使用できます。
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTE ビットでメインタイマの動作を禁止する
と (MTE=0), メインクロック (MCLK) と PLL クロック (PLLCLK) の発振安定待ち時間
以外は , このタイマは停止します。
■ 動作
メインタイマは次のように動作します。
1. メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTE ビットでメインタイマの動作を許可
する (MTE=1)
2. メインタイマがメインクロック (MCLK) に同期して , カウントアップを開始する
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTE ビットが "1" の間 , カウントアップを
継続します。
3. メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTS3 ∼ MTS0 ビットで設定した値までカ
ウントアップする
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTIF ビットが "1" に変わります。
このとき , メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTIE ビットが "1" だと , メイン
タイマ割込み要求が発生します。
メインタイマ割込み要求をクリアするには , MTIF ビットに "0" を書き込んでくださ
い。MTIF ビットが "0" にクリアされます。
メインタイマの動作中に , メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTE ビットでメイ
ンタイマの動作を禁止 (MTE=0) すると , メインタイマはカウントを停止し , 値がクリ
アされます。詳しくは , 「■ タイマクリア」を参照してください。
■ タイマクリア
メインタイマは次の場合にクリアされます。
•
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTC ビットに "1" を書き込んだとき
MTC ビットに "1" を書き込んでから , メインタイマがクリアされるまでは , メイン
タイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTC ビットからは "1" が読み出されます。
144
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 6 章 メインタイマ
6.5
MB91665 シリーズ
•
メインクロック (MCLK) の発振が停止しているとき
( クロックソース設定レジスタ (CSELR) の MCEN ビット =0 のとき )
•
ストップモード時
•
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTE ビットでメインタイマを停止したと
き (MTE=0)
< 注意事項 >
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) は , メインクロック (MCLK) の発振が安定している
場合にのみ書き換えられます。そのため , 次の条件が揃ったときに , メインタイマ制御レ
ジスタ (MTMCR) のMTCビットに"1"を書き込んでも, メインタイマはクリアできません。
•
メインクロック (MCLK) の発振中 ( クロックソース設定レジスタ (CSELR) の MCEN
ビット =1)
•
メインクロック (MCLK) の発振停止中 / 発振安定待ち中 ( クロックソース監視レジスタ
(CMONR) の MCRDY ビット =0)
■ 割込みの設定手順
メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の設定手順例は次のとおりです。
1. MTIE ビットでメインタイマ割込みを禁止 (MTIE=0)
2. MTIF ビットでメインタイマ割込みフラグをクリア (MTIF=0)
3. MTE ビットでメインタイマの動作を禁止 (MTE=0)
4. MTC ビットを読み出して , メインタイマのクリアが完了していることを確認
(MTC=0)
5. MTS3 ∼ MTS0 ビットでタイマ周期を設定
6. MTIE ビットでメインタイマ割込みを許可 (MTIE=1)
7. MTE ビットで , メインタイマの動作を許可 (MTE=1)
MTS3 ∼ MTS0 ビットで設定した周期が経過すると , メインタイマ割込み要求が発
生し , 割込み処理ルーチンへ移行します。
8. MTIF ビットで , メインタイマ割込みフラグをクリア (MTIF=0)
9. MTIF ビットを 1 回読み出して , メインタイマ割込みフラグのクリアを完了させる。
RETI 命令で割込み処理ルーチンから , 通常のプログラム処理動作へ復帰します。
< 注意事項 >
MTIF ビットに "0" を書き込んでもメインタイマ割込みフラグはすぐにクリアされません。
MTIF ビットを 1 回読み出すことでフラグクリア完了後 , RETI 命令で復帰させることがで
きます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
145
第 6 章 メインタイマ
6.5
MB91665 シリーズ
ストップモードへの遷移について
6.5.2
ストップモードへ遷移する前には , メインタイマ割込み要求の発生を禁止する必要がありま
す。
ストップモードへの遷移は次の手順で行ってください。
1. クロックソース設定レジスタ (CSELR) の PCEN ビットで , PLL クロック (PLLCLK)
の発振を停止 (PCEN=0)
2. メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTIE ビットで , メインタイマ割込み要求
の発生を禁止 (MTIE=0)
3. メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTE ビットで , メインタイマの動作を禁止
(MTE=0)
4. メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTC ビットを読み出して , メインタイマが
クリア中でないことを確認 (MTC=0)
5. メインタイマ制御レジスタ (MTMCR) の MTIF ビットで , メインタイマ割込みフラ
グをクリア (MTIF=0)
6. 発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR) の MOSW3 ∼ MOSW0 ビットでメインクロッ
ク (MCLK) の発振安定待ち時間を設定
7. ストップモードへ遷移
< 注意事項 >
ストップモードへ遷移する前に , 必ず PLL クロック (PLLCLK) の発振を停止してくださ
い。
146
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 7 章 サブタイマ
サブタイマの機能と動作について説明します。
7.1 概要
7.2 構成
7.3 レジスタ
7.4 割込み
7.5 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
147
第 7 章 サブタイマ
7.1
7.1
MB91665 シリーズ
概要
サブタイマは , サブクロック (SBCLK) で動作するタイマです。
サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間の生成に使用します。
サブタイマは , サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間をカウントします。
サブクロック (SBCLK) の発振が安定状態のときは , 一定間隔で割込み要求を発生する
インターバルタイマとしても使用できます。
このタイマは , 次の場合にクリアされます。
•
サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STC ビットに "1" を書き込んだとき
STC ビットに "1" を書き込んでから , サブタイマがクリアされるまでは , サブタイ
マ制御レジスタ (STMCR) の STC ビットからは "1" が読み出されます。
•
サブクロック (SBCLK) の発振が停止しているとき
( クロックソース設定レジスタ (CSELR) の SCEN ビット =0 のとき )
•
ストップモード時
•
サブタイマ制御レジスタ
(STE=0)
(STMCR)
の STE ビットでサブタイマを停止したとき
サブタイマの動作が禁止されると, サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間以外は,
このタイマは停止します。
148
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 7 章 サブタイマ
7.2
MB91665 シリーズ
7.2
構成
サブタイマの構成を示します。
■ サブタイマのブロックダイヤグラム
サブタイマのブロックダイヤグラムは , 「第 4 章 クロック生成部」の「■ サブクロッ
ク (SBCLK) 生成部」を参照してください。
■ クロック
サブタイマで使用するクロックを表 7.2-1 に示します。
表 7.2-1 サブタイマで使用するクロック
クロック名
動作クロック
CM71-10158-1
内容
サブクロック (SBCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
149
第 7 章 サブタイマ
7.3
7.3
MB91665 シリーズ
レジスタ
サブタイマで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ サブタイマのレジスタ一覧
サブタイマのレジスタ一覧を表 7.3-1 に示します。
表 7.3-1 サブタイマのレジスタ一覧
レジスタ略称
STMCR
150
レジスタ名
サブタイマ制御レジスタ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
7.3.1
CM71-10158-1
第 7 章 サブタイマ
7.3
MB91665 シリーズ
サブタイマ制御レジスタ (STMCR)
7.3.1
サブタイマを制御するレジスタです。
サブタイマ制御レジスタ (STMCR) のビット構成を図 7.3-1 に示します。
図 7.3-1 サブタイマ制御レジスタ (STMCR) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
STIF
STIE
STC
STE
STS2
STS1
STS0
R/W
R/W
R/W
R/W
予約
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
1
1
1
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
•
このレジスタは , サブクロック (SBCLK) が安定発振中のとき ( クロックソース監視レ
ジスタ (CMONR) の SCRDY ビット =1) のみ , 書き換えられます。
ただし , STIE ビットは , SCRDY ビットが "0" の場合も書き換えることができます。
•
ソフトウェアリセットは , STE ビットと STC ビットの両方が "0" のときに行ってくだ
さい。ソフトウェアリセットについては , 「第 9 章 リセット」を参照してください。
[bit7]:STIF ( サブタイマ割込みフラグビット )
サブタイマがオーバフローしたことを示すフラグです。
サブタイマは次の場合にオーバフローします。
•
•
STS2 ∼ STS0 ビットで設定した周期をカウントアップし終わったとき
クロックソース設定レジスタ (CSELR) の SCEN ビットを "0" から "1" に書き換えた
後 , サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間が経過したとき
•
ストップモードから復帰後, サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間が経過した
とき
STIE ビットに "1" が設定されているときに , このビットが "1" になると , サブタイマ割
込み要求が発生します。
STIF
読出し時
書込み時
0
オーバフローは発生していません。 このビットを "0" にクリアします。
1
オーバフローが発生しました。
無視されます。
サブタイマ割込み要求による DMA 転送が発生した場合も , このビットは "0" にクリア
されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
151
第 7 章 サブタイマ
7.3
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
STE ビットでサブタイマの動作を禁止 (STE=0) すると , サブタイマがクリアされま
す。
•
STIE ビットが "0" に設定されていると , サブタイマ割込み要求による DMA 転送が発生
した場合でも , このビットはクリアされません。
•
このビットを "0" にクリアするタイミングと , オーバフロー発生のタイミングが重なっ
た場合は , オーバフローの発生が優先され , このビットは "1" のままになります。
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
[bit6]:STIE ( サブタイマ割込み許可ビット )
サブタイマがオーバフローしたとき (STIF=1) にサブタイマ割込み要求を発生させる
かどうかを設定します。
このビットに "1" が設定されている場合に , STIF ビットが "1" になると , サブタイマ割
込み要求が発生します。
書込み値
説明
0
サブタイマ割込み要求の発生を禁止します。
1
サブタイマ割込み要求の発生を許可します。
[bit5]:STC ( サブタイマクリアビット )
サブタイマをクリアします。
また , このビットを読み出すとサブタイマの動作状態を確認できます。
STC
書込み時
読出し時
0
無視されます。
通常動作中です。
1
サブタイマをクリアします。
サブタイマのクリア中です。
< 注意事項 >
•
リードモディファイライト系命令では "0" が読み出されます。
•
サブクロック (SBCLK) の発振が安定している場合にのみ , このレジスタを書き換える
ことができます。そのため , 次の条件が揃ったときは , このビットに "1" を書き込んで
も , サブタイマをクリアできません。
- サブクロック (SBCLK) の発振中 ( クロックソース設定レジスタ (CSELR) の SCEN
ビット =1)
- サブクロック (SBCLK) の発振停止中 / 発振安定待ち中 ( クロックソース監視レジス
タ (CMONR) の SCRDY ビット =0)
152
•
STE ビットを "0" から "1" に書き換えるのと同時に , このビットに "1" を書き込むと ,
サブタイマをクリアしてから , サブタイマの動作が開始されます。
•
このビットが "1" のときに , 再度このビットに "1" を書き込まないでください。
•
STC ビットが "0" になるまでは , STIF ビットが "1" になることがあります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 7 章 サブタイマ
7.3
MB91665 シリーズ
[bit4]:STE ( サブタイマ動作許可ビット )
サブタイマの動作を制御します。
書込み値
説明
0
サブタイマの動作を禁止 ( 停止 ) します。
1
サブタイマの動作を許可します。
< 注意事項 >
•
サブタイマの動作を禁止 ( 停止 ) すると , サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間
中以外は , サブタイマは停止します。
•
サブタイマの動作を禁止 ( 停止 ) するとサブタイマがクリアされます。サブタイマのク
リア中は , STC ビットから "1" が読み出されます。STC ビットが "0" になるまでは ,
STIF ビットが "1" になることがあります。
•
STC ビットが "1" のときは , このビットに "1" を書き込まないでください。
[bit3]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit2 ∼ bit0]:STS2 ∼ STS0 ( サブタイマ周期選択ビット )
サブタイマのオーバフロー周期を選択します。
このビットで設定した周期をカウントアップし終わると , サブタイマがオーバフロー
します。
STS2
STS1
STS0
オーバフロー周期
32768Hz 時
0
0
0
28
×サブクロック周期
約 7.8ms
0
0
1
29 ×サブクロック周期
約 15.6ms
0
1
0
210 ×サブクロック周期
約 31.3ms
0
1
1
2
×サブクロック周期
62.5ms
1
0
0
212 ×サブクロック周期
125.0ms
1
0
1
213 ×サブクロック周期
250.0ms
1
1
0
214 ×サブクロック周期
500.0ms
1
1
1
215 ×サブクロック周期
1s
11
< 注意事項 >
•
このビットは , STE ビットでサブタイマを停止して (STE=0) から変更してください。
•
STIE ビットが "1" に設定されていると , サブタイマがオーバフローしたときに , サブ
タイマ割込み要求が発生します。
サブタイマのオーバフロー周期が 5T (T:周辺クロック (PCLK) の周期 ) 以上になるよ
うに設定してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
153
第 7 章 サブタイマ
7.4
MB91665 シリーズ
割込み
7.4
サブタイマがオーバフローすると , サブタイマ割込み要求が発生します。
サブタイマで使用できる割込みについて表 7.4-1 に示します。
表 7.4-1 サブタイマの割込み
割込み要求
サブタイマ
割込み要求
割込み要求フラグ
割込み要求許可
割込み要求のクリア
STMCR の STIF=1 STMCR の STIE=1 STMCR のSTIF ビットに"0"
を書き込む
STMCR : サブタイマ制御レジスタ (STMCR)
< 注意事項 >
•
割込み要求フラグが"1"のときに割込み要求の発生を許可すると割込みを許可した時点
で , 割込み要求が発生します。
割込み要求の発生を許可する場合は , 次のいずれかの処理を行ってください。
- 割込み要求の発生を許可する前に割込み要求をクリアする。
- 割込み許可と同時に割込み要求をクリアする。
154
•
各割込み要求の割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してく
ださい。
•
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼
ICR47) で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントロー
ラ」を参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 7 章 サブタイマ
7.5
MB91665 シリーズ
7.5
動作説明と設定手順例
サブタイマの動作について説明します。また , 動作状態を設定するための手順例も示します。
7.5.1
サブタイマの動作
■ 概要
サブタイマは , サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間をカウントします。
サブクロック (SBCLK) の発振が安定状態のときは , 一定間隔で割込み要求を発生する
インターバルタイマとしても使用できます。
サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STE ビットでサブタイマの動作を禁止すると
(STE=0), サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間以外は , このタイマは停止しま
す。
■ 動作
サブタイマは次のように動作します。
1. サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STE ビットでサブタイマの動作を許可する
(STE=1)
2. サブタイマがサブクロック (SBCLK) に同期して , カウントアップを開始する
サブタイマ制御レジスタ (STMCR) STE ビットが "1" の間 , カウントアップを継続し
ます。
3. サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STS2 ∼ STS0 ビットで設定した値までカウン
トアップする
サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STIF ビットが "1" に変わります。
このとき , サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STIE ビットが "1" だと , サブタイ
マ割込み要求が発生します。
サブタイマ割込み要求をクリアするには , STIF ビットに "0" を書き込んでください。
STIF ビットが "0" にクリアされます。
サブタイマの動作中に , サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STE ビットでサブタイマ
の動作を禁止 (STE=0) すると , サブタイマはカウントを停止し , 値がクリアされます。
詳しくは , 「■ タイマクリア」を参照してください。
■ タイマクリア
サブタイマは次の場合にクリアされます。
•
サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STC ビットに "1" を書き込んだとき
STC ビットに "1" を書き込んでから , サブタイマがクリアされるまでは , サブタイ
マ制御レジスタ (STMCR) の STC ビットからは "1" が読み出されます。
•
サブクロック (SBCLK) の発振が停止しているとき
( クロックソース設定レジスタ (CSELR) の SCEN ビット =0 のとき )
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
155
第 7 章 サブタイマ
7.5
MB91665 シリーズ
•
ストップモード時
•
サブタイマ制御レジスタ
(STE=0)
(STMCR)
の STE ビットでサブタイマを停止したとき
サブクロック (SBCLK) の発振安定待ち時間以外は , このタイマは停止します。
< 注意事項 >
サブタイマ制御レジスタ (STMCR) は , サブクロック (SBCLK) の発振が安定している場
合にのみ書き換えられます。そのため , 次の条件が揃ったときに , サブタイマ制御レジス
タ (STMCR) の STC ビットに "1" を書き込んでも , サブタイマはクリアできません。
•
サブクロック (SBCLK) の発振中 ( クロックソース設定レジスタ (CSELR) の SCEN
ビット =1)
•
サブクロック (SBCLK) の発振停止中 / 発振安定待ち中 ( クロックソース監視レジスタ
(CMONR) の SCRDY ビット =0)
■ 割込みの設定手順
サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の設定手順例は次のとおりです。
1. STIE ビットでサブタイマ割込みを禁止 (STIE=0)
2. STIF ビットでサブタイマ割込みフラグをクリア (STIF=0)
3. STE ビットでサブタイマの動作を禁止 (STE=0)
4. STC ビットを読み出して , サブタイマが通常動作中であることを確認 (STC=0)
5. STS2 ∼ STS0 ビットでタイマ周期を設定
6. STIE ビットで , サブタイマ割込みを許可 (STIE=1)
7. STE ビットで , サブタイマの動作を許可 (STE=1)
STS2∼STS0ビットで設定した周期が経過すると, サブタイマ割込み要求が発生し ,
割込み処理ルーチンへ移行します。
8. STIF ビットで , サブタイマ割込みフラグをクリア (STIF=0)
9. STIF ビットを 1 回読み出して , サブタイマ割込みフラグのクリアを完了させる。
RETI 命令で割込み処理ルーチンから , 通常のプログラム処理動作へ復帰します。
< 注意事項 >
STIF ビットに "0" を書き込んでもサブタイマ割込みフラグはすぐにクリアされません。
STIF ビットを 1 回読み出すことでフラグクリア完了後 , RETI 命令で復帰させることがで
きます。
156
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 7 章 サブタイマ
7.5
MB91665 シリーズ
ストップモードへの遷移と時計モードについて
7.5.2
ストップモードへ遷移する前には , サブタイマによる割込み動作を禁止する必要があります。
ストップモードへの遷移は次の手順で行ってください。
1. クロックソース設定レジスタ (CSELR) の PCEN ビットで , PLL クロック (PLLCLK)
の発振を停止 (PCEN=0)
2. サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STIE ビットで , サブタイマ割込みを禁止
(STIE=0)
3. サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STE ビットで , サブタイマの動作を禁止
(STE=0)
4. サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STC ビットを読み出して , サブタイマがクリ
ア中でないことを確認 (STC=0)
5. サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STIF ビットで , サブタイマ割込みフラグをク
リア (STIF=0)
6. 発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR) の SOSW2 ∼ SOSW0 ビットで , サブクロック
(SBCLK) の発振安定待ち時間を設定
7. ストップモードへ遷移
< 注意事項 >
ストップモードへ遷移する前に , 必ず PLL 発振を停止してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
157
第 7 章 サブタイマ
7.5
158
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
低消費電力モードの機能と動作について説明しま
す。
8.1 概要
8.2 構成
8.3 レジスタ
8.4 動作説明と設定手順例
8.5 使用上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
159
第 8 章 低消費電力モード
8.1
8.1
MB91665 シリーズ
概要
本製品は , 消費電力を低減するために低消費電力モードを利用することができます。
■ 概要
本製品では次のように消費電力を制御することができます。
•
クロック制御
-
クロック分周
各動作クロックの分周比を変更することで , 動作周波数を落とすことができま
す。
-
クロック停止
特定のクロックを指定して停止させることができます。
•
ドーズモード
設定した動作率で CPU を繰り返し間欠動作させるモードです。
•
スリープモード
周辺機能のみを動作させるモードです。次の 2 種類の中から選択できます。
-
CPU スリープモード
CPU の動作を停止させるモードです。
-
バススリープモード
CPU とオンチップバスの動作を停止させるモードです。
•
スタンバイモード
次の 3 種類の中から選択できます。
-
メインタイマモード
メインクロック発振以外の動作をすべて停止できるモードです。
サブクロック発振は任意に設定できます。
-
時計モード
サブクロック発振以外の動作をすべて停止できるモードです。
-
ストップモード
すべてのクロック発振と動作を停止させるモードです。
160
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.2
MB91665 シリーズ
構成
8.2
消費電力制御部の構成を示します。
■ 消費電力制御部のブロックダイヤグラム
消費電力制御部のブロックダイヤグラムを図 8.2-1 に示します。
図 8.2-1 消費電力制御部のブロックダイヤグラム
RUN [3:0]
RUN
SLP [3:0]
リロード値
選択回路
SLP
S
1 1
Q
>
[5] [4] [3] [2] [1] [0] SLP 値カウント
R
終了
CPU スリープ要求
RUN 値カウント
終了
DOZE カウンタ
(6 ビットダウンカウンタ )
周辺クロック (PCLK)
DOZE
SLEEP
S
STBCR 読出し
Q
バススリープ要求
>
R
SLVL [1]
TIMER
S
STBCR 読出し
Q
>
クロック停止要求
R
バスアクノリッジ
STOP
STBCR 読出し
S
Q
発振停止要求
>
R
復帰
リセット (RST)
STBCR:スタンバイ制御レジスタ (STBCR)
S
:セット
R
:リセット
Q
:出力
•
スタンバイ制御レジスタ (STBCR)
低消費電力モードを制御するレジスタです。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
161
第 8 章 低消費電力モード
8.2
•
MB91665 シリーズ
スリープレート設定レジスタ (SLPRR)
ドーズモード時の , 動作状態 (RUN 状態 ) の比率およびスリープ状態の比率 ( スリー
プレート ) を設定するレジスタです。
•
リロード値選択回路
スリープレート設定レジスタ (SLPRR) に設定された動作状態 (RUN 状態 ) の比率と
スリープ状態の比率 ( スリープレート ) のどちらをリロードするか選択する回路で
す。
■ クロック
消費電力制御部で使用するクロックを表 8.2-1 に示します。
表 8.2-1 消費電力制御部で使用するクロック
クロック名
動作クロック
162
内容
周辺クロック (PCLK)
備考
-
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.3
MB91665 シリーズ
8.3
レジスタ
消費電力を制御するために必要なレジスタの構成と機能について説明します。
■ 消費電力を制御するレジスタ一覧
消費電力を制御するレジスタの一覧を表 8.3-1 に示します。
表 8.3-1 消費電力を制御するレジスタ一覧
レジスタ略称
STBCR
SLPRR
CM71-10158-1
レジスタ名
スタンバイ制御レジスタ
スリープレート設定レジスタ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
8.3.1
8.3.2
163
第 8 章 低消費電力モード
8.3
MB91665 シリーズ
スタンバイ制御レジスタ (STBCR)
8.3.1
低消費電力モードを制御するレジスタです。
スタンバイ制御レジスタ (STBCR) のビット構成を図 8.3-1 に示します。
図 8.3-1 スタンバイ制御レジスタ (STBCR) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
STOP
TIMER
SLEEP
DOZE
SLVL0
R/W
R/W
R/W
予約
R/W
SLVL1
R/W
予約
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
1
1
R/W:リード / ライト可能
[bit7]:STOP ( ストップモード許可ビット )
ストップモードへの移行を許可するビットです。
書込み値
説明
0
ストップモードへ移行しません。
1
ストップモードへ移行します。
このビットで , ストップモードへの移行を許可後 , このレジスタを読み出すとストップ
モードへ移行します。
ストップモードからの復帰要因が発生すると , このビットは "0" にクリアされます。ス
トップモードからの復帰要因については , 「8.4.6 ストップモード時の動作」の「■ ス
トップモードからの復帰」を参照してください。
[bit6]:TIMER ( メインタイマモード / 時計モード許可ビット )
メインタイマモード / 時計モードへの移行を許可するビットです。
書込み値
説明
0
メインタイマモード / 時計モードへ移行しません。
1
メインタイマモード / 時計モードへ移行します。
このビットで , メインタイマモード / 時計モードへの移行を許可後 , このレジスタを読
み出すとメインタイマモード / 時計モードに移行します。
ただし, STOPビットでストップモードへの移行を許可 (STOP=1) した場合は, このビッ
トに "1" を書き込んでメインタイマモード / 時計モードへの移行を許可しても , この
ビットの設定は無視されます。
メインタイマモード / 時計モードからの復帰要因が発生すると , このビットは "0" にク
リアされます。メインタイマモードからの復帰要因については , 「8.4.4 メインタイマ
モード時の動作」の「■ メインタイマモードからの復帰」を参照してください。時計
モードからの復帰要因については , 「8.4.5 時計モード時の動作」の「■ 時計モードか
らの復帰」を参照してください。
164
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.3
MB91665 シリーズ
[bit5]:SLEEP ( スリープモード許可ビット )
スリープモードへの移行を許可するビットです。
書込み値
説明
0
スリープモードへ移行しません。
1
スリープモードへ移行します。
このビットで , スリープモードへの移行を許可後 , このレジスタを読み出すとスリープ
モードへ移行します。
ただし , STOP ビット /TIMER ビットでストップモード / メインタイマモード / 時計モー
ドへの移行を許可 (STOP/TIMER=1) した場合は , このビットに "1" を書き込んでスリー
プモードへの移行を許可しても , このビットの設定は無視されます。
スリープモードからの復帰要因が発生すると , このビットは "0" にクリアされます。ス
リープモードからの復帰要因については , 「8.4.3 スリープモード時の動作」の「■ ス
リープモードからの復帰」を参照してください。
[bit4]:DOZE ( ドーズモード許可ビット )
ドーズモードへの移行を許可するビットです。
書込み値
説明
0
ドーズモード (CPU 間欠スリープ ) へ移行しません。
1
CPU がドーズモード (CPU 間欠スリープ ) へ移行します。
SLVL1 ビットが "0" に設定されている場合は , ドーズモードからの復帰要因が発生す
ると , このビットは "0" にクリアされます。ドーズモードからの復帰要因については ,
「8.4.2 ドーズモード時の動作」の「■ ドーズモードからの復帰」を参照してください。
[bit3, bit2]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
165
第 8 章 低消費電力モード
8.3
MB91665 シリーズ
[bit1, bit0]:SLVL1, SLVL0 ( スタンバイレベル設定ビット )
このビットは移行する低消費電力モードで書き込む値の意味が異なります。
低消費電力モード
SLVL1
SLVL0
0
0
ストップモード /
メインタイマモー 0
ド / 時計モード
1
1
1
1
0
0
0
1
1
0
1
1
0
0
0
1
1
0
1
1
スリープモード
ドーズモード
0
説明
ストップモード/メインタイマモード/時計モー
ド時に各端子からの出力を Hi-Z にしません。
ストップモード/メインタイマモード/時計モー
ド時に各端子からの出力を Hi-Z にします。
スリープモード移行時 , CPU スリープモード
(CPU の動作のみ停止 ) に移行します。
スリープモード移行時 , バススリープモード
(CPU, オンチップバスの動作を停止 ) に移行し
ます。*
割込み要求発生時 , DOZE ビットを "0" にクリ
アします。
割込み要求発生時 , DOZE ビットを "0" にクリ
アしません。
* DMA 転送中は , オンチップバスは動作します。
< 注意事項 >
166
•
ストップモード / メインタイマモード / 時計モード設定時に出力を Hi-Z にできる端子
は ,「付録 D CPU の状態における端子状態」を参照してください。
•
SLVL0 ビットの設定値は動作に影響ありません。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.3
MB91665 シリーズ
スリープレート設定レジスタ (SLPRR)
8.3.2
ドーズモード時の, 動作状態 (RUN状態) の比率およびスリープ状態の比率 (スリープレート)
を設定するレジスタです。
スリープレート設定レジスタ (SLPRR) のビット構成を図 8.3-2 に示します。
図 8.3-2 スリープレート設定レジスタ (SLPRR) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
RUN3
RUN2
RUN1
RUN0
SLP3
SLP2
SLP1
SLP0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
ドーズモード中に , このレジスタを書き換えた場合は , 次の停止 / 動作起動タイミングで
書き換えた設定が反映されます。
[bit7 ∼ bit4]:RUN3 ∼ RUN0 ( 動作周期ビット )
ドーズモード時に CPU が動作する期間を設定します。
このビットに設定した値から CPU の動作期間が次のように算出されます。
( このビットの値 +1) × 4 × tCYCP
tCYCP : 周辺クロック (PCLK) の周期
動作期間についての詳細は , 「8.4.2 ドーズモード時の動作」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
167
第 8 章 低消費電力モード
8.3
MB91665 シリーズ
[bit3 ∼ bit0]:SLP3 ∼ SLP0 ( スリープ状態周期ビット )
ドーズモード時のスリープ状態の期間を設定します。
このビットに設定した値からスリープ状態の期間が次のように算出されます。
( このビットの値 +1) × 4 × tCYCP
tCYCP : 周辺クロック (PCLK) の周期
スリープ状態の期間についての詳細は , 「8.4.2 ドーズモード時の動作」を参照してく
ださい。
< 注意事項 >
168
•
CPU がスリープ要求を受け付けるときに , 遅延が生じる場合があります。その場合は ,
上記の計算式で得られた期間よりもスリープ期間が短くなります。
•
スリープ状態の期間が短い場合 , CPU の動作状況によっては , スリープ状態にならな
い場合があります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
8.4
動作説明と設定手順例
低消費電力モードの動作や使用方法と設定手順例について説明します。
■ 概要
動作クロックの分周比を変更したり , 動作クロックを停止させて消費電力を低減した
りすることができます。
また , 次の低消費電力モードを使用することができます。
•
ドーズモード
設定した動作率で CPU を繰り返し間欠動作させるモードです。
設定した期間で CPU の動作と停止を交互に繰り返すことで , CPU の平均消費電力
を低減できます。
•
スリープモード
CPU やオンチップバスを停止させ , 周辺機能のみを動作させるモードです。
次の 2 種類の中から選択できます。
-
CPU スリープモード
CPU の動作を停止させるモードです。
-
バススリープモード
CPU とオンチップバスの動作を停止させるモードです。
•
スタンバイモード
デバイス全体を停止させ , 待機状態にするモードです。
次の 3 種類の中から選択できます。
8.4.1
-
メインタイマモード
-
時計モード
-
ストップモード
クロック制御時の動作
本製品に内蔵されている各動作クロックを調整することで消費電力とCPUの処理能力の最適
化を行うことができます。
■ 概要
クロックを制御して消費電力を低減するには , 次の 2 つの方法があります。
•
クロック分周
各動作クロックの分周比を変更することで , 動作周波数を落とすことができます。
•
クロック停止
特定のクロックを指定して停止させることができます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
169
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
■ クロック分周
各動作クロックの分周比を変更することで消費電力を低減できます。動作クロックの
分周比は個別に設定することができます。
各動作クロックと設定可能な分周比を表 8.4-1 に示します。
表 8.4-1 動作クロックと設定可能な分周比
動作クロック
分周比
ベースクロック (BCLK)
ソースクロック (SRCCLK) の 1 ∼ 8 分周
外部バスクロック (TCLK)
ベースクロック (BCLK) の 1 ∼ 8 分周
周辺クロック (PCLK)
ベースクロック (BCLK) の 1 ∼ 16 分周
< 注意事項 >
分周方法や条件は動作クロックによって異なります。動作クロックの分周については ,「第
5 章 クロック分周制御部」を参照してください。
■ クロックの停止
使用しない動作クロックを停止することで , 消費電力を低減することができます。
停止できる動作クロックと供給 / 停止タイミングの対応を表 8.4-2 に示します。
表 8.4-2 停止できる動作クロックと供給 / 停止タイミングとの対応
動作クロック
外部バスクロック (TCLK)
供給 / 停止タイミング
バススリープ中
外部バスクロック (TCLK) の停止を許可すると , 外部バスを使用したアクセスが行わ
れない間などは , 自動的に外部バスクロック (TCLK) の供給を停止します。
アクセスが行われると , 自動的に供給を再開し , アクセス終了後に再度 , 供給を停止し
ます。外部バスクロック (TCLK) の停止条件については , 「第 5 章 クロック分周制御
部」を参照してください。
170
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
ドーズモード時の動作
8.4.2
CPU の平均消費電力を低減させるために , CPU を間欠動作させるモードです。
■ 概要
ドーズモードを利用すると , 設定した期間で CPU を動作させたり , 停止させたりでき
るので , CPU の平均消費電力を低減できます。処理負荷に応じて , スリープレートを変
更し , 消費電力を低減させながら処理能力を維持してください。
■ 周期の設定
スリープレート設定レジスタ (SLPRR) の RUN3 ∼ RUN0 ビットに , CPU の動作期間を ,
SLP3 ∼ SLP0 ビットにスリープ状態の期間を設定すると , 設定した値から次の計算式
で周期が算出されます。
(RUN+1) × 4 × tCYCP+ (SLP+1) × 4 × tCYCP
RUN : RUN3 ∼ RUN0 ビットの値
SLP : SLP3 ∼ SLP0 ビットの値
tCYCP : 周辺クロック (PCLK) の周期
それぞれの期間について図 8.4-1 に示します。
図 8.4-1 動作期間とスリープ状態の期間
PCLK
CPU 動作
SLEEP
RUN
SLEEP
(RUN+1) × 4 × tCYCP
(SLP+1) × 4 × tCYCP
RUN
tCYCP :周辺クロック (PCLK) の周期
SLEEP :スリープ状態
RUN :動作中
< 注意事項 >
•
上記の計算式は , CPU がスリープ要求を受け付けるときの遅延時間を含みません。そ
のため , 誤差が生じる場合があります。
•
スリープ状態の期間が短い場合 , CPU の動作状況によっては , スリープ状態にならな
い場合があります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
171
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
■ 移行
周期を設定後 , スタンバイ制御レジスタ (STBCR) の DOZE ビットに "1" を書き込むと ,
ドーズモードへ移行し , スリープレート設定レジスタ (SLPRR) の設定にしたがって
CPU が動作と停止を繰り返す間欠動作を開始します。
ドーズモードから復帰する場合は , スタンバイ制御レジスタ (STBCR) の DOZE ビット
に "0" を書き込んでください。
< 注意事項 >
ドーズモード中にスリープレート設定レジスタ (SLPRR) を書き換えた場合は , 次の停止 /
動作移行タイミングで書き換えた設定が反映されます。
■ ドーズモードからの復帰
次のいずれかの場合に CPU がドーズモードから復帰します。
•
本デバイスがリセットされた
•
スタンバイ制御レジスタ (STBCR) の DOZE ビットに "0" が書き込まれた
•
スタンバイ制御レジスタ (STBCR) の SLVL1 ビットが "0" のときに , 割込み要求が発
生した
上記以外の場合は , 設定が維持されるためスリープモード , メインタイマモード , 時計
モード , ストップモードからの復帰後も , ドーズモードを利用できます。
8.4.3
スリープモード時の動作
イベント待ち状態での消費電力を低減させるために利用するモードです。
スリープモードになると, 復帰要因が発生するまでスリープモードを継続し, 復帰要因が発生
すると 2 ∼ 3 クロックの周期でプログラム動作へ復帰できます。
■ 概要
スリープモードを利用すると , CPU とオンチップバスを停止させ周辺機能のみが動作
するため , イベント待ち状態での消費電力を大幅に低減することができます。
スリープモードには次の 2 つのモードが用意されています。
•
CPU スリープモード
CPU のみを停止させるモードです。
DMAコントローラ (DMAC) やオンチップバスへのクロックは供給されているので,
動作を継続できます。
バススリープモードより電力を消費しますが , DMA 転送要求に早く対応できます。
172
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
•
バススリープモード
CPU とオンチップバスの動作を停止させるモードです。
DMA コントローラ (DMAC) やオンチップバスへのクロック供給も停止します。ク
ロックの停止については , 「第 5 章 クロック分周制御部」を参照してください。
ただし , DMA 転送要求が受け付けられると , 一時的に DMA コントローラ (DMAC)
やオンチップバスへのクロック供給が再開し , DMA 転送を行うことができます。
DMA 転送が終了すると , クロックの供給が再度停止します。
分周設定レジスタ 1 (DIVR1) の TSTP ビットで , バススリープモード時に外部バス
クロック (TCLK) の供給を停止するかどうかを設定できます。
分周設定レジスタ 1 (DIVR1) については , 「5.4.2 分周設定レジスタ 1 (DIVR1)」を
参照してください。
CPU スリープモード時より , DMA 転送要求に対する反応が遅れますが , 消費電力を
低減できます。
■ 設定
スリープモードへ移行する前に必要な設定を表 8.4-3 に示します。
表 8.4-3 設定レジスタ
レジスタ
分周設定レジスタ 1 (DIVR1)
スタンバイ制御レジスタ
(STBCR)
ビット
説明
TSTP
外部バスクロック (TCLK) を供給するかど
うかを設定
0= 供給する
1= 停止する
SLVL1
CPU スリープモードへ移行するかバスス
リープモードへ移行するかを設定
0=CPU スリープモード
1= バススリープモード
< 注意事項 >
分周設定レジスタ 1 (DIVR1) の TSTP ビットで外部バスクロック (TCLK) の供給を停止
(TSTP=1) した場合は , 外部 DMA 転送要求による DMA 転送の起動はできません。
■ 移行
次の手順を実施するとスリープモードへ移行します。
1. スタンバイ制御レジスタ (STBCR) のSTOPビットに"0", TIMERビットに"0", SLEEP
ビットに "1" を書き込む
2. スタンバイ制御レジスタ (STBCR) を読み出す
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
173
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
スリープモードに移行する前に CPU が次の命令を実行しないよう , 例 ) のように手順 2
の次の命令で読み出した値を使用するダミー処理を行ってください。
例)
LDI
#value_of_sleep, R0
; SLEEP ビット =1, SLVL1, SLVL0 ビット設定
LDI
#_STBCR, R12
;
STB
R0, @R12
; 書込み
LDUB
@R12, R0
; 読出し ( スリープモードへ移行 )
MOV
R0, R0
; ダミー処理
NOP
; ダミー処理
NOP
; ダミー処理
■ スリープモードからの復帰
次のいずれかの場合に CPU がスリープモードから復帰します。
•
本デバイスがリセットされた
•
割込み要求が発生した ( 割込みレベルが "31" 以外の割込み要求 )
割込みレベルについては , 「第 10 章 割込みコントローラ」を参照してください。
< 注意事項 >
174
•
割込み要求でスリープモードから復帰したときに , CPU が割込み要求を受け付けな
かった場合は , スリープモードになった次の命令からプログラムが実行されます。CPU
が割込み要求を受け付けた場合は , 割込み処理ルーチンへ分岐します。
•
バススリープモードでは , DMA 転送要求が発生すると , オンチップバスクロック
(HCLK) を一時的に復帰させ , DMA 転送を行います。また , DMA 転送が終了するとオ
ンチップバスクロック (HCLK) を再度停止します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
メインタイマモード時の動作
8.4.4
メインタイマモードは , スタンバイモードの 1 つとして分類されます。スタンバイモードは ,
デバイス全体を停止させて , 待機状態にするモードです。そのため , 外部イベントの発生待ち
状態での消費電力を大幅に低減できます。ただし , 許可されたクロックの発振は動作するた
め , ストップモードほどは消費電力は低減できません。
メインタイマモード時は , CPU のソースクロック (SRCCLK) としてメインクロック (MCLK)
の発振を選択してください。
メインタイマモードになると, 復帰要因が発生するまでメインタイマモードを継続し, 復帰要
因が発生すると 2 ∼ 3 クロックの周期でプログラム動作へ復帰できます。
■ 概要
メインタイマモードでは , CPU のソースクロック (SRCCLK) としてメインクロック
(MCLK) の発振が許可されているため , メインタイマのカウント動作が実行されます。
サブクロック (SBCLK) の発振は任意に設定可能です。
■ 設定
メインタイマモードへ移行する前に必要な設定を表 8.4-4 に示します。
表 8.4-4 設定レジスタ
レジスタ
クロックソース
設定レジスタ
(CSELR)
スタンバイ制御
レジスタ
(STBCR)
ビット
CKS1, CKS0
説明
CPU のソースクロック (SRCCLK) にメインクロッ
ク (MCLK) を選択
(CKS1, CKS0=00 または 01)
PCEN
PLL クロック (PLLCLK) の発振を停止 (PCEN=0)
SCEN
サブクロック (SBCLK) の発振を設定
0= 発振を停止
1= 発振する
SLVL1
メインタイマモード時の端子から出力信号を設定
0= メインタイマモードになる前の状態を保持
1=Hi-Z
< 注意事項 >
メインタイマモードに移行する時点で , ドーズモードを設定しているときに , スタンバイ
制御レジスタ (STBCR) の SLVL1 ビットが "0" に設定されていると , メインタイマモード
からの復帰時に DOZE ビット "0" にクリアされ , ドーズモードが終了します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
175
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
■ 移行
次の手順を実施するとメインタイマモードへ移行します。
1. スタンバイ制御レジスタ (STBCR) のSTOPビットに"0", TIMERビットに"1", SLEEP
ビットに "0" を書き込む
2. スタンバイ制御レジスタ (STBCR) を読み出す
< 注意事項 >
メインタイマモードに移行する前に CPU が次の命令を実行しないよう , 例 ) のように手
順 2 の次の命令で読み出した値を使用するダミー処理を行ってください。
例)
LDI
#value_of_timer, R0
; TIMER ビット =1, SLVL1, SLVL0 ビット設定
LDI
#_STBCR, R12
;
STB
R0, @R12
; 書込み
LDUB
@R12, R0
; 読出し ( メインタイマモードへ移行 )
MOV
R0, R0
; ダミー処理
NOP
; ダミー処理
NOP
; ダミー処理
■ メインタイマモードからの復帰
次のいずれかの場合に CPU がメインタイマモードから復帰します。
•
本デバイスがリセットされた
•
以下の割込み要求が発生した ( 割込みレベルが "31" 以外の割込み要求 )
-
メインタイマ割込み
-
サブタイマ割込み
-
時計カウンタ割込み
-
外部割込み
-
USB ファンクションの WKUP ビットによる割込み
割込みレベルについては , 「第 10 章 割込みコントローラ」を参照してください。
< 注意事項 >
割込み要求でメインタイマモードから復帰したときに , CPU が割込み要求を受け付けな
かった場合は , メインタイマモードになった次の命令からプログラムが実行されます。
CPU が割込み要求を受け付けた場合は , 割込み処理ルーチンへ分岐します。
176
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
時計モード時の動作
8.4.5
時計モードは , スタンバイモードの 1 つとして分類されます。スタンバイモードは , デバイス
全体を停止させて , 待機状態にするモードです。そのため , 外部イベントの発生待ち状態での
消費電力を大幅に低減できます。ただし , 許可されたクロックの発振は動作するため , ストッ
プモードほどは消費電力は低減できません。
時計モード時は , CPU のソースクロック (SRCCLK) としてサブクロック (SBCLK) の発振を
選択してください。
時計モードになると , 復帰要因が発生するまで時計モードを継続し , 復帰要因が発生すると
2 ∼ 3 クロックの周期でプログラム動作へ復帰できます。
■ 概要
時計モードでは , CPU のソースクロック (SRCCLK) としてサブクロック (SBCLK) の発
振が許可されているため , サブタイマと時計カウンタのカウント動作が実行されます。
■ 設定
時計モードへ移行する前に必要な設定を表 8.4-5 に示します。
表 8.4-5 設定レジスタ
レジスタ
クロックソース
設定レジスタ
(CSELR)
スタンバイ制御
レジスタ
(STBCR)
ビット
CKS1, CKS0
説明
CPU のソースクロック (SRCCLK) にサブクロック
(SBCLK) を選択 (CKS1, CKS0=11)
PCEN
PLL クロック (PLLCLK) の発振を停止 (PCEN=0)
MCEN
メインクロック (MCLK) の発振を停止 (MCEN=0)
SLVL1
時計モード時の端子から出力信号を設定
0= 時計モードになる前の状態を保持
1=Hi-Z
< 注意事項 >
時計モードに移行する時点で , ドーズモードを設定しているときに , スタンバイ制御レジ
スタ (STBCR) の SLVL1 ビットが "0" に設定されていると , 時計モードからの復帰時に
DOZE ビット "0" にクリアされ , ドーズモードが終了します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
177
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
■ 移行
次の手順を実施すると時計モードへ移行します。
1. スタンバイ制御レジスタ (STBCR) のSTOPビットに"0", TIMERビットに"1", SLEEP
ビットに "0" を書き込む
2. スタンバイ制御レジスタ (STBCR) を読み出す
< 注意事項 >
時計モードに移行する前に CPU が次の命令を実行しないよう , 例 ) のように手順 2 の次
の命令で読み出した値を使用するダミー処理を行ってください。
例)
LDI
#value_of_timer, R0
; TIMER ビット =1, SLVL1, SLVL0 ビット設定
LDI
#_STBCR, R12
;
STB
R0, @R12
; 書込み
LDUB
@R12, R0
; 読出し ( 時計モードへ移行 )
MOV
R0, R0
; ダミー処理
NOP
; ダミー処理
NOP
; ダミー処理
■ 時計モードからの復帰
次のいずれかの場合に CPU が時計モードから復帰します。
•
本デバイスがリセットされた
•
以下の割込み要求が発生した ( 割込みレベルが "31" 以外の割込み要求 )
-
サブタイマの割込み要求
-
時計カウンタの割込み要求
-
外部割込みの要求
-
USB ファンクションの WKUP ビットによる割込み
割込みレベルについては「第 10 章 割込みコントローラ」を参照してください。
< 注意事項 >
割込み要求で時計モードから復帰したときに, CPUが割込み要求を受け付けなかった場合
は , 時計モードになった次の命令からプログラムが実行されます。CPU が割込み要求を受
け付けた場合は , 割込み処理ルーチンへ分岐します。
178
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
ストップモード時の動作
8.4.6
ストップモードは , スタンバイモードの 1 つとして分類されます。スタンバイモードは , デバ
イス全体を停止させて , 待機状態にするモードです。そのため , 外部イベントの発生待ち状態
での消費電力を大幅に低減できます。
ストップモードは , すべてのクロックの発振を停止し , 消費電力を最小にするモードです。
■ 概要
ストップモードを利用すると , すべてのクロックの発振が停止するため消費電力を最
小にできます。
ただし , 復帰要求が発生してからプログラム動作へ復帰するまでには発振安定待ち時
間を必要とします。
■ 設定
ストップモードになる前とストップモードからの復帰後の CPU のソースクロック
(SRCCLK) によって , 設定が異なります。
● ストップモード前後の CPU のソースクロック (SRCCLK) がサブクロック
(SBCLK) の場合
ストップモードへ移行する前に必要な設定を表 8.4-6 に示します。
表 8.4-6 設定レジスタ
レジスタ
ビット
クロックソース設定 CKS1, CKS0
レジスタ (CSELR)
PCEN
スタンバイ制御レジ SLVL1
スタ (STBCR)
説明
CPU のソースクロック (SRCCLK) にサブク
ロック (SBCLK) を選択 (CKS1, CKS0=11)
PLL クロック (PLLCLK) の発振を停止
(PCEN=0)
ストップモード時の端子から出力信号を設
定
0= ストップモードになる前の状態を保持
1=Hi-Z
< 注意事項 >
ストップモードに移行する時点で , ドーズモードを設定しているときに , スタンバイ制御
レジスタ (STBCR) の SLVL1 ビットが "0" に設定されていると , ストップモードからの復
帰時に DOZE ビット "0" にクリアされ , ドーズモードが終了します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
179
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
● ストップモード前後のCPUのソースクロック (SRCCLK) がメインクロック
(MCLK) の場合
ストップモードへ移行する前に必要な設定を表 8.4-7 に示します。
表 8.4-7 設定レジスタ
レジスタ
ビット
クロックソース設定 CKS1, CKS0
レジスタ (CSELR)
説明
CPU のソースクロック (SRCCLK) にメイ
ンクロック (MCLK) を選択
(CKS1, CKS0=00/01)
PCEN
PLL クロック (PLLCLK) の発振を停止
(PCEN=0)
スタンバイ制御レジ SLVL1
スタ (STBCR)
ストップモード時の端子から出力信号を
設定
0= ストップモードになる前の状態を保持
1=Hi-Z
< 注意事項 >
ストップモードに移行する時点で , ドーズモードを設定しているときに , スタンバイ制御
レジスタ (STBCR) の SLVL1 ビットが "0" に設定されていると , ストップモードからの復
帰時に DOZE ビット "0" にクリアされ , ドーズモードが終了します。
■ 移行
次の手順を実施するとストップモードへ移行します。
1. スタンバイ制御レジスタ (STBCR) のSTOPビットに"1", TIMERビットに"0", SLEEP
ビットに "0" を書き込む
2. スタンバイ制御レジスタ (STBCR) を読み出す
< 注意事項 >
ストップモードに移行する前に CPU が次の命令を実行しないよう , 例 ) のように手順 2
の次の命令で読み出した値を使用するダミー処理を行ってください。
例)
180
LDI
#value_of_stop, R0
; STOP ビット =1, SLVL1, SLVL0 ビット設定
LDI
#_STBCR, R12
;
STB
R0, @R12
; 書込み
LDUB
@R12, R0
; 読出し ( ストップモードへ移行 )
MOV
R0, R0
; ダミー処理
NOP
; ダミー処理
NOP
; ダミー処理
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 8 章 低消費電力モード
8.4
MB91665 シリーズ
■ ストップモードからの復帰
次のいずれかの場合に CPU がストップモードから復帰します。
•
本デバイスがリセットされた
•
以下の割込み要求が発生した ( 割込みレベルが "31" 以外の割込み要求 )
-
外部割込み
-
USB ファンクションの WKUP ビットによる割込み
割込みレベルについては , 「第 10 章 割込みコントローラ」を参照してください。
< 注意事項 >
割込み要求でストップモードから復帰したときに, CPUが割込み要求を受け付けなかった
場合は , ストップモードになった次の命令からプログラムが実行されます。CPU が割込み
要求を受け付けた場合は , 割込み処理ルーチンへ分岐します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
181
第 8 章 低消費電力モード
8.5
8.5
MB91665 シリーズ
使用上の注意
低消費電力モードを使用する際は , 次の点に注意してください。
•
次の低消費電力モードに切り換えるときに , 割込み要求が発生していると低消費電
力モードへ移行できません。
•
-
ドーズモード
-
スリープモード
-
メインタイマモード
-
時計モード
-
ストップモード
例として , 次の場合はスリープモードにはなりません。割込み要求をクリアしてか
らスリープモードへ移行してください。
-
スリープモード中, CPUが受け付けない割込み要求によりスリープモードから復
帰した後で , 割込み要求をクリアせずに再びスリープモードへの移行動作を行
なった。
182
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
リセットの機能と動作について説明します。
9.1 概要
9.2 構成
9.3 端子
9.4 レジスタ
9.5 動作説明
9.6 動作状態と遷移
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
183
第 9 章 リセット
9.1
9.1
MB91665 シリーズ
概要
内部回路を初期化するためのリセットについて説明します。
■ 概要
本デバイスには , 次の 3 種類のリセット要因があります。
•
INIT 端子入力
•
ウォッチドッグリセット 0
•
ソフトウェアリセット
リセット要因が発生すると , すべてのプログラムと内部回路の動作を停止して , 状態を
初期化します。
この状態をリセット状態とよびます。
リセット要因が解除されると , プログラムおよびハードウェア動作が開始されます。
184
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
9.2
MB91665 シリーズ
構成
9.2
リセットの構成を示します。
■ リセットのブロックダイヤグラム
リセットのブロックダイヤグラムを図 9.2-1 に示します。
図 9.2-1 リセットのブロックダイヤグラム
リセット
(RST)
リセット要求
S
Q
RDLY
R
RSTCR
周辺クロック
(PCLK)
オ
ン
チ
ッ
プ
バ
ス
INIT 端子
遅延
セレクタ
8 ビット
周辺
クロック
(PCLK)
リセット発生
4 ビット
延長カウンタ
遅延カウンタ
バスアイドル応答
イニシャライズリセット
(INIT)
ノイズ
フィルタ
S
周辺
クロック 4 ビット
(PCLK)
延長カウンタ
Q
R
周辺クロック
(PCLK)
2 ビット
要因延長カウンタ
リセット
要求フラグ
リセット発生
S
周辺クロック
(PCLK)
Q
R
2 ビット
要因延長カウンタ
リセット
要求フラグ
リセット発生
S
ウォッチドッグリセット 0
周辺クロック
(PCLK)
Q
RSTRR
R
2 ビット
要因延長カウンタ
IRRST
リセット
要求フラグ
ERST
リセット発生
WDG0
SRST
RSTRR
読出し
RSTRR:リセット要因レジスタ (RSTRR)
RSTCR:リセット制御レジスタ (RSTCR)
ソフトウェア
リセット要求
SRST
RSTCR
•
リセット要因レジスタ (RSTRR)
リセット要因を表示するレジスタです。
•
リセット制御レジスタ (RSTCR)
リセット発行を制御するレジスタです。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
185
第 9 章 リセット
9.2
•
MB91665 シリーズ
遅延カウンタ
リセット要求が発生してから , バスがアイドル状態になるまでの期間をカウントし
ます。
一定時間内にバスアイドル状態にならない場合は , 強制的にイニシャライズリセッ
ト (INIT) が発行されます。
•
要因延長カウンタ
リセット要因を延長する時間をカウントするカウンタです。各リセット要因は , リ
セットが発行されるまで保持されます。
■ クロック
リセットで使用するクロックを表 9.2-1 に示します。
表 9.2-1 リセットで使用するクロック
クロック名
動作クロック
186
内容
周辺クロック (PCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
9.3
MB91665 シリーズ
9.3
端子
リセットで使用する端子について説明します。
■ 概要
リセットには次の端子があります。
•
INIT 端子
リセット要求を入力する , 外部入力端子です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
187
第 9 章 リセット
9.4
9.4
MB91665 シリーズ
レジスタ
リセットで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ リセットのレジスタ一覧
リセットのレジスタ一覧を表 9.4-1 に示します。
表 9.4-1 リセットのレジスタ一覧
188
レジスタ略称
RSTRR
レジスタ名
リセット要因レジスタ
参照先
9.4.1
RSTCR
リセット制御レジスタ
9.4.2
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
9.4
MB91665 シリーズ
リセット要因レジスタ (RSTRR)
9.4.1
リセット要因を記憶するレジスタです。
電源投入後 , このレジスタを読み出すまでの間に発生したリセット要因をすべて記憶
します。
リセット要因レジスタ (RSTRR) のビット構成を図 9.4-1 に示します。
図 9.4-1 リセット要因レジスタ (RSTRR) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
IRRST
ERST
WDG0
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
SRST
R
未定義
R
初期値:
R
R
* リセット要因により異なる
R:リードオンリ
*:初期値は次のとおりです。
リセット要因
初期値
INIT 端子入力
11XXXXXX
ウォッチドッグリセット 0
XXX1XXXX
ウォッチドッグリセット 0 のタイムアウト 1XX1XXXX
ソフトウェアリセット
XXXXXXX1
ソフトウェアリセット時のタイムアウト
1XXXXXX1
このレジスタの読出し
00000000
X: 初期化されません。
< 注意事項 >
このレジスタを読み出すと , すべてのビットがクリアされます。
[bit7]:IRRST ( イレギュラーリセットビット )
バスアクセスの完了を待たずにリセットが発行されることを , イレギュラーリセット
とよびます。イレギュラーリセットが発生すると , リセット時にメモリ内容が破壊され
ている可能性があります。
INIT 端子入力によるリセットか , リセットタイムアウトが発生すると , このビットが
"1" に変わります。
読出し値
0
1
CM71-10158-1
説明
イレギュラーリセットは検出されていません。
メモリ内容が破壊されていないことを保証します。
イレギュラーリセットが検出されました。
直前のリセットで , メモリ内容が破壊された可能性があります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
189
第 9 章 リセット
9.4
MB91665 シリーズ
イレギュラーリセットについては , 「9.5.3 リセットの動作」の「■ イレギュラーリ
セット」を参照してください。
[bit6]:ERST ( リセット端子入力ビット )
INIT 端子入力のリセットが発生したかどうかを示します。
読出し値
説明
0
INIT 端子入力のリセットは発生していません。
1
INIT 端子入力のリセットが発生しました。
[bit5]:未定義ビット
読出し時
値は不定です。
[bit4]:WDG0 ( ウォッチドッグリセット 0 ビット )
ウォッチドッグリセット 0 が発生したかどうかを示します。
ウォッチドッグタイマ 0 でリセットタイムアウトが発生した場合は , IRRST ビットも
"1" に変わります。
読出し値
説明
0
ウォッチドッグリセット 0 は発生していません。
1
ウォッチドッグリセット 0 が発生しました。
[bit3 ∼ bit1]:未定義ビット
読出し時
値は不定です。
[bit0]:SRST ( ソフトウェアリセットビット )
ソフトウェアリセット (RSTCR:SRST) が発生したかどうかを示します。
ソフトウェアリセット (RSTCR:SRST) でリセットタイムアウトが発生していた場合
は , IRRST ビットも "1" に変わります。
読出し値
190
説明
0
ソフトウェアリセット (RSTCR:SRST) は発生していません。
1
ソフトウェアリセット (RSTCR:SRST) が発生しました。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
9.4
MB91665 シリーズ
リセット制御レジスタ (RSTCR)
9.4.2
リセットの発行を制御するレジスタです。
リセット制御レジスタ (RSTCR) のビット構成を図 9.4-2 に示します。
図 9.4-2 リセット制御レジスタ (RSTCR) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
RDLY2
RDLY1
RDLY0
R/W
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
SRST
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
属性
初期値
R/W
R/W:リード / ライト可能
[bit7 ∼ bit5]:RDLY2 ∼ RDLY0 ( リセット発行遅延ビット )
リセット要求が受け付けられてから , すべてのバスがアイドルになるまで , リセット発
行を遅延させる時間を設定します ( 遅延サイクル ) 。
RDLY2
RDLY1
RDLY0
説明
0
0
0
周辺クロック (PCLK) × 2 サイクル
0
0
1
周辺クロック (PCLK) × 4 サイクル
0
1
0
周辺クロック (PCLK) × 8 サイクル
0
1
1
周辺クロック (PCLK) × 16 サイクル
1
0
0
周辺クロック (PCLK) × 32 サイクル
1
0
1
周辺クロック (PCLK) × 64 サイクル
1
1
0
周辺クロック (PCLK) × 128 サイクル
1
1
1
周辺クロック (PCLK) × 256 サイクル
< 注意事項 >
•
各ビットの値は , リセットにより初期化されます。リセット後の書込みは 1 回のみ可
能です。
•
遅延サイクルの設定が短い場合は , リセットタイムアウトによるイレギュラーリセッ
トが発生する可能性が高くなります。一方 , 遅延サイクルの設定が長い場合は , リセッ
ト要因が発生してからリセットが発行されるまでに長時間かかることがあります。
•
イレギュラーリセットについては , 「9.5.3 リセットの動作」の「■ イレギュラーリ
セット」を参照してください。
[bit4 ∼ bit1]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
191
第 9 章 リセット
9.4
MB91665 シリーズ
[bit0]:SRST ( ソフトウェアリセットビット )
このビットに "1" を書き込んだ後 , リセット制御レジスタ (RSTCR) を読み出すと , ソフ
トウェアリセット要求が発生します。
書込み値
説明
0
リセット要求を発生しません。
1
本レジスタの読出しによってリセット要求を発生します。
< 注意事項 >
192
•
このビットに "1" を書き込んだ後は , リセットが発生するまで , リセット制御レジスタ
(RSTCR) への書込みは無視されます。
•
SRST=1 でソフトウェアリセット要求を発生させるまえに , ソースクロックをメイン
クロック (MCLK) の 2 分周に切り換えてください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
9.5
MB91665 シリーズ
9.5
動作説明
リセットの動作について説明します。
9.5.1
リセットの種類
本デバイスには , 3 種類のリセットがあり , それぞれ発生要因や初期化する内容が異な
ります。
•
電源投入リセット (SINIT)
分周回路の不定状態を初期化するために使用します。
また , 同時にイニシャライズリセット (INIT) とリセット (RST) を発行します。
リセット要因
・INIT 端子へ "L" レベルを入力
初期化対象
・メインクロック (MCLK) の発振安定待ち時間
同時に発生するリセット
・イニシャライズリセット (INIT)
・リセット (RST)
•
イニシャライズリセット (INIT)
クロック制御の設定をリセットするために , 次のレジスタを初期化します
・クロックソース設定レジスタ (CSELR)・クロックソース監視レジスタ (CMONR)
・PLL設定レジスタ (PLLCR)
・発振安定待ち設定レジスタ (CSTBR)
また , 同時に , リセット (RST) を発行します。
リセット要因
・INIT 端子入力
・リセットタイムアウト
・ウォッチドッグリセット 0
初期化対象
・ソースクロック = メインクロック (MCLK) の 2 分周
・クロック発振 = メイン発振 , サブ /PLL 停止
・PLL マクロ発振クロックの分周比
・PLL クロック (PLLCLK) の逓倍率
・PLL クロックの発振安定待ち時間
・PLL 入力クロックの分周比
・サブクロックの発振安定待ち時間
同時に発生するリセット
・リセット (RST)
•
リセット (RST)
プログラム動作を初期化するリセットです。
CM71-10158-1
リセット要因
・INIT 端子入力
・リセットタイムアウト
・ウォッチドッグリセット 0
・ソフトウェアリセット
初期化対象
電源投入リセット (SINIT) およびイニシャライズリセッ
ト (INIT) で初期化されるレジスタ以外のすべてのレジ
スタ設定およびハードウェア
同時に発生するリセット
なし
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
193
第 9 章 リセット
9.5
9.5.2
MB91665 シリーズ
リセット要因
3 種類のリセット要因があります。リセット要因によって , 発行されるリセットのレベ
ルが異なります。
また, バスアクセスの完了を確認せずに, イニシャライズリセット (INIT) を発行するイ
レギュラーリセットが発生するかどうかもリセット要因によって異なります。
•
INIT 端子入力
INIT 端子に "L" レベルが入力されている間 , イニシャライズリセット (INIT) 要求が
発生します。
発生要因
INIT 端子へ "L" レベルを入力
解除要因
INIT 端子へ "H" レベルを入力
リセットレベル
電源投入リセット (SINIT), イニシャライズリセット (INIT), リ
セット (RST) すべてを発行
対応フラグ
リセット要因レジスタ (RSTRR) の ERST ビット =1
動作
バスアクセスの完了を待たずに電源投入リセット (SINIT), イニ
シャライズリセット (INIT), リセット (RST) を発行 ( イレギュラー
リセット )
•
ウォッチドッグリセット 0
ウォッチドッグタイマで設定した周期が経過すると , ウォッチドッグリセット 0 要
求が発生します。ウォッチドッグリセット 0 要求が発生すると , イニシャライズリ
セット (INIT) が発行されます。
194
発生要因
ウォッチドッグタイマで設定した周期が経過
解除要因
イニシャライズリセット (INIT) の発行後 , 自動的に解除
リセットレベル
イニシャライズリセット (INIT) とリセット (RST) を発行
対応フラグ
リセット要因レジスタ (RSTRR) の WDG0 ビット =1
動作
・ バスアクセスの完了を確認してからイニシャライズリセット
(INIT) とリセット (RST) を発行
・ バスアクセスが完了せずリセットタイムアウトが発生した場合
は , 強制的にイニシャライズリセット (INIT) とリセット (RST)
を発行 ( イレギュラーリセット )
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
9.5
MB91665 シリーズ
•
ソフトウェアリセット (RSTCR:SRST)
リセット制御レジスタ (RSTCR) の SRST ビットに "1" を書き込んだ後に , リセット
制御レジスタ (RSTCR) を読み出すと , リセット (RST) 要求が発生します。
発生要因
リセット制御レジスタ (RSTCR) の SRST ビットに "1" を書き込ん
だ後に , リセット制御レジスタ (RSTCR) を読み出す
* SRST ビットに "1" を書き込む前にソースクロック (SRCCLK) を
メインクロック (MCLK) の 2 分周に切り換えてください。
解除要因
リセット (RST) の発行後 , 自動的に解除
リセットレベル
リセット (RST) のみを発行
対応フラグ
リセット要因レジスタ (RSTRR) の SRST ビット =1
動作
・バスアクセスの完了を確認してからリセット (RST) を発行
・バスアクセスが完了せずリセットタイムアウトが発生した場合
は , 強制的にイニシャライズリセット (INIT) とリセット (RST) を
発行 ( イレギュラーリセット )
■ リセット要因判定フロー
図 9.5-1 リセット要因判定フロー
RSTRRをリード
(RSTRRの全ビットはクリアされる)
No
IRRST=1 ?
Yes
No
ERST=1 ?
Yes
INIT端子=Lによる
リセット
9.5.3
下位6bitの判定
(リセットタイムアウト)
下位6bitの判定
リセットの動作
■ リセット動作の流れ
リセットが発生し , リセット状態に入ってから , CPU が動作を開始するまでの一連の動
作をリセットシーケンスとよびます。
リセットシーケンスを図 9.5-2 に示します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
195
第 9 章 リセット
9.5
MB91665 シリーズ
図 9.5-2 リセットシーケンス
リセット要因発生
INIT 端子から
"L" レベル入力
リセット要因発生
ウォッチドッグリセット 0
リセット要因発生
ソフトウェアリセット
バスアイドル待ち
バスアイドル待ち
リセット
タイムアウト
バスアイドル
状態
リセット
タイムアウト
バスアイドル
状態
電源投入リセット
(SINIT 発行 )
イニシャライズリセット (INIT) 発行
リセット (RST) 発行
リセット (RST) 発行
イニシャライズリセット (INIT) 解除
リセット (RST) 解除
リセットベクタフェッチ
プログラム開始
1. リセット要因の取り込みと延長
発生したリセット要因が非同期で取り込まれ , リセットが発行されるまで保持され
ます。
2 ビットの要因延長カウンタを持ち , 最小でも 4T (T: 周辺クロック (PCLK) の周期 )
リセット要因を保持します。
2. リセット要求の発生
生成したリセット要求を内部バス制御部へ通知し , 次の処理を行います。
-
CPU のプログラム動作の停止 ( スリープモードと同一処理。)
-
すべてのバスへアイドル要求が通知されたことの確認
同時に遅延カウンタがカウントを開始します。
196
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
9.5
MB91665 シリーズ
3. リセット要求の受理とリセット発行
リセット要求に対するすべての処理が完了すると , リセット要求が受理されます。
バスから完了の応答がある前に , 遅延カウンタがオーバフローしリセットタイムア
ウトが発生すると , イレギュラーリセットが発行されます。
4. リセットの発行
-
INIT 端子へ "L" レベルを入力
電源投入リセット (SINIT), イニシャライズリセット (INIT), リセット (RST) が発
行されます。
-
ウォッチドッグリセット 0
イニシャライズリセット (INIT), リセット (RST) が発行されます。
-
リセットタイムアウト
イニシャライズリセット (INIT), リセット (RST) が発行されます。
-
ソフトウェアリセット (RSTCR:SRST)
リセット (RST) が発行されます。
5. リセット要因の解除
リセット要因が解除されると , 4T (T: 周辺クロック (PCLK) ) の間 , リセット要求
が延長されます。その後 , 16T (T: 周辺クロック (PCLK) ) リセット周期を維持し
ます。このため , リセットの最小発行周期は 20T になります。
6. リセットの解除
リセットサイクルが終了すると , リセットが解除されハードウェアが動作を開
始します。
7. リセットベクタの取込み ( フェッチ )
CPU がリセットベクタ (000F FFFCH) の取込み ( フェッチ ) を開始します。CPU は
取得したリセットベクタをプログラムカウンタ (PC) に取り込んで , プログラム動
作を開始します。
■ 電源投入リセット (SINIT)
電源リセット (SINIT) が発行されると同時にイニシャライズリセット (INIT), リセット
(RST) も発行されます。電源投入リセット (SINIT) のリセット要因が解除された後の各
リセット発行シーケンスを図 9.5-3 に示します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
197
第 9 章 リセット
9.5
MB91665 シリーズ
図 9.5-3 電源投入リセット (SINIT) のリセット要因解除後の各リセット発行シーケンス
PCLK
SINIT
INIT
RST
PCLK × 16 サイクル
PCLK × 16 サイクル
発振安定待ち時間 + (PCLK × 4 サイクル )
PCLK
SINIT
INIT
RST
:周辺クロック (PCLK)
:電源投入リセット (SINIT)
:イニシャライズリセット (INIT)
:リセット (RST)
■ イニシャライズリセット (INIT)
イニシャライズリセット (INIT) が発行されると同時にリセット (RST) も発行されま
す。
イニシャライズリセット (INIT) のリセット要因が解除された後の各リセット発行シー
ケンスを図 9.5-4 に示します。
図 9.5-4 イニシャライズリセット (INIT) のリセット要因解除後の各リセット発行シーケンス
PCLK
リセット
要因
INIT
RST
PCLK × 4
サイクル
PCLK × 16 サイクル
PCLK × 16 サイクル
PCLK :周辺クロック (PCLK)
INIT :イニシャライズリセット (INIT)
RST :リセット (RST)
198
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
9.5
MB91665 シリーズ
■ リセット (RST)
リセット (RST) のリセット要因が解除された後の各リセット発行シーケンスを図 9.55 に示します。
図 9.5-5 リセット (RST) のリセット要因解除後の各リセット発行シーケンス
PCLK
リセット
要因
INIT
L
RST
PCLK × 4
サイクル
PCLK × 16 サイクル
PCLK :周辺クロック (PCLK)
INIT :イニシャライズリセット (INIT)
RST :リセット (RST)
イレギュラーリセット
9.5.4
次の場合にイレギュラーリセットが発生します。
•
INIT 端子入力 (INIT) 時
•
リセットタイムアウト発生時
( ウォッチドッグリセット 0/ ソフトウェアリセット (RSTCR:SRST) 時 , バスから応
答がある前に , 遅延カウンタがオーバフローした )
イレギュラーリセットが発生すると , 次の処理が行われます。
•
イニシャライズリセット (INIT) を発行
•
リセット要因レジスタ (RSTRR) の IRRST ビットが "1" に変わる
< 注意事項 >
イレギュラーリセット発生時は , リセットが入力される時点でバスアクセスが行われてい
た可能性があり , メモリ内容が破壊されていることがあります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
199
第 9 章 リセット
9.6
MB91665 シリーズ
動作状態と遷移
9.6
各種状態と , その制御について説明します。
■ 動作状態
動作状態の遷移を図 9.6-1 に示します。
図 9.6-1 動作状態の遷移
① INIT=L
⑩ クロックを必要としない外部割込み
② INIT=H
⑪ サブタイマ割込み / 時計カウンタ割込み
③ 発振安定待ち終了
⑫ メイン→サブ切り替え ( 命令書込み )
④ RST 解除
⑬ サブ→メイン切り替え ( 命令書込み )
⑤ ソフトウェアリセット (RST)
⑭ メイン→ PLL 切り替え ( 命令書込み )
⑥ スリープモード ( 命令書込み )
⑦ ストップモード ( 命令書込み )
⑮ PLL →メイン切り替え ( 命令書込み )
⑯ ウォッチドッグリセット / ソフトリセットのタイムアウト時 (INIT)
⑧メインタイマモード / 時計モード ( 命令書込み )
⑰ INIT 解除
⑨ 割込み
⑱ メインタイマ割込み / サブタイマ割込み / 時計カウンタ割込み
パワーオン
①
電源投入リセット
(SINIT)
②
MCRDY=0 のとき
① メイン発振安定待ち
③
⑥
MCRDY=1 のとき
①
①
メインプログラム
リセット
(RST)
メインタイマモード
PLL RUN
①
⑯
⑩
④
⑪
時計モード
①
⑯
⑤
⑱
⑧
⑦
メインストップ
⑬
メイン RUN
ドーズモード
⑥
⑨
①
⑨
ドーズモード
⑮
⑭
⑩
①
⑯
設定初期化
(INIT)
⑰
①
PLL スリープ
リセット
メインスリープ
⑫
⑧
サブ RUN
ドーズモード
①
①
⑥
サブストップ
⑦
⑩
⑨
サブスリープ
①
③
サブ発振安定待ち
RUN
⑩
③
メイン発振安定待ち
RUN
①
200
①
①
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
①
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
9.6
MB91665 シリーズ
● RUN 状態 ( 通常動作 )
プログラム実行状態です。
すべての内部クロックが供給され , すべての回路が動作可能な状態です。
ストップ状態とメインタイマモード状態と時計モード状態の外部端子の Hi-Z 制御は解
除されます。
● スリープ状態
プログラム停止状態です。プログラム動作によって遷移します。
CPU のプログラム実行のみを停止します。周辺回路は動作が可能です。
各種内蔵メモリおよび外部バスは , DMA コントローラ (DMAC) が要求するまで停止し
ます。
内部バスは , バススリープモードのとき , DMA コントローラ (DMAC) が要求するまで
停止状態です。
•
有効な割込み要求が発生すると , RUN 状態 ( 通常動作 ) へ遷移します。
•
INIT 端子に "L" レベルが入力されると , 電源投入リセット (SINIT) 状態へ遷移しま
す。
● 時計モード状態
デバイス停止状態です。プログラム動作によって遷移します。
発振回路 ( サブクロック (SBCLK) ) 以外の内部回路が停止します。
外部端子を一律 Hi-Z にすることができます。( 一部端子を除く )
•
外部割込み要求が発生すると , RUN 状態 ( 通常動作 ) へ遷移します。
•
サブタイマ割込み , 時計カウンタ割込み要求が発生すると , RUN 状態 ( 通常動作 ) へ
遷移します。
•
INIT 端子に "L" レベルが入力されると , 電源投入リセット (SINIT) 状態へ遷移しま
す。
< 注意事項 >
時計モードに移行する前に , メインクロック (MCLK) と PLL クロック (PLLCLK) の発振を
停止してください。
● メインタイマモード状態
デバイス停止状態です。プログラムによって遷移します。発振回路 ( メインクロック
(MCLK), サブクロック (SBCLK)) 以外の内部回路が停止します。外部端子を一律 Hi-Z
にすることができます ( 一部端子を除く )。
•
外部割込み要求が発生すると , RUN 状態 ( 通常動作 ) へ遷移します。
•
メインタイマ割込み , サブタイマ割込み , 時計カウンタ割込み要求が発生すると ,
RUN 状態 ( 通常動作 ) へ遷移します。
•
CM71-10158-1
INIT端子に"L"レベルが入力されると, 電源投入リセット(SINIT)状態へ遷移します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
201
第 9 章 リセット
9.6
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
メインタイマモードに移行する前に PLL クロック (PLLCLK) の発振を停止してください。
● ストップ状態
デバイス停止状態です。プログラム動作によって移行します。
すべての内部回路が停止します。
外部端子を一律 Hi-Z にすることができます。( 一部端子を除く )
•
外部割込み要求が発生すると , 発振安定待ち RUN 状態へ遷移します。
•
INIT 端子に "L" レベルが入力されると , 電源投入リセット (SINIT) 状態へ遷移しま
す。
< 注意事項 >
ストップ状態に移行する前に , PLL クロック (PLLCLK) の発振を停止してください。
● 発振安定待ち RUN 状態
デバイス停止状態です。ストップ状態からの復帰後に移行します。
すべての内部回路が停止します。( 発振安定待ちのためのタイマ動作を除く )
内部クロックはすべて停止しますが , 動作を許可されていた発振回路は動作していま
す。
•
発振安定待ち時間が経過すると , RUN 状態 ( 通常動作 ) へ移行します。
•
INIT 端子に "L" レベルが入力されると , 電源投入リセット (SINIT) 状態へ移行しま
す。
● 発振安定待ちリセット (RST) 状態
デバイス停止状態です。電源投入リセット (SINIT) からの復帰後に移行します。
すべての内部回路が停止します。( 発振安定待ちのためのタイマ動作を除く )
内部クロックはすべて停止しますが , メイン発振回路は動作しています。
•
発振安定待ち時間が経過すると , イニシャライズリセット (INIT) 状態へ移行しま
す。
•
INIT 端子に "L" レベルが入力されると , 電源投入リセット (SINIT) 状態へ移行しま
す。
● プログラムリセット (RST) 状態
プログラム初期化状態です。リセット (RST) 要求を受け付けたとき , またはイニシャラ
イズリセット (INIT) 状態の終了後に移行します。
CPU のプログラム実行は停止し , プログラムカウンタは初期化されます。周辺回路は
初期化されます。( 一部を除く )
202
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 9 章 リセット
9.6
MB91665 シリーズ
すべての内部クロックと動作が許可されていた発振回路と PLL クロック (PLLCLK) は
動作しています。
•
内部回路に対してリセット (RST) 要求し , リセット (RST) 要求が消失すると , RUN
状態 ( 通常動作 ) へ移行します。
•
INIT 端子に "L" が入力されると , 電源投入リセット (SINIT) 状態へ移行します。
● イニシャライズリセット (INIT) 状態
全設定初期化状態です。イニシャライズリセット (INIT) 要求の受付けによって移行し
ます。
CPU のプログラム実行は停止し , プログラムカウンタは初期化されます。周辺回路は
すべて初期化されます。メインクロック (MCLK) 発振回路は動作します ( サブクロッ
ク (SBCLK) 発振回路と PLL クロック (PLLCLK) 発振回路は動作を停止します ) 。INIT
端子への "L" レベル入力期間は , すべての内部クロックは停止しますが , それ以外では
動作します。
内部回路に対し , イニシャライズリセット (INIT) とリセット (RST) を出力します。
•
イニシャライズリセット (INIT) 要求が消失すると , この状態は解除されて , プログ
ラムリセット (RST) 状態へ移行します。
•
INIT 端子に "L" が入力されると , 電源投入リセット (SINIT) 状態へ移行します。
■ 各状態遷移要求の優先順位
どの状態においても , 各状態遷移要求は以下の優先順位に従います。ただし , 一部要求
は特定の状態でしか発生しませんので , その状態でしか有効になりません。
最強
電源投入リセット (SINIT) 要求
イニシャライズリセット (INIT) 要求
発振安定待ち時間の終了
発振安定待ちリセット状態 , 発振
安定待ち RUN 状態のみ発生
リセット (RST) 要求
最弱
CM71-10158-1
有効な割込み要求
RUN, スリープ , ストップ , 時計
モード状態のみ発生
ストップモード要求 ( レジスタ書込み )
RUN 状態のみ発生
時計モード要求 ( レジスタ書込み )
RUN 状態のみ発生
スリープモード要求 ( レジスタ書込み )
RUN 状態のみ発生
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
203
第 9 章 リセット
9.6
204
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 10 章 割込みコントローラ
割込みコントローラの機能と動作について説明し
ます。
10.1 概要
10.2 構成
10.3 レジスタ
10.4 動作説明と設定手順例
10.5 使用上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
205
第 10 章 割込みコントローラ
10.1
MB91665 シリーズ
10.1 概要
割込みコントローラは , 割込み要求の優先度を判定して , 要求を CPU へ送ります。
■ 概要
割込みコントローラには次の機能があります。
•
周辺機能からの割込み要求を受け付けます。
•
割込みレベル , および割込みベクタによって , CPU へ送る優先順位を判定します。
•
最も優先度の高い割込み要求を CPU へ送ります。
•
最も優先度の高い割込み要求の割込みベクタ番号を CPU へ送ります。
•
割込みレベルが "1111" 以外の割込み要求で , スリープモードおよびストップモード
からの復帰要求を生成します。
206
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 10 章 割込みコントローラ
10.2
MB91665 シリーズ
10.2 構成
割込みコントローラの構成を示します。
■ 割込みコントローラのブロックダイヤグラム
割込みコントローラのブロックダイヤグラムを図 10.2-1 に示します。
図 10.2-1 割込みコントローラのブロックダイヤグラム
ICR00
優
先
度
判
定
ICR47
レベル
割込みレベル
ベクタ
割込みベクタ番号
復帰要求
周辺機能からの割込み要求
周辺バス
•
割込み優先度判定回路
入ってきた割込み要求の優先度を判定します。また , スリープモード / ストップモー
ドのときは復帰要求を生成します。
•
割込みレベル発生回路
割込み要求の割込みレベルを CPU に送ります。
•
割込みベクタ発生回路
割込み要求の割込みベクタを CPU に送ります。
•
割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47)
割込み要求の割込みレベルを設定するレジスタです。
■ クロック
クロック名
動作クロック
CM71-10158-1
内容
周辺クロック (PCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
207
第 10 章 割込みコントローラ
10.3
MB91665 シリーズ
10.3 レジスタ
割込みコントローラで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 割込みコントローラのレジスタ一覧
割込みコントローラのレジスタ一覧を表 10.3-1 に示します。
表 10.3-1 割込みコントローラのレジスタ一覧
レジスタ略称
ICR00 ∼ ICR47
208
レジスタ名
割込みコントロールレジスタ 00 ∼ 47
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
10.3.1
CM71-10158-1
第 10 章 割込みコントローラ
10.3
MB91665 シリーズ
割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47)
10.3.1
割込みレベルを設定するレジスタです。各割込みの入力に対して 1 つずつ設けられています。
割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) のビット構成を図 10.3-1 に示します。
図 10.3-1 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
IL3
IL2
IL1
IL0
未定義
R/W
未定義
R/W
未定義
R/W
IL4
R
R/W
R/W
R/W
R/W
1
1
1
1
1
1
1
1
初期値
R/W:リード / ライト可能
R
:リードオンリ
[bit7 ∼ bit5]:未定義ビット
CM71-10158-1
書込み時
無視されます。
読出し時
"1" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
209
第 10 章 割込みコントローラ
10.3
MB91665 シリーズ
[bit4 ∼ bit0]:IL4 ∼ IL0 ( 割込みレベルコントロールビット )
割込み要求の割込みレベルを指定します。
リセットされると IL4 ∼ IL0=11111 ("11111B" は「レベル 31 割込み禁止」) に初期化さ
れます。
IL4
IL3
IL2
IL1
IL0
1
0
0
0
0
16
1
0
0
0
1
17
1
0
0
1
0
18
1
0
0
1
1
19
1
0
1
0
0
20
1
0
1
0
1
21
1
0
1
1
0
22
1
0
1
1
1
23
1
1
0
0
0
24
1
1
0
0
1
25
1
1
0
1
0
26
1
1
0
1
1
27
1
1
1
0
0
28
1
1
1
0
1
29
1
1
1
1
0
30
設定可能な最弱レベル
1
1
1
1
1
31
割込み禁止
割込みレベル
設定可能な最強レベル
(強)
(弱)
< 注意事項 >
210
•
このレジスタに設定した割込みレベルが , CPU の割込みレベルマスクレジスタ (ILM)
のマスクレベル値より弱い場合は , CPU 側で割込み要求がマスクされます。
•
周辺機能によって , 割込みレベルを設定する割込み制御レジスタ (ICR00 ∼ ICR47) が
異なります。周辺機能と割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) の対応につい
ては , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してください。
•
IL4 ビットは "1" 固定で , IL3 ∼ IL0 のみ設定が可能です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 10 章 割込みコントローラ
10.4
MB91665 シリーズ
10.4 動作説明と設定手順例
割込みコントローラの動作について説明します。
10.4.1
割込みコントローラの動作説明
割込みコントローラの 3 つの動作について説明します。
•
割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) を使った割込みレベルの指定
•
割込み要求の優先度判定
•
スリープモード / ストップモードからの復帰要求の生成
■ 割込みレベルの指定
割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) を使った割込みレベルの設定手順を示
します。
1. 割込み要求を発生させたい周辺機能に対応する割込みベクタ番号の割込みコン
トロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) に割込みレベルを設定する。
割込みベクタ番号と割込み要求の対応については , 「付録 C 割込みベクタ」を
参照してください。
2. 割込み要求を発生させたい周辺機能側で , 割込み要求の発生を許可する。
3. 設定した周辺機能を起動する。
■ 割込み要求の優先度判定
割込みコントローラは , 同時に発生している割込み要求の中から , 最も優先度の高い割
込み要求の割込みレベルと割込みベクタ番号を CPU へ送ります。
割込み要求の優先順位判定基準を , 判定の順に示します。
1. 割込みレベルが "30" 以下の割込み要求か。( レベル 31 は「割込み禁止」です。)
2. 割込みレベルの数値が最も小さい割込み要求か。
3. 割込みレベルが同じ場合は , その中で割込みベクタ番号が最も小さい割込み要
求か。
上記の判定基準にあてはまる割込み要求がなかった場合は , CPU に割込み要求がない
ことを示す割込みレベル "31" (11111B) を出力します。
■ スリープモードからの復帰要求の生成
割込みレベルが "31" 以外の割込み要求が発生すると , クロック制御部に対して , スリー
プモードからの復帰要求を発生します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
211
第 10 章 割込みコントローラ
10.4
MB91665 シリーズ
■ ストップモードからの復帰要求の生成
外部割込み /USB ファンクションから , 割込みレベルが "31" 以外の割込み要求が発生
すると , クロック制御部に対して , ストップモードからの復帰要求を発生します。
ストップから復帰後 , 割込み優先判定回路は , クロックの供給が開始してから動作を再
開するので , 割込み優先判定回路の結果が出るまでは , CPU は命令を実行しています。
< 注意事項 >
ストップモードからの復帰要因として使用しない割込みには , 対応する割込みコントロー
ルレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) で割込みレベルを "31" ( 割込み禁止 ) に設定してください。
212
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 10 章 割込みコントローラ
10.5
MB91665 シリーズ
10.5 使用上の注意
割込みコントローラを使用する際は , 次の点に注意してください。
■ プログラムに関する注意
•
スリープモード / ストップモードからの復帰要求を発生したくない割込み要求には ,
対応する割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) で割込みレベルを "31" ( 割
込み禁止 ) に設定してください。
■ 動作に関する注意
•
割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) に設定した割込みレベルが , CPU の
割込みレベルマスクレジスタ (ILM) のレベルマスク値より弱い場合は , CPU 側で割
込み要求がマスクされます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
213
第 10 章 割込みコントローラ
10.5
214
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 11 章 割込み要求一括
読出し機能
割込み要求一括読出し機能について説明します。
11.1 概要
11.2 構成
11.3 レジスタ
11.4 使用上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
215
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.1
MB91665 シリーズ
11.1 概要
割込み要求一括読出し機能は, 1つの割込みベクタ番号に割り当てられた複数の割込み要求を
一括で読み出す機能です。
FR80 ファミリ CPU のビットサーチ命令を使用することで , どの割込み要求が発生している
のかを素早く確認できます。
この機能を使用すると , 1 つの割込みベクタ番号を兼用している割込み要求が発生して
いるかどうかを一度で確認できます。
ただし , この機能で割込み要求フラグをクリアすることはできません。割込み要求フラ
グは , 各周辺機能のレジスタでクリアしてください。
216
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.2
MB91665 シリーズ
11.2 構成
割込み要求一括読出し機能の構成を示します。
■ 割込み要求一括読出し機能のブロックダイヤグラム
割込み要求一括読出し機能のブロックダイヤグラムを図 11.2-1 に示します。
図 11.2-1 割込み要求一括読出し機能のブロックダイヤグラム
割込み要求
割込み要求
周
辺
バ
ス
一括読出し
16 ビット
レジスタ
(IRPRxH,
各周辺機能から
IRPRxL)
■ クロック
クロック名
動作クロック
CM71-10158-1
内容
周辺クロック (PCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
217
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.3
MB91665 シリーズ
11.3 レジスタ
割込み要求一括読出し機能で使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 割込み要求一括読出し機能のレジスタ一覧
割込み要求一括読出し機能のレジスタ一覧を表 11.3-1 に示します。
表 11.3-1 割込み要求一括読出し機能のレジスタ一覧
218
レジスタ略称
IRPR0H
レジスタ名
割込み要求一括読出しレジスタ 0 上位
参照先
11.3.1
IRPR2L
割込み要求一括読出しレジスタ 2 下位
11.3.2
IRPR3H/ IRPR3L
割込み要求一括読出しレジスタ 3 上位 / 下位
11.3.3, 11.3.4
IRPR4H/ IRPR4L
割込み要求一括読出しレジスタ 4 上位 / 下位
11.3.5, 11.3.6
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.3
MB91665 シリーズ
割込み要求一括読出し機能レジスタ 0 上位 (IRPR0H)
11.3.1
割込みベクタ番号 20 (10 進 ) は , 16 ビットリロードタイマ ch.0 ∼ ch.2 の割込み要求が割り
当てられています。このレジスタを読み出すと , どのチャネルで割込み要求が発生している
のか確認できます。
割込み要求一括読出し機能レジスタ 0 上位 (IRPR0H) のビット構成を図 11.3-1 に示しま
す。
図 11.3-1 割込み要求一括読出し機能レジスタ 0 上位 (IRPR0H) のビット構成
割込み要求一括読出し機能レジスタ 0 上位 (IRPR0H)
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
RTIR0
RTIR1
RTIR2
属性
R
R
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
R:リードオンリ
割込み要求が発生したチャネルに対応するビットが "1" に変わります。
ビット番号
CM71-10158-1
ビット
bit15
RTIR0
bit14
RTIR1
bit13
RTIR2
bit12 ∼ bit8
未定義
値
0
リロードタイマ ch.0 で割込み要求なし
説明
1
リロードタイマ ch.0 で割込み要求あり
0
リロードタイマ ch.1 で割込み要求なし
1
リロードタイマ ch.1 で割込み要求あり
0
リロードタイマ ch.2 で割込み要求なし
1
リロードタイマ ch.2 で割込み要求あり
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
219
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.3
11.3.2
MB91665 シリーズ
割込み要求一括読出し機能レジスタ 2 下位 (IRPR2L)
割込みベクタ番号 41 (10 進 ) は , 次の周辺機能に兼用されています。
• メインタイマ
• サブタイマ
• 時計カウンタ
このレジスタを読み出すと , 割込み要求が発生した周辺機能を確認できます。
割込み要求一括読出し機能レジスタ 2 下位 (IRPR2L) のビット構成を図 11.3-2 に示しま
す。
図 11.3-2 割込み要求一括読出し機能レジスタ 2 下位 (IRPR2L) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
MCIR
SCIR
TCIR
属性
R
R
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
R:リードオンリ
割込み要求が発生すると , 発生した割込み要求に対応するビットが "1" に変わります。
ビット番号
bit7
bit6
220
ビット
MCIR
SCIR
bit5
TCIR
bit4 ∼ bit0
未定義
値
0
説明
メインタイマ割込み要求なし
1
メインタイマ割込み要求あり
0
サブタイマ割込み要求なし
1
サブタイマ割込み要求あり
0
時計カウンタ割込み要求なし
1
時計カウンタ割込み要求あり
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.3
MB91665 シリーズ
割込み要求一括読出し機能レジスタ 3 上位 (IRPR3H)
11.3.3
割込みベクタ番号 44 (10 進 ) は , 32 ビットインプットキャプチャ ch.0 ∼ ch.3 に兼用されて
います。このレジスタを読み出すと , 割込み要求が発生したチャネルを確認できます。
割込み要求一括読出し機能レジスタ 3 上位 (IRPR3H) のビット構成を図 11.3-3 に示しま
す。
図 11.3-3 割込み要求一括読出し機能レジスタ 3 上位 (IRPR3H) のビット構成
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
ICIR0
ICIR1
ICIR2
ICIR3
属性
R
R
R
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
R:リードオンリ
割込み要求が発生すると , 発生した割込み要求に対応するビットが "1" に変わります。
ビット番号
bit15
CM71-10158-1
ビット
ICIR0
bit14
ICIR1
bit13
ICIR2
bit12
ICIR3
bit11 ∼ bit8
未定義
値
説明
0
32ビットインプットキャプチャ ch.0で割込み要求なし
1
32ビットインプットキャプチャ ch.0で割込み要求あり
0
32ビットインプットキャプチャ ch.1で割込み要求なし
1
32ビットインプットキャプチャ ch.1で割込み要求あり
0
32ビットインプットキャプチャ ch.2で割込み要求なし
1
32ビットインプットキャプチャ ch.2で割込み要求あり
0
32ビットインプットキャプチャ ch.3で割込み要求なし
1
32ビットインプットキャプチャ ch.3で割込み要求あり
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
221
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.3
11.3.4
MB91665 シリーズ
割込み要求一括読出し機能レジスタ 3 下位 (IRPR3L)
割込みベクタ番号 37 (10 進 ) は , 次の周辺機能に兼用されています。
• UART/CSIO/I2C ch.7 の受信割込み要求
• 32 ビットインプットキャプチャ ch.4 ∼ ch.7
このレジスタを読み出すと , 割込み要求が発生した周辺機能を確認できます。
割込み要求一括読出し機能レジスタ 3 下位 (IRPR3L) のビット構成を図 11.3-4 に示しま
す。
図 11.3-4 割込み要求一括読出し機能レジスタ 3 下位 (IRPR3L) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
ICIR4
ICIR5
ICIR6
ICIR7
属性
R
R
R
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
R:リードオンリ
割込み要求が発生すると , 発生した割込み要求に対応するビットが "1" に変わります。
222
ビット番号
ビット
bit7
ICIR4
bit6
ICIR5
bit5
ICIR6
bit4
ICIR7
bit3 ∼ bit0
未定義
値
説明
0
32 ビットインプットキャプチャ ch.4 で割込み要求なし
1
32 ビットインプットキャプチャ ch.4 で割込み要求あり
0
32 ビットインプットキャプチャ ch.5 で割込み要求なし
1
32 ビットインプットキャプチャ ch.5 で割込み要求あり
0
32 ビットインプットキャプチャ ch.6 で割込み要求なし
1
32 ビットインプットキャプチャ ch.6 で割込み要求あり
0
32 ビットインプットキャプチャ ch.7 で割込み要求なし
1
32 ビットインプットキャプチャ ch.7 で割込み要求あり
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.3
MB91665 シリーズ
割込み要求一括読出し機能レジスタ 4 上位 (IRPR4H)
11.3.5
割込みベクタ番号 45 (10 進 ) は , 32 ビットアウトプットコンペア ch.0 ∼ ch.3 に兼用されて
います。このレジスタを読み出すと , 割込み要求が発生したチャネルを確認できます。
割込み要求一括読出し機能レジスタ 4 上位 (IRPR4H) のビット構成を図 11.3-5 に示しま
す。
図 11.3-5 割込み要求一括読出し機能レジスタ 4 上位 (IRPR4H) のビット構成
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
OCIR0
OCIR1
OCIR2
OCIR3
属性
R
R
R
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
R:リードオンリ
割込み要求が発生すると , 発生した割込み要求に対応するビットが "1" に変わります。
ビット番号
bit15
CM71-10158-1
ビット
OCIR0
bit14
OCIR1
bit13
OCIR2
bit12
OCIR3
bit11 ∼
bit8
未定義
値
説明
0
32 ビットアウトプットコンペア ch.0 で割込み要求なし
1
32 ビットアウトプットコンペア ch.0 で割込み要求あり
0
32 ビットアウトプットコンペア ch.1 で割込み要求なし
1
32 ビットアウトプットコンペア ch.1 で割込み要求あり
0
32 ビットアウトプットコンペア ch.2 で割込み要求なし
1
32 ビットアウトプットコンペア ch.2 で割込み要求あり
0
32 ビットアウトプットコンペア ch.3 で割込み要求なし
1
32 ビットアウトプットコンペア ch.3 で割込み要求あり
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
223
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.3
11.3.6
MB91665 シリーズ
割込み要求一括読出し機能レジスタ 4 下位 (IRPR4L)
割込みベクタ番号 38 (10 進 ) は , 次の周辺機能に兼用されています。
• UART/CSIO/I2C ch.7 の送信 / 送信バスアイドル
• I2C ch.7 のステータス割込み要求
• 32 ビットアウトプットコンペア ch.4 ∼ ch.7
このレジスタを読み出すと , 割込み要求が発生したチャネルや割込み要求の種類を確認でき
ます。
割込み要求一括読出し機能レジスタ 4 下位 (IRPR4L) のビット構成を図 11.3-6 に示しま
す。
図 11.3-6 割込み要求一括読出し機能レジスタ 4 下位 (IRPR4L) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
OCIR4
OCIR5
OCIR6
OCIR7
属性
R
R
R
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
未定義
R
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
R:リードオンリ
割込み要求が発生すると , 発生した割込み要求に対応するビットが "1" に変わります。
224
ビット番号
ビット
bit7
OCIR4
bit6
OCIR5
bit5
OCIR6
bit4
OCIR7
bit3 ∼ bit0
未定義
値
0
説明
32 ビットアウトプットコンペア ch.4 で割込み要求なし
1
32 ビットアウトプットコンペア ch.4 で割込み要求あり
0
32 ビットアウトプットコンペア ch.5 で割込み要求なし
1
32 ビットアウトプットコンペア ch.5 で割込み要求あり
0
32 ビットアウトプットコンペア ch.6 で割込み要求なし
1
32 ビットアウトプットコンペア ch.6 で割込み要求あり
0
32 ビットアウトプットコンペア ch.7 で割込み要求なし
1
32 ビットアウトプットコンペア ch.7 で割込み要求あり
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.4
MB91665 シリーズ
11.4 使用上の注意
割込み要求一括読出し機能を使用する際は , 次の点に注意してください。
■ 動作に関する注意
割込み要求一括読出しレジスタ (IRPRx) は , 書込みは無効です。割込み要求を取り下げ
たい場合は , 各機能のレジスタにある割込み要求フラグビットをクリアしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
225
第 11 章 割込み要求一括読出し機能
11.4
226
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
MB91665 シリーズ
CM71-10158-1
第 12 章 遅延割込み
遅延割込みの機能と動作について説明します。
12.1 概要
12.2 構成
12.3 レジスタ
12.4 動作説明と設定手順例
12.5 使用上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
227
第 12 章 遅延割込み
12.1
MB91665 シリーズ
12.1 概要
遅延割込みは , リアルタイム OS で使用するタスク切換え用の割込みを発生するものです。
■ 概要
遅延割込みは , REALOS などのリアルタイム OS でのタスク切換え用の割込み要求を発
生するものです。遅延割込みを使用すると , ソフトウェアで CPU に対して割込み要求
を発生したり , 取り消したりすることができます。
228
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 12 章 遅延割込み
12.2
MB91665 シリーズ
12.2 構成
遅延割込みの構成を示します。
■ 遅延割込みのブロックダイヤグラム
遅延割込みのブロックダイヤグラムを図 12.2-1 に示します。
図 12.2-1 遅延割込みのブロックダイヤグラム
周辺バス
遅延割込み制御
レジスタ (DICR)
割込み要求
•
遅延割込み制御レジスタ (DICR)
遅延割込みを制御するレジスタです。
■ クロック
クロック名
動作クロック
CM71-10158-1
内容
周辺クロック (PCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
229
第 12 章 遅延割込み
12.3
MB91665 シリーズ
12.3 レジスタ
遅延割込みで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 遅延割込みのレジスタ一覧
遅延割込みのレジスタ一覧を表 12.3-1 に示します。
表 12.3-1 遅延割込みのレジスタ一覧
レジスタ略称
DICR
230
レジスタ名
遅延割込み制御レジスタ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
12.3.1
CM71-10158-1
第 12 章 遅延割込み
12.3
MB91665 シリーズ
遅延割込み制御レジスタ (DICR)
12.3.1
遅延割込みを制御するレジスタです。
遅延割込み制御レジスタ (DICR) のビット構成を図 12.3-1 に示します。
図 12.3-1 遅延割込み制御レジスタ (DICR) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
未定義
R/W
未定義
R/W
未定義
R/W
未定義
R/W
未定義
R/W
未定義
R/W
未定義
R/W
DLYI
1
1
1
1
1
1
1
0
初期値
R/W
R/W:リード / ライト可能
[bit7 ∼ bit1]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
"1" が読み出されます。
[bit0]:DLYI ( 遅延割込み制御ビット )
遅延割込み要求の発生と解除を設定します。
書込み値
説明
0
遅延割込み要因の解除または要求なし
1
遅延割込み要求の発生
< 注意事項 >
このビットは , ほかの割込み要求フラグと同じです。割込み処理ルーチンの中でこのビッ
トをクリアして , 合わせてタスクを切り換えてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
231
第 12 章 遅延割込み
12.4
MB91665 シリーズ
12.4 動作説明と設定手順例
遅延割込みの動作と設定手順について説明します。
遅延割込みの動作説明
12.4.1
遅延割込みを使用すると , CPU に対してソフトウェアで , タスク切り換え用の割込み要
求を発生したり , 取り消したりできます。
遅延割込みが発生する条件を表 12.4-1 に示します。
表 12.4-1 割込み要求発生条件
割込み要求
遅延割込み要求
割込み要求の発生
遅延割込み制御レジスタ (DICR) の DLYI ビットに "1" を書き込
む
割込み要求許可
なし ( 常に許可 )
割込み要求のクリア 遅延割込み制御レジスタ (DICR) の DLYI ビットに "0" を書き込
む
< 注意事項 >
232
•
遅延割込みは , DMA 転送要求に使用できません。
•
割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してください。
•
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR47)
で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントローラ」を
参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 12 章 遅延割込み
12.5
MB91665 シリーズ
12.5 使用上の注意
遅延割込みを使用する際は , 次の点に注意してください。
■ プログラムに関する注意
•
遅延割込み制御ビットは , ほかの割込み要求フラグと同じです。割込みルーチンの
中でこのビットをクリアして , 合わせてタスクを切り換えてください。
•
CM71-10158-1
遅延割込みは , DMA 転送要求に使用できません。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
233
第 12 章 遅延割込み
12.5
234
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス
インタフェース
外部バスインタフェースの機能と動作について説
明します。
13.1 概要
13.2 構成
13.3 端子
13.4 レジスタ
13.5 プロトコル
13.6 タイミング設定
13.7 RDY 端子によるアクセスサイクルの延長
13.8 アクセスサイクル数
13.9 アドレス情報とアドレスアラインメント
13.10 データアラインメント
13.11 CS 領域設定手順
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
235
第 13 章 外部バス インタフェース
13.1
MB91665 シリーズ
13.1 概要
外部バスインタフェースは , 本デバイスと外部装置 ( メモリ・IO デバイスなど ) とを接続し
てデータの入出力を行うバスインタフェースです。
MB91F669(64pin) と MB91F668(48pin) にて , 外部バスの端子仕様は異なります。
詳細は , 各品種の外部バス端子一覧にてご確認ください。
■ 概要
外部バスインタフェースの特長を示します。
•
最大24ビット長 (32Mバイト空間:アドレスシフト時最大) のアドレス情報を出力で
きます。
* MB91F669(64pin) マルチプレックスバス時のみ。
•
バスタイプを次の中から選択できます。
-
アドレス・データスプリットバス
アクセス先のアドレス情報をアドレスバスにのみ出力します。
非同期メモリと接続できます。
-
アドレス・データマルチプレックスバス
アクセス先のアドレス情報をアドレスバスとデータバスの両方に出力します。
•
4 つのチップセレクト領域 (CS 領域 ) に個別に次の設定ができます。
* MB91F669(64pin) のみ 4 つのチップセレクト。
MB91F668(48pin) は 1 つのチップセレクトのみ。
-
CS 領域のサイズ:64K バイト∼ 32M バイトの範囲で設定できます。
-
CS 領域の位置:外部バス領域内の任意の位置に設定できます。
•
各 CS 領域に対応したチップセレクトを出力できます。
•
各 CS 領域に次の機能を設定できます。
-
動作の有効 / 無効
-
データバス幅 (8 ビット /16 ビット )
* MB91F668(48pin) は 8 ビットのみ。
-
書込み許可 / 禁止 ( 禁止:読出し専用領域として使用 )
-
バイトオーダリング ( ビッグエンディアン / リトルエンディアン )
* CS0 領域はビッグエンディアンのみ
-
アドレスタイプ ( 通常出力 / アドレスシフト出力 )
-
バスタイプ ( アドレス・データスプリットバス / アドレス・データマルチプレック
スバス )
•
各 CS 領域に次の期間 ( サイクル数 ) を設定できます。
リード / ライトアクセス共通
-
チップセレクト遅延サイクル
アドレスを出力してからチップセレクトを有効にするまでの期間
236
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.1
MB91665 シリーズ
-
アドレスストローブ出力サイクル
アドレスストローブの有効期間
-
アクセスサイクル
レディ入力端子によるリード / ライトアクセスサイクルの延長
-
アドレス出力サイクル
データ出力端子からアドレス情報を出力する期間 ( マルチプレックスバスの場
合のみ )
リードアクセス時
-
リードアクセスオートウェイト
リードストローブの有効期間
-
リードアクセスセットアップサイクル
チップセレクトを出力してからリードストローブを有効にするまでの期間
-
リードアクセスホールドサイクル
リードストローブを無効にしてからチップセレクトを無効にするまでの期間
-
リードアクセスアイドルサイクル
リードアクセス後のアイドル期間
ライトアクセス時
-
ライトアクセスオートウェイト
ライトストローブの有効期間
-
ライトアクセスセットアップサイクル
チップセレクトを有効にしてからライトストローブを有効にするまでの期間
-
ライトアクセスホールドサイクル
ライトストローブを無効にしてからチップセレクトを無効にするまでの期間
-
ライトリカバリサイクル
ライトアクセス後のアイドル期間
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
237
第 13 章 外部バス インタフェース
13.1
MB91665 シリーズ
表 13.1-1 外バス端子機能表
端子名
D00
MB91F668 (48pin)
MB91F669 (64pin)
○
○
D01
○
○
D02
○
○
D03
○
○
D04
○
○
D05
○
○
D06
○
○
D07
○
○
D08
○
○
D09
○
○
D10
○
○
D11
○
○
D12
○
○
D13
○
○
D14
○
○
D15
○
A00/A16 *
○
-
○
A01/A17 *
-
○
A02/A18 *
-
○
A03/A19 *
-
○
A04/A20 *
-
○
A05/A21 *
-
○
A06/A22 *
-
○
A07/A23 *
-
○
CS0
○
CS1
○
-
CS2
-
○
CS3
-
○
AS
○
○
RD
○
○
WR0
○
-
○
WR1
RDY
-
○
SYSCLK
-
○
○
○
* : EXBS レジスタの MSS ビットによって , アドレス機能を変更できます。スプリッ
トバス時には MSS=0 と設定することで , A00 ∼ A07 が選択され , マルチプレック
スバス時には MSS=1 と設定することで , A16 ∼ A23 が選択されます。
238
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.2
MB91665 シリーズ
13.2 構成
外部バスインタフェースの構成を示します。
■ 外部バスインタフェースのブロックダイヤグラム
外部バスインタフェースのブロックダイヤグラムを図 13.2-1 に示します。
図 13.2-1 外部バスインタフェースのブロックダイヤグラム
オンチップバス
アクセス受付部
オ
ン
チ
ッ
プ
バ
ス
レ
ジ
ス
タ
外バス制御
信号生成部
領域判定部
•
IO
セル
オンチップバス制御部
外バス
アクセス制御部
ライトデータバッファ
外バスデータ生成
バッファ
リードデータ組立バッファ
リードデータバッファ
外
部
バ
ス
オンチップバスアクセス受付部
オンチップバスから外部バスインタフェースへのアクセス要求を受け付けます。
•
領域判定部
アクセス先の CS 領域を判定します。
•
オンチップバス制御部
オンチップバスを制御します。
•
ライトデータバッファ
ライトアクセス時に , 外部装置へ出力するデータを格納するバッファです。
•
リードデータ組み立てバッファ
リードアクセス時 , 外部装置が書き込んだデータが分割されて外部バスインタ
フェースに入力されたときに , 分割されたデータを組み立てるバッファです。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
239
第 13 章 外部バス インタフェース
13.2
•
MB91665 シリーズ
外バス制御信号生成部
アドレスストローブ , チップセレクト , リードストローブ / ライトストローブなどを
生成します。
•
外バスアクセス制御部
アドレスストローブ , チップセレクト , リードストローブ / ライトストローブなどの
出力期間や出力タイミングを制御します。
•
外バスデータ生成バッファ
ライトアクセス時 , 外部装置へ出力するデータをバス幅に合わせて分割するバッ
ファです。
•
リードデータバッファ
リードアクセス時に , 外部装置から書き込まれたデータがこのバッファに取り込ま
れます。
■ クロック
外部バスインタフェースで使用するクロックを表 13.2-1 に示します。
表 13.2-1 外部バスインタフェースで使用するクロック
クロック名
動作クロック
内容
外部バスクロック (TCLK)
備考
内部動作クロック
バスクロックとして, SYSCLK端子に外部バスクロック (TCLK) と同じ周波数のクロッ
クを出力することができます。
< 注意事項 >
外部バス領域にアクセス中に外部バスクロック (TCLK) の分周比を変更しないでくださ
い。分周比の変更については , 「第 5 章 クロック分周制御部」の「5.6 使用上の注意」を
参照してください。
240
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.3
MB91665 シリーズ
13.3 端子
外部バスインタフェースで使用する端子について説明します。
■ 概要
•
A23 ∼ A00 端子
外部バスインタフェースのアドレス出力端子です。アドレスバスとして使用され ,
アクセス先のアドレス情報を出力します。
この端子は兼用端子です。外部バスインタフェースの A23 ∼ A00 端子として使用
するには , 「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
•
D15 ∼ D00 端子
外部バスインタフェースのデータ入出力端子です。データバスとして使用されま
す。
この端子は兼用端子です。外部バスインタフェースの D15 ∼ D00 端子として使用
するには , 「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
•
CS0 ∼ CS3 端子
外部バスインタフェースのチップセレクト出力端子です。
この端子から "L" レベルの信号が出力されている間に , 外部装置が外部バスインタ
フェースからの要求を処理します。
この端子は兼用端子です。外部バスインタフェースの CS0 ∼ CS3 端子として使用
するには , 「2.4 端子の設定方法」を参照してください。MB91F668(48pin) では CS0
端子のみです。
•
AS 端子
外部バスインタフェースのアドレスストローブ出力端子です。
この端子から "L" レベルの信号を出力することで , バスアクセスの開始を示すアド
レスストローブとして機能します。
この端子は兼用端子です。外部バスインタフェースの AS 端子として使用するには ,
「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
•
RD 端子
外部バスインタフェースのリードストローブ出力端子です。
この端子から "L" レベルの信号が出力されている間で , 外部装置が D15 ∼ D00 端子
からデータを送信します。
この端子は兼用端子です。外部バスインタフェースの RD 端子として使用するには ,
「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
•
WR0, WR1 端子
外部バスインタフェースのライトストローブ出力端子です。バイト単位の書き込み
を示します。
この端子から "L" レベルの信号が出力されている間に , 外部装置へ書込み処理が行
えます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
241
第 13 章 外部バス インタフェース
13.3
MB91665 シリーズ
この端子は兼用端子です。外部バスインタフェースの WR0, WR1 端子として使用す
るには , 「2.4 端子の設定方法」を参照してください。MB91F668(48pin) では WR0
端子のみです。
•
RDY 端子
外部バスインタフェースのレディ入力端子です。この端子から "L" レベルの信号を
入力することで , アクセスサイクルを延長できます。
この端子は兼用端子です。外部バスインタフェースの RDY 端子として使用するに
は , 「2.4 端子の設定方法」を参照してください。MB91F668(48pin) では RDY 端子
はありません。
•
SYSCLK 端子
外部バスインタフェースのバスクロック出力端子です。
この端子は兼用端子です。外部バスインタフェースの SYSCLK 端子として使用する
には , 「2.4 端子の設定方法」を参照してください。MB91F668(48pin) では SYSCLK
端子はありません。
242
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
13.4 レジスタ
外部バスインタフェースで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 外部バスインタフェースのレジスタ一覧
外部バスインタフェースのレジスタ一覧を表 13.4-1 に示します。
表 13.4-1 外部バスインタフェースのレジスタ一覧
CS 領域 *
0
1
2
3
レジスタ略称
レジスタ名
参照先
ASR0
CS0 領域設定レジスタ
13.4.1
ACR0
CS0 バス設定レジスタ
13.4.2
AWR0
CS0 ウェイトレジスタ
13.4.3
ASR1
CS1 領域設定レジスタ
13.4.1
ACR1
CS1 バス設定レジスタ
13.4.2
AWR1
CS1 ウェイトレジスタ
13.4.3
ASR2
CS2 領域設定レジスタ
13.4.1
ACR2
CS2 バス設定レジスタ
13.4.2
AWR2
CS2 ウェイトレジスタ
13.4.3
ASR3
CS3 領域設定レジスタ
13.4.1
ACR3
CS3 バス設定レジスタ
13.4.2
AWR3
CS3 ウェイトレジスタ
13.4.3
* : MB91F668(48pin) では CS0 のレジスタのみです。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
243
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3)
13.4.1
CS 領域 (CS0 ∼ CS3) の領域の設定を行うレジスタです。CS 領域 1 つに対し , このレジス
タが 1 つ用意されています。
CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) のビット構成を図 13.4-1 に示します。
図 13.4-1 CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) のビット構成
bit 31
16
SADR31 ∼ SADR16
R/W
属性
初期値 (ASR0)
0
初期値 (ASR1 ∼ ASR3)
bit 15
X
8
予約
R/W
属性
初期値 (ASR0)
0
初期値 (ASR1 ∼ ASR3)
bit
0
7
6
5
4
3
2
1
0
ASZ3
ASZ2
ASZ1
ASZ0
LEDN
CSEN
R/W
R/W
R/W
予約
R/W
WREN
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値 (ASR0)
1
1
1
1
0
0
0
1
初期値 (ASR1 ∼ ASR3)
X
X
X
X
0
X
X
0
属性
R/W:リード / ライト可能
X:不定
< 注意事項 >
244
•
CS 領域が重ならないように設定してください。
•
このレジスタを設定する場合は , 「13.11 CS 領域設定手順」を参照して設定してくだ
さい。
•
CS0 領域設定レジスタ (ASR0) と CS1 領域設定レジスタ∼ CS 3 領域設定レジスタ
(ASR1 ∼ ASR3) で初期値が異なります。
•
このレジスタに書込みを行う場合は , 必ずワードで書き込んでください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
[bit31 ∼ bit16]:SADR31 ∼ SADR16 ( スタートアドレス指定ビット )
CS 領域の開始アドレスを指定します。
このビットには , 32 ビットアドレスの上位 16 ビットを指定してください。
このビットに指定したアドレスから , ASZ3 ∼ ASZ0 ビットで指定したサイズを確保し
て , CS 領域とします。
< 注意事項 >
CS 領域のバウンダリは ASZ3 ∼ ASZ0 ビットで設定したサイズによって決まります。そ
のため , ASZ3 ∼ ASZ0 ビットで設定したサイズによって , 実際のアドレスと比較される
ビットが異なります。実際に比較されるビットについては , ASZ3 ∼ ASZ0 ビットを参照
してください。
[bit15 ∼ bit8]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit7 ∼ bit4]:ASZ3 ∼ ASZ0 ( 領域サイズビット )
CS 領域のサイズを設定します。
ここで設定したサイズによって , SADR31 ビット∼ SADR16 ビットのうち , 実際にアド
レスと比較されるビットが決まります。
ASZ3
ASZ2
ASZ1
ASZ0
CS 領域のサイズ
アドレスと比較されるビット
0
0
0
0
64K バイト
SADR31 ∼ SADR16 ビット
0
0
0
1
128K バイト
SADR31 ∼ SADR17 ビット
0
0
1
0
256K バイト
SADR31 ∼ SADR18 ビット
0
0
1
1
512K バイト
SADR31 ∼ SADR19 ビット
0
1
0
0
1M バイト
SADR31 ∼ SADR20 ビット
0
1
0
1
2M バイト
SADR31 ∼ SADR21 ビット
0
1
1
0
4M バイト
SADR31 ∼ SADR22 ビット
0
1
1
1
8M バイト
SADR31 ∼ SADR23 ビット
1
0
0
0
16M バイト
SADR31 ∼ SADR24 ビット
< 注意事項 >
表に示した以外の設定はしないでください。
[bit3]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
245
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
[bit2]:WREN ( 書込み許可ビット )
外部装置から CS 領域への書込みを許可 / 禁止します。
書込み値
0
説明
書込みを禁止します。
1
書込みを許可します。
< 注意事項 >
書込みを禁止した場合は , 内部バスから CS 領域に対して書込みが発生しても , その書込
みは無視され , 外部アクセスは行われません。
[bit1]:LEDN ( リトルエンディアン設定ビット )
CS領域のバイトオーダリングをビッグエンディアンまたはリトルエンディアンから選
択します。
CS0 領域はビッグエンディアンにのみ対応しているため , CS0 領域設定レジスタ
(ASR0) では , このビットを未定義ビットとして扱います。
•
CS0 領域設定レジスタ (ASR0) の場合
書込み時
無視されます。
読出し時
"0" が読み出されます。
•
CS1 領域設定レジスタ∼ CS3 領域設定レジスタ (ASR1 ∼ ASR3) の場合
書込み値
説明
0
ビッグエンディアン
1
リトルエンディアン
[bit0]:CSEN (CS 領域許可ビット )
CS 領域の有効 / 無効を設定します。
このビットで CS 領域を有効に設定すると , このレジスタと次のレジスタでの設定にし
たがって CS 領域が動作を開始します。
•
CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3)
•
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3)
•
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3)
書込み値
246
0
説明
CS 領域を無効にします。
1
CS 領域を有効にします。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3)
13.4.2
CS 領域 (CS0 ∼ CS3) のバス設定を行うレジスタです。CS 領域 1 つに対し , このレジスタ
が 1 つ用意されています。
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) のビット構成を図 13.4-2 に示します。
図 13.4-2 CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) のビット構成
bit 31
8
予約
R/W
属性
初期値 (ACR0)
0
初期値 (ACR1 ∼ ACR3)
bit
0
7
6
5
4
3
2
1
0
DBW1
DBW0
BSTY
R/W
予約
R/W
ADTY
R/W
予約
R/W
R/W
R/W
予約
R/W
予約
R/W
初期値 (ACR0)
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値 (ACR1 ∼ ACR3)
X
X
0
0
X
X
0
X
属性
R/W:リード / ライト可能
X:不定
< 注意事項 >
•
このレジスタを設定する場合は , 「13.11 CS 領域設定手順」を参照して設定してくだ
さい。
•
CS0 バス設定レジスタ (ACR0) と CS1 バス設定レジスタ∼ CS3 バス設定レジスタ
(ACR1 ∼ ACR3) で初期値が異なります。
•
このレジスタに書込みを行う場合は , 必ずワードで書き込んでください。
[bit31 ∼ bit8]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
247
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
[bit7, bit6]:DBW1, DBW0 ( データバス幅ビット )
データバス幅を設定します。
DBW1
DBW0
データバス幅
0
0
8 ビット
0
1
16 ビット *
1
0
設定禁止
1
1
設定禁止
* MB91F668(48pin) では設定禁止。
このビットで設定したデータバス幅によって , 使用するデータバスやライトストロー
ブ出力端子が異なります。
データバス幅と使用する端子を表 13.4-2 に示します。
表 13.4-2 データバス幅と使用する端子
データバス幅
データバス
ライトストローブ出力端子
8 ビット
D15 ∼ D08
WR0
16 ビット
D15 ∼ D00
WR0, WR1
[bit5, bit4]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit3]:ADTY ( アドレスタイプビット )
アクセス先のアドレス情報を出力する方法を , 次の中から設定します。
•
通常出力:アクセス先のアドレス情報をそのまま出力します。
•
アドレスシフト出力:アクセス先のアドレス情報をビットシフトして , 出力します。
アドレス情報については , 「13.9 アドレス情報とアドレスアラインメント」を参照し
てください。
書込み値
248
説明
0
通常出力
1
アドレスシフト出力
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
[bit2]:BSTY ( バスタイプビット )
バスタイプを設定します。24 ビットのアドレス情報をアドレスバス (A23 ∼ A00 端子 )
からのみ出力するか , アドレスバス (A23 ∼ A00 端子 ) とデータバス (D15 ∼ D00 端子 )
の両方に出力するかを設定します。
•
アドレス・データスプリットバス:24 ビットのアドレス情報をアドレスバス (A23 ∼
A00 端子 ) からのみ出力します。
•
アドレス・データマルチプレックスバス:アクセス先のアドレス情報をアドレスバ
ス (A23 ∼ A00 端子 ) とデータバス (D15 ∼ D00 端子 ) の両方に出力します。
書込み値
説明
0
アドレス・データスプリットバス
1
アドレス・データマルチプレックスバス
MB91F669(64pin) では , EXBS レジスタの MSS ビットにて , 出力するアドレス端子を設
定します。
BSTY ビット =0, MSS ビット =0 時:A00 ∼ A07 が有効となります。
BSTY ビット =1, MSS ビット =1 時:A16 ∼ A23 が有効となります。
EXBS レジスタの詳細については , 「第 14 章 I/O ポート」を参照してください。
アドレス・データマルチプレックスバス設定時に , アドレス出力サイクルでアドレス情
報を出力する端子を表 13.4-3 に示します。
表 13.4-3 出力されるアドレス情報と使用する端子
BSTY
1
データバス幅
出力されるアドレス情報
アドレス情報を
出力する端子
8 ビット
アドレス情報の bit7 ∼ bit0
D15 ∼ D08 端子
16 ビット
アドレス情報の bit15 ∼ bit0
D15 ∼ D00 端子
[bit1]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit0]:予約ビット
(ACR0)
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
(ACR1 ∼ ACR3)
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
初期値は不定です。
"0" 書込み後は "0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
249
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3)
13.4.3
CS 領域のウェイトや信号の出力期間を設定するレジスタです。CS 領域 1 つに対し , このレ
ジスタが 1 つ用意されています。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) のビット構成を図 13.4-3 に示します。
図 13.4-3 CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) のビット構成
bit
31
30
29
28
27
26
25
24
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
RWT3
RWT2
RWT1
RWT0
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値 (AWR0)
0
0
0
0
1
1
1
1
初期値 (ACR1 ∼ ACR3)
bit
0
0
0
0
X
X
X
X
23
22
21
20
19
18
17
16
WWT3
WWT2
WWT1
WWT0
RIDL1
RIDL0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値 (AWR0)
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値 (ACR1 ∼ ACR3)
bit
X
X
X
X
X
X
X
X
15
14
13
12
11
10
9
8
属性
属性
WRCV1 WRCV0
CSRD1 CSRD0 RDCS1 RDCS0 CSWR1 CSWR0 WRCS1 WRCS0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値 (AWR0)
1
1
1
1
0
0
0
0
初期値 (ACR1 ∼ ACR3)
bit
X
X
X
X
X
X
X
X
7
6
5
4
3
2
1
0
属性
ADCY1 ADCY0
ACS1
ACS0
ASCY
R/W
R/W
R/W
R/W
予約
R/W
RDYE
R/W
R/W
予約
R/W
初期値 (AWR0)
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値 (ACR1 ∼ ACR3)
X
X
X
X
X
0
X
0
属性
R/W:リード / ライト可能
X:不定
< 注意事項 >
250
•
このレジスタを設定する場合は , 「13.11 CS 領域設定手順」を参照して設定してくだ
さい。
•
CS0 ウェイトレジスタ (AWR0) と CS1 ウェイトレジスタ∼ CS3 ウェイトレジスタ
(AWR1 ∼ AWR3) で初期値が異なります。
•
このレジスタに書込みを行う場合は , 必ずワードで書き込んでください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
[bit31 ∼ bit28]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit27 ∼ bit24]:RWT3 ∼ RWT0 ( リードアクセスオートウェイトビット )
リードストローブの出力期間を設定します ( リードアクセスオートウェイト ) 。
リードストローブは最小で 1T (T: バスクロックの周期 ) 出力されます。
RWT3
RWT2
RWT1
RWT0
説明
0
0
0
0
0T
0
0
0
1
1T
0
0
1
0
2T
0
0
1
1
3T
0
1
0
0
4T
0
1
0
1
5T
0
1
1
0
6T
0
1
1
1
7T
1
0
0
0
8T
1
0
0
1
9T
1
0
1
0
10T
1
0
1
1
11T
1
1
0
0
12T
1
1
0
1
13T
1
1
1
0
14T
1
1
1
1
15T
T: バスクロックの周期
[bit23 ∼ bit20]:WWT3 ∼ WWT0 ( ライトアクセスオートウェイトビット )
ライトストローブの出力期間を設定します ( ライトアクセスオートウェイト ) 。
ライトストローブは最小で 1T (T: バスクロックの周期 ) 出力されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
251
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
WWT3
MB91665 シリーズ
WWT2
WWT1
WWT0
説明
0
0
0
0
0T
0
0
0
1
1T
0
0
1
0
2T
0
0
1
1
3T
0
1
0
0
4T
0
1
0
1
5T
0
1
1
0
6T
0
1
1
1
7T
1
0
0
0
8T
1
0
0
1
9T
1
0
1
0
10T
1
0
1
1
11T
1
1
0
0
12T
1
1
0
1
13T
1
1
1
0
14T
1
1
1
1
15T
T: バスクロックの周期
[bit19, bit18]:RIDL1, RIDL0 ( リードアクセスアイドルサイクルビット )
リードアクセス後に挿入するアイドルサイクル (リードアクセスアイドルサイクル) を
設定します。
リードアクセスの次のアクセスが次のいずれかの場合 , このビットで設定した周期の
アイドルサイクルがリードアクセス後に挿入されます。
•
ライトアクセス
•
別の CS 領域へのアクセス
•
アドレス・データマルチプレックスバスタイプに設定したCS領域に対するアクセス
RIDL1
RIDL0
説明
0
0
0T
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
252
•
リードアクセスアイドルサイクル中は , すべてのチップセレクトが無効 (CS0 ∼ CS3
端子から "H" レベルを出力 ) になり , D15 ∼ D00 端子は Hi-Z になるため , リードアク
セスアイドルサイクルが終了するまで , 次のアクセスは開始されません。
•
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の BSTY ビットでバスタイプをアドレス・デー
タスプリットバスに設定した (BSTY=0), 同一の CS 領域に連続してリードアクセスを
行う場合は , リードアクセスアイドルサイクルは挿入されません。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
[bit17, bit16]:WRCV1, WRCV0 ( ライトリカバリサイクルビット )
ライトアクセス後に挿入するアイドルサイクル (ライトリカバリサイクル) を設定しま
す。
外部装置が本デバイスのデータを読み出した後 , このビットで設定した周期のアイド
ルサイクルが挿入されます。
WRCV1
WRCV0
説明
0
0
0T
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
ライトリカバリサイクル中は , すべてのチップセレクトが無効 (CS0 ∼ CS3 端子から "H"
レベルを出力 ) になり , ライトストローブも無効 (WR0, WR1 端子から "H" レベルを出力 )
なるため , 次のアクセスは開始されません。
[bit15, bit14]:CSRD1, CSRD0 ( リードアクセスセットアップサイクルビット )
チップセレクトが有効になってから , リードストローブを有効にする周期を設定しま
す ( リードアクセスセットアップサイクル ) 。
CSRD1
CSRD0
説明
0
0
0T ( 同時 )
0
1
1T 後
1
0
2T 後
1
1
3T 後
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の BSTY ビットで , バスタイプをアドレス・デー
タマルチプレックスバスに設定 (BSTY=1) した場合は , プロトコルが正しく成立するよう
に , 次の条件を満たす設定にしてください。
•
ACS+CSRD ≧ 1
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CM71-10158-1
CSRD:CSRD1, CSRD0 ビット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
253
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
[bit13, bit12]:RDCS1, RDCS0 ( リードアクセスホールドサイクルビット )
リードストローブが無効になってからチップセレクトを無効にする周期を設定します
( リードアクセスホールドサイクル ) 。
RDCS1
RDCS0
説明
0
0
0T ( 同時 )
0
1
1T 後
1
0
2T 後
1
1
3T 後
T: バスクロックの周期
[bit11, bit10]:CSWR1, CSWR0 ( ライトアクセスセットアップサイクルビット )
チップセレクトが有効になってからライトストローブを有効にする周期を設定します
( ライトアクセスセットアップサイクル ) 。
CSWR1
CSWR0
説明
0
0
0T ( 同時 )
0
1
1T 後
1
0
2T 後
1
1
3T 後
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の BSTY ビットで , バスタイプをアドレス・デー
タマルチプレックスバスに設定 (BSTY=1) した場合は , プロトコルが正しく成立するよう
に , 次の条件を満たす設定にしてください。
•
ACS+CSWR ≧ 1
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSWR:CSWR1, CSWR0 ビット
[bit9, bit8]:WRCS1, WRCS0 ( ライトアクセスホールドサイクルビット )
ライトストローブが無効になってからチップセレクトを無効にする周期を設定します
( ライトアクセスホールドサイクル ) 。
WRCS1
WRCS0
説明
0
0
0T ( 同時 )
0
1
1T 後
1
0
2T 後
1
1
3T 後
T: バスクロックの周期
254
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
[bit7, bit6]:ADCY1, ADCY0 ( アドレス出力延長サイクル数ビット )
バスタイプをアドレス・データマルチプレックスバスタイプ (BSTY=1) に設定した場
合に , D15 ∼ D00 端子からアドレスを出力する期間を設定します ( アドレス出力延長
サイクル数 ) 。
D15 ∼ D00 端子からアドレス情報を出力する期間 ( アドレス出力サイクル ) は , 最小で
1T (T: バスクロックの周期 ) です。
ADCY1
ADCY0
説明
0
0
0T
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
•
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の BSTY ビットで , バスタイプをアドレス・
データスプリットバスに設定 (BSTY=0) した場合は , このビットの設定は無視されま
す。
•
このビットを "00" 以外に設定する場合は , プロトコルが正しく成立するように , 次の
条件をすべて満たす設定にしてください。
- ADCY+1 ≦ ACS+CSRD
ADCY:ADCY1, ADCY0 ビット
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSRD:CSRD1, CSRD0 ビット
- ADCY+1 ≦ ACS+CSWR
ADCY:ADCY1, ADCY0 ビット
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSWR:CSWR1, CSWR0 ビット
•
このビットで設定した周期よりASCY1, ASCY0ビットで設定した周期の方が大きい場
合は , ASCY1, ASCY0 ビットの設定が優先されます。
[bit5, bit4]:ACS1, ACS0 ( チップセレクト遅延サイクル数ビット )
アドレスストローブを出力してからチップセレクトを有効 (CS0 ∼ CS3 端子から "L" レ
ベルを出力 ) にする周期を設定します ( チップセレクト遅延サイクル数 ) 。
ACS1
ACS0
説明
0
0
0T
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
255
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の BSTY ビットで , バスタイプをアドレス・デー
タマルチプレックスバスに設定 (BSTY=1) した場合は , プロトコルが正しく成立するよう
に , 次の条件をすべて満たす設定にしてください。
•
ACS+CSRD ≧ 1
ACS:ACS1, ACS0 ビット
•
CSRD:CSRD1, CSRD0 ビット
ACS+CSWR ≧ 1
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSWR:CSWR1, CSWR0 ビット
[bit3]:ASCY ( アドレスストローブ出力延長サイクル数ビット )
アドレスストローブの出力期間を設定します ( アドレスストローブ出力延長サイクル
数)。
アドレスストローブは最小で 1T (T: バスクロックの周期 ) 出力されます。
書込み値
説明
0
0T
1
1T
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
このビットを "1" に設定する場合は , プロトコルが正しく成立するように , 次の条件をす
べて満たす設定にしてください。
•
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の BSTY ビットで , バスタイプをアドレス・
データスプリットバスに設定 (BSTY=0) した場合
- ACS+CSRD+RWT+RDCS ≧ 1
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSRD:CSRD1, CSRD0 ビット
RWT:RWT3 ∼ RWT0 ビット
RDCS:RDCS1, RDCS0 ビット
- ACS+CSWR+WWT+WRCS ≧ 1
•
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSWR:CSWR1, CSWR0 ビット
WWT:WWT3 ∼ WWT0 ビット
WRCS:WRCS1, WRCS0 ビット
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の BSTY ビットで , バスタイプをアドレス・
データマルチプレックスバスに設定 (BSTY=1) した場合
- ACS+CSRD ≧ 2
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSRD:CSRD1, CSRD0 ビット
- ACS+CSWR ≧ 2
ACS:ACS1, ACS0 ビット
256
CSWR:CSWR1, CSWR0 ビット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.4
MB91665 シリーズ
[bit2]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit1]:RDYE (RDY 許可ビット )
RDY 端子によるオートウェイト期間の延長機能を有効にするかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
無効
1
有効
< 注意事項 >
この機能を有効にする場合は , RWT3 ∼ RWT0 ビットおよび WWT3 ∼ WWT0 ビットで ,
リードアクセス / ライトアクセスオートウェイト期間が "2" 以上になるように設定してく
ださい。
詳しくは , 「13.7 RDY 端子によるアクセスサイクルの延長」を参照してください。
[bit0]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
257
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
13.5 プロトコル
外部バスインタフェースの信号のプロトコルについて説明します。
13.5.1
アドレス・データスプリットバスのプロトコル
アドレス・データスプリットバスのプロトコルについて説明します。
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の BSTY ビットで , バスタイプをアドレス・デー
タスプリットバスに設定 (BSTY=0) した場合のプロトコルについて説明します。
■ リードプロトコル
● リード動作例
リードアクセス時の動作例を図 13.5-1 に示します。
図 13.5-1 リードアクセス時の動作例
0
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
1
2
3
4
5
6
7
A0
RDCS
ACS
RWT
CSRD
D0
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の各ビットの設定値を表 13.5-1 に示します。
表 13.5-1 各ビットの設定値
設定項目
258
ビット
設定値
アドレスストローブ出力延長サイクル数
ASCY
0
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
01
リードアクセスオートウェイト
RWT3 ∼ RWT0
0001
リードアクセスアイドルサイクル
RIDL1, RIDL0
00
リードアクセスセットアップサイクル
CSRD1, CSRD0
01
リードアクセスホールドサイクル
RDCS1, RDCS0
01
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
● 最短リード動作
リードアクセス時の最短動作を図 13.5-2 に示します。
図 13.5-2 最短リードアクセス
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
A
最小バスサイクル
:外部装置からの入力データ
最短リード動作の , CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の各ビットの設定値を表
13.5-2 に示します。
表 13.5-2 各ビットの設定値
設定項目
CM71-10158-1
ビット
設定値
アドレスストローブ出力延長サイクル数
ASCY
0
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
00
リードアクセスオートウェイト
RWT3 ∼ RWT0
0000
リードアクセスアイドルサイクル
RIDL1, RIDL0
00
リードアクセスセットアップサイクル
CSRD1, CSRD0
00
リードアクセスホールドサイクル
RDCS1, RDCS0
00
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
259
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
● 信号説明
•
SYSCLK 端子
バスクロックを出力します。MB91F668(48pin) では SYSCLK 端子はありません。
•
AS 端子
アドレスストローブ ("L" レベルで有効 ) を出力します。アクセスの開始を示します。
•
A23 ∼ A00 端子
アクセス先のアドレス情報を出力します。
•
CS0 ∼ CS3 端子
チップセレクト ("L" レベルで有効 ) を出力します。アクセス先が対応した CS 領域
内のアドレスであることを示します。MB91F668(48pin) では , CS0 端子は存在しま
せん。
•
WR0, WR1 端子
"H" レベル ( 無効 ) を出力します。MB91F668(48pin) では WR0 端子のみです。
•
RD 端子
リードストローブ ("L" レベルで有効 ) を出力します。リードアクセスを示します。
•
D15 ∼ D00 端子
外部装置からデータを入力します。
● アクセス手順
アドレス・データスプリットバスのリード動作は , 次の手順で行います。
1. AS 端子にアドレスストローブを有効にして , A23 ∼ A00 端子にアドレス情報を出
力します。
2. CS0 ∼ CS3 端子にチップセレクトを有効にします。
3. RD 端子にリードストローブを有効にします。
4. リードストローブ有効区間内の最期のバスクロックの立上がりエッジで , D15 ∼
D00 端子からリードデータが取り込まれます。
5. RD 端子のリードストローブを無効にします。
6. CS0 ∼ CS3 端子のチップセレクトを無効にします。
A23 ∼ A00 端子のアドレス情報は , リード動作が終了するまで出力されます。
各信号の出力期間 , 出力タイミングは CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) を設定
して変更することができます。「13.6 タイミング設定」を参照してください。
260
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
■ ライトプロトコル
● ライト動作例
ライトアクセス時の動作例を図 13.5-3 に示します。
図 13.5-3 ライトアクセス時の動作例
0
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
1
2
3
4
5
6
7
A0
WRCS
ACS
WWT
CSWR
D0
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の各ビットの設定値を表 13.5-3 に示します。
表 13.5-3 各ビットの設定値
設定項目
CM71-10158-1
ビット
設定値
アドレスストローブ出力延長サイクル数
ASCY
0
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
01
ライトアクセスオートウェイト
WWT3 ∼ WWT0
0001
ライトリカバリサイクル
WRCV1, WRCV0
00
ライトアクセスセットアップサイクル
CSWR1, CSWR0
01
ライトアクセスホールドサイクル
WRCS1, WRCS0
01
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
261
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
● 最短ライト動作
ライトアクセス時の最短動作を図 13.5-4 に示します。
図 13.5-4 最短ライト動作
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
A
D
最小バスサイクル
最短ライト動作の , CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の各ビットの設定値を表
13.5-4 に示します。
表 13.5-4 各ビットの設定値
262
設定項目
アドレスストローブ出力延長サイクル数
ビット
ASCY
0
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
00
ライトアクセスオートウェイト
WWT3 ∼ WWT0
0000
ライトリカバリサイクル
WRCV1, WRCV0
00
ライトアクセスセットアップサイクル
CSWR1, CSWR0
00
ライトアクセスホールドサイクル
WRCS1, WRCS0
00
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定値
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
● 信号説明
•
SYSCLK 端子
バスクロックを出力します。MB91F668(48pin) では SYSCLK 端子はありません。
•
AS 端子
アドレスストローブ ("L" レベルで有効 ) を出力します。アクセスの開始を示します。
•
A23 ∼ A00 端子
アクセス先のアドレス情報を出力します。
•
CS0 ∼ CS3 端子
チップセレクト ("L" レベルで有効 ) を出力します。アクセス先が対応した CS 領域
内のアドレスであることを示します。MB91F668(48pin) では , CS0 端子は存在しま
せん。
•
WR0, WR1 端子
ライトストローブ ("L" レベルで有効 ) を出力します。MB91F668(48pin) では WR0
端子のみです。
•
RD 端子
"H" レベル ( 無効 ) を出力します。
•
D15 ∼ D00 端子
外部装置へデータを出力します。
● アクセス手順
アドレス・データスプリットバスのライト動作は次の手順で行います。
1. AS 端子にアドレスストローブを有効にして , A23 ∼ A00 端子にアドレス情報を ,
D15 ∼ D00 端子に書込みデータを出力します。
2. CS0 ∼ CS3 端子にチップセレクトを有効にします。
3. WR0, WR1 端子にライトストローブを有効にします。
4. WR0, WR1 端子のライトストローブを無効にします。
5. CS0 ∼ CS3 端子のチップセレクトを無効にします。
A23 ∼ A00 端子のアドレス情報と , D15 ∼ D00 端子の書込みデータは , ライト動作が
終了するまで出力されます。
各信号の出力期間 , 出力タイミングは CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) を設定
して変更することができます。「13.6 タイミング設定」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
263
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
13.5.2
MB91665 シリーズ
アドレス・データマルチプレックスバスの
プロトコル
アドレス・データマルチプレックスバスのプロトコルについて説明します。
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の BSTY ビットで , バスタイプをアドレス・デー
タマルチプレックスバスに設定 (BSTY=1) した場合のプロトコルについて説明しま
す。
■ リードプロトコル
● リード動作例
リードアクセス時の動作例を図 13.5-5 に示します。
図 13.5-5 リードアクセス時の動作例
0
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
1
2
3
4
5
6
7
RDCS
ACS
RWT
CSRD
A0
D0
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の各ビットの設定値を表 13.5-5 に示します。
表 13.5-5 各ビットの設定値
設定項目
264
ビット
設定値
アドレスストローブ出力延長サイクル数
ASCY
0
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
01
リードアクセスオートウェイト
RWT3 ∼ RWT0
0001
リードアクセスアイドルサイクル
RIDL1, RIDL0
00
リードアクセスセットアップサイクル
CSRD1, CSRD0
01
リードアクセスホールドサイクル
RDCS1, RDCS0
01
アドレス出力延長サイクル数
ADCY1, ADCY0
00
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
● 最短リード動作
リードアクセス時の最短動作の一つを図 13.5-6 に示します。
図 13.5-6 最短リードアクセス (ACS1=0, ACS0=1)
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
A
ACS
A
最小バスサイクル
:外部装置からの入力データ
最短リード動作の , CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の各ビットの設定値を表
13.5-6 に示します。
表 13.5-6 各ビットの設定値
設定項目
ビット
設定値
アドレスストローブ出力延長サイクル数
ASCY
0
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
01
リードアクセスオートウェイト
RWT3 ∼ RWT0
0000
リードアクセスアイドルサイクル
RIDL1, RIDL0
00
リードアクセスセットアップサイクル
CSRD1, CSRD0
00
リードアクセスホールドサイクル
RDCS1, RDCS0
00
アドレス出力延長サイクル数
ADCY1, ADCY0
00
アドレス・データマルチプレックスバスでは , 最小バスサイクルとして 2T (T:バスク
ロックの周期 ) 必要です。
チップセレクト遅延サイクル数かリードアクセスセットアッ
プサイクルのどちらかを "1" 以上にする必要があります。
図 13.5-6, 表 13.5-6 では , チッ
プセレクト遅延サイクル数 (ACS1, ACS0) を "01B" に設定しています。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
265
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
● 信号説明
•
SYSCLK 端子
バスクロックを出力します。MB91F668(48pin) では SYSCLK 端子はありません。
•
AS 端子
アドレスストローブ ("L" レベルで有効 ) を出力します。アクセスの開始を示します。
•
A23 ∼ A00 端子
アクセス先のアドレス情報を出力します。
•
CS0 ∼ CS3 端子
チップセレクト ("L" レベルで有効 ) を出力します。アクセス先が対応した CS 領域
内のアドレスであることを示します。MB91F668(48pin) では , CS0 端子は存在しま
せん。
•
WR0, WR1 端子
"H" レベル ( 無効 ) を出力します。MB91F668(48pin) では WR0 端子のみです。
•
RD 端子
リードストローブ ("L" レベルで有効 ) を出力します。リードアクセスを示します。
•
D15 ∼ D00 端子
アドレス情報を出力した後に , 外部装置からデータを入力します。
● アクセス手順
アドレス・データマルチプレックスバスのリード動作は次の手順で行います。
1. AS 端子にアドレスストローブを有効にして , A23 ∼ A00 端子と , D15 ∼ D00 端子
にアドレス情報を出力します。
2. CS0 ∼ CS3 端子にチップセレクトを有効にします。
3. RD 端子にリードストローブを有効にします。
4. リードストローブ有効区間内の最期のバスクロックの立上がりエッジで , D15 ∼
D00 端子からリードデータが取り込まれます。
5. RD 端子のリードストローブを無効にします。
6. CS0 ∼ CS3 端子のチップセレクトを無効にします。
D15 ∼ D00 端子と A15 ∼ A00 端子のアドレス情報は同じです。D15 ∼ D00 端子はア
ドレス情報を出力した後にハイインピーダンスになります。A23 ∼ A00 端子のアドレ
ス情報は , リード動作が終了するまで出力されます。
各信号の出力期間 , 出力タイミングを CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) を設定
して変更することができます。「13.6 タイミング設定」を参照してください。
266
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
■ ライトプロトコル
● ライト動作例
ライトアクセス時の動作例を図 13.5-7 に示します。
図 13.5-7 ライトアクセス時の動作例
0
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
1
2
3
4
5
6
7
WRCS
ACS
WWT
CSWR
A0
D0
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の各ビットの設定値を表 13.5-7 に示します。
表 13.5-7 各ビットの設定値
設定項目
CM71-10158-1
ビット
設定値
アドレスストローブ出力延長サイクル数
ASCY
0
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
01
ライトアクセスオートウェイト
WWT3 ∼ WWT0
0001
ライトリカバリサイクル
WRCV1, WRCV0
00
ライトアクセスセットアップサイクル
CSWR1, CSWR0
01
ライトアクセスホールドサイクル
WRCS1, WRCS0
01
アドレス出力延長サイクル数
ADCY1, ADCY0
00
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
267
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
● 最短ライト動作
ライトアクセス時の最短動作の一つを図 13.5-8 に示します。
図 13.5-8 最短ライトアクセス (ACS1=0, ACS0=1)
2
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
アドレス / データ
A
ACS
A
D
最小バスサイクル
:外部装置からの入力データ
最短ライト動作の , CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の各ビットの設定値を表
13.5-8 に示します。
表 13.5-8 各ビットの設定値
設定項目
ビット
設定値
アドレスストローブ出力延長サイクル数
ASCY
0
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
01
ライトアクセスオートウェイト
WWT3 ∼ WWT0
0000
ライトリカバリサイクル
WRCV1, WRCV0
00
ライトアクセスセットアップサイクル
CSWR1, CSWR0
00
ライトアクセスホールドサイクル
WRCS1, WRCS0
00
アドレス出力延長サイクル数
ADCY1, ADCY0
00
アドレス・データマルチプレックスバスでは , 最小バスサイクルとして 2T (T:バスク
ロックの周期 ) 必要です。
チップセレクト遅延サイクル数かライトアクセスセットアッ
プサイクルのどちらかを "1" 以上にする必要があります。
図 13.5-8, 表 13.5-8 では , チッ
プセレクト遅延サイクル数 (ACS1, ACS0) を "01B" に設定しています。
268
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.5
MB91665 シリーズ
● 信号説明
•
SYSCLK 端子
バスクロックを出力します。MB91F668(48pin) では SYSCLK 端子はありません。
•
AS 端子
アドレスストローブ ("L" レベルで有効 ) を出力します。アクセスの開始を示します。
•
A23 ∼ A00 端子
アクセス先のアドレス情報を出力します。
•
CS0 ∼ CS3 端子
チップセレクト ("L" レベルで有効 ) を出力します。アクセス先が対応した CS 領域
内のアドレスであることを示します。MB91F668(48pin) では , CS0 端子は存在しま
せん。
•
WR0, WR1 端子
ライトストローブ ("L" レベルで有効 ) を出力します。ライトアクセスを示します。
MB91F668(48pin) では WR0 端子のみです。
•
RD 端子
"H" レベル ( 無効 ) を出力します。
•
D15 ∼ D00 端子
アドレス情報を出力した後に , 外部装置からデータを入力します。
● アクセス手順
アドレス・データマルチプレックスバスのライト動作は次の手順で行います。
1. AS 端子にアドレスストローブを有効にして , A23 ∼ A00 端子と D15 ∼ D00 端子に
アドレス情報を出力します。
2. D15 ∼ D00 端子に書込みデータを出力します。
3. CS0 ∼ CS3 端子にチップセレクトを有効にします。
4. WR 端子にライトストローブを有効にします。
5. WR 端子のライトストローブを無効にします。
6. CS0 ∼ CS3 端子のチップセレクトを無効にします。
D15 ∼ D00 端子と A15 ∼ A00 端子のアドレス情報は同じです。A23 ∼ A00 端子のア
ドレス情報は , ライト動作が終了するまで出力されます。
D15 ∼ D00 端子の書込みデータは , ライト動作が終了するまで出力されます。
各信号の出力期間 , 出力タイミングを CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) を設定
して変更することができます。「13.6 タイミング設定」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
269
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
13.6 タイミング設定
外部バスインタフェースのタイミング設定について説明します。様々な外部装置を接続する
ために , 信号線の出力期間と出力タイミングを設定することができます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) のビットを設定することで , 次のタイミングを
設定することができます。
・ リードアクセスオートウェイト
・ ライトアクセスオートウェイト
・ リードアクセスアイドルサイクル
・ ライトリカバリサイクル
・ リードアクセスセットアップサイクル
・ リードアクセスホールドサイクル
・ ライトアクセスセットアップサイクル
・ ライトアクセスホールドサイクル
・ チップセレクト遅延サイクル
・ アドレス出力延長サイクル
・ アドレスストローブ出力延長サイクル
< 注意事項 >
本項では , タイミング設定により変化するタイミングを理解しやすくするため , 各期間を
最小の値に設定したものを基本プロトコルとして説明します。
初期値とは設定が異なりますのでご注意ください。
270
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
13.6.1
リードアクセスオートウェイト
リードアクセスのオートウェイトサイクル数の設定です。リードアクセスオートウェイトに
より , リードストローブの有効期間が延長されます。
リードストローブの有効期間は延長なしの最短で 1T (T: バスクロックの周期 ) です。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の RWT3 ∼ RWT0 ビットで , 延長する期間を
0T ∼ 15T (T: バスクロックの周期 ) の範囲で設定できます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の RWT3 ∼ RWT0 の設定値とリードストロー
ブの出力期間を表 13.6-1 に示します。
表 13.6-1 RWT3 ∼ RWT0 の設定値とリードストローブの出力期間
RWT3
RWT2
RWT1
RWT0
延長期間
0
0
0
1
0T
リードストローブ
出力期間
1T
0
0
0
1
1T
2T
0
0
1
0
2T
3T
0
0
1
1
3T
4T
0
1
0
0
4T
5T
0
1
0
1
5T
6T
0
1
1
0
6T
7T
0
1
1
1
7T
8T
1
0
0
0
8T
9T
1
0
0
1
9T
10T
1
0
1
0
10T
11T
1
0
1
1
11T
12T
1
1
0
0
12T
13T
1
1
0
1
13T
14T
1
1
1
0
14T
15T
1
1
1
1
15T
16T
T: バスクロックの周期
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
271
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データスプリットバス
リードアクセスのオートウェイトサイクル数を "1" に設定した例を図 13.6-1 に示しま
す。
図 13.6-1 リードアクセスオートウェイトの設定例 ( アドレス・データスプリットバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
A
RWT
:外部装置からの入力データ
図 13.6-1 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定し
たビット ) を表 13.6-2 に示します。
表 13.6-2 各ビットの設定値
設定項目
リードアクセスオートウェイト
272
ビット
RWT3 ∼ RWT0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定値
0001
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データマルチプレックスバス
リードアクセスオートウェイトサイクルを "1" に設定した例を図 13.6-2 に示します。
図 13.6-2 リードアクセスオートウェイトの設定例 ( アドレス・データマルチプレックスバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
アドレス / データ
2
3
A
ACS
RWT
A
:外部装置からの入力データ
図 13.6-2 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定し
たビット ) を表 13.6-3 に示します。
表 13.6-3 各ビットの設定値
設定項目
ビット
設定値
リードアクセスオートウェイト
RWT3 ∼ RWT0
0001
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
01
図 13.6-2, 表 13.6-3では, アドレス•データマルチプレックスバスのプロトコルの制約条
件により , チップセレクト遅延サイクル数を 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定してい
ます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
273
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
13.6.2
MB91665 シリーズ
ライトアクセスオートウェイト
ライトアクセスのオートウェイトサイクル数の設定です。ライトアクセスオートウェイトサ
イクルにより , ライトストローブの有効期間が延長されます。
ライトストローブの有効期間は延長なしの最短で 1T (T: バスクロックの周期 ) です。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の WWT3 ∼ WWT0 ビットで , 延長する期間を
0T ∼ 15T (T: バスクロックの周期 ) に設定できます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の WWT3 ∼ WWT0 の設定値とライトストロー
ブの出力期間を表 13.6-4 に示します。
表 13.6-4 WWT3 ∼ WWT0 の設定値とライトストローブの出力期間
WWT3
WWT2
WWT1
WWT0
延長期間
出力期間 ( 合計 )
0
0
0
1
0T
1T
0
0
0
1
1T
2T
0
0
1
0
2T
3T
0
0
1
1
3T
4T
0
1
0
0
4T
5T
0
1
0
1
5T
6T
0
1
1
0
6T
7T
0
1
1
1
7T
8T
1
0
0
0
8T
9T
1
0
0
1
9T
10T
1
0
1
0
10T
11T
1
0
1
1
11T
12T
1
1
0
0
12T
13T
1
1
0
1
13T
14T
1
1
1
0
14T
15T
1
1
1
1
15T
16T
T: バスクロックの周期
274
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データスプリットバス
ライトアクセスオートウェイトサイクルを "1" に設定した例を図 13.6-3 に示します。
図 13.6-3 ライトアクセスオートウェイトの設定例 ( アドレス・データスプリットバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
A
WWT
D
図 13.6-3 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定し
たビット ) を表 13.6-5 に示します。
表 13.6-5 各ビットの設定値
設定項目
ライトアクセスオートウェイト
CM71-10158-1
ビット
WWT3 ∼ WWT0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定値
0001
275
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データマルチプレックスバス
ライトアクセスオートウェイトサイクルを "1" に設定した例を図 13.6-4 に示します。
図 13.6-4 ライトアクセスオートウェイトの設定例 ( アドレス・データマルチプレックスバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
3
A
ACS
WWT
A
D
図 13.6-4 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定し
たビット ) を表 13.6-6 に示します。
表 13.6-6 各ビットの設定値
設定項目
チップセレクト遅延サイクル数
ビット
ACS1, ACS0
01
設定値
ライトアクセスオートウェイト
WWT3 ∼ WWT0
0001
図 13.6-4では, アドレス•データマルチプレックスバスのプロトコルの制約条件により ,
チップセレクト遅延サイクル数を 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定しています。
276
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
リードアクセスアイドルサイクル
13.6.3
リードアクセスのアイドルサイクル数の設定です。リードアクセスアイドルサイクルを 1 以
上に設定すると , リードアクセス終了後にアイドルサイクルが挿入されます。
リードアクセスアイドルサイクルでは , すべてのチップセレクトは無効になり , D15 ∼
D00 端子は Hi-Z になります。リードアクセスアイドルサイクルを挿入することにより ,
出力オフタイムが長い外部装置からのリードデータと , それに続くアクセスに関係す
るデータがバス上で衝突することを防ぎます。
リードアクセスアイドルサイクルは , リードアクセスに連続して次のいずれかのアク
セスが行われる場合に , リードアクセス終了後に挿入されます。
•
ライトアクセス
•
別の CS 領域へのアクセス
•
アドレス・データマルチプレックスバスタイプに設定されたCS領域に対するアクセ
ス
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の RIDL1, RIDL0 ビットで , リードアクセスア
イドルサイクルの期間を 0T ∼ 3T (T: バスクロックの周期 ) に設定できます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の RIDL1, RIDL0 ビットの設定値とリードアク
セスアイドルサイクル数を表 13.6-7 に示します。
表 13.6-7 RIDL1, RIDL0 ビットとリードアクセスアイドルサイクル数
RIDL1
RIDL0
アイドルサイクル数
0
0
0T ( リードアクセスアイドルなし )
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
アドレス・データスプリットバスの同一の CS 領域に , リードアクセスが連続して行われ
た場合は , リードアクセスアイドルサイクルは挿入されません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
277
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データスプリットバス
リードアクセスアイドルサイクルを "1" に設定した例を図 13.6-5 に示します。
図 13.6-5 リードアクセスアイドルサイクルの設定例 ( アドレス・データスプリットバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
A
RIDL
:外部装置からの入力データ
図 13.6-5 での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定した
ビット ) を表 13.6-8 に示します。
表 13.6-8 各ビットの設定値
設定項目
リードアクセスアイドルサイクル
278
ビット
RIDL1, RIDL0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定値
01
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データマルチプレックスバス
リードアクセスのアイドルサイクル数を "1" に設定した例を図 13.6-6 に示します。
図 13.6-6 リードアクセスアイドルサイクルの設定例 ( アドレス・データマルチプレックスバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
アドレス / データ
2
3
A
ACS
RIDL
A
:外部装置からの入力データ
図 13.6-6 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定し
たビット ) を表 13.6-9 に示します。
表 13.6-9 各ビットの設定値
設定項目
チップセレクト遅延サイクル数
ビット
ACS1, ACS0
設定値
01
リードアクセスアイドルサイクル
RIDL1, RIDL0
01
図 13.6-6では, アドレス•データマルチプレックスバスのプロトコルの制約条件により ,
チップセレクト遅延サイクル数を 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定しています。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
279
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
ライトリカバリサイクル
13.6.4
ライトアクセスのリカバリサイクル数の設定です。ライトリカバリサイクルを 1 以上に設定
すると , ライトアクセス終了後にリカバリサイクルが挿入されます。
ライトリカバリサイクルでは , すべてのチップセレクトとライトストローブが無効に
なり , D15 ∼ D00 端子は Hi-Z になります。ライトアクセス後に , 次にアクセスする外
部装置がアクセス間に制限がある装置の場合にライトリカバリサイクルを挿入しま
す。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の WRCV1, WRCV0 ビットで , ライトリカバリ
サイクルの期間を 0T ∼ 3T (T: バスクロックの周期 ) に設定できます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の WRCV1, WRCV0 ビットの設定値とライト
リカバリサイクル数を表 13.6-10 に示します。
表 13.6-10 WRCV1, WRCV0 ビットとライトリカバリサイクル数
WRCV1
WRCV0
ライトリカバリサイクル数
0
0
0T ( ライトリカバリなし )
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
ライトリカバリサイクルの期間を 0T (T: バスクロックの周期 ) 以外に設定した場合は , ラ
イトアクセスの後に必ずライトリカバリサイクルが挿入されます。
280
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データスプリットバス
ライトリカバリサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定した例を図 13.6-7 に示
します。
図 13.6-7 ライトリカバリサイクルの設定例 ( アドレス・データスプリットバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
A
WRCV
D
図 13.6-7 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定し
たビット ) を表 13.6-11 に示します。
表 13.6-11 各ビットの設定値
設定項目
ライトリカバリサイクル
CM71-10158-1
ビット
WRCV1, WRCV0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定値
01
281
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データマルチプレックスバス
ライトリカバリサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定した例を図 13.6-8 に示
します。
図 13.6-8 ライトリカバリサイクルの設定例 ( アドレス・データマルチプレックスバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
3
A
ACS
A
WRCV
D
図 13.6-8 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定し
たビット ) を表 13.6-12 に示します。
表 13.6-12 各ビットの設定値
チップセレクト遅延サイクル数
設定項目
ビット
ACS1, ACS0
01
設定値
ライトリカバリサイクル
WRCV1, WRCV0
01
図 13.6-8では, アドレス•データマルチプレックスバスのプロトコルの制約条件により ,
チップセレクト遅延サイクル数を 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定しています。
282
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
13.6.5
リードアクセスセットアップサイクル
リードアクセスのセットアップサイクル数の設定です。セットアップサイクルによりチップ
セレクトを有効にしてから , リードストローブを有効にするまでの期間が延長されます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の CSRD1, CSRD0 ビットで , チップセレクト
からリードストローブを有効にする期間を 0T ∼ 3T (T: バスクロックの周期 ) に設定で
きます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の CSRD1, CSRD0 ビットの設定値と遅延サイ
クル数を表 13.6-13 に示します。
表 13.6-13 CSRD1, CSRD0 ビットと遅延サイクル数
CSRD1
CSRD0
遅延サイクル数
0
0
0T ( チップセレクトと同時に有効 )
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
■ アドレス・データスプリットバス
リードアクセスセットアップサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定した例を
図 13.6-9 に示します。
図 13.6-9 リードアクセスセットアップサイクルの設定例 ( アドレス・データスプリットバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
A
CSRD
:外部装置からの入力データ
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
283
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
図 13.6-9 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定し
たビット ) を表 13.6-14 に示します。
表 13.6-14 各ビットの設定値
設定項目
ビット
CSRD1, CSRD0
リードアクセスセットアップサイクル
設定値
01
■ アドレス・データマルチプレックスバス
リードアクセスセットアップサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定した例を
図 13.6-10 に示します。
図 13.6-10 リードアクセスセットアップサイクルの設定例
( アドレス・データマルチプレックスバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
アドレス / データ
2
3
A
CSRD
A
:外部装置からの入力データ
図 13.6-10 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定
したビット ) を表 13.6-15 に示します。
表 13.6-15 各ビットの設定値
設定項目
リードアクセスセットアップサイクル
284
ビット
CSRD1, CSRD0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定値
01
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
バスタイプがアドレス・データマルチプレックスバスの場合 (BSTY=1) は , プロトコルが
正しく成立するように , CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) で次の条件を満たす設定
にしてください。
•
ACS+CSRD ≧ 1
ACS:ACS1, ACS0 ビット
13.6.6
CSRD:CSRD1, CSRD0 ビット
リードアクセスホールドサイクル
リードアクセスのホールドサイクル数の設定です。ホールドサイクルによりチップセレクト
を無効にしてから , リードストローブを無効にするまでの期間が延長されます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の RDCS1, RDCS0 ビットで , リードストロー
ブからチップセレクトを無効にする期間を 0T ∼ 3T (T: バスクロックの周期 ) に設定で
きます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の RDCS1, RDCS0 ビットの設定値と遅延サイ
クル数を表 13.6-16 に示します。
表 13.6-16 RDCS1, RDCS0 ビットと遅延サイクル数
RDCS1
RDCS0
遅延サイクル数
0
0
0T ( リードストローブと同時に無効 )
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
285
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データスプリットバス
リードアクセスホールドサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定した例を図
13.6-11 に示します。
図 13.6-11 リードアクセスホールドサイクルの設定例 ( アドレス・データスプリットバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
A
RDCS
:外部装置からの入力データ
図 13.6-11 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定
したビット ) を表 13.6-17 に示します。
表 13.6-17 各ビットの設定値
設定項目
リードアクセスホールドサイクル
286
ビット
RDCS1, RDCS0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定値
01
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データマルチプレックスバス
リードアクセスホールドサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定した例を図
13.6-12 に示します。
図 13.6-12 リードアクセスホールドサイクルの設定例 ( アドレス・データマルチプレックスバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
3
A
ACS
RDCS
A
:外部装置からの入力データ
図 13.6-12 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定
したビット ) を表 13.6-18 に示します。
表 13.6-18 各ビットの設定値
設定項目
チップセレクト遅延サイクル数
ビット
ACS1, ACS0
設定値
01
リードアクセスホールドサイクル
RDCS1, RDCS0
01
図 13.6-12 では , アドレス • データマルチプレックスバスのプロトコルの制約条件によ
り , チップセレクト遅延サイクル数を 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定しています。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
287
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
13.6.7
MB91665 シリーズ
ライトアクセスセットアップサイクル
ライトアクセスのセットアップサイクル数の設定です。セットアップサイクルによりチップ
セレクトを有効にしてから , ライトストローブを有効にするまでの期間が延長されます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の CSWR1, CSWR0 ビットで , チップセレクト
からライトストローブを有効にする期間を 0T ∼ 3T (T: バスクロックの周期 ) に設定で
きます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の CSWR1, CSWR0 ビットの設定値と遅延サイ
クル数を表 13.6-19 に示します。
表 13.6-19 CSWR1, CSWR0 ビットと遅延サイクル数
CSWR1
CSWR0
遅延サイクル数
0
0
0T ( チップセレクトと同時に有効 )
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
■ アドレス・データスプリットバス
ライトアクセスセットアップサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定した例を
図 13.6-13 に示します。
図 13.6-13 ライトアクセスセットアップサイクルの設定例 ( アドレス・データスプリットバス )
1
288
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
A
CSWR
D
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
図 13.6-13 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定
したビット ) を表 13.6-20 に示します。
表 13.6-20 各ビットの設定値
設定項目
ビット
CSWR1, CSWR0
ライトアクセスセットアップサイクル
設定値
01
■ アドレス・データマルチプレックスバス
ライトアクセスセットアップサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定した例を
図 13.6-14 に示します。
図 13.6-14 ライトアクセスセットアップサイクルの設定例
( アドレス・データマルチプレックスバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
アドレス / データ
2
3
A
CSWR
A
D
図 13.6-13 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定
したビット ) を , 表 13.6-21 に示します。
表 13.6-21 各ビットの設定値
設定項目
ライトアクセスセットアップサイクル
ビット
CSWR1, CSWR0
設定値
01
< 注意事項 >
バスタイプがアドレス・データマルチプレックスバスの場合 (BSTY=1) は , プロトコルが
正しく成立するように , CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) で次の条件を満たす設定
にしてください。
•
ACS+CSWR ≧ 1
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CM71-10158-1
CSWR:CSWR1, CSWR0 ビット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
289
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
13.6.8
MB91665 シリーズ
ライトアクセスホールドサイクル
ライトアクセスのホールドサイクル数の設定です。ホールドサイクルによりチップセレクト
を無効にしてから , ライトストローブを無効にするまでの期間が延長されます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の WRCS1, WRCS0 ビットで , ライトストロー
ブからチップセレクトを無効にする期間を 0T ∼ 3T (T: バスクロックの周期 ) に設定で
きます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の WRCS1, WRCS0 ビットの設定値とライトア
クセスホールドサイクル数を表 13.6-22 に示します。
表 13.6-22 WRCS1, WRCS0 ビットと遅延サイクル数
WRCS1
WRCS0
ライトアクセスホールドサイクル数
0
0
0T ( ライトストローブと同時に無効 )
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
■ アドレス・データスプリットバス
ライトアクセスホールドサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定した例を図
13.6-15 に示します。
図 13.6-15 ライトアクセスホールドサイクルの設定例 ( アドレス・データスプリットバス )
1
290
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
A
WRCS
D
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
図 13.6-15 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定
したビット ) を表 13.6-23 に示します。
表 13.6-23 各ビットの設定値
設定項目
ビット
WRCS1, WRCS0
ライトアクセスホールドサイクル
設定値
01
■ アドレス・データマルチプレックスバス
ライトアクセスホールドサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定した例を図
13.6-16 に示します。
図 13.6-16 ライトアクセスホールドサイクルの設定例 ( アドレス・データマルチプレックスバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
3
A
ACS
WRCS
A
D
図 13.6-16 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定
したビット ) を表 13.6-24 に示します。
表 13.6-24 各ビットの設定値
設定項目
チップセレクト遅延サイクル数
ビット
ACS1, ACS0
01
設定値
ライトアクセスホールドサイクル
WRCS1, WRCS0
01
図 13.6-16 では , アドレス • データマルチプレックスバスのプロトコルの制約条件によ
り , チップセレクト遅延サイクル数を 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定しています。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
291
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
チップセレクト遅延サイクル
13.6.9
チップセレクト遅延サイクル数の設定です。アドレスストローブを有効にしてから , チップ
セレクトを有効にするまでの期間を設定します。
チップセレクトの出力に対して , アドレスが一定のセットアップ時間を必要とする場
合や , 連続して同一 CS 領域にアクセスした場合にチップセレクトのエッジを必要とす
るときに使用します。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の ACS1, ACS0 ビットで , アドレスストローブ
からチップセレクトを有効するタイミングを 0T ∼ 3T (T: バスクロックの周期 ) 遅延さ
せることができます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の ACS1, ACS0 ビットの設定値と遅延サイクル
数を表 13.6-25 に示します。
表 13.6-25 ACS1, ACS0 ビットと遅延サイクル数
ACS1
ACS0
遅延サイクル数
0
0
0T ( アドレスストローブの出力と同時に出力 )
0
1
1T
1
0
2T
1
1
3T
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
バスタイプがアドレス・データマルチプレックスバスの場合 (BSTY=1) は , プロトコルが
正しく成立するように , CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) で次の条件をすべて満た
す設定にしてください。
•
ACS+CSRD ≧ 1
ACS:ACS1, ACS0 ビット
•
ACS+CSWR ≧ 1
ACS:ACS1, ACS0 ビット
292
CSRD:CSRD1, CSRD0 ビット
CSWR:CSWR1, CSWR0 ビット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データスプリットバス
チップセレクトを 1T (T: バスクロックの周期 ) 遅延させた例を図 13.6-17 に示します。
図 13.6-17 チップセレクト遅延サイクルの設定例 ( アドレス・データスプリットバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
3
A
ACS
:外部装置からの入力データ
図 13.6-17 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定
したビット ) を表 13.6-26 に示します。
表 13.6-26 各ビットの設定値
設定項目
チップセレクト遅延サイクル数
CM71-10158-1
ビット
ACS1, ACS0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定値
01
293
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データマルチプレックスバス
チップセレクトを 1T (T: バスクロックの周期 ) 遅延させた例を図 13.6-18 に示します。
図 13.6-18 チップセレクト遅延サイクルの設定例 ( アドレス・データマルチプレックスバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
アドレス / データ
2
A
ACS
A
D
図 13.6-18 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定
したビット ) を表 13.6-27 に示します。
表 13.6-27 各ビットの設定値
設定項目
チップセレクト遅延サイクル数
294
ビット
ACS1, ACS0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定値
01
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
アドレス出力延長サイクル
13.6.10
アドレス・データマルチプレックスバスのとき (BSTY=1) のアドレス出力延長サイクルの設
定です。D15 ∼ D00 端子にアドレス情報を出力する期間を設定します。
D15 ∼ D00 端子からアドレスを出力する期間 ( アドレス出力サイクル ) は , 最小で 1T
(T: バスクロック ) の周期 ) です。CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の ADCY1,
ADCY0 ビットで , アドレス出力延長サイクル数を 0T ∼ 3T (T: バスクロックの周期 ) に
設定できます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の ADCY1, ADCY0 ビットの設定値とアドレス
出力サイクルを表 13.6-28 に示します。
表 13.6-28 ADCY1, ADCY0 ビットと延長サイクル
ADCY1
ADCY0
延長期間
アドレス出力サイクル ( 合計 )
0
0
0T ( 遅延なし )
1T
0
1
1T
2T
1
0
2T
3T
1
1
3T
4T
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
アドレス出力延長サイクルは , アドレスストローブ出力延長サイクルより同じか長くなる
ように設定してください。アドレス出力延長サイクルがアドレスストローブ出力延長サイ
クルより短くなるような設定の場合には , アドレス出力延長サイクルとしてアドレススト
ローブ出力延長サイクルが使用されます。
•
ADCY ≧ ASCY
•
if (ADCY<ASCY) then ADCY =ASCY
ADCY:ADCY1, ADCY0 ビット
ASCY:ASCY1, ASCY0 ビット
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の ADCY1, ADCY0 ビットでアドレス出力サイク
ルを変更しても , ほかの信号の出力期間や出力タイミングは変更されません。
そのため, アドレス出力サイクルを変更する場合は,プロトコルが正しく成立するように ,
次の条件をすべて満たすように , CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) を設定してくだ
さい。
•
ADCY+1 ≦ ACS+CSRD
ADCY:ADCY1, ADCY0 ビット
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSRD:CSRD1, CSRD0 ビット
•
ADCY+1 ≦ ACS+CSWR
ADCY:ADCY1, ADCY0 ビット
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSWR:CSWR1, CSWR0 ビット
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
295
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データマルチプレックスバス
アドレス出力サイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) 延長した例を図 13.6-19 に示しま
す。
図 13.6-19 アドレス出力延長サイクルの設定例
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
アドレス / データ
2
3
A
ACS
CSRD
A
ADCY
:外部装置からの入力データ
図 13.6-19 の例での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定
したビット ) を表 13.6-29 に示します。
表 13.6-29 各ビットの設定値
アドレス出力延長サイクル数ビット
設定項目
ビット
ADCY1, ADCY0
01
設定値
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
01
リードアクセスセットアップサイクル
CSRD1, CSRD0
01
表 13.6-29 では , アドレス • データマルチプレックスバスのプロトコルの制約条件の
ADCY+1 ≦ ACS+CSRD により , チップセレクト遅延サイクル数を 1T (T: バスクロック
の周期 ), リードアクセスセットアップサイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定
しています。
296
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
アドレスストローブ出力延長サイクル
13.6.11
アドレスストローブ出力延長サイクルの設定です。アドレスストローブを有効にする期間を
設定します。
アドレスストローブの出力期間は , 最小で 1T (T: バスクロックの周期 ) です。アドレス
ストローブの出力期間は , CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の ASCY ビットで
0T ∼ 1T (T: バスクロックの周期 ) まで延長できます。
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の ASCY ビットの設定値と , アドレスストロー
ブの出力期間を表 13.6-30 に示します。
表 13.6-30 ASCY ビットとアドレスストローブの出力周期
ASCY
延長周期
合計出力期間
0
0T ( 延長しない )
1T
1
1T
2T
T: バスクロックの周期
< 注意事項 >
アドレスストローブの出力期間を延長する場合は , プロトコルが正しく成立するように ,
CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) で次の条件を満たす設定にしてください。
•
バスタイプがアドレス・データスプリットバスの場合
(BSTY=0)
- ACS+CSRD+RWT+RDCS ≧ 1
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSRD:CSRD1, CSRD0 ビット
RWT:RWT3 ∼ RWT0 ビット
RDCS:RDCS1, RDCS0 ビット
- ACS+CSWR+WWT+WRCS ≧ 1
•
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSWR:CSWR1, CSWR0 ビット
WWT:WWT3 ∼ WWT0 ビット
WRCS:WRCS1, WRCS0 ビット
バスタイプがアドレス・データマルチプレックスバスの場合 (BSTY=1)
- ACS+CSRD ≧ 2
- ADCY+1 ≦ ACS+CSRD
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CSRD:CSRD1, CSRD0 ビット
- ACS+CSWR ≧ 2
- ADCY+1 ≦ ACS+CSWR
ACS:ACS1, ACS0 ビット
CM71-10158-1
CSWR:CSWR1, CSWR0 ビット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
297
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データスプリットバス
アドレスストローブ出力延長サイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) 延長した例を図
13.6-20 に示します。
図 13.6-20 アドレスストローブ出力延長サイクルの設定例 ( アドレス • データスプリットバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
RD
リードストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
データ
2
3
ASCY
A
CSRD
:外部装置からの入力データ
図 13.6-20 での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定した
ビット ) を表 13.6-31 に示します。
表 13.6-31 各ビットの設定値
設定項目
アドレスストローブ出力延長サイクル数
ビット
設定値
ASCY
1
リードアクセスセットアップサイクル数
CSRD1, CSRD0
01
表 13.6-31 では , プロトコルの制約条件により , リードアクセスセットアップサイクル
を 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定しています。
298
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.6
MB91665 シリーズ
■ アドレス・データマルチプレックスバス
アドレスストローブ出力延長サイクルを 1T (T: バスクロックの周期 ) 延長した例を図
13.6-21 に示します。
図 13.6-21 アドレスストローブ出力延長サイクルの設定例
( アドレス・データマルチプレックスバス )
1
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
端子
信号
A23 ∼ A00
アドレス情報
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子
信号
WR0, WR1
ライトストローブ
端子
信号
D15 ∼ D00
アドレス / データ
2
3
ASCY
A
ACS
A
ADCY
D
図 13.6-21 での CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の設定値 ("0" 以外に設定した
ビット ) を表 13.6-32 に示します。
表 13.6-32 各ビットの設定値
設定項目
ビット
設定値
アドレスストローブ出力延長サイクル数
ASCY
1
チップセレクト遅延サイクル数
ACS1, ACS0
10
アドレス出力延長サイクル数
ADCY1, ADCY0
01
表 13.6-32 では , アドレス • データマルチプレックスバスのプロトコルの制約条件によ
り , チップセレクト遅延サイクルを 2T (T: バスクロックの周期 ) に , アドレス出力延長
サイクル数を 1T (T: バスクロックの周期 ) に設定しています。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
299
第 13 章 外部バス インタフェース
13.7
MB91665 シリーズ
13.7 RDY 端子によるアクセスサイクルの延長
外部バスインタフェースの RDY 端子によるアクセスサイクルの延長について説明します。
RDY 端子から "L" レベルの信号を入力すると , リードストローブ / ライトストローブ
の有効期間を延長できます。
RDY 端子から "H" レベルの信号を入力すると , 次のサイクルでリードストローブ / ラ
イトストローブを無効にし , リードアクセスサイクル , ライトアクセスサイクルを終了
します。
RDY 端子でのアクセスサイクルの延長機能を利用する場合は , CS ウェイトレジスタ
(AWR0 ∼ AWR3) の RDYE ビットに "1" を書き込みます。
< 注意事項 >
この機能を有効にする場合は , CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) の RWT3 ∼ RWT0
ビットおよび WWT3 ∼ WWT0 ビットで , リードアクセスオートウェイト / ライトアクセ
スオートウェイトの期間が "2" 以上になるように設定してください。
300
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.7
MB91665 シリーズ
RDY 端子によるアクセスサイクルの延長例を図 13.7-1 に示します。
図 13.7-1 RDY 端子によるアクセスサイクルの延長例
0
端子
SYSCLK
バスクロック
端子
信号
AS
アドレスストローブ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
オートウェイトサイクルを
2 サイクルに設定した基本例
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子 信号 RD, リードストローブ
端子 信号 WR0, WR1,
ライトストローブ
オートウェイトサイクル
RDY を利用して上の基本例に対し ,
ウェイトサイクルを 3 サイクル
延長した例
端子
信号
RDY
ウェイトサイクル延長
端子
信号
CS0 ∼ CS3
チップセレクト
端子 信号 RD, リードストローブ
端子 信号 WR0, WR1,
ライトストローブ
オートウェイトサイクル
RDY による延長サイクル
図 13.7-1 でのリードアクセスオートウェイトレジスタ (RWT0 ∼ RWT3) およびライト
アクセスオートウェイトレジスタ (WWT0 ∼ WWT3) の設定値を表 13.7-1 に示します。
表 13.7-1 各ビットの設定値
CM71-10158-1
設定項目
ビット
リードアクセスオートウェイト
RWT3 ∼ RWT0
設定値
0010
ライトアクセスオートウェイト
WWT3 ∼ WWT0
0010
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
301
第 13 章 外部バス インタフェース
13.7
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
302
•
オートウェイト期間を延長しないときは , RDY 端子から "H" レベルの信号を入力して
ください。
•
アドレスストローブの出力 (AS 端子から "L" レベルを出力 ) およびチップセレクトの
出力 (CS0 ∼ CS3 端子から "L" レベルを出力 ) を確認してから , RDY 端子から "L" レ
ベルの信号の入力を開始してください。
•
RDY 端子から "L" レベルの信号の入力は , オートウェイト期間の終了までに開始して
ください。
•
必要な延長サイクルが終了したら , RDY 端子から "H" レベルの信号を入力してくださ
い。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.8
MB91665 シリーズ
13.8 アクセスサイクル数
外部バスインタフェースの 1 回のバスアクセスに必要なサイクル数について説明します。
■ アドレス・データスプリットバス
リードアクセスおよびライトアクセスのサイクル数は , 次の式で求められます。
•
リードアクセス時
アドレス / データ出力 (1T) +ACS (0 ∼ 3T) +CSRD (0 ∼ 3T) +RWT (0 ∼ 15T) +RDCS
(0 ∼ 3T) = 最小 1T ∼最大 25T
•
ACS
:アドレス出力延長サイクル数
CSRD
:リードアクセスセットアップサイクル数
RWT
:リードアクセスオートウェイト期間
RDCS
:リードアクセスホールドサイクル数
T
: バスクロックの周期
ライトアクセス時
アドレス/データ出力 (1T) +ACS (0∼3T) +CSWR (0∼3T) +WWT (0∼15T) +WRCS
(0 ∼ 3T) = 最小 1T ∼最大 25T
ACS
:アドレス出力延長サイクル数
CSWR
:ライトアクセスセットアップサイクル数
WWT
: ライトアクセスオートウェイト期間
WRCS
:ライトアクセスホールドサイクル数
T
: バスクロックの周期
■ アドレス・データマルチプレックスバス
リードアクセスおよびライトアクセスのサイクル数は , 次の式で求められます。
•
リードアクセス時
アドレス出力 (1T) +ACS (0 ∼ 3T) +CSRD (0 ∼ 3T) + データ出力 (1T) +RWT (0 ∼
15T) +RDCS (0 ∼ 3T)
= 最小 2T ∼最大 26T
CM71-10158-1
ACS
:アドレス出力延長サイクル数
CSRD
:リードアクセスセットアップサイクル数
RWT
: リードアクセスオートウェイト期間
RDCS
:リードアクセスホールドサイクル数
T
: バスクロックの周期
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
303
第 13 章 外部バス インタフェース
13.8
•
MB91665 シリーズ
ライトアクセス時
アドレス出力 (1T) +ACS (0 ∼ 3T) +CSWR (0 ∼ 3T) + データ出力 (1T) +WWT (0 ∼
15T) +WRCS (0 ∼ 3T) = 最小 2T ∼最大 26T
304
ACS
:アドレス出力延長サイクル数
CSWR
:ライトアクセスセットアップサイクル数
WWT
: ライトアクセスオートウェイト期間
WRCS
:ライトアクセスホールドサイクル数
T
: バスクロックの周期
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.9
MB91665 シリーズ
13.9 アドレス情報とアドレスアラインメント
外部バスインタフェースのアドレス情報とアドレスアラインメントについて説明します。
13.9.1
アドレス情報
外部バスインタフェースのバスタイプとアドレスタイプについて説明します。
アドレス情報が出力される端子は , 次の設定の組み合わせによって異なります。
•
バスタイプ (CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の BSTY ビット )
•
アドレスタイプ (CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の ADTY ビット )
•
データバス幅 (CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の DBW1, DBW0 ビット )
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の設定値とアドレス情報を出力する端子の対応
を表 13.9-1 に示します。
表 13.9-1 CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の設定値とアドレス情報を
出力する端子の対応
アドレス
タイプ
(ADTY)
0
バスタイプ
バス幅
(DBW1, DBW0)
(BSTY)
A23 ∼ A16 D15 ∼ D08 D07 ∼ D00
端子
端子
A07 ∼ A00
(
アドレス出
(
アドレス出
端子 *
力サイクル ) 力サイクル )
0
bit7 ∼ bit0
00 (8 ビット )
−
−
01 (16 ビット )
1
1
0
1
00 (8 ビット )
bit23 ∼ bit16 bit7 ∼ bit0
−
01 (16 ビット )
bit23 ∼ bit16 bit15 ∼ bit8
bit7 ∼ bit0
00 (8 ビット )
bit7 ∼ bit0
−
−
01 (16 ビット )
bit8 ∼ bit1
−
−
00 (8 ビット )
bit23 ∼ bit16 bit7 ∼ bit0
−
01 (16 ビット )
bit24 ∼ bit17 bit16 ∼ bit9
bit8 ∼ bit1
* MB91F669では I/O ポート制御部の外バスアドレス選択レジスタ(EXBS) の MSSビッ
トで選択します。
MB91F668 にはアドレス端子はありません。
ADTY:0= 通常出力 , 1= アドレスシフト出力
BSTY:0=アドレス・データスプリットバス, 1=アドレス・データマルチプレックスバス
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
305
第 13 章 外部バス インタフェース
13.9
13.9.2
MB91665 シリーズ
アドレスアラインメント
アドレスアラインメントについて説明します。
外部バスインタフェースは , アクセス先アドレスのミスアラインエラーを検出しませ
ん。したがって , ワードアクセス , ハーフワードアクセスの場合には , 次のように強制
的なアラインメントが施されます。
•
ワードアクセスの場合 (32 ビットアクセス )
プログラムで指定したアドレスの最下位 2 ビットにかかわらず , 出力するアドレス
の下位 2 ビットはすべて "00" となります。
•
ハーフワードアクセスの場合 (16 ビットアクセス )
プログラムで指定したアドレスの最下位 2 ビットが "00", "01" の場合は , 出力する
アドレスの下位 2 ビットは "00" となり , "10", "11" の場合は , 出力するアドレスの最
下位 2 ビットは "10" となります。
306
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.10
MB91665 シリーズ
13.10 データアラインメント
外部バスインタフェースのデータアラインメントについて説明します。
■ エンディアンについて
外部バスインタフェースでは , CS0 領域を除いた CS 領域に , バイトオーダリングを設
定できます。
バイトオーダリングは CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) の LEDN ビットで , ビッ
グエンディアン (LEDN=0) / リトルエンディアン (LEDN=1) の中から設定します。
ビッグエンディアンとリトルエンディアンではデータの格納方法が異なります。
"01234567H" を格納する場合
•
ビッグエンディアン
1 バイト目に "01", 2 バイト目に "23", 3 バイト目に "45", 4 バイト目に "67" を格納し
ます。
ビッグエンディアン設定時のアクセスについては , 「13.10.1 ビッグエンディアン」
を参照してください。
•
リトルエンディアン
1 バイト目に "67", 2 バイト目に "45", 3 バイト目に "23", 4 バイト目に "01" を格納し
ます。
データバスのバイト位置をバス幅に応じてスワップさせて接続します。
リトルエンディアン設定時のアクセスについては , 「13.10.2 リトルエンディアン」
を参照してください。
ビッグエンディアンのデータフォーマットを図 13.10-1 に , リトルエンディアンのデー
タフォーマットを図 13.10-2 に示します。
図 13.10-1 ビッグエンディアンのデータフォーマット
メモリ
01
31
0
01
アドレス +0
アドレス
23
45
67
+1
+2
+3
レジスタバス
23
ハーフワードアクセス
45
67
01
アドレス +0
23
45
67
+1
+2
+3
バイトアクセス
01
CM71-10158-1
23
45
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
67
307
第 13 章 外部バス インタフェース
13.10
MB91665 シリーズ
ワードデータまたはハーフワードデータをアドレス空間に配置するときに , 上位側の
バイトが下位アドレス側 , 下位側のバイトが上位アドレス側の順番に並びます。
図 13.10-2 リトルエンディアンのデータフォーマット
メモリ
31
0
01
67
アドレス +3
アドレス
23
45
67
+2
+1
+0
レジスタバス
45
ハーフワードアクセス
23
45
アドレス +1
01
67
01
23
+0
+3
+2
バイトアクセス
67
45
23
01
ワードデータまたはハーフワードデータをアドレス空間に配置するときに , 上位側の
バイトが上位アドレス側 , 下位側のバイトが下位アドレス側の順番に並びます。
< 注意事項 >
•
CS0 領域はビッグエンディアンにのみ対応しています。CS0 領域をリトルエンディア
ンに設定することはできません。
•
外部装置と接続する場合は , ビッグエンディアン領域とリトルエンディアン領域を物
理的に分けてください。
■ 分割アクセスについて
外部バスインタフェースのアクセスサイズに対するデータアラインメントは , エン
ディアンや データバス幅によって異なります。
データバス幅は , CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の DBW1, DBW0 ビットで , CS
領域ごとに 8 ビット /16 ビットを選択できます。
また, アクセスサイズがDBW1, DBW0ビットで設定したバス幅よりも大きい場合には ,
1 つのアクセスが分割されて実行されます。アクセスサイズごとの分割アクセスの回数
を表 13.10-1 に示します。
表 13.10-1 分割アクセス回数
バス幅
アクセスサイズ
バイト
308
ハーフワード
ワード
8 ビット
1回
2回
4回
16 ビット
1回
1回
2回
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.10
MB91665 シリーズ
ビッグエンディアン
13.10.1
CS 領域設定レジスタ (ASR1 ∼ ASR3) の LEDN ビットを "0" に設定した場合は , その領域を
ビッグエンディアンとして扱います。
ビッグエンディアンのアクセスと接続方法について説明します。
■ ビッグエンディアンのアクセス
● 16 ビット外部バスインタフェースのアクセス
ビッグエンディアン設定・データバス幅 16 ビット設定時の , アクセスサイズに対する
データアラインメントと対応する制御信号を表 13.10-2 に示します。
なお , アクセスサイズがワードの場合は , 2 回に分割してアクセスされます。
表 13.10-2 16 ビット外部バスインタフェースのアクセス
アクセス
出力端子
アドレス
下位 2
ビット
00
"00"
01
"00"
10
"10"
11
"11"
ハ ー フ 0n
ワード
"00"
データ bit15 ∼
bit8
データ bit7 ∼
bit0
○
○
1n
"10"
データ bit15 ∼
bit8
データ bit7 ∼
bit0
○
○
nn
分割アクセス
1 回目:"00"
データ bit31 ∼
bit24
データ bit23 ∼
bit16
○
○
分割アクセス
2 回目:"10"
データ bit15 ∼
8
データ bit7 ∼
bit0
○
○
サイズ
バイト
ワード
A01, A00
D15 ∼ D08
D07 ∼ D00
データ bit7 ∼
bit0
WR0 WR1
○
データ bit7 ∼
bit0
データ bit7 ∼
bit0
○
○
データ bit7 ∼
bit0
○
< 注意事項 >
このアクセスは , CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の ADTY ビットが "0" ( シフトな
し ) の場合の例です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
309
第 13 章 外部バス インタフェース
13.10
MB91665 シリーズ
● 8 ビット外部バスインタフェースのアクセス
ビッグエンディアン設定・データバス幅 8 ビット設定時の , アクセスサイズに対する
データアラインメントと対応する制御信号を表 13.10-3 に示します。
なお , アクセスサイズがハーフワードの場合は 2 回に分割して , ワードの場合は 4 回に
分割してアクセスされます。
表 13.10-3 8 ビット外部バスインタフェースのアクセス
アクセス
サイズ
バイト
ハーフ
ワード
アドレス
A01, A00
下位 2
ビット
00
"00"
データ bit7 ∼ bit0
○
01
"01"
データ bit7 ∼ bit0
○
10
"10"
データ bit7 ∼ bit0
○
11
"11"
データ bit7 ∼ bit0
○
0n
分割アクセス
1 回目:"00"
データ bit15 ∼ bit8
○
分割アクセス
2 回目:"01"
データ bit7 ∼ bit0
○
分割アクセス
1 回目:"10"
データ bit15 ∼ bit8
○
分割アクセス
2 回目:"11"
データ bit7 ∼ bit0
○
分割アクセス
1 回目:"00"
データbit31∼bit24
○
分割アクセス
2 回目:"01"
データbit23∼bit16
○
分割アクセス
3 回目:"10"
データ bit15 ∼ bit8
○
分割アクセス
4 回目:"11"
データ bit7 ∼ bit0
○
1n
ワード
310
出力端子
nn
D15 ∼ D08
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
D07 ∼ D00
WR0 WR1
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.10
MB91665 シリーズ
■ 非同期メモリとの接続方法
ビッグエンディアン設定領域での外部バス端子と非同期メモリとの接続例を示しま
す。
● 16 ビット外部バスインタフェースの接続例
CS3 領域は 16 ビットバス幅 , ビッグエンディアン設定領域とし , CS3 領域に 256K × 8
ビットの SRAM を 2 個接続した例です。
A18, A17, A16 端子 , WR0, WR1 端子 , D15 ∼ D00 端子を使用します。
上記の条件の接続例を図 13.10-3 に示します。
図 13.10-3 16 ビットバス幅の例 ( マルチプレックス時 ) (MB91F669(64pin))
LE
本 LSI
OE
AS
D15 ∼ D00
D[17:0] Q[17:0]
D15 ∼ D01
A18, A17, A16
A14 ∼ A00
A17, A16, A15
CS
CS3
SRAM
256K×8ビット
OE
RD
WE
WR0
D15 ∼ D08
I/O7 ∼ I/O0
A17 ∼ A0
CS
OE
WR1
SRAM
256K×8ビット
WE
D07 ∼ D00
I/O7 ∼ I/O0
OE :出力許可
WE :書込み許可
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
311
第 13 章 外部バス インタフェース
13.10
MB91665 シリーズ
● 8 ビット外部バスインタフェースの接続例
CS3 領域は 8 ビットバス幅 , ビッグエンディアン設定領域とし , CS3 領域に 256K × 8
ビットの SRAM を 1 個接続した例です。
A18, A17, A16 端子 , WR0, WR1 端子 , D15 ∼ D00 端子を使用します。
上記の条件の接続例を図 13.10-4 に示します。
図 13.10-4 8 ビットバス幅の例 ( マルチプレックス時 ) (MB91F669(64pin))
LE
本 LSI
OE
AS
A17, A16, D15 ∼ D00
D[17:0] Q[17:0]
A17 ∼ A00
A17, A16, D15 ∼ D00
CS3
CS
RD
OE
WR0
WE
D15 ∼ D08
SRAM
256K×8ビット
I/O7 ∼ I/O0
OE :出力許可
WE :書込み許可
312
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.10
MB91665 シリーズ
13.10.2
リトルエンディアン
CS 領域設定レジスタ (ASR1 ∼ ASR3) の LEDN ビットを "1" に設定した場合は , その領域は
リトルエンディアンとして扱います。
リトルエンディアンのアクセスと接続方法について説明します。
■ リトルエンディアンのアクセス
● 16 ビット外部バスインタフェースのアクセス
リトルエンディアン設定・データバス幅 16 ビット設定時の , アクセスサイズに対する
データアラインメントと対応する制御信号を表 13.10-4 に示します。
なお , アクセスサイズがワードの場合は , 2 回に分割してアクセスされます。
表 13.10-4 16 ビット外部バスインタフェースのアクセス
アクセス
サイズ
バイト
アドレス
A00, A01
下位 2
ビット
00
"00"
D15 ∼ D08
D07 ∼ D00
データ bit7 ∼ bit0
WR0 WR1
○
01
"01"
10
"10"
11
"11"
ハーフ
ワード
0n
"00"
データ bit7 ∼ bit0 データbit15∼bit8 ○
○
1n
"10"
データ bit7 ∼ bit0 データbit15∼bit8 ○
○
ワード
nn
分割アクセス
1 回目:"00"
データ bit7 ∼ bit0 データbit15∼bit8 ○
○
分割アクセス
2 回目:"10"
データ bit23 ∼
bit16
○
注)
CM71-10158-1
出力端子
データ bit7 ∼ bit0
データ bit7 ∼ bit0
○
○
データ bit7 ∼ bit0
データ bit31 ∼
bit24
○
○
このアクセスは , CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) の ADTY ビットが "0"
( シフトなし ) の場合の例です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
313
第 13 章 外部バス インタフェース
13.10
MB91665 シリーズ
● 8 ビット外部バスインタフェースのアクセス
リトルエンディアン設定・データバス幅 8 ビット設定時の , アクセスサイズに対する
データアラインメントと対応する制御信号を表 13.10-5 に示します。
なお , アクセスサイズがハーフワードの場合は 2 回に分割して , ワードの場合は 4 回に
分割してアクセスされます。
表 13.10-5 8 ビット外部バスインタフェースのアクセス
アクセス
サイズ
バイト
ハーフ
ワード
アドレス
下位 2
ビット
00
"00"
データ bit7 ∼ bit0
○
01
"01"
データ bit7 ∼ bit0
○
10
"10"
データ bit7 ∼ bit0
○
11
"11"
データ bit7 ∼ bit0
○
0n
分割アクセス
1 回目:"00"
データ bit7 ∼ bit0
○
分割アクセス
2 回目:"01"
データ bit15 ∼ bit8
○
分割アクセス
1 回目:"10"
データ bit7 ∼ bit0
○
分割アクセス
2 回目:"11"
データ bit15 ∼ bit8
○
分割アクセス
1 回目:"00"
データ bit7 ∼ bit0
○
分割アクセス
2 回目:"01"
データ bit15 ∼ bit8
○
分割アクセス
3 回目:"10"
データbit23∼bit16
○
分割アクセス
4 回目:"11"
データbit31∼bit24
○
1n
ワード
314
出力端子
nn
A00, A01
D15 ∼ D08
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
D07 ∼ D00
WR0 WR1
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.10
MB91665 シリーズ
■ リトルエンディアン外部装置との接続方法
リトルエンディアンの外部装置とのデータバス , バイトイネーブル信号の接続方法を
示します。
● 16 ビット外部バスインタフェースの接続例
バス幅 16 ビットのリトルエンディアンの外部装置に接続する場合には , 図 13.10-5 に
示すようにデータバス幅をバイト単位でスワップさせて接続する必要があります。
図 13.10-5 データバス幅をバイト単位でスワップさせて接続する例
リトルエンディアン領域の外部装置
本 LSI
00
01
アドレス下位 2 ビット
データバス端子 D15∼D08 D07∼D00
01
00
D15∼D08 D07∼D00 データバス端子
CS3 領域にリトルエンディアンの外部装置を接続した場合の例です。CS3 領域は 16
ビットバス幅 , リトルエンディアン設定領域とします。
上記の条件の接続例を図 13.10-6 に示します。
WR0, WR1 端子 , D15 ∼ D00 端子を使用します。
図 13.10-6 バス幅 16 ビット時のリトルエンディアンの外部装置とのデータバス接続方法
(MB91F669(64pin))
本 LSI
リトルエンディアン領域の外部装置
A07 ∼ A00
CS3
CS チップセレクト
RD
RD リードストローブ
WR0
WR ライトストローブ
D15 ∼ D08
WR1
D07 ∼ D00
CM71-10158-1
A07 ∼ A00 アドレスバス
D07 ∼ D00 データバス (MSB)
WR ライトストローブ
D15 ∼ D08 データバス
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
315
第 13 章 外部バス インタフェース
13.10
MB91665 シリーズ
● 8 ビット外部バスインタフェースの接続例
接続例で使用するデータバスとバイトイネーブルのビット位置を図 13.10-7 に示しま
す。
図 13.10-7 データバスとバイトイネーブルのビット位置
リトルエンディアン領域の外部装置
本 LSI
00
アドレス下位 2 ビット
00
D07∼D00 データバス端子
データバス端子 D15∼D08
CS3 領域にリトルエンディアンの外部装置を接続した場合の例を図 13.10-8 に示しま
す。CS3 領域は 8 ビットバス幅 , リトルエンディアン設定領域とします。
上記の条件の接続例を図 13.10-8 に示します。
WR0 端子 , D15 ∼ D08 端子を使用します。
図 13.10-8 バス幅 8 ビット時のリトルエンディアンの外部装置とのデータバス接続方法
(MB91F669(64pin))
本 LSI
リトルエンディアンの外部装置
A07 ∼ A00
A07 ∼ A00 アドレスバス
CS3
RD リードストローブ
WR0
WR ライトストローブ
D15 ∼ D08
316
CS チップセレクト
RD
D07 ∼ D00 データバス
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.11
MB91665 シリーズ
13.11 CS 領域設定手順
CS 領域の設定方法について説明します。
CS 領域は , 次の点に注意して設定してください。
•
CS 領域の設定はリセット後の初期設定の中で行い , その後は変更しないでくださ
い。
•
ROM 内に配置する初期設定プログラムで CS 領域の変更・設定を行ってください。
< 注意事項 >
CS 領域へのアクセス中に , 関係する CS 領域の設定を変更しないでください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
317
第 13 章 外部バス インタフェース
13.11
MB91665 シリーズ
■ 設定手順
CS 領域設定手順例のフローを図 13.11-1 に示します。
図 13.11-1 CS 領域設定フロー
CS 設定
CS0の設定を変更, または
0000 0000H ∼ 7FFF FFFFH 領域に
別の CS 領域を設けたい
NO
YES
CS0を無効にする
ASR0の CSEN ビットに"0" を書き込む
ACR (n) に設定値を書き込む
AWR (n) に設定値を書き込む
CS 領域を有効にする
ASR (n) に設定値を書き込む
YES
ほかの CS 領域を設定
NO
ASR (n) を読み出す
ASR (n) の読出し値と ASR (n) に
設定した値を比較する
CS 設定完了
318
ASR (n) :ASR0 ∼ ASR3…CS 領域設定レジスタ
ACR (n) :ACR0 ∼ ACR3…CS バス設定レジスタ
AWR (n) :AWR0 ∼ AWR3…CS ウェイトレジスタ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.11
MB91665 シリーズ
1. CS 領域設定レジスタ (ASR0) にワードで "0000 0000H" を書き込む (CS0 領域を変更
する場合や 0000 0000H ∼ 7FFF FFFFH に別の CS 領域を割り当てる場合のみ ) 。
2. CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) に設定値をワードで書き込む。
CS バス設定レジスタ (ACR0 ∼ ACR3) で次の設定を行います。
-
データバス幅
-
アドレスタイプ
-
バスタイプ
3. CS ウェイトレジスタ (AWR0 ∼ AWR3) に設定値をワードで書き込む。
4. CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) に設定値をワードで書き込む。
CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) で次の設定を行います。
-
CS 領域
-
書込み許可
-
バイトオーダリング (CS0 領域以外 )
-
CS 領域の有効 / 無効
5. ほかの CS 領域を設定する場合は , 手順 2 ∼ 4 を繰り返して CS 領域を設定する。
6. CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) を読み出す。
7. 読出し値と CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) に設定した値を比較する。
CS 領域への設定が , 以降のアクセスに対して反映されることを確認するために , 最
後に設定したレジスタである CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) を読み出して ,
設定値と読出し値が同じであることを確認してください。
CS 領域への設定が , 以降のアクセスに対して反映されることを待つために , 最後に設
定したレジスタである CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) を読み出して , 設定値と
読出し値を比較してください。読出しと比較はダミー処理です。比較結果に意味はあり
ません。
< 注意事項 >
•
CS0 領域を変更する場合や 0000 0000H ∼ 7FFF FFFFH に別の CS 領域を割り当てる
場合は , はじめに CS0 領域設定レジスタ (ASR0) の CSEN ビットで CS0 領域を無効
(CSEN=0) にしてください。
•
CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) 設定時の注意
- 各 CS 領域は重なり合わないように配置してください。CS 領域が重なっている場合
の動作は保証いたしません。
- 開始アドレスはアドレスの上位ビットを SADR31 ∼ SADR16 ビットに設定します。
ただし領域のサイズによって , あらかじめバウンダリが決められています。CS 領域
のサイズにしたがって , 有効な ASZ3 ∼ ASZ0 ビットを設定してください。無効な
SADR31 ∼ SADR16 ビットには "0" を設定してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
319
第 13 章 外部バス インタフェース
13.11
MB91665 シリーズ
■ CS 領域設定例
CS 領域設定レジスタ (ASR0 ∼ ASR3) の ASZ3 ∼ ASZ0 ビットと SADR31 ∼ SADR16
ビットの設定値と , 実際に割り当てられる CS 領域の例を示します。
•
CS0 領域の設定
CS0 領域設定レジスタ (ASR0) :ASZ3 ∼ ASZ0=0010B
CS0 領域設定レジスタ (ASR0) :SADR31 ∼ SADR16=002CH
→ 002C 0000H ∼ 002F FFFFH が CS0 領域になります。
•
CS1 領域の設定
CS1 領域設定レジスタ (ASR1) :ASZ3 ∼ ASZ0=0000B
CS1 領域設定レジスタ (ASR1) :SADR31 ∼ SADR16=0026H
→ 0026 0000 H ∼ 0026 FFFF H は CS1 領域になります。
•
CS2 領域の設定
CS2 領域設定レジスタ (ASR2) :ASZ3 ∼ ASZ0=0100B
CS2 領域設定レジスタ (ASR2) :SADR31 ∼ SADR16=0030H
→ 0030 0000H ∼ 003F FFFFH が CS2 領域になります。
•
CS3 領域の設定
CS3 領域設定レジスタ (ASR3) :ASZ3 ∼ ASZ0=0010B
CS3 領域設定レジスタ (ASR3) :SADR31 ∼ SADR16=0FFCH
→ 0FFC 0000H ∼ 0FFF FFFFH が CS3 領域になります。
< 注意事項 >
例えば , 0031 0000H から 1M バイトの空間を割り当てることはできません。
仮に以下の設定を行っても CS2 領域は 0030 0000H ∼ 003F FFFFH になります。
CS2 領域設定レジスタ (ASR2):ASZ3 ∼ ASZ0=0100B
CS2 領域設定レジスタ (ASR2):SADR31 ∼ SADR16=0031H
この設定の場合 , SADR31 ∼ SADR20 ビットが有効で SADR19 ∼ SADR16 ビットはアド
レス比較対象にならないためです。
320
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 13 章 外部バス インタフェース
13.11
MB91665 シリーズ
上記の例の場合の CS 領域を図 13.11-2 に示します。
図 13.11-2 CS 領域例
初期状態
設定例
0000 0000H
0000 0000H
0026 0000H
0027 0000H
CS1 領域
64 Kbyte
CS0 領域
256 Kbyte
CS2 領域
1 Mbyte
CS3 領域
256 Kbyte
002C 0000H
0030 0000H
CS0 領域
0040 0000H
0FFC 0000H
1000 0000H
7FFF FFFFH
7FFF FFFFH
FFFF FFFFH
FFFF FFFFH
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
321
第 13 章 外部バス インタフェース
13.11
322
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
MB91665 シリーズ
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
I/O ポートの機能と動作について説明します。
14.1 概要
14.2 構成
14.3 端子
14.4 レジスタ
14.5 使用上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
323
第 14 章 I/O ポート
14.1
MB91665 シリーズ
14.1 概要
本製品の端子を外部バスインタフェースや周辺機能で利用しないときは , I/O ポートとして使
用することができます。
■ 概要
I/O ポートには , 次の特長があります。
•
端子ごとにI/Oポートを入力ポートとして利用するか, 出力ポートとして利用するか
を設定できます。
•
端子ごとにI/Oポートとして利用するか, 周辺機能や外部バスインタフェースの端子
として利用するかを設定できます。
また , 各レジスタの設定により , 入出力モードを次の中から選択できます。
入出力モードを表 14.1-1 に示します。
表 14.1-1 入出力モード
入出力モード
ポート入力モード
ポート出力モード
周辺機能出力モード *
PDR へのアクセス
読出し時
(RMW 系命令以外 )
外部端子からのレベルが読み出され
ます。
読出し時
(RMW 系命令 )
PDR の値を読み出します。
書込み時
書き込んだ値が PDR に格納されます。
読出し時
(RMW 系命令以外 )
PDR の値を読み出します。
読出し時
(RMW 系命令 )
PDR の値を読み出します。
書込み時
書き込んだ値がPDRに書き込まれ, 外
部端子へ出力されます。
読出し時
(RMW 系命令以外 )
周辺機能からの出力レベル / PDR の値
が読み出されます。
読出し時
(RMW 系命令 )
PDR の値を読み出します。
書込み時
書き込んだ値が PDR に格納されます。
PDR: ポートデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK)
RMW 系命令 : リードモディファイライト系命令
*:
レジスタの設定により , 読み出される値が異なります。
•
プルアップを端子ごとに設定できます。
•
CPU がスタンバイモード ( ストップモード / 時計モード / メインタイマモード ) 中に ,
端子に Hi-Z を設定すると , 入力は "0" に固定されます。ただし , 発生が許可されて
いる外部割込み要求の入力は "0" に固定されず使用できます。
324
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.1
MB91665 シリーズ
•
周辺機能を割り当てられる端子が複数ある場合に , どの端子に機能を割り当てるか
を設定したり , 端子からの周辺機能出力を有効 / 無効にしたりできます。
ただし , 周辺機能の入出力が複数ある場合 , それぞれの入出力は同じグループの
ポートに設定してください。
例 ) ch.1 マルチファンクションシリアルインタフェース設定例
シリアルデータ
出力
SOUT1 端子
(0 番ポート )
シリアルクロック
入出力
SCK1 端子
(0 番ポート )
SCK1_1 端子
(1 番ポート )
シリアルデータ
入力
有効ポート
SIN1 端子
(0 番ポート )
0 番ポート
SIN1_1 端子
(1 番ポート )
設定禁止
SIN1 端子
(0 番ポート )
SIN1_1 端子
(1 番ポート )
SOUT1_1 端子
(1 番ポート )
SCK1 端子
(0 番ポート )
SIN1 端子
(0 番ポート )
SIN1_1 端子
(1 番ポート )
SCK1_1 端子
(1 番ポート )
SIN1 端子
(0 番ポート )
SIN1_1 端子
(1 番ポート )
1 番ポート
< 注意事項 >
以下の端子は MB91V650 とポート機能の設定方法が異なり , 1 つの端子に対し最大で 3 つ
の PFR レジスタを設定する必要があります。
設定値については , 「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
P14 ∼ P17, P20 ∼ P27, P50 ∼ P57, P60, P61, P80, P81
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
325
第 14 章 I/O ポート
14.2
MB91665 シリーズ
14.2 構成
本製品には次の 3 種類の I/O ポートが内蔵されています。
• 通常の I/O ポート
• アナログ入力兼用 I/O ポート
• アナログ出力兼用 I/O ポート
■ 概要
本製品に内蔵されている 3 種類の I/O ポートについて説明します。
•
通常の I/O ポート
周辺機能の入出力機能と兼用されている基本的な構成のI/Oポートです。次のブロッ
クで構成されています。
•
-
ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH)
-
ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK)
-
拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35)
-
プルアップ制御レジスタ (PCR0 ∼ PCR8)
-
ポートデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK)
アナログ入力兼用 I/O ポート
10 ビット A/D コンバータのアナログ入力と兼用されている I/O ポートです。通常の
I/O ポートのブロックとアナログ入力許可部で構成されています。
アナログ入力兼用ポートは P77 ∼ P70, P83 ∼ P80 になります。
•
N-ch オープンドレイン制御 I/O ポート
I/O ポート出力を N-ch オープンドレイン制御 (Low 出力のみ ) できる I/O ポートです。
-
•
オープンドレイン制御レジスタ (NDE0, NDE1)
外部バスアドレス選択機能
スプリットバス , マルチプレックスバス時にアドレス端子を切り換えます。
-
326
外部バスアドレス選択レジスタ (EXBS)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.2
MB91665 シリーズ
■ ブロックダイヤグラム
● 通常の I/O ポート
通常の I/O ポートのブロックダイヤグラムを図 14.2-1 に示します。
図 14.2-1 通常の I/O ポートのブロックダイヤグラム
外部バスインタフェース
スレーブインタフェース
周辺機能
0
CMOS
入力選択
CMOS
schmitt
1
DDR
ポートデータ
方向制御
PFR
周
辺
バ
ス
Vcc
EPFR
R
PCR
PDR
端子
外部バス
制御出力
周辺機能出力
•
出力選択
ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK)
端子を汎用ポートとして使用するときは , 入出力方向を設定します。
外部バスインタフェースや周辺機能の端子として使用する場合は , ポートデータレ
ジスタ (PDR0 ∼ PDRK) から , 何を読み出すかを設定します。
•
ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH)
端子の利用方法を選択するレジスタです。
•
拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35)
周辺機能を割り当てられる端子が複数ある場合に , どの端子に機能を割り当てるか
を設定するレジスタです。また , 端子からの周辺機能出力を有効 / 無効にします。
•
プルアップ制御レジスタ (PCR0 ∼ PCR8)
プルアップを設定するレジスタです。各ポートに用意されているので端子ごとに ,
プルアップ抵抗を接続できます。
•
ポートデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK)
出力データを格納するレジスタです。ポートのモードによって , 読み出される値や
書き込む値の意味が異なります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
327
第 14 章 I/O ポート
14.2
MB91665 シリーズ
● アナログ入力兼用 I/O ポート
アナログ入力兼用 I/O ポートのブロックダイヤグラムを図 14.2-2 に示します。
図 14.2-2 アナログ入力兼用 I/O ポートのブロックダイヤグラム
周辺バス
A/D 入力
CMOS
schmitt
周辺機能
入力選択
0
1
アナログ
入力許可
DDR
PFR
ポートデータ
方向制御
Vcc
EPFR
R
PCR
PDR
端子
外部バス
制御出力
周辺機能出力
出力選択
通常の I/O ポートの構成ブロックとアナログ入力許可部で構成されています。
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) で入力を許可した端子からのアナログ
入力を有効にします。
< 注意事項 >
328
•
アナログ入力兼用ポートは P77 ∼ P70, P83 ∼ P80 です。
•
MD1, MD0 端子でシリアル書込みモードを選択した場合 (MD1, MD0= 01), P75 (AN5
端子 ) のみデジタル入力可 , アナログ入力不可となります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.2
MB91665 シリーズ
■ クロック
I/O ポートで使用するクロックを表 14.2-1 に示します。
表 14.2-1 I/O ポートで使用するクロック
クロック名
動作クロック
CM71-10158-1
内容
周辺クロック (PCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
329
第 14 章 I/O ポート
14.3
MB91665 シリーズ
14.3 端子
I/O ポートで使用する端子について説明します。
■ 概要
同じ番号に分類されたポートは , 同時に読出し / 書込みが可能です。
330
•
P00 ∼ P07 ( ポート 0)
•
P10 ∼ P17 ( ポート 1)
•
P20 ∼ P27 ( ポート 2)
•
P50 ∼ P57 ( ポート 5)
•
P60, P61 ( ポート 6)
•
P70 ∼ P77 ( ポート 7)
•
P80 ∼ P83 ( ポート 8)
•
PH2, PH3 ( ポート H)
•
PK0, PK1 ( ポート K)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
14.4 レジスタ
I/O ポートで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ I/O ポートのレジスタ一覧
I/O ポートのレジスタ一覧を表 14.4-1 に示します。
表 14.4-1 I/O ポートのレジスタ一覧 ( 1 / 2 )
ポート
共通
0
1
2
3
4
5
6
CM71-10158-1
EPFR0 ∼ EPFR35
レジスタ略称
拡張ポート機能レジスタ 0 ∼ 35
レジスタ名
参照先
14.4.3
ADCHE
A/D チャネルイネーブルレジスタ
14.4.6
NDE0
N-chオープンドレイン制御レジスタ0 14.4.7
NDE1
N-chオープンドレイン制御レジスタ1 14.4.7
EXBS
外部バスアドレス選択レジスタ
14.4.8
FRID
FR 識別情報レジスタ
14.4.9
DDR0
ポートデータ方向レジスタ 0
14.4.1
PFR0
ポート機能レジスタ 0
14.4.2
PCR0
プルアップ制御レジスタ 0
14.4.5
PDR0
ポートデータレジスタ 0
14.4.4
DDR1
ポートデータ方向レジスタ 1
14.4.1
PFR1
ポート機能レジスタ 1
14.4.2
PCR1
プルアップ制御レジスタ 1
14.4.5
PDR1
ポートデータレジスタ 1
14.4.4
DDR2
ポートデータ方向レジスタ 2
14.4.1
PFR2
ポート機能レジスタ 2
14.4.2
PDR2
ポートデータレジスタ 2
14.4.4
DDR3
ポートデータ方向レジスタ 3
14.4.1
PFR3
ポート機能レジスタ 3
14.4.2
DDR4
ポートデータ方向レジスタ 4
14.4.1
PFR4
ポート機能レジスタ 4
14.4.2
DDR5
ポートデータ方向レジスタ 5
14.4.1
PFR5
ポート機能レジスタ 5
14.4.2
PCR5
プルアップ制御レジスタ 5
14.4.5
PDR5
ポートデータレジスタ 5
14.4.4
DDR6
ポートデータ方向レジスタ 6
14.4.1
PFR6
ポート機能レジスタ 6
14.4.2
PCR6
プルアップ制御レジスタ 6
14.4.5
PDR6
ポートデータレジスタ 6
14.4.4
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
331
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
表 14.4-1 I/O ポートのレジスタ一覧 ( 2 / 2 )
ポート
レジスタ略称
7
DDR7
8
A
G
H
K
332
レジスタ名
ポートデータ方向レジスタ 7
参照先
14.4.1
PFR7
ポート機能レジスタ 7
14.4.2
PCR7
プルアップ制御レジスタ 7
14.4.5
PDR7
ポートデータレジスタ 7
14.4.4
DDR8
ポートデータ方向レジスタ 8
14.4.1
PFR8
ポート機能レジスタ 8
14.4.2
PCR8
プルアップ制御レジスタ 8
14.4.5
PDR8
ポートデータレジスタ 8
14.4.4
DDRA
ポートデータ方向レジスタ A
14.4.1
PFRA
ポート機能レジスタ A
14.4.2
DDRG
ポートデータ方向レジスタ G
14.4.1
PFRG
ポート機能レジスタ G
14.4.2
DDRH
ポートデータ方向レジスタ H
14.4.1
PFRH
ポート機能レジスタ H
14.4.2
PDRH
ポートデータレジスタ H
14.4.4
DDRK
ポートデータ方向レジスタ K
14.4.1
PDRK
ポートデータレジスタ K
14.4.4
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK)
14.4.1
端子を汎用ポートとして使用するときに , 入出力方向を設定するレジスタです。
外部バスインタフェースや周辺機能の端子として使用する場合は , ポートデータレジスタ
(PDR0 ∼ PDRK) から , 何を読み出すかを設定します。
このビットの設定と , ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH) の設定によりポートデータ
レジスタ (PDR0 ∼ PDRK) からの読出し値 / 書込み値の意味が異なります。
ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK) のビット構成を図 14.4-1 に示します。
図 14.4-1 ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
DDR0
DDR07
DDR06
DDR05
DDR04
DDR03
DDR02
DDR01
DDR00 0000 0000
R/W
DDR1
DDR17
DDR16
DDR15
DDR14
DDR13
DDR12
DDR11
DDR10 0000 0000
R/W
DDR2
DDR27
DDR26
DDR25
DDR24
DDR23
DDR22
DDR21
DDR20 0000 0000
R/W
初期値
属性
DDR3
DDR37
DDR36
DDR35
DDR34
予約
DDR32
DDR31
DDR30 0000 0000
R/W
DDR4
DDR47
DDR46
DDR45
DDR44
DDR43
DDR42
DDR41
DDR40 0000 0000
R/W
DDR5
DDR57
DDR56
DDR55
DDR54
DDR53
DDR52
DDR51
DDR50 0000 0000
R/W
DDR6
予約
予約
予約
予約
予約
予約
DDR61
DDR60 0000 0000
R/W
DDR7
DDR77
DDR76
DDR75
DDR74
DDR73
DDR72
DDR71
DDR70 0000 0000
R/W
DDR81
DDR80 0000 0000
R/W
R/W
DDR8
予約
予約
予約
予約
DDR83
DDR82
DDRA
DDRA7
DDRA6
DDRA5
DDRA4
DDRA3
DDRA2
DDRG
0000 0000
予約
予約
DDRG7 DDRG6 DDRG5 DDRG4 DDRG3 DDRG2 DDRG1 DDRG0 0000 0000
DDRH
未定義
未定義
未定義
未定義
DDRH3 DDRH2 DDRH1 DDRH0 XXXX 0000
DDRK
未定義
未定義
未定義
未定義
予約
予約
DDRK1
DDRK0 XXXX 0000
R/W
R/W
R/W
R/W:リード / ライト可能
X:不定
< 注意事項 >
予約ビットは必ず "0" を書き込んでください。
ポートの入出力方向を設定します。
書込み値
CM71-10158-1
説明
0
入力方向
1
出力方向
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
333
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
このビットの設定と , ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH) の設定によりポートデータ
レジスタ (PDR0 ∼ PDRK) からの読出し値 / 書込み値の意味が異なります。
レジスタ設定とポートデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK) からの読出し値 / 書込み値の関
係を表 14.4-2 に示します。
表 14.4-2 レジスタ設定とポートデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK) からの読出し値 /
書込み値の関係
モード
DDR PFR
ポート入力 0
モード
ポート出力 1
モード
0
周辺機能
*
出力モード
1
*
0
0
1
1
PDR
読出し時
外部端子からの出力レベルが読み出
(RMW 系命令以外 ) されます。
読出し時
(RMW 系命令 )
PDR レジスタの値を読み出します。
書込み時
書き込んだ値が PDR レジスタに格納
されます。
読出し時
PDR レジスタの値を読み出します。
(RMW 系命令以外 )
読出し時
(RMW 系命令 )
PDR レジスタの値を読み出します。
書込み時
書き込んだ値が PDR レジスタに書き
込まれ , 外部端子へ出力されます。
読出し時
周辺機能からの出力レベルが読み出
(RMW 系命令以外 ) されます。
読出し時
(RMW 系命令 )
PDR レジスタの値を読み出します。
書込み時
書き込んだ値が PDR レジスタに格納
されます。
読出し時
PDR レジスタの値を読み出します。
(RMW 系命令以外 )
読出し時
(RMW 系命令 )
PDR レジスタの値を読み出します。
書込み時
書き込んだ値が PDR レジスタに格納
されます。
拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) で , 該当端子に周辺機能の出力端子
の機能を割り当て , さらに端子からの出力を有効にする必要があります。
DDR:ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK)
PFR:ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH)
PDR :ポートデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK)
RMW 系命令:リードモディファイライト系命令
334
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
周辺機能への入力は , 拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) の該当ビットで ,
割り当てた端子に常に接続されています。周辺機能への入力は , ポート入力モードで
行ってください。
ただし , 10 ビット A/D コンバータからの入力を許可している場合は , 入力は "0" に ,
ポートからの出力は Hi-Z に固定されます。
また , MD1, MD0 端子でシリアル書込みモードを選択した場合 (MD1, MD0= 01), P75
(AN5 端子 ) のみデジタル入力可 , アナログ入力不可となります。
•
本デバイスをリセットすると , このレジスタの設定は初期値 (00H) に戻り , すべての
ポートの入出力方向が入力になります。
•
PK0, PK1 を低速発振端子として使用する場合は必ず , ポートデータ方向レジスタ K
(DDRK) でポートの入出力方向を入力 (DDRK0=0, DDRK1=0) に設定してください。
( ポートの入出力方向が出力に設定されているときに , PK0, PK1 を低速発振端子と使
用すると , 低速発振不許可時に端子から PDR の値が出力されます。)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
335
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH)
14.4.2
端子の利用方法を選択するレジスタです。
このビットの設定と , ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK) の設定によりポー
トデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK) からの読出し値 / 書込み値の意味が異なります。
詳細については , 「14.4.1 ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK)」を参照してく
ださい。
ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH) のビット構成を図 14.4-2 に示します。
図 14.4-2 ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
PFR0
初期値
PFR07 PFR06 PFR05 PFR04 PFR03 PFR02 PFR01 PFR00 0000 0000
属性
R/W
PFR1
PFR17 PFR16 PFR15 PFR14 PFR13 PFR12 PFR11 PFR10 0000 0000
R/W
PFR2
PFR27 PFR26 PFR25 PFR24 PFR23 PFR22 PFR21 PFR20 0000 0000
R/W
PFR3
PFR37 PFR36 PFR35 PFR34
R/W
PFR4
予約 PFR32 PFR31 PFR30 0000 0000
PFR47 PFR46 PFR45 PFR44 PFR43 PFR42 PFR41 PFR40 0000 0000
PFR5
PFR57 PFR56 PFR55 PFR54 PFR53 PFR52 PFR51 PFR50 0000 0000
R/W
PFR6
予約
予約 未定義 予約
予約 未定義 PFR61 未定義 00X0 0X0X
PFR77 PFR76 PFR75 PFR74 PFR73 PFR72 PFR71 PFR70 0000 0000
R/W
PFR7
PFR8
予約
予約
予約
予約 PFR83
PFRA PFRA7 PFRA6 未定義 PFRA4 PFRA3
PFRG 未定義 PFRG6 PFRG5 PFRG4 未定義
PFRH 未定義 未定義 未定義 未定義 未定義
R/W
R/W
PFR82 PFR81 PFR80 0000 0000
R/W
PFRA2
予約
予約
PFRG2 PFRG1 PFRG0 X000 X000
R/W
PFRH2 未定義 PFRH0 XXXX X0X0
R/W
00X0 0000
R/W
R/W:リード / ライト可能
X:不定
< 注意事項 >
予約ビットは必ず "0" を書き込んでください。
336
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
端子ごとに汎用ポートとして使用するか , 拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35)
で指定した周辺機能の端子として使用するかを設定します。
書込み値
説明
0
汎用ポート
1
周辺機能
このレジスタのビットと拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) の対応ビットの
設定によって , 端子の機能や入出力を次のように設定できます。
PFR
EPFR
対応端子の
機能
周辺 周辺機能への ポート 外バス 外バス
機能
入力
出力 端子の 端子の
出力
入力
からの
出力
0
0
ポート *
無効
有効
DDR で 無効
設定
有効
1
周辺機能の出
力端子の機能
を割り当て &
出力を有効に
設定
周辺機能の出
力端子の機能
を割り当てな
い or 出力を無
効に設定
周辺機能の 有効
出力端子
有効
無効
無効
有効
外バス端子 無効
(外バス兼用
端子 )
有効
無効
有効
有効
ポート(外バ 無効
ス兼用端子
以外 )
有効
DDR で −
設定
−
PFR:ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH) の対応ビット
EPFR:拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) の対応ビット
* 以下のポートに関しては , ポートとして使用するには 2 つ∼ 3 つの PFR を設定する
必要があります。
P14 ∼ P17 : PFR14 ∼ PFR17, PFR34 ∼ PFR37
P20, P21 : PFR20, PFR21, PFR40, PFR41, PFRA3, PFRA4
P22, P23
: PFR22, PFR23, PFR42, PFR43, PFRG0, PFRG1
P24 ∼ P27 : PFR24 ∼ PFR27, PFR44 ∼ PFR47
P50
: PFR50, PFRA2
P51 ∼ P53 : PFR51 ∼ PFR53, PFRG4 ∼ PFRG6
P54 ∼ P56 : PFR54 ∼ PFR56, PFR30 ∼ PFR32
P57
: PFR57, PFRA7
CM71-10158-1
P60, P61
: PFR60, PFR61, PFRG2, PFRH0
P80, P81
: PFR80, PFR81, PFRA6
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
337
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
本デバイスをリセットすると , このレジスタの設定が初期値 (00H) に戻り , すべての
ポートが入力になります。
•
このレジスタで, 端子を汎用ポートとして使用するに設定した場合は, 拡張ポート機能
レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) で端子に周辺機能を割り当てても , 端子は汎用ポートと
して使用されます。
•
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) で , アナログ入力を許可した場合は , この
レジスタの設定にかかわらず , ポートやほかの機能からの入力は "0" に固定されます。
•
外部バスインタフェースの端子機能を有効にするには次の設定を行ってください。
1. 拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) の対応ビットですべての周辺機能か
らの出力を無効に設定
2. このレジスタの対応ビットに "1" を書き込んで , 端子の機能を周辺機能に設定
•
周辺機能への入力は , 拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) の該当ビットによ
り割り当てた端子に常に接続されています。周辺機能への入力は , ポート入力モード
で行ってください。
ただし , 10 ビット A/D コンバータからの入力を許可している場合は , 入力は "0" に ,
ポートからの出力は Hi-Z に固定されます。
338
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35)
14.4.3
1 つの機能に対して , その機能を割り当てられる端子が複数ある場合に , どの端子に機能を割
り当てるかを設定するレジスタです。また , 端子からの出力を有効 / 無効にします。
拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) のビット構成を図 14.4-3 に示します。
図 14.4-3 拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) のビット構成
bit
6
5
4
3
2
1
0
未定義
未定義
OUT1E2
OUT1E1
OUT1E0
OUT0E2
OUT0E1
OUT0E0
初期値
XX00 0000
EPFR1
未定義
未定義
OUT3E2
OUT3E1
OUT3E0
OUT2E2
OUT2E1
OUT2E0
XX00 0000
EPFR2
未定義
未定義
OUT5E2
OUT5E1
OUT5E0
OUT4E2
OUT4E1
OUT4E0
XX00 0000
EPFR3
未定義
IN3E1
未定義
IN3E0
OUT7E2
OUT7E1
OUT7E0
OUT6E2
OUT6E1
OUT6E0
XX00 0000
IN2E1
IN2E0
IN1E1
IN1E0
IN0E1
IN0E0
0000 0000
EPFR0
EPFR4
7
EPFR5
IN7E1
IN7E0
IN6E1
IN6E0
IN5E1
IN5E0
IN4E1
IN4E0
0000 0000
EPFR6
SOUT0E2
SOUT0E1
SOUT0E0
SCK0E2
SCK0E1
SCK0E0
SIN0E1
SIN0E0
0000 0000
EPFR7
未定義
未定義
未定義
SOUT1E1
SOUT1E0
SCK1E1
SCK1E0
SIN1E
XXX0 0000
未定義
SOUT2E1
SOUT2E0
SCK2E1
SCK2E0
SIN2E
XXX0 0000
EPFR8
未定義
未定義
EPFR9
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR10
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR11
予約
予約
予約
予約
SOUT6E0
予約
SCK6E1
予約
SCK6E0
予約
SIN6E
XXX0 0000
0000 0000
EPFR12
未定義
未定義
未定義
予約
SOUT6E1
EPFR13
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR14
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR15
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR16
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR17
予約
予約
予約
予約
0000 0000
予約
予約
予約
予約
UDIN1E0
予約
予約
予約
UDIN1E1
予約
EPFR18
0000 0000
EPFR19
未定義
未定義
未定義
TIOA1E0
予約
XAE
TIOB1E
TIOA0E1
TIOA0E0
TIOB0E
XX00 0000
予約
ADTRG0E2 ADTRG0E1 ADTRG0E0
XXXX 0001
EPFR20
未定義
未定義
未定義
TIOA1E1
EPFR21
未定義
未定義
TIOA3E1
TIOA3E0
TIOB3E
TIOA2E1
TIOA2E0
TIOB2E
XX00 0000
EPFR22
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR23
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR24
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR25
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR26
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
EPFR27
予約
INT6E
予約
INT5E
予約
INT4E
予約
INT3E
予約
INT2E
予約
INT1E
予約
INT0E
0000 0000
EPFR28
予約
INT7E
EPFR29
予約
予約
予約
予約
未定義
未定義
INT23E1
未定義
INT23E0
未定義
INT22E1
予約
INT18E
予約
INT17E
予約
INT16E
0000 0000
EPFR30
予約
INT19E
INT22E0
INT21E1
INT21E0
INT20E
X000 0000
予約
TMI0E
XX00 0000
EPFR31
未定義
EPFR32
予約
予約
EPFR33
未定義
予約
TMO1E1
予約
TMO1E0
予約
TMI1E
予約
TMO0E1
予約
TMO0E0
EPFR34
未定義
未定義
TMO2E1
TMO2E0
TMI2E
FRCK1E1
FRCK1E0
FRCK0E1
EPFR35
予約
予約
予約
予約
予約
予約
予約
0000 0000
XXXX 0000
0000 0000
FRCK0E0 X000 0000
予約
0000 0000
属性:すべて R/W ( リード / ライト可能 )
X:不定
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
339
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
予約ビットは必ず "0" を書き込んでください。
•
ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH) で , 汎用ポートに設定した端子は , このレジスタ
の設定にかかわらず , 汎用 I/O ポートとして扱われます。
•
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) で , アナログ入力を許可した場合は , この
レジスタやポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH) の設定にかかわらず , ポートからの
入力は "0" に固定されます。
•
1 つの端子を複数の周辺機能の出力端子として使用することはできません。また , 同一
の出力機能を複数の端子に割り当てることもできません。
•
1 つの端子を複数の周辺機能の入力端子として使用することができます。ただし , 同一
の入力機能を複数の端子に割り当てることはできません。
•
1 つの端子に複数の機能が割り当てられた場合の優先順位は次のようになります。
1. X0A/X1A
2. マルチファンクションシリアルインタフェース
3. ベースタイマ
4. 16 ビットリロードタイマ
5. 32 ビットアウトプットコンペア
•
周辺機能への入力は , 拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) の該当ビットで ,
割り当てた端子に常に接続されています。周辺機能への入力は , ポート入力モードで
行ってください。
ただし , 10 ビット A/D コンバータからの入力 , または 8 ビット D/A コンバータからの
出力を許可している場合は , 入力は "0" に固定されます。
•
このレジスタで周辺機能出力を割り当てる端子を変更する場合は , 次の設定を行って
から端子を変更してください。
- 変更前割り当て端子と変更後割り当て端子をポート入力モードに設定
- 割り当てを行う周辺機能を無効にする
•
このレジスタで周辺機能入力を割り当てる端子を変更する場合は , 割り当てを行う周
辺機能を無効にしてから , 端子を変更してください。
● 拡張ポート機能レジスタ 0 (EPFR0) ∼拡張ポート機能レジスタ 3 (EPFR3)
[bit5 ∼ bit0]:OUTxE2 ∼ OUTxE0 ( アウトプットコンペア出力端子選択ビット )
32 ビットアウトプットコンペアの出力端子は , チャネルごとにそれぞれ 2 つ用意され
ています。
32 ビットアウトプットコンペアの ch.0 ∼ ch.7 で使用する端子をそれぞれ選択します。
OUT0E2 ∼ OUT0E0 ビットが ch.0 に , OUT1E2 ∼ OUT1E0 ビットが ch.1 に •••OUT7E2 ∼
OUT7E0 ビットが ch.7 に対応しています。
340
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
OUTxE2
0
OUTxE1
0
1
1
0
1
OUTxE0
ポート番号
端子名
0
−
出力無効
1
0 番ポート
OUTx 端子
0
1 番ポート
OUTx_1 端子
1
−
設定禁止
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
< 注意事項 >
•
このビットで出力を無効にした場合は , これらの端子をほかの機能の出力端子として
利用できます。
•
このビットで出力を無効にし, ほかの機能の出力端子としても利用しない場合は, これ
らの端子を次のように利用できます。
- 外バス兼用端子以外 :汎用ポート
- 外バス兼用端子:外部バス
● 拡張ポート機能レジスタ 4 (EPFR4) ∼拡張ポート機能レジスタ 5 (EPFR5)
[bit7 ∼ bit0]:INxE1, INxE0 ( インプットキャプチャ入力端子選択ビット )
32 ビットインプットキャプチャの入力端子は , チャネルごとにそれぞれ 2 つ用意され
ています (ch.0 ∼ ch.3 のみ )。
32 ビットインプットキャプチャの ch.0 ∼ ch.7 で使用する端子をそれぞれ選択します。
IN0E1, IN0E0 ビットが ch.0 に , IN1E1, IN1E0 ビットが ch.1 に •••IN7E1, IN7E0 ビットが
ch.7 に対応しています。
INxE1
0
1
INxE0
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
INx 端子
1
1 番ポート
INx_1 端子
0
−
−
設定禁止
1
設定禁止
● 拡張ポート機能レジスタ 6 (EPFR6)
[bit7 ∼ bit5]:SOUT0E2 ∼ SOUT0E0 ( シリアルインタフェース ch.0 シリアルデー
タ端子選択ビット )
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.0 のシリアルデータ出力機能を割り
当てる端子を SOUT0, SOUT0_1 の中から 1 つ選択します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
341
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
SOUT0E2
0
SOUT0E1
0
1
1
0
1
SOUT0E0
ポート番号
端子名
0
−
出力無効
( 入力:SOUT0 端子
(0 番ポート ) )
1
0 番ポート
SOUT0 端子
0
1 番ポート
SOUT0_1 端子
1
−
設定禁止
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
< 注意事項 >
•
このビットで出力を無効にした場合は , この端子をほかの機能の出力端子として利用
できます。
•
このビットで出力を無効にし, ほかの機能の出力端子としても利用しない場合は, これ
らの端子を次のように利用できます。
- 外バス兼用端子以外 :汎用ポート
- 外バス兼用端子:外部バス
•
次のビットで選択する端子は同じポート番号に割り当ててください。
- SOUT0E2 ∼ SOUT0E0 ( シリアルデータ出力端子 )
- SCK0E2 ∼ SCK0E0 ( シリアルクロック入出力端子 )
- SIN0E1, SIN0E0 ( シリアルデータ入力端子 )
•
342
シリアルデータ端子は周辺機能の設定により , 入力端子として機能します。周辺機能
の入力は選択端子に常に接続されており, このビットを"000"に設定したときはSOUT0
端子 (0 番ポート ) が入力に接続されています。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
[bit4 ∼ bit2]:SCK0E2 ∼ SCK0E0 ( シリアルインタフェース ch.0 シリアルクロッ
ク端子選択ビット )
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.0 のシリアルクロック入出力機能を
割り当てる端子を SCK0, SCK0_1 の中から 1 つ選択します。
SCK0E2
0
SCK0E1
0
1
1
0
1
SCK0E0
ポート番号
端子名
0
−
出力無効
( 入力:SCK0 端子
(0 番ポート ) )
1
0 番ポート
SCK0 端子
0
1 番ポート
SCK0_1 端子
1
−
設定禁止
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
< 注意事項 >
•
このビットで出力を無効にした場合は , これらの端子をほかの機能の出力端子として
利用できます。
•
このビットで出力を無効にし, ほかの機能の出力端子としても利用しない場合は, これ
らの端子を次のように利用できます。
- 外バス兼用端子以外 :汎用ポート
- 外バス兼用端子:外部バス
•
次のビットで選択する端子は同じポート番号に割り当ててください。
- SOUT0E2 ∼ SOUT0E0 ( シリアルデータ出力端子 )
- SCK0E2 ∼ SCK0E0 ( シリアルクロック入出力端子 )
- SIN0E1, SIN0E0 ( シリアルデータ入力端子 )
•
周辺機能の入力は選択端子に常に接続されており , このビットを "000" に設定したとき
は SCK0 端子 (0 番ポート ) が入力に接続されています。
[bit1, bit0]:SIN0E1, SIN0E0 ( シリアルインタフェース ch.0 シリアルデータ入力選
択ビット )
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.0 のシリアルデータ入力機能を割り
当てる端子を SIN0, SIN0_1 の中から 1 つ選択します。
SIN0E1
0
1
CM71-10158-1
SIN0E0
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
SIN0 端子
1
1 番ポート
SIN0_1 端子
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
343
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
次のビットで選択する端子は同じポート番号に割り当ててください。
- SOUT0E2 ∼ SOUT0E0 ( シリアルデータ出力端子 )
- SCK0E2 ∼ SCK0E0 ( シリアルクロック入出力端子 )
- SIN0E1, SIN0E0 ( シリアルデータ入力端子 )
● 拡張ポート機能レジスタ 7 (EPFR7) , 拡張ポート機能レジスタ 8 (EPFR8)
[bit4, bit3]:SOUTxE1, SOUTxE0 ( シリアルインタフェース ch.1,2 シリアルデータ
端子選択ビット )
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.1, ch2 のシリアルデータ出力端子は ,
チャネルごとにそれぞれ 2 つ用意されています。
シリアルデータ出力機能を割り当てる端子をチャネルごとに選択します。SOUT1E1,
SOUT1E0 ビットが ch.1 に , SOUT2E1, SOUT2E0 ビットが ch.2 に対応しています。
SOUTxE1
SOUTxE0
ポート番号
端子名
0
0
−
出力無効
( 入力:SOUTx 端子 (0 番ポート ) )
0
1
0 番ポート
SOUTx 端子
1
0
1 番ポート
SOUTx_1 端子
1
1
−
設定禁止
< 注意事項 >
•
このビットで出力を無効にした場合は , この端子をほかの機能の出力端子として利用
できます。
•
このビットで出力を無効にし, ほかの機能の出力端子としても利用しない場合は, これ
らの端子を次のように利用できます。
- 外バス兼用端子以外 :汎用ポート
•
- 外バス兼用端子:外部バス
同じチャネルで使用する端子 (次のビットで選択する端子) は同じポート番号に割り当
ててください。
- SOUTxE1, SOUTxE0 ( シリアルデータ出力端子 )
- SCKxE1, SCKxE0 ( シリアルクロック入出力端子 )
- SINxE ( シリアルデータ入力端子 )
•
344
シリアルデータ端子は周辺機能の設定により , 入力端子として機能します。周辺機能
の入力は選択端子に常に接続されており , このビットが "00" に設定されているときは
SOUTx 端子 (0 番ポート ) が入力に接続されています。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
[bit2, bit1]:SCKxE1, SCKxE0 ( シリアルインタフェース ch.1, 2 シリアルクロック
端子選択ビット )
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.1, ch.2 のシリアルクロック入出力端
子は , チャネルごとにそれぞれ 2 つ用意されています。
シ リ ア ル ク ロ ッ ク 入 出 力 機 能 を 割 り 当 て る 端 子 を チ ャ ネ ル ご と に 選 択 し ま す。
SCK1E1, SCK1E0 ビットが ch.1 に , SCK2E1, SCK2E0 ビットが ch.2 に対応しています。
SCKxE1
SCKxE0
ポート番号
端子名
0
0
−
出力無効
( 入力:SCKx 端子 (0 番ポート ) )
0
1
0 番ポート
SCKx 端子
1
0
1 番ポート
SCKx_1 端子
1
1
−
設定禁止
< 注意事項 >
•
•
このビットで出力を無効にした場合は , この端子をほかの機能の出力端子として利用
できます。
このビットで出力を無効にし, ほかの機能の出力端子としても利用しない場合は, これ
らの端子を次のように利用できます。
- 外バス兼用端子以外 :汎用ポート
- 外バス兼用端子:外部バス
•
同じチャネルで使用する端子 (次のビットで選択する端子) は同じポート番号に割り当
ててください。
- SOUTxE1, SOUTxE0 ( シリアルデータ出力端子 )
- SCKxE1, SCKxE0 ( シリアルクロック入出力端子 )
- SINxE ( シリアルデータ入力端子 )
•
シリアルクロックの入力は選択端子に常に接続されており , このビットが "00" に設定
されているときは SCKx 端子 (0 番ポート ) が入力に接続されています。
[bit0]:SINxE ( シリアルインタフェース ch.1, 2 シリアルデータ入力選択ビット )
マルチファンクションシリアルインタフェースch.1, ch.2のシリアルデータ入力端子は,
チャネルごとにそれぞれ 2 つ用意されています。
シリアルデータ入力機能を割り当てる端子をチャネルごとに選択します。SIN1E ビッ
トが ch.1 に , SIN2E ビットが ch.2 に対応しています。
SINxE
CM71-10158-1
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
SINx 端子
1
1 番ポート
SINx_1 端子
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
345
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
同じチャネルで使用する端子 (次のビットで選択する端子) は同じポート番号に割り当
ててください。
- SOUT0E2 ∼ SOUT0E0 ( シリアルデータ出力端子 )
- SCK0E2 ∼ SCK0E0 ( シリアルクロック入出力端子 )
- SIN0E1, SIN0E0 ( シリアルデータ入力端子 )
● 拡張ポート機能レジスタ 12 (EPFR12)
[bit4, bit3]:SOUTxE1, SOUTxE0 ( シリアルインタフェース ch.6 シリアルデータ端
子選択ビット )
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.6 のシリアルデータ出力端子を有効
にするかどうかを選択します。SOUT6E1, SOUT6E0 ビットが ch.6 に対応しています。
SOUTxE1
0
SOUTxE0 ポート番号
端子名
0
−
出力無効 ( 入力:SOUTx 端子 (0 番ポート ) )
0
1
1
0
−
設定禁止
1
1
−
設定禁止
0 番ポート SOUTx 端子
< 注意事項 >
•
•
このビットで出力を無効にした場合は , この端子をほかの機能の出力端子として利用
できます。
このビットで出力を無効にし, ほかの機能の出力端子としても利用しない場合は, これ
らの端子を次のように利用できます。
- 外バス兼用端子以外 :汎用ポート
- 外バス兼用端子:外部バス
•
346
シリアルデータ端子は周辺機能の設定により , 入力端子として機能します。周辺機能
の入力は選択端子に常に接続されており , このビットが "00" に設定されているときは
SOUTx 端子 (0 番ポート ) が入力に接続されています。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
[bit2, bit1]:SCKxE1, SCKxE0 ( シリアルインタフェース ch.6 シリアルクロック端
子選択ビット )
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.6 のシリアルクロック入出力端子を
有効にするかどうかを選択します。SCK6E1, SCK6E0 ビットが ch.6 に対応しています。
SCKxE1
SCKxE0
ポート番号
端子名
0
0
−
出力無効 ( 入力:SCKx 端子 (0 番ポート ) )
0
1
0 番ポート
1
0
−
設定禁止
1
1
−
設定禁止
SCKx 端子
< 注意事項 >
•
このビットで出力を無効にした場合は , この端子をほかの機能の出力端子として利用
できます。
•
このビットで出力を無効にし, ほかの機能の出力端子としても利用しない場合は, これ
らの端子を次のように利用できます。
- 外バス兼用端子以外 :汎用ポート
- 外バス兼用端子:外部バス
•
シリアルクロックの入力は選択端子に常に接続されており , このビットが "00" に設定
されているときは SCKx 端子 (0 番ポート ) が入力に接続されています。
[bit0]: SINxE ( シリアルインタフェース ch.6 シリアルデータ入力選択ビット )
マルチファンクションシリアルインタフェース ch.6 のシリアルデータ入力端子を割り
当てる端子を選択します。このビットには必ず "0" を設定してください。
SINxE
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
SINx 端子
1
−
設定禁止
● 拡張ポート機能レジスタ 18 (EPFR18)
[bit3, bit2]:UDIN1E1, UDIN1E0 ( アップダウンカウンタ入力端子選択ビット )
16 ビットアップダウンカウンタの ch.1 で使用する端子は , 2 つ用意されています。
ch.1 の 16 ビットアップダウンカウンタで使用する端子を選択します。
UDINxE1
CM71-10158-1
UDINxE0
ポート番号
端子名
0
0
0 番ポート
AIN1/BIN1/ZIN1 端子
0
1
1 番ポート
AIN1_1/BIN1_1/ZIN1_1 端子
1
0
−
設定禁止
1
1
−
設定禁止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
347
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
● 拡張ポート機能レジスタ 19 (EPFR19)
[bit3 ∼ bit1]:ADTRG0E2 ∼ ADTRG0E0 (A/D 変換起動トリガ端子選択ビット )
10 ビット A/D コンバータの外部トリガ入力端子を割り当てる端子を選択します。
ADTRG0E2
0
ADTRG0E1
0
1
1
0
1
ADTRG0E0
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
ADTRG0 端子
1
−
設定禁止
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
[bit0]:XAE ( クロック発振入出力端子許可ビット )
低速クロック発振機能を有効にする場合にポート入力を遮断します。低速クロック発
振機能を有効にする場合必ず , XAE=1 に設定してください。
書込み値
説明
0
ポート入力を有効にします。
1
ポート入力を無効にします。
< 注意事項 >
•
このビットで低速発振機能を無効にした場合は , これらの端子を次のように利用でき
ます。
- 汎用ポート
348
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
● 拡張ポート機能レジスタ 20 (EPFR20) ∼拡張ポート機能レジスタ 21
(EPFR21)
[bit5, bit4, bit2, bit1]:TIOAxE1, TIOAxE0 ( ベースタイマ ch.0 ∼ ch.3 端子選択
ビット )
ベースタイマの ch.0 ∼ ch.3 の出力端子は , チャネルごとにそれぞれ 2 つずつ用意され
ています。
ベースタイマ ch.0 ∼ ch.3 で使用する端子をチャネルごとに選択します。TIOA0E1,
TIOA0E0 ビットが ch.0 に , TIOA1E1, TIOA1E0 ビットが ch.1 に •••TIOA3E1, TIOA3E0
ビットが ch.3 に対応しています。
TIOAxE1
TIOAxE0
ポート番号
端子名
0
0
−
出力無効
( 奇数チャネル入力:TIOAx 端子
(0 番ポート ) )
0
1
0 番ポート
TIOAx 端子
1
0
1 番ポート
TIOAx_1 端子
1
1
−
設定禁止
< 注意事項 >
•
このビットで出力を無効にした場合は , これらの端子をほかの機能の出力端子として
利用できます。
•
このビットで出力を無効にし, ほかの機能の出力端子としても利用しない場合は, これ
らの端子を次のように利用できます。
- 外バス兼用端子以外 :汎用ポート
- 外バス兼用端子:外部バス
•
同じチャネルで使用する端子 (次のビットで選択する端子) は同じポート番号に割り当
ててください。
- TIOAxE1, TIOAxE0 ( ベースタイマ出力端子 )
- TIOBxE ( ベースタイマ入力端子 )
•
奇数チャネルのベースタイマ出力端子 (TIOAx 端子 ) は周辺機能の設定により , 入力端
子として機能します。周辺機能の入力は選択端子に常に接続されています。このビッ
トが"00"に設定されているときはTIOAx端子 (0番ポート) が入力に接続されています。
[bit3, bit0]:TIOBxE ( ベースタイマ ch.0 ∼ ch.3 端子入力選択ビット )
ベースタイマの ch.0 ∼ ch.3 の入力端子は , チャネルごとにそれぞれ 2 つずつ用意され
ています。
ベースタイマ ch.0 ∼ ch.3 で使用する端子をチャネルごとに選択します。TIOB0E ビッ
トが ch.0 に , TIOB1E ビットが ch.1 に •••TIOB3E ビットが ch.3 に対応しています。
TIOBxE
CM71-10158-1
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
TIOBx 端子
1
1 番ポート
TIOBx_1 端子
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
349
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
同じチャネルで使用する端子 (次のビットで選択する端子) は同じポート番号に割り当
ててください。
- TIOAxE1, TIOAxE0 ( ベースタイマ出力端子 )
- TIOBxE ( ベースタイマ入力端子 )
● 拡張ポート機能レジスタ 28 (EPFR28)
[bit7 ∼ bit4]:INT7E ∼ INT4E ( 外部割込み要求端子許可ビット )
外部割込み要求の ch.4 ∼ ch.7 の入力端子を有効にするかどうかをチャネルごとに選択
します。
INT7Eビットがch.7に, INT6Eビットがch.6に•••INT4Eビットがch.4に対応しています。
INTxE
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
INTx 端子
1
−
設定禁止
[bit3, bit2]:INT3E, INT2E ( 外部割込み要求端子許可ビット )
外部割込み要求の ch.2, ch.3 の入力端子は , チャネルごとにそれぞれ 2 つずつ用意され
ています。
外部割込み要求の ch.2, ch.3 で使用する端子をチャネルごとに選択します。INT2E ビッ
トが ch.2 に , INT3E ビットが ch.3 に対応しています。
INTxE
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
INTx 端子
1
1 番ポート
INTx_1 端子
[bit1, bit0]:INT1E, INT0E ( 外部割込み要求端子許可ビット )
設定禁止です。
● 拡張ポート機能レジスタ 30 (EPFR30)
[bit3 ∼ bit0]:INT19E ∼ INT16E ( 外部割込み要求端子許可ビット )
外部割込み要求の ch.16 ∼ ch.19 の入力端子を有効にするかどうかをチャネルごとに選
択します。
INT16E ビットが ch.16 に , INT17E ビットが ch.17 に •••INT19E ビットが ch.19 に対応し
ています。
INTxE
350
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
INTx 端子
1
−
設定禁止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
● 拡張ポート機能レジスタ 31 (EPFR31)
[bit6 ∼ bit1]:INT23E1, INT23E0 ∼ INT21E1, INT21E0 ( 外部割込み要求端子許可
ビット )
外部割込み要求の ch.21 ∼ ch.23 の入力端子を有効にするかどうかをチャネルごとに選
択します。
INT21E1, INT21E0 ビットが ch.21 に , INT22E1, INT22E0 ビットが ch.22 に , INT23E1,
INT23E0 ビットが ch.23 に対応しています。
INTxE1
INTxE0
ポート番号
端子名
0
0
0 番ポート
INTx 端子
0
1
−
設定禁止
1
0
−
設定禁止
1
1
−
設定禁止
[bit0]:INT20E ( 外部割込み要求端子許可ビット )
外部割込み要求の ch.20 の入力端子を有効にするかどうかを選択します。
INT20E
0
ポート番号
0 番ポート
1
−
端子名
INT20 端子
設定禁止
● 拡張ポート機能レジスタ 33 (EPFR33)
[bit5, bit4, bit2, bit1]:TMOxE1, TMOxE0 ( リロードタイマ ch.0 ∼ 1 出力端子選択
ビット )
16 ビットリロードタイマの ch.0, ch.1 の出力端子は , チャネルごとにそれぞれ 2 つずつ
用意されています。
16 ビットリロードタイマの ch.0, ch.1 で使用する端子をそれぞれ選択します。TMO0E1,
TMO0E0 ビットが ch.0 に TMO1E1, TMO1E0 ビットが ch.1 に対応しています。
TMOxE1
0
1
CM71-10158-1
TMOxE0
ポート番号
端子名
0
−
出力無効
1
0 番ポート
TMOx 端子
0
1 番ポート
TMOx_1 端子
1
−
設定禁止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
351
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
このビットで出力を無効にした場合は , これらの端子をほかの機能の出力端子として
利用できます。
•
このビットで出力を無効にし, ほかの機能の出力端子としても利用しない場合は, これ
らの端子を次のように利用できます。
- 外バス兼用端子以外 :汎用ポート
- 外バス兼用端子:外部バス
•
同じチャネルで使用する端子 (次のビットで選択する端子) は同じポート番号に割り当
ててください。
- TMOxE1, TMOxE0 (16 ビットリロードタイマ出力端子 )
- TMIxE (16 ビットリロードタイマ入力端子 )
[bit3, bit0]:TMIxE ( リロードタイマ ch.0, ch.1 入力端子選択ビット )
16 ビットリロードタイマの ch.0, ch.1 の入力端子は , チャネルごとにそれぞれ 2 つずつ
用意されています。
16 ビットリロードタイマの ch.0, ch.1 で使用する端子をそれぞれ選択します。TMI0E
ビットが ch.0 に TMI1E ビットが ch.1 に対応しています。
TMIxE
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
TMIx 端子
1
1 番ポート
TMIx_1 端子
< 注意事項 >
•
同じチャネルで使用する端子 (次のビットで選択する端子) は同じポート番号に割り当
ててください。
- TMOxE1, TMOxE0 (16 ビットリロードタイマ出力端子 )
- TMIxE (16 ビットリロードタイマ入力端子 )
● 拡張ポート機能レジスタ 34 (EPFR34)
[bit6, bit5]:TMO2E1, TMO2E0 ( リロードタイマ ch.2 出力端子選択ビット )
16 ビットリロードタイマの ch.2 の出力端子は 2 つ用意されています。
16 ビットリロードタイマの ch.2 で使用する端子を選択します。
TMO2E1
0
1
352
TMO2E0
ポート番号
端子名
0
−
出力無効
1
0 番ポート
TMO2 端子
0
1 番ポート
TMO2_1 端子
1
−
設定禁止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
このビットで出力を無効にした場合は , これらの端子をほかの機能の出力端子として
利用できます。
•
このビットで出力を無効にし, ほかの機能の出力端子としても利用しない場合は, これ
らの端子を次のように利用できます。
- 外バス兼用端子以外 :汎用ポート
- 外バス兼用端子:外部バス
•
次のビットで選択する端子は同じポート番号に割り当ててください。
- TMO2E1, TMO2E0 (16 ビットリロードタイマ出力端子 )
- TMI2E (16 ビットリロードタイマ入出力端子 )
[bit4]:TMI2E ( リロードタイマ ch.2 入力端子選択ビット )
16 ビットリロードタイマの ch.2 の入力端子は 2 つ用意されています。
16 ビットリロードタイマの ch.2 で使用する端子を選択します。
TMI2E
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
TMIx 端子
1
1 番ポート
TMIx_1 端子
< 注意事項 >
•
次のビットで選択する端子は同じポート番号に割り当ててください。
- TMO2E1, TMO2E0 (16 ビットリロードタイマ出力端子 )
- TMI2E (16 ビットリロードタイマ入出力端子 )
[bit3 ∼ bit0]:FRCKxE1, FRCKxE0 ( フリーランタイマ ch.0, ch.1 入力端子選択
ビット )
32 ビットフリーランタイマの ch.0, ch.1 の入力端子を有効にするかどうかをチャネルご
とに選択します。
FRCKxE1
0
1
CM71-10158-1
FRCKxE0
ポート番号
端子名
0
0 番ポート
FRCKx 端子
1
−
設定禁止
0
−
設定禁止
1
−
設定禁止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
353
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
ポートデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK)
14.4.4
入出力データを格納するレジスタです。
このレジスタから読み出す値や書き込む値は , ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼
DDRK) とポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH) の設定によって異なります。読出し値
や書込み値については , 「14.4.1 ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK)」を参照
してください。
ポートデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK) のビット構成を図 14.4-4 に示します。
図 14.4-4 ポートデータレジスタ (PDR0 ∼ PDRK) のビット構成
7
6
5
4
3
2
1
PDR0
bit
PDR07
PDR06
PDR05
PDR04
PDR03
PDR02
PDR01
0
初期値
PDR00 XXXX XXXX
属性
R/W
PDR1
PDR17
PDR16
PDR15
PDR14
PDR13
PDR12
PDR11
PDR10 XXXX XXXX
R/W
PDR2
PDR27
PDR26
PDR25
PDR24
PDR23
PDR22
PDR21
PDR20 XXXX XXXX
R/W
PDR5
PDR57
PDR56
PDR55
PDR54
PDR53
PDR52
PDR51
PDR50 XXXX XXXX
R/W
PDR60 XXXX XXXX
R/W
PDR6
PDR7
予約
PDR77
予約
PDR76
予約
PDR75
予約
PDR74
予約
PDR73
予約
PDR72
PDR61
PDR71
PDR70 XXXX XXXX
R/W
PDR82
PDR81
PDR80 XXXX XXXX
R/W
予約
PDRK1
XXXX XXXX
予約
PDRK0 XXXX XXXX
R/W
PDR8
予約
予約
予約
予約
PDR83
PDRH
未定義
未定義
未定義
未定義
PDRH3
PDRH2
PDRK
未定義
未定義
未定義
未定義
予約
予約
R/W
R/W:リード / ライト可能
X:不定
< 注意事項 >
•
リードモディファイライト系命令で, このレジスタを読み出すと, 次のレジスタの設定
にかかわらず , このレジスタの値が読み出されます。
- ポートデータ方向レジスタ (DDR0 ∼ DDRK)
- ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH)
•
354
本デバイスをリセットしても , このレジスタの値は初期化されません。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
プルアップ制御レジスタ (PCR0 ∼ PCR8)
14.4.5
プルアップを設定するレジスタです。プルアップを設定できる端子に対し , 1 つずつビットが
用意されているので , 対応する端子に "1" を書き込むことで , 端子ごとにプルアップを設定す
ることができます。
プルアップ制御レジスタ (PCR0 ∼ PCR8) のビット構成を図 14.4-5 に示します。
図 14.4-5 プルアップ制御レジスタ (PCR0 ∼ PCR8) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
PCR0
PCR07
予約
PCR14
予約
PCR01
予約
PCR17
予約
PCR15
PCR03
PCR1
予約
PCR16
PCR13
PCR5
PCR57
PCR56
PCR55
PCR54
PCR53
予約
PCR52
PCR6
PCR7
予約
PCR77
PCR8
予約
PCR76
予約
予約
PCR75
予約
予約
初期値
0000 0000
属性
R/W
予約
PCR51
0000 0000
予約
PCR50 0000 0000
R/W
PCR61
PCR60 0000 0000
R/W
R/W
予約
PCR74
予約
PCR73
予約
PCR72
PCR71
PCR70 0000 0000
R/W
予約
PCR83
PCR82
PCR81
PCR80 0000 0000
R/W
R/W:リード / ライト可能
X:不定
ビットごとに , 割り当てられた端子にプルアップを設定するかどうかを設定します。
プルアップを設定すると , 端子にプルアップ抵抗が接続されます。
書込み値
0
説明
プルアップを設定しません。
1
プルアップを設定します。
< 注意事項 >
•
次の場合は , このレジスタの設定にかかわらずプルアップは設定されません。
- ポート出力時 ( 周辺機能出力時 )
- ストップモード時 (Hi-Z 選択時 )
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
355
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE)
14.4.6
AN0 ∼ AN11 端子からアナログ信号を入力するかどうかを設定するレジスタです。
A/D アナログ入力を設定できる端子に対し , 1 つずつビットが用意されているので , 対応する
端子に "1" を書き込むことで , 端子ごとに A/D アナログ入力を許可にすることができます。
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) のビット構成を図 14.4-6 に示します。
図 14.4-6 A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) のビット構成
bit 31
24 23
12 11
0
予約
ADE23 ∼ ADE18
予約
ADE11 ∼ ADE0
R/W
R/W
R/W
R/W
--------
111111
------
1111 1111 1111
属性
初期値
18 17
R/W:リード / ライト可能
[bit23 ∼ bit18, bit11 ∼ bit0]:ADE23 ∼ ADE18, ADE11 ∼ ADE0
( アナログ入力許可ビット )
ビットに対応する端子からのアナログ信号入力を許可 / 禁止します。
書込み値
説明
0
アナログ信号の入力を禁止します。
1
アナログ信号の入力を許可します。
ADE11 ビットが ch.11, ADE10 ビットが ch.10•••ADE1 ビットが ch.1, ADE0 ビットが ch.0
に対応します。
ADE23 ∼ ADE18 は , リロードタイマ入出力の 1 番ポート (TMIx_1, TMOx_1) を使用す
る場合に , 0 を設定します。
< 注意事項 >
356
•
AN0 ∼ AN11 端子を 10 ビット A/D コンバータのアナログ信号入力端子として利用す
る場合は , 必ずチャネルに対応するビットに "1" を書き込んでください。
•
このレジスタで , アナログ入力を許可すると , ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH) や
拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35) の設定にかかわらず , ポートおよび周辺
機能からの入力は "0" に , 出力は Hi-Z に固定されます。
•
MB91F668(48pin) は , AN10 端子 , AN11 端子は存在しません。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
N-ch オープンドレイン制御レジスタ (NDE0, NDE1)
14.4.7
N-ch オープンドレイン制御レジスタです。N-ch オープンドレイン制御設定できる端子 (P00,
P02, P04, P06, P10, P12, P20, P21, P22, P24, P25,P26,P27) に対し , 対応する端子に "1" を
書き込む事で , 端子ごとに N-ch オープンドレイン制御設定することができます。
N-ch オープンドレイン制御レジスタ (NDE0, NDE1) のビット構成を図 14.4-7 に示しま
す。
図 14.4-7 N-ch オープンドレイン制御レジスタ (NDE0, NDE1) のビット構成
bit
NDE0
NDE1
7
6
5
4
―
2
1
0
P22NDE P21NDE P20NDE 00000000
属性
R/W
P12NDE P10NDE P06NDE P04NDE P02NDE P00NDE 00000000
R/W
P27NDE P26NDE P25NDE P24NDE
―
3
―
初期値
R/W:リード / ライト可能
ビットごとに割り当てられた端子に N-ch オープンドレイン制御を設定するかどうか設
定します。
設定値 *
説明
0
CMOS 出力
1
N-ch オープンドレイン出力
* : 汎用ポート出力時 , 周辺機能出力時の双方において , 本設定は有効です。
< 注意事項 >
•
MB91V650 では , 本レジスタは存在しません。CMOS 出力固定となります。
•
P05 , P11, P23 は 5V 耐圧端子ですが , 周辺機能は入力端子であるため , オープンドレ
イン制御には対応していません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
357
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
表 14.4-3 オープンドレイン制御対応 I/O ポート
設定ビット
MB91F668(48pin)
MB91F669(64pin)
P00NDE
○
○
P02/D02/TIOA1/
SCK0_1/IN2
P02NDE
○
○
P04/D04/TIOA2/
SOUT1/IN4
P04NDE
○
○
P06/D06/TIOA3/SCK1/
IN6
P06NDE
○
○
P10/D08/SOUT2/INT0
P10NDE
○
○
P12/D10/SCK2/INT2
P12NDE
○
○
P20/A00/TMO1_1/A16
P20NDE
―
○
P21/A01/TMO2_1/A17
P21NDE
―
○
P22/A02/TIOA0_1/
SCK2_1/A18
P22NDE
―
○
P24/A04/OUT0/A20
P24NDE
―
○
P25/A05/OUT1/A21
P25NDE
―
○
P26/A06/OUT2/A22
P26NDE
―
○
P27/A07/OUT3/A23
P27NDE
―
○
端子名
P00/D00/TIOA0/
SOUT0_1/IN0
358
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
外部バスアドレス選択レジスタ (EXBS)
14.4.8
PFR2 レジスタにて , 外部バスアドレスを選択した場合 , 外部バスアドレスを A00 ∼ A07 ( ス
プリットバス ) として使用するか , A16 ∼ A23 ( マルチプレックスバス ) として使用するか選
択するレジスタです。
外部バスアドレス選択レジスタ (EXBS) のビット構成を図 14.4-8 に示します。
図 14.4-8 外部バスアドレス選択レジスタ (EXBS) のビット構成
bit
EXBS
7
6
5
4
3
2
1
0
―
―
―
―
―
―
―
MSS
端子名
初期値
-------0
属性
R/W
アドレス・データ
スプリットバス
(MSS=0 時 *)
アドレス・データ
マルチプレックスバス
(MSS=1 時 *)
P20/A00/TMO1_1/A16
A00
A16
P21/A01/TMO2_1/A17
A01
A17
P22/A02/TIOA0_1/SCK2_1/A18
A02
A18
P23/A03/TIOB0_1/A19
A03
A19
P24/A04/OUT0/A20
A04
A20
P25/A05/OUT1/A21
A05
A21
P26/A06/OUT2/A22
A06
A22
P27/A07/OUT3/A23
A07
A23
* : MSS ビットは , EPFR レジスタにて外バス機能を選択した場合に有効。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
359
第 14 章 I/O ポート
14.4
MB91665 シリーズ
FR 識別情報レジスタ (FRID)
14.4.9
ソフトウェアにて , 品種を判別するレジスタです。
FR 識別情報レジスタ (FRID) のビット構成を図 14.4-9 に示します。
図 14.4-9 FR 識別情報レジスタ (FRID) のビット構成
bit31
0
FRID
初期値
*
属性
R
R:リードオンリ
*:初期値は次のとおりです。
Bit31 ∼ Bit29
Bit28
Bit27 ∼ Bit16
Bit15 ∼ Bit0
予約ビット
MASK:0
FLASH:1
品種型格
予約ビット
MB91F669(64pin)
100
1
0110 0110 1001 (669H)
XXXXXXXXXXXXXXXX
MB91F668(48pin)
100
1
0110 0110 1000 (668H)
XXXXXXXXXXXXXXXX
品種名
※ MB91V650 は 8650020FH となります。
< 注意事項 >
360
•
評価品はエミュレータモード時のみ書き込み可能です。
•
•
このレジスタはワードでアクセスしてください。
ツールリセット (TRSTX) で初期化されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 14 章 I/O ポート
14.5
MB91665 シリーズ
14.5 使用上の注意
I/O ポートを使用する際は次の点に注意してください。
•
各レジスタの優先順位は次のようになります。
1. A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE)
2. ポート機能レジスタ (PFR0 ∼ PFRH)
3. 拡張ポート機能レジスタ (EPFR0 ∼ EPFR35)
設定が矛盾すると , 優先順位の高い設定が反映されます。
•
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) でアナログ入力を許可すると , ポートか
らの入力は "0" に , ポートからの出力は Hi-Z に固定されます。
•
1 つの端子に複数の機能が割り当てられた場合の優先順位は次のようになります。
1. X0A/X1A
2. マルチファンクションシリアルインタフェース
3. ベースタイマ
4. 16 ビットリロードタイマ
5. 32 ビットアウトプットコンペア
CM71-10158-1
•
1 つの端子を複数の周辺機能の出力端子として使用することはできません。また , 同
一の出力機能を複数の端子に割り当てることもできません。
•
1 つの端子を複数の周辺機能の入力端子として使用することができます。ただし , 同
一の入力機能を複数の端子に割り当てることはできません。
•
スタンバイモード ( ストップモード / 時計モード / メインタイマモード) 中に , 端子に
Hi-Z を設定すると , 入力は "0" に固定されます。ただし , 発生が許可されている外
部割込み要求の入力は "0" に固定されず使用できます。
•
周辺機能出力を割り当てる端子を変更するには , 該当端子の ( 変更前割り当て端子
と変更後割り当て端子 ) をポート入力モードかつ , 割り当てを行う周辺機能を無効
にして行ってください。
•
周辺機能入力を割り当てる端子を変更するには , 割り当てを行う周辺機能を無効に
して行ってください。
•
PK0, PK1 を低速発振端子として使用する場合は , ポートデータ方向レジスタ K
(DDRK) で , ポートの入出力方向を入力 (DDRK0=0, DDRK1=0) に設定してくださ
い。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
361
第 14 章 I/O ポート
14.5
•
MB91665 シリーズ
周辺機能を割り当てられる端子が複数ある場合に , どの端子に機能を割り当てるか
を設定したり , 端子からの周辺機能出力を有効 / 無効にしたりできます。
ただし , 周辺機能の入出力が複数ある場合 , それぞれの入出力は同じグループの
ポートに設定してください。
例 ) ch.1 マルチファンクションシリアルインタフェース設定例
シリアルデータ
出力
SOUT1 端子
(0 番ポート )
シリアルクロック
入出力
SCK1 端子
(0 番ポート )
SCK1_1 端子
(1 番ポート )
シリアルデータ
入力
有効ポート
SIN1 端子
(0 番ポート )
0 番ポート
SIN1_1 端子
(1 番ポート )
設定禁止
SIN1 端子
(0 番ポート )
SIN1_1 端子
(1 番ポート )
SOUT1_1 端子
(1 番ポート )
SCK1 端子
(0 番ポート )
SIN1 端子
(0 番ポート )
SIN1_1 端子
(1 番ポート )
SCK1_1 端子
(1 番ポート )
SIN1 端子
(0 番ポート )
SIN1_1 端子
(1 番ポート )
362
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1 番ポート
CM71-10158-1
第 15 章 外部割込み制御部
外部割込み制御部の機能と動作について説明しま
す。
15.1 概要
15.2 構成
15.3 端子
15.4 レジスタ
15.5 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
363
第 15 章 外部割込み制御部
15.1
MB91665 シリーズ
15.1 概要
外部割込み制御部は , 外部割込み信号のエッジ / レベルを検出し , 外部割込み要求を制御しま
す。
本製品は , 外部割込み信号の入力端子を 16 本内蔵しています。
■ 概要
外部割込み制御部は , 外部割込み信号から , あらかじめ設定したエッジ / レベルを検出
すると , 外部割込みを要求します。
検出するエッジ / レベルは , 次の 4 種類から選択できます。
•
"H" レベル
•
"L" レベル
•
立上りエッジ
•
立下りエッジ
また, 外部割込み要求はスリープモードとスタンバイモード (時計モードまたはストッ
プモード ) からの復帰にも利用できます。
364
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 15 章 外部割込み制御部
15.2
MB91665 シリーズ
15.2 構成
外部割込み制御部の構成を示します。
■ 外部割込み制御部のブロックダイヤグラム
外部割込み制御部のブロックダイヤグラムを図 15.2-1 に示します。
図 15.2-1 外部割込み制御部のブロックダイヤグラム
周辺バス
16
8
8
7
6
5
4
3
2
1
外部割込み要求レベル
設定レジスタ
(ELVR0, ELVR2)
外部割込み要因レジスタ
(EIRR0, EIRR2)
割込み許可レジスタ
(ENIR0, ENIR2)
0
7
6
5
4
3
2
1
0
15 14
1
0
エッジ / レベル検出回路
8
16
INT0 ∼ INT7,
INT16 ∼ INT23
割込み要求
16
•
外部割込み要求レベル設定レジスタ (ELVR0, ELVR2)
INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子に入力された信号が , 外部割込み要求であるかど
うかを判断するためのエッジ / レベルを設定するレジスタです。
•
外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2)
割込み要因 ( どの端子から外部割込み要求が発生したか) を保持するレジスタです。
•
割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2)
外部割込み要求の許可 / 禁止を設定するレジスタです。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
365
第 15 章 外部割込み制御部
15.2
•
MB91665 シリーズ
エッジ / レベル検出回路
INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子に入力された信号のエッジ / レベルを検出する回
路です。
■ クロック
外部割込み制御部で使用するクロックを表 15.2-1 に示します。
表 15.2-1 外部割込み制御部で使用するクロック
クロック名
動作クロック
366
内容
周辺クロック (PCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 15 章 外部割込み制御部
15.3
MB91665 シリーズ
15.3 端子
外部割込み制御部で使用する端子について説明します。
■ 概要
外部割込み制御部には , 次の端子があります。
•
INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子
外部割込信号入力端子です。
この端子は兼用端子です。外部割込み制御部の INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子
として使用するには「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
367
第 15 章 外部割込み制御部
15.4
MB91665 シリーズ
15.4 レジスタ
外部割込み制御部で使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 外部割込み制御部のレジスタ一覧
外部割込み制御部のレジスタ一覧を表 15.4-1 に示します。
表 15.4-1 外部割込み制御部のレジスタ一覧
チャネル
共通
368
レジスタ略称
レジスタ名
ELVR0
外部割込み要求レベル設定レジスタ 0
参照先
15.4.1
EIRR0
外部割込み要因レジスタ 0
15.4.2
ENIR0
割込み許可レジスタ 0
15.4.3
ELVR2
外部割込み要求レベル設定レジスタ 2
15.4.1
EIRR2
外部割込み要因レジスタ 2
15.4.2
ENIR2
割込み許可レジスタ 2
15.4.3
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 15 章 外部割込み制御部
15.4
MB91665 シリーズ
外部割込み要求レベル設定レジスタ
(ELVR0, ELVR2)
15.4.1
外部割込み要求を検出するためのエッジ / レベルを設定するレジスタです。
外部割込み要求レベル設定レジスタ (ELVR0, ELVR2) のビット構成を図 15.4-1 に示し
ます。
図 15.4-1 外部割込み要求レベル設定レジスタ (ELVR0, ELVR2) のビット構成
外部割込み要求レベル設定レジスタ 0 (ELVR0)
bit
属性
15
14
13
12
11
10
9
8
LB7
LA7
LB6
LA6
LB5
LA5
LB4
LA4
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
7
6
5
4
3
2
1
0
LB3
LA3
LB2
LA2
LB1
LA1
LB0
LA0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
bit
属性
初期値
外部割込み要求レベル設定レジスタ 2 (ELVR2)
bit
属性
15
14
13
12
11
10
9
8
LB23
LA23
LB22
LA22
LB21
LA21
LB20
LA20
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
7
6
5
4
3
2
1
0
LB19
LA19
LB18
LA18
LB17
LA17
LB16
LA16
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
bit
属性
初期値
LB23 ∼ LB0, LA23 ∼ LA0 ( 検出条件選択ビット )
外部割込み要求として検出する信号のエッジ / レベルを選択します。このビットで選
択したエッジ / レベルを検出すると , 外部割込み要求として認識されます。
LB0 ∼ LB23 ビットおよび LA0 ∼ LA23 ビットは , それぞれ INT0 ∼ INT7, INT16 ∼
INT23 端子に対応しています。例えば , INT0 端子は LB0 ビットと LA0 ビットで設定し
ます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
369
第 15 章 外部割込み制御部
15.4
LB23 ∼ LB0
MB91665 シリーズ
LA23 ∼ LA0
説明
0
0
"L" レベル検出
0
1
"H" レベル検出
1
0
立上りエッジ検出
1
1
立下りエッジ検出
スタンバイモードからの復帰に外部割込み要求を利用するときは ,「15.5.2 スタンバイ
モードからの復帰」を参照してください。
< 注意事項 >
•
このビットで設定したエッジ / レベルを検出するには , 最小 3T (T:周辺クロック
(PCLK) の周期 ) のパルス幅が必要です。このパルス幅に満たない信号が入力された場
合は , 正しく動作しないことがあります。
•
検出条件を "L" レベル検出 /"H" レベル検出に設定しているときは , 外部割込み要求が
取り下げられても, 割込み要因が外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2) に保持され
ます。そのため , 外部割込み要求は割込みコントローラに出力されたままになります。
割込みコントローラへの外部割込み要求を取り下げるには , 外部割込み要因レジスタ
(EIRR0, EIRR2) の対応するビットを "0" にクリアしてください。
ただし , INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子から有効レベルが入力されている間は , 外
部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2) をクリアしても, 外部割込みが要求されたまま
になります。
割込み要因の保持および , 割込み要因のクリア時の動作図は , 「15.5 動作説明と設定
手順例」の「■ 外部割込み要求の取下げ」を参照してください。
•
このビットを書き換えて検出条件を変更すると , 誤った割込み要因が発生する場合が
あります。誤った割込み要因の発生を避けるため , 検出条件を変更したら , 次の操作を
行ってください。
1. 外部割込み要求レベル設定レジスタ (ELVR0, ELVR2) を読み出す
2. 外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2) に "0" を書き込み , 割込み要因をクリアす
る
370
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 15 章 外部割込み制御部
15.4
MB91665 シリーズ
外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2)
15.4.2
外部割込み要求の割込み要因 (どの端子から外部割込み要求が発生したか) を保持するレジス
タです。
外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2) のビット構成を図 15.4-2 に示します。
図 15.4-2 外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2) のビット構成
外部割込み要因レジスタ 0 (EIRR0)
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
ER7
ER6
ER5
ER4
ER3
ER2
ER1
ER0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
外部割込み要因レジスタ 2 (EIRR2)
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
ER23
ER22
ER21
ER20
ER19
ER18
ER17
ER16
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
ER23 ∼ ER16, ER7 ∼ ER0 ( 外部割込み要求フラグビット )
外部割込み要求が検出されたことを示します。
ER0 ∼ ER7, ER16 ∼ ER23 ビットは , それぞれ INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子に対
応しています。例えば , ER0 ビットは INT0 端子 , ER23 ビットは INT23 端子から外部
割込み要求を検出します。
割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2) の EN0 ∼ EN7, EN16 ∼ EN23 ビットが "1" に設定
されているときに , このビットが "1" になると , 外部割込み要求が発生します。
ER23 ∼ ER16,
ER7 ∼ ER0
読出し時
書込み時
0
外部割込み要求は検出されていま 割込み要因がクリアされます。
せん。
1
外部割込み要求が検出されました。 無視されます。
< 注意事項 >
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
•
外部割込み要求レベル設定レジスタ (ELVR0, ELVR2) で , 検出条件を , "L" レベル検出
/"H" レベル検出に設定しているときに , このビットをクリアしても , INT0 ∼ INT7,
INT16 ∼ INT23 端子から有効レベルが入力されていると , このビットは再び "1" に変わ
ります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
371
第 15 章 外部割込み制御部
15.4
15.4.3
MB91665 シリーズ
割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2)
外部割込み要求を許可 / 禁止するレジスタです。
割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2) のビット構成を図 15.4-3 に示します。
図 15.4-3 割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2) のビット構成
割込み許可レジスタ 0 (ENIR0)
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
EN7
EN6
EN5
EN4
EN3
EN2
EN1
EN0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
割込み許可レジスタ 2 (ENIR2)
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
EN23
EN22
EN21
EN20
EN19
EN18
EN17
EN16
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
EN23 ∼ EN16, EN7 ∼ EN0 ( 割込み許可ビット )
外部割込みを許可 / 禁止します。
EN0 ∼ EN7, EN16 ∼ EN23 ビットは , 外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2) の各ビッ
トに対応しています。
書込み値
372
説明
0
外部割込み要求の発生を禁止します。
割込み要因を保持するだけで , 外部割込み要求を出力しません。
1
外部割込み要求の発生を許可します。
外部割込み要求を出力します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 15 章 外部割込み制御部
15.5
MB91665 シリーズ
15.5 動作説明と設定手順例
外部割込み制御部の動作と設定手順例について説明します。
15.5.1
外部割込み制御部の動作
■ 概要
外部割込み制御部は , 外部信号入力端子に入力された信号から , あらかじめ設定した
エッジ / レベルを検出すると , 割込みが許可されているときに , 外部割込み要求を出力
します。
検出するエッジ / レベルは , 次の 4 種類から選択できます。
-
"H" レベル
-
"L" レベル
-
立上りエッジ (スタンバイモードからの復帰時のみ, INT0∼INT7端子は"L"レベ
ル , INT16 ∼ INT23 端子は立上りエッジを検出 )
-
立下りエッジ (スタンバイモードからの復帰時のみ, INT0∼INT7端子は"H"レベ
ル , INT16 ∼ INT23 端子は立下りエッジを検出 )
他の周辺機器から割込み要求が同時に発生した場合は , 割込みコントローラ内で優先
順位が決められます。外部割込み要求の優先順位が高い場合は外部割込みが発生しま
す。
外部割込み制御部の動作を図 15.5-1 に示します。
図 15.5-1 外部割込み制御部の動作
外部割込み制御部
ELVR
周辺機能からの
割込み要求
割込み要求
レベル
ICRyy
EIRR
ENIR
CPU
割込みコントローラ
比較器
ICRxx
比較器
ILM
割込み要因
ICR :割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47)
ILM :割込みレベルマスクレジスタ (ILM)
ELVR:外部割込み要求レベル設定レジスタ (ELVR0, ELVR2)
EIRR :外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2)
ENIR :割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
373
第 15 章 外部割込み制御部
15.5
MB91665 シリーズ
■ 設定手順
外部割込みは , 次の手順で設定してください。
1. 割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2) で外部割込みを禁止する
2. 外部割込み要求レベル設定レジスタ (ELVR0, ELVR2) で検出条件 ( 有効エッジ / レ
ベル ) を変更する
3. 外部割込み要求レベル設定レジスタ (ELVR0, ELVR2) を読み出す
4. 外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2) で割込み要因をクリアする
5. 割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2) で外部割込みを許可する
< 注意事項 >
•
•
外部割込み制御部を設定するときは, 事前に割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2) で外
部割込みを禁止してください。
外部割込み要求の出力を許可するときは , 事前に外部割込み要因レジスタ (EIRR0,
EIRR2) で割込み要因をクリアしてください。
■ 制御動作
外部割込み制御部は , 次の順序で割込みコントローラへ外部割込みを要求します。
1. INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子に入力された信号が , 外部割込み要求レベル設定
レジスタ (ELVR0, ELVR2) で設定したエッジ / レベルを検出する
2. 割込み許可レジスタ(ENIR0, ENIR2)で外部割込みが許可されているかどうかチェッ
クする
3. 外部割込みが許可されている場合は , 割込みコントローラへ外部割込み要求を出力
する
■ 外部割込み要求の取下げ
外部割込みの検出条件を "L" レベル検出 /"H" レベル検出に設定しているときは , 外部
割込みを取り下げても , 割込み要因が外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2) に保持
されます。そのため , 外部割込みは割込みコントローラに出力されたままになります。
割込みコントローラへの外部割込み要求を取り下げるには , 外部割込み要因レジスタ
(EIRR0, EIRR2) の対応するビットを "0" にクリアしてください。これによって割込み
要因がクリアされ , 外部割込み要求が取り下げられます。
ただし , INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子から有効レベルが入力されている間は , 外
部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2) をクリアしても , 外部割込みは割込みコント
ローラへ出力されたままになります。
374
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 15 章 外部割込み制御部
15.5
MB91665 シリーズ
割込み要因の保持については図 15.5-2 に , 割込み要因のクリアについては図 15.5-3 に
示します。
図 15.5-2 割込み要因の保持
外部割込み要求の入力
エッジ / レベル検出
外部割込み要因レジスタ
(EIRR0, EIRR2)
ゲート
割込みコントローラ
外部割込み要求を取り下げても
割込み要因を保持し続ける
図 15.5-3 割込み要因のクリア
INT 入力
"H" レベル検出設定時
(ELVR の LBx ビット , LAx ビット =01)
"H" レベル
割込み要求出力
EIRR への "0" 書込みで
取り下げられる
ELVR:外部割込み要求レベル設定レジスタ (ELVR0, ELVR2)
EIRR:外部割込み要因レジスタ (EIRR0, EIRR2)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
375
第 15 章 外部割込み制御部
15.5
15.5.2
MB91665 シリーズ
スタンバイモードからの復帰
■ 概要
スタンバイモード ( 時計モードまたはストップモード ) からの復帰に , 外部割込み要求
を利用できます。スタンバイモード時に , INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子に最初に
入力された信号は非同期で入力され , スタンバイモードからの復帰に利用できます。
■ 設定
スタンバイモードに移行する前に , 割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2) で INT0 ∼
INT7, INT16 ∼ INT23 端子を次のように設定してください。
-
スタンバイモードからの復帰に利用する端子:割込み要求の出力許可
-
スタンバイモードからの復帰に利用しない端子:割込み要求の出力禁止
■ 復帰動作
スタンバイモード時に , INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子に入力された信号で有効レ
ベルを検出すると , スタンバイモードから復帰します。
外部割込み要求の検出条件とスタンバイモードからの復帰レベルの対応を表 15.5-1 に
示します。
表 15.5-1 外部割込み要求の検出条件とスタンバイモードからの復帰レベル
検出条件
LB23 ∼ LB0
LA23 ∼ LA0
スタンバイモードからの復帰
レベル
"L" レベル検出
0
0
"L" レベル検出
"H" レベル検出
0
1
"H" レベル検出
立上りエッジ検出
1
0
INT0 ∼INT7端子は "L"レベル ,
INT16 ∼ INT23 端子は立上り
エッジを検出
立下りエッジ検出
1
1
INT0∼INT7端子は"H"レベル,
INT16 ∼ INT23 端子は立下り
エッジを検出
スタンバイモードからの復帰後 , 発振安定待ち時間が経過するまでは , 他の外部割込み
要求を認識できません。スタンバイモードから復帰した後に , 外部割込み要求を出力す
る場合は , 発振安定待ち時間が経過してから , 外部割込み要求の信号を入力してくださ
い。
376
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 15 章 外部割込み制御部
15.5
MB91665 シリーズ
INT0 端子と INT1 端子を例とした , スタンバイモードからの復帰動作を図 15.5-4 に示
します。
図 15.5-4 スタンバイモードからの復帰動作
INT1
INT0
内部 STOP
命令実行 (run)
内部動作
(RUN)
X0
周辺クロック
(PCLK)
外部割込み要求
フラグクリア
ER0
EN0
"1" ( スタンバイモードに遷移前に許可へ設定 )
ER1
EN1
"1" ( スタンバイモードに遷移前に許可へ設定 )
STANDBY
発振安定待ち時間
RUN
ER1, ER0 :外部割込み要因レジスタ 0 (EIRR0) の ER1, ER0 ビット
EN1, EN0 :割込み許可レジスタ 0 (ENIR0) の EN1, EN0 ビット
STANDBY :スタンバイモード
RUN
:動作中
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
377
第 15 章 外部割込み制御部
15.5
15.5.3
MB91665 シリーズ
スリープモードからの復帰
■ 概要
スリープモードからの復帰に , 外部割込み要求を利用できます。
■ 設定
スリープモードに移行する前に , 割込み許可レジスタ (ENIR0, ENIR2) で INT0 ∼ INT7,
INT16 ∼ INT23 端子を次のように設定してください。
-
スリープモードからの復帰に利用する端子:割込み要求の出力許可
-
スリープモードからの復帰に利用しない端子:割込み要求の出力禁止
■ 復帰動作
スリープモード時に , INT0 ∼ INT7, INT16 ∼ INT23 端子に設定したエッジ / レベルが
入力されるとスリープモードから復帰します。
378
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 16 章 ウォッチドッグ
タイマ
ウォッチドッグタイマの機能と動作について説明
します。
16.1 概要
16.2 構成
16.3 レジスタ
16.4 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
379
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.1
MB91665 シリーズ
16.1 概要
ウォッチドッグタイマは , ソフトウェアが暴走などの異常動作をしていないかどうかを監視
するタイマです。
■ 概要
ウォッチドッグタイマは , 事前に設定した周期が経過する前にウォッチドッグタイマ
がクリアされなければ , ソフトウェアの暴走が発生したと判断し , CPU に対してリセッ
ト要求を出力します。このリセット要求をウォッチドッグリセット要求とよびます。
ウォッチドッグタイマの動作時は , 事前に設定した周期が経過する前にタイマを定期
的にクリアし続ける必要があります。ソフトウェアの暴走などの異常動作が発生して ,
定期的なクリアが行われないとウォッチドッグタイマはオーバフローし , ウォッチ
ドッグリセット要求を出力します。
•
CPU のプログラム動作中に周期をカウントし , CPU 停止中 ( スリープモード / ストッ
プモード / 時計モード ) はカウントを停止します。
•
スタンバイモード (時計モード/ストップモード) への移行を検出して, CPUに対して
ウォッチドッグリセット要求を出力できます。
•
ウォッチドッグタイマ0クリアレジスタ (WDTCPR0) に不正な値が書き込まれると ,
CPU に対してウォッチドッグリセット要求を出力します。
•
ウォッチドッグタイマ周期は , 周辺クロック (PCLK) × (29 ∼ 224) の中から選択でき
ます。
380
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.2
MB91665 シリーズ
16.2 構成
ウォッチドッグタイマの構成を示します。
■ ウォッチドッグタイマのブロックダイヤグラム
ウォッチドッグタイマのブロックダイヤグラムを図 16.2-1 に示します。
図 16.2-1 ウォッチドッグタイマのブロックダイヤグラム
ウォッチドッグタイマ 0
レジスタ値
クリアレジスタ
(WDTCPR0)
保持回路
比較回路
CPAT7∼CPAT0
内部リセット信号
PCLK
スタンバイモード
( 時計モード / ストップモード )
ウォッチドッグタイマ 0
制御レジスタ
(WDTCR0)
R
PCLK
RSTP
Q
ウォッチドッグ
リセット要求
S
スリープモード
EN RST
ウォッチドッグタイマ 0
制御レジスタ
(WDTCR0)
PCLK
オーバフロー
周期選択回路
オーバフロー
ウォッチドッグタイマ
(24 ビットアップカウンタ )
WT3 ∼ WT0
PCLK:周辺クロック (PCLK)
EN :許可
RST :リセット
R
:リセット
S
:セット
Q
:出力
•
ウォッチドッグタイマ 0 制御レジスタ (WDTCR0)
ウォッチドッグタイマの動作を制御するレジスタです。
•
ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ (WDTCPR0)
ウォッチドッグタイマを起動 , およびクリアするレジスタです。
•
ウォッチドッグタイマ
24 ビットのアップカウンタです。
•
レジスタ値保持回路
ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ (WDTCPR0) に書き込まれた値を保持する
回路です。
•
比較回路
ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ (WDTCPR0) に書き込まれた値が , 前回書
き込まれた値と一致するかどうか比較する回路です。
•
オーバフロー周期選択回路
ウォッチドッグタイマのオーバフロー周期を選択する回路です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
381
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.2
MB91665 シリーズ
■ クロック
ウォッチドッグタイマで使用するクロックを表 16.2-1 に示します。
表 16.2-1 ウォッチドッグタイマで使用するクロック
クロック名
動作クロック
382
内容
周辺クロック (PCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.3
MB91665 シリーズ
16.3 レジスタ
ウォッチドッグタイマで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ ウォッチドッグタイマのレジスタ一覧
ウォッチドッグタイマのレジスタ一覧を表 16.3-1 に示します。
表 16.3-1 ウォッチドッグタイマのレジスタ一覧
CM71-10158-1
レジスタ略称
WDTCR0
レジスタ名
ウォッチドッグタイマ 0 制御レジスタ
参照先
16.3.1
WDTCPR0
ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ
16.3.2
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
383
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.3
MB91665 シリーズ
ウォッチドッグタイマ 0 制御レジスタ (WDTCR0)
16.3.1
ウォッチドッグタイマの動作を制御するレジスタです。
ウォッチドッグタイマ0制御レジスタ (WDTCR0) のビット構成を図 16.3-1に示します。
図 16.3-1 ウォッチドッグタイマ 0 制御レジスタ (WDTCR0) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
RSTP
予約
R/W
WT3
WT2
WT1
WT0
R/W
予約
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
このレジスタは , ウォッチドッグタイマを起動する前のみ書き換えられます。
[bit7]:予約ビット
384
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.3
MB91665 シリーズ
[bit6]:RSTP ( ストップモード検出リセット許可ビット )
ウォッチドッグタイマの動作時 , CPU の状態がスタンバイモード ( 時計モード / ストッ
プモード ) になったとき, ウォッチドッグリセット要求の出力を許可するかどうかを設
定します。
書込み値
説明
0
ウォッチドッグリセット要求の出力を禁止します。
スタンバイモード ( 時計モード / ストップモード ) への移行を検出したと
き , ウォッチドッグタイマは一時停止し , スタンバイモードから復帰す
るまでカウントを行いません。
1
ウォッチドッグリセット要求の出力を許可します。
スタンバイモード ( 時計モード / ストップモード ) への移行を検出したと
き , ウォッチドッグリセット要求を出力します。
< 注意事項 >
•
スタンバイモード ( 時計モード / ストップモード ) を使用するときは , このビットを "0"
に設定してください。
•
このレジスタは , ウォッチドッグタイマの起動前しか書き換えられません。そのため ,
このビットを "1" に設定すると , ウォッチドッグタイマの起動後は , スタンバイモード
( 時計モード / ストップモード ) を検出して , ウォッチドッグリセット要求が出力され
るため , スタンバイモードが使用できなくなります。
[bit5, bit 4]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
385
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.3
MB91665 シリーズ
[bit3 ∼ bit0]:WT3 ∼ WT0 ( ウォッチドッグタイマ周期選択ビット )
ウォッチドッグタイマがクリアされてから , ウォッチドッグリセット要求を出力する
までの周期を , 次の中から選択します。
WT3 ∼ WT0
ウォッチドッグタイマ周期
0000
PCLK × 29
0001
PCLK × 210
0010
PCLK × 211
0011
PCLK × 212
0100
PCLK × 213
0101
PCLK × 214
0110
PCLK × 215
0111
PCLK × 216
1000
PCLK × 217
1001
PCLK × 218
1010
PCLK × 219
1011
PCLK × 220
1100
PCLK × 221
1101
PCLK × 222
1110
PCLK × 223
1111
PCLK × 224
PCLK: 周辺クロック (PCLK) の周期
386
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.3
MB91665 シリーズ
ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ (WDTCPR0)
16.3.2
ウォッチドッグタイマを起動 , およびクリアするレジスタです。
ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ (WDTCPR0) のビット構成を図 16.3-2 に示し
ます。
図 16.3-2 ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ (WDTCPR0) のビット構成
bit 7
0
CPAT7 ∼ CPAT0
R/W
属性
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
[bit7 ∼ bit0]:CPAT7 ∼ CPAT0 ビット
本デバイスのリセット後 , このレジスタに任意の値を書き込むとウォッチドッグタイ
マが起動します。
ウォッチドッグタイマを起動後は , ウォッチドッグリセット要求の出力を防ぐために
タイマ周期が経過する前に , ウォッチドッグタイマをクリアしなければなりません。
ウォッチドッグタイマをクリアするには , このビットに前回書き込んだ値の反転値を
書き込みます。
ウォッチドッグタイマのクリアについては ,「16.4.1 ウォッチドッグタイマの動作」の
「■ ウォッチドッグタイマのクリア」を参照してください。
CPAT7 ∼ CPAT0
書込み時
読出し時
前 回 の 書 込 み 値 起動後のウォッチドッグタイマ "0" が読み出されます。
の反転値
がクリアされます。
前回の書込み値 その時点でウォッチドッグリ
の反転値以外
セット要求を出力します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
387
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.4
MB91665 シリーズ
16.4 動作説明と設定手順例
ウォッチドッグタイマの動作について説明します。また , 各動作状態を設定するための手順
例も示します。
ウォッチドッグタイマの動作
16.4.1
定期的にウォッチドッグタイマのクリアをするようにプログラムを作成しているのに ,
ウォッチドッグタイマがクリアされなかった場合は , 何らかの誤動作が発生したと判断し ,
ウォッチドッグタイマは CPU に対してウォッチドッグリセット要求を出力します。
■ 概要
ウォッチドッグタイマ動作時は , 事前に設定した周期が経過する前にウォッチドッグ
タイマがクリアされなければ , ソフトウェアの暴走が発生したと判断し , CPU に対して
ウォッチドッグリセット要求を出力します。
ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ (WDTCPR0) に不正な値が書き込まれたとき
や , CPU がスタンバイモード ( 時計モード / ストップモード ) に移行した場合もウォッ
チドッグリセット要求を出力できます。
なお , CPU の停止中はウォッチドッグタイマもカウント動作を停止します。
■ 設定
ウォッチドッグタイマを利用する場合は , ウォッチドッグタイマを起動する前に ,
ウォッチドッグタイマ 0 制御レジスタ (WDTCR0) で次の設定を行ってください。
•
ウォッチドッグタイマがクリアされてから , ウォッチドッグリセット要求を出力す
るまでの周期 (WT3 ∼ WT0 ビット )
•
スタンバイモード ( 時計モード / ストップモード ) になったとき , ウォッチドッグリ
セット要求の出力を許可するかどうか (RSTP)
< 注意事項 >
388
•
ウォッチドッグタイマは , CPU が動作している間だけカウントを行います。そのため ,
WT3 ∼ WT0 ビットは , プログラムステップ数とクロック分周の設定を基準に設定し
てください。
•
スタンバイモード ( 時計モード / ストップモード ) を使用するときは , RSTP ビットを
"0" に設定してください。
•
RSTP ビットを "1" に設定すると , ウォッチドッグタイマの起動後は , スタンバイモー
ド ( 時計モード / ストップモード ) が使用できなくなります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.4
MB91665 シリーズ
■ 動作
本デバイスのリセット後 , ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ (WDTCPR0) の
CPAT7∼CPAT0ビットに任意の値を書き込むと, ウォッチドッグタイマが起動し, CPU
の動作中は周辺クロック (PCLK) の立上りエッジでカウントします。
ウォッチドッグタイマがクリアされずに , ウォッチドッグタイマ 0 制御レジスタ
(WDTCR0) の WT3 ∼ WT0 ビットで設定した周期が経過すると , CPU に対してウォッ
チドッグリセット要求を出力します。
また , ウォッチドッグタイマは , ドーズモードやスリープモードなど , CPU が停止して
いるときはカウントを一時停止します。
カウントを一時停止しても , ウォッチドッグタイマの値はクリアされず , カウントを再
開すると停止したときの値から再開します。
< 注意事項 >
•
DMA コントローラ (DMAC) による DMA 転送が行われている場合も , CPU が動作して
いる間は , ウォッチドッグタイマはカウント動作を継続します。
•
CPUのソースクロック (SRCCLK) の発振安定待ち時間中は周辺クロック (PCLK) が停
止するため , ウォッチドッグタイマのカウント動作も停止します。
•
CPU 動作状態のサンプリングは , 周辺クロック (PCLK) で行われます。そのため , 周
辺クロック (PCLK) の周期に満たない動作状態の変化は無視されます。
■ ウォッチドッグタイマのクリア
ウォッチドッグタイマの起動時にウォッチドッグタイマ 0クリアレジスタ (WDTCPR0)
の CPAT7 ∼ CPAT0 ビットに書き込んだ値の反転値を書き込むことで , ウォッチドッ
グタイマをクリアできます。
例えば , ウォッチドッグタイマ起動時 , ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ
(WDTCPR0) の CPAT7 ∼ CPAT0 ビットに "55H" を書き込んだ場合は , 反転値 "AAH" を
書き込むとクリアできます。
以降 , CPAT7 ∼ CPAT0 ビットに "55H" と "AAH" を交互に書き込むと , ウォッチドッグ
タイマのクリアを繰り返すことができます。
ただし , CPAT7 ∼ CPAT0 ビットに反転値以外の値を書き込んだ場合は , その時点で
CPU に対してウォッチドッグリセット要求を出力します。
< 注意事項 >
前回書き込んだ値を憶えておくことが難しい場合は , ウォッチドッグタイマをクリアする
ときに , "AAH", "55H" のように毎回 , 書込み値と反転値の両方を連続で書き込むこともで
きます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
389
第 16 章 ウォッチドッグタイマ
16.4
MB91665 シリーズ
■ ウォッチドッグリセット要求の出力
ウォッチドッグタイマは , 次のいずれかの場合に CPU に対してウォッチドッグリセッ
ト要求を出力します。
•
ウォッチドッグタイマ0制御レジスタ (WDTCR0) のWT3∼WT0ビットで設定した周
期が経過した場合 ( オーバフロー )
•
ウォッチドッグタイマ0クリアレジスタ (WDTCPR0) のCPAT7∼CPAT0ビットに, 前
回書き込んだ値の反転値以外の値が書き込まれた場合
•
CPU がスタンバイモード ( 時計モード / ストップモード ) に移行した場合 ( ウォッチ
ドッグタイマ 0 制御レジスタ (WDTCR0) の RSTP ビットの設定により出力 )
ウォッチドッグリセット要求を出力した後の動作については , 「第 9 章 リセット」の
「9.5 動作説明」を参照してください。
390
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 17 章 時計カウンタ
時計カウンタの機能と動作について説明します。
17.1 概要
17.2 構成
17.3 レジスタ
17.4 割込み
17.5 動作説明と設定手順例
17.6 使用上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
391
第 17 章 時計カウンタ
17.1
MB91665 シリーズ
17.1 概要
時計カウンタは , あらかじめ設定した値からカウントダウンを行い , 6 ビットダウンカウンタ
がアンダフローすると割込み要求を発生させるタイマです。
125ms ∼ 64s の周期で割込み要求を発生できます。
本製品は時計カウンタを 1 チャネル内蔵しています。
※サブクロック (SBCLK) 未使用時は , この機能を使用できません。
■ 概要
•
カウント用クロックを4種類から選択でき, 最小125ms, 最大64sの間隔で割込み要求
の発生間隔を設定できます。
カウント用クロックの種類とカウント周期の対応を表 17.1-1 に示します。
表 17.1-1 カウント用クロックとカウント周期の対応
カウント用クロックの周期
カウント周期 (FCL=32.768kHz の場合 )
212/FCL
125ms
213/FCL
250ms
214/FCL
500ms
215/FCL
1s
FCL: サブクロック (SBCLK) の周波数
•
6 ビットダウンカウンタでカウントする値を 0 ∼ 63 の範囲内で設定できます。
カウント周期が 1s のときに , カウントする値を "60" にすると 1 分ごとに割込み要
求が発生します。また , カウント周期が 1s のときに , カウントする値を "0" に設定
すると 64 秒ごとに割込み要求が発生します。
•
392
6 ビットダウンカウンタがアンダフローすると割込み要求を発生できます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 17 章 時計カウンタ
17.2
MB91665 シリーズ
17.2 構成
時計カウンタの構成を示します。
■ 時計カウンタのブロックダイヤグラム
時計カウンタのブロックダイヤグラムを図 17.2-1 に示します。
図 17.2-1 時計カウンタのブロックダイヤグラム
CTR5 CTR4 CTR3 CTR2 CTR1 CTR0
RLC5 RLC4 RLC3 RLC2 RLC1 RLC0
カウンタの値
リロード値
カウンタクリア
6 ビットダウン
周
辺
バ
ス
カウンタ
アンダフロー
カウント
クロック選択
212/FCL
213/FCL
214/FCL
サブ
タイマから
215/FCL
割込み要求
割込み許可
WCEN WCOP
CS1
CS0 WCIE WCIF
FCL:サブクロックの周波数
•
6 ビットダウンカウンタ
時計カウンタの 6 ビットダウンカウンタです。時計カウンタリロードレジスタ
(WCRL) に設定された値をリロードしてダウンカウントします。
•
時計カウンタリロードレジスタ (WCRL)
時計カウンタがカウントを開始する値を設定するレジスタです。ここに設定した値
から 6 ビットダウンカウンタがカウントダウンします。
•
時計カウンタリードレジスタ (WCRD)
6 ビットダウンカウンタの値を読み出すレジスタです。このレジスタを読み出すと
カウントの値を確認できます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
393
第 17 章 時計カウンタ
17.2
•
MB91665 シリーズ
時計カウンタ制御レジスタ (WCCR)
時計カウンタの動作を制御するレジスタです。
■ クロック
時計カウンタで使用するクロックを表 17.2-1 に示します。
表 17.2-1 時計カウンタで使用するクロック
クロック名
備考
動作クロック
周辺クロック (PCLK) −
カウント用クロック
サブタイマ出力
*
394
内容
サブタイマの周期 *
サブタイマの周期は , サブタイマ制御レジスタ (STMCR) の STS2 ∼ STS0 ビット
で設定します。
サブタイマについては,「第7章 サブタイマ」を参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 17 章 時計カウンタ
17.3
MB91665 シリーズ
17.3 レジスタ
時計カウンタで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 時計カウンタのレジスタ一覧
時計カウンタのレジスタ一覧を表 17.3-1 に示します。
表 17.3-1 時計カウンタのレジスタ一覧
CM71-10158-1
レジスタ略称
WCRL
レジスタ名
時計カウンタリロードレジスタ
参照先
17.3.1
WCCR
時計カウンタ制御レジスタ
17.3.2
WCRD
時計カウンタリードレジスタ
17.3.3
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
395
第 17 章 時計カウンタ
17.3
MB91665 シリーズ
時計カウンタリロードレジスタ (WCRL)
17.3.1
時計カウンタがカウントを開始する値を設定するレジスタです。ここに設定した値から6ビッ
トダウンカウンタがカウントダウンします。
6 ビットダウンカウンタのリロード値を設定します。6 ビットダウンカウンタがアンダ
フローすると , このレジスタの値が 6 ビットダウンカウンタにリロードされ , 再度カウ
ントします。
時計カウンタリロードレジスタ (WCRL) のビット構成を図 17.3-1 に示します。
図 17.3-1 時計カウンタリロードレジスタ (WCRL) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
未定義
未定義
RLC5
RLC4
RLC3
RLC2
RLC1
RLC0
−
0
−
0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
属性
初期値
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
[bit7, bit6]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit5 ∼ bit0]:RLC5 ∼ RLC0 ( カウンタリロード値設定ビット )
6 ビットダウンカウンタのリロード値を設定します。
6 ビットダウンカウンタは , リロード値から "1" までカウントダウンして "1" でアンダ
フローします。このビットで "0" を設定すると , "63" ∼ "0" まで 64 カウントします。
< 注意事項 >
396
•
6 ビットダウンカウンタが動作中にこのビットを書き換えると , アンダフロー発生後
に , 変更後の値がリロードされます。
•
アンダフロー割込み要求が発生すると同時にこのビットを書き換えると , 正しい値が
リロードされません。必ず時計カウンタの停止中や割込み処理ルーチン内など , 割込
み要求が発生する前にこのビットを書き換えてください。
•
リロード値が正しく設定されたかどうか , このレジスタを読み出して確認してくださ
い。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 17 章 時計カウンタ
17.3
MB91665 シリーズ
時計カウンタ制御レジスタ (WCCR)
17.3.2
時計カウンタのカウント用クロックを選択したり , 割込み要求の発生を許可 / 禁止したりする
レジスタです。また , 時計カウンタの動作もこのレジスタで許可 / 禁止します。
時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) のビット構成を図 17.3-2 に示します。
図 17.3-2 時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
WCEN
WCOP
未定義
未定義
CS1
CS0
WCIE
WCIF
R/W
R
R/W
R/W
R/W
0
0
−
0
R/W
0
0
0
0
属性
初期値
−
0
R/W:リード / ライト可能
R:リードオンリ
−:未定義
[bit7]:WCEN ( 時計カウンタ動作許可ビット )
時計カウンタの動作を許可 / 禁止します。
書込み値
説明
0
時計カウンタを禁止 / 停止します。6 ビットダウンカウンタの値は
"000000B" にクリアされます。
1
時計カウンタの動作を許可 / 開始します。
< 注意事項 >
•
時計カウンタのカウント用クロックはサブタイマからの出力を , 各レジスタの設定は
周辺クロック (PCLK) を利用しています。サブタイマと周辺クロック (PCLK) は非同期
のため , このビットに "1" を書き込んだタイミングによっては , カウント開始のタイミ
ングに最大で 1T (T:カウント用クロックの周期 ) 分の誤差が発生する可能性がありま
す。
•
このビットに "1" を書き込んで時計カウンタの動作を開始する場合は , WCOP ビット
で時計カウンタが停止中 (WCOP=0) であることを確認してから , 時計カウンタの動作
を開始してください。
[bit6]:WCOP ( 時計カウンタ動作状態フラグビット )
時計カウンタの動作状態を示します。
読出し値
CM71-10158-1
説明
0
時計カウンタは停止中です。
1
時計カウンタは動作中です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
397
第 17 章 時計カウンタ
17.3
MB91665 シリーズ
[bit5, bit4]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit3, bit2]:CS1, CS0 ( カウント用クロック選択ビット )
時計カウンタのカウント用クロックを設定します。
CS1
CS0
カウント用クロック
0
0
2 /FCL
0
1
213/FCL
1
0
214/FCL
1
1
215/FCL
12
FCL: サブクロック (SBCLK) の周波数
< 注意事項 >
このビットは , 次の条件を満たしたときに書き換えてください。
•
WCEN ビット =0 ( 時計カウンタの動作禁止 )
•
WCOP ビット =0 ( 時計カウンタ停止中 )
[bit1]:WCIE ( 割込み要求許可ビット )
6 ビットダウンカウンタがアンダフローしたとき (WCIF ビット =1) にアンダフロー割
込み要求を発生させるかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
アンダフロー割込み要求の発生を禁止します。
1
アンダフロー割込み要求の発生を許可します。
[bit0]:WCIF ( 割込み要求フラグビット )
6 ビットダウンカウンタがアンダフローしたことを示します。
このビットが "1" のときに , WCIE ビットに "1" が設定されていると割込み要求が発生
します。
WCIF
読出し時
書込み時
0
ダウンカウンタはアンダフローし このビットを "0" にクリアします。
ていません。
1
ダウンカウンタがアンダフローし 無視されます。
ました。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
398
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 17 章 時計カウンタ
17.3
MB91665 シリーズ
時計カウンタリードレジスタ (WCRD)
17.3.3
6 ビットダウンカウンタの値を読み出すレジスタです。
時計カウンタリードレジスタ (WCRD) のビット構成を図 17.3-3 に示します。
図 17.3-3 時計カウンタリードレジスタ (WCRD) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
未定義
未定義
CTR5
CTR4
CTR3
CTR2
CTR1
CTR0
−
0
−
0
R
R
R
R
R
R
0
0
0
0
0
0
属性
初期値
R:リードオンリ
−:未定義
< 注意事項 >
6 ビットダウンカウンタが動作中にカウンタの値を読み出す場合は , このレジスタを 2 度
読み出して同じ値が読み出されることを確認してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
399
第 17 章 時計カウンタ
17.4
MB91665 シリーズ
17.4 割込み
6 ビットダウンカウンタの値が "000001B" になり 6 ビットダウンカウンタがアンダフローす
るとアンダフロー割込み要求が発生します。
時計カウンタで使用できる割込みについて表 17.4-1 に示します。
表 17.4-1 時計カウンタの割込み
割込み要求
割込み要求フラグ
割込み要求許可
割込み要求のクリア
アンダフロー割 WCCR の WCIF=1 WCCR の WCIE=1 WCCR の WCIF ビットに "0"
込み要求
を書き込む
WCCR : 時計カウンタ制御レジスタ (WCCR)
< 注意事項 >
•
割込み要求フラグが"1"のときに割込み要求の発生を許可すると割込みを許可した時点
で , 割込み要求が発生します。
割込み要求の発生を許可する場合は , 次のいずれかの処理を行ってください。
- 割込み要求の発生を許可する前に割込み要求をクリアする。
- 割込み許可と同時に割込み要求をクリアする。
•
•
400
各割込み要求の割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してく
ださい。
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼
ICR47) で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントロー
ラ」を参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 17 章 時計カウンタ
17.5
MB91665 シリーズ
17.5 動作説明と設定手順例
時計カウンタの動作について説明します。また , 動作状態を設定するための手順例も示しま
す。
17.5.1
時計カウンタの動作
時計カウンタは , 時計カウンタリロードレジスタ (WCRL) に設定された値からカウントダウ
ンし , 6 ビットダウンカウンタがアンダフローすると割込み要求を発生させるタイマです。
次の手順で動作させてください。
1. 時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の CS1, CS0 ビットでカウント用クロックを選
択する
2. 時計カウンタリロードレジスタ (WCRL) の RLC5 ∼ RLC0 ビットにカウントする値
を設定する
3. 時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCEN ビットで時計カウンタの動作を許可
(WCEN=1) する
カウントダウンを開始します。カウント用クロックの立上りエッジでカウントが行
われます。
4. 6 ビ ッ ト ダ ウ ン カ ウ ン タ が ア ン ダ フ ロ ー す る と , 時 計 カ ウ ン タ 制 御 レ ジ ス タ
(WCCR) の WCIF ビットが "1" に変わる
このとき , 時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCIE ビットでアンダフロー割込
み要求の発生が許可 (WCIE=1) されていると , アンダフロー割込み要求が発生しま
す。
また , 時計カウンタリロードレジスタ (WCRL) の RLC5 ∼ RLC0 ビットに設定した
値が 6 ビットダウンカウンタにリロードされ , 再度カウントダウンします。
5. 時計カウンタの動作中に , 時計カウンタリロードレジスタ (WCRL) の RLC5 ∼ RLC0
ビットを書き換えると , 次のリロードタイミングで書き換えた値が更新される
6. 時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCIF ビットに "0" を書き込むと , アンダフ
ロー割込み要求がクリアされる
7. 時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCEN ビットに "0" を書き込むと , 6 ビット
ダウンカウンタの値が "000000B" にクリアされ , カウント動作が停止する
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
401
第 17 章 時計カウンタ
17.5
MB91665 シリーズ
時計カウンタの動作を図 17.5-1 に示します。
図 17.5-1 時計カウンタの動作
WCEN ビット
⑦
③
カウント用クロック
CS1, CS0 ビット
①
RLC5 ∼ RLC0 ビット
②
7
9
⑤
CTR5 ∼ CTR0 ビット
0
7
6
5
4
3
2
1
9
8
7
6
5
4
0
WCIF ビット
④
⑥
< 注意事項 >
•
時計カウンタのカウント用クロックはサブタイマからの出力を , 各レジスタの設定は
周辺クロック (PCLK) を利用しています。サブタイマと周辺クロック (PCLK) は非同期
のため , 時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCEN ビットに "1" を書き込んだタイ
ミングによっては , カウント開始のタイミングで最大で 1T (T:カウント用クロックの
周期 ) 分の誤差が発生する可能性があります。
•
サブクロック (SBCLK) が停止しているときは , サブタイマからのカウント用クロック
も停止するため , 6 ビットダウンカウンタも停止します。サブクロック (SBCLK) が動
作 を 再 開 し て も 時 計 カ ウ ン タ は 正 し く 値 を カ ウ ン ト で き ま せ ん。サ ブ ク ロ ッ ク
(SBCLK) が動作を再開したら, 必ず時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) のWCENビッ
トに "0" を書き込んで , カウンタの値を "000000B" にクリアしてから時計カウンタを利
•
CPU が時計モードで動作しているときでも , サブタイマが動作している場合は , 時計
カウンタは動作し続けます。時計カウンタの割込み処理ルーチンで , CPU の時計モー
ドを解除することもできます。
•
時計カウンタの動作中にサブタイマをクリアすると , 正しい値をカウントできなくな
る場合があります。時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCEN ビットで時計カウ
ンタを停止 (WCEN=0) してからサブタイマをクリアしてください。
•
時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCEN ビットに "0" を書き込んで , 時計カウン
タ の 動 作 を 停 止 し た 後 に , WCEN ビ ッ ト で 時 計 カ ウ ン タ を 再 度 起 動 す る 場 合
(WCEN=1) は , 時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCOP ビットで時計カウンタ
が停止中 (WCOP=0) であることを確認してから , 時計カウンタを再起動してくださ
い。
用してください。
402
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 17 章 時計カウンタ
17.6
MB91665 シリーズ
17.6 使用上の注意
時計カウンタを使用する際は , 次の点に注意してください。
■ 動作に関する注意
•
時計カウンタの動作中にサブタイマをクリアすると , 正しい値をカウントできなく
なる場合があります。時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCEN ビットで時計
カウンタを停止 (WCEN=0) してからサブタイマをクリアしてください。
•
時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCEN ビットで時計カウンタを停止
(WCEN=0) した後に , WCEN ビットで時計カウンタを再度起動する (WCEN=1) 場合
は , 時計カウンタ制御レジスタ (WCCR) の WCOP ビットで時計カウンタが停止中
(WCOP=0) であることを , 確認してから時計カウンタを再起動してください。
•
時計カウンタはサブタイマの出力をカウント用クロックとして使用していますの
で , 時計カウンタの動作中はサブタイマの設定を変更しないでください。
•
時計カウンタは"000001B"からのカウントダウンでアンダフローを発生します。時計
カウンタは , リロード値から "1" までカウントします。リロード値に "0" を設定し
た場合は , 64 カウントします。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
403
第 17 章 時計カウンタ
17.6
404
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 18 章 32 ビット
フリーランタイマ
32 ビットフリーランタイマの機能と動作について
説明します。
18.1 概要
18.2 構成
18.3 端子
18.4 レジスタ
18.5 割込み
18.6 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
405
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.1
MB91665 シリーズ
18.1 概要
32 ビットフリーランタイマは , あらかじめ設定した値までカウントアップするアップカウン
タです。
設定した値までカウントすると, 値をクリアして再度カウントを始めたり, 割込み要求を発生
したりします。また , カウント値は 32 ビットアウトプットコンペアと 32 ビットインプット
キャプチャで基準時間として使用されます。
本製品は 32 ビットフリーランタイマを 2 チャネル内蔵しています。
■ 概要
32 ビットフリーランタイマは , コンペアタイマの一部です。コンペアタイマは , 次の 3
つの周辺機能で構成されています。
-
32 ビットフリーランタイマ (2 チャネル )
-
32 ビットアウトプットコンペア (8 チャネル )
「第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア」を参照してください。
-
32 ビットインプットキャプチャ (8 チャネル )
「第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ」を参照してください。
この章では , 32 ビットフリーランタイマについて説明します。
•
カウント用クロック:次の中から選択できます。
-
内部クロック ( 周辺クロック )
9 種類 ( 周辺クロック (PCLK) の 1 分周 , 2 分周 , 4 分周 , 8 分周 , 16 分周 , 32 分周 ,
64 分周 , 128 分周 , 256 分周 ) から選択できます。
•
外部クロック
割込み要求:次の場合に割込み要求を発生できます。
32 ビットフリーランタイマのカウント値とあらかじめ設定した値が一致したとき
( コンペアクリア割込み )
•
2 チャネルある 32 ビットフリーランタイマの内 , どちらのチャネルの 32 ビットフ
リーランタイマの値を 32 ビットアウトプットコンペアおよび 32 ビットインプット
キャプチャで基準時間として使用するかを選択できます。
406
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.2
MB91665 シリーズ
18.2 構成
32 ビットフリーランタイマは , コンペアタイマの一部です。コンペアタイマおよび 32 ビッ
トフリーランタイマのブロックダイヤグラムを示します。
■ コンペアタイマのブロックダイヤグラム
コンペアタイマは次のブロックで構成されています。
•
32 ビットフリーランタイマ
•
フリーランタイマセレクタ
32 ビットアウトプットコンペアおよび 32 ビットインプットキャプチャの基準時間
として使用する 32 ビットフリーランタイマを選択します。
CM71-10158-1
•
32 ビットインプットキャプチャ (8 チャネル )
•
32 ビットアウトプットコンペア (8 チャネル )
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
407
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.2
MB91665 シリーズ
コンペアタイマのブロックダイヤグラムを図 18.2-1 に示します。
図 18.2-1 コンペアタイマのブロックダイヤグラム
FRCK0 端子
32 ビット
フリーランタイマ
ch.0
割込み要求
コンペアクリア
ch.0
FRCK1 端子 *
32 ビット
フリーランタイマ
ch.1
タイマ 0
割込み要求
タイマ 1
コンペアクリア
ch.1
フリーランタイマセレクタ
周辺バス
タイマ 0
または
タイマ 1
カウント値
割込み要求
割込み要求
32 ビット 割込み要求
インプット 割込み要求
キャプチャ
( × 4)
IN0 ∼ IN3
カウント値
割込み要求
割込み要求
32 ビット 割込み要求
インプット 割込み要求
キャプチャ
( × 4)
IN4 ∼ IN7
カウント値
割込み要求
割込み要求
割込み要求
32 ビット
アウトプット 割込み要求
コンペア
( × 4)
OUT0 ∼ OUT3
カウント値
割込み要求
割込み要求
割込み要求
32 ビット
アウトプット 割込み要求
コンペア
( × 4)
OUT4 ∼ OUT7
インプットキャプチャ ch.0
インプットキャプチャ ch.1
インプットキャプチャ ch.2
インプットキャプチャ ch.3
IN0 ∼ IN3 端子
インプットキャプチャ ch.4
インプットキャプチャ ch.5
インプットキャプチャ ch.6
インプットキャプチャ ch.7
IN4 ∼ IN7 端子
アウトプットコンペア ch.0
アウトプットコンペア ch.1
アウトプットコンペア ch.2
アウトプットコンペア ch.3
OUT0 ∼
OUT3 端子
アウトプットコンペア ch.4
アウトプットコンペア ch.5
アウトプットコンペア ch.6
アウトプットコンペア ch.7
OUT4 ∼
OUT7 端子
* MB91F668(48pin) には FRCK1 端子がありません。
408
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.2
MB91665 シリーズ
■ 32 ビットフリーランタイマのブロックダイヤグラム
32 ビットフリーランタイマのブロックダイヤグラムを図 18.2-2 に示します。
図 18.2-2 32 ビットフリーランタイマのブロックダイヤグラム
内部クロック (PCLK)
TCCSL0
STOP
SCLR
CLK3
CLK2
CLK1
CLK0
プリスケーラ
外部クロック入力 (FRCK0)
TCDT0
STOP
CLR
選択回路
停止
32 ビットフリーランタイマ
ch.0
CK
フリーランタイマセレクタへ
比較回路
コンペアクリアレジスタ 0
(CPCLR0)
周辺バス
フリーランタイマ 0 停止
( フリーランタイマセレクタへ )
割込み要求
ICLR
ECKE
ICRE
TCCSH0
内部クロック (PCLK)
TCCSL1
STOP
SCLR
CLK3
CLK2
CLK1
CLK0
プリスケーラ
外部クロック入力 (FRCK1)
TCDT1
STOP
CLR
選択回路
停止
32 ビットフリーランタイマ
ch.1
CK
フリーランタイマセレクタへ
比較回路
コンペアクリアレジスタ 1
(CPCLR1)
フリーランタイマ 1 停止
( フリーランタイマセレクタへ )
割込み要求
ICLR
ICRE
ECKE
TCCSH1
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
409
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.2
•
MB91665 シリーズ
32 ビットフリーランタイマ
コンペアクリアレジスタ (CPCLR0, CPCLR1) に設定された値までカウントアップ
します。
•
タイマ状態制御レジスタ上位 / 下位 (TCCSH0/TCCSL0, TCCSH1/TCCSL1)
32 ビットフリーランタイマの動作を制御するレジスタです。
•
コンペアクリアレジスタ (CPCLR0, CPCLR1)
32 ビットアップカウンタが , このレジスタに設定した値までカウントアップしま
す。
•
タイマデータレジスタ (TCDT0, TCDT1)
カウントを開始する値を設定したり , 現在のカウント値を読み出したりするための
レジスタです。
•
プリスケーラ
カウント用クロックに内部クロック ( 周辺クロック ) を選択した場合 , 周辺クロッ
ク (PCLK) を分周します。
•
選択回路
カウント用クロックに , 内部クロック ( 周辺クロック ) と外部クロック (FRCK0,
FRCK1) のどちらを使用するかを選択します。
•
比較回路
32 ビットフリーランタイマのカウント値とコンペアクリアレジスタ (CPCLR0,
CPCLR1) で設定した値を比較する回路です。
■ クロック
32 ビットフリーランタイマで使用するクロックを表 18.2-1 に示します。
表 18.2-1 32 ビットフリーランタイマで使用するクロック
クロック名
内容
動作クロック
周辺クロック (PCLK)
カウント用
クロック
内部クロック ( 周辺クロック ) 周辺クロック (PCLK) を分周して生
成
外部クロック
410
備考
−
FRCK0, FRCK1 端子から入力
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.3
MB91665 シリーズ
18.3 端子
32 ビットフリーランタイマで使用する端子について説明します。
■ 概要
•
FRCK0, FRCK1 端子
32 ビットフリーランタイマの外部クロック入力端子です。この端子は兼用端子で
す。
32 ビットフリーランタイマの FRCK0, FRCK1 端子として使用するには , 「2.4 端子
の設定方法」を参照してください。
■ 端子とチャネルの対応
チャネルと端子の対応を表 18.3-1 に示します。
表 18.3-1 チャネルと端子の対応
チャネル
0
入力端子
FRCK0
1
FRCK1*
* MB91F668(48pin) には FRCK1 がありません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
411
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.4
MB91665 シリーズ
18.4 レジスタ
32 ビットフリーランタイマで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 32 ビットフリーランタイマのレジスタ一覧
32 ビットフリーランタイマのレジスタ一覧を表 18.4-1 に示します。
表 18.4-1 32 ビットフリーランタイマのレジスタ一覧
チャネル
共通
0
1
412
レジスタ略称
FRTSEL
フリーランタイマ選択レジスタ
レジスタ名
参照先
18.4.1
CPCLR0
コンペアクリアレジスタ 0
18.4.2
TCCSH0/TCCSL0 タイマ状態制御レジスタ上位 0/ 下位 0
18.4.4
TCDT0
タイマデータレジスタ 0
18.4.3
CPCLR1
コンペアクリアレジスタ 1
18.4.2
TCCSH1/TCCSL1 タイマ状態制御レジスタ上位 1/ 下位 1
18.4.4
TCDT1
18.4.3
タイマデータレジスタ 1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.4
MB91665 シリーズ
フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL)
18.4.1
2 チャネルある 32 ビットフリーランタイマの内 , どちらのチャネルを 32 ビットアウトプッ
トコンペアや32ビットインプットキャプチャの基準時間として使用するかを設定するレジス
タです。
フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL) のビット構成を図 18.4-1 に示します。
図 18.4-1 フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
FRS0
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
FRS1
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
R/W
R/W
0
0
属性
初期値
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
[bit7 ∼ bit2]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit1, bit0]:FRS1, FRS0 ( フリーランタイマ選択ビット )
32ビットアウトプットコンペアおよび32ビットインプットキャプチャの基準時間とし
て使用する 32 ビットフリーランタイマのチャネルを選択します。
説明
FRS1
0
0
フリーランタイ
マのチャネル
ch.0
0
1
ch.0
32 ビットアウトプットコンペア (ch.0 ∼ ch.3)
32 ビットインプットキャプチャ (ch.0 ∼ ch.3)
ch.1
32 ビットアウトプットコンペア (ch.4 ∼ ch.7)
32 ビットインプットキャプチャ (ch.4 ∼ ch.7)
ch.0
32 ビットアウトプットコンペア (ch.0 ∼ ch.7)
ch.1
32 ビットインプットキャプチャ (ch.0 ∼ ch.7)
1
1
CM71-10158-1
FRS0
0
1
使用先
32 ビットアウトプットコンペア (ch.0 ∼ ch.7)
32 ビットインプットキャプチャ (ch.0 ∼ ch.7)
設定禁止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
413
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.4
MB91665 シリーズ
コンペアクリアレジスタ (CPCLR0, CPCLR1)
18.4.2
32 ビットフリーランタイマのコンペア値を設定するレジスタです。
32 ビットフリーランタイマが , このレジスタに設定した値までカウントアップし , 値が一致
すると , 32 ビットフリーランタイマのカウント値が "0000 0000H" にクリアされます。
コンペアクリアレジスタ (CPCLR0, CPCLR1) のビット構成を図 18.4-2 に示します。
図 18.4-2 コンペアクリアレジスタ (CPCLR0, CPCLR1) のビット構成
bit 31
0
CL31 ∼ CL0
R/W
属性
1
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
•
このレジスタは , 32 ビットフリーランタイマが停止しているときに書き換えてくださ
い。
タイマ状態制御レジスタ下位 (TCCSL0, TCCSL1) の STOP ビットが "1" のとき , 32
ビットフリーランタイマは停止しています。
•
414
このレジスタは必ずワードでアクセスしてください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.4
MB91665 シリーズ
タイマデータレジスタ (TCDT0, TCDT1)
18.4.3
32 ビットフリーランタイマがカウントを開始する値を設定したり , 現在のカウント値を読み
出したりするためのレジスタです。
タイマデータレジスタ (TCDT0, TCDT1) のビット構成を図 18.4-3 に示します。
図 18.4-3 タイマデータレジスタ (TCDT0, TCDT1) のビット構成
bit 31
0
T31 ∼ T0
R/W
属性
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
このレジスタに書き込んだ値から , 32 ビットフリーランタイマがカウントアップを開
始します。また , このレジスタを読み出した場合は , 32 ビットフリーランタイマのカウ
ント値が読み出されます。
< 注意事項 >
•
このレジスタは , フリーランタイマが停止しているときに書き換えてください。
タイマ状態制御レジスタ下位 (TCCSL0, TCCSL1) の STOP ビットが "1" のとき , 32
ビットフリーランタイマは停止しています。
•
このレジスタは必ずワードでアクセスしてください。
•
このレジスタは , 書込み値と読出し値が異なります。
•
32 ビットフリーランタイマのカウント値 ( このレジスタの値 ) は , 次のいずれかが発
生すると直ちに "0000 0000H" にクリアされます。
- 本デバイスがリセットされた
- タイマ状態制御レジスタ下位 (TCCSL0, TCCSL1) の SCLR ビットに "1" が書き込ま
れた
- 32 ビットフリーランタイマのカウント値が , コンペアクリアレジスタ (CPCLR0,
CPCLR1) の値と一致した
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
415
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.4
18.4.4
MB91665 シリーズ
タイマ状態制御レジスタ上位 / 下位
(TCCSH0/TCCSL0, TCCSH1/TCCSL1)
32 ビットフリーランタイマの動作を制御するレジスタです。
タイマ状態制御レジスタ上位/下位 (TCCSH0/TCCSL0, TCCSH1/TCCSL1) のビット構成
を図 18.4-4 に示します。
図 18.4-4 タイマ状態制御レジスタ上位 / 下位 (TCCSH0/TCCSL0, TCCSH1/TCCSL1) のビット構成
タイマ状態制御レジスタ上位 (TCCSH0 TCCSH1)
bit
属性
15
14
13
12
11
10
9
8
ECKE
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
ICLR
ICRE
R/W
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
R/W
R/W
0
0
0
初期値
タイマ状態制御レジスタ下位 (TCCSL0, TCCSL1)
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
未定義
STOP
未定義
SCLR
CLK3
CLK2
CLK1
CLK0
−
X
R/W
−
X
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
1
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
416
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.4
MB91665 シリーズ
[bit15]:ECKE ( クロック選択ビット )
32 ビットフリーランタイマのカウント用クロックを選択します。
書込み値
説明
0
内部クロック ( 周辺クロック ) を選択します。
1
外部クロックを選択します。
内部クロック ( 周辺クロック ) は , 周辺クロック (PCLK) を分周して生成します。内部
クロック ( 周辺クロック ) を選択した場合は , CLK3 ∼ CLK0 ビットで周辺クロック
(PCLK) の分周比を選択する必要があります。
外部クロックは FRCK0, FRCK1 端子から入力されます。外部クロックを選択した場合
は , FRCK0, FRCK1 端子から入力される信号の両エッジでカウントが行われます。
MB91F668(48pin) には FRCK1 端子がありません。
< 注意事項 >
•
このビットを変更すると , 直ちにカウント用クロックが変更されます。
•
このビットは , 32 ビットフリーランタイマ , 32 ビットインプットキャプチャ , および
32 ビットアウトプットコンペアのすべてが停止しているときに書き換えてください。
[bit14 ∼ bit10]:予約ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit9]:ICLR ( コンペアクリア割込み要求フラグビット )
32 ビットフリーランタイマのカウント値が , コンペアクリアレジスタ (CPCLR0,
CPCLR1) に設定した値と一致したことを示します。
このビットが "1" のときに , ICRE ビットに "1" が設定されていると , コンペアクリア割
込み要求が発生します。
ICLR
読出し時
書込み時
0
カウント値は一致していません。
このビットを "0" にクリアします。
1
カウント値が一致しました。
無視されます。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
417
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.4
MB91665 シリーズ
[bit8]:ICRE ( コンペアクリア割込み要求許可ビット )
32 ビットフリーランタイマのカウント値が , コンペアクリアレジスタ (CPCLR0,
CPCLR1) に設定した値と一致したとき (ICLR ビット =1) にコンペアクリア割込み要求
を発生させるかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
コンペアクリア割込み要求の発生を禁止します。
1
コンペアクリア割込み要求の発生を許可します。
[bit7]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit6]:STOP ( タイマ動作許可ビット )
32 ビットフリーランタイマのカウント動作を許可 ( 開始 ) / 禁止 ( 停止 ) します。
書込み値
説明
0
カウント動作を許可 ( 開始 ) します。
1
カウント動作を禁止 ( 停止 ) します。
< 注意事項 >
32 ビットフリーランタイマを停止すると , 32 ビットアウトプットコンペアも停止します。
[bit5]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit4]:SCLR ( タイマクリアビット )
32 ビットフリーランタイマのカウント値を "0000 0000H" にクリアします。
SCLR
書込み時
0
カウント値をクリアしません。
1
カウント値をクリアします。
読出し時
"0" が読み出されます。
< 注意事項 >
このビットに "1" を書き込むと , 次のカウント用クロックのタイミングでカウント値がク
リアされます。
418
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.4
MB91665 シリーズ
[bit3 ∼ bit0]:CLK3 ∼ CLK0 ( クロック周波数選択ビット )
32 ビットフリーランタイマのカウント用クロックに , 内部クロック ( 周辺クロック ) を
選択した場合は , 周辺クロック (PCLK) の分周比を選択します。
このビットで選択した分周比と周辺クロック (PCLK) の周波数によってカウントの周
期が決定します。
このビットへの書込み値と周辺クロック (PCLK) の関係で設定されるカウント周期例
を表 18.4-2 に示します。
表 18.4-2 書込み値とカウント周期例
CLK3 CLK2 CLK1 CLK0
PCLK の周波数
PCLK の
分周比 32MHz 16MHz 8MHz 4MHz
1MHz
0
0
0
0
1 分周
31.25ns
62.5ns
125ns
0.25μs
1μs
0
0
0
1
2 分周
62.5ns
125ns
0.25μs
0.5μs
2μs
0
0
1
0
4 分周
125ns
0.25μs
0.5μs
1μs
4μs
0
0
1
1
8 分周
0.25μs
0.5μs
1μs
2μs
8μs
0
1
0
0
16 分周
0.5μs
1μs
2μs
4μs
16μs
0
1
0
1
32 分周
1μs
2μs
4μs
8μs
32μs
0
1
1
0
64 分周
2μs
4μs
8μs
16μs
64μs
0
1
1
1
128 分周
4μs
8μs
16μs
32μs
128μs
1
0
0
0
256 分周
8μs
16μs
32μs
64μs
256μs
PCLK:周辺クロック (PCLK)
< 注意事項 >
•
表 18.4-2 に示した以外の設定は使用しないでください。
•
このビットを書き換えると , 直ちにカウント用クロックが変更されます。
•
このビットは , 32 ビットフリーランタイマ , 32 ビットインプットキャプチャ , および
32 ビットアウトプットコンペアのすべてが停止しているときに書き換えてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
419
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.5
MB91665 シリーズ
18.5 割込み
32 ビットフリーランタイマのカウント値が , コンペアクリアレジスタ (CPCLR0, CPCLR1)
に設定した値と一致すると , 割込み要求が発生します ( コンペアクリア割込み要求 ) 。
32 ビットフリーランタイマで使用できる割込みについて表 18.5-1 に示します。
表 18.5-1 32 ビットフリーランタイマの割込み
割込み要求
割込み要求フラグ
割込み要求許可
割込み要求のクリア
コンペアクリア TCCSH の ICLR=1 TCCSH の ICRE=1 TCCSH のICLR ビットに"0"
割込み要求
を書き込む
TCCSH : タイマ状態制御レジスタ上位 (TCCSH0, TCCSH1)
< 注意事項 >
•
割込み要求フラグが"1"のときに割込み要求の発生を許可すると割込みを許可した時点
で , 割込み要求が発生します。
割込み要求の発生を許可する場合は , 次のいずれかの処理を行ってください。
- 割込み要求の発生を許可する前に割込み要求をクリアする。
•
•
420
- 割込み許可と同時に割込み要求をクリアする。
各割込み要求の割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してく
ださい。
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼
ICR47) で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントロー
ラ」を参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.6
MB91665 シリーズ
18.6 動作説明と設定手順例
32 ビットフリーランタイマの動作について説明します。また , 動作状態を設定するための手
順例も示します。
■ 概要
32 ビットフリーランタイマは , 内部クロック ( 周辺クロック ) または外部クロックをカ
ウント用クロックとして , タイマデータレジスタ (TCDT0, TCDT1) に設定した値から ,
コンペアクリアレジスタ (CPCLR0, CPCLR1) に設定した値までカウントアップしま
す。
•
内部クロック ( 周辺クロック )
9 種類 ( 周辺クロック (PCLK) の 1 分周 , 2 分周 , 4 分周 , 8 分周 , 16 分周 , 32 分周 ,
64 分周 , 128 分周 , 256 分周 ) から選択できます。
•
外部クロック
両エッジでカウントアップします。カウント開始のタイミングは , FRCK0, FRCK1
端子から入力される外部クロックの初期値によって異なります。
32 ビットフリーランタイマの値は , 32 ビットアウトプットコンペアおよび 32 ビットイ
ンプットキャプチャの基準時間として使用されます。
■ タイマクリア動作
32 ビットフリーランタイマのカウント値は , 次のいずれかの状態になると直ちにクリ
アされます。
•
コンペアクリアレジスタ (CPCLR0, CPCLR1) に設定した値と一致した場合
•
タイマ状態制御レジスタ下位 (TCCSL0, TCCSL1) の SCLR ビットで 32 ビットフリー
ランタイマのカウント値がクリア (SCLR=1) された場合
•
32 ビットフリーランタイマの停止中に , タイマデータレジスタ (TCDT0, TCDT1) に
"0000 0000H" が書き込まれた場合
•
本デバイスがリセットされた場合
32 ビットフリーランタイマのカウント値が , コンペアクリアレジスタ (CPCLR0,
CPCLR1) に設定した値と一致した場合は , カウントタイミングに同期してクリアされ
ます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
421
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.6
MB91665 シリーズ
タイマクリア動作のタイミングを図 18.6-1 に示します。
図 18.6-1 タイマクリア動作のタイミング
周辺クロック (PCLK)
コンペアクリアレジスタ
(CPCLR0, CPCLR1) の値
N
カウントのタイミング
カウント値
18.6.1
0000H
N
内部クロック ( 周辺クロック ) 選択時の動作
分周した周辺クロック (PCLK) をカウント用クロックとして使用します。
■ カウント動作
タイマ状態制御レジスタ下位 (TCCSL0, TCCSL1) の STOP ビットで , 32 ビットフリー
ランタイマの動作を許可 (STOP=0) すると , タイマデータレジスタ (TCDT0, TCDT1) に
設定した値から , コンペアクリアレジスタ (CPCLR0, CPCLR1) に設定した値までカウ
ントを開始します。
■ コンペアクリア動作
32 ビットフリーランタイマのカウント値が , コンペアクリアレジスタ (CPCLR0,
CPCLR1) に設定した値と一致すると , カウントのタイミングに同期してクリアされま
す ( コンペアクリア ) 。
コンペアクリア後 , 再度カウントアップが開始されます。
コンペアクリア動作のタイミングを図 18.6-2 に示します。
図 18.6-2 コンペアクリア動作のタイミング
カウント値
FFFF FFFFH
BFFF FFFFH
7FFF FFFFH
3FFF FFFFH
0000 0000 H
時間
タイマ動作開始
比較結果一致
リセット
コンペアクリア
レジスタ
(CPCLR0, CPCLR1)
422
BFFFH
7FFFH
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
FFFFH
CM71-10158-1
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.6
MB91665 シリーズ
■ 割込み処理動作
32 ビットフリーランタイマは , カウント値がコンペアクリアレジスタ (CPCLR0,
CPCLR1) に設定した値と一致したときに , 割込み要求を発生できます。
タイマ状態制御レジスタ上位 (TCCSH0 TCCSH1) の ICLR ビットに "0" を書き込むと ,
割込み要求をクリアできます。
割込み要求の発生タイミングを図 18.6-3 に示します。
図 18.6-3 割込み要求の発生タイミング
N-1
カウント値
N
0
1
コンペアクリア割込み要求
18.6.2
外部クロック選択時の動作
FRCK0, FRCK1 端子から入力される外部クロックをカウント用クロックとして使用します。
■ カウント動作
タイマ状態制御レジスタ下位 (TCCSL0, TCCSL1) の STOP ビットで 32 ビットフリーラ
ンタイマの動作を許可 (STOP=0) しているときに , FRCK0, FRCK1 端子で有効エッジを
検出すると , タイマデータレジスタ (TCDT0, TCDT1) に設定した値から , コンペアクリ
アレジスタ (CPCLR0, CPCLR1) に設定した値までカウントを開始します。
カウントのタイミングは , フリーランタイマの動作を許可した時点で , FRCK0, FRCK1
端子から入力されていた信号レベルによって異なります。
外部クロック選択時のカウントのタイミングを表 18.6-1 に示します。
表 18.6-1 外部クロック選択時のカウントのタイミング
動作許可時の
信号レベル
CM71-10158-1
カウントのタイミング
"H" レベル
立上りエッジでカウントを開始し , その後は両エッジでカウン
トアップします。
"L" レベル
立下りエッジでカウントを開始し , その後は両エッジでカウン
トアップします。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
423
第 18 章 32 ビット フリーランタイマ
18.6
MB91665 シリーズ
外部クロック選択時 (ECKE=1) のカウントのタイミングを図 18.6-4 に示します。
図 18.6-4 外部クロック選択時のカウントのタイミング
外部クロック入力
ECKE ビット
カウント用クロック
N
カウント値
N+1
N+2
■ コンペアクリア動作
内部クロック ( 周辺クロック ) 選択時と同様です。「18.6.1 内部クロック ( 周辺クロッ
ク ) 選択時の動作」の「■ コンペアクリア動作」を参照してください。
■ 割込み処理動作
内部クロック ( 周辺クロック ) 選択時と同様です。「18.6.1 内部クロック ( 周辺クロッ
ク ) 選択時の動作」の「■ 割込み処理動作」を参照してください。
424
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 19 章 32 ビット
インプット
キャプチャ
32 ビットインプットキャプチャの機能と動作につ
いて説明します。
19.1 概要
19.2 構成
19.3 端子
19.4 レジスタ
19.5 割込み
19.6 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
425
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.1
MB91665 シリーズ
19.1 概要
32 ビットインプットキャプチャは , あらかじめ設定しておいた入力信号のエッジを検出する
と , その時点での 32 ビットフリーランタイマの値を保存します。
本製品はインプットキャプチャを 8 チャネル内蔵しています。
■ 概要
32 ビットインプットキャプチャは , コンペアタイマの一部です。コンペアタイマは , 次
の 3 つの機能で構成されています。
-
32 ビットフリーランタイマ (2 チャネル )
「第 18 章 32 ビット フリーランタイマ」を参照してください。
-
32 ビットアウトプットコンペア (8 チャネル )
「第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア」を参照してください。
-
32 ビットインプットキャプチャ (8 チャネル )
この章では , 32 ビットインプットキャプチャについて説明します。
•
•
32 ビットフリーランタイマの値を保存するトリガを次の 3 種類から選択できます。
-
立上りエッジ
-
立下りエッジ
-
両エッジ
あらかじめ設定しておいた入力信号のエッジを検出したときに , 割込み要求を発生
できます。
•
2 チャネルある 32 ビットフリーランタイマの内 , どちらのチャネルの 32 ビットフ
リーランタイマの値を 32 ビットインプットキャプチャで保存するかを選択できま
す。
32 ビットフリーランタイマの選択方法については , 「第 18 章 32 ビット フリーラ
ンタイマ」の「18.4.1 フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL)」を参照してくだ
さい。
426
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.2
MB91665 シリーズ
19.2 構成
32 ビットインプットキャプチャの構成を示します。
■ 32 ビットインプットキャプチャのブロックダイヤグラム
32 ビットインプットキャプチャのブロックダイヤグラムを図 19.2-1 に示します。
図 19.2-1 32 ビットインプットキャプチャのブロックダイヤグラム
フリーランタイマセレクタから
インプットキャプチャ
データレジスタ 0 (IPCP0)
エッジ検出
IN0
ICS01
ICP0
ICE0
EG10
EG00
割込み要求 0
インプットキャプチャ
データレジスタ 1 (IPCP1)
エッジ検出
IN1
ICS01
ICP1
ICE1
EG11
EG01
割込み要求 1
インプットキャプチャ
データレジスタ 2 (IPCP2)
エッジ検出
IN2
ICS23
ICP2
ICE2
EG12
EG02
割込み要求 2
インプットキャプチャ
データレジスタ 3 (IPCP3)
エッジ検出
IN3
ICS23
周
辺
バ
ス
ICP3
ICE3
EG13
EG03
割込み要求 3
インプットキャプチャ
データレジスタ 4 (IPCP4)
エッジ検出
IN4
ICS45
ICP4
ICE4
EG14
EG04
割込み要求 4
インプットキャプチャ
データレジスタ 5 (IPCP5)
エッジ検出
IN5
ICS45
ICP5
ICE5
EG15
EG05
割込み要求 5
インプットキャプチャ
データレジスタ 6 (IPCP6)
エッジ検出
IN6
ICS67
ICP6
ICE6
EG16
EG06
割込み要求 6
インプットキャプチャ
データレジスタ 7 (IPCP7)
エッジ検出
IN7
ICS67
ICP7
ICE7
EG17
EG07
割込み要求 7
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
427
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.2
•
MB91665 シリーズ
インプットキャプチャデータレジスタ (IPCP0 ∼ IPCP7)
フリーランタイマの値が保存されるレジスタです。
•
インプットキャプチャ状態制御レジスタ (ICS01 ∼ ICS67)
32 ビットインプットキャプチャの動作や状態を制御するレジスタです。
< 注意事項 >
コンペアタイマのブロックダイヤグラムについては , 「第 18 章 32 ビット フリーランタ
イマ」の「■ コンペアタイマのブロックダイヤグラム」を参照してください。
■ クロック
32 ビットインプットキャプチャで使用するクロックを表 19.2-1 に示します。
表 19.2-1 32 ビットインプットキャプチャで使用するクロック
クロック名
動作クロック
428
内容
周辺クロック (PCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.3
MB91665 シリーズ
19.3 端子
32 ビットインプットキャプチャで使用する端子について説明します。
■ 概要
•
IN0 ∼ IN7 端子
32 ビットインプットキャプチャの入力端子です。この端子は兼用端子です。32 ビッ
トインプットキャプチャの入力端子として使用するには ,「2.4 端子の設定方法」を
参照してください。
■ 端子とチャネルの対応
チャネルと端子の対応を表 19.3-1 に示します。
表 19.3-1 チャネルと端子の対応
チャネル
CM71-10158-1
0
入力端子
IN0
1
IN1
2
IN2
3
IN3
4
IN4
5
IN5
6
IN6
7
IN7
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
429
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.4
MB91665 シリーズ
19.4 レジスタ
32 ビットインプットキャプチャで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 32 ビットインプットキャプチャのレジスタ一覧
32 ビットインプットキャプチャのレジスタ一覧を表 19.4-1 に示します。
表 19.4-1 32 ビットインプットキャプチャのレジスタ一覧
チャネル
0/1 共通
レジスタ略称
レジスタ名
FRTSEL
フリーランタイマ選択レジスタ
ICS01
インプットキャプチャ状態制御レジスタ 01
19.4.1
2/3 共通
ICS23
インプットキャプチャ状態制御レジスタ 23
19.4.1
4/5 共通
ICS45
インプットキャプチャ状態制御レジスタ 45
19.4.1
6/7 共通
ICS67
インプットキャプチャ状態制御レジスタ 67
19.4.1
0
IPCP0
インプットキャプチャデータレジスタ 0
19.4.2
1
IPCP1
インプットキャプチャデータレジスタ 1
19.4.2
2
IPCP2
インプットキャプチャデータレジスタ 2
19.4.2
3
IPCP3
インプットキャプチャデータレジスタ 3
19.4.2
4
IPCP4
インプットキャプチャデータレジスタ 4
19.4.2
5
IPCP5
インプットキャプチャデータレジスタ 5
19.4.2
6
IPCP6
インプットキャプチャデータレジスタ 6
19.4.2
7
IPCP7
インプットキャプチャデータレジスタ 7
19.4.2
共通
430
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
18.4.1
CM71-10158-1
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.4
MB91665 シリーズ
インプットキャプチャ状態制御レジスタ
(ICS01 ∼ ICS67)
19.4.1
32 ビットインプットキャプチャの動作や状態を制御するレジスタです。
インプットキャプチャ状態制御レジスタ (ICS01 ∼ ICS67) のビット構成を図 19.4-1 に
示します。
図 19.4-1 インプットキャプチャ状態制御レジスタ (ICS01 ∼ ICS67) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
ICPm
ICPn
ICEm
ICEn
EG1m
EG0m
EG1n
EG0n
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
[bit7, bit6]:ICPm, ICPn ( 割込み要求フラグビット )
IN0 ∼ IN7 端子に有効エッジが検出されたことを示します。このビットが "1" のとき
に , ICEm, ICEn ビットが "1" に設定されているとエッジ検出割込み要求が発生します。
ICPm ビットが奇数チャネル , ICPn ビットが偶数チャネルに対応します。
ICPm,
ICPn
読出し時
書込み時
0
有効エッジは検出されていません。
このビットを "0" にクリアします。
1
有効エッジが検出されました。
無視されます。
ICPm ビット , ICPn ビットとチャネルの対応を表 19.4-2 に示します。
表 19.4-2 ビットとチャネルの対応
インプットキャプチャ
ICPm ビット 対応チャネル ICPn ビット 対応チャネル
ステータスレジスタ
ICS01
ICP1
ch.1
ICP0
ch.0
ICS23
ICP3
ch.3
ICP2
ch.2
ICS45
ICP5
ch.5
ICP4
ch.4
ICS67
ICP7
ch.7
ICP6
ch.6
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
431
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.4
MB91665 シリーズ
[bit5, bit4]:ICEm, ICEn ( 割込み要求許可ビット )
IN0 ∼ IN7 端子に有効エッジが検出されたとき (ICPm, ICPn=1) に , エッジ検出割込み要
求を発生させるかどうかを設定します。
ICEm ビットが奇数チャネル , ICEn ビットが偶数チャネルに対応します。
書込み値
説明
0
エッジ検出割込み要求の発生を禁止します。
1
エッジ検出割込み要求の発生を許可します。
ICEm ビット , ICEn ビットとチャネルの対応を表 19.4-3 に示します。
表 19.4-3 ビットとチャネルの対応
インプットキャプチャ
ICEm ビット 対応チャネル ICEn ビット 対応チャネル
ステータスレジスタ
ICS01
ICE1
ch.1
ICE0
ch.0
ICS23
ICE3
ch.3
ICE2
ch.2
ICS45
ICE5
ch.5
ICE4
ch.4
ICS67
ICE7
ch.7
ICE6
ch.6
[bit3, bit2]:EG1m, EG0m ( エッジ選択ビット )
奇数チャネルの 32 ビットインプットキャプチャの有効エッジを選択します。
ここで, 選択したエッジが検出されると, 32ビットフリーランタイマの値をインプット
キャプチャデータレジスタ (IPCP0 ∼ IPCP7) に保存します。
EG1m
EG0m
説明
0
0
非検出 ( インプットキャプチャ停止 ) 。
0
1
立上りエッジ
1
0
立下りエッジ
1
1
両エッジ
EG1m ビット , EG0m ビットとチャネルの対応を表 19.4-4 に示します。
表 19.4-4 ビットとチャネルの対応
インプットキャプチャ
ステータスレジスタ
ICS01
EG11, EG01
ch.1
ICS23
EG13, EG03
ch.3
ICS45
EG15, EG05
ch.5
ICS67
EG17, EG07
ch.7
EG1m, EG0m ビット
対応チャネル
< 注意事項 >
このビットに "00" 以外の値を書き込むと , 有効エッジを選択すると同時に対応チャネルの
動作が許可されます。
432
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.4
MB91665 シリーズ
[bit1, bit0]:EG1n, EG0n ( エッジ選択ビット )
偶数チャネルの 32 ビットインプットキャプチャの有効エッジを選択します。
ここで, 選択したエッジが検出されると, 32ビットフリーランタイマの値をインプット
キャプチャデータレジスタ (IPCP0 ∼ IPCP7) に保存します。
EG1n
EG0n
説明
0
0
非検出 ( インプットキャプチャ停止 ) 。
0
1
立上りエッジ
1
0
立下りエッジ
1
1
両エッジ
EG1n ビット , EG0n ビットのビット名はチャネルごとに異なります。
ビットとチャネルの対応を表 19.4-5 に示します。
表 19.4-5 ビットとチャネルの対応
インプットキャプチャ
ステータスレジスタ
ICS01
EG10, EG00
ch.0
ICS23
EG12, EG02
ch.2
ICS45
EG14, EG04
ch.4
ICS67
EG16, EG06
ch.6
EG1n, EG0n ビット
対応チャネル
< 注意事項 >
このビットに "00" 以外の値を書き込むと , 有効エッジを選択すると同時に対応チャネルの
動作が許可されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
433
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.4
MB91665 シリーズ
インプットキャプチャデータレジスタ
(IPCP0 ∼ IPCP7)
19.4.2
32 ビットフリーランタイマの値を保存するレジスタです。IN0 ∼ IN7 端子からの入力信号に
有効エッジが検出されると, 32ビットフリーランタイマの値がこのレジスタに保存されます。
インプットキャプチャデータレジスタ (IPCP0 ∼ IPCP7) のビット構成を図 19.4-2 に示
します。
図 19.4-2 インプットキャプチャデータレジスタ (IPCP0 ∼ IPCP7) のビット構成
bit 31
0
CP31 ∼ CP0
属性
R
初期値
X
R:リードオンリ
X:不定
< 注意事項 >
434
•
このレジスタは必ずワードで読み出してください。
•
2 チャネルある 32 ビットフリーランタイマの内 , どちらのチャネルの 32 ビットフリー
ランタイマの値が , このレジスタに保存されるかは , フリーランタイマ選択レジスタ
(FRTSEL) の設定によって異なります。詳しくは , 「第 18 章 32 ビット フリーランタ
イマ」の「18.4.1 フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL)」を参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.5
MB91665 シリーズ
19.5 割込み
IN0 ∼ IN7 端子からの入力信号に有効エッジが検出されると割込み要求が発生します ( エッジ
検出割込み要求 ) 。
32 ビットインプットキャプチャで使用できる割込みについて表 19.5-1 に示します。
表 19.5-1 32 ビットインプットキャプチャの割込み
割込み要求
エッジ検出
割込み要求
割込み要求フラグ
偶数チャネル :
ICS の ICPn=1
奇数チャネル :
ICS の ICPm=1
割込み要求許可
偶数チャネル :
ICS の ICEn=1
奇数チャネル :
ICS の ICEm=1
割込み要求のクリア
次のビットに "0" を書き込む
偶数チャネル :
ICS の ICPn ビット
奇数チャネル :
ICS の ICPm ビット
ICS : インプットキャプチャ状態制御レジスタ (ICS01 ∼ ICS67)
< 注意事項 >
•
割込み要求フラグが"1"のときに割込み要求の発生を許可すると割込みを許可した時点
で , 割込み要求が発生します。
割込み要求の発生を許可する場合は , 次のいずれかの処理を行ってください。
- 割込み要求の発生を許可する前に割込み要求をクリアする。
- 割込み許可と同時に割込み要求をクリアする。
•
各割込み要求の割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してく
ださい。
•
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼
ICR47) で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントロー
ラ」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
435
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.6
MB91665 シリーズ
19.6 動作説明と設定手順例
32 ビットインプットキャプチャの動作について説明します。また , 動作状態を設定するため
の手順例も示します。
19.6.1
32 ビットインプットキャプチャの動作説明
32 ビットインプットキャプチャは , あらかじめ設定しておいた入力信号のエッジを検出する
と , その時点での 32 ビットフリーランタイマの値を保存します。
■ 動作
インプットキャプチャ状態制御レジスタ (ICS01 ∼ ICS67) の次のビットで有効エッジ
を選択すると , 32 ビットインプットキャプチャの動作が許可されます。
•
奇数チャネルの有効エッジ選択 / 動作許可:EG1m, EG0m
•
偶数チャネルの有効エッジ選択 / 動作許可:EG1n, EG0n
32 ビットインプットキャプチャの動作が許可されているときに IN0 ∼ IN7 端子で有効
エッジを検出すると, その時点での32ビットフリーランタイマの値が, インプットキャ
プチャデータレジスタ (IPCP0 ∼ IPCP7) に保存されます。このとき , 割込み要求の発生
が許可されているとエッジ検出割込み要求が発生します。
436
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.6
MB91665 シリーズ
32 ビットインプットキャプチャの動作を図 19.6-1 に示します。
図 19.6-1 32 ビットインプットキャプチャの動作
ch.0 と ch.1 の場合
32 ビットフリーランタイマの値
FFFF FFFFH
BFFF FFFFH
7FFF FFFFH
3FFF FFFFH
0000 0000H
時間
リセット
IN0 端子
IN1 端子
IN 端子例
IPCP0
不定
IPCP1
不定
IPCP 例
不定
3FFFH
7FFFH
BFFFH
3FFFH
割込み要求 0
割込み要求 1
割込み要求例
再度, 有効エッジにより割込み要求生成
IN0 端子
IN1 端子
IN 端子例
IPCP0
IPCP1
: 立上りエッジ
: 立下りエッジ
: 両エッジ
:インプットキャプチャデータレジスタ 0 (IPCP0)
:インプットキャプチャデータレジスタ 1 (IPCP1)
ソフトウェアにより割込み要求クリア
< 注意事項 >
2 チャネルある 32 ビットフリーランタイマの内 , どちらのチャネルの 32 ビットフリーラ
ンタイマの値を保存するかは, フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL) の設定によって
異なります。詳しくは , 「第 18 章 32 ビット フリーランタイマ」の「18.4.1 フリーラン
タイマ選択レジスタ (FRTSEL)」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
437
第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ
19.6
MB91665 シリーズ
有効エッジを検出すると内部クロック (周辺クロック) に同期化するためにキャプチャ
信号が生成されます。割込み要求の発生や , 32 ビットフリーランタイマの値の保存は
このキャプチャ信号を元に行われます。キャプチャ信号のタイミング例を図 19.6-2 に
示します。
図 19.6-2 キャプチャ信号のタイミング例
内部クロック
( 周辺クロック )
32 ビットフリーラン
タイマの値
インプット
キャプチャ入力
N
N+1
有効エッジ
キャプチャ信号
IPCP
N+1
割込み要求
IPCP:インプットキャプチャデータレジスタ (IPCP0 ∼ IPCP7)
438
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 20 章 32 ビット
アウトプット
コンペア
32 ビットアウトプットコンペアの機能と動作につ
いて説明します。
20.1 概要
20.2 構成
20.3 端子
20.4 レジスタ
20.5 割込み
20.6 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
439
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.1
MB91665 シリーズ
20.1 概要
32 ビットアウトプットコンペアは , あらかじめ設定した値まで 32 ビットフリーランタイマ
がカウントアップすると, 端子からの出力レベルを反転させたり, 割込み要求を発生させたり
する機能です。
本製品は , 32 ビットアウトプットコンペアを 8 チャネル内蔵しています。
■ 概要
32 ビットアウトプットコンペアは , コンペアタイマの一部です。コンペアタイマは , 次
の 3 つの機能で構成されています。
-
32 ビットフリーランタイマ (2 チャネル )
「第 18 章 32 ビット フリーランタイマ」を参照してください。
-
32 ビットアウトプットコンペア (8 チャネル )
-
32 ビットインプットキャプチャ (8 チャネル )
「第 19 章 32 ビットインプットキャプチャ」を参照してください。
この章では , 32 ビットアウトプットコンペアについて説明します。
•
32ビットアウトプットコンペアを1チャネルずつ独立で使用することも, 2チャネル
を一対にして使用することもできます。
2 チャネルの 32 ビットアウトプットコンペアを一対にして使用すると , 一度に 2
チャネル分の比較動作を行えるため , CPU の負荷を軽減できます。
一対にして使用できるチャネルの組合せは次のとおりです。
•
-
ch.0 と ch.1
-
ch.2 と ch.3
-
ch.4 と ch.5
-
ch.6 と ch.7
32 ビットアウトプットコンペア起動時の OUT0 ∼ OUT7 端子の出力レベルを設定で
きます。
•
32 ビットフリーランタイマのカウント値とあらかじめ設定した値 ( コンペア値 ) が
一致すると , 割込み要求を発生できます。
•
2 チャネルある 32 ビットフリーランタイマの内 , どちらのチャネルの 32 ビットフ
リーランタイマを 32 ビットアウトプットコンペアで使用するかを選択できます。
32 ビットフリーランタイマの選択方法については , 「第 18 章 32 ビット フリーラ
ンタイマ」の「18.4.1 フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL)」を参照してくだ
さい。
440
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.2
MB91665 シリーズ
20.2 構成
32 ビットアウトプットコンペアの構成を示します。
■ 32 ビットアウトプットコンペアのブロックダイヤグラム
32 ビットアウトプットコンペアのブロックダイヤグラムを図 20.2-1 に示します。
図 20.2-1 32 ビットアウトプットコンペアのブロックダイヤグラム
フリーランタイマセレクタから
OCCP0, OCCP2
出力
反転回路
比較回路
IOP1
OUT0, OUT2 端子
IOP0 IOE1 IOE0
割込み要求 0
OCCP1, OCCP3
割込み要求 1
比較回路
出力
反転回路
IOP0 IOE1 IOE0
周辺バス
IOP1
OUT1, OUT3 端子
CMOD
割込み要求 2
OCCP4, OCCP6
割込み要求 3
出力
反転回路
比較回路
IOP1
OUT4, OUT6 端子
IOP0 IOE1 IOE0
割込み要求 4
OCCP5, OCCP7
割込み要求 5
比較回路
出力
反転回路
IOP1
IOP0 IOE1 IOE0
OUT5, OUT7 端子
CMOD
割込み要求 6
割込み要求 7
OCCP0 ∼ OCCP7:アウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
441
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.2
•
MB91665 シリーズ
アウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7)
32 ビットフリーランタイマのカウント値と比較するための値 ( コンペア値 ) を設定
するレジスタです。
•
コンペア制御レジスタ
32 ビットアウトプットコンペアの動作を制御するレジスタです。次の 2 つのレジス
タに分かれています。
•
-
コンペア制御レジスタ上位 (OCSH1, OCSH3, OCSH5, OCSH7)
-
コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4, OCSL6)
比較回路
32 ビ ッ ト フ リ ー ラ ン タ イ マ の カ ウ ン ト 値 と ア ウ ト プ ッ ト コ ン ペ ア レ ジ ス タ
(OCCP0 ∼ OCCP7) に設定したコンペア値を比較する回路です。
< 注意事項 >
コンペアタイマのブロックダイヤグラムについては , 「第 18 章 32 ビット フリーランタ
イマ」の「■ コンペアタイマのブロックダイヤグラム」を参照してください。
■ クロック
32 ビットアウトプットコンペアで使用するクロックを表 20.2-1 に示します。
表 20.2-1 32 ビットアウトプットコンペアで使用するクロック
クロック名
動作クロック
442
内容
周辺クロック (PCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.3
MB91665 シリーズ
20.3 端子
32 ビットアウトプットコンペアで使用する端子について説明します。
■ 概要
•
OUT0 ∼ OUT7 端子
32 ビットアウトプットコンペアの出力端子です。この端子は兼用端子です。
32 ビットアウトプットコンペアの OUT0 ∼ OUT7 端子として使用するには , 「2.4
端子の設定方法」を参照してください。
■ 端子とチャネルの対応
チャネルと端子の対応を表 20.3-1 に示します。
表 20.3-1 チャネルと端子の対応
チャネル
CM71-10158-1
0
出力端子
OUT0
1
OUT1
2
OUT2
3
OUT3
4
OUT4
5
OUT5
6
OUT6
7
OUT7
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
443
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.4
MB91665 シリーズ
20.4 レジスタ
32 ビットアウトプットコンペアで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 32 ビットアウトプットコンペアのレジスタ一覧
32 ビットアウトプットコンペアのレジスタ一覧を表 20.4-1 に示します。
表 20.4-1 32 ビットアウトプットコンペアのレジスタ一覧
チャネル
レジスタ略称
レジスタ名
FRTSEL
フリーランタイマ選択レジスタ
OCSH1
コンペア制御レジスタ上位 1
20.4.2
OCSL0
コンペア制御レジスタ下位 0
20.4.3
OCSH3
コンペア制御レジスタ上位 3
20.4.2
OCSL2
コンペア制御レジスタ下位 2
20.4.3
OCSH5
コンペア制御レジスタ上位 5
20.4.2
OCSL4
コンペア制御レジスタ下位 4
20.4.3
OCSH7
コンペア制御レジスタ上位 7
20.4.2
OCSL6
コンペア制御レジスタ下位 6
20.4.3
0
OCCP0
アウトプットコンペアレジスタ 0
20.4.1
1
OCCP1
アウトプットコンペアレジスタ 1
20.4.1
2
OCCP2
アウトプットコンペアレジスタ 2
20.4.1
3
OCCP3
アウトプットコンペアレジスタ 3
20.4.1
4
OCCP4
アウトプットコンペアレジスタ 4
20.4.1
5
OCCP5
アウトプットコンペアレジスタ 5
20.4.1
6
OCCP6
アウトプットコンペアレジスタ 6
20.4.1
7
OCCP7
アウトプットコンペアレジスタ 7
20.4.1
共通
0/1 共通
2/3 共通
4/5 共通
6/7 共通
444
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
18.4.1
CM71-10158-1
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.4
MB91665 シリーズ
アウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7)
20.4.1
32 ビットフリーランタイマのカウント値と比較するための値 ( コンペア値 ) を設定するレジ
スタです。32 ビットフリーランタイマを動作させる前に , このレジスタにコンペア値を設定
してください。
アウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7) のビット構成を図 20.4-1 に示しま
す。
図 20.4-1 アウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7) のビット構成
bit 31
0
OP31 ∼ OP0
R/W
属性
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
•
このレジスタは , 32 ビットフリーランタイマの動作中にも書き換えられます。
•
このレジスタに書き込んだ値は , 直ちにコンペア値に反映されます。そのため , 32 ビッ
トフリーランタイマの動作中にコンペア値を小さな値から大きな値へ書き換えると ,
32 ビットフリーランタイマの 1 回のカウント中に 2 回の割込み要求が発生します。
これを避けるには , 32 ビットフリーランタイマの割込み処理を利用して , このレジス
タを書き換えてください。
•
このレジスタは必ずワード (32 ビット単位 ) でアクセスしてください。
•
2 チャネルある 32 ビットフリーランタイマの内 , どちらのチャネルの 32 ビットフリー
ランタイマの値と, このレジスタに設定した値が比較されるかは, フリーランタイマ選
択レジスタ (FRTSEL) の設定によって異なります。詳しくは , 「第 18 章 32 ビット フ
リーランタイマ」の「18.4.1 フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL)」を参照して
ください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
445
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.4
20.4.2
MB91665 シリーズ
コンペア制御レジスタ上位 (OCSH1, OCSH3,
OCSH5, OCSH7)
32 ビットアウトプットコンペアを独立で使用するか , 対にして使用するかを設定するレジス
タです。また , 32 ビットアウトプットコンペア起動時に OUT0 ∼ OUT7 端子から出力する信
号レベルも設定します。
コンペア制御レジスタ上位 (OCSH1, OCSH3, OCSH5, OCSH7) のビット構成を図 20.4-2
に示します。
図 20.4-2 コンペア制御レジスタ上位 (OCSH1, OCSH3, OCSH5, OCSH7) のビット構成
bit
属性
初期値
15
14
13
12
11
10
9
8
未定義
未定義
未定義
CMOD
未定義
未定義
OTD1
OTD0
−
X
R/W
−
X
R/W
R/W
0
0
−
X
−
X
0
−
X
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
[bit15 ∼ bit13]:未定義ビット
446
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.4
MB91665 シリーズ
[bit12]:CMOD ( 出力レベル反転モードビット )
32 ビットアウトプットコンペアを独立で使用するか , 対にして使用するかを設定しま
す。この設定により , 端子から出力する波形の反転モードが変わります。
書込み値
説明
0
32 ビットアウトプットコンペアを独立で使用します。
アウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7) のコンペア値と 32
ビットフリーランタイマのカウント値が一致すると , 対応する端子から
の出力レベルが反転します。
1
32 ビットアウトプットコンペアを対にして使用します。
アウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7) のコンペア値と 32
ビットフリーランタイマの値が一致した場合の反転モードは次のよう
になります。
偶数チャネルのアウトプットコンペアレジスタ
(OCCP0, OCCP2,
OCCP4, OCCP6) のコンペア値と一致したとき:次の端子からの出力レベ
ルが反転します。
・チャネルに対応する端子からの出力レベル
・対にして使用している奇数チャネルに対応する端子からの出力レベル
奇数チャネルのアウトプットコンペアレジスタ
(OCCP1, OCCP3,
OCCP5, OCCP7) のコンペア値と一致したとき:次の端子からの出力レベ
ルが反転します。
・チャネルに対応する端子からの出力レベル
このビットに "1" を設定した場合の , OUT0 ∼ OUT7 端子の出力レベル反転タイミング
を表 20.4-2 に示します。
表 20.4-2 出力レベル反転タイミング
32 ビットフリーランタイマの
値とコンペア値が一致したレジスタ
CM71-10158-1
出力レベルが反転する端子
アウトプットコンペアレジスタ 0 (OCCP0)
OUT0 端子 , OUT1 端子
アウトプットコンペアレジスタ 1 (OCCP1)
OUT1 端子
アウトプットコンペアレジスタ 2 (OCCP2)
OUT2 端子 , OUT3 端子
アウトプットコンペアレジスタ 3 (OCCP3)
OUT3 端子
アウトプットコンペアレジスタ 4 (OCCP4)
OUT4 端子 , OUT5 端子
アウトプットコンペアレジスタ 5 (OCCP5)
OUT5 端子
アウトプットコンペアレジスタ 6 (OCCP6)
OUT6 端子 , OUT7 端子
アウトプットコンペアレジスタ 7 (OCCP7)
OUT7 端子
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
447
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
このビットに "1" を設定しても , 偶数チャネルと奇数チャネルのコンペア値が同じ値の
場合は , 32 ビットアウトプットコンペアを 1 チャネルずつ独立で使用する場合と同じ
動作になります。
•
2 チャネルの 32 ビットアウトプットコンペアを一対にして使用する場合は , このビッ
トに必ず "1" を書き込んでください。
[bit11, bit10]:予約ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit9]:OTD1 ( 出力レベルビット )
奇数チャネルの 32 ビットアウトプットコンペア起動時に端子 (OUT1, OUT3, OUT5,
OUT7) から出力する信号レベルを設定します。
OTD1
書込み時
0
"L" レベルが出力されます。
1
"H" レベルが出力されます。
読出し時
出力レベルが読み出されます。
< 注意事項 >
32 ビットアウトプットコンペアの動作中に , このビットを書き換えないでください。
[bit8]:OTD0 ( 出力レベルビット )
偶数チャネルの 32 ビットアウトプットコンペア起動時に端子 (OUT0, OUT2, OUT4,
OUT6) から出力する信号レベルを設定します。
OTD0
書込み時
0
"L" レベルが出力されます。
1
"H" レベルが出力されます。
読出し時
出力レベルが読み出されます。
< 注意事項 >
32 ビットアウトプットコンペアの動作中に , このビットを書き換えないでください。
448
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.4
MB91665 シリーズ
コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4,
OCSL6)
20.4.3
32 ビットアウトプットコンペアの動作を許可 / 禁止したり , 割込み要求の制御をしたりする
レジスタです。
コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4, OCSL6) のビット構成を図 20.4-3
に示します。
図 20.4-3 コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4, OCSL6) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
IOP1
IOP0
IOE1
IOE0
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
初期値
3
2
1
0
未定義
未定義
CST1
CST0
−
X
−
X
R/W
R/W
0
0
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
[bit7]:IOP1 ( 奇数チャネル比較結果一致割込み要求フラグビット )
奇数チャネルのアウトプットコンペアレジスタ (OCCP1, OCCP3, OCCP5, OCCP7) のコ
ンペア値と 32 ビットフリーランタイマのカウント値の比較結果が一致したことを示し
ます。
このビットが "1" のときに , IOE1 ビットに "1" が設定されていると , 比較結果一致割込
み要求が発生します。
IOP1
読出し時
書込み時
0
比較結果が一致しません。
このビットを"0"にクリアします。
1
比較結果が一致しました。
無視されます。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
[bit6]:IOP0 ( 偶数チャネル比較結果一致割込み要求フラグビット )
偶数チャネルのアウトプットコンペアレジスタ (OCCP0, OCCP2, OCCP4, OCCP6) のコ
ンペア値と 32 ビットフリーランタイマのカウント値の比較結果が一致したことを示し
ます。
このビットが "1" のときに , IOE0 ビットに "1" が設定されていると , 比較結果一致割込
み要求が発生します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
449
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.4
IOP0
MB91665 シリーズ
読出し時
書込み時
0
比較結果が一致しません。
このビットを"0"にクリアします。
1
比較結果が一致しました。
無視されます。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
[bit5]:IOE1 ( 奇数チャネル比較結果一致割込み許可ビット )
奇数チャネルのアウトプットコンペアレジスタ (OCCP1, OCCP3, OCCP5, OCCP7) の値
と 32 ビットフリーランタイマのカウント値との比較結果が一致したとき (IOP1=1) に ,
比較結果一致割込み要求を発生させるかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
比較結果一致割込み要求の発生を禁止します。
1
比較結果一致割込み要求の発生を許可します。
[bit4]:IOE0 ( 偶数チャネル比較結果一致割込み許可ビット )
偶数チャネルのアウトプットコンペアレジスタ (OCCP0, OCCP2, OCCP4, OCCP6) の値
と 32 ビットフリーランタイマのカウント値との比較結果が一致したとき (IOP0=1) に ,
比較結果一致割込み要求を発生させるかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
比較結果一致割込み要求の発生を禁止します。
1
比較結果一致割込み要求の発生を許可します。
[bit3, bit2]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit1]:CST1 ( 奇数チャネル比較動作許可ビット )
32ビットフリーランタイマのカウント値との奇数チャネルの32ビットアウトプットコ
ンペアの比較動作を許可 / 禁止します。
書込み値
説明
0
比較動作を禁止します。
1
比較動作を許可します。
< 注意事項 >
32 ビットフリーランタイマが停止すると , 32 ビットアウトプットコンペアの比較動作も
停止します。
450
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.4
MB91665 シリーズ
[bit0]:CST0 ( 偶数チャネル比較動作許可ビット )
32 ビットフリーランタイマのカウント値と , 偶数チャネルの 32 ビットアウトプットコ
ンペアの比較動作を許可 / 禁止します。
書込み値
説明
0
比較動作を禁止します。
1
比較動作を許可します。
< 注意事項 >
32 ビットフリーランタイマが停止すると , 32 ビットアウトプットコンペアの比較動作も
停止します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
451
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.5
MB91665 シリーズ
20.5 割込み
32 ビットフリーランタイマのカウント値が , アウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼
OCCP7) に設定した値 ( コンペア値 ) と一致すると , 割込み要求が発生します ( 比較結果一致
割込み要求 ) 。
32 ビットアウトプットコンペアで使用できる割込みについて表 20.5-1 に示します。
表 20.5-1 32 ビットアウトプットコンペアの割込み
割込み要求
比較結果一致
割込み要求
割込み要求フラグ
偶数チャネル :
OCSL の IOP0=1
奇数チャネル :
OCSL の IOP1=1
割込み要求許可
偶数チャネル :
OCSL の IOE0=1
奇数チャネル :
OCSL の IOE1=1
割込み要求のクリア
次のビットに "0" を書き込む
偶数チャネル :
OCSL の IOP0 ビット
奇数チャネル :
OCSL の IOP1 ビット
OCSL : コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4, OCSL6)
< 注意事項 >
•
割込み要求フラグが"1"のときに割込み要求の発生を許可すると割込みを許可した時点
で , 割込み要求が発生します。
割込み要求の発生を許可する場合は , 次のいずれかの処理を行ってください。
- 割込み要求の発生を許可する前に割込み要求をクリアする。
- 割込み許可と同時に割込み要求をクリアする。
452
•
各割込み要求の割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してく
ださい。
•
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼
ICR47) で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントロー
ラ」を参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.6
MB91665 シリーズ
20.6 動作説明と設定手順例
32 ビットアウトプットコンペアの動作について説明します。また , 動作状態を設定するため
の手順例も示します。
■ 概要
32 ビットアウトプットコンペアを 1 チャネルずつ独立で使用する場合と , 2 チャネルの
32 ビットアウトプットコンペアを一対にして使用する場合があります。
独立で使用する場合の動作
20.6.1
32 ビットアウトプットコンペアを 1 チャネルずつ独立で使用する場合の動作について説明し
ます。
■ 概要
コンペア制御レジスタ上位 (OCSH1, OCSH3, OCSH5, OCSH7) の CMOD ビットを "0" に
設定すると , 32 ビットアウトプットコンペアが 1 チャネルずつ独立で動作します。
32 ビットフリーランタイマのカウント値がアウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼
OCCP7) のコンペア値と一致すると, チャネルに対応した端子の出力レベルが反転しま
す。
< 注意事項 >
2 チャネルある 32 ビットフリーランタイマの内 , どちらのチャネルの 32 ビットフリーラ
ンタイマの値がアウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7) の値と比較されるか
は, フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL) の設定によって異なります。詳しくは ,「第
18章 32ビット フリーランタイマ」の
「18.4.1 フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL)」
を参照してください。
■ 動作
次のビットに "1" を書き込むと , 32 ビットアウトプットコンペアの動作が許可されま
す。
•
偶数チャネルの動作許可:コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4,
OCSL6) の CST0 ビット
•
奇数チャネルの動作許可:コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4,
OCSL6) の CST1 ビット
32 ビットアウトプットコンペアの動作が許可されているときに , 32 ビットフリーラン
タイマのカウント値がアウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7) のコンペア
値と一致すると , 次のビットが "1" に変わります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
453
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.6
MB91665 シリーズ
偶数チャネル:コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4, OCSL6) の IOP0
•
ビット
奇数チャネル:コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4, OCSL6) の IOP1
•
ビット
このとき , 割込み要求の発生が許可されていると比較結果一致割込み要求が発生しま
す。
また , OUT0 ∼ OUT7 端子からの出力レベルが反転します。
独立で使用する場合の動作を図 20.6-1 に示します。
図 20.6-1 独立で使用する場合の動作
ch.0 と ch.1 を個別に使用した場合
カウント値
FFFF FFFFH
BFFF FFFFH
7FFF FFFFH
3FFF FFFFH
0000 0000 H
時間
リセット
OCCP0
BFFFH
OCCP1
7FFFH
OUT0 端子
OUT1 端子
割込み要求クリア
割込み要求クリア
割込み要求クリア
ch.0 での割込み
割込み要求クリア
割込み要求クリア
割込み要求クリア
ch.1 での割込み
OCCP0:アウトプットコンペアレジスタ 0 (OCCP0)
OCCP1:アウトプットコンペアレジスタ 1 (OCCP1)
比較結果一致割込み要求や端子の出力レベルの変化は , 比較結果一致が検出されてか
ら発生します。
比較結果一致割込み要求の発生 / 端子の出力レベルの変化を図 20.6-2 に示します。
図 20.6-2 比較結果一致割込み要求の発生 / 端子の出力レベルの変化
周辺クロック (PCLK)
フリーランタイマの
カウント値
N−1
アウトプットコンペア
レジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7)
N
N−1
N
N
比較結果一致出力トリガ
出力レベル
454
割込み
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
割込み
CM71-10158-1
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.6
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
32 ビットアウトプットコンペアを 1 チャネルずつ独立で使用する場合は , コンペア制御
レジスタ上位 (OCSH1, OCSH3, OCSH5, OCSH7) の CMOD ビットに必ず "0" を書き込ん
でください。
20.6.2
一対にして使用する場合の動作
偶数チャネルと奇数チャネルの32ビットアウトプットコンペアを一対にして使用する場合の
動作について説明します。
■ 概要
コンペア制御レジスタ上位 (OCSH1, OCSH3, OCSH5, OCSH7) の CMOD ビットを "1" に
設定すると , 2 チャネルの 32 ビットアウトプットコンペアが一対で動作します。
偶数チャネルと奇数チャネルの 32 ビットアウトプットコンペアを一対にして使用する
ことにより , 1 回の割込みで 2 チャネル分のコンペア値を更新できます。
一対にして使用できる偶数チャネルと奇数チャネルの組合せは次のとおりです。
•
ch.0 と ch.1
•
ch.2 と ch.3
•
ch.4 と ch.5
•
ch.6 と ch.7
■ 動作
次のビットに "1" を書き込むと , 32 ビットアウトプットコンペアの動作が許可されま
す。
•
偶数チャネルの動作許可:コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4,
OCSL6) の CST0 ビット
•
奇数チャネルの動作許可:コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4,
OCSL6) の CST1 ビット
32 ビットアウトプットコンペアの動作が許可されているときに , 32 ビットフリーラン
タイマのカウント値がアウトプットコンペアレジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7) のコンペア
値と一致すると , 次のビットが "1" に変わります。
•
偶数チャネル:コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4, OCSL6) の IOP0
ビット
•
奇数チャネル:コンペア制御レジスタ下位 (OCSL0, OCSL2, OCSL4, OCSL6) の IOP1
ビット
このとき , 割込み要求が許可されていると比較結果一致割込み要求が発生します。
また , OUT0 ∼ OUT7 端子からの出力レベルが反転します。出力レベルが反転する端子
は, 32ビットフリーランタイマのカウント値が, どのチャネルのアウトプットコンペア
レジスタ (OCCP0 ∼ OCCP7) のコンペア値と一致したかで異なります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
455
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.6
MB91665 シリーズ
コンペア値が設定されているチャネルと出力レベルが反転する端子の対応を表 20.6-1
に示します。
表 20.6-1 コンペア値が設定されているチャネルと出力レベルが反転する端子の対応
32 ビットフリーランタイマの
値とコンペア値が一致したレジスタ
出力レベルが反転する端子
アウトプットコンペアレジスタ 0 (OCCP0)
OUT0 端子 , OUT1 端子
アウトプットコンペアレジスタ 1 (OCCP1)
OUT1 端子
アウトプットコンペアレジスタ 2 (OCCP2)
OUT2 端子 , OUT3 端子
アウトプットコンペアレジスタ 3 (OCCP3)
OUT3 端子
アウトプットコンペアレジスタ 4 (OCCP4)
OUT4 端子 , OUT5 端子
アウトプットコンペアレジスタ 5 (OCCP5)
OUT5 端子
アウトプットコンペアレジスタ 6 (OCCP6)
OUT6 端子 , OUT7 端子
アウトプットコンペアレジスタ 7 (OCCP7)
OUT7 端子
偶数チャネルと奇数チャネルを一対にして使用する場合の動作を図 20.6-3 に示しま
す。
図 20.6-3 偶数チャネルと奇数チャネルを一対にして使用する場合の動作
ch.0 と ch.1 を一対にして使用した場合
カウント値
FFFF FFFFH
BFFF FFFFH
7FFF FFFFH
3FFF FFFFH
0000 0000 H
時間
リセット
OCCP0
BFFFH
OCCP1
7FFFH
OUT0 端子
ch.0 に対応
OUT1 端子
ch.0 と ch.1 に対応
割込み要求クリア
割込み要求クリア
割込み要求クリア
ch.0 での割込み
割込み要求クリア
割込み要求クリア
割込み要求クリア
ch.1 での割込み
OCCP0:アウトプットコンペアレジスタ 0 (OCCP0)
OCCP1:アウトプットコンペアレジスタ 1 (OCCP1)
比較結果一致割込み要求や端子の出力レベルの変化は , 比較結果一致が検出されてか
ら発生します。
比較結果一致割込み要求の発生 / 端子の出力レベルの変化については ,「20.6.1 独立で
使用する場合の動作」を参照してください。
456
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.6
< 注意事項 >
•
偶数チャネルと奇数チャネルの32ビットアウトプットコンペアを一対にして使用する
場合は , コンペア制御レジスタ上位 (OCSH1, OCSH3, OCSH5, OCSH7) の CMOD
ビットに必ず "1" を書き込んでください。
•
2 チャネルある 32 ビットフリーランタイマの内 , どちらのチャネルの 32 ビットフリー
ランタイマの値がアウトプットコンペアレジスタ (OCCP0∼OCCP7) の値と比較され
るかは , フリーランタイマ選択レジスタ (FRTSEL) の設定によって異なります。詳し
くは , 「第 18 章 32 ビット フリーランタイマ」の「18.4.1 フリーランタイマ選択レ
ジスタ (FRTSEL)」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
457
第 20 章 32 ビット アウトプット コンペア
20.6
458
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
MB91665 シリーズ
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロード
タイマ
16 ビットリロードタイマの機能と動作について説
明します。
21.1 概要
21.2 構成
21.3 端子
21.4 レジスタ
21.5 割込み
21.6 動作説明と設定手順例
21.7 使用上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
459
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.1
MB91665 シリーズ
21.1 概要
16 ビットリロードタイマは , あらかじめ設定した値からカウントダウンするダウンカウンタ
です。このタイマは , 内部クロック ( 周辺クロック ) と同期してカウントダウンするインター
バルタイマとして使用できるほか , 外部イベントをカウントするイベントカウンタとしても
使用できます。
本製品は , 16 ビットリロードタイマを 3 チャネル内蔵しています。
■ 概要
•
タイマモード:インターバルタイマモードまたはイベントカウンタモードとして使
用できます。
-
インターバルタイマモード
内部クロック ( 周辺クロック ) に同期してカウントダウンします。内部クロック
( 周辺クロック ) は , 6 種類 ( 周辺クロック (PCLK) の 2 分周 , 4 分周 , 8 分周 , 16
分周 , 32 分周 , 64 分周 ) から選択します。
-
イベントカウンタモード
外部クロックのエッジ ( 立下りエッジ / 立上りエッジ / 両エッジ ) を検出してカ
ウントします。
また , ch.0 の出力を ch.1 で , ch.1 の出力を ch.2 でカウントするカスケードモード
も利用できます。
•
•
動作モード:次の 4 種類から選択できます。
-
シングルモード : タイマカウンタ
-
デュアルモード : PPG (Programmable Pulse Generator)
-
コンペアモード : PWM (Pulse Width Modulator)
-
キャプチャモード : PWC (Pulse Width Counter)
入力端子機能:インターバルタイマモード時は , 入力端子の機能をトリガ入力機能 /
ゲート入力機能の中から選択できます。
-
トリガ入力機能
入力端子から有効エッジ ( 立下りエッジ / 立上りエッジ / 両エッジ ) を検出する
と , カウントを開始します。
-
ゲート入力機能
入力端子から有効レベルが入力されている間だけカウント動作を続けます。
•
割込み要求
ダウンカウンタがアンダフローしたときに割込み要求 (UF ビット ) を発生できます
( すべてのモード時 )。
再トリガ発生した際にキャプチャ割込み (EF ビット ) を発生できます ( キャプチャ
モード時のみ )。
コンペア一致した際にコンペア割込み (EF ビット ) を発生できます ( イベントカウ
ンタモードのコンペアモード時のみ )。
460
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.2
MB91665 シリーズ
21.2 構成
16 ビットリロードタイマの構成を示します。
■ 16 ビットリロードタイマのブロックダイヤグラム
16 ビットリロードタイマのブロックダイヤグラムを図 21.2-1 に示します。
図 21.2-1 16 ビットリロードタイマのブロックダイヤグラム
周
辺
バ
ス
リード/ライト可能
モード制御
リロードセレクタ
リード/ライト
可能
TMRLRA
バッファ
TMRLRB
リードオンリ
MOD1
リロード
RELD
キャプチャモード
リード/ライト
可能
MOD0
INTE
TMR
アンダフロー
UF
割込み要求
コンペアモード
カウント
比較器
比較結果
EF
ワンショット終了
キャプチャ
OUTL
周辺クロック
(PCLK)
カウント制御
カウント許可
トリガ
トリガ
出力
FF
TMO端子
CNTE
TRG
ゲート
CSL2
CSL1
クロック選択回路
選択
プリスケーラ
TMI端子
周辺クロック
(PCLK)
GATE
エッジ
制御
周辺クロック
(PCLK)
入力
+
同期化
FF
CSL0
ゲート
制御
TRGM1
選択
TRGM0
TMCSR
ビット順不同
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
461
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.2
•
MB91665 シリーズ
コントロールステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2)
16 ビットリロードタイマの動作を制御するレジスタです。
•
16ビットタイマリロードレジスタA/B (TMRLRA0∼TMRLRA2/TMRLRB0∼TMRLRB2)
リロード値を設定するレジスタです。
•
16 ビットタイマレジスタ (TMR0 ∼ TMR2)
ダウンカウンタとして動作します。このレジスタを読み出すとダウンカウンタの値
が読み出せます。
•
プリスケーラ
インターバルタイマモードを選択した場合 , 周辺クロック (PCLK) を分周します。
•
クロック選択回路
カウント用クロックを選択します。
•
エッジ制御部
TMI0 ∼ TMI2 端子をトリガ入力端子として使用するときに , 信号の検出エッジを制
御します。
•
ゲート制御部
TMI0 ∼ TMI2 端子をゲート入力端子として使用するときに , 端子から入力される信
号レベルを制御します。
•
カウント制御部
16 ビットリロードタイマのカウントを制御します。
■ クロック
16 ビットリロードタイマで使用するクロックを表 21.2-1 に示します。
表 21.2-1 16 ビットリロードタイマで使用するクロック
クロック名
動作クロック
内容
周辺クロック (PCLK)
備考
−
カウント用クロック 内部クロック ( 周辺クロッ 周辺クロック (PCLK) を分周して
ク)
生成
外部クロック
462
TMI0 ∼ TMI2 端子から入力
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.3
MB91665 シリーズ
21.3 端子
16 ビットリロードタイマで使用する端子について説明します。
■ 概要
16 ビットリロードタイマには次の 2 種類の端子があります。
•
TMO0 ∼ TMO2 端子
16 ビットリロードタイマの波形出力端子です。
この端子は兼用端子です。16 ビットリロードタイマの波形出力端子として使用する
には「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
•
TMI0 ∼ TMI2 端子
16 ビットリロードタイマの入力端子です。設定によってカウント用クロック , トリ
ガ , ゲートを入力します。
この端子は兼用端子です。16 ビットリロードタイマの入力端子として使用するには
「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
■ 端子とチャネルの対応
チャネルと端子の対応を表 21.3-1 に示します。
表 21.3-1 チャネルと端子の対応
チャネル
CM71-10158-1
波形出力端子
入力端子
0
TMO0
TMI0
1
TMO1
TMI1
2
TMO2
TMI2
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
463
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
MB91665 シリーズ
21.4 レジスタ
16 ビットリロードタイマで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 16 ビットリロードタイマのレジスタ一覧
16 ビットリロードタイマのレジスタ一覧を表 21.4-1 に示します。
表 21.4-1 16 ビットリロードタイマのレジスタ一覧
チャネル
0
1
2
464
レジスタ略称
TMCSR0
コントロールステータスレジスタ 0
レジスタ名
参照先
21.4.1
TMRLRA0
16 ビットタイマリロードレジスタ A0
21.4.2
TMRLRB0
16 ビットタイマリロードレジスタ B0
21.4.2
TMR0
16 ビットタイマレジスタ 0
21.4.3
TMCSR1
コントロールステータスレジスタ 1
21.4.1
TMRLRA1
16 ビットタイマリロードレジスタ A1
21.4.2
TMRLRB1
16 ビットタイマリロードレジスタ B1
21.4.2
TMR1
16 ビットタイマレジスタ 1
21.4.3
TMCSR2
コントロールステータスレジスタ 2
21.4.1
TMRLRA2
16 ビットタイマリロードレジスタ A2
21.4.2
TMRLRB2
16 ビットタイマリロードレジスタ B2
21.4.2
TMR2
16 ビットタイマレジスタ 2
21.4.3
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
MB91665 シリーズ
コントロールステータスレジスタ
(TMCSR0 ∼ TMCSR2)
21.4.1
16 ビットリロードタイマの動作を制御するレジスタです。
コントロールステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2) のビット構成を図 21.4-1 に示
します。
図 21.4-1 コントロールステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2) のビット構成
bit
属性
15
14
13
12
11
10
9
8
MOD1
MOD0
TRGM1
TRGM0
CSL2
CSL1
CSL0
GATE
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
7
6
5
4
3
2
1
0
EF
未定義
OUTL
RELD
INTE
UF
CNTE
TRG
−
X
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
初期値
bit
属性
R/W
初期値
0
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
[bit15, bit14]:MOD1, MOD0 ( モード選択ビット )
タイマの動作モードを以下のように選択します。
MOD1
0
1
MOD0
動作モード
0
シングルモード ( タイマカウンタ )
1
デュアルモード (PPG)
0
コンペアモード (PWM)
1
キャプチャモード (PWC)
各モードの詳細動作は , 「21.6 動作説明と設定手順例」を参照してください。
[bit13, bit12]:TRGM1, TRGM0 ( 入力端子動作選択ビット )
16 ビットリロードタイマの TMI0 ∼ TMI2 端子の動作を選択します。16 ビットリロー
ドタイマをインターバルタイマモードで使用している場合と , イベントカウンタモー
ドで使用している場合でこのビットの意味が異なります。
•
インターバルタイマモードの場合 (CSL2 ∼ CSL0=000 ∼ 101)
-
TMI0 ∼ TMI2 端子にトリガ入力機能を選択 (GATE =0)
有効エッジを選択します。
TMI0 ∼ TMI2 端子から入力される信号に , このビットで設定したエッジが検出
されると , ダウンカウンタがカウントダウンを開始します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
465
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
-
MB91665 シリーズ
TMI0 ∼ TMI2 端子にゲート機能を選択 (GATE =1)
有効レベルを選択します。
TMI0 ∼ TMI2 端子からこのビットで設定したレベルの信号が入力されている間
のみダウンカウンタがカウントダウンします。
TRGM1
TRGM0
トリガ入力選択時 *
(GATE =0)
ゲート機能選択時
(GATE =1)
0
0
エッジ検出禁止
"L" レベル
0
1
立上りエッジ
"H" レベル
1
0
立下りエッジ
"L" レベル
1
1
両エッジ
"H" レベル
* : TRG ビットに "1" を書き込んだ場合は , このビットの設定にかかわらず , ダウンカ
ウンタがカウントダウンを開始します。
•
イベントカウンタモードの場合 (CSL2 ∼ CSL0=110, 111)
有効エッジを選択します。
TMI0 ∼ TMI2 端子から入力される信号に , このビットで設定したエッジが検出され
ると , ダウンカウンタがカウントダウンします。
TRGM1
TRGM0
説明
0
0
設定禁止
0
1
立上りエッジ
1
0
立下りエッジ
1
1
両エッジ
< 注意事項 >
CNTE ビットでダウンカウンタの動作を停止 (CNTE=0) してから , このビットを書き換え
てください。
ただし , このビットと CNTE ビットを同時に書き換える場合は , CNTE ビットの値にかか
わらず書き換えられます。
466
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
MB91665 シリーズ
[bit11 ∼ bit9]:CSL2 ∼ CSL0 ( カウントソース選択ビット )
16 ビットリロードタイマのタイマモードを選択します。インターバルタイマモード時
は周辺クロック (PCLK) の分周比を , イベントカウンタモード時は , カスケードモード
で使用するか外部クロックを使用するかも選択します。
CSL2
CSL1
CSL0
説明
0
0
0
0
0
1
イ ン タ ー バ ル 周辺クロック (PCLK) の 2 分周 (=21)
タイマモード
周辺クロック (PCLK) の 4 分周 (=22)
0
1
0
周辺クロック (PCLK) の 8 分周 (=23)
0
1
1
周辺クロック (PCLK) の 16 分周 (=24)
1
0
0
周辺クロック (PCLK) の 32 分周 (=25)
1
0
1
周辺クロック (PCLK) の 64 分周 (=26)
1
1
0
1
1
1
イ ベ ン ト カ ウ カスケードモード *
ンタモード
外部クロック
* : カスケードモードを選択した場合の動作については , 「21.6.3 カスケードモード時
の動作」を参照してください。
< 注意事項 >
•
CNTE ビットでダウンカウンタの動作を停止 (CNTE=0) してから , このビットを書き
換えてください。
ただし , このビットと CNTE ビットを同時に書き換える場合は , CNTE ビットの値に
かかわらず書き換えられます。
•
2チャネルの16ビットリロードタイマをカスケード接続して使用する場合は, このビッ
トの設定を次のようにしてください。
- 小さい番号のチャネル:インターバルタイマモードまたは外部クロックを選択
- 大きい番号のチャネル:カスケードモードを設定
•
このビットでイベントカウンタモードを設定した場合は , GATE ビットの設定は無視
されます。
[bit8]:GATE ( ゲート入力許可ビット )
タイマモードをインターバルタイマモードに設定したときに TMI0 ∼ TMI2 端子に割り
当てる機能を選択します。
•
トリガ入力機能:TMI0∼TMI2端子から有効エッジが入力されると, カウントダウン
を開始します。
•
ゲート機能:TMI0∼TMI2端子から有効レベルが入力されている間だけ, カウントダ
ウンします。
書込み値
CM71-10158-1
説明
0
トリガ入力機能
1
ゲート機能
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
467
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
CNTE ビットでダウンカウンタの動作を停止 (CNTE=0) してから , このビットを書き
換えてください。
ただし , このビットと CNTE ビットを同時に書き換える場合は , CNTE ビットの値に
かかわらず書き換えられます。
•
CSL2 ∼ CSL0 ビットでイベントカウンタモードを選択 (CSL2 ∼ CSL0=110/111) した
場合は , このビットの設定は無視されます。
[bit 7]:EF( 拡張割込みフラグ )
イベントカウントモードのコンペアモード (PWM) 時にコンペア一致割込み , または ,
キャプチャモード (PWC) 時にキャプチャ入力割込みが発生したことを示すフラグで
す。
セット要因
イベントカウンタモードのコン TMR = TMRLRB からのカウント
ペアモード (PWM) 時 *
ダウン
キャプチャモード (PWC) 時
クリア要因
キャプチャ入力 ( 再トリガ )
本ビットへの "0" 書込み , または , リセット
* インターバルタイマモード時にコンペア一致割込みは発生しません。
このビットへの "1" 書込みは無効です。
コンペアモードでは , カウントクロックに同期して , セット・クリアを行います。
リードモディファイライト系命令における読出し値は , 常に "1" となります。
[bit6]:未定義ビット
468
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
MB91665 シリーズ
[bit5]:OUTL ( 出力極性指定ビット )
16 ビットリロードタイマ起動時に , TMO0 ∼ TMO2 端子から出力する信号レベルを指
定します。
書込み値
説明
0
通常極性 ("L" レベル )
1
反転極性 ("H" レベル )
< 注意事項 >
CNTE ビットでダウンカウンタの動作を停止 (CNTE=0) してから , このビットを書き換え
てください。
ただし , このビットと CNTE ビットを同時に書き換える場合は , CNTE ビットの値にかか
わらず書き換えられます。
[bit4]:RELD ( リロード動作許可ビット )
16 ビットリロードタイマの動作モードを次のいずれかから選択します。
•
ワンショットモード
ダウンカウンタがアンダフローすると , 次に起動トリガが入力されるまでカウント
動作を停止するモードです。
•
リロードモード
ダウンカウンタがアンダフローすると , 16 ビットタイマリロードレジスタ A
(TMRLRA0 ∼ TMRLRA2) の値をダウンカウンタにリロードしてカウント動作を続
けるモードです。
書込み値
説明
0
ワンショットモード *
1
リロードモード
* ただし, デュアルワンショット機能ではTMRLRAのアンダフローと同時にTMRLRB
のリロードを行い , カウントを継続します。その後 , TMRLRB のアンダフローと同
時にカウント動作を停止します。
< 注意事項 >
CNTE ビットでダウンカウンタの動作を停止 (CNTE=0) してから , このビットを書き換え
てください。
ただし , このビットと CNTE ビットを同時に書き換える場合は , CNTE ビットの値にかか
わらず書き換えられます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
469
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
MB91665 シリーズ
[bit3]:INTE ( 割込み要求許可ビット )
ダウンカウンタがアンダフローしたとき (UFビット=1) に, アンダフロー割込み要求を
発生させるかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
アンダフロー (UF) 割込み要求 , 拡張 (EF) 割込み要求の
発生を禁止します。
1
アンダフロー (UF) 割込み要求 , 拡張 (EF) 割込み要求の
発生を許可します。
[bit2]:UF ( アンダフロー割込み要求フラグビット )
ダウンカウンタがアンダフローしたことを示します。
このビットが "1" のときに INTE ビットに "1" が設定されていると , アンダフロー割込
み要求が発生します。
UF
読出し時
書込み時
0
ダウンカウンタはアンダフローしてい このビットを"0"にクリアします。
ません。
1
ダウンカウンタがアンダフローしまし 無視されます。
た。
[bit1]:CNTE ( カウント動作許可ビット )
ダウンカウンタの動作を許可 / 停止します。
書込み値
説明
0
カウント動作を停止します。
1
カウント動作を許可します ( 起動トリガ待ち ) 。
< 注意事項 >
ダウンカウンタの動作中に , このビットに "0" を書き込むとダウンカウンタは停止します。
470
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
MB91665 シリーズ
[bit0]:TRG ( ソフトウェアトリガビット )
16 ビットリロードタイマをソフトウェアで起動します。このビットに "1" を書き込む
と , ダウンカウンタは 16 ビットタイマリロードレジスタ A (TMRLRA0 ∼ TMRLRA2)
の値をロードして , カウント動作を開始します。
TRG
書込み時
0
無視されます。
1
16 ビットリロードタイマを起動します。
読出し時
"0" が読み出されます。
< 注意事項 >
•
•
CM71-10158-1
CNTE ビットが "0" のときにこのビットに "1" を書き込んでも , ダウンカウンタは動作
しません。
16ビットリロードタイマの動作が許可 (CNTE=1) されているときに, このビットに"1"
を書き込むと, TRGM1, TRGM0ビットの設定にかかわらずダウンカウンタが動作を開
始します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
471
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
MB91665 シリーズ
16 ビットタイマリロードレジスタ A/B
(TMRLRA0 ∼ TMRLRA2/ TMRLRB0 ∼ TMRLRB2)
21.4.2
ダウンカウンタの初期値を設定するレジスタです。
リロードモード時はアンダフローが発生すると , このレジスタの値がダウンカウンタにリ
ロードされます。
16 ビットタイマリロードレジスタ A (TMRLRA0 ∼ TMRLRA2) , 16 ビットタイマリロー
ドレジスタ B (TMRLRB0 ∼ TMRLRB2) のビット構成を図 21.4-2 に示します。
図 21.4-2 16 ビットタイマリロードレジスタ A (TMRLRA0 ∼ TMRLRA2) ,
16 ビットタイマリロードレジスタ B (TMRLRB0 ∼ TMRLRB2) のビット構成
bit 15
0
D15 ∼ D0
R/W
属性
X
初期値
R/W:リード / ライト可能
X:不定
TMRLRB0,1,2 は TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1, MOD0 の設定により以下のよ
うに使用されます。
モード
MOD1
MOD1
シングルモード
( タイマカウンタ )
0
0
リロードカウンタ値
使用しません
デュアルモード
(PPG)
0
1
L 幅 (OUTL=0 時 )
カウンタ値
H 幅 (OUTL=0 時 )
カウンタ値
コンペアモード
(PWM)*2
1
0
周期カウンタ値 *1
H 幅 (OUTL=0 時 )
カウンタ値 *1
キャプチャモード
(PWC)
1
1
リロードカウンタ値
再トリガ入力時の
TMR 値を格納
TMRLRA の機能
TMRLRB の機能
*1 TMRLRA > TMRLRB 条件のとき。
472
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
MB91665 シリーズ
*2 コンペアモード時のH幅・L幅はTMRLRA, TMRLRBの値によって, 以下となります。
-
TMRLRB < TMRLRA のとき (OUTL=0) TMRLRA+1 の周期 , TMRLRB の "H" 幅
TMRLRA+1
TMRLRB
(OUTL=1) TMRLRA+1 の周期 , TMRLRB の "L" 幅
TMRLRA+1
-
TMRLRB = 0
TMRLRB
のとき (OUTL=0)"L" 出力固定
(OUTL=1)"H" 出力固定
-
TMRLRB > TMRLRA のとき (OUTL=0)"H" 出力固定
(OUTL=1)"L" 出力固定
-
TMRLRB = TMRLRA のとき (OUTL=0) 1サイクルの"L"出力, TMRLRB の"H"幅
(OUTL=1) 1サイクルの"H"出力, TMRLRB の"L"幅
このレジスタへの書込み / 読出しは , 必ず 16 ビットデータ転送命令で行ってください。
カウンタ値として使用の際は , 0000H を書込んだときは 1 カウント , FFFFH を書込んだ
ときは 65,536 カウントするとアンダフローを発生します。
< 注意事項 >
このレジスタは必ずハーフワードでアクセスしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
473
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.4
MB91665 シリーズ
16 ビットタイマレジスタ (TMR0 ∼ TMR2)
21.4.3
このレジスタを読み出すとダウンカウンタの値が読み出せます。
16 ビットタイマレジスタ (TMR0 ∼ TMR2) のビット構成を図 21.4-3 に示します。
図 21.4-3 16 ビットタイマレジスタ (TMR0 ∼ TMR2) のビット構成
bit 15
0
D15 ∼ D0
属性
R
初期値
X
R:リードオンリ
X:不定
< 注意事項 >
このレジスタは必ずハーフワードで読み出してください。
474
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.5
MB91665 シリーズ
21.5 割込み
ダウンカウンタがアンダフローすると , アンダフロー割込み要求が発生します。
■ 概要
16 ビットリロードタイマで使用できる割込みについて表 21.5-1 に示します。
表 21.5-1 16 ビットリロードタイマの割込み
割込み要求
割込み要求フラグ
割込み要求許可
割込み要求のクリア
アンダフロー割 TMCSR の UF=1
込み要求
TMCSR の INTE=1 TMCSR の UF ビットに "0"
を書き込む
拡張割込み要求 TMCSR の EF=1
TMCSR の INTE=1 TMCSR の EF ビットに "0"
を書き込む
TMCSR : コントロールステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2)
< 注意事項 >
•
割込み要求フラグが"1"のときに割込み要求の発生を許可すると割込みを許可した時点
で , 割込み要求が発生します。
割込み要求の発生を許可する場合は , 次のいずれかの処理を行ってください。
- 割込み要求の発生を許可する前に割込み要求をクリアする。
•
•
CM71-10158-1
- 割込み許可と同時に割込み要求をクリアする。
各割込み要求の割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してく
ださい。
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼
ICR47) で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントロー
ラ」を参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
475
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
21.6 動作説明と設定手順例
16 ビットリロードタイマの動作について説明します。また , 各動作状態を設定するための手
順例も示します。
■ 概要
16 ビットリロードタイマは , あらかじめ設定した値からカウントダウンするダウンカ
ウンタです。コントロールステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2) の CSL2 ∼ CSL0
ビットでタイマモードを次の中から選択できます。
•
インターバルタイマモード (CSL2 ∼ CSL0=000 ∼ 101)
周辺クロック (PCLK) を分周したカウント用クロックで動作します。
•
イベントカウンタモード (CSL2 ∼ CSL0=110, 111)
TMI0 ∼ TMI2 端子から有効エッジが入力されるたびにカウントするモードです。
また , ch.0 の出力を ch.1 で ch.1 の出力を ch.2 でカウントするカスケードモードも使
用できます。
■ TMO0 ∼ TMO2 端子から出力される信号レベルの設定方法
TMO0 ∼ TMO2 端子から出力される信号レベルはコントロールステータスレジスタ
(TMCSR0 ∼ TMCSR2) の OUTL ビットの設定によって異なります。
476
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
OUTL ビットと出力波形の対応を図 21.6-1 に示します。
図 21.6-1 コンペアモード (PWM) 以外の TMO 出力
OUTL 初期値 トリガ
モード
シングルモード
(タイマカウンタ)
ワンショット時
0
シングルモード
(タイマカウンタ)
リロード時
0
デュアルモード
(PPG)
ワンショット時
0
デュアルモード
(PPG)
リロード時
0
カウント中
UF
A
UF
UF
トリガ待ち状態
1
A
A
A
B
A
B
A
1
トリガ待ち状態
1
A
1
※ キャプチャモード時にタイマ出力許可した場合 , タイマ出力波形はシングルモード
と同様です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
477
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
下図の CMP( 比較一致 ) は , TMRLRB = TMR からダウンカウントが発生したタイミン
グを表します。
図 21.6-2 コンペアモード (PWM) の TMO 出力
モード
OUTL 初期値 トリガ カウント中
コンペアモード(PWM)
ワンショット時
(TMRLRB < TMRLRA)
0
コンペアモード(PWM)
ワンショット時
(TMRLRB = TMRLRA)
0
コンペアモード(PWM)
リロード時
(TMRLRB < TMRLRA)
0
コンペアモード(PWM)
リロード時
(TMRLRB = TMRLRA)
0
CMP
カウント中
UF
A
CMP
トリガ待ち状態
1
A
1カウント
トリガ待ち状態
1
A
1
A
モード
1カウント
1
OUTL 初期値 トリガ カウント中
Hクリップ
コンペアモード(PWM)
ワンショット時
(TMRLRB > TMRLRA)
0
コンペアモード(PWM)
ワンショット時
(TMRLRB = 0)
0
コンペアモード(PWM)
リロード時
(TMRLRB > TMRLRA)
0
コンペアモード(PWM)
リロード時
(TMRLRB = 0)
0
UF
A
カウント中
トリガ待ち状態
1
Lクリップ
A
トリガ待ち状態
1
Hクリップ
478
1カウント
A
1
Lクリップ
A
1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
21.6.1
インターバルタイマモード時の動作
16 ビットリロードタイマを内部クロック ( 周辺クロック ) に同期してカウントするインター
バルタイマモードで使用する場合の動作について説明します。
カウント用クロックは , 周辺クロック (PCLK) を分周して生成されます。
■ 設定
16 ビットリロードタイマをインターバルタイマモードで使用する場合に必要な設定に
ついて説明します。
● インターバルタイマモードの設定
16 ビットリロードタイマをインターバルタイマモードで使用する場合は , コントロー
ルステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2) の CSL2 ∼ CSL0 ビットを次のいずれか
に設定し , 周辺クロック (PCLK) の分周比を選択します。
CSL2
CSL1
CSL0
タイマモード
周辺クロックの分周比
0
0
0
インターバルタイマモード 2 分周 (=21)
0
0
1
4 分周 (=22)
0
1
0
8 分周 (=23)
0
1
1
16 分周 (=24)
1
0
0
32 分周 (=25)
1
0
1
64 分周 (=26)
● カウンタの動作選択
カウンタのアンダフローが発生したときの動作をモード選択ビット (TMCSR レジスタ
の bit15, bit14:MOD1, MOD0) と , リ ロ ー ド 動 作 許 可 ビ ッ ト (TMCSR レ ジ ス タ の
bit4:RELD) で選択します。
各モードでの動作詳細は動作の項を参照してください。
MOD1 MOD0
0
モード
0
1
1
アンダフロー発生時の動作
0( ワンショット ) カウントを FFFFH で停止
シングルモード
( タイマカウンタ )
1( リロード )
TMRLRA をリロード
0
1
RELD
デュアルモード
(PPG)
コンペアモード
(PWM)
0( ワンショット )
① TMRLRB をリロード
② カウントを FFFFH で停止 *
1( リロード )
TMRLRA と TMRLRB を交互に
リロード
0( ワンショット ) カウントを FFFFH で停止
1( リロード )
TMRLRA をリロード
キャプチャモード 0( ワンショット ) カウントを FFFFH で停止
(PWC)
1( リロード )
TMRLRA をリロード
* 詳細は , 「● デュアルモード (PPG) ワンショット動作」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
479
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
本タイマで実現できる機能の代表的なタイマ出力波形を以下に示します。
図 21.6-3 各モードの TMO 出力波形 (OUTL=0 時 )
シングルモード(タイマカウンタ)
ワンショット
TMO出力
起動トリガ
シングルモード(タイマカウンタ)
リロード
TMO出力
アンダフロー
コンペア一致
TMRLRAからダウンカウント
(パルス幅 TMRLRA+1)
TMRLRBからダウンカウント
(パルス幅 TMRLRB+1)
デュアルモード(PPG)
ワンショット
割込み発生可能(UFビットセット)
TMO出力
パルス幅の計算方法
パルス幅 =T×(L+1)
T カウント用クロックの周期
デュアルモード(PPG)
リロード
L 16ビットタイマリロードレジスタA/B
(TMRLRA,TMRLRB)
TMO出力
コンペアモード(PWM)
リロード
TMO出力
TMRLRA > TMRLRB 時
PWC モードはキャプチャ入力・カウンタ値・キャプチャレジスタの値を示します。
図 21.6-4 キャプチャモード (PWC) 時の動作
キャプチャモード(PWC)
リロード
起動トリガ
キャプチャ入力
(TMI有効エッジ)
TMI入力
アンダフロー
カウンタ値
TMRLRA… CNT_a
リロード
TMRLRA
TMRLRBレジスタ
TMRLRA… CNT_b
……
リロード
0
CNT_a
TMRLRAからダウンカウント
リロード
TMRLRA …
割込み発生可能(UFビットセット)
割込み発生可能(EFビットセット)
CNT_b
※立上りエッジを有効エッジに指定した時
480
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
● TMI0 ∼ TMI2 端子機能の設定
コントロールステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2) の TRGM1, TRGM0 ビットと
GATE ビットで , TMI0 ∼ TMI2 端子の機能を次の中から選択できます。
各ビットの組み合わせを表 21.6-1 に示します。
表 21.6-1 各ビットの組み合わせ
TRGM1,
TRGM0
GATE
端子の機能
00
0
TMI0 ∼ TMI2 端子は機能しません。
01
0
TMI0 ∼ TMI2 端子はトリガ入力機能として動作します。
有効エッジは立上りエッジです。
10
0
TMI0 ∼ TMI2 端子はトリガ入力機能として動作します。
有効エッジは立下りエッジです。
11
0
TMI0 ∼ TMI2 端子はトリガ入力機能として動作します。
有効エッジは両エッジです。
00/10
1
TMI0 ∼ TMI2 端子はゲート入力機能として動作します。
有効レベルは "L" レベルです。
01/11
1
TMI0 ∼ TMI2 端子はゲート入力機能として動作します。
有効レベルは "H" レベルです。
■ 起動
TMCSR レジスタの bit1:CNTE ビットに "1" を書き込むとカウンタは起動トリガ待ち状
態になります。
•
TMI 入力がトリガ入力機能時
起動トリガ待ち状態中に TMCSR レジスタの bit0:TRG ビットへの "1" 書込み , また
は TMI 入力による外部トリガが入力されると , プリスケーラのクリアが発生し , タ
イマはリロードレジスタ TMRLRA から値をロードしてダウンカウント動作を行い
ます。
TMI 入力は , 2 × T (T は周辺クロック (PCLK) 周期 ) 以上のパルスを入力してくだ
さい。
タイマの起動について , 下図に示します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
481
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
図 21.6-5 タイマの起動 ( トリガ入力機能・立上りエッジトリガ選択時 )
周辺クロック(PCLK)
CNTE(レジスタ)
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
プリスケーラクリア
プリスケーラクロック
データロード
カウンタ値
•
TMRLRA
-1
-1
-1
TMI 入力がゲート入力機能時
起動トリガ待ち状態中に TMCSR レジスタの bit0:TRG ビットへ "1" 書込みを行うと ,
プリスケーラのクリアが発生し , タイマはリロードレジスタ TMRLRA から値をロー
ドし , 有効入力極性待ち状態になります。有効入力極性待ち状態で TMI 入力から有
効な極性のゲート入力があると , タイマはダウンカウント動作を行います。
TMI 入力は , 2 × T (T は周辺クロック (PCLK) 周期 ) 以上のパルスを入力してくだ
さい。
図 21.6-6 タイマの起動 ( ゲート入力機能時 )
周辺クロック(PCLK)
CNTE(レジスタ)
TRG (レジスタ)
プリスケーラクリア
プリスケーラクロック
データロード
TMI端子
カウンタ値
482
TMRLRA
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
-1
-1
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
■ 動作
● 再トリガ
タイマのカウント中にトリガが発生した場合のことを再トリガと呼びます。その際 , 以
下の動作を行います。
1. タイマ出力 (TMO) 許可のとき , TMO 出力を初期化
2. リロードレジスタ TMRLRA の値をカウンタにロード
3. プリスケーラのクリア
4. カウント継続
•
TMI 入力がトリガ入力機能時
図 21.6-7 再トリガ時の動作 (TMI はトリガ入力・立上りエッジトリガ時・ワンショット出力 )
カウントクロック
TMI端子
TTRG端子の
有効エッジ
再トリガ
TRG(レジスタ)
トリガ
CNTE(レジスタ)
プリスケーラ
クリア
カウント値
-1
TMRLRA
-1
TMRLRA
-1
-1
-1
TMO端子
(OUTL=0の時)
•
TMI 入力がゲート入力機能時
図 21.6-8 再トリガ時の動作 (TMI はゲート入力・H レベル時カウント・ワンショット出力 )
カウントクロック
TMI端子
CNTE(レジスタ)
プリスケーラ
クリア
カウント値
TRG(レジスタ)
TMRLRA
-1
-1
-1
TMRLRA
-1
-1
-1
再トリガ
TMO端子
(OUTL=0の時)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
483
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
キャプチャモード時のみ , 再トリガ発生によりカウント中の値を TMRLRB に転送し ,
TMCSR レジスタの EF ビットをセットします。
● アンダフロー / リロード
タイマが 0000H からダウンカウントする時をアンダフローとしています。アンダフ
ローが発生すると , TMCSR レジスタの bit2:UF ビットがセットされます。
タイマは " リロードレジスタの設定値+ 1" カウントでアンダフローを発生します。
● 割込み要求発生
TMCSR レジスタの bit3:INTE ビットが "1" のときに , bit2:UF ビット /bit7:EF ビット
がセットされると割込み要求が発生します。
インターバルタイマモードでは , 以下の条件のときに UF ビット /EF ビットがセッ
トされます。
UF ビットがセット:カウンタのアンダフローが発生したとき
EF ビットがセット:キャプチャモード (PWC) 時にキャプチャ入力が発生したと
き
割込み要求発生例を以下に示します。
図 21.6-9 UF 割込み要求出力動作 (TMCSR レジスタの bit4:RELD=1・bit3:INTE=1)
カウントクロック
カウンタ値
0001H
0000H
TMRLRA
-1
-1
-1
アンダフロー
UFビット
割込み要求
● レジスタ書込みとタイマ動作の同時動作
ユーザの操作によるレジスタ書込みとタイマ動作が同時に発生したときの実行動
作について下表に示します。
ユーザの操作
タイマ動作
実行する動作
UF ビットへの
UF ビットのセット
"0" 書込みによるクリア
UF ビットのセット
("0" 書込みは無効となる )
EF ビットへの
EF ビットのセット
"0" 書込みによるクリア
EF ビットのセット
("0" 書込みは無効となる )
リロードレジスタへの リ ト リ ガ に よ る タ イ マ の 旧データのリロード
書き込み
ロード
( 書換えた値は次の
リロード時にリロード )
以下 , 各設定の詳細動作について説明します。
484
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
● シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1,MOD0=00, bit4:RELD=0 のとき , タイマはアンダ
フローの発生により FFFFH で停止するシングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショッ
ト動作を行います。
シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット設定時にアンダフローが発生したとき
は , 以下の動作を行います。
-
TMCSR レジスタの UF ビットをセット
-
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
-
FFFFH でカウント停止
-
タイマ出力許可のとき , TMO 出力を初期化
-
タイマはトリガ待ち状態
シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット動作では TMRLRA はリロード時のカ
ウンタの初期値になります。TMRLRB は使用しません。
図 21.6-10 アンダフロー動作詳細 ( トリガ入力・立上りエッジトリガ選択時 )
カウントクロック
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
カウンタ値
0001H
0000H
FFFFH
TMRLRA
-1
-1
アンダフロー
UFビット
TMO端子
(OUTL=0の時)
リロード
起動トリガ待ち
カウント動作
図 21.6-11 シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット動作
(GATE=0: トリガ入力・立上りエッジトリガ選択時 )
アンダフロー
TMO端子
(OUTL=0の時)
CNTE(レジスタ)
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
起動トリガ待ち
カウント動作
TMRLRA+1
カウント
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
485
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
図 21.6-12 シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット動作
(GATE=1: ゲート入力 , TRGM:H 入力期間カウント )
アンダフロー
TMO端子
(OUTL=0の時)
CNTE(レジスタ)
TMI端子
TRG(レジスタ)
起動トリガ待ち
有効ゲート入力待ち
カウント動作
TMRLRB+1
カウント
TMRLRB+1
カウント
● シングルモード ( タイマカウンタ ) リロード動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1,MOD0=00, bit4:RELD=1 のとき , シングルモード
( タイマカウンタ ) リロード動作を行います。
シングルモード ( タイマカウンタ ) リロード動作は , トリガ入力により TMRLRA から
値をタイマへロードして , ダウンカウント動作を始めます。アンダフローが発生する
と , 再び TMRLRA から値をリロードしてダウンカウント動作を継続します。TMRLRA
の値はタイマがリロードする時間を表します。TMRLRB レジスタは使用しません。
シングルモード ( タイマカウンタ ) リロード設定時に , アンダフローが発生したときは
以下の動作を行います。
486
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
TMRLRA レジスタをカウンタにロード
•
タイマ出力許可のとき , TMO 出力を反転
•
ダウンカウント継続
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
図 21.6-13 シングルモード ( タイマカウンタ ) リロード動作
(GATE=0:トリガ入力 )
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
TMRLRA TMRLRA
TMRLRA+1
カウント
TMRLRA+1
カウント
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA
アンダフロー
UFビット
···
TMO端子
···
TMRLRA+1
カウント
···
TMRLRA+1
カウント
···
TMRLRA+1
カウント
···
TMRLRA+1
カウント
···
TMRLRA+1
カウント
(OUTL=0の時)
CNTE(レジスタ)
データロード
TRG(レジスタ)
起動トリガ待ち
カウント動作
図 21.6-14 シングルモード ( タイマカウンタ ) リロード動作
(GATE=1: ゲート入力 , TRGM:H 入力期間カウント )
タイマがロード
したレジスタ
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA TMRLRA
TMRLRA
アンダフロー
UFビット
TMO端子
···
TMRLRA+1
カウント
TMRLRA+1
カウント
···
···
TMRLRA+1
カウント
TMRLRA+1
カウント
··· ···
TMRLRA+1
カウント
TMRLRA+1
カウント
(OUTL=0の時)
TMI端子
CNTE(レジスタ)
データロード
TRG(レジスタ)
起動トリガ待ち
有効ゲート入力待ち
カウント動作
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
487
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
● デュアルモード (PPG) ワンショット動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1,MOD0=01, bit4:RELD=0 のとき , タイマはデュア
ルモード (PPG) ワンショット動作を行います。
デュアルモード (PPG) ワンショット動作では , TMRLRA → TMRLRB の順に 1 回ずつ
値をカウンタへロードして , それぞれダウンカウントを行い , 2 回目のアンダフローに
よりカウントを停止します。
bit6:OUTL=0 のとき , TMRLRA の値はタイマの起動 (TMO 出力は "L" レベル ) から TMO
出力が H へトグルするまでの時間 , TMRLRB の値は TMO 出力の "H" 幅の時間を示し
ます。
下図のようなパルスを生成します (PPG のような動作を行います ) 。
H幅=TMRLRB
トリガ
TMO端子
Delay
= TMRLRA
1 回目のアンダフロー (UF-A) が発生したときは以下の動作を行います。
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
TMRLRB をカウンタにロード
•
TMO 出力を反転
•
TMRLRB からダウンカウント開始
2 回目のアンダフロー (UF-B) が発生したときは以下の動作を行います。
488
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
FFFFH でカウント停止
•
TMO 出力を初期化
•
タイマは起動トリガ待ち状態へ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
図 21.6-15 デュアルモード (PPG) ワンショット動作
( トリガ入力・立上りエッジトリガ選択時 )
カウントクロック
···
···
アンダフロー
···
UF-A
UFビット
···
UF-B
···
UF-A
···
CNTE(レジスタ)
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
TMO端子
(OUTL=0の時)
起動トリガ待ち
タイマがリロード
したレジスタ
カウンタ値
TMRLRA + 1
カウント
TMRLRB + 1
カウント
TMRLRA
A:TMRLRA
B:TMRLRB
A -1 · · ·
起動トリガ待ち
TMRLRB
0 B -1 -1 -1 -1 · · ·
0
FFFFH
TMRLRA + 1
カウント
TMRLRB + 1
カウント
TMRLRA
TMRLRB
A -1 · · ·
0 B -1 -1
図 21.6-16 デュアルモード (PPG) ワンショット動作 ( ゲート入力 )
カウントクロック
···
···
···
アンダフロー
UF-A
UFビット
UF-B
···
UF-A
···
CNTE(レジスタ)
TRG(レジスタ)
TMI端子
TMO端子
(OUTL=1)
起動トリガ待ち
タイマがリロード
したレジスタ
カウンタ値
CM71-10158-1
TMRLRA + 1
カウント
TMRLRA
A:TMRLRA
B:TMRLRB
A -1 · · ·
TMRLRB + 1
カウント
起動トリガ待ち
TMRLRB
0 B -1 -1 -1 -1 · · ·
0
TMRLRA + 1
カウント
TMRLRA
FFFFH
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
A -1 · · ·
TMRLRB + 1
カウント
TMRLRB
0 B
-1
489
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
● デュアルモード (PPG) リロード動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1,MOD0=01, bit4: RELD=1 のとき , タイマはデュア
ルモード (PPG) リロード動作を行います。
デュアルモード (PPG) リロード動作では , TMRLRA をカウンタへロードして , ダウン
カウントを行い , アンダフローが発生すると , TMRLRB をカウンタへロードして , ダウ
ンカウントを行いアンダフローが発生すると , TMRLRA をカウンタへロードしてダウ
ンカウント・・・のように TMRLRA と TMRLRB を交互にロードしカウントを行う機
能です。
bit5:OUTL=0 のとき , TMRLRA の値はタイマの起動 (TMO 出力は L レベル ) から TMO
出力が "H" へトグルするまでの時間 , TMRLRB の値は TMO 出力の "H" 幅の時間を示
します。
TMRLRA から値をロードした後のダウンカウントでアンダフロー (UF-A) が発生した
ときは以下の動作を行います。
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
TMRLRB をカウンタにロード
•
TMO 出力を反転
•
TMRLRB からダウンカウント開始
TMRLRB から値をロードした後のダウンカウントでアンダフロー (UF-B) が発生した
ときは以下の動作を行います。
490
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
TMRLRA をカウンタにロード
•
TMO 出力を反転
•
TMRLRA からダウンカウント開始
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
図 21.6-17 デュアルモード (PPG) リロード動作 (GATE=0: トリガ入力 )
タイマがリロード
したレジスタ
A:TMRLRA
B:TMRLRB
A
B
アンダフロー
UF-A
UFビット
···
A
B
A
UF-B
A
B
UF-B
UF-A
···
B
UF-B
UF-A
···
A
··· ··· ···
UF-A
···
TMO端子
(OUTL=0の時)
CNTE(レジスタ)
データロード
TRG(レジスタ)
起動トリガ待ち
TMRLRAからカウント
TMRLRBからカウント
図 21.6-18 デュアルモード (PPG) リロード動作 (GATE=1: ゲート入力 , "H" 入力期間カウント )
タイマがリロード
したレジスタ
アンダフロー
UFビット
A:TMRLRA
B:TMRLRB
A
B
A
B
A
B
UF-B
UF-A
···
UF-B
UF-A
···
A
UF-A
···
···
TMO端子
(OUTL=0の時)
TMI端子
CNTE(レジスタ)
データロード
TRG(レジスタ)
起動トリガ待ち
有効ゲート入力待ち
TMRLRAからカウント
TMRLRBからカウント
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
491
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
● コンペアモード (PWM) ワンショット動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1,MOD0=10, bit4:RELD=0 のとき , ダウンカウント
ごとにカウンタ値 (TMR) と TMRLRB レジスタの値を比較するコンペアモード (PWM)
ワンショット動作を行います。トリガを受け付け後 , TMRLRA レジスタの値のロード
を行い , ダウンカウントを始めます。比較一致 (TMR = TMRLRB) からダウンカウント
すると , TMO 出力を反転させます。アンダフローが発生すると , カウント動作を停止・
TMO 出力を初期化し , 起動トリガ待ち状態になります。
TMRLRA の値はタイマの起動から停止するまでの時間 , TMRLRB の値は , TMO 出力の
H 幅が出力され始めるカウンタ値を示します。OUTL=0 のとき , TMR < TMRLRB のと
きに TMO 出力は "H" レベルとなります。
PWM として使用できます。
トリガ
入力
TMRLRB = H幅
TMO端子
TMRLRA = 周期
ダウンカウント開始時から TMR = TMRLRB となるまで (TMR ≧ TMRLRB のとき ) は
以下の動作を行います。
•
タイマはカウント継続
TMR = TMRLRB からダウンカウントが発生したときは以下の動作を行います。
•
タイマはカウント継続
( インターバルタイマモードでのコンペア動作時は , TMCSR レジスタの bit7:EF ビッ
トはセットされません。)
アンダフローが発生したときは以下の動作を行います。
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
タイマは FFFFH で停止
•
タイマは起動トリガ待ち状態
コンペア機能の動作は TMRLRA と TMRLRB の設定関係により変わります。
492
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
•
TMRLRB < TMRLRA を設定
上記レジスタ関係のとき , タイマへのロードを行ってから TMR = TMRLRB になる
まで , TMO 出力は "L" レベルとなります。比較一致 (TMR = TMRLRB) からダウン
カウントすると , TMO 出力を反転させて , アンダフローが発生するまで "H" レベル
となります。アンダフローが発生すると , TMO 出力は初期化されます。アンダフ
ローによりタイマはカウント動作を停止して起動トリガ待ち状態になります
(OUTL=0 のとき )。
図 21.6-19 コンペアモード (PWM) ワンショット動作 (TMRLRB < TMRLRA)
カウントクロック
アンダフロー
UFビット
リロード
TMO端子
TMRLRA + 1
カウント
TMRLRB
カウント
(OUTL=0の時)
起動トリガ
起動トリガ待ち
比較一致
からカウント
タイマがリロード
したレジスタ
•
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRB > TMRLRA を設定
上記レジスタ関係のとき , タイマへのロードを行うと , 既に TMR < TMRLRB となっ
ているので , TMO 出力は , 起動トリガが発生してからアンダフローが発生するまで
"H" レベルとなります。アンダフローの発生によりタイマは起動トリガ待ち状態と
なり , TMO 出力は "L" レベルとなります (OUTL=0 のとき )。
図 21.6-20 コンペアモード (PWM) ワンショット動作 (TMRLRB > TMRLRA)
カウントクロック
タイマがリロード
したレジスタ
アンダフロー
TMO端子
(OUTL=0の時)
起動トリガ
CM71-10158-1
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA+1
TMRLRA+1
起動トリガ待ち
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
起動トリガ待ち
493
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
•
MB91665 シリーズ
TMRLRB = TMRLRA を設定
上記レジスタ関係のとき , タイマへのロード後 , 1 カウントすると TMR < TMRLRB
となるので , TMO 出力は , ダウンカウント 1 カウント分 "L" レベルを出力し , アン
ダフローが発生するまで "H" レベルを出力します。アンダフローの発生によりタイ
マは起動トリガ待ち状態となり , TMO 出力は "L" レベルとなります (OUTL=0 のと
き )。
図 21.6-21 コンペアモード (PWM) ワンショット動作 (TMRLRB = TMRLRA)
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
TMRLRA
カウントクロック
···
···
アンダフロー
TMO端子
1カウント
(OUTL=0の時)
1カウント
TMRLRA+1
TMRLRA+1
起動トリガ待ち
起動トリガ
•
起動トリガ待ち
TMRLRB = 0 を設定
上記レジスタ関係のとき , TMR < TMRLRB となることはないので , ダウンカウント
開始時からアンダフローが発生するまで TMO 出力は "L" レベルとなります。アン
ダフロー発生後も "L" レベルのままです (OUTL=0 のとき )。
図 21.6-22 コンペアモード (PWM) ワンショット動作 (TMRLRB=0)
カウントクロック
···
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
···
TMRLRA
アンダフロー
TMO端子
(OUTL=0の時)
H
L
起動トリガ待ち
TMRLRA+1
起動トリガ待ち
TMRLRA+1
起動トリガ待ち
起動トリガ
494
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
● コンペアモード (PWM) リロード動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1,MOD0=10, bit4: RELD=1 のとき , タイマはダウン
カウントごとにカウンタ値 (TMR) と TMRLRB の値を比較し , 比較一致 (TMR =
TMRLRB) からダウンカウントすると TMO 出力を反転します。アンダフローが発生す
ると , 再び TMRLRA から値をロードしダウンカウント動作を行うコンペアモード
(PWM) リロード動作を行います。カウンタへのロードは TMRLRA から行います。
TMRLRA の値はタイマが起動してからリロードするまでのカウンタ周期 , TMRLRB の
値は , TMO 出力が "L" レベル出力から "H" レベル出力へ反転した後の "H" レベル幅を
示します。
TMR + 1 = TMRLRB のとき , TMO 出力は反転し , "H" レベルとなります (OUTL=0 のと
き )。
PWM として使用できます。
H幅 = TMRLRB
TMO端子
周期 = TMRLRA
ダウンカウント開始時から TMR = TMRLRB となるまで (TMR ≧ TMRLRB のとき ) は
以下の動作を行います。
•
カウント継続
TMR = TMRLRB からダウンカウントとなったときは以下の動作を行います。
•
カウント継続
( インターバルタイマモードでのコンペア動作時は , TMCSR レジスタの bit7:EF ビッ
トはセットされません。)
アンダフローが発生したときは以下の動作を行います。
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
TMRLRA から値をリロード
•
タイマはカウント継続
コンペア機能の動作は TMRLRA と TMRLRB の設定関係により変わります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
495
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
•
MB91665 シリーズ
TMRLRB < TMRLRA を設定
上記レジスタ関係のとき , タイマへのロードを行ってから TMR = TMRLRB の関係
になるまで , TMO 出力は , "L" レベルとなります。比較一致 (TMR = TMRLRB) から
ダウンカウントしたとき , TMO 出力を反転させ , アンダフローが発生するまで "H"
レベルとなります。アンダフローが発生すると , TMO 出力は初期化されます。アン
ダフローにより , タイマは TMRLRA からリロードを行い , カウント動作を継続しま
す (OUTL=0 のとき )。
図 21.6-23 コンペアモード (PWM) リロード動作 (TMRLRB < TMRLRA) トリガ入力
カウントクロック
···
···
···
···
···
···
アンダフロー
UFビット
···
···
···
リロード
TMO端子
TMRLRA + 1
カウント
(OUTL=0の時)
TMRLRB
カウント
TMRLRA + 1
カウント
TMRLRB
カウント
TMRLRA + 1
カウント
TMRLRB
カウント
比較一致から
ダウンカウント
···
EFビット
タイマがリロード
したレジスタ
•
TMRLRA
···
···
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRB > TMRLRA を設定
上記レジスタ関係のとき , 常に TMR < TMRLRB なので , TMO 出力は , 起動トリガ
が発生してからアンダフローが発生するまで "H" レベルとなります。アンダフロー
が発生しても TMO 出力は "H" レベルを継続します。また , アンダフローによりタ
イマは TMRLRA からロードを行い , カウント動作を継続します (OUTL=0 のとき )。
図 21.6-24 コンペアモード (PWM) リロード動作 (TMRLRB > TMRLRA) トリガ入力
カウントクロック
···
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
···
TMRLRA
···
TMRLRA
アンダフロー
UFビット
···
···
TMO端子
(OUTL=0の時)
TMRLRA+1
TMRLRA+1
TMRLRA+1
起動トリガ
496
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
•
TMRLRB = TMRLRA を設定
上記レジスタ関係のとき , タイマへのロード後 , 1 カウントすると TMR < TMRLRB
となるので , TMO 出力は , ダウンカウント 1 カウント分 "L" レベルを出力し , アン
ダフローが発生するまで "H" レベルを出力します。
アンダフローの発生によりタイマは TMRLRA からロードを行い , カウント動作を
継続します。TMO 出力は "L" レベルとなります (OUTL=0 のとき )。
図 21.6-25 コンペアモード (PWM) リロード動作 (TMRLRB = TMRLRA) トリガ入力
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
TMRLRA
カウントクロック
···
···
TMRLRA
···
アンダフロー
UFビット
···
TMO端子
1カウント
(OUTL=0の時)
1カウント
TMRLRB
1カウント
···
TMRLRB
1カウント
TMRLRB
TMRLRA+1
TMRLRA+1
TMRLRA+1
···
···
···
比較一致から
ダウンカウント
EFビット
L
起動トリガ
•
TMRLRB = 0 を設定
上記レジスタ関係のとき , タイマへのロード後 , TMR < TMRLRB となることはない
ので , ダウンカウント開始時からアンダフローが発生するまで TMO 出力は "L" レ
ベルとなります。アンダフローが発生後も "L" レベルのままです。
図 21.6-26 コンペアモード (PWM) リロード動作 (TMRLRB = 0) トリガ入力
カウントクロック
···
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
···
TMRLRA
···
TMRLRA
アンダフロー
UFビット
TMO端子
(OUTL=0の時)
···
H
L
TMRLRA+1
TMRLRA+1
···
TMRLRA+1
起動トリガ
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
497
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
● キャプチャモード (PWC) 動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1,MOD0=11 のとき , タイマはキャプチャ動作を行
います。
再トリガが発生したとき , その時点の TMR の値を TMRLRB レジスタにキャプチャし ,
TMCSR レジスタの bit7:EF をセットします。
TMI 入力をゲート入力として使用 (TMCSR レジスタの bit8:GATE=1 のとき ) している
ときは , TMCSR レジスタの bit0:TRG によって再トリガを発生させてください。
図 21.6-27 キャプチャ機能 (RELD=1)
TMI端子
トリガ入力
TMI端子
再トリガ
カ TMRLRA
ウ
ン
タ
値
0
TMRLRBへ
キャプチャ
UF割込み
&
リロード(TMRLRAから)
EF割込み
&
キャプチャ(TMRLRBへ)
&
リロード(TMRLRAから)
このモード以外では , 再トリガ発生時にキャプチャは行いません。EF 割込みも発生し
ません。
タイマの動作 /TMO 出力は , シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット機能・シ
ングルモード ( タイマカウンタ ) リロード機能と同じです。
498
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
21.6.2
イベントカウンタモード時の動作
16 ビットリロードタイマをイベントカウンタとして使用する場合の動作について説明しま
す。この節では , 外部イベントをカウントする場合の動作について説明します。
■ 概要
イベントカウンタモードでは TMI0 ∼ TMI2 端子に入力された外部イベントをカウント
します。TMI0 ∼ TMI2 端子から有効エッジが入力されるたびに , カウントダウンを行
います。
カスケードモードについては ,「21.6.3 カスケードモード時の動作」を参照してくださ
い。
■ 設定
● イベントカウンタモードの設定
16 ビットリロードタイマをイベントカウンタモードで使用する場合は , コントロール
ステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2) の CSL2 ∼ CSL0 ビットを次のように設定
します。
CSL2
1
CSL1
1
CSL0
1
モード
カウント用クロック
イベントカウンタモード
外部クロック
● 動作モードの設定
カウンタのアンダフローが発生したときの動作をリロード動作許可ビット (TMCSR レ
ジスタの bit4:RELD) と , モード選択ビット (TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1,
MOD0) で選択します。
各モードでの動作詳細は動作の項を参照してください。
MOD1 MOD0
RELD
モード
アンダフロー発生時の動作
0
シングルモード 0( ワンショット ) カウントを FFFFH で停止
( タイマカウンタ ) 1( リロード ) TMRLRA をリロード
0
1
デュアルモード
(PPG)
0( ワンショット )
1( リロード )
① TMRLRB をリロード
② カウントを FFFFH で停止 *
TMRLRA と TMRLRB を交互に
リロード
0
コンペアモード 0( ワンショット ) カウントを FFFFH で停止
(PWM)
1( リロード ) TMRLRA をリロード
1
キャプチャモード 0( ワンショット ) カウントを FFFFH で停止
(PWC)
1( リロード ) TMRLRA をリロード
1
* 詳細は , 「● デュアルモード (PPG) ワンショット動作」を参照してください。
TMO0 ∼ TMO2 の出力波形は , 図 21.6-1 を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
499
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
● 有効エッジの設定
16 ビットリロードタイマは TMI0 ∼ TMI2 端子に有効エッジが入力されるたびに , カウ
ントダウンを行います。
有効エッジはコントロールステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2) の TRGM1,
TRGM0 ビットで次の中から選択できます。
TRGM1, TRGM0
端子の機能
00
TMI0 ∼ TMI2 端子は機能しません。
01
立上りエッジ
10
立下りエッジ
11
両エッジ
■ 起動
TMCSR レジスタの bit1:CNTE ビットに "1" を書き込むとカウンタは起動トリガ待ち状
態になります。
起動トリガ待ち状態中に TMCSR レジスタの bit0:TRG ビットに "1" を書き込むと ,
TMRLRA からデータをロードして , カウンタ値は TMRLRA となります。その後 , TMI
端子に有効な入力があればダウンカウントを行います。
■ 動作
● カウント動作
TMI 端子から有効エッジが入力されるとカウンタはダウンカウントを行います。
以下に TMCSR レジスタの bit13, bit12:TRGM1, TRGM0 ビットの各設定によるカウンタ
の動作を示します。
図 21.6-28 立上りエッジカウント (TRGM1, TRGM0=01) の動作 (RELD=1, OUTL=0)
周辺クロック(PCLK)
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
カウント値
TMRLRA
-1
-1
-1
TRG(レジスタ)
図 21.6-29 立下りエッジカウント (TRGM1, TRGM0=10) の動作 (RELD=1, OUTL=0)
周辺クロック(PCLK)
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
カウント値
TMRLRA
-1
-1
-1
TRG(レジスタ)
500
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
図 21.6-30 両エッジカウント (TRGM1, TRGM0=11) の動作 (RELD=1, OUTL=0)
周辺クロック(PCLK)
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
カウント値
TMRLRA
-1
-1
-1
-1
-1
-1
TRG(レジスタ)
● 再トリガ
カウンタの動作中に TMCSR レジスタの bit0:TRG ビットによるトリガが発生した場合 ,
以下の動作を行います。
•
カウンタ出力 (TMO) 許可のとき , TMO 出力を初期化
•
TMRLRA の値をカウンタにロード
•
カウンタ動作継続
● アンダフロー / リロード
カウンタの値が 0000H からダウンカウントするときをアンダフローとしています。ア
ンダフローが発生すると TMCSR レジスタの bit2:UF ビットがセットされます。
bit4:RELD ビットが "1" のときはカウンタへのリロードが発生します。
カウンタは " リロードレジスタの設定値+ 1" カウントでアンダフローを発生します。
● 割込み要求発生
TMCSR レジスタの bit3:INTE ビットが "1" のときに , bit2:UF ビット /bit7:EF ビットが
セットされると割込み要求が発生します。
イベントカウンタモードでは , 以下の条件のときに UF ビット /EF ビットがセットされ
ます。
UF ビットのセット: カウンタのアンダフローが発生したとき
EF ビットのセット: 1. コンペアモードで , TMR = TMRLRB からダウンカウントが
発生したとき
2. キャプチャモード (PWC) で , ソフトウェアトリガの入力
アンダフロー発生による割込み要求発生例を以下に示します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
501
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
図 21.6-31 割込み要求出力動作 (TMCSR レジスタの bit4:RELD=1・bit3:INTE=1)
イベント入力
カウンタ値
0002H
0001H
0000 H
TMRLRA
-1
-1
-1
-1
アンダフロー
UFビット
割込み要求
● レジスタ書込みとタイマ動作の同時動作
ユーザの操作によるレジスタ書込みとタイマ動作が同時に発生したときの実行動作に
ついて下表に示します。
ユーザの操作
タイマ動作
実行する動作
UF ビットへの "0" 書込みに UF ビットのセット
よるクリア
UF ビットのセット
("0" 書込みは無効となる )
EF ビットへの "0" 書込みに EF ビットのセット
よるクリア
EF ビットのセット
("0" 書込みは無効となる )
リロードレジスタへの書込 リトリガによるタイ 旧データのリロード
み
マのロード
( 書き換えた値は次のリロード時
にリロード )
各設定時の動作について説明します。
● シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1, MOD0=00, bit4:RELD=0 のとき , アンダフローの
発生によりカウンタが FFFFH で停止するシングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショッ
ト動作を行います。
シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット動作時にアンダフローが発生したとき
は以下の動作を行います。
502
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
FFFFH でカウント停止
•
カウンタ出力 (TMO) 許可のとき , TMO 出力を初期化
•
カウンタは起動トリガ待ち状態
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
図 21.6-32 シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット動作 ( 詳細 ) ( 立上りエッジカウント )
周辺クロック(PCLK)
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
カウンタ値
0001H
0000 H
-1
TMRLRA
FFFFH
-1
アンダフロー
UF(レジスタ)
TRG(レジスタ)
起動トリガ待ち
データロード
図 21.6-33 シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット動作 ( 両エッジカウント )
アンダフロー
UFビット
…
TMO端子
(OUTL=0の時)
TMO端子
(OUTL=1の時)
…
TMI端子
…
…
TMI端子の
有効エッジ
TRG(レジスタ)
リロード
カウンタ値
TMRLRA
-1
…
FFFFH
TMRLRA
-1
0000 H
…
FFFFH
0000 H
● シングルモード ( タイマカウンタ ) リロード動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1, MOD0=00, bit4:RELD=1 のとき , シングルモード
( タイマカウンタ ) リロード動作を行います。
シングルモード ( タイマカウンタ ) リロード動作は , トリガ入力によって TMRLRA の
値をカウンタへロードして , TMI 端子から有効エッジ入力があるとダウンカウントを
行います。アンダフローが発生すると , 再び TMRLRA の値をリロードしてダウンカウ
ント動作を継続します。
この機能では , TMRLRB は使用しません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
503
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
シングルモード ( タイマカウンタ ) リロード設定時に , アンダフローが発生したときは
以下の動作を行います。
•
TMCSR レジスタの UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
TMRLRA の値をカウンタにロード
•
カウンタ出力 (TMO) 許可のとき , TMO 出力を反転
•
イベント入力発生でダウンカウント継続
図 21.6-34 シングルモード ( タイマカウンタ ) リロード動作 ( 両エッジカウント )
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA
アンダフロー
UFビット
TMO端子
(OUTL=0の時)
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
TRG(レジスタ)
データロード
カウンタ値
A:TMRLRA
A
-1
A -1
A
-1
0000 H
A
0000 H
A
-1
0000 H
● デュアルモード (PPG) ワンショット動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1, MOD0=01, bit4: RELD=0 のとき , カウンタはデュ
アルモード (PPG) ワンショット動作を行います。
デュアルモード (PPG) ワンショット動作では , 起動トリガにより TMRLRA からカウン
タへデータロードを行い , TMI 入力から有効エッジ入力があるとダウンカウントしま
す。アンダフローが発生すると , TMRLRB からカウンタへロードして , ダウンカウン
トを行い , TMRLRB のロードによるカウント値からのダウンカウントによるアンダフ
ローが発生すると , カウンタは起動トリガ待ち状態になります。
TMRLRA の値は , カウンタの起動 (bit5:OUTL=0 のとき TMO は "L" レベル ) から TMO
出力が "H" レベルへトグルするまでの時間 , TMRLRB の値は "H" レベルを出力してい
る時間です。
1 回目のアンダフロー (UF-A) が発生したときは以下の動作を行います。
504
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
TMRLRB をカウンタにロード
•
カウンタ出力許可のとき , TMO 出力を反転
•
TMRLRB からダウンカウント開始
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
2 回目のアンダフロー (UF-B) が発生したときは以下の動作を行います。
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
FFFFH でカウント停止
•
カウンタ出力許可のとき , TMO 出力を初期化
•
カウンタは起動トリガ待ち状態へ
図 21.6-35 デュアルモード (PPG) ワンショット動作 ( 両エッジカウント )
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
アンダフロー
UF-B
UF-A
UFビット
起動トリガ
起動トリガ待ち
起動トリガ待ち
TMO端子
(OUTL=0の時)
TMRLRB + 1
カウント
TMRLRA + 1
カウント
タイマがリロード
したレジスタ
カウンタ値
TMRLRA
A:TMRLRA
B:TMRLRB
TMRLRA
-1
TMRLRA + 1
カウント
TMRLRA
TMRLRB
1
0
TMRLRB
-1
1
0
FFFFH
TMRLRA
● デュアルモード (PPG) リロード動作
TMCSR レ ジ ス タ の bit15, bit14:MOD1, MOD0=01, bit4:RELD=1 の と き , TMRLRA/
TMRLRB から交互にリロードを行うデュアルモード (PPG) リロード動作を行います。
起動トリガ入力により TMRLRA から値をカウンタへロードし , TMI 端子の有効エッジ
入力によりダウンカウント動作を行います。TMRLRA からのダウンカウントによるア
ンダフローが発生 (UF-A) すると TMRLRB の値をカウンタへロードし , ダウンカウン
ト動作を継続します。TMRLRB からのダウンカウントによるアンダフローが発生 (UF-B)
すると , TMRLRA から値をカウンタへロードします。アンダフローが発生する度に ,
TMRLRA/TMRLRB 交互にカウンタへのロードを行います。
デュアルモード (PPG) リロード動作設定時にアンダフローが発生した場合は以下の動
作を行います。
上記説明の UF-A が発生したときは以下の動作を行います。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
505
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
TMRLRB の値をカウンタにロード
•
イベント入力により TMRLRB の値からダウンカウント開始
上記説明の UF-B が発生したときは以下の動作を行います。
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
TMRLRA の値をカウンタにロード
•
イベント入力により TMRLRA の値からダウンカウント開始
図 21.6-36 デュアルモード (PPG) リロード動作 ( 両エッジカウント )
タイマがリロード
したレジスタ
A:TMRLRA
B:TMRLRB
B
A
アンダフロー
UF-A
B
A
UF-B
A
UF-A
UF-B
UFビット
TMO端子
(OUTL=0の時)
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
TRG(レジスタ)
データロード
カウンタ値
A:TMRLRA
B:TMRLRB
A
B -1
-1
A
0000 H
-1
B
0000 H
A
-1
0000 H
● コンペアモード (PWM) ワンショット動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1, MOD0=10, bit4: RELD=0 のとき , ダウンカウント
を行いながらカウンタ値 (TMR) と TMRLRB の値を比較するコンペアモード (PWM) ワ
ンショット動作を行います。起動トリガにより TMRLRA から値をロードし , TMI 端子
の有効エッジが入力されるとダウンカウントします。比較一致 (TMR = TMRLRB) から
ダウンカウントすると , EF ビットをセットし , TMO 出力が反転します。アンダフロー
が発生すると , カウント動作を停止して起動トリガ待ち状態になります。
TMRLRA の値はカウンタの起動からアンダフローが発生するまでのカウント数を示
し , TMRLRB の値は , そのカウント中で "H" レベルが出力され始めるカウンタ値を示
します。
TMCSR レジスタの bit5:OUTL=0 設定時 , TMR ≧ TMRLRB のときに TMO は "L" レベ
ルを出力します。TMR < TMRLRB のときに TMO は "H" レベルを出力します。
イベントカウンタモードでのコンペア動作時は , TMR + 1 = TMRLRB になると TMCSR
レジスタの bit7:EF ビットがセットされます。そのとき TMCSR レジスタの bit3:INTE
ビットが "1" ならば EF 割込みを発生します。
506
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
ダウンカウント開始時から TMR ≧ TMRLRB の間は以下の動作を行います。
•
カウンタはカウント継続 ( 有効エッジ入力待ち )
TMR = TMRLRB からダウンカウントが発生したときは以下の動作を行います。
•
TMCSR レジスタの bit7:EF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
カウンタはカウント継続 ( 有効エッジ入力待ち )
アンダフローが発生したときは以下の動作を行います。
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
FFFFH でカウント停止
•
カウンタは起動トリガ待ち状態
コンペア機能の動作は TMRLRA と TMRLRB の設定関係により変わります。
•
TMRLRB < TMRLRA
上記レジスタ関係のとき , カウンタへのロードを行ってから比較一致まで (TMR ≧
TMRLRB), TMO 出力は OUTL =0 のとき , "L" レベルとなります。比較一致 (TMR =
TMRLRB) からダウンカウントが発生したとき , TMO 出力は反転し , アンダフロー
が発生するまで "H" レベルとなります。また , EF ビットもセットされます。アンダ
フローが発生すると , TMO 出力は初期化されます。アンダフローによりカウント動
作を停止して起動トリガ待ち状態になります。
図 21.6-37 コンペアモード (PWM) ワンショット動作 (TMRLRB < TMRLRA)( 両エッジカウント )
TMI端子
···
TMI端子の
有効エッジ
···
···
···
···
···
···
···
アンダフロー
···
UFビット
リロード
TMO端子
(OUTL=0の時)
TMRLRB
カウント
TMRLRA + 1
カウント
起動トリガ待ち
TMRLRB
カウント
TMRLRA + 1
カウント
起動トリガ待ち
起動トリガ
起動トリガ待ち
比較一致から
ダウンカウント
EFビット
タイマがリロード
したレジスタ
CM71-10158-1
···
TMRLRA
···
TMRLRA
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
507
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
•
MB91665 シリーズ
TMRLRB > TMRLRA
上記レジスタ関係のとき , 既に TMR < TMRLRB なので TMO 出力は OUTL=0 のと
き , 起動トリガにより有効イベント入力待ちになってからアンダフローが発生する
まで "H" レベルとなります。アンダフローの発生により "L" レベルとなります。
図 21.6-38 コンペアモード (PWM) ワンショット動作 (TMRLRB > TMRLRA)( 両エッジカウント )
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
···
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
アンダフロー
···
···
L
···
···
···
UFビット
EFビット
TMRLRA
···
···
···
···
TMO端子
(OUTL=0の時)
TMRLRA+1
起動トリガ
起動トリガ待ち
•
TMRLRA+1
起動トリガ待ち
起動トリガ待ち
TMRLRB = TMRLRA
上記レジスタ関係のとき , カウンタが 1 カウントすると TMR < TMRLRB となるの
で , TMO 出力は OUTL=0 のとき , ダウンカウント 1 カウント分 "L" レベルを出力
し , アンダフローが発生するまで "H" レベルを出力します。また , EF フラグもセッ
トします。アンダフローの発生により TMO 出力は "L" レベルとなります。
図 21.6-39 コンペアモード (PWM) ワンショット動作 (TMRLRB = TMRLRA)( 両エッジカウント )
タイマがリロード
したレジスタ
TMI端子
TMRLRA
TMRLRA
···
···
TMI端子の
有効エッジ
アンダフロー
UFビット
···
EFビット
TMO端子
(OUTL=0の時)
···
1カウント
1カウント
TMRLRA+1
TMRLRA+1
起動トリガ
508
起動トリガ待ち
起動トリガ待ち
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
起動トリガ待ち
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
•
TMRLRB = 0
上記レジスタ関係のとき , TMR < TMRLRB となることはないので , ダウンカウント
開始時からアンダフローが発生するまで , TMO 出力は "L" レベルとなります。アン
ダフローの発生後も "L" レベルとなります。
図 21.6-40 コンペアモード (PWM) ワンショット動作 (TMRLRB =0)( 両エッジカウント )
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
TMI端子
TMRLRA
···
···
TMI端子の
有効エッジ
アンダフロー
···
UFビット
EFビット
···
H
L
TMO端子 H
(OUTL=0の時) L
TMRLRA+1
起動トリガ待ち
TMRLRA+1
起動トリガ待ち
起動トリガ
● コンペアモード (PWM) リロード動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1, MOD0=10, bit4: RELD=1 のとき , カウンタは起動
トリガにより TMRLRA から値をロードし , TMI 端子の有効エッジ入力ごとにダウンカ
ウントします。カウントごとにカウンタ値 (TMR) と TMRLRB の値を比較し , 比較一致
(TMR =TMRLRB) からダウンカウントが発生すると EF ビットをセットして , TMO 出
力を反転します。アンダフローが発生すると , 再び TMRLRA から値をロードしダウン
カウント動作を行います。
TMRLRA の値はカウンタがダウンカウンタを行うための初期値となり , TMRLRB の値
は , TMO 出力許可のとき , カウント中に "H" 幅が出力され始めるカウンタ値を示しま
す。TMR < TMRLRB のときに TMO は "H" レベルを出力します (OUTL=0 のとき )。
ダウンカウント開始時から TMR ≧ TMRLRB の間は以下の動作を行います。
•
カウント継続 ( 有効エッジ入力待ち )
TMR = TMRLRB からダウンカウントが発生したときは以下の動作を行います。
CM71-10158-1
•
TMCSR レジスタの bit7:EF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
カウント継続 ( 有効エッジ入力待ち )
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
509
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
アンダフローが発生したときは以下の動作を行います。
•
TMCSR レジスタの bit2:UF ビットをセット
•
割込み許可 (TMCSR レジスタの bit3:INTE=1) のとき , 割込み発生
•
TMRLRA から値をリロード
•
カウント継続 ( 有効エッジ入力待ち )
コンペア機能の動作は TMRLRA と TMRLRB の設定関係により変わります。
•
TMRLRB < TMRLRA を設定
上記レジスタ関係のとき , カウンタへのロードを行ってから比較一致 (TMR =
TMRLRB) するまで , TMO 出力は OUTL=0 のとき , "L" レベルとなります。比較一
致からダウンカウントが発生したとき , TMO 出力は反転し , アンダフローが発生す
るまで "H" レベルとなります。また , EF ビットもセットされます。アンダフローが
発生すると , TMO 出力は初期化され "L" レベルとなります。アンダフローにより ,
タイマは TMRLRA からリロードを行い , カウント動作を継続します。
図 21.6-41 コンペアモード (PWM) リロード動作 (TMRLRB < TMRLRA)( 両エッジカウント )
TMI端子
···
···
···
···
···
···
TMI端子の
有効エッジ
···
···
···
···
···
···
アンダフロー
···
UFビット
···
リロード
TMO端子
(OUTL=0の時)
TMRLRB
カウント
TMRLRA + 1
カウント
TMRLRB
カウント
TMRLRA + 1
カウント
TMRLRB
カウント
TMRLRA + 1
カウント
比較一致から
ダウンカウント
···
EFビット
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
•
···
TMRLRA
···
TMRLRA
TMRLRB > TMRLRA を設定
上記レジスタ関係のとき , TMRLRA からカウンタへロードを行うと , 既に TMR <
TMRLRB となっているので , TMO 出力は OUTL=0 のとき , ダウンカウント開始か
らアンダフローの発生まで "H" レベルとなります。アンダフローの発生によりカウ
ンタは TMRLRA からロードを行い , カウント動作を継続します。TMO 出力は "H"
レベルを継続します。このレジスタ関係のとき , EF ビットはセットしません。
510
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
図 21.6-42 コンペアモード (PWM) リロード動作 (TMRLRB > TMRLRA)( 両エッジカウント )
TMI端子
TMI端子の
有効エッジ
タイマがリロード
したレジスタ
···
···
···
···
···
···
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA
アンダフロー
···
UFビット
···
TMO端子
(OUTL=0の時)
TMRLRA+1
TMRLRA+1
TMRLRA+1
EFビット L
起動トリガ
•
TMRLRB = TMRLRA を設定
上記レジスタ関係のとき, カウンタへのロード後, 1カウントするとTMR < TMRLRB
になるので , TMO 出力は OUTL=0 のとき , ダウンカウント 1 カウント分 "L" レベル
を出力し , アンダフローが発生するまで "H" レベルを出力します。また , EF ビット
もセットされます。アンダフローの発生によりカウンタは TMRLRA からロードを
行い , カウント動作を継続します。TMO 出力は "L" レベルとなります。
図 21.6-43 コンペアモード (PWM) リロード動作 (TMRLRB = TMRLRA)( 両エッジカウント )
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA
TMI端子
···
···
···
TMI端子の
有効エッジ
···
···
···
アンダフロー
UFビット
TMO端子
(OUTL=0の時)
···
1カウント
1カウント
TMRLRA+1
TMRLRB
1カウント
TMRLRA+1
TMRLRB
···
···
TMRLRA+1
TMRLRB
比較一致から
ダウンカウント
EFビット
起動トリガ
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
511
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
•
MB91665 シリーズ
TMRLRB = 0 を設定
上記レジスタ関係のとき , カウンタへのロード後 , TMR < TMRLRB になることはな
いので , ダウンカウント開始時からアンダフローが発生するまで TMO 出力は "L" レ
ベルとなります。アンダフローが発生後も "L" レベルのままです。
図 21.6-44 コンペアモード (PWM) リロード動作 (TMRLRB=0)( 両エッジカウント )
TMI端子
···
···
···
TMI端子の
有効エッジ
···
···
···
タイマがリロード
したレジスタ
TMRLRA
TMRLRA
TMRLRA
アンダフロー
···
UFビット
TMO端子
H
TMRLRA+1
(OUTL=0の時) L
TMRLRA+1
···
TMRLRA+1
起動トリガ
● キャプチャモード (PWC) 動作
TMCSR レジスタの bit15, bit14:MOD1, MOD0=11 のとき , 再トリガが発生したときのカ
ウンタ値をキャプチャするキャプチャ動作を行います。
イベントカウンタモード時にキャプチャ入力を使用するときは , TMCSR レジスタの
bit0:TRG への "1" 書込みによってキャプチャを行ってください。
カウント動作中に再トリガが発生したとき , その時点の TMR の値を TMRLRB レジス
タにキャプチャし , TMCSR レジスタの bit7:EF をセットします。リロード・ワンショッ
トどちらのモード選択中でも動作します。
アンダフロー時の動作は , 「● シングルモード ( タイマカウンタ ) ワンショット動作」
または , 「● シングルモード ( タイマカウンタ ) リロード動作」を参照してください。
図 21.6-45 キャプチャ動作
TMI端子再トリガ入力
TMI端子入力
カウンタ値
TMRLRA
アンダフロー
0
アンダフロー
TMRLRBへ
TMRをキャプチャ
EF割込み
UF割込み
&
&
リロード(TMRLRA) キャプチャ(TMRLRB)
&
リロード(TMRLRA)
512
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
21.6.3
カスケードモード時の動作
カスケードモードを使用すると , 16 ビットリロードタイマの ch.0 からの出力を ch.1 で , ch.1
からの出力を ch.2 でカウントできます。カスケードモード時の動作を説明します。
■ 動作
コントロールステータスレジスタ (TMCSR0 ∼ TMCSR2) の CSL2 ∼ CSL0 ビットでカ
スケードモードを選択 (CSL2 ∼ CSL0=110) すると , 次のような動作になります。
•
ch.1 をカスケードモードで接続した場合
ch.0 からの出力をカウントします。ch.1 をカスケードモードで使用した場合の入出
力を図 21.6-46 に示します。
図 21.6-46 ch.1 をカスケードモードで使用した場合の入出力
TMI0 端子
ch.0
TMO0 端子
TMI1 端子
ch.1
TMO1 端子
•
ch.2 をカスケードモードで接続した場合
ch.1 からの出力をカウントします。ch.2 をカスケードモードで使用した場合の入出
力を図 21.6-47 に示します。
図 21.6-47 ch.2 をカスケードモードで使用した場合の入出力
TMI1 端子
ch.1
TMO1 端子
TMI2 端子
ch.2
TMO2 端子
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
513
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.6
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
カスケードモードを使用する場合は , コントロールステータスレジスタ (TMCSR0 ∼
TMCSR2) の CSL2 ∼ CSL0 ビットでタイマモードを次のように設定してください。
•
若い番号のチャネル
インターバルタイマモードまたは外部クロックを選択 (CSL2 ∼ CSL0=110 以外 )
•
大きい番号のチャネル
カスケードモードを設定 (CSL2 ∼ CSL0=110)
■ アンダフロー周期
ch.1 および ch.2 のアンダフロー周期の計算式を説明します。
•
ch.1 をカスケードモードで接続した場合
T × (TMRLRA0 の値 +1) × (TMRLRA1 の値 +1)
T:ch.0 のカウント用クロックの周期
TMRLRA0:16 ビットタイマリロードレジスタ A0 (TMRLRA0)
TMRLRA1:16 ビットタイマリロードレジスタ A1 (TMRLRA1)
•
ch.2 をカスケードモードで接続した場合
T × (TMRLRA1 の値 +1) × (TMRLRA2 の値 +1)
T:ch.1 のカウント用クロックの周期
TMRLRA1:16 ビットタイマリロードレジスタ A1 (TMRLRA1)
TMRLRA2:16 ビットタイマリロードレジスタ A2 (TMRLRA2)
514
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.7
MB91665 シリーズ
21.7 使用上の注意
16 ビットリロードタイマを使用する際は , 次の点に注意してください。
■ 割込みに関する注意
•
アンダフロー割込み要求フラグのクリアと, アンダフロー割込み要求フラグが"1"に
変わるタイミングが重なった場合は , アンダフロー割込み要求フラグのクリア動作
は無視され , アンダフロー割込み要求フラグは "1" のままになります。
■ 同時起動の場合の動作
16 ビットリロードタイマの動作を決定するイベントが同時に発生した場合 , 動作状態
を決定する優先順位は次のとおりです。
1. レジスタの読込み
2. トリガ入力
3. アンダフロー
4. カウント用クロック入力
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
515
第 21 章 16 ビットリロードタイマ
21.7
516
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
MB91665 シリーズ
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ
入出力選択機能
ベースタイマの入出力選択機能について説明しま
す。
22.1 概要
22.2 構成
22.3 端子
22.4 レジスタ
22.5 入出力モード
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
517
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.1
MB91665 シリーズ
22.1 概要
ベースタイマ入出力選択機能は, 入出力モードを設定することにより, ベースタイマへの信号
( 外部クロック / 外部起動トリガ / 波形 ) の入出力方法を決める機能です。
また, ベースタイマはタイマ機能を切り換えることで, チャネルごとに次のいずれかのタイマ
として使用します。
• 16 ビット PWM タイマ
• 16 ビット PPG タイマ
• 16/32 ビットリロードタイマ
• 16/32 ビット PWC タイマ
ベースタイマは , 必ず本章と使用するタイマ機能の章両方を一読の上 , 使用してください。
■ 概要
2 チャネルごとに入出力モードを次の 9 種類の中から選択できます。
•
入出力モード 0:16 ビットタイマ標準モード
ベースタイマを 1 チャネルごとに個別に動作させるモードです。
•
入出力モード 1:タイマフルモード
ベースタイマの偶数チャネルの信号を個別に外部端子に割り当てて動作させる
モードです。
•
入出力モード 2:外部トリガ共有モード
2 チャネルのベースタイマに対して同時に外部起動トリガを入力できるモードで
す。このモードを利用すると , 2 チャネルのベースタイマを同時に起動できます。
•
入出力モード 3 :他チャネルトリガ共有モード
他のチャネルからの外部信号を外部起動トリガにして , 起動するモードです。
このモードは ch.0 および ch.1 には設定できません。
•
入出力モード 4 :タイマ起動 / 停止モード
偶数チャネルで奇数チャネルの起動 / 停止を制御するモードです。奇数チャネルは ,
偶数チャネルからの出力信号の立上りエッジで起動し , 立下りエッジで停止しま
す。
•
入出力モード 5:同時ソフト起動モード
ソフトウェアで複数のチャネルを同時に起動するモードです。
•
入出力モード 6:ソフト起動タイマ起動 / 停止モード
偶数チャネルで奇数チャネルの起動 / 停止を制御するモードです。偶数チャネルは
ソフトウェアで起動します。奇数チャネルは , 偶数チャネルからの出力信号の立上
りエッジで起動し , 立下りエッジで停止します。
•
入出力モード 7:タイマ起動モード
偶数チャネルで奇数チャネルの起動を制御するモードです。奇数チャネルは , 偶数
チャネルからの出力信号の立上りエッジで起動します。
518
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
•
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.1
入出力モード 8 :他チャネルトリガ共有タイマ起動 / 停止モード
ほかのチャネルからの外部信号を外部起動トリガにして , 起動するモードです。
このモードは ch.0 および ch.1 には設定できません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
519
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.2
MB91665 シリーズ
22.2 構成
ベースタイマ入出力選択機能は次のブロックで構成されています。
■ ベースタイマ入出力選択機能のブロックダイヤグラム
ベースタイマ入出力選択機能のブロックダイヤグラムを図 22.2-1 に示します。
図 22.2-1 ベースタイマ入出力選択機能のブロックダイヤグラム
レジスタ部
TIOB3
ベースタイマ
ch.3
周
辺
バ
ス
入出力
選択部
ベースタイマ
ch.2
TIOA3
TIOB2
TIOA2
TIOB1
ベースタイマ
ch.1
TIOA1
ベースタイマ
ch.0
TIOB0
TIOA0
•
入出力選択部
ベースタイマの入出力モードをチャネルごとに選択する回路です。
•
ベースタイマ (ch.0 ∼ ch.3)
ベースタイマの ch.0 ∼ ch.3 です。
520
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.3
MB91665 シリーズ
22.3 端子
ベースタイマ入出力選択機能で入出力モードを設定する端子について説明します。
■ 概要
ベースタイマには , チャネルごとに 2 種類の外部端子と 5 種類の内部信号があります。
外部端子と内部信号を接続することで, ベースタイマへ接続先に対応した信号 ( 外部ク
ロック (ECK 信号 ) / 外部起動トリガ (TGIN 信号 ) / 波形 (TIN 信号 ) ) を入出力します。
外部端子と内部信号は , ベースタイマの入出力モードを設定することで接続されます。
使用する端子と入出力する信号は入出力モードによって異なります。
● 外部端子
•
TIOA0 ∼ TIOA3 端子
ベースタイマの波形 (TOUT 信号 ) を出力する , あるいは , 外部起動トリガ (TGIN 信
号 ) を入力する端子です。
この端子は兼用端子です。ベースタイマの TIOA0 ∼ TIOA3 端子として使用するに
は「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
•
TIOB0 ∼ TIOB3 端子
外部起動トリガ (TGIN 信号 ) / 外部クロック (ECK 信号 ) / 他チャネルの波形 (TIN 信
号 ) を入力する端子です。
この端子は兼用端子です。ベースタイマの TIOB0 ∼ TIOB3 端子として使用するに
は「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
● 内部信号
上記の外部端子と接続する , あるいは , ほかのチャネルからの出力信号を入力すること
でベースタイマへ信号を入出力します。
•
TOUT 信号
ベースタイマの出力波形です。(16/32 ビット PWC タイマでは使用しません。)
•
ECK 信号
ベースタイマの外部クロックです。(16/32 ビット PWC タイマでは使用しません。)
カウント用クロックに外部クロックを選択した場合に入力します。
•
TGIN 信号
ベースタイマの外部起動トリガです。(16/32ビットPWCタイマでは使用しません。
)
外部起動トリガの有効エッジを選択すると , この信号のエッジを検出してベースタ
イマが起動します。
•
TIN 信号
測定する波形です。(16/32 ビット PWC タイマでのみ使用します。)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
521
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.3
•
MB91665 シリーズ
DTRG 信号
ベースタイマは , この信号の立下りエッジで動作を停止します。
•
COUT 信号
他のチャネルへの出力信号です。
•
CIN 信号
他のチャネルから入力される信号です。
● 外部端子と内部信号の接続
外部端子と内部信号は , ベースタイマの入出力モードを設定することで接続されます。
入出力モードと端子接続の対応を表 22.3-1 に示します。
表 22.3-1 入出力モードと端子接続の対応
TIOAn
入出力
モード ( 偶数チャネル )
接続先 入出力
TIOBn
( 偶数チャネル )
接続先
TIOAn+1
( 奇数チャネル )
入出力 接続先 入出力
接続先
入出力
c h . n + 1 出力
ch.n+1 の
入力
のTOUT
ECK/TGIN/
TIN
0
ch.n の
TOUT
出力
ch.n の
入力
ECK/TGIN/
TIN
1
ch.n の
TOUT
出力
ch.n の
ECK
2
ch.n の
TOUT
出力
ch.n/ch.n+1 入力
の ECK/
TGIN/TIN*1
c h . n + 1 出力
のTOUT
3
ch.n の
TOUT
出力
使用しない
c h . n + 1 出力
のTOUT
4
ch.n の
TOUT
出力
ch.n の
入力
ECK/TGIN/
TIN
c h . n + 1 出力
のTOUT
5
ch.n の
TOUT
出力
使用しない
c h . n + 1 出力
のTOUT
6
ch.n の
TOUT
出力
7
ch.n の
TOUT
出力
ch.n の
入力
ECK/TGIN/
TIN
c h . n + 1 出力
のTOUT
8
ch.n の
TOUT
出力
使用しない
c h . n + 1 出力
のTOUT
ch.n
TIOBn+1
( 奇数チャネル )
入力
ch.n の
TGIN
入力
ch.n の TIN 入力
使用しない
c h . n + 1 出力
のTOUT
: 偶数チャネル
ch.n+1 : 奇数チャネル
n=0, 2
*1
522
: 周辺クロック (PCLK) で同期化
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.4
MB91665 シリーズ
22.4 レジスタ
ベースタイマ入出力選択機能で使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ ベースタイマ入出力選択機能のレジスタ一覧
ベースタイマ入出力選択機能のレジスタ一覧を表 22.4-1 に示します。
表 22.4-1 ベースタイマ入出力選択機能のレジスタ一覧
チャネル
CM71-10158-1
共通
レジスタ略称
BTSSSR
レジスタ名
同時ソフト起動レジスタ
参照先
22.4.2
0 ∼ 3 共通
BTSEL0123
入出力選択レジスタ 0123
22.4.1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
523
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.4
MB91665 シリーズ
入出力選択レジスタ 0123 (BTSEL0123)
22.4.1
ベースタイマの ch.0 ∼ ch.3 の入出力モードを設定するレジスタです。
入出力選択レジスタ 0123 (BTSEL0123) のビット構成を図 22.4-1 に示します。
図 22.4-1 入出力選択レジスタ 0123 (BTSEL0123) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
SEL23_3 SEL23_2 SEL23_1 SEL23_0 SEL01_3 SEL01_2 SEL01_1 SEL01_0
属性
初期値
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
このレジスタは , ベースタイマ x タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) の FMD2 ∼ FMD0 ビッ
トで , ベースタイマをリセットモードに設定 (FMD2 ∼ FMD0=000) してから書き換えて
ください。
[bit7 ∼ bit4]:SEL23_3 ∼ SEL23_0 (ch.2/ch.3 用入出力選択ビット )
ベースタイマの ch.2 および ch.3 の入出力モードを設定するビットです。
SEL23_3 SEL23_2 SEL23_1 SEL23_0
524
説明
0
0
0
0
入出力モード 0
(16 ビットタイマ標準モード )
0
0
0
1
入出力モード 1
( タイマフルモード )
0
0
1
0
入出力モード 2
( 外部トリガ共有モード )
0
0
1
1
入出力モード 3
( 他チャネルトリガ共有モード )
0
1
0
0
入出力モード 4
( タイマ起動 / 停止モード )
0
1
0
1
入出力モード 5
( 同時ソフト起動モード )
0
1
1
0
入出力モード 6
( ソフト起動タイマ起動 / 停止モード )
0
1
1
1
入出力モード 7
( タイマ起動モード )
1
0
0
0
入出力モード 8
( 他チャネルトリガ共有タイマ起動 / 停
止モード )
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
上記以外は設定禁止です。
[bit3 ∼ bit0]:SEL01_3 ∼ SEL01_0 (ch.0/ch.1 用入出力選択ビット )
ベースタイマの ch.0 および ch.1 の入出力モードを設定するビットです。
ch.0 および ch.1 は , ベースタイマの最下位のチャネルになり , 下位側のチャネルの信号
を利用するモードは使用できません。そのため , 次のモードは設定禁止です。
•
入出力モード 3 ( 他チャネルトリガ共有モード )
•
入出力モード 8 ( 他チャネルトリガ共有タイマ起動 / 停止モード )
SEL01_3 SEL01_2 SEL01_1 SEL01_0
説明
0
0
0
0
入出力モード 0
(16 ビットタイマ標準モード )
0
0
0
1
入出力モード 1
( タイマフルモード )
0
0
1
0
入出力モード 2
( 外部トリガ共有モード )
0
0
1
1
設定禁止
0
1
0
0
入出力モード 4
( タイマ起動 / 停止モード )
0
1
0
1
入出力モード 5
( 同時ソフト起動モード )
0
1
1
0
入出力モード 6
( ソフト起動タイマ起動 / 停止モード )
0
1
1
1
入出力モード 7
( タイマ起動モード )
1
0
0
0
設定禁止
< 注意事項 >
上記以外は設定禁止です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
525
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.4
MB91665 シリーズ
同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR)
22.4.2
ベースタイマをソフトウェアで同時に起動するレジスタです。
"1" を書き込んだビットに対応する , 複数のチャネルを最大 16 チャネルまで同時に起動でき
ます。
同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR) のビット構成を図 22.4-2 に示します。
図 22.4-2 同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR) のビット構成
bit
属性
初期値
bit
属性
初期値
15
14
13
12
11
10
9
8
予約
W
予約
W
予約
W
予約
W
予約
W
予約
W
予約
W
予約
W
X
X
X
X
X
X
X
X
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
W
予約
W
予約
W
予約
W
SSSR3
SSSR2
SSSR1
SSSR0
W
W
W
W
X
X
X
X
X
X
X
X
W:ライトオンリ
X:不定
< 注意事項 >
•
次のモード以外に設定しているときに , 本レジスタに書込みを行わないでください。
- 入出力モード 5 ( 同時ソフト起動モード )
- 入出力モード 6 ( ソフト起動タイマ起動 / 停止モード ) ( 偶数チャネルのみ )
•
このレジスタを利用して起動するチャネルは , ベースタイマ x タイマ制御レジスタ
(BTxTMCR) の EGS1, EGS0 ビ ッ ト で ト リ ガ 入 力 エ ッ ジ を 立 上 り エ ッ ジ (EGS1,
EGS0=01) に設定してください。
[bit15 ∼ bit4]:予約ビット
0 を書き込んでください。
526
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.4
MB91665 シリーズ
[bit3]:SSSR3 (ch.3 用同時ソフト起動ビット )
ベースタイマの ch.3 を起動するビットです。
書込み値
説明
0
無視されます。
1
ベースタイマの ch.3 を起動します。*
* : 入出力選択レジスタ 0123 (BTSEL0123) の SEL23_3 ∼ SEL23_0 ビットで入出力モー
ドが "5" ( 同時ソフト起動モード ) に設定 (SEL23_3 ∼ SEL23_0=0101) されている場
合のみ
[bit2]:SSSR2 (ch.2 用同時ソフト起動ビット )
ベースタイマの ch.2 を起動するビットです。
書込み値
説明
0
無視されます。
1
ベースタイマの ch.2 を起動します。*
* : 入出力選択レジスタ 0123 (BTSEL0123) の SEL23_3 ∼ SEL23_0 ビットで入出力モー
ドが次のいずれかに設定されている場合のみ
・"5" ( 同時ソフト起動モード ) (SEL23_3 ∼ SEL23_0=0101)
・"6" ( ソフト起動タイマ起動 / 停止モード ) (SEL23_3 ∼ SEL23_0=0110)
[bit1]:SSSR1 (ch.1 用同時ソフト起動ビット )
ベースタイマの ch.1 を起動するビットです。
書込み値
説明
0
無視されます。
1
ベースタイマの ch.1 を起動します。*
* : 入出力選択レジスタ 0123 (BTSEL0123) の SEL01_3 ∼ SEL01_0 ビットで入出力モー
ドが "5" ( 同時ソフト起動モード ) に設定 (SEL01_3 ∼ SEL01_0=0101) されている場
合のみ
[bit0]:SSSR0 (ch.0 用同時ソフト起動ビット )
ベースタイマの ch.0 を起動するビットです。
書込み値
説明
0
無視されます。
1
ベースタイマの ch.0 を起動します。*
* : 入出力選択レジスタ 0123 (BTSEL0123) の SEL01_3 ∼ SEL01_0 ビットで入出力モー
ドが次のいずれかに設定されている場合のみ
・"5" ( 同時ソフト起動モード ) (SEL01_3 ∼ SEL01_0)
・"6" ( ソフト起動タイマ起動 / 停止モード ) (SEL01_3 ∼ SEL01_0)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
527
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
22.5 入出力モード
入出力選択レジスタ (BTSEL0123) で設定した入出力モードによって, 外部端子の働きやベー
スタイマの起動 / 停止タイミングなどが異なります。
入出力モード 0 (16 ビットタイマ標準モード )
22.5.1
ベースタイマの各チャネルを個別に利用するモードです。
このモードに設定した場合に使用する外部端子を表 22.5-1 に示します。
表 22.5-1 使用する外部端子
偶数チャネル
奇数チャネル
入力端子
1本
1本
出力端子
1本
1本
使用する外部端子の接続先と入出力信号について表 22.5-2 に示します。
表 22.5-2 外部端子の接続先と入出力信号
外部端子
TIOA0 ∼ TIOA3
TIOB0 ∼ TIOB3
入出力
接続先 ( 内部信号 )
入出力信号
TOUT
出力
入力
ECK/TGIN/TIN
ベースタイマの波形を出力
*
入力した信号を次のいずれか
として使用
・外部クロック (ECK 信号 )
・外部起動トリガ (TGIN 信号 )
・測定する波形 (TIN 信号 )
* : 入力信号の使用方法 (ECK/TGIN/TIN 信号 ) は , ベースタイマ x タイマ制御レジスタ
(BTxTMCR) の設定によって異なります。
入出力モード 0 (16 ビットタイマ標準モード ) のブロックダイヤグラムを ch.0 を例に
とって図 22.5-1 に示します。
図 22.5-1 入出力モード 0 (16 ビットタイマ標準モード ) のブロックダイヤグラム
ベースタイマ
ch.n+1
ベースタイマ
ch.n
528
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn+1
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
TIOAn+1
TIOAn
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 0 の接続を表 22.5-3 に示します。
表 22.5-3 入出力モード 0 の接続
接続元
接続先
ch.n の TOUT 信号
TIOAn 端子から出力
TIOBn 端子からの入力信号
TIN/TGIN/ECK として ch.n に入力
ch.n+1 の TOUT 信号
TIOAn+1 端子から出力
TIOBn+1 端子からの入力信号
TIN/TGIN/ECK として ch.n+1 に入力
n=0, 2
22.5.2
入出力モード 1 ( タイマフルモード )
偶数チャネルの信号をすべて外部端子に個別に割り当てて使用するモードです。
このモードに設定した場合に使用する外部端子を表 22.5-4 に示します。
表 22.5-4 使用する外部端子
偶数チャネル
入力端子
3本
出力端子
1本
使用する外部端子の接続先と入出力信号について表 22.5-5 に示します。
表 22.5-5 外部端子の接続先と入出力信号
外部端子
入出力
接続先 ( 内部信号 )
入出力信号
TIOAn
出力
偶数チャネルの TOUT 偶数チャネルの波形を出力
TIOBn
入力
偶数チャネルの ECK
偶数チャネルに外部クロック (ECK 信
号 ) を入力
TIOAn+1
入力
偶数チャネルの TGIN
偶数チャネルに外部起動トリガ (TGIN
信号 ) を入力
TIOBn+1
入力
偶数チャネルの TIN
偶数チャネルに測定する波形 (TIN 信
号 ) を入力
n=0, 2
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
529
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 1 ( タイマフルモード ) のブロックダイヤグラムを図 22.5-2 に示します。
図 22.5-2 入出力モード 1 ( タイマフルモード ) のブロックダイヤグラム例
TIOBn+1
ベースタイマ
ch.n+1
TIOAn+1
(32 ビットモード動作時 )
ベースタイマ
ch.n
TIOBn
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOAn
入出力モード 1 の接続を表 22.5-6 に示します。
表 22.5-6 入出力モード 1 の接続
接続元
接続先
ch.n の TOUT 信号
TIOAn 端子から出力
TIOBn 端子からの入力信号
ECK 信号として ch.n に入力
TIOAn+1 端子からの入力信号
TGIN 信号として ch.n に入力
TIOBn+1 端子からの入力信号
TIN 信号として ch.n に入力
n=0, 2
< 注意事項 >
このモードに設定した場合は , ポート機能レジスタ (PFR) で奇数チャネルに対応する
TIOAn 端子 (TIOA1, TIOA3) をポート入力モードに設定してください。端子の設定につい
ては , 「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
530
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 2 ( 外部トリガ共有モード )
22.5.3
ベースタイマの入力信号 (ECK/TGIN/TIN) を 2 チャネルで共有するモードです。
このモードに設定した場合に使用する外部端子を表 22.5-7 に示します。
表 22.5-7 使用する外部端子
偶数チャネル
奇数チャネル
入力端子
1 本 (2 チャネルで共有 )
出力端子
1本
1本
使用する外部端子の接続先と入出力信号について表 22.5-8 に示します。
表 22.5-8 外部端子の接続先と入出力信号
外部端子
入出力
接続先 ( 内部信号 )
入出力信号
TIOAn
出力
偶数チャネルの TOUT 偶数チャネルの波形を出力
TIOAn+1
出力
奇数チャネルの TOUT 奇数チャネルの波形を出力
TIOBn
入力
偶数 / 奇数チャネルの 偶数 / 奇数両方のチャネルに入力 ( 周辺
クロック (PCLK) で同期化 ) し , 次のい
ECK/TGIN/TIN*
ずれかとして使用
・外部クロック (ECK 信号 )
・外部起動トリガ (TGIN 信号 )
・測定する波形 (TIN 信号 )
TIOBn+1
−
−
使用しない
n=0, 2
* : 入力信号の使用方法 (ECK/TGIN/TIN 信号 ) は , ベースタイマ x タイマ制御レジスタ
(BTxTMCR) の設定によって異なります。
入出力モード 2 ( 外部トリガ共有モード ) のブロックダイヤグラムを図 22.5-3 に示しま
す。
図 22.5-3 入出力モード 2 ( 外部トリガ共有モード ) のブロックダイヤグラム
ベースタイマ
ch.n+1
ベースタイマ
ch.n
CM71-10158-1
ECK
TGIN
TIN
TOUT
COUT
ECK
TGIN
TIN
TOUT
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
TIOBn+1
TIOAn+1
TIOBn
TIOAn
531
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 2 の接続を表 22.5-9 に示します。
表 22.5-9 入出力モード 2 の接続
接続元
接続先
ch.n の TOUT 信号
備考
TIOAn 端子から出力
TIOBn 端子からの入 ・ TIN/TGIN/ECK 信号として ch.n と 周辺クロック (PCLK) で
同期化
力信号
ch.n+1 に入力
・ COUT 信号として他のチャネルに
出力
ch.n+1 の TOUT 信号 TIOAn+1 端子から出力
n=0, 2
< 注意事項 >
このモードに設定したチャネルの上位 2 チャネル (n+2, n+3) を入出力モード 3 ( 他チャネ
ルトリガ共有モード ) に設定すると , 4 チャネル同時に入力信号 (ECK/TGIN/TIN) を入力
できます。
( 例:ch.0 と ch.1 をこのモードに設定し , ch.2 と ch.3 を入出力モード 3 に設定すると
ch.0 ∼ ch.3 の 4 チャネル同時に入力信号 (ECK/TGIN/TIN) を入力できます。)
22.5.4
入出力モード 3 ( 他チャネルトリガ共有モード )
2 チャネル下位側のチャネルの COUT 信号を CIN 信号として入力し , ECK/TGIN/TIN 信号と
して使用するモードです。
このモードに設定した場合に使用する外部端子を表 22.5-10 に示します。
表 22.5-10 使用する外部端子
偶数チャネル
入力端子
使用しない
出力端子
1本
奇数チャネル
1本
使用する外部端子の接続先と入出力信号について表 22.5-11 に示します。
表 22.5-11 外部端子の接続先と入出力信号
外部端子
入出力
接続先 ( 内部信号 )
入出力信号
TIOAn
出力
偶数チャネルの TOUT
偶数チャネルの波形を出力
TIOAn+1
出力
奇数チャネルの TOUT
奇数チャネルの波形を出力
−
使用しない
TIOBn, TIOBn+1 −
n=2
532
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 3 ( 他チャネルトリガ共有モード ) のブロックダイヤグラムを図 22.5-4 に
示します。
図 22.5-4 入出力モード 3 ( 他チャネルトリガ共有モード ) のブロックダイヤグラム
ベースタイマ
ch.n+1
ベースタイマ
ch.n
ECK
TGIN
TIN
TOUT
COUT
TIOBn+1
TIOAn+1
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn
TIOAn
CIN
入出力モード 3 の接続を表 22.5-12 に示します。
表 22.5-12 入出力モード 3 の接続
接続元
接続先
ch.n の TOUT 信号
TIOAn 端子から出力
CIN 信号 *
・TIN/TGIN/ECK 信号として ch.n と ch.n+1 に入力
・COUT 信号として他のチャネルに出力
ch.n+1 の TOUT 信号
TIOAn+1 端子から出力
n=2
* : 他のチャネルの COUT 信号を CIN 信号として入力します。
ch.n/n+1 の ECK, TGIN, TIN に入力できる ch.n-2/n-1 の信号は以下のとおりです。
• 入出力モード 2 時の TIOBn-2 入力を周辺クロックで同期化した信号
• 入出力モード 3 時の ch.n-4/n-3 から入力されるトリガ信号
• 入出力モード 4 時の TIOAn-2 出力
• 入出力モード 6 時の TIOAn-2 出力
• 入出力モード 7 時の TIOAn-2 出力
• 入出力モード 8 時の ch.n-4/n-3 から入力されるトリガ信号
< 注意事項 >
•
ベースタイマ x タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) の EGS1, EGS0 ビットでトリガ入力
エッジを立上りエッジ (EGS1, EGS0=01) に設定してください。
•
このモードに設定したチャネルは , 2 チャネル下位側 (n-2, n-1) の COUT 信号を CIN 信
号として入力して使用します。
( 例:ch.2, ch.3 をこのモードに設定すると ch.0, ch.1 の COUT 信号を使用 )
そのため , ch.0 および ch.1 をこのモードに設定することはできません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
533
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 4 ( タイマ起動 / 停止モード ) 時の動作
22.5.5
偶数チャネルで奇数チャネルの起動 / 停止を制御できるモードです。
奇数チャネルは, 偶数チャネルの出力波形 (TOUT信号) の立上りエッジで起動し, 立下りエッ
ジで停止します。
このモードに設定した場合に使用する外部端子を表 22.5-13 に示します。
表 22.5-13 使用する外部端子
偶数チャネル
奇数チャネル
入力端子
1本
使用しない
出力端子
1本
1本
端子の機能について表 22.5-14 に示します。
表 22.5-14 端子の機能
外部端子
入出力
接続先 ( 内部信号 )
入出力信号
TIOAn
出力
偶数チャネルの TOUT
偶数チャネルの波形を出力
TIOAn+1
出力
奇数チャネルの TOUT
奇数チャネルの波形を出力
TIOBn
入力
偶数チャネルの ECK/TGIN/ 偶数チャネルに入力し , 次のいず
れかとして使用
TIN*
・外部クロック (ECK 信号 )
・外部起動トリガ (TGIN 信号 )
・測定する波形 (TIN 信号 )
TIOBn+1
−
−
使用しない
n=0, 2
* : 入力信号の使用方法 (ECK/TGIN/TIN 信号 ) は , ベースタイマ x タイマ制御レジスタ
(BTxTMCR) の設定によって異なります。
入出力モード 4 ( タイマ起動 / 停止モード ) のブロックダイヤグラムを図 22.5-5 に示し
ます。
図 22.5-5 入出力モード 4 ( タイマ起動 / 停止モード ) のブロックダイヤグラム
COUT
ベースタイマ
ch.n+1
ベースタイマ
ch.n
534
DTRG
ECK
TGIN
TIN
TOUT
ECK
TGIN
TIN
TOUT
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
TIOBn+1
TIOAn+1
TIOBn
TIOAn
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 4 の接続を表 22.5-15 に示します。
表 22.5-15 入出力モード 4 の接続
接続元
ch.n の TOUT 信号
接続先
・TIOAn 端子から出力
・TIN/TGIN/ECK および DTRG 信号として ch.n+1 に入力
・COUT 信号として他のチャネルに出力
TIOBn 端子からの入力信号 TIN/TGIN/ECK 信号として ch.n に入力
ch.n+1 の TOUT 信号
TIOAn+1 端子から出力
n=0, 2
< 注意事項 >
•
ベースタイマ x タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) の EGS1, EGS0 ビットで奇数チャネ
ルのトリガ入力エッジを立上りエッジ (EGS1, EGS0=01) に設定してください。
•
奇数チャネルは , DTRG 信号で立下りエッジが検出されると動作を停止します。
入出力モード 4 ( タイマ起動 / 停止モード ) 設定時の動作を ch.0 と ch.1 を PWM タイマ
として使用する場合の設定を例にとって図 22.5-6 に示します。
レジスタ (ch.0)
設定値
レジスタ (ch.1)
設定値
ベースタイマ 0 周期設定レジス 0010H
タ (BT0PCSR)
ベースタイマ 1 周期設定レジス 0002H
タ (BT1PCSR)
ベースタイマ 0 デューティ設定 0009H
レジスタ (BT0PDUT)
ベースタイマ 1 デューティ設定 0001H
レジスタ (BT1PDUT)
ベースタイマ 0 タイマ制御レジ 0013H
スタ (BT0TMCR)
ベースタイマ 1 タイマ制御レジ 0112H
スタ (BT1TMCR)
図 22.5-6 入出力モード 4 ( タイマ起動 / 停止モード ) の動作例
周辺クロック
(PCLK)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
1
2
3
4
5
TIOA0
6
7
8
TIOA1
ch.1 動作期間
ch.1 起動
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
ch.1 は停止時の
タイマ値を保持
ch.1 停止
535
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 5 ( 同時ソフト起動モード ) 時の動作
22.5.6
同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR) で複数のチャネルを同時に起動できるモードです。
同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR) で"1"を書き込んだビットに対応するチャネルがす
べて同時に起動します。
このモードに設定した場合に使用する外部端子を表 22.5-16 に示します。
表 22.5-16 使用する外部端子
偶数チャネル
入力端子
使用しない
出力端子
1本
奇数チャネル
1本
使用する外部端子の接続先と入出力信号について表 22.5-17 に示します。
表 22.5-17 外部端子の接続先と入出力信号
外部端子
入出力
接続先 ( 内部信号 )
入出力信号
TIOAn
出力
偶数チャネルの TOUT
偶数チャネルの波形を出力
TIOAn+1
出力
奇数チャネルの TOUT
奇数チャネルの波形を出力
TIOBn, TIOBn+1
−
−
使用しない
n=0, 2
入出力モード 5 ( 同時ソフト起動モード ) のブロックダイヤグラムを図 22.5-7 に示しま
す。
図 22.5-7 入出力モード 5 ( 同時ソフト起動モード ) のブロックダイヤグラム
ソフト起動信号
(SSSRn+1 ビット )
ベースタイマ
ch.n+1
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn+1
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn
ソフト起動信号
(SSSRn ビット )
ベースタイマ
ch.n
536
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
TIOAn+1
TIOAn
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 5 の接続を表 22.5-18 に示します。
表 22.5-18 入出力モード 5 の接続
接続元
ch.n の TOUT 信号
接続先
TIOAn 端子から出力
ソフト起動信号
TIN/TGIN/ECK 信号として ch.n に入力
(BTSSSR の SSSRn ビットへの "1" 書込み )
ch.n+1 の TOUT 信号
TIOAn+1 端子から出力
ソフト起動信号
TIN/TGIN/ECK 信号として ch.n+1 に入力
(BTSSSRのSSSRn+1ビットへの"1"書込み)
n=0, 2
BTSSSR : 同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR)
同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR) で "1" を書き込むと , 書き込んだビットに対応する
チャネルに立上りエッジが入力 (ECK/TGIN/TIN 信号 ) されます。
< 注意事項 >
ベースタイマ x タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) の EGS1, EGS0 ビットでトリガ入力エッ
ジを立上りエッジ (EGS1, EGS0=01) に設定してください。
22.5.7
入出力モード 6 ( ソフト起動タイマ起動 /
停止モード ) 時の動作
偶数チャネルで奇数チャネルの起動 / 停止を制御できるモードです。
偶数チャネルは , 同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR) に "1" を書き込んで起動します。
奇数チャネルは , 偶数チャネルの出力波形 (TOUT 信号 ) で立上りエッジを検出すると起動し ,
立下りエッジを検出すると停止します。
このモードに設定した場合に使用する外部端子を表 22.5-19 に示します。
表 22.5-19 使用する外部端子
入力端子
偶数チャネル
使用しない
出力端子
1本
奇数チャネル
1本
使用する外部端子の接続先と入出力信号について表 22.5-20 に示します。
表 22.5-20 外部端子の接続先と入出力信号
端子
入出力
接続先 ( 内部信号 )
入出力信号
TIOAn
出力
偶数チャネルの TOUT
偶数チャネルの波形を出力
TIOAn+1
出力
奇数チャネルの TOUT
奇数チャネルの波形を出力
TIOBn, TIOBn+1
−
−
使用しない
n=0, 2
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
537
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 6 ( ソフト起動タイマ起動 / 停止モード ) のブロックダイヤグラムを図
22.5-8 に示します。
図 22.5-8 入出力モード 6 ( ソフト起動タイマ起動 / 停止モード ) のブロックダイヤグラム
COUT
ベースタイマ
ch.n+1
DTRG
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn+1
TIOAn+1
ソフト起動信号
(SSSRn ビット )
ベースタイマ
ch.n
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn
TIOAn
入出力モード 6 の接続を表 22.5-21 に示します。
表 22.5-21 入出力モード 6 の接続
接続元
ch.n の TOUT 信号
接続先
・TIOAn 端子から出力
・TIN/TGIN/ECK/DTRG 信号として ch.n+1 に入力
・COUT 信号として他のチャネルに出力
ソフト起動信号
TIN/TGIN/ECK 信号として ch.n に入力
(BTSSSR の SSSRn ビットへの "1"
書込み )
ch.n+1 の TOUT 信号
TIOAn+1 端子から出力
n=0, 2
BTSSSR : 同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR)
同時ソフト起動レジスタ (BTSSSR) で起動したい偶数チャネルに対応するビットに "1"
を書き込むと , 対応チャネルに立上りエッジが入力 (ECK, TGIN, TIN 信号 ) されます。
ch.n の起動 / 停止タイミングは入出力モード 4 と同じです。
< 注意事項 >
538
•
ベースタイマ x タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) の EGS1, EGS0 ビットでトリガ入力
エッジを立上りエッジ (EGS1, EGS0=01) に設定してください。
•
奇数チャネルは , DTRG 信号で立下りエッジが検出されると動作を停止します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 7 ( タイマ起動モード ) 時の動作
22.5.8
偶数チャネルの出力波形 (TOUT 信号 ) を奇数チャネルの入力信号 (ECK/TGIN/TIN 信号 ) とし
て使用するモードです。
このモードに設定した場合に使用する外部端子を表 22.5-22 に示します。
表 22.5-22 使用する外部端子
偶数チャネル
奇数チャネル
入力端子
1本
使用しない
出力端子
1本
1本
使用する外部端子の接続先と入出力信号について表 22.5-23 に示します。
表 22.5-23 外部端子の接続先と入出力信号
外部端子
入出力
接続先 ( 内部信号 )
入出力信号
TIOAn
出力
偶数チャネルの TOUT
偶数チャネルの波形を出力
TIOAn+1
出力
奇数チャネルの TOUT
奇数チャネルの波形を出力
TIOBn
入力
偶数チャネルの ECK/TGIN/ 偶数チャネルに入力し , 次のいず
れかとして使用
TIN*
・外部クロック (ECK 信号 )
・外部起動トリガ (TGIN 信号 )
・測定する波形 (TIN 信号 )
TIOBn+1
−
−
使用しない
n=0, 2
* : 入力信号の使用方法 (ECK/TGIN/TIN 信号 ) は , ベースタイマ x タイマ制御レジスタ
(BTxTMCR) の設定によって異なります。
入出力モード7 (タイマ起動モード) 時のブロックダイヤグラムを図 22.5-9に示します。
図 22.5-9 入出力モード 7 ( タイマ起動モード ) 時のブロックダイヤグラム
COUT
ベースタイマ
ch.n+1
ベースタイマ
ch.n
CM71-10158-1
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn+1
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
TIOAn+1
TIOAn
539
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 7 の接続を表 22.5-24 に示します。
表 22.5-24 入出力モード 7 の接続
接続元
ch.n の TOUT 信号
接続先
・TIOAn 端子から出力
・TIN/TGIN/ECK 信号として ch.n+1 に入力
・COUT 信号として他のチャネルに出力
TIOBn 端子からの入力信号
TIN/TGIN/ECK 信号として ch.n に入力
ch.n+1 の TOUT 信号
TIOAn+1 端子から出力
n=0, 2
ch.n の起動タイミングは入出力モード 4 と同じです。
22.5.9
入出力モード 8 ( 他チャネルトリガ共有タイマ起動 /
停止モード ) 時の動作
2 チャネル下位側のチャネルの COUT 信号を CIN 信号として入力し , 外部起動トリガ (TGIN
信号 ) として使用するモードです。
このモードに設定した場合に使用する外部端子を表 22.5-25 に示します。
表 22.5-25 使用する外部端子
偶数チャネル
入力端子
使用しない
出力端子
1本
奇数チャネル
1本
使用する外部端子の接続先と入出力信号について表 22.5-26 に示します。
表 22.5-26 外部端子の接続先と入出力信号
外部端子
入出力
接続先 ( 内部信号 )
入出力信号
TIOAn
出力
偶数チャネルの TOUT
偶数チャネルの波形を出力
TIOAn+1
出力
奇数チャネルの TOUT
奇数チャネルの波形を出力
TIOBn, TIOBn+1
−
−
使用しない
n=2
540
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
入出力モード 8 ( 他チャネルトリガ共有タイマ起動 / 停止モード ) のブロックダイヤグ
ラムを図 22.5-10 に示します。
図 22.5-10 入出力モード 8
( 他チャネルトリガ共有タイマ起動 / 停止モード ) のブロックダイヤグラム
COUT
ベースタイマ
ch.n+1
ベースタイマ
ch.n
DTRG
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn+1
TIOAn+1
DTRG
ECK
TGIN
TIN
TOUT
TIOBn
TIOAn
CIN
入出力モード 8 の接続を表 22.5-27 に示します。
表 22.5-27 入出力モード 8 の接続
接続元
接続先
ch.n の TOUT 信号 TIOAn 端子から出力
CIN 信号 *
・TIN/TGIN/ECK 信号および DTRG 信号として ch.n と ch.n+1 に入力
・COUT 信号として他のチャネルに出力
n=2
* : 他のチャネルの COUT 信号を CIN 信号として入力します。
ch.n/n+1 の ECK, TGIN, TIN に入力できる ch.n-2/n-1 の信号は以下のとおりです。
• 入出力モード 2 時の TIOBn-2 入力を周辺クロックで同期化した信号
• 入出力モード 3 時の ch.n-4/n-3 から入力されるトリガ信号
• 入出力モード 4 時の TIOAn-2 出力
• 入出力モード 6 時の TIOAn-2 出力
• 入出力モード 7 時の TIOAn-2 出力
• 入出力モード 8 時の ch.n-4/n-3 から入力されるトリガ信号
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
541
第 22 章 ベースタイマ 入出力選択機能
22.5
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
このモードに設定したチャネルは , 2 チャネル下位側 (n-2, n-1) の COUT 信号を CIN 信
号として入力して使用します。
( 例:ch.2, ch.3 をこのモードに設定すると ch.0, ch.1 の COUT 信号を使用 )
そのため , ch.0 および ch.1 をこのモードに設定することはできません。
•
このモードに設定したチャネルは , ベースタイマ x タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) の
EGS1, EGS0 ビットでトリガ入力エッジを立上りエッジ (EGS1, EGS0=01) に設定し
てください。
ただし , ベースタイマ x タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) の FMD2 ∼ FMD0 ビットで
タイマ機能を 16/32 ビット PWC タイマに設定 (FMD2 ∼ FMD0=100) した場合を除き
ます。
•
542
奇数チャネルは , DTRG 信号で立下りエッジが検出されると動作を停止します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
ベースタイマの概要 , レジスタの構成 / 機能 , およ
び動作について説明します。
23.1 ベースタイマの概要
23.2 ベースタイマのブロックダイヤグラム
23.3 ベースタイマのレジスタ
23.4 ベースタイマの動作
23.5 32 ビットモード動作
23.6 ベースタイマの使用上の注意
23.7 ベースタイマ割込み
23.8 ベースタイマの機能別説明
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
543
第 23 章 ベースタイマ
23.1
23.1
MB91665 シリーズ
ベースタイマの概要
ベースタイマは , タイマ制御レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットの設定により ,
16 ビット PWM タイマ , 16 ビット PPG タイマ , 16/32 ビットリロードタイマ , 16/
32 ビット PWC タイマの中からタイマ機能を 1 つだけ選択することができます。設
定可能な各種タイマ機能の概要を以下に示します。本シリーズは 16ch 搭載していま
す。
■ モード設定と各種タイマ機能の関係
FMD2, FMD1, FMD0 ビット設定
機能
000B
リセットモード
001B
16 ビット PWM タイマ
010B
16 ビット PPG タイマ
011B
16/32 ビットリロードタイマ
100B
16/32 ビット PWC タイマ
■ リセットモード
このモードの設定時に , ベースタイマのマクロをリセットした状態 ( 各レジスタは初期
値 ) とします。別のタイマ機能や , T32 ビット設定を切り換えるとき , いったん , この
モードに設定してから別のタイマ機能や T32 ビットを設定してください。ただし , リ
セット後ならば本モードの設定なしにタイマ機能や T32 ビットの設定は可能です。
■ 16 ビット PWM タイマ
16 ビットのダウンカウンタ , 周期設定用バッファ付き 16 ビットのデータレジスタ ,
デューティ設定用バッファ付き 16 ビットのコンペアレジスタ , 端子制御部で構成され
ます。
周期 , デューティのデータはバッファ付きレジスタに格納するため , タイマ動作中に書
換えが可能です。
16 ビットのダウンカウンタのカウントクロックは , 内部クロック 5 種類 ( 周辺クロッ
ク (PCLK) の 1/4/16/128/256 分周 ) と , 外部イベント 3 種類 ( 立上りエッジ , 立下りエッ
ジ , 両エッジ検出 ) から選択できます。
アンダフローでカウントを停止するワンショットモードと再ロードしてカウントを繰
り返す連続モードを選択できます。
起動はソフトウェアトリガと外部イベント 3 種類 ( 立上りエッジ , 立下りエッジ , 両
エッジ検出 ) から選択できます。
544
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.1
MB91665 シリーズ
■ 16 ビット PPG タイマ
16 ビットのダウンカウンタ , "H" 幅設定用 16 ビットのデータレジスタ , "L" 幅設定用
16 ビットのデータレジスタ , 端子制御部で構成されます。
16 ビットのダウンカウンタのカウントクロックは , 内部クロック 5 種類 ( 周辺クロッ
ク (PCLK) の 1/4/16/128/256 分周 ) と , 外部イベント 3 種類 ( 立上りエッジ , 立下りエッ
ジ , 両エッジ検出 ) から選択できます。
アンダフローでカウントを停止するワンショットモードと再ロードしてカウントを繰
り返す連続モードを選択できます。
起動はソフトウェアトリガと外部イベント 3 種類 ( 立上りエッジ , 立下りエッジ , 両
エッジ検出 ) から選択できます。
■ 16/32 ビットリロードタイマ
16 ビットのダウンカウンタ , 16 ビットのリロードレジスタ , 端子制御部で構成されま
す。
16 ビットのダウンカウンタのカウントクロックは , 内部クロック 5 種類 ( 周辺クロッ
ク (PCLK) の 1/4/16/128/256 分周 ) と , 外部イベント 3 種類 ( 立上りエッジ , 立下りエッ
ジ , 両エッジ検出 ) から選択できます。
アンダフローでカウントを停止するワンショットモードと再ロードしてカウントを繰
り返す連続モードを選択できます。
起動はソフトウェアトリガと外部イベント 3 種類 ( 立上りエッジ , 立下りエッジ , 両
エッジ検出 ) から選択できます。
■ 16/32 ビット PWC タイマ
16 ビットのアップカウンタ , 測定入力端子 , 制御レジスタで構成されます。
外部からのパルス入力で , 任意イベント間の時間を測定します。
基準となるカウントクロックは , 内部クロック 5 種類 ( 周辺クロック (PCLK) の 1/4/16/
128/256 分周 ) から選択できます。
各種測定モード
"H" パルス幅 ( ↑∼↓ ) / "L" パルス幅 ( ↓∼↑ )
立上り周期 ( ↑∼↑ ) / 立下り周期 ( ↓∼↓ )
エッジ間測定 ( ↑または↓∼↓または↑ )
測定終了時に割込み要求を発生することが可能です。
1 回のみの測定か , 連続測定かを選択することが可能です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
545
第 23 章 ベースタイマ
23.2
MB91665 シリーズ
ベースタイマのブロックダイヤグラム
23.2
ベースタイマの各モード別にブロックダイヤグラムを示します。
■ 16 ビット PWM タイマのブロックダイヤグラム
図 23.2-1 16 ビット PWM タイマのブロックダイヤグラム
BTxPCSR
BTxPDUT
BTxPDUT
CKS
OSEL
3
16
16
20
PCLK
27
28
ECK
16
16
(TOUT
PMSK
ベースタイマ
入出力選択部へ
ベースタイマ
入出力選択部から
EGS
2
DTIE
/
UDIE
STRG CTEN
MDSE
TGIN
CTEN
ベースタイマ
入出力選択部から
TGIE
BTxPCSR
BTxPDUT
x
x
BTxPCSR
BTxPDUT
■ 16 ビット PPG タイマのブロックダイヤグラム
図 23.2-2 16 ビット PPG タイマのブロックダイヤグラム
BTxPRLL
16
CKS
3
BTxPRLH
20
PCLK
27
28
ベースタイマ
入出力選択部から
OSEL
PPG
(TOUT
ECK
EGS
ベースタイマ
入出力選択部へ
PMSK
2
UDIE
STRG CTEN
MDSE
CTEN
TGIN
ベースタイマ
入出力選択部から
BTxPRLL
BTxPRLH
BTxTMR
546
TGIE
xL
xH
x
BTxPRLL)
BTxPRLH)
BTxTMR
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.2
MB91665 シリーズ
■ 16/32 ビットリロードタイマ (ch.1, ch.0) のブロックダイヤグラム
図 23.2-3 16/32 ビットリロードタイマ (ch.1, ch.0) のブロックダイヤグラム
16ビットモード
OSEL
T32=0
BTxPCSR
(TOUT
CKS
16
3
20
PCLK
ベースタイマ
入出力選択部へ
27
28
ECK
BTxTMR
ベースタイマ
入出力選択部から
T32
EGS
2
MDSE
UDIE
STRG
CTEN
TGIN
ベースタイマ
入出力選択部から
CTEN
TGIE
BTxPCSR
BTxTMR
BTxPCSR
BTxTMR
( 続く )
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
547
第 23 章 ベースタイマ
23.2
MB91665 シリーズ
( 続き )
32ビットモード
ch.1
BT1PCSR
16
BT1TMR)
T32=0
T32=1
ch.0
OSEL
BT0PCSR
(TOUT
CKS
3
16
20
PCLK
ベースタイマ
入出力選択部へ
27
28
ECK
BT0TMR
ベースタイマ
入出力選択部から
T32
EGS
2
MDSE
UDIE
STRG
CTEN
TGIN
ベースタイマ
入出力選択部から
CTEN
TGIE
BT1PCSR
BT1TMR
BT0PCSR
BT0TMR
548
1
1
0
0
BT1PCSR
BT1TMR
BT0PCSR
BT0TMR
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.2
MB91665 シリーズ
<注意事項>
• 32 ビット動作は ch.0 と ch.1 との間 , ch.2 と ch.3 との間のみで可能です。これ以外の
組合せにおける 32 ビット動作はできません。
• 本機能は同時起動をサポートしています。詳細は「第 22 章 ベースタイマ 入出力選択
機能」を参照してください。
■ 16/32 ビット PWC タイマ (ch.1, ch.0) のブロックダイヤグラム
図 23.2-4 16/32 ビット PWC タイマ (ch.1, ch.0) のブロックダイヤグラム
16ビットモード
BTxDTBF
CKS
T32=0
3
16
20
PCLK
27
28
MDSE
MDSE
T32
EGS
3
OVIE
CTEN
TIN
ベースタイマ
入出力選択部から
CTEN
EDIE
BTxDTBF
x
BTxDTBF
( 続く )
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
549
第 23 章 ベースタイマ
23.2
MB91665 シリーズ
( 続き )
32ビットモード
ch.1
BT1DTBF
16
(BT1TMR)
T32=0
T32=1
BT0DTBF
ch.0
CKS
3
16
20
PCLK
27
28
(BT0TMR)
MDSE
MDSE
T32
EGS
3
OVIE
CTEN
TIN
ベースタイマ
入出力
選択部から
CTEN
EDIE
BT0DTBF
BT1DTBF
0
1
BT0DTBF
BT1DTBF
<注意事項>
• 32 ビット動作は ch.0 と ch.1 との間 , ch.2 と ch.3 との間のみで可能です。これ以外の
組合せにおける 32 ビット動作はできません。
• 本機能は同時起動をサポートしています。詳細は「第 22 章 ベースタイマ 入出力選択
機能」を参照してください。
550
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.3
MB91665 シリーズ
23.3
ベースタイマのレジスタ
ベースタイマのレジスタ一覧と各モード別のビット構成を示します。
■ ベースタイマのレジスタ一覧
表 23.3-1 16 ビット PWM タイマのレジスタ一覧
チャネル
レジスタ略称
レジスタ名
BTSSSR
共通
同時ソフト起動レジスタ
0 ∼ 3 共通 BTSEL0123
入出力選択レジスタ 0123
22.4.1
0
1
2
3
CM71-10158-1
参照先
22.4.2
BT0TMCR
ベースタイマ 0 タイマ制御レジスタ
23.8.1.1
BT0STC
ベースタイマ 0 ステータス制御レジスタ
23.8.1.1
BT0PCSR
ベースタイマ 0 周期設定レジスタ
23.8.1.2
BT0PDUT
ベースタイマ 0 デューティ設定レジスタ
23.8.1.3
BT0TMR
ベースタイマ 0 タイマレジスタ
23.8.1.4
BT1TMCR
ベースタイマ 1 タイマ制御レジスタ
23.8.1.1
BT1STC
ベースタイマ 1 ステータス制御レジスタ
23.8.1.1
BT1PCSR
ベースタイマ 1 周期設定レジスタ
23.8.1.2
BT1PDUT
ベースタイマ 1 デューティ設定レジスタ
23.8.1.3
BT1TMR
ベースタイマ 1 タイマレジスタ
23.8.1.4
BT2TMCR
ベースタイマ 2 タイマ制御レジスタ
23.8.1.1
BT2STC
ベースタイマ 2 ステータス制御レジスタ
23.8.1.1
BT2PCSR
ベースタイマ 2 周期設定レジスタ
23.8.1.2
BT2PDUT
ベースタイマ 2 デューティ設定レジスタ
23.8.1.3
BT2TMR
ベースタイマ 2 タイマレジスタ
23.8.1.4
BT3TMCR
ベースタイマ 3 タイマ制御レジスタ
23.8.1.1
BT3STC
ベースタイマ 3 ステータス制御レジスタ
23.8.1.1
BT3PCSR
ベースタイマ 3 周期設定レジスタ
23.8.1.2
BT3PDUT
ベースタイマ 3 デューティ設定レジスタ
23.8.1.3
BT3TMR
ベースタイマ 3 タイマレジスタ
23.8.1.4
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
551
第 23 章 ベースタイマ
23.3
MB91665 シリーズ
表 23.3-2 16 ビット PPG タイマのレジスタ一覧
チャネル
レジスタ略称
レジスタ名
BTSSSR
共通
同時ソフト起動レジスタ
BTSEL0123
0 ∼ 3 共通
入出力選択レジスタ 0123
22.4.1
0
1
2
3
552
参照先
22.4.2
BT0TMCR
ベースタイマ 0 タイマ制御レジスタ
23.8.2.1
BT0STC
ベースタイマ 0 ステータス制御レジスタ
23.8.2.1
BT0PRLL
ベースタイマ 0L 幅設定リロードレジスタ
23.8.2.2
BT0PRLH
ベースタイマ 0H 幅設定リロードレジスタ
23.8.2.3
BT0TMR
ベースタイマ 0 タイマレジスタ
23.8.2.4
BT1TMCR
ベースタイマ 1 タイマ制御レジスタ
23.8.2.1
BT1STC
ベースタイマ 1 ステータス制御レジスタ
23.8.2.1
BT1PRLL
ベースタイマ 1L 幅設定リロードレジスタ
23.8.2.2
BT1PRLH
ベースタイマ 1H 幅設定リロードレジスタ
23.8.2.3
BT1TMR
ベースタイマ 1 タイマレジスタ
23.8.2.4
BT2TMCR
ベースタイマ 2 タイマ制御レジスタ
23.8.2.1
BT2STC
ベースタイマ 2 ステータス制御レジスタ
23.8.2.1
BT2PRLL
ベースタイマ 2L 幅設定リロードレジスタ
23.8.2.2
BT2PRLH
ベースタイマ 2H 幅設定リロードレジスタ
23.8.2.3
BT2TMR
ベースタイマ 2 タイマレジスタ
23.8.2.4
BT3TMCR
ベースタイマ 3 タイマ制御レジスタ
23.8.2.1
BT3STC
ベースタイマ 3 ステータス制御レジスタ
23.8.2.1
BT3PRLL
ベースタイマ 3L 幅設定リロードレジスタ
23.8.2.2
BT3PRLH
ベースタイマ 3H 幅設定リロードレジスタ
23.8.2.3
BT3TMR
ベースタイマ 3 タイマレジスタ
23.8.2.4
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.3
MB91665 シリーズ
表 23.3-3 16/32 ビットリロードタイマのレジスタ一覧
チャネル
0 ∼ 3 共通
レジスタ略称
レジスタ名
BTSSSR
同時ソフト起動レジスタ
BTSEL0123
入出力選択レジスタ 0123
22.4.1
0
BT0TMCR
ベースタイマ 0 タイマ制御レジスタ
23.8.3.1
BT0STC
ベースタイマ 0 ステータス制御レジスタ
23.8.3.1
BT0PCSR
ベースタイマ 0 周期設定レジスタ
23.8.3.2
BT0TMR
ベースタイマ 0 タイマレジスタ
23.8.3.3
BT1TMCR
ベースタイマ 1 タイマ制御レジスタ
23.8.3.1
BT1STC
ベースタイマ 1 ステータス制御レジスタ
23.8.3.1
BT1PCSR
ベースタイマ 1 周期設定レジスタ
23.8.3.2
BT1TMR
ベースタイマ 1 タイマレジスタ
23.8.3.3
BT2TMCR
ベースタイマ 2 タイマ制御レジスタ
23.8.3.1
BT2STC
ベースタイマ 2 ステータス制御レジスタ
23.8.3.1
BT2PCSR
ベースタイマ 2 周期設定レジスタ
23.8.3.2
BT2TMR
ベースタイマ 2 タイマレジスタ
23.8.3.3
BT3TMCR
ベースタイマ 3 タイマ制御レジスタ
23.8.3.1
BT3STC
ベースタイマ 3 ステータス制御レジスタ
23.8.3.1
BT3PCSR
ベースタイマ 3 周期設定レジスタ
23.8.3.2
BT3TMR
ベースタイマ 3 タイマレジスタ
23.8.3.3
共通
1
2
3
参照先
22.4.2
表 23.3-4 16/32 ビット PWC タイマのレジスタ一覧
チャネル
レジスタ略称
レジスタ名
BTSSSR
共通
同時ソフト起動レジスタ
BTSEL0123
0 ∼ 3 共通
入出力選択レジスタ 0123
参照先
22.4.2
0
1
2
3
CM71-10158-1
22.4.1
BT0TMCR
ベースタイマ 0 タイマ制御レジスタ
23.8.4.1
BT0STC
ベースタイマ 0 ステータス制御レジスタ
23.8.4.1
BT0DTBF
ベースタイマ 0 データバッファレジスタ
23.8.4.2
BT1TMCR
ベースタイマ 1 タイマ制御レジスタ
23.8.4.1
BT1STC
ベースタイマ 1 ステータス制御レジスタ
23.8.4.1
BT1DTBF
ベースタイマ 1 データバッファレジスタ
23.8.4.2
BT2TMCR
ベースタイマ 2 タイマ制御レジスタ
23.8.4.1
BT2STC
ベースタイマ 2 ステータス制御レジスタ
23.8.4.1
BT2DTBF
ベースタイマ 2 データバッファレジスタ
23.8.4.2
BT3TMCR
ベースタイマ 3 タイマ制御レジスタ
23.8.4.1
BT3STC
ベースタイマ 3 ステータス制御レジスタ
23.8.4.1
BT3DTBF
ベースタイマ 3 データバッファレジスタ
23.8.4.2
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
553
第 23 章 ベースタイマ
23.4
23.4
MB91665 シリーズ
ベースタイマの動作
ベースタイマの動作について説明します。
■ ベースタイマの動作
● リセットモード
このモードの設定時に , ベースタイマのマクロをリセットした状態 ( 各レジスタは初期
値 ) とします。別のタイマ機能や , T32 ビット設定を切り換えるとき , いったん , この
モードに設定してから別のタイマ機能や T32 ビットを設定してください。ただし , リ
セット後ならば本モードの設定なしにタイマ機能や T32 ビットの設定は可能です。32
ビットモード設定時にこのモードを偶数チャネルに設定した場合 , 奇数チャネルも同
時にリセットがかかるようになっていますので , 奇数チャネルに対してリセットモー
ドの設定は必要ありません。
● 16 ビット PWM タイマ
16 ビット PWM タイマは , トリガ起動により周期設定した値をダウンカウント開始し
ます。その際 , まず出力を "L" レベルにし , 16 ビットダウンカウンタがデューティ設定
レジスタに設定されている値と一致した場合は "H" レベルに反転出力し , その後カウ
ンタがアンダフローになったときに再度 "L" レベルに反転出力します。これにより , 周
期とデューティが任意の波形を生成します。
● 16 ビット PPG タイマ
16 ビット PPG タイマは , トリガ起動により "L" 幅設定リロードレジスタに設定されて
いる値分ダウンカウントします。その際 , まず出力を "L" レベルにし , アンダフローに
なったときに出力を "H" レベルに反転出力して , 引き続き "H" 幅設定リロードレジス
タに設定されている値分ダウンカウント開始し , アンダフローになったときに出力レ
ベルを "L" に反転出力します。これにより , 任意の "L" 幅 , "H" 幅の波形を生成します。
● 16 ビットリロードタイマ
16 ビットリロードタイマは , トリガ起動により周期設定した値をダウンカウント開始
します。16 ビットダウンカウンタがアンダフローになったときに割込みフラグが設定
されます。出力レベルは MDSE ビットの設定によって , アンダフローごとに反転する
トグル出力か , カウント開始で "H", アンダフローで "L" 出力のパルス出力になります。
554
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.4
MB91665 シリーズ
● 32 ビットリロードタイマ
基本動作は 16 ビットリロードタイマと同じですが , 偶数チャネルと奇数チャネルの 2
チャネル使用で 32 ビットリロードタイマとして動作します。その際 , 偶数チャネルは
下位 16 ビットタイマ動作となり , 奇数チャネルは上位 16 ビットタイマ動作となります
が , 割込み制御 , 出力波形制御は偶数チャネルの設定に従います。周期を設定する場合
は , 先に上位レジスタ ( 奇数チャネル ) に書き込んだ後に下位レジスタ ( 偶数チャネル )
に書き込むようにします。
タイマ値を読み出す場合は , 先に下位レジスタ ( 偶数チャネル ) を読み出した後に上位
レジスタ ( 奇数チャネル ) を読み出すようにします。
<注意事項>
• 32 ビット動作は ch.0 と ch.1 との間 , ch.2 と ch.3 との間のみで可能です。これ以外の
組合せにおける 32 ビット動作はできません。
• 本機能は同時起動をサポートしています。詳細は「第 22 章 ベースタイマ 入出力選択
機能」を参照してください。
● 16 ビット PWC タイマ
PWC タイマは , 設定した測定開始エッジの入力で 16 ビットアップカウンタを起動させ ,
測定終了エッジの検出でカウンタを停止します。この間のカウント値がパルス幅とし
てデータバッファレジスタに格納されます。
● 32 ビット PWC タイマ
基本動作は 16 ビット PWC タイマと同じですが , 偶数チャネルと奇数チャネルの 2 チャ
ネル使用で 32 ビット PWC タイマとして動作します。その際 , 偶数チャネルは下位 16
ビットカウント動作となり , 奇数チャネルは上位 16 ビットカウント動作となりますが ,
割込み制御は偶数チャネルの設定に従います。測定値 , またはカウント値を読み出す場
合は , 先に下位レジスタ ( 偶数チャネル ) を読み出した後に上位レジスタ ( 奇数チャネ
ル ) を読み出すようにします。
<注意事項>
• 32 ビット動作は ch.0 と ch.1 との間 , ch.2 と ch.3 との間のみで可能です。これ以外の
組合せにおける 32 ビット動作はできません。
• 本機能は同時起動をサポートしています。詳細は「第 22 章 ベースタイマ 入出力選択
機能」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
555
第 23 章 ベースタイマ
23.5
23.5
MB91665 シリーズ
32 ビットモード動作
リロードタイマ , PWC タイマは , 2 チャネルを使用して 32 ビットモード動作が可能
です。以下に , 32 ビットモード機能における基本機能 / 動作について示します。
■ 32 ビットモード機能
ベースタイマを 2 チャネル組み合せて 32 ビットデータのリロードタイマまたは 32 ビッ
トデータの PWC タイマ動作を実現する機能です。偶数チャネルの下位 16 ビットタイ
マ・カウンタ値を読み出す際に , 奇数チャネルの上位 16 ビットタイマ・カウンタ値も
取り込むので , 動作中のタイマ・カウンタ値も読み出すことが可能です。
■ 32 ビットモード設定
まず , 偶数チャネルの BTxTMCR レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットを "000B" でリ
セットモードにして状態をリセットしてから , 16 ビットモード時と同様にリロードタ
イマ , または PWC タイマ選択と動作の設定を行います。このとき , BTxTMCR レジス
タの T32 ビットにも "1" を書き込むことで 32 ビット動作モードに設定します。奇数
チャネルの T32 ビットは "0" のままにしてください。リセットモードの設定も必要あ
りません。
次に , リロードタイマの場合は , 奇数チャネルの周期設定レジスタに 32 ビッ
トのうち , 上位 16 ビットのリロード値を設定し , その後に偶数チャネルの周期設定レ
ジスタに下位 16 ビットのリロード値を設定します。
32 ビット動作モードへの移行は T32 ビット書込み後 , 直ちに反映されるので , 設定変
更は両チャネルともカウント停止状態で行ってください。
32 ビットモードから 16 ビットモードへの移行は , 偶数チャネルの BTxTMCR レジスタ
の FMD2, FMD1, FMD0 ビットを "000B" でリセットモードにして偶数 , 奇数の両チャネ
ルの状態をリセットし , チャネルごとに 16 ビットモードでの設定を行います。
556
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.5
MB91665 シリーズ
■ 32 ビットモード動作
32 ビットモード設定の後 , 偶数チャネルの制御によりリロードタイマ , または PWC タ
イマを起動すると , 偶数チャネルのタイマ / カウンタは下位 16 ビット動作となり , 奇
数チャネルのタイマ / カウンタは上位 16 ビット動作となります。
32ビットモードでの動作は偶数チャネルの設定に従うので, 奇数チャネルの設定は (リ
ロードタイマ時の周期設定レジスタを除き ) 無視します。タイマ起動 , 波形出力 , 割込
み信号も偶数チャネルのものが有効となります (奇数チャネルは"L"固定にマスクされ
ます ) 。
下記に ch.0, ch.1 の場合の構成を示します。
ch.1
アンダフロー
オーバフロー
ch.0
割込み
上位16ビット
タイマ/カウンタ
上位16ビット
リロード値
T32=0
アンダフロー
オーバフロー
下位16ビット
タイマ/カウンタ
波形出力
リード/ライト信号
下位16ビット
リロード値
PWC測定波形/外部トリガ
T32=1
<注意事項>
• 32 ビット動作は ch.0 と ch.1 との間 , ch.2 と ch.3 との間のみで可能です。これ以外の
組合せにおける 32 ビット動作はできません。
• 本機能は同時起動をサポートしています。詳細は「第 22 章 ベースタイマ 入出力選択
機能」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
557
第 23 章 ベースタイマ
23.6
23.6
MB91665 シリーズ
ベースタイマの使用上の注意
ベースタイマの使用上の注意を以下に示します。
■ 各タイマの使用上で共通する注意
● プログラムによる設定上の注意
• BTxTMCR レジスタの以下に示すビットは動作中に書き換えることを禁止します。
書換えは必ず起動前か停止後に行ってください。
[bit14, bit13, bit12] CKS2, CKS1, CKS0 :クロック選択ビット
[bit10, bit9, bit8]
EGS2, EGS1, EGS0
:測定エッジ選択ビット
[bit7]
T32
:32 ビットタイマ選択ビット
( リロードタイマ・PWC 機能選択時 )
[bit6, bit5, bit4]
FMD2, FMD1, FMD0 :タイマ機能選択ビット
[bit2]
MDSE
:測定モード ( 単発 / 連続 ) 選択ビット
• BTxTMCR レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットを "000B" のリセットモードに設
定したときはベースタイマの全レジスタは初期化されますので , すべてのレジスタ
に対して再設定が必要です。
• BTxTMCR レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットを "000B" のリセットモードに設
定するとき , BTxTMCR レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビット以外のビットへの設
定は無視されて初期化されます。
■ 16 ビット PWM/PPG/ リロードタイマの使用上の注意
● プログラムによる設定上の注意
• 割込み要求フラグセットタイミングとクリアタイミングが重複した場合には , フラ
グセットが優先され , クリア動作は無効となります。
• ダウンカウンタは , ロードとカウントのタイミングが重複した場合にはロード動作
を優先します。
• BTxTMCR レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットによるタイマ機能の設定後に周期設
定 , デューティ設定 , "H" 幅設定 , "L" 幅設定をするようにします。
• ワンショットモードでカウント終了時に再起動を検出した場合はカウント値をリ
ロードして再起動を開始します。
558
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.6
MB91665 シリーズ
■ PWC タイマの使用上の注意
● プログラムによる設定上の注意
• カウント動作許可ビット (CTEN) に "1" 書込みでカウンタがクリアされますので , 起
動許可前にカウンタ中にあったデータは無効になります。
• システムリセット・リセットモードから PWC モードの設定 (FMD=100B) と測定開
始設定 (CTEN=1) を同時にした場合 , その直前の測定信号の状態によって動作する
場合があります。
• 連続測定モードにおいて , 再起動を設定したときに同時に測定開始エッジを検出し
た場合は直ちにカウントを "0001H" から開始します。
• カウント動作を開始した後に再起動を行う場合は , そのタイミングによっては以下
に示すようなことが起こり得ます。
- パルス幅単発測定モード時 , 測定終了エッジと同時であった場合
再起動を行って測定開始エッジ待ち状態となりますが , 測定終了フラグ (EDIR) は
セットされます。
- パルス幅連続測定モード時 , 測定終了エッジと同時であった場合
再起動を行って測定開始エッジ待ち状態となりますが , 測定終了フラグ (EDIR) は
セットされ , その時点での測定結果は BTxDTBF に転送されます。
以上のように , 動作中の再起動時には , フラグの動作に注意して割込み制御などを行う
ようにしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
559
第 23 章 ベースタイマ
23.7
23.7
MB91665 シリーズ
ベースタイマ割込み
ベースタイマの各機能での割込み要求ビット , 割込み許可ビットと割込み要因をまと
めた一覧を示します。
■ 機能ごとの割込み制御ビットと割込み要因
機能ごとの割込み制御ビットと割込み要因を表 23.7-1 に示します。
表 23.7-1 各モードでの割込み制御ビットと割込み要因
ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
PWM タイマ機能
割込み要求ビット
割込み要求許可
ビット
割込み要因
UDIR:bit0
UDIE:bit4
アンダフロー検出
DTIR:bit1
DTIE:bit5
デューティ一致検出
TGIR:bit2
TGIE:bit6
タイマ起動トリガ検出
IRQ1
UDIR:bit0
UDIE:bit4
アンダフロー検出
IRQ0
TGIR:bit2
TGIE:bit6
タイマ起動トリガ検出
IRQ1
UDIR:bit0
UDIE:bit4
アンダフロー検出
IRQ0
TGIR:bit2
TGIE:bit6
タイマ起動トリガ検出
IRQ1
OVIR:bit0
OVIE:bit4
オーバフロー検出
IRQ0
EDIR:bit2
EDIE:bit6
測定終了検出
IRQ1
IRQ
IRQ0
PPG タイマ機能
リロードタイマ機能
PWC タイマ機能
560
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
23.8
ベースタイマの機能別説明
ベースタイマの各機能について説明します。
■ ベースタイマの機能
● PWM 機能
● PPG 機能
● リロードタイマ機能
● PWC 機能
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
561
第 23 章 ベースタイマ
23.8
23.8.1
MB91665 シリーズ
PWM 機能
ベースタイマは , タイマ制御レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットの設定により ,
16 ビット PWM タイマ , 16 ビット PPG タイマ , 16/32 ビットリロードタイマ , 16/
32 ビット PWC タイマの中からタイマ機能を 1 つだけ選択することができます。
PWM を設定したときのタイマ機能の説明を示します。
• PWM タイマ選択時のタイマ制御レジスタ (BTxTMCR)
• PWM 周期設定レジスタ (BTxPCSR)
• PWM デューティ設定レジスタ (BTxPDUT)
• タイマレジスタ (BTxTMR)
• 16 ビット PWM タイマ動作
• ワンショット動作
• 割込み要因とタイミングチャート
• 出力波形
562
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
PWM タイマ選択時のタイマ制御レジスタ
(BTxTMCR)
23.8.1.1
タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) は , PWM タイマを制御します。PWM タイマ動作
中に書換え不可能なビットがありますので注意してください。
■ タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
図 23.8-1 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
bit 15
bit 14
bit 13
bit 12
−
CKS2
CKS1
CKS0 RTGEN PMSK
−
R/W
R/W
R/W
bit 11
R/W
bit 10
R/W
bit 9
bit 8
初期値:
EGS1
EGS0
-0000000B ( リセット時 )
R/W
R/W
EGS1 EGS0
トリガ入力エッジ選択ビット
0
0
トリガ入力無効
0
1
立上りエッジ
1
0
立下りエッジ
1
1
両エッジ
PMSK
パルス出力マスクビット
0
通常出力
1
"L" 出力に固定
RTGEN
再起動許可ビット
0
再起動禁止
1
再起動許可
CKS2 CKS1 CKS0
0
R/W
:リード / ライト可能
:初期値
CM71-10158-1
0
カウントクロック選択ビット
0
φ
φ/4
0
0
1
0
1
0
φ/16
0
1
1
φ/128
1
0
0
φ/256
1
0
1
外部クロック ( 立上りエッジイベント )
1
1
0
外部クロック ( 立下りエッジイベント )
1
1
1
外部クロック ( 両エッジイベント )
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
563
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-1 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
ビット名
機能
• 読出し値は不定です。
bit15
未定義ビット
bit14
∼
bit12
CKS2, CKS1,
CKS0:
カウントクロック
選択ビット
• このビットへの書込みは , 動作に影響しません。
• 16 ビットダウンカウンタのカウントクロックを選択します。
• カウントクロックの変更は設定を変えると直ちに反映します。し
たがって , CKS2 ∼ CKS0 の変更はカウント停止状態 (CTEN=0) で
行ってください。ただし , CTEN ビットへの "1" 書込みと同時に変
更することは可能です。
bit11
RTGEN:
再起動許可ビット
ソフトウェアトリガ , またはトリガ入力による再起動を許可する
ビットです。
• PWM 出力波形の出力波形レベルを制御します。
• このビットが "0" のときは PWM 波形をそのまま出力します。
bit10
PMSK:
パルス出力マスク
ビット
• このビットが "1" のときは , 周期やデューティ設定の値にかかわ
らず PWM 出力を "L" 出力にマスクします。
( 注意事項 )
bit3 の OSEL が反転出力に設定されている場合に
PMSK を "1" にすると "H" 出力にマスクとなります。
• 外部起動要因として入力波形に対する有効エッジを選択し , トリ
ガの条件を設定します。
• 初期値または "00B" の設定の場合 , 入力波形に対する有効エッジ
bit9,
bit8
EGS1, EGS0:
トリガ入力エッジ
選択ビット
が選択されていない状態なので外部波形による起動はかかりま
せん。
( 注意事項 )
EGS1, EGS0 の設定にかかわらず , STRG ビットに "1"
を書き込むとソフトウェアトリガは有効になります。
• EGS1, EGS0 の変更はカウント停止状態 (CTEN=0) で行ってくだ
さい。ただし , CTEN ビットへの "1" 書込みと同時に変更するこ
とは可能です。
564
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
図 23.8-2 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
bit 7
bit 6
―
FMD2
R/W
R/W
bit 5
bit 4
FMD1 FMD0
R/W
R/W
bit 3
bit 2
bit 1
OSEL
MDSE
R/W
R/W
:リード / ライト可能
:未定義ビット
:初期値
CM71-10158-1
初期値:
CTEN STRG
R/W
00000000B ( リセット時 )
R/W
STRG
ソフトウェアトリガビット
0
無効
1
ソフトウェアによる起動開始
CTEN
カウント動作許可ビット
0
停止
1
動作許可
MDSE
モード選択ビット
0
連続動作
1
ワンショット動作
OSEL
出力極性指定ビット
0
通常極性
1
反転極性
FMD2 FMD1 FMD0
R/W
―
bit 0
タイマ機能選択ビット
0
0
0
リセットモード
0
0
1
PWM 機能選択
0
1
0
PPG 機能選択
0
1
1
リロードタイマ機能選択
1
0
0
PWC 機能選択
1
0
1
1
1
0
1
1
1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定禁止
565
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-2 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
ビット名
bit7
機能
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• タイマ機能を選択するビットです。
bit6
∼
bit4
FMD2, FMD1,
FMD0:
タイマ機能選択
ビット
• FMD2, FMD1, FMD0 ビットに "001B" を設定すると PWM 機能が選
択されます。
• 変更はタイマ停止中 (CTEN=0) に行ってください。ただし CTEN
ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは可能です。
PWM 出力の極性を設定します。
bit3
OSEL:
出力極性指定
ビット
極性
リセット後
通常
"L" 出力
反転
"H" 出力
デューティ一致
アンダフロー
• 連続してパルスを出力する動作か, 単一パルスを出力するワンショッ
bit2
MDSE:
モード選択
ビット
ト動作かを選択します。
• 変更はタイマ停止中 (CTEN=0) に行ってください。ただし , CTEN
ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは可能です。
bit1
CTEN:
カウント動作
許可ビット
• ダウンカウンタの動作を許可するビットです。
• カウンタが動作許可状態 (CTEN ビットが "1") のときに "0" を書き
込むとカウンタは停止します。
• CTEN ビットが "1" のときに STRG ビットに "1" を書き込むとソフ
トウェアトリガが発生します。
bit0
STRG:
ソフトウェア
トリガビット
( 注意事項 )
• STRG ビットの読出し値は常に "0" です。
( 注意事項 )
566
CTEN ビットと STRG ビットに同時に "1" を書き込ん
だ場合でも , ソフトウェアトリガが発生します。
EGS1, EGS0 の設定にかかわらず , STRG ビットに "1"
を書き込むとソフトウェアトリガは有効になります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
図 23.8-3 ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
R/W
―
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
―
TGIE
DTIE
UDIE
―
TGIR
DTIR
UDIR
00000000B ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
:リード / ライト可能
:未定義ビット
:初期値
CM71-10158-1
UDIR
アンダフロー割込み要求ビット
0
割込み要因のクリア
1
割込み要因の検出
DTIR
デューティ一致割込み要求ビット
0
割込み要因のクリア
1
割込み要因の検出
TGIR
トリガ割込み要求ビット
0
割込み要因のクリア
1
割込み要因の検出
UDIE
アンダフロー割込み要求許可ビット
0
割込み要求を禁止
1
割込み要求を許可
DTIE
デューティ一致割込み要求許可ビット
0
割込み要求を禁止
1
割込み要求を許可
TGIE
トリガ割込み要求許可ビット
0
割込み要求を禁止
1
割込み要求を許可
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
567
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-3 ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
ビット名
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
機能
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
TGIE:
トリガ割込み
要求許可
ビット
• bit2 :TGIR の割込み要求を制御します。
DTIE:
デューティ
一致割込み要求
許可ビット
• bit1 :DTIR の割込み要求を制御します。
UDIE:
アンダフロー
割込み要求許可
ビット
• bit0 :UDIR の割込み要求を制御します。
• TGIE ビットが許可されていて bit2 :TGIR ビットがセットされると
CPU に割込み要求を発生します。
• DTIE ビットが許可されていて bit1: DTIR ビットがセットされると
CPU に割込み要求を発生します。
• UDIE ビットが許可されていて bit0 :UDIR ビットがセットされると
CPU に割込み要求を発生します。
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• ソフトウェアトリガ , またはトリガ入力の検出をしたときに TGIR
ビットが "1" にセットされます。
bit2
TGIR:
トリガ割込み
要求ビット
• TGIR ビットは "0" 書込みによりクリアされます。
• TGIR ビットに "1" を書き込んでもビット値には影響しません。
• リードモディファイライト (RMW) 系命令におけるリード値は ,
ビット値にかかわらず "1" になります。
• カウント値がデューティ設定値と一致したときにDTIRビットが"1"
bit1
DTIR:
デューティ一致
割込み要求
ビット
にセットされます。
• DTIR ビットは "0" 書込みによりクリアされます。
• DTIR ビットに "1" を書き込んでもビット値には影響しません。
• リードモディファイライト (RMW) 系命令におけるリード値は ,
ビット値にかかわらず "1" になります。
• カウント値が "0000H" → "FFFFH" へのアンダフロー時に UDIR ビッ
bit0
UDIR:
アンダフロー
割込み要求
ビット
トが "1" にセットされます。
• UDIR ビットは "0" 書込みによりクリアされます。
• UDIR ビットに "1" を書き込んでもビット値には影響しません。
• リードモディファイライト (RMW) 系命令におけるリード値は ,
ビット値にかかわらず "1" になります。
568
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
PWM 周期設定レジスタ (BTxPCSR)
23.8.1.2
PWM 周期設定レジスタ (BTxPCSR) は , 周期を設定するためのバッファ付きレジス
タです。タイマレジスタへの転送は , 起動時とアンダフロー時に行われます。
■ PWM 周期設定レジスタ (BTxPCSR) のビット構成
図 23.8-4 に , PWM 周期設定レジスタ (BTxPCSR) のビット構成を示します。
図 23.8-4 PWM 周期設定レジスタ (BTxPCSR) のビット構成
bit 15 bit 14 bit 13 bit 12 bit 11 bit 10
bit 9
bit 8
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W :リード / ライト可能
X :不定値
周期を設定するためのバッファ付きレジスタです。タイマレジスタへの転送は起動時
とアンダフロー時に行われます。
周期設定レジスタの初期設定時および書換え時は , 周期設定レジスタの書込み後に必
ずデューティ設定レジスタへの書込み動作を行ってください。
• BTxPCSR レジスタは 16 ビットデータでアクセスしてください。
• BTxPCSR レジスタは BTxTMCR レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットで PWM 機
能の設定後に周期設定をしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
569
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
PWM デューティ設定レジスタ (BTxPDUT)
23.8.1.3
PWM デューティ設定レジスタ (BTxPDUT) はデューティを設定するためのバッファ
付きレジスタです。バッファからの転送は , アンダフローで行われます。
■ PWM デューティ設定レジスタ (BTxPDUT) のビット構成
図 23.8-5 に , PWM デューティ設定レジスタ (BTxPDUT) のビット構成を示します。
図 23.8-5 PWM デューティ設定レジスタ (BTxPDUT) のビット構成
bit 15 bit 14 bit 13 bit 12 bit 11 bit 10
bit 9
bit 8
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W :リード / ライト可能
X :不定値
デューティを設定するためのバッファ付きレジスタです。バッファからの転送はアン
ダフローで行われます。
周期設定レジスタの値とデューティ設定レジスタの値を同じにすると , 通常極性時に
オール "H" を , 反転極性時にオール "L" を出力します。
BTxPSCR < BTxPDUT となるような値を設定しないでください。PWM 出力は不定と
なります。
• BTxPDUT レジスタは 16 ビットデータでアクセスしてください。
• BTxPDUT レジスタは BTxTMCR レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットで PWM 機能
の設定後にデューティ設定してください。
570
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
タイマレジスタ (BTxTMR)
23.8.1.4
タイマレジスタ (BTxTMR) は , 16 ビットダウンカウンタの値を読み出すことができま
す。
■ タイマレジスタ (BTxTMR) のビット構成
図 23.8-6 に , PWM タイマレジスタ (BTxTMR) のビット構成を示します。
図 23.8-6 タイマレジスタ (BTxTMR) のビット構成
bit 15 bit 14 bit 13 bit 12 bit 11 bit 10
bit 9
bit 8
初期値:
00000000B ( リセット時 )
R
R
R
R
R
R
R
R
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
00000000B ( リセット時 )
R
R
R
R
R
R
R
R
R
:リードオンリ
16 ビットダウンカウンタの値を読み出すことができます。
<注意事項>
BTxTMR レジスタは 16 ビットデータでアクセスしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
571
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
16 ビット PWM タイマ動作
23.8.1.5
PWM タイマ動作では , トリガの検出時より設定周期の波形を単発 , または連続して
出力することができます。
出力パルスの周期は , BTxPCSR 値を変えることにより制御することができます。
また , デューティ比は , BTxPDUT 値を変えることにより制御することができます。
BTxPCSR にデータを書き込んだ後は , 必ず BTxPDUT への書込みを行ってください。
■ 連続動作
● 再起動禁止の場合 (RTGEN=0)
図 23.8-7 PWM 動作のタイミングチャート ( 再起動禁止の場合 )
立上りエッジ検出
トリガは無視されます
トリガ
m
n
o
PWM
出力波形
①
②
①= T(n+1) ms
②= T(m+1) ms
T :カウントクロック周期
m:BTxPCSR 値
n :BTxPDUT 値
● 再起動許可の場合 (RTGEN=1)
図 23.8-8 PWM 動作のタイミングチャート ( 再起動許可の場合 )
立上りエッジ検出
トリガにより再起動
トリガ
m
n
o
①
PWM出力波形
②
①= T(n+1) ms
②= T(m+1) ms
572
T :カウントクロック周期
m:BTxPCSR 値
n :BTxPDUT 値
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
ワンショット動作
23.8.1.6
ワンショット動作では , トリガにより任意の幅の単一パルスを出力することができま
す。再起動許可の場合は , 動作中にエッジを検出するとカウンタをリロードします。
■ ワンショット動作
● 再起動禁止の場合 (RTGEN=0)
図 23.8-9 ワンショット動作のタイミングチャート ( トリガ再起動禁止 )
立上りエッジ検出
トリガは無視されます
トリガ
m
n
o
PWM出力波形
①
②
①= T(n+1) ms
②= T(m+1) ms
T :カウントクロック周期
m:BTxPCSR 値
n :BTxPDUT 値
● 再起動許可の場合 (RTGEN=1)
図 23.8-10 ワンショット動作のタイミングチャート ( トリガ再起動許可 )
立上りエッジ検出
トリガにより再起動
トリガ
m
n
o
PWM出力波形
①
②
①= T(n+1) ms
②= T(m+1) ms
CM71-10158-1
T :カウントクロック周期
m:BTxPCSR 値
n :BTxPDUT 値
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
573
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
割込み要因とタイミングチャート
23.8.1.7
割込み要因とタイミングチャートについて示します。
■ 割込み要因とタイミングチャート (PWM 出力 : 通常極性 )
トリガが入力されてカウンタ値がロードされるまで , ソフトウェアトリガ時は T, 外部
トリガ時は 2T ∼ 3T (T: 周辺クロック (PCLK) サイクル ) を必要とします。
図 23.8-11 に , 周期設定値= 3, デューティ値= 1 の場合の割込み要因とタイミング
チャートを示します。
図 23.8-11 PWM タイマの割込み要因とタイミングチャート
トリガ
2T~3T(外部トリガ)
ロード
カウントクロック
カウント値
XXXXH
0003H
0002H
0001H
0000H
0003H
0002H
PWM出力波形
割込み
574
起動エッジ
デューティ一致
アンダフロー
TGIR
DTIR
UDIR
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
出力波形
23.8.1.8
PWM 出力について示します。
■ PWM 出力オール "L" またはオール "H" の出力方法
図 23.8-12 に PWM 出力をオール "L" に , 図 23.8-13 にオール "H" にする出力方法を示し
ます。
図 23.8-12 PWM 出力をオール "L" レベルにする例
アンダフロー割込み
デューティ値
0002H
0001H
0000H
XXXXH
PWM出力波形
デューティ値を小さく
していきます
アンダフロー割込みでPMSKに
“1”を設定します。設定した周期から
オール“L”レベルの出力波形になります。
図 23.8-13 PWM 出力をオール "H" レベルにする例
デューティ一致割込み
PWM出力波形
デューティ値を大きく
していきます
デューティ一致割込みでデューティ値を
周期設定値と同じにすると, 次の周期で
オール“H”レベルの出力波形になります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
575
第 23 章 ベースタイマ
23.8
23.8.2
MB91665 シリーズ
PPG 機能
ベースタイマは , タイマ制御レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットの設定により ,
16 ビット PWM タイマ , 16 ビット PPG タイマ , 16/32 ビットリロードタイマ , 16/
32 ビット PWC タイマの中からタイマ機能を 1 つだけ選択することができます。
PPG を設定したときのタイマ機能の説明を示します。
• PPG タイマ選択時のタイマ制御レジスタ (BTxTMCR)
• "L" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLL)
• "H" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLH)
• タイマレジスタ (BTxTMR)
• 16 ビット PPG タイマ動作
• 連続動作
• ワンショット動作
• 割込み要因とタイミングチャート
576
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
PPG タイマ選択時のタイマ制御レジスタ
(BTxTMCR)
23.8.2.1
タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) は , PPG タイマを制御します。PPG タイマ動作中
に書換え不可能なビットがありますので注意してください。
■ タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
図 23.8-14 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
bit 15
bit 14
bit 13
bit 12
CKS0 RTGEN
−
CKS2
CKS1
−
R/W
R/W
R/W
bit 11
R/W
bit 10
bit 9
bit 8
初期値:
PMSK
EGS1
EGS0
-0000000B ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
EGS1 EGS0
トリガ入力エッジ選択ビット
0
0
トリガ入力無効
0
1
立上りエッジ
1
0
立下りエッジ
1
1
両エッジ
PMSK
パルス出力マスクビット
0
通常出力
1
"L" 出力に固定
RTGEN
再起動許可ビット
0
再起動禁止
1
再起動許可
CKS2 CKS1 CKS0
R/W
カウントクロック選択ビット
φ
0
0
0
0
0
1
φ/4
0
1
0
φ/16
0
1
1
φ/128
1
0
0
φ/256
1
0
1
外部クロック ( 立上りエッジイベント )
1
1
0
外部クロック ( 立下りエッジイベント )
1
1
1
外部クロック ( 両エッジイベント )
:リード / ライト可能
:初期値
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
577
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-4 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
ビット名
bit15
未定義ビット
bit14
∼
bit12
CKS2, CKS1,
CKS0:
カウント
クロック選択
ビット
bit11
RTGEN:
再起動許可
ビット
機能
• 読出し値は不定です。
• このビットへの書込みは , 動作に影響しません。
• 16 ビットダウンカウンタのカウントクロックを選択します。
• カウントクロックの変更は設定を変えると直ちに反映します。
したがって , CKS2 ∼ CKS0の変更はカウント停止状態 (CTEN=0) で
行ってください。ただし , CTEN ビットへの "1" 書込みと同時に変
更することは可能です。
ソフトウェアトリガ , またはトリガ入力による再起動を許可するビッ
トです。
• PPG 出力波形の出力波形レベルを制御します。
• このビットが "0" のときは PPG 波形をそのまま出力します。
bit10
PMSK:
パルス出力
マスクビット
• このビットが "1" のときは , "H" 幅や "L" 幅設定の値にかかわらず
PPG 出力を "L" 出力にマスクします。
( 注意事項 )
bit3 の OSEL が反転出力に設定されている場合に
PMSK を "1" にすると "H" 出力にマスクとなります。
• 外部起動要因として入力波形に対する有効エッジを選択し , トリガ
の条件を設定します。
• 初期値または "00B" の設定の場合 , 入力波形に対する有効エッジが
bit9,
bit8
EGS1, EGS0:
トリガ入力
エッジ選択
ビット
選択されていない状態なので外部波形による起動はかかりません。
( 注意事項 )
EGS1, EGS0 の設定にかかわらず , STRG ビットに "1"
を書き込むとソフトウェアトリガは有効になります。
• EGS1, EGS0 の変更はカウント停止状態 (CTEN=0) で行ってくださ
い。ただし , CTEN ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは
可能です。
578
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
図 23.8-15 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
bit 7
―
R/W
bit 6
bit 5
bit 4
FMD2 FMD1 FMD0
R/W
R/W
R/W
bit 3
bit 2
OSEL
MDSE
R/W
R/W
bit 1
:リード / ライト可能
:未定義ビット
:初期値
CM71-10158-1
初期値:
CTEN STRG
R/W
00000000B ( リセット時 )
R/W
STRG
ソフトウェアトリガビット
0
無効
1
ソフトウェアによる起動開始
CTEN
カウント動作許可ビット
0
停止
1
動作許可
MDSE
モード選択ビット
0
連続動作
1
ワンショット動作
OSEL
出力極性指定ビット
0
通常極性
1
反転極性
FMD2 FMD1 FMD0
R/W
―
bit 0
タイマ機能選択ビット
0
0
0
リセットモード
0
0
1
PWM 機能選択
0
1
0
PPG 機能選択
0
1
1
リロードタイマ機能選択
1
0
0
PWC 機能選択
1
0
1
1
1
0
1
1
1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定禁止
579
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-5 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
ビット名
bit7
機能
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• タイマ機能を選択するビットです。
bit6
∼
bit4
FMD2, FMD1,
FMD0:
タイマ機能
選択ビット
• FMD2, FMD1, FMD0 ビットに "010B" を設定すると PPG 機能が選択
されます。
• 変更はタイマ停止中 (CTEN=0) に行ってください。ただし , CTEN
ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは可能です。
PPG 出力の極性を設定します。
bit3
OSEL:
出力極性指定
ビット
極性
リセット後
通常
"L" 出力
反転
"H" 出力
"L" 幅カウント終了
"H" 幅カウント終了
• 連続してパルスを出力する動作か , 単一パルスを出力するワンショッ
bit2
MDSE:
モード選択
ビット
ト動作かを選択します。
• 変更はタイマ停止中 (CTEN=0) に行ってください。ただし , CTEN
ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは可能です。
bit1
CTEN:
カウント動作
許可ビット
• ダウンカウンタの動作を許可するビットです。
• カウンタが動作許可状態 (CTEN ビットが "1") のときに "0" を書き
込むとカウンタは停止します。
• CTEN ビットが "1" のときに STRG ビットに "1" を書き込むとソフ
トウェアトリガが発生します。
bit0
STRG:
ソフトウェア
トリガビット
( 注意事項 )
• STRG ビットの読出し値は常に "0" です。
( 注意事項 )
580
CTEN ビットと STRG ビットに同時に "1" を書き込ん
だ場合でも , ソフトウェアトリガが発生します。
EGS1, EGS0 の設定にかかわらず , STRG ビットに "1"
を書き込むとソフトウェアトリガは有効になります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
図 23.8-16 ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
R/W
―
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
―
TGIE
―
UDIE
―
TGIR
―
UDIR
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
:リード / ライト可能
:未定義ビット
:初期値
CM71-10158-1
初期値:
00000000B ( リセット時 )
UDIR
アンダフロー割込み要求ビット
0
割込み要因のクリア
1
割込み要因の検出
TGIR
トリガ割込み要求ビット
0
割込み要因のクリア
1
割込み要因の検出
UDIE
アンダフロー割込み要求許可ビット
0
割込み要求を禁止
1
割込み要求を許可
TGIE
トリガ割込み要求許可ビット
0
割込み要求を禁止
1
割込み要求を許可
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
581
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-6 ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
ビット名
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
機能
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
TGIE:
トリガ割込み
要求許可ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• bit2: TGIR の割込み要求を制御します。
• TGIE ビットが許可されていて bit2 :TGIR ビットがセットされると
CPU に割込み要求を発生します。
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
UDIE:
アンダフロー
割込み要求許可
ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• bit0 :UDIR の割込み要求を制御します。
• UDIEビットが許可されていて bit0 :UDIRビットがセットされると
CPU に割込み要求を発生します。
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• ソフトウェアトリガ , またはトリガ入力の検出をしたときに TGIR
ビットが "1" にセットされます。
bit2
TGIR:
トリガ割込み
要求ビット
• TGIR ビットは "0" 書込みによりクリアされます。
• TGIR ビットに "1" 書き込んでもビット値には影響しません。
• リードモディファイライト (RMW) 系命令における読出し値は ,
ビット値にかかわらず "1" になります。
bit1
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• "H" 幅を設定した値からのカウント中でカウント値が "0000H" →
"FFFFH" へアンダフロー変化したときに UDIR ビットが "1" にセッ
bit0
UDIR:
アンダフロー
割込み要求
ビット
トされます。
• UDIR ビットは "0" 書込みによりクリアされます。
• UDIR ビットに "1" 書き込んでもビット値には影響しません。
• リードモディファイライト (RMW) 系命令における読出し値は ,
ビット値にかかわらず "1" になります。
582
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
"L" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLL)
23.8.2.2
"L" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLL) は , PPG 出力波形の "L" 幅を設定するため
のレジスタです。タイマレジスタへの転送は , 起動トリガ検出時か , "H" 幅カウント
終了時のアンダフローで行われます。
■ "L" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLL) のビット構成
図 23.8-17 に , "L" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLL) のビット構成を示します。
図 23.8-17 "L" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLL) のビット構成
bit 15 bit 14 bit 13 bit 12 bit 11 bit 10
bit 9
bit 8
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W :リード / ライト可能
X :不定値
PPG 出力波形の "L" 幅を設定するためのレジスタです。タイマレジスタへの転送は起
動トリガ検出時と "H" 幅カウント終了時のアンダフローで行われます。
• BTxPRLL レジスタは 16 ビットデータでアクセスしてください。
• BTxPRLL レジスタは BTxTMCR レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットで PPG 機能
の設定後に "L" 幅設定してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
583
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
"H" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLH)
23.8.2.3
"H" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLH) は PPG 出力波形の "H" 幅を設定するため
のバッファ付きレジスタです。BTxPRLH からバッファレジスタへの転送は起動ト
リガ検出時と "H" 幅カウント終了時のアンダフローで行われ , バッファレジスタか
らタイマレジスタへの転送は "L" 幅カウント終了時のアンダフローで行われます。
■ "H" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLH) のビット構成
図 23.8-18 に , "H" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLH) のビット構成を示します。
図 23.8-18 "H" 幅設定リロードレジスタ (BTxPRLH) のビット構成
bit 15 bit 14 bit 13 bit 12 bit 11 bit 10
bit 9
bit 8
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W :リード / ライト可能
X :不定値
PPG 出力波形の "H" 幅を設定するためのレジスタです。BTxPRLH からバッファレジス
タへの転送は起動トリガ検出時と"H"幅カウント終了時のアンダフローで行われ, バッ
ファレジスタからタイマレジスタへの転送は "L" 幅カウント終了時のアンダフローで
行われます。
• BTxPRLH レジスタは 16 ビットデータでアクセスしてください。
• BTxPRLH レジスタは BTxTMCR レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットで PPG 機
能の設定後 , "H" 幅に設定してください。
584
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
タイマレジスタ (BTxTMR)
23.8.2.4
タイマレジスタ (BTxTMR) は , 16 ビットダウンカウンタの値を読み出すことができま
す。
■ タイマレジスタ (BTxTMR) のビット構成
図 23.8-19 に , PPG タイマレジスタ (BTxTMR) のビット構成を示します。
図 23.8-19 タイマレジスタ (BTxTMR) のビット構成
bit 15 bit 14 bit 13 bit 12 bit 11 bit 10
bit 9
bit 8
初期値:
00000000B ( リセット時 )
R
R
R
R
R
R
R
R
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
00000000B ( リセット時 )
R
R
R
R
R
R
R
R
R
:リードオンリ
16 ビットダウンカウンタの値を読み出すことができます。
<注意事項>
BTxTMR レジスタは 16 ビットデータでアクセスしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
585
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
16 ビット PPG タイマ動作
23.8.2.5
PPG タイマ動作では , 出力パルスの "L" 幅と "H" 幅をそれぞれのリロードレジスタ
に設定することで任意の出力パルスを制御することができます。
■ 動作概要
16 ビット長のリロードレジスタが "L" 幅設定用と "H" 幅設定用の 2 本 , "H" 幅設定の
バッファが 1 本あります (BTxPRLL, BTxPRLH, BTxPRLHB) 。
起動トリガにより , 16 ビットダウンカウンタに最初は BTxPRLL の設定値がロードされ ,
同時に BTxPRLHB に BTxPRLH の設定値が転送されます。PPG 出力はレベルを "L" に
して , カウントクロックごとにダウンカウントしていきます。アンダフローの検出によ
り BTxPRLHB の値がカウンタにリロードされ , PPG 出力波形を反転してダウンカウン
トしていきます。再度アンダフローの検出で PPG 出力波形を反転し , BTxPRLL の設定
値をカウンタにリロードし , BTxPRLH の設定値を BTxPRLHB に転送します。
この動作によって , 出力波形は各リロードレジスタ値に対応した "L" 幅・"H" 幅のパル
ス出力となります。
■ リロードレジスタへの書込みタイミング
リロードレジスタ BTxPRLL, BTxPRLH へのデータの書込みは起動トリガ検出時とアン
ダフロー割込み要因 (UDIR) がセットされてから , 次の周期に移るまでの間に行いま
す。その際に設定するデータは次の周期の設定となります。BTxPRLL, BTxPRLH に設
定したデータは起動トリガ検出時と "H" 幅カウント終了時のアンダフロー時に
BTxTMR と BTxPRLHB にそれぞれ自動転送されます。BTxPRLHB に転送されたデー
タは "L" 幅カウント終了時のアンダフロー時に BTxTMR に自動でリロードされます。
立上りエッジ検出
トリガ
IRQ1(TGIR要因)
IRQ0(UDIR要因)
次の周期の"L"幅,"H"幅をレジスタに設定
BTxPRLL
L0
L1
L2
L3
BTxPRLH
H0
H1
H2
H3
BTxPRLHB
xxxx
BTxTMR
xxxx
H1
H0
L0~0000
H0~
0000
L1~0000
H2
H1~
0000
L2~0000
H1
L2
H2~
0000
PPG出力波形
L0
586
H0
L1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
H2
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
連続動作
23.8.2.6
連続動作では , 各割込み要因のセットタイミングで "L" 幅と "H" 幅を更新すること
により , 任意のパルスを連続で出力することができます。再起動許可の場合は , 動作
中にエッジを検出するとカウンタをリロードします。
■ 連続動作
● 再起動禁止の場合 (RTGEN=0)
図 23.8-20 PPG 動作のタイミングチャート ( 再起動禁止の場合 )
立上りエッジ検出
トリガは無視されます
トリガ
m
n
o
PPG出力波形
①
②
起動エッジ
割込み
アンダフロー
アンダフロー
TGIR
UDIR
UDIR
①= T(m+1) ms
②= T(n+1) ms
T :カウントクロック周期
m:BTxPRLL 値
n :BTxPRLH 値
● 再起動許可の場合 (RTGEN=1)
図 23.8-21 PPG 動作のタイミングチャート ( 再起動許可の場合 )
立上りエッジ検出
トリガにより再起動
トリガ
m
n
o
PPG出力波形
②
①= T(m+1) ms
②= T(n+1) ms
CM71-10158-1
①
T :カウントクロック周期
m:BTxPRLL 値
n :BTxPRLH 値
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
587
第 23 章 ベースタイマ
23.8
23.8.2.7
MB91665 シリーズ
ワンショット動作
ワンショット動作では , トリガにより任意の幅の単一パルスを出力することができま
す。再起動許可の場合は , 動作中にエッジを検出するとカウンタをリロードします。
■ ワンショット動作
● 再起動禁止の場合 (RTGEN=0)
図 23.8-22 ワンショット動作のタイミングチャート ( トリガ再起動禁止 )
立上りエッジ検出
トリガは無視されます
トリガ
m
n
o
PPG出力波形
①
②
①= T(m+1) ms
②= T(n+1) ms
T :カウントクロック周期
m:BTxPRLL 値
n :BTxPRLH 値
● 再起動許可の場合 (RTGEN=1)
図 23.8-23 ワンショット動作のタイミングチャート ( トリガ再起動許可 )
立上りエッジ検出
トリガにより再起動
トリガ
m
n
o
PPG出力波形
②
①= T(m+1) ms
②= T(n+1) ms
588
①
T :カウントクロック周期
m:BTxPRLL 値
n :BTxPRLH 値
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ リロード値とパルス幅の関係
16 ビット長のリロードレジスタに書かれた値を+ 1 した値に , カウントクロックの周
期を掛けた値が出力されるパルス幅となります。したがって , リロードレジスタ値が
"0000H" のときはカウントクロック 1 周期のパルス幅になります。また , リロードレジ
スタ値が "FFFFH" のときはカウントクロック 65536 周期のパルス幅になります。パル
ス幅の計算式は以下のようになります。
PL = T × (L+1)
PL :"L" パルスの幅
PH = T × (H+1)
PH:"H" パルスの幅
T :カウントクロック周期
L :BTxPRLL 値
H :BTxPRLH 値
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
589
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
割込み要因とタイミングチャート
23.8.2.8
割込み要因とタイミングチャートについて示します。
■ 割込み要因とタイミングチャート (PPG 出力 : 通常極性 )
トリガがかかってからカウンタ値がロードされるまで , ソフトウェアトリガ時は T, 外
部トリガ時は 2T ∼ 3T (T: 周辺クロック (PCLK) サイクル ) を必要とします。
割込み要因は PPG 起動トリガ検出時と , "H"レベル出力時のアンダフロー検出時にセッ
トされます。
図 23.8-24 に , "L" 幅設定値= 1, "H" 幅設定値= 1 の場合の割込み要因とタイミング
チャートを示します。
図 23.8-24 PPG タイマの割込み要因とタイミングチャート
トリガ
2T~3T(外部トリガ)
ロード
カウントクロック
カウント値
XXXXH
0001H
0000H
0001H
0000H
0001H
0000H
PPG出力波形
割込み
起動エッジ
TGIR
590
アンダフロー
UDIR
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
23.8.3
リロードタイマ機能
ベースタイマは , タイマ制御レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットの設定により ,
16 ビット PWM タイマ , 16 ビット PPG タイマ , 16/32 ビットリロードタイマ , 16/
32 ビット PWC タイマの中からタイマ機能を 1 つだけ選択することができます。リ
ロードタイマを設定したときのタイマ機能の説明を示します。
• リロードタイマ選択時のタイマ制御レジスタ (BTxTMCR)
• 周期設定レジスタ (BTxPCSR)
• タイマレジスタ (BTxTMR)
• 16 ビットリロードタイマの動作
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
591
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
リロードタイマ選択時のタイマ制御レジスタ
(BTxTMCR)
23.8.3.1
タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) は , タイマの動作制御をします。
■ タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
図 23.8-25 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
bit 15
bit 14
bit 13
bit 12
bit 11
bit 10
bit 9
bit 8
初期値:
−
CKS2
CKS1
CKS0
―
―
EGS1
EGS0
-0000000B ( リセット時 )
−
R/W
R/W
R/W
―
―
R/W
R/W
EGS1 EGS0
トリガエッジ選択ビット
0
0
トリガ入力無効
0
1
外部トリガ ( 立上りエッジ )
1
0
外部トリガ ( 立下りエッジ )
1
1
外部トリガ ( 両エッジ )
CKS2 CKS1 CKS0
R/W
―
592
カウントクロック選択ビット
0
0
0
φ
0
0
1
φ/4
0
1
0
φ/16
0
1
1
φ/128
1
0
0
φ/256
1
0
1
外部クロック ( 立上りエッジイベント )
1
1
0
外部クロック ( 立下りエッジイベント )
1
1
1
外部クロック ( 両エッジイベント )
:リード / ライト可能
:未定義ビット
:初期値
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-7 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
ビット名
bit15
未定義ビット
bit14
∼
bit12
CKS2, CKS1,
CKS0:
カウント
クロック選択
ビット
bit11,
bit10
機能
• 読出し値は不定です。
• このビットへの書込みは , 動作に影響しません。
• 16 ビットダウンカウンタのカウントクロックを選択します。
• カウントクロックの変更は設定を変えると直ちに反映します。し
たがって , CKS2 ∼ CKS0 の変更はカウント停止状態 (CTEN=0) で
行ってください。ただし , CTEN ビットへの "1" 書込みと同時に変
更することは可能です。
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• 外部起動要因として入力波形に対する有効エッジを選択し , トリ
ガの条件を設定します。
• 初期値または "00B" の設定の場合 , 入力波形に対する有効エッジが
bit9,
bit8
EGS1, EGS0:
トリガエッジ
選択ビット
選択されていない状態なので外部波形による起動は行いません。
( 注意事項 )
EGS1, EGS0 の設定にかかわらず , STRG ビットに "1"
を書き込むとソフトウェアトリガは有効になります。
• EGS1, EGS0 の変更はカウント停止状態 (CTEN=0) で行ってくださ
い。ただし , CTEN ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは
可能です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
593
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
図 23.8-26 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
bit 7
T32
R/W
bit 6
bit 5
FMD2 FMD1
R/W
R/W
bit 4
bit 3
bit 2
FMD0
OSEL
MDSE
R/W
R/W
R/W
bit 1
R/W
00000000B ( リセット時 )
R/W
ソフトウェアトリガビット
0
無効
1
ソフトウェアによる起動開始
CTEN
カウント動作許可ビット
0
停止
1
動作許可
MDSE
モード選択ビット
0
リロードモード
1
ワンショットモード
OSEL
出力極性指定ビット
0
通常極性
1
反転極性
FMD2 FMD1 FMD0
594
初期値:
CTEN STRG
STRG
R/W
bit 0
タイマ機能選択ビット
0
0
0
リセットモード
0
0
1
PWM 機能選択
0
1
0
PPG 機能選択
0
1
1
リロードタイマ機能選択
1
0
0
PWC 機能選択
1
0
1
1
1
0
1
1
1
設定禁止
T32
32 ビットタイマ選択ビット
:リード / ライト可能
0
16 ビットタイマモード
:初期値
1
32 ビットタイマモード
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-8 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト ) (1 / 2)
ビット名
機能
• 32 ビットタイマ機能を選択するビットです。
• FMD2, FMD1, FMD0 ビットに "011B" を設定して , リロードタイマ機
bit7
T32:
32 ビット
タイマ選択
ビット
能を選択している場合 , T32 ビットを "1" に設定すると 32 ビットタ
イマモードになります。
• 変更はタイマ停止中 (CTEN=0) に行ってください。ただし , CTEN
ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは可能です (「23.5 32
ビットモード動作」を参照 )。
bit6
∼
bit4
FMD2,
FMD1,
FMD0:
タイマ機能
選択ビット
• タイマ機能を選択するビットです。
• FMD2, FMD1, FMD0 ビットに "011B" を設定するとリロードタイマ機
能が選択されます。
• 変更はタイマ停止中 (CTEN=0) に行ってください。ただし , CTEN
ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは可能です。
• タイマ出力のレベルを通常のまま出力するか反転させるかを選択し
ます。
• bit2:MDSE との組合せにより次のように出力波形を生成します。
bit3
OSEL:
出力極性指定
ビット
MDSE
OSEL
0
0
カウント開始時 "L" のトグル出力
0
1
カウント開始時 "H" のトグル出力
1
0
カウント中 "H" の矩形波
1
1
カウント中 "L" の矩形波
出力波形
• MDSE ビットを "0" に設定するとリロードモードとなり , カウント値
が "0000H" → "FFFFH" へのアンダフローと同時にリロードレジスタ
bit2
MDSE:
モード選択
ビット
値をカウンタにロードしてカウント動作を続けます。
• MDSE ビットを "1" に設定するとワンショットモードとなり , カウン
ト値が"0000H"→"FFFFH"へのアンダフローにより動作を停止します。
• 変更はタイマ停止中 (CTEN=0) に行ってください。ただし , CTEN
ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは可能です。
bit1
CTEN:
カウント動作
許可ビット
CM71-10158-1
• ダウンカウンタの動作を許可するビットです。
• カウンタが動作許可状態 (CTEN ビットが "1") のときに "0" を書き込
むとカウンタは停止します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
595
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-8 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト ) (2 / 2)
ビット名
機能
• CTEN ビットが "1" のときに STRG ビットに "1" を書き込むとソフト
ウェアトリガが発生します。
bit0
STRG:
ソフトウェア
トリガビット
( 注意事項 )
• STRG ビットの読出し値は常に "0" です。
( 注意事項 )
596
CTEN ビットと STRG ビットに同時に "1" を書き込んだ
場合でも , ソフトウェアトリガが発生します。
EGS1, EGS0 の設定にかかわらず , STRG ビットに "1" を
書き込むとソフトウェアトリガは有効になります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
図 23.8-27 ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
R/W
―
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
―
TGIE
―
UDIE
―
TGIR
―
UDIR
00000000B ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
:リード / ライト可能
:未定義ビット
:初期値
CM71-10158-1
UDIR
アンダフロー割込み要求ビット
0
割込み要因のクリア
1
割込み要因の検出
TGIR
トリガ割込み要求ビット
0
割込み要因のクリア
1
割込み要因の検出
UDIE
アンダフロー割込み要求許可ビット
0
割込み要求を禁止
1
割込み要求を許可
TGIE
トリガ割込み要求許可ビット
0
割込み要求を禁止
1
割込み要求を許可
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
597
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-9 ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
ビット名
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
機能
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
TGIE:
トリガ割込み
要求許可ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• bit2 :TGIR の割込み要求を制御します。
• TGIEビットが許可されていて bit2 :TGIRビットがセットされると
CPU に割込み要求を発生します。
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
UDIE:
アンダフロー
割込み要求許可
ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• bit0: UDIR の割込み要求を制御します。
• UDIE ビットが許可されていて bit0: UDIR ビットがセットされる
と CPU に割込み要求を発生します。
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• ソフトウェアトリガ, またはトリガ入力の検出をしたときにTGIR
ビットが "1" にセットされます。
bit2
TGIR:
トリガ割込み
要求ビット
• TGIR ビットは "0" 書込みによりクリアされます。
• TGIR ビットに "1" を書き込んでもビット値には影響しません。
• リードモディファイライト (RMW) 系命令における読出し値は ,
ビット値にかかわらず "1" になります。
bit1
• 読出し値は "0" です。
未使用ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• カウント値が "0000H"→"FFFFH"へのアンダフロー時にUDIRビッ
bit0
UDIR:
アンダフロー
割込み要求
ビット
トが "1" にセットされます。
• UDIR ビットは "0" 書込みによりクリアされます。
• UDIR ビットに "1" を書き込んでもビット値には影響しません。
• リードモディファイライト (RMW) 系命令における読出し値は ,
ビット値にかかわらず "1" になります。
598
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
周期設定レジスタ (BTxPCSR)
23.8.3.2
周期設定レジスタ (BTxPCSR) は , カウントの初期値を保持するレジスタです。32
ビットモード時には偶数チャネルの場合は下位 16 ビットのカウント初期値となり ,
奇数チャネルの場合は上位 16 ビットのカウント初期値となります。リセット時の初
期値は不定です。このレジスタへのアクセスは , 必ず 16 ビットデータ転送命令で
行ってください。
■ 周期設定レジスタ (BTxPCSR) のビット構成
図 23.8-28 に , 周期設定レジスタ (BTxPCSR) のビット構成を示します。
図 23.8-28 周期設定レジスタ (BTxPCSR) のビット構成
bit 15 bit 14 bit 13 bit 12 bit 11 bit 10
bit 9
bit 8
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W :リード / ライト可能
X :不定値
周期を設定するためのレジスタです。タイマレジスタへの転送はアンダフローで行わ
れます。
• BTxPCSR レジスタは 16 ビットデータでアクセスしてください。
• BTxPCSR レジスタは BTxTMCR レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットでリロード
タイマ機能の設定後に周期設定をしてください。
• 32 ビットモードで BTxPCSR レジスタにデータを書き込む場合 , 上位 16 ビットデー
タ ( 奇数チャネルのデータ ) から先にアクセスした後で , 下位 16 ビットデータ ( 偶
数チャネルのデータ ) にアクセスしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
599
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
タイマレジスタ (BTxTMR)
23.8.3.3
タイマレジスタ (BTxTMR) は , タイマのカウント値を読み出すことができるレジスタ
です。32 ビットモード時には偶数チャネルの場合は下位 16 ビットのカウント値とな
り , 奇数チャネルの場合は上位 16 ビットのカウント値となります。初期値は不定で
す。
このレジスタの読出しは , 必ず 16 ビットデータ転送命令で行ってください。
■ タイマレジスタ (BTxTMR) のビット構成
図 23.8-29 に , タイマレジスタ (BTxTMR) のビット構成を示します。
図 23.8-29 タイマレジスタ (BTxTMR) のビット構成
bit 15 bit 14 bit 13 bit 12 bit 11 bit 10
bit 9
bit 8
初期値:
00000000B ( リセット時 )
R
R
R
R
R
R
R
R
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
00000000B ( リセット時 )
R
R
R
R
R
R
R
R
R :リードオンリ
16 ビットダウンカウンタの値を読み出すことができます。
<注意事項>
• BTxTMR レジスタは 16 ビットデータでアクセスしてください。
• 32 ビットモードで BTxTMR レジスタを読み出す場合 , 下位 16 ビットデータ ( 偶数チャ
ネルのデータ) から先に読み出した後で, 上位16ビットデータ (奇数チャネルのデータ)
を読み出してください。
600
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
23.8.3.4
16 ビットリロードタイマの動作
リロードタイマ動作では , カウントクロックに同期して周期設定レジスタに設定す
る値からカウントダウンを実行し , カウント値が "0" となったときにカウントを終
了するか , または周期設定を自動でロードしてカウントダウンを停止するまで継続
動作します。
■ 内部クロック選択時のカウント動作
カウント許可と同時にカウント動作を開始したい場合は , タイマ制御レジスタの CTEN
ビットと STRG ビットの両方に "1" を書き込んでください。STRG ビットによるトリガ
入力は , タイマが起動状態のとき (CNTE=1) は動作モードにかかわらず常に有効です。
カウント動作を許可し , ソフトウェアトリガまたは外部トリガでタイマを起動すると ,
周期設定レジスタの値をカウンタにロードしてカウントダウンを開始します。
カウンタスタートのトリガがセットされてから周期設定レジスタのデータがカウンタ
へロードされるまでに , 1T (T: 周辺クロック (PCLK) サイクル ) の時間がかかります。
図 23.8-30 に , ソフトウェアトリガによるカウンタの起動および動作を示します。
図 23.8-30 内部クロック選択時のカウント動作
ロード
カウントクロック
カウント値
XXXXH
リロード値
-1
-1
CTEN(レジスタ)
1T
STRG(レジスタ)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
601
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ アンダフロー動作
カウンタの値が "0000H" から "FFFFH" になる場合をアンダフローとしています。した
がって , 〔周期設定レジスタの設定値 +1〕カウントでアンダフローが発生します。
アンダフロー発生時に周期設定レジスタ (BTxPCSR) の内容をカウンタへロードして ,
タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) の MDSE ビットが "0" のときはカウント動作を継続
します。MDSE ビットが "1" のときは , ロードしたカウンタ値のまま停止します。
アンダフローによりステータス制御レジスタ (BTxSTC) の UDIR ビットがセットされ ,
UDIE ビットが "1" のときに割込み要求を発生します。
図 23.8-31 に , アンダフロー動作のタイミングチャートを示します。
図 23.8-31 アンダフロー動作のタイミングチャート
[MDSE=0] の場合
ロード
カウントクロック
カウント値
0000H
リロード値
-1
-1
アンダフローセット
UDIR
[MDSE=1] の場合
ロード
カウントクロック
カウント値
0000H
リロード値
アンダフローセット
UDIR
602
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ 入力端子機能の動作
TGIN 端子はトリガ入力として使用することができます。TGIN 端子に有効エッジが入
力されると周期設定レジスタの内容をカウンタにロードしてカウント動作を開始しま
す。トリガがかかってから , カウンタ値がロードされるまで , 2T ∼ 3T (T: 周辺クロッ
ク (PCLK) サイクル ) を必要とします。
図 23.8-32 に , 有効エッジ指定を立上りエッジにした場合のトリガ入力動作を示します。
図 23.8-32 トリガ入力の動作
TGIN
2T~3T(外部トリガ)
ロード
カウントクロック
カウント値
0000H
リロード値
-1
-1
■ 出力端子機能の動作
TOUT 出力端子は , リロードモード時はアンダフローにより反転するトグル出力とし
て , ワンショットモード時はカウント中を示すパルス出力として機能します。出力極
性は , タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) の OSEL ビットにより設定できます。OSEL=0
の場合 , トグル出力は初期値が "0" で , ワンショットパルス出力はカウント中 "1" を出
力します。OSEL=1 にすると出力波形は反転します。
図 23.8-33 に , 出力端子機能動作のタイミングチャートを示します。
図 23.8-33 出力端子機能動作のタイミングチャート
[MDSE=0, OSEL=0] の場合
CTEN
OSEL=1のときは反転
TOUT
トリガ
アンダフロー
[MDSE=1, OSEL=0] の場合
CTEN
OSEL=1のときは反転
TOUT
トリガ
アンダフロー
トリガ起動待ち
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
603
第 23 章 ベースタイマ
23.8
23.8.4
MB91665 シリーズ
PWC 機能
ベースタイマは , タイマ制御レジスタの FMD2, FMD1, FMD0 ビットの設定により ,
16 ビット PWM タイマ , 16 ビット PPG タイマ , 16/32 ビットリロードタイマ , 16/
32 ビット PWC タイマの中からタイマ機能を 1 つだけ選択することができます。
PWC を設定したときのタイマ機能の説明を示します。
• PWC タイマ選択時のタイマ制御レジスタ (BTxTMCR)
• データバッファレジスタ (BTxDTBF)
• PWC 動作
604
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
PWC タイマ選択時のタイマ制御レジスタ
(BTxTMCR)
23.8.4.1
タイマ制御レジスタ (BTxTMCR) は , PWC タイマの動作を制御します。
■ タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
図 23.8-34 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
bit 15
bit 14
bit 13
bit 12
bit 11
bit 10
bit 9
bit 8
初期値:
―
CKS2
CKS1
CKS0
―
EGS2
EGS1
EGS0
00000000B ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
EGS2 EGS1 EGS0
0
0
0
"H" パルス幅測定 ( ↑∼↓ )
0
0
1
立上りエッジ間周期測定 ( ↑∼↑ )
0
1
0
立下りエッジ間周期測定 ( ↓∼↓ )
0
1
1
全エッジ間パルス幅測定
( ↑または↓∼↓または↑ )
1
0
0
"L" パルス幅測定 ( ↓∼↑ )
1
0
1
1
1
0
1
1
1
CKS2 CKS1 CKS0
0
R/W
―
:リード / ライト可能
:未定義ビット
:初期値
CM71-10158-1
測定エッジ選択ビット
0
設定禁止
カウントクロック選択ビット
0
φ
φ/4
0
0
1
0
1
0
φ/16
0
1
1
φ/128
1
0
0
φ/256
1
0
1
1
1
0
1
1
1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
設定禁止
605
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-10 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 上位バイト )
ビット名
bit15
機能
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• 16 ビットアップカウンタのカウントクロックを選択します。
bit14
∼
bit12
CKS2, CKS1,
CKS0:
カウントクロック
選択ビット
• カウントクロックの変更は設定を変えると直ちに反映します。
したがって, CKS2∼CKS0の変更はカウント停止状態 (CTEN=0)
で行ってください。ただし , CTEN ビットへの "1" 書込みと同時
に変更することは可能です。
bit11
bit10
∼
bit8
606
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
EGS2, EGS1,
EGS0:
測定エッジ選択
ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• 測定エッジの条件を設定します。
• EGS2, EGS1, EGS0 の変更はカウント停止状態 (CTEN=0) で
行ってください。ただし , CTEN ビットへの "1" 書込みと同時に
変更することは可能です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
図 23.8-35 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
bit 7
T32
R/W
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
―
MDSE
CTEN
―
00000000B ( リセット時 )
R/W
R/W
R/W
R/W
FMD2 FMD1 FMD0
R/W
R/W
R/W
CTEN
カウント動作許可ビット
0
停止
1
動作許可
MDSE
モード選択ビット
0
連続測定モード
1
単発測定モード
FMD2 FMD1 FMD0
R/W
―
:リード / ライト可能
:未定義ビット
:初期値
CM71-10158-1
タイマ機能選択ビット
0
0
0
リセットモード
0
0
1
PWM 機能選択
0
1
0
PPG 機能選択
0
1
1
リロードタイマ機能選択
1
0
0
PWC 機能選択
1
0
1
1
1
0
1
1
1
設定禁止
T32
32 ビットタイマ選択ビット
0
16 ビットタイマモード
1
32 ビットタイマモード
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
607
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-11 タイマ制御レジスタ (BTxTMCR 下位バイト )
ビット名
機能
• 32 ビットタイマ機能を選択するビットです。
bit7
T32:
32 ビット
タイマ選択
ビット
• FMD2, FMD1, FMD0 ビットに "100B" を設定して PWC 機能を選択
している場合に T32 ビットを "1" に設定すると , 32 ビット PWC モー
ドになります。
• 変更はタイマ停止中 (CTEN=0) に行ってください。ただし , CTEN
ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは可能です (「23.5 32
ビットモード動作」を参照 )。
• タイマ機能を選択するビットです。
bit6
∼
bit4
FMD2, FMD1,
FMD0:
タイマ機能
選択ビット
• FMD2, FMD1, FMD0 ビットに "100B" を設定すると PWC 機能が選
択されます。
• 変更はタイマ停止中 (CTEN=0) に行ってください。ただし , CTEN
ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは可能です。
bit3
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• 測定動作を以下のように選択します
bit2
MDSE:
モード選択
ビット
MDSE
モード
0
連続測定
連続測定:バッファレジスタ有効
1
単発測定
1 回測定後に停止
動作
• 変更はタイマ停止中 (CTEN=0) に行ってください。ただし , CTEN
ビットへの "1" 書込みと同時に変更することは可能です。
• アップカウンタの起動または再起動を許可するビットです。
• カウンタが動作許可状態 (CTEN ビットが "1") のときに "1" を書き
bit1
CTEN:
カウント動作
許可ビット
込むと再起動となりカウンタはクリアされ , 測定開始エッジ待ち状
態となります。
• カウンタが動作許可状態 (CTEN ビットが "1") のときに "0" を書き
込むとカウンタは停止します。
bit0
608
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
図 23.8-36 ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
R/W
R
―
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
ERR
EDIE
―
OVIE
―
EDIR
―
OVIR
00000000B ( リセット時 )
R
R/W
R/W
R/W
R/W
R
R/W
R/W
:リード / ライト可能
:リードオンリ
:未定義ビット
:初期値
CM71-10158-1
OVIR
オーバフロー割込み要求ビット
0
割込み要求のクリア
1
割込み要因の検出
EDIR
測定終了割込み要求ビット
0
測定結果 (BTxDTBF) をリード
1
割込み要因の検出
OVIE
オーバフロー割込み要求許可ビット
0
割込み要求を禁止
1
割込み要求を許可
EDIE
測定終了割込み要求許可ビット
0
割込み要求を禁止
1
割込み要求を許可
ERR
エラーフラグビット
0
正常状態
1
リードしていない測定結果に次の測定結果が
上書きされた
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
609
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
表 23.8-12 ステータス制御レジスタ (BTxSTC)
ビット名
機能
• 連続測定モード時において , BTxDTBF レジスタの測定結果を読み
出さないうちに , 次の測定が終了してしまったことを示すフラグ
です。この場合 , BTxDTBF レジスタの値は新しい測定結果に更新
bit7
ERR:
エラーフラグ
ビット
されて 1 つ前の測定結果は消失します。
• 測定は ERR ビット値に関係なく続行されます。
• ERR ビットは読出しのみ可能で , 書込みしてもビット値には影響
しません。
• ERR ビットは測定結果 (BTxDTBF) を読出しすることによりクリ
アされます。
bit6
bit5
bit4
bit3
EDIE:
測定終了割込み
要求許可ビット
• bit2 :EDIR の割込み要求を制御します。
• EDIE ビットが許可されていて bit2 :EDIR ビットがセットされると
CPU に割込み要求を発生します。
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
OVIE:
オーバフロー
割込み要求許可
ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• bit0: OVIR の割込み要求を制御します。
• OVIE ビットが許可されていて bit0: OVIR ビットがセットされると
CPU に割込み要求を発生します。
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• 測定終了したことを示し, 終了時にフラグが"1"にセットされます。
bit2
EDIR:
測定終了割込み
要求ビット
• EDIR ビットは測定結果 (BTxDTBF) を読出しすることによりクリ
アされます。
• EDIR ビットは読出しのみ可能で , 書込みしてもビット値には影響
しません。
bit1
bit0
• 読出し値は "0" です。
未定義ビット
OVIR:
オーバフロー
割込み要求
ビット
• このビットには "0" を書き込んでください。
• カウント値が "FFFFH" → "0000H" へのオーバフロー時にフラグが
"1" にセットされます。
• OVIR ビットは "0" 書込みによりクリアされます。
• OVIR ビットに "1" を書き込んでもビット値には影響しません。
• リードモディファイライト (RMW) 系命令における読出し値は ,
ビット値にかかわらず "1" になります。
610
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
データバッファレジスタ (BTxDTBF)
23.8.4.2
データバッファレジスタ (BTxDTBF) は , PWC タイマの測定値またはカウント値を
読み出すことができるレジスタです。32 ビットモード時には偶数チャネルの場合は
下位 16 ビットの値となり , 奇数チャネルの場合は上位 16 ビットの値となります。
このレジスタの読出しは , 必ず 16 ビットデータ転送命令で行ってください。
■ データバッファレジスタ (BTxDTBF) のビット構成
図 23.8-37 に , データバッファレジスタ (BTxDTBF) のビット構成を示します。
図 23.8-37 データバッファレジスタ (BTxDTBF) のビット構成
bit 15 bit 14 bit 13 bit 12 bit 11 bit 10
bit 9
bit 8
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
R
R
R
R
R
R
R
R
bit 7
bit 6
bit 5
bit 4
bit 3
bit 2
bit 1
bit 0
初期値:
XXXXXXXXB ( リセット時 )
R
R
R
R
R
R
R
R
R :リードオンリ
• BTxDTBFレジスタは連続測定モード, ワンショット測定モードのいずれにおいても
読出しのみ可能なレジスタです。書き込んでもレジスタ値は変化しません。
• 連続測定モード時 (BTxTMCR:bit3 MDSE=1) は , 前回の測定結果を保持するバッ
ファレジスタとなります。
• ワンショット測定モード時 (BTxTMCR: bit3 MDSE=0) は , BTxDTBF レジスタでアッ
プカウンタを直接アクセスします。カウント中も読出し可能で , カウント値を読み
出せます。測定終了後は測定結果をそのまま保存します。
• BTxDTBF レジスタは 16 ビットデータでアクセスしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
611
第 23 章 ベースタイマ
23.8
23.8.4.3
MB91665 シリーズ
PWC 動作
PWC タイマには , パルス幅測定機能があり , 5 種類のカウントクロックを選択可能
で入力パルスの任意イベント間の時間・周期をカウンタで測定できます。以下に ,
パルス幅測定機能における基本機能 / 動作について示します。
■ パルス幅測定機能
起動後 , カウンタを "0000H" にクリアし , 設定した測定開始エッジが入力されるまでカ
ウント動作は行われません。測定開始エッジを検出すると "0001H" からカウントアッ
プを開始し , 測定終了エッジを検出するとカウントを停止します。この間のカウント値
がパルス幅としてレジスタに保存されます。
測定終了時 , およびオーバフロー発生時に割込み要求を発生できます。
測定終了後は , 測定モードに応じて以下のように動作します。
• 単発測定モード時…動作を停止します。
• 連続測定モード時…カウンタ値をバッファレジスタに転送後 , 再度測定開始エッジ
が入力されるまでカウントを停止します。
図 23.8-38 パルス幅測定動作 ( 単発測定モード / "H" 幅測定 )
PWC入力被測定パルス
CTEN
カウント値
FFFFH
カウント
クリア
0000H
起動開始
カウント
ストップ
(実線はカウント値)
カウント 0001H
スタート
時間
EDIRフラグセット(測定終了)
図 23.8-39 パルス幅測定動作 ( 連続測定モード / "H" 幅測定 )
PWC入力被測定パルス
CTEN
(実線はカウント値)
オーバフロー BTxDTBF へデータ転送
カウント値
FFFFH
BTxDTBF へデータ転送
カウント
クリア
0000H
起動開始
カウント
ストップ
カウント
ストップ
カウント 0001H
カウント 0001H
スタート
再スタート
カウント
継続
時間
EDIRフラグセット(測定終了)
612
OVIRフラグセット EDIRフラグセット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ カウントクロックの選択
カウンタのカウントクロックは , BTxTMCR レジスタの bit6, bit5, bit4:CKS2, CKS1,
CKS0 の設定によって , 5 種類選択することができます。
選択できるカウントクロックは以下のとおりです。
BTxTMCR レジスタ
選択される内部カウントクロック
CKS2, CKS1, CKS0 ビット
000B
周辺クロック (PCLK) [ 初期値 ]
001B
周辺クロック (PCLK) の 4 分周
010B
周辺クロック (PCLK) の 16 分周
011B
周辺クロック (PCLK) の 128 分周
100B
周辺クロック (PCLK) の 256 分周
101B
110B
設定禁止
111B
リセット後の初期値では , 周辺クロック (PCLK) が選択されています。
( 注意事項 ) カウントクロックの選択は , 必ずカウンタ起動前に行ってください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
613
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ 動作モードの選択
各動作モード / 測定モードの選択は , BTxTMCR の設定により行います。
動作モードの設定… BTxTMCR bit10 ∼ bit8:EGS2, EGS1, EGS0
( 測定エッジの選択 )
測定モードの設定… BTxTMCR bit2:MDSE
( 単発測定 / 連続測定の選択 )
動作モードの選択の一覧を以下に示します。
MDSE
EGS2
EGS1
EGS0
連続測定:バッファ有効
0
0
0
0
単発測定:バッファ無効
1
0
0
0
連続測定:バッファ有効
0
0
0
1
単発測定:バッファ無効
1
0
0
1
連続測定:バッファ有効
0
0
1
0
単発測定:バッファ無効
1
0
1
0
↑または↓∼↑または↓
全エッジ間測定
連続測定:バッファ有効
0
0
1
1
単発測定:バッファ無効
1
0
1
1
↓∼↑
"L" パルス幅測定
連続測定:バッファ有効
0
1
0
0
単発測定:バッファ無効
1
1
0
0
0
1
0
1
1
1
0
1
0
1
1
0
1
1
1
0
0
1
1
1
1
1
1
1
動作モード
↑∼↓
"H" パルス幅測定
↑∼↑
立上り間周期測定
↓∼↓
立下り間周期測定
設定禁止
リセット後の初期値では , "H" パルス幅測定−単発測定モードが選択されています。
動作モードの選択は , 必ずカウンタ起動前に行ってください。
614
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ パルス幅測定の起動と停止
各動作の起動 / 再起動 / 強制停止は , BTxTMCR の bit1:CTEN ビットにより行います。
パルス幅測定の起動 / 再起動は CTEN ビットに "1" を書き込むことにより機能し , 強制
停止は CTEN ビットに "0" を書き込むことにより機能します。
CTEN
機能
1
パルス幅測定の起動 / 再起動
0
パルス幅測定の強制停止
■ 起動後の動作
パルス幅測定モードの起動後の動作は , 測定開始エッジが入力されるまでカウントは
行われません。測定開始エッジ検出後 , 16 ビットアップカウンタは "0001H" からカウ
ントを開始します。
■ 再起動
起動後 , 動作中に再度起動する (CTEN ビットが "1" の状態で再度 "1" を書き込む ) こと
を再起動とよびます。再起動すると , 以下のような動作が行われます。
• 測定開始エッジ待ち状態の場合 : 動作に影響はありません。
• 測定中の場合 :カウントを "0000H" にクリアし , 再度測定開始エッジ待ち状態となり
ます。この際 , 測定終了エッジ検出と再起動が同時になると , 測定終
了フラグ (EDIR) がセットされ , 連続測定モード時は測定結果が
BTxDTBF に転送されます。
■ 停止について
単発測定モードでは , カウンタのオーバフローまたは測定終了により自動的にカウン
ト動作を停止しますので , 特に意識する必要はありません。連続測定モードや自動停止
する前に停止させたい場合は , 強制停止させる必要があります。
■ カウンタのクリアと初期値
16 ビットアップカウンタは , 以下に示す場合に "0000H" にクリアされます。
• リセット時
• BTxTMCR の bit1:CTEN ビットに "1" を書き込んだとき ( 再起動時を含む )
16 ビットアップカウンタは , 測定開始エッジ検出時に "0001H" に初期化されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
615
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ パルス幅測定動作詳細
● 単発測定と連続測定
パルス幅測定には , 1 回のみの測定を行うモードと連続して測定を行うモードがありま
す。各モードは BTxTMCR の MDSE ビットによって選択します (「23.8.4.3 PWC 動作
■ 動作モードの選択」を参照 ) 。両モードにおける相違点は以下のとおりです。
単発測定モード:
1 回目の測定終了エッジが入力されるとカウンタのカウントは停止し , BTxSTC 中
の測定終了フラグ (EDIR) がセットされ , 以降の測定は行われません。ただし , 同時
に再起動された場合は測定開始待ち状態となります。
連続測定モード:
測定終了エッジが入力されるとカウンタのカウントは停止し , BTxSTC 中の測定終
了フラグ (EDIR) がセットされ , 再度測定開始エッジが入力されるまでカウントを停
止します。再度 , 測定開始エッジが入力されるとカウンタを "0001H" に初期化して
測定を開始します。測定終了時 , カウンタの測定結果は BTxDTBF に転送されます。
測定モードの選択 / 変更は , 必ずカウンタ停止中に行ってください。
● 測定結果データ
単発測定モードと連続測定モードでは , 測定結果とカウンタ値の扱いおよび BTxDTBF
の機能に違いがあります。両モードにおける測定結果の相違点は以下のとおりです。
単発測定モード:
BTxDTBF を動作中に読み出すと測定中のカウント値が得られます。
BTxDTBF を測定終了後に読み出すと測定結果データが得られます。
連続測定モード:
測定終了時 , カウンタ内の測定結果は BTxDTBF に転送されます。
BTxDTBFを読み出すと直前の測定結果が得られ, 測定動作中も前回の測定結果を保
持しています。測定中のカウント値は読み出せません。
連続測定モードにて , 測定結果を読み出さない内に次の測定が終了してしまった場
合 , 前回の測定結果は新しい測定結果に消されてしまいます。この際 , BTxSTC 中
のエラーフラグ (ERR) がセットされます。エラーフラグ (ERR) は , BTxDTBF を読
み出すと自動的にクリアされます。
616
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ 測定モードとカウント動作
入力されたパルスのどこを測定するかによって, 測定モードは5種類のうちから選択す
ることができます。以下に , それらについて説明します。
測定モード
EGS2, EGS1, EGS0
測定内容 (W:測定するパルス幅 )
W
↑カウント
スタート
W
↓カウント
ストップ
000B
"H" パルス幅測定
↓
ストップ
↑
スタート
"H" 期間の幅を測定します。
カウント ( 測定 ) 開始:立上りエッジ検出時
カウント ( 測定 ) 終了:立下りエッジ検出時
W
立上りエッジ間
周期測定
001B
↑カウント
スタート
W
W
↑カウントストップ
↑スタート
立上りエッジ間の周期を測定します。
カウント ( 測定 ) 開始:立上りエッジ検出時
カウント ( 測定 ) 終了:立上りエッジ検出時
W
立下りエッジ間
周期測定
010B
↓カウント
スタート
W
W
↓カウントストップ
↓ストップ
↓スタート
↓スタート
立下りエッジ間の周期を測定します。
カウント ( 測定 ) 開始:立下りエッジ検出時
カウント ( 測定 ) 終了:立下りエッジ検出時
W
全エッジ間
パルス幅測定
011B
↑カウント
スタート
W
W
↓カウントストップ
↑ストップ
↓スタート
↑スタート
連続して入力されるエッジ間の幅を測定します。
カウント ( 測定 ) 開始:エッジ検出時
カウント ( 測定 ) 終了:エッジ検出時
W
↓カウント
スタート
100B
"L" パルス幅測定
W
↑カウント
ストップ
↓
スタート
↑
ストップ
"L" 期間の幅を測定します。
カウント ( 測定 ) 開始:立下りエッジ検出時
カウント ( 測定 ) 終了:立上りエッジ検出時
どの測定モードでも , 測定起動でカウンタは "0000H" にクリアされた後 , 測定開始エッ
ジが入力されるまではカウンタはカウント動作を行いません。測定開始エッジが入力
されると , 測定終了エッジが入力されるまでの間 , カウントクロックごとにアップカウ
ントを続けます。
連続測定モードの場合で , 全エッジ間パルス幅測定や周期測定などを行った場合 , 終了
エッジが次の測定開始エッジとなります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
617
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
● パルス幅 / 周期算出方法
測定終了後 , BTxDTBF に得られた測定結果データからの被測定パルス幅 / 周期算出方
法は以下のように求められます。
TW :被測定パルス幅 / 周期 [ms]
TW = n × t [ms]
n
:BTxDTBF 内の測定結果データ
t
:カウントクロックの周期 [ms]
● 割込み要求発生
2 つの割込み要求を発生することが可能です。
• カウンタのオーバフローによる割込み要求
測定中 , カウントアップによりオーバフローが発生するとオーバフローフラグ
(OVIR) がセットされ , オーバフロー割込み要求が許可されていると割込み要求が発
生します。
• 測定終了による割込み要求
測定終了エッジを検出すると , BTxSTC 中の測定終了フラグ (EDIR) がセットされ ,
測定終了割込み要求が許可されていると割込み要求が発生します。
測定終了フラグ (EDIR) は , 測定結果 BTxDTBF を読み出すと自動的にクリアされま
す。
618
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 23 章 ベースタイマ
23.8
MB91665 シリーズ
■ パルス幅測定動作フロー
図 23.8-40 パルス幅測定動作フロー
各
種
設
定
PWC モード選択
カウントクロック選択
動作 / 測定モード選択
割込みフラグクリア
割込み許可
CTEN ビットにより起動
再起動
カウンタをクリア
連続測定モード
単発測定モード
測定開始エッジ検出
測定開始エッジ検出
カウント開始
カウント開始
アップカウント
アップカウント
オーバフローの発生
→ OVIR フラグセット
測定終了エッジ検出
→ EDIR フラグセット
CM71-10158-1
オーバフローの発生
→ OVIR フラグセット
測定終了エッジ検出
→ EDIR フラグセット
カウント停止
カウント停止
カウント値を
BTxDTBF に転送
動作停止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
619
第 23 章 ベースタイマ
23.8
620
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウン
カウンタ
アップダウンカウンタの機能と動作について説明
します。
24.1 概要
24.2 構成
24.3 端子
24.4 レジスタ
24.5 割込み
24.6 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
621
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.1
24.1
MB91665 シリーズ
概要
アップダウンカウンタは , 設定によってカウントアップ / ダウンするカウンタです。
16 ビットアップダウンカウンタの下位バイトのみを使用して , 8 ビットアップダウンカウン
タとして使用することもできます。
8 ビットアップダウンカウンタ時は "00H" ∼ "FFH" の範囲で , 16 ビットアップダウンカウン
タ時は "0000H" ∼ "FFFFH" の範囲でカウントできます。
本製品は , 16 ビットアップダウンカウンタを 4 チャネル内蔵しています。ただし , 8 ビット
アップダウンカウンタとして使用できるのは下位バイトのみになるため , 8 ビット時も , 16
ビット時も使用できるチャネルは合計で 4 チャネルになります。
■ 概要
•
カウンタモード:8ビットアップダウンカウンタとして使用するか (8ビットモード),
16 ビットアップダウンカウンタとして使用するか (16 ビットモード ) を選択できま
す。
•
動作モード:次の 3 モード (4 種類 ) から選択できます。
-
タイマモード
カウント用クロックに同期してカウントダウンします。
カウント用クロックは周辺クロック (PCLK) をプリスケーラで 2 分周 /8 分周し
て生成された内部クロック ( 周辺クロック ) を使用します。
-
アップダウンカウントモード
2 本の外部信号入力端子から入力される信号をカウントアップ / カウントダウン
します。カウントするエッジを , 立上りエッジ , 立下りエッジ , 両エッジの中か
ら選択できます。
-
位相差カウントモード
2 本の外部信号入力端子から入力される信号の位相差をカウントアップ / カウン
トダウンします。
位相差カウントモードは , モーターなどのエンコーダのカウントに適していま
す。エンコーダの A 相 , B 相 , Z 相の出力をそれぞれ入力することにより , 回転
角度や回転数などを高い精度で容易にカウントできます。
位相差カウントモードには 2 逓倍モードと 4 逓倍モードがあり , それぞれカウン
ト方法が異なります。
622
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.1
MB91665 シリーズ
アップダウンカウンタの動作モードを表 24.1-1 に示します。
表 24.1-1 アップダウンカウンタの動作モード
動作モード
タイマモード
カウントタイミング
内部クロック
( 周辺クロック )
アップダウンカウント 外部クロック
モード
位相差カウントモード
(2 逓倍 /4 逓倍 )
•
カウント方向
カウントダウン
カウントアップ / カウントダウン
外部信号入力端子から カウントアップ / カウントダウン
の入力信号の位相
リロード / コンペアクリア機能:次の 3 種類から選択できます。
-
コンペアクリア機能
設定した値とカウンタ値が一致した次のアップカウントタイミングでカウンタ
をクリアします。
-
リロード機能
アンダフローが発生すると , リロード値をロードしてカウントを続けます。
-
リロードコンペアクリア機能
コンペアクリア機能とリロード機能を組み合わせて使用できます。
•
カウント方向:直前のカウント方向 ( カウントアップ / カウントダウン ) を確認でき
ます。
•
CM71-10158-1
割込み要求:次の場合に割込み要求を発生できます。
-
カウント方向が反転したとき
-
カウンタの値があらかじめ設定した値と一致したとき
-
オーバフローが発生したとき
-
アンダフロー ( リロード ) が発生したとき
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
623
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.2
24.2
MB91665 シリーズ
構成
アップダウンカウンタの構成を示します。
■ アップダウンカウンタのブロックダイヤグラム
アップダウンカウンタのブロックダイヤグラムを ch.0 を例にとって図 24.2-1 に示しま
す。
図 24.2-1 アップダウンカウンタのブロックダイヤグラム
周辺バス
8 ビット
CGE1
ZIN1 端子
CGE0
CGSC
上位バイトへ
M16E
RCRL
CTUT
リロード制御
UCRE
RLDE
Carry
エッジ / レベル検出
UDCC
カウンタ
クリア
8 ビット
CES1
CES0
CMS1
CMS0
UDCRL
CMPF
UDFF
AIN1 端子
BIN1 端子
カウント用
クロック選択
カウント用
クロック
OVFF
CSTR
UDF1
UDIE
UDF0
CDCF
プリスケーラ
CITE
CLKS
UFIE
割込み出力
RCRL :リロードコンペアレジスタ下位 (RCRL1)
UDCRL :アップダウンカウントレジスタ下位 (UDCRL1)
•
リロードコンペアレジスタ (RCR1)
アップダウンカウンタのリロード値およびコンペア値を設定するレジスタです。
次のように上位 8 ビットと下位 8 ビットに分かれています。
8 ビットモードで使用する場合は , 下位側を使用します。
•
-
リロードコンペアレジスタ上位 (RCRH1)
-
リロードコンペアレジスタ下位 (RCRL1)
アップダウンカウントレジスタ (UDCR1)
アップダウンカウンタのカウンタとして動作するレジスタです。
624
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.2
MB91665 シリーズ
次のように上位 8 ビットと下位 8 ビットに分かれています。
8 ビットモードで使用する場合は , 下位側を使用します。
•
-
アップダウンカウントレジスタ上位 (UDCRH1)
-
アップダウンカウントレジスタ下位 (UDCRL1)
カウンタコントロールレジスタ (CCR1)
アップダウンカウンタを制御するレジスタです。
•
カウンタステータスレジスタ (CSR1)
アップダウンカウンタの状態を確認したり , 割込み要求の制御をしたりするレジス
タです。
•
カウント用クロック選択回路
アップダウンカウンタのカウント用クロックを選択する回路です。
•
プリスケーラ
アップダウンカウンタをタイマモードで使用するときに , 周辺クロック (PCLK) の
分周比を選択します。
■ クロック
アップダウンカウンタで使用するクロックを表 24.2-1 に示します。
表 24.2-1 アップダウンカウンタで使用するクロック
クロック名
動作クロック
内容
周辺クロック (PCLK)
カウント用クロック 内部クロック ( 周辺クロック )
備考
周辺クロック (PCLK) を分周
して生成
外部端子からの入力をカウント AIN1 端子 , BIN1 端子から入力
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
625
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.3
24.3
MB91665 シリーズ
端子
アップダウンカウンタで使用する端子について説明します。
■ 概要
アップダウンカウンタには , 次の 3 種類の端子があります。
•
AIN1 端子
アップダウンカウンタの外部信号入力端子です。アップダウンカウントモード時
は , この端子で有効エッジが検出されるとカウントアップします。位相差カウント
モード (2 逓倍 /4 逓倍 ) 時は , この端子と BIN1 端子の位相差をカウントします。
この端子は兼用端子です。アップダウンカウンタの AIN1 端子として使用するには ,
「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
•
BIN1 端子
アップダウンカウンタの外部信号入力端子です。アップダウンカウントモード時は ,
この端子で有効エッジが検出されるとカウントダウンします。位相差カウントモー
ド (2 逓倍 /4 逓倍 ) 時は , この端子と AIN1 端子の位相差をカウントします。
この端子は兼用端子です。アップダウンカウンタの BIN1 端子として使用するには ,
「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
•
ZIN1 端子
アップダウンカウンタの外部信号入力端子です。カウンタのクリアまたはゲート入
力として使用します。
この端子は兼用端子です。アップダウンカウンタの ZIN1 端子として使用するには ,
「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
■ 端子とチャネルの対応
チャネルと端子の対応を表 24.3-1 に示します。
表 24.3-1 チャネルと端子の対応
チャネル
1
626
AIN1
外部信号入力端子
BIN1
ZIN1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
MB91665 シリーズ
24.4
レジスタ
アップダウンカウンタで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ アップダウンカウンタのレジスタ一覧
アップダウンカウンタのレジスタ一覧を表 24.4-1 に示します。
表 24.4-1 アップダウンカウンタのレジスタ一覧
チャネル
1
CM71-10158-1
レジスタ略称
RCRL1
リロードコンペアレジスタ下位 1
レジスタ名
参照先
24.4.1
RCRH1
リロードコンペアレジスタ上位 1
24.4.1
UDCRL1
アップダウンカウントレジスタ下位 1
24.4.2
UDCRH1
アップダウンカウントレジスタ上位 1
24.4.2
CCR1
カウンタコントロールレジスタ 1
24.4.3
CSR1
カウンタステータスレジスタ 1
24.4.4
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
627
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
24.4.1
MB91665 シリーズ
リロードコンペアレジスタ (RCR1)
アップダウンカウンタのリロード値およびコンペア値を設定するレジスタです。
リロード値はカウントダウン時にカウントを開始する値 , コンペア値はカウントアップ時に
カウントされた値と比較する値 ( ここまで数えるという値 ) です。リロード値とコンペア値は
同一です。
このレジスタは , 次のように上位バイトと下位バイトに分かれています。
•
リロードコンペアレジスタ上位 (RCRH1)
•
リロードコンペアレジスタ下位 (RCRL1)
16 ビットモード時は , 両方の値が使用され , 8 ビットモード時は , 下位バイトの値が使
用されます。
このレジスタに書き込んだ値をアップダウンカウントレジスタ (UDCR1) に転送する
ことで , アップダウンカウンタは , "0000H" (8 ビット時は "00H") ∼このレジスタに設定
した値の範囲でカウントを行います。
リロードコンペアレジスタ (RCR1) のビット構成を図 24.4-1 に示します。
図 24.4-1 リロードコンペアレジスタ (RCR1) のビット構成
リロードコンペアレジスタ上位 (RCRH1)
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
D15
D14
D13
D12
D11
D10
D9
D8
属性
W
W
W
W
W
W
W
W
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
リロードコンペアレジスタ下位 (RCRL1)
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
属性
W
W
W
W
W
W
W
W
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
W:ライトオンリ
628
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
< 注意事項 >
•
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CTUT ビットに "1" を書き込むと ,
このレジスタに設定した値をアップダウンカウントレジスタ (UDCR1) に転送できま
す。ただし , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CTUT ビットは , アップダウン
カウンタの停止中に書き込んでください。
•
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の M16E ビットで 16 ビットモードを設定した
場合 (M16E=1), このレジスタは必ずハーフワードで書き込んでください。
•
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の M16E ビットで 8 ビットモードを設定した
場合 (M16E=0), 必ずリロードコンペアレジスタ下位 (RCRL1) にバイトで書き込んで
ください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
629
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
MB91665 シリーズ
アップダウンカウントレジスタ (UDCR1)
24.4.2
アップダウンカウンタのカウンタとして動作するレジスタです。このレジスタを読み出すと
カウンタの値を確認できます。
このレジスタは , 次のように上位バイトと下位バイトに分かれています。
•
アップダウンカウントレジスタ上位 (UDCRH1)
•
アップダウンカウントレジスタ下位 (UDCRL1)
8 ビットモード時は , 上位バイトの値は無効です。アップダウンカウントレジスタ下位
(UDCRL1) の値を読み出してください。
アップダウンカウントレジスタ (UDCR1) のビット構成を図 24.4-2 に示します。
図 24.4-2 アップダウンカウントレジスタ (UDCR1) のビット構成
アップダウンカウントレジスタ上位 (UDCRH1)
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
D15
D14
D13
D12
D11
D10
D9
D8
属性
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
アップダウンカウントレジスタ下位 (UDCRL1)
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
属性
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
R:リードオンリ
< 注意事項 >
•
このレジスタは読出し専用です。このレジスタに値を設定する場合は , 次の手順でリ
ロードコンペアレジスタ (RCR1) の値をこのレジスタに転送してください。
1. リロードコンペアレジスタ (RCR1) に値を書き込む
2. カウンタステータスレジスタ (CSR1) の CSTR ビットに "0" を書き込む
3. カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CTUT ビットに "1" を書き込む
630
•
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の M16E ビットで 16 ビットモードを設定した
場合 (M16E=1), このレジスタは必ずハーフワードで読み出してください。
•
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の M16E ビットで 8 ビットモードを設定した
場合 (M16E=0), アップダウンカウントレジスタ下位 (UDCRL1) の値を読み出してく
ださい。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
MB91665 シリーズ
カウンタコントロールレジスタ (CCR1)
24.4.3
アップダウンカウンタの動作を制御するレジスタです。
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) のビット構成を図 24.4-3 に示します。
図 24.4-3 カウンタコントロールレジスタ (CCR1) のビット構成
bit
属性
15
14
13
12
11
10
9
8
M16E
CDCF
CFIE
CLKS
CMS1
CMS0
CES1
CES0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
CTUT
UCRE
RLDE
UDCC
CGSC
CGE1
CGE0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R
R
0
0
0
0
1
0
0
0
初期値
bit
属性
初期値
R/W:リード / ライト可能
R:リードオンリ
[bit15]:M16E (16 ビットモード選択ビット )
アップダウンカウンタを 8 ビットで使用するか , 16 ビットで使用するかを選択します。
書込み値
CM71-10158-1
説明
0
8 ビットモード (1 チャネル ) で使用します。
1
16 ビットモード (1 チャネル ) で使用します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
631
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
MB91665 シリーズ
[bit14]:CDCF ( カウント方向転換フラグビット )
カウント方向が , カウントダウンからカウントアップ , またはカウントアップからカウ
ントダウンに 1 回以上反転したことを示します。
このビットが "1" のときに CFIE ビットが "1" に設定されていると , カウント方向転換
割込み要求が発生します。
CDCF
読出し時
書込み時
0
カウント方向は反転していません。
このビットを "0" にクリアします。
1
カウント方向が 1 回以上反転しまし 無視されます。
た。
< 注意事項 >
•
カウンタのリセットが発生した場合 , カウント方向はカウントダウンに設定されます。
そのため , リセット直後にカウントアップが行われると , このビットが "1" に変わりま
す。
•
カウント方向が短期間で連続して変化した場合は, カウント方向が元に戻り, カウンタ
ステータスレジスタ (CSR1) の UDF1, UDF0 ビットが変化しない場合があります。
[bit13]:CFIE ( カウント方向転換割込み許可ビット )
カウント方向が反転したとき (CDCF=1) に , カウント方向転換割込み要求を発生させ
るかどうかを設定します。
0
書込み値
説明
カウント方向転換割込み要求の発生を禁止します。
1
カウント方向転換割込み要求の発生を許可します。
[bit12]:CLKS ( 内部クロック分周選択ビット )
タイマモード選択時に , このビットで設定した分周比で分周された周辺クロック
(PCLK) をカウント用クロックとして使用します。
書込み値
説明
0
周辺クロック (PCLK) の 2 分周
1
周辺クロック (PCLK) の 8 分周
< 注意事項 >
このビットは , CMS1, CMS0 ビットで動作モードをタイマモードに設定 (CMS1,
CMS0=00) した場合のみ有効です。その他の動作モードを選択しているときは , この
ビットの設定は無視されます。
632
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
MB91665 シリーズ
[bit11, bit10]:CMS1, CMS0 ( 動作モード選択ビット )
アップダウンカウンタの動作モードを次の中から選択します。
•
タイマモード
カウント用クロックに同期してカウントダウンします。
•
アップダウンカウントモード
2 本の外部信号入力端子からの入力信号をカウントアップ / カウントダウンします。
•
位相差カウントモード
2 本の外部信号入力端子の位相差をカウントアップ / カウントダウンします。位相
差カウントモードには 2 逓倍モードと 4 逓倍モードがあり , それぞれカウント方法
が異なります。
CMS1
CMS0
動作モード
0
0
タイマモード
0
1
アップダウンカウントモード
1
0
位相差カウントモード (2 逓倍 )
1
1
位相差カウントモード (4 逓倍 )
[bit9, bit8]:CES1, CES0 ( カウント用クロックエッジ選択ビット )
AIN1 端子および BIN1 端子の検出エッジを選択します。
アップダウンカウントモード選択時に , このビットで選択したエッジが検出されるた
びに , カウント動作が行われます。
CES1
CES0
検出エッジ
0
0
エッジ検出禁止
0
1
立下りエッジ
1
0
立上りエッジ
1
1
両エッジ
< 注意事項 >
このビットは , CMS1, CMS0 ビットで動作モードをアップダウンカウントモードに設定
(CMS1, CMS0=01) した場合のみ有効です。その他の動作モードを選択しているときは ,
このビットの設定は無視されます。
[bit7]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
633
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
MB91665 シリーズ
[bit6]:CTUT ( カウンタライトビット )
リロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値をアップダウンカウントレジスタ
(UDCR1) に転送します。
CTUT
書込み時
0
無視されます。
1
値を転送します。
読出し時
"0" が読み出されます。
< 注意事項 >
このビットに "1" を書き込んだ時点で , リロードコンペアレジスタ (RCR1) の値が転送さ
れるため , カウンタステータスレジスタ (CSR1) の CSTR ビットが "1" のとき ( カウンタ
の動作中 ) は , このビットを "1" に書き換えないでください。
[bit5]:UCRE ( カウンタクリア許可ビット )
コンペアによるカウンタのクリアを制御するビットです。
許可すると,カウンタ値がリロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値と一致した
次のアップカウントタイミングでカウンタをクリアします。
書込み値
説明
0
コンペアクリア機能を禁止します。
1
コンペアクリア機能を許可します。
< 注意事項 >
このビットで制御できるのは , コンペアクリア機能のみです。比較結果一致割込みに影響
しません。
次のクリア動作は , このビットでは制御できません。
•
•
本デバイスがリセットされたことによるクリア
ZIN1 端子からの有効エッジ入力によるクリア (CGSC ビット =0 のとき )
•
UDCC ビットに "0" を書き込むことによるクリア ( ソフトウェアによるクリア )
[bit4]:RLDE ( リロード許可ビット )
リロード機能の使用を許可 / 禁止します。
リロード機能とは , カウントダウン時にカウンタがアンダフローすると , リロードコン
ペアレジスタ (RCR1) に設定した値をカウンタにリロードして , カウントを続ける機能
です。
書込み値
634
説明
0
リロード機能の使用を禁止します。
1
リロード機能の使用を許可します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
MB91665 シリーズ
[bit3]:UDCC ( カウンタクリアビット )
カウンタの値を "0000H" にクリアします。
UDCC
書込み時
0
クリアします。
1
無視されます。
読出し時
"1" が読み出されます。
[bit2]:CGSC ( カウンタクリア / ゲート選択ビット )
ZIN1 端子の機能を次の中から選択します。
カウンタクリア機能
•
ZIN1 端子から有効エッジが入力されたときに , カウンタの値を "0000H" にクリアし
ます。
ゲート機能
•
ZIN1 端子から有効レベルが入力されている間だけ , カウンタが動作します。
書込み値
説明
0
カウンタクリア機能
1
ゲート機能
< 注意事項 >
ZIN1 端子は , このビットと CGE1, CGE0 ビットの設定を組み合わせることで機能します。
必ず , CGE1, CGE0 ビットも設定してください。
[bit1, bit0]:CGE1, CGE0 ( エッジ / レベル選択ビット )
ZIN1 端子の有効エッジ / 有効レベルを選択します。CGSC ビット設定によって , この
ビットの意味は異なります。
CGSC ビットでカウンタクリア機能を選択した場合 (CGSC=0)
•
有効エッジを選択します。
このビットで選択したエッジが ZIN1 端子で検出されると , カウンタの値が "0000H"
にクリアされます。
CGSC ビットでゲート機能を選択した場合 (CGSC=1)
•
有効レベルを選択します。
このビットで選択したレベルが ZIN1 端子から入力されている間だけ , カウンタが
動作します。
CGE1
CM71-10158-1
CGE0
カウンタクリア機能選択時
(CGSC=0)
ゲート機能選択時
(CGSC=1)
0
0
エッジ検出禁止
レベル検出禁止 (カウント禁止)
0
1
立下りエッジ
"L" レベル
1
0
立上りエッジ
"H" レベル
1
1
設定禁止
設定禁止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
635
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
24.4.4
MB91665 シリーズ
カウンタステータスレジスタ (CSR1)
アップダウンカウンタの状態を確認したり , 割込み要求を制御したりするレジスタです。
カウンタステータスレジスタ (CSR1) のビット構成を図 24.4-4 に示します。
図 24.4-4 カウンタステータスレジスタ (CSR1) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
CSTR
CITE
UDIE
CMPF
OVFF
UDFF
UDF1
UDF0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R
R
0
0
0
0
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
R:リードオンリ
[bit7]:CSTR ( カウント起動ビット )
アップダウンカウンタを起動 / 停止します。
書込み値
説明
0
カウント動作を停止します。
1
アップダウンカウンタを起動します。
[bit6]:CITE ( 比較結果一致割込み許可ビット )
カウンタの値が , リロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値と一致したとき
(CMPF=1) に , 比較結果一致割込み要求を発生させるかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
比較結果一致割込み要求の発生を禁止します。
1
比較結果一致割込み要求の発生を許可します。
[bit5]:UDIE ( オーバフロー / アンダフロー割込み許可ビット )
アップダウンカウンタがオーバフロー/ アンダフローしたとき (OVFF/UDFF=1) に , オー
バフロー / アンダフロー割込み要求を発生させるかどうかを設定します。
書込み値
636
説明
0
オーバフロー / アンダフロー割込み要求の発生を禁止します。
1
オーバフロー / アンダフロー割込み要求の発生を許可します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
MB91665 シリーズ
[bit4]:CMPF ( 比較結果一致検出フラグビット )
カウンタの値がリロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値と一致したことを示
します。
このビットが "1" のときに CITE ビットが "1" に設定されていると , 比較結果一致割込
み要求が発生します。
CMPF
読出し時
書込み時
0
値は一致していません。
このビットを "0" にクリアします。
1
値が一致しました。
無視されます。
< 注意事項 >
このビットは , 次の場合に "1" に変わります。
•
•
カウントアップで値が一致したとき
リロードコンペアレジスタ (RCR1) の値をカウンタにリロードしたとき
•
アップダウンカウンタを起動したときに , 既に値が一致していたとき
[bit3]:OVFF ( オーバフロー検出フラグビット )
アップダウンカウンタがオーバフローしたことを示します。
このビットが "1" のときに UDIE ビットが "1" に設定されていると , オーバフロー割込
み要求が発生します。
OVFF
読出し時
書込み時
0
オーバフローは発生していません。 このビットを "0" にクリアします。
1
オーバフローが発生しました。
無視されます。
オーバフローは , カウンタの値が "FFFFH" のときにカウントアップしようとすると発
生します。
[bit2]:UDFF ( アンダフロー検出フラグビット )
アップダウンカウンタがアンダフローしたことを示します。
このビットが "1" のときに UDIE ビットが "1" に設定されていると , アンダフロー割込
み要求が発生します。
UDFF
読出し時
書込み時
0
アンダフローは発生していません。 このビットを "0" にクリアします。
1
アンダフローが発生しました。
無視されます。
アンダフローは , カウンタの値が "0000H" のときに , カウントダウンしようとすると発
生します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
637
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.4
MB91665 シリーズ
[bit1, bit0]:UDF1, UDF0 ( アップダウンフラグビット )
直前のカウント方向を示します。
このビットは , アップダウンカウンタがカウントするたびに更新されます。
UDF1
638
UDF0
説明
0
0
入力なし
0
1
カウントダウン
1
0
カウントアップ
1
1
カウントアップ / カウントダウン同時発生
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.5
MB91665 シリーズ
24.5
割込み
次のいずれかの場合に割込み要求が発生します。
• カウント方向が反転したとき ( カウント方向転換割込み要求 )
• カウンタの値がリロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値と一致したとき ( 比較結
果一致割込み要求 )
• オーバフローが発生したとき ( オーバフロー割込み要求 )
• アンダフローが発生したとき ( アンダフロー割込み要求 )
アップダウンカウンタの動作モードによって , 発生する割込み要求は異なります。
動作モードと割込み要求の対応を表 24.5-1 に示します。
表 24.5-1 動作モードと割込み要求の対応
割込み要求
タイマモード
アップ
ダウン
カウントモード
位相差カウント
モード
(2 逓倍 /4 逓倍 )
カウント方向転換割込み要求
×
○
○
比較結果一致割込み要求
○
○
○
オーバフロー割込み要求
×
○
○
アンダフロー割込み要求
○
○
○
アップダウンカウンタで使用できる割込みについて表 24.5-2 に示します。
表 24.5-2 アップダウンカウンタの割込み
割込み要求
割込み要求
フラグ
割込み要求許可
割込み要求のクリア
カウント方向転換割込 CCR の CDCF=1 CCR の CFIE=1
み要求
CCR の CDCF ビットに
"0" を書き込む
比較結果一致割込み要 CSR の CMPF=1 CSR の CITE=1
求
CSR の CMPF ビットに
"0" を書き込む
オーバフロー割込み要 CSR の OVFF=1
求
CSR の UDIE=1
CSR の OVFF ビットに
"0" を書き込む
アンダフロー割込み要 CSR の UDFF=1
求
CSR の UDIE=1
CSR の UDFF ビットに
"0" を書き込む
CCR:カウンタコントロールレジスタ (CCR1)
CSR:カウンタステータスレジスタ (CSR1)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
639
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.5
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CMPF ビットは , カウントアップで値が一
致した場合に加え , リロードコンペアレジスタ (RCR1) の値がリロードされた場合や ,
アップダウンカウンタを起動時 , 既に値が一致していた場合も "1" に変わります。
•
カウンタのクリアおよびリロードのタイミングについては , 「24.6 動作説明と設定手
順例」の「■ クリアイベント」および「■ リロードイベント」を参照してください。
•
割込み要求フラグが"1"のときに割込み要求の発生を許可すると割込みを許可した時点
で , 割込み要求が発生します。
割込み要求の発生を許可する場合は , 次のいずれかの処理を行ってください。
- 割込み要求の発生を許可する前に割込み要求をクリアする。
- 割込み許可と同時に割込み要求をクリアする。
640
•
各割込み要求の割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してく
ださい。
•
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼
ICR47) で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントロー
ラ」を参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
動作説明と設定手順例
24.6
アップダウンカウンタの動作について説明します。また , 動作状態を設定するための手順例
も示します。
■ 概要
● カウンタモード
アップダウンカウンタは , 設定によって 16 ビットアップダウンカウンタとして使用す
ることも , 8 ビットアップダウンカウンタとして使用することもできます。
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の M16E ビットで設定してください。
•
8 ビットモード (M16E=0)
アップダウンカウントレジスタ下位 (UDCRL1) のみを利用します。リロード値およ
びコンペア値は, リロードコンペアレジスタ下位 (RCRL1) のみにバイトで書き込ん
でください。
•
16 ビットモード (M16E=1)
アップダウンカウントレジスタ (UDCR1) の上位バイトと下位バイトの両方を利用
します。リロード値およびコンペア値は , リロードコンペアレジスタ (RCR1) にハー
フワードで書き込んでください。
● 動作モード
アップダウンカウンタの動作モードは , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の
CMS1, CMS0 ビットで次の 3 モード (4 種類 ) から選択できます。
•
タイマモード (CMS1, CMS0=00)
あらかじめ設定した値からカウント用クロックに同期してカウントダウンする
モードです。
カウント用クロックは , 周辺クロック (PCLK) をプリスケーラで 2 分周 /8 分周して
生成されます。
•
アップダウンカウントモード (CMS1, CMS0=01)
外部信号入力端子から入力される信号をカウントアップ / カウントダウンするモー
ドです。
•
位相差カウントモード (2 逓倍 ) (CMS1, CMS0=10) / 位相差カウントモード (4 逓倍 )
(CMS1, CMS0=11)
外部信号入力端子から入力される信号の位相差をカウントアップ / カウントダウン
するモードです。エンコーダの A 相を AIN1 端子 , B 相を BIN1 端子 , Z 相を ZIN1
端子から入力することで , 回転角度や回転数のカウント , 回転方向の検出などを高
精度で行えるため , モーターなどのエンコーダのカウントに適しています。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
641
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
■ 利用できる機能
● リロード / コンペアクリア機能
8/16 ビットアップダウンカウンタは , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の RLDE
ビットと UCRE ビットでリロード機能およびコンペアクリア機能を許可 / 禁止できま
す。
リロード機能
•
カウントダウン時にアンダフローが発生すると , リロードコンペアレジスタ
(RCR1) に設定した値をリロードして , 再度カウントダウンする機能です。動作につ
いては ,「24.6.1 タイマモード時の動作」の「■ カウント動作」を参照してください。
コンペアクリア機能
•
アップダウンカウンタの値がリロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値と一
致 ( 比較結果一致 ) した状態で , さらにカウントアップが行われようとすると , アッ
プダウンカウンタの値を "0000H" にクリアして , 再度カウントアップする機能です。
動作については , 「24.6.2 アップダウンカウントモード時の動作」の「■ カウント
動作」を参照してください。
この機能はタイマモードでは利用できません。
リロードコンペアクリア機能
•
リロード機能とコンペアクリア機能を組み合わせて使用する機能です。"0000H" と
リロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値の間でカウントダウン / アップを
行うため , 任意幅でのカウントが可能です。
「24.6.2 アップダウンカウントモード時
の動作」の「■ カウント動作」を参照してください。
この機能はタイマモードでは利用できません。
リロード機能 / コンペアクリア機能の設定方法を表 24.6-1 に示します。
表 24.6-1 リロード機能 / コンペアクリア機能の設定方法
RLDE ビット
UCRE ビット
説明
0
0
リロード機能 / コンペアクリア機能の禁止
0
1
リロード機能の禁止
コンペアクリア機能の許可
1
0
リロード機能の許可
コンペアクリア機能の禁止
1
1
リロード機能 / コンペアクリア機能の許可
● ZIN1 端子の機能
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CGSC ビットで ZIN1 端子の機能を次の中か
ら選択できます。
•
カウンタクリア機能 (CGSC=0)
カウント動作中に ZIN1 端子から有効エッジが入力されると , カウンタの値を
"0000H" にクリアします。
642
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
ゲート機能 (CGSC=1)
•
ZIN1 端子から有効レベルが入力されている間だけ , カウンタが動作します。
カウンタクリア機能を選択した場合は有効エッジ , ゲート機能を選択した場合は有効
レベルをカウンタコントロールレジスタ (CCR1) のCGE1, CGE0ビットで選択してくだ
さい。
CGE1
CGE0
カウンタクリア機能選択時
(CGSC=0)
ゲート機能選択時
(CGSC=1)
0
0
エッジ検出禁止
レベル検出禁止 (カウント禁止)
0
1
立下りエッジ
"L" レベル
1
0
立上りエッジ
"H" レベル
1
1
設定禁止
設定禁止
■ クリアイベント
カウンタの値は , 次のいずれかの場合に "0000H" にクリアされます。
•
本デバイスがリセットされた
•
ZIN1 端子から有効エッジが入力された
( カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CGSC ビットで ZIN1 端子の機能をカウ
ンタクリア機能 (CGSC=0) に設定している場合 )
•
ソフトウェアによるクリア
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の UDCC ビットに "0" が書き込まれた
•
コンペアクリア機能によるクリア
カウンタの値が, リロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値と一致し, さらに
カウントアップが行われようとした
(カウントダウンが行われた場合や, カウンタが停止した場合はクリアされません。)
•
オーバフロー発生によるクリア
カウンタの値が "FFFFH" (8 ビットモード時は "FFH") になった後のカウントアップ /
カウントダウンのタイミング
カウンタの値が "0000H" にクリアされるタイミングは , アップダウンカウンタの動作状
態によって次のようになります。
•
カウント動作中にクリアイベントが発生した場合
カウント用クロックに同期して , 値がクリアされます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
643
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
クリアイベント発生タイミングを図 24.6-1 に示します。
図 24.6-1 クリアイベント発生タイミング
UDCR
0065H
0066H
0000H
0001H
このクロックに同期する
クリアイベント
カウント用クロック
UDCR: アップダウンカウントレジスタ (UDCR1)
•
カウント動作中にクリアイベントが発生し , 次のカウント用クロックが入力される
前にカウント動作を停止した場合 ( カウンタステータスレジスタ (CSR1) の CSTR
ビット =0)
アップダウンカウンタが停止した時点で , 値がクリアされます。
クリアイベント発生タイミングを図 24.6-2 に示します。
図 24.6-2 クリアイベント発生タイミング
UDCR
0066H
0065H
0000H
クリアイベント
カウント用クロック
禁止
カウント許可
許可
UDCR: アップダウンカウントレジスタ (UDCR1)
■ リロードイベント
アップダウンカウンタの値は , 次のいずれかの場合にリロードされます。
•
カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CTUT ビットに "1" を書き込んだ場合
•
リロード機能によって値がリロードされた場合
アップダウンカウンタの値がリロードされるタイミングは , アップダウンカウンタの
動作状態によって次のようになります。
•
カウント動作中にリロードイベントが発生した場合
カウント用クロックに同期して , 値がリロードされます。
•
カウント停止中にリロードイベントが発生した場合
リロードイベントが発生した時点で , 値がリロードされます。
644
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
カウント動作中は , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CTUT ビットに "1" を書
き込まないでください。
•
リロードイベントとクリアイベントが同時に発生した場合は , クリアイベントが優先
されます。
タイマモード時の動作
24.6.1
タイマモード時の動作について説明します。
■ 概要
リロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値から , カウントダウンするモードで
す。周辺クロック (PCLK) をプリスケーラで分周して , カウント用クロックとして使用
します。
カウンタがアンダフローしたときに , リロードコンペアレジスタ (RCR1) の値をリロー
ドして , 再度カウントダウンするリロード機能を使用することもできます。
■ カウント動作
● 通常動作
1. リロードコンペアレジスタ (RCR1) にリロード値 / コンペア値を設定
2. カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CTUT ビットに "1" を書き込む
設定した値がアップダウンカウントレジスタ (UDCR1) に転送されます。
3. カウンタステータスレジスタ (CSR1) の CSTR ビットでアップダウンカウンタの動
作を許可 (CSTR=1) する
リロードコンペアレジスタ (RCR1) の設定した値からカウントダウンを開始しま
す。
カウンタがアンダフローすると , カウンタステータスレジスタ (CSR1) の UDFF ビット
が "1" に変わります。このとき , カウンタステータスレジスタの UDIE ビットに "1" が
設定されていると , アンダフロー割込み要求が発生します。
なお , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CGSC ビットで ZIN1 端子をゲート機
能 (CGSC=1) に設定した場合は , CGE1, CGE0 ビットで設定した有効レベルが ZIN1 端
子から入力されている間のみカウントします。
有効レベルの設定については , 「24.4.3 カウンタコントロールレジスタ (CCR1)」を参
照してください。
< 注意事項 >
ZIN1 端子に必要な最低パルス幅は , 2T (T:周辺クロック (PCLK) の周期 ) です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
645
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
● リロード機能使用時の動作
カウントダウン時に , カウンタがアンダフローすると , カウンタステータスレジスタ
(CSR1) の UDFF ビットが "1" に変わります。アンダフローが発生した次のカウントダ
ウンタイミングで , リロードコンペアレジスタ (RCR1) の値がリロードされ , 再度カウ
ントダウンを開始します。このとき , カウンタステータスレジスタ (CSR1) の UDIE ビッ
トに "1" が設定されていると , アンダフロー割込み要求が発生します。
リロード機能使用時の動作を図 24.6-3 に示します。
図 24.6-3 リロード機能使用時の動作
(0FFFFH)
FFH
RCR
リロード ( アンダフロー割
込み要求発生 )
リロード ( アンダフロー割
込み要求発生 )
00H
アンダフロー
アンダフロー
RCR: リロードコンペアレジスタ (RCR1)
< 注意事項 >
リロードコンペアレジスタ (RCR1) の値は , リロード値とコンペア値を兼ねています。そ
のため , リロードコンペアレジスタ (RCR1) の値がリロードされると , カウンタステータ
スレジスタ (CSR1) の CMPF ビットも "1" に変わります。
646
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
アップダウンカウントモード時の動作
24.6.2
アップダウンカウントモード時の動作について説明します。
■ 概要
AIN1 端子および BIN1 端子から入力される外部信号をカウント用クロックとして , カ
ウントアップ / カウントダウンするモードです。
AIN1端子から外部信号が入力されたときはカウントアップし, BIN1端子から外部信号
が入力されたときはカウントダウンします。
外部信号のどのエッジでカウントするかは , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の
CES1, CES0 ビットで次の中から選択します。
•
立下りエッジ (CES1, CES0=01)
•
立上りエッジ (CES1, CES0=10)
•
両エッジ (CES1, CES0=11)
また , アップダウンカウントモード時には , 次の 3 種類の機能を使用できます。
•
リロード機能
•
コンペアクリア機能
•
リロードコンペアクリア機能
■ カウント動作
● 通常動作
カウンタが動作可能な状態で , AIN1 端子から有効エッジが入力されたときはカウント
アップし , BIN1 端子から有効エッジが入力されたときはカウントダウンします。
カウントアップからカウントダウン , またはカウントダウンからカウントアップのよ
うにカウント方向が反転すると , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CDCF ビッ
トが "1" に変わります。このとき , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CFIE ビッ
トに "1" が設定されていると , カウント方向転換割込み要求が発生します。
なお , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CGSC ビットで ZIN1 端子をゲート機
能 (CGSC=1) に設定した場合は , CGE1, CGE0 ビットで設定した有効レベルが ZIN1 端
子から入力されている間のみカウントします。
有効レベルの設定については , 「24.4.3 カウンタコントロールレジスタ (CCR1)」を参
照してください。
< 注意事項 >
AIN1 端子 , BIN1 端子 , ZIN1 端子に必要な最低パルス幅は , 2T (T:周辺クロック (PCLK)
の周期 ) です。
● リロード機能使用時の動作
タイマモード時の動作と同様です。
「24.6.1 タイマモード時の動作」の「■ カウント動
作」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
647
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
● コンペアクリア機能使用時の動作
アップダウンカウンタの値がリロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値と一致
するとカウンタステータスレジスタ (CSR1) の CMPF ビットが "1" に変わります。この
とき , カウンタステータスレジスタ (CSR1) の CITE ビットに "1" が設定されていると ,
比較結果一致割込み要求が発生します。
この状態でさらにカウントアップが行われようとすると , アップダウンカウンタの値
を "0000H" にクリアして , 再度カウントアップを開始します。
コンペアクリア機能使用時の動作を図 24.6-4 に示します。
図 24.6-4 コンペアクリア機能使用時の動作
(0FFFFH)
FFH
RCR
比較結果一致
比較結果一致
00H
カウンタクリア ,
( 比較結果一致割込み
要求発生 )
カウンタクリア ,
( 比較結果一致割込
み要求発生 )
RCR: リロードコンペアレジスタ (RCR1)
< 注意事項 >
コンペアクリア機能を使用した場合は , 次の条件を満たしたときに , アップダウンカウン
タの値が "0000H" にクリアされます。
•
アップダウンカウンタの値とリロードコンペアレジスタ (RCR1) に設定した値が一致
( 比較結果一致 )
•
さらに次のカウントアップが行われた
ただし , 比較結果が一致しても , 次の場合はアップダウンカウンタの値はクリアされませ
ん。
648
•
次の動作がカウントダウン
•
アップダウンカウンタが停止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
● リロードコンペアクリア機能使用時の動作
カウントダウン時はリロード機能を , カウントアップ時はコンペアクリア機能を使用
します。
リロードコンペアクリア機能使用時の動作を図 24.6-5 に示します。
図 24.6-5 リロードコンペアクリア機能使用時の動作
FFH
比較結果一致
比較結果一致
リロード
リロード
リロード
比較結果一致
RCR
00H
カウンタクリア
アンダフロー
カウンタクリア
アンダフロー
アンダフロー
カウンタクリア
RCR: リロードコンペアレジスタ (RCR1)
■ カウント方向の確認
このモードでは , カウントアップとカウントダウンの両方が行われます。そのため , カ
ウント方向をカウンタステータスレジスタ (CSR1) の UDF1, UDF0 ビットで確認できま
す。カウントが行われるたびに , このビットが書き換えられるため , 現在のカウント方
向を確認することができます。モーターの制御などで回転方向を知りたい場合などに
利用すると便利です。
UDF1, UDF0 ビットの示すカウント方向を表 24.6-2 に示します。
表 24.6-2 UDF1, UDF0 ビットとカウント方向の対応
UDF1
UDF0
カウント方向
0
0
入力なし
0
1
カウントダウン
1
0
カウントアップ
1
1
カウントアップ / カウントダウン同時発生
また , カウント方向が , カウントダウンからカウントアップ , またはカウントアップか
らカウントダウンに 1 回以上反転すると , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の
CDCF ビットが "1" に変わります。このとき , 方向転換割込み要求も発生させることが
できるため , CDCF ビットと方向転換割込み要求の発生を利用して , カウント方向が反
転したかどうかを確認できます。
< 注意事項 >
カウント方向の転換が短期間に連続発生した場合は , カウント方向が元に戻り , カウンタ
ステータスレジスタ (CSR1) の UDF1, UDF0 ビットで示す方向が , CDCF ビットが "1" に
変わる前と同じ方向になる場合があります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
649
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
24.6.3
MB91665 シリーズ
位相差カウントモード (2 逓倍 ) 時の動作
位相差カウントモード (2 逓倍 ) 時の動作について説明します。
■ 概要
2 本の外部信号入力端子から入力される信号の位相差をカウントするモードです。エン
コーダ出力の A 相と B 相の位相差をカウントするのに適しています。
BIN1 端子から立上りエッジ , 立下りエッジが検出されたときに , AIN1 端子の入力レベ
ルを確認し , BIN1 端子と AIN1 端子の位相差をカウントアップ / カウントダウンしま
す。A 相が B 相より進んでいる場合はカウントアップし , 遅れている場合はカウント
ダウンします。
カウントアップするかカウントダウンするかは , BIN1 端子の検出エッジと AIN1 端子
の入力レベルによって異なります。
カウント方法を表 24.6-3 に示します。
表 24.6-3 カウント方法
BIN1 端子
立上りエッジ
立下りエッジ
AIN1 端子
カウント方向
"H" レベル
カウントアップ
"L" レベル
カウントダウン
"H" レベル
カウントダウン
"L" レベル
カウントアップ
また , 位相差カウントモード (2 逓倍 ) 時は , 次の 3 種類の機能を使用できます。
650
•
リロード機能
•
コンペアクリア機能
•
リロードコンペアクリア機能
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
■ カウント動作
● 通常動作
カウンタが動作可能な状態で , BIN1 端子から立上りエッジ / 立下りエッジが入力され
ると , AIN1 端子の入力レベルを検出し , カウントアップ / カウントダウンします。
位相差カウントモード (2 逓倍 ) 時の動作を図 24.6-6 に示します。
図 24.6-6 位相差カウントモード (2 逓倍 ) 時の動作
AIN1 端子
BIN1 端子
カウント値
0
+1
1
+1
2
+1
3
+1
4
+1
5
-1
4
+1
5
-1
4
-1
3
-1
2
-1
1
-1
0
なお , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CGSC ビットで ZIN1 端子をゲート機
能 (CGSC=1) に設定した場合は , CGE1, CGE0 ビットで設定した有効レベルが ZIN1 端
子から入力されている間のみカウントします。
有効レベルの設定については , 「24.4.3 カウンタコントロールレジスタ (CCR1)」を参
照してください。
< 注意事項 >
AIN1 端子 , BIN1 端子 , ZIN1 端子に必要な最低パルス幅は , 2T (T:周辺クロック (PCLK)
の周期 ) です。
● リロード機能使用時の動作
タイマモード時の動作と同様です。
「24.6.1 タイマモード時の動作」の「■ カウント動
作」を参照してください。
● コンペアクリア機能使用時の動作
アップダウンカウントモード時の動作と同様です。
「24.6.2 アップダウンカウントモー
ド時の動作」の「■ カウント動作」を参照してください。
● リロードコンペアクリア機能使用時の動作
アップダウンカウントモード時の動作と同様です。
「24.6.2 アップダウンカウントモー
ド時の動作」の「■ カウント動作」を参照してください。
■ カウント方向の確認
アップダウンカウントモード時と同様です。
「24.6.2 アップダウンカウントモード時の
動作」の「■ カウント方向の確認」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
651
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
24.6.4
MB91665 シリーズ
位相差カウントモード (4 逓倍 ) 時の動作
位相差カウントモード (4 逓倍 ) 時の動作について説明します。
■ 概要
2 本の外部信号入力端子から入力される信号の位相差をカウントするモードです。エン
コーダ出力の A 相と B 相の位相差をカウントするのに適しています。
AIN1 端子または BIN1 端子から立上りエッジ , 立下りエッジが検出されたときに , もう
一方の端子からの入力レベルを確認し, AIN1端子とBIN1端子の位相差をカウントアッ
プ / カウントダウンします。
カウントアップするかカウントダウンするかは , 検出するエッジと入力レベルの組合
せによって異なります。
カウント方法を表 24.6-4 に示します。
表 24.6-4 カウント方法
エッジ検出端子
BIN1 端子
検出エッジ
立上りエッジ
レベル確認端子
AIN1 端子
立下りエッジ
AIN1 端子
立上りエッジ
立下りエッジ
BIN1 端子
入力レベル
カウント方向
"H" レベル
カウントアップ
"L" レベル
カウントダウン
"H" レベル
カウントダウン
"L" レベル
カウントアップ
"H" レベル
カウントダウン
"L" レベル
カウントアップ
"H" レベル
カウントアップ
"L" レベル
カウントダウン
また , 位相差カウントモード (4 逓倍 ) 時は , 次の 3 種類の機能を使用できます。
652
•
リロード機能
•
コンペアクリア機能
•
リロードコンペアクリア機能
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
MB91665 シリーズ
■ カウント動作
● 通常動作
カウンタが動作可能な状態で , AIN1 端子または BIN1 端子から立上りエッジ / 立下り
エッジが入力されると , もう一方の端子の入力レベルを検出し , カウントアップ / カウ
ントダウンします。
位相差カウントモード (4 逓倍 ) 時の動作を図 24.6-7 に示します。
図 24.6-7 位相差カウントモード (4 逓倍 ) 時の動作
AIN1 端子
BIN1 端子
カウント値
0
+1+1
1 2
+1+1
3 4
+1+1
5 6
+1+1
7 8
+1+1
9 10
-1
9
+1
10
-1
9
-1-1
8 7
-1-1
6 5
-1-1
4 3
-1-1
2 1
なお , カウンタコントロールレジスタ (CCR1) の CGSC ビットで ZIN1 端子をゲート機
能 (CGSC=1) に設定した場合は , CGE1, CGE0 ビットで設定した有効レベルが ZIN1 端
子から入力されている間のみカウントします。
有効レベルの設定については , 「24.4.3 カウンタコントロールレジスタ (CCR1)」を参
照してください。
< 注意事項 >
AIN1 端子 , BIN1 端子 , ZIN1 端子に必要な最低パルス幅は , 2T (T:周辺クロック (PCLK)
の周期 ) です。
● リロード機能使用時の動作
タイマモード時の動作と同様です。
「24.6.1 タイマモード時の動作」の「■ カウント動
作」を参照してください。
● コンペアクリア機能使用時の動作
アップダウンカウントモード時の動作と同様です。
「24.6.2 アップダウンカウントモー
ド時の動作」の「■ カウント動作」を参照してください。
● リロードコンペアクリア機能使用時の動作
アップダウンカウントモード時の動作と同様です。
「24.6.2 アップダウンカウントモー
ド時の動作」の「■ カウント動作」を参照してください。
■ カウント方向の確認
アップダウンカウントモード時と同様です。
「24.6.2 アップダウンカウントモード時の
動作」の「■ カウント方向の確認」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
653
第 24 章 アップダウンカウンタ
24.6
654
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
MB91665 シリーズ
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット
A/D コンバータ
10 ビット A/D コンバータの機能と動作について説
明します。
25.1 概要
25.2 構成
25.3 端子
25.4 レジスタ
25.5 割込み
25.6 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
655
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.1
MB91665 シリーズ
25.1 概要
10 ビット A/D コンバータは , アナログ信号を 10 ビットのデジタル信号に変換する装置です。
本製品は 10 ビット A/D コンバータを内蔵しており , 12 チャネル (MB91F669(64pin)), 10 チャ
ネル (MB91F668(48pin)) のアナログ入力を割り振って変換できます。
■ 概要
•
変換時間:1 チャネルあたり最小 1.2μs で変換できます (33MHz の周辺クロック
(PCLK) )
•
比較変換方式:サンプル & ホールド回路付 RC 型逐次比較変換方式を採用していま
す。
•
変換モード:次の 2 種類のモードを利用できます。
-
A/D スキャン変換
24 チャネルから変換するチャネルを任意に選択し , 変換します。
選択したチャネルを 1 回だけ変換するシングル変換モードと , 選択したチャネル
を繰り返して変換するリピート変換モードを利用できます。
-
A/D 優先変換
優先度の高い A/D 変換の起動要因が発生すると , A/D スキャン変換を中断して
優先的に変換します。優先度は 2 レベル用意されています。
•
起動要因:A/D 変換のモードによって , 起動要因が異なります。
-
A/D スキャン変換
ソフトウェアまたはベースタイマ ch.0 の TOUT 信号で立上りエッジを検出する
と起動します。
-
A/D 優先変換 ( 優先度 1)
外部トリガ入力端子から , 立下りエッジが入力されると起動します。
-
A/D 優先変換 ( 優先度 2)
ソフトウェアまたはベースタイマ ch.2 の TOUT 信号で立上りエッジを検出する
と起動します。
•
FIFO機能:A/Dスキャン変換用に16段, A/D優先変換用に4段のFIFOが用意されてい
ます。
•
変換結果比較機能:A/D 変換の結果を比較できます。
•
チャネル独立制御:チャネルごとにサンプリング時間を 2 種類から設定できます。
•
変換結果:A/D変換の結果を前詰め (MSB側) に格納するか後ろ詰め (LSB側) に格納
するかを選択できます。
656
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.1
MB91665 シリーズ
•
•
CM71-10158-1
割込み要求:次の場合に割込み要求を発生できます。
-
A/D スキャン変換時にあらかじめ設定した段数の FIFO にデータが格納された
-
A/D 優先変換時にあらかじめ設定した段数の FIFO にデータが格納された
-
FIFO のオーバランが発生した
-
比較機能利用時に , 変換結果が割込み要求を発生する条件を満たした
DMA 転送の起動:割込み要求の発生を利用して変換結果を DMA 転送できます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
657
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.2
MB91665 シリーズ
25.2 構成
10 ビット A/D コンバータの構成を示します。
■ 10 ビット A/D コンバータのブロックダイヤグラム
10 ビット A/D コンバータのブロックダイヤグラムを図 25.2-1 に示します。
図 25.2-1 10 ビット A/D コンバータのブロックダイヤグラム
A/D 結果比較割込み要求
ベースタイマ ch.0
ベースタイマ ch.2
ADTRG0 端子
FIFO オーバラン割込み要求
スキャン変換割込み要求
優先変換割込み要求
チャネル & 状態
制御部
制御部
AN11
AN10
S/H
M
A/D コンバータ
AN9
AN8
AN7
AN6
周
辺
バ
ス
P
比較器
X
バッファ
D/A コンバータ
AN5
AN4
AN3
A/D スキャン変換用 FIFO 16 段
AN2
A/D 優先変換用 FIFO 4 段
AN1
AN0
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しません。)
•
A/D スキャン変換用 FIFO
A/D スキャン変換用の FIFO です。16 段用意されています。
•
A/D 優先変換用 FIFO
A/D 優先変換用の FIFO です。4 段用意されています。
•
制御部
変換動作を制御します。
•
チャネル & 状態制御部
10 ビット A/D コンバータのチャネルや状態を制御します。
•
MPX ( アナログマルチプレクサ )
複数のアナログ入力信号から変換するアナログ信号を選択 ( 切替え ) します。
658
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.2
MB91665 シリーズ
■ クロック
10 ビット A/D コンバータで使用するクロックを表 25.2-1 に示します。
表 25.2-1 10 ビット A/D コンバータで使用するクロック
クロック名
動作クロック
CM71-10158-1
内容
周辺クロック (PCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
659
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.3
MB91665 シリーズ
25.3 端子
10 ビット A/D コンバータで使用する端子について説明します。
■ 概要
10 ビット A/D コンバータには次の端子があります。
•
AVCC 端子
10 ビット A/D コンバータのアナログ電源入力端子です。
•
AVRH 端子
10 ビット A/D コンバータの基準電圧入力端子です。
•
AVSS 端子
10 ビット A/D コンバータの GND 端子です。
•
AN0 ∼ AN11 端子
10 ビット A/D コンバータのアナログ入力端子です。
この端子は兼用端子です。
10ビットA/DコンバータのAN0∼AN11(MB91F668(48pin)
は AN0 ∼ AN9) 端子として使用するには「14.4.6 A/D チャネルイネーブルレジスタ
(ADCHE)」を参照してください。
•
ADTRG0 端子
10 ビット A/D コンバータの外部トリガ入力端子です。
この端子は兼用端子です。10 ビット A/D コンバータの ADTRG0 端子として使用す
るには「2.4 端子の設定方法」を参照してください。
660
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.3
MB91665 シリーズ
■ 端子とチャネルの対応
チャネルと端子の対応を表 25.3-1 に示します。
表 25.3-1 チャネルと端子の対応
チャネル
0
アナログ電源入 基準電圧
力端子
入力端子
AVCC
AVRH
GND 端子
AVSS
アナログ
入力端子
AN0
1
AN1
2
AN2
3
AN3
4
AN4
5
AN5
6
AN6
7
AN7
8
AN8
9
AN9
10
AN10
11
AN11
外部トリガ
入力端子
ADTRG0
-
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しません。)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
661
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
25.4 レジスタ
10 ビット A/D コンバータで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 10 ビット A/D コンバータのレジスタ一覧
10 ビット A/D コンバータのレジスタ一覧を表 25.4-1 に示します。
表 25.4-1 10 ビット A/D コンバータのレジスタ一覧
662
レジスタ略称
レジスタ名
ADCHE
A/D チャネルイネーブルレジスタ
参照先
14.4.6
ADCR0
A/DC コントロールレジスタ 0
25.4.1
ADSR0
A/DC ステータスレジスタ 0
25.4.2
SCCR0
スキャン変換コントロールレジスタ 0
25.4.3
SFNS0
スキャン変換 FIFO 段数設定レジスタ 0
25.4.4
SCIS00
スキャン変換入力選択レジスタ 00
25.4.6
SCIS10
スキャン変換入力選択レジスタ 10
25.4.6
SCIS20
スキャン変換入力選択レジスタ 20
25.4.6
SCFD0
スキャン変換 FIFO データレジスタ 0
25.4.5
PCCR0
優先変換コントロールレジスタ 0
25.4.7
PFNS0
優先変換 FIFO 段数設定レジスタ 0
25.4.8
PCIS0
優先変換入力選択レジスタ 0
25.4.10
PCFD0
優先変換 FIFO データレジスタ 0
25.4.9
CMPD0
A/D 比較値設定レジスタ 0
25.4.11
CMPCR0
A/D 比較コントロールレジスタ 0
25.4.12
ADSS00
サンプリング時間選択レジスタ 00
25.4.14
ADSS10
サンプリング時間選択レジスタ 10
25.4.14
ADSS20
サンプリング時間選択レジスタ 20
25.4.14
ADST00
サンプリング時間設定レジスタ 00
25.4.13
ADST10
サンプリング時間設定レジスタ 10
25.4.13
ADCT0
コンペア時間設定レジスタ 0
25.4.15
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
A/DC コントロールレジスタ (ADCR0)
25.4.1
割込み要求を制御するレジスタです。
A/DC コントロールレジスタ (ADCR0) のビット構成を図 25.4-1 に示します。
図 25.4-1 A/DC コントロールレジスタ (ADCR0) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
SCIF
PCIF
CMPIF
未定義
SCIE
PCIE
CMPIE
OVRIE
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
−
X
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
[bit7]:SCIF ( スキャン変換割込み要求フラグビット )
A/D スキャン変換の変換結果が , スキャン変換 FIFO 段数設定レジスタ (SFNS0) の SFS3
∼ SFS0 ビットで設定した FIFO の段数まで格納されたことを示します。
このビットが "1" のときに SCIE ビットが "1" に設定されているとスキャン変換割込み
要求が発生します。
SCIF
読出し時
書込み時
0
変換結果は指定段数まで格納され このビットを "0" にクリアします。
ていません。
1
変換結果が指定段数まで格納され 無視されます。
ました。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
663
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit6]:PCIF ( 優先変換割込み要求フラグビット )
A/D 優先変換の変換結果が , 優先変換 FIFO 段数設定レジスタ (PFNS0) の PFS1, PFS0
ビットで設定した FIFO の段数まで格納されたことを示します。
このビットが "1" のときに PCIE ビットが "1" に設定されていると優先変換割込み要求
が発生します。
PCIF
読出し時
書込み時
0
変換結果は指定段数まで格納され このビットを "0" にクリアします。
ていません。
1
変換結果が指定段数まで格納され 無視されます。
ました。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
[bit5]:CMPIF ( 変換結果比較割込み要求フラグビット )
A/D 変換の変換結果比較機能利用時は , 変換結果が A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0)
と比較されます。
比較結果が , A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0) および A/D 比較コントロールレジスタ
(CMPCR0) に設定した条件を満たしたことを示します。
このビットが "1" のときに CMPIE ビットが "1" に設定されていると変換結果比較割込
み要求が発生します。
CMPIF
読出し時
書込み時
0
条件を満たしていません。
このビットを "0" にクリアします。
1
条件を満たしました。
無視されます。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
[bit4]:未定義ビット
664
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit3]:SCIE ( スキャン変換割込み許可ビット )
A/D スキャン変換の変換結果が , スキャン変換 FIFO 段数設定レジスタ (SFNS0) の SFS3
∼ SFS0 ビットで設定した FIFO の段数まで格納されたとき (SCIF ビット =1) に ,
スキャン変換割込み要求を発生させるかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
スキャン変換割込み要求の発生を禁止します。
1
スキャン変換割込み要求の発生を許可します。
[bit2]:PCIE ( 優先変換割込み許可ビット )
A/D 優先変換の変換結果が , 優先変換 FIFO 段数設定レジスタ (PFNS0) の PFS1, PFS0
ビットで設定した FIFO の段数まで格納されたとき (PCIF ビット =1) に , 優先変換割込
み要求を発生させるかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
優先変換割込み要求の発生を禁止します。
1
優先変換割込み要求の発生を許可します。
[bit1]:CMPIE ( 変換結果比較割込み許可ビット )
A/D 変換の変換結果比較機能利用時は , 変換結果が A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0)
と比較されます。
比較結果が A/D 比較コントロールレジスタ (CMPCR0) に設定した条件を満たしたとき
(CMPIF ビット =1) に , 変換結果比較割込み要求を発生させるかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
変換結果比較割込み要求の発生を禁止します。
1
変換結果比較割込み要求の発生を許可します。
[bit0]:OVRIE (FIFO オーバラン割込み許可ビット )
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) の SOVR ビットまたは優先変換コント
ロールレジスタ (PCCR0) の POVR ビットが "1" に変わったときに , FIFO オーバラン割
込み要求を発生させるかどうかを設定します。
FIFO が満杯 ( フル ) 時に FIFO への書込みが行われようとすると , スキャン変換コント
ロールレジスタ (SCCR0) の SOVR ビットまたは優先変換コントロールレジスタ
(PCCR0) の POVR ビットが "1" に変わります。
書込み値
CM71-10158-1
説明
0
FIFO オーバラン割込み要求の発生を禁止します。
1
FIFO オーバラン割込み要求の発生を許可します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
665
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
A/DC ステータスレジスタ (ADSR0)
25.4.2
A/D 変換の状態を示すレジスタです。
A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) のビット構成を図 25.4-2 に示します。
図 25.4-2 A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) のビット構成
bit
7
6
ADSTP
FDAS
未定義
R/W
R/W
0
0
−
X
属性
初期値
5
4
3
2
1
0
未定義
未定義
PCNS
PCS
SCS
−
X
−
X
R
R
R
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
R:リードオンリ
−:未定義
X:不定
[bit7]:ADSTP (A/D 変換強制停止ビット )
A/D 変換を強制停止します。
ADSTP
書込み時
0
無視されます。
1
A/D 変換を強制停止します。
読出し時
"0" が読み出されます。
< 注意事項 >
•
このビットに "1" を書き込むと , A/D 変換が A/D スキャン変換の場合も , A/D 優先変換
の場合も変換動作は停止します。
•
このビットに "1" を書き込んで A/D 変換を強制停止すると , PCNS ビット , PCS ビッ
ト , SCS ビットが "0" にクリアされます。ただし , 他のレジスタには影響しません。
[bit6]:FDAS (FIFO データ配置選択ビット )
スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) および優先変換 FIFO データレジスタ
(PCFD0) のビット配置を設定します。
•
前詰めに配置:変換結果を前詰めに配置します ( チャネル情報あり , 優先 A/D 起動要
因情報あり ( 優先変換のみ )) 。
•
後ろ詰めに配置:変換結果を LSB 側に 6 ビットシフトし , 後ろ詰めに配置します
( チャネル情報なし ,優先 A/D 起動要因情報なし ( 優先変換のみ )) 。
変換結果は bit9 ∼
bit0 に配置されます。
666
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
書込み値
説明
0
変換結果を前詰めに配置します。
1
変換結果を後ろ詰めに配置します
このビットとスキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) および優先変換 FIFO データ
レジスタ (PCFD0) の関係を図 25.4-3 に示します。
図 25.4-3 スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) / 優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) と
の関係
スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0)
FDAS=0 の場合
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
SD9
SD8
SD7
SD6
SD5
SD4
SD3
SD2
SD1
SD0
0
SC4
SC3
SC2
SC1
SC0
FDAS=1 の場合
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
SD9
SD8
SD7
SD6
SD5
SD4
SD3
SD2
SD1
SD0
優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0)
FDAS=0 の場合
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
PD9
PD8
PD7
PD6
PD5
PD4
PD3
PD2
PD1
PD0
RS
PC4
PC3
PC2
PC1
PC0
FDAS=1 の場合
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
0
0
0
0
0
0
PD9
PD8
PD7
PD6
PD5
PD4
PD3
PD2
PD1
PD0
< 注意事項 >
•
このビットに "1" を書き込んで後ろ詰め配置を選択すると , 変換結果が LSB 側へ 6 ビッ
トシフトするため , 変換したチャネルの情報 ( 図 25.4-3 の SC4 ビット∼ SC0 ビット /
PC4 ∼ PC0 ビット ) が失われます。1 チャネルのみの変換など , 変換結果にチャネル
情報が必要ないときにのみ , 後ろ詰め配置を利用してください。
•
A/D 優先変換時に , このビットに "1" を書き込んで後ろ詰め配置を選択すると , A/D 優
先変換の起動要因情報 ( 図 25.4-3 の RS ビット ) が失われます。優先度 1 または優先
度 2 どちらか一方の A/D 優先変換を利用する場合にのみ , 後ろ詰め配置を利用してく
ださい。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
667
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit5 ∼ bit3]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit2]:PCNS ( 優先変換保留フラグビット )
優先度 2 の A/D 優先変換が保留中であることを示します。
優先度 1 の A/D 優先変換中に優先度 2 の A/D 優先変換を起動した場合や , 優先度 2 の
A/D優先変換中に優先度1のA/D優先変換を起動すると, このビットが"1"に変わります。
読出し値
説明
0
優先度 2 の A/D 優先変換は保留されていません。
1
優先度 2 の A/D 優先変換が保留されています。
[bit1]:PCS ( 優先変換ステータスフラグビット )
優先度 1 または優先度 2 の A/D 優先変換中であることを示します。
読出し値
説明
0
A/D 優先変換は停止しています。
1
A/D 優先変換中です。
[bit0]:SCS ( スキャン変換ステータスフラグビット )
A/D スキャン変換中であることを示します。
読出し値
668
説明
0
A/D スキャン変換は停止しています。
1
A/D スキャン変換中です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0)
25.4.3
A/D スキャン変換の動作を制御するレジスタです。
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) のビット構成を図 25.4-4 に示します。
図 25.4-4 スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
SEMP
SFUL
SOVR
SFCLR
未定義
RPT
SHEN
SSTR
属性
R
R
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
1
0
0
0
−
X
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
R:リードオンリ
−:未定義
X:不定
< 注意事項 >
このレジスタはワードでアクセスしないでください。
スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) は , SEMP ビットが "0" のときに読み出す必
要があります。
[bit7]:SEMP ( スキャン変換用 FIFO エンプティフラグビット )
A/D スキャン変換用の FIFO が空 ( エンプティ ) になったことを示します。
読出し値
説明
0
A/D スキャン変換用 FIFO にデータがあります。
1
A/D スキャン変換用 FIFO が空 ( エンプティ ) です。
スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) にデータが格納されると , このビットは
"0" にクリアされます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
669
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit6]:SFUL ( スキャン変換用 FIFO フルビット )
A/D スキャン変換用の FIFO が満杯 ( フル ) になったことを示します。
読出し値
説明
0
A/D スキャン変換用 FIFO に空きがあります。
1
A/D スキャン変換用 FIFO が満杯 ( フル ) です。
SFCLR ビットに "1" を書き込むか , スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) を読み
出すと , このビットは "0" にクリアされます。
[bit5]:SOVR ( スキャン変換オーバランフラグビット )
A/D スキャン変換用の FIFO が満杯 ( フル ) 時に書込みが行われようとした ( オーバラ
ンが発生した ) ことを示します。
このビットが "1" のときに A/DC コントロールレジスタ (ADCR0) の OVRIE ビットが
"1" に設定されていると , FIFO オーバラン割込み要求が発生します。
SOVR
読出し時
書込み時
0
オーバランは発生していません。
このビットを "0" にクリアします。
1
オーバランが発生しました。
無視されます。
< 注意事項 >
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
•
FIFO 満杯 ( フル ) 時に , FIFO に対して書込みが行われても FIFO 内の変換データは上
書きされません。
[bit4]:SFCLR ( スキャン変換用 FIFO クリアビット )
A/D スキャン変換用の FIFO をクリアします。
SFCLR
書込み時
0
無視されます。
1
A/D スキャン変換用 FIFO をクリア
します。
読出し時
"0" が読み出されます。
< 注意事項 >
このビットに "1" を書き込むと , A/D スキャン変換用の FIFO は空 ( エンプティ) になりま
す。そのため , SEMP ビットが "1" に変わります。
[bit3]:未定義ビット
670
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit2]:RPT ( スキャン変換リピートビット )
A/D スキャン変換のモードを設定します。
•
シングル変換モード:スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) に設定し
たチャネルを 1 回だけ変換するモードです。
•
リピート変換モード:スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) に設定し
たチャネルを繰り返し変換するモードです。
書込み値
説明
0
シングル変換モード
1
リピート変換モード
< 注意事項 >
•
リピート変換モードで変換中にこのビットに "0" を書き込むと , スキャン変換入力選択
レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) に設定したチャネルを変換後 , 変換動作が停止します。
•
リピート変換モードを設定する場合は , A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の SCS
ビットで A/D スキャン変換が停止 (SCS=0) していることを確認してから , このビット
に "1" を書き込んでください。
ただし , リピート変換モードの設定と同時に SSTR ビットで A/D スキャン変換を開始
(SSTR=1) する場合は , このビットと同時に SSTR ビットも書き込めます。
[bit1]:SHEN ( スキャン変換タイマ起動許可ビット )
ベースタイマの ch.0 の TOUT 信号で立上りエッジを検出したときに A/D スキャン変換
を起動するかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
ベースタイマ (ch.0) での A/D スキャン変換の起動を禁止します。
1
ベースタイマ (ch.0) での A/D スキャン変換の起動を許可します。
< 注意事項 >
•
SSTR ビットに "1" を書き込んだ場合は , このビットの設定にかかわらず A/D スキャン
変換が起動します。
•
このビットに "1" を書き込んだ場合でも , ベースタイマ (ch.0) での起動のタイミングと
同時に SSTR ビットに "1" が書き込まれると , ソフトウェア起動が優先されベースタイ
マでの起動は無視されます。
TOUT 信号については , 「第 23 章 ベースタイマ」を参照してください。
•
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
671
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit0]:SSTR ( スキャン変換スタートビット )
A/D スキャン変換をソフトウェアで起動します。
変換中に "1" を書き込むと , 変換動作を停止し , 再度変換を開始します。
SSTR
672
書込み時
0
無視されます。
1
A/D スキャン変換を起動 / 再起動し
ます。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
スキャン変換 FIFO 段数設定レジスタ (SFNS0)
25.4.4
A/D スキャン変換時に , A/D スキャン変換用 FIFO のどの段数まで変換結果が格納されたら ,
スキャン変換割込み要求を発生させるかを設定するレジスタです。
スキャン変換 FIFO 段数設定レジスタ (SFNS0) のビット構成を図 25.4-5 に示します。
図 25.4-5 スキャン変換 FIFO 段数設定レジスタ (SFNS0) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
未定義
未定義
未定義
未定義
SFS3
SFS2
SFS1
SFS0
−
X
−
X
−
X
−
X
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
属性
初期値
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
< 注意事項 >
このレジスタはワードでアクセスしないでください。
[bit7 ∼ bit4]:未定義ビット
CM71-10158-1
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
673
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit3 ∼ bit0]:SFS3 ∼ SFS0 ( スキャン変換 FIFO 段数設定ビット )
A/D スキャン変換時に , A/D スキャン変換用 FIFO のどの段数まで変換結果が格納され
たら , スキャン変換割込み要求を発生させるかを設定します。
このビットで設定した段数まで FIFO にデータが格納されると , A/DC コントロールレ
ジスタ (ADCR0) の SCIF ビットが "1" に変わります。
SFS3
674
SFS2
SFS1
SFS0
説明
0
0
0
0
1 段目
0
0
0
1
2 段目
0
0
1
0
3 段目
0
0
1
1
4 段目
0
1
0
0
5 段目
0
1
0
1
6 段目
0
1
1
0
7 段目
0
1
1
1
8 段目
1
0
0
0
9 段目
1
0
0
1
10 段目
1
0
1
0
11 段目
1
0
1
1
12 段目
1
1
0
0
13 段目
1
1
0
1
14 段目
1
1
1
0
15 段目
1
1
1
1
16 段目
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0)
25.4.5
A/D スキャン変換の変換結果を格納するレジスタです。16 段の FIFO で構成されています。
このレジスタから FIFO のデータを順番に読み出せます。
このレジスタは A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の FDAS ビットの設定によって , ビット
構成が異なります。
< 注意事項 >
このレジスタは, 必ずスキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) のSEMPビットで
A/D スキャン変換用 FIFO にデータがあることを確認してから (SEMP=0) 読み出して
ください。
•
A/D スキャン変換用 FIFO が空 ( エンプティ ) (SEMP=1) のときに , このレジスタを読
み出すと , 読み出したデータが有効なのか無効なのかを判断できません。詳しくは ,
「25.6.3 FIFO の動作」の「■ A/D スキャン変換時の動作」を参照してください。
•
このレジスタはワードでアクセスしないでください。
•
このレジスタにバイトアクセスする場合は , 下位バイト (bit7 ∼ bit0) →上位バイト
(bit15 ∼ bit8) の順番にアクセスしてください。上位バイトを読み出すと , FIFO のデー
タがシフトします。
■ 前詰め配置の場合 (FDAS=0)
A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の FDAS ビットで前詰め配置 (FDAS=0) に設定し
ている場合のスキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) のビット構成を図 25.4-6 に
示します。
図 25.4-6 スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) のビット構成
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
SD9
SD8
SD7
SD6
SD5
SD4
SD3
SD2
属性
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
X
X
X
X
X
X
X
X
7
6
5
4
3
2
1
0
SD1
SD0
未定義
SC4
SC3
SC2
SC1
SC0
属性
R
R
R
R
R
R
初期値
X
X
−
X
R
X
X
X
X
X
bit
R:リードオンリ
−:未定義
X:不定
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
675
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit15 ∼ bit6]:SD9 ∼ SD0 (A/D スキャン変換結果ビット )
A/D スキャン変換の変換結果を格納します。
[bit5]:未定義ビット
"0" が読み出されます。
[bit4 ∼ bit0]:SC4 ∼ SC0 ( 変換チャネルビット )
SD9 ∼ SD0 ビットのデータが , どのチャネルのアナログ入力を変換したものなのかを
示します。
SC4
SC3
SC2
SC1
SC0
説明
0
0
0
0
0
ch.0 (AN0 端子 )
0
0
0
0
1
ch.1 (AN1 端子 )
0
0
0
1
0
ch.2 (AN2 端子 )
0
0
0
1
1
ch.3 (AN3 端子 )
0
0
1
0
0
ch.4 (AN4 端子 )
0
0
1
0
1
ch.5 (AN5 端子 )
0
0
1
1
0
ch.6 (AN6 端子 )
0
0
1
1
1
ch.7 (AN7 端子 )
0
1
0
0
0
ch.8 (AN8 端子 )
0
1
0
0
1
ch.9 (AN9 端子 )
0
1
0
1
0
ch.10 (AN10 端子 )
0
1
0
1
1
ch.11 (AN11 端子 )
0
1
1
0
0
0
1
1
0
1
0
1
1
1
0
0
1
1
1
1
1
0
0
0
0
1
0
0
0
1
1
0
0
1
0
1
0
0
1
1
1
0
1
0
0
1
0
1
0
1
1
0
1
1
0
1
0
1
1
1
1
1
0
0
0
1
1
0
0
1
1
1
0
1
0
1
1
0
1
1
1
1
1
0
0
1
1
1
0
1
1
1
1
1
0
1
1
1
1
1
設定禁止
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しないため設定禁止です。)
676
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
■ 後ろ詰め配置の場合 (FDAS=1)
A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の FDAS ビットで後ろ詰め配置 (FDAS=1) に設定
している場合のスキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) のビット構成を図 25.4-7
に示します。
図 25.4-7 スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) のビット構成
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
SD8
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
SD9
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
R
R
X
X
7
6
5
4
3
2
1
0
SD7
SD6
SD5
SD4
SD3
SD2
SD1
SD0
属性
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
X
X
X
X
X
X
X
X
属性
初期値
bit
R:リードオンリ
−:未定義
X:不定
[bit15 ∼ bit10]:未定義ビット
"0" が読み出されます。
[bit9 ∼ bit0]:SD9 ∼ SD0 (A/D スキャン変換結果ビット )
A/D スキャン変換の変換結果を格納します。
< 注意事項 >
後ろ詰め配置では , 変換したチャネルの情報は保存されていません。後ろ詰め配置は , 1
チャネルのみの変換など , 変換結果にチャネル情報が必要ないときに使用してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
677
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00)
25.4.6
A/D スキャン変換をするチャネルを選択するレジスタです。
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) のビット構成を図 25.4-8 に示しま
す。
図 25.4-8 スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) のビット構成
スキャン変換入力選択レジスタ 20 (SCIS20)
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
スキャン変換入力選択レジスタ 10 (SCIS10)
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
AN11
AN10
AN9
AN8
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
スキャン変換入力選択レジスタ 00 (SCIS00)
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
AN7
AN6
AN5
AN4
AN3
AN2
AN1
AN0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しないため予約ビットです。)
SCIS20 ∼ SCIS00 : AN11 ∼ AN0 ( アナログ入力選択ビット )
"1" を書き込んだビットに対応するチャネルが変換されます。
AN11 ビットが ch.11 (AN11 端子 ), AN10 ビットが ch.10 (AN10 端子 ) •••AN1 ビットが
ch.1 (AN1 端子 ), AN0 ビットが ch.0 (AN0 端子 ) に対応します。
このレジスタで複数のチャネルを選択した場合は , 番号の若いチャネルから順番に変
換されます。例えば , AN3 ビット , AN5 ビット , AN10 ビット , AN11 ビットに "1" を書
き込むと次の順番で変換されます。
ch.3 → ch.5 → ch.10 → ch.11
< 注意事項 >
678
•
このレジスタは A/D 変換が停止中に書き込んでください。
•
予約ビットは必ず "0" を書き込んでください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
優先変換コントロールレジスタ (PCCR0)
25.4.7
A/D 優先変換の動作を制御するレジスタです。また , 優先度のレベルを 2 レベルから設定で
きます。
優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) のビット構成を図 25.4-9 に示します。
図 25.4-9 優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
PEMP
PFUL
POVR
PFCLR
PEEN
PHEN
PSTR
属性
R
R
R/W
R/W
予約
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
1
0
0
0
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
R:リードオンリ
< 注意事項 >
このレジスタはワードでアクセスしないでください。
優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) は , SEMP ビットが "0" のときに読み出す必要が
あります。
[bit7]:PEMP ( 優先変換用 FIFO エンプティフラグビット )
A/D 優先変換用の FIFO が空 ( エンプティ ) になったことを示します。
読出し値
説明
0
A/D 優先変換用 FIFO にデータがあります。
1
A/D 優先変換用 FIFO が空 ( エンプティ ) です。
優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) にデータが格納されると , このビットは "0" に
クリアされます。
[bit6]:PFUL ( 優先変換用 FIFO フルビット )
A/D 優先変換用の FIFO が満杯 ( フル ) になったことを示します。
読出し値
説明
0
A/D 優先変換用 FIFO に空きがあります。
1
A/D 優先変換用 FIFO が満杯 ( フル ) です。
PFCLR ビットに "1" を書き込むか優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) を読み出す
と , このビットは "0" にクリアされます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
679
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit5]:POVR ( 優先変換オーバランフラグビット )
A/D 優先変換用の FIFO が満杯 ( フル ) 時に書込みが行われようとした ( オーバランが
発生した ) ことを示します。
このビットが "1" のときに A/DC コントロールレジスタ (ADCR0) の OVRIE ビットが
"1" に設定されていると , FIFO オーバラン割込み要求が発生します。
POVR
読出し時
書込み時
0
オーバランは発生していません。
このビットを "0" にクリアします。
1
オーバランが発生しました。
無視されます。
< 注意事項 >
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
•
FIFO 満杯 ( フル ) 時に , FIFO に対して書込みが行われても FIFO 内の変換データは上
書きされません。
[bit4]:PFCLR ( 優先変換用 FIFO クリアビット )
A/D 優先変換用の FIFO をクリアします。
PFCLR
書込み時
0
無視されます。
1
A/D 優先変換用 FIFO をクリアしま
す。
読出し時
"0" が読み出されます。
< 注意事項 >
このビットに "1" を書き込むと , A/D 優先変換用の FIFO は空 ( エンプティ ) になります。
そのため , PEMP ビットが "1" に変わります。
[bit3]:予約ビット
680
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
値は不定です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit2]:PEEN ( 優先変換外部起動許可ビット )
ADTRG0 端子から立下りエッジが検出されたときに , 優先度 1 の A/D 優先変換を起動
するかどうかを設定します。優先度 1> 優先度 2 となり , 優先度 1 が最優先になります。
書込み値
説明
0
優先度 1 の A/D 優先変換の起動を禁止します。
1
優先度 1 の A/D 優先変換の起動を許可します。
< 注意事項 >
ADTRG0 端子として使用できる端子は , 本デバイスに 4 本用意されています。ADTRG0
端子として使用する端子を指定してください。
端子の設定方法は , 「第 14 章 I/O ポート」を参照してください。
[bit1]:PHEN ( 優先変換タイマ起動許可ビット )
ベースタイマの ch.2 の TOUT 信号で立上りエッジを検出したときに , 優先度 2 の A/D
優先変換を起動するかどうかを設定します。優先度 2< 優先度 1 になります。
書込み値
説明
0
優先度 2 の A/D 優先変換の起動を禁止します。
1
優先度 2 の A/D 優先変換の起動を許可します。
< 注意事項 >
•
PSTR ビットに "1" を書き込んだ場合は , このビットの設定にかかわらず優先度 2 の
A/D 優先変換が起動します。
•
TOUT 信号については , 「第 23 章 ベースタイマ」を参照してください。
[bit0]:PSTR ( 優先変換スタートビット )
優先度 2 の A/D 優先変換をソフトウェアで起動します。優先度 2< 優先度 1 になります。
PSTR
書込み時
0
無視されます。
1
優先度 2 の A/D 優先変換を起動し
ます。
読出し時
"0" が読み出されます。
< 注意事項 >
A/D 変換中にこのビットに "1" を書き込んでも A/D 変換は再起動できません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
681
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
優先変換 FIFO 段数設定レジスタ (PFNS0)
25.4.8
A/D 優先変換時に , A/D 優先変換用 FIFO のどの段数まで変換結果が格納されたら , 優先変換
割込み要求を発生させるかを設定するレジスタです。
優先変換 FIFO 段数設定レジスタ (PFNS0) のビット構成を図 25.4-10 に示します。
図 25.4-10 優先変換 FIFO 段数設定レジスタ (PFNS0) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
PFS1
PFS0
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
R/W
R/W
0
0
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
< 注意事項 >
このレジスタはワードでアクセスしないでください。
優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) は , PEMP ビットが "0" のときに読み出す必要が
あります。
[bit7 ∼ bit2]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit1, bit0]:PFS1, PFS0 ( 優先変換 FIFO 段数設定ビット )
A/D 優先変換時に , A/D 優先用 FIFO のどの段数まで変換結果が格納されたら , 優先変
換割込み要求を発生させるかを設定します。
このビットに設定した段数に変換結果が格納されると , A/DC コントロールレジスタ
(ADCR0) の PCIF ビットが "1" に変わります。
PFS1
682
PFS0
説明
0
0
1 段目
0
1
2 段目
1
0
3 段目
1
1
4 段目
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0)
25.4.9
A/D 優先変換の変換結果を格納するレジスタです。4 段の FIFO で構成されています。このレ
ジスタから FIFO のデータを順番に読み出せます。
このレジスタは A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の FDAS ビットの設定によって , ビット
構成が異なります。
< 注意事項 >
このレジスタは , 必ず優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) の PEMP ビットで A/
D 優先変換用 FIFO にデータがあることを確認してから (PEMP=0) 読み出してくださ
い。
•
A/D 優先変換用 FIFO が空 ( エンプティ ) (PEMP=1) のときに , このレジスタを読み出
すと , 読み出したデータが有効なのか無効なのかを判断できません。詳しくは ,「25.6.3
FIFO の動作」の「■ A/D 優先変換時の動作」を参照してください。
•
このレジスタにはワードでアクセスしないでください。
•
このレジスタにバイトアクセスする場合は , 下位バイト (bit7 ∼ bit0) →上位バイト
(bit15 ∼ bit8) の順番にアクセスしてください。上位バイトを読み出すと , FIFO のデー
タがシフトします。
■ 前詰め配置の場合 (FDAS=0)
A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の FDAS ビットで前詰め配置 (FDAS=0) に設定し
ている場合の優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) のビット構成を図 25.4-11 に示し
ます。
図 25.4-11 優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) のビット構成
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
PD9
PD8
PD7
PD6
PD5
PD4
PD3
PD2
属性
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
X
X
X
X
X
X
X
X
7
6
5
4
3
2
1
0
PD1
PD0
RS
PC4
PC3
PC2
PC1
PC0
属性
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
X
X
X
X
X
X
X
X
bit
R:リードオンリ
X:不定
[bit15 ∼ bit6]:PD9 ∼ PD0 (A/D 優先変換結果ビット )
A/D 優先変換の変換結果を格納します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
683
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit5]:RS ( 優先 A/D 起動要因ビット )
PD9 ∼ PD0 ビットのデータが , 優先度 2 で変換されたデータなのか優先度 1 で変換さ
れたデータなのか (A/D 優先変換の起動要因 ) を示します。
読出し値
説明
0
優先度 2 ( ソフトウェア / ベースタイマでの起動 )
1
優先度 1 ( 外部トリガでの起動 )
< 注意事項 >
優先度 2 の A/D 優先変換の起動要因がソフトウェアなのかベースタイマなのかを区別す
ることはできません。
684
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit4 ∼ bit0]:PC4 ∼ PC0 ( 変換チャネルビット )
PD9 ∼ PD0 ビットのデータが , どのチャネルのアナログ入力を変換したものなのかを
示します。
PC4
PC3
PC2
PC1
PC0
説明
0
0
0
0
0
ch.0 (AN0 端子 )
0
0
0
0
1
ch.1 (AN1 端子 )
0
0
0
1
0
ch.2 (AN2 端子 )
0
0
0
1
1
ch.3 (AN3 端子 )
0
0
1
0
0
ch.4 (AN4 端子 )
0
0
1
0
1
ch.5 (AN5 端子 )
0
0
1
1
0
ch.6 (AN6 端子 )
0
0
1
1
1
ch.7 (AN7 端子 )
0
1
0
0
0
ch.8 (AN8 端子 )
0
1
0
0
1
ch.9 (AN9 端子 )
0
1
0
1
0
ch.10 (AN10 端子 )
0
1
0
1
1
ch.11 (AN11 端子 )
0
1
1
0
0
0
1
1
0
1
0
1
1
1
0
0
1
1
1
1
1
0
0
0
0
1
0
0
0
1
1
0
0
1
0
1
0
0
1
1
1
0
1
0
0
1
0
1
0
1
1
0
1
1
0
1
0
1
1
1
1
1
0
0
0
1
1
0
0
1
1
1
0
1
0
1
1
0
1
1
1
1
1
0
0
1
1
1
0
1
1
1
1
1
0
1
1
1
1
1
設定禁止
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しないため設定禁止です。)
< 注意事項 >
優先度 1 の A/D 優先変換は ch.0 ∼ ch.7 にのみ行えます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
685
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
■ 後ろ詰め配置の場合 (FDAS=1)
A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の FDAS ビットで後ろ詰め配置 (FDAS=1) に設定
している場合の優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) のビット構成を図 25.4-12 に示
します。
図 25.4-12 優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) のビット構成
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
PD8
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
PD9
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
R
R
X
X
7
6
5
4
3
2
1
0
PD7
PD6
PD5
PD4
PD3
PD2
PD1
PD0
属性
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
X
X
X
X
X
X
X
X
属性
初期値
bit
R:リードオンリ
−:未定義
X:不定
[bit15 ∼ bit10]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit9 ∼ bit0]:PD9 ∼ PD0 (A/D 優先変換結果ビット )
A/D 優先変換の変換結果を格納します。
< 注意事項 >
後ろ詰め配置では , A/D 優先変換の起動要因 ( 優先度 ) と , 変換したチャネルの情報は保
存されません。後ろ詰め配置は , 優先度 1 または優先度 2 どちらか一方の A/D 優先変換を
利用し , 1 チャネルのみの変換など , 変換結果にチャネル情報が必要ない場合にのみ , 利
用してください。
686
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
優先変換入力選択レジスタ (PCIS0)
25.4.10
A/D 優先変換をするチャネルを選択するレジスタです。
優先度 2 で変換を行うチャネルを 24 チャネルの中から , 優先度 1 で変換を行うチャネルを
ch.0 ∼ ch.7 の中から , それぞれ 1 チャネル選択します。
優先変換入力選択レジスタ (PCIS0) のビット構成を図 25.4-13 に示します。
図 25.4-13 優先変換入力選択レジスタ (PCIS0) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
P2A4
P2A3
P2A2
P2A1
P2A0
P1A2
P1A1
P1A0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
687
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit7 ∼ bit3]:P2A4 ∼ P2A0 ( 優先度 2 アナログ入力選択ビット )
優先度 2 の A/D 優先変換を行うチャネルを選択します。優先度 2< 優先度 1 になります。
P2A4
P2A3
P2A2
P2A1
P2A0
説明
0
0
0
0
0
ch.0 (AN0 端子 )
0
0
0
0
1
ch.1 (AN1 端子 )
0
0
0
1
0
ch.2 (AN2 端子 )
0
0
0
1
1
ch.3 (AN3 端子 )
0
0
1
0
0
ch.4 (AN4 端子 )
0
0
1
0
1
ch.5 (AN5 端子 )
0
0
1
1
0
ch.6 (AN6 端子 )
0
0
1
1
1
ch.7 (AN7 端子 )
0
1
0
0
0
ch.8 (AN8 端子 )
0
1
0
0
1
ch.9 (AN9 端子 )
0
1
0
1
0
ch.10 (AN10 端子 )
0
1
0
1
1
ch.11 (AN11 端子 )
0
1
1
0
0
0
1
1
0
1
0
1
1
1
0
0
1
1
1
1
1
0
0
0
0
1
0
0
0
1
1
0
0
1
0
1
0
0
1
1
1
0
1
0
0
1
0
1
0
1
1
0
1
1
0
1
0
1
1
1
1
1
0
0
0
1
1
0
0
1
1
1
0
1
0
1
1
0
1
1
1
1
1
0
0
1
1
1
0
1
1
1
1
1
0
1
1
1
1
1
設定禁止
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しないため設定禁止です。)
688
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
[bit2 ∼ bit0]:P1A2 ∼ P1A0 ( 優先度 1 アナログ入力選択ビット )
優先度 1 の A/D 優先変換を行うチャネルを選択します。優先度 1 の A/D 優先変換は
ch.0 ∼ ch.7 に対してのみ行えます。優先度 2< 優先度 1 になります。
P1A2
CM71-10158-1
P1A1
P1A0
説明
0
0
0
ch.0 (AN0 端子 )
0
0
1
ch.1 (AN1 端子 )
0
1
0
ch.2 (AN2 端子 )
0
1
1
ch.3 (AN3 端子 )
1
0
0
ch.4 (AN4 端子 )
1
0
1
ch.5 (AN5 端子 )
1
1
0
ch.6 (AN6 端子 )
1
1
1
ch.7 (AN7 端子 )
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
689
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0)
25.4.11
比較機能使用時に , A/D 変換の結果と比較する値を設定するレジスタです。変換結果の上位 8
ビットがこのレジスタに設定した値と比較されます。比較結果が A/D 比較コントロールレジ
スタ (CMPCR0) に設定された条件を満たしていると , A/DC コントロールレジスタ (ADCR0)
の CMPIF ビットが "1" に変わります。
A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0) のビット構成を図 25.4-14 に示します。
図 25.4-14 A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
CMAD9
CMAD8
CMAD7
CMAD6
CMAD5
CMAD4
CMAD3
CMAD2
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
このレジスタに設定した値と A/D 変換結果の上位 8 ビット (bit9 ∼ bit2) が比較されます。
A/D 変換結果の LSB 側 2 ビット (bit1, bit0) は比較されません。
690
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
A/D 比較コントロールレジスタ (CMPCR0)
25.4.12
比較機能を制御するレジスタです。比較機能使用時 , A/D 変換結果が A/D 比較値設定レジス
タ (CMPD0) に設定した値と比較され, このレジスタに設定した条件を満たしていると, A/DC
コントロールレジスタ (ADCR0) の CMPIF ビットが "1" に変わります。
A/D 比較コントロールレジスタ (CMPCR0) のビット構成を図 25.4-15 に示します。
図 25.4-15 A/D 比較コントロールレジスタ (CMPCR0) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
CMPEN
CMD1
CMD0
CCH4
CCH3
CCH2
CCH1
CCH0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
[bit7]:CMPEN ( 比較機能動作許可ビット )
比較機能を使用するかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
比較機能を利用しません。
1
比較機能を利用します。
[bit6]:CMD1 ( 比較モード 1 ビット )
変換割込み要求を発生させる条件を設定します。
書込み値
説明
0
A/D 変換結果が A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0) に設定した値より小
さい場合に変換結果割込み要求を発生させます。
1
A/D 変換結果が A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0) に設定した値と同じ
か大きい場合に変換結果割込み要求を発生させます。
[bit5]:CMD0 ( 比較モード 0 ビット )
比較対象を次のいずれかから選択します。
•
CCH4 ∼ CCH0 ビットで設定したチャネルの変換結果と A/D 比較値設定レジスタ
(CMPD0) に設定した値を比較
•
すべてのチャネルの変換結果と A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0) に設定した値を
比較
書込み値
CM71-10158-1
説明
0
CCH4 ∼ CCH0 ビットで設定したチャネルの変換結果を比較します。
1
すべてのチャネルの変換結果を比較します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
691
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
このビットに "1" を書き込むと , CCH4 ∼ CCH0 ビットの設定は無効になります。
[bit4 ∼ bit0]:CCH4 ∼ CCH0 ( 比較対象アナログ入力チャネルビット )
CMD0 ビットが "0" のときに , A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0) に設定した値と比較
するチャネルを設定します。
CCH4
CCH3
CCH2
CCH1
CCH0
説明
0
0
0
0
0
ch.0 (AN0 端子 )
0
0
0
0
1
ch.1 (AN1 端子 )
0
0
0
1
0
ch.2 (AN2 端子 )
0
0
0
1
1
ch.3 (AN3 端子 )
0
0
1
0
0
ch.4 (AN4 端子 )
0
0
1
0
1
ch.5 (AN5 端子 )
0
0
1
1
0
ch.6 (AN6 端子 )
0
0
1
1
1
ch.7 (AN7 端子 )
0
1
0
0
0
ch.8 (AN8 端子 )
0
1
0
0
1
ch.9 (AN9 端子 )
0
1
0
1
0
ch.10 (AN10 端子 )
0
1
0
1
1
ch.11 (AN11 端子 )
0
1
1
0
0
0
1
1
0
1
0
1
1
1
0
0
1
1
1
1
1
0
0
0
0
1
0
0
0
1
1
0
0
1
0
1
0
0
1
1
1
0
1
0
0
1
0
1
0
1
1
0
1
1
0
1
0
1
1
1
1
1
0
0
0
1
1
0
0
1
1
1
0
1
0
1
1
0
1
1
1
1
1
0
0
1
1
1
0
1
1
1
1
1
0
1
1
1
1
1
設定禁止
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しないため設定禁止です。)
692
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
< 注意事項 >
CMD0ビットで, すべてのチャネルの変換結果を比較する (CMD0=1) 設定にしている場合
は , このビットの設定は無視されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
693
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
サンプリング時間設定レジスタ (ADST00, ADST10)
25.4.13
A/D 変換開始後 , 入力電圧がサンプル & ホールド回路でサンプリング ( 標本化 ) が開始され保
持されるまでの時間 ( サンプリング時間 ) を設定します。A/D 変換時間はサンプリング時間と
コンペア時間で構成されています。
サンプリング時間を設定するため , このレジスタが 2 つ用意されています。それぞれのレジ
スタにサンプリング時間を設定し , サンプリング時間選択レジスタ (ADSS20 ∼ ADSS00) で
どちらのレジスタに設定したサンプリング時間を使用するかをチャネルごとに選択できま
す。
サンプリング時間設定レジスタ (ADST00, ADST10) のビット構成を図 25.4-16に示しま
す。
図 25.4-16 サンプリング時間設定レジスタ (ADST00, ADST10) のビット構成
サンプリング時間設定レジスタ 00 (ADST00)
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
STX01
STX00
ST05
ST04
ST03
ST02
ST01
ST00
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
1
0
0
0
0
0
属性
初期値
サンプリング時間設定レジスタ 10 (ADST10)
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
STX11
STX10
ST15
ST14
ST13
ST12
ST11
ST10
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
1
0
0
0
0
0
属性
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
694
•
このレジスタは A/D 変換が停止中に書き込んでください。
•
サンプリング時間については , 「25.6 動作説明と設定手順例」の「■ A/D 変換時間」
を参照してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
● サンプリング時間設定レジスタ 00 (ADST00)
1 つ目のサンプリング時間を設定します。
[bit15, bit14]:STX01, STX00 ( サンプリング時間 N 倍設定ビット )
ST05 ∼ ST00 ビットで設定した値を N 倍します。
STX01
STX00
説明
0
0
設定値× 1 倍
0
1
設定値× 4 倍
1
0
設定値× 8 倍
1
1
設定値× 16 倍
[bit13 ∼ bit8]:ST05 ∼ ST00 ( サンプリング時間設定ビット )
サンプリング時間を決定するための値を設定します。
このビットに書き込んだ値から次の計算式でサンプリング時間が決定されます。
サンプリング時間 = 周辺クロック (PCLK) の周期× (ST+1) × STX
ST:ST05 ∼ ST00 の設定値
STX:STX01, STX00 ビットでの設定倍数
例:ST05 ∼ ST00=9, STX01, STX00=01 (4 倍 ), 周辺クロック (PCLK) =20MHz (50ns)
サンプリング時間 =50ns × (9+1) × 4=2μs
< 注意事項 >
•
STX01, STX00 ビットを "00" ( 設定値× 1 倍 ) に設定した場合は , このビットが "3" 以
上になるように設定してください。
•
サンプリング時間については , 「25.6 動作説明と設定手順例」の「■ A/D 変換時間」
を参照してください。
•
サンプリング時間設定レジスタ 00 (ADST00) は電気的特性のサンプリング時間を満た
すように設定してください。電気的特性については , 『データシート』を参照してく
ださい。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
695
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
● サンプリング時間設定レジスタ 10 (ADST10)
2 つ目のサンプリング時間を設定します。
[bit7, bit6]:STX11, STX10 ( サンプリング時間 N 倍設定ビット )
ST15 ∼ ST10 ビットで設定した値を N 倍します。
STX11
STX10
説明
0
0
設定値× 1 倍
0
1
設定値× 4 倍
1
0
設定値× 8 倍
1
1
設定値× 16 倍
[bit5 ∼ bit0]:ST15 ∼ ST10 ( サンプリング時間設定ビット )
サンプリング時間を決定するための値を設定します。
このビットに書き込んだ値から次の計算式でサンプリング時間が決定されます。
サンプリング時間 = 周辺クロック (PCLK) の周期× (ST+1) × STX
ST:ST15 ∼ ST10 ビットの設定値
STX:STX11, STX10 ビットでの設定倍数
例:ST15 ∼ ST10=9, STX11, STX10=01 (4 倍 ), 周辺クロック (PCLK) =20MHz (50ns)
サンプリング時間 =50ns × (9+1) × 4=2μs
< 注意事項 >
696
•
STX11, STX10 ビットを "00" ( 設定値× 1 倍 ) に設定した場合は , このビットが "3" 以
上になるように設定してください。
•
サンプリング時間については , 「25.6 動作説明と設定手順例」の「■ A/D 変換時間」
を参照してください。
•
サンプリング時間設定レジスタ 10 (ADST10) は電気的特性のサンプリング時間を満た
すように設定してください。電気的特性については , 『データシート』を参照してく
ださい。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
サンプリング時間選択レジスタ
(ADSS20 ∼ ADSS00)
25.4.14
A/D サンプリング時間を選択するレジスタです。
サンプリング時間設定レジスタ 00 (ADST00) に設定したサンプリング時間を使用するか , サ
ンプリング時間設定レジスタ 10 (ADST10) に設定したサンプリング時間を使用するかをチャ
ネルごとに選択できます。
サンプリング時間選択レジスタ (ADSS20 ∼ ADSS00) のビット構成を図 25.4-17 に示し
ます。
図 25.4-17 サンプリング時間選択レジスタ (ADSS20 ∼ ADSS00) のビット構成
サンプリング時間選択レジスタ 20 (ADSS20)
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
初期値
サンプリング時間選択レジスタ 10 (ADSS10)
bit
属性
7
6
5
4
3
2
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
TS11
TS10
TS9
TS8
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
サンプリング時間選択レジスタ 00 (ADSS00)
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
TS7
TS6
TS5
TS4
TS3
TS2
TS1
TS0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しないため , TS10, TS11 は
予約ビットです。)
< 注意事項 >
•
このレジスタは A/D 変換が停止中に書き込んでください。
•
予約ビットは必ず "0" を書き込んでください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
697
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
ADSS10 ∼ ADSS00:TS11 ∼ TS0 ( サンプリング時間選択ビット )
サンプリング時間設定レジスタ 00 (ADST00) に設定したサンプリング時間を使用する
か , サンプリング時間設定レジスタ 10 (ADST10) に設定したサンプリング時間を使用
するかをチャネルごとに設定します。
書込み値
説明
0
サンプリング時間設定レジスタ 00 (ADST00) に設定したサンプリング時
間を使用します。
1
サンプリング時間設定レジスタ 10 (ADST10) に設定したサンプリング時
間を使用します。
TS11 ビットが ch.11 (AN11 端子 ), TS10 ビットが ch.10 (AN10 端子 ) •••TS1 ビットが ch.1
(AN1 端子 ), TS0 ビットが ch.0 (AN0 端子 ) に対応します。
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しないため , TS10,TS11 は
予約ビットです。)
698
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.4
MB91665 シリーズ
コンペア時間設定レジスタ (ADCT0)
25.4.15
A/D 変換時間のコンペア時間を設定するレジスタです。A/D 変換時間はサンプリング時間と
コンペア時間で構成されています。
コンペア時間設定レジスタ (ADCT0) のビット構成を図 25.4-18 に示します。
図 25.4-18 コンペア時間設定レジスタ (ADCT0) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
CT2
CT1
CT0
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
R/W
R/W
R/W
1
1
1
属性
初期値
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
< 注意事項 >
このレジスタは A/D 変換が停止中に書き込んでください。
[bit7 ∼ bit3]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit2 ∼ bit0]:CT2 ∼ CT0 ( コンペア時間設定ビット )
コンペア時間を決定するための値を設定します。
このビットに書き込んだ値から次の計算式でコンペア時間が決定されます。
コンペア時間 ={ (CT+1) × 10+4} ×周辺クロック (PCLK) の周期
CT:このビット設定値
例:CT=1, 周辺クロック (PCLK) =20MHz (50ns)
コンペア時間 ={ (1+1) × 10+4} × 50ns=1.2μs
< 注意事項 >
コンペア時間については , 「25.6 動作説明と設定手順例」の「■ A/D 変換時間」を参照
してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
699
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.5
MB91665 シリーズ
25.5 割込み
次の場合に割込み要求を発生できます。
• A/D スキャン変換時に設定した段数の FIFO にデータが格納された ( スキャン変換割込み
要求 )
• A/D 優先変換時に設定した段数の FIFO にデータが格納された ( 優先変換割込み要求 )
• FIFO が満杯 ( フル ) のときに , 次の変換結果を格納しようとした (FIFO オーバラン割込
み要求 )
• 比較機能利用時に , 変換結果が割込み要求を発生する条件を満たした ( 変換結果比較割込
み要求 )
■ A/D スキャン変換時の割込み要求
A/D スキャン変換時の割込み要求について表 25.5-1 に示します。
表 25.5-1 A/D スキャン変換時の割込み要求
割込み要求
割込み要求フラグ
割込み要求許可
割込み要求のクリア
スキャン変換割込み ADCR の SCIF=1
要求
ADCR の SCIE=1
ADCR の SCIF ビット
に "0" を書き込む
FIFO オーバラン割込 SCCR の SOVR=1
み要求
ADCR の OVRIE=1 SCCR の SOVR ビッ
トに "0" を書き込む
変換結果比較割込み ADCR の CMPIF=1 ADCR の CMPIE=1 ADCR の CMPIF ビッ
要求
トに "0" を書き込む
ADCR:A/DC コントロールレジスタ (ADCR0)
SCCR:スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0)
■ A/D 優先変換時の割込み要求
A/D 優先変換時の割込み要求について表 25.5-2 に示します。
表 25.5-2 A/D 優先変換時の割込み要求
割込み要求
割込み要求フラグ
割込み要求許可
優先変換割込み要求 ADCR の PCIF=1
ADCR の PCIE=1
FIFO オーバラン割込 PCCR の POVR=1
み要求
割込み要求のクリア
ADCR の PCIF ビット
に "0" を書き込む
ADCR の OVRIE=1 PCCR の POVR ビッ
トに "0" を書き込む
変換結果比較割込み ADCR の CMPIF=1 ADCR の CMPIE=1 ADCR の CMPIF ビッ
要求
トに "0" を書き込む
ADCR:A/DC コントロールレジスタ (ADCR0)
PCCR:優先変換コントロールレジスタ (PCCR0)
700
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.5
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
割込み要求フラグが"1"のときに割込み要求の発生を許可すると割込みを許可した時点
で , 割込み要求が発生します。
割込み要求の発生を許可する場合は , 次のいずれかの処理を行ってください。
- 割込み要求の発生を許可する前に割込み要求をクリアする。
- 割込み許可と同時に割込み要求をクリアする。
•
各割込み要求の割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してく
ださい。
•
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼
ICR47) で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントロー
ラ」を参照してください。
■ 割込みによる DMA 転送の起動
次の割込み要求の発生により DMA 転送を起動できます。
•
スキャン変換割込み要求
•
優先変換割込み要求
DMA 転送については「25.6.4 DMA コントローラ (DMAC) の起動」を参照してくださ
い。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
701
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
25.6 動作説明と設定手順例
10 ビット A/D コンバータの動作について説明します。また , 動作状態を設定するための手順
例も示します。
■ 概要
10 ビット A/D コンバータは A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) の各ビットに
対応する端子からのアナログ信号入力を許可することで A/D 変換が可能になります。
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) については , 「第 14 章 I/O ポート」の
「14.4.6 A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE)」を参照してください。
10 ビット A/D コンバータには , 次の 2 種類の変換動作があります。
•
A/D スキャン変換
変換するチャネルを任意に選択して変換します。
選択したチャネルを 1 回だけ変換するシングル変換モードと , 選択したチャネルを
繰り返して変換するリピート変換モードを利用できます。
•
A/D 優先変換
優先度の高い A/D 変換の起動要因が発生すると , A/D スキャン変換を中断して優先
的に変換します。優先度 1 と優先度 2 の 2 レベルの優先度が用意されています。優
先度 1> 優先度 2 になります。
A/D スキャン変換と A/D 優先変換の違いを表 25.6-1 に示します。
表 25.6-1 A/D スキャン変換と A/D 優先変換の違い
A/D スキャン変換
A/D 優先変換
優先度 1
優先度 2
対応チャネル
11 チャネルすべての中 ch.0 ∼ ch.7 の中から 11 チャネルの中から
1 チャネル指定
から最大で 11 チャネル 1 チャネル指定
まで任意に選択
変換起動要因
ソフトウェア
ADTRG0 端子で立下
ベースタイマの ch.0 の りエッジを検出
TOUT信号で立上りエッ
ジ検出
再起動
FIFO
可能
16 段
ソフトウェア
ベースタイマの ch.2
の TOUT 信号で立上
りエッジ検出
不可能
4段
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しません。)
702
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
■ 優先順位と状態遷移
A/D 変換の優先順位を表 25.6-2 に示します。
表 25.6-2 A/D 変換の優先順位
優先順位
A/D 変換の種類
1
優先度 1 の A/D 優先変換
2
優先度 2 の A/D 優先変換
3
A/D スキャン変換
A/D 動作中に優先順位の異なる A/D 変換が起動された場合の動作は次のとおりです。
•
A/D 変換中に優先順位の高い A/D 変換が起動した場合
実行中の A/D 変換動作を中断し , 優先順位の高い A/D 変換を行います。
優先順位の高い変換動作が終わると , 中断していた A/D 変換を再開します。
例:A/D スキャン変換中に A/D 優先変換の起動要因が発生
A/D スキャン変換を中断し , A/D 優先変換を開始します。A/D 優先変換が終了す
ると , A/D スキャン変換を中断したチャネルから変換が開始されます。
例:優先度 2 の A/D 優先変換中に優先度 1 の A/D 優先変換の起動要因が発生
優先度 2 の A/D 優先変換を中断し , 優先度 1 の A/D 優先変換を開始します。優
先度 1 の A/D 優先変換が終了すると , 優先度 2 の A/D 優先変換が開始されます。
•
A/D 変換中に優先順位の低い A/D 変換が起動した場合
優先順位の低いA/D変換の起動要因を保持し, 実行中のA/D変換動作を継続します。
実行中の A/D 変換が終了すると , 起動要因を保持していた A/D 変換が自動的に開始
されます。
例:優先度 1 の A/D 優先変換中に優先度 2 の A/D 優先変換の起動要因が発生
優先度 2 の起動要因を保持し , 優先度 1 の A/D 優先変換を継続します。
優先度 1 の A/D 優先変換が終了すると , 優先度 2 の A/D 優先変換が自動的に開
始されます。
例:優先度 1 の A/D 優先変換中に A/D スキャン変換の起動要因が発生
A/D スキャン変換の起動要因を保持し , 優先度 1 の A/D 優先変換を継続します。
優先度 1 の A/D 優先変換が終了すると , A/D スキャン優先変換が自動的に開始
されます。
例:優先度 2 の A/D 優先変換中に A/D スキャン変換の起動要因が発生
A/D スキャン変換の起動要因を保持し , 優先度 2 の A/D 優先変換を継続します。
優先度 2 の A/D 優先変換が終了すると , A/D スキャン優先変換が自動的に開始
されます。
•
A/D 優先変換中に優先度が同じ A/D 変換が起動した場合
同一優先順位の起動要因は無視されます。( 再起動はかかりません。)
10 ビット A/D コンバータの状態遷移を図 25.6-1 に示します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
703
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
図 25.6-1 10 ビット A/D コンバータの状態遷移
000
変換待機中
スキャン変換要求
001
優先変換要求
スキャン変換終了
優先変換終了
010
A/D 優先変換中
A/D スキャン変換中
優先変換要求
スキャン変換要求
011
優先変換終了
A/D 優先変換中
A/D スキャン変換保留あり
優先度 1 変換
終了
優先度 1 変換
終了
110
優先度変換
要求
111
優先変換
要求
優先度 1 変換中
優先度 2 変換保留あり
スキャン変換要求
優先度 1 変換中
優先度 2 変換保留あり
A/D スキャン変換保留あり
図 25.6-1 に示したように , 10 ビット A/D コンバータの状態は A/DC ステータスレジス
タ (ADSR0) の PCNS ビット , PCS ビット , SCS ビットで確認できます。
ビットと動作状態の対応を表 25.6-3 に示します。
表 25.6-3 ビットと動作状態の対応
PCNS
704
PCS
SCS
説明
0
0
0
変換待機中
0
0
1
A/D スキャン変換中
0
1
0
A/D 優先変換中
0
1
1
A/D 優先変換中 , A/D スキャン変換保留あり
1
1
0
優先度 1 の A/D 優先変換中 , 優先度 2 の変換保留あり
1
1
1
優先度 1 の A/D 優先変換中 , 優先度 2 とスキャン変換保
留あり
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
■ A/D 比較機能利用時の動作
A/D 比較機能とは , A/D 変換の変換結果の上位 8 ビット (bit9 ∼ bit2) を A/D 比較値設定
レジスタ (CMPD0) に設定した値と比較し , 比較結果が A/D 比較コントロールレジスタ
(CMPCR0) で設定した条件を満たしていると , 変換結果比較割込み要求を発生させる
機能です。
変換動作を開始する前に , A/D 比較コントロールレジスタ (CMPCR0) の CMPEN ビッ
トで比較機能の動作を許可 (CMPEN=1) してください。
比較動作は A/D 変換結果が FIFO に格納される前に行われますので , FIFO が満杯 ( フ
ル ) の場合でも比較機能を利用できます。
比較機能については , 「25.4.11 A/D 比較値設定レジスタ (CMPD0)」および「25.4.12
A/D 比較コントロールレジスタ (CMPCR0)」を参照してください。
■ A/D 変換時間
A/D 変換時間は , サンプリング時間とコンペア時間で構成されています。
A/D 変換時間を算出するにはサンプリング時間とコンペア時間を加算してください。
● サンプリング時間
サンプリング時間設定レジスタ (ADST00, ADST10) でそれぞれのレジスタにサンプリ
ング時間を設定します。
サンプリング時間選択レジスタ (ADSS20 ∼ ADSS00) で , チャネルごとに , どちらのレ
ジスタに設定したサンプリング時間を利用するかを選択できるので , 異なった外部イ
ンピーダンスのチャネルに対し個別にサンプリング時間を設定できます。
サンプリング時間の計算方法は次のとおりです。
サンプリング時間 = 周辺クロック (PCLK) の周期× (ST+1) × STX
ST: サンプリング時間設定レジスタ (ADST00, ADST10) の ST05 ∼ ST00/ST15 ∼
ST10 ビットの設定値
STX:サンプリング時間設定レジスタ (ADST00, ADST10) の STX01, STX00/STX11,
STX10 ビットでの設定倍数
< 注意事項 >
•
STX01, STX00ビットを"00" (設定値×1倍) に設定した場合は, ST05∼ST00/ST15 ∼
ST10 ビットが "3" 以上になるように設定してください。
•
サンプリング時間設定レジスタ 00 (ADST00) は電気的特性のサンプリング時間を満た
すように設定してください。電気的特性については , 『データシート』を参照してく
ださい。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
705
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
サンプリング時間の設定例を表 25.6-4 と表 25.6-5 に示します。
表 25.6-4 サンプリング時間の設定例 (STX01, STX00/STX11, STX10 ビット =00 の場合 )
レジスタ値 (N)
STx5 ∼ STx0
サンプリング時間 [μs]
PCLK=30MHz
PCLK=32MHz
PCLK=33MHz
0
設定禁止
設定禁止
設定禁止
1
設定禁止
設定禁止
設定禁止
2
設定禁止
設定禁止
設定禁止
3
設定禁止
設定禁止
設定禁止
4
設定禁止
設定禁止
設定禁止
5
設定禁止
設定禁止
設定禁止
6
設定禁止
設定禁止
設定禁止
7
設定禁止
設定禁止
設定禁止
8
設定禁止
設定禁止
設定禁止
9
設定禁止
設定禁止
設定禁止
10
設定禁止
設定禁止
設定禁止
11
0.400
設定禁止
設定禁止
12
0.433
0.406
設定禁止
13
0.467
0.438
0.424
14
0.500
0.469
0.455
15
0.533
0.500
0.485
16
0.567
0.531
0.515
17
0.600
0.563
0.545
18
0.633
0.594
0.576
19
0.667
0.625
0.606
20
0.700
0.656
0.636
…
…
…
…
36
1.233
1.156
1.121
37
1.267
1.188
1.152
38
1.300
1.219
1.182
…
…
…
…
42
1.433
1.344
1.303
43
1.467
1.375
1.333
…
…
…
…
52
1.767
1.656
1.606
53
1.800
1.688
1.636
…
…
…
…
62
2.100
1.969
1.909
63
2.133
2.000
1.939
PCLK: 周辺クロック (PCLK) の周波数
706
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
表 25.6-5 サンプリング時間の設定例 (STX01, STX00/STX11, STX10 ビット =10 の場合 )
レジスタ値 (N)
STx5 ∼ STx0
サンプリング時間 [μs]
PCLK=30MHz
PCLK=32MHz
PCLK=33MHz
0
設定禁止
設定禁止
設定禁止
1
0.533
0.500
0.485
2
0.800
0.750
0.727
3
1.067
1.000
0.970
4
1.333
1.250
1.212
5
1.600
1.500
1.455
6
1.867
1.750
1.697
7
2.133
2.000
1.939
8
2.400
2.250
2.182
9
2.667
2.500
2.424
10
2.933
2.750
2.667
11
3.200
3.000
2.909
12
3.467
3.250
3.152
13
3.733
3.500
3.394
14
4.000
3.750
3.636
15
4.267
4.000
3.879
16
4.533
4.250
4.121
17
4.800
4.500
4.364
18
5.067
4.750
4.606
19
5.333
5.000
4.848
20
5.600
5.250
5.091
…
…
…
…
36
9.867
9.250
8.970
37
10.133
9.500
9.212
38
10.400
9.750
9.455
…
…
…
…
42
11.467
10.750
10.424
43
11.733
11.000
10.667
…
…
…
…
52
14.133
13.250
12.848
53
14.400
13.500
13.091
…
…
…
…
62
16.800
15.750
15.273
63
17.067
16.000
15.515
PCLK: 周辺クロック (PCLK) の周波数
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
707
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
● コンペア時間
コンペア時間設定レジスタ (ADCT0) で設定されます。
コンペア時間の計算方法は , 次のとおりです。
コンペア時間 ={ (CT+1) × 10+4} ×周辺クロック (PCLK) の周期
CT:コンペア時間設定レジスタ (ADCT0) の CT2 ∼ CT0 ビットの設定値
コンペア時間の設定例を表 25.6-6 に示します。
表 25.6-6 コンペア時間の設定例
レジスタ値 (N)
CT2 ∼ CT0
PCLK=30MHz
コンペア時間
PCLK=32MHz
PCLK=33MHz
1
設定禁止
0.80 μs
設定禁止
0.75 μs
設定禁止
0.73 μs
2
1.13 μs
1.06 μs
1.03 μs
3
1.47 μs
1.38 μs
1.33 μs
4
1.80 μs
1.69 μs
1.64 μs
5
2.13 μs
2.00 μs
1.94 μs
6
2.47 μs
2.31 μs
2.24 μs
7( 初期値 )
2.80 μs
2.63 μs
2.55 μs
0
PCLK : 周辺クロック (PCLK) の周波数
* この表はコンペア時間のみを示します。
708
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
A/D スキャン変換時の動作
25.6.1
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で選択したチャネルを順番に変換しま
す。
■ 概要
A/D スキャン変換は , 次の 2 種類の変換モードがあります。
•
シングル変換モード
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) に設定したチャネルを 1 回だけ
変換するモードです。
•
リピート変換モード
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) に設定したチャネルを繰り返し
変換するモードです。
また , スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で 1 チャネルだけ選択した場
合と複数のチャネルを選択した場合とでも動作が異なります。
変換モードごとの変換順序を表 25.6-7 に示します。
表 25.6-7 変換モードと変換順序
変換モード
選択チャネル
シングル変換モード ch.3
(SCCR の RPT=0)
ch.3, ch.5, ch.10
リピート変換モード ch.3
(SCCR の RPT=1)
ch.3, ch.5, ch.10
SCCR
変換順序
ch.3 →変換停止
ch.3 → ch.5 → ch.10 →変換停止
ch.3 → ch.3 → ch.3 → ch.3
↑ ↓
ch.3 ← ch.3 ← ch.3 ← ch.3
ch.3 → ch.5 → ch.10
↑ ↓
ch.10 ← ch.5 ← ch.3
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0)
< 注意事項 >
10 ビット A/D コンバータは , 初めに A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) でアナ
ログ信号入力を許可することで A/D 変換が可能になります。
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) については ,「第 14 章 I/O ポート」の「14.4.6
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE)」を参照してください。
■ シングル変換モード時の動作
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) の RPT ビットに "0" を書き込むと , シン
グル変換モードが設定されます。
このモードでは , スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で設定したチャネ
ルを 1 回だけ変換します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
709
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
● 起動
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で変換するチャネルを選択し , 10
ビット A/D コンバータを次のいずれかの方法で起動します。
•
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) の SSTR ビットに "1" を書き込む
•
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) の SHEN ビットでタイマ起動を許可
(SHEN=1) し , ベースタイマの ch.0 の TOUT 信号で立上りエッジを入力する
A/D スキャン変換中に , 上記の起動動作が行われると A/D スキャン変換を直ちに停止 /
初期化し , 再度 A/D スキャン変換が行われます ( 再起動動作 ) 。
● 単一チャネル変換動作
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で変換するチャネルを 1 つだけ選
択します。
10 ビット A/D コンバータが起動すると , 選択したチャネルに対して変換動作を開始し ,
A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の SCS ビットが "1" に変わります。
選択したチャネルの変換が終了すると , 変換結果と変換したチャネルの情報を A/D ス
キャン変換用 FIFO の 1 段目に格納し , 変換動作を停止します。このとき , A/DC ステー
タスレジスタ (ADSR0) の SCS ビットが "0" にクリアされます。
FIFO に格納された変換結果は , スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) から読み
出せます。
● 複数チャネル変換動作
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で変換するチャネルを複数選択し
ます。
10 ビット A/D コンバータが起動すると , 選択したチャネルの中で一番若い番号のチャ
ネルから順番に変換動作を開始します。このとき , A/DC ステータスレジスタ (ADSR0)
の SCS ビットが "1" に変わります。
1 チャネル変換が終わると , 変換結果と変換したチャネルの情報を A/D スキャン変換用
FIFO の 1 段目に格納し , 次のチャネルの変換を開始します。
( スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で選択していないチャネルの変換
は行われません。)
変換するチャネルが変わるごとに変換結果と変換したチャネルの情報を保存する A/D
スキャン変換用 FIFO の段数も 1 段ずつ変わります。
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で選択したチャネルをすべて変換
し終わると , 10 ビット A/D コンバータの動作を停止します。このとき , A/DC ステータ
スレジスタ (ADSR0) の SCS ビットが "0" にクリアされます。
FIFO に格納された変換結果は , スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) から順番
に読み出せます。読出しについては , 「25.6.3 FIFO の動作」の「■ A/D スキャン変換
時の動作」を参照してください。
710
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
■ リピート変換モード時の動作
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) のRPTビットに"1"を書き込むと, リピー
ト変換モードが設定されます。
このモードでは , スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で設定したチャネ
ルを繰り返し変換します。
シングル変換モード時と同様に , チャネルを選択し , 10 ビット A/D コンバータを起動
してください。
● 単一チャネル変換動作
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で変換するチャネルを 1 つだけ選
択します。
10 ビット A/D コンバータが起動すると , 選択したチャネルに対して変換動作を開始し ,
A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の SCS ビットが "1" に変わります。
変換が終了すると , 変換結果と変換したチャネルの情報を A/D スキャン変換用 FIFO の
1 段目に格納し , 再度同じチャネルの変換を開始します。
変換を停止するには , スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) の RPT ビットに "0"
を書き込んでください。
FIFO に格納された変換結果は , スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) から順番
に読み出せます。読出しについては , 「25.6.3 FIFO の動作」の「■ A/D スキャン変換
時の動作」を参照してください。
● 複数チャネル変換動作
スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で変換するチャネルを複数選択し
ます。
10 ビット A/D コンバータが起動すると , 選択したチャネルの中で一番若い番号のチャ
ネルから順番に変換動作を開始します。このとき , A/DC ステータスレジスタ (ADSR0)
の SCS ビットが "1" に変わります。
1 チャネル変換が終わると , 変換結果と変換したチャネルの情報を A/D スキャン変換用
FIFO の 1 段目に格納し , 次のチャネルの変換を開始します。
( スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で選択していないチャネルの変換
は行われません。)
選択したチャネルをすべて変換し終わると, 再度一番若い番号のチャネルから2巡目の
変換動作を開始します。
変換を停止するには , スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) の RPT ビットに "0"
を書き込んでください。スキャン変換入力選択レジスタ (SCIS20 ∼ SCIS00) で選択し
たチャネルをすべて変換し終わった時点で変換動作が停止します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
711
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
複数チャネル変換時の停止タイミングを図 25.6-2 に示します。
図 25.6-2 複数チャネル変換時の停止タイミング
RPT ビット
SSTR ビット
変換チャネル
停止
ch.0
ch.4
ch.8
ch.10
ch.0
ch.4
ch.8
ch.10
停止
FIFO に格納された変換結果は , スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) から順番
に読み出せます。読出しについては , 「25.6.3 FIFO の動作」の「■ A/D スキャン変換
時の動作」を参照してください。
A/D 優先変換時の動作
25.6.2
優先度の高い A/D 変換の起動要因が発生すると , A/D スキャン変換を中断して優先的に変換
します。優先度は 2 レベル用意されています。
■ 概要
起動要因によって優先度を 2 レベルから設定できます。優先度 1 が優先度 2 より優先
されます。
設定できるチャネルは優先度によって異なります。
優先度とチャネルや起動要因の対応を表 25.6-8 に示します。
表 25.6-8 優先度とチャネルや起動要因の対応
優先度 1
優先度 2
優先順位
1
2
対応チャネル
ch.0∼ch.7の中から1チャネル指定 11 チャネルの中から 1 チャネル指
定
起動要因
ADTRG0端子で立下りエッジを検 ソフトウェア
ベースタイマの ch.2 の TOUT 信号
出
で立上りエッジ検出
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しません。)
< 注意事項 >
•
10 ビット A/D コンバータは , 初めに A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) でア
ナログ信号入力を許可することで A/D 変換が可能になります。
A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE) については , 「第 14 章 I/O ポート」の
「14.4.6 A/D チャネルイネーブルレジスタ (ADCHE)」を参照してください。
712
•
A/D 優先変換は優先度にかかわらず , A/D 変換を再起動することはできません。
•
A/D 優先変換で変換できるチャネルは 1 チャネルのみです。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
■ 優先度 1 の変換動作
最も優先度の高い変換動作です。優先度 1 の起動要因が発生すると A/D スキャン変換
や優先度 2 の A/D 優先変換が動作中でも , 変換動作を直ちに中止し , 優先度 1 の変換が
開始されます。
● チャネル選択方法
優先変換入力選択レジスタ (PCIS0) の P1A2 ∼ P1A0 ビットで , ch.0 ∼ ch.7 の中から変
換するチャネルを 1 チャネルだけ選択します。
● 変換動作
優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) の PEEN ビットで外部起動を許可 (PEEN =1)
した状態で , ADTRG0 端子で立下りエッジを検出すると , 優先度 1 の A/D 優先変換の
起動要因が発生します。
このとき , A/D スキャン変換や優先度 2 の A/D 優先変換が実行されていると , それらの
変換を直ちに中断し , 優先度 1 で指定したチャネルの変換が開始されます。また , A/DC
ステータスレジスタ (ADSR0) の PCS ビットが "1" に変わります。
変換が終了すると , 変換結果と変換したチャネルの情報が A/D 優先変換用 FIFO に格納
され , A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の PCS ビットが "0" にクリアされます。ま
た , 中断していた変換が再度開始されます。
FIFO に格納された A/D 優先変換の変換結果は , 優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0)
から読み出せます。読出しについては , 「25.6.3 FIFO の動作」の「■ A/D 優先変換時
の動作」を参照してください。
また , 優先度 1 の A/D 優先変換実行中に , 他の優先度の起動要因が発生した場合の動作
については , 「25.6 動作説明と設定手順例」の「■ 優先順位と状態遷移」を参照して
ください。
< 注意事項 >
優先度 1 の A/D 優先変換を実行中に , 同じレベル ( 優先度 1) の A/D 変換の起動要因が発
生した場合は , 実行中の変換動作を継続し , 後から発生した起動要因は無視されます。
■ 優先度 2 の変換動作
2 番目に優先度の高い変換動作です。優先度 2 の起動要因が発生すると A/D スキャン
変換が動作中でも , 変換動作を直ちに中止し , 優先度 2 の変換が開始されます。
● チャネル選択方法
優先変換入力選択レジスタ (PCIS0) の P2A4 ∼ P2A0 ビットで , すべてのチャネル (11
チャネル ) の中から変換するチャネルを 1 チャネルだけ選択します。
* MB91F669(64pin): AN0 ∼ AN11
MB91F668(48pin): AN0 ∼ AN9 (AN10,AN11 は存在しません。)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
713
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
● 変換動作
次のいずれかの方法で優先度 2 の起動要因を発生させます。
•
•
優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) の PSTR ビットに "1" を書き込む
優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) の PHEN ビットでタイマ起動を許可
(PHEN=1) し , ベースタイマの ch.2 の TOUT 信号で立上りエッジ検出
起動要因が発生すると次のように優先度 2 の A/D 優先変換が起動し , A/DC ステータス
レジスタ (ADSR0) の PCS ビットが "1" に変わります。
•
10 ビット A/D コンバータ未起動時:10 ビット A/D コンバータを起動し , 優先度 2 で指
定したチャネルの変換を開始します。
•
A/D スキャン変換実行時:A/D スキャン変換を直ちに中断し , 優先度 2 で指定した
チャネルの変換を開始します。
•
優先度1のA/D優先変換実行時:優先度2の起動要因を保持し, 優先度1のA/D優先変
換終了後に優先度 2 の A/D 優先変換を開始します。
優先度 2 の A/D 優先変換が終了すると , 変換結果と変換したチャネルの情報が A/D 優
先変換用 FIFO に格納され , A/DC ステータスレジスタ (ADSR0) の PCS ビットが "0" に
クリアされます。また , 中断していた変換が再度開始されます。
FIFO に格納された A/D 優先変換の変換結果は , 優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0)
から読み出せます。読出しについては , 「25.6.3 FIFO の動作」の「■ A/D 優先変換時
の動作」を参照してください。
また , 優先度 2 の A/D 優先変換実行中に , 他の優先度の起動要因が発生した場合の動作
については , 「25.6 動作説明と設定手順例」の「■ 優先順位と状態遷移」を参照して
ください。
< 注意事項 >
A/D 優先変換中は変換動作を再起動することはできません。優先度 2 の A/D 優先変換を実
行中に , 同じレベル ( 優先度 2) の A/D 変換の起動要因が発生した場合は , 実行中の変換動
作を継続し , 後から発生した起動要因は無視されます。
例:ソフトウェアで優先度 2 の A/D 優先変換を起動し , 変換動作中にベースタイマの
ch.2 の TOUT 信号で立上りエッジを検出しても , 実行中の変換動作が継続されます。
714
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
25.6.3
FIFO の動作
10 ビット A/D コンバータは , A/D スキャン変換用に 16 段 , A/D 優先変換用に 4 段の FIFO が
用意されています。あらかじめ , 設定した FIFO の段数にデータが格納されるとスキャン変換
割込み要求 / 優先変換割込み要求を発生させることができます。
FIFO の動作と割込み要求の発生について説明します。
■ A/D スキャン変換時の動作
● A/D 変換中の動作
リセット解除後は A/D スキャン変換用 FIFO にはデータがない ( エンプティ ) ため , ス
キャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) の SEMP ビットは "1" になっています。
A/D スキャン変換が開始され , 1 チャネル分の変換結果が FIFO の 1 段目に格納される
と , SEMP ビットが "0" に変わります。
次のデータの変換が終了すると変換結果は FIFO の 2 段目に格納されます。以降 , 1 チャ
ネル分の変換が終了するたびに , 変換結果が FIFO の次の段に格納されます。
16 段すべてに変換結果が書き込まれると , A/D スキャン変換用 FIFO が満杯 ( フル ) に
なり, スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) のSFULビットが"1"に変わります。
この状態で , さらに A/D スキャン変換が行われると , オーバランが発生しスキャン変換
コントロールレジスタ (SCCR0) の SOVR ビットが "1" に変わります。この場合 ,
変換結果は FIFO には格納されず破棄されます。
● 読出し動作
A/D スキャン変換用 FIFO に格納されたデータは , スキャン変換 FIFO データレジスタ
(SCFD0) を読み出すことで順番に取り出すことができます。
ただし , スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) は , 必ずスキャン変換コントロー
ルレジスタ (SCCR0) の SEMP ビットで A/D スキャン変換用 FIFO にデータがあること
を確認してから (SEMP=0) 読み出してください。
A/D スキャン変換用 FIFO が空 ( エンプティ ) (SEMP=1) の状態で読出しを行うと ,
( 読出しの直前に変換結果がスキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) に格納される
ことがあるため ) 読み出したデータが有効なのか無効なのかが判断できず, 有効なデー
タを読み捨てる可能性があります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
715
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
SEMP ビットと読出しデータの関係を図 25.6-3 に示します。
図 25.6-3 SEMP ビットと読出しデータの関係
SEMP ビット
周辺バス
SEMP ビット
読出し
有効 FIFO 段数
SCFD
読出し
直前の SEMP ビットの
読出し値が "0" なので ,
有効データと判定可能
1
SEMP ビット
読出し
0
SCFD
読出し
1
直前の SEMP ビットの
読出し値が "1" なので ,
有効 / 無効データの判定不可
0
新たな FIFO データを格納
SCFD:A/D スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0)
< 注意事項 >
•
次のレジスタはアドレスが並んで配置されていますが , これらのレジスタにワードで
一度にアクセスすると, スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) のSEMPビット
の状態にかかわらず , このレジスタを読み出してしまいます。これらのレジスタには
ワードでアクセスしないでください。
- スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0)
- スキャン変換 FIFO 段数設定レジスタ (SFNS0)
- スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0)
•
スキャン変換 FIFO データレジスタ (SCFD0) はバイトアクセスできます。上位バイト
(bit15 ∼ bit8) 読み出すと , FIFO のデータがシフトします。下位バイト (bit7 ∼ bit0) を
読み出しても FIFO のデータはシフトしません。
● クリア動作
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) の SFCLR ビットに "1" を書き込むと ,
A/D スキャン変換用 FIFO がクリアされ , スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0)
の SEMP ビットが "1" に変わります。
● スキャン変換割込み要求
設定した FIFO の段数まで変換結果が格納されたとき (A/DC コントロールレジスタ
(ADCR0) のSCIFビット=1) に, スキャン変換割込み要求が発生させることができます。
A/D スキャン変換割込み要求を発生させるには , 次の処理を行ってください。
•
スキャン変換 FIFO 段数設定レジスタ (SFNS0) の SFS3 ∼ SFS0 ビットで , 割込み要求
を発生させる段数を設定
•
A/DC コントロールレジスタ (ADCR0) の SCIE ビットでスキャン変換割込み要求の
発生を許可 (SCIE=1)
716
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
FIFO の動作を図 25.6-4 に示します。
図 25.6-4 FIFO の動作
有効 FIFO 段数
FIFO 段数設定
SFS3 ∼ SFS0=0101 (6 段 )
SFS3 ∼ SFS0=0011
(4 段 )
割込み要求
クリア
スキャン変換
割込み要求
割込み要求
クリア
FIFO 読出し
A/D 変換
停止
1 2 3 4 5 6
停止
1 2 3 4 5 6
停止
1
停止
変換モードごとに設定する段数と割込み要求の発生例を示します。スキャン変換 FIFO
段数設定レジスタ (SFNS0) の SFS3 ∼ SFS0 ビットで段数を設定してください。
•
シングル変換モードで単一チャネル変換時
スキャン変換割込み要求を発生させる段数を 1 段に設定 (SFS3 ∼ SFS0=0000) する
と , 変換終了時にスキャン変換割込み要求が発生します。2 段以上に設定 (SFS3 ∼
SFS0=0001 以上 ) すると , 設定したチャネルの変換が終了しても割込み要求は発生
しません。
•
シングル変換モードで複数チャネル変換時
変換するチャネル数と同じ段数を設定すると , 変換終了時にスキャン変換割込み要
求が発生します。
例:3 チャネル変換後 , スキャン変換割込み要求を発生させるとき
スキャン変換割込み要求を発生させる段数を 3 段に設定 (SFS3 ∼ SFS0=0010)
また , 変換するチャネル数よりも少ない段数でスキャン変換割込み要求が発生する
ように設定すると , A/D スキャン変換が終了する前に任意のタイミングでスキャン
変換割込み要求を発生できます。
•
リピート変換モードで単一チャネル変換時
スキャン変換割込み要求を発生させる段数を 1 段に設定 (SFS3 ∼ SFS0=0000) する
と , 1 巡目の変換終了時にスキャン変換割込み要求が発生します。
設定したチャネルを何度か変換してからスキャン変換割込み要求を発生させる場
合は , 変換回数と段数の設定を同じにしてください。
例:単一チャネルを 4 回変換後 , スキャン変換割込み要求を発生させるとき
スキャン変換割込み要求を発生させる段数を 4 段に設定 (SFS3 ∼ SFS0=0011)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
717
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
•
MB91665 シリーズ
リピート変換モードで複数チャネル変換時
スキャン変換割込み要求の発生を次のように任意に選択できます。
例:リピート変換モードで 8 チャネル変換するとき
-
1 巡目の変換終了後にスキャン変換割込み要求を発生させる
スキャン変換割込み要求を発生させる段数を 8 段に設定 (SFS3 ∼ SFS0=0111)
-
2 巡目の変換終了後に割込み要求を発生させる
スキャン変換割込み要求を発生させる段数を 16 段 ( 変換するチャネルの 2 倍 )
に設定 (SFS3 ∼ SFS0=1111)
< 注意事項 >
スキャン変換割込み要求の発生時に FIFO 内のデータを DMA 転送することができます。
DMA 転送については ,「25.6.4 DMA コントローラ (DMAC) の起動」を参照してください。
● FIFO オーバラン割込み要求
FIFO の 16 段すべてにデータが格納され , FIFO が満杯 ( フル ) になると , スキャン変換
コントロールレジスタ (SCCR0) の SFUL ビットが "1" に変わります。
A/DC コントロールレジスタ (ADCR0) の OVRIE ビットで FIFO オーバラン割込み要求
の発生が許可 (OVRIE =1) されていると , SFUL ビットが "1" のときに次の変換結果が
FIFO に格納されようとすると , オーバラン割込み要求が発生します。
< 注意事項 >
•
FIFO が満杯 ( フル ) のときに , 次の変換結果を格納しようとしても , FIFO 内のデータ
は書き換えられません。格納しようとした変換結果は破棄されます。
•
スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) の SFCLR ビットで FIFO をクリア
(SFCLR=1) すると FIFO が空になり , スキャン変換コントロールレジスタ (SCCR0) の
SEMP ビットが "1" に変わります。
■ A/D 優先変換時の動作
● A/D 変換中の動作
リセット解除後は A/D 優先変換用 FIFO にはデータがない ( エンプティ) ため , A /D 優
先変換制御レジスタ (PCCR0) の PEMP ビットは "1" になっています。
A/D 優先変換が開始され , 1 チャネル分の変換結果が FIFO の 1 段目に格納されると ,
PEMP ビットが "0" に変わります。
次の A/D 優先変換が終了すると変換結果は FIFO の 2 段目に格納されます。以降 , A/D
優先変換が終了するたびに , 変換結果が FIFO の次の段に格納されます。
4 段すべてに変換結果が書き込まれると , A/D 優先変換用 FIFO が満杯 ( フル ) になり ,
優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) の PFUL ビットが "1" に変わります。
この状態で , さらに A/D 優先変換が行われると , オーバランが発生し優先変換コント
718
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
ロールレジスタ (PCCR0) の POVR ビットが "1" に変わります。この場合 , 変換結果は
FIFO には格納されず破棄されます。
● 読出し動作
A/D 優先変換用 FIFO に格納されたデータは , 優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0)
を読み出すことで順番に取り出すことができます。
ただし , 優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) は , 必ず優先変換コントロールレジス
タ (PCCR0) の PEMP ビットで A/D 優先変換用 FIFO にデータがあることを確認してか
ら (PEMP=0) 読み出してください。
A/D 優先変換用 FIFO が空 ( エンプティ ) (PEMP=1) の状態で読出しを行うと , ( 読出し
の直前に変換結果が優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) に格納されることがある
ため) 読み出したデータが有効なのか無効なのかが判断できず , 有効なデータを読み捨
てる可能性があります。
PEMP ビットと読出しデータの関係を図 25.6-5 に示します。
図 25.6-5 PEMP ビットと読出しデータの関係
PEMP ビット
周辺バス
有効 FIFO 段数
PEMP ビット
読出し
PCFD
読出し
直前の PEMP ビットの
読出し値が "0" なので ,
有効データと判定可能
1
PEMP ビット
読出し
0
PCFD
読出し
1
直前の PEMP ビットの
読出し値が "1" なので ,
有効 / 無効データの判定不可
0
新たな FIFO データを格納
PCFD:A/D 優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0)
< 注意事項 >
•
次のレジスタはアドレスが並んで配置されていますが , これらのレジスタにワードで
一度にアクセスすると, 優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) のPEMPビットの状
態にかかわらず , このレジスタを読み出してしまいます。これらのレジスタにはワー
ドでアクセスしないでください。
- 優先変換コントロールレジスタ (PCCR0)
- 優先変換 FIFO 段数設定レジスタ (PFNS0)
- 優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0)
•
CM71-10158-1
優先変換 FIFO データレジスタ (PCFD0) はバイトアクセスできます。上位バイト (bit15
∼ bit8) 読み出すと , FIFO のデータがシフトします。下位バイト (bit7 ∼ bit0) を読み
出しても FIFO のデータはシフトしません。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
719
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
● クリア動作
優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) の PFCLR ビットに "1" を書き込むと , A/D 優
先変換用 FIFO がクリアされ , A /D 優先変換制御レジスタ (PCCR0) の PEMP ビットが
"1" に変わります。
● 優先変換割込み要求
設定した FIFO の段数まで変換結果が格納されたとき (A/DC コントロールレジスタ
(ADCR0) の PCIF ビット =1) に , 優先変換割込み要求が発生させることができます。
A/D 優先変換割込み要求を発生させるには , 次の処理を行ってください。
•
優先変換FIFO段数設定レジスタ (PFNS0) のPFS1, PFS0ビットで, 割込み要求を発生
させる段数を設定
•
A/DC コントロールレジスタ (ADCR0) の PCIE ビットで優先変換割込み要求の発生
を許可 (PCIE=1)
優先変換割込み要求を発生させる段数を 1 段に設定 (PFS1, PFS0=00) すると , 変換終了
時に優先変換割込み要求が発生します。
< 注意事項 >
•
優先割込み要求を発生させる段数を 2 段以上に設定 (PFS1, PFS0=01 以上 ) すると , A/
D 優先変換が終了しても , 優先変換割込み要求は発生しません。
•
優先変換割込み要求の発生時に FIFO 内のデータを DMA 転送することができます。
DMA 転送については , 「25.6.4 DMA コントローラ (DMAC) の起動」を参照してくだ
さい。
● FIFO オーバラン割込み要求
FIFO の 4 段すべてにデータが格納され , FIFO が満杯 ( フル ) になると , 優先変換コン
トロールレジスタ (PCCR0) の PFUL ビットが "1" に変わります。
A/DC コントロールレジスタ (ADCR0) の OVRIE ビットで FIFO オーバラン割込み要求
の発生が許可 (OVRIE =1) されていると , PFUL ビットが "1" のときに次の変換結果が
FIFO に格納されようとすると , オーバラン割込み要求が発生します。
< 注意事項 >
720
•
FIFO が満杯 ( フル ) のときに , 次の変換結果を格納しようとしても , FIFO 内のデータ
は書き換えられません。格納しようとした変換結果は破棄されます。
•
優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) の PFCLR ビットで FIFO をクリア
(PFCLR=1) すると FIFO が空になり , 優先変換コントロールレジスタ (PCCR0) の
PEMP ビットが "1" に変わります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
DMA コントローラ (DMAC) の起動
25.6.4
10 ビット A/D コンバータのスキャン変換割込み要求と優先変換割込み要求の発生を利用し
て , FIFO 内のデータを DMA 転送できます。
スキャン変換割込み要求 / 優先変換割込み要求を発生させる段数と DMA 転送させるバ
イト数を同じに設定すると , A/D スキャン変換と連動して , FIFO のデータを DMA 転送
できます。DMA 転送させるバイト数の設定については , 「第 31 章 DMA コントローラ
(DMAC)」を参照してください。
•
シングル変換モード時
DMA 転送する場合 , DMA ブロックサイズと割込み発生 FIFO 段数を同じ値に設定
し , DMA 完了後に次の A/D 起動を行ってください。
•
リピート変換モード時
DMA 転送する場合 , DMA のブロックサイズを 1, 割込み発生 FIFO 段数は 1 段に設
定してください。
DMA 転送動作を図 25.6-6 に示します。
図 25.6-6 DMA 転送動作 ( スキャン変換割込み要求の場合 )
有効FIFO段数
ブロックサイズ6,転送回数1でブロック転送
ブロックサイズ8, 転送回数1でブロック転送
SFS3~SFS0=0111(8段)
FIFO段数設定
SFS3~SFS0=0101(6段)
DMACによる
クリア
スキャン変換割込み
要求
(DMA起動要求)
DMACによる
クリア
FIFO読出し
(DMA転送)
A/D変換
停止
1 2 3 4 5 6
停止
1 2 3 4 5 6 7 8
停止
A/D起動
DMA正常終了
割込み
< 注意事項 >
DMA のブロックサイズと割込み発生 FIFO 段数は同じ値を設定してください。
また , すべての FIFO のデータを DMA 転送したあとに次の A/D 起動を行ってください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
721
第 25 章 10 ビット A/D コンバータ
25.6
MB91665 シリーズ
ただし , リピート変換モードなど繰り返し A/D 変換行っている場合 , 次の状態が発生す
ると , 設定したバイト数分のデータを DMA 転送後も , スキャン変換割込み要求 / 優先
変換割込み要求を発生させる段数以上のデータがFIFO内に格納されている可能性があ
ります。
•
変換結果を DMA 転送し終わる前に , 次のチャネルの A/D 変換が開始された
( 他の DMA 転送が起動され , 変換結果の DMA 転送が待機された場合など )
このため , 割込み要求を発生させる段数以上に , データが格納されている場合は , DMA
コントローラ (DMAC) によるクリアは無視され , 再度 DMA 転送を行います。
DMA 再転送動作を図 25.6-7 に示します。
図 25.6-7 DMA 再転送動作
有効FIFO段数
ブロックサイズ1, 転送回数4でブロック転送
DMACによる
クリアは無視
SFS3~SFS0=0000(1段)
FIFO段数設定
スキャン変換割込み
要求
(DMA起動要求)
DMACによる
クリア
DMA転送待機
FIFO読出し
(DMA転送)
A/D変換
停止
1
2
3
4
1
2
3
4
1
2
3
4
停止
A/D起動
RPTビット
DMA正常終了
割込み
< 注意事項 >
DMA のブロックサイズを 1, 割込み発生 FIFO 段数を 1 段に設定してください。
722
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンク
ションシリアル
インタフェース
マルチファンクションシリアルインタフェースの
機能と動作について説明します。
26.1 マルチファンクションシリアルインタフェースの特長
26.2 UART( 非同期シリアルインタフェース )
26.3 UART( 非同期シリアルインタフェース ) の概要
26.4 UART( 非同期シリアルインタフェース ) のレジスタ
26.5 UART の割込み
26.6 UART の動作
26.7 専用ボーレートジェネレータ
26.8 動作モード 0 ( 非同期ノーマルモード ) 設定手順と プログ
ラムフロー
26.9 動作モード 1 ( 非同期マルチプロセッサモード ) 設定手順
とプログラムフロー
26.10 UART モードの注意事項
26.11 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース )
26.12 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の概要
26.13 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の レジスタ
26.14 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の割込み
26.15 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の 動作
26.16 専用ボーレートジェネレータ
26.17 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) 設定手順
とプログラムフロー
26.18 CSIO モードの注意事項
26.19 I2C インタフェース
26.20 I2C インタフェースの概要
26.21 I2C インタフェースのレジスタ
26.22 I2C インタフェースの割込み
26.23 専用ボーレートジェネレータ
26.24 I2C モードの注意事項
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
723
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.1
26.1
MB91665 シリーズ
マルチファンクションシリアルインタフェースの特長
マルチファンクションシリアルインタフェースには以下の特長があります。
■ インタフェースモード
マルチファンクションシリアルインタフェースは動作モードの設定により , 以下のイ
ンタフェースモードを選択可能です。
• UART0 ( 非同期ノーマルシリアルインタフェース )
• UART1 ( 非同期マルチプロセッサシリアルインタフェース )
• CSIO ( クロック同期式シリアルインタフェース ) (SPI に対応可能 )
• I2C (I2C バスインタフェース )
■ インタフェースモードの切換え
各シリアルインタフェースで通信を行う場合には , 表 26.1-1 のシリアルモードレジス
タ (SMR) で動作モードを設定してから通信を開始します。
表 26.1-1 インタフェースモードの切換え
MD2
MD1
MD0
0
0
0
UART0 ( 非同期ノーマルシリアルインタフェース )
0
0
1
UART1 ( 非同期マルチプロセッサシリアルインタフェース )
0
1
0
CSIO ( クロック同期式シリアルインタフェース ) (SPI に対応可能 )
1
0
0
I2C (I2C バスインタフェース )
インタフェースモード
( 注意事項 ) 上記以外は設定禁止です。
<注意事項>
• 1 つのシリアルインタフェースで送信あるいは受信動作中にモードの切換えを行った場合の送受
信に関する動作の保証はできません。
• 動作モードを変更すると , 同一チャネルの一部のレジスタは初期化されますので動作
モードは最初に設定してください。初期化されるレジスタについては , 各動作モードの
シリアルモードレジスタ (SMR) の注意事項を参照してください。
■ チャネル数
本製品はマルチファンクションシリアルインタフェースを 4 チャネル内蔵しています。
724
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.2
MB91665 シリーズ
26.2
UART( 非同期シリアルインタフェース )
マルチファンクションシリアルインタフェースの機能のうち , 動作モード 0, 1 でサ
ポートしている UART 機能について説明します。
● UART( 非同期シリアルインタフェース )
● UART( 非同期シリアルインタフェース ) の概要
● UART( 非同期シリアルインタフェース ) のレジスタ
• シリアル制御レジスタ (SCR)
• シリアルモードレジスタ (SMR)
• シリアルステータスレジスタ (SSR)
• 拡張通信制御レジスタ (ESCR)
• 受信データレジスタ / 送信データレジスタ (RDR/TDR)
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0)
● UART の割込み
• 受信割込み発生とフラグセットのタイミング
• 送信割込み発生とフラグセットのタイミング
● UART の動作
● 専用ボーレートジェネレータ
ボーレート設定
● 動作モード 0 ( 非同期ノーマルモード ) 設定手順と プログラムフロー
● 動作モード 1 ( 非同期マルチプロセッサモード ) 設定手順とプログラムフロー
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
725
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.3
26.3
MB91665 シリーズ
UART( 非同期シリアルインタフェース ) の概要
UART( 非同期シリアルインタフェース ) は , 外部装置と非同期通信 ( 調歩同期 ) をす
るための汎用のシリアルデータ通信インタフェースです。双方向通信機能 ( ノーマ
ルモード ) , マスタ / スレーブ型通信機能 ( マルチプロセッサモード : マスタ / スレー
ブ両方サポート ) をサポートしています。
■ UART( 非同期シリアルインタフェース ) の機能
機能
1
データ
2
シリアル入力
3
転送形式
4
ボーレート
• 専用ボーレートジェネレータ (15 ビットリロードカウンタ構成 )
• 外部クロック入力をリロードカウンタで調節可能。
5
データ長
5 ビット ∼ 9 ビット ( ノーマルモード時 ), 7 ビット , 8 ビット ( マル
チプロセッサモード時 )
6
信号方式
NRZ (Non Return to Zero) , 反転 NRZ
7
スタートビット検出
8
受信エラー検出
全二重ダブルバッファ
3 回オーバサンプリングを行い , サンプリング値の多数決により受
信値を決定します。
非同期
• スタートビット立下りエッジに同期 (NRZ 方式の場合 )
• スタートビット立上りエッジに同期 ( 反転 NRZ 方式の場合 )
• フレーミングエラー
• オーバランエラー
• パリティエラー *
• 受信割込み
( 受信完了 , フレーミングエラー , オーバランエラー , パリティ
エラー *)
• 送信割込み ( 送信データエンプティ , 送信バスアイドル )
• 送受信 DMA 転送サポート機能あり
9
割込み要求
10
マスタ / スレーブ型通信
機能 ( マルチプロセッサ
モード )
1 ( マスタ ) 対 n ( スレーブ ) 間の通信が可能
( マスタとスレーブシステムの両方をサポート )
* : パリティエラーはノーマルモード時のみ。
726
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
26.4
UART( 非同期シリアルインタフェース ) のレジスタ
UART( 非同期シリアルインタフェース ) のレジスタ一覧を示します。
■ UART( 非同期シリアルインタフェース ) のレジスタ一覧
表 26.4-1 UART( 非同期シリアルインタフェース ) のレジスタ一覧
チャネル
0
1
2
6
CM71-10158-1
レジスタ略称
レジスタ名
SCR0
シリアル制御レジスタ 0
参照先
26.4.1
SMR0
シリアルモードレジスタ 0
26.4.2
ESCR0
拡張通信制御レジスタ 0
26.4.4
BGR0
ボーレートジェネレータレジスタ 0
26.4.6
SSR0
シリアルステータスレジスタ 0
26.4.3
RDR0
受信データレジスタ 0
26.4.5
TDR0
送信データレジスタ 0
26.4.5
SCR1
シリアル制御レジスタ 1
26.4.1
SMR1
シリアルモードレジスタ 1
26.4.2
ESCR1
拡張通信制御レジスタ 1
26.4.4
BGR1
ボーレートジェネレータレジスタ 1
26.4.6
SSR1
シリアルステータスレジスタ 1
26.4.3
RDR1
受信データレジスタ 1
26.4.5
TDR1
送信データレジスタ 1
26.4.5
SCR2
シリアル制御レジスタ 2
26.4.1
SMR2
シリアルモードレジスタ 2
26.4.2
ESCR2
拡張通信制御レジスタ 2
26.4.4
BGR2
ボーレートジェネレータレジスタ 2
26.4.6
SSR2
シリアルステータスレジスタ 2
26.4.3
RDR2
受信データレジスタ 2
26.4.5
TDR2
送信データレジスタ 2
26.4.5
SCR6
シリアル制御レジスタ 6
26.4.1
SMR6
シリアルモードレジスタ 6
26.4.2
ESCR6
拡張通信制御レジスタ 6
26.4.4
BGR6
ボーレートジェネレータレジスタ 6
26.4.6
SSR6
シリアルステータスレジスタ 6
26.4.3
RDR6
受信データレジスタ 6
26.4.5
TDR6
送信データレジスタ 6
26.4.5
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
727
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
表 26.4-2 UART ( 非同期シリアルインタフェース ) ビット配置
bit15 bit14 bit13 bit12 bit11 bit10
SCR/SMR UPCL
SSR/
ESCR
REC
BGR1/
BGR0
bit8
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
RXE
TXE
MD2
MD1
MD0
−
SBL
BDS
SCKE
SOE
TBI
−
ESBL
INV
PEN
P
L2
L1
L0
D8
(AD)
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
B8
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
B0
−
−
RIE
TIE
−
PE
FRE
ORE RDRF TDRE
RDR/TDR
TBIE
bit9
−
EXT
B14
B13
B12
−
B11
B10
B9
−
−
■ 動作モード
UART( 非同期シリアルインタフェース ) は , 2 つの異なるモードで動作します。シリア
ルモードレジスタ (SMR) の MD2, MD1, MD0 によって決定されます。
表 26.4-3 UART( 非同期シリアルインタフェース ) の動作モード
動作モード
MD2
MD1
MD0
種類
0
0
0
0
UART0 ( 非同期ノーマルモード )
1
0
0
1
UART1 ( 非同期マルチプロセッサモード )
728
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
シリアル制御レジスタ (SCR)
26.4.1
シリアル制御レジスタ (SCR) は , 送受信の許可 / 禁止 , 送受信割込みの許可 / 禁止 ,
送信バスアイドル割込みの許可 / 禁止 , UART リセットをすることができます。
■ シリアル制御レジスタ (SCR)
図 26.4-1 にシリアル制御レジスタ (SCR) のビット構成を , 表 26.4-4 に各ビットの機能
を示します。
図 26.4-1 シリアル制御レジスタ (SCR) のビット構成
bit15
bit14
bit13
bit12
bit11
bit10
bit9
UPCL
-
-
RIE
R/W
-
-
R/W
bit8
TIE
TBIE
RXE
TXE
R/W
R/W
R/W
R/W
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ bit0
bit7
(SMR)
TXE
0
1
送信許可ビット
送信禁止
送信許可
RXE
0
1
受信許可ビット
受信禁止
受信許可
TBIE
0
1
初期値
0--00000B
送信バスアイドル割込み許可ビット
送信バスアイドル割込み禁止
送信バスアイドル割込み許可
TIE
0
1
送信割込み許可ビット
送信割込み禁止
送信割込み許可
RIE
0
1
受信割込み許可ビット
受信割込み禁止
受信割込み許可
未定義ビット
リード時,値は不定です。ライト時,影響しません。
UPCL
R/W
:リード/ライト可能
0
1
プログラマブルクリアビット
書込み時
読出し時
影響なし
常に"0"をリード
プログラマブルクリア
:初期値
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
729
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
表 26.4-4 シリアル制御レジスタ (SCR) の各ビットの機能説明 (1 / 2)
ビット名
機能
UART の内部状態を初期化するビットです。
"1" を設定した場合:
• UART を直接リセット ( ソフトウェアリセット ) します。ただし ,
レジスタの設定は維持されます。その際 , 送受信状態のものは直ち
に切断されます。
bit15
UPCL:
プログラマブル
クリアビット
• ボーレートジェネレータは, BGR1/BGR0レジスタの設定値をリロー
ドし , 再スタートします。
• すべての送受信割込み要因 (PE, FRE, ORE, RDRF, TDRE, TBI) は初
期化 (000011B) されます。
"0" を設定した場合:影響ありません。
リード時は , 常に "0" が読み出されます。
( 注意事項 ) 割込み禁止に設定した後に , プログラマブルクリアを
実行してください。
bit14,
bit13
未定義ビット
bit12
RIE:
受信割込み
許可ビット
リードした場合 : 値は未定です。
ライトした場合 : 影響しません。
• CPU への受信割込み要求出力を許可 / 禁止するビットです。
• RIE ビットと受信データフラグビット (RDRF) が "1" の場合 , または
エラーフラグビット (PE, ORE, FRE) のいずれかが "1" の場合に受信
割込み要求を出力します。
bit11
bit10
TIE:
送信割込み
許可ビット
TBIE:
送信バス
アイドル割込み
許可ビット
• CPU への送信割込み要求出力を許可 / 禁止するビットです。
• TIE ビットと TDRE ビットが "1" の場合 , 送信割込み要求を出力し
ます。
• CPU への送信バスアイドル割込み要求出力を許可 / 禁止するビッ
トです。
• TBIE ビットと TBI ビットが "1" のとき , 送信バスアイドル割込み
要求を出力します。
UART の受信動作を許可 / 禁止します。
• "0" に設定した場合:受信動作が禁止されます。
• "1" に設定した場合:受信動作が許可されます。
bit9
730
RXE:
受信許可ビット
( 注意事項 )
受信動作許可 (RXE=1) にしても , スタートビットの立
下りエッジ (NRZ フォーマット (INV=0) の場合 ) が入
力されないと受信動作を開始しません ( 反転 NRZ
フォーマット (INV=1) の場合は , 立上りエッジが入力
されるまで受信動作を開始しません )。
受信中に受信動作を禁止 (RXE=0) した場合には , 直ち
に受信動作を停止します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
表 26.4-4 シリアル制御レジスタ (SCR) の各ビットの機能説明 (2 / 2)
ビット名
機能
UART の送信動作を許可 / 禁止します。
• "0" に設定した場合:送信動作が禁止されます。
bit8
TXE:
送信許可ビット
• "1" に設定した場合:送信動作が許可されます。
( 注意事項 )
CM71-10158-1
送信中に送信動作を禁止 (TXE=0) した場合には , 直ち
に送信動作を停止します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
731
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
シリアルモードレジスタ (SMR)
26.4.2
シリアルモードレジスタ (SMR) は , 動作モードの設定 , 転送方向 , データ長 , ストッ
プビット長の選択 , およびシリアルデータとシリアルクロックの端子への出力許可 /
禁止の設定を行います。
■ シリアルモードレジスタ (SMR)
図 26.4-2 にシリアルモードレジスタ (SMR) のビット構成を , 表 26.4-5 に各ビットの機
能を示します。
図 26.4-2 シリアルモードレジスタ (SMR) のビット構成
bit15 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ bit8
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
MD2 MD1 MD0 予約 SBL
(SCR)
bit2
bit1
bit0
初期値
BDS SCKE SOE 00000000B
R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W
SOE
0
1
シリアルデータ出力許可ビット
SOUT出力禁止
SOUT出力許可
SCKE
シリアルクロック出力許可ビット
SCK出力禁止
または
SCK入力許可
SCK出力許可
0
1
BDS
0
1
SBL
0
1
0
1
転送方向選択ビット
LSBファースト(最下位ビットから転送)
MSBファースト(最上位ビットから転送)
ストップビット長選択ビット
1ビット
ESCR:ESBL=0
2ビット
ESCR:ESBL=0
ESCR:ESBL=1
3ビット
4ビット
ESCR:ESBL=1
予約ビット
必ず"0"を設定してください。
MD2 MD1 MD0
動作モード設定ビット
0
0
0
動作モード0(非同期ノーマルモード)
0
0
1
動作モード1(非同期マルチプロセッサモード)
0
1
0
動作モード2(クロック同期モード)
1
0
0
動作モード4(I2Cモード)
R/W
:リード/ライト可能
:初期値
732
(注意事項) 本章では動作モード0,動作モード1のレジスタおよび動作に
ついて説明します
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
表 26.4-5 シリアルモードレジスタ (SMR) の各ビットの機能説明
ビット名
機能
非同期シリアルインタフェースの動作モードを設定します。
"000B": 動作モード 0( 非同期ノーマルモード ) に設定されます。
"001B": 動作モード 1 ( 非同期マルチプロセッサモード ) に設定され
ます。
"010B": 動作モード 2( クロック同期モード ) に設定されます。
bit7
∼
bit5
MD2, MD1,
MD0:
動作モード
設定ビット
bit4
予約ビット
bit3
SBL:
ストップ
ビット長選択
ビット
"100B": 動作モード 4(I2C モード ) に設定されます。
本章では動作モード 0( 非同期ノーマルモード ), 動作モード 1( 非同期
マルチプロセッサモード ) のレジスタまたは動作について説明しま
す。
( 注意事項 ) 上記の設定以外は禁止です。
動作モードを切り換える場合は , プログラマブルクリア
実行 (SCR:UPCL=1) 後 , 動作モードを切り換えてくださ
い。動作モード設定後 , 各レジスタを設定してくださ
い。
必ず "0" を設定してください。
ストップビット ( 送信データのフレームエンドマーク ) のビット長を
設定します。
SBL=0, ESCR:ESBL=0 に設定した場合:ストップビットは 1 ビットに
設定されます。
SBL=1, ESCR:ESBL=0 に設定した場合:ストップビットは 2 ビットに
設定されます。
SBL=0, ESCR:ESBL=1 に設定した場合:ストップビットは 3 ビットに
設定されます。
SBL=1, ESCR:ESBL=1 に設定した場合:ストップビットは 4 ビットに
設定されます。
( 注意事項 )
• 受信時は , 常にストップビットの 1 ビット目だけを検出します。
• 本ビットは送信が禁止 (TXE=0) のときに設定してください。
BDS:
転送方向選択
ビット
転送シリアルデータを最下位ビット側から先に転送するか (LSB ファー
スト , BDS=0) 最上位ビット側から先に転送するか (MSB ファースト ,
BDS=1) を選択するビットです。
( 注意事項 ) 本ビットは , 送受信が禁止 (TXE=RXE=0) のときに設定
してください。
bit1
SCKE:
シリアル
クロック出力
許可ビット
シリアルクロックの入出力ポートを制御するビットです。
"0" に設定した場合:
SCK"H" 出力 , または SCK 入力許可となります。SCK 入力として
使う場合は汎用入出力ポートを入力ポートに設定してください。
また , 外部クロック選択ビットによって外部クロックを選択
(BGR:EXT=1) してください。
"1" に設定した場合:SCK 出力許可となります。
bit0
SOE:
シリアル
データ出力
許可ビット
シリアルデータの出力を許可 / 禁止するビットです。
"0" に設定した場合:出力禁止です。
"1" に設定した場合:SOUT 出力許可となります。
bit2
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
733
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
<注意事項>
動作モードを変更すると , 同一チャネル内の以下のレジスタは初期化されますので動作
モードは最初に設定してください。
• シリアル制御レジスタ (SCR)
• 拡張通信制御レジスタ (ESCR)
ただし , 16 ビット書込みで SCR と SMR を同時に書き込んだとき , SCR には書き込んだ
内容が反映されます。
734
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
シリアルステータスレジスタ (SSR)
26.4.3
シリアルステータスレジスタ (SSR) は , 送受信の状態の確認 , 受信エラーフラグの
確認 , また , 受信エラーフラグをクリアします。
■ シリアルステータスレジスタ (SSR)
図 26.4-3 にシリアルステータスレジスタ (SSR) のビット構成を , 表 26.4-6 に各ビット
の機能を示します。
図 26.4-3 シリアルステータスレジスタ (SSR) のビット構成
bit15
bit14
bit13
REC
-
PE
bit12
FRE
R/W
-
R
R
bit11
bit10
bit9
bit8
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ bit0
bit7
(ESCR)
ORE RDRF TDRE TBI
R
R
R
初期値
0-000011B
R
TBI
0
1
送信バスアイドルフラグビット
送信中
送信動作なし
TDRE
0
1
送信データエンプティフラグビット
送信データレジスタTDR にデータが存在する
送信データレジスタTDRがエンプティ
RDRF
受信データフルフラグビット
受信データレジスタRDR がエンプティ
受信データレジスタRDR にデータが存在する
0
1
ORE
0
1
オーバランエラーフラグビット
オーバランエラーなし
オーバランエラーあり
FRE
0
1
フレーミングエラーフラグビット
フレーミングエラーなし
フレーミングエラーあり
PE
0
1
パリティエラーフラグビット
パリティエラーなし
パリティエラーあり
未定義ビット
リード時,値は不定です。ライト時,影響しません。
REC
0
R/W
:リード/ライト可能
R
:リードオンリ
1
受信エラーフラグクリアビット
書込み時
読出し時
影響なし
常に"0"をリード
受信エラーフラグ
(PE,FRE,ORE)のクリア
:初期値
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
735
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
表 26.4-6 シリアルステータスレジスタ (SSR) の各ビットの機能説明 (1 / 2)
ビット名
bit15
REC:
受信エラー
フラグクリア
ビット
機能
シリアルステータスレジスタ (SSR) の PE, FRE, ORE フラグをクリ
アするビットです。
• "1" 書込みで , エラーフラグがクリアされます。
• "0" 書込みは , 影響しません。
リードした場合 , 常に "0" が読み出されます。
bit14
未定義ビット
リードした場合 : 値は不定です。
ライトした場合 : 影響しません。
• ESCR:PEN=1 で受信時にパリティエラーが発生すると "1" にセッ
bit13
PE:
パリティエラー
フラグビット
( 動作モード 0
のみ機能 )
トされ , シリアルステータスレジスタ (SSR) の REC ビットに "1"
を書き込むとクリアされます。
• PE ビットと SCR:RIE ビットが "1" の場合 , 受信割込み要求を出
力します。
• 本フラグがセットされた場合は , 受信データレジスタ (RDR) の
データは無効です。
• 受信時にフレーミングエラーが発生すると "1" にセットされ , シ
リアルステータスレジスタ (SSR) の REC ビットに "1" を書き込
bit12
FRE:
フレーミング
エラーフラグ
ビット
むとクリアされます。
• FRE ビットと RIE ビットが "1" の場合 , 受信割込み要求を出力し
ます。
• 本フラグがセットされた場合は , 受信データレジスタ (RDR) の
データは無効です。
• 受信時にオーバランが発生すると "1" にセットされ , シリアルス
テータスレジスタ (SSR) の REC ビットに "1" を書き込むとクリ
bit11
ORE:
オーバラン
エラーフラグ
ビット
アされます。
• ORE ビットと RIE ビットが "1" の場合 , 受信割込み要求を出力し
ます。
• 本フラグがセットされた場合は , 受信データレジスタ (RDR) の
データは無効です。
• 受信データレジスタ (RDR) の状態を示すフラグです。
bit10
RDRF:
受信データ
フルフラグ
ビット
• RDR に受信データがロードされると "1" にセットされ , 受信デー
タレジスタ (RDR) を読み出すと "0" にクリアされます。
• RDRF ビットと RIE ビットが "1" の場合 , 受信割込み要求を出力
します。
736
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
表 26.4-6 シリアルステータスレジスタ (SSR) の各ビットの機能説明 (2 / 2)
ビット名
機能
• 送信データレジスタ (TDR) の状態を示すフラグです。
• TDR に送信データを書き込むと "0" となり , TDR に有効なデー
bit9
TDRE:
送信データ
エンプティ
フラグビット
タが存在していることを示します。データが送信シフトレジスタ
にロードされて送信が開始されると "1" になり , TDR に有効な
データが存在していないことを示します。
• TDRE ビットと TIE ビットが "1" の場合 , 送信割込み要求を出力
します。
• シリアル制御レジスタ (SCR) の UPCL ビットに "1" をセットする
と , TDRE ビットは "1" になります。
• UART が送信動作をしていないことを示すビットです。
• 送信データレジスタ (TDR) へ送信データを書き込んだ場合に本
ビットは "0" になります。
bit8
TBI:
送信バス
アイドルフラグ
ビット
• 送信データレジスタがエンプティ (TDRE=1) で , 送信動作をして
いない場合に本ビットは "1" になります。
• シリアル制御レジスタ (SCR) の UPCL ビットに "1" をセットする
と TBI ビットは "1" になります。
• 本ビットが "1" で , 送信バスアイドル割込みが許可 (SCR:TBIE=1)
されていると送信割込み要求を出力します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
737
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
拡張通信制御レジスタ (ESCR)
26.4.4
拡張通信制御レジスタ (ESCR) は , 送受信データ長の設定 , ストップビット長の選択 ,
パリティビットの許可 / 禁止 , パリティビットの選択 , シリアルデータフォーマットの
反転の設定ができます。
■ 拡張通信制御レジスタ (ESCR) のビット構成
図 26.4-4 に拡張通信制御レジスタ (ESCR) のビット構成を , 表 26.4-7 に各ビットの機
能を示します。
図 26.4-4 拡張通信制御レジスタ (ESCR) のビット構成
bit15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ bit8
(SSR)
bit7
-
-
L2
0
0
0
0
1
:リード/ライト可能
:初期値
bit5
R/W
L1
0
0
1
1
0
R/W
bit4
PEN
R/W
bit3
bit2
bit1
bit0
P
L2
L1
L0
R/W
R/W
R/W
R/W
パリティ選択ビット
偶数パリティ
奇数パリティ
PEN
0
1
パリティ許可ビット
パリティ禁止
パリティ許可
ESBL
0
0
1
1
初期値
-0000000B
データ長選択ビット
8ビット長
5ビット長
6ビット長
7ビット長
9ビット長
L0
0
1
0
1
0
P
0
1
INV
0
1
R/W
bit6
ESBL INV
反転シリアルデータフォーマットビット
NRZフォーマット
反転NRZフォーマット
SMR:SBL=0
SMR:SBL=1
SMR:SBL=0
SMR:SBL=1
拡張ストップビット長選択ビット
1ビット
2ビット
3ビット
4ビット
未定義ビット
リード時,値は不定です。ライト時,影響しません。
738
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
表 26.4-7 拡張通信制御レジスタ (ESCR) の各ビットの機能説明
ビット名
bit7
bit6
機能
リードした場合:値は不定です。
ライトした場合:影響しません。
未定義ビット
ESBL:
拡張ストップビット
長選択ビット
ストップビット ( 送信データのフレームエンドマーク ) のビット
長を設定します。
SMR:SBL=0, ESBL=0 に設定した場合:
ストップビットは 1 ビットに設定されます。
SMR:SBL=1, ESBL=0 に設定した場合:
ストップビットは 2 ビットに設定されます。
SMR:SBL=0, ESBL=1 に設定した場合:
ストップビットは 3 ビットに設定されます。
SMR:SBL=1, ESBL=1 に設定した場合:
ストップビットは 4 ビットに設定されます。
( 注意事項 )
• 受信時は , 常にストップビットの 1 ビット目だけを検出します。
• 本ビットは送信が禁止 (TXE=0) のときに設定してください。
bit5
bit4
bit3
INV:
反転シリアルデータ
フォーマットビット
PEN:
パリティ許可ビット
( 動作モード 0 のみ
機能 )
P:
パリティ選択ビット
( 動作モード 0 のみ
機能 )
シリアルデータフォーマットを NRZ フォーマットまたは反転
NRZ フォーマットを選択します。
パリティビットの付加 ( 送信時 ) と検出 ( 受信時 ) を行うかどう
かを設定します。
• "0" に設定した場合:パリティビットは付加されません。
• "1" に設定した場合:パリティビットは付加されます。
( 注意事項 )
動作モード 1 のときは , 本ビットは内部で "0" に固定されます。
パリティあり (ESCR:PEN=1) に設定した場合に , 奇数パリティ
"1" か偶数パリティ "0" のいずれかに設定します。
• "0" に設定した場合:偶数パリティに設定されます。
• "1" に設定した場合:奇数パリティに設定されます。
送受信データのデータ長を指定します。
• "000B" に設定した場合:データ長は , 8 ビットに設定されます。
• "001B" に設定した場合:データ長は , 5 ビットに設定されます。
bit2
∼
bit0
L2, L1, L0:
データ長選択ビット
• "010B" に設定した場合:データ長は , 6 ビットに設定されます。
• "011B" に設定した場合:データ長は , 7 ビットに設定されます。
• "100B" に設定した場合:データ長は , 9 ビットに設定されます。
( 注意事項 )
CM71-10158-1
上記以外の設定は禁止です。
動作モード 1 では , データ長を 7, 8 ビットに設定し
てください。その他の設定は禁止です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
739
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
26.4.5
MB91665 シリーズ
受信データレジスタ / 送信データレジスタ
(RDR/TDR)
受信データと送信データレジスタは同一アドレスに配置されています。読み出した
場合は受信データレジスタとして機能し , 書き込んだ場合は送信データレジスタとし
て機能します。
■ 受信データレジスタ (RDR)
図 26.4-5 にシリアル受信レジスタ (RDR) のビット構成を示します。
図 26.4-5 受信データレジスタ (RDR) のビット構成
bit15.................bit9 bit8 bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
D8
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
R
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
- - - - - - - 0 00000000B
R:リードオンリ
受信データレジスタ (RDR) は , シリアルデータ受信用の 9 ビットのデータバッファレ
ジスタです。
• シリアル入力端子 (SIN 端子 ) に送られてきたシリアルデータ信号がシフトレジスタ
で変換されて , 受信データレジスタ (RDR) に格納されます。
• データ長に応じ , 以下のように上位ビットに "0" が入ります。
データ長
D8
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
9 ビット
X
X
X
X
X
X
X
X
X
8 ビット
0
X
X
X
X
X
X
X
X
7 ビット
0
0
X
X
X
X
X
X
X
6 ビット
0
0
0
X
X
X
X
X
X
5 ビット
0
0
0
0
X
X
X
X
X
(X は受信データビット )
• 受信データが受信データレジスタ (RDR) に格納されると , 受信データフルフラグ
ビット (SSR:RDRF) が "1" にセットされます。受信割込みが許可されている場合
(SSR:RIE=1) , 受信割込み要求が発生します。
• 受信データレジスタ (RDR) は , 受信データフルフラグビット (SSR:RDRF) が "1" の
状態で読み出してください。受信データフルフラグビット (SSR:RDRF) は , 受信デー
タレジスタ (RDR) を読み出すと自動的に "0" にクリアされます。
740
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
• 受信エラーが発生 (SSR:PE, ORE, FRE のいずれかが "1") した場合 , 受信データレ
ジスタ (RDR) のデータは無効となります。
• 動作モード 1 ( マルチプロセッサモード ) では , 7 ビット , 8 ビット長の動作となり ,
受信した AD ビットは , D8 ビットに格納されます。
• 9 ビット長転送 , および動作モード 1 の場合 , RDR の読出しは 16 ビットアクセスで
行います。
■ 送信データレジスタ (TDR)
図 26.4-6 に送信データレジスタのビット構成を示します。
図 26.4-6 送信データレジスタ (TDR) のビット構成
bit15.................bit9 bit8 bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
D8
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
W
W
W
W
W
W
W
W
W
初期値
- - - - - - - 1 11111111B
W:ライトオンリ
送信データレジスタ (TDR) は , シリアルデータ送信用の 9 ビットデータバッファレジ
スタです。
• 送信動作が許可されている場合に (SCR:TXE=1) , 送信するデータを送信データレ
ジスタ (TDR) に書き込むと送信データが送信用シフトレジスタに転送され , シリア
ルデータに変換されてシリアルデータ出力端子 (SOUT 端子 ) から送出されます。
• データ長に応じ , 以下のように上位ビットから順に無効データとなります。
データ長
D8
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
9 ビット
X X
X
X
X
X
X
X
X
8 ビット
無効
X
X
X
X
X
X
X
X
7 ビット
無効
無効
X
X
X
X
X
X
X
6 ビット
無効
無効
無効
X
X
X
X
X
X
5 ビット
無効
無効
無効
無効
X
X
X
X
X
(X は送信データビット )
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) は , 送信データが送信データレジスタ
(TDR) に書き込まれると "0" クリアされます。
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) は , 送信データが送信用シフトレジスタ
へ転送されて送信が開始されると , "1" にセットされます。
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) が "1" のとき , 送信データを書き込むこ
とができます。送信割込みが許可されている場合には送信割込みが発生します。送
信データの書込みは , 送信割込みの発生によるか , 送信データエンプティフラグ
(SSR:TDRE) が "1" の状態で行ってください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
741
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) が "0" のときは , 送信データを書き込む
ことはできません。
• 動作モード 1 ( マルチプロセッサモード ) では , 7 ビット , 8 ビット長の動作となり ,
AD ビットの送信は , D8 ビットへの書込みにより行います。
• 9 ビット長転送 , および動作モード 1 の場合 , TDR への書込みは 16 ビットアクセス
で行います。
<注意事項>
送信データレジスタは書込み専用のレジスタで , 受信データレジスタは読出し専用のレジ
スタです。送受信レジスタは同一アドレスに配置されているため , 書込み値と読出し値が
異なります。したがって , INC/DEC 命令などリードモディファイライト (RMW) 系命令は
使用できません。
742
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0)
26.4.6
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) は , シリアルクロックの分周
比を設定します。また , リロードカウンタのクロックソースとして外部クロックを
選択できます。
■ ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) のビット構成
図 26.4-7 にボーレートジェネレータレジスタ1, 0 (BGR1, BGR0)のビット構成を示しま
す。
図 26.4-7 ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) のビット構成
bit15
bit14
bit13
bit12
R/W
bit11
bit10
bit9
bit8
bit7
bit6
bit5
bit4
(BGR1)
EXT
R/W
R/W
R/W
R/W :リード/ライト可能
R/W
bit3
bit2
bit1
(BGR0)
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
bit0
00000000B
R/W
R/W
R/W
00000000B
ボーレートジェネレータレジスタ0
BGR0
ライト
リード
リロードカウンタbit0~bit7に書き込む
BGR0の設定値の読み出す
BGR1
ライト
リード
ボーレートジェネレータレジスタ1
リロードカウンタbit8~bit14に書き込む
BGR1の設定値の読み出す
EXT
0
1
外部クロック選択ビット
内部クロック使用
外部クロック使用
• ボーレートジェネレータレジスタはシリアルクロックの分周比を設定します。
• BGR1 は上位ビット , BGR0 は下位ビットに対応し , カウントするリロード値の書込
み , BGR1/BGR0 の設定値の読出しが可能です。
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) にリロード値を書き込むとリ
ロードカウンタはカウントを開始します。
• bit15 の EXT ビットでリロードカウンタのクロックソースを内部クロックに使用す
るか , 外部クロックを使用するかを選択します。
EXT=0 に設定した場合 , 内部クロッ
クを選択します。EXT=1 に設定した場合 , 外部クロックを選択します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
743
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.4
MB91665 シリーズ
<注意事項>
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) への書込みは , 16 ビットアクセ
スで行ってください。
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) の設定値を変更した場合 , カウ
ンタ値が "0000H" になってから , 新しい設定値がリロードされます。したがって , 新し
い設定値を即有効にしたい場合は , BGR1/BGR0 の設定値を変更した後 , プログラマブ
ルクリア (UPCL) を実行してください。
• リロード値が偶数の場合 , 受信シリアルクロックの "H" 幅と "L" 幅は "L" 幅の方が周辺
クロック (PCLK) 1 サイクル分長くなります。奇数の場合 , シリアルクロックの "H" 幅
と "L" 幅は同じになります。
• BGR1/BGR0 へは , 4 以上の値を設定してください。ただし , ボーレートの誤差とリロー
ド値の設定によって正常にデータを受信できないことがあります。
• ボーレートジェネレータ動作中に外部クロックの設定 (EXT=1) に変更する場合 , ボー
レートジェネレータ 1, 0 (BGR1, BGR0) に "0" を書き込み , プログラムクリア (UPCL)
実行後 , 外部クロック (EXT=1) に設定してください。
744
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.5
MB91665 シリーズ
26.5
UART の割込み
UART には , 送受信割込みがあります。次に示す要因で割込み要求を発生させるこ
とができます。
• 受信データが受信データレジスタ (RDR) にセットされた場合 , または受信エラー
が発生した場合
• 送信データが送信データレジスタ (TDR) から送信用シフトレジスタに転送され ,
送信が開始された場合
• 送信バスアイドル ( 送信動作なし )
■ UART の割込み
UART の割込み制御ビットと割込み要因は表 26.5-1 のようになっています。
表 26.5-1 UART の割込み制御ビットと割込み要因
割込み
の種類
割込み
動作モード
要求
フラグ
フラグ レジスタ 0
1
ビット
割込み要因
RDRF
SSR
○
○
1 バイト受信
ORE
SSR
○
○
オーバラン
エラー
受信
割込み要因
許可ビット
割込み要求
フラグのクリア
受信データ (RDR) の読出し
SCR:RIE
FRE
SSR
○
○
フレーミング
エラー
PE
SSR
○
×
パリティエラー
TDRE
SSR
○
○
送信レジスタが SCR:TIE
エンプティ
TBI
SSR
○
○
送信動作なし
送信
SCR:TBIE
受信エラーフラグクリアビッ
ト (SSR:REC) への "1" 書込み
送信データ (TDR) への書込
み*
送信データ (TDR) への書込
み*
* : TDRE ビットが "0" になってから TIE ビットを "1" にしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
745
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.5
MB91665 シリーズ
受信割込み発生とフラグセットのタイミング
26.5.1
受信時の割込みとしては , 受信完了 (SSR:RDRF) および受信エラーの発生 (SSR:
PE, ORE, FRE) があります。
■ 受信割込み発生とフラグセットのタイミング
最初のストップビットが検出されることにより , 受信データが受信データレジスタ
(RDR) に格納されます。受信が完了したとき (SSR:RDRF=1) または受信エラーが発生
(SSR:PE, ORE, FRE=1) すると各フラグがセットされます。そのとき , 受信割込みが許
可 (SSR:RIE=1) されていると受信割込みが発生します。
<注意事項>
受信エラーが発生した場合は , 受信データレジスタ (RDR) のデータは無効となります。
図 26.5-1 RDRF( 受信データフル ) フラグビットのセットタイミング
受信データ
ST
D0
D1
D5
D2
D6
D7
SP
ST
RDRF
受信割込み発生
図 26.5-2 FRE ( フレーミングエラー ) フラグビットのセットタイミング
受信データ
ST
D0
D1
D5
D2
D6
D7
SP
ST
RDRF
FRE
受信割込み発生
(注意事項) ・最初のストップビットが”L”レベルのとき, フレーミングエラーが発生します。
・フレーミングエラーが発生しても, RDRFは”1”にセットされデータは受信されますが, 受信データは無効です。
図 26.5-3 ORE ( オーバランエラー ) フラグビットのセットタイミング
受信データ
ST D0
D1
D2 D3
D4
D5
D6 D7
SP
ST
D0
D1 D2
D3
D4
D5
D6 D7
SP
RDRF
ORE
(注意事項) 受信データが読み出される前に(RDRF=1), 次のデータが転送されるとオーバランエラーが発生します。
746
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.5
MB91665 シリーズ
送信割込み発生とフラグセットのタイミング
26.5.2
送信時の割込みとしては , 送信データが送信データレジスタ (TDR) から送信用シフ
トレジスタに転送され (SSR:TDRE=1) て送信が開始された場合と送信動作をして
いない場合 (SSR:TBI=1) に発生します。
■ 送信割込み発生とフラグセットのタイミング
● 送信データエンプティフラグ (TDRE) のセットタイミング
送信データレジスタ (TDR) に書き込まれたデータが送信シフトレジスタに転送される
と , 次のデータの書込みが可能な状態 (SSR:TDRE=1) になります。そのとき , 送信割込
みが許可 (SCR:TIE=1) されていると , 送信割込みが発生します。TDRE ビットはリード
オンリビットなので , 送信データレジスタ (TDR) へのデータ書込みにより "0" にクリア
されます。
図 26.5-4 送信データエンプティフラグ (TDRE) のセットタイミング
送信割込み発生
送信データ
(モード0,1)
ST
D0
送信割込み発生
D1 D2
D3
D4 D5 D6
D7
SP ST
D0 D1
D2
TDRE
TDR への書込み
ST:スタートビット D0~D7:データビット SP:ストップビット
● 送信バスアイドルフラグ (TBI) のセットタイミング
送信データレジスタが空 (TDRE=1) で送信動作をしていないとき , SSR:TBI ビットは
"1" にセットされます。このとき , 送信バスアイドル割込みが許可 (SCR:TBIE=1) され
ていると , 送信割込みが発生します。送信データレジスタ (TDR) に送信データをセッ
トすると TBI ビットおよび送信割込み要求はクリアされます。
図 26.5-5 送信バスアイドルフラグ (TBI) のセットタイミング
送信データ
ST D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 SP
ST D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 SP
TBI
TBIビットによる
送信割込み発生
TDRE
TDRへの書込み
ST:スタートビット D0~D7:データビット SP:ストップビット
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
747
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.6
26.6
MB91665 シリーズ
UART の動作
UART は , モード 0 の双方向シリアル非同期通信 , モード 1 のマスタ / スレーブマル
チプロセッサ通信で動作します。
■ UART の動作
● 送受信データフォーマット
• 送受信データは , 必ずスタートビットから始まり , 指定されたデータビット長の送
受信が行われ , 少なくとも 1 ビットのストップビットで終了します。
• データ転送方向 (LSB ファーストまたは MSB ファースト ) は , シリアルモードレジ
スタ (SMR) の BDS ビットで決定されます。パリティありの場合 , パリティビットは
常に最終データビットと最初のストップビットの間に置かれます。
• 動作モード 0( 通常モード ) では , パリティはあり / なしの選択ができます。
• 動作モード 1( マルチプロセッサモード ) ではパリティは付加されず , AD ビットが
付加されます。
動作モード 0, 1 の送受信データフォーマットを図 26.6-1 に示します。
図 26.6-1 送受信データフォーマット例 ( 動作モード 0, 1)
[動作モード0]
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
SP1 SP2
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
SP1
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
P
SP1 SP2
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
P
SP1
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
SP1 SP2
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
SP1
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
P
SP1 SP2
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
P
SP1
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
AD
SP1 SP2
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
AD
SP1
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
AD
SP1 SP2
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
AD
SP1
Pなし
データ8ビット
Pあり
Pなし
データ7ビット
Pあり
[動作モード1]
データ8ビット
ST : スタートビット
SP : ストップビット
P : パリティビット
AD : アドレスビット
D : データビット
748
データ7ビット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.6
MB91665 シリーズ
<注意事項>
• 図 26.6-1 は , データ長 7 ビット , 8 ビットに設定した場合を示しています ( データ長は ,
動作モード 0 の場合 , 5 ビット∼ 9 ビットまで設定できます )。
• シリアルモードレジスタ (SMR) の BDS ビットを "1" (MSB ファースト ) に設定した場
合 , ビットは D7, D6, D5,・・・, D1, D0(P) の順で処理されます。
• データ長を X ビット長に設定した場合 , 送受信データレジスタ (RDR/TDR) の下位 X ビッ
トが有効になります。
● 送信動作
• シリアルステータスレジスタ (SSR) の送信データエンプティフラグビット (TDRE)
が "1" であれば , 送信データレジスタ (TDR) に送信データを書き込むことができま
す。
• 送信データを送信データレジスタ (TDR) に書き込むと , 送信データエンプティフラ
グビット (TDRE) は "0" になります。
• シリアル制御レジスタの送信動作許可ビット (SCR:TXE) を "1" に設定すると , 送
信データは送信シフトレジスタにロードされてスタートビットから順に送信が開
始されます。
• 送信が開始されると , 送信データエンプティフラグビット (TDRE) は再び "1" にセッ
トされます。このとき , 送信割込みが許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込みが
発生します。割込み処理において , 次の送信データを送信データレジスタに書き込
むことができます。
<注意事項> 送信データエンプティフラグビット (SSR:TDRE) は初期値が "1" のため , 送信割込みが
許可 (SCR:TIE=1) されると直ちに送信割込みが発生します。
● 受信動作
• 受信動作が許可 (SCR:RXE=1) されると受信動作を行います。
• スタートビットを検出すると , 拡張通信制御レジスタ (ESCR:PEN, P, L2, L1, L0), お
よびシリアルモードレジスタ (SMR:BDS) に設定されているデータフォーマットに
従って 1 フレームデータの受信が行われます。
• 1 フレームの受信が完了すると , 受信データフルフラグビット (SSR:RDRF) が "1"
にセットされます。このとき , 受信割込みが許可 (SCR:RIE=1) されている場合 , 受
信割込みが発生します。
• 受信データを読み出す際には , 1 フレームデータの受信完了後に受信データを読み
出し , シリアルステータスレジスタ (SSR) のエラーフラグの状態を確認してくださ
い。受信エラーが発生している場合には , エラー処理を行ってください。
• 受信データの読出しで , 受信データフルフラグビット (SSR:RDRF) は "0" にクリア
されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
749
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.6
MB91665 シリーズ
<注意事項>
受信データレジスタ (RDR) のデータは , 受信データレジスタフルフラグビット (SSR:
RDRF) が "1" にセットされ , 受信エラーが発生しなかった場合 (SSR:PE, ORE, FRE=0)
に有効となります。
● クロック選択
• 内部クロック , または外部クロックを使用できます。
• 外部クロックを使用する場合は , BGR:EXT=1 に設定します。この場合 , 外部クロッ
クがボーレートジェネレータで分周されます。
● スタートビット検出
• 非同期モード時は , SIN 信号の立下りエッジによってスタートビットを認識します。
このため受信動作を許可 (SCR:RXE=1) しても , SIN 信号の立下りエッジが入力され
ないと受信動作を開始しません。
• スタートビットの立下りエッジを検出すると , ボーレートジェネレータの受信リロー
ドカウンタはリセットされ , 再リロードしカウントダウンを開始します。これに
よって , 常にデータの中心でサンプリングします。
スタートビット
データビット
SIN
SIN
(サンプリング済み)
リロードカウンタ
リセット
スタートビット
立下りエッジ検出
データサンプリング
受信サンプリング
クロック
1ビットタイム
● ストップビット
• 1 ビットから 4 ビット長を選択できます。
• 受信データフルフラグビット (SSR:RDRF) は , 最初のストップビットを検出すると
"1" にセットされます。
● エラー検出
• 動作モード 0 では , パリティエラー , オーバランエラー , フレームエラーを検出でき
ます。
• 動作モード 1 では , オーバランエラー , フレームエラーを検出できます。パリティ
エラーは検出できません。
750
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.6
MB91665 シリーズ
● パリティビット
• パリティビットの付加は , 動作モード 0 の場合のみ設定できます。パリティ許可ビッ
ト (ESCR:PEN) でパリティの有無を , パリティ選択ビット (ESCR:P) で偶数パリ
ティ / 奇数パリティを設定できます。
• 動作モード 1 では , パリティを使用できません。
パリティ有効時の送受信データを図 26.6-2 に示します。
図 26.6-2 パリティ有効時の動作
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
P
SP
偶数パリティにて受信時
パリティエラー発生
(ESCR:P=0)
受信データ
(モード0)
SSR :PE
偶数パリティの送信
(ESCR:P=0)
送信データ
(モード0)
奇数パリティの送信
(ESCR:P=1)
送信データ
(モード0)
ST:スタートビット SP:ストップビット パリティあり(ESCR:PEN=1),8ビット長の場合
(注意事項) 動作モード1では, パリティは使用できません。
● データ信号方式
拡張通信制御レジスタの INV ビットの設定によって , NRZ(Non Return to Zero) 信号方
式 (ESCR:INV=0), または反転 NRZ 信号方式 (ESCR:INV=1) を選択できます。
NRZ 信号方式および反転 NRZ 信号方式を図 26.6-3 に示します。
図 26.6-3 NRZ (Non Return to zero) 信号方式 , および反転 NRZ 信号方式
SIN (NRZ)
INV = 0
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
SP
SIN (反転NRZ)
INV = 1
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
SP
SOUT (NRZ)
INV = 0
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
SP
SOUT (反転NRZ)
INV = 1
ST
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
SP
● データ転送方式
データビット転送方法を LSB ファーストまたは MSB ファーストから選択できます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
751
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.7
26.7
MB91665 シリーズ
専用ボーレートジェネレータ
UART の送受信クロックソースは , 次のいずれかを選択できます。
• 専用ボーレートジェネレータ ( リロードカウンタ )
• 外部クロックをボーレートジェネレータに入力 ( リロードカウンタ )
■ UART ボーレート選択
ボーレートは次の 2 種類の中から 1 種類を選択できます。
● 専用ボーレートジェネレータ ( リロードカウンタ ) で内部クロックを分周して得られるボー
レート
2 つの内部リロードカウンタがあり , それぞれ送受信シリアルクロックに対応していま
す。ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) で 15 ビットのリロード値を
設定することにより , ボーレートを選択できます。
リロードカウンタは , 設定された値で内部クロックを分周します。
クロックソースの設定は , 内部クロックを選択 (BGR:EXT=0) してください。
● 専用ボーレートジェネレータ ( リロードカウンタ ) で外部クロックを分周して得られるボー
レート
リロードカウンタのクロックソースに外部クロックを使用します。
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) で 15 ビットのリロード値を設定
することにより , ボーレートを選択できます。
リロードカウンタは , 設定された値で外部クロックを分周します。
クロックソースの設定は , 外部クロックとボーレートジェネレータクロックの使用を
選択 (BGR:EXT=1) してください。
本モードは特殊な周波数の発振子を分周して使用するケースを想定して用意されてい
ます。
<注意事項>
• 外部クロックの設定(EXT=1)は, リロードカウンタが停止した状態(BGR1/BGR0=15’h00)
で行ってください。
• 外部クロックに設定 (EXT=1) した場合 , 外部クロックの "H" 幅 , "L" 幅は 2 周辺クロッ
ク (PCLK) 以上必要です。
752
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.7
MB91665 シリーズ
ボーレート設定
26.7.1
ボーレートの設定を示します。また , シリアルクロック周波数の計算結果を示しま
す。
■ ボーレートの計算
2 つの 15 ビットリロードカウンタは , ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1,
BGR0) で設定します。
ボーレートの計算式を以下に示します。
(1) リロード値:
V = φ / b -1
V:リロード値
b:ボーレート
φ:周辺クロック (PCLK), 外部クロック周波数
(2) 計算例
周辺クロック (PCLK) 16MHz, 内部クロック使用 , ボーレート 19200bps に設定
する場合のリロード値は , 次のようになります。
リロード値:
V = (16 × 1000000)/19200 - 1 = 832
よって , ボーレートは ,
b = (16 × 1000000)/(832+1) = 19208 bps
(3) ボーレートの誤差
ボーレートの誤差は次の式によって求められます。
誤差 (%) = ( 計算値 - 目標値 )/ 目標値 × 100
( 例 ) 周辺クロック (PCLK) 20MHz, 目標ボーレート 153600bps に設定する場合
リロード値 =(20 × 1000000)/153600 - 1 = 129
ボーレート ( 計算値 ) =(20 × 1000000)/(129+1) = 153846 (bps)
誤 差 (%) =(153846 - 153600)/153600 × 100 = 0.16 (%)
<注意事項> • リロード値を "0" に設定するとリロードカウンタは停止します。
• リロード値が偶数の場合 , 受信シリアルクロックの "H" 幅と "L" 幅は "L" 幅の方が周辺
クロック (PCLK) 1 サイクル分長くなります。奇数の場合 , シリアルクロックの "H" 幅
と "L" 幅は同じになります。
• リロード値は 4 以上を設定してください。ただし , ボーレートの誤差とリロード値の設
定によって正常にデータを受信できないことがあります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
753
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.7
MB91665 シリーズ
■ 各周辺クロック (PCLK) 周波数に対するリロード値とボーレート
表 26.7-1 リロード値とボーレート
8 MHz
10 MHz
16 MHz
20 MHz
24 MHz
32MHz
ボーレート
(bps)
Value
ERR
Value
ERR
Value
ERR
Value
ERR
Value
ERR
Value
ERR
−
0
−
0
4
0
5
0
7
0
0
−
7
−
0
−
9
−
0
−
11
−
0
−
15
−
0
4M
−
−
−
2.5M
−
2M
−
0
−
4
1M
−
7
0
9
0
15
0
19
0
23
0
31
0
500000
15
0
19
0
31
0
39
0
47
0
63
0
460800
−
31
−
0
−
39
−
0
−
63
−
0
−
79
−
0
51
− 0.16
250000
95
0
−
127
−
0
230400
−
−
−
−
−
−
−
−
103
− 0.16
−
−
153600
51
− 0.16
64
− 0.16
103
− 0.16
129
− 0.16
155
− 0.16
207
− 0.16
125000
63
0
79
0
127
0
159
0
191
0
255
0
115200
68
− 0.64
86
0.22
138
0.08
173
0.22
207
− 0.16
277
0.08
76800
103
− 0.16
129
− 0.16
207
− 0.16
259
− 0.16
311
− 0.16
416
0.08
57600
138
0.08
173
0.22
277
0.08
346
− 0.16
416
0.08
555
0.08
38400
207
− 0.16
259
− 0.16
416
0.08
520
0.03
624
0
832
− 0.04
28800
277
0.08
346
< 0.01
554
− 0.01
693
− 0.06
832
− 0.03
1110
− 0.01
19200
416
0.08
520
0.03
832
− 0.03
1041
0.03
1249
0
1666
0.02
10417
767
< 0.01
959
< 0.01
1535
< 0.01
1919
< 0.01
2303
< 0.01
3071
< 0.01
0.04
1041
0.03
1666
0.02
2083
0.03
2499
0
3332
− 0.01
2221
< 0.01
2777
< 0.01
3332
< 0.01
4443
− 0.01
2082 − 0.02
3332
< 0.01
4166
< 0.01
4999
0
6666
< 0.01
< 0.01
8332
9600
832
7200
1110
4800
1666
2400
3332
< 0.01 4166 < 0.01
6666
< 0.01
9999
0
13332 <− 0.01
1200
6666
< 0.01 8334
13332 < 0.01 16666 < 0.01
19999
0
26666
< 0.01
600
13332 < 0.01 16666 < 0.01 26666 < 0.01
−
−
−
−
−
−
300
26666 < 0.01
−
−
−
−
−
−
< 0.01 1388 < 0.01
0.02
−
0.02
−
−
−
• Value:BGR1/BGR0 レジスタの設定値 (10 進 )
• ERR :ボーレート誤差 (%)
754
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.7
MB91665 シリーズ
■ 受信時の許容ボーレート範囲
受信の際に , 送信先のボーレートのずれがどの程度まで許容できるかを次に示します。
受信時のボーレート誤差は下記に示す算出式を使用して , 必ず許容誤差範囲内になる
ように設定してください。
図 26.7-1 受信時の許容ボーレート範囲
サンプリング
▽
UARTの
転送レート
スタート
▽
▽
▽
▽
▽
bit0
bit1
bit7
パリティ
ストップ
FL
1データ・フレーム (11×FL)
許容最小
転送レート
スタート
bit0
bit1
パリティ
bit7
ストップ
FLmin
許容最大
転送レート
スタート
bit0
bit1
bit7
パリティ
ストップ
FLmax
図に示すように , スタートビット検出後は BGR1/BGR0 レジスタで設定したカウンタに
より , 受信データのサンプリング・タイミングが決定されます。このサンプリング・タ
イミングに最終データ ( ストップビット ) までが間に合えば正常に受信できます。
これを 11 ビット受信にあてはめると理論上 , 次のようになります。
サンプリング・タイミングのマージンを周辺クロック (PCLK) (φ) の 2 クロック分とす
ると ,
許容最小転送レート (FLmin) は次のようになります。
FLmin = (11 ビット× (V+1) − (V+1)/2 + 2)/φ = (21V+25)/2φ (s)
V: リロード値 φ:周辺クロック (PCLK)
したがって , 受信可能な送信先の最大ボーレート (BGmax) は次のようになります。
BGmax = 11/FLmin = 22φ/(21V+25) (bps)
V: リロード値 φ:周辺クロック (PCLK)
同様に , 許容最大転送レート (FLmax) を求めると , 次のようになります。
FLmax = (11 ビット× (V+1) + (V+1)/2 − 2)/φ = (23V+19)/2φ (s)
V:リロード値 φ:周辺クロック (PCLK)
したがって , 受信可能な送信先の最小ボーレート (BGmin) は次のようになります。
BGmin = 11/FLmax = 22φ/(23V+19) (bps)
V:リロード値 φ:周辺クロック (PCLK)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
755
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.7
MB91665 シリーズ
前述の最小 / 最大ボーレート値の算出式から , UART と送信先とのボーレートの許容誤
差を求めると次のようになります。
表 26.7-2 ボーレートの許容誤差
リロード値 (V)
許容最大ボーレート誤差
許容最小ボーレート誤差
3
0%
0
10
+2.98%
-2.81%
50
+4.37%
-4.02%
100
+4.56%
-4.18%
200
+4.66%
-4.26%
32767
+4.76%
-4.35%
<注意事項>
受信の精度は , 1 フレームのビット数 , 周辺クロック (PCLK), リロード値に依存します。
周辺クロック (PCLK) が高く , 分周比が高くなるほど精度は高くなります。
■ 外部クロック
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) の EXT ビットに "1" を書き込む
と , ボーレートジェネレータで外部クロックを分周します。
<注意事項>
外部クロック信号は UART で内部クロックに同期します。したがって , 同期化不可能な外
部クロックの場合には動作が不安定になります
■ リロードカウンタの機能
リロードカウンタには , 送信リロードカウンタと受信リロードカウンタがあり , 専用
ボーレートジェネレータとして機能します。リロード値に対する 15 ビットレジスタか
ら構成されており , 外部クロックまたは内部クロックより送受信クロックを生成しま
す。
■ カウントの開始
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) にリロード値を書き込むと , リ
ロードカウンタはカウントを開始します。
■ 再スタート
リロードカウンタは下記の条件で再スタートします。
• 送信 / 受信リロードカウンタ共通
プログラマブルリセット (SCR:UPCL ビット )
• 受信リロードカウンタ
非同期モードでのスタートビット立下りエッジ検出
756
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.8
MB91665 シリーズ
26.8
動作モード 0 ( 非同期ノーマルモード ) 設定手順と
プログラムフロー
動作モード 0 では , 非同期シリアル双方向通信をすることができます。
■ CPU 間接続
動作モード 0( 通常モード ) では , 双方向通信を選択します。図 26.8-1 に示すように 2
つの CPU を相互に接続します。
図 26.8-1 UART 動作モード 0 の双方向通信の接続例
SOUT
SOUT
SIN
SIN
SCK
SCK
CPU –1 (マスタ)
CPU –2 (スレーブ)
■ フローチャート
図 26.8-2 双方向通信フローチャートの例
(送信側)
(受信側)
スタート
スタート
動作モード設定
(モード0に設定)
TDRに1バイトデータ
をセットして通信
動作モード設定
(送信側と合わす)
データ送信
NO
RDRF=1
YES
NO
RDRF=1
YES
受信データ読出しと
処理
CM71-10158-1
データ送信
受信データ読出しと
処理
(ANS)
1バイトデータ送信
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
757
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.9
26.9
MB91665 シリーズ
動作モード 1 ( 非同期マルチプロセッサモード )
設定手順とプログラムフロー
動作モード 1( マルチプロセッサモード ) では , 複数 CPU のマスタ / スレーブ接続に
よる通信が可能です。マスタ / スレーブとして使用できます。
■ CPU 間接続
マスタ / スレーブ型通信では , 図 26.9-1 に示すように 2 本の共通通信ラインに 1 つのマ
スタ CPU と複数のスレーブ CPU を接続して通信システムを構成します。UART はマ
スタまたはスレーブのどちらでも使用できます。
図 26.9-1 UART のマスタ / スレーブ型通信の接続例
SOUT
SIN
マスタ CPU
SOUT
SIN
SOUT
スレーブ CPU #0
SIN
スレーブ CPU #1
■ 機能選択
マスタ / スレーブ型通信では , 表 26.9-1 に示すように動作モードとデータ転送方式を選
択してください。
表 26.9-1 マスタ / スレーブ型通信機能の選択
動作モード
マスタ
CPU
アドレス
送受信
データ
送受信
モード 1
(AD ビット
送信 )
スレーブ
CPU
モード 1
(AD ビット
受信 )
データ
AD = 1
+
7 ビットまたは
8 ビットアドレス
AD = 0
+
7 ビットまたは
8 ビットデータ
パリティ
ストップ
ビット
ビット方向
なし
1 ビット
∼
4 ビット
LSB ファースト
または ,
MSB ファースト
<注意事項>
動作モード 1 では送受信データ (RDR/TDR) はハーフワードアクセスで行ってください。
758
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.9
MB91665 シリーズ
● 通信手順
通信は , マスタ CPU がアドレスデータを送信することによって始まります。アドレス
データとは D8 ビットを "1" としたデータで , 通信先となるスレーブ CPU を選択しま
す。各スレーブ CPU はプログラムでアドレスデータを判断し , 割り当てられたアドレ
スと一致した場合にマスタ CPU との通信 ( 通常データ ) をします。
図 26.9-2 にマスタ / スレーブ型通信 ( マルチプロセッサモード ) のフローチャートを示
します。
■ フローチャート
図 26.9-2 マスタ / スレーブ型通信フローチャートの例
(マスタCPU)
(スレーブCPU)
スタート
スタート
動作モード設定
(モード1に設定)
動作モード設定
(モード1に設定)
SIN端子をシリアルデータ
入力に設定
SOUT端子をシリアルデータ
出力に設定
SIN端子をシリアルデータ
入力に設定
7または8データビット設定
1または2ストップビット設定
7または8データビット設定
1または2ストップビット設定
D8ビットに”1”をセット
送受信動作許可
送受信動作許可
受信バイト
NO
スレーブアドレスを送信
D8ビット=1
YES
NO
D8ビットに”0”をセット
スレーブアドレス
が一致
YES
スレーブCPUと通信
通信終了?
SOUT端子をシリアルデータ
出力に設定
NO
マスタCPUと通信
YES
ほかのスレーブ
CPUと通信
NO
NO
通信終了?
YES
YES
送受信動作禁止
エンド
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
759
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.10
26.10
MB91665 シリーズ
UART モードの注意事項
UART モードの注意事項を下記に示します。
• FIFO 付きチャネルで DMA 転送要求する場合 , FIFO は使用できません。FIFO 動作
禁止の設定としてください。
• DMA 転送要求する場合 , DMA のブロックサイズを 1 回に設定してください。
760
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.11
MB91665 シリーズ
26.11
CSIO( クロック同期シリアルインタフェース )
マルチファンクションシリアルインタフェースの機能のうち , 動作モード 2 でサ
ポートしている CSIO 機能について説明します。
● CSIO( クロック同期シリアルインタフェース )
● CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の概要
● CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の レジスタ
• シリアル制御レジスタ (SCR)
• シリアルモードレジスタ (SMR)
• シリアルステータスレジスタ (SSR)
• 拡張通信制御レジスタ (ESCR)
• 受信データレジスタ / 送信データレジスタ (RDR/TDR)
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0)
● CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の割込み
• 受信割込み発生とフラグセットのタイミング
• 送信割込み発生とフラグセットのタイミング
● CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の 動作
● 専用ボーレートジェネレータ
ボーレート設定
● CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) 設定手順とプログラムフロー
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
761
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.12
26.12
MB91665 シリーズ
CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の概要
CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) は , 外部装置と同期通信をするための
汎用のシリアルデータ通信インタフェースです (SPI に対応します )。
■ CSIO ( クロック同期シリアルインタフェース ) の機能
機能
1
データバッファ
2
転送形式
3
ボーレート
4
データ長
5
受信エラー検出
6
割込み要求
• 受信割込み ( 受信完了 , オーバランエラー )
• 送信割込み ( 送信データエンプティ , 送信バスアイドル )
• 送受信 DMA 転送サポート機能あり
7
同期モード
マスタまたはスレーブ機能
8
端子アクセス
762
全二重ダブルバッファ
• クロック同期 ( スタートビット / ストップビットなし )
• マスタ / スレーブ機能
• SPI に対応 ( マスタ / スレーブ両方サポート )
• 専用ボーレートジェネレータあり (15 ビットリロードカウンタから構成 ,
マスタ動作時 )
• 外部クロック入力可能 ( スレーブ動作時 )
5 ビット∼ 9 ビットに可変可能
オーバランエラー
シリアルデータ出力端子を "H" に設定可能
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
26.13
CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の
レジスタ
CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) のレジスタ一覧を示します。
■ CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) のレジスタ一覧
表 26.13-1 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) のレジスタ一覧
チャネル
0
1
2
6
CM71-10158-1
レジスタ略称
レジスタ名
SCR0
シリアル制御レジスタ 0
参照先
26.13.1
SMR0
シリアルモードレジスタ 0
26.13.2
ESCR0
拡張通信制御レジスタ 0
26.13.4
BGR0
ボーレートジェネレータレジスタ 0
26.13.6
SSR0
シリアルステータスレジスタ 0
26.13.3
RDR0
受信データレジスタ 0
26.13.5
TDR0
送信データレジスタ 0
26.13.5
SCR1
シリアル制御レジスタ 1
26.13.1
SMR1
シリアルモードレジスタ 1
26.13.2
ESCR1
拡張通信制御レジスタ 1
26.13.4
BGR1
ボーレートジェネレータレジスタ 1
26.13.6
SSR1
シリアルステータスレジスタ 1
26.13.3
RDR1
受信データレジスタ 1
26.13.5
TDR1
送信データレジスタ 1
26.13.5
SCR2
シリアル制御レジスタ 2
26.13.1
SMR2
シリアルモードレジスタ 2
26.13.2
ESCR2
拡張通信制御レジスタ 2
26.13.4
BGR2
ボーレートジェネレータレジスタ 2
26.13.6
SSR2
シリアルステータスレジスタ 2
26.13.3
RDR2
受信データレジスタ 2
26.13.5
TDR2
送信データレジスタ 2
26.13.5
SCR6
シリアル制御レジスタ 6
26.13.1
SMR6
シリアルモードレジスタ 6
26.13.2
ESCR6
拡張通信制御レジスタ 6
26.13.4
BGR6
ボーレートジェネレータレジスタ 6
26.13.6
SSR6
シリアルステータスレジスタ 6
26.13.3
RDR6
受信データレジスタ 6
26.13.5
TDR6
送信データレジスタ 6
26.13.5
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
763
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
表 26.13-2 CSIO ( クロック同期シリアルインタフェース ) ビット配置
bit15
bit14
bit13
bit12
bit11
bit10
bit9
bit8
bit7
bit6
bit5
bit4
SCR/
SMR
UPCL
MS
SPI
RIE
TIE
TBIE
RXE
TXE
MD2
MD1
MD0
−
SSR/
ESCR
REC
−
−
−
TBI
SOP
−
−
WT1
WT0
D8
D7
D6
D5
D4
B8
B7
B6
B5
B4
RDR/
TDR
BGR1/
BGR0
−
764
ORE RDRF TDRE
−
−
B14
B13
B12
B11
B10
B9
−
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
bit3
bit2
bit1
bit0
SCKE
SOE
L2
L1
L0
D3
D2
D1
D0
B3
B2
B1
B0
SCINV BDS
−
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
シリアル制御レジスタ (SCR)
26.13.1
シリアル制御レジスタ (SCR) は , 送受信割込みの許可 / 禁止 , 送信アイドル割込みの
許可 / 禁止 , 送受信動作の許可 / 禁止の設定を行います。また , SPI に接続するため
の設定 , CSIO をリセットすることが可能です。
■ シリアル制御レジスタ (SCR)
図 26.13-1 にシリアル制御レジスタ (SCR) のビット構成を , 表 26.13-3 に各ビットの機
能を示します。
図 26.13-1 シリアル制御レジスタ (SCR) のビット構成
bit15
bit14
bit13
bit12
bit11
bit10
bit9
bit8
UPCL
MS
SPI
RIE
TIE
TBIE
RXE
TXE
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
bit7
(SMR)
TXE
0
1
送信許可ビット
送信禁止
送信許可
RXE
0
1
受信許可ビット
受信禁止
受信許可
TBIE
0
1
:リード/ライト可能
RIE
0
1
受信割込み許可ビット
受信割込み禁止
受信割込み許可
SPI
0
1
SPI対応ビット
ノーマル同期転送
SPI対応
0
1
00000000B
送信バスアイドル割込み許可
送信割込み許可ビット
送信割込み禁止
送信割込み許可
UPCL
初期値
送信バスアイドル割込み許可ビット
送信バスアイドル割込み禁止
TIE
0
1
MS
0
1
R/W
bit0
マスタ/スレーブ機能選択ビット
マスタモード
スレーブモード
プログラマブルクリアビット
書込み時
読出し時
影響なし
常に"0"をリード
プログラマブルクリア
:初期値
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
765
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
表 26.13-3 シリアル制御レジスタ (SCR) の各ビットの機能説明 (1 / 2)
ビット名
機能
CSIO の内部状態を初期化するビットです。
"1" を設定した場合:
• CSIO を直接リセット ( ソフトウェアリセット ) します。ただし ,
レジスタの設定は保持されます。その際 , 送受信状態のものは直
ちに切断されます。
bit15
UPCL:
プログラマブル
クリアビット
• ボーレートジェネレータは , BGR1/BGR0 レジスタの設定値をリ
ロードし , 再スタートします。
• すべての送受信割込み要因 (TDRE, TBI, RDRF, ORE) は初期化
("1100B") されます。
• "0" を設定した場合:動作に影響を及ぼしません。
• リード時は , 常に "0" が読み出されます。
( 注意事項 )
割込み禁止に設定した後に , プログラマブルクリアを
実行してください。
bit14
MS:
マスタ /
スレーブ機能
選択ビット
マスタまたはスレーブモードを選択します。
"0" に設定した場合:マスタモードに設定されます。
"1" に設定した場合:スレーブモードに設定されます。
( 注意事項 ) スレーブモードを選択した場合 , SMR:SCKE=0 であ
れば , 外部クロックが直接入力されます。
bit13
SPI:
SPI 対応
ビット
本ビットは , SPI に対応した通信をさせるためのビットです。
"0" に設定した場合:ノーマル同期通信を行います。
"1" に設定した場合:SPI に対応します。
bit12
RIE:
受信割込み
許可ビット
• CPU への受信割込み要求出力を許可 / 禁止するビットです。
• RIE ビットと受信データフラグビット (RDRF) が "1" の場合 , また
はエラーフラグビット (ORE) のいずれかが "1" の場合 , 受信割込
み要求を出力します。
bit11
bit10
TIE:
送信割込み
許可ビット
TBIE:
送信バス
アイドル
割込み許可
ビット
• CPU への送信割込み要求出力を許可 / 禁止するビットです。
• TIE ビットと TDRE ビットが "1" の場合 , 送信割込み要求を出力
します。
• CPU への送信バスアイドル割込み要求出力を許可 / 禁止するビッ
トです。
• TBIE ビットと TBI ビットが "1" のとき , 送信バスアイドル割込み
要求を出力します。
CSIO の受信動作を許可 / 禁止します。
"0" に設定した場合:データフレーム受信動作が禁止されます。
bit9
RXE:
受信許可ビット
"1" に設定した場合:データフレーム受信動作が許可されます。
( 注意事項 )
766
受信中に受信動作を禁止 (RXE=0) した場合には , 直
ちに受信動作を停止します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
表 26.13-3 シリアル制御レジスタ (SCR) の各ビットの機能説明 (2 / 2)
ビット名
機能
CSIO の送信動作を許可 / 禁止します。
"0" に設定した場合:データフレーム送信動作が禁止されます。
bit8
TXE:
送信許可ビット
"1" に設定した場合:データフレーム送信動作が許可されます。
( 注意事項 )
CM71-10158-1
送信中に送信動作を禁止 (TXE=0) した場合には , 直
ちに送信動作を停止します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
767
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
シリアルモードレジスタ (SMR)
26.13.2
シリアルモードレジスタ (SMR) は , 動作モードの設定 , 転送方向 , シリアルクロッ
クの反転 , およびシリアルデータとクロックの端子への出力許可 / 禁止の設定を行い
ます。
■ シリアルモードレジスタ (SMR)
図 26.13-2 にシリアルモードレジスタ (SMR) のビット構成を , 表 26.13-4 に各ビットの
機能を示します。
図 26.13-2 シリアルモードレジスタ (SMR) のビット構成
bit15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ bit8
(SCR)
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
初期値
MD2 MD1 MD0 予約 SCINV BDS SCKE SOE 00000000 B
R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W
SOE
0
1
シリアルデータ出力許可ビット
SOUT出力禁止
SOUT出力許可
SCKE
1
シリアルクロック出力許可ビット
SCK出力禁止
または
SCK入力許可
SCK出力許可
BDS
0
1
転送方向選択ビット
LSBファースト(最下位ビットから転送)
MSBファースト(最上位ビットから転送)
0
SCINV
0
1
シリアルクロック反転ビット
マークレベル"H"フォーマット
マークレベル"L"フォーマット
予約ビット
必ず"0"を設定してください。
R/W
-
:リード/ライト可能
:未定義ビット
:初期値
MD2 MD1 MD0
動作モード設定ビット
0
0
0
動作モード0(非同期ノーマルモード)
0
0
1
動作モード1(非同期マルチプロセッサモード)
0
1
0
動作モード2(クロック同期モード)
1
0
0
動作モード4(I2Cモード)
(注意事項) 本節では動作モード2のレジスタおよび動作について説明します。
768
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
表 26.13-4 シリアルモードレジスタ (SMR) の各ビットの機能説明 (1 / 2)
ビット名
機能
動作モードを設定します。
"000B":動作モード 0( 非同期ノーマルモード ) に設定されます。
"001B":動作モード 1( 非同期マルチプロセッサモード ) に設定されま
す。
"010B":動作モード 2( クロック同期モード ) に設定されます。
bit7
∼
bit5
MD2 ∼ MD0:
動作モード
設定ビット
bit4
予約ビット
"100B":動作モード 4(I2C モード ) に設定されます。
動作モード 2( クロック同期モード ) のレジスタおよび動作について
説明します。
( 注意事項 ) 上記の設定以外は禁止です。
動作モードを切り換える場合には , プログラマブルクリ
ア実行 (SCR:UPCL=1) 後 , 動作モードを切り換えてくだ
さい。
動作モード設定後 , 各レジスタを設定してください。
必ず "0" を設定してください。
シリアルクロックフォーマットを反転するビットです。
"0" に設定した場合:
• シリアルクロック出力のマークレベルを "H" にします。
• 送信データは , ノーマル転送ではシリアルクロックの立下りエッジ ,
SPI 転送ではシリアルクロックの立上りエッジに同期して出力しま
す。
• 受信データは , ノーマル転送ではシリアルクロックの立上りエッジ ,
SPI 転送ではシリアルクロックの立下りエッジでサンプリングしま
bit3
SCINV:
シリアル
クロック反転
ビット
す。
"1" に設定した場合:
• シリアルクロック出力のマークレベルを "L" にします。
• 送信データは , ノーマル転送ではシリアルクロックの立上りエッジ ,
SPI 転送ではシリアルクロックの立下りエッジに同期して出力しま
す。
• 受信データは , ノーマル転送ではシリアルクロックの立下りエッジ ,
SPI 転送ではシリアルクロックの立上りエッジでサンプリングしま
す。
( 注意事項 )
本ビットは , 送受信が禁止 (TXE=RXE=0) のときに設定
してください。
転 送 シ リ ア ル デ ー タ を 最 下 位 ビ ッ ト 側 か ら 先 に 転 送 す る か (LSB
bit2
BDS:
転送方向選択
ビット
CM71-10158-1
ファースト , BDS=0) 最上位ビット側から先に転送するか (MSB ファー
スト , BDS=1) を選択するビットです。
( 注意事項 )
本ビットは , 送受信が禁止 (TXE=RXE=0) のときに設定
してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
769
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
表 26.13-4 シリアルモードレジスタ (SMR) の各ビットの機能説明 (2 / 2)
ビット名
機能
bit1
SCKE:
シリアル
クロック出力
許可ビット
シリアルクロックの入出力ポートを制御するビットです。
"0" に設定した場合:
SCK"H" 出力 , または SCK 入力許可となります。SCK 入力とし
て使う場合は汎用入出力ポートを入力ポートに設定してくださ
い。
"1" に設定した場合:SCK 出力許可となります。
bit0
SOE:
シリアル
データ出力
許可ビット
シリアルデータの出力を許可 / 禁止するビットです。
"0" に設定した場合:SOUT"H" 出力となります。
"1" に設定した場合:SOUT 出力許可となります。
<注意事項>
動作モードを変更すると , 同一チャネル内の以下のレジスタは初期化されますので動作
モードは最初に設定してください。
• シリアル制御レジスタ (SCR)
• 拡張通信制御レジスタ (ESCR)
ただし , 16 ビット書込みで SCR と SMR を同時に書き込んだとき , SCR には書き込んだ
内容が反映されます。
770
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
シリアルステータスレジスタ (SSR)
26.13.3
シリアルステータスレジスタ (SSR) は , 送受信状態の確認 , 受信エラーフラグの確
認 , また , 受信エラーフラグをクリアします。
■ シリアルステータスレジスタ (SSR)
図 26.13-3 にシリアルステータスレジスタ (SSR) のビット構成を , 表 26.13-5 に各ビッ
トの機能を示します。
図 26.13-3 シリアルステータスレジスタ (SSR) のビット構成
bit15
bit14
bit13
bit12
REC
-
-
-
R/W
-
-
-
bit11
bit10
bit9
bit8
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ bit0
bit7
(ESCR)
ORE RDRF TDRE TBI
R
R
R
初期値
0---0011B
R
TBI
0
1
送信バスアイドルフラグビット
送信中
送信動作なし
TDRE
送信データエンプティフラグビット
0
送信データレジスタTDRにデータが存在する
送信データレジスタTDRが空
1
RDRF
受信データフルフラグビット
0
受信データレジスタRDRが空
1
受信データレジスタRDRにデータが存在する
ORE
0
1
オーバランエラーフラグビット
オーバランエラーなし
オーバランエラーあり
未定義ビット
リード時,値は不定です。ライト時,影響しません。
REC
R/W
R
:リード/ライト可能
:リードオンリ
:初期値
CM71-10158-1
0
1
受信エラーフラグクリアビット
書込み時
読出し時
影響なし
常に"0"をリード
受信エラーフラグ
(ORE)のクリア
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
771
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
表 26.13-5 シリアルステータスレジスタ (SSR) の各ビットの機能説明 (1 / 2)
ビット名
bit15
REC:
受信エラー
フラグクリア
ビット
機能
シリアルステータスレジスタ (SSR) の ORE フラグをクリアするビッ
トです。
• "1" 書込みで , エラーフラグがクリアされます。
• "0" 書込みは , 影響しません。
リードした場合 , 常に "0" が読み出されます。
bit14
∼
bit12
未定義ビット
リードした場合 : 値は不定です。
ライトした場合 : 影響しません。
• 受信時にオーバランが発生すると "1" にセットされ , シリアルス
テータスレジスタ (SSR) の REC ビットに "1" を書き込むとクリアさ
bit11
ORE:
オーバラン
エラーフラグ
ビット
れます。
• ORE ビットと RIE ビットが "1" の場合 , 受信割込み要求を出力しま
す。
• 本フラグがセットされた場合は , 受信データレジスタ (RDR) のデー
タは無効です。
• 受信データレジスタ (RDR) の状態を示すフラグです。
bit10
RDRF:
受信データ
フルフラグ
ビット
• RDR に受信データがロードされると "1" にセットされ , 受信データ
レジスタ (RDR) を読み出すと "0" にクリアされます。
• RDRF ビットと RIE ビットが "1" の場合 , 受信割込み要求を出力し
ます。
• 送信データレジスタ (TDR) の状態を示すフラグです。
• TDR に送信データを書き込むと "0" となり , TDR に有効なデータが
bit9
TDRE:
送信データ
エンプティ
フラグビット
存在していることを示します。データが送信シフトレジスタにロー
ドされて送信が開始されると "1" になり , TDR に有効なデータが存
在していないことを示します。
• TDRE ビットと TIE ビットが "1" の場合 , 送信割込み要求を出力し
ます。
• シリアル制御レジスタ (SCR) の UPCL ビットに "1" をセットすると ,
TDRE ビットは "1" になります。
772
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
表 26.13-5 シリアルステータスレジスタ (SSR) の各ビットの機能説明 (2 / 2)
ビット名
機能
• CSIO が送信動作をしていないことを示すビットです。
• 送信データレジスタ(TDR)へデータを書き込んだ場合に本ビットは
"0" になります。
bit8
TBI:
送信バス
アイドル
フラグビット
• 送信データレジスタ (TDR) がエンプティ (TDRE=1) で , 送信動作を
していない場合に本ビットが "1" になります。
• シリアル制御レジスタ (SCR) の UPCL ビットに "1" をセットすると
TDRE ビットは "1" になります。
• 本ビットが "1" で , 送信バスアイドル割込みが許可 (SCR:TBIE=1) さ
れていると送信割込み要求を出力します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
773
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
26.13.4
MB91665 シリーズ
拡張通信制御レジスタ (ESCR)
拡張通信制御レジスタ (ESCR) は , 送受信データ長の設定 , データ送受信ウェイト選
択 , シリアル出力を "H" 固定の設定ができます。
■ 拡張通信制御レジスタ (ESCR) のビット構成
図 26.13-4 に拡張通信制御レジスタ (ESCR) のビット構成を , 表 26.13-6 に各ビットの
機能を示します。
図 26.13-4 拡張通信制御レジスタ (ESCR) のビット構成
bit15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ bit8
(SSR)
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
初期値
SOP
-
-
WT1
WT0
L2
L1
L0
0--00000 B
R/W
-
-
R/W
R/W
R/W
R/W R/W
L2
0
0
0
0
1
R/W
:リード/ライト可能
:初期値
WT1 WT0
0
0
0
1
1
0
1
1
データ長選択ビット
8ビット長
5ビット長
6ビット長
7ビット長
9ビット長
L0
0
1
0
1
0
データ送受信ウエイト選択ビット
0ビット
1ビット
2ビット
3ビット
未定義ビット
リード時,値は不定です。ライト時,影響しません。
SOP
0
1
774
L1
0
0
1
1
0
シリアル出力端子セットビット
書込み時
読出し時
影響なし
常に”0”をリード
SOUT端子を ”H”にセット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
表 26.13-6 拡張通信制御レジスタ (ESCR) の各ビットの機能説明
ビット名
機能
• シリアル出力端子を "H" にセットするビットです。本ビットに "1" を書い
bit7
bit6,
bit5
bit4,
bit3
SOP:
シリアル出力
端子セット
ビット
たときに SOUT 端子を "H" にしますが , その後 , 本ビットに "0" を書く必
要はありません。
• リードした場合 , 常に "0" が読み出されます。
( 注意事項 )
シリアルデータ送信中に , 本ビットの設定をしないでくださ
い。
未定義ビット
リードした場合:値は不定です。
ライトした場合:影響しません。
WT1, WT0:
データ送受信
ウェイト選択
ビット
マスタ時 , 連続データの送信または受信に対し , ウェイト数を指定します。
スレーブ時は "00" の動作になります。
・"00" に設定した場合 : 連続的に SCK が出力されます。
・"01" に設定した場合 : 1 ビット時間ウェイト後 , SCK が出力されます。
・"10" に設定した場合 : 2 ビット時間ウェイト後 , SCK が出力されます。
・"11" に設定した場合 : 3 ビット時間ウェイト後 , SCK が出力されます。
送受信データのデータ長を指定します。
"000B" に設定した場合:データ長は , 8 ビットに設定されます。
bit2
∼
bit0
L2 ∼ L0:
データ長選択
ビット
"001B" に設定した場合:データ長は , 5 ビットに設定されます。
"010B" に設定した場合:データ長は , 6 ビットに設定されます。
"011B" に設定した場合:データ長は , 7 ビットに設定されます。
"100B" に設定した場合:データ長は , 9 ビットに設定されます。
( 注意事項 )
CM71-10158-1
上記の設定以外は禁止です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
775
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
26.13.5
MB91665 シリーズ
受信データレジスタ / 送信データレジスタ
(RDR/TDR)
受信データと送信データレジスタは同一アドレスに配置されています。読み出した
場合は受信データレジスタとして機能し , 書き込んだ場合は送信データレジスタと
して機能します。
■ 受信データレジスタ (RDR)
図 26.13-5 にシリアル受信レジスタ (RDR) のビット構成を示します。
図 26.13-5 受信データレジスタ (RDR) のビット構成
bit15................bit9 bit8 bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
D8
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
R
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
- - - - - - - 0 00000000B
R:リードオンリ
受信データレジスタ (RDR) は , シリアルデータ受信用の 9 ビットのデータバッファレ
ジスタです。
• シリアル入力端子 (SIN 端子 ) に送られてきたシリアルデータ信号がシフトレジスタ
で変換されて , 受信データレジスタ (RDR) に格納されます。
• データ長に応じ , 以下のように上位ビットから順に "0" となります。
データ長
D8
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
9 ビット
X
X
X
X
X
X
X
X
X
8 ビット
0
X
X
X
X
X
X
X
X
7 ビット
0
0
X
X
X
X
X
X
X
6 ビット
0
0
0
X
X
X
X
X
X
5 ビット
0
0
0
0
X
X
X
X
X
(X は受信データビット )
• 受信データが受信データレジスタ (RDR) に格納されると , 受信データフルフラグ
ビット (SSR:RDRF) が "1" にセットされます。受信割込みが許可されている場合は
(SSR:RIE=1) , 受信割込み要求を発生します。
• 受信データレジスタ (RDR) は , 受信データフルフラグビット (SSR:RDRF) が "1" の状
態で読み出してください。受信データフルフラグビット (SSR:RDRF) は , シリアル受
信データレジスタ (RDR) を読み出すと自動的に "0" にクリアされます。
• 受信エラーが発生 (SSR:ORE) した場合 , 受信データレジスタ (RDR) のデータは無
効となります。
• 9 ビット長転送の場合の RDR の読出しは 16 ビットアクセスで行います。
776
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
■ 送信データレジスタ (TDR)
図 26.13-6 に送信データレジスタのビット構成を示します。
図 26.13-6 送信データレジスタ (TDR) のビット構成
bit15................bit9 bit8 bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
D8
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
W
W
W
W
W
W
W
W
W
初期値
- - - - - - - 1 11111111B
W:ライトオンリ
送信データレジスタ (TDR) は , シリアルデータ送信用の 9 ビットデータバッファレジ
スタです。
• 送信動作が許可されている場合に (SCR:TXE=1) , 送信するデータを送信データレ
ジスタ (TDR) に書き込むと送信データが送信用シフトレジスタに転送され , シリア
ルデータに変換されてシリアルデータ出力端子 (SOUT 端子 ) から送出されます。
• データ長に応じ , 以下のように上位ビットから順に無効データとなります。
データ長
D8
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
9 ビット
X X
X
X
X
X
X
X
X
8 ビット
無効
X
X
X
X
X
X
X
X
7 ビット
無効
無効
X
X
X
X
X
X
X
6 ビット
無効
無効
無効
X
X
X
X
X
X
5 ビット
無効
無効
無効
無効
X
X
X
X
X
(X は送信データビット )
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) は , 送信データが送信データレジスタ
(TDR) に書き込まれると "0" にクリアされます。
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) は , 送信データが送信用シフトレジスタ
へ転送されて送信が開始されると , "1" にセットされます。
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) が "1" の場合は , 次の送信用データを書
き込むことができます。送信割込みが許可されている場合には送信割込みが発生し
ます。次の送信データの書込みは , 送信割込みの発生によるか , 送信データエンプ
ティフラグ (SSR:TDRE) が "1" の状態で行ってください。
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) が "0" のときは , 送信データレジスタ
(TDR) に送信データを書き込むことはできません。
• 9 ビット長転送の場合 , TDR への書込みは 16 ビットアクセスで行います。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
777
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
<注意事項>
送信データレジスタは書込み専用のレジスタで , 受信データレジスタは読出し専用のレジ
スタです。2 つのレジスタは同一アドレスに配置されているため , 書込み値と読出し値が
異なります。したがって , INC/DEC 命令などリードモディファイライト (RMW) 系命令は
使用できません。
778
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0)
26.13.6
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) は , シリアルクロックの分周
比を設定します。
■ ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) のビット構成
図 26.13-7 にボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) のビット構成を示し
ます。
図 26.13-7 ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) のビット構成
bit15
bit14
bit13
bit12
-
bit11
bit10
bit9
bit8
bit7
bit6
bit5
bit4
R/W
R/W
R/W
R/W
bit3
bit2
bit1
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
初期値
bit0
(BGR0)
(BGR1)
-
R/W
R/W
-0000000B
00000000B
BGR0
ライト
リード
ボーレートジェネレータレジスタ0
リロードカウンタビット0~7に書込み
BGR0の設定値の読出し
BGR1
ライト
リード
ボーレートジェネレータレジスタ1
リロードカウンタビット8~14に書込み
BGR1の設定値の読出し
未定義ビット
リードした場合,値は不定です。
ライトした場合,影響しません。
R/W :リード/ライト可能
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) に値を設定します。
• BGR0 は下位ビット , BGR1 は上位ビットに対応し , カウントするリロード値の書き
込み , BGR0/BGR1 の設定値の読出しが可能です。
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) にリロード値を書き込むとリ
ロードカウンタはカウントを開始します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
779
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.13
MB91665 シリーズ
<注意事項>
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) への書込みは , 16 ビットアクセ
スで行ってください。
• リロード値が偶数の場合 , シリアルクロックの "H" 幅と "L" 幅は SCINV ビットの設定
によって以下のようになります。奇数の場合 , シリアルクロックの "H" 幅と "L" 幅は同
じになります。
- SCINV=0 のとき , シリアルクロックの "H" 幅が周辺クロック (PCLK) 1 サイクル分
長くなります。
- SCINV=1 のとき , シリアルクロックの "L" 幅が周辺クロック (PCLK) 1 サイクル分長
くなります。
• リロード値は 1 以上を設定してください。ただし , 本 CSIO どうしをマスタとスレーブ
に使用する場合には , マスタとなる CSIO のリロード値は 3 以上を設定してください。
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) の設定値を変更した場合 , カウ
ンタ値が "0000H" になってから , 新しい設定値がリロードされます。したがって , 新し
い設定値を即有効にしたい場合は , BGR0/BGR1 の設定値を変更した後 , CSIO リセッ
ト (UPCL) を実行してください。
780
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.14
MB91665 シリーズ
26.14
CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の割込み
CSIO ( クロック同期シリアルインタフェース ) の割込みには受信割込みと送信割込
みがあり , 次に示す要因で割込み要求を発生させることができます。
• 受信データが受信データレジスタ (RDR) にセットされた場合 , または受信エラー
が発生した場合
• 送信データが送信データレジスタ (TDR) から送信用シフトレジスタに転送され ,
送信が開始された場合
• 送信バスアイドル ( 送信動作なし )
■ CSIO の割込み
CSIO の割込み制御ビットと割込み要因は表 26.14-1 のようになっています。
表 26.14-1 CSIO の割込み制御ビットと割込み要因
割込み
割込み 要求
フラグ
の種類 フラグ レジスタ
ビット
RDRF
受信
SSR
割込み要因
割込み要因
許可ビット
1 バイト受信
受信データ (RDR) の読出し
SCR:RIE
ORE
SSR
オーバランエラー
TDRE
SSR
送信レジスタが
エンプティ
TBI
SSR
送信動作なし
送信
割込み要求
フラグのクリア
受信エラーフラグクリアビット
(SSR:REC) への "1" 書込み
送信データ (TDR) への書込み *
SCR:TIE
SCR:TBIE 送信データ (TDR) への書込み *
* : TDRE ビットが "0" になってから TIE ビットを "1" にしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
781
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.14
MB91665 シリーズ
受信割込み発生とフラグセットのタイミング
26.14.1
受信時の割込みとしては , 受信完了 (SSR:RDRF) および受信エラーの発生 (SSR:
ORE) があります。
■ 受信割込み発生とフラグセットのタイミング
最終データビットが検出されることにより , 受信データが受信データレジスタ (RDR)
に格納されます。受信が完了したとき (SSR:RDRF=1) または受信エラーが発生 (SSR :
ORE=1) すると各フラグがセットされます。そのとき , 受信割込みが許可 (SSR : RIE=1)
されていると受信割込みが発生します。
<注意事項>
受信エラーが発生した場合は , 受信データレジスタ (RDR) のデータは無効となります。
図 26.14-1 受信動作とフラグセットのタイミング
SCK
D0
SIN
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
受信データ
サンプリング
RDRF
受信割込み発生
(注意事項)
図は, 以下の条件でのタイミングを表しています。
SCR:MS=1, SPI=0
ESCR:L2~L0=000B
SMR:SCINV=0, BDS=0, SCKE=0, SOE=0
図 26.14-2 ORE( オーバランエラー ) フラグセットタイミング
SCK
SIN
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6 D7
受信データ
サンプリング
RDRF
ORE
(注意事項)
オーバランエラー発生
・図は, 以下の条件でのタイミングを表しています。
SCR:MS=1, SPI=0
ESCR:L2~L0=000B
SMR:SCINV=0, BDS=0, SCKE=0, SOE=0
・受信データが読み出される前に(RDRF=1), 次のデータが転送されるとオーバランエラーが発生します。
782
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.14
MB91665 シリーズ
26.14.2
送信割込み発生とフラグセットのタイミング
送信時の割込みとしては , 送信データが送信データレジスタ (TDR) から送信用シフ
トレジスタに転送され (SSR:TDRE=1) て送信が開始された場合と , 送信動作をし
ていないとき (SSR:TBI=1) に発生します。
■ 送信割込み発生とフラグセットのタイミング
● 送信データエンプティフラグ (TDRE) のセットタイミング
送信データレジスタ (TDR) に書き込まれたデータが送信シフトレジスタに転送される
と , 次のデータの書込みが可能な状態 (SSR:TDRE=1) になります。そのとき , 送信割込
みが許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込みが発生します。TDRE ビットはリード
オンリビットなので , 送信データレジスタ (TDR) へのデータ書込みにより "0" にクリア
されます。
図 26.14-3 送信データエンプティフラグ (TDRE) のセットタイミング
SCK
D0
送信データ
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
D0
D1
D2
D3
D4
D5
TDRE
TDR への書込み
送信割込みが発生
● 送信バスアイドルフラグ (TBI) のセットタイミング
送信データレジスタがエンプティ (TDRE=1) で送信動作をしていないとき , SSR:TBI
ビットは "1" にセットされます。このとき , 送信バスアイドル割込みが許可 (SCR:
TBIE=1) されていると送信割込みが発生します。送信データレジスタ (TDR) に送信デー
タをセットすると , TBI ビットおよび送信割込み要求はクリアされます。
図 26.14-4 送信バスアイドルフラグ (TBI) のセットタイミング
SCK
送信データ
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
D0
D1
D2
D3
D4
D5
TBI
TDRE
TDRへの書込み
CM71-10158-1
バスアイドルによる
送信割込みが発生
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
783
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
26.15
MB91665 シリーズ
CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の
動作
転送方式はクロック同期式となります。
■ CSIO ( クロック同期シリアルインタフェース ) の動作
■ ノーマル転送 (I)
● 特長
表 26.15-1 ノーマル転送 (I) の特長
項目
説明
1
シリアルクロック (SCK) のマークレベル
"H"
2
送信データ出力タイミング
SCK の立下りエッジ
3
受信データのサンプリング
SCK の立上りエッジ
4
データ長
5 ビット∼ 9 ビット
● レジスタ設定
ノーマル転送 (I) に必要なレジスタの設定値を以下に示します。
表 26.15-2 ノーマル転送 (I) レジスタ設定
bit15 bit14 bit13 bit12 bit11 bit10
SCR/ UPCL MS
SMR
0
1/0
SPI
RIE
TIE
0
*
*
SSR/ REC
ESCR
0
−
−
−
−
−
−
RDR/
TDR
BGR1/
BGR0
bit5
bit4
TBIE RXE TXE MD2 MD1 MD0
−
*
bit9
*
bit8
*
bit7
bit6
0
1
0
SOP
−
−
−
0
−
−
*
−
D8
D7
D6
D5
−
*
*
*
ORE RDRF TDRE TBI
−
−
−
0
bit3
bit2
bit1
bit0
SCINV BDS SCKE SOE
0
*
1/0
*
L2
L1
L0
*
*
*
*
D4
D3
D2
D1
D0
*
*
*
*
*
*
WT1 WT0
−
B14
B13
B12
B11
B10
B9
B8
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
B0
−
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
1:"1" を設定
0:"0" を設定
*:ユーザが決める設定
784
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
<注意事項>
上記ビットの設定値 (1/0) は , マスタ動作 , スレーブ動作で異なります。以下のように設定
してください。
マスタ動作時 :SCR:MS=0, SMR:SCKE=1
スレーブ動作時:SCR:MS=1, SMR:SCKE=0
● ノーマル転送 (I) タイミングチャート
図 26.15-1 ノーマル転送 (I) タイミングチャート
1バイト目
●送信動作
2バイト目
SCK
SOUT
D0 D1 D2
D3
D4 D5 D6 D7 D0
D1 D2 D3 D4
D4 D5 D6 D7
D1
D5
D6
D7
D2 D3 D4 D5
D6
D7
TDRE
TDR WR
TXE
●受信動作
D0 D1
SIN
D2 D3
D0
サンプリング
RDRF
RDR RD
RXE
● 動作説明
(1) マスタ動作 (SCR:MS=0, SMR:SCKE=1 に設定します )
• 送信動作
① シリアルデータ出力許可(SMR:SOE=1), 送信動作許可(SCR:TXE=1)および受信動作
禁止 (SCR:RXE=0) にして TDR に送信データを書き込むと SSR:TDRE=0 となり , シ
リアルクロック (SCK) 出力の立下りエッジに同期して送信データを出力します。
② 最初の 1 ビット目の送信データが出力されると SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み
が許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込み要求を出力します。このとき , 2 バ
イト目の送信データを書き込むことができます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
785
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
• 受信動作
① シリアルデータ出力禁止 (SMR:SOE=0), 送信動作許可 (SCR:TXE=1) および受信動
作許可 (SCR:RXE=1) にして TDR にダミーデータを書き込むと , シリアルクロッ
ク出力 (SCK) の立上りエッジで受信データをサンプリングします。
② 最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許可 (SCR:RIE=1) さ
れていると受信割込み要求を出力します。このとき , 受信データ (RDR) を読み出
すことができます。
③ 受信データ (RDR) を読み出すと , SSR:RDRF は "0" にクリアされます。
<注意事項>
受信動作のみを行う場合, シリアルクロック(SCK)を出力させるためにTDRにダミーデー
タを書いてください。
• 送受信動作
① 送受信動作を同時に行う場合は , シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送受信
動作許可 (SCR:TXE,RXE=1) にします。
② TDR に送信データを書き込むと , SSR:TDRE=0 となりシリアルクロック (SCK) 出
力の立下りエッジに同期して , 送信データを出力します。最初の 1 ビット目の送
信データが出力されると SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み許可 (SCR:TIE=1) され
ていると送信割込み要求を出力します。このとき , 2 バイト目の送信データを書
き込むことができます。
③ 受信データをシリアルクロック (SCK) 出力の立上りエッジでサンプリングしま
す。受信データの最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許
可 (SCR:RIE=1) されていると , 受信割込み要求を出力します。このとき , 受信デー
タ (RDR) を読み出すことができます。受信データを読み出すと SSR:RDRF は "0"
にクリアされます。
• 連続データ送信または受信ウェイト動作
① 連続データ送信または受信に対し , (ESCR:WT1, ESCR:WT0)= (0, 0) 以外を設定し
た場合フレーム間にウェイトが挿入されます。
- ESCR:WT1=0, ESCR:WT0=1( マスタ時 )
- ESCR:WT1=1, ESCR:WT0=0( マスタ時 )
786
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
- ESCR:WT1=1, ESCR:WT0=1( マスタ時 )
(2) スレーブ動作 (SCR:MS=1, SMR:SCKE=0 に設定します )
• 送信動作
① シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1) および送信動作許可 (SCR:TXE=1) にして
TDR に送信データを書き込むと SSR:TDRE=0 となり , シリアルクロック (SCK) 入
力の立下りエッジに同期して送信データを出力します。
② 最初の 1 ビット目の送信データが出力されると SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み
が許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込み要求を出力します。このとき , 2 バ
イト目の送信データを書き込むことができます。
• 受信動作
① シリアルデータ出力禁止 (SMR:SOE=0) および受信動作許可 (SCR:RXE=1) にする
と , シリアルクロック入力 (SCK) の立上りエッジで受信データをサンプリングし
ます。
② 最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許可 (SCR:RIE=1) さ
れていると受信割込み要求を出力します。このとき , 受信データ (RDR) を読み出
すことができます。
③ 受信データ (RDR) を読み出すと , SSR:RDRF は "0" にクリアされます。
• 送受信動作
① 送受信動作を同時に行う場合は , シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送受信
動作許可 (SCR:TXE,RXE=1) にします。
② TDR に送信データを書き込むと , SSR:TDRE=0 となりシリアルクロック (SCK) 入
力の立下りエッジに同期して , 送信データを出力します。最初の 1 ビット目の送
信データが出力されると SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み許可 (SCR:TIE=1) され
ていると送信割込み要求を出力します。このとき , 2 バイト目の送信データを書
き込むことができます。
③ 受信データをシリアルクロック (SCK) 入力の立上りエッジでサンプリングしま
す。受信データの最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許
可 (SCR:RIE=1) されていると , 受信割込み要求を出力します。このとき , 受信デー
タ (RDR) を読み出すことができます。受信データを読み出すと SSR:RDRF は "0"
にクリアされます。
■ ノーマル転送 (II)
● 特長
表 26.15-3 ノーマル転送 (II) の特長
1
2
3
4
CM71-10158-1
項目
説明
シリアルクロック (SCK) のマークレベル
送信データ出力タイミング
受信データのサンプリング
データ長
"L"
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
SCK の立上りエッジ
SCK の立下りエッジ
5 ビット∼ 9 ビット
787
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
● レジスタ設定
ノーマル転送 (II) に必要なレジスタの設定値を以下に示します。
表 26.15-4 ノーマル転送 (II) レジスタ設定
bit15 bit14 bit13 bit12 bit11 bit10
SCR/ UPCL MS
SMR
0
1/0
SPI
RIE
TIE
0
*
*
SSR/ REC
ESCR
0
−
−
−
−
−
−
RDR/
TDR
BGR1/
BGR0
bit9
bit8
bit07
bit6
bit5
TBIE RXE TXE MD2 MD1 MD0
*
*
*
bit4
−
0
1
0
SOP
−
−
−
0
−
−
*
−
D8
D7
D6
D5
−
*
*
*
ORE RDRF TDRE TBI
−
−
−
0
bit3
bit2
bit1
bit0
SCINV BDS SCKE SOE
1
*
1/0
*
L2
L1
L0
*
*
*
*
D4
D3
D2
D1
D0
*
*
*
*
*
*
WT1 WT0
−
B14
B13
B12
B11
B10
B9
B8
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
B0
−
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
1:"1" を設定
0:"0" を設定
*:ユーザが決める設定
<注意事項>
上記ビットの設定値 (1/0) は , マスタ動作 , スレーブ動作で異なります。以下のように設定
してください。
マスタ動作時
:SCR:MS=0, SMR:SCKE=1
スレーブ動作時 :SCR:MS=1, SMR:SCKE=0
788
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
■ ノーマル転送 (II) タイミングチャート
図 26.15-2 ノーマル転送 (II) タイミングチャート
1バイト目
●送信動作
マークレベル
2バイト目
SCK
D0 D1 D2
SOUT
D3 D4 D5 D6
D7 D0 D1
D2 D3 D4
D5 D6
D2 D3 D4
D5
D7
TDRE
TDR WR
TXE
●受信動作
SIN
D0 D1
D2 D3 D4
D5 D6 D7
D0 D1
D6
D7
サンプリング
RDRF
RDR RD
RXE
● 動作説明
(1) マスタ動作 (SCR:MS=0, SMR:SCKE=1 に設定します )
• 送信動作
① シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送信動作許可 (SCR:TXE=1) および受信動
作禁止 (SCR:RXE=0) にし , TDR に送信データを書き込むと SSR:TDRE=0 となり ,
シリアルクロック (SCK) 出力の立上りエッジに同期して送信データを出力しま
す。
② 最初の 1 ビット目の送信データが出力されると SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み
が許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込み要求を出力します。このとき , 2 バ
イト目の送信データを書き込むことができます。 • 受信動作
① シリアルデータ出力禁止 (SMR:SOE=0), 送信動作許可 (SCR:TXE=1) および受信動
作許可 (SCR:RXE=1) にし , TDR にダミーデータを書き込むとシリアルクロック
出力 (SCK) の立下りエッジで受信データをサンプリングします。
② 最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込みが許可 (SCR:RIE=1)
されていると受信割込み要求を出力します。このとき , 受信データ (RDR) を読み
出すことができます。
③ 受信データ (RDR) を読み出すと , SSR:RDRF は "0" にクリアされます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
789
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
<注意事項>
受信動作のみを行う場合, シリアルクロック(SCK)を出力させるためにTDRにダミーデー
タを書いてください。
• 送受信動作
① 送受信動作を同時に行う場合は , シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送受信
動作許可 (SCR:TXE,RXE=1) にします。
② TDR に送信データを書き込むと , SSR:TDRE=0 となりシリアルクロック (SCK) 出
力の立上りエッジに同期して , 送信データを出力します。最初の 1 ビット目の送
信データが出力されると SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み許可 (SCR:TIE=1) され
ていると送信割込み要求を出力します。このとき , 2 バイト目の送信データを書
き込むことができます。
③ 受信データをシリアルクロック (SCK) 出力の立下りエッジでサンプリングしま
す。受信データの最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許
可 (SCR:RIE=1) されていると , 受信割込み要求を出力します。このとき , 受信デー
タ (RDR) を読み出すことができます。受信データを読み出すと SSR:RDRF は "0"
にクリアされます。
• 連続データ送信または受信ウェイト動作
① 連続データ送信または受信に対し , (ESCR:WT1, ESCR:WT0)= (0, 0) 以外を設定し
た場合フレーム間にウェイトが挿入されます。
- ESCR:WT1=0, ESCR:WT0=1( マスタ時 )
- ESCR:WT1=1, ESCR:WT0=0( マスタ時 )
- ESCR:WT1=1, ESCR:WT0=1( マスタ時 )
790
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
(2) スレーブ動作 (SCR:MS=1, SMR:SCKE=0 に設定します )
• 送信動作
① シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1) および送信動作許可 (SCR:TXE=1) にし ,
TDR に送信データを書き込むと SSR:TDRE=0 となり , シリアルクロック (SCK) 入
力の立上りエッジに同期して送信データを出力します。
② 最初の 1 ビット目の送信データが出力されると SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み
が許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込み要求を出力します。このとき , 2 バ
イト目の送信データを書き込むことができます。
• 受信動作
① シリアルデータ出力禁止 (SMR:SOE=0) および受信動作許可 (SCR:RXE=1) にする
と , シリアルクロック入力 (SCK) の立下りエッジで受信データをサンプリングし
ます。
② 最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込みが許可 (SCR:RIE=1)
されていると受信割込み要求を出力します。このとき , 受信データ (RDR) を読み
出すことができます。
③ 受信データ (RDR) を読み出すと , SSR:RDRF は "0" にクリアされます。
• 送受信動作
① 送受信動作を同時に行う場合は , シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送受信
動作許可 (SCR:TXE,RXE=1) にします。
② TDR に送信データを書き込むと , SSR:TDRE=0 となりシリアルクロック (SCK) 入
力の立上りエッジに同期して , 送信データを出力します。最初の 1 ビット目の送
信データが出力されると SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み許可 (SCR:TIE=1) され
ていると送信割込み要求を出力します。このとき , 2 バイト目の送信データを書
き込むことができます。
③ 受信データをシリアルクロック (SCK) 入力の立下りエッジでサンプリングしま
す。受信データの最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許
可 (SCR:RIE=1) されていると , 受信割込み要求を出力します。このとき , 受信デー
タ (RDR) を読み出すことができます。受信データを読み出すと SSR:RDRF は "0"
にクリアされます。
■ SPI 転送 (I)
● 特長
表 26.15-5 SPI 転送 (I) の特長
CM71-10158-1
項目
説明
1
シリアルクロック (SCK) のマークレベル
"H"
2
送信データ出力タイミング
SCK の立上りエッジ
3
受信データのサンプリング
SCK の立下りエッジ
4
データ長
5 ビット∼ 9 ビット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
791
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
● レジスタ設定
SPI 転送 (I) に必要なレジスタの設定値を以下に示します。
表 26.15-6 SPI 転送 (I) レジスタ設定
bit15 bit14 bit13 bit12 bit11 bit10
SCR/ UPCL MS
SMR
0
1/0
SPI
RIE
TIE
1
*
*
SSR/ REC
ESCR
0
−
−
−
−
−
−
RDR/
TDR
BGR1/
BGR0
bit9
bit8
bit7
bit6
bit5
TBIE RXE TXE MD2 MD1 MD0
*
*
*
bit4
−
0
1
0
SOP
−
−
−
0
−
−
*
−
D8
D7
D6
D5
−
*
*
*
ORE RDRF TDRE TBI
−
−
−
0
bit3
bit2
bit1
bit0
SCINV BDS SCKE SOE
0
*
1/0
*
L2
L1
L0
*
*
*
*
D4
D3
D2
D1
D0
*
*
*
*
*
*
WT1 WT0
−
B14
B13
B12
B11
B10
B9
B8
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
B0
−
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
1:"1" を設定
0:"0" を設定
*:ユーザが決める設定
<注意事項>
上記ビットの設定値 (1/0) は , マスタ動作 , スレーブ動作で異なります。以下のように設定
してください。
マスタ動作時
:SCR:MS=0, SMR:SCKE=1
スレーブ動作時 :SCR:MS=1, SMR:SCKE=0
792
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
● SPI 転送 (I) タイミングチャート
図 26.15-3 SPI 転送 (I) タイミングチャート
1バイト目
●送信動作
SCK
2バイト目
*
SOUT
D0 D1 D2
D3 D4 D5 D6
D7 D0 D1
D2 D3 D4
D0 D1 D2
D3 D4 D5 D6
D7 D0
D2
D5 D6
D7
TDRE
TDR WR
TXE
●受信動作
SIN
D1
D3 D4 D5
D6
D7
サンプリング
RDRF
RDR RD
RXE
* : スレーブ送信時(MS=1, SCKE=0, SOE=1),TDRに書いてから
4周辺クロック(PCLK)以上の時間が必要。
● 動作説明
(1) マスタ動作 (SCR:MS=0, SMR:SCKE=1 に設定します )
• 送信動作
① シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送信動作許可 (SCR:TXE=1) および受信動
作禁止 (SCR:RXE=0) にし , TDR に送信データを書き込むと SSR:TDRE=0 となり ,
1 ビット目が出力されます。その後 , シリアルクロック (SCK) 出力の立上りエッ
ジに同期して送信データを出力します。
② 最初のシリアルクロック (SCK) 出力の立下りエッジの半サイクル前で
SSR:TDRE=1 となり , 送信割込みが許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込み要求
を出力します。このとき , 2 バイト目の送信データを書き込むことができます。
• 受信動作
① シリアルデータ出力禁止 (SMR:SOE=0), 送信動作許可 (SCR:TXE=1) および受信動
作許可 (SCR:RXE=1) にし , TDR にダミーデータを書き込むとシリアルクロック
出力 (SCK) の立下りエッジで受信データをサンプリングします。
② 最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許可 (SCR:RIE=1) さ
れていると受信割込み要求を出力します。このとき , 受信データ (RDR) を読み出
すことができます。
③ 受信データ (RDR) を読み出すと , SSR:RDRF は "0" にクリアされます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
793
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
<注意事項>
受信動作のみを行う場合, シリアルクロック(SCK)を出力させるためにTDRにダミーデー
タを書いてください。
• 送受信動作
① 送受信動作を同時に行う場合は , シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送受信
動作許可 (SCR:TXE,RXE=1) にします。
② TDR に送信データを書き込むと , SSR:TDRE=0 となり 1 ビット目が出力されま
す。その後 , シリアルクロック (SCK) 出力の立上りエッジに同期して , 送信デー
タを出力します。最初のシリアルクロック (SCK) 出力の立下りエッジの半サイク
ル前で SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込
み要求を出力します。このとき , 2 バイト目の送信データを書き込むことができ
ます。
③ 受信データをシリアルクロック (SCK) 出力の立下りエッジでサンプリングしま
す。受信データの最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許
可 (SCR:RIE=1) されていると , 受信割込み要求を出力します。このとき , 受信デー
タ (RDR) を読み出すことができます。受信データを読み出すと SSR:RDRF は "0"
にクリアされます。
• 連続データ送信または受信ウェイト動作
① 連続データ送信または受信に対し , (ESCR:WT1, ESCR:WT0)= (0, 0) 以外を設定し
た場合フレーム間にウェイトが挿入されます。
- ESCR:WT1=0, ESCR:WT0=1( マスタ時 )
- ESCR:WT1=1, ESCR:WT0=0( マスタ時 )
- ESCR:WT1=1, ESCR:WT0=1( マスタ時 )
794
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
(2) スレーブ動作 (SCR:MS=1, SMR:SCKE=0 に設定します )
• 送信動作
① シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1) および送信動作許可 (SCR:TXE=1) にし ,
TDR に送信データを書き込むと SSR:TDRE=0 となり , 1 ビット目が出力されま
す。その後 , シリアルクロック (SCK) 出力の立上りエッジに同期して送信データ
を出力します。
② 最初のシリアルクロックの立下りエッジの半サイクル前で SSR:TDRE=1 となり ,
送信割込みが許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込み要求を出力します。この
とき , 2 バイト目の送信データを書き込むことができます。
• 受信動作
① シリアルデータ出力禁止 (SMR:SOE=0) および受信動作許可 (SCR:RXE=1) にする
と , シリアルクロック入力 (SCK) の立下りエッジで受信データをサンプリングし
ます。
② 最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込みが許可 (SCR:RIE=1)
されていると受信割込み要求を出力します。このとき , 受信データ (RDR) を読み
出すことができます。
③ 受信データ (RDR) を読み出すと , SSR:RDRF は "0" にクリアされます。
• 送受信動作
① 送受信動作を同時に行う場合は , シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送受信
動作許可 (SCR:TXE,RXE=1) にします。
② TDR に送信データを書き込むと , SSR:TDRE=0 となり 1 ビット目が出力されま
す。その後 , シリアルクロック (SCK) 入力の立上りエッジに同期して , 送信デー
タを出力します。
最初の 1 ビット目の送信データが出力されると SSR:TDRE=1 と
なり , 送信割込み許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込み要求を出力します。
このとき , 2 バイト目の送信データを書き込むことができます。
③ 受信データをシリアルクロック (SCK) 入力の立下りエッジでサンプリングしま
す。受信データの最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許
可 (SCR:RIE=1) されていると , 受信割込み要求を出力します。このとき , 受信デー
タ (RDR) を読み出すことができます。受信データを読み出すと SSR:RDRF は "0"
にクリアされます。
■ SPI 転送 (II)
● 特長
表 26.15-7 SPI 転送 (II) の特長
CM71-10158-1
項目
説明
1
シリアルクロック (SCK) のマークレベル
"L"
2
送信データ出力タイミング
SCK の立下りエッジ
3
受信データのサンプリング
SCK の立上りエッジ
4
データ長
5 ビット∼ 9 ビット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
795
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
● レジスタ設定
SPI 転送 (II) に必要なレジスタの設定値を以下に示します。
表 26.15-8 SPI 転送 (II) レジスタ設定
bit15 bit14 bit13 bit12 bit11 bit10
SCR/ UPCL MS
SMR
0
1/0
SPI
RIE
TIE
1
*
*
SSR/ REC
ESCR
0
−
−
−
−
−
−
RDR/
TDR
BGR1/
BGR0
bit9
bit8
bit7
bit6
bit5
TBIE RXE TXE MD2 MD1 MD0
*
*
*
bit4
−
0
1
0
SOP
−
−
−
0
−
−
*
−
D8
D7
D6
D5
−
*
*
*
ORE RDRF TDRE TBI
−
−
−
0
bit3
bit2
bit1
bit0
SCINV BDS SCKE SOE
1
*
1/0
*
L2
L1
L0
*
*
*
*
D4
D3
D2
D1
D0
*
*
*
*
*
*
WT1 WT0
−
B14
B13
B12
B11
B10
B9
B8
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
B0
−
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
1:"1" を設定
0:"0" を設定
*:ユーザが決める設定
<注意事項>
上記ビットの設定値 (1/0) は , マスタ動作 , スレーブ動作で異なります。以下のように設定
してください。
マスタ動作時
:SCR:MS=0, SMR:SCKE=1
スレーブ動作時 :SCR:MS=1, SMR:SCKE=0
796
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
● SPI 転送 (II) タイミングチャート
図 26.15-4 SPI 転送 (II) タイミングチャート
1バイト目
●送信動作
SCK
2バイト目
*
D0 D1 D2
SOUT
D3 D4 D5 D6
D7 D0 D1
D2 D3 D4
D5 D6
D7
D2
D5 D6
D7
TDRE
TDR WR
TXE
●受信動作
D0
SIN
D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 D0
D1
D3 D4
サンプリング
RDRF
RDR RD
RXE
*: スレーブ送信時(MS=1, SCKE=0, SOE=1), TDRに書いてから4周辺クロック(PCLK)以上の時間が必要。
● 動作説明
(1) マスタ動作 (SCR:MS=0, SMR:SCKE=1 に設定します )
• 送信動作
① シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送信動作許可 (SCR:TXE=1) および受信動
作禁止 (SCR:RXE=0) にし , TDR に送信データを書き込むと SSR:TDRE=0 となり ,
1 ビット目が出力されます。その後 , シリアルクロック (SCK) 出力の立下りエッジ
に同期して送信データを出力します。
② 最初のシリアルクロック (SCK) 出力の立上りエッジの半サイクル前で
SSR:TDRE=1 となり , 送信割込みが許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込み要
求を出力します。このとき , 2 バイト目の送信データを書き込むことができます。
• 受信動作
① シリアルデータ出力禁止 (SMR:SOE=0), 送信動作許可 (SCR:TXE=1) および受信動
作許可 (SCR:RXE=1) にし , TDR にダミーデータを書き込むとシリアルクロック
出力 (SCK) の立上りエッジで受信データをサンプリングします。
② 最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込みが許可 (SCR:RIE=1)
されていると受信割込み要求を出力します。このとき , 受信データ (RDR) を読み
出すことができます。
③ 受信データ (RDR) を読み出すと , SSR:RDRF は "0" にクリアされます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
797
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
<注意事項>
受信動作のみを行う場合, シリアルクロック(SCK)を出力させるためにTDRにダミーデー
タを書いてください。
• 送受信動作
① 送受信動作を同時に行う場合は , シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送受信
動作許可 (SCR:TXE,RXE=1) にします。
② TDR に送信データを書き込むと , SSR:TDRE=0 となり 1 ビット目が出力されま
す。その後 , シリアルクロック (SCK) 出力の立下りエッジに同期して , 送信デー
タを出力します。最初のシリアルクロック (SCK) 出力の立上りエッジの半サイク
ル前で SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込
み要求を出力します。このとき , 2 バイト目の送信データを書き込むことができ
ます。
③ 受信データを送信クロックの立上りエッジでサンプリングします。受信データの
最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許可 (SCR:RIE=1) さ
れていると , 受信割込み要求を出力します。このとき , 受信データ (RDR) を読み
出すことができます。受信データを読み出すと SSR:RDRF は "0" にクリアされま
す。
• 連続データ送信または受信ウェイト動作
① 連続データ送信または受信に対し , (ESCR:WT1, ESCR:WT0)= (0, 0) 以外を設定し
た場合フレーム間にウェイトが挿入されます。
- ESCR:WT1=0, ESCR:WT0=1( マスタ時 )
- ESCR:WT1=1, ESCR:WT0=0( マスタ時 )
- ESCR:WT1=1, ESCR:WT0=1( マスタ時 )
798
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.15
MB91665 シリーズ
(2) スレーブ動作 (SCR:MS=1, SMR:SCKE=0 に設定します )
• 送信動作
① シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1) および送信動作許可 (SCR:TXE=1) にし ,
TDR に送信データを書き込むと SSR:TDRE=0 となり , 1 ビット目が出力されま
す。その後 , シリアルクロック (SCK) 入力の立下りエッジに同期して送信データ
を出力します。
② 最初の 1 ビット目の送信データが出力されると SSR:TDRE=1 となり , 送信割込み
が許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込み要求を出力します。このとき , 2 バ
イト目の送信データを書き込むことができます。
• 受信動作
① シリアルデータ出力禁止 (SMR:SOE=0) および受信動作許可 (SCR:RXE=1) にする
と , シリアルクロック入力 (SCK) の立上りエッジで受信データをサンプリングし
ます。
② 最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込みが許可 (SCR:RIE=1)
されていると受信割込み要求を出力します。このとき , 受信データ (RDR) を読み
出すことができます。
③ 受信データ (RDR) を読み出すと , SSR:RDRF は "0" にクリアされます。
• 送受信動作
① 送受信動作を同時に行う場合は , シリアルデータ出力許可 (SMR:SOE=1), 送受信
動作許可 (SCR:TXE,RXE=1) にします。
② TDR に送信データを書き込むと , SSR:TDRE=0 となり 1 ビット目が出力されま
す。その後 , シリアルクロック (SCK) 入力の立下りエッジに同期して , 送信デー
タを出力します。
最初の 1 ビット目の送信データが出力されると SSR:TDRE=1 と
なり , 送信割込み許可 (SCR:TIE=1) されていると送信割込み要求を出力します。
このとき , 2 バイト目の送信データを書き込むことができます。
③ 受信データをシリアルクロック (SCK) 入力の立上りエッジでサンプリングしま
す。受信データの最後のビットを受信すると SSR:RDRF=1 となり , 受信割込み許
可 (SCR:RIE=1) されていると , 受信割込み要求を出力します。このとき , 受信デー
タ (RDR) を読み出すことができます。受信データを読み出すと SSR:RDRF は "0"
にクリアされます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
799
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.16
26.16
MB91665 シリーズ
専用ボーレートジェネレータ
専用ボーレートジェネレータは , マスタ動作時のみ機能します。
■ CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) ボーレート選択
専用ボーレートジェネレータの設定は , マスタ動作時とスレーブ動作時では異なりま
す。
● マスタ動作時
専用ボーレートジェネレータで内部クロックを分周させてボーレートを選択します。
• 2 つの内部リロードカウンタがあり , それぞれ送受信シリアルクロックに対応して
います。ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) で 15 ビットのリロー
ド値を設定することにより , ボーレートを選択できます。
• リロードカウンタは設定された値で内部クロックを分周します。
● スレーブ動作時
スレーブ動作時 (SCR:MS=1) は , 専用ボーレートジェネレータは機能しません
( クロック入力端子 SCK から入力された 外部クロックを直接使用します )。
800
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.16
MB91665 シリーズ
ボーレート設定
26.16.1
ボーレートの設定を示します。また , シリアルクロック周波数の計算結果を示しま
す。
■ ボーレートの計算
2 つの 15 ビットリロードカウンタは , ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1,
BGR0) で設定します。
ボーレートの計算式を以下に示します。
(1) リロード値:
V = φ / b -1
V:リロード値
b:ボーレート
φ:周辺クロック (PCLK) 周波数
(2) 計算例
周辺クロック (PCLK) 16MHz, 内部クロック使用 , ボーレート 19200bps に設定
する場合のリロード値は , 次のようになります。
リロード値:
V = (16 × 1000000)/19200 - 1 = 832
よって , ボーレートは ,
b = (16 × 1000000)/(832+1) = 19208 bps
(3) ボーレートの誤差
ボーレートの誤差は次の式によって求められます。
誤差 (%) = ( 計算値 - 目標値 )/ 目標値 × 100
( 例 ) 周辺クロック (PCLK) 20MHz, 目標ボーレート 153600bps に設定する場合
リロード値 =(20 × 1000000)/153600 - 1 = 129
ボーレート ( 計算値 ) =(20 × 1000000)/(129+1) = 153846 (bps)
誤 差 (%) =(153846 - 153600)/153600 × 100 = 0.16 (%)
<注意事項>
• リロード値を "0" に設定するとリロードカウンタは停止します。
• リロード値が偶数の場合 , シリアルクロックの "H" 幅と "L" 幅は SCINV ビットの設定
によって以下のようになります。奇数の場合 , シリアルクロックの "H" 幅と "L" 幅は同
じになります。
- SCINV=0 のとき , シリアルクロックの "H" 幅が周辺クロック (PCLK) 1 サイクル分
長くなります。
- SCINV=1 のとき , シリアルクロックの "L" 幅が周辺クロック (PCLK) 1 サイクル分長
くなります。
• リロード値は "3" 以上を設定してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
801
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.16
MB91665 シリーズ
■ 各周辺クロック (PCLK) 周波数に対するリロード値とボーレート
表 26.16-1 リロード値とボーレート
8 MHz
10 MHz
16 MHz
20 MHz
24 MHz
32MHz
ボーレート
(bps)
Value
ERR
Value
ERR
Value
ERR
Value
ERR
Value
ERR
Value
ERR
8M
−
−
−
−
−
−
−
−
0
−
0
−
0
3
−
3
−
3
−
−
4
0
−
5
−
0
−
7
−
0
−
9
−
0
−
11
−
0
−
15
−
0
6M
−
−
−
−
−
−
5M
−
−
−
−
4M
−
−
−
3
−
0
−
0
−
0
2.5M
−
3
−
3
4
0
−
7
−
0
2M
1M
7
0
9
0
15
0
19
0
23
0
31
0
500000
15
0
19
0
31
0
39
0
47
0
63
0
460800
−
31
−
0
−
39
−
0
−
63
−
0
−
79
−
0
51
− 0.16
95
0
−
127
−
0
− 0.16
−
−
207
− 0.16
250000
230400
−
−
−
−
−
−
−
−
103
153600
51
− 0.16
64
− 0.16
103
− 0.16
129
− 0.16
155
− 0.16
125000
63
0
79
0
127
0
159
0
191
0
255
0
115200
68
− 0.64
86
0.22
138
0.08
173
0.22
207
− 0.16
277
0.08
76800
103
− 0.16
129
− 0.16
207
− 0.16
259
− 0.16
311
− 0.16
416
0.08
57600
138
0.08
173
0.22
277
0.08
346
− 0.16
416
0.08
555
0.08
38400
207
− 0.16
259
− 0.16
416
0.08
520
0.03
624
0
832
− 0.04
28800
277
0.08
346
< 0.01
554
− 0.01
693
− 0.06
832
− 0.03
1110
− 0.01
19200
416
0.08
520
0.03
832
− 0.03
1041
0.03
1249
0
1666
0.02
10417
767
< 0.01
959
< 0.01
1535
< 0.01
1919
< 0.01
2303
< 0.01
3071
< 0.01
9600
832
0.04
1041
0.03
1666
0.02
2083
0.03
2499
0
3332
− 0.01
7200
1110
2221
< 0.01
2777
< 0.01
3332
< 0.01
4443
− 0.01
4800
1666
2082 − 0.02
3332
< 0.01
4166
< 0.01
4999
0
6666
< 0.01
2400
3332
< 0.01 4166 < 0.01
6666
< 0.01
8332
< 0.01
9999
0
13332 <− 0.01
1200
6666
< 0.01 8334
13332 < 0.01 16666 < 0.01
19999
0
26666
< 0.01
600
13332 < 0.01 16666 < 0.01 26666 < 0.01
−
−
−
−
−
−
300
26666 < 0.01
−
−
−
−
−
−
< 0.01 1388 < 0.01
0.02
−
0.02
−
−
−
• Value:BGR1/BGR0 レジスタの設定値
• ERR :ボーレート誤差 (%)
■ リロードカウンタの機能
リロードカウンタには送信リロードカウンタと受信リロードカウンタがあり , 専用
ボーレートジェネレータとして機能します。リロード値に対する 15 ビットレジスタか
ら構成されており , 内部クロックより送受信クロックを生成します。
■ カウントの開始
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) にリロード値を書き込むと , リ
ロードカウンタはカウントを開始します。
802
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.16
■ 再スタート
リロードカウンタは下記の条件で再スタートします。
● 送信 / 受信リロードカウンタ共通
プログラマブルリセット (SCR:UPCL ビット )
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
803
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.17
26.17
MB91665 シリーズ
CSIO( クロック同期シリアルインタフェース )
設定手順とプログラムフロー
CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) では , シリアル双方向同期通信をする
ことができます。
■ CPU 間接続
CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) では , 双方向通信を選択します。図 26.171 に示すように 2 つの CPU を相互に接続します。
図 26.17-1 CSIO( クロック同期シリアルインタフェース ) の双方向通信の接続例
SOUT
SOUT
SIN
SIN
SCK
SCK
CPU –1 (マスタ)
CPU –2 (スレーブ)
■ フローチャート
図 26.17-2 双方向通信フローチャートの例
(マスタ側)
(スレーブ側)
スタート
スタート
動作モード設定
(モード2に設定)
動作モード設定
(送信側に合わせる)
データ送信
TDRに1バイトデータ
をセットして通信
NO
RDRF=1
YES
NO
RDRF=1
YES
受信データ読出しと
処理
804
データ送信
(ANS)
受信データ読出しと
処理
1バイトデータ送信
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
26.18
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.18
CSIO モードの注意事項
CSIO モードの注意事項を下記に示します。
• FIFO 付きチャネルで DMA 転送要求する場合 , FIFO は使用できません。FIFO 動作
禁止の設定としてください。
• DMA 転送要求する場合 , DMA のブロックサイズを 1 回に設定してください。
• マスタ受信およびスレーブ受信時には , データ受信用の DMA 転送と , ダミーデータ
送信用の DMA 転送が必要なため , DMA を 2 チャネル使用する必要があります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
805
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.19
26.19
MB91665 シリーズ
I2C インタフェース
マルチファンクションシリアルインタフェースの機能のうち , 動作モード 4 でサ
ポートしている I2C インタフェースについて説明します。
● I2C インタフェース
● I2C インタフェースの概要
● I2C インタフェースのレジスタ
• I2C バス制御レジスタ (IBCR)
• シリアルモードレジスタ (SMR)
• I2C バスステータスレジスタ (IBSR)
• シリアルステータスレジスタ (SSR)
• 受信データレジスタ / 送信データレジスタ (RDR/TDR)
• 7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ (ISMK)
• 7 ビットスレーブアドレスレジスタ (ISBA)
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0)
● I2C インタフェースの割込み
• I2C インタフェース通信の動作
• マスタモード
• スレーブモード
• バスエラー
● 専用ボーレートジェネレータ
806
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.20
MB91665 シリーズ
26.20
I2C インタフェースの概要
I2C インタフェースは IC 間バスをサポートし , I2C バス上のマスタ / スレーブデバイ
スとして動作します。
■ I2C インタフェースの機能
I2C インタフェースには , 以下の機能があります。
• マスタ / スレーブ送受信機能
• 調停機能
• クロック同期機能
• 転送方向検出機能
• 反復スタート条件の発生と検出機能
• バスエラー検出機能
• ゼネラルコールアドレッシング機能
• マスタおよびスレーブとしての 7 ビットアドレッシング
• 転送およびバスエラー時に割込み発生可能
• 10 ビットアドレッシング機能は , プログラムで対応可能
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
807
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
26.21
MB91665 シリーズ
I2C インタフェースのレジスタ
I2C インタフェースのレジスタ一覧を示します。
■ I2C インタフェースのレジスタ一覧
表 26.21-1 I2C インタフェースのレジスタ一覧 (1 / 2)
チャネル レジスタ略称
レジスタ名
2
0
IBCR0
I C バス制御レジスタ 0
1
2
808
参照先
26.21.1
SMR0
シリアルモードレジスタ 0
26.21.2
IBSR0
I2C バスステータスレジスタ 0
26.21.3
BGR0
ボーレートジェネレータレジスタ 0
26.21.8
SSR0
シリアルステータスレジスタ 0
26.21.4
RDR0
受信データレジスタ 0
26.21.5
TDR0
送信データレジスタ 0
26.21.5
ISMK0
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ 0 26.21.6
ISBA0
7 ビットスレーブアドレスレジスタ 0
26.21.7
IBCR1
I C バス制御レジスタ 1
26.21.1
SMR1
シリアルモードレジスタ 1
26.21.2
IBSR1
I2C バスステータスレジスタ 1
26.21.3
BGR1
ボーレートジェネレータレジスタ 1
26.21.8
SSR1
シリアルステータスレジスタ 1
26.21.4
RDR1
受信データレジスタ 1
26.21.5
TDR1
送信データレジスタ 1
26.21.5
ISMK1
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ 1 26.21.6
ISBA1
7 ビットスレーブアドレスレジスタ 1
26.21.7
IBCR2
I2C バス制御レジスタ 2
26.21.1
SMR2
シリアルモードレジスタ 2
26.21.2
2
IBSR2
I C バスステータスレジスタ 2
26.21.3
BGR2
ボーレートジェネレータレジスタ 2
26.21.8
SSR2
シリアルステータスレジスタ 2
26.21.4
RDR2
受信データレジスタ 2
26.21.5
TDR2
送信データレジスタ 2
26.21.5
ISMK2
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ 2 26.21.6
ISBA2
7 ビットスレーブアドレスレジスタ 2
2
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
26.21.7
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
表 26.21-1 I2C インタフェースのレジスタ一覧 (2 / 2)
チャネル
6
CM71-10158-1
レジスタ略称
レジスタ名
2
IBCR6
I C バス制御レジスタ 6
参照先
26.21.1
SMR6
シリアルモードレジスタ 6
26.21.2
IBSR6
I2C バスステータスレジスタ 6
26.21.3
BGR6
ボーレートジェネレータレジスタ 6
26.21.8
SSR6
シリアルステータスレジスタ 6
26.21.4
RDR6
受信データレジスタ 6
26.21.5
TDR6
送信データレジスタ 6
26.21.5
ISMK6
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ 6 26.21.6
ISBA6
7 ビットスレーブアドレスレジスタ 6
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
26.21.7
809
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
表 26.21-2 I2C インタフェースのビット配置
bit15 bit14 bit13 bit12 bit11 bit10
IBCR/
SMR
MSS
SSR/
IBSR
REC TSET
bit9
ACT/
ACKE WSEL CNDE INTE BER
SCC
−
−
ORE RDRF TDRE
bit8
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
INT MD2 MD1 MD0
−
RIE
TIE
−
−
AL
RSC
SPC
BB
−
bit7
bit6
FBT RACK RSA TRX
RDR/
TDR
−
−
−
−
−
−
−
−
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
BGR1/
BGR0
−
B14
B13
B12
B11
B10
B9
B8
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
B0
ISMK/
ISBA
EN
SM6
SM5
SM4
SM3
SM2 SM1 SM0 SAEN SA6
SA2
SA1
SA0
810
SA5 SA4 SA3
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
26.21.1
I2C バス制御レジスタ (IBCR)
I2C バス制御レジスタ (IBCR) は , マスタ / スレーブモード選択 , 反復スタート条件の
発生 , アクノリッジ許可 , 割込み許可設定 , バスエラー検出 , 割込みフラグを表示し
ます。
■ I2C バス制御レジスタ (IBCR)
図 26.21-1 に I2C バス制御レジスタ (IBCR) のビット構成を , 表 26.21-3 に各ビットの機
能を示します。
図 26.21-1 I2C バス制御レジスタ (IBCR) のビット構成
bit15
bit14
bit13
bit12
bit11
bit10
bit9
MSS
R/W
ACT/SCC
ACKE
WSEL
CNDE
INTE
BER
INT
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R
R/W
バスエラー検出ビット
エラーなし
エラーを検出
INTE
0
1
割込み許可ビット
割込み禁止
割込み許可
CNDE
0
1
条件検出割込み許可ビット
反復スタートまたはストップ条件割込み禁止
反復スタートまたはストップ条件割込み許可
WSEL
0
1
ウェイト選択ビット
アクノリッジ後ウェイト(9ビット)
データ送受信完了後ウェイト(8ビット)
0
1
:リードオンリ
00000000B
BER
0
1
ACT/SCC
:リード/ライト可能
(SMR)
初期値
0
1
ACKE
0
1
R
bit7 ・・・・・・・・・・・ bit0
割込みフラグビット
書込み時
読出し時
INTビットのクリア
割込み要求なし
影響しません
割込み要求あり
INT
R/W
bit8
MSS
0
1
アクノリッジ許可ビット
アクノリッジ禁止
アクノリッジ許可
動作フラグ/反復スタート条件発生ビット
書込み時
読出し時
影響しません
動作なし
反復スタート条件発生
I2C動作中
マスタ/スレーブ選択ビット
スレーブモード選択
マスタモード選択
:初期値
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
811
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
表 26.21-3 I2C バス制御レジスタ (IBCR) の各ビットの機能説明 (1 / 4)
ビット名
機能
• 本ビットに "1" を設定すると I2C バスがアイドル状態 (EN=1, BB=0) のとき ,
マスタモードとなります。
• IBSR レジスタの BB ビットが "1" のとき , このビットに "1" を設定すると BB
ビットが "0" になるまでスタート条件の発生をウェイトします。そのウェイ
ト中にスレーブアドレスが一致してスレーブとして動作する場合には本
ビットは "0" になり , IBSR レジスタの AL ビットが "1" になります。
• マスタ動作中 (MSS=1, ACT=1) で割込みフラグ (INT) が "1" のとき , 本ビッ
トに "0" を書き込むとストップ条件が発生します。
MSS ビットは以下の条件でクリアされます。
• I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
• アービトレーションロスト発生時
• バスエラー検出 (BER ビット =1)
MSS:
マスタ /
bit15 スレーブ
選択
ビット
• INT=1 のとき , MSS ビットへの "0" 書込み
MSS ビットと ACT ビットの関係を以下に示します。
MSS ビット ACT ビット
0
0
0
1
1
0
1
1
状態
アイドル
スレーブアドレス一致または予約アドレスに対
し ACK 応答 * し , スレーブ動作中 ( スレーブ
モード )
マスタ動作待機中
マスタ動作中 ( マスタモード )
2
*:ACK 応答:アクノリッジ区間に I C バスの SDA が "L" であることを指しま
す。
( 注意事項 )
812
MSS ビットが "1" に設定されていて MSS ビットを "0" に変更す
る場合 , MSS ビット =1, INT ビット =1 のときに行ってくださ
い。ACT ビットが "1" のときに MSS ビットに "0" を書き込むと
INT ビットも "0" にクリアされます。
マスタ動作中 , MSS ビットに "0" を書き込んでも ACT ビットが
"1" の間は "1" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
表 26.21-3 I2C バス制御レジスタ (IBCR) の各ビットの機能説明 (2 / 4)
ビット名
機能
このビットは , 読出しと書込みで意味が異なります。
読出し
書込み
ACT ビット
SCC ビット
ACT ビットはマスタモードまたはスレーブモードとして動作していることを
示します。
ACT ビットのセット条件:
• スタート条件を I2C バスに出力したとき ( マスタモード )
• スレーブアドレスとマスタから送信されたアドレスが一致したとき ( ス
レーブモード )
• 予約アドレスを検出し , それに対しアクノリッジ応答したとき (MSS=0
のときスレーブモードとなる )
ACT ビットのリセット条件:
< マスタモード >
• ストップ条件検出
• アービトレーションロスト検出
ACT/SCC:
動作フラグ /
bit14 反復スタート
条件発生ビッ
ト
• バスエラー検出
• I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
< スレーブモード >
• ( 反復 ) スタート条件検出
• ストップ条件検出
• 予約アドレス検出状態 (RSA ビット =1) でアクノリッジ応答しなかった
とき
• I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
• バスエラーの発生 (BER ビット =1)
マスタモード時 , このビットに "1" を書き込むと反復スタートを実行します。
"0" 書込みは無効です。
( 注意事項 ) SCC ビットへの "1" 書込みは , マスタモードの割込み中 (MSS=1,
ACT=1, INT=1) に行ってください。ACT ビットが "1" のときに
SCC ビットに "1" を書き込むと INT ビットは "0" にクリアされ
ます。
スレーブモード (MSS=0, ACT=1) 時 , 本ビットに "1" を書き込む
ことは禁止です。
SCC ビットに "1", MSS ビットに "0" を書き込んだ場合には ,
MSS ビットが優先されます。
リードモディファイライト (RMW) 系命令のリード時には SCC
ビットが読み出されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
813
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
表 26.21-3 I2C バス制御レジスタ (IBCR) の各ビットの機能説明 (3 / 4)
ビット名
機能
• 本ビットに "1" を設定するとアクノリッジタイミングで "L" を出力します。
• ACT=1 のときに本ビットを変更する場合 , INT ビットが "1" のときに行って
ACKE:
ください。
bit13 アクノリッジ
許可
本ビットは以下の条件では無効となります。
ビット
• 予約アドレス以外のアドレスフィールドに対するアクノリッジ(自動生成)
• データ送信時 (RSA=0, TRX=1, FBT=0)
• 本ビットはアクノリッジ前か後のどちらに割込み (INT=1) を発生させ , I2C
バスをウェイトさせるかを選択するビットです。
WSEL:
bit12 ウェイト
選択ビット
• WSEL ビットは以下の条件では無効になります。
• 第一バイト * に対する割込み発生時 (INT=1)
• 予約アドレス検出時 (FBT=1, RSA=1)
*: 第一バイト:( 反復 ) スタート条件後のデータを指します。
CNDE:
bit11 条件検出
割込み許可
ビット
マスタモードまたはスレーブモード時 (ACT=1), ストップ条件または反復ス
タート条件が検出された場合 , 割込みの発生を許可するビットです。IBSR レ
ジスタの RSC または SPC ビットが "1" で本ビットが "1" のときに割込みが発
生します。
INTE:
bit10 割込み許可
ビット
マスタモードまたはスレーブモード時 , データ送受信およびバスエラーに対す
る割込み (INT=1) を許可するビットです。
本ビットは I2C バス上でエラーを検出したことを示します。
BER ビットのセット条件:
• 第一バイト * 転送中にスタート条件またはストップ条件を検出
• 第二バイト以降 , データの 2 ビット∼ 9( アクノリッジ ) ビット目で ( 反
復 ) スタート条件またはストップ条件を検出
bit9
BER:
バスエラー
検出ビット
BER ビットのリセット条件:
• BER=1 のときに INT ビットへ "0" 書込みした場合
• I2C インタフェースの禁止 (EN=0) の場合
*: 第一バイト:( 反復 ) スタート条件後のデータを指します。
( 注意事項 ) 割込みフラグ (INT ビット ) が "1" になったときにこのビットを
確認し , "1" になっていると正常に送受信ができていませんので
再送などの処理を行ってください。
814
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
表 26.21-3 I2C バス制御レジスタ (IBCR) の各ビットの機能説明 (4 / 4)
ビット名
bit8
機能
本ビットはマスタモード , スレーブモード時 , データ送受信の 8 ビット , 9
ビット (ACK) 後 , もしくはバスエラー時にこのフラグを "1" にセットします。
バスエラー時以外は , INT ビットが "1" になると SCL を "L" にし , INT ビット
が "0" になると SCL の "L" の状態を解除します。
INT ビットのセット条件:
< 8 ビット目>
• 第一バイトで予約アドレスを検出した場合
• WSEL が "1", 第二バイト以降でアービトレーションロストを検出した場
合
• WSEL が "1", マスタ動作中 , 第二バイト以降で TDRE ビットが "1" の場合
• WSELが"1", スレーブ動作中, 第二バイト以降でTDREビットが"1"の場合
• WSELが"1", スレーブ送信中, 第二バイト以降でTDREビットが"1"の場合
< 9 ビット目>
• 第一バイトでアービトレーションロストを検出した場合
• ストップ条件出力設定 ( マスタ動作中の MSS ビットへの "0" 書込み ) 時
以外に NACK を受信した場合
• 第一バイトで予約アドレスを検出せずにマスタモードまたはスレーブ
モードの送信方向 (TRX=1) で TDRE ビットが "1" の場合
• 第一バイトで予約アドレスを検出せずにマスタモードまたはスレーブ
INT:
モードの受信方向 (TRX=0) で TDRE ビットが "1" の場合
割込み
• WSEL=0 設定時 , 第二バイト以降でアービトレーションロストを検出し
フラグビット
た場合
• WSEL=0 設定時 , マスタモード動作中に第二バイト以降で TDRE ビット
が "1" の場合
• WSEL=0 設定時 , スレーブ送信中に第二バイト以降で TDRE ビットが "1"
の場合
• WSEL=0 設定時 , スレーブ受信の場合。ただし , 予約アドレスを検出した
第一バイトでのスレーブ受信では9ビット目では割込みは発生しません。
<その他>
バスエラー検出
INT ビットのリセット条件:
• INT ビットへの "0" 書込み
• INT ビットが "1", ACT ビットが "1" のときに MSS ビットへの "0" 書込み
• INT ビットが "1", ACT ビットが "1" のときに SCC ビットへの "1" 書込み
INT ビットへの "1" 書込みは無効です。
( 注意事項 ) EN ビットを "0" にした場合 , 受信タイミングによっては RDRF
ビットと INT ビットが "1" になることがあります。この場合 ,
受信データを読み出し , INT ビットをクリアしてください。
リードモディファイライト (RMW) 系命令のリード時には "1" が
読み出されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
815
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
26.21.2
MB91665 シリーズ
シリアルモードレジスタ (SMR)
シリアルモードレジスタ (SMR) は , 動作モードの設定 , 送受信割込みの許可 / 禁止
の設定を行います。
■ シリアルモードレジスタ (SMR)
図 26.21-2 にシリアルモードレジスタ (SMR) のビット構成を , 表 26.21-4 に各ビットの
機能を示します。
図 26.21-2 シリアルモードレジスタ (SMR) のビット構成
bit15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ bit8
(IBCR)
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
MD2 MD1 MD0 予約 RIE
bit2
bit1
bit0
TIE
予約 予約
初期値
00000000B
R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W
予約ビット
常に“00B”を設定してください。
TIE
0
1
送信割込み許可ビット
送信割込み禁止
送信割込み許可
RIE
0
1
受信割込み許可ビット
受信割込み禁止
受信割込み許可
予約ビット
常に"0"を設定してください。
R/W
:リード/ライト可能
:初期値
動作モード設定ビット
MD2 MD1 MD0
0
0
0
動作モード0(非同期ノーマルモード)
0
0
1
動作モード1(非同期マルチプロセッサモード)
0
1
0
動作モード2(クロック同期モード)
1
0
0
動作モード4(I2Cモード)
(注意事項) 動作モード4のレジスタおよび動作について説明します。
816
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
表 26.21-4 シリアルモードレジスタ (SMR) の各ビットの機能説明
ビット名
機能
動作モードを設定します。
"000B":動作モード 0( 非同期ノーマルモード ) に設定されます。
"001B":動作モード 1( 非同期マルチプロセッサモード ) に設定されます。
bit7
∼
bit5
MD2, MD1,
MD0:
動作モード
設定ビット
bit4
予約ビット
"010B":動作モード 2( クロック同期モード ) に設定されます。
"100B":動作モード 4(I2C モード ) に設定されます。
動作モード 4(I2C モード ) のレジスタおよび動作について説明します。
( 注意事項 ) 上記の設定以外は禁止です。
動作モードを切り換える場合は , I2C 禁止 (ISMK:EN=0) 後 ,
動作モードを切り換えてください。
動作モード設定後 , 各レジスタを設定してください。
本ビットには , 必ず "0" を設定してください。
• CPU への受信割込み要求出力を許可 / 禁止するビットです。
bit3
RIE:
受信割込み
許可ビット
• RIE ビットと受信データフラグビット (RDRF) が "1" の場合 , またはエ
ラーフラグビット (ORE) が "1" の場合 , 受信割込み要求を出力します。
( 注意事項 )
I2C バス制御レジスタ (IBCR) の INT ビットを使用して
データを受信する場合 , 本ビットを "0" にしてください。
• CPU への送信割込み要求出力を許可 / 禁止するビットです。
bit2
bit1,
bit0
TIE:
送信割込み
許可ビット
予約ビット
• TIE ビットと TDRE ビットが "1" の場合 , 送信割込み要求を出力します。
( 注意事項 )
I2C バス制御レジスタ (IBCR) の INT ビットを使用して
データを送信する場合 , 本ビットを "0" にしてください。
本ビットには , 必ず "00B" を設定してください。
<注意事項>
動作モードを変更すると , 同一チャネル内の以下のレジスタが初期化されるので動作モー
ドは最初に設定してください。
• I2C バス制御レジスタ (IBCR)
• I2C バスステータスレジスタ (IBSR)
ただし , 16 ビット書込みで IBCR と SMR を同時に書き込んだとき , IBCR には書き込ん
だ内容が反映されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
817
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
26.21.3
MB91665 シリーズ
I2C バスステータスレジスタ (IBSR)
I2C バスステータスレジスタ (IBSR) は , ファーストバイト , 予約アドレス , 反復ス
タート , アクノリッジ , データ方向 , アービトレーションロスト , ストップ条件 , I2C
バス状態を検出したことを示します。
■ I2C バスステータスレジスタ (IBSR)
図 26.21-3 に I2C バスステータスレジスタ (IBSR) のビット構成を , 表 26.21-5 に各ビッ
トの機能を示します。
図 26.21-3 I2C バスステータスレジスタ (IBSR) のビット構成
bit15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(SSR)
bit8
bit7
bit6
bit5
R
R
R
0
1
マスタ
スレーブ
:リード/ライト可能
R
:リードオンリ
:初期値
818
AL
R
bit2
bit1
RSC SPC
初期値
bit0
BB
R/W R/W
00000000B
R
バス送受信状態
SPC
0
1
R
bit3
バス状態ビット
バスアイドル状態
BB
R/W
bit4
FBT RACK RSA TRX
ストップ条件確認ビット
ストップ条件未検出
ストップ条件検出またはストップ条件出
力時のアービトレーションロスト発生
ストップ条件検出
RSC
0
1
反復スタート条件確認ビット
反復スタート条件未検出
反復スタート条件検出
AL
0
1
アービトレーションロストビット
アービ トレーションロスト発生なし
アービトレーションロスト発生
TRX
0
1
データ方向ビット
受信方向
送信方向
RSA
0
1
予約アドレス検出ビット
予約アドレス未検出
予約アドレス検出
RACK
0
1
アクノリッジフラグビット
“L”受信
“H”受信
FBT
0
1
ファーストバイトビット
ファーストバイト以外
ファーストバイト送受信中
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
表 26.21-5 I2C バスステータスレジスタ (IBSR) の各ビットの機能説明 (1 / 3)
ビット名
bit7
bit6
機能
FBT:
ファースト
バイトビット
第一バイトを示すビットです。
FBT ビットのセット条件:
( 反復 ) スタート条件を検出した場合
FBT ビットのクリア条件:
• 2 バイト目の送受信
• ストップ条件検出
• I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
• バスエラー検出 (BER ビット =1)
RACK:
アクノリッジ
フラグビット
第一バイト , マスタモード時またはスレーブモード時に受信したアク
ノリッジをこのビットに示します。
RACK ビットの更新条件
• ファーストバイト時のアクノリッジ
• マスタモードまたはスレーブモード時のデータのアクノリッジ
RACK ビットのクリア条件 (RACK ビット =0)
• ( 反復 ) スタート条件検出
• I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
• バスエラー検出 (BER ビット =1)
本ビットは予約アドレスを検出したことを示すビットです。
RSA ビットのセット条件 (RSA=1)
一バイト目が (0000XXXXB) または (1111XXXXB)。"X" は "0" また
bit5
RSA:
予約アドレス
検出ビット
CM71-10158-1
は "1" を示します。
RSA ビットのリセット条件 (RSA=0)
• ( 反復 ) スタート条件検出
• ストップ条件検出
• I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
• バスエラー検出 (BER ビット =1)
第一バイトで RSA ビットが "1" になると , その一バイトの 8 ビット目
の SCL の立下りで , 割込みフラグ (INT) を "1" にして SCL を "L" にし
ます。このとき , 受信データを読み出し , スレーブとして動作させる
場合には ACKE を "1" に設定し , 割込みフラグ (INT) を "0" にクリアし
ます。その後 , TRX ビットが "0" であれば , スレーブとしてデータを
受信します。途中でデータを受信させない場合には ACKE ビットを
"0" にします。それ以降 , データを受信しません。
( 注意事項 ) データ転送中に ACKE を "0" にした場合には , ストップ
条件または反復スタート条件を検出するまで ACKE を
"1" にすることは禁止です。
予約アドレス検出による割込み時 , スレーブ送信を確認
した場合 , ACKE=0 にしてください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
819
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
表 26.21-5 I2C バスステータスレジスタ (IBSR) の各ビットの機能説明 (2 / 3)
ビット名
bit4
bit3
820
機能
TRX:
データ方向
ビット
本ビットはデータの方向を示すビットです。
TRX ビットのセット条件:
• マスタモードで ( 反復 ) スタート条件を送信
• スレーブモードで第一バイトの 8 ビット目が "1" の場合 ( スレー
ブとして送信方向 )
TRX ビットのリセット条件:
• アービトレーションロスト発生 (AL=1)
• スレーブモードでファーストバイトの 8 ビット目が "0" の場合
( スレーブとして受信方向 )
• マスタモードでファーストバイトの 8 ビット目が "1" の場合
( マスタとして受信方向 )
• ストップ条件検出
• マスタモード以外で ( 反復 ) スタート条件検出
• I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
• バスエラー検出 (BER ビット =1)
AL:
アービトレー
ションロスト
ビット
本ビットはアービトレーションロストを示します。
AL ビットのセット条件:
• マスタモード時 , 出力しているデータと受信したデータが異なる
場合
• MSS ビットに "1" を設定したが , スレーブとして動作している場
合
• マスタモード時 , 第二バイト目以降のデータの 1 ビット目で反復
スタート条件を検出した場合
• マスタモード時 , 第二バイト目以降のデータの 1 ビット目でス
トップ条件を検出した場合
• マスタモード時 , 反復スタート条件を発生させようとして発生で
きない場合
• マスタモード時 , ストップ条件を発生させようとして発生できな
い場合
AL ビットのリセット条件:
• MSS ビットへの "1" 書込み
• INT ビットへの "0" 書込み
• AL ビット =1, SPC ビット =1 のときに SPC ビットへの "0" 書込み
• I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
• バスエラー検出 (BER ビット =1)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
表 26.21-5 I2C バスステータスレジスタ (IBSR) の各ビットの機能説明 (3 / 3)
ビット名
bit2
bit1
bit0
機能
RSC:
反復スタート
条件確認
ビット
マスタモードまたはスレーブモード時に反復スタート条件を検出した
ことを示すビットです。
RSC ビットのセット条件:
スレーブモードまたはマスタモードで動作中にアクノリッジ後 , 反
復スタート条件が検出された場合
RSC ビットのリセット条件:
(1) RSC ビットへの "0" 書込み
(2) MSS ビットへの "1" 書込み
(3) I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
本ビットへの "1" 書込みは無効となります。
( 注意事項 ) 予約アドレス検出によってスレーブモードとして受信動
作中 , アクノリッジ応答しなかった場合 , スレーブモー
ドを終了しますので次に反復スタート条件を検出しても
本ビットに "1" はセットされません。
リードモディファイライト (RMW) 系命令のリード時に
は "1" が読み出されます。
SPC:
ストップ条件
確認ビット
マスタモードまたはスレーブモード時にストップ条件を検出したこと
を示すビットです。
SPC ビットのセット条件:
(1) スレーブモードまたはマスタモードで動作中にストップ条件が
検出された場合
(2) マスタモード時 , ストップ条件発生動作でアービトレーションロ
ストが発生した場合
SPC ビットのリセット条件:
(1) 本ビットへの "0" 書込み
(2) MSS ビットへの "1" 書込み
(3) I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
本ビットへの "1" 書込みは無効です。
( 注意事項 ) 予約アドレス検出によってスレーブモードとして受信動
作中 , アクノリッジ応答しなかった場合 , スレーブモー
ドを終了しますので次にストップ条件を検出しても本
ビットに "1" はセットされません。
リードモディファイライト (RMW) 系命令のリード時に
は "1" が読み出されます。
BB:
バス状態
ビット
本ビットはバスの状態を示します。
BB ビットのセット条件:
I2C バスの SDA または SCL で "L" を検出した場合
BB ビットのリセット条件:
(1) ストップ条件を検出した場合
(2) I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
(3) バスエラー検出 (BER ビット =1)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
821
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
26.21.4
MB91665 シリーズ
シリアルステータスレジスタ (SSR)
シリアルステータスレジスタ (SSR) は , 送受信状態の確認を行います。
■ シリアルステータスレジスタ (SSR)
図 26.21-4 にシリアルステータスレジスタ (SSR) のビット構成を , 表 26.21-6 に各ビッ
トの機能を示します。
図 26.21-4 シリアルステータスレジスタ (SSR) のビット構成
bi t15 bit14
bit13
bit12
REC TSET
-
-
R/W R/W
-
-
bit11
bit10
bit9
ORE RDRF TDRE
R
R
R
bit8
bit7
・・・・・・・・・・・・・・・・・
-
初期値
bit0
(IBSR)
00--001-B
-
未定義ビット
リード時,値は不定です。ライト時,影響しません
1
送信データエンプティフラグビット
送信データレジスタTDRにデータが存在する
送信データレジスタがエンプティ
RDRF
0
1
受信データフルフラグビット
受信データレジスタRDRがエンプティ
受信データレジスタRDRにデータが存在する
TDRE
0
ORE
0
1
オーバランエラーフラグビット
オーバランエラーなし
オーバランエラーあり
未定義ビット
リード時,値は不定です。ライト時,影響しません
TSET
0
1
REC
R/W :リード/ライト可能
R
:リードオンリ
-
:未定義ビット
0
1
送信バッファエンプティフラグセットビット
書込み時
読出し時
影響なし
常に"0"をリード
TDREビットセット
受信エラーフラグクリアビット
書込み時
読出し時
影響なし
常に"0"をリード
受信エラーフラグ
(ORE)のクリア
:初期値
822
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
表 26.21-6 シリアルステータスレジスタ (SSR) の各ビットの機能説明 (1 / 2)
ビット名
bit15
REC:
受信エラー
フラグクリア
ビット
機能
シリアルステータスレジスタ (SSR) の ORE ビットをクリアするビッ
トです。
• "1" 書込みで , ORE ビットがクリアされます。
• "0" 書込みは , 影響しません。
リードした場合 , 常に "0" が読み出されます。
bit14
bit13,
bit12
TSET:
送信バッファ
エンプティ
フラグセット
ビット
未定義ビット
シリアルステータスレジスタ (SSR) の TDRE ビットをセットする
ビットです。
• "1" 書込みで , TDRE ビットがセットされます。
• "0" 書込みは , 影響しません。
リードした場合 , 常に "0" が読み出されます。
リードした場合 : 値は不定です。
ライトした場合 : 影響しません。
• 受信時にオーバランが発生すると "1" にセットされ , シリアルス
bit11
ORE:
オーバラン
エラー
フラグビット
テータスレジスタ (SSR) の REC ビットに "1" を書き込むとクリアさ
れます。
• OREビットとRIEビットが"1"の場合, 受信割込み要求を出力します。
• 本フラグがセットされた場合 , 受信データレジスタ (RDR) は無効で
す。
• 受信データレジスタ (RDR) の状態を示すフラグです。
• RIE ビットと受信データフラグビット (RDRF) が "1" の場合 , 受信割
込み要求を出力します。
bit10
RDRF:
受信データ
フルフラグ
ビット
• RDR に受信データがロードされると "1" にセットされ , 受信データ
レジスタ (RDR) を読み出すと "0" にクリアされます。
• データの 8 ビット目の SCL 立下りタイミングでセットされます。
• NACK 応答でもセットされます。
( 注意事項 )
NACK 応答: アクノリッジ期間 , I2C バスの SDA が "H" であること
を指します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
823
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
表 26.21-6 シリアルステータスレジスタ (SSR) の各ビットの機能説明 (2 / 2)
ビット名
機能
• 送信データレジスタ (TDR) の状態を示すフラグです。
• TIE ビットと TDRE ビットが "1" の場合 , 送信割込み要求を出力し
ます。
• TDR に送信データを書き込むと "0" となり , TDR に有効なデータが
bit9
TDRE:
送信データ
エンプティ
フラグビット
存在していることを示します。データが送信シフトレジスタにロー
ドされて送信が開始されると "1" となり , TDR に有効なデータが存
在していないことを示します。
• シリアルステータスレジスタ (SSR) の TSET ビットに "1" を書き込
むとセットされます。アービトレーションロスト , バスエラーなど
を検出した場合 , TDRE ビットを "1" にセットしたいときに使用し
ます。
bit8
824
未定義ビット
リードした場合 : 値は不定です。
ライトした場合 : 影響しません。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
26.21.5
受信データレジスタ / 送信データレジスタ
(RDR/TDR)
受信データレジスタと送信データレジスタは同一アドレスに配置されています。読
み出した場合は受信データレジスタとして機能し , 書き込んだ場合は送信データレ
ジスタとして機能します。
■ 受信データレジスタ (RDR)
図 26.21-5 にシリアル受信レジスタ (RDR) のビット構成を示します。
図 26.21-5 受信データレジスタ (RDR) のビット構成
bit15................bit9 bit8 bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
R
R
R
R
R
R
R
R
初期値
00000000B
I2C モード時 , bit8 は未使用
R:リードオンリ
受信データレジスタ (RDR) は, シリアルデータ受信用のデータバッファレジスタです。
• シリアルデータライン (SDA 端子 ) に送られてきたシリアルデータ信号がシフトレ
ジスタで変換されて , 受信データレジスタ (RDR) に格納されます。
• 第一バイト * を受信した場合 , 最下位ビット (RDR:D0) がデータ方向ビットとなりま
す。
• 受信データが受信データレジスタ (RDR) に格納されると , 受信データフルフラグ
ビット (SSR:RDRF) が "1" にセットされます。
• 受信データフルフラグビット (SSR:RDRF) は , 受信データレジスタ (RDR) を読み
出すと自動的に "0" にクリアされます。
* : ( 反復 ) スタート条件後のデータを指します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
825
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
■ 送信データレジスタ (TDR)
図 26.21-6 に送信データレジスタのビット構成を示します。
図 26.21-6 送信データレジスタ (TDR) のビット構成
bit15.................bit9 bit8 bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0
W:ライトオンリ
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
W
W
W
W
W
W
W
W
初期値
11111111B
I2C モード時 , bit8 は未使用
送信データレジスタ (TDR) は , シリアルデータ送信用のデータバッファレジスタです。
• 送信データレジスタ (TDR) の値の MSB ファーストでシリアルデータライン (SDA 端
子 ) に出力します。
• 第一バイトを送信する場合 , 最下位ビット (TDR:D0) がデータ方向ビットになりま
す。
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) は , 送信データが送信データレジスタ
(TDR) に書き込まれると "0" にクリアされます。
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) は , 送信用シフトレジスタへ転送される
と "1" にセットされます。
• 次の送信データの書込みは , 以下の条件のときに行ってください。
- 割込みフラグ (INT ビット ) が "1"
- バスエラーが発生していない (BER ビット =0)
- アクノリッジが ACK 応答 ( アクノリッジとして "0" 受信 )
• データエンプティフラグ (SSR:TDRE) が "0" のときは送信データレジスタ (TDR) に
送信データを書き込むことはできません。
<注意事項>
送信データレジスタは書込み専用のレジスタで , 受信データレジスタは読出し専用のレジ
スタです。2 つのレジスタは同一アドレスに配置されているため , 書込み値と読出し値が
異なります。したがって , INC/DEC 命令などリードモディファイライト (RMW) 系命令は
使用できません。
826
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ (ISMK)
26.21.6
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ (ISMK) は , スレーブアドレスの各ビット
の比較をするか設定するレジスタです。
■ 7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ (ISMK)
図 26.21-7 に 7 ビットスレーブアドレスレジスタ (ISMK) のビット構成を , 表 26.21-7 に
各ビットの機能を示します。
図 26.21-7 7 ビットスレーブマスクレジスタ (ISMK) のビット構成
bit15
bit14
bit13
bit12
bit11
bit10
bit9
bit8
EN
SM6 SM5
SM4 SM3 SM2 SM1
SM0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
bit7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ bit0
(ISBA)
SM6~SM0
0
1
R/W
:リード/ライト可能
EN
0
1
初期値
01111111B
スレーブアドレスマスクビット
ビット比較しない
ビット比較する
I2Cインタフェース許可ビット
禁止
許可
:初期値
表 26.21-7 7 ビットスレーブマスクレジスタ (ISMK) の各ビットの機能説明
ビット名
bit15
bit14
∼
bit8
機能
EN:
I2C インタ
フェース
許可ビット
I2C インタフェースの動作を許可 / 禁止するビットです。
"0" に設定した場合:I2C インタフェースは動作禁止状態になります。
"1" に設定した場合:I2C インタフェースが動作可能となります。
( 注意事項 ) IBSR レジスタの BER ビットが "1" にセットされても ,
本ビットは "0" にクリアされません。
本ビットが "0" のときにボーレートジェネレータを設定
してください。
本ビットが "0" のときに 7 ビットスレーブアドレスおよ
び 7 ビットスレーブマスクレジスタを設定してくださ
い。
送信中に EN ビットを "0" にすると I2C バスの SDA/
SCL にパルスが発生することがあります。
SM6 ∼ SM0:
スレーブ
アドレス
マスクビット
7 ビットスレーブアドレスと受信したアドレスに対し , 比較対象外に
するかどうかを設定するビットです。
"1" を設定したビット:比較する
"0" を設定したビット:一致したものとして処理する
( 注意事項 ) EN ビットが "0" のときに本レジスタを設定してくださ
い。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
827
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
7 ビットスレーブアドレスレジスタ (ISBA)
26.21.7
7 ビットスレーブアドレスレジスタ (ISBA) は , スレーブアドレスを設定するレジス
タです。
■ 7 ビットスレーブアドレスレジスタ (ISBA)
図 26.21-8 に 7 ビットスレーブアドレスレジスタ (ISBA) のビット構成を , 表 26.21-8 に
各ビットの機能を示します。
図 26.21-8 7 ビットスレーブアドレスレジスタ (ISBA) のビット構成
bit15
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ISMK)
bit8
bit7
bit6
bit5
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
SAEN SA6 SA5 SA4 SA3 SA2 SA1 SA0
初期値
00000000B
R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W
6~0
スレーブアドレス設定ビット
7ビットスレーブアドレス
SAEN
0
1
スレーブアドレス許可ビット
禁止
許可
SA
R/W
:リード/ライト可能
:初期値
表 26.21-8 7 ビットスレーブアドレスレジスタ (ISBA) の各ビットの機能説明
ビット名
機能
スレーブアドレスの検出許可ビットです。
"0" を設定した場合:スレーブアドレスを検出しません。
"1" を設定した場合:ISBA, ISMK の設定と受信した第一バイトと比較を
行います。
bit7
SAEN:
スレーブ
アドレス
許可ビット
bit6
∼
bit0
7 ビットスレーブアドレスレジスタ (ISBA) は , スレーブアドレス検出が
許可 (SAEN=1) されていると , ( 反復 ) スタート条件検出後に受信した 7
ビットのデータが本レジスタと比較し , 全ビットが一致するとスレーブ
モードとして動作し , ACK を出力します。そのとき , 受信したスレーブ
SA6 ∼ SA0: アドレスは本レジスタにセットされます (SAEN=0 の場合は , ACK を出力
しません )。
スレーブ
アドレス
ISMK レジスタに "0" を設定したアドレスビットは比較対象外となりま
す。
( 注意事項 ) 予約アドレスの設定は禁止です。
本レジスタは ISMK レジスタの EN ビットが "0" のときに
設定してください。
828
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.21
MB91665 シリーズ
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0)
26.21.8
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) は , シリアルクロックの分周
比を設定します。
■ ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) のビット構成
図 26.21-9 にボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) のビット構成を示し
ます。
図 26.21-9 ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) のビット構成
bit15
bit14
bit13
(-)
bit12
bi t11 bit10
bit9
bit8
bit7
bit6
bit5
(BGR1)
-
R/W
R/W
R/W
R/W : リード/ライト可能
R/W
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
(BGR0)
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
BGR0
ライト
リード
ボーレートジェネレータレジスタ0
リロードカウンタbit0~bit7に書込む
BGR0の設定値が読み出す
BGR1
ライト
リード
ボーレートジェネレータレジスタ1
リロードカウンタbit8~bit14に書込む
BGR1の設定値が読み出す
初期値
-0000000B
00000000B
未定義ビット
リード時,値は不定です。ライト時,影響しません
ボーレートジェネレータレジスタはシリアルクロックの分周比を設定します。
BGR1 は上位ビット , BGR0 は下位ビットに対応し , カウントするリロード値の書込み ,
BGR1/BGR0 の設定値の読出しが可能です。
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) にリロード値を書き込むとリロー
ドカウンタはカウントを開始します。
<注意事項>
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) への書込みは , 16 ビットアクセ
スで行ってください。
• ISMK レジスタの EN ビットが "0" のときにボーレートジェネレータレジスタの設定を
行ってください。
• マスタモード , スレーブモードに関係なくボーレートを設定してください。
• 動作モード 4(I2C モード ) では周辺クロック (PCLK) は 8 MHz 以上で使用し , 400kbps
を超えるボーレートジェネレータの設定は禁止です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
829
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
26.22
MB91665 シリーズ
I2C インタフェースの割込み
I2C インタフェースの割込みは , 次に示す要因で割込み要求を発生させることができ
ます。
• 第一バイト送受信後 / データ送受信後
• ストップ条件
• 反復スタート条件
■ I2C インタフェースの割込み
I2C インタフェースの割込み制御ビットと割込み要因は表 26.22-1 のようになっていま
す。
表 26.22-1 I2C インタフェースの割込み制御ビットと割込み要因 (1 / 2)
割込み
の種類
割込み要求
フラグ
フラグ
レジスタ
ビット
割込み要因
割込み要因
許可ビット
割込み要求
フラグのクリア
第一バイト送受信後 *1
データ送受信後 *1
割込みフラグビット (IBCR:INT)
への "0" 書込み
バスエラー検出
INT
IBCR
ステー
タス
SPC
IBSR
アービトレーションロ
スト検出
IBCR:INTE
予約アドレス検出
割込みフラグビット (IBCR:INT)
へ "0" 書込み
ストップ条件
ストップ条件検出ビット
(IBSR:SPC) への "0" 書込み
IBCR:CNDE
RSC
IBSR
RDRF
SSR
ORE
830
予約アドレス受信後
データ受信後
受信
SSR
反復スタート検出フラグビット
(IBSR:RSC) への "0" 書込み
反復スタート条件
オーバーランエラー
受信データ (RDR) の読み出し
SMR:RIE
受信エラーフラグビット
(SSR:REC) への "1" 書込み
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
表 26.22-1 I2C インタフェースの割込み制御ビットと割込み要因 (2 / 2)
割込み
の種類
割込み要求
フラグ
フラグ
レジスタ
ビット
割込み要因
割込み要因
許可ビット
割込み要求
フラグのクリア
送信レジスタが
エンプティ
送信
TDRE
SSR
送信バッファエンプ
SMR:TIE 送信データ (TDR) への書込み *2
ティフラグセットビッ
ト (SSR:TSET) への "1"
書込み
*1 : 正常なデータを送受信できます。TDRE が "0" の場合 , 割込みは発生しません。これは DMA 転送
をサポートするためです。受信で DMA 転送を行う場合は , 1Byte 受信ごとに送信バッファに書込
みを行い TDRE を 0 にする必要があるため , DMA の別 ch で TDR にダミーライトを行ってくださ
い。受信 / 送信 / ステータス割込みの割込みベクタが別々になっている I2C の ch.1 と ch.2 での DMA
転送を推奨します。
データ送受信時に INT フラグを発生させたい場合には , INT フラグがセットされるタイミングより
前に TDRE ビットが "1" である必要があります。
*2 : TDRE ビットが "0" になってから TIE ビットを "1" にしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
831
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
I2C インタフェース通信の動作
26.22.1
I2C インタフェースは , 2 本の双方向バスライン , シリアルデータライン (SDA) およ
びシリアルクロックライン (SCL) を使用して通信を行います。
■ I2C バススタート条件
I2C バスの起動条件を以下に示します。
図 26.22-1 スタート条件
SDA
SCL
スタート条件
■ I2C バスストップ条件
I2C バスのストップ条件を以下に示します。
図 26.22-2 ストップ条件
SDA
SCL
ストップ条件
■ I2C バス反復スタート条件
I2C バスの反復スタート条件を以下に示します。
図 26.22-3 反復スタート条件
SDA
SCL
ACK *
* : ACK:アクノリッジ
832
反復スタート条件
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
マスタモード
26.22.2
マスタモードは , I2C バスにスタート条件を発生させ , I2C バスにクロックを出力し
ます。I2C バスがアイドル状態 (SCL="H", SDA="H") のとき , IBCR レジスタの
MSS ビットに "1" を設定するとマスタモードになり , IBCR レジスタの ACT ビット
が "1" になります。
■ スタート条件生成
SDA="H", SCL="H", EN=1, BB=0 のとき , MSS ビットへ "1" を書き込むとスタート条件
が出力されます。
I2C バスへスタート条件を出力すると ACT ビットに "1" をセットします。その後 , ス
タート条件を受信すると BB ビットが "1" にセットされ , I2C バスは通信中であること
を示します ( 図 26.22-4 を参照 )。
図 26.22-4 スタート条件出力および各ビットの関係
スタート条件
A6 *1
SDA
SCL
1
A5 *2
2
BBビット
MSSビット
”1”ライト
ACTビット
TRXビット
FBTビット
TDREビット
*1 : A6:アドレスbit6
*2 : A5:アドレスbit5
<注意事項>
動作モード 4(I2C モード ) では周辺クロック (PCLK) は 8 MHz 以上で使用し , 400kbps を
超えるボーレートジェネレータの設定は禁止です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
833
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
■ スレーブアドレス出力
スタート条件を出力すると TDR レジスタに設定されたデータを bit7 からアドレスとし
て出力します。bit0 はデータ方向ビット (R/W) として使用され , データ方向ビット (R/
W) が "0" のとき , データはライト方向 ( マスタ→スレーブ ) を示します。TDR レジス
タへのアドレス設定は , MSS=1 または SCC=1 を書く前に行ってください。
アドレスおよびデータ方向の出力タイミングについて図 26.22-5 に示します。
図 26.22-5 アドレスおよびデータ方向
1
2
3
4
5
6
7
8
SCL
SDA
A6(D7) A5(D6) A4(D5) A3(D4) A2(D3) A1(D2) A0(D1) R/W(D0)
ACK
BBビット
MSSビット*
TDRE
INTビット
<予約アドレス検出>
RSAビット
RDRFビット
INTビット
INTが"1"の間, SCLは"L"になります。
A6~A0:アドレス
D7~D0:TDRレジスタビット
R/W
:データ方向("L"で書込み方向)
ACK
:アクノリッジ("L"でアクノリッジ, スレーブから出力)
* : MSSビットに"1"を書き込む前にTDRレジスタにアドレスをセットしてください。
834
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
■ 第一バイト送信によるアクノリッジ受信
データ方向ビット (R/W) を出力すると , I2C インタフェースはスレーブからのアクノ
リッジを受信します。
表 26.22-2 アクノリッジ受信後の動作 (RSA ビット =0)
アクノリッジ受信直後の動作
データ方向
ビット (R/W)
0
1
アクノリッジが ACK
TDRE ビットが "1" の場合 , INT ビットを "1"
にしてウェイト。TDRE ビットが "0" の場合 ,
INT ビットは "0" のままでウェイトなし
アクノリッジが
NACK
INT ビットを
"1" にしてウェイト
• RSA ビットが "0" の場合 , アクノリッジ受信後 , TDRE ビットが "1" の場合には , 割
込みフラグ (INT) を "1" にセットし , SCL を "L" に保持してウェイトします。ウェイ
トは割込みフラグに "0" を書くと割込みフラグが "0" になってウェイトを解除しま
す。TDRE ビットが "0" の場合には , ACK を受信すると割込みフラグを "1" にセッ
トせずに SCL にクロックを発生します。
• RSAビットが"1"の場合, 予約アドレス受信後(アクノリッジ前), 割込みフラグ(INT)
を "1" にセットし , SCL を "L" に保持してウェイトします。RDR レジスタ読出し後 ,
ACKE ビット , 送信データを設定し , 割込みフラグに "0" を書くと割込みフラグが
"0" になってウェイトを解除します。
• 受信したアクノリッジは RACK ビットにセットされます。ウェイト中に RACK ビッ
トを確認し , NACK の場合には , MSS ビットに "0" または SCC ビットに "1" を書い
てストップ条件または反復スタート条件を発生させます。このとき , INT ビットは
自動的に "0" にクリアされます。
図 26.22-6 アクノリッジ (RSA=0, ACK 応答の場合 )
Data
INTビットにより"L"
SCL
SDA
R/W
ACK
"0"ライト
INTビット
RACKビット
FBTビット
TDRレジスタへライト
TDREビット
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
835
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
アドレスに対するウェイトは
• RSA ビットが "0" の場合 , アクノリッジ受信後
• RSA ビットが "1" の場合 , アクノリッジ受信前
になります。WSEL の設定には依存しません。
図 26.22-7 アクノリッジ (RSA=0, NACK 応答の場合 )
INTビットにより"L"
SCL
SDA
R/W
NACK
"0"ライト
ストップ条件
INTビット
MSSビット
RACKビット
FBTビット
図 26.22-8 アクノリッジ (RSA=1, ACK 応答の場合 )
INTビットにより"L"
Data
SCL
SDA
R/W
ACK
"0"ライト
INTビット
RACKビット
FBTビット
RSAビット
RDRレジスタの読出し
RDRFビット
836
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
図 26.22-9 アクノリッジ (RSA=1, NACK 応答の場合 )
INTビットにより"L"
SCL
SDA
R/W
NACK
"0"ライト
ストップ条件
INTビット
MSSビット
RACKビット
FBTビット
RSAビット
RDRレジスタの読出し
RDRFビット
■ マスタによるデータ送信
データ方向ビット (R/W) が "0" の場合 , データはマスタから送信します。1 バイト送信
ごとにスレーブから ACK または NACK の応答があります。
WSEL ビットの設定によってウェイトの発生する場所が以下のようになります。
表 26.22-3 マスタデータ送信時の WSEL ビット
WSEL ビット
動作
0
第二バイト以降 , TDRE ビットが "1" またはアービトレーションロスト検出でアク
ノリッジ後 , 割込みフラグ (INT) を "1", SCL を "L" にしてウェイト状態にします。
1
第二バイト以降 , TDRE ビットが "1" またはアービトレーションロスト検出でマス
タが 1 バイトのデータを送信後 , 割込みフラグ (INT) を "1", SCL を "L" にしてウェ
イト状態にします。
ただし , ストップ条件設定 (MSS=0, ACT=1) 時以外に NACK を受信した場合 , WSEL の
設定に依存せずにアクノリッジ後に割込みフラグ (INT) をセットします。
スレーブへデータを送信する場合の手順の一例を以下に示します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
837
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
● 予約アドレス以外への送信の場合
① スレーブアドレス ( データ方向ビットも含む ) を TDR レジスタにセットし , MSS
ビットに "1" を書きます。
② スレーブアドレス送信後に ACK を受信し , 割込みフラグ (INT) が "1" になります。
③ TDR レジスタに送信するデータを書きます。
④ WSEL ビット更新とともに割込みフラグ (INT) に "0" を書き込み , I2C バスのウェ
イトを解除します。
⑤ 1 バイト送信後に WSEL=0 の場合にはアクノリッジ受信後 , WSEL=1 の場合には
1 バイト送信直後に割込みフラグを "1" にして I2C バスをウェイトします。所定
のデータ数を送信するまで②∼④を繰り返します。ただし , WSEL=1のとき, ウェ
イト解除後に NACK を受信した場合にはアクノリッジ受信後にもう一度割込み
が発生し , バスをウェイトします。
⑥ MSS ビットに "0" または SCC ビットに "1" を設定し , ストップ条件または反復ス
タート条件を発生させます。
● 予約アドレスへの送信の場合
① スレーブアドレスとして予約アドレスを TDR レジスタにセットし , MSS ビット
に "1" を書きます。
② スレーブアドレス送信後 , 割込みフラグ (INT) が "1" になります。
③ RDR レジスタを読み出し , 予約アドレスを確認します。*
④ TDR レジスタに送信するデータを書きます。
⑤ WSEL ビット更新とともに割込みフラグ (INT) に "0" を書き込み , I2C バスのウェ
イトを解除します。
⑥ 1 バイト送信後に WSEL=0 の場合にはアクノリッジ受信後 , WSEL=1 の場合には
1 バイト送信直後に割込みフラグを "1" にして I2C バスをウェイトします。所定
のデータ数を送信するまで④∼⑥を繰り返します。ただし , WSEL=1のとき, ウェ
イト解除後に NACK を受信した場合にはアクノリッジ受信後にもう一度割込み
が発生してバスをウェイトします。
⑦ MSS ビットに "0" または SCC ビットに "1" を設定し , ストップ条件または反復ス
タート条件を発生させます。
<注意事項> • 送受信中に IBCR レジスタを変更する場合 , 割込みフラグ (INT) が "1" のときに変更し
てください。
• WSEL ビットを変更した場合 , 次のデータの割込みフラグ (INT) の発生条件に使用され
ます。
• データ送信中で TDRE が "1" のときに TDR レジスタへ送信データを書き込み , ACK 応
答を検出すると割込みフラグ (INT) は "1" にならずにその書き込まれたデータが送信さ
れます。
• データ受信中に TDRE が "1" のときに TDR レジスタへ送信データを書き込み , ACK 応
答した場合 , 割込みフラグ (INT) は "1" にならずに RDRF のみ "1" になります。
838
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
図 26.22-10 マスタの割込み 1(WSEL=0, RSA=0)
S
スレーブ
アドレス
W ACK
Data
ACK
△
①
Data
ACK
△
②
Data
ACK P or Sr
△
②
△▲
③
S :スタート条件
W:データ方向ビット(ライト方向)
P :ストップ条件
Sr:反復スタート条件
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレス送信+方向ビット送信+アクノリッジ受信により割込み発生
TDRレジスタに送信データ書き込んだ後, INT=0書込み
② 1バイト送信+アクノリッジ受信により, 割込み発生
TDRレジスタに送信データ書き込んだ後, INT=0書込み
③ 1バイト送信+アクノリッジ受信により, 割込み発生
MSS=0またはMSS=1, SCC=1を設定
(注意事項) 割込みフラグ(INT)発生時, TDREビットは"1"
図 26.22-11 マスタ送信の割込み 2(WSEL=1, RSA=0, ACK 応答 )
S
スレーブ
アドレス
W ACK
△
①
Data
ACK
△
②
Data
ACK
△
②
Data
ACK P or Sr
△
③
▲
S :スタート条件
W:データ方向ビット(ライト方向)
P :ストップ条件
Sr:反復スタート条件
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレス送信+方向ビット送信+アクノリッジ受信により割込み発生
TDRレジスタに送信データ書き込んだ後, INT=0書込み
② 1バイト送信により, 割込み発生
TDRレジスタに送信データ書き込んだ後, INT=0書込み
③ 1バイト送信により, 割込み発生
MSS=0またはMSS=1, SCC=1を設定
(注意事項) 割込みフラグ(INT)発生時, TDREビットは"1"
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
839
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
図 26.22-12 マスタ送信の割込み 3(WSEL=1, RSA=0, NACK 応答 )
S
スレーブ
アドレス
W ACK
Data
△
①
ACK
Data
△
②
ACK
Data
△
②
NACK
△
③
P or Sr
▲
S :スタート条件
W:データ方向ビット(ライト方向)
P :ストップ条件
Sr:反復スタート条件
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレス送信+方向ビット送信+アクノリッジ受信により割込み発生
TDRレジスタに送信データ書き込んだ後, INT=0書込み
② 1バイト送信により, 割込み発生
TDRレジスタに送信データ書き込んだ後, INT=0書込み
③ 1バイト送信により, 割込み発生
MSS=0またはMSS=1, SCC=1を設定
(注意事項) 割込みフラグ(INT)発生時, TDREビットは"1"
図 26.22-13 マスタ送信の割込み 4(WSEL=1, RSA=0, 途中 NACK 応答 )
S
スレーブ
アドレス
W ACK
△
①
Data
ACK
△
②
Data
ACK
△
②
Data
NACK
△
②
P or Sr
△▲
③
S :スタート条件
W:データ方向ビット(ライト方向)
P :ストップ条件
Sr:反復スタート条件
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレス送信+方向ビット送信+アクノリッジ受信により割込み発生
TDRレジスタに送信データ書き込んだ後, INT=0書込み
② 1バイト送信により , 割込み発生
TDRレジスタに送信データ書き込んだ後, INT=0書込み
③ NACK応答により, 割込み発生
MSS=0またはMSS=1, SCC=1を設定
(注意事項) 割込みフラグ(INT)発生時, TDREビットは"1"
840
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
図 26.22-14 マスタ送信の割込み 5(WSEL=1->0, RSA=0, ACK 応答 )
S
スレーブ
アドレス
W ACK
Data
△
①
ACK
Data
△
②
ACK
Data
ACK P or Sr
△
②
△▲
③
S :スタート条件
W:データ方向ビット(ライト方向)
P :ストップ条件
Sr:反復スタート条件
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレス送信+方向ビット送信+アクノリッジ受信により割込み発生
送信バッファに送信データを書き込んだ後, INT=0 書込み
② 1バイト送信により, 割込み発生
送信バッファに送信データを書き込んだ後, WSEL=0,INT=0 書込み
③ 1バイト送信により,割込み発生
MSS=0またはMSS=1, SCC=1を設定
(注意事項) 割込みフラグ(INT)発生時, TDREビットは"1"
図 26.22-15 マスタの割込み 6(WSEL=0, RSA=1)
S
スレーブ
アドレス
W ACK
△
①
Data
ACK
△
②
Data
ACK
Data
ACK P or Sr
△
②
△▲
③
S :スタート条件
W:データ方向ビット(ライト方向)
P :ストップ条件
Sr:反復スタート条件
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレス(予約アドレス)送信+方向ビット送信+アクノリッジ受信
により割込み発生
TDRレジスタに送信データ書き込んだ後, INT=0書込み
② 1バイト送信+アクノリッジ受信により , 割込み発生
TDRレジスタに送信データ書き込んだ後, INT=0書込み
③ 1バイト送信+アクノリッジ受信により , 割込み発生
MSS=0またはMSS=1, SCC=1を設定
(注意事項) 割込みフラグ(INT)発生時, TDREビットは"1"
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
841
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
■ マスタによるデータ受信
データ方向ビット (R/W) が "1" の場合 , スレーブから送信されたデータを受信します。
マスタは TDRE ビットが "1" であれば 1 バイト受信ごとにウェイトを発生 (INT=1,
RDRF=1) し , WSEL ビットに従って IBCR レジスタの ACKE ビットの設定で ACK また
は NACK 応答します。TDRE ビットが "0" であれば , IBCR レジスタの ACKE ビットの
設定で ACK 応答であればウェイトは発生せず (INT=0) に次のデータを受信し , NACK
応答であればウェイトが発生します (INT=1) 。
割込みによるウェイトは以下を参照してください。
表 26.22-4 マスタデータ受信時の WSEL ビット
WSEL ビット
動作
0
第二バイト以降 , TDRE ビットが "1" でアクノリッジ後 , 割込みフラグ (INT) を
"1", SCL を "L" にしてウェイト状態にします。
1
第二バイト以降 , TDRE ビットが "1" でマスタが 1 バイトのデータを受信後 , 割込
みフラグ (INT) を "1", SCL を "L" にしてウェイト状態にします。
スレーブからデータを受信する場合の手順の一例を以下に示します。
① スレーブアドレス ( データ方向ビットも含む ) を TDR レジスタにセットし , MSS
ビットに "1" を書きます。
② スレーブアドレス送信後に ACK を受信し , 割込みフラグ (INT) が "1" になります。
③ WSEL ビット更新とともに割込みフラグビット (INT) に "0" を書き込み , I2C バス
のウェイトを解除します。
④ 1 バイト受信後に WSEL=0 の場合にはアクノリッジ送信後 , WSEL=1 の場合には
1 バイト受信直後 , 割込みフラグを "1" にして I2C バスをウェイトします。所定
のデータ数を受信するまで②∼④を繰り返します。
⑤ 最終データ受信後 , NACK を出力し , MSS ビットに "0" または SCC ビットに "1"
を設定し , ストップ条件または反復スタート条件を発生させます。
<注意事項> • 7 ビットスレーブアドレスの検出を許可しているとき (ISBA:SAEN=1) に , マスタモー
ド時に 7 ビットスレーブアドレスを指定することは禁止です。
• TDRE が "0" のとき , オーバランエラーが発生しても ACKE ビットの設定に従ってアク
ノリッジを出力し , 次の処理を行います。
• 送受信中に IBCR レジスタを変更する場合 , 割込みフラグ (INT) が "1" のときに変更し
てください。
• マスタ受信時 , TDR レジスタにダミーデータを書き込み , 割込みフラグ (INT) が "1" に
なるタイミングで TDRE ビットが "0" の場合 , 割込みフラグ (INT) は "0" のままで次の
データを受信します。
842
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
図 26.22-16 マスタ受信の割込み 1 (WSEL=0, RSA=0)
S
スレーブアドレス R ACK
Data
ACK
△
Data
ACK
△
①
Data
P or Sr
NACK
△
②
△▲
③
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレス送信+方向ビット送信+アクノリッジ受信により割込み発生
INT=0 書込みにより割込みが"0"にクリア
② 1バイト受信+アクノリッジ送信により割込み発生
受信データを読み出した後, ACKE=0に設定し, INT=0書込み
③ 1バイト受信+アクノリッジ送信したことにより割込み発生
MSS=0またはMSS=1, SCC=1を設定
(注意事項) 割込みフラグ(INT)発生時, TDREビットは"1"
図 26.22-17 マスタ受信の割込み 2 (WSEL=1, RSA=0)
S
スレーブアドレス R ACK
Data
△
①
ACK
Data
△
②
ACK
Data
△
②
P or Sr
NACK
△
③
▲
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレス送信+方向ビット送信+アクノリッジ受信により割込み発生
INT=0書込みにより割込みが"0"にクリア
② 1バイト受信により割込み発生
受信データを読み出した後, INT=0書込み
③ 1バイト受信により割込み発生
受信データを読み出した後, ACKE=0に設定し, MSS=0
またはMSS=1,
SCC=1を設定
(注意事項) 割込みフラグ(INT)発生時, TDREビットは"1"
■ アービトレーションロスト
マスタのデータがほかのマスタからのデータと衝突し , 送信したデータと異なるデー
タを受信した場合 , アービトレーションロストと判断して MSS ビットを "0", AL ビッ
トを "1" にしてスレーブモードとして動作可能となります。
AL ビットは , 以下の条件で "0" にクリアすることができます。
• MSS ビットへの "1" 書込み
• INT ビットへの "0" 書込み
• AL ビット =1, SPC ビット =1 のときに SPC ビットへの "0" 書込み
• I2C インタフェースの禁止 (EN ビット =0)
アービトレーションロストが発生すると WSEL の設定に従って割込みフラグ (INT) を
"1" にし , I2C バスの SCL を "L" にします。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
843
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
■ マスタモードのウェイト
BB ビットが "1" のときに MSS ビットに "1" を設定するとスレーブモードとして動作し
ていなければ BB ビットが "1" の間 , マスタモードをウェイトし , BB ビットが "0" に
なってからスタート条件を送信します。マスタモードがウェイト中かどうかは MSS
ビットと ACT ビットで判断できます (MSS=1, ACT=0 であればウェイト状態 ) 。MSS
ビットに "1" を設定後 , スレーブモードとして動作する場合 , AL ビットを "1", MSS ビッ
トを "0", ACT ビットを "1" にします。
844
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
26.22.3
スレーブモード
スレーブモードは ( 反復 ) スタート条件を検出し , ISBA レジスタと ISMK レジスタ
との組合せと受信したアドレスが一致すると ACK 応答し , スレーブモードとして動
作します。
■ スレーブアドレス一致検出
( 反復 ) スタート条件を検出すると次のデータの 7 ビットをアドレスとして受信します。
ISMK レジスタで "1" がセットされているビットについて ISBA レジスタと受信アドレ
スの各ビットを比較し , 一致した場合に ACK を出力します。
表 26.22-5 スレーブアドレスに対するアクノリッジ出力直後の動作
アクノリッジ直後の動作
データ
方向ビット
(R/W)
0
1
アクノリッジが ACK
アクノリッジが
NACK
TDRE ビットが "1" の場合 , INT ビットを "1" に
してウェイト。TDRE ビットが "0" の場合 , INT
ビットは "0" のままでウェイトなし
INT ビットは
"0" のままでウェイト
なし
• 予約アドレス検出
一バイト目で予約アドレス ("0000XXXXB" または "1111XXXXB") と一致した場合 ,
8 ビット目のデータ受信後 , INT ビットを "1" にして I2C バスをウェイトします。こ
のとき受信データを読み出し , スレーブとして動作させたい場合には ACKE を "1" に
セットして INT ビットをクリアします。その後 , スレーブとして動作します。ACKE
を "0" にした場合には , アクノリッジ出力後 , スレーブとして動作を行いません。
■ データ方向ビット
アドレス受信後 , データの送受信を決めるデータ方向ビットを受信します。このビット
が "0" のときにマスタからの送信を示し , スレーブとしてはデータを受信します。
■ スレーブによる受信
スレーブアドレスが一致しデータ方向ビットが "0" のとき , スレーブモードによる受信
を示します。スレーブモードによる受信の手順の一例は以下のようになります。
① ACK 送信後 , 割込みフラグ (INT) を "1" にして I2C バスをウェイトします。MSS
ビット , ACT ビットと FBT ビットでスレーブアドレス一致による割込みと判断
し , ACKE ビットに "1", 割込みフラグ (INT) に "0" を書いて I2C バスのウェイト
を解除します ( 表 26.22-5 を参照 ) 。
② 1 バイトのデータを受信後 , WSEL の設定に従って割込みフラグ (INT) を "1" に
して I2C バスをウェイトします。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
845
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
③ RDR レジスタから受信したデータを読み出し , ACKE ビットを設定後 , 割込みフ
ラグ (INT) に "0" を書いて I2C バスのウェイトを解除します。
④ ストップ条件または反復スタート条件を検出するまで② , ③を繰り返します。
図 26.22-18 スレーブ受信の割込み 1(WSEL=0, RSA=0)
S
スレーブアドレス W ACK
Data
ACK
△
①
Data
ACK
△
②
Data
NACK
△
②
P or Sr
△▲
③
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレスが一致したのでACK出力し, 割込み発生
ACKE=1, INT=0書込み
② 1バイト受信+ACK応答により割込み発生
受信データを受信バッファから読み出した後, INT=0書込み
③ 1バイト受信+NACK応答により割込み発生
受信データを受信バッファから読み出した後, INT=0書込み
図 26.22-19 スレーブ受信の割込み 2(WSEL=1, RSA=0)
S
スレーブアドレス W ACK
Data
△
①
ACK
Data
△
②
ACK
Data
△
②
ACK
△
③
P or Sr
▲
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレスが一致したのでACK出力し, 割込み発生
ACKE=1, INT=0書込み
② 1バイト受信により割込み発生
受信データを受信バッファから読み出した後, INT=0書込み
③ 1バイト受信により割込み発生
受信データを受信バッファから読み出した後, INT=0書込み
図 26.22-20 スレーブ受信の割込み 3(WSEL=1, RSA=0)
S
スレーブアドレス W ACK
△
①
Data
ACK
△
②
Data
ACK
Data
△
②
NACK
△
②
P or Sr
△▲
③
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① スレーブアドレスが一致したのでACK出力し, 割込み発生
ACKE=1, INT=0書込み
② 1バイト受信により割込み発生
受信データを受信バッファから読み出した後, INT=0書込み
③ NACK応答により割込み発生
INT=0書込み
846
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
MB91665 シリーズ
図 26.22-21 スレーブ受信の割込み 6(WSEL=0, RSA=1)
S
スレーブアドレス W ACK
△
①
Data
ACK
△
②
Data
ACK
Data
△
②
ACK
P or Sr
△▲
③
△:INTE=1による割込み
▲:CNDE=1による割込み
① 予約アドレス("0000XXXXB"または"1111XXXXB")が一致したので割込み発生
受信データを読み出し, ACKE=1, INT=0書込み
② 1バイト受信+アクノリッジ出力により割込み発生
INT=0書込み
③ 1バイト受信+アクノリッジ出力により割込み発生
INT=0書込みにより割込み
■ スレーブによる送信
スレーブアドレスが一致してデータ方向ビットが "1" のとき , スレーブによる送信を示
します。WSEL の設定により , 1 バイト送信後またはアクノリッジ応答後に割込みフラ
グ (INT) を "1" にしてウェイトを発生します ( 表 26.22-5 を参照 ) 。
RACK ビットによってマスタから出力されたアクノリッジを確認することができ , マ
スタから NACK 応答時 , マスタが正しく受信できなかったか , データ受信の終了を示
します。WSEL=1 のときに NACK を検出した場合 , 割込みが発生してウェイトします。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
847
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.22
26.22.4
MB91665 シリーズ
バスエラー
I2C バス上でデータの送受信中にストップ条件 , ( 反復 ) スタート条件を検出すると
バスエラーとして取り扱います。
■ バスエラー発生条件
バスエラーは以下の条件で BER ビットを "1" にします。
• 第一バイト転送中に ( 反復 ) スタート条件またはストップ条件を検出
• データの 2 ビット∼ 9( アクノリッジ ) ビット目で ( 反復 ) スタート条件またはストッ
プ条件を検出
■ バスエラー動作
送受信による割込みフラグ (INT) が "1" になったときに BER ビットを確認し , BER ビッ
トが "1" の場合はエラー処理を行ってください。BER ビットは INT ビットに "0" を書
くことによってクリアされます。
バスエラーによって INT ビットは "1" にセットされますが , I2C バスの SCL を "L" にし
てウェイト状態にはなりません。
848
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.23
MB91665 シリーズ
26.23
専用ボーレートジェネレータ
専用ボーレートジェネレータは , シリアルクロックの周波数の設定を行います。
■ ボーレート選択
● 専用ボーレートジェネレータ ( リロードカウンタ ) で内部クロックを分周して得られるボー
レート
2 つの内部リロードカウンタがあり , それぞれ送受信シリアルクロックに対応していま
す。ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) で 15 ビットのリロード値を
設定することにより , ボーレートを選択できます。
リロードカウンタは , 設定された値で内部クロックを分周します。
■ ボーレートの計算
2 つの 15 ビットリロードカウンタは , ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1,
BGR0) で設定します。
ボーレートの計算式を以下に示します。
(1) リロード値:
V =φ / b − 1
V:リロード値 b:ボーレート φ:周辺クロック (PCLK) 周波数
ただし , I2C バスの SCL の立上り時間によっては設定したボーレートが発生し
ませんのでリロード値を調整してください。
(2) 計算例 :
周辺クロック (PCLK) 16MHz, ボーレート 400kbps に設定する場合のリロード
値は , 次のようになります。
リロード値:
V = (16 × 1000000)/400000 - 1 = 39
よって , ボーレートは ,
b = (16 × 1000000)/(38+2) = 400 kbps
<注意事項>
• ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) への書込みは , 16 ビットアクセ
スで行ってください。
• ISMK レジスタの EN ビットが "0" のときにボーレートジェネレータレジスタの設定を
行ってください。
• 動作モード 4(I2C モード ) では周辺クロック (PCLK) は 8 MHz 以上で使用し , 400kbps
を超えるボーレートジェネレータの設定は禁止です。
• リロード値を "0" に設定するとリロードカウンタは停止します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
849
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.23
MB91665 シリーズ
■ 各周辺クロック (PCLK) 周波数に対するリロード値とボーレート
表 26.23-1 リロード値とボーレート
ボーレート
[bps]
8 MHz
10 MHz
16 MHz
20 MHz
24 MHz
32MHz
リロード値 リロード値 リロード値 リロード値 リロード値 リロード値
400000
19
24
39
49
59
79
200000
39
49
79
99
119
159
100000
79
99
159
199
239
319
本数値は I2C バスの SCL 立上りが "0" の場合です。I2C バスの SCL 立上りが遅い場合
には上記の数値より遅いボーレートになります。
■ リロードカウンタの機能
リロード値に対する 15 ビットレジスタから構成されており , 内部クロックより送受信
クロックを生成します。また , 送信リロードカウンタのカウント値をボーレートジェネ
レータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) より読み出すことができます。
■ カウントの開始
ボーレートジェネレータレジスタ 1, 0 (BGR1, BGR0) にリロード値を書き込むと , リ
ロードカウンタはカウントを開始します。
850
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.24
MB91665 シリーズ
26.24
I2C モードの注意事項
I2C モードの注意事項を下記に示します。
• FIFO 付きチャネルで DMA 転送要求する場合 , FIFO は使用できません。FIFO 動作
禁止の設定としてください。
• DMA 転送要求する場合 , DMA のブロックサイズを 1 回に設定してください。
• マスタ受信およびスレーブ受信時には , データ受信用の DMA 転送と , ダミーデータ
送信用の DMA 転送が必要なため , DMA を 2 チャネル使用する必要があります。
• I2C モードでは , 送信レジスタ (TDR) に有効なデータがなく , 送信データエンプティ
フラグビット (TDRE) が”1”の状態で , I2C バス上のデータが 9 ビット目 (WSEL=0
時 ) または 8 ビット目 (WSEL=1 時 ) まで送信された場合 , 図 26.24-1 のように割込
みフラグ (INT) が”1”となります。DMA 転送中に割込みフラグ (INT) が”1”にな
ると , ソフトで”0”クリアしない限り , DMA 転送が継続できません。( マスタ送信 ,
スレーブ送信 , マスタ受信 , スレーブ受信共 )
図 26.24-1 I2C の INT ビット変化タイミング (WSEL=0 時 )
SCL
SDA
DATA
ACK
DATA
ACK
TDRE bit
TDR への
DMA 転送
INT bit
上記のような仕様のため , I2C モードで DMA 転送する場合には , 割込みフラグ (INT)
が”1”となる前に , TDR への DMA 転送が行われるように対応してください。I2C
の DMA 転送を優先するには , 以下のような対応があります。
- 優先度が高い ( チャネル番号が小さい ) DMA を使用する。優先順位設定ビットを
固定 (AT=0) で使用する場合に有効。
- DMA 転送抑止割込みレベルビット (DILVR レジスタの LVL4-LVL0 ビット ) を可
能な限り小さい値にする。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
851
第 26 章 マルチファンクションシリアル インタフェース
26.24
MB91665 シリーズ
• 送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) が "1" になって送信データレジスタ (TDR)
に送信データを DMA 転送によって書くか , またはソフトによって送信データエン
プティフラグ (SSR:TDRE) を確認して書く場合 , 送信データエンプティフラグ
(SSR:TDRE) が "0" にならない場合があるため , ACK フィールドの SCL が立下がる
までに送信データを書いてください。ソフトによって割込みフラグ (IBCR:INT) が
"1" になってから送信データを書く場合は特に制限はありません。
DMA 転送時またはソフトにて送信データエンプティフラグ (SSR:TDRE) による送信
処理を行うとき , ACK フィールドの SCL が立ち下がるまでに送信データを書くのが
遅れる場合には以下の設定および手順にしてください。
- 設定
割込みフラグ (IBCR:INT) が "1" になるタイミングを 8 ビット目に設定 (WSEL=1)
する。
- 手順
マスタで送受信を行う場合 , 以下の手順で処理してください。スレーブで送受信
を行う場合には , 下記手順は必要ありません。
1. ソフトにて第一バイト ( スレーブアドレス ) を送信データレジスタに書く。
2. マスタ起動 (IBCR:MSS="1" ライト ) と同時にウエイト選択を 8 ビットに設定
(IBCR:WSEL="1" ライト ) する。
3. 第一バイト送信後 , 割込みフラグ (IBCR:INT) が "1" になるので ACK 応答
(IBSR:RACK="0") を確認後 , 第二バイト目をソフトによって送信データレジ
スタ (TDR) に書いてから DMAC の設定を行い , DMA 転送を起動し , 割込み
フラグ (IBCR:INT) に "0" を書く。
4. 送受信が終了した場合 , マスタの終了 (IBCR:MSS="0" ライト ) または再起動
(IBCR:SCC="1" ライト ) を行います。
852
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 27 章 USB クロック生成部
USB クロック生成部の機能と動作について説明し
ます。
27.1 概要
27.2 構成
27.3 レジスタ
27.4 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
853
第 27 章 USB クロック生成部
27.1
MB91665 シリーズ
27.1 概要
USB クロックとは , USB デバイスを動作させるために使用するクロックの生成元になるク
ロックです。
■ 概要
USB クロック生成部は , 次の機能を持ちます。
•
USB クロックの出力許可 / 停止の設定
•
PLL マクロ発振クロックの分周
•
USB クロックの選択
•
スタンバイモード ( メインタイマモード , 時計モードまたはストップモード ) 時の
USB クロックの停止
854
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 27 章 USB クロック生成部
27.2
MB91665 シリーズ
27.2 構成
USB クロック生成部の構成を示します。
■ USB クロック生成部のブロックダイヤグラム
USB クロック生成部のブロックダイヤグラムを図 27.2-1 に示します。
図 27.2-1 USB クロック生成部のブロックダイヤグラム
メインクロック
PLL マクロ発振クロック
USB クロック
PLL マクロ発振クロック分周器
( 非分周 /2 分周 )
UPDS
UCSEL
UCEN
スタンバイモード ( メインタイマモード , 時計モードまたはストップモード )
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
855
第 27 章 USB クロック生成部
27.3
MB91665 シリーズ
27.3 レジスタ
USB クロック生成部で使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ USB クロック生成部のレジスタ一覧
USB クロック生成部のレジスタ一覧を表 27.3-1 に示します。
表 27.3-1 USB クロック生成部のレジスタ一覧
レジスタ略称
レジスタ名
UCCR
USB クロック設定レジスタ
856
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
27.3.1
CM71-10158-1
第 27 章 USB クロック生成部
27.3
MB91665 シリーズ
USB クロック設定レジスタ (UCCR)
27.3.1
USB クロックを制御するレジスタです。
USB クロック設定レジスタ (UCCR) のビット構成を図 27.3-1 に示します。
図 27.3-1 USB クロック設定レジスタ (UCCR) のビット構成
bit
7
属性
6
5
4
3
2
1
0
UCSEL
UCEN
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
UPDS
R/W
R/W
R/W
X
X
X
X
X
0
0
1
初期値
R/W:リード / ライト可能
X:不定値
[bit7 ∼ bit3]:予約ビット
書込み時
"0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit2]:UPDS (PLL マクロ発振クロック分周選択ビット )
PLL マクロ発振クロックの非分周 / 分周を選択します。
書込み値
説明
0
非分周に設定します。
1
2 分周に設定します。
< 注意事項 >
•
USB クロックの出力が有効 (UCEN=1) のときは , このビットは書き換えできません。
•
このビットは , UCEN ビットと同時に書き換えないでください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
857
第 27 章 USB クロック生成部
27.3
MB91665 シリーズ
[bit1]:UCSEL (USB クロック選択ビット )
USB クロックがメインクロックか PLL マクロ発振クロックかを選択します。
書込み値
説明
0
メインクロックです。
1
PLL マクロ発振クロックです。
< 注意事項 >
•
USB クロックの出力が有効 (UCEN=1) のときは , このビットは書き換えできません。
•
このビットは , UCEN ビットと同時に書き換えないでください。
[bit0]:UCEN (USB クロック出力許可ビット )
USB クロック出力を制御します。
書込み値
説明
0
USB クロック出力を許可しません。
1
USB クロック出力を許可します。
< 注意事項 >
このビットは , UPDS ビットまたは UCSEL ビットと同時に書き換えないでください。
858
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 27 章 USB クロック生成部
27.4
MB91665 シリーズ
27.4 動作説明と設定手順例
USB クロックの生成制御動作について説明します。また , 設定するための手順例も示します。
■ 概要
USB クロックの生成制御部では , 次の操作が必要です。
•
レジスタ設定
•
メインクロック選択
•
PLL マクロ発振クロック選択
■ レジスタ設定
USBクロック出力を有効にするときは, 次の順番でUSBクロック設定レジスタ (UCCR)
を設定してください。
1. USB クロック出力を無効 (UCEN=0) にする
2. UPDS ビット (PLL マクロ発振クロック分周選択ビット ) と UCSEL ビット (USB ク
ロック選択ビット ) を設定する
3. USB クロック出力を有効 (UCEN=1) にする
< 注意事項 >
•
手順 1 と 2, 2 と 3 は , 同時に行わないでください。
•
この設定は , USB 許可レジスタ (USBEN) の USBEN ビットが "0" のときに行ってくだ
さい。
■ メインクロック選択
UCSEL ビットに "0" を書き込むと , USB クロックにはメインクロックが選択されます。
メインクロックを選択するときは , メインクロックが 48MHz で発振しているときにし
てください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
859
第 27 章 USB クロック生成部
27.4
MB91665 シリーズ
■ PLL マクロ発振クロック選択
UCSEL ビットに "1" を書き込むと , USB クロックには PLL マクロ発振クロックが選択
されます。PLL マクロ発振クロックを選択するときは , PLL マクロ発振クロックが
96MHz のときにしてください。PLL マクロ発振クロック =96MHz のときは , PLL マク
ロ発振クロック 2 分周 (UPDS=1) に設定してください。これらの関係を表 27.4-1 に示
します。
表 27.4-1 USB クロック選択と UPDS/UCSEL ビットの関係
メインクロック 48MHz 使用時
UPDS
UCSEL
−
0
設定禁止
0
1
PLL マクロ発振クロック 96MHz 設定禁止
1
1
< 注意事項 >
860
•
スタンバイモード (メインタイマモード,時計モードまたはストップモード) 時は, USB
クロックは停止します。
•
PLL マクロ発振クロックが 96MHz ∼ 100MHz のため UCSEL=1 かつ UPDS=0 は設定
禁止です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 28 章 DMA 転送要求
セレクタ
DMA 転送要求セレクタの機能と動作について説明
します。
28.1 概要
28.2 構成
28.3 レジスタ
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
861
第 28 章 DMA 転送要求 セレクタ
28.1
MB91665 シリーズ
28.1 概要
DMA 転送要求セレクタは DMA 転送要求として DREQ を使用する場合 , USB ファンクション /
ホストからの DREQ を DMA コントローラ (DMAC) に伝えます。
■ 概要
DMA 転送要求セレクタは , USB ファンクション / ホストからの DREQ を , DMA コント
ローラ (DMAC) の該当するチャネルに伝えます。
862
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 28 章 DMA 転送要求 セレクタ
28.2
MB91665 シリーズ
28.2 構成
DMA 転送要求セレクタの構成を示します。
■ DMA 転送要求セレクタのブロックダイヤグラム
DMA 転送要求セレクタのブロックダイヤグラムを図 28.2-1 に示します。
図 28.2-1 DMA 転送要求セレクタのブロックダイヤグラム
予約
D M A C ch.0
E P 2S .D R Q
D R E Q S E L0
予約
オンチップバス
D M A C ch.1
E P 3S .D R Q
D R E Q S E L1
予約
D M A C ch.2
予約
D R E Q S E L2
予約
D M A C ch.3
E P 1S .D R Q
D R E Q S E L3
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
863
第 28 章 DMA 転送要求 セレクタ
28.3
MB91665 シリーズ
28.3 レジスタ
DMA 転送要求セレクタで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ DMA 転送要求セレクタのレジスタ一覧
DMA 転送要求セレクタのレジスタ一覧を表 28.3-1 に示します。
表 28.3-1 DMA 転送要求セレクタのレジスタ一覧
レジスタ略称
レジスタ名
DREQSEL
DREQ 選択レジスタ
864
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
28.3.1
CM71-10158-1
第 28 章 DMA 転送要求 セレクタ
28.3
MB91665 シリーズ
DREQ 選択レジスタ (DREQSEL)
28.3.1
DREQ を選択するレジスタです。
DREQ 選択レジスタ (DREQSEL) のビット構成を図 28.3-1 に示します。
図 28.3-1 DREQ 選択レジスタ (DREQSEL) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
DREQSEL DREQSEL DREQSEL DREQSEL DREQSEL DREQSEL DREQSEL DREQSEL
7
6
5
4
3
2
1
0
属性
初期値
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
1
1
1
0
1
1
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
このレジスタは , 必ずバイトまたはハーフワードでアクセスしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
865
第 28 章 DMA 転送要求 セレクタ
28.3
MB91665 シリーズ
[bit7 ∼ bit0]:DREQSEL7 ∼ DREQSEL0 (DREQ 選択ビット )
DREQSEL7 ∼ DREQSEL0 のビット番号は , DMA コントローラ (DMAC) のチャネル番
号に対応します。チャネルごとに DREQ を設定します。
チャネル
DREQ 選択ビット
0
DREQSEL0
1
DREQSEL1
2
DREQSEL2
3
DREQSEL3
4
DREQSEL4
5
DREQSEL5
6
DREQSEL6
7
DREQSEL7
書込み値
0
説明
予約
1
EP2S.DRQ (64 バイト )
( インタラプト , バルク転送 )
0
予約
1
EP3S.DRQ (64 バイト )
( インタラプト , バルク転送 )
0
予約
1
予約
0
予約
1
EP1S.DRQ (256 バイト )
( インタラプト , バルク転送 )
0
予約
1
予約
0
予約
1
予約
0
予約
1
予約
0
予約
1
予約
< 注意事項 >
予約値を書き込んだ場合は , "0" が出力されます。
866
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
USB ファンクションの機能と動作について説明し
ます。
29.1 概要
29.2 構成
29.3 レジスタ
29.4 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
867
第 29 章 USB ファンクション
29.1
MB91665 シリーズ
29.1 概要
USB ファンクションは , USB (Universal Serial Bus) 通信プロトコルをサポートするインタ
フェースです。転送スピードは Full Speed (12Mbps) に対応して動作します。
■ 概要
USB ファンクションは USB 通信プロトコルに対応しています。基本的なプロトコル動
作 ( ハンドシェーク ) はハードウェアがサポートしているため , 通信データの処理だけ
で USB 通信を実現できます。
USB ファンクションには , 次の特長があります。
•
USB2.0 準拠
•
Full Speed (12Mbps) をサポート
•
デバイスステータスは自動応答
•
Bit Stripping, Bit Stuffing, CRC5, CRC16 の自動生成とチェック
•
データ同期ビットでトグルチェック
•
Get/SetDescriptor, SynchFrame コマンド以外のすべての標準コマンドに自動応答
(Get/SetDescriptor, SynchFrame コマンドは , クラス・ベンダーコマンドと同様の処理
が可能 )
•
クラス・ベンダーコマンドはデータとして受信し , ファームによる応答が可能
•
最大 4 本のエンドポイントをサポート
( エンドポイント 0 はコントロール転送に固定 )
•
転送データバッファには , エンドポイントごとに 2 本のバッファを内蔵
( エンドポイント 0 の場合は IN と OUT それぞれ専用に 1 本ずつ内蔵 )
•
DMA による転送データの自動転送モードをサポート
( エンドポイント 0 のバッファ以外 )
< 注意事項 >
868
•
USB ファンクションを使用する場合 , オンチップバスクロック (HCLK) は 13MHz 以上
で使用してください。
•
USB2.0 準拠とするためには , USB 許可レジスタ (USBEN) の STALCLRCNT ビットを
"1" に設定してください。MB91V650 では , STALCLRCNT ビットが存在しないため動
作を確認することはできません。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.1
MB91665 シリーズ
■ MB91V650 の制限事項について
MB91V650 には , 表 29.1-1 のビットが存在しないため , 各ビットを "0" に設定したとき
の機能となります。
表 29.1-1 MB91V650 機能制限一覧
レジスタ
ビット名
機能
EP0 の STAL ビットクリア制御
STALCLRCNT ソフトクリア ="0"
USB 許可
ハードクリア ="1"
レジスタ
エンドポイントのエンディアン選択
(USBEN)
EPEDN
リトルエンディアン ="0"
ビックエンディアン ="1"
UDC 制御
レジスタ
(UDCC)
STALCLREN
CM71-10158-1
EP1 ∼ EP3 の STAL ビットクリア制御
ソフトクリア ="0"
ハードクリア ="1"
MB91F668/MB91F669
MB91V650
選択可能
ソフトクリア
(STALCLRCNT=0)
選択可能
リトルエンディアン
(EPEDN=0)
選択可能
ソフトクリア
(STALCLREN=0)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
869
第 29 章 USB ファンクション
29.2
MB91665 シリーズ
29.2 構成
USB ファンクションの構成を示します。
■ USB ファンクションのブロックダイヤグラム
USB ファンクションのブロックダイヤグラムを図 29.2-1 に示します。
図 29.2-1 USB ファンクションのブロックダイヤグラム
オンチップバス
エンドポイント 0
In バッファ
エンドポイント 0
Out バッファ
DMA
転送要求
割込み
UDC
インタ
フェース
USB クロック (48MHz)
USB クロック生成部から
UDC
エンドポイント 1
バッファ
エンドポイント 2
バッファ
エンドポイント 3
バッファ
UDP
I/O
UDM
SUSP
デバイスの
ストップ信号
870
CPU
インタフェース
UDCC レジスタ
UDCS レジスタ
タイムスタンプ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
割込み
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
29.3 レジスタ
USB ファンクションで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ USB ファンクションのレジスタ一覧
USB ファンクションのレジスタ一覧を表 29.3-1 に示します。
表 29.3-1 USB ファンクションのレジスタ一覧
CM71-10158-1
レジスタ略称
レジスタ名
UCCR
USB クロック設定レジスタ
USBSEL
USB 選択レジスタ
参照先
27.3.1
USBEN
USB 許可レジスタ
29.3.2
UDCC
UDC 制御レジスタ
29.3.3
EP0C
EP0 制御レジスタ
29.3.4
EP1C
EP1 制御レジスタ
29.3.5
EP2C
EP2 制御レジスタ
29.3.5
EP3C
EP3 制御レジスタ
29.3.5
TMSP
UDCS
タイムスタンプレジスタ
UDC ステータスレジスタ
29.3.6
29.3.7
UDCIE
UDC 割込み許可レジスタ
29.3.8
EP0IS
EP0I ステータスレジスタ
29.3.9
EP0OS
EP0O ステータレジスタ
29.3.10
EP1S
EP1 ステータスレジスタ
29.3.11
EP2S
EP2 ステータスレジスタ
29.3.11
EP3S
EP3 ステータスレジスタ
29.3.11
EP0DTH
EP0 データレジスタ上位
29.3.12
EP0DTL
EP0 データレジスタ下位
29.3.12
EP1DTH
EP1 データレジスタ上位
29.3.12
EP1DTL
EP1 データレジスタ下位
29.3.12
EP2DTH
EP2 データレジスタ上位
29.3.12
EP2DTL
EP2 データレジスタ下位
29.3.12
EP3DTH
EP3 データレジスタ上位
29.3.12
EP3DTL
EP3 データレジスタ下位
29.3.12
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
29.3.1
871
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
■ レジスタビット更新タイミングの UDCC.RST 依存性一覧
レジスタ
UDCC.RST=1のときに更新しな UDCC
いといけないレジスタビット
EP0C
PKS0
EP1C
EPEN, TYPE, DIR, PKS1
EP2C
EPEN, TYPE, DIR, PKS2
EP3C
EPEN, TYPE, DIR, PKS3
UDCC.RST=1のときに初期化さ EP0IS
れるレジスタビット
EP0OS
(UDCC.RST=0 のときに更新し EP1S
てください。)
EP2S
BFINI, DRQI
BFINI, DRQO, SPK
BFINI, DRQ, SPK
BFINI, DRQ, SPK
EP3S
BFINI, DRQ, SPK
TMSP
TMSP
UDCS
SUSP, SOF, BRST, WKUP, SETP, CONF
UDCIE
SUSPIE, SOFIE, BRSTIE, WKUPIE,
CONFN, CONFIE
UDCC.RST に影響されないレジ UDCC
スタビット
EP0C
EP1C
872
ビット
HCONX, RFBK, PWC
RESUME, USTP
STAL
DMAE, NULE, STAL
EP2C
DMAE, NULE, STAL
EP3C
DMAE, NULE, STAL
EP1DTH/L
BFDT
EP2DTH/L
BFDT
EP3DTH/L
BFDT
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
USB 選択レジスタ (USBSEL)
29.3.1
USB を選択するレジスタです。
USB 選択レジスタ (USBSEL) のビット構成を図 29.3-1 に示します。
図 29.3-1 USB 選択レジスタ (USBSEL) のビット構成
bit
7
1
属性
初期値
0
予約
R/W
USBSEL
0
0
R/W
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
このレジスタは必ず , バイトまたはハーフワードでアクセスしてください。
[bit7 ∼ bit1]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
常に "0" が読み出されます。
[bit0]:USBSEL (USB 選択ビット )
USB を選択します。
書込み値
CM71-10158-1
説明
0
USB ファンクション / ホストを使用します。
1
設定は禁止です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
873
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
USB 許可レジスタ (USBEN)
29.3.2
USB の使用を許可するレジスタです。
USB 許可レジスタ (USBEN) のビット構成を図 29.3-2 に示します。
図 29.3-2 USB 許可レジスタ (USBEN) のビット構成
bit
7
3
属性
初期値
2
1
0
予約
R/W
STALCLRCNT
EPEDN
USBEN
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
このレジスタは必ず , バイトでアクセスしてください。
[bit7 ∼ bit3]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
常に "0" が読み出されます。
[bit2]:STALCLRCNT (STAL ビットクリア制御ビット )
EP0 制御レジスタ (EP0C) の STAL ビットをクリアする方法を選択します。本ビットで
ソフトクリアまたはハードクリアの選択をします。
また , 本ビットで UDC 制御レジスタ (UDCC) のビット 3 の機能が切り替わります。
書込み値
説明
0
EP0 制御レジスタ (EP0C) の STAL ビットをソフトでクリアします。
UDC 制御レジスタ (UDCC) の bit3 は予約ビットです。
1
EP0 制御レジスタ (EP0C) の STAL ビットはハードで自動的にクリ
アされます。
UDC 制御レジスタ (UDCC) の bit3 は STALCLREN ビットとして使
用できます。
< 注意事項 >
このビットの設定はUSB許可レジスタ(USBEN)でUSBの動作を禁止している(USBEN=0)
状態で行ってください。USBEN ビットのセットと同時でも構いません。
874
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit1]:EPEDN ( エンドポイントエンディアン選択ビット )
エンドポイントのエンディアンを選択するビットです。データの配置は「29.3.12 EP0
∼ EP3 データレジスタ (EP0DTH ∼ EP3DTH/EP0DTL ∼ EP3DTL)」
を参照してください。
書込み値
説明
0
リトルエンディアン
1
ビックエンディアン
< 注意事項 >
このビットの設定はUSB許可レジスタ(USBEN)でUSBの動作を禁止している(USBEN=0)
状態で行ってください。USBEN ビットのセットと同時でも構いません。
[bit0]:USBEN (USB 許可ビット )
USB ファンクション / ホストの使用を許可します。
書込み値
説明
0
USB ファンクション / ホストの使用を禁止します。
1
USB ファンクション / ホストの使用を許可します。
< 注意事項 >
•
USB ファンクション / ホストを使用するときは , 必ずこのビットに "1" を書き込んでか
ら使用してください。
•
MB91V650 では , EPEDN ビットと STALCLRCNT ビットは存在しません。EPEDN=0,
STALCLRCNT=0 設定となります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
875
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
UDC 制御レジスタ (UDCC)
29.3.3
UDC コア回路を制御するレジスタです。
UDC 制御レジスタ (UDCC) のビット構成を図 29.3-3 に示します。
図 29.3-3 UDC 制御レジスタ (UDCC) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
RST
RESUM
HCONX
USTP
STALCLREN
2
1
0
PWC
R/W
予約
R/W
RFBK
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
1
0
1
0
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
[bit7]:RST (function ReSeT ビット )
USB ファンクションにチップのシステムリセット相当の個別リセットをかけます。ホ
ストとケーブルで接続しているときに , このビットで USB ファンクションにリセット
をかけます。初期値は "1" でリセット状態なため , "0" 書込みで解除を行ってください。
書込み値
説明
0
USB ファンクションのリセットを解除します。
1
USB ファンクションをリセットします。
< 注意事項 >
このビットは , タイムスタンプレジスタ (TMSP) , UDC ステータスレジスタ (UDCS) ,
UDC 割込み許可レジスタ (UDCIE) の該当ビットを同時に初期化します。また , 各ステー
タスレジスタ (EP0IS, EO0OS, EP1S ∼ EP3S) の BFINI ビットも同時に初期化します。初
期設定の後 , このビットをクリアしてから (BFINI ビットはクリアされません ),
使用するエンドポイントの BFINI ビットをクリアしてください。
876
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit6]:RESUM (RESUMe set ビット )
リモートウェイクアップ許可状態
( ホ ス ト か ら SET_FEATURE コ マ ン ド で
DEVICE_REMOTE_WAKEUP ビットが設定されている ) で , かつサスペンド状態のと
き , このビットに "1" を書き込むと , リジュームの開始となります。リジュームを解除
するときは , このビットに "0" を書き込んでください。
書込み値
説明
0
USB デバイスからのリジューム開始指示を解除します。
1
USB デバイスからリジュームの開始指示を出します。
< 注意事項 >
このビットには, USBデバイスがサスペンド状態でリモートウェイクアップ許可状態のと
きのみ , "1" を書き込んでください。
[bit5]:HCONX (Host CONnection ビット )
ホストまたは HUB との接続を認識させます。
書込み値
説明
0
ホストまたは HUB と接続します。
1
ホストまたは HUB を切断します。
< 注意事項 >
•
外付けプルアップ抵抗が ON 状態で , ホストまたは HUB から接続を認識された場合で
も , このビットが "1" の間は USB バスのバスリセット , コマンドは無視されます。
•
このビットの書き換えは , UDC 制御レジスタ (UDCC) の bit7 の RST が "1" のときに
行ってください。
[bit4]:USTP (Udc SToP ビット )
USB 動作部のクロックを停止させます。USB を動作させない場合に , このビットに "1"
を書き込んで USB 動作部のクロックを停止させると , 消費電力を低減できます。
書込み値
CM71-10158-1
説明
0
通常モードにします。
1
USB 動作部のクロックを停止させます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
877
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
ストップモード時は , ストップモード状態に入る前に , このビットに "1" を書き込んで
ください。ストップモードを解除するときは , UDC ステータスレジスタ (UDCS) の
SUSP ビットに "0" を書き込んでから , このビットに "0" を書き込んでください。
•
ストップモードにしない場合は , このビットのセットは , RST ビットに "1" を書き込ん
だ後 , リセットが確実にかかるように Full Speed 時には 3 サイクル後に行ってくださ
い。このビットと RST ビットのクリアは , 同時でもかまいません。
[bit3]:STALCLREN ( エンドポイント 1 ∼ 3 STAL ビットクリア選択ビット )
Clear Feature コマンドによるエンドポイント 1 からエンドポイント 3 の STAL ビットの
クリア方法を選択するビットです。エンドポイント 1 からエンドポイント 3 に対し ,
Clear Feature コマンドによって指定されたエンドポイントの EP1 ∼ EP3 制御レジスタ
(EP1C ∼ EP3C) の STAL ビットを "0" にハードで自動的にクリアするかどうかを設定
します。EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) の STAL ビットをクリアする方法を
ソフトかハードかを選択するビットです。
書込み値
説明
0
EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) の STAL ビットをソフト
でクリアします。
1
EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) の STAL ビットはハード
で自動的にクリアされます。
< 注意事項 >
•
STALCLREN ビットは ,UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST=1 のときに設定して USB
動作中に書き換えないようにしてください。
•
USB 許可レジスタ (USBEN) の STALCLRCNT が "1" の場合のみ , STALCLREN は有
効になります。
•
USB 許可レジスタ (USBEN) の STALCLRCNT が "0" の場合 , 予約ビット ( 必ず "0" 書
込み ) となります。
•
MB91V650 では , STALCLREN ビットは存在しません。STALCLREN=0 設定となりま
す。
[bit2]:予約ビット
878
書込み時
"0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit1]:RFBK (Rate Feed BacK mode ビット )
USB デバイスのインタラプト転送時のデータトグルモードを指定します。
書込み値
説明
0
交代データトグルモードを選択します。
転送が問題なく完了したときにデータ PID をトグルします。
1
データトグルモードを選択します。
無条件にデータ PID をトグルします。
< 注意事項 >
このビットの書き換えは , UDC 制御レジスタ (UDCC) の bit7 の RST が "1" のときに行っ
てください。
[bit0]:PWC (PoWer Control ビット )
USB ファンクションの動作電源モード ( 自己電源またはバス電源 ) を指定します。こ
の情報は , 標準コマンド GetStatus に反映されます。
書込み値
説明
0
動作電源をバス電源にします。
1
動作電源を自己電源にします。
< 注意事項 >
このビットの書き換えは , UDC 制御レジスタ (UDCC) の bit7 の RST が "1" のときに行っ
てください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
879
第 29 章 USB ファンクション
29.3
29.3.4
MB91665 シリーズ
EP0 制御レジスタ (EP0C)
エンドポイント 0 を制御するレジスタです。
EP0 制御レジスタ (EP0C) のビット構成を図 29.3-4 に示します。
図 29.3-4 EP0 制御レジスタ (EP0C) のビット構成
bit
15
14
未定義
属性
初期値
bit
属性
初期値
13
未定義
−
X
−
X
7
6
未定義
12
11
未定義
−
X
予約
−
X
10
9
8
予約
STAL
予約
−
0
R/W
−
0
−
0
0
0
予約
PKS0
−
0
R/W
1000000
R/W:リードライト可能
−:未定義
X:不定値
[bit15 ∼ bit12]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit11, bit10]:予約ビット
書込み時
"0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit9]:STAL (STALl ep0 set ビット )
エンドポイント 0 を STALL 状態 (STALL 応答 ) に指定します。USB 許可レジスタ
(USBEN) の STALCLRCNT ビットの設定値により , STAL ビットのクリア方法が異なり
ます。
•
USB 許可レジスタ (USBEN) の STALCLRCNT ビットが "0" の場合
エンドポイント 0 への STALL 応答を行ったあと , エンドポイント 0 で SETUP パ
ケットを受信しても , 本ビットは "0" にクリアされません。本ビットをクリアする
にはソフトで行う必要があります。本ビットのクリアタイミングは「29.4.3 STALL
応答と解除」の「■ エンドポイント 0 の STALL 応答 / 解除について」を参照して
ください。
880
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
書込み値
説明
0
STALL 状態を解除します。
1
STALL 状態 (STALL 応答 ) をセットします。
•
USB 許可レジスタ (USBEN) の STALCLRCNT ビットが "1" の場合
本ビットはハードでクリアされます。エンドポイント 0 への STALL 応答を行った
あと , エンドポイント 0 で SETUP パケットを受信すると , "0" にクリアされます。
本ビットのクリアタイミングは「29.4.3 STALL 応答と解除」の「■ エンドポイン
ト 0 の STALL 応答 / 解除について」を参照してください。
書込み値
説明
0
無視されます。
1
STALL 状態 (STALL 応答 ) をセットします。
< 注意事項 >
•
USB 許可レジスタ (USBEN) の STALCLREN ビットが "0" の場合 , このビットが "1" の
間は , ホストに対して STALL 応答を続けます。このビットに "0" を書き込んだ後 , 正
常な SETUP パケットを受信したときに STALL 状態から復帰します。
•
STALCLRCNTビットの設定値により, リードモディファイライト系命令で読み出され
る値が異なります。
- STALCLRCNT=0 の場合 , そのときの値が読み出されます。
- STALCLRCNT=1 の場合 , "0" が読み出されます。
•
MB91V650 の場合 , STALCLRCNT ビットは存在しませんので , STALCLRCNT=0 時の
動作となります。
[bit8, bit7]:予約ビット
書込み時
"0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit6 ∼ bit0]:PKS0 (PacKet Size ep0 set ビット )
1 パケットの最大転送バイト数を指定します。エンドポイント 0 で指定できるパケット
の最大転送バイトは , IN/OUT 共通で 64 バイトです。
"08H" を書き込むと 8 バイト , "40H" を書き込むと 64 バイトの転送バイトになります。
< 注意事項 >
•
このビットは , UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットと EP0I/O ステータスレジス
タ (EP0I/OS) の BFINI ビットが共に "1" のときに設定してください。USB 動作中は ,
書き換えないでください。
•
このビットには , "40H" 以上または "00H" は書き込まないでください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
881
第 29 章 USB ファンクション
29.3
29.3.5
MB91665 シリーズ
EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C)
エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 を制御するレジスタです。
EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) のビット構成を図 29.3-5 に示します。
図 29.3-5 EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) のビット構成
EP1 制御レジスタ (EP1C)
bit
属性
初期値
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
EPEN
TYPE
DIR
DMAE
NULE
STAL
PKS1
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
11
0
0
0
0
1
7
0
PKS1
R/W
属性
00000000
初期値
EP2, EP3 制御レジスタ (EP2C, EP3C)
bit
属性
初期値
bit
属性
初期値
15
14
13
12
11
10
9
8
EPEN
TYPE
DIR
DMAE
NULE
STAL
予約
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
11
0
0
0
0
−
0
7
6
0
予約
PKS2 ∼ PKS3
−
0
R/W
1000000
R/W:リードライト可能
−:未定義
882
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit15]:EPEN (EndPoint1 ∼ 3 ENable ビット )
エンドポイントを有効または無効にします。エンドポイントを有効にすると , USB ファ
ンクションで使用するエンドポイントとしてホストから構成され , このレジスタの
TYPE ビット , DIR ビット , PKS ビットが構成情報として有効になります。
書込み値
説明
0
エンドポイントを無効にします。
1
エンドポイントを有効にします。
< 注意事項 >
このビットは , UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットと EP1 ∼ EP3 ステータスレジ
スタ (EP1S ∼ EP3S) の BFINI ビットが共に "1" のときに設定してください。USB 動作中
は , 書き換えないでください。
[bit14, bit13]:TYPE (endpoint TYPE ビット )
エンドポイントがサポートする転送タイプを指定します。
書込み値
00
説明
指定を禁止します。
01
指定を禁止します。
10
バルク転送にします。
11
インタラプト転送にします。
< 注意事項 >
このビットは , UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットと EP1 ∼ EP3 ステータスレジ
スタ (EP1S ∼ EP3S) の BFINI ビットが共に "1" のときに設定してください。USB 動作中
は , 書き換えないでください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
883
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit12]:DIR (endpoint DIRection ビット )
エンドポイントがサポートする転送方向を指定します。
書込み値
USB ファンクション動作モード時
ホスト動作モード時
(EP1 または EP2 のみ )
0
OUT エンドポイントにします。
IN エンドポイントにします。
1
IN エンドポイントにします。
OUT エンドポイントにします。
< 注意事項 >
このビットは , UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットと EP1 ∼ EP3 ステータスレジ
スタ (EP1S ∼ EP3S) の BFINI ビットが共に "1" のときに設定してください。USB 動作中
は , 書き換えないでください。
[bit11]:DMAE (DMA Enable ビット )
自動バッファ転送モードを設定または解除します。自動バッファ転送モードとは , 転送
データの送受信バッファへの書込み / 読出しに DMA を使用し , ホストからの IN/OUT
データ要求に同期して送受信データを DMA に設定したデータ転送数まで自動で転送
するモードです。
書込み値
説明
0
自動バッファ転送モードを解除します。
1
自動バッファ転送モードに設定します。
< 注意事項 >
このビットに "1" を書き込んで自動バッファ転送モードにしているときは , CPU から送受
信バッファへアクセスしないでください。また OUT 方向のデータ転送時には , DMA の転
送数は , このレジスタの PKS ビットに指定した数の倍数で設定してください。
884
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit10]:NULE (NULl Enable set ビット )
NULL 自動転送モードを設定または解除します。NULL 自動転送モードとは , 自動バッ
ファ転送モードが設定されている (DMAE=1) 状態で , IN 方向のデータ転送要求がきた
ときに , 最後のパケット転送の検出時に 0 バイトのデータを自動で送信するモードで
す。
書込み値
説明
0
NULL 自動転送モードを解除します。
1
NULL 自動転送モードに設定します。
< 注意事項 >
OUT方向のデータ転送時や自動バッファ転送モードの解除時には, このビットの値は通信
に影響しません。
[bit9]:STAL (STALl set ビット )
エンドポイントの STALL 状態 (STALL 応答 ) を設定または解除します。USB 許可レジ
スタ (USBEN) の STALCLRCNT ビットと UDC 制御レジスタ (UDCC) の STALCLREN
ビットの設定値により , STAL ビットのクリア方法が異なります。
•
USB 許可レジスタ (USBEN) の STALCLRCNT ビットが "0" の場合 , または USB 許
可レジスタ (USBEN) の STALCLRCNT ビットが "1", かつ UDC 制御レジスタ (UDCC)
の STALCLREN ビットが "0" の場合
本ビットは , Clear Feature コマンドによって , "0" にクリアされません。本ビットを
クリアするにはソフトで行う必要があります。本ビットのクリアタイミングは
「29.4.3 STALL 応答と解除」の「■ エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 の STALL
応答 / 解除について」を参照してください。
書込み値
説明
0
STALL 状態を解除します。
1
STALL 状態 (STALL 応答 ) をセットします。
•
USB 許可レジスタ (USBEN) の STALCLRCNT ビットが "1", かつ UDC 制御レジスタ
(UDCC) の STALCLREN ビットが "1" の場合
本ビットはハードによってクリアされます。Clear Feature コマンドで指定されたエ
ンドポイントに対し , "0" にクリアされます。本ビットのクリアタイミングは「29.4.3
STALL 応答と解除」の「■ エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 の STALL 応答 /
解除について」を参照してください。
書込み値
CM71-10158-1
説明
0
無視されます。
1
STALL 状態 (STALL 応答 ) をセットします。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
885
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
UDC 制御レジスタ (UDCC) の STALCLREN ビットが "0" の場合 , このビットが "1" の
間は , ホストに対して STALL 応答を続けます。このビットに "0" を書き込んだ後に ,
ホストから ClearFeature コマンドが発行されると , STALL 状態から復帰します。
•
STALCLRCNT ビットと STALCLREN ビットの設定値により , リードモディファイラ
イト系命令で読み出される値が異なります。
- STALCLRCNT=1, STALCLREN=0 の場合 , そのときの値が読み出されます。
- STALCLRCNT=1, STALCLREN=1 の場合 , "0" が読み出されます。
•
MB91V650 の場合 , STALCLRCNT ビット , STALCLREN ビットは存在しませんので ,
STALCLRCNT=0, STALCLREN=0 時の動作となります。
EP1C:[bit8 ∼ bit0]:PKS1 (PacKet Size ep1 set ビット )
EP2C, EP3C:[bit6 ∼ bit0]:PKS2 ∼ PKS3 (PacKet Size ep2 ∼ ep3 set ビット )
1 パケットでの最大転送数を指定します。エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 に設定
できるパケットの最大転送数を次に示します。
エンドポイント
最大転送数
設定可能範囲
1
256 バイト ( 奇数設定可能 )
001H ∼ 100H
2, 3
64 バイト ( 奇数設定可能 )
01H ∼ 40H
EP2C, EP3C:[bit8, bit7]:予約ビット
予約ビットです。
書込み時
"0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
< 注意事項 >
•
•
このビットは , UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットと EP1 ∼ EP3 ステータスレ
ジスタ (EP1S ∼ EP3S) の BFINI ビットが共に "1" のときに設定してください。USB
動作中は , 書き換えないでください。
このビットには , 最大転送数 ("100H" または "40H") 以上の値と "00" は書き込まないで
ください。
886
•
エンドポイント2∼エンドポイント3の場合は, bit8とbit7に"00"を書き込んでください。
•
自動バッファ転送モード (DMAE=1) を使用する場合は , 該当するエンドポイントで
0H ∼ 2H の設定はしないでください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
タイムスタンプレジスタ (TMSP)
29.3.6
SOF パケット受信時のフレーム番号を表示するレジスタです。
タイムスタンプレジスタ (TMSP) のビット構成を図 29.3-6 に示します。
図 29.3-6 タイムスタンプレジスタ (TMSP) のビット構成
bit
15
14
13
12
11
10
8
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
TMSP
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
R
属性
初期値
bit
7
000
0
TMSP
R
属性
00000000
初期値
R/W:リード / ライト可能
R:リードオンリ
−:未定義
X:不定値
[bit15 ∼ bit11]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit10 ∼ bit0]:TMSP (TiMe StamP ビット )
SOF パケット受信時のフレーム番号を示します。フレーム番号は , SOF パケットを受
信すると更新されます
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
887
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
UDC ステータスレジスタ (UDCS)
29.3.7
USB 通信上のバスの状態や , 特定のコマンド受信状態を示すレジスタです。SETP ビット以
外のビットは割込み要因になっています。対応する割込み許可ビットを有効にすると , CPU
に割込み要求が発生します。
UDC ステータスレジスタ (UDCS) のビット構成を図 29.3-7 に示します。
図 29.3-7 UDC ステータスレジスタ (UDCS) のビット構成
bit
属性
7
初期値
6
5
4
3
2
1
0
未定義
未定義
SUSP
SOF
BRST
WKUP
SETP
CONF
−
X
−
X
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定値
[bit7, bit6]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit5]:SUSP (SUSPend ビット )
USB ファンクションがサスペンド状態に移行したかどうかを示します。このビットは
割込み要因です。
SUSP
読出し時
書込み時
0
サスペンドは未検出です。
割込み要因をクリアします。
1
サスペンド状態に移行しました。
無視されます。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
888
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit4]:SOF (Start Of Freame ビット )
SOFパケットを受信したかどうかを示し, タイムスタンプレジスタ (TMSP) の値が更新
されます。このビットは割込み要因です。
SOF
読出し時
書込み時
0
SOF パケットは受信していません。 割込み要因をクリアします。
1
SOF パケットを受信しました。
無視されます。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
[bit3]:BRST (Bus ReSeT ビット )
USB バスリセットを検出したかどうかを示します。このビットは割込み要因です。
BRST
読出し時
書込み時
0
USB バスリセットは未検出です。
1
USB バスリセットを検出しました。 無視されます。
割込み要因をクリアします。
< 注意事項 >
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
•
このビットで USB バスリセットを検出したときは , EP0I ステータスレジスタ (EP0IS)
の BFINI ビットと , EP0O ステータスレジスタ (EP0OS) の BFINI ビット , および EP1 ∼
EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) の BFINI ビットでバッファを初期化してく
ださい。
[bit2]:WKUP (WaKe UP ビット )
USB ファンクションがサスペンド状態から復帰したかどうかを示します。復帰要因に
は , UDC 制御レジスタ (UDCC) の RESUM ビットの "1" 書込みによるリモートウェイク
アップと , ホストからの要求によるウェイクアップがありますが , このビットは , ホス
トからの復帰要求時に自動的に設定されます。このビットは割込み要因です。
WKUP
CM71-10158-1
読出し時
書込み時
0
ホストからの復帰要求 ( リジューム ) は 割込み要因をクリアします。
未検出です。
1
ホストからの復帰要求 ( リジューム ) を 無視されます。
検出しました。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
889
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
•
ホストからの復帰要求を検出しても , UDC 制御レジスタ (UDCC) の RESUM ビットに
"1" が書き込まれている場合は , このビットは設定されません。
[bit1]:SETP (SETuP ビット )
受信したデータが USB コントロール転送のセットアップステージであるかどうかを示
します。
SETP
読出し時
書込み時
0
コ ン ト ロ ー ル 転 送 の セ ッ ト ア ッ プ ス 要因をクリアします。
テージは受信していません。
1
コ ン ト ロ ー ル 転 送 の セ ッ ト ア ッ プ ス 無視されます。
テージを受信しました。
< 注意事項 >
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
•
このビットは , 標準コマンドの自動応答時には設定されません。また , 割込み要因では
ありません。
[bit0]:CONF (CONFigration ビット )
USB ファンクションがコンフィグレーション済みであるかどうかを示します。この
ビットは USB コマンドの SetConfig を正常に受信したときに設定されます。このビッ
トは割込み要因です。
CONF
読出し時
書込み時
0
SetConfig は未検出です。
割込み要因をクリアします。
1
SetConfig を検出しました。
無視されます。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
890
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
UDC 割込み許可レジスタ (UDCIE)
29.3.8
UDC ステータスレジスタ (UDCS) の割込み要因による割込みを , ビットごとに許可するレジ
スタです (CONFN ビットは除きます ) 。
UDC 割込み許可レジスタ (UDCIE) のビット構成を図 29.3-8 に示します。
図 29.3-8 UDC 割込み許可レジスタ (UDCIE) のビット構成
bit
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
予約
SUSPIE
SOFIE
BRSTIE
WKUPIE
CONFN
CONFIE
−
0
R/W
R/W
R/W
R/W
R
R/W
0
0
0
0
0
0
属性
初期値
−
0
R/W:リード / ライト可能
R:リードオンリ
−:未定義
[bit7, bit6]:予約ビット
書込み時
"0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit5]:SUSPIE (SUSP Interrupt Enable ビット )
UDC ステータスレジスタ (UDCS) の SUSP ビットの割込み要因による割込みを許可し
ます。
0
書込み値
説明
SUSP 要因の割込みを禁止します。
1
SUSP 要因の割込みを許可します。
[bit4]:SOFIE (SOF Interrupt Enable ビット )
UDC ステータスレジスタ (UDCS) の SOF ビットの割込み要因による割込みを許可しま
す。
書込み値
CM71-10158-1
説明
0
SOF 要因の割込みを禁止します。
1
SOF 要因の割込みを許可します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
891
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit3]:BRSTIE (BRST Interrupt Enable ビット )
UDC ステータスレジスタ (UDCS) の BRST ビットの割込み要因による割込みを許可し
ます。
書込み値
説明
0
BRST 要因の割込みを禁止します。
1
BRST 要因の割込みを許可します。
[bit2]:WKUPIE (WKUP Interrupt Enable ビット )
UDC ステータスレジスタ (UDCS) の WKUP ビットの割込み要因による割込みを許可し
ます。
書込み値
説明
0
WKUP 要因の割込みを禁止します。
1
WKUP 要因の割込みを許可します。
[bit1]:CONFN (CONFigration Number ビット )
コンフィグレーション番号を示します。UDCステータスレジスタ (UDCS) のCONFビッ
トの割込み要因の設定時に更新されます。
読出し値
説明
0
コンフィグレーション番号 0 です。
1
コンフィグレーション番号 1 です。
[bit0]:CONFIE (CONF Interrupt Enable ビット )
UDC ステータスレジスタ (UDCS) の CONF ビットの割込み要因による割込みを許可し
ます。
書込み値
892
説明
0
CONF 要因の割込みを禁止します。
1
CONF 要因の割込みを許可します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
EP0I ステータスレジスタ (EP0IS)
29.3.9
エンドポイント 0 の IN 方向転送に関するステータスを表示するレジスタです。
EP0I ステータスレジスタ (EP0IS) のビット構成を図 29.3-9 に示します。
図 29.3-9 EP0I ステータスレジスタ (EP0IS) のビット構成
bit
属性
15
14
BFINI
DRQIIE
R/W
R/W
1
0
−
X
7
6
未定義
−
X
初期値
bit
属性
初期値
13
11
10
9
8
未定義
DRQI
未定義
未定義
−
X
−
X
R/W
1
−
X
−
X
5
4
3
2
1
0
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
−
X
未定義
12
未定義
R/W:リードライト可能
−:未定義
X:不定値
[bit15]:BFINI (BuFfer INItial ビット )
転送データの送信バッファを初期化します。このビットは , UDC 制御レジスタ (UDCC)
の RST ビットに "1" を書き込むと , 自動的に "1" に変わります。RST ビットが "1" の場
合は , RST ビットに "0" を書き込んでから , このビットに "0" を書き込んでください。
書込み値
説明
0
送信バッファの初期化を解除します。
1
送信バッファを初期化します。
< 注意事項 >
このビットに "1" を書き込むと , 送信バッファと DRQI ビットが初期化されます。送信バッ
ファを初期化するときは , 最初に DRQI ビットまたは EP0O ステータスレジスタ (EP0OS)
の DRQO ビットに "1" が書き込まれてホストからのアクセスがないことを確認し , 必要に
応じて EP0 制御レジスタ (EP0C) の STAL ビットに "1" を書き込んでから行ってください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
893
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit14]:DRQIIE (Data ReQuest In Interrupt Enable ビット )
DRQI ビットの割込み要因による割込みを許可します。
書込み値
0
説明
DRQI 要因の割込みを禁止します。
1
DRQI 要因の割込みを許可します。
[bit13 ∼ bit11]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit10]:DRQI (Data ReQuest In ビット )
エンドポイント 0 のホストからの IN パケット転送が正常に終了し , 送信バッファから
データが読み出され , 次の送信データを書き込めるかどうかを示します。このビットは
割込み要因です。
DRQI
読出し時
書込み時
0
送信データを書き込めません。
割込み要因をクリアします。
1
送信データを書き込めます。
無視されます。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
送信バッファのデータ書込み処理が済んだら , このビットに "0" を書き込んでクリアして
ください。ただし , このビットに "1" が書き込まれていない場合は , "0" は書き込まないで
ください。
このビットが "1" の状態で IN パケット要求があった場合は , 自動でホストに NAK 応答し
ます。
[bit9 ∼ bit0]:未定義ビット
894
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
EP0O ステータスレジスタ (EP0OS)
29.3.10
エンドポイント 0 の OUT 方向転送に関するステータスを表示するレジスタです。
EP0O ステータスレジスタ (EP0OS) のビット構成を図 29.3-10 に示します。
図 29.3-10 EP0O ステータスレジスタ (EP0OS) のビット構成
bit
属性
15
14
13
BFINI
DRQOIE
SPKIE
R/W
R/W
R/W
1
0
0
7
6
初期値
bit
12
未定義
−
X
11
10
9
8
未定義
DRQO
SPK
予約
−
X
R/W
R/W
0
0
−
0
0
予約
SIZE
−
0
R
属性
初期値
X
R/W:リードライト可能
R:リードオンリ
−:未定義
X:不定値
[bit15]:BFINI (BuFfer INItial ビット )
転送データの受信バッファを初期化します。このビットは , UDC 制御レジスタ (UDCC)
の RST ビットに "1" を書き込むと , 自動的に "1" に変わります。RST ビットが "1" の場
合は , RST ビットに "0" を書き込んでから , このビットに "0" を書き込んでください。
書込み値
0
説明
受信バッファの初期化を解除します。
1
受信バッファを初期化します。
< 注意事項 >
このビットに "1" を書き込むと , 受信バッファと DRQO ビットと SPK ビットを初期化し
ます。受信バッファを初期化するときは , 最初に DRQO ビットまたは EP0I ステータスレ
ジスタ (EP0IS) の DRQI ビットに "1" が書き込まれてホストからのアクセスがないことを
確認し , 必要に応じて EP0 制御レジスタ (EP0C) の STAL ビットに "1" を書き込んでから
行ってください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
895
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit14]:DRQOIE (Data ReQuest Out Interrupt Enable ビット )
DRQO ビットの割込み要因による割込みを許可します。
書込み値
説明
0
DRQO 要因の割込みを禁止します。
1
DRQO 要因の割込みを許可します。
[bit13]:SPKIE (SPK Interrupt Enable ビット )
SPK ビットの割込み要因による割込みを許可します。
書込み値
説明
0
SPK 要因の割込みを禁止します。
1
SPK 要因の割込みを許可します。
[bit12, bit11]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
[bit10]:DRQO (Data ReQuest Out ビット )
エンドポイント 0 のホストからの OUT パケット転送が正常に終了し , 受信バッファに
データが書き込まれ , 受信データを読み出せるかどうかを示します。このビットは割込
み要因です。
DRQO
読出し時
書込み時
0
受信データは読み出せません。
割込み要因をクリアします。
1
受信データを読み出せます。
無視されます。
< 注意事項 >
896
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
•
受信バッファのデータを読み出したら , このビットに "0" を書き込んでクリアしてくだ
さい。ただし , このビットに "1" が書き込まれていない場合は , "0" は書き込まないで
ください。
•
このビットが "1" のときは , 受信バッファは更新されません。"0" が書き込まれた時点
で更新が許可されます。
このビットが "1" の状態で OUT パケット要求があった場合は ,
自動でホストに NAK 応答します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit9]:SPK (Short PaKet ビット )
ホストからの転送データが , 正常受信時に EP0 制御レジスタ (EP0C) の PKS ビットに指
定したマックスパケットに満たない場合 (0 バイトを含みます ) を示します。このビッ
トは割込み要因です。
SPK
読出し時
書込み時
0
マックスパケット転送数分を受信 割込み要因をクリアします。
しました。
1
マックスパケット転送数未満を受 無視されます。
信しました。
< 注意事項 >
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
[bit8, bit7]:予約ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit6 ∼ bit0]:SIZE (packet SIZE ビット )
エンドポイント 0 の OUT パケット転送終了後に受信バッファに書き込まれたデータバ
イト数を示します。このビットは , EP0O ステータスレジスタ (EP0OS) の DRQO ビッ
トの割込み要因が設定されたときに , 有効な値に更新されます。例えば 8 バイトのデー
タが書き込まれた場合は "08H", 64 バイトのデータが書き込まれた場合は "40H" を示し
ます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
897
第 29 章 USB ファンクション
29.3
29.3.11
MB91665 シリーズ
EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S)
エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 に関するステータスを表示するレジスタです。
EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) のビット構成を図 29.3-11 に示します。
図 29.3-11 EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) のビット構成
EP1 ステータスレジスタ (EP1S)
bit
属性
初期値
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
BFINI
DRQIE
SPKIE
予約
BUSY
DRQ
SPK
SIZE1
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R
1
0
0
−
X
R
0
0
0
X
7
0
SIZE1
属性
R
初期値
X
EP2, EP3 ステータスレジスタ (EP2S, EP3S)
bit
属性
初期値
bit
属性
初期値
15
14
13
12
11
10
9
8
BFINI
DRQIE
SPKIE
予約
BUSY
DRQ
SPK
予約
R/W
R/W
R/W
R
R/W
R/W
1
0
0
−
X
0
0
0
−
0
7
6
0
予約
SIZE2 ∼ SIZE3
−
0
R
X
R/W:リードライト可能
R:リードオンリ
−:未定義
X:不定値
898
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit15]:BFINI (EndPoint1 ∼ EndPoint3 ENable ビット )
転送データの送受信バッファを初期化します。このビットは , UDC 制御レジスタ
(UDCC) の RST ビットに "1" を書き込むと , 自動的に "1" に変わります。RST ビットが
"1" の場合は , RST ビットに "0" を書き込んでから , このビットに "0" を書き込んでく
ださい。
書込み値
説明
0
送受信バッファの初期化を解除します。
1
送受信バッファを初期化します。
< 注意事項 >
エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 の送受信バッファは , ダブルバッファ構成です。
このビットに "1" を書き込むと , ダブルバッファと DRQ ビット , SPK ビットを同時に初
期化します。送受信バッファを初期化するときは , DRQ ビットが "1" に変わり , BUSY
ビットが "0" に変わってホストからのアクセスがないことを確認してから , 必要に応じて
EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) の STAL ビットに "1" を書き込んでから行っ
てください。
[bit14]:DRQIE (Data ReQuest Interrupt Enable ビット )
DRQ ビットの割込み要因による割込みを許可します。
書込み値
説明
0
DRQ 要因の割込みを禁止します。
1
DRQ 要因の割込みを許可します。
< 注意事項 >
自動バッファ転送モードを使用する場合は , DMA の設定をして , 転送を許可してから , こ
のビットに "1" を書き込んでください。
[bit13]:SPKIE (SPK Interrupt Enable ビット )
SPK ビットの割込み要因による割込みを許可します。
書込み値
説明
0
SPK 要因の割込みを禁止します。
1
SPK 要因の割込みを許可します。
[bit12]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
無視されます。
読出し時
値は不定です。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
899
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit11]:BUSY (BUSY flag ビット )
ホストから送受信バッファへの書込み中 , または読出し中であることを示します。この
ビットは自動で書き換えられます。
読出し値
説明
0
ホストからのアクセスはありません。
1
ホストから書込み中または読出し中です。
< 注意事項 >
このビットと DRQ ビットが "1" の場合は , ダブルバッファのうち , CPU または DMA アク
セスしているバッファとは別のバッファが , ホストからアクセスされていることを意味し
ます。通常このビットによる制御は必要ありませんが , 送受信バッファを BFINI ビットで
初期化する場合は , DRQ ビットが "1" でこのビットが "0" で , ホストからのアクセスがな
いことを確認した後に , EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) の該当する STAL ビッ
トに "1" を書き込んでから行ってください。
[bit10]:DRQ (Data ReQuest ビット )
エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 のパケット転送が正常に終了し , データ処理が必
要であることを示します。このビットは割込み要因です。
DRQ
0
1
読出し時
書込み時
受送信バッファへのデータ書込みまた 割込み要因をクリアします。
は読出しができません。
パケット転送が正常に終了しました。 無視されます。
< 注意事項 >
900
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
•
自動バッファ転送モードを使用しない場合は , 送受信バッファへのデータの書込みま
たは読出し処理が終了したら , このビットに "0" を書き込んでクリアしてください。こ
のビットをクリアすると , アクセスバッファが切り換わります。DRQ ビットをクリア
後に , DRQ=0 が読み出せない場合があります。転送方向を IN 方向に設定している場
合 , このビットが "1" の状態でバッファ内のデータを書き込まないでクリアすると , 0
バイトのデータを設定したことになります。初期設定において EP1 ∼ EP3 制御レジ
スタ (EP1C ∼ EP3C) の DIR ビットに "1" を書き込んだ場合 , 対応するエンドポイント
の DRQ ビットも同時に "1" に変わります。また , このビットが "0" のときは , "0" を書
き込まないでください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
[bit9]:SPK (Short PaKet ビット )
ホストからの転送データが , 正常受信時に EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) の
PKS ビットで指定したマックスパケット数に満たない場合 (0 バイトを含みます ) を示
します。このビットは割込み要因です。
SPK
読出し時
書込み時
0
マックスパケット転送数分を受信しま 割込み要因をクリアします。
した。
1
マックスパケット転送数未満を受信し 無視されます。
ました。
< 注意事項 >
•
リードモディファイライト系命令では "1" が読み出されます。
•
IN 方向のデータ転送時には , このビットは変化しません。
[bit8, bit7]:EP2, EP3 予約ビット
EP2, EP3 ステータスレジスタ (EP2S, EP3S) の場合は , 予約ビットです。
書込み時
無視されます。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit8 ∼ bit0]:SIZE1 (packet SIZE ビット )
[bit6 ∼ bit0]:SIZE2 ∼ SIZE 5 (packet SIZE ビット )
エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 の OUT パケット転送終了時に , 受信バッファに
書き込まれたデータバイト数を示します。このビットは , 該当する DRQ の割込み要因
の発生時に有効な値に更新されます。
エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 の最大転送数を次に示します。
エンドポイント
最大転送数
表示範囲
1
256 バイト
000H ∼ 100H
2, 3
64 バイト
00H ∼ 40H
< 注意事項 >
このビットは , OUT 方向転送時のホストからのバッファ書込みデータ数を示します。IN
方向時に読み出された値は , 意味をもちません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
901
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
EP0 ∼ EP3 データレジスタ (EP0DTH ∼ EP3DTH/
EP0DTL ∼ EP3DTL)
29.3.12
エンドポイント 0 ∼エンドポイント 3 に関する転送データの送受信バッファへのリードアク
セスレジスタおよびライトアクセスレジスタです。
EP0 ∼ EP3 データレジスタ (EP0DTH ∼ EP3DTH/EP0DTL ∼ EP3DTL) のビット構成を
図 29.3-12 に示します。
図 29.3-12 EP0 ∼ EP3 データレジスタ (EP0DTH ∼ EP3DTH/EP0DTL ∼ EP3DTL) のビット構成
(EP0DTH ∼ EP3DTH)
bit
15
8
BFDT
R/W
属性
X
初期値
(EP0DTL ∼ EP3DTL)
bit
7
0
BFDT
R/W
属性
X
初期値
R/W:リード / ライト可能
X:不定値
< 注意事項 >
MB91V650 の場合 , EPEDN ビットは存在しませんので , EPEDN=0 時の動作となります。
[bit15 ∼ bit0]:BFDT (BuFfer DaTa ビット )
各エンドポイント用の送受信バッファへのデータリードレジスタおよびデータライト
レジスタです。
902
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
EP0 ∼ EP3 データレジスタ (EP0DTH ∼ EP3DTH/EP0DTL ∼ EP3DTL) は , USB 許可
レジスタ (USBEN) の EPEDN ビットの設定によりリトルエンディアンとビックエン
ディアンを選択できます。
- EPEDN=0 の場合
リトルエンディアンです。本レジスタへのデータ格納順は下位 (EPxDTL) →上位
(EPxDTH) の順になります (x=0 ∼ 3)。
- EPEDN=1 の場合
ビックエンディアンです。本レジスタへのデータ格納順は上位 (EPxDTH) → 下位
(EPxDTL) の順になります (x=0 ∼ 3 )。
•
EP0 ∼ EP3 データレジスタ (EP0DTH ∼ EP3DTH/EP0DTL ∼ EP3DTL) への CPU ア
クセスはバイト , ハーフワード共に可能です。
- バイトの場合
EPEDN=0 の場合 , 最初に下位 (EPxDTL) へのアクセスとし , 次は上位 (EPxDTH) へ
のアクセスとして , 以後下位 (EPxDTL), 上位 (EPxDTH) を交互にアクセスしていっ
てください。
EPEDN=1 の場合 , 最初に上位 (EPxDTH) へのアクセスとし , 次は下位 (EPxDTL) へ
のアクセスとして , 以後上位 (EPxDTH), 下位 (EPxDTL) を交互にアクセスしていっ
てください。
- ハーフワードの場合
EPEDN=0 の場合 , 転送データはエンディアン変換を行ってください。
EPEDN=1 の場合 , エンディアン変換は必要ありません。
•
ビット操作命令による本レジスタへのアクセスは禁止です。
•
MB91V650 の場合 , EPEDN ビットは存在しませんので , EPEDN=0 時の動作となりま
す。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
903
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
( 例 ) Get descriptor の SETUP 転送時
EPEDN=0 時 ( リトルエンディアン )
USBバス上の受信データ
00 H
09 H
00 H
00 H
02 H
00 H
06 H
80 H
(8Byte目)
(7Byte目)
(6Byte目)
(5Byte目)
(4Byte目)
(3Byte目)
(2Byte目)
(1Byte目)
読出し順
80 H
(1Byte目)
06 H
(2Byte目)
00 H
MCU
(3Byte目)
02 H
(4Byte目)
EP0DT
EP0DTH
USBバス上の受信データ
00 H
EP0DTL
(5Byte目)
00 H
CPUでの
Byteリード
06 H
80 H
(2Byte目)
(1Byte目)
02 H
00 H
(7Byte目)
(4Byte目)
(3Byte目)
00 H
00 H
00 H
(6Byte目)
(5Byte目)
00 H
09 H
(8Byte目)
(7Byte目)
bit 15
09 H
(8Byte目)
EP0DTH
EP0DTL
EP0DTH
EP0DTL
EP0DTH
EP0DTL
EP0DTH
読出し順
0
+0
(6Byte目)
EP0DTL
CPUでの
Half word リード
+1
06 H
80 H
(2Byte目)
(1Byte目)
02 H
00 H
(4Byte目)
(3Byte目)
00 H
00 H
(6Byte目)
(5Byte目)
00 H
09 H
(8Byte目)
(7Byte目)
EP0DTH/EP0DTL
EP0DTH/EP0DTL
EP0DTH/EP0DTL
EP0DTH/EP0DTL
0
bit 15
EPEDN=1 時 ( ビックエンディアン )
USBバス上の受信データ
00H
09H
(8Byte目)
(7Byte目)
00H
(6Byte目)
00H
(5Byte目)
02H
(4Byte目)
06H
00H
(2Byte目)
(3Byte目)
80H
(1Byte目)
読出し順
80H
EP0DTH
06H
EP0DTL
(1Byte目)
(2Byte目)
00H
MCU
(3Byte目)
02H
(4Byte目)
EP0DT
EP0DTH EP0DTL
80H
USBバス上の受信データ
06H
(1Byte目)
(2Byte目)
00H
02H
(3Byte目)
00H
00H
00H
(8Byte目)
+1
CPUでの
Half wordリード
(1Byte目)
00H
06H
EP0DTH/EP0DTL
02H
EP0DTH/EP0DTL
(2Byte目)
(3Byte目)
(4Byte目)
00H
00H
(5Byte目)
09H
(7Byte目)
bit 15
904
EP0DTH
EP0DTL
読出し順
80H
(8Byte目)
0
+0
09H
00H
(6Byte目)
09H
bit 15
EP0DTL
(7Byte目)
(5Byte目)
(7Byte目)
EP0DTH
00H
(6Byte目)
(4Byte目)
EP0DTL
00H
(5Byte目)
CPUでの
Byteリード
EP0DTH
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
(6Byte目)
00H
(8Byte目)
EP0DTH/EP0DTL
EP0DTH/EP0DTL
0
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.3
MB91665 シリーズ
( 例 ) Get descriptor の IN 転送時
EPEDN=0 時 ( リトルエンディアン )
USBバス上の送信データ
09 H
02 H
10 H
00 H
01 H
01 H
00 H
E0 H
32 H
(1Byte目)
(2Byte目)
(3Byte目)
(4Byte目)
(5Byte目)
(6Byte目)
(7Byte目)
(8Byte目)
(9Byte目)
書込み順
09 H
(1Byte目)
02 H
(2Byte目)
10 H
MCU
(3Byte目)
00 H
EP0DT
(4Byte目)
01 H
EP0DTH
09 H
(2Byte目)
(1Byte目)
00 H
10 H
(4Byte目)
(3Byte目)
01 H
01 H
(6Byte目)
(5Byte目)
E0 H
00 H
(8Byte目)
(7Byte目)
USBバス上の送信データ
(5Byte目)
EP0DTL
02 H
01 H
CPUでの
Byteライト
(6Byte目)
00 H
(7Byte目)
E0 H
(8Byte目)
32 H
(9Byte目)
02 H
(9Byte目)
0
+0
EP0DTL
EP0DTH
EP0DTL
EP0DTH
EP0DTL
EP0DTH
EP0DTL
書込み順
32 H
bit 15
EP0DTL
EP0DTH
CPUでの
Half word ライト
+1
(2Byte目)
00 H
09 H
EP0DTH/EP0DTL
(1Byte目)
(4Byte目)
(3Byte目)
10 H
EP0DTH/EP0DTL
01 H
(6Byte目)
01 H
(5Byte目)
EP0DTH/EP0DTL
E0 H
00 H
EP0DTH/EP0DTL
32 H
EP0DTL
(8Byte目)
(7Byte目)
(9Byte目)
0
bit 15
EPEDN=1 時 ( ビックエンディアン )
USBバス上の送信データ
09H
02H
10H
00H
01H
01H
00H
E0H
32H
(1Byte目)
(2Byte目)
(3Byte目)
(4Byte目)
(5Byte目)
(6Byte目)
(7Byte目)
(8Byte目)
(9Byte目)
MCU
EP0DT
EP0DTH
09H
EP0DTL
02H
(2Byte目)
02H
EP0DTL
10H
(3Byte目)
EP0DTH
00H
EP0DTL
00H
01H
EP0DTH
01
EP0DTL
(5Byte目)
CPUでの
Byteライト
(3Byte目) (4Byte目)
USBバス上の送信データ
(1Byte目)
EP0DTH
(4Byte目)
(1Byte目) (2Byte目)
10H
書込み順
09H
(6Byte目)
00H
EP0DTH
E0H
EP0DTL
32H
EP0DTH
(7Byte目)
01H
01H
(8Byte目)
00H
E0H
(9Byte目)
(5Byte目) (6Byte目)
(7Byte目) (8Byte目)
32H
09H
(9Byte目)
0
bit 15
+0
+1
CPUでの
Half wordライト
(1Byte目)
書込み順
(2Byte目)
02H
EP0DTH/EP0DTL
EP0DTH/EP0DTL
10H
00H
(3Byte目)
(4Byte目)
01H
01H
(5Byte目)
(6Byte目)
EP0DTH/EP0DTL
00H
E0H
(7Byte目)
(8Byte目)
EP0DTH/EP0DTL
32H
EP0DTH
(9Byte目)
bit 15
0
DMA 転送による EP0 ∼ EP3 データレジスタ (EP0DTH ∼ EP3DTH/EP0DTL ∼ EP3DTL)
へのアクセスはハーフワードアクセスのみ対応しています。転送データはエンディアン変
換を行ってください (29.4.6 DMA 転送機能の「自動バッファ転送モード」を参照 )。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
905
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
29.4 動作説明と設定手順例
USB ファンクションの動作について説明します。また , 動作状態を設定するための手順例も
示します。
■ 概要
USB ファンクションは , USB 通信プロトコルをサポートするホストコントローラと双
方向のパケット転送を行います。ホストと USB デバイスの接続と構成は , エニュメレー
ションで実施され , そのあとにデバイスドライバを使用した各種の転送タイプで通信
が行われます。
< 注意事項 >
USB ファンクションを使用するためには , USB 許可レジスタ (USBEN) で USB の動作を
禁止している (USBEN=0) 状態で , USB クロック生成部の設定を行い , USB クロック出力
を有効にします。エンドポイントエンディアンと STAL ビットクリア方法の設定を変更す
る場合は , USB 許可レジスタ (USBEN) で USB の動作を禁止している (USBEN=0) 状態で
EPEDN ビ ッ ト と STALCLRCNT ビ ッ ト を 設 定 し て く だ さ い。EPEDN ビ ッ ト と
STALCLRCNT ビットの設定は USBEN ビットのセットと同時でも構いません。その後 ,
USB の動作を許可 (USBEN=1) してください。
USB ファンクションは USB プロトコルをサポートするホストコントローラと双方向のパ
ケット転送を行います。ホストとデバイスの接続 , 構成はエニュメレーションにより実施
されます。そのあとにデバイスドライバを使用した各種の転送タイプでの通信が行われま
す。
ここではエニュメレーションを例に , ホストと USB デバイスの USB 通信の動作につい
て説明し , 全体の処理内容を理解するためのレジスタと USB パケットの動きを示しま
す。
● エニュメレーション処理
USB が動作するときに , 最初にホストと USB デバイスの接続を確立する処理です。
USB
のバス上にどのようなデバイスが接続されているかを , ホストが USB コントロール転
送 (USB の転送タイプ ) を使って調査します (USB 仕様で規定されています ) 。これは
4 本あるエンドポイントのうちのエンドポイント 0 を使用します (USB 仕様です ) 。
エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 を使用するためには , USB バス上で以下の処理
を受信する必要があります。
① USB バスリセット
② SET_Address によるアドレスセット
③ SET_Config による構成セット
906
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
USB ケーブル端子の接続例を図 29.4-1 に示します。
図 29.4-1 USB ケーブル端子の接続例
方向
動作概要
USB バス接続検出
ホスト ← USB デバイス
USB バス上のプルアップをホストが検出する
までは動作は行われません。
ディスクリプタ情報の
取得
ホスト ← USB デバイス
ディスクリプタのデータをホストに返します。
デバイスアドレスの
設定
ホスト → USB デバイス
ホストから任意のアドレスを割り当てられます。
ディスクリプタ情報の
取得 ( デバイス )
ホスト ← USB デバイス
ディスクリプタのデータをホストに返します。
ディスクリプタ情報の
取得 ( 構成 )
ホスト ← USB デバイス
ディスクリプタのデータをホストに返します。
構成の設定
ホスト → USB デバイス
ホストから構成番号を割り当てられます。
•
接続検出
USB デバイスからホストに通知します。
ホストは USB バスの 2 本の信号線 (D+, D-) を監視し , どちらかの信号が "H" レベル
になると , デバイスが接続されたと認識します。
USB デバイスを自己電源デバイスとして使用する場合の詳細な手順については ,
「29.4.1 接続検出と切断検出」を参照してください。USB デバイスをバス電源デバ
イスとして使用する場合は , 次の「レジスタ初期設定と動作開始手順」に沿って処
理してください。
•
レジスタ初期設定と動作開始手順
USB ファンクションのレジスタ初期設定例を示します。
1. EP0制御レジスタ (EP0C) で, エンドポイント0を設定する (パケットサイズなど)
2. EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) で , エンドポイント 1 ∼エンドポイン
ト 3 の EPEN ビット , DIR ビット , TYPE ビットなどを設定する
3. UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットをクリアする
4. EP0I ステータスレジスタ (EP0IS) , EP0O ステータスレジスタ (EP0OS) ,
EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) の BFINI ビットをクリアする
5. UDC 制御レジスタ (UDCC) の HCONX ビットをクリアする
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
907
第 29 章 USB ファンクション
29.4
•
MB91665 シリーズ
USB バスリセット
ホストから USB デバイスにバスリセットがかかると , USB デバイスコアが初期化
されますが , レジスタおよびバッファの状態は初期化されません。
USB デバイスでは次の順序で処理してください (USB 接続後の最初のバスリセット
では処理の必要はありません )。
1. EP0I ステータスレジスタ (EP0IS) の BFINI ビットと , EP0O ステータスレジスタ
(EP0OS) の BFINI ビット , および EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S)
の BFINI ビットでバッファを初期化する。
2. ファームの制御をエニュメレーション前に戻す。
•
ディスクリプタ情報の取得
ホストから USB デバイスに要求があると , データをホストに通知します。セット
アップステージ , データステージ , ステータスステージの 3 つのステージに別れて
通信されます。
-
セットアップステージ
ホストから正常にパケットが受信されたかどうかを確認し , そのコマンドが何
かをデコードします。また次のデータステージで返すディスクリプタの情報を
送信バッファに用意します。
-
データステージ
ホストからデータが正常に送信されたかどうかを確認します。
-
ステータスステージ
ホストがデータなしパケットを転送して , 終了処理を行います。
908
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
接続検出と切断検出
29.4.1
USB ホストとの接続検出と切断検出について説明します
外部割込み端子を USB コネクタの VBUS 端子に接続してプルダウン抵抗を接続する
と , USB ホストとの切断を検出できます。USB コネクタの D+, D-, VBUS との接続例を
図 29.4-2 に示します。
図 29.4-2 USB システム構成例
B コネクタ
USB デバイス機器
本LSI
USB ホスト
VBUS (5V)
VBUS
外部割込み
100kΩ
汎用ポート
10Ω
27Ω
USB I/O
USB I/O
D+
1.5kΩ
(3.3V)
47pF
27Ω
D-
47pF
■ 接続検出動作
接続検出時の動作を図 29.4-3 に示します。
図 29.4-3 接続検出時の動作
ホストと接続
外部割込み (VBUS)
[ENx]
外部割込み許可
要因レベルの変更
[ERx]
[LBx, LAx]
[0, 1]
[0, 0]
[HCONX]
切断設定
汎用ポート
( プルアップ抵抗制
御用 )
CM71-10158-1
VBUS が安定する期間
切断
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
接続許可
接続
909
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
USB デバイスは , 次の順序でホストとの接続を認識して処理します。
1. プルアップ抵抗制御用の汎用ポートを , プルアップ抵抗切断側に設定します。
2. VBUS に接続した外部割込みの要因レベルを "H" レベル検出に設定し , 割込みを許
可します。
3. 外部割込み端子の "H" レベル検出で USB ホストが接続されたことを認識し , VBUS
が安定する期間を待ちます。
4. 外部割込みをいったん禁止にします。
外部割込み要因レベルを "L" レベル検出に書き換え , 割込み要因をクリアして再び
外部割込みを許可します。
5. 初期設定 (USB ファンクションレジスタを含む , すべての初期化 ) をします。
この節の「概要」の「レジスタ初期設定と動作開始手順」を参照してください。
6. UDC 制御レジスタ (UDCC) の HCONX ビットをクリア後 , プルアップ抵抗制御用の
汎用ポートを , プルアップ抵抗接続側に設定することで , D+ のプルアップ抵抗を接
続します。
プルアップ抵抗を制御していない場合でも , HCONX ビットをクリアしてください。
< 注意事項 >
外部割込み端子にノイズフィルタを外付けした場合は , 上記の VBUS 安定期間をプログラ
ムで待つ必要はありません。
■ 切断検出動作
切断検出時の動作を図 29.4-4 に示します。
図 29.4-4 切断検出時の動作
外部割込み (VBUS)
ホストと切断
[ENx]
要因レベルの変
[ERx]
[LBx, LAx]
[0, 0]
[0, 1]
ストップモードからの復帰
[SUSP]
[USTP]
VBUS 安定期間または
発振安定待ち時間
[HCONX]
切断設定
汎用ポート
( プルアップ抵抗制
御用 )
接続
切断
USB デバイスは , 次の順序でホストとの切断を認識して処理します。
1. VBUS に接続した外部割込み端子の "L" レベルを検出し , USB ホストが切断された
ことを認識する
910
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
2. ストップモードからの復帰時に , 発振安定待ち時間後に UDC ステータスレジスタ
(UDCS) の SUSP ビット , UDC 制御レジスタ (UDCC) の USTP ビットの順にクリア
する
ストップモード以外のときは , VBUS が安定する期間を待ちます。
3. いったん外部割込みを禁止する
外部割込み要因レベルを "H" レベル検出に書き換え , 外部割込み要因をクリアして
再び外部割込みを許可します。
4. UDC 制御レジスタ (UDCC) の HCONX ビットに "1" を書き込んだ後 , プルアップ抵
抗制御用の汎用ポートを , プルアップ抵抗切断側に設定することで , D+ のプルアッ
プ抵抗を切断する
プルアップ抵抗を制御していない場合でも , HCONX ビットに "1" を書き込んでく
ださい。
< 注意事項 >
外部割込み端子にノイズフィルタを外付けした場合は , 上記の VBUS 安定期間をプログラ
ムで待つ必要はありません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
911
第 29 章 USB ファンクション
29.4
29.4.2
MB91665 シリーズ
コマンド応答時のレジスタ動作
基本となるレジスタの動作と制御による USB パケットの処理方法 ( アーキテクチャ ) につい
て説明します
CPU 割込みによるファームウェアの処理は , ハンドシェークごとに処理します。これ
は , 各パケットのステージ単位に処理することと同じになります。
■ リードコマンド応答時のレジスタ動作
GetDescripter, SynchFrame, クラスベンダーコマンドの場合の , リードコマンド応答時の
レジスタ動作を図 29.4-5 に示します。
図 29.4-5 リードコマンド応答時のレジスタ動作
セットアップ
ステージ
ホスト
SET
UP DATA0
→ USB デバイス
USB デバイス
ステータス
ステージ
データステージ
IN
ACK
DATA0
ライト
→ホスト
ACK
IN
DATA0
ACK
DATA1
OUT
DATA1
ACK
DATA1
ライト
DRQIIE
DRQI
コマンド
リード
DRQOIE
ソフト
クリア
DRQO
ソフト
クリア
DATA1
リード
SETP
①セットアップ
処理
•
②データステージ処理
③コマンド
終了処理
セットアップ処理
セットアップステージの受信時に EP0O ステータスレジスタ (EP0OS) の DRQO ビッ
トが "1" に変わります。DRQO ビットが "1" に変わった時点で , CPU 割込みに入り
ます。UDC ステータスレジスタ (UDCS) の SETP ビットを確認し , "1" の場合は受信
バッファにあるコマンドを必要なだけ読み出して ( 必ずしも 8 バイトすべてを読み
出す必要はありません ) デコードし , 各種設定処理をし , SETP ビットと割込み要因
の DRQO ビットをクリアしてから戻ります。
•
データステージ後処理
コマンドをデコードした結果 , データステージが IN 方向の場合 , EP1 ∼ EP3 ステー
タスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) の DRQIE ビットに "1" を書き込んで割込みを許可し (
割込み要因の EP0I ステータスレジスタ (EP0IS) の DRQI ビットの初期値が "1" であ
るため , DRQIE ビットに "1" を書き込むだけです ) , CPU 割込みで送信データを送
信バッファに転送します。転送終了後 , 割込み要因の DRQI ビットをクリアしてか
ら戻ります。
912
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
この USB ファンクションは , USB2.0 で新たに追加されたコマンドには対応していないた
め , GetDescripter コマンドに対して USB リビジョンは 1.1 で応答してください。
IN 方向のデータパケット処理が終了すると , DRQI ビットが "1" に変わります。DRQI
ビットが "1" に変わった時点で CPU 割込みに入り , 次のデータパケットに備えて送
信データを送信バッファに転送します。転送終了後 , 割込み要因の DRQI ビットを
クリアして戻ります。
•
コマンド終了処理
OUT 方向のステータスステージが終了すると , EP0O ステータスレジスタ (EP0OS)
の DRQO ビットが "1" に変わります。DRQO ビットが 1" に変わった時点で CPU 割
込みに入り , 受信データ数 0 を確認し , 次のセットアップステージに備えて割込み
要因の DRQO ビットをクリアして戻ります。
■ ライトコマンド応答時のレジスタ動作
SetDescripter, クラスベンダーコマンドの場合の , ライトコマンド応答時のレジスタ動
作を図 29.4-6 に示します。
図 29.4-6 ライトコマンド応答時のレジスタ動作
ホスト
→ USB デバイス
セットアップ
ステージ
ステータス
ステージ
データステージ
SETUP DATA0
OUT
DATA0
OUT
DATA1
IN
ACK
USB デバイス
→ホスト
ACK
ACK
ACK
DATA1
DRQIIE
ソフト
クリア
DRQI
DRQOIE
コマンド
リード
DRQO
DATA0
リード
ソフト
クリア
DATA1
リード
ソフト
クリア
SETP
①セットアップ処理
CM71-10158-1
②データステージ処理
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
③コマンド
終了処理
913
第 29 章 USB ファンクション
29.4
•
MB91665 シリーズ
セットアップ処理
セットアップステージの受信時に EP0O ステータスレジスタ (EP0OS) の DRQO ビッ
トが "1" に変わります。DRQO ビットが "1" に変わった時点で , CPU 割込みに入り
ます。UDC ステータスレジスタ (UDCS) の SETP ビットを確認し , "1" の場合は受信
バッファにあるコマンドを必要なだけ読み出して ( 必ずしも 8 バイトすべてを読み
出す必要はありません ) デコードし , 各種設定処理をします。
ステータスステージの0バイト応答に備え, 送信バッファにデータを書き込まずに ,
EP0I ステータスレジスタ (EP0IS) の DRQI ビット ( 割込み要因の DRQI は初期値 "1"
のため ) に "0" を書き込んでクリアします。ステータスステージの正常終了確認用
に , EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) の DRQIIE に "1" を書き込みま
す。また , SETP ビットと割込み要因の DRQO ビットをクリアし , 割込みから復帰
します。
•
データステージ後処理
OUT 方向のデータステージが終了すると , EP0O ステータスレジスタ (EP0OS) の
DRQO ビットが "1" に変わります。DRQO ビットが "1" に変わった時点で , CPU 割
込みに入ります。まず , EP0O ステータスレジスタ (EP0OS) の SIZE ビットを確認し ,
受信したデータ数だけ DMA を起動するか , CPU リードで受信バッファからデータ
を読み出します。その後 , 割込み要因の DRQO ビットをクリアして割込みから復帰
します。
•
コマンド終了処理
IN 方向のステータスステージが終了すると , EP0I ステータスレジスタ (EP0IS) の
DRQI ビットは "1" に変わります。DRQI ビットが "1" に変わった時点で , CPU 割込
みに入り , ステータスステージが正常終了したことを確認できます。その後 , 割込
み要因の DRQI ビットをクリアして戻ります。
914
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
29.4.3
STALL 応答と解除
エンドポイント 0 の場合と , エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 の場合それぞれに対して
STALL 応答と解除方法について説明します。
■ エンドポイント 0 の STALL 応答 / 解除について
エンドポイント 0 の STALL 応答 / 解除制御は , EP0 制御レジスタ (EP0C) の STAL ビッ
トにて行います。
•
STAL ビットのセットタイミング
STALL 応答は , コントロール転送のセットアップステージである事を示す SETP
ビット =1 検出 (DRQO ビット =1 割込み ) にてコマンドを解釈し , STALL 応答が必
要な場合に STAL ビットをセットします ( 図 29.4-7 参照 )。STAL ビットセット後に
割込み要因 (DRQO ビット ) をクリアしてください。
図 29.4-7 STAL ビットセットのタイミング
アイドル期間
データステージ
セットアップステージ
トークン
パケット
データ
パケット
ハンドシェイク
パケット
トークン
パケット
データ
パケット
ハンドシェイク
パケット
DRQO ビット
SETP ビット
STAL ビット
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
915
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
STAL ビットのクリアタイミング
•
STALL 解除は , コントロール転送のセットアップステージであることを示す SETP
ビット =1 検出 (DRQO ビット =1 割込み ) にて STAL ビットクリアします ( 図 29.48 参照 )。
図 29.4-8 STAL ビットクリアのタイミング (STALCLRCNT=0 時 )
アイドル期間
データステージ
セットアップステージ
トークン
パケット
DRQO
SETP
データ
パケット
ハンドシェイク
パケット
トークン
パケット
データ
パケット
ハンドシェイク
パケット
ビット
ビット
STAL ビット
クリアタイミング
STAL
ビット
アイドル時間+2.75 μ s 以内
STALL 応答解除 (STAL ビットクリア ) は , SETP ビット =1 (DRQO ビット =1 割込
み ) を検出してから , 次のデータステージのデータパケット送受信開始前に , STAL
ビットクリアしてください。DRQO ビット =1 から , STAL ビットクリアまでの時間
は下記のとおりです ( 転送速度:Full Speed 12Mbps 時 )。下記時間内に STAL ビッ
トがクリアされない場合 , データステージのハンドシェイクパケットにて STAL 応
答します。
DRQOビット=1検出からSTALビットクリアまでの時間: アイドル時間+2.75μs以内
※アイドル期間が最小の 2 ビット転送時間である場合は約 2.9μs 以内となります。
STAL ビットクリアが , 上記時間内で対応できない場合には , USB ホスト側のドラ
イバソフトでアイドル時間を長くする等の対応を行ってください。
< 注意事項 >
MB91V650 の場合 , STALCLRCNT ビットは存在しませんので , STALCLRCNT=0 時の動
作となります。
916
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
図 29.4-9 STAL ビットのクリアタイミング (STALCLRCNT=1 時 )
アイドル期間
セットアップステージ
トークン
パケット
データ
パケット
ハンドシェイク
パケット
データステージ
トークン
パケット
データ
パケット
ハンドシェイク
パケット
DRQO ビット
SETP ビット
STAL ビット
STALCLRCNT=1 時には , SETP ビット =1(DRQO ビット =1 割込み ) を検出すると STAL
ビットは自動的に "0" にクリアされます。再度,STALL 応答する場合には,STAL ビッ
トに "1" を設定してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
917
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
■ エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 の STALL 応答 / 解除について
エンドポイント 1 ∼エンドポイント 3 の STALL 応答 / 解除制御は , EP1 ∼ EP3 制御レ
ジスタ (EP1C ∼ EP3C) の STAL ビットと内部状態ビットで行われます。
•
ソフト処理にて STALL 応答したい場合
ソフト処理でSTALL 応答する場合の手順を図 29.4-10および図 29.4-11に示します。
STALL 応答する場合 , 該当するエンドポイントの STAL ビットをソフトでセットし
ます。このとき , 内部状態ビットは変化しません。次に , ホストから STAL ビット
がセットされているエンドポイントに対してトランザクションが発生したとき ,
ハードが自動的に該当エンドポイントの内部状態ビットをセットし , ホストに対し
て STALL 応答します。一度 , 内部状態ビットがセットされた後は , STAL ビットを
クリアしても , ホストから Clear Feature コマンドが発行されるまで , 内部状態ビッ
トはセットされたままとなり , STALL 応答を継続します。また , USB 許可レジスタ
(USBEN) の STALCLRCNT ビットに "0" が設定されている場合 , または USB 許可
レジスタ (USBEN) の STALCLRCNT ビットに "1" かつ UDC 制御レジスタ (UDCC)
の STALCLREN ビットに "0" が設定されている場合 , Clear Feature コマンドで内部
状態ビットがクリアされても , STAL ビットがセットされている場合は , 該当する
エンドポイントに対するトランザクションが発生するたびに内部状態ビットが
セットされるため STALL 応答を継続します。したがって , STALL 応答を解除する
ためには , STAL ビットをクリアし , さらに Clear Feature コマンドで内部状態ビッ
トをクリアする必要があります。USB 許可レジスタ (USBEN) の STALCLRCNT ビッ
トに "1", かつ UDC 制御レジスタ (UDCC) の STALCLREN ビットが "1" に設定され
ている場合, Clear Featureコマンドで内部状態ビットがクリアされると同時にSTAL
ビットもクリアされ , 次のトランザクションに対し , STALL 応答しません。
< 注意事項 >
MB91V650 の場合 , STALCLRCNT ビット , STALCLREN ビットは存在しませんので ,
STALCLRCNT=0またはSTALCLRCNT=1かつUDCC.STALCLREN=0時の動作となります。
918
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
図 29.4-10 ソフト処理にて STALL 応答したい場合 (STAL ビットはソフトでクリア )
USBEN.STALCLRCNT=0 または USBEN.STALCLRCNT=1 かつ UDCC.STALCLREN=0 時
ホスト または ハブ
ファンクション
EPn (End Point n)
ソフトウェア
内部状態ビット STAL ビット
0
0
内部状態ビット STALビット
0
1
STAL ビットを
“1”にセット
IN/OUT トークン
データ( OUT の場合)
内部状態ビット STALビット
1
1
STAL ビットが“1”であるとき,
STALL ハンドシェーク トランザクションが発生すると
内部状態ビットが “1” にセット
される
IN/OUT トークン
データ( OUT の場合)
EPn に対する
トランザクション
内部状態ビットが “1”であると
き, トランザクションに対する
STALL 応答を継続する。
STALL ハンドシェーク
内部状態ビット
IN/OUT トークン
1
STAL ビット
0
STAL ビットを
“0”にクリア
内部状態ビットが “1”であると
き, トランザクションに対する
STALL 応答を継続する。
STAL ビットが“0”であっても
STALL ハンドシェーク
内部状態ビットに影響しない。
データ( OUT の場合)
Setup トークン
EP0 に対する
Clear Feature
コマンド
( EPn を指定)
データ
ACK ハンドシェーク
Clear Feature コマンド
で EPn が指定されると,
内部状態ビットが“0”に
クリアされる。
内部状態ビット
0
CM71-10158-1
STAL ビット
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
919
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
図 29.4-11 ソフト処理にて STALL 応答したい場合 (STAL ビットはハードで自動的にクリア )
USBEN.STALCLRCNT=1 かつ UDCC.STALCLREN=1 時
ホストまたはHUB
ファンクション
EPn (End Point n)
ソフトウェア
内部状態ビット STALビット
0
0
内部状態ビット STALビット
0
1
STALビットを
"1"にセット
IN/OUTトークン
データ (OUTの場合)
内部状態ビット STALビット
1
1
STALビットが"1"であるとき,
STALLハンドシェーク トランザクションが発生する
と内部状態ビットが"1"に
セットされる
IN/OUTトークン
データ (OUTの場合)
EPnに対する
トランザクション
内部状態ビットが"1"である
とき, トランザクションに
対するSTALL応答を
継続する。
STALLハンドシェーク
内部状態ビット STALビット
1
1
IN/OUTトークン
データ (OUTの場合)
内部状態ビットが"1"である
とき, トランザクションに
対するSTALL応答を
継続する。
STALLハンドシェーク
Setupトークン
EP0に対する
Clear Feature
コマンド
(EPnを指定)
データ
ACKハンドシェーク
Clear Featureコマンドで
EPnが指定されると,
内部状態ビットと
STALビットが
"0"にクリアされる。
内部状態ビット STALビット
0
920
0
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
•
ハードが自動で STALL 応答する場合
ハードが自動で STALL 応答する場合の手順を図 29.4-12 に示します。Set Feature コ
マンドで STALL 応答設定された場合 , STAL ビットに関係なく , ハードが自動的に
該当エンドポイントの内部状態ビットをセットし , STALL 応答します。一度 , 内部
状態ビットがセットされた後は , STAL ビットに関係なく , ホストから Clear Feature
コマンドでクリアされるまで , 内部状態ビットは保持されます。Clear Feature コマ
ンドで該当ビットがクリアされた後は , STAL ビットを参照するようになります。し
たがって , STALL 応答を解除するには , Clear Feature コマンドで内部状態ビットを
クリアする必要があります。
図 29.4-12 ハードが自動で STALL 応答する場合
ファンクション
ホスト または ハブ
EPn (End Point n)
ソフトウェア
内部状態ビット STALビット
0
0
Setup トークン
EP0 に対する
Set Feature
コマンド
(EPn を指定)
データ( OUT の場合)
ACK ハンドシェーク
Set Feature コマンドで
EPn が指定された場合,
内部状態ビットが “1”に
セットされる。
内部状態ビット STALビット
1
0
IN/OUT トークン
データ( OUT の場合)
EPn に対する
トランザクション
STALL ハンドシェーク
内部状態が“1”であるとき,
トランザクションに対する
STALL 応答を継続する。
STAL ビットが“0”であって
も内部状態ビットに影響
しない。
Setup トークン
EP0 に対する
Clear Feature
コマンド
(EPn を指定)
CM71-10158-1
データ
ACK ハンドシェーク
内部状態ビット STALビット
0
0
Clear Feature コマンド
で EPn が指定されると,
内部状態ビットが“0”に
クリアされる。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
921
第 29 章 USB ファンクション
29.4
29.4.4
MB91665 シリーズ
サスペンド機能
バス電源の構成では , サスペンド状態での USB デバイスの消費電力は 500μA 以下にする必
要があります。
USBデバイスがサスペンド状態に移行し, スタンバイモード (時計モードまたはストップモー
ド ) に入るまでの動作について説明します。
USB デバイスコアがサスペンド状態を検出すると , UDC ステータスレジスタ (UDCS)
の SUSP ビットが "1" に変わります。
サスペンド動作例を図 29.4-13 に示します。
図 29.4-13 サスペンド動作
1ms
1ms
サスペンド状態
3ms
ホスト
→デバイス
SOF
SOF
SOF
SUSP
リモートウェイクアップサポート
の場合 2ms
ソフトセット
USTP
STP
•
サスペンド処理
USB バス上に 3ms 以上動作がない場合 , USB ファンクションはサスペンドを検出
し , UDC ステータスレジスタ (UDCS) の SUSP ビットが "1" に変わり , 割込み要因
が設定されます。リモートウェイクアップをサポートするデバイスの場合は , ここ
からさらに 2ms 待ち ( この時間内はリモートウェイクアップさせないためです ) , ス
タンバイモード ( 時計モードまたはストップモード ) に設定します。
922
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
29.4.5
ウェイクアップ機能
USB プロトコルでは , 次の 2 つの手段で USB デバイスをサスペンド状態からウェイクアップ
状態にできます。
• USB デバイスからリモートウェイクアップ
• ホストからウェイクアップ
ここでは , これらの動作について説明します。
■ リモートウェイクアップ動作
リモートウェイクアップ動作を図 29.4-14 に示します。
図 29.4-14 リモートウェイクアップ動作
サスペンド状態
ホスト
20ms
1ms
1ms
RESUME
SOF
SOF
→デバイス
RESUME
デバイス→
ホスト
INT 端子
STP
SUSP
10ms
発振安定時間
外部割込み
ソフトクリア
USTP
RESUM
RESUM ソフトセット・クリア
USB デバイスでは , 次の順序で処理してください。
1. 外部割込みで USB デバイスをストップモードから復帰させる
2. UDC ステータスレジスタ (UDCS) の SUSP ビットに "0" を書き込んでクリアする
3. UDC 制御レジスタ (UDCC) の USTP ビットに "0" を書き込んでクリアする
4. UDC 制御レジスタ (UDCC) の RESUM ビットに "1" を書き込む
5. UDC 制御レジスタ (UDCC) の RESUM ビットに "0" を書き込んでクリアする
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
923
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
■ ホストからのウェイクアップ動作
ホストからのウェイクアップ動作を図 29.4-15 に示します。
図 29.4-15 ホスト からのウェイクアップ動作
サスペンド状態
ホスト
20ms 以上
RESUME
→デバイス
発振安定時間
STP
1ms
1ms
SOF
SOF
SUSP, USTP, WKUP フラグ
ソフトクリア
SUSP
USTP
WKUP
USB デバイスでは , 次の順序で処理してください。
1. 発振安定時間が 10ms を超えないように設定する
2. UDC ステータスレジスタ (UDCS) の SUSP ビットに "0" を書き込んでクリアする
3. UDC 制御レジスタ (UDCC) の USTP ビットに "0" を書き込んでクリアする
4. 割込み要因である UDC ステータスレジスタ (UDCS) の WKUP ビットに "0" を書き
込んでクリアする
924
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
29.4.6
DMA 転送機能
USB ファンクションで通信するデータは , 送受信バッファと内蔵 RAM の間で DMA 転送でき
ます。DMA 転送は , 次の 2 つのモードから選択できます。
• パケット転送モード
• 自動バッファ転送モード
ここでは , この 2 つの DMA 転送モードについて説明します。
■ パケット転送モード
1 パケットずつ転送数を DMA に設定して転送し , 転送終了後に割込み要因をクリアす
るモードです。このモードでは , エンドポイント 1 からエンドポイント 3 に対するバッ
ファにアクセスできます。DMA を使用する前に , DREQ 選択レジスタ (DREQSEL) に
より , DREQ の設定を行ってください。
● OUT 方向の動作
ホストから USB デバイスへの OUT 方向でバッファをアクセスするタイミングを図
29.4-16 に示します。
図 29.4-16 OUT パケット転送
OUT パケット
OUT パケット
ホスト
→デバイス
OUT
デバイス
OUT
DATA0
DATA1
ACK
ACK
→ホスト
DRQ フラグ *
CPU クリア
DRQ フラグ *
CPU クリア
DMA 受信バッファリード
(DATA0)
DMA 受信バッファリード
(DATA1)
DMAE
DRQIE
DRQ
SIZE
DMA 動作許可ビット
0:DMA 動作禁止
1:DMA 動作許可
OUT 方向の転送では , USB デバイスは次の順序で処理してください。
1. DRQ フラグが "1" に変わって割込み処理に入ったら , 転送データ数を確認する
2. 転送データ数分の転送回数とブロックサイズに関するDMAのレジスタ設定を行い ,
DMA を許可して転送を開始する
3. 転送後 , 次のレジスタの該当するフラグ ( ビット ) をクリアする
-
EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) の DRQ ビット
-
DMA コントローラ (DMAC) の DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼
DCSR3) の該当する割込み要因フラグ
割込み処理から復帰します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
925
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
● IN 方向の動作
USB デバイスからホストへの IN 方向でバッファをアクセスするタイミングを図 29.417 に示します。
図 29.4-17 IN パケット転送
IN パケット
IN パケット
ホスト
→デバイス
デバイス
→ホスト
IN
DATA0
DRQ フラグ *
CPU クリア
IN
ACK
DRQ フラグ *
CPU クリア
ACK
DATA1
DMAE
DRQIE
DRQ
DMA 動作許可ビット
0:DMA 動作禁止
1:DMA 動作許可
DMA 送信バッファライト
(DATA0)
DMA 送信バッファライト
(DATA1)
IN 方向の転送では , USB デバイスは次の順序で処理してください。
1. DRQ フラグが "1" に変わって割込み処理に入ったら , 次の IN パケットで転送する
転送データ数分の転送回数とブロックサイズに関するDMAのレジスタ設定を行い ,
DMA を許可して転送を開始する
2. 転送後 , 次のレジスタの該当するフラグ ( ビット ) をクリアする
-
EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) の DRQ ビット
-
DMA コントローラ (DMAC) の DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼
DCSR3) の該当する割込み要因フラグ
割込み処理から復帰します。
926
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
■ 自動バッファ転送モード
設定した転送データ数分を , 1 回の設定で転送するモードです。
本転送モードでは , 偶数バイトの転送が可能です。奇数バイトを転送する場合は , CPU
転送の処理が必要となります。DMA を使用する前に , DREQ 選択レジスタ (DREQSEL)
により DREQ の設定を行ってください。
あらかじめ転送する総データ数を DMA に設定し , 転送許可ビットもセットしておきま
す。自動バッファ転送モードが許可されていて (DMAE=1) , ホストからの転送後に
DRQ フラグがセットされると , EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) の PKS ビッ
トに指定したデータ数を転送した後に , 自動で割込み要因がクリアされます。以後 , ホ
ストからの転送後に同様の処理を , あらかじめ DMA に設定した転送データ数分まで繰
り返します。この間 CPU からの設定は必要なく , 1 回の設定で転送するのがこのモー
ドです。次の転送を行う場合は , 最後のデータ転送後に CPU 割込みに入るので , そこ
で DMA コントローラ (DMAC) の再設定を行い , DMA を許可して割込み処理から復帰
します。このモードでは DMAE=1 として使用するので , エンドポイント 1 ∼エンドポ
イント 3 に対するバッファアクセスだけが有効です。
● OUT 方向の動作
ホストから USB デバイスへの OUT 方向でバッファをアクセスするタイミングを図
29.4-18 に示します。
図 29.4-18 OUT 方向転送
ラスト OUT パケット
OUT パケット
ホスト
→デバイス
OUT
デバイス
→ホスト
DATA0
OUT
ACK
DRQ フラグ *
自動クリア
DATA1
ACK
DRQ フラグ *
自動クリア
DMAE
DRQIE
DRQ
DATA0
DATA1
SIZE
DMA 動作許可ビット
0:DMA 動作禁止
1:DMA 動作許可
DMA 受信バッファ
PKS 分リード
DMA 受信バッファ
残り数分リード
USB デバイスでは , OUT 方向転送時 , 次の順序で処理してください。
1. 転送する総転送データ数分の転送回数とブロックサイズに関する DMA のレジスタ
設定を行い , DMA を許可して転送を開始する
2. EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) の DMAE ビットに "1" を書き込んで自動
バッファ転送モードに設定し , EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) の
DRQIE ビットに "1" を書き込んで割込みを許可する
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
927
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
3. 転送後, DMAコントローラ(DMAC)のDMAチャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼
DCSR3) の該当する割込み要因フラグをクリアし, 必要に応じてDMA コントローラ
(DMAC) を再設定する
割込み処理から復帰します。
奇数バイト分のデータ数を DMA 転送する場合 , 以下のいずれかの方法があります。
EPEDN=0 ( リトルエンディアン ) の場合
•
-
最後のデータ転送のみ CPU 転送で行い , 下位バイト (EPxDTL) を読み出す。
-
全データ+ 1 バイトをまとめて DMA 転送してエンディアン変換後に最終データ
を捨てる。
図 29.4-19 OUT 方向 奇数バイトの転送例 EPEDN=0 ( リトルエンディアン ) の場合
全データをDMA転送で行う場合
最終データをCPU転送で行う場合
15
0
22 H
(2byte目)
11 H
(1byte 目)
44 H
(4byte目)
33 H
(3byte 目)
66 H
(6byte 目)
55 H
(5byte 目)
88 H
(8byte 目)
77 H
(7byte 目)
不定
99 H
(9byte 目)
15
エンディアン
変換
D M A転送
(読出し)
15
0
22 H
(2byte 目)
22 H
(2byte目)
11 H
(1byte 目)
33 H
(3byte 目)
44 H
(4byte 目)
44 H
(4byte目)
33 H
(3byte 目)
55 H
(5byte 目)
66 H
(6byte 目)
66 H
(6byte目)
55 H
(5byte 目)
77 H
(7byte 目)
88 H
(8byte 目)
88 H
(8byte目)
不定
E P xD T L のデータをC P U 転送 ( 読出し)
E P xD T H /E P xD T L
15
0
11 H
(1byte 目)
0
11 H
(1byte 目)
22 H
(2byte 目)
33 H
(3byte 目)
44 H
(4byte 目)
55 H
(5byte 目)
66 H
(6byte 目)
77 H
(7byte 目)
77 H
(7byte 目)
88 H
(8byte 目)
99 H
(9byte 目)
99 H
(9byte 目)
不定
エンディアン
変換
D M A 転送
( 読出し)
E P xD T H /E P xD T L
データは捨てる。
EPEDN=1 ( ビックエンディアン ) の場合
•
-
最後のデータ転送のみ CPU 転送で行い , 上位バイト (EPxDTH) を読み出す。
-
全データ+ 1 バイトをまとめて DMA 転送して最終データを捨てる。
図 29.4-20 OUT 方向 奇数バイトの転送例 EPEDN=1( ビックエンディアン ) の場合
最終データをCPU転送で行う場合
15
全データをDMA転送で行う場合
15
0
0
15
15
0
0
11H
22H
11H
22H
11H
22H
11H
22H
(1byte目)
(2byte目)
(1byte目)
(2byte目)
(1byte目)
(2byte目)
(1byte目)
(2byte目)
33H
33H
(3byte目)
44H
(4byte目)
33H
(3byte目)
44H
(4byte目)
33H
(3byte目)
44H
(4byte目)
(3byte目)
44H
(4byte目)
55H
(5byte目)
66H
(6byte目)
55H
(5byte目)
66H
(6byte目)
55H
(5byte目)
66H
(6byte目)
55H
(5byte目)
66H
(6byte目)
DMA転送
(読出し)
DMA転送
(読出し)
77H
88H
77H
88H
77H
88H
77H
88H
(7byte目)
(8byte目)
(7byte目)
(8byte目)
(7byte目)
(8byte目)
(7byte目)
(8byte目)
99H
(9byte目)
不定
EPxDTH/EPxDTL
EPxDTLのデータをCPU転送 (読出し)
99H
(9byte目)
不定
EPxDTH/EPxDTL
99H
(9byte目)
不定
データは捨てる。
< 注意事項 >
MB91V650 の場合 , EPEDN ビットは存在しませんので , EPEDN=0 時の動作となります。
928
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
● IN 方向の動作
USB デバイスからホスト への IN 方向でバッファをアクセスするタイミングを図 29.421 に示します。
図 29.4-21 IN 方向転送
ラストデータ
データ
ホスト
→デバイス
デバイス
→ホスト
IN
IN
ACK
DRQフラグ
DATA0
自動クリア
DRQフラグ
ACK
DATA1
自動クリア
DMAE
DRQIE
DRQ
DATA1
DATA0
DMA動作許可ビット
0:DMA動作禁止
1:DMA動作許可
DMA送信バッファ
残り数分ライト
DMA送信バッファ
PKS分ライト
USB デバイスでは , IN 方向転送の動作は OUT 方向転送の動作と同じです。
「OUT 方向
の動作」を参照して , 同じ順序で処理してください。
奇数バイト分のデータ数を DMA 転送する場合 , 最後のデータ転送のみ CPU 転送で , 下
位バイト (EPxDTL) に書き込みます。
EPEDN=0 の場合は下位バイト (EPxDTL) に , EPEDN=1 の場合は上位バイト (EPxDTH)
に書込みを行ってください。
図 29.4-22 IN 方向 奇数バイトの転送例 EPEDN=0 ( リトルエンディアン ) の場合
最終データをCPU転送で行う場合
15
0
22H
(2byte目)
11H
(1byte目)
44H
(4byte目)
33H
(3byte目)
66H
(6byte目)
55H
(5byte目)
88H
(8byte目)
77H
(7byte目)
99H
(9byte目)
DMA転送 (書込み)
EPxDTLにデータをCPU転送 (書込み)
EPxDTH/EPxDTL
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
929
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
図 29.4-23 IN 方向 奇数バイトの転送例 EPEDN=1 ( ビックエンディアン ) の場合
最終データをCPU転送で行う場合
15
0
11H
(1byte目)
22H
(2byte目)
33H
(3byte目)
44H
(4byte目)
55H
(5byte目)
66H
(6byte目)
77H
(7byte目)
88H
(8byte目)
99H
(9byte目)
DMA転送 (書込み)
EPxDTHにデータをCPU転送 (書込み)
EPxDTH/EPxDTL
< 注意事項 >
MB91V650 の場合 , EPEDN ビットは存在しませんので , EPEDN=0 時の動作となります。
930
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
NULL 転送機能
29.4.7
USB ファンクションから送信するデータがラストパケットでマックスパケット数のとき , 次
パケットの転送で 0 バイトの転送を自動送信する , NULL 転送モードについて説明します。
自動バッファ転送モードが設定されている状態 (EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼
EP3C) の DMAE=1) で , IN 方向のデータ転送要求がきたときに , マックスパケット数の
DMA 書込みが行われ , かつ最後のデータ書き込みで DMA カウントデータ数が 0 にな
る場合 , ホストから IN 方向の最後のデータ転送要求がきたときに 0 バイトのデータ転
送を自動で設定し, 次のIN方向のデータ転送要求で0バイト送信するモードです。
DMA
で最後のデータがバッファに書き込まれた後, ホストから0バイトのデータが読み出さ
れるまで , DRQ の割込み要求フラグは設定されません。バッファをアクセスするタイ
ミングを図 29.4-24 に示します。
図 29.4-24 NULL データ転送動作
ラスト前データ
ラストデータ
ホスト
→デバイス
デバイス
→ホスト
ACK
IN
IN
ACK
DRQフラグ
自動クリア
DATA0
0バイトデータ
IN
DATA1
ACK
DATA0
DMAE
DRQIE
DRQ
ラストデータ
DATA1
NULE
DMA動作許可ビット
0:DMA動作禁止
1:DMA動作許可
DMA送信バッファ
MAXパケットライト
割込み要因は
セットされません
< 注意事項 >
NULL 転送機能は , USB デバイスからホストへの IN 転送時にのみ有効な機能です
USB デバイスでは , 次の処理をしてください。
1. EP1 ∼ EP3 制御レジスタ (EP1C ∼ EP3C) の DMAE ビットに "1" を書き込む
自動バッファ転送モードに設定されます。
2. EP1 ∼ EP3 ステータスレジスタ (EP1S ∼ EP3S) の DRQIE ビットと NULE ビットに
"1" を書き込む
割込みが許可され , NULL 自動転送モードに設定されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
931
第 29 章 USB ファンクション
29.4
29.4.8
MB91665 シリーズ
ソフトウェア制御例
初期化 , バスリセット , CPU 転送 , パケット転送 (IN/OUT) , データ数自動転送 (IN/OUT) 時に
おけるフローチャートを示します。
■ 初期化
スタート
USBクロック設定
USBEN.USBEN=1
D+プルアップ切断設定
UDCC.RST=1
UDCC.PWC設定
EP0C設定
//エンドポイント設定
//エンドポイント設定
EP1C~EP3C設定
UDCC.RST=0
EP0IS, EP0OS, EP1S~EP3S
BFINI=0
VBUS検出
//バッファクリア
NO
//外割り検出
YES
UDCC.HCONX=0
D+プルアップ接続設定
//デバイスの接続
エンド
932
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
■ バスリセット
USB割込み
UDCS.BRST=1?
YES
NO
UDCS.BRST=0
EP0IS, EP0OS, EP1S~EP3S
BFINI=1
//バッファクリア
EP0IS, EP0OS, EP1S~EP3S
BFINI=0
エンド
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
933
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
■ CPU 転送時の制御例
USB 割込み開始
OUT 方向
要因チェック
IN 方向
FIFO へのデータ書込み処理
FIFO へのデータ読出し処理
・ USB のデータリクエストビット (EPx ステータスレジスタ (EPxS) の
DRQ:bit10) = 0
USB 割込みフラグクリア
・ USB の割込みコントロールレジスタ (ICR38) をダミーリード
ダミーリード
割込み終了
934
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
■ パケット IN 転送時の制御例
【初期設定】
初期設定開始
DMAC の設定
USB の
エンドポイントの設定
割込みレベルの設定
< 注意事項 >
DMAC のブロックサイズ (DMA チャネルコントロールレジスタ
(DCCR) の BLK[3:0]:bit3-0) は , 1 回に設定してください。
DMA 転送回数レジスタ (DTCR) で転送回数を設定してください。
・EP 制御レジスタ (EPxC) の設定
< 注意事項 >
USB の割込みレベルを最低 (0x1F=31) に設定してください。
・EP ステータスレジスタ (EPxS) の DRQIE:bit14 = 1
USB の割込み許可
初期設定終了
【DMA 転送終了割込み】
DMA 転送終了
割込み開始
DMA 転送終了割込み
フラグクリア
しない
次の DMA 転送
・DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR) の NC:bit0 = 0
・ 総転送データ数が USB の最大転送数 (EP 制御レジスタ
(EPxC) の PKS) より大きい場合
する
・USB の割込みレベルと
パケット転送で使用する
割込みレベルの設定
DMAC の割込みレベルの
関係を割込み前の状態に戻す。
( 例 ) DMAC ch.0 の場合
ICR38 < ICR41
該当エンドポイントの
USB 割込み禁止
次の DMA 転送の設定
< 注意事項 >
DRQ の立上りエッジをみて DMA が起動するので , DRQ クリア
より前に次の DMAC 設定しておく。
USB 割込みフラグクリア ・ USB のデータリクエストビット (EPx ステータスレジスタ
(EPxS) の DRQ:bit10) = 0
+
・ USB の割込みコントロールレジスタ (ICR38) をダミーリード
ダミーリード
割込み終了
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
935
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
■ パケット OUT 転送時の制御例
【初期設定】
初期設定開始
・EP 制御レジスタ (EPxC) の設定
USB のエンドポイントの設定
・EP ステータスレジスタ (EPxS) の DRQIE:bit14 = 1
USB の割込み許可
初期設定終了
【USB 割込み】
USB 割込み開始
・EPx ステータスレジスタ (EPxS) の SIZE ビットより確認
受信データ数の確認
DMAC の設定
ソフトで DMAC を起動
NO
DMA 転送終了
フラグ = 1
< 注意事項 >
DMAC のブロックサイズ (DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR) の
BLK[3:0]:bit3-0) は , 1 回に設定してください。
DMA 転送回数レジスタ (DTCR) で転送回数を設定してください。
< 注意事項 >
ここで USB 割込みフラグ ( (EPx ステータスレジスタ (EPxS) の DRQ) を
クリアして割込みから抜けると , エンドポイントの面が切換ってしまいますので ,
USB 割込みフラグはエンドポイントにアクセスした後にクリアしてください。
・ソフトでポーリング処理
YES
USB 割込みフラグクリア
+
ダミーリード
・USB のデータリクエストビット (EPx ステータスレジスタ (EPxS) の
DRQ:bit10) = 0
・USB の割込みコントロールレジスタ (ICR38) をダミーリード
割込み終了
936
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
■ データ数自動 IN 転送時の制御例
【初期設定】
初期設定開始
DMAC の設定
USB のエンドポイントの設定
割込みレベルの設定
< 注意事項 >
DMAC のブロックサイズ (DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR) の
BLK[3:0]:bit3-0) は , 1 回に設定してください。
DMA 転送回数レジスタ (DTCR) で総転送回数を設定してください。
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCRn) の ST:bit15=0。
DT:bit11=1 に設定してください。
・EP 制御レジスタ (EPxC) の設定
EP 制御レジスタ (EPxC) の DMAE:bit11 = 1
< 注意事項 >
USB の割込みレベルを最低 (0x1F=31) に設定してください。
・EP ステータスレジスタ (EPxS) の DRQIE:bit14 = 1
USB の割込み許可
初期設定終了
【DMA 転送終了割込み】
DMA 転送終了割込み開始
DMA 転送終了割込み
フラグクリア
割込みレベルの設定
・DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR) の NC:bit0 = 0
・USB の割込みレベルとパケット転送で使用する DMAC の割込みレベルの関
係を割込み前の状態に戻す。
( 例 ) DMAC ch.0 の場合 ICR38 < ICR41
割込み終了
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
937
第 29 章 USB ファンクション
29.4
MB91665 シリーズ
■ データ数自動 OUT 転送時の制御例
【初期設定】
初期設定開始
DMAC の設定
USB のエンドポイントの設定
割込みレベルの設定
< 注意事項 >
DMAC のブロックサイズ (DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR) の
BLK[3:0]:bit3-0) は , 1 回に設定してください。
DMA 転送回数レジスタ (DTCR) で総転送回数を設定してください。
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCRn) の ST:bit15=0。
DT:bit11=1 に設定してください。
・EP 制御レジスタ (EPxC) の設定
EP 制御レジスタ (EPxC) の DMAE:bit11 = 1
< 注意事項 >
USB の割込みレベルを最低 (0x1F=31) に設定してください。
・EP ステータスレジスタ (EPxS) の DRQIE:bit14 = 1
USB の割込み許可
初期設定終了
【DMA 転送終了割込み】
DMA 転送終了割込み開始
DMA 転送終了割込み
フラグクリア
割込みレベルの設定
・DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR) の NC:bit0 = 0
・USB の割込みレベルとパケット転送で使用する DMAC の割込みレベルの 関
係を割込み前の状態に戻す。
( 例 ) DMAC ch.0 の場合 ICR38 < ICR41
割込み終了
938
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
USB ホストの機能と動作について説明します。
30.1 概要
30.2 構成
30.3 レジスタ
30.4 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
939
第 30 章 USB ホスト
30.1
MB91665 シリーズ
30.1 概要
USB ホストは , 必要最低限のホスト動作を実現し , USB デバイスとデータ転送できる機能で
す。
■ 概要
USB ホストには次の特長があります。
•
USB2.0 準拠
•
Full Speed 転送の自動検出 / サポート
•
USB デバイスの接続 / 切断の自動検出
•
USB バスへのリセット送出機能のサポート
•
IN/OUT/SETUP/SOF トークンのサポート
•
IN トークン時のハンドシェークパケットの自動送出 (STALL 以外 )
•
OUT トークン時のハンドシェークパケットの自動検出
•
最大パケット長 256 バイトまでのサポート
•
各種エラー (CRC エラー / トグルエラー / タイムアウトエラー ) のサポート
•
ウェイクアップ機能のサポート
•
富士通オリジナルの USB ホスト機能です。動作モードを切り換えることで USB ファ
ンクションとしても動作可能です。
<注意事項>
USB ホストを使用する場合 , オンチップバスクロック (HCLK) は 13MHz 以上で使用して
ください。
940
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.1
MB91665 シリーズ
● USB ホストの仕様概要
USB ホストの仕様概要を表 30.1-1 に示します。
表 30.1-1 USB ホストの仕様概要
ホスト
HUB のサポート
転送
転送スピード
○*
バルク転送
○
コントロール転送
○
インタラプト転送
○
アイソクロナス転送
Low Speed
○
Full Speed
×
○
PRE パケットのサポート
×
SOF パケットのサポート
○
エラー
CRC エラー
○
トグルエラー
○
タイムアウト
○
最大パケット<受信データ
○
USB デバイスの接続 / 切断の検出
○
転送スピードの検出
○
○ : サポート
× : 未サポート
* : Full Speed のみ対応し , HUB 1 段までサポート
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
941
第 30 章 USB ホスト
30.2
MB91665 シリーズ
30.2 構成
USB ホストは , 次のブロックで構成されています。
•
CPU I/F
•
バッファ
•
UDC I/F
•
USB バスリセット制御部
•
受信制御部
•
送信制御部
•
ホスト送信制御部
■ USB ホストのブロックダイヤグラム
USB ホストのブロックダイヤグラムを図 30.2-1 に示します。
図 30.2-1 USB ホストのブロックダイヤグラム
オンチップバス
DMA転送
要求
UDC
エンドポイント1
バッファ
UDC
インタフェース
USBクロック(48MHz)
USBクロック生成部から
UDP
UDM
I/O
割込み
エンドポイント2
バッファ
ホスト制御部
CPUインタフェース
SUSP
942
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
UDCC
HCNT0,1
HIRQ
HERR
HSTATE
HFCOMP
HRTIMER
HADR
HEOF
HFRAME
HTOKEN
割込み
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
30.3 レジスタ
USB ホストで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ USB ホストのレジスタ一覧
USB ホストのレジスタ一覧を表 30.3-1 に示します。
表 30.3-1 USB ホストのレジスタ一覧
CM71-10158-1
レジスタ略称
レジスタ名
UCCR
USB クロック設定レジスタ
参照先
27.3.1
USBSEL
USB 選択レジスタ
29.3.1
USBEN
USB 許可レジスタ
29.3.2
UDCC
UDC 制御レジスタ
29.3.3
EP1C
EP1 制御レジスタ
29.3.5
EP2C
EP2 制御レジスタ
29.3.5
EP1S
EP1 ステータスレジスタ
29.3.11
EP2S
EP2 ステータスレジスタ
29.3.11
EP1DTH
EP1 データレジスタ上位
29.3.12
EP1DTL
EP1 データレジスタ下位
29.3.12
EP2DTH
EP2 データレジスタ上位
29.3.12
EP2DTL
EP2 データレジスタ下位
29.3.12
HCNT0
ホストコントロールレジスタ 0
30.3.1
HCNT1
ホストコントロールレジスタ 1
30.3.1
HIRQ
ホスト割込みレジスタ
30.3.2
HERR
ホストエラーステータスレジスタ
30.3.3
HSTATE
ホスト状態ステータスレジスタ
30.3.4
HFCOMP
SOF 割込み FRAME 比較レジスタ
30.3.5
HRTIMER
リトライタイマ設定レジスタ
30.3.6
HADR
ホストアドレスレジスタ
30.3.7
HEOF
EOF 設定レジスタ
30.3.8
HFRAME
FRAME 設定レジスタ
30.3.9
HTOKEN
ホストトークンエンドポイントレジスタ
30.3.10
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
943
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
■ レジスタビット更新タイミングの UDCC.RST 依存性一覧
表 30.3-2 レジスタビット更新タイミングの UDCC.RST 依存性一覧
レジスタ
UDCC.RST=1 のときに HCNT0
更新しないといけない HSTATE
レジスタビット
EP1C
EP2C
UDCC.RST=1 のときに HCNT0
初期化されるレジスタ HIRQ
ビット
(UDCC.RST=0 のときに HERR ( 全ビット )
更新してください。)
ビット
HOST
CLKSEL
EPEN, TYPE, DIR, PKS1
EPEN, TYPE, DIR, PKS2
URST
TCAN, RWKIRQ, URIRQ, CMPIRQ,
CNNIRQ, DIRQ, SOFIRQ
LSTSOF, RERR, TOUT, CRC, TGERR,
STUFF, HS
HSTATE
SOFBUSY, SUSP
HFRAME
FRAME0, FRAME1
HTOKEN ( 全ビット ) TGGL, TKNEN, ENDPT
EP1S
EP2S
UDCC.RST に影響され HCNT0
ないレジスタビット
HCNT1
944
BFINI, DRQ, SPK
BFINI, DRQ, SPK
RWKIRE, URIRE, CMPIRE, CNNIRE,
DIRE, SOFIRE
SOFSTEP, CANSEL, RETRY
HIRQ
CNNIRQ, DIRQ
HFCOMP
HFRAMECOMP
HSTATE
TMODE, CSTAT
HRTIMER0, HRTIMER1, HRTIMER2
RTIMER0, RTIMER1, RTIMER2
HADR
Address
HEOF
EOF0, EOF1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
ホストコントロールレジスタ 0,1 (HCNT)
30.3.1
ホストコントロールレジスタ 0,1 (HCNT) は , USB の動作モードおよび割込みの設定を指定
します。
■ ホストコントロールレジスタ 0,1 (HCNT)
図 30.3-1 ホストコントロールレジスタ 0,1 (HCNT) のビット構成
ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1)
bit
属性
初期値
UDCC RST ビット
でのリセット可否
15
14
13
12
11
予約
(R/W)
予約
(R/W)
予約
(R/W)
予約
(R/W)
予約
(R/W)
(0)
(0)
(0)
(0)
(×)
(×)
(×)
5
10
9
8
SOFSTEP CANCEL RETRY
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(0)
(0)
(0)
(1)
(×)
(×)
(×)
(×)
(×)
4
3
2
1
0
× : リセット対象外
○ : リセット対象
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0)
bit
属性
初期値
UDCC RST ビット
でのリセット可否
7
6
RWKIRE
URIRE
DIRE
SOFIRE
URST
HOST
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(×)
(×)
(×)
(×)
(×)
(×)
(○)
(×)
CMPIRE CNNIRE
× : リセット対象外
○ : リセット対象
R/W:リードライト可能
[bit 15 ∼ bit 11]
:予約ビット
予約ビットです。必ず "0" を設定してください。
[bit 10]:SOFSTEP (SOF STEP)
SOF 割込み発生選択ビットです。
本ビットに"1"を設定した場合, SOFを実行するごとにSOFによる割込みフラグ (HIRQ.
SOFIRQ) が "1" にセットされます。
本ビットに "0" を設定した場合 , SOF 割込み FRAME 比較レジスタ (HFCOMP) の設定
値と SOF の FRAME Number の下位 8 ビットとを比較し , 一致した場合 , SOF による割
込みフラグ (HIRQ.SOFIRQ) が "1" にセットされます。
書込み値
説明
0
HFCOMP の設定により割込み発生
1
CM71-10158-1
SOF を実行するごとに割込み発生
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
945
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
<注意事項>
• ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) によりSOFトークン (TKNEN="001B")
を実行した場合 , 本ビットの設定に関係なく , SOF による割込みフラグ (HIRQ.SOFIRQ)
は "1" になりません。
• 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化され
ません。
[bit 9]:CANCEL (token CANCEL enable)
トークン中止許可ビットです。
本ビットに"1"を設定した場合, EOF領域 (EOF設定レジスタで領域設定) でホストトー
クンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) に実行するトークンが書き込まれるとその
トークンの実行を中止します。本ビットに "0" を設定した場合 , 実行するトークンが書
き込まれても実行を中止しません。トークンの実行を中止したことはホスト割込みレ
ジスタ (HIRQ) の TCAN ビットを読み出すことによってわかります。
書込み値
0
トークン継続
1
トークン中止
説明
<注意事項>
本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
[bit 8]:RETRY (RETRY enable)
リトライ許可ビットです。
本ビットに "1" を設定した場合 , NAK および各種エラー (HERR.RERR=1, HERR.TOUT=1,
HERR.CRC=1, HERR.TGERR=1, HERR.STUFF=1) が発生すると , そのトークンのリト
ライを実行します。リトライはリトライタイマ設定レジスタ (HRTIMER) で設定された
時間だけ実行します。
書込み値
0
リトライしない
1
リトライする
説明
<注意事項>
本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
946
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
[bit 7]:RWKIRE (Remote WaKe up Interrupt Request Enable)
リジューム割込み許可ビットです。
本ビットに "1" を設定した場合 , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の RWKIRQ ビットが
"1" になると割込みが発生します。本ビットに "0" を設定した場合 , ホスト割込みレジ
スタ (HIRQ) の RWIRQ ビットが "1" になっても割込みは発生しません。
書込み値
0
再起動後割込み禁止
1
再起動後割込み許可
説明
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
[bit 6]:URIRE (Usb bus Rest Interrupt Request Enable)
バスリセット割込み許可ビットです。
本ビットに "1" を設定した場合 , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の URIRQ ビットが "1"
になると割込みが発生します。本ビットに "0" を設定した場合 , ホスト割込みレジスタ
(HIRQ) の URIRQ ビットが "1" になっても割込みは発生しません。
書込み値
0
USB バスリセット後割込み禁止
1
説明
USB バスリセット後割込み許可
<注意事項>
本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
[bit 5]:CMPIRE (CoMPletion Interrupt Request Enable)
トークン完了割込み許可ビットです。
本ビットに "1" を設定した場合 , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CMPIRQ ビットが
"1" になると割込みが発生します。本ビットに "0" を設定した場合 , ホスト割込みレジ
スタ (HIRQ) の CMPIRQ ビットが "1" になっても割込みは発生しません。
書込み値
0
完了時割込み禁止
1
完了時割込み許可
CM71-10158-1
説明
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
947
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
[bit 4]:CNNIRE (CoNNection Interrupt Request Enable)
Device 接続検出割込み許可ビットです。
本ビットに "1" を設定した場合 , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CNNIRQ ビットが
"1" になると割込みが発生します。本ビットに "0" を設定するとホスト割込みレジスタ
(HIRQ) の CNNIRQ ビットが "1" になっても割込みは発生しません。
書込み値
0
デバイス接続時割込み禁止
1
デバイス接続時割込み許可
説明
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
[bit 3]:DIRE (Disconnection Interrupt Request Enable)
Device 切断検出割込み許可ビットです。
本ビットに "1" を設定した場合 , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の DIRQ ビットが "1"
になると割込みが発生します。本ビットに "0" を設定した場合 , ホスト割込みレジスタ
(HIRQ) の DIRQ ビットが "1" になっても割込みが発生しません。
書込み値
0
デバイス切断時割込み禁止
1
デバイス切断時割込み許可
説明
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
[bit 2]:SOFIRE (Start Of Frame Interrupt Request Enable)
SOF 割込み許可ビットです。
本ビットに "1" を設定した場合 , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の SOFIRQ ビットが "1"
になると割込みが発生します。本ビットに "0" を設定した場合 , ホスト割込みレジスタ
(HIRQ) の SOFIRQ ビットが "1" になっても割込みは発生しません。
948
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
書込み値
0
SOF 送信時に割込み禁止
1
説明
SOF 送信時に割込み許可
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
[bit 1]:URST (Usb bus ReSeT)
バスリセットビットです。
本ビットに "1" を設定するとバスリセットを実行します。バスリセット実行中 , 本ビッ
トは "1" を示し , バスリセットが終了すると本ビットは "0" となります。本ビットに "0"
を設定した場合には , 何も行いません。
書込み値
0
USB バス状態保持
1
説明
バスリセット
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" の状態で本ビットに "1" を
設定しても何も実行しません。
• ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SUSP ビットが "1" またはトークン実行
中に本ビットに "1" を設定することは禁止です。
• 本ビットが "1" の間 , ホストコントロールレジスタ (HCNT0, HCNT1) への書込みは禁
止です。
[bit 0]:HOST (HOST mode)
ホストモードビットです。
本ビットに "1" を設定するとホストとして動作します。本ビットに "0" を設定した場合
ファンクションとして動作します。
書込み値
0
ファンクションモード
1
ホストモード
CM71-10158-1
説明
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
949
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化され
ません。
• 本ビットの変更は UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のときに行ってく
ださい。
• 本ビットによって動作モードを変更した場合 , すぐにその動作モードに切り換わりま
せん。本ビットを読み出し , 動作モードが切り換わったことを確認してください。
• ホストモードからファンクションモードに変更する場合 , 以下の条件を満たしている
ことを確認し , UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定してから変更し
てください。
- ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SOFBUSY ビットが "0" である。
- ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) の TKNEN ビットが "000B" であ
る。
- ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SUSP ビットが "0" である。
• ファンクションモードからホストモードに変更する場合 , UDC 制御レジスタ (UDCC)
の HCONX ビットに "1" を設定して , かつプルアップ抵抗制御用の汎用ポートをプル
アップ切断側に設定し , ホストまたは HUB を切断状態にして変更してください。
950
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
ホスト割込みレジスタ (HIRQ)
30.3.2
ホスト割込みレジスタ (HIRQ) は , USB ホストの割込み要求フラグを示します。TCAN ビッ
トを除いてホストコントロールレジスタ (HCNT0, HCNT1) の割込み許可ビットの設定によ
り割込みを発生させることができます。
■ ホスト割込みレジスタ (HIRQ)
図 30.3-2 ホスト割込みレジスタ (HIRQ) のビット構成
ホスト割込みレジスタ (HIRQ)
bit
属性
初期値
UDCC RST ビット
でのリセット可否
7
6
TCAN
(R/W)
予約
(R/W)
(0)
(○)
5
4
3
RWKIRQ URIRQ CMPIRQ
2
1
0
CNNIRQ
DIRQ
SOFIRQ
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(○)
(○)
(○)
(○)
(×)
(×)
(○)
× : リセット対象外
○ : リセット対象
R/W:リードライト可能
[bit 7]:TCAN (Token CANcel flag)
トークン中止フラグです。
本ビットが "1" になるとホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の CANCEL ビットに
従ってトークンの実行が中止されたことを示します。本ビットが "0" のときは , トーク
ンの実行が中止されなかったことを示します。本ビットに "0" が書き込まれると本ビッ
トは "0" になります。本ビットに "1" が書き込まれてもその書込みは無視されます。
TCAN
読出し時
書込み時
0
トークン中止なし。
本ビットをクリアします。
1
トークン中止あり。
無視されます。
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
• 本ビットによる割込みは発生しません。したがって , 割込みで処理したい場合 , SOF に
よる割込み処理の中でトークンが中止されたか確認してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
951
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
[bit 6]
:予約ビット
予約ビットです。必ず "0" を設定してください。
[bit 5]:RWKIRQ (Remote WaKe up Interrupt ReQuest)
リモートウェークアップ終了フラグです。
本ビットが "1" になるとリモートウェークアップが終了したことを示します。本ビッ
トが "0" の場合 , 何も意味を持ちません。本ビットに "0" が書き込まれると本ビットは
"0" になります。本ビットに "1" が書き込まれてもその書込みは無視されます。
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の RWKIRE ビットが "1" の場合 , 本ビットが
"1" になると割込みが発生します。
RWKIRQ
読出し時
書込み時
0
再起動による割込み要求なし。
割込み要因をクリアします。
1
再起動による割込み要求あり。
無視されます。
<注意事項>
本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
[bit 4]:URIRQ (Usb bus Reset Interrupt ReQuest)
バスリセット終了フラグです。
本ビットが "1" になると USB バスへのリセットが終了したことを示します。本ビット
が "0" の場合 , 何も意味を持ちません。本ビットに "0" が書き込まれると本ビットは "0"
になります。本ビットに "1" が書き込まれてもその書込みは無視されます。
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の URIRE ビットが "1" の場合 , 本ビットが "1"
になると割込みが発生します。
URIRQ
読出し時
書込み時
0
USB バスリセットによる割込み要求なし。 割込み要因をクリアします。
1
USB バスリセットによる割込み要求あり。 無視されます。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
952
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
[bit 3]:CMPIRQ (CoMPletion Interrupt ReQuest)
トークン完了フラグです。
本ビットが "1" になるとトークンが完了したことを示します。本ビットが "0" の場合 ,
何も意味を持ちません。本ビットに "0" が書き込まれると本ビットは "0" になります。
本ビットに "1" が書き込まれてもその書込みは無視されます。
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の CMPIRE ビットが "1" の場合 , 本ビットが
"1" になると割込みが発生します。
CMPIRQ
読出し時
書込み時
0
トークン完了による割込み要求なし。
割込み要因をクリアします。
1
トークン完了による割込み要求あり。
無視されます。
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
• ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の TCAN ビットが "1" になっても本ビットは "1" になり
ません。
[bit 2]:CNNIRQ (CoNNection Interrupt ReQuest)
Device 接続検出フラグです。
本ビットが "1" になると Device の接続を検出したことを示します。本ビットが "0" の
場合 , 何も意味を持ちません。本ビットに "0" が書き込まれると本ビットは "0" になり
ます。本ビットに "1" が書き込まれてもその書込みは無視されます。
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の CNNIRE ビットが "1" の場合 , 本ビットが
"1" になると割込みが発生します。
CNNIRQ
読出し時
書込み時
0
デバイス接続検出による割込み要求なし。 割込み要因をクリアします。
1
デバイス接続検出による割込み要求あり。 無視されます。
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
• ファンクションモードでも Device の接続を検出します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
953
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
[bit 1]:DIRQ (Disconnection Interrupt ReQuest)
Device 切断検出フラグです。
本ビットが "1" になると Device の切断を検出したことを示します。本ビットが "0" の
場合 , 何も意味を持ちません。本ビットに "0" が書き込まれると本ビットは "0" になり
ます。本ビットに "1" が書き込まれてもその書込みは無視されます。
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の DIRE ビットが "1" の場合 , 本ビットが "1"
になると割込みが発生します。
DIRQ
読出し時
書込み時
0
デバイス切断検出による割込み要求なし。
割込み要因をクリアします。
1
デバイス切断検出による割込み要求あり。
無視されます。
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
• ファンクションモードでも Device の切断を検出します。
[bit 0]:SOFIRQ (Start Of Frame Interrupt ReQuest)
SOF 開始フラグです。
本ビットが "1" になると SOF トークンの実行を開始したことを示します。本ビットが
"0" の場合 , 何も意味を持ちません。本ビットに "0" が書き込まれると本ビットは "0"
になります。本ビットに "1" が書き込まれてもその書込みは無視されます。
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の SOFIRE ビットが "1" の場合 , 本ビットが
"1" になると割込みが発生します。
SOFIRQ
読出し時
書込み時
0
SOF トークン開始による割込み要求なし。 割込み要因をクリアします。
1
SOF トークン開始による割込み要求あり。 無視されます。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
954
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
ホストエラーステータスレジスタ (HERR)
30.3.3
ホストエラーステータスレジスタ (HERR) は,ホストモード時のデータ送信および受信中に
エラーが発生したかどうかを示すレジスタです。
■ ホストエラーステータスレジスタ (HERR)
図 30.3-3 ホストエラーステータスレジスタ (HERR) のビット構成
ホストエラーステータスレジスタ (HERR)
bit
15
14
13
12
11
10
LSTSOF
RERR
TOUT
CRC
TGERR
STUFF
HS
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(0)
(11)
(○)
(○)
(○)
(○)
(○)
(○)
(○)
属性
初期値
UDCC RST ビット
でのリセット可否
9
8
× : リセット対象外
○ : リセット対象
R/W:リードライト可能
[bit 15]:LSTSOF (LoST SOF)
ロスト SOF フラグです。
本ビットが "1" になると , ホストモードで SOF トークンを実行しようとしたとき , 他の
トークンを実行していて SOF トークンが実行できなかったことを示します。本ビット
が "0" のときはロスト SOF エラーが検出されていないことを示します。本ビットに "0"
が書き込まれると本ビットは "0" になります。本ビットに "1" が書き込まれてもその書
込みは無視されます。
LSTSOF
読出し時
書込み時
0
SOF 実行エラーなし。
本ビットをクリアします。
1
SOF 実行エラーあり。
無視されます。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
[bit 14]:RERR (Receive Error)
受信エラーフラグです。
本ビットが "1" になると , ホストモード時 , 設定された最大パケット数より多いデータ
が受信されたことを示します。受信エラーが検出された場合には , 本レジスタの TOUT
ビットも "1" にセットされます。本ビットが "0" のときはエラーが発生していないこと
を示します。本ビットに "0" が書き込まれると本ビットは "0" になります。本ビットに
"1" が書き込まれてもその書込みは無視されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
955
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
RERR
読出し時
書込み時
0
受信エラーなし。
本ビットをクリアします。
1
最大パケット受信エラー。
無視されます。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
[bit 13]:TOUT (Time OUT)
タイムアウトエラーフラグです。
本ビットが "1" になると , ホストモード時 , トークンに対し , 所定時間内に Device から
応答がなかったことを示します。本ビットが "0" のとき , タイムアウトエラーが検出さ
れていないことを示します。本ビットに "0" が書き込まれると本ビットは "0" になりま
す。本ビットに "1" が書き込まれてもその書込みは無視されます。
TOUT
読出し時
書込み時
0
タイムアウトエラーなし。
本ビットをクリアします。
1
タイムアウトエラーあり。
無視されます。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
[bit 12]:CRC (CRC error)
CRC エラーフラグです。
本ビットが "1" になるとホストモード時 , CRC エラーが検出されたことを示します。本
ビットが "0" のとき , CRC エラーが検出されていないことを示します。CRC エラーが
発生した場合には , 本レジスタの TOUT ビットも "1" にセットされます。本ビットに
"0" が書き込まれると本ビットは "0" になります。本ビットに "1" が書き込まれてもそ
の書込みは無視されます。
CRC
読出し時
書込み時
0
CRC エラーなし。
本ビットをクリアします。
1
CRC エラーあり。
無視されます。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
956
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
[bit 11]:TGERR (ToGgle ERRor)
トグルエラーフラグです。
本ビットが "1" になると , ホストモード時 , 受信したトグルとの不一致を示します。本
ビットが "0" のとき , トグルエラーが検出されていないことを示します。本ビットに
"0" が書き込まれると本ビットは "0" になります。本ビットに "1" が書き込まれてもそ
の書込みは無視されます。
TGERR
読出し時
書込み時
0
トグルエラーなし。
本ビットをクリアします。
1
トグルエラーあり。
無視されます。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
[bit 10]:STUFF (STUFFing error)
スタッフィングエラーフラグです。
本ビットが "1" になるとビットスタッフィングでエラーが検出されたことを示します。
本ビットが "0" のとき , スタッフィングエラーが検出されていないことを示します。ス
タッフィングエラーが検出された場合には , 本レジスタの TOUT ビット も "1" にセッ
トされます。本ビットに "0" が書き込まれると本ビットは "0" になります。本ビットに
"1" が書き込まれてもその書込みは無視されます。
STUFF
読出し時
書込み時
0
スタッフィングエラーなし。
本ビットをクリアします。
1
スタッフィングエラーあり。
無視されます。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
957
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
[bit 9, bit 8]:HS (Hand Shake status)
ハンドシェークステータスフラグです。
本フラグによって送受信のハンドシェーク状態を示します。
Error でハンドシェークが発生しない場合およびホストトークンエンドポイントレジス
タ (HTOKEN) の TKNEN ビットでの SOF トークンを終了した場合には NULL を示しま
す。
本ビットは送受信終了時に更新します。
表 30.3-3 ハンドシェーク
bit9
bit8
0
0
ハンドシェーク
ACK
0
1
NAK
1
0
STALL
1
1
NULL
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
958
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE)
30.3.4
ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) は , デバイスの接続,転送モード等の USB 回路の
状態を示すレジスタです。CLKSEL ビットは , ファンクションモードでも有効ですので注意
してください。
■ ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE)
図 30.3-4 ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) のビット構成
ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE)
bit
7
予約
6
5
予約
4
3
1
0
SUSP
TMODE
CSTAT
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(R)
(R)
(0)
(1)
(0)
(0)
(1)
(0)
(×)
(×)
(○)
(○)
(×)
(×)
属性
(-)
予約
(R/W)
初期値
(X)
UDCC RST ビット
でのリセット可否
(-)
CLKSEL SOFBUSY
2
× : リセット対象外
○ : リセット対象
R/W:リードライト可能
R:リードオンリ
−:未定義
X :不定値
[bit 7, bit 6]:予約ビット
予約ビットです。リード時は不定です。ライト時は "0" または "1" どちらを書いても動
作に影響しません。
[bit 5]
:予約ビット
予約ビットです。ライト時は必ず "0" を書いてください。リード時は "0" が読み出され
ます。
[bit 4]:CLKSEL (CLocK SELect)
USB 動作クロック選択ビットです。
書込み値
0
設定禁止
1
Full Speed 用 Clock
CM71-10158-1
説明
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
959
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化され
ません。
• 本ビットの変更は UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のときに行ってく
ださい。
• 本ビットには必ず "1" を設定してください。"0" を設定することは禁止です。
• オンチップバスクロック (HCLK) は 13MHz 以上で使用してください。
[bit 3]:SOFBUSY (SOF BUSY)
SOF ビジィフラグです。
本ビットは , ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) で SOF トークンを実
行すると本ビットが "1" になり , SOF Timer が動作中を示します。本ビットが "0" のと
き , SOF Timer が停止中であることを示します。SOF Timer が動作中のとき , SOF Timer
を停止させたい場合 , 本ビットに "0" を書くことによって停止します。本ビットに "1"
が書き込まれてもその書込みは無視されます。
SOFBUSY
読出し時
書込み時
0
SOF タイマ停止。
SOF タイマを停止させます。
1
SOF タイマ動作中。
無視されます。
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
• SOF Timer を停止させるために本ビットに "0" を書いてもすぐに SOF Timer は停止し
ませんので本ビットを読み出すことによって停止したことを確認できます。
[bit 2]:SUSP (SUSPend)
サスペンド設定ビットです。
本ビットに "1" を設定するとサスペンド状態になります。本ビットに "1" を設定した状
態で本ビットに "0" を設定する , または USB バスが k-state 状態になったことを検出す
るとサスペンド状態が解除され , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の RWIRQ ビットは "1"
になります。
表 30.3-4 Suspend 設定
SUSP
960
動作
"1" ライト
Suspend
"1" 状態で "0" ライト
Resume
その他
状態保持
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
• USB が動作中 (USB バスへのリセット , データの送受信 , SOF Timer 動作中 ) , 本ビッ
トに "1" を設定しないでください。
• サスペンド状態でも USB 用クロックを停止することは禁止です。
• 本ビットの設定を変更した場合 , すぐにその状態に変更されるわけではありませんの
で本ビットを読み出すことによって変更されたことを確認できます。
[bit 1]:TMODE (Transmission MODE)
転送モードフラグです。
本ビットが "1" のとき , Full Speed Device が接続されたことを示し , 本ビットが "0" のと
き , Low Speed Device が接続されたことを示します。ホスト状態ステータスレジスタ
(HSTATE) の CSTAT ビットが "1" のとき有効です。
読出し値
説明
0
Low Speed ( 本シリーズは Low Speed には対応していません。)
1
Full Speed
<注意事項>
• 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化され
ません。
• オンチップバスクロック (HCLK) は 13MHz 以上で使用してください。
• 本シリーズは Low Speed には対応していません。
[bit 0]:CSTAT (Connect STATus)
接続状態フラグです。
本ビットが "1" のとき , Device が接続されていることを示し , 本ビットが "0" のとき ,
Device が切断されていることを示します。
読出し値
0
デバイス切断
1
デバイス接続
説明
<注意事項>
本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
961
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
SOF 割込み FRAME 比較レジスタ (HFCOMP)
30.3.5
SOF 割込み FRAME 比較レジスタ (HFCOMP) は , SOF トークン時の FRAME Number の下
位 8 ビットと比較するデータを設定するレジスタです。ホストコントロールレジスタ 0
(HCNT0) の SOFSTEP ビットが "0" の場合 , 本レジスタと FRAME Number の下位 8 ビット
とを比較し , 比較結果が一致した場合には , SOF 送信開始時にホスト割込みレジスタ (HIRQ)
の SOFIRQ ビットが "1" になり , ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の SOFIRE ビット
が "1" の場合 , 割込みが発生します。
■ SOF 割込み FRAME 比較レジスタ (HFCOMP)
図 30.3-5 SOF 割込み FRAME 比較レジスタ (HFCOMP) のビット構成
SOF 割込み FRAME 比較レジスタ (HFCOMP)
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
FRAMECOMP
(R/W)
属性
(00000000)
初期値
UDCC RST ビット
でのリセット可否
(×)
× : リセット対象外
○ : リセット対象
R/W:リードライト可能
[bit 15 ∼ bit 8]:FRAMECOMP
FRAME 比較データです。
SOF トークン時の Frame Number の下位 8 ビットと比較するデータを設定します。
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の SOFSTEP ビットが "0" の場合 , SOF トーク
ン時 , SOF の Frame Number と本レジスタ値を比較し , 一致すればホスト割込みレジス
タ (HIRQ) の SOFIRQ ビットに "1" がセットされます。
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の SOFSTEP ビットが "0" の場合 , 本レジスタ
の設定は無効です。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
962
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
リトライタイマ設定レジスタ (HRTIMER)
30.3.6
リトライタイマ設定レジスタ (HRTIMER) は,トークンのリトライ時間を設定するレジスタ
です。
■ リトライタイマ設定レジスタ (HRTIMER)
図 30.3-6 リトライタイマ設定レジスタ (HRTIMER) のビット構成
リトライタイマ設定レジスタ (HRTIMER)
bit
7 (23)
6 (22)
5 (21)
4 (20)
3 (19)
2 (18)
1 (17)
予約
(-)
属性
0 (16)
RTIMER2
(R/W)
初期値
(X)
(00)
UDCC RST ビット
でのリセット可否
(-)
(×)
bit
15
14
13
12
11
10
9
× : リセット対象外
○ : リセット対象
8
RTIMER1
(R/W)
属性
(00000000)
初期値
UDCC RST ビット
でのリセット可否
(×)
bit
7
6
5
4
× : リセット対象外
○ : リセット対象
3
2
1
0
RTIMER0
(R/W)
属性
(00000000)
初期値
UDCC RST ビット
でのリセット可否
(×)
× : リセット対象外
○ : リセット対象
R/W:リードライト可能
−:未定義
X :不定値
[bit 23 ∼ bit 18]
:予約ビット
予約ビットです。リード時は不定です。ライト時は "0" または "1" どちらを書いても動
作に影響しません。
[bit 17 ∼ bit 0]:RTIMER2 ∼ RTIMER0
リトライタイマ設定ビットです。
本レジスタにリトライする時間を設定します。ホストコントロールレジスタ (HCNT1)
の RETRY ビットが "1" のとき , トークンが開始されるとリトライタイマが起動され , 1
ビットの転送クロック (Full Speed の場合 , 12MHz) によりタイマが -1 されます。リト
ライタイマが 0 になった場合 , そのときのトークンを実行して終了します。
トークンのリトライが EOF 領域で発生した場合には SOF の実行が終了するまでリトラ
イタイマは停止します。SOF の実行終了後 , 停止したタイマ値から開始します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
963
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
964
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
ホストアドレスレジスタ (HADR)
30.3.7
ホストアドレスレジスタ (HADR) は,トークンを送信する際のアドレスフィールドに使用さ
れるレジスタです。
■ ホストアドレスレジスタ (HADR)
図 30.3-7 ホストアドレスレジスタ (HADR) のビット構成
ホストアドレスレジスタ (HADR)
bit
15
14
13
12
11
予約
(-)
Address
初期値
(X)
(0000000)
UDCC RST ビット
でのリセット可否
(-)
(×)
属性
10
9
8
(R/W)
× : リセット対象外
○ : リセット対象
R/W:リードライト可能
−:未定義
X:不定値
[bit 15]:予約ビット
予約ビットです。リード時は不定です。ライト時は "0" または "1" どちらを書いても動
作に影響しません。
[bit 14 ∼ bit 8]:Address
アドレスビットです。
トークンのアドレスを設定します。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
965
第 30 章 USB ホスト
30.3
30.3.8
MB91665 シリーズ
EOF 設定レジスタ (HEOF)
EOF 設定レジスタ (HEOF) は , SOF トークン実行前のトークン禁止時間を設定するレジスタ
です。SOF 用タイマと本レジスタのデータとを比較し , 本レジスタのデータより SOF タイマ
が小さいときに IN トークン , OUT トークン , SETUP トークンのいずれか実行要求があった
場合 , SOF トークン実行後に要求トークンを実行します。これは , ハードウェアで生成する
SOF トークンと他のトークンが同時に実行しないようにしています。本レジスタの時間単位
は 1 ビット転送時間です。
■ EOF 設定レジスタ (HEOF)
図 30.3-8 EOF 設定レジスタ (HEOF) のビット構成
EOF 設定レジスタ (HEOF)
bit
15
14
13
12
11
10
予約
(-)
EOF1
初期値
(X)
(000000)
UDCC RST ビット
でのリセット可否
(-)
(×)
属性
bit
7
9
8
(R/W)
6
5
4
3
× : リセット対象外
○ : リセット対象
2
1
0
EOF0
(R/W)
属性
(00000000)
初期値
UDCC RST ビット
でのリセット可否
(×)
× : リセット対象外
○ : リセット対象
R/W:リードライト可能
−:未定義
X:不定値
[bit 15, bit 14]:予約ビット
予約ビットです。リード時は不定です。ライト時は "0" または "1" どちらを書いても動
作に影響しません。
[bit 13 ∼ bit 0]:EOF1,EOF0 (End Of Frame)
EOF ビットです。
SOF 実行前のトークン実行禁止時間を設定します。1 パケット長よりマージンを持っ
て設定してください。単位は , 1 ビット転送時間です。
•
設定例 ) MAXPKT=64 バイト,Full Speed の場合,
(Token_length + packet_length + header + CRC) × 7/6 + Turn_around_time
= (34bit + 546bit) × 7/6 + 36bit = 712.7bit となり,"2C9H" を設定します。
966
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
<注意事項>
本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定しても初期化されませ
ん。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
967
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
FRAME 設定レジスタ (HFRAME)
30.3.9
FRAME 設定レジスタ (HFRAME) は , SOF トークン時の FRAME Number を設定するレジス
タです。ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) の TKNEN ビットに SOF 起動
をセットすると SOF タイマが起動され , その後 1ms ごとに自動的に SOF が送信されます。
SOF が終了するごとに FRAME 設定レジスタは自動的に +1 されます。
■ FRAME 設定レジスタ (HFRAME)
図 30.3-9 FRAME 設定レジスタ (HFRAME) のビット構成
FRAME 設定レジスタ (HFRAME)
bit
15
14
13
12
11
10
9
予約
(-)
FRAME1
初期値
(X)
(000)
UDCC RST ビット
でのリセット可否
(-)
(○)
属性
bit
7
6
5
8
(R/W)
4
3
2
1
× : リセット対象外
○ : リセット対象
0
FRAME0
(R/W)
属性
(00000000)
初期値
UDCC RST ビット
でのリセット可否
(○)
× : リセット対象外
○ : リセット対象
R/W:リードライト可能
−:未定義
[bit 15 ∼ bit 11]
:予約ビット
予約ビットです。リード時は不定です。ライト時は "0" または "1" どちらを書いても動
作に影響しません。
[bit 10 ∼ bit 0]:FRAME1, FRAME0
フレーム設定ビットです。
SOF の Frame Number を設定します。
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
• ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) の TKNEN ビットに SOF を設定す
る前に本レジスタに Frame Number を設定してください。
• ホストステータスレジスタ (HSTATE) の SOFBUSY ビットが "1" および SOF トークン
実行中は本レジスタへの書込みは禁止です。
968
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN)
30.3.10
ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) は , トグル , エンドポイント , トークン
を設定するレジスタです。
■ ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN)
図 30.3-10 ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) のビット構成
ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN)
bit
7
属性
6
5
4
3
2
1
TGGL
TKNEN
(R/W)
(R/W)
(R/W)
(0)
(000)
(0000)
(○)
(○)
(○)
初期値
UDCC RST ビット
でのリセット可否
0
ENDPT
× : リセット対象外
○ : リセット対象
R/W:リードライト可能
[bit 7]:TGGL (ToGGLe)
トグルビットです。
Data のトグルを設定します。送信時は本ビットに従ってトグルデータを送出し , 受信
時は受信したトグルデータと本ビットが示すトグルデータとを比較し , エラー検出に
使用します。
書込み値
0
DATA0
1
説明
DATA1
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
• ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) の TKNEN ビットが "000B" のとき
に設定してください。
[bit 6 ∼ bit 4]:TKNEN (ToKeN ENable)
トークン許可ビットです。
本ビットの設定に従ってトークンを送出します。動作終了後 TKNEN ビットが "000B"
になり , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CMPIRQ ビットが "1" になります。ホストコ
ントロールレジスタ 0 (HCNT0) の CMPIRE ビットが "1" に設定されていると , 割込み
が発生します。
SOF トークン時 , TGGL ビット , ENDPT ビットの設定は無視されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
969
第 30 章 USB ホスト
30.3
MB91665 シリーズ
表 30.3-5 トークン設定
bit6
bit5
bit4
0
0
0
送出しない
0
0
1
SETUP を送出
0
1
0
IN を送出
0
1
1
OUT を送出
1
0
0
SOF を送出
1
0
1
Isochronous IN を送出
1
1
0
Isochronous OUT を送出
1
1
1
予約 ( 設定禁止 )
動作
<注意事項> • 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
• PRE パケットはサポートしていません。
• ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SOFBUSY ビットが "1" のときに TKNEN
ビットに "100B" を設定しないでください。
• 本ビットへの書込みはホストモードにしてから書込みを行ってください。
• トークンによる割込みフラグ (CMPIRQ) が "1" になった後 , 再度トークンを発行する場
合には USB 転送クロック (Full Speed 時:12MHz) で 3 サイクル以上待って本ビット
に書き込んでください。
• 切断状態 (HSTATE の CSTAT="0") では , 本ビットに書き込んでもトークンは実行され
ません。
[bit 3 ∼ bit 0]:ENDPT (ENDPoinT)
エンドポイントビットです。
Device への送受信するエンドポイントを設定します。
<注意事項> 本ビットは UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットが "1" のとき , 初期値になります。
970
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
30.4 動作説明と設定手順例
USB ホストの動作について説明します。また , 動作状態を設定するための手順例も示します。
30.4.1
USB デバイスの接続
外部の USB デバイスが接続されたことをソフトウェアで検出する方法について説明します。
■ ホスト機能の設定
USB ホストを動作させるためには , USB 許可レジスタ (USBEN) で USB の動作を禁止
(USBEN=0) した状態で , USB クロック生成部の設定で USB クロック出力を有効にした
後に , USB の動作を許可 (USBEN=1) してください。
その後にホストとして動作させるために , ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の
HOST ビットに "1" を書き込みます。
■ 外部 USB デバイスが非接続 / 接続の状態
外部 USB デバイスが接続されていないときは , プルダウン抵抗で UDP/UDM 端子は "L"
レベルになっています。
このとき, ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) のCSTAT
ビットは "0", TMODE ビットは不定となります。外部 USB デバイスが接続されると ,
ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の CSTAT ビットは "1" に変わります。
■ 外部 USB デバイスの接続検出
外部 USB デバイスが接続されたことを検出すると , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の
CNNIRQ ビットが "1" に変わり , ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の CNNIRE
ビットに "1" が設定されていると , デバイス接続割込み要求が発生します。この割込み
要求をクリアする場合は , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CNNIRQ ビットに "0" を書
き込んでください。割込みではなくポーリングで USB デバイスの接続を検出する場合
は , ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の CNNIRE ビットに "0" を書き込み , ホス
ト割込みレジスタ (HIRQ) の CNNIRQ が "1" に変わることを確認するプログラムを作成
してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
971
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
■ 相手先 USB デバイスの転送速度の取得とクロック選択
接続が検出された後 , 相手先 USB デバイスの転送可能速度を取得するには , ホスト状
態ステータスレジスタ (HSTATE) の TMODE ビットの値を参照します。転送速度とホ
スト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の TMODE ビットの関係を表 30.4-1 に示しま
す。
表 30.4-1 接続先の転送速度と TMODE の関係
TMODE
接続先の転送速度
Full Speed
1
Low Speed
0
< 注意事項 >
本シリーズは Low Speed には対応していません。
外部 USB デバイスの転送速度を取得した後 , UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビッ
ト が "1" の とき は , 取得 し た転 送速 度に 従っ てホ ス ト状 態ス テー タス レジ ス タ
(HSTATE) の CLKSEL ビットを更新してください。
Full Speed デバイスの接続検出タイミング例を図 30.4-1 に示します。
図 30.4-1 Full Speed デバイスの接続検出タイミング例 (HCNT0 の HOST ビット ="0")
デバイス接続
UDP 端子
UDM 端子
2.5μs 以上
HSTATE の CSTAT ビット
HSTATE の TMODE ビット
不定
HIRQ の CNNIRQ ビット
"0"
HCNT0 の HOST ビット
< 注意事項 >
972
•
外部USBデバイスが接続されてから2.5μs後に, ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE)
の CSTAT ビットは "1" に変わります。
•
ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の TMODE ビットと CSTAT ビットは , ホ
ストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の HOST ビットの値にかかわらず更新され , ホ
スト割込みレジスタ (HIRQ) の CNNIRQ ビット , DIRQ ビットは条件が成立すれば "1"
になります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
30.4.2
USB バスのリセット
ホストモード時の USB バスをリセットする方法について説明します。
■ USB バスのリセット
ホストモード時 , ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の URST ビットに "1" を書き
込むと , 10ms 以上の SE0 が送出され , USB バスがリセットされます。USB バスのリ
セットが完了すると , ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の URST ビットは "0" に
変わり , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の URIRQ ビットが "1" に変わります。そのと
き , ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の URIRE ビットが "1" に設定されている
と割込みが発生します。割込み要求をクリアする場合は , ホスト割込みレジスタ
(HIRQ) の URIRQ ビットに "0" を書き込んでください。
USB バスをリセットするときは , 次の点に注意してください。
1. USBバスをリセットする前に, ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) のCSTAT
ビットが "1" になっていて , USB デバイスが接続されていることを確認します。
2. USB バスのリセットを実行すると , ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の
CSTAT ビットは "0" に変わり , 切断状態になります。このとき , ホスト割込みレジ
スタ (HIRQ) の DIRQ ビットは "1" に変わりません。
3. USBバスのリセットの終了後, ホスト状態ステータスレジスタ(HSTATE)のCLKSEL
ビットと TMODE ビットを比較します。不一致の場合は , 一致するように CLKSEL
ビットを更新してください。更新するときは , UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST
ビットが "1" のときに実施してください。
4. USB バスのリセットが終了後 , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CNNIRQ ビットま
たはホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の CSTAT ビットで USB デバイスが
接続されていることを確認してからトークンを実行してください。
USB デバイスへのリセットタイミング例を図 30.4-2 に示します。
図 30.4-2 USB デバイスへのリセットタイミング例
10ms 以上
UDP 端子
UDM 端子
HCNT0 の URST ビット
HSTATE の CSTAT ビット
HIRQ の URIRQ ビット
HIRQ の CNNIRQ ビット
HCNT URST ビット
への "1" 書込み
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
2.5μs 以上
973
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
USB バスのリセット終了後 , USB デバイスの接続が検出されないと , トークンは発行で
きません。
974
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
30.4.3
トークンパケット
トークンパケットを設定する方法について説明します。
各種レジスタ (HADR, EP1C, EP2C, HFRAME, HEOF) に変更がない場合には , 設定は不要で
す。
■ トークンパケットの設定方法
ホストモード時 , 送受信のバッファとしてエンドポイント 1 とエンドポイント 2 のバッ
ファを使用します。IN トークン , OUT トークン , SETUP トークンのいずれかを実行す
る場合 , 目的のアドレスをホストアドレスレジスタ (HADR) に設定し , 1 パケットの最
大バイト数と , 転送方向を EP1 制御レジスタ (EP1C) または EP2 制御レジスタ (EP2C)
の PKS ビットと DIR ビットに設定します。
EP1 制御レジスタ (EP1C) の DIR ビットが "1" の場合は , エンドポイント 1 のバッファ
が OUT 方向のバッファとして使用され , エンドポイント 2 のバッファが IN 方向のバッ
ファとして使用されます。このとき , EP2 制御レジスタ (EP2C) の DIR ビットに "0" を
書き込んでください。
EP1 制御レジスタ (EP1C) の DIR ビットが "0" のときは , エンドポイント 1 のバッファ
が IN 方向のバッファとして使用され , エンドポイント 2 のバッファが OUT 方向のバッ
ファとして使用されます。このとき , EP2 制御レジスタ (EP2C) の DIR ビットに "1" を
書き込んでください。
トークンを実行する場合 , 以下の手順で設定します。
1. EP1 制御レジスタ (EP1C) と EP2 制御レジスタ (EP2C) の DIR ビットと PKS ビット
を設定します。
2. 使用するエンドポイント n (n は 1 または 2) が OUT 方向であれば , 送信データをエ
ンドポイント n (n は 1 または 2) のバッファに送信データを書き込み , EPn ステータ
スレジスタ (EPnS:n は 1 または 2) の DRQ ビットに "0" を設定します。IN 方向で
あれば , EPn ステータスレジスタ (EPnS:n は 1 または 2) の DRQ ビットを読み出
し , "0" であることを確認します。
3. ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) に目的のエンドポイント, トー
クンおよびトグルデータを設定します。
USB 回路は , その設定されたトークンに従って Sync, トークン , アドレス , エンドポイ
ント , CRC5, EOP の順でトークンパケットを送出します (Sync, CRC5, EOP は自動で送
出されます ) 。1 パケット終了後 , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CMPIRQ ビットが
"1" に変わり , ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) の TKNEN が "000B"
になります。そのとき , ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の CMPIRE ビットが
"1" であれば , 割込みが発生します。割込み要求をクリアするには , ホスト割込みレジ
スタ (HIRQ) の CMPIRQ ビットに "0" を書き込んでください。
IN/OUT/SETUP トークン実行までのレジスタ設定例を図 30.4-3 に示します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
975
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
図 30.4-3 IN/OUT/SETUP トークン実行までのレジスタ設定例
HADR に書込み
EP1C または EP2C に書込み
( 変更が必要な場合 )
( 変更が必要な場合 )
HTOKEN に書込み
レジスタライト信号
エンドポイント 1/ エンドポイント 2 のバッファ状態を確認
SOF トークンの場合 , EOF 設定レジスタ (HEOF) と FRAME 設定レジスタ (HFRAME)
に EOF 時間とフレーム番号を書き込み , ホストトークンエンドポイントレジスタ
(HTOKEN) の TKNEN ビットに SOF トークンのコードを書き込むと , Sync, SOF トーク
ン , フレーム番号 , CRC5 および EOP が送出され , ホスト状態ステータスレジスタ
(HSTATE) の SOFBUSY ビットが "1" に変わり , FRAME 設定レジスタ (HFRAME) が 1
加算されます。このとき , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CMPIRQ も "1" に変わり ,
ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) の TKNEN ビットが "000B" にクリ
アされます。そのとき , ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の CMPIRE ビットが
"1" であれば , 割込みが発生します。その後 , 自動的に発生する SOF の場合は , CMPIRQ
による割込み要求は発生しません。トークン完了の割込み要求をクリアするには , ホス
ト割込みレジスタ (HIRQ) の CMPIRQ に "0" を書き込んでください。
ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SOFBUSY ビットが "1" の間は , SOF は
1ms ごとに自動的に送出されます。ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の
SOFBUSY ビットが "0" に変わる条件 (SOF の停止条件 ) を次に示します。
•
ホスト状態レジスタ (HSTATE) の SOFBUSY ビットへの "0" の書込み
•
USB バスのリセット ( ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の URST ビットへの
"1" の書込み )
•
ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SUSP ビットへの "1" の書込み
•
USB デバイスの切断 (HSTATE の CSTAT ビットが "0" の場合 )
ホストモードからファンクションモードへ切り換える場合は , ホスト状態ステータス
レジスタ (HSTATE) の SOFBUSY ビットに "0" を書き込み , ホスト状態ステータスレジ
スタ (HSTATE) の SOFBUSY ビットが "0" に変わったことと , ホストトークンエンドポ
イントレジスタ (HTOKEN) の TKNEN ビットが "000B" になっていることおよび , ホス
ト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SUSP ビットが "0" になっていることを確認し ,
UDC 制御レジスタ (UDCC) の RST ビットに "1" を設定してから切り換えてください。
ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SOFBUSY ビットを再び "1" に変えるに
は , SOF トークンをもう 1 度実行してください。
EOF 設定レジスタ (HEOF) は , SOF と他のトークンの同時実行を防止します。EOF 設
定 時 間 か ら SOF 開 始 時 間 ま で の 間 に ホ ス ト ト ー ク ン エ ン ド ポ イ ン ト レ ジ ス タ
(HTOKEN) の TKNEN ビットに書き込んだ場合 , 設定したトークンはウェイトされ SOF
実行後にウェイトしているトークンが実行されます。EOF 設定レジスタ (HEOF) の時
間単位は 1 ビット時間で , 例えば EOF 設定レジスタ (HEOF) の End Of Frame ビットに
"10H" を書き込んだ場合 , Full Speed モードで 16×1/12MHz=1333.3ns になります。設定
した EOF 設定時間が 1 パケット時間より短い場合 , 他のトークン実行中に SOF 実行が
976
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
重なることがあります。この場合 , ホストエラーステータスレジスタ (HERR) の
LSTSOF ビットが "1" に変わり , SOF は実行されません。ホストエラーステータスレジ
スタ (HERR) の LSTSOF が "1" に変わった場合は , EOF 設定レジスタ (HEOF) のデータ
を大きくしてください (「30.3.8 EOF 設定レジスタ (HEOF)」を参照 ) 。
SOF タイミングを図 30.4-4 に示します。
図 30.4-4 SOF タイミング
SOF 開始
SOF 開始
EOF 設定時間
EOF 設定時間
1ms
EOF>1 パケット時間
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
977
第 30 章 USB ホスト
30.4
30.4.4
MB91665 シリーズ
データパケット
データパケットを実行する方法について説明します。
データパケットは , トークンパケット送出後に次の手順で実行します。
•
送信の場合
1. Sync を自動送出する
2. ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) の TGGL ビットが "0" の場
合は DATA0, TGGL ビットが "1" の場合は DATA1 を送出する
3. EP1 制御レジスタ (EP1C) の DIR ビットが "1" の場合はエンドポイント 1 のバッ
ファ, DIR ビットが "0" の場合はエンドポイント 2 のバッファを選択し , 送信デー
タをすべて送出する
4. CRC 16 ビットを送出する
5. EOP 2 ビットを送出する
6. J State 1 ビットを送出する
•
受信の場合
1. Sync を受信する
2. トグルデータを受信し , ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) の
TGGL ビットと比較する
3. トグルデータと TGGL ビットが一致した場合 , EP1 制御レジスタ (EP1C) の DIR
ビットが "1" であればエンドポイント 2 のバッファ , DIR ビットが "0" であれば
エンドポイント 1 のバッファを選択し , 受信データを振り分けていく
4. EOF の受信時に , CRC 16 ビットを検査する
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の HOST ビットが "1" のときは , EP1 制御レジ
スタ (EP1C) の DIR ビットと EP2 制御レジスタ (EP2C) の DIR ビットには , 反転させた
データを書き込んでください。例えば EP1 制御レジスタ (EP1C) の DIR ビットが "0" の
ときは , EP2 制御レジスタ (EP2C) の DIR ビットには "1" を書き込みます。
30.4.5
ハンドシェークパケットの動作
送受信相手に自分の状態を通知する , ハンドシェークパケットの動作について説明します。
ハンドシェークパケットは , データ受信側が正常に受信できる状態にあるかを判断し
て , 受信側が ACK, NAK, STALL のいずれかを送出します。USB 回路がハンドシェー
クパケットを受信した場合は , 受信したハンドシェークパケットの種類がホストエ
ラーステータスレジスタ (HERR) の HS ビットに書き込まれます。ハンドシェークパ
ケットを送信した場合は , 送信したハンドシェークパケットの種類がホストエラース
テータスレジスタ (HERR) の HS ビットに書き込まれます。
978
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
リトライ機能
30.4.6
パケット終了時 , NAK エラーや CRC エラーなどのエラーが発生し , ホストコントロールレジ
スタ 1 (HCNT1) の RETRY ビットが "1" の場合 , リトライタイマレジスタ (HRTIMER) に設定
された時間だけ , リトライを続けます。
このリトライ機能の動作について説明します。
STALL またはデバイスの切断以外のエラー ( ホストエラーステータスレジスタ
(HERR) の HS ビットが "01B", RERR ビットが "1", TOUT ビットが "1", CRC ビットが
"1", STUFF ビットが "1") が発生した場合 , ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の
RETRY ビットが "1" であれば , そのトークンはリトライされます。リトライの終了条
件を次に示します。
•
ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の RETRY ビットに "0" を書き込む
•
リトライタイマの 0 を検出
•
SOF によりホスト割込みレジスタ (HIRQ) の SOFIRQ ビットが "1" となる。
•
ACK を検出
•
デバイスが切断されたことを検出
リトライタイマはトークン開始時に起動され , 1 ビットの転送クロックでカウントダウ
ンされますが , EOF 領域内でリトライが発生した場合は , カウントは停止します。ホス
ト割込みレジスタ (HIRQ) の SOFIRQ ビットが "0" で SOF トークンが終了した場合は ,
停止したタイマ値からリスタートされます。リトライタイマが "0" に変わり , パケット
が終了した時点でパケットは終了し , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CMPIRQ ビット
に "1" がセットされます。
ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の SOFIRQ ビットが "0" のときのリトライタイマ動作を
図 30.4-5 に示します。
図 30.4-5 リトライタイマ動作 ( ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の SOFIRQ=0)
Token 開始
EOF
SOF
Retry
Token 実行
Timer Count Down
Timer Stop
Timer Restart
Retry 発生
リトライが終了すると , その終了パケットの終了情報が各レジスタに書き込まれます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
979
第 30 章 USB ホスト
30.4
30.4.7
MB91665 シリーズ
SOF 割込み
SOF 割込みの動作について説明します。
ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の SOFSTEP ビットが "0" の場合 , SOF 割込み
FRAME 比較レジスタ (HFCOMP) と , SOF トークンのフレーム番号の下位 8 ビットが
比較され, 一致するとSOFを送出するときに, ホスト割込みレジスタ (HIRQ) のSOFIRQ
ビットが "1" にセットされます。
ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の SOFSTEP ビットが "1" の場合 , SOF を送出
するごとにホスト割込みレジスタ (HIRQ) の SOFIRQ ビットが "1" にセットされます。
ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の SOFIRE ビットが "1" のときに , ホスト割込
みレジスタ (HIRQ) の SOFIRQ ビットが "1" になると割込みが発生します。ホストトー
クンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) による SOF 実行では , ホスト割込みレジスタ
(HIRQ) の SOFIRQ ビットは "1" になりません。
SOF 割込み動作例を図 30.4-6, 図 30.4-7 に示します。
図 30.4-6 SOF 割込み動作例 ( ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の SOFSTEP=1 の場合 )
SOF 送信
次 SOF 送信
HIRQ の SOFIRQ ビット
ソフトクリア
ソフトクリア
図 30.4-7 SOF 割込み動作例 ( ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の SOFSTEP=0 の場合 )
SOF 送信
次 SOF 送信
(010) h
HFRAME
(011) h
(011) h
HFCOMP
HIRQ の SOFIRQ ビット
HFRAME 下位 8 ビットと
HFCOMP が一致
ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の CANCEL ビットに "1" を書き込むと , EOF
領域内でホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) に SOF トークン以外の
トークンを設定して , 次の SOF でホスト割込みレジスタ (HIRQ) の SOFIRQ ビットが
"1" に変わる場合 , そのトークンは実行されずにホストトークンエンドポイントレジス
タ (HTOKEN) の TKNEN ビットは "000B" にクリアされます。このとき , ホスト割込み
レジスタ (HIRQ) の CMPIRQ ビットは "1" に変わりません。トークンがキャンセルされ
たことは , SOFIRQ ビットが "1" に変わったときにホスト割込みレジスタ (HIRQ) の
TCAN ビットでわかります。再度トークンを実行したい場合は , ホスト割込みレジスタ
980
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
(HIRQ) の TCAN ビットに "0" を書き込み , ホストトークンエンドポイントレジスタ
(HTOKEN) の TKNEN ビットに実行させたいトークンを書き込んでください。
ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の CANCEL ビットに "0" を書き込んだ場合は ,
SOF 送信後 , ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) に設定されたトーク
ンが実行されます。
トークンキャンセル動作例を図 30.4-8, トークン動作例を図 30.4-9 に示します。
図 30.4-8 トークンキャンセル動作例
( ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の CANCEL=1 の場合 )
IN トークンライト
EOF 領域
SOF 実行
HIRQ の SOFIRQ ビット
HTOKEN の TKNEN ビット
(000) b
(010) b
(000) b
"0"
HIRQ の CMPIRQ ビット
HIRQ の TCAN ビット
図 30.4-9 トークン動作例 ( ホストコントロールレジスタ 1 (HCNT1) の CANCEL =0 の場合 )
IN トークンライト
EOF 領域
SOF 実行
IN トークン実行
HIRQ の SOFIRQ ビット
HTOKEN の TKNEN ビット
(000) b
(010) b
(000) b
HIRQ の CMPIRQ ビット
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
981
第 30 章 USB ホスト
30.4
30.4.8
MB91665 シリーズ
エラーステータス
USB ホストは各種エラー情報をサポートしています。
ここではエラーステータスについて説明します。
■ Stuffing Error
6 ビットが連続して "1" の場合は , "0" を 1 ビット挿入することになっていますが , 7 ビッ
ト連続して "1" を検出すると Stuffing Error となり , ホストエラーステータスレジスタ
(HERR) の STUFF ビットが "1" に変わります。STUFF ビットをクリアするには , STUFF
ビットに "0" を書き込んでください。STUFF ビットをクリアしないで次のトークンを
実行した場合は , 次のトークンの終了時に更新されます。
■ Toggle Error
IN トークン時 , データパケットのトグルデータとホストトークンエンドポイントレジ
スタ (HTOKEN) の TGGL ビットを比較し , 一致しなかった場合は Toggle Error となり ,
ホストエラーレジスタ (HERR) の TGERR ビットが "1" に変わります。TGERR ビット
をクリアするには , ホストエラーレジスタ (HERR) の TGERR ビットに "0" を書き込ん
でください。TGERR ビットをクリアしないで次のトークンを実行した場合は , 次の
トークンの終了時に更新されます。
■ CRC Error
IN トークン時 , 受信したデータパケットのデータと CRC を CRC の多項式
G (X)=X16+X15 +X2+1 で計算し , 剰余が "800dH" でなければ CRC error が発生したこと
になり , ホストエラーレジスタ (HERR) の CRC ビットが "1" に変わります。CRC ビッ
トをクリアするには , ホストエラーレジスタ (HERR) の CRC ビットに "0" を書き込ん
でください。CRC ビットをクリアせずに次のトークンを実行した場合は , 次のトーク
ンの終了時に更新されます。
■ Time Out Error
所定時間内にデータパケットやハンドシェークが入力されなかった場合や , 受信デー
タ中に SE0 が検出された場合 , Stuffing Error が検出された場合は , ホストエラーステー
タスレジスタ (HERR) の TOUT ビットが "1" に変わります。TOUT ビットをクリアする
には , ホストエラーレジスタ (HERR) の TOUT ビットに "0" を書き込んでください。
TOUTビットをクリアせずに次のトークンを実行した場合は, 次のトークンの終了時に
更新されます。
■ Receive Error
受信バッファとして EP1 が使用されている場合は EP1 制御レジスタ (EP1C) の PKS ビッ
トの数値が , EP2 が使用されている場合は EP2 制御レジスタ (EP2C) の PKS ビットの数
値が , 受信パケットサイズとなります。その受信パケットサイズよりも多くのデータを
受信した場合 , ホストエラーステータスレジスタ (HERR) の RERR ビットが "1" に変わ
ります。RERR ビットをクリアするには , ホストエラーレジスタ (HERR) の RERR ビッ
トに "0" を書き込んでください。RERR ビットをクリアせずに次のトークンを実行した
場合は , 次のトークンの終了時に更新されます。
982
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
パケット終了
30.4.9
パケット終了時の動作について説明します。
USB ホストで 1 パケット終了すると , ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CMPIRQ ビッ
トが "1" に変わります。そのとき , ホストコントロールレジスタ 0 (HCNT0) の CMPIRE
ビットが "1" のときに割込み要求が発生します。
1 パケット終了すると以下のタイミングで割込みフラグが発生します。
ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) のTKNENビットが"001B", "010B",
または "011B" (SETUP トークン , IN トークン , または OUT トークン ) のときのパケッ
ト終了タイミング例を図 30.4-10 に示します。
図 30.4-10 ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CMPIRQ ビットセットタイミング例 1
HTOKEN の TKNEN
ビットに書込み
トークンパケット
J-ST
Sync
TKN ADR ENDPT CRC5 EOP
データパケット
J-ST
Sync TGGL DATA
CRC16
ハンドシェークパケット
EOP
J-ST
Sync
ACK EOP
J-ST
CMPIRQ ビット
(HIRQ)
J-ST:J State
TKN:トークン
ADR:アドレス
ENDPT:エンドポイント
TGGL:トグル
ホストトークンエンドポイントレジスタ (HTOKEN) の TKNEN ビットが "100B" (SOF
トークン ) のときのパケット終了タイミング例を図 30.4-11 に示します。
図 30.4-11 ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の CMPIRQ ビットセットタイミング例 2
HTOKEN の TKNEN
ビットに書込み
J-ST
Sync
TKN
FRAME
CRC5
EOP
J-ST
CMPIRQ ビット
(HIRQ)
J-ST:J State
TKN:トークン
FRAME:フレーム番号
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
983
第 30 章 USB ホスト
30.4
30.4.10
MB91665 シリーズ
サスペンド・リジューム
USB ホストではサスペンドとリジュームをサポートしています。
サスペンドとリジュームの動作について説明します。
■ サスペンド動作
ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SUSP ビットに "1" を書き込むと , USB バ
スがハイインピーダンス状態になり , クロックが必要ない回路ブロックは停止し , USB
回路はサスペンド状態になります。サスペンド状態になると , ホスト状態ステータスレ
ジスタ (HSTATE) の SUSP ビットは "1" に変わります。
USB バスのリセット中 , ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SOFBUSY ビッ
トが "1" のとき , データの送受信中はサスペンドに設定しないでください。また , サス
ペンド中に USB へ供給しているクロックを停止させないでください。クロックを停止
させる動作には , 次の動作があります。
•
ストップモードまたは時計モードへの遷移
•
USB クロック設定レジスタ (UCCR) の UCEN ビットに "0" を書き込む
■ リジューム動作
次のいずれかの条件が成立したときに , サスペンド状態からリジュームの動作が開始
されます。
1. ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の SUSP ビットに "0" の書込み
2. UDP/UDM 端子が K State になったことを検出
3. デバイスが切断されたことを検出
4. デバイスが接続されたことを検出
ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の RWKIRQ ビットが "1" に変わると , トークンの発行が
可能になります。
条件 1, 2, 3, 4 によるリジューム動作を図 30.4-12, 図 30.4-13, 図 30.4-14, 図 30.4-15 に示
します。
図 30.4-12 レジスタによるリジューム動作 (Full Speed モード時 )
HSTATE の SUSP ビットが "1" のとき ,
HSTATE の SUSP ビットに "0" 書込み
UDP 端子
UDM 端子
20ms *
1.33ms *
1bit 時間
HIRQ の RWKIRQ ビット
: USB ホストからの出力
: Pull-Up, Pull-Down 抵抗によるドライブ
*:数値は保証するものではありません。
984
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
図 30.4-13 UDP/UDM 端子が K State を検出したことによる
リジューム動作 (Full Speed モード )
UDP 端子
UDM 端子
20ms *
1.33ms *
1bit 時間
HIRQ の RWIRQ ビット
: USB ホストからの出力
: デバイスからの出力
: Pull-Up, Pull-Down 抵抗によるドライブ
*:数値は保証するものではありません。
図 30.4-14 デバイス切断によるリジューム動作
切断
UDP 端子
UDM 端子
HIRQ の RWKIRQ ビット
(RWKIRE=1)
HIRQ の DIRQ ビット
(DIRE=1)
割込み発生
HSTATE の CSTAT ビット
2.5μs 以上
: Pull-Up, Pull-Down 抵抗によるドライブ
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
985
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
図 30.4-15 デバイス接続によるリジューム動作
接続
UDP 端子
UDM 端子
HIRQ の RWKIRQ ビット
(RWKIRE=1)
HIRQ の CNNIRQ ビット
(CNNIRE=1)
割込み発生
HSTATE の CSTAT ビット
2.5μs 以上
: Pull-Up, Pull-Down 抵抗によるドライブ
986
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
30.4.11
USB デバイスの切断
USB デバイスの切断動作について説明します。
UDP/UDM 端子がともに 2.5μs 以上 "L" レベルになると , USB デバイスが切断されたと
判断され , ホスト状態ステータスレジスタ (HSTATE) の CSTAT ビットが "0" に変わり ,
ホスト割込みレジスタ (HIRQ) の DIRQ ビットは "1" に変わります。そのとき , ホスト
コントロールレジスタ 0 (HCNT0) の DIRE ビットが "1" であれば , 割込みが発生しま
す。
この割込み要求をクリアしたい場合は, ホスト割込みレジスタ (HIRQ) のDIRQビッ
トに "0" を書き込んでください。
USB バスのリセットを実行すると , USB デバイスが切断されたと判断され , ホスト状
態レジスタ (HSTATE) の CSTAT ビットは "0" に変わりますが , ホスト割込みレジスタ
(HIRQ) の DIRQ ビットは "1" に変わりません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
987
第 30 章 USB ホスト
30.4
30.4.12
MB91665 シリーズ
USB ホストの各トークンフローチャート
USB ホストの各トークンのフローチャートは以下のとおりです。
■ 初期化 , デバイス検出
スタート
USBクロック設定
USBEN.USBEN=1
// USB動作許可
UDCC.RST=1
//ホストモード設定
HCNT0.HOST=1
EP1C 設定
EP2C 設定
HIRQ.CNNIRQ=1?
NO
//デバイスの接続
YES
HSTATE.TMODE=1?
NO
YES // Full Speed検出
HSTATE.CLKSEL=1
HSTATE.CLKSEL=設定値?
// Low Speed検出
エラー処理
( 非サポート)
NO
YES
UDCC.RST=0
HCNT0.URST=1
HIRQ.URIRQ=1?
//バスリセット
NO
YES
HIRQ.CNNIRQ=1?
NO
YES
UDCC.RST=1
HSTATE.TMODE=1?
NO
YES // Full Speed検出
HSTATE.CLKSEL=1
HSTATE.CLKSEL=設定値?
// Low Speed 検出
エラー処理
( 非サポート)
NO
YES
エンド
988
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
■ IN, OUT, SETUP トークン
INトークン
HADR 設定
EP1C 設定
// 転送方向選択,パケットサイズ設定
EP2C 設定
//
転送方向選択,パケットサイズ設定
EP1S.BFINI=0
EP2S.BFINI=0
HTOKEN 設定
HIRQ.CMPIRQ=1?
// トグル,エンドポイント,IN 設定
NO
YES
HERR.LSTSOF=1?
YES
NO
HERR.TOUT=1?
YES
NO
HERR.TGERR=1?
YES
NO
HERR.HS=00?
NO
YES
受信データ読出し(EPnDT)
EPnS.DRQ=0
エラー処理
// n=1 or 2
// n=1 or 2
EP1S.BFINI=1
EP2S.BFINI=1
エンド
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
989
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
OUTトークン
HADR 設定
EP1C 設定
// 転送方向選択,パケットサイズ設定
EP2C 設定
// 転送方向選択,パケットサイズ設定
EP1S.BFINI=0
EP2S.BFINI=0
エニュメレーション?
NO
送信データ書込み(EPnDT)
// Null Frame
YES
// n=1 or 2
EPnS.DRQ=0
// n=1 or 2
HTOKEN 設定
// トグル,エンドポイント,OUT 設定
HIRQ.CMPIRQ=1?
NO
YES
HERR.LSTSOF=1?
YES
NO
HERR.TOUT=1?
YES
NO
HERR.HS=00?
NO
YES
EP1S.BFINI=1
EP2S.BFINI=1
エンド
990
エラー処理
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
Setupトークン
HADR 設定
EP1C 設定
// 転送方向選択,パケットサイズ設定
EP2C 設定
// 転送方向選択,パケットサイズ設定
EP1S.BFINI=0
EP2S.BFINI=0
エニュメレーション?
// Null Frame
YES
NO
Setupデータ書込み(EPnDT)
// n=1 or 2
EPnS.DRQ=0
// n=1 or 2
HTOKEN 設定
HIRQ.CMPIRQ=1?
// トグル,エンドポイント, OUT設定
NO
YES
HERR.LSTSOF=1?
YES
NO
HERR.TOUT=1?
YES
NO
HERR.HS=00?
NO
YES
EP1S.BFINI=1
EP2S.BFINI=1
エンド
CM71-10158-1
エラー処理
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
991
第 30 章 USB ホスト
30.4
MB91665 シリーズ
■ SOF トークン
SOFトークン
HFRAME 設定
HEOF 設定
HTOKEN 設定
HIRQ.CMPIRQ=1?
// SOF設定(TGGL, ENDPT は無視)
NO
YES
HERR.LSTSOF=1?
NO
YES
エラー処理
エンド
992
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMAコントローラ
(DMAC)
DMA コントローラ (DMAC) の機能と動作について
説明します。
31.1 概要
31.2 構成
31.3 レジスタ
31.4 割込み
31.5 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
993
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.1
MB91665 シリーズ
31.1 概要
DMA コントローラ (DMAC) は , DMA (Direct Memory Access) 転送を行います。CPU を介さ
ずにデータを高速で転送できるため , システム性能を高めることができます。
本製品は DMA コントローラ (DMAC) を 4 チャネル内蔵しています。
■ 概要
DMA コントローラ (DMAC) の特長について説明します。
•
アドレス空間:32 ビットのアドレス空間 (4G バイト )
•
転送モード:次の 3 種類から選択できます。
-
ブロック転送
転送要求が発生するとデータを 1 ブロック転送するモードです。1 ブロックの
データを転送後 , 再度転送要求を検出すると , 次のデータを 1 ブロック転送しま
す。これを設定した転送回数繰り返すモードです。
-
バースト転送
1 度 , 転送要求が発生するとすべてのデータを転送するまで , 1 ブロックずつ連
続で転送するモードです。
-
デマンド転送
1 度 , 転送要求が発生すると , 転送要求が取り下げられるか転送が終了するまで
連続でデータを転送するモードです。また , データ転送が終了したときに転送回
数をリロードする設定になっている場合は , 転送要求が取り下げられるまで転
送をし続けます。
•
データサイズ:転送するデータのサイズ ( 幅 ) を次の 3 種類から選択できます。
-
8 ビット
-
16 ビット
-
32 ビット
•
ブロックサイズ:1 ∼ 16 の範囲で設定できます。
•
転送回数:1 ∼ 65535 回の範囲で設定できます。
•
アドレス更新:設定したデータサイズ (8ビット/16ビット/32ビット) のデータを転送
するたびに転送元 / 転送先のアドレスを更新できます。更新方法を次の 3 種類から
選択できます。
994
-
アドレス増加
-
アドレス減少
-
更新しない ( 転送元 / 転送先のアドレスを固定する )
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.1
MB91665 シリーズ
•
リロード機能:設定した転送回数のデータを転送し終わったときに次の情報をリ
ロードするかどうかを設定できます。
•
-
転送元のアドレス
-
転送先のアドレス
-
転送回数
転送要求:次の 4 種類の方法で発生できます
-
ソフトウェアで転送要求を発生
-
周辺機能の割込み要求の発生を検出して転送要求を発生
-
オンチップバス IP ( スレーブインタフェース , USB ホスト , USB ファンクション )
の割込み要求の発生を検出して転送要求を発生
転送モードによって , 転送要求を発生させる要因 ( 転送要求元 ) が異なります。
転送モードと転送要求元の対応を表 31.1-1 に示します。
表 31.1-1 転送モードと転送要求元の対応
転送要求元
ブロック転送 バースト転送 デマンド転送
ソフトウェア
○
○
×
周辺機能の割込み要求
○
○
×
オンチップバス USB ホスト
IP
USB ファンクション
○
×
○
○
×
○
•
優先順位:複数の転送要求が発生したときの優先順位を次の 2 種類から選択できま
す。
-
固定
チャネルの若い番号が優先されます。
ch.0> ch.1> ch.2> ch.3 の順番
-
ラウンドロビン
次のように転送を開始したチャネルの優先順位が一番低くなり , そのチャネル
より下位にあったチャネルの優先順位が繰り上がります。
例 ) ch.0 → ch.1 の順に転送を行った場合
初期状態:ch.0 > ch.1> ch.2> ch.3
ch.0 転送後:ch.1> ch.2> ch.3> ch.0
ch.1 転送後:ch.2> ch.3> ch.0 > ch.1
•
CM71-10158-1
割込み要求:次の場合に割込み要求を発生できます。
-
DMA 転送の正常終了時
-
DMA 転送の異常終了時
-
転送停止要求の発生時
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
995
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.1
MB91665 シリーズ
■ 用語の定義
DMA コントローラ (DMAC) で使用する各用語を図 31.1-1 に示します。
図 31.1-1 DMA コントローラ (DMAC) の各用語
1転送単位
SA(R)
DA(W)
SA(R)
DA(W)
ブロックサイズ(1~16)
1ブロック
1ブロック
1ブロック
転送回数(1~65535)
[1 転送単位 ]
転送元アドレス (SA:Source Address) 読出し (R:Read) と転送先アドレス
(DA:Destination Address) 書込み (W:Write) の 1 つの最小転送のこと。
[ ブロックサイズ ]
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) のブロックサイズビット
(bit3 ∼ bit0:BLK3 ∼ BLK0) で設定する ,「1 転送単位」の転送回数のこと。
[1 ブロック ]
「1 転送単位」×
「ブロックサイズ」のこと。
[ 転送回数 ]
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) で設定する ,「1 ブロック」の転送回数のこと。
996
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.2
MB91665 シリーズ
31.2 構成
DMA コントローラ (DMAC) の構成を示します。
■ DMA コントローラ (DMAC) のブロックダイヤグラム
DMA コントローラ (DMAC) のブロックダイヤグラムを図 31.2-1 に示します。
DMA コントローラ (DMAC) は図 31.2-1 内の DMA コントローラ (DMAC) と記載され
ている部分になります。
図 31.2-1 DMA コントローラ (DMAC) のブロックダイヤグラム
フラッシュ
メモリ /
マスク ROM
CPU
RAM
オンチップ
バス IP
オンチップバス
周辺バス
ブリッジ
DMAC マスタインタフェース
外部バス
I/F
DMAC スレーブ
インタフェース
周辺 I/O
割込み要求
レジスタ
レジスタ
制御
優先順位判定
転送要求
受付
DMA 転送要求
DMA 転送停止要求
周辺バス
エンジン・
転送先読出し
転送先書込み
割込み
コントローラ
データ
バッファ
周辺機能の割込み要求による転送要求 ,
転送停止要求
オンチップバス IP からの転送要求 , 転送停止要求
転送承認 /
転送終了
転送承認
最終転送
DMA コントローラ (DMAC)
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
997
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.2
•
MB91665 シリーズ
エンジン・転送先読出し / 転送先書込み部
DMA転送の転送先からデータを読み出したり, 転送先にデータを書き込んだりしま
す。
•
優先順位判定回路
DMA 転送を行うチャネルの優先順位を判定する回路です。
•
転送要求受付部
DMA 転送要求を受け付けます。
•
転送受付 / 転送終了部
転送受付や転送終了を出力します。
■ クロック
DMA コントローラ (DMAC) で使用するクロックを表 31.2-1 に示します。
表 31.2-1 DMA コントローラ (DMAC) で使用するクロック
クロック名
動作クロック
998
内容
オンチップバスクロック (HCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
31.3 レジスタ
DMA コントローラ (DMAC) で使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ レジスタ一覧
DMA コントローラ (DMAC) のレジスタ一覧を表 31.3-1 に示します。
表 31.3-1 DMA コントローラ (DMAC) のレジスタ一覧
チャネル
共通
0
1
2
3
CM71-10158-1
レジスタ略称
レジスタ名
DMACR
DMA コントロールレジスタ
参照先
31.3.1
DILVR
DMA 転送抑止割込みレベルレジスタ
31.3.7
DCCR0
DMA チャネルコントロールレジスタ 0
31.3.5
DCSR0
DMA チャネルステータスレジスタ 0
31.3.6
DTCR0
DMA 転送回数レジスタ 0
31.3.4
DSAR0
DMA 転送元アドレスレジスタ 0
31.3.2
DDAR0
DMA 転送先アドレスレジスタ 0
31.3.3
DCCR1
DMA チャネルコントロールレジスタ 1
31.3.5
DCSR1
DMA チャネルステータスレジスタ 1
31.3.6
DTCR1
DMA 転送回数レジスタ 1
31.3.4
DSAR1
DMA 転送元アドレスレジスタ 1
31.3.2
DDAR1
DMA 転送先アドレスレジスタ 1
31.3.3
DCCR2
DMA チャネルコントロールレジスタ 2
31.3.5
DCSR2
DMA チャネルステータスレジスタ 2
31.3.6
DTCR2
DMA 転送回数レジスタ 2
31.3.4
DSAR2
DMA 転送元アドレスレジスタ 2
31.3.2
DDAR2
DMA 転送先アドレスレジスタ 2
31.3.3
DCCR3
DMA チャネルコントロールレジスタ 3
31.3.5
DCSR3
DMA チャネルステータスレジスタ 3
31.3.6
DTCR3
DMA 転送回数レジスタ 3
31.3.4
DSAR3
DMA 転送元アドレスレジスタ 3
31.3.2
DDAR3
DMA 転送先アドレスレジスタ 3
31.3.3
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
999
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
DMA コントロールレジスタ (DMACR)
31.3.1
DMA コントローラ (DMAC) 全体を制御するレジスタです。
DMA コントロールレジスタ (DMACR) のビット構成を図 31.3-1 に示します。
図 31.3-1 DMA コントロールレジスタ (DMACR) のビット構成
bit
属性
初期値
bit
属性
初期値
bit
属性
初期値
bit
属性
初期値
31
30
29
28
27
26
25
24
DME
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
23
22
21
20
19
18
17
16
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
15
14
13
12
11
10
9
8
AT
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
このレジスタへは必ずワードアクセスしてください。
[bit31]:DME (DMA 動作許可ビット )
DMA コントローラ (DMAC) 全体の動作を禁止 / 許可します。
書込み値
1000
説明
0
DMA コントローラ (DMAC) 全体の動作を禁止します。
1
DMA コントローラ (DMAC) 全体の動作を許可します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
このビットに "0" を書き込んで DMA コントローラ (DMAC) 全体の動作を禁止した場合
は , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットでチャネ
ル動作を許可 (CE=1) しても DMA 転送は行われません。
•
DMA 転送中にこのビットに "0" が書き込まれると , 転送中のデータを 1 ブロック転送
後 , 転送を停止します。
[bit30 ∼ bit16]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit15]:AT ( 優先順位設定ビット )
複数の転送要求が発生したときの優先順位を次のいずれかに設定します。
•
固定:チャネルの若い番号が優先されます。
•
ラウンドロビン:1 ブロックのデータを転送するたびに優先順位の判定を行います。
転送を開始したチャネルの優先順位が一番低くなり , そのチャネルより下位にあっ
たチャネルの優先順位が繰り上がります。
例 ) ch.0 → ch.1 の順に転送を行った場合
初期状態:ch.0 > ch.1> ch.2> ch.3
ch.0 転送後:ch.1> ch.2> ch.3> ch.0
ch.1 転送後:ch.2> ch.3> ch.0 > ch.1
書込み値
説明
0
固定
1
ラウンドロビン
< 注意事項 >
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の BLK3 ∼ BLK0 ビットで設定
したブロックを転送するたびに , このビットで設定した優先順位の判定が行われます。
デマンド転送で転送中は優先順位の判定は行われません。
[bit14 ∼ bit0]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1001
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3)
31.3.2
転送元のアドレスを設定するレジスタです。チャネルごとにこのレジスタが用意されていま
す。
DMA転送元アドレスレジスタ (DSAR0∼DSAR3) のビット構成を図 31.3-2に示します。
図 31.3-2 DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) のビット構成
bit 31
0
D31 ∼ D0
R/W
属性
X
初期値
R/W:リード / ライト可能
X:不定
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の SAC1, SAC0 ビットで , 転
送元アドレスを更新する設定 (SAC1, SAC0=00 または 01) にしておくと , TS1, TS0 ビッ
トで設定したサイズの DMA 転送が 1 回終了するたびに , このレジスタの値 ( アドレス )
が更新されます。
また , DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定したブロック数分のデータ転
送が終了すると , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の SAR ビッ
トの設定によって , このレジスタの値は次のようになります。
•
SAR=0:転送終了後 , このレジスタの値が最後にアクセスしたアドレスの次のアド
レスになります。
•
SAR=1:転送終了後 , このレジスタの値が転送前に書き込んだ値に戻ります。
< 注意事項 >
このレジスタへは必ずワードでアクセスしてください。
1002
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3)
31.3.3
転送先のアドレスを設定するレジスタです。チャネルごとにこのレジスタが用意されていま
す。
DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) のビット構成を図 31.3-3 に示しま
す。
図 31.3-3 DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) のビット構成
bit 31
0
D31 ∼ D0
R/W
属性
X
初期値
R/W:リード / ライト可能
X:不定
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の DAC1, DAC0 ビットで , 転
送先アドレスを更新する設定 (DAC1, DAC0=00 または 01) にしておくと , TS1, TS0 ビッ
トで設定したサイズの DMA 転送が 1 回終了するたびに , このレジスタの値 ( アドレス )
が更新されます。
また , DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定したブロック数分のデータ転
送が終了すると , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の DAR ビッ
トの設定によって , このレジスタの値は次のようになります。
•
DAR=0:転送終了後 , このレジスタの値が最後にアクセスしたアドレスの次のアド
レスになります。
•
DAR=1:転送終了後 , このレジスタの値が転送前に書き込んだ値に戻ります。
< 注意事項 >
このレジスタへは必ずワードでアクセスしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1003
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3)
31.3.4
全部で何ブロックのデータを転送するかを 1 回∼ 65535 回の範囲で設定するレジスタです。
また , この値を読み出すと , 残り何ブロックのデータを転送するかを知ることができます。
チャネルごとにこのレジスタが用意されています。
1 ブロック転送するたびにこのレジスタの値が 1 つ減り , このレジスタの値が "0" にな
ると転送が終了します。
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) のビット構成を図 31.3-4 に示します。
図 31.3-4 DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) のビット構成
bit
15
0
D15 ∼ D0
R/W
属性
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
このレジスタに設定したブロック数分のデータ転送が終了すると , DMA チャネルコン
トロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TCR ビットの設定によって , このレジスタの
値は次のようになります。
•
TCR=0:転送終了後 , このレジスタの値は "0" になります。
•
TCR=1:転送終了後 , このレジスタの値が転送前に書き込んだ値に戻ります。
< 注意事項 >
1004
•
このレジスタの値を "0" に設定すると , 転送は行われません。
•
このレジスタへは必ずハーフワードでアクセスしてください。
•
DMA 転送が中断された場合や , 転送が異常終了した場合は , このレジスタは残りの転
送回数を示します。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
DMA チャネルコントロールレジスタ
(DCCR0 ∼ DCCR3)
31.3.5
DMA コントローラ (DMAC) のチャネルを制御するレジスタです。チャネルごとにこのレジス
タが用意されています。
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) のビット構成を図 31.3-5 に
示します。
図 31.3-5 DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) のビット構成
bit
属性
31
30
29
28
27
26
25
24
CE
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
AIE
SIE
NIE
R/W
予約
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
23
22
21
20
19
18
17
16
予約
R/W
予約
R/W
RS1
RS0
予約
R/W
TM0
R/W
予約
R/W
TM1
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
bit
属性
初期値
bit
属性
15
14
13
12
11
10
9
8
ST
SAR
SAC1
SAC0
DT
DAR
DAC1
DAC0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
7
6
5
4
3
2
1
0
TCR
TS1
TS0
BLK3
BLK2
BLK1
BLK0
R/W
予約
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
bit
属性
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
このレジスタへは必ずワードアクセスしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1005
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
[bit31]:CE ( チャネル動作許可ビット )
チャネルの動作を禁止 / 許可します。
書込み値
0
説明
チャネルの動作を禁止します。
1
チャネルの動作を許可します。
RS1, RS0 ビットで DMA 転送の要求元をソフトウェアに設定 (RS1, RS0=00) していると
きに , このビットに "1" を書き込むと , DMA 転送を開始します。転送が終了すると , こ
のビットは自動的に "0" にクリアされます。
RS1, RS0 ビットを "00" 以外に設定している場合は , このビットに "1" を書き込むとチャ
ネル動作の許可のみが行われます。
この場合は , RS1, RS0 ビットで設定した転送要求を検出すると転送が開始されます。ま
た , TCR ビットの設定によって , このビットの値が次のようになります。
•
TCR=0:転送終了後 , "0" にクリアされます。
•
TCR=1:転送終了後も "0" にクリアされません。
< 注意事項 >
DMA 転送中にこのビットに "0" が書き込まれると , 転送中のデータを 1 ブロック転送後 ,
転送を停止します。
その場合 , 再びこのビットに "1" が書き込まれ , 転送要求が検出されるまで転送は再開さ
れません。
[bit30 ∼ bit27]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit26]:AIE ( 異常終了割込み許可ビット )
チャネルの異常終了割込みを許可している時 (AIE=1) にこのレジスタに設定禁止の値
を設定すると異常終了割込み要求を出力します。
ただし , 異常終了を示すフラグビット (DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼
DCSR3) の AC ビット ) はここでの設定によらず "1" に変わります。
このレジスタに設定した値が次のいずれかに当てはまると DMA 転送が異常終了した
とみなされます。
•
TM1, TM0 ビット =10 ( 設定禁止 )
•
SAC1, SAC0 ビット =10 ( 設定禁止 )
•
DAC1, DAC0 ビット =10 ( 設定禁止 )
•
TS1, TS0 ビット =11 ( 設定禁止 )
•
RS1, RS0ビット=00かつ, TM1, TM0ビット=11 (転送要求元:ソフトウェア, 転送モー
ド:デマンド転送 )
1006
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
書込み値
説明
0
異常終了割込み要求の発生を禁止します。
1
異常終了割込み要求の発生を許可します。
< 注意事項 >
•
AIE=0 のとき , AIE=1 書込みと同時にレジスタに設定禁止の値を設定すると , AIE=1,
DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の AC=1 となりますが異常終
了割込み要求は発生しません。
•
異常終了割込み要求発生時に AIE=0 にしても割込み要求はクリアされません。AC=0
を書き込んで割込み要求をクリアしてください。
•
割込み要求クリア時の注意事項
割込み要求発生時は , 対応するチャネルのステータスレジスタ (DCSRx) を確認してく
ださい。複数のステータスフラグ (DCSRx.AC/SP/NC) が 1 となっている場合 , 割込み
要求のクリア時に注意が必要です。
割込み要求をクリアする場合 , ステータスレジスタのいずれかのフラグ (DCSR.AC/
SP/NC) が 1 のままだと割込み要求はクリアされません。複数のステータスフラグが 1
となっている場合は , 割込み許可 / 禁止ビット (DCCR.AIE/SIE/NIE) の設定によらず ,
AC/SP/NCの3bit すべてのフラグをクリアすることで割込み要求をクリアしてください。
[bit25]:SIE ( 転送中断割込み許可ビット )
チャネルの転送中断割込みを許可しているとき(SIE=1)に転送停止要求によって転送中
断すると割込み要求を出力します。
ただし , 転送停止要求による転送中断を示すフラグビット (DMA チャネルステータス
レジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の SP ビット ) は , 転送停止要求が発生すると , ここでの
設定によらず "1" に変わります。
書込み値
説明
0
転送中断割込み要求の発生を禁止します。
1
転送中断割込み要求の発生を許可します。
< 注意事項 >
•
転送中断割込み要求発生時に SIE=0 にしても割込み要求はクリアされません。SP=0
を書き込んで割込み要求をクリアしてください。
•
割込み要求クリア時の注意事項
割込み要求発生時は , 対応するチャネルのステータスレジスタ (DCSRx) を確認してく
ださい。複数のステータスフラグ (DCSRx.AC/SP/NC) が 1 となっている場合 , 割込み
要求のクリア時に注意が必要です。
割込み要求をクリアする場合 , ステータスレジスタのいずれかのフラグ (DCSR.AC/
SP/NC) が 1 のままだと割込み要求はクリアされません。複数のステータスフラグが 1
となっている場合は , 割込み許可 / 禁止ビット (DCCR.AIE/SIE/NIE) の設定によらず ,
AC/SP/NCの3bit すべてのフラグをクリアすることで割込み要求をクリアしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1007
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
[bit24]:NIE ( 正常終了割込み許可ビット )
チャネルの正常終了割込みを許可しているとき (NIE=1) に DMA 転送が正常終了すると
割込み要求を出力します。
ただし , 正常終了を示すフラグビット (DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼
DCSR3) の NC ビット ) は , DMA 転送が正常終了すると , ここでの設定によらず "1" に
変わります。
次のいずれかの場合に , DMA 転送が正常終了したとみなされます。
•
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定した転送回数分 , 転送を終了した
とき
•
DMA転送回数レジスタ (DTCR0∼DTCR3) の値が"0"のときにCEビットでチャネル
動作を許可 (CE=1) したとき
0
書込み値
説明
正常終了割込み要求の発生を禁止します。
1
正常終了割込み要求の発生を許可します。
< 注意事項 >
•
正常終了割込み要求発生時に NIE=0 にしても割込み要求はクリアされません。NC=0
を書き込んで割込み要求をクリアしてください。
•
割込み要求クリア時の注意事項
割込み要求発生時は , 対応するチャネルのステータスレジスタ (DCSRx) を確認してく
ださい。複数のステータスフラグ (DCSRx.AC/SP/NC) が 1 となっている場合 , 割込み
要求のクリア時に注意が必要です。
割込み要求をクリアする場合 , ステータスレジスタのいずれかのフラグ (DCSR.AC/
SP/NC) が 1 のままだと割込み要求はクリアされません。複数のステータスフラグが 1
となっている場合は , 割込み許可 / 禁止ビット (DCCR.AIE/SIE/NIE) の設定によらず ,
AC/SP/NCの3bit すべてのフラグをクリアすることで割込み要求をクリアしてください。
[bit23, bit22]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit21, bit20]:RS1, RS0 ( 転送要求元ビット )
転送要求を発生させる要因 ( 転送要求元 ) を次の 4 種類から設定します。
•
ソフトウェアで転送要求を発生
•
周辺機能で発生した割込み要求を検出して転送要求を発生
•
オンチップバス IP (USB ホスト , USBファンクション ) で発生した割込み要求を検出
して転送要求を発生
1008
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
RS1
RS0
説明
0
0
ソフトウェア
0
1
周辺機能の割込み要求
1
0
設定禁止
1
1
オンチップバス IP
< 注意事項 >
•
TM1, TM0 ビットで転送モードをデマンド転送に設定 (TM1, TM0=11) した場合は , 転
送要求元には , オンチップバス IP のみ設定できます。
•
転送要求元に周辺機能の割込み要求を設定した場合は , 次のレジスタの設定が必要に
なります。
- IO 転送要求設定レジスタ (IORR0 ∼ IORR3)
- ペリフェラルによる DMA 転送要求のクリア選択レジスタ (ICSELx)
「第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能」の各レジスタを参
照してください。
•
転送要求元にオンチップバス IP を設定した場合は , オンチップバス IP の DMA 転送に
関する設定が必要になります。USB ホストの場合は「第 30 章 USB ホスト」, USB
ファンクションの場合は「第 29 章 USB ファンクション」を参照してください。
[bit19, bit18]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit17, bit16]:TM1, TM0 ( 転送モードビット )
転送モードを次の 3 種類から設定します。
•
ブロック転送
転送要求が発生するとデータを 1 ブロック転送します。1 ブロックのデータを転送
後 , 再度転送要求を検出すると , 次のデータを 1 ブロック転送します。これを設定
した転送回数繰り返すモードです。
•
バースト転送
1 度 , 転送要求が発生するとすべてのデータを転送するまで , 1 ブロックずつ連続で
データを転送するモードです。
•
デマンド転送
1 度 , 転送要求が発生すると , 転送要求が取り下げられるか転送が終了するまで連続
でデータを転送するモードです。また , データ転送が終了したときに転送回数をリ
ロードする設定になっている場合は , 転送要求が取り下げられるまで転送をし続け
ます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1009
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
TM1
TM0
MB91665 シリーズ
説明
0
0
ブロック転送
0
1
バースト転送
1
0
設定禁止
1
1
デマンド転送
< 注意事項 >
デマンド転送に設定した場合は , ST ビットまたは DT ビットを "1" にする必要があります。
[bit15]:ST ( 転送元タイプビット )
転送元の読出しサイクルで,転送要求受付信号や転送終了信号を出力するかどうかを設
定します。
書込み値
説明
0
出力しない
1
出力する
転送要求元に周辺機能の割込み要求を設定し , かつその周辺を転送元に設定した場合 ,
このビットを "1" に設定することで , 転送要求受付信号が出力され , 転送要求をクリア
することができます。
< 注意事項 >
•
TM1, TM0 ビットで転送モードをデマンド転送 (TM1, TM0=11) に設定した場合は ,
このビット /DT ビットの両方または一方を "1" にしてください。
•
USB ファンクション , USB ホストで DMA 転送を行う場合 , 転送元タイプにかかわら
ず必ず ST ビットに "0" を設定してください。
[bit14]:SAR ( 転送元アドレスリロードビット )
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定した回数のデータ転送が終了したと
きに , DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) の値を転送前の値に戻すかど
うかを設定します ( 転送元アドレスのリロードを許可 / 禁止 ) 。
書込み値
1010
説明
0
リロードを禁止します。
転送終了後 , DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) の値は最
後にアクセスしたアドレスの次のアドレスになります。
1
リロードを許可します。
転送終了後 , DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) の値が ,
転送前に書き込んだ値に戻ります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
[bit13, bit12]:SAC1, SAC0 ( 転送元アドレスカウントビット )
TS1, TS0 ビットで設定したサイズのデータ転送が終了するたびに DMA 転送元アドレ
スレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) の値を更新するかどうかを次の 3 種類から設定します。
SAC1
SAC0
説明
0
0
アドレス増加
0
1
アドレス減少
1
0
設定禁止
1
1
アドレス固定
アドレス増加 / アドレス減少を設定した場合は , TS1, TS0 ビットで設定した転送サイズ
によって , 増加 / 減少値が異なります。
転送サイズとアドレスの増加 / 減少値の対応を表 31.3-2 に示します。
表 31.3-2 転送サイズとアドレスの増加 / 減少値の対応
転送サイズ
増加 / 減少値
8 ビット
1
16 ビット
2
32 ビット
4
[bit11]:DT ( 転送先タイプビット )
転送先への書込みサイクルで,転送要求受付信号や転送終了信号を出力するかどうかを
設定します。
書込み値
説明
0
出力しない
1
出力する
転送要求元に周辺機能の割込み要求を設定し , かつその周辺を転送先に設定した場合 ,
このビットを "1" に設定することで , 転送要求受付信号が出力され , 転送要求をクリア
することができます。
< 注意事項 >
•
TM1, TM0 ビットで転送モードをデマンド転送 (TM1, TM0=11) に設定した場合は ,
このビット /ST ビットの両方または一方を "1" にしてください。
•
USB ファンクション , USB ホストで DMA 転送を行う場合 , 転送先タイプにかかわら
ず必ず DT ビットに "1" を設定してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1011
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
[bit10]:DAR ( 転送先アドレスリロードビット )
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定した回数のデータ転送が終了したと
きに , DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) の値を転送前の値に戻すかど
うかを設定します ( 転送元アドレスのリロードを許可 / 禁止 ) 。
書込み値
説明
0
リロードを禁止します。
転送終了後 , DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) の値は
最後にアクセスしたアドレスの次のアドレスになります。
1
リロードを許可します。
転送終了後 , DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) の値が ,
転送前に書き込んだ値に戻ります。
[bit9, bit8]:DAC1, DAC0 ( 転送先アドレスカウントビット )
TS1, TS0 ビットで設定したサイズのデータ転送が終了するたびに DMA 転送先アドレ
スレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) の値を更新するかどうかを次の 3 種類から設定します。
DAC1
DAC0
説明
0
0
アドレス増加
0
1
アドレス減少
1
0
設定禁止
1
1
アドレス固定
アドレス増加 / アドレス減少を設定した場合は , TS1, TS0 ビットで設定した転送サイズ
によって , 増加 / 減少値が異なります。
転送サイズとアドレスの増加 / 減少値の対応を表 31.3-3 に示します。
表 31.3-3 転送サイズとアドレスの増加 / 減少値の対応
転送サイズ
増加 / 減少値
8 ビット
1
16 ビット
2
32 ビット
4
[bit7]:TCR ( 転送回数リロードビット )
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定した回数のデータ転送が終了したと
きに , 設定した転送回数を DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) にリロードする
かどうかを設定します ( 転送回数のリロードを許可 / 禁止 ) 。
書込み値
1012
説明
0
リロードを禁止します。
転送終了後 , DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) の値が "0" にク
リアされます。
1
リロードを許可します。
転送終了後 , DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) の値が転送前に
書き込んだ値に戻ります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
このビットに "1" かつ RS1, RS0 ビットで転送要求元をソフトウェア以外に設定してい
るときは , 転送が終了しても , CE ビットは "0" にクリアされず転送要求待ち状態にな
ります。
•
このビットに "0" を書き込んだ場合は , 転送要求元にかかわらず , 転送が終了すると CE
ビットは自動的に "0" にクリアされます。
•
このビットに "1" を書き込んでリロードを許可すると , デマンド転送では転送要求が出
力されている間は , 設定回数分転送が終了したかどうかにかかわらず連続して転送が
行われます。
[bit6]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit5, bit4]:TS1, TS0 ( 転送サイズビット )
1 回で転送するデータのサイズ ( 幅 ) を次の 3 種類から設定します。
TS1
CM71-10158-1
TS0
説明
0
0
8 ビット
0
1
16 ビット
1
0
32 ビット
1
1
設定禁止
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1013
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
[bit3 ∼ bit0]:BLK3~BLK0 ( ブロックサイズビット )
1 ブロック内の 1 転送単位の回数 ( サイズ ) を設定します。
1014
BLK3
BLK2
BLK1
BLK0
説明
0
0
0
0
1回
0
0
0
1
2回
0
0
1
0
3回
0
0
1
1
4回
0
1
0
0
5回
0
1
0
1
6回
0
1
1
0
7回
0
1
1
1
8回
1
0
0
0
9回
1
0
0
1
10 回
1
0
1
0
11 回
1
0
1
1
12 回
1
1
0
0
13 回
1
1
0
1
14 回
1
1
1
0
15 回
1
1
1
1
16 回
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
DMA チャネルステータスレジスタ
(DCSR0 ∼ DCSR3)
31.3.6
DMA コントローラ (DMAC) の状態を示すレジスタです。チャネルごとにこのレジスタが用意
されています。
DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) のビット構成を図 31.3-6 に示し
ます。
図 31.3-6 DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) のビット構成
bit
15
14
13
12
11
10
9
8
CA
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
属性
R
予約
R/W
初期値
0
0
0
0
0
0
0
0
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
AC
SP
NC
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
bit
属性
初期値
R/W:リード / ライト可能
R:リードオンリ
< 注意事項 >
このレジスタへは必ずハーフワードでアクセスしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1015
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
[bit15]:CA ( チャネルアクティブビット )
チャネルの動作状態を示します。
読出し値
説明
0
チャネルは動作していません。
1
チャネルが動作中です。
< 注意事項 >
•
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットに "1" を書き込
むと , このビットが "1" に変わります。
•
次のいずれかの場合に , このビットが "0" に変わります。
- 転送が終了した
- DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットに "0" が書き
込まれた
[bit14 ∼ bit3]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit2]:AC ( 異常終了状態フラグビット )
DMA 転送が異常終了したことを示します。
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の値が , 次のいずれかに当て
はまると DMA 転送が異常終了したとみなされます。
•
TM1, TM0 ビット =10 ( 設定禁止 )
•
SAC1, SAC0 ビット =10 ( 設定禁止 )
•
DAC1, DAC0 ビット =10 ( 設定禁止 )
•
TS1, TS0 ビット =11 ( 設定禁止 )
•
RS1, RS0ビット=00かつ, TM1, TM0ビット=11 (転送要求元:ソフトウェア, 転送モー
ド:デマンド転送 )
このビットが "1" のときに , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3)
の AIE ビットに "1" が設定されていると異常終了割込み要求が発生します。
AC
1016
読出し時
書込み時
0
異常終了は検出されていません。
このビットを "0" にクリアします。
1
異常終了が検出されました。
無視されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
このビットは自動的にクリアされません。DMA 転送の動作を許可する前に , このビット
に "0" を書き込んで , 異常終了割込み要求フラグをクリアしてください。
DMA 転送中にこのビットをクリアする場合 , このビットが "1" になっていることを確認
してから "0" を書き込んでクリアしてください。
[bit1]:SP ( 転送中断状態フラグビット )
転送要求元から転送停止要求があり転送を中断したことを示します。
このビットが "1" のときに , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3)
の SIE ビットに "1" が設定されていると転送中断割込み要求が発生します。
SP
読出し時
書込み時
0
転送は中断されていません。
このビットを "0" にクリアします。
1
転送が中断されました。
無視されます。
< 注意事項 >
このビットは自動的にクリアされません。DMA 転送の動作を許可する前に , このビット
に "0" を書き込んで , 転送中断割込み要求フラグをクリアしてください。
DMA 転送中にこのビットをクリアする場合 , このビットが "1" になっていることを確認
してから "0" を書き込んでクリアしてください。
[bit0]:NC ( 正常終了状態フラグビット )
DMA 転送が正常に終了したことを示します。
次のいずれかの場合に , DMA 転送が正常終了したとみなされます。
•
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定した転送回数分 , 転送を終了した
とき
•
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) の値が "0" のときに , DMA チャネルコン
トロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットでチャネル動作を許可 (CE=1) し
たとき
このビットが "1" のときに , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3)
の NIE ビットに "1" が設定されていると正常終了割込み要求が発生します。
NC
CM71-10158-1
読出し時
書込み時
0
転送の正常終了は検出されていま このビットを "0" にクリアします。
せん。
1
転送の正常終了が検出されました。 無視されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1017
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
このビットは自動的にクリアされません。DMA 転送の動作を許可する前に , このビット
に "0" を書き込んで , 正常終了割込み要求フラグをクリアしてください。
DMA 転送中にこのビットをクリアする場合 , このビットが "1" になっていることを確認
してから "0" を書き込んでクリアしてください。
1018
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
DMA 転送抑止割込みレベルレジスタ (DILVR)
31.3.7
周辺機能で割込み要求が発生したときにDMA転送を抑止するかどうかを設定するレジスタで
す。
DMA 転送抑止割込みレベルレジスタ (DILVR) のビット構成を図 31.3-7 に示します。
図 31.3-7 DMA 転送抑止割込みレベルレジスタ (DILVR) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
LVL4
LVL3
LVL2
LVL1
LVL0
R
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
1
1
1
1
1
初期値
R/W:リード / ライト可能
R :リードオンリ
< 注意事項 >
このレジスタへは必ずバイトアクセスしてください。
[bit7 ∼ bit5]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1019
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.3
MB91665 シリーズ
[bit4 ∼ bit0]:LVL4 ∼ LVL0 (DMA 抑止割込みレベルビット )
DMA 転送を抑止する割込みレベルを設定します。このビットに設定した割込みレベル
より高いレベルの割込み要求が周辺機能から発生すると DMA 転送が抑止されます。
LVL4
LVL3
LVL2
LVL1
LVL0
DMA 転送を抑止する割込み要求レベル
1
0
0
0
0
DMA 転送は抑止されません。
1
0
0
0
1
"11H" より高いレベルの割込み要求
1
0
0
1
0
"12H" より高いレベルの割込み要求
1
0
0
1
1
"13H" より高いレベルの割込み要求
1
0
1
0
0
"14H" より高いレベルの割込み要求
1
0
1
0
1
"15H" より高いレベルの割込み要求
1
0
1
1
0
"16H" より高いレベルの割込み要求
1
0
1
1
1
"17H" より高いレベルの割込み要求
1
1
0
0
0
"18H" より高いレベルの割込み要求
1
1
0
0
1
"19H" より高いレベルの割込み要求
1
1
0
1
0
"1AH" より高いレベルの割込み要求
1
1
0
1
1
"1BH" より高いレベルの割込み要求
1
1
1
0
0
"1CH" より高いレベルの割込み要求
1
1
1
0
1
"1DH" より高いレベルの割込み要求
1
1
1
1
0
"1EH" より高いレベルの割込み要求
1
1
1
1
1
すべての割込み要求
< 注意事項 >
LVL4 ビットは "1" 固定で , LVL3 ∼ LVL0 のみ設定が可能です。
1020
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.4
MB91665 シリーズ
31.4 割込み
次のいずれかの状態になると割込み要求が発生します。
• DMA 転送が正常終了したとき ( 正常終了割込み要求 )
• DMA 転送が異常終了したとき ( 異常終了割込み要求 )
• 転送停止要求が発生し DMA 転送が中断したとき ( 転送中断割込み要求 )
DMA コントローラ (DMAC) で使用できる割込みについて表 31.4-1 に示します。
表 31.4-1 DMA コントローラ (DMAC) の割込み
割込み要求
割込み要求フラグ
割込み要求許可
割込みのクリア
正常終了割込み要求 DCSR の NC=1
DCCR の NIE=1
DCSR の NC ビットに "0"
を書き込む
異常終了割込み要求 DCSR の AC=1
DCCR の AIE=1
DCSR の AC ビットに "0"
を書き込む
転送中断割込み要求 DCSR の SP=1
DCCR の SIE=1
DCSR の SP ビットに "0"
を書き込む
DCSR:DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3)
DCCR:DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3)
< 注意事項 >
•
割込み要求フラグは, 割込み要求の発生を禁止してからクリアするか, 割込み処理ルー
チン内でクリアしてください。
•
各割込み要求の割込みベクタ番号については , 「付録 C 割込みベクタ」を参照してく
ださい。
•
割込みベクタ番号に対応する割込みレベルは , 割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼
ICR47) で設定します。割込みレベルの設定については , 「第 10 章 割込みコントロー
ラ」を参照してください。
•
DMA コントローラの割込み要求発生時に割込み許可ビット (AIE,SIE,NIE) を "0" にし
ても割込み要求はクリアされません。割込み要求フラグ (AC,SP,NC) に "0" を書き込ん
で割込み要求をクリアしてください。
•
割込み要求クリア時の注意事項
割込み要求発生時は , 対応するチャネルのステータスレジスタ (DCSRx) を確認してく
ださい。複数のステータスフラグ (DCSRx.AC/SP/NC) が 1 となっている場合 , 割込み
要求のクリア時に注意が必要です。
割込み要求をクリアする場合 , ステータスレジスタのいずれかのフラグ (DCSR.AC/
SP/NC) が 1 のままだと割込み要求はクリアされません。複数のステータスフラグが 1
となっている場合は , 割込み許可 / 禁止ビット (DCCR.AIE/SIE/NIE) の設定によらず ,
AC/SP/NCの3bit すべてのフラグをクリアすることで割込み要求をクリアしてください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1021
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
31.5 動作説明と設定手順例
DMA コントローラ (DMAC) の動作について説明します。また , 各転送モードを設定するため
の設定手順例も示します。
31.5.1
転送設定
DMA コントローラ (DMAC) を使用するのに必要な設定について説明します。
■ 概要
DMA 転送を利用する場合は , DMA コントローラ (DMAC) 全体に対する設定と , 使用
するチャネルに対する設定が必要です。
また , DMA 転送の転送要求元を周辺機能の割込み要求にする場合は , 割込みベクタ番
号の選択や , 各周辺機能での設定も必要です。詳しくは「第 32 章 周辺機能による DMA
転送要求の発生 / クリア選択機能」を参照してください。
設定する順番は次のようになります。
1. DMA コントローラ (DMAC) 全体に対する設定
「■ DMA コントローラ (DMAC) 全体に対する設定」を参照してください。
2. 使用するチャネルの DMA コントローラに対する設定
「■ チャネルに対する設定」を参照してください。
1022
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
■ DMA コントローラ (DMAC) 全体に対する設定
DMA コントローラ (DMAC) を使用する場合 , DMA コントローラ (DMAC) 全体に対す
る設定と , 使用するチャネルに対する設定が必要になります。
ここでは , DMA コントローラ (DMAC) 全体に対して必要な設定について説明します。
•
DMAコントロールレジスタ (DMACR) のDMEビットでDMAコントローラ (DMAC)
の動作の許可
動作禁止:DME=0
動作許可:DME=1
•
DMA コントロールレジスタ (DMACR) の AT ビット優先順位の設定
固定:AT=0
ラウンドロビン:AT=1
•
DMA転送抑止割込みレベルレジスタ (DILVR) のLVL4∼LVL0ビットでDMA転送を
抑止する割込みレベルを設定
詳細については , 各レジスタの説明を参照してください。
< 注意事項 >
DMA 転送要求の発生要因を周辺機能で発生した割込み要求にする場合は , DMA コント
ローラ (DMAC) の設定をする前に , 割込みベクタ番号を選択してください。
割込みベクタ番号の選択については , 「第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 /
クリア選択機能」の「32.3.1 IO 転送要求設定レジスタ (IORR0 ∼ IORR3)」を参照して
ください。
■ チャネルに対する設定
ここでは , 使用するチャネルに対して必要な設定について説明します。
DMA コントローラ (DMAC) 全体に対する設定が終了したら , チャネルに対する設定を
行ってください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1023
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
チャネルに対する設定手順例を図 31.5-1 に示します。
図 31.5-1 設定手順例
設定開始
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットを
クリアする (CE = 0)
DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) を初期状態に
クリアする
DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) に転送開始時の転送元
アドレスを設定する
DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) に転送開始時の転送先
アドレスを設定する
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に転送回数を設定する
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の各ビットを
設定する
設定終了
1. チャネルの動作を禁止する
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビット =0
1024
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
2. チャネルの状態を示すフラグを初期化する
DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の AC ビット /SP ビット /NC
ビット =0
3. 転送元アドレスを設定する
DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) の D31 ∼ D0 ビット
4. 転送先アドレスを設定する
DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) の D31 ∼ D0 ビット
5. 転送回数を 1 回∼ 65535 回の範囲で設定する
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) の D15 ∼ D0 ビット =1 以上
6. その他の設定
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の各ビットを設定
7. DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットに "1" を書き
込む
チャネルの動作が許可されます。
転送要求元をソフトウェアにしている場合は , チャネルの動作許可と同時に転送が
開始されます。
< 注意事項 >
レジスタの設定方法については , 各レジスタの説明を参照してください。
31.5.2
転送動作
DMA コントローラ (DMAC) の転送動作について説明します。
■ 転送モード
DMA コントローラ (DMAC) は , 次の 3 種類の転送モードがあります。
•
ブロック転送
転送要求が発生するとデータを 1 ブロック転送するモードです。1 ブロックのデー
タを転送後 , 再度転送要求を検出すると , 次のデータを 1 ブロック転送します。こ
れを設定した転送回数繰り返すモードです。
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TS1, TS0 ビットで設定
した転送サイズのデータを BLK3 ∼ BLK0 ビットで設定した回数分 , 1 回ずつ転送
します。
•
バースト転送
1 度 , 転送要求が発生するとすべてのデータを転送するまで , 1 ブロックずつ連続で
転送するモードです。
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TS1, TS0 ビットで設定
した転送サイズのデータを BLK3 ∼ BLK0 ビットで設定した回数分ずつ , DMA 転送
回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定した回数連続して転送します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1025
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
•
MB91665 シリーズ
デマンド転送
1 度 , 転送要求が発生すると , 転送要求が取り下げられるか転送が終了するまで連続
でデータを転送するモードです。また , データ転送が終了したときに転送回数をリ
ロードする設定になっている場合は , 転送要求が取り下げられるまで転送をし続け
ます。
デマンド転送では ST/DT の両方またはどちらか一方を "1" にする必要があります。
転送モードによって , 転送要求を発生させる要因が異なります。
転送モードと転送要求元の対応を表 31.5-1 に示します。
表 31.5-1 転送モードと転送要求元の対応
転送要求元
ブロック転送 バースト転送 デマンド転送
ソフトウェア
○
○
×
周辺機能の割込み要求
○
○
×
オンチップバス USB ホスト
○
IP
USB ファンクション ○
×
○
×
○
■ 転送要求の検出
DMA 転送要求を検出することにより , 転送動作が開始されます。
転送要求の検出動作は , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の
RS1, RS0 ビットで設定した転送要求元によって異なります。
•
転送要求元がソフトウェアの場合
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットに "1" を書き
込むと , チャネルの優先順位を判定し , 転送が開始されます。
•
転送要求元がソフトウェア以外の場合
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットに "1" を書き
込むと , チャネルの動作が許可されます。
その状態で , 転送要求を検出すると , チャネルの優先順位を判定し , 転送が開始され
ます。
1026
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
転送要求元に周辺機能の割込み要求を設定した場合は , 割込みベクタの選択が必要に
なります。
「第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能」
の
「32.3.1
IO 転送要求設定レジスタ (IORR0 ∼ IORR3)」を参照してください。
•
転送要求元に周辺機能の割込み要求を設定した場合は , 周辺機能で割込み要求が発生
した時点での割込みレベルマスクレジスタ (ILM) と割込みコントロールレジスタ
(ICR00 ∼ ICR47) の値が次のようになるように設定してください。
ILM ≦ ICR
•
転送要求元にオンチップバス IP を設定した場合は , オンチップバス IP の DMA 転送に
関する設定が必要になります。USB ホストの場合は「第 30 章 USB ホスト」, USB
ファンクションの場合は「第 29 章 USB ファンクション」を参照してください。
転送要求元と転送要求の検出条件を表 31.5-2 に示します。
表 31.5-2 転送要求元と転送要求の検出条件
転送要求元
ブロック
転送時
バースト
転送時
デマンド転送時
ソフトウェア
DCCR の CE ビットに "1" −
を書き込む
割込み要求
エッジ検出
−
オンチップバス USB ホスト
IP
USB ファンク
ション
エッジ検出 −
1 回目:エッジ検出
2 回目以降:レベル検出
DCCR:DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3)
< 注意事項 >
周辺機能の割込み要求はエッジ検出のため割込み要求発生中にCE=0を1にしても転送開
始はしません。CE=1 設定後に周辺機能の割込み許可などを行ってください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1027
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
■ 動作
転送要求を検出すると , 次のように転送が行われます。
1. DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) に設定したアドレスからデータ
を読み出す
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TS1, TS0 ビットで設定
したビット幅のデータが読み出されます。
2. DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) に設定したアドレスにデータを
書き込む
外部メモリと外部 I/O 間の転送動作例を図 31.5-2 に示します。
図 31.5-2 転送動作例
SYSCLK
AS
CS0 ∼ CS3
RD
WR0, WR1
A23 ∼ A00
D15 ∼ D00
転送先アドレス
転送元アドレス
データ
入力
データ出力
転送元読出し
転送先書込み
< 注意事項 >
図 31.5-2 内の次の端子についての詳細は , 「第 13 章 外部バス インタフェース」を参照
してください。
・CS0 ∼ CS3 端子
・RD 端子
・AS 端子
・WR0, WR1 端子
1028
・A23 ∼ A00 端子
・D15 ∼ D00 端子
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
■ 優先順位
DMA 転送要求が複数発生すると , DMA コントロールレジスタ (DMACR) の AT ビット
の設定にしたがって , 優先順位の高いチャネルから転送が行われます。
優先順位の判定は , 1 ブロック転送するごとに行われます。また , 転送終了時にも優先
順位の判定が行われます。
< 注意事項 >
デマンド転送で転送中は優先順位の判定は行われません。
優先順位の決定方法は次のいずれかになります。
•
固定:チャネルの若い番号が優先されます。
転送例 1 として次の条件での転送例を図 31.5-3 に示します。
転送要求:ch.0, ch.1, ch.3 で同時発生
転送モード:すべてチャネルがバースト転送モード
転送回数:すべてのチャネルが 3
図 31.5-3 転送例 1
ch.0, ch.1, ch.3 に
転送要求発生
ch.0
ch.1
ch.3
1 ブロックの
区切り
ch.0 の
転送終了
ch.1 の
転送終了
ch.3 の
転送終了
1. 転送要求が ch.0, ch.1, ch.3 で同時に発生します。
2. ch.0 の転送が開始されます。
3. ch.0 のデータを 3 ブロック転送し終わると , ch.1 の転送が開始されます。
4. ch.1 のデータを 3 ブロック転送し終わると , ch.3 の転送が開始されます。
転送例 2 として次の条件での転送例を図 31.5-4 に示します。
転送要求:
・ch.1, ch.3 で同時発生
・ch.1 の転送中に ch.0 で発生
転送モード:すべてチャネルがバースト転送モード
転送回数:すべてのチャネルが 3
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1029
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
図 31.5-4 転送例 2
ch.1, ch.3 に転送要求発生
ch.0 に転送要求発生
ch.0
ch.1
ch.3
1 ブロックの
区切り
ch.1 の転送終了
ch.0 の転送終了
ch.3 の転送終了
1. 転送要求が ch.1, ch.3 で同時に発生します。
2. ch.1 の転送が開始されます。
3. ch.1 の転送中に ch.0 で転送要求が発生します。
4. ch.1 の転送が中断され , ch.0 の転送が開始されます。
5. ch.0 のデータを 3 ブロック転送し終わると , ch.1 の転送が開始されます。
6. ch.1 のデータを 3 ブロック転送し終わると , ch.3 の転送が開始されます。
1030
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
•
ラウンドロビン:転送を開始したチャネルの優先順位が一番低くなり , そのチャネ
ルより下位にあったチャネルの優先順位が 1 つずつ繰り上がります。
次の条件での転送例を図 31.5-5 に示します。
転送要求:ch.0, ch.1, ch.3 で同時発生
転送モード:すべてチャネルがバースト転送モード
転送回数:すべてのチャネルが 3
図 31.5-5 転送例
ch.0 の転送終了
ch.1 の転送終了
ch.3 の転送終了
ch.0, ch.1, ch.3 に
転送要求発生
ch.0
ch.1
ch.3
ブロック
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
各ブロックでのチャネル優先順位
(1) ch.0 > ch.1 > ch.2 > ch.3
(2) ch.1 > ch.2 > ch.3 > ch.0
(3) ch.2 > ch.3 > ch.0 > ch.1
(4) ch.2 > ch.0 > ch.1 > ch.3
(5) ch.2 > ch.1 > ch.3 > ch.0
(6) ch.2 > ch.3 > ch.0 > ch.1
(7) ch.2 > ch.0 > ch.1 > ch.3
(8) ch.2 > ch.1 > ch.3 > ch.0
(9) ch.2 > ch.3 > ch.0 > ch.1
(10) ch.2 > ch.0 > ch.1 > ch.3
1. 転送要求が ch.0, ch.1, ch.3 で同時に発生します。
2. ch.0 のデータを 1 ブロック転送します。
3. ch.0 のデータを 1 ブロック転送後 , ch.1 のデータを 1 ブロック転送します。
4. ch.1 のデータを 1 ブロック転送後 , ch.3 のデータを 1 ブロック転送します。
5. ch.3 のデータを 1 ブロック転送後 , ch.0 のデータの 2 ブロック目を転送します。
6. ch.0のデータの2ブロック目を転送後, ch.1のデータの2ブロック目を転送します。
7. ch.1のデータの2ブロック目を転送後, ch.3のデータの2ブロック目を転送します。
8. ch.3のデータの2ブロック目を転送後, ch.0のデータの3ブロック目を転送します。
ch.0 の転送が終了します。
9. ch.0のデータの3ブロック目を転送後, ch.1のデータの3ブロック目を転送します。
ch.1 の転送が終了します。
10. ch.1のデータの3ブロック目を転送後, ch.3のデータの3ブロック目を転送します。
ch.3 の転送が終了します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1031
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
■ 転送アドレス更新動作
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TS1, TS0 ビットで設定し
たサイズのデータを転送するたびに , 転送元アドレスと転送先アドレスを増加 / 減少さ
せることができます。
アドレスの更新は , 次のレジスタで設定できます。
•
転送元アドレス:DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の SAC1,
SAC0 ビット
•
転送先アドレス:DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の DAC1,
DAC0 ビット
また , 増加 / 減少幅は , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TS1,
TS0 ビットで設定したサイズによって異なります。
1032
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
各ビットの設定値と増加 / 減少幅の対応を表 31.5-3 に示します。
表 31.5-3 各ビットの設定値と増加 / 減少幅
転送元アドレス
(SAC1, SAC0)
00 ( 増加 )
転送先アドレス
(DAC1, DAC0)
00 ( 増加 )
01 ( 減少 )
11 ( 固定 )
01 ( 減少 )
00 ( 増加 )
01 ( 減少 )
11 ( 固定 )
11 ( 固定 )
00 ( 増加 )
01 ( 減少 )
11 ( 固定 )
転送サイズ
(TS1, TS0)
転送元
アドレス
増減幅
転送先
アドレス
増減幅
00 (8 ビット )
1 増加
1 増加
01 (16 ビット )
2 増加
2 増加
10 (32 ビット )
4 増加
4 増加
00 (8 ビット )
1 増加
1 減少
01 (16 ビット )
2 増加
2 減少
10 (32 ビット )
4 増加
4 減少
00 (8 ビット )
1 増加
増減なし
01 (16 ビット )
2 増加
増減なし
10 (32 ビット )
4 増加
増減なし
00 (8 ビット )
1 減少
1 増加
01 (16 ビット )
2 減少
2 増加
10 (32 ビット )
4 減少
4 増加
00 (8 ビット )
1 減少
1 減少
01 (16 ビット )
2 減少
2 減少
10 (32 ビット )
4 減少
4 減少
00 (8 ビット )
1 減少
増減なし
01 (16 ビット )
2 減少
増減なし
10 (32 ビット )
4 減少
増減なし
00 (8 ビット )
増減なし
1 増加
01 (16 ビット )
増減なし
2 増加
10 (32 ビット )
増減なし
4 増加
00 (8 ビット )
増減なし
1 減少
01 (16 ビット )
増減なし
2 減少
10 (32 ビット )
増減なし
4 減少
00 (8 ビット )
増減なし
増減なし
01 (16 ビット )
増減なし
増減なし
10 (32 ビット )
増減なし
増減なし
■ 転送要求受付 / 転送終了信号の出力
● 出力タイミング
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の ST ビットか DT ビットが
"1" に設定されていると , 転送要求受付 / 転送終了信号を出力できます。
•
ST ビットが "1" の場合
-
転送元の読出しサイクルで転送要求に対し転送要求受付信号を出力します ( 毎
回)。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1033
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
-
MB91665 シリーズ
DMA転送回数レジスタ (DTCR0∼DTCR3) に設定した回数の最後の転送時, 転送
元読出しサイクルで転送終了信号を出力します (1 回のみ ) 。
•
DT ビットが "1" の場合
-
転送先への書込みサイクルで転送要求に対し転送要求受付信号を出力します(毎
回)。
-
DMA転送回数レジスタ (DTCR0∼DTCR3) に設定した回数の最後の転送時, 転送
先への書込みサイクルで転送終了信号を出力します (1 回のみ ) 。
< 注意事項 >
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TM1, TM0 ビットで転送モー
ドをデマンド転送に設定 (TM1, TM0=11) した場合は , 必ず次の両方またはいずれかの
ビットを "1" にしてください。
- DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の ST ビット
- DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の DT ビット
● 注意事項
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の ST ビット /DT ビットの設
定により , 転送ウェイトが入ることがあります。
•
ch.0 の ST ビットと DT ビットの両方を "1" に設定した場合
ch.0の転送において, 転送元から転送先の間, また転送先から転送元の間で転送ウェ
イトが入ります。
•
転送先タイプを設定しているチャネルから転送元タイプを設定しているチャネル
に移る場合
設定例:転送チャネルが ch.0 から ch. 1 へ移る場合
ST
DT
チャネル番号
ch.0
0
1
ch.1
1
0
先に転送しているチャネル (ch.0) の転送先から , 次に転送するチャネル (ch.1) の転
送元の間で転送ウェイトが入ります。
1034
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
31.5.3
転送の中断
DMA コントローラ (DMAC) は , 次の場合に DMA 転送を中断します。
DMA 転送が中断されたときの動作について説明します。
■ 概要
DMA 転送は , 次の場合に中断されます。
•
DMA コントロールレジスタ (DMACR) の DME ビットに "0" が書き込まれたとき
•
DMAチャネルコントロールレジスタ (DCCR0∼DCCR3) のCEビットに"0"が書き込
まれたとき
•
転送要求元から転送停止要求が出力されたとき
■ 転送中断 / 再開
転送の中断は, ブロック単位で行われます。そのため, 転送中に中断要因が発生すると ,
転送中のデータを 1 ブロック転送完了後に , 転送が中断されます。
また , 1 度転送が中断されると , 新たな転送は行わず DMA コントローラ (DMAC) は停
止状態になります。
•
DMA コントロールレジスタ (DMACR) の DME ビットに "0" が書き込まれた場合
すべてのチャネルが停止状態になります。
DME ビットが "0" にクリアされたときに , 転送を行っていたチャネルは , 転送中の
データを 1 ブロック転送し終わった時点で転送を中断します。また , 既に検出した
転送要求はクリアされません。
次の手順で DMA 転送を再開してください。
1. DMA コントロールレジスタ (DMACR) の DME ビットに "1" を書き込む
•
DMAチャネルコントロールレジスタ (DCCR0∼DCCR3) のCEビットに"0"が書き
込まれた場合
対応するチャネルが停止状態になります。
対応するチャネルが転送中の場合は , 転送中のデータを 1 ブロック転送し終わった
時点で転送を中断します。また , 既に検出した転送要求もクリアされます。
次の手順で DMA 転送を再開してください。
1. 停止状態にあるチャネルの DMA チャネルコントロールレジスタ
(DCCR0 ∼
DCCR3) の CE ビットに "1" を書き込む
2. 新たに転送要求を行う
•
転送要求元からの転送停止要求による中断
マルチファンクションシリアルインタフェースで DMA コントローラ (DMAC) を起
動したときに , 受信エラーが発生し , 転送停止要求が発行されると , 転送中のデータ
を 1 ブロック転送し終わった時点で転送が中断されます。
転送が中断されると次の状態が発生します。
-
DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の SP ビットが "1" に変わ
る。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1035
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
-
MB91665 シリーズ
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットが "0" に変
わる。
-
既に検出した転送要求がクリアされる。
転送停止要求が発行されている期間は , 新たな転送要求を受け付けません。
次の手順で DMA 転送を再開してください
1. 転送停止要求を無効にする
2. 対応するチャネルの DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の SP
ビットに "0" を書き込む
3. DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットに "1" を
書き込む
4. 新たに転送要求を行う
< 注意事項 >
DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の SP ビットは自動では "0" にク
リアされません。クリアするには , SP ビットに "0" を書き込んでください。
■ 再開時の動作
再開手順を実施すると , DMA 転送が再開されます。再開時の動作は , DMA コントロー
ルレジスタ (DMACR) の DME ビットに "1" を書き込んだ場合と , DMA チャネルコント
ロールレジスタ (DCCR0 ∼DCCR3) の CEビットに "1"を書き込んだ場合で異なります。
また , 転送モードによっても異なります。
転送再開時の動作を表 31.5-4 に示します。
表 31.5-4 転送再開時の動作
転送モード
ブロック転送
バースト転送
デマンド転送
DME ビットに "1" を書き込んだ
CE ビットに "1" を書き込んだ場合
場合
新たな転送要求を検出すると , 優 新たな転送要求を検出すると , 優
先順位にしたがって転送再開。
先順位にしたがって転送再開。
優先順位にしたがって直ちに転 (デマンド転送の場合, 新たに転送
要求を発生させるには , オンチッ
送再開。
DME ビットに "1" を書き込んだと プバス IP から , 再び DMA 転送要
き , 引き続き転送要求が発行され 求を入力する必要があります。)
ていると , 優先順位判定を行なわ
ず直ちに転送再開。
1036
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
転送終了時の動作
31.5.4
DMA 転送の終了動作について説明します。
転送終了には , 正常終了と異常終了があります。
•
正常終了
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定した回数の転送が終了すると ,
DMA 転送は正常終了します。
DMA 転送が正常終了すると , 次のようになります。
1. 対応するチャネルの DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の
NC ビットが "1" に変わる
2. DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットが "0" に
変わる。
DMA コントローラ (DMAC) が停止状態となります。
ただし , 転送要求元がソフトウェア以外で転送回数のリロードが設定されている場
合は , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットはクリ
アされません。
また , DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定された値が "0" のときに ,
対応するチャネルの DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE
ビットに "1" を書き込むと , 正常終了と同様に , 対応するチャネルの DMA チャネル
ステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の NC ビットが "1" に変わります。
必ず DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) が "1" 以上になるように設定して
から DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビット "1" を
書き込んでください。
< 注意事項 >
•
転送要求元に割込み要求を選択した場合は , DMA 転送が終了すると , 周辺機能の割込
み要求フラグが DMA コントローラ (DMAC) によってクリアされます。
•
DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の NC ビットは自動では "0" に
クリアされません。クリアするには , NC ビットに "0" を書き込んでください。
•
異常終了
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) に設定禁止の値を設定す
ると異常終了割込み要求を出力します。
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の値が , 次のいずれかに
当てはまると DMA 転送が異常終了します。
-
TM1, TM0 ビット =10 ( 設定禁止 )
-
SAC1, SAC0 ビット =10 ( 設定禁止 )
-
DAC1, DAC0 ビット =10 ( 設定禁止 )
-
TS1, TS0 ビット =11 ( 設定禁止 )
-
RS1, RS0 ビット =00 かつ , TM1, TM0 ビット =11 ( 転送要求元:ソフトウェア , 転送
モード:デマンド転送 )
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1037
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
DMA 転送が異常終了すると , 次のようになります。
1. 対応するチャネルの DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の
AC ビットが "1" に変わる。
2. DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の CE ビットが "0" に
変わる。
DMA コントローラ (DMAC) が停止状態となります。
< 注意事項 >
DMA チャネルステータスレジスタ (DCSR0 ∼ DCSR3) の AC ビットは自動では "0" にク
リアされません。クリアするには , AC ビットに "0" を書き込んでください。
転送後の動作
31.5.5
設定された転送回数のブロックの DMA 転送後の動作について説明します。
■ リロード動作
DMA コントローラ (DMAC) は , 転送前に書き込まれた転送元アドレスや転送先アドレ
ス , 転送回数を保持するリロードレジスタを搭載しています。このため , 転送前に指定
した転送元アドレス , 転送先アドレス , 転送回数を転送後にリロードすることができま
す。
リロードレジスタが用意されているレジスタは次のとおりです。
•
DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3)
•
DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3)
•
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3)
< 注意事項 >
リロードレジスタは , 対応する各レジスタに書き込まれた値を記憶するレジスタです。リ
ロードレジスタの値を読み出すことはできません。
● 転送元アドレスのリロード動作
転送元アドレスを DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) にリロードする
かどうかは , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の SAR ビット
で設定します。
設定方法と転送後の動作を表 31.5-5 に示します。
表 31.5-5 設定方法と転送後の動作
SAR
1038
転送後の動作
0
転送終了後 , DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) の値が最
後にアクセスしたアドレスの次のアドレスになります。
1
転送終了後 , DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) の値が ,
転送前に書き込んだ値に戻ります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の SAR ビットでリロードを
許可 (SAR=1) した場合の動作を図 31.5-6 に示します。
図 31.5-6 転送元アドレスリロード動作
レジスタ設定
( レジスタ書込み )
DMA 転送元アドレスレジスタ
(DSAR0 ∼ DSAR3)
転送元アドレス
リロードレジスタ
転送終了時
リロード
レジスタ更新
< 注意事項 >
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定した転送回数の転送が終了する前に ,
転 送 の 中 断 や 異 常 終 了 が 発 生 し た 場 合 は , DMA チ ャ ネ ル コ ン ト ロ ー ル レ ジ ス タ
(DCCR0 ∼ DCCR3) の SAR ビットでリロードを許可 (SAR=1) していても , 転送元アドレ
スはリロードされません。
DMA 転送元アドレスレジスタ (DSAR0 ∼ DSAR3) は , 最後にアクセスしたアドレスの次
のアドレスになります。
● 転送先アドレスのリロード動作
転送先アドレスを DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) にリロードする
かどうかは , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の DAR ビット
で設定します。
設定方法と転送後の動作を表 31.5-6 に示します。
表 31.5-6 設定方法と転送後の動作
DAR
CM71-10158-1
転送後の動作
0
転送終了後 , DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) の値が
最後にアクセスしたアドレスの次のアドレスになります。
1
転送終了後 , DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) の値が ,
転送前に書き込んだ値に戻ります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1039
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の DAR ビットでリロードを
許可 (DAR=1) した場合の動作を図 31.5-7 に示します。
図 31.5-7 転送先アドレスリロード動作
レジスタ設定
( レジスタ書込み )
DMA 転送先アドレスレジスタ
(DDAR0 ∼ DDAR3)
転送先アドレス
リロードレジスタ
転送終了時
リロード
レジスタ更新
< 注意事項 >
DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) に設定した転送回数の転送が終了する前に ,
転 送 の 中 断 や 異 常 終 了 が 発 生 し た 場 合 は , DMA チ ャ ネ ル コ ン ト ロ ー ル レ ジ ス タ
(DCCR0 ∼ DCCR3) の DAR ビットでリロードを許可 (DAR=1) していても , 転送先アド
レスはリロードされません。
DMA 転送先アドレスレジスタ (DDAR0 ∼ DDAR3) は , 最後にアクセスしたアドレスの次
のアドレスになります。
● 転送回数のリロード動作
転送回数を DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) にリロードするかどうかは ,
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TCR ビットで設定します。
設定方法と転送後の動作を表 31.5-7 に示します。
表 31.5-7 設定方法と転送後の動作
TCR
1040
転送後の動作
0
転送終了後 , DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) の値は "0" にな
ります。
1
転送終了後 , DMA 転送回数レジスタ (DTCR0 ∼ DTCR3) の値が , 転送前
に書き込んだ値に戻ります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
MB91665 シリーズ
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TCR ビットでリロードを
許可 (TCR=1) した場合の動作を図 31.5-8 に示します。
図 31.5-8 転送回数リロード動作
レジスタ設定
( レジスタ書込み )
DMA 転送回数レジスタ
(DTCR0 ∼ DTCR3)
転送回数
リロードレジスタ
転送終了時
リロード
レジスタ更新
また , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TCR ビットの設定
によって , 転送終了後に DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の
CE ビットがクリアされるかどうかが決まります。
TCR ビットと転送終了後の CE ビットの関係を表 31.5-8 に示します。
表 31.5-8 TCR ビットと転送終了後の CE ビットの関係
TCR
転送要求元
ソフトウェア
ソフトウェア以外
0
CE ビットが "0" にクリアされる
CE ビットが "0" にクリアされる
1
CE ビットが "0" にクリアされる
CE ビットはクリアされない
< 注意事項 >
•
DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の TCR ビットで転送回数の
リロードを許可 (TCR=1) した場合 , デマンド転送では転送要求が出力されている間は
連続して転送を行います。
•
DMA 転送が中断された場合や , 転送が異常終了した場合は , DMA 転送回数レジスタ
(DTCR0 ∼ DTCR3) は残りの転送回数を示します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1041
第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)
31.5
31.5.6
MB91665 シリーズ
DMA 転送の抑止
周辺機能で割込み要求が発生すると , DMA 転送が抑止されます。
DMA 転送の抑止はブロック単位で行われます。そのため DMA 転送抑止割込みレベル
レジスタ (DILVR) に設定した割込みレベルより強いレベルの割込み要求が発生する
と , 転送中のデータを 1 ブロック転送し終わってから , 転送が抑止されます。
DMA 転送が抑止されると新たな転送は行わず , DMA コントローラ (DMAC) は抑止状
態となります。
割込み要求をクリアし , 割込みレベルが DMA 転送抑止割込みレベルレジスタ (DILVR)
の LVL4 ∼ LVL0 ビットと同じか弱いレベルになると DMA 転送を再開します。
DMA 転送抑止割込みレベルレジスタ (DILVR) の LVL4 ∼ LVL0 ビットの設定と DMA
転送を抑止する割込み要求レベルの対応を表 31.5-9 に示します。
表 31.5-9 DMA 転送を抑止する割込み要求レベル
1042
LVL4
LVL3
LVL2
LVL1
LVL0
1
0
0
0
0
DMA 転送は抑止されません。
1
0
0
0
1
"11H" より高いレベルの割込み要求
1
0
0
1
0
"12H" より高いレベルの割込み要求
1
0
0
1
1
"13H" より高いレベルの割込み要求
1
0
1
0
0
"14H" より高いレベルの割込み要求
1
0
1
0
1
"15H" より高いレベルの割込み要求
1
0
1
1
0
"16H" より高いレベルの割込み要求
1
0
1
1
1
"17H" より高いレベルの割込み要求
1
1
0
0
0
"18H" より高いレベルの割込み要求
1
1
0
0
1
"19H" より高いレベルの割込み要求
1
1
0
1
0
"1AH" より高いレベルの割込み要求
1
1
0
1
1
"1BH" より高いレベルの割込み要求
1
1
1
0
0
"1CH" より高いレベルの割込み要求
1
1
1
0
1
"1DH" より高いレベルの割込み要求
1
1
1
1
0
"1EH" より高いレベルの割込み要求
1
1
1
1
1
すべての割込み要求
DMA 転送を抑止する割込み要求レベル
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による
DMA 転送要求の
発生 / クリア選択
機能
周辺機能の割込み要求を利用して DMA 転送要求を
発生させる方法と, DMAコントローラ (DMAC) から
周辺機能の割込み要求フラグをクリアする方法を
説明します。
32.1 概要
32.2 構成
32.3 レジスタ
32.4 動作説明と設定手順例
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1043
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.1
MB91665 シリーズ
32.1 概要
本製品では , 周辺機能の割込み要求を利用して DMA 転送を起動することができます。
DMA 転送を起動する割込み要求を選択するレジスタが DMA コントローラ (DMAC) のチャネ
ルごとに用意されています。
1つの割込みベクタ番号に複数の割込み要求が割り当てられていた場合に, どの割込み要求フ
ラグを DMA コントローラ (DMAC) でクリアするのかも設定する必要があります。
■ 周辺機能による DMA 転送要求発生についての概要
DMA コントローラ (DMAC) のレジスタで DMA 転送要求の発生要因 ( 転送要求元 ) を
周辺機能の割込み要求に設定できます。
割込みベクタ番号に対応する値を指定して , 使用する割込み要求を選択します。
■ 周辺機能による DMA 転送要求クリア選択機能の概要
•
割込み要求の選択
DMA 転送要求の発生要因 ( 転送要求元 ) を周辺機能の割込み要求にすると , その割
込み要求フラグは DMA 転送後に DMA コントローラ (DMAC) によってクリアされ
ます。
そのため , DMA 転送要求の発生要因 ( 転送要求元 ) として選択した割込みベクタ番
号に複数の割込み要求が割り当てられていると , DMA 転送の終了後 , DMA コント
ローラ (DMAC) がクリアする割込み要求フラグを選択する必要があります。
1044
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.2
MB91665 シリーズ
32.2 構成
周辺機能による DMA 転送要求発生部および DMA 転送要求のクリア選択機能の構成について
説明します。
■ 周辺機能による DMA 転送要求発生部のブロックダイヤグラム
周辺機能の割込み要求を DMA 転送の転送要求元として使用する部分のブロックダイ
ヤグラムを図 32.2-1 に示します。
図 32.2-1 周辺機能割込み要求利用時のブロックダイヤグラム
DMAC
ch.0
IORR
IOS5 ∼ IOS0
IOE
ch.1
ch.2
ch.3
周辺機能での
割込み要求
セ
レ
ク
タ
ch.0 転送要求
ch.1 転送要求
ch.2 転送要求
ch.3 転送要求
DMA 転送要求による
ウェイクアップ
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1045
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.2
MB91665 シリーズ
■ DMA 転送要求のクリア選択機能のブロックダイヤグラム
DMA 転送要求のクリア選択機能のブロックダイヤグラムを図 32.2-2 に示します。
図 32.2-2 DMA 転送要求のクリア選択機能のブロックダイヤグラム
DMA コントローラ (DMAC) から
DMA 転送要求クリア
周
辺
バ
ス
16 ビット
周辺機能による
DMA転送要求の
クリア選択レジスタ
(ICSELx)
デコーダ
デコーダ
各周辺機能へ
DMA 転送要求をクリア
•
DMA コントローラ (DMAC) へ
DMA 転送停止要求
各周辺機能からの
DMA 転送停止要求
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ (ICSELx)
DMA コントローラ (DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択するレ
ジスタです。
•
1046
デコーダ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
32.3 レジスタ
DMA転送要求の発生/クリア選択機能で使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ 周辺機能による DMA 転送要求発生部のレジスタ一覧
DMA 転送要求発生部のレジスタ一覧を表 32.3-1 に示します。
表 32.3-1 周辺機能による DMA 転送要求発生部のレジスタ一覧
DMAC のチャネル
CM71-10158-1
レジスタ略称
レジスタ名
参照先
0
IORR0
IO 転送要求設定レジスタ 0
32.3.1
1
IORR1
IO 転送要求設定レジスタ 1
32.3.1
2
IORR2
IO 転送要求設定レジスタ 2
32.3.1
3
IORR3
IO 転送要求設定レジスタ 3
32.3.1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1047
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
■ DMA 転送要求のクリア選択機能のレジスタ一覧
DMA 転送要求のクリア選択機能のレジスタ一覧を表 32.3-2 に示します。
表 32.3-2 DMA 転送要求のクリア選択機能のレジスタ一覧
チャネル
共通
1048
レジスタ略称
レジスタ名
参照先
ICSEL0
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択 32.3.2
レジスタ 0
ICSEL2
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択 32.3.3
レジスタ 2
ICSEL4
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択 32.3.4
レジスタ 4
ICSEL6
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択 32.3.5
レジスタ 6
ICSEL7
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択 32.3.6
レジスタ 7
ICSEL8
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択 32.3.7
レジスタ 8
ICSEL9
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択 32.3.8
レジスタ 9
ICSEL10
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択 32.3.9
レジスタ 10
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
IO 転送要求設定レジスタ (IORR0 ∼ IORR3)
32.3.1
DMA 転送要求の発生要因を周辺機能の割込み要求に設定したときに , どの周辺機能の割込み
要求を DMA 転送要求の発生要因にするかを設定するレジスタです。
DMA コントローラ (DMAC) のチャネルごとに , このレジスタが用意されています。
IO 転送要求設定レジスタ (IORR0 ∼ IORR3) のビット構成を図 32.3-1 に示します。
図 32.3-1 IO 転送要求設定レジスタ (IORR0 ∼ IORR3) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
IOE
IOS5
IOS4
IOS3
IOS2
IOS1
IOS0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
このレジスタは , DMA チャネルコントロールレジスタ (DCCR0 ∼ DCCR3) の RS1, RS0
ビットでDMA転送要求の発生要因を周辺機能の割込み要求に設定 (RS1, RS0=01) したと
きに有効になります。
[bit7]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit6]:IOE ( 転送要求許可ビット )
IOS5∼IOS0ビットで指定した割込み要求が発生したときに, 対応するチャネルのDMA
コントローラ (DMAC) に , DMA 転送要求を出力するかどうかを設定します。
書込み値
説明
0
DMA 転送要求を出力しません。
( 周辺機能で発生した割込み要求を DMA 転送要求として使用しません )
1
DMA 転送要求を出力します。
( 周辺機能で発生した割込み要求を DMA 転送要求として使用します )
[bit5 ∼ bit0]:IOS5 ∼ IOS0 ( 転送要求選択ビット )
このレジスタに対応するチャネルのDMAコントローラ (DMAC) が, どの周辺機能で発
生した割込み要求を転送要求元として使用するか設定します。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1049
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
IOS5 ∼
IOS0
1050
割込みベクタ
番号
10 進
MB91665 シリーズ
周辺機能
16 進
000000
16
10
外部割込み要求 ch.0 ∼ ch.7
000001
17
11
−
000010
18
12
外部割込み要求 ch.16 ∼ ch.23
000011
19
13
−
000100
20
14
16 ビットリロードタイマ ch.0 ∼ ch.2
000101
21
15
UART/CSIO/I2C ch.0 の受信割込み要求
000110
22
16
UART/CSIO/I2C ch.0 の送信割込み要求
UART/CSIO ch.0 の送信バスアイドル割込み要求
000111
23
17
UART/CSIO/I2C ch.1 の受信割込み要求
001000
24
18
UART/CSIO/I2C ch.1 の送信割込み要求
UART/CSIO ch.1 の送信バスアイドル割込み要求
001001
25
19
−
001010
26
1A
UART/CSIO/I2C ch.2 の受信割込み要求
001011
27
1B
UART/CSIO/I2C ch.2 の送信割込み要求
UART/CSIO ch.2 の送信バスアイドル割込み要求
001100
28
1C
−
001101
29
1D
−
001110
30
1E
−
001111
31
1F
−
010000
32
20
−
010001
33
21
−
010010
34
22
−
010011
35
23
UART/CSIO/I2C ch.6 の受信割込み要求
010100
36
24
UART/CSIO/I2C ch.6 の送信割込み要求
UART/CSIO/I2C ch.6 の送信バスアイドル割込み要求
010101
37
25
32 ビットインプットキャプチャ ch.4 ∼ ch.7 のエッジ検
出割込み要求
010110
38
26
−
010111
39
27
−
011000
40
28
−
011001
41
29
メインタイマ割込み要求
サブタイマ割込み要求
時計カウンタのアンダフロー割込み要求
011010
42
2A
10 ビット A/D コンバータ
・A/D スキャン変換割込み要求
・A/D 優先変換割込み要求
011011
43
2B
−
011100
44
2C
32 ビットインプットキャプチャ ch.0 ∼ ch.3 のエッジ検
出割込み要求
011101
45
2D
−
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
IOS5 ∼
IOS0
CM71-10158-1
割込みベクタ
番号
10 進
周辺機能
16 進
011110
46
2E
ベースタイマ ch.0
・アンダフロー割込み要求
・オーバフロー割込み要求
・デューティ一致割込み要求
・トリガ割込み要求
・測定終了割込み要求
011111
47
2F
ベースタイマ ch.1
・アンダフロー割込み要求
・オーバフロー割込み要求
・デューティ一致割込み要求
・トリガ割込み要求
・測定終了割込み要求
100000
48
30
ベースタイマ ch.2
・アンダフロー割込み要求
・オーバフロー割込み要求
・デューティ一致割込み要求
・トリガ割込み要求
・測定終了割込み要求
100001
49
31
ベースタイマ ch.3
・アンダフロー割込み要求
・オーバフロー割込み要求
・デューティ一致割込み要求
・トリガ割込み要求
・測定終了割込み要求
100010
50
32
−
100011
51
33
−
100100
52
34
−
100101
53
35
−
100110
54
36
−
100111
55
37
−
101000
56
38
−
101001
57
39
−
101010
58
3A
−
101011
59
3B
−
101100
60
3C
−
101101
61
3D
−
101110
62
3E
−
101111
63
3F
−
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1051
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
1 つの割込みベクタ番号を複数の割込み要求で兼用している場合 , DMA 転送の転送要
求元として使用できる割込み要求は 1 つだけです。
DMA 転送の転送要求元にしない割込み要求の発生は禁止してください。
•
1 つの割込みベクタ番号を複数の割込み要求で兼用している場合 , 周辺機能による DMA
転送要求のクリア選択レジスタ (ICSELx) でフラグビットをクリアする割込み要求を
設定してください。
•
このレジスタで選択する割込み要求は , 割込みレベルマスクレジスタ (ILM) と割込み
コントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) の値が次のようになるよう , 割込みレベルを
設定してください。
ILM ≦ ICR
1052
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 0
(ICSEL0)
32.3.2
割込みベクタ番号 16 (10 進 ) には , 外部割込み要求 ch.0 ∼ ch.7 が割り当てられています。
この中から , DMA コントローラ (DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択する
レジスタです。
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 0 (ICSEL0) のビット構成を図
32.3-2 に示します。
図 32.3-2 周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 0 (ICSEL0) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
EISEL02
EISEL01
EISEL00
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
DMA 転送中にこのレジスタを書き換えないでください。
[bit7 ∼ bit3]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1053
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
[bit2 ∼ bit0]:EISEL02 ∼ EISEL00 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 16 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でクリアするフラグビットを選択します。
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 16 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力すると , ここで選択したビットがクリアされます。
EISEL02 EISEL01 EISEL00
1054
説明
割込み要求名
クリアするフラグビット
0
0
0
外部割込み要求 ch.0
EIRR0:ER0
0
0
1
外部割込み要求 ch.1
EIRR0:ER1
0
1
0
外部割込み要求 ch.2
EIRR0:ER2
0
1
1
外部割込み要求 ch.3
EIRR0:ER3
1
0
0
外部割込み要求 ch.4
EIRR0:ER4
1
0
1
外部割込み要求 ch.5
EIRR0:ER5
1
1
0
外部割込み要求 ch.6
EIRR0:ER6
1
1
1
外部割込み要求 ch.7
EIRR0:ER7
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 2
(ICSEL2)
32.3.3
割込みベクタ番号 18 (10 進 ) には , 外部割込み要求 ch.16 ∼ ch.23 が割り当てられています。
この中から , DMA コントローラ (DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択する
レジスタです。
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 2 (ICSEL2) のビット構成を図
32.3-3 に示します。
図 32.3-3 周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 2 (ICSEL2) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
EISEL22
EISEL21
EISEL20
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
DMA 転送中にこのレジスタを書き換えないでください。
[bit7 ∼ bit3]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1055
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
[bit2 ∼ bit0]:EISEL22 ∼ EISEL20 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 18 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択します。
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 18 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力すると , ここで選択したビットがクリアされます。
EISEL22 EISEL21 EISEL20
1056
説明
割込み要求名
クリアするフラグビット
0
0
0
外部割込み要求 ch.16
EIRR2:ER16
0
0
1
外部割込み要求 ch.17
EIRR2:ER17
0
1
0
外部割込み要求 ch.18
EIRR2:ER18
0
1
1
外部割込み要求 ch.19
EIRR2:ER19
1
0
0
外部割込み要求 ch.20
EIRR2:ER20
1
0
1
外部割込み要求 ch.21
EIRR2:ER21
1
1
0
外部割込み要求 ch.22
EIRR2:ER22
1
1
1
外部割込み要求 ch.23
EIRR2:ER23
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 4
(ICSEL4)
32.3.4
割込みベクタ番号 20 (10 進 ) には , 16 ビットリロードタイマ ch.0 ∼ ch.2 の割込み要求が割
り当てられています。
この中から , DMA コントローラ (DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択する
レジスタです。
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 4 (ICSEL4) のビット構成を図
32.3-4 に示します。
図 32.3-4 周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 4 (ICSEL4) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
RTSEL1
RTSEL0
R/W
R/W
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
DMA 転送中にこのレジスタを書き換えないでください。
[bit7 ∼ bit2]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit1, bit0]:RTSEL1 ∼ RTSEL0 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 20 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択します。
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 20 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力すると , ここで選択したビットがクリアされます。
RTSEL1
CM71-10158-1
RTSEL0
説明
割込み要求名
クリアするフラグビット
0
0
16 ビットリロードタイマ ch.0のア
ンダフロー割込み要求
TMCSR0:UF
0
1
16 ビットリロードタイマ ch.1のア
ンダフロー割込み要求
TMCSR1:UF
1
0
1
1
16 ビットリロードタイマ ch.2のア
ンダフロー割込み要求
TMCSR2:UF
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1057
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 6
(ICSEL6)
32.3.5
割込みベクタ番号 41 (10 進 ) には , 次の割込み要求が割り当てられています。
• メインタイマ割込み要求
• サブタイマ割込み要求
• 時計カウンタのアンダフロー割込み要求
DMA コントローラ (DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択するレジスタで
す。
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 6 (ICSEL6) のビット構成を図
32.3-5 に示します。
図 32.3-5 周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 6 (ICSEL6) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
0
1
0
MWSEL1 MWSEL0
R/W
R/W
0
0
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
DMA 転送中にこのレジスタを書き換えないでください。
[bit7 ∼ bit2]:予約ビット
1058
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
[bit1, bit0]:MWSEL1, MWSEL0 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 41 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択します。
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 41 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力するとこのビットで選択した割込み要求のフラグビットがクリアされま
す。
MWSEL1
CM71-10158-1
MWSEL0
説明
割込み要求名
クリアするフラグビット
0
0
メインタイマ割込み要求
MTMCR:MTIF
0
1
サブタイマ割込み要求
STMCR:STIF
1
0
1
1
時計カウンタのアンダフロー WCCR:WCIF
割込み要求
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1059
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 7
(ICSEL7)
32.3.6
割込みベクタ番号 42 (10 進 ) には , 10 ビット A/D コンバータの優先変換割込み要求と , ス
キャン変換割込み要求が割り当てられています。
この中から , DMA コントローラ (DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求をそれぞれ
選択するレジスタです。
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 7 (ICSEL7) のビット構成を図
32.3-6 に示します。
図 32.3-6 周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 7 (ICSEL7) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
ADCSEL0
0
0
0
0
0
0
0
0
R/W
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
DMA 転送中にこのレジスタを書き換えないでください。
[bit7 ∼ bit1]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit0]:ADCSEL0 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 42 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択します。
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 42 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力するとこのビットで選択した割込み要求のフラグビットがクリアされま
す。
書込み値
1060
説明
割込み要求名
クリアするフラグビット
0
10ビットA/Dコンバータユニット0の ADCR0:PCIF
優先変換割込み要求
1
10ビットA/Dコンバータユニット0の ADCR0:SCIF
スキャン変換割込み要求
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 8
(ICSEL8)
32.3.7
割込みベクタ番号 44 (10 進 ) には , 32 ビットインプットキャプチャ ch.0 ∼ ch.3 の割込み要
求が割り当てられています。
DMA コントローラ (DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択するレジスタで
す。
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 8 (ICSEL8) のビット構成を図
32.3-7 に示します。
図 32.3-7 周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 8 (ICSEL8) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
2
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
0
初期値
1
0
ICUSEL1 ICUSEL0
R/W
R/W
0
0
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
DMA 転送中にこのレジスタを書き換えないでください。
[bit7 ∼ bit2]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1061
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
[bit1, bit0]:ICUSEL1, ICUSEL0 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 44 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択します。
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 44 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力するとこのビットで選択した割込み要求のフラグビットがクリアされま
す。
説明
ICUSEL1 ICUSEL0
1062
割込み要求名
クリアするフラグ
ビット
0
0
32 ビットインプットキャプチャ ch.0 の ICS01:ICP0
エッジ検出割込み要求
0
1
32 ビットインプットキャプチャ ch.1 の ICS01:ICP1
エッジ検出割込み要求
1
0
32 ビットインプットキャプチャ ch.2 の ICS23:ICP2
エッジ検出割込み要求
1
1
32 ビットインプットキャプチャ ch.3 の ICS23:ICP3
エッジ検出割込み要求
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 9
(ICSEL9)
32.3.8
割込みベクタ番号 37 (10 進 ) には , 次の割込み要求が割り当てられています。
• 32 ビットインプットキャプチャ ch.4 ∼ ch.7
この中から , DMA コントローラ (DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択する
レジスタです。
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 9 (ICSEL9) のビット構成を図
32.3-8 に示します。
図 32.3-8 周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 9 (ICSEL9) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
3
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
0
初期値
2
1
0
ICUSEL12 ICUSEL11 ICUSEL10
R/W
R/W
R/W
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
DMA 転送中にこのレジスタを書き換えないでください。
[bit7 ∼ bit3]:予約ビット
CM71-10158-1
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1063
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
[bit2 ∼ bit0]:ICUSEL12 ∼ ICUSEL10 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 37 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を選択します。
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 37 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力するとこのビットで選択した割込み要求のフラグビットがクリアされま
す。
説明
ICUSEL12 ICUSEL11 ICUSEL10
1064
割込み要求名
クリアするフ
ラグビット
0
0
0
32 ビットインプットキャプチャ ICS45:ICP4
ch.4 のエッジ検出割込み要求
0
0
1
32 ビットインプットキャプチャ ICS45:ICP5
ch.5 のエッジ検出割込み要求
0
1
0
32 ビットインプットキャプチャ ICS67:ICP6
ch.6 のエッジ検出割込み要求
0
1
1
32 ビットインプットキャプチャ ICS67:ICP7
ch.7 のエッジ検出割込み要求
1
0
0
1
0
1
1
1
0
1
1
1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
予約
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 10
(ICSEL10)
32.3.9
割込みベクタ番号 46 ∼ 49 (10 進 ) には , それぞれベースタイマ ch.0 ∼ ch.3 の割込み要求が
割り当てられています。
この中から , DMA コントローラ (DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求をそれぞれ
選択するレジスタです。
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 10 (ICSEL10) のビット構成を図
32.3-9 に示します。
図 32.3-9 周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 10 (ICSEL10) のビット構成
bit
属性
7
6
5
4
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
予約
R/W
0
0
0
0
初期値
3
2
1
0
BTSEL03 BTSEL02 BTSEL01 BTSEL00
R/W
R/W
R/W
R/W
0
0
0
0
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
DMA 転送中にこのレジスタを書き換えないでください。
[bit7 ∼ bit4]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit3]:BTSEL03 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 49 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を , 割込み要求 0 と割込み要求 1 の中
から選択します。
割込み要求 0 および割込み要求 1 に割り当てられている割込み要求は , ベースタイマの
使用方法によって異なります。
ベースタイマの使用方法
CM71-10158-1
割込み要求 0
割込み要求 1
16/32 ビットリロードタイマ
アンダフロー割込み要求
トリガ割込み要求
16 ビット PWM タイマ
アンダフロー割込み要求
デューティ一致割込み要求
トリガ割込み要求
16/32 ビット PWC タイマ
オーバフロー割込み要求
測定終了割込み要求
16 ビット PPG タイマ
アンダフロー割込み要求
トリガ割込み要求
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1065
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 49 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力するとこのビットで選択した割込み要求のフラグビットがクリアされま
す。
説明
書込み値
割込み要求名
クリアするフラグビット
ベースタイマ ch.3 の割込み要求 0
BT3STC:UDIR
BT3STC:DTIR
BT3STC:OVIR
ベースタイマ ch.3 の割込み要求 1
BT3STC:TGIR
BT3STC:EDIR
0
1
[bit2]:BTSEL02 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 48 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を , 割込み要求 0 と割込み要求 1 の中
から選択します。
割込み要求 0 および割込み要求 1 に割り当てられている割込み要求は , ベースタイマの
使用方法によって異なります。
ベースタイマの使用方法
割込み要求 0
割込み要求 1
16/32 ビットリロードタイマ
アンダフロー割込み要求
トリガ割込み要求
16 ビット PWM タイマ
アンダフロー割込み要求
デューティ一致割込み要求
トリガ割込み要求
16/32 ビット PWC タイマ
オーバフロー割込み要求
測定終了割込み要求
16 ビット PPG タイマ
アンダフロー割込み要求
トリガ割込み要求
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 48 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力するとこのビットで選択した割込み要求のフラグビットがクリアされま
す。
説明
書込み値
割込み要求名
BT2STC:UDIR
BT2STC:DTIR
BT2STC:OVIR
ベースタイマ ch.2 の割込み要求 1
BT2STC:TGIR
BT2STC:EDIR
0
1
クリアするフラグビット
ベースタイマ ch.2 の割込み要求 0
[bit1]:BTSEL01 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 47 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を , 割込み要求 0 と割込み要求 1 の中
から選択します。
割込み要求 0 および割込み要求 1 に割り当てられている割込み要求は , ベースタイマの
使用方法によって異なります。
1066
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.3
MB91665 シリーズ
ベースタイマの使用方法
割込み要求 0
割込み要求 1
16/32 ビットリロードタイマ
アンダフロー割込み要求
トリガ割込み要求
16 ビット PWM タイマ
アンダフロー割込み要求
デューティ一致割込み要求
トリガ割込み要求
16/32 ビット PWC タイマ
オーバフロー割込み要求
測定終了割込み要求
16 ビット PPG タイマ
アンダフロー割込み要求
トリガ割込み要求
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 47 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力するとこのビットで選択した割込み要求のフラグビットがクリアされま
す。
説明
書込み値
割込み要求名
クリアするフラグビット
ベースタイマ ch.1 の割込み要求 0
BT1STC:UDIR
BT1STC:DTIR
BT1STC:OVIR
ベースタイマ ch.1 の割込み要求 1
BT1STC:TGIR
BT1STC:EDIR
0
1
[bit0]:BTSEL00 ( 割込み要求選択ビット )
割込みベクタ番号 46 (10 進 ) に割り当てられた割込み要求の中から DMA コントローラ
(DMAC) でフラグビットをクリアする割込み要求を , 割込み要求 0 と割込み要求 1 の中
から選択します。
割込み要求 0 および割込み要求 1 に割り当てられている割込み要求は , ベースタイマの
使用方法によって異なります。
ベースタイマの使用方法
割込み要求 0
割込み要求 1
16/32 ビットリロードタイマ
アンダフロー割込み要求
トリガ割込み要求
16 ビット PWM タイマ
アンダフロー割込み要求
デューティ一致割込み要求
トリガ割込み要求
16/32 ビット PWC タイマ
オーバフロー割込み要求
測定終了割込み要求
16 ビット PPG タイマ
アンダフロー割込み要求
トリガ割込み要求
DMA コントローラ (DMAC) が割込みベクタ番号 46 (10 進 ) に対して , 割込み要求クリ
ア信号を出力するとこのビットで選択した割込み要求のフラグビットがクリアされま
す。
書込み値
説明
割込み要求名
ベースタイマ ch.0 の割込み要求 0
クリアするフラグビット
BT0STC:UDIR
BT0STC:DTIR
BT0STC:OVIR
ベースタイマ ch.0 の割込み要求 1
BT0STC:TGIR
BT0STC:EDIR
0
1
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1067
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.4
MB91665 シリーズ
32.4 動作説明と設定手順例
周辺機能の割込み要求で DMA 転送を起動する場合の動作と設定手順について説明します。
DMA 転送時の動作
32.4.1
■ 設定
DMA 転送の転送要求元を周辺機能の割込み要求にする場合は , 割込みベクタ番号の選
択や , 各周辺機能での設定も必要です。
設定する順番は次のようになります。
1. 割込みベクタ番号の選択 (IO 転送要求設定レジスタ (IORR0 ∼ IORR3) )
-
IOS5 ∼ IOS0 ビットに割込みベクタ番号に対応した値を書き込む
-
IOE ビットで周辺機能の割込み要求による DMA 転送の開始を許可する (IOE=1)
2. DMA コントローラ (DMAC) でクリアする割込み要求を選択 ( 周辺回路による DMA
転送要求のクリア選択レジスタ (ICSELx) )
3. DMA コントローラ (DMAC) の設定
詳しくは , 「第 31 章 DMA コントローラ (DMAC)」を参照してください。
-
DMA 転送の転送要求元を周辺機能の割込み要求に設定
-
DMA 転送の動作を許可して , 転送要求待ち状態に設定
4. 周辺機能の設定
使用する周辺機能の章を参照してください。
-
DMA 転送に使用する割込み要求のフラグをクリア
-
DMA 転送に使用する割込み要求の発生を許可
< 注意事項 >
•
周辺機能の割込み要求フラグは DMA コントローラ (DMAC) によってクリアされるた
め , 周辺機能の割込み要求としては使用できません。
DMA 転送の転送要求元として使用する割込み要求は , 割込みレベルを "31" ( 割込み禁
止 ) にしてください。
割込みレベルの設定方法については , 「第 10 章 割込みコントローラ」を参照してく
ださい。
•
1068
周辺機能の設定をする際は, 割込み要求フラグをクリアしてから, 割込み要求の発生を
許可してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.4
MB91665 シリーズ
■ 動作
次のように動作します。
1. 周辺機能を起動
2. 周辺機能で DMA 転送要求元になる割込み要求が発生
3. DMA 転送要求が発生し , DMA コントローラ (DMAC) が起動
4. ブロックサイズ×転送回数分 , 1 転送ごとに , DMA コントローラ (DMAC) から周辺
機能の割込み要求フラグのクリアを要求
5. DMA 転送終了
< 注意事項 >
割込み要求が発生した時点での割込みレベルマスクレジスタ (ILM) と割込みコントロー
ルレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) の値が次のようになるよう , 割込みレベルを設定してくだ
さい。
ILM ≦ ICR
割込みレベルマスクレジスタ (ILM) の値が割込みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ICR47)
の値より大きいと , 周辺機能の割込み要求発生動作が成立し , DMA 転送要求も発生できま
すが , 割込み要求処理動作が不安定になります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1069
第 32 章 周辺機能による DMA 転送要求の発生 / クリア選択機能
32.4
1070
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
MB91665 シリーズ
CM71-10158-1
第 33 章 内蔵プログラム
メモリ制御
本製品は , 内蔵プログラムメモリとしてフラッシュ
メモリを搭載している品種とマスク ROM を搭載し
ている品種があります。
これらの内蔵プログラムメモリを使用する場合の
レジスタ設定について説明します。
33.1 内蔵プログラムメモリ制御部の概要
33.2 内蔵プログラムメモリ制御部のレジスタ
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1071
第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御
33.1
MB91665 シリーズ
33.1 内蔵プログラムメモリ制御部の概要
本製品は , 内蔵プログラムメモリとしてフラッシュメモリを搭載している品種とマスク ROM
を搭載している品種があります。
■ 概要
内蔵プログラムメモリを使用するときに設定が必要なレジスタは次のレジスタです。
フラッシュメモリ品 , マスク ROM 品どちらの品種を使用している場合も設定が必要で
す。
•
FLASH 制御レジスタ (FCTLR)
フラッシュメモリ品をご使用の場合は ,「第 34 章 フラッシュメモリ」もご一読くださ
い。
■ クロック
内蔵プログラム制御部で使用するクロックを表 33.1-1 に示します。
表 33.1-1 内蔵プログラム制御部で使用するクロック
クロック名
動作クロック
1072
内容
ソースクロック (SRCCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
MB91665 シリーズ
第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御
33.2
33.2 内蔵プログラムメモリ制御部のレジスタ
内蔵プログラムメモリ制御部のレジスタの構成と機能について説明します。
■ 内蔵プログラムメモリ制御部のレジスタ一覧
内蔵プログラムメモリ制御部のレジスタ一覧を表 33.2-1 に示します。
表 33.2-1 内蔵プログラムメモリ制御部のレジスタ一覧
レジスタ略称
レジスタ名
FCTLR
FLASH 制御レジスタ
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
33.2.1
1073
第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御
33.2
MB91665 シリーズ
FLASH 制御レジスタ (FCTLR)
33.2.1
内蔵プログラムメモリへのアクセスを制御するレジスタです。
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) のビット構成を図 33.2-1 に示します。
図 33.2-1 FLASH 制御レジスタ (FCTLR) のビット構成
bit
属性
初期値
15
14
13
12
11
10
9
8
予約
R/W
FWE
未定義
R/W
未定義
R/W
FSZ1
FSZ0
FWC1
FWC0
R/W
R/W
R/W
R/W
R/W
1
0
0
0
1
0
1
1
bit 7
0
予約
R/W
属性
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
< 注意事項 >
内蔵プログラムメモリにアクセス中に , このレジスタの FWC1, FWC0 以外のビットを書
き換えると正常にアクセスできません。このレジスタの FWC1, FWC0 以外のビットは必
ず , 次のように内蔵プログラムメモリにアクセスが行われていないときに書き換えてくだ
さい。
•
読出しアクセス時:読出し動作の直前
•
コマンド発行時:FLASH ステータスレジスタ (FSTR) の FRDY ビットが "1" のとき
また , 内蔵プログラムメモリ領域のプログラムにこのレジスタの FWC1, FWC0 以外の
ビット値を変更する命令を書かないでください。このレジスタの FWC1, FWC0 以外の
ビットは , 内蔵 RAM か外部領域上のプログラムで書き換えてください。
[bit15]:予約ビット
1074
書込み時
必ず "1" を書き込んでください。
読出し時
"1" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御
33.2
MB91665 シリーズ
[bit14]:FWE (FLASH 書込み許可 )
•
フラッシュメモリ品の場合
フラッシュメモリへの書込みを許可/禁止することでアクセスモードを設定します。
書込み値
説明
0
書込みを禁止します。CPU ROM モードが設定されます。
1
書込みを許可します。CPU プログラミングモードが設定されます。
•
マスク ROM 品の場合
予約ビットとなります。
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit13, bit12]:未定義ビット
書込み時
無視されます。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit11, bit10]:FSZ1, FSZ0 (FLASH アクセスサイズ設定ビット )
内蔵プログラムメモリにアクセスするときの , サイズ ( ビット幅 ) を設定します。
FSZ1
FSZ0
アクセスサイズ
0
0
設定禁止
0
1
16 ビット
1
0
32 ビット
1
1
設定禁止
FCTLR の FSZ [1:0] は , "10"(32 ビット ) に設定して使用してください。
内蔵プログラムメモリを読み出すときと , 書き込む場合で , 設定できるアクセスサイズ
が異なります。
読出し
CM71-10158-1
書込み
CPU ROM モード
32 ビット
―
CPU プログラミングモード
16 ビット
16 ビット
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1075
第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御
33.2
MB91665 シリーズ
[bit9, bit8]:FWC1, FWC0 (FLASH ウェイト設定ビット )
内蔵プログラムメモリを読み出す場合の読出し要求間隔 (ウェイトサイクル) を設定し
ます。
FWC1
FWC0
ウェイトサイクル
0
0
0
1
設定禁止
1
1
0
2
1
1
3
[bit7 ∼ bit0]:予約ビット
1076
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
フラッシュメモリの機能と動作について説明しま
す。
34.1 フラッシュメモリの概要
34.2 フラッシュメモリの構成
34.3 フラッシュメモリのレジスタ
34.4 フラッシュメモリのアクセスモード
34.5 自動アルゴリズム
34.6 フラッシュメモリの動作説明
34.7 データポーリングフラグ (DQ7) の制約事項と回避方法
34.8 フラッシュメモリの使用上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1077
第 34 章 フラッシュメモリ
34.1
MB91665 シリーズ
34.1 フラッシュメモリの概要
本製品に内蔵されているフラッシュメモリの容量は 128K バイトになります。
CPU からデータをセクタ単位または全セクタ一括で消去できます。また , ハーフワード単位
でデータを書き込むことができます。
■ 概要
本製品に内蔵されているフラッシュメモリは , CPU モード 2 種類と ROM ライタモード
の計 3 種類の中からアクセスモードを選択できます。
•
CPU モード
フラッシュメモリを CPU のプログラム / データ格納用のメモリとして使用します。
次の 2 種類のモードがあります。
-
CPU プログラミングモード
フラッシュメモリのデータ書込み/消去ができるモードです (自動アルゴリズム *) 。
ワードアクセスできないため , このモードで動作しているときはフラッシュメ
モリ上のプログラムを実行することはできません。ハーフワードアクセスが可
能です。
-
CPU ROM モード
フラッシュメモリのデータの読出しのみを行うモードです。ワードアクセスで
きます。ただし , このモードでは , データ書込み / 消去の自動アルゴリズムの起
動は行えません。
•
ROM ライタモード
ROM ライタからフラッシュメモリの読出し , 書込みおよび消去ができます ( 自動ア
ルゴリズム *) 。
*: 自動アルゴリズム =Embedded Algorithm
< 注意事項 >
本書では , フラッシュメモリを CPU モードで利用する場合について記載します。
ROM ライタからフラッシュメモリにアクセスする場合については , ご利用の ROM ライ
タの取扱い説明書を参照してください。
1078
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.2
MB91665 シリーズ
34.2 フラッシュメモリの構成
フラッシュメモリはブロック構成について説明します。
■ フラッシュメモリのブロックダイヤグラム
フラッシュメモリのブロックダイヤグラムを図 34.2-1 に示します。
図 34.2-1 フラッシュメモリのブロックダイヤグラム
CPU
RAM
XBS
フラッシュ
オンチップバス
レディ制御用
カウンタ
RDY
RESETX
BYTEX
アクセス制御
信号生成
OEX
WEX
XBS
フラッシュメモリ
CEX
アドレス変換
FA[19:0]
DIN[15:0]
データ処理
CM71-10158-1
DO[31:0]
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1079
第 34 章 フラッシュメモリ
34.2
MB91665 シリーズ
■ フラッシュメモリのセクタ構成
フラッシュメモリのセクタ構成を容量ごとに示します。
128K バイトのフラッシュメモリのメモリマップを図 34.2-2 に示します。
図 34.2-2 メモリマップ (128K バイトフラッシュメモリ )
0024 0000H
000F FFFFH
000F E000H
0020 0000H
SA3 (8KB)
SA2 (8KB)
000F C000H
001C 0000H
SA1 (8KB)
000F A000H
0018 0000H
SA0 (8KB)
000F 8000H
000F 7FFFH
0014 0000H
SA5 (32KB)
0010 0000H
フラッシュメモリ
128Kバイト
000F 0000H
000E 0000H
SA4 (64KB)
0004 0000H
000E 0000H
bit 31
bit 0
+0
+1
+2
+3
■ クロック
フラッシュメモリで使用するクロックを表 34.2-1 に示します。
表 34.2-1 フラッシュメモリで使用するクロック
クロック名
動作クロック
1080
内容
ソースクロック (SRCCLK)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.3
MB91665 シリーズ
34.3 フラッシュメモリのレジスタ
フラッシュメモリで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ フラッシュメモリのレジスタ一覧
フラッシュメモリのレジスタ一覧を表 34.3-1 に示します。
表 34.3-1 フラッシュメモリのレジスタ一覧
CM71-10158-1
レジスタ略称
FSTR
レジスタ名
FLASH ステータスレジスタ
34.3.1
FCTLR
FLASH 制御レジスタ
34.3.2
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
1081
第 34 章 フラッシュメモリ
34.3
34.3.1
MB91665 シリーズ
FLASH ステータスレジスタ (FSTR)
フラッシュメモリの状態を示すレジスタです。
FLASH ステータスレジスタ (FSTR) のビット構成を図 34.3-1 に示します。
図 34.3-1 FLASH ステータスレジスタ (FSTR) のビット構成
bit
属性
初期値
7
6
5
4
3
2
1
0
予約
R
予約
R
予約
R
予約
R
予約
R
予約
R
予約
R
FRDY
0
0
0
0
0
0
0
1
R
R:リードオンリ
[bit7 ∼ bit1]:予約ビット
書込み時
必ず "0" を書き込んでください。
読出し時
"0" が読み出されます。
[bit0]:FRDY ( フラッシュ動作ステータスビット )
自動アルゴリズムでフラッシュメモリのデータ書込み / 消去動作が実行中か完了して
いるかを示します。動作中の場合 , フラッシュメモリへデータを書き込んだりデータを
消去したりすることはできません。
読出し値
説明
0
動作中 ( データ書込み / 消去不可 )
1
動作完了 ( データ書込み / 消去可能 )
・マスク ROM 品の場合
常に "1" が読み出されます。
1082
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.3
MB91665 シリーズ
34.3.2
FLASH 制御レジスタ (FCTLR)
内蔵プログラムメモリへのアクセスを制御するレジスタです。
このレジスタについては , 「第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御」の「33.2.1 FLASH 制御
レジスタ (FCTLR)」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1083
第 34 章 フラッシュメモリ
34.4
MB91665 シリーズ
34.4 フラッシュメモリのアクセスモード
CPU からフラッシュメモリにアクセスする場合は次の 2 つのアクセスモードがあります。
• CPU プログラミングモード
• CPU ROM モード
■ 概要
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) の FWE ビットで設定できます。
•
CPU ROM モード (FWE=0)
フラッシュメモリのデータの読出しのみを行うモードです。ワードアクセスできる
ため , 32 ビット長のデータを一括で読み出せます。
ただし , このモードでは , データ書込み / 消去の自動アルゴリズムの起動は行えませ
ん。
< 注意事項 >
リセットが解除されるとこのモードが設定されます。
•
CPU プログラミングモード (FWE=1)
フラッシュメモリの読出し , およびデータ書込み / 消去ができるモードです。この
モードでは , ワードアクセスできないため , このモードで動作しているときはフ
ラッシュメモリ上のプログラムを実行することはできません。動作内容は次のとお
りです。
-
読出し時
ハーフワードでフラッシュメモリにアクセスして , 16 ビットのデータを一括で
読み出します。
-
コマンド書込み時
自動アルゴリズムを起動しデータ書込み / 消去を行います。自動アルゴリズムに
ついては , 「34.5 自動アルゴリズム」を参照してください。
< 注意事項 >
CPU が動作時にリセットが解除されると CPU ROM モードが設定されます。このモード
に設定したい場合は , リセット解除後 FWE ビットに "1" を書き込んでください。また ,
CPU プログラミングモード設定後にリセットが発生すると , FWE ビットが "0" に変わり
CPU ROM モードに戻ります。
1084
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.5
MB91665 シリーズ
34.5 自動アルゴリズム
CPU プログラミングモードを利用する場合 , フラッシュメモリへのデータ書込み / 消去は自
動アルゴリズムを起動して行います。
自動アルゴリズムについて説明します。
コマンドシーケンス
34.5.1
フラッシュメモリへ 1 回∼ 6 回連続でハーフワード (16 ビット ) のデータを書き込むと
自動アルゴリズムが起動します。これをコマンドとよびます。コマンドシーケンスを
表 34.5-1 に示します。
表 34.5-1 コマンドシーケンス
1 回目
2 回目
3 回目
4 回目
5 回目
6 回目
書込み
回数
Addr
Data
Addr
Data
Addr
Data
Addr
Data
Addr
Data
Addr
Data
リセット
1
FXXXXH
F0F0H
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
リセット
4
FAAAAH AAAAH F5556H
5555H FAAAAH F0F0H
--
--
--
--
--
--
データ
書込み
4
FAAAAH AAAAH F5556H
5555H FAAAAH A0A0H
PA
PD
--
--
--
--
チップ消去
6
FAAAAH AAAAH F5556H
5555H FAAAAH 8080H FAAAAH AAAAH F5556H 5555H FAAAAH 1010H
セクタ消去
6
FAAAAH AAAAH F5556H
5555H FAAAAH 8080H FAAAAH AAAAH F5556H 5555H
セクタ消去
一時停止
1
FXXXXH B0B0 H
--
--
--
--
--
--
--
セクタ消去
再開
1
FXXXXH
3030 H
--
--
--
--
--
--
連続モード
3
FAAAAH AAAAH F5556H
--
連続書込み
2
FXXXXH A0A0 H
連続モード
リセット
2
FXXXXH
コマンド
PA
5555H FAAAAH 2020H
PD
F0F0H
9090 H FXXXXH または
0000H
SA
3030H
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
--
PA:書込みアドレス SA:セクタアドレス (*) PA:アドレス PD:書込みデータ
< 注意事項 >
•
必ずハーフワードで書き込んでください。( アドレスは CPU モード時のアドレスを記
載しています )
•
不正なアドレスやデータを書き込んだ場合や , 書き込む順番を間違えた場合はフラッ
シュメモリは読出しモードにリセットされます。
セクタアドレスは下位 4 ビットが "2H, "6 H ", "AH", "E H " のいずれかを示す 32 ビット
•
アドレス空間の下位側を指定してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1085
第 34 章 フラッシュメモリ
34.5
MB91665 シリーズ
■ リセットコマンド
表 34.5-1 に記載されているリセットコマンドをフラッシュメモリ領域に連続して書き
込むとフラッシュメモリを読出し / リセット状態にできます。
書込みサイクルが 1 回だけのリセットコマンドと 4 回のリセットコマンドがあります
が , 本質的に違いはありません。
リセットコマンドを発行すると , フラッシュメモリは , 他のコマンドが発行されるまで
読出し / リセット状態を保ちます。
自動アルゴリズムの実行がタイミングリミットを超過した場合は , リセットコマンド
を発行してフラッシュメモリを読出し / リセット状態へ復帰させてください。読出し
サイクルでフラッシュメモリからデータを読み出してください。
実際の動作については , 「34.6.1 リセット動作」を参照してください。
< 注意事項 >
本デバイスに電源が投入されると , フラッシュメモリは自動的に読出し / リセット状態に
設定されます。この場合は , リセットコマンドを発行する必要はありません。コマンドが
正常に終了しなかった場合や自動アルゴリズムを初期化するときにリセットコマンドを
発行してください。
■ プログラム ( データ書込み ) コマンド
表 34.5-1 に記載されているデータ書込みコマンドをフラッシュメモリ領域に4回連続し
て書き込むと自動アルゴリズムを起動してフラッシュメモリにデータを書き込めます。
データの書込みはどのようなアドレスの順番でもセクタの境界を越えても行えます。
CPU プログラミングモードでは , ハーフワードで書込みを行います。
表 34.5-1 に記載されている 4 回目の書込みが終了すると , 自動アルゴリズムが起動し ,
フラッシュメモリへのデータ書込みが開始されます。
データ書込みのコマンドシーケンスを書き込んだあと , 外部からフラッシュメモリを
制御する必要はありません。
実際の動作については , 「34.6.2 データ書込み動作」を参照してください。
< 注意事項 >
•
4 回目の書込みコマンド ( 書込みデータサイクル ) を奇数番地に書き込むと , 書込みが
正しく行われません。必ず偶数番地に書き込んでください。
•
1 回のデータ書込みのコマンドシーケンスではハーフワードのデータ 1 つしか書き込
めません。複数のデータを書き込みたい場合は , 1 データに 1 度データ書込みのコマン
ドシーケンスを発行してください。
■ チップ消去コマンド
表 34.5-1 に記載されているチップ消去コマンドをフラッシュメモリ領域に 6 回連続し
て書き込むとフラッシュメモリの全セクタを一括で消去できます。
1086
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.5
MB91665 シリーズ
表 34.5-1 に記載されている 6 回目の書込みが終了すると , 自動アルゴリズムが起動し
チップ消去動作が開始されます。
チップ消去の自動アルゴリズムが起動するとチップ消去する前に , フラッシュメモリ
がチップ内のすべてのセルに "0" を書き込んで , マージンを検証 ( プリプログラム ) す
るため , チップ消去前に , フラッシュメモリに書込みを行う必要はありません。
また , マージン検証中は , 外部からフラッシュメモリを制御する必要はありません。
実際の動作については , 「34.6.3 チップ消去動作」を参照してください。
■ セクタ消去コマンド
表 34.5-1 に記載されているセクタ消去コマンドをフラッシュメモリ領域に 6 回連続し
て書き込むとフラッシュメモリのセクタを消去できます。
表 34.5-1 に記載されている 6 回目の書込みが終了し , 最短で 50μs 経過 ( タイムアウト
期間 ) すると , セクタ消去動作が開始されます。
複数のセクタを消去したい場合は , 50μs ( タイムアウト期間 ) 以内に消去するセクタの
アドレスにセクタ消去コード (3030H) を書き込んでください。セクタ消去コードが , タ
イムアウト期間内に入力されず , タイムアウト期間を過ぎてから入力された場合 , その
セクタ消去コードは無効になります。
セクタ消去の自動アルゴリズムが起動するとセクタ消去する前に , フラッシュメモリ
が消去するセクタのセルに "0" を書き込んで , マージンを検証 ( プリプログラム ) する
ため , セクタ消去前に , フラッシュメモリに書込みを行う必要はありません。
また , マージン検証中は , 外部からフラッシュメモリを制御する必要はありません。
実際の動作については , 「34.6.4 セクタ消去動作」を参照してください。
■ セクタ消去一時停止コマンド
セクタ消去中に , 表 34.5-1 に記載されているセクタ消去一時停止コマンドをフラッ
シュメモリ領域に書き込むとセクタ消去を一時停止し , 消去中以外のセクタからデー
タを読み出したり , データを書き込んだりできます。
セクタ消去コマンド後のタイムアウト期間に , このコマンドが発行されると , 直ちにタ
イムアウトを終了し消去動作を中止します。このコマンドが発行されてから実際にセ
クタ消去が停止するまでに最大で 20μs の時間がかかります。
実際の動作については , 「34.6.5 セクタ消去一時停止動作」を参照してください。
< 注意事項 >
このコマンドはセクタ消去中のみ有効です。チップ消去中やデータ書込み中にこのコマン
ドを発行しても無視されます。
■ セクタ消去再開コマンド
表 34.5-1 に記載されているセクタ消去再開コマンドをフラッシュメモリ領域に連続し
て書き込むとセクタ消去一時停止状態を解除し , セクタ消去を再開できます。
実際の動作については , 「34.6.6 セクタ消去再開動作」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1087
第 34 章 フラッシュメモリ
34.5
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
このコマンドはセクタ消去一時停止中のみ有効です。セクタ消去中にこのコマンドを発行
しても無視されます。
自動アルゴリズムの実行状態
34.5.2
フラッシュメモリでは , データ書込み / 消去を自動アルゴリズムで行うため , 自動アルゴリズ
ムが実行中かどうかを FLASH ステータスレジスタ (FSTR) の FRDY ビットで , 動作状態を
ハードウェアシーケンスフラグで確認できます。
FLASH ステータスレジスタ (FSTR) の FRDY ビットについては , 「34.3.1 FLASH ス
テータスレジスタ (FSTR)」を参照してください。
■ ハードウェアシーケンスフラグ
自動アルゴリズムの状態を示すフラグです。FLASH ステータスレジスタ (FSTR) の
FRDY ビットが "0" のときに , フラッシュメモリの任意のアドレスを読み出すと動作状
態を確認できます。
ハードウェアシーケンスフラグのビット構成を図 34.5-1 に示します。
図 34.5-1 ハードウェアシーケンスフラグのビット構成
ハーフワードアクセスの場合
bit
15
14
未定義
bit
未定義
13
12
11
10
9
8
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
未定義
7
6
5
4
3
2
1
0
DPOLL
TOGG
TLOV
未定義
SETI
未定義
未定義
未定義
6
5
4
3
2
1
0
TOGG
TLOV
未定義
SETI
未定義
未定義
未定義
バイトアクセスの場合
bit
7
DPOLL
< 注意事項 >
1088
•
ワードアクセスで読み出すことはできません。必ず , CPU プログラミングモードのと
きにハーフワードかバイトアクセスで読み出してください。
•
CPU ROM モードで任意のアドレスを読み出しても , ハードウェアシーケンスフラグ
を読み出すことはできません。
•
バイトアクセスで読み出すときは , 奇数アドレスを読み出してください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.5
MB91665 シリーズ
● 各ビットとフラッシュメモリの状態
ハードウェアシーケンスフラグの各ビットの状態とフラッシュメモリ状態の対応を表
34.5-2 に示します。
表 34.5-2 フラグとフラッシュメモリ状態の対応
DPOLL
状態
実行中
書込み中
セクタ消去
TOGG
反転
トグル
*1
データ
タイムアウト期間 1
トグル
0
消去期間
トグル
チップ消去
0
セクタ消去
一時停止中
1
読出し
( 消去一時停止中セ
クタ )
トグル
1
TLOV
SETI
0
0
0
1
0
1
0
1
0
0
読出し
データ *1 データ *1 データ *1 データ *1
( 消去一時停止中セ
クタ以外 )
書込み
反転デー トグル *2 1
( 消去一時停止中セ タ *1
クタ )
0
1
0
タイム
セクタ / チップ消去コマンド
リミット
超過
セクタ消去一時停止
反転デー トグル
タ *1
0
トグル
0
セクタ消去一時停止中の書込み
トグル
動作
1
1
1
1
*1 : 読み出される値については , 「● ビット説明」を参照してください。
*2 : 連続で読み出すと指定したアドレスに関係なく "1" と "0" を交互に出力するトグ
ル動作になります。
● ビット説明
[bit15 ∼ bit8]:未定義ビット
[bit7]:DPOLL ( データポーリングフラグ DQ7)
任意のアドレスを指定してハードウェアシーケンスフラグを読み出すと , データポー
リング機能で自動アルゴリズムが実行中かどうかをこのビットに示します。
読み出される値は動作状態によって異なります。
•
データ書込み時
-
データ書込み中:
最後に書き込まれたデータのbit7の値と逆の値 (反転データ) が読み出されます。
ハードウェアシーケンスフラグを読み出すために指定したアドレスにはアクセ
スされません。
-
データ書込み終了後:
ハードウェアシーケンスフラグを読み出すために指定したアドレスの bit7 の値
が読み出されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1089
第 34 章 フラッシュメモリ
34.5
•
•
•
MB91665 シリーズ
セクタ消去時
-
セクタ消去実行中:消去中のセクタから "0" が読み出されます。
-
セクタ消去後:必ず "1" が読み出されます。
チップ消去時
-
チップ消去実行中:必ず "0" が読み出されます。
-
チップ消去後:必ず "1" が読み出されます。
セクタ消去一時停止時
このビットとトグルビットフラグ DQ6(TOGG) を参照することでセクタ一時停止中
のセクタや消去中のセクタを確認できます。
-
消去一時停止読出しモード時に消去中セクタのアドレスを指定して読み出した
場合:
"1" が読み出されます。
-
消去一時停止読出しモード時に消去中セクタ以外のアドレスを指定して読み出
した場合:
指定したアドレスの bit7 の値が読み出されます。
-
消去一時停止書込みモード時に消去中セクタのアドレスを指定して読み出した
場合:
消去中セクタのデータの bit7 の値と逆の値 ( 反転データ ) が読み出されます。
< 注意事項 >
自動アルゴリズムを起動しているときは , 指定したアドレスのデータを読み出すことはで
きません。このビットで自動アルゴリズムの動作が終了していることを確認してから ,
データを読み出してください。
[bit6]:TOGG ( トグルビットフラグ DQ6)
任意のアドレスを指定してハードウェアシーケンスフラグを読み出すと , 自動アルゴ
リズムが実行中かどうかをこのビットで示します。
読み出される値は動作状態によって異なります。
1090
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.5
MB91665 シリーズ
•
データ書込み / セクタ消去 / チップ消去時
-
データ書込み / セクタ消去 / チップ消去中:
連続でこのビットを読み出すと , "1" と "0" が交互に読み出されます ( トグル動
作)。
ハードウェアシーケンスフラグを読み出すために指定したアドレスにはアクセ
スされません。
-
データ書込み / セクタ消去 / チップ消去終了後:
ハードウェアシーケンスフラグを読み出すために指定したアドレスの bit6 の値
が読み出されます。
•
セクタ消去一時停止時
-
消去中セクタのアドレスを指定して読み出した場合:"1" が読み出されます。
-
消去中セクタ以外のアドレスを指定して読み出した場合:
指定したアドレスの bit6 の値が読み出されます。
[bit5]:TLOV ( タイミングリミット超過フラグ DQ5)
任意のアドレスを指定してハードウェアシーケンスフラグを読み出すと , 自動アルゴ
リズムの実行時間がフラッシュメモリ内部で規定している時間 (内部パルスの回数) を
超過したかどうかをこのビットで示します。
読み出される値は動作状態によって異なります。
•
データ書込み / セクタ消去 / チップ消去時
次の値が読み出されます。
読出し値
説明
0
規定時間内
1
規定時間を超えている
このビットが "1" のときに , データポーリングフラグ DQ7(DPOLL) やトグルビットフ
ラグ DQ6(TOGG) が自動アルゴリズム実行中であることを示していると , 書込みや消去
に失敗したことになります。
例えば , フラッシュメモリでは "0" が書き込まれているデータを "1" に書き換えること
ができないため , "0" が書き込まれているアドレスに "1" を書き込もうとすると , フラッ
シュメモリがロックされ自動アルゴリズムが終了しません。この場合は , データポーリ
ングフラグ DQ7(DPOLL) の値は無効のままになり , トグルビットフラグ DQ6(TOGG)
からは "1" と "0" が交互に読み出され続けます。
この状態のまま規定時間を超えたときに , このビットが "1" に変わります。このビット
が "1" になった場合はリセットコマンドを発行してください。
< 注意事項 >
このビットが "1" の場合は , フラッシュメモリが正しく使用されなかったことを示してい
ます。フラッシュメモリの不良ではありません。
リセットコマンドを発行してから適切な処理を行ってください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1091
第 34 章 フラッシュメモリ
34.5
MB91665 シリーズ
[bit4]:未定義ビット
[bit3]:SETI ( セクタ消去タイマフラグ (DQ3))
セクタ消去時は , セクタ消去コマンドを発行してから実際にセクタ消去が開始される
までには , 最短で 50μs のタイムアウト期間が必要です。
任意のアドレスを指定してハードウェアシーケンスフラグを読み出すと , セクタ消去
コマンドのタイムアウト期間中かどうかをこのビットで示します。
読み出される値は動作状態によって異なります。
•
セクタ消去時:
セクタ消去時に次のセクタ消去コードを入力する前に , このビットを確認すること
で次のセクタ消去コードが受け付けられる状態かどうかを確認できます。
ハードウェアシーケンスフラグを読み出すために指定したアドレスにはアクセス
せず , 次の値が読み出されます。
読出し値
説明
0
セクタ消去タイムアウト期間中
次のセクタ消去コード (3030H) を受け付けられます。
1
セクタ消去タイムアウト期間を超過している *
* : このビットが "1" のときに , データポーリングフラグ DQ7(DPOLL) やトグルビット
フラグ DQ6(TOGG) が自動アルゴリズム実行中であることを示していると , フラッ
シュメモリ内部の消去が開始されています。この場合 , セクタ消去コード (3030H) や
消去一時停止コマンド以外のコマンドはフラッシュメモリ内部の消去が完了するま
で無視されます。
•
セクタ消去一時停止時
-
消去中セクタのアドレスを指定して読み出した場合:"1" が読み出されます。
-
消去中セクタ以外のアドレスを指定して読み出した場合:
指定したアドレスの bit3 の値が読み出されます。
[bit2 ∼ bit0]:未定義ビット
1092
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.6
MB91665 シリーズ
34.6 フラッシュメモリの動作説明
フラッシュメモリの動作について , コマンドごとに説明します。
■ 概要
フラッシュメモリは , 1 回∼ 6 回連続して書込みを行い , コマンドシーケンスを発行す
ることで , 自動アルゴリズムを起動して以下の操作を行えます。
•
リセット
•
データ書込み
•
チップ消去
•
セクタ消去
•
セクタ消去一時停止
•
消去再開
ハードウェアシーケンスフラグを利用して自動アルゴリズムの実行状態を確認できま
す。
コマンドおよび自動アルゴリズムの実行状態については「34.5 自動アルゴリズム」を
参照してください。
34.6.1
リセット動作
フラッシュメモリの読出し / リセット状態について説明します。
リセットコマンドをフラッシュメモリ領域に連続して発行するとフラッシュメモリを
読出し / リセット状態にできます。
この状態は , フラッシュメモリの初期状態です。電源を投入したときやコマンドが正常
終了すると , フラッシュメモリは常に読出し / リセット状態に戻ります。電源投入時は
リセットコマンドを発行する必要はありません。また , 読出し / リセット状態では通常
の読出しアクセスでデータを読み出したり , CPU からプログラムアクセスしたりでき
るため , データを読み出すときにリセットコマンドを発行する必要はありません。
リセットコマンドについては , 「34.5 自動アルゴリズム」を参照してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1093
第 34 章 フラッシュメモリ
34.6
34.6.2
MB91665 シリーズ
データ書込み動作
フラッシュメモリへのデータ書込み動作について説明します。
■ データ書込み動作
次の順番でデータ書込みを行います。
1. データ書込みコマンドをフラッシュメモリ領域に連続して発行する
自動アルゴリズムが起動されフラッシュメモリへデータが書き込まれます。
データ書込みコマンド発行後は外部からフラッシュメモリを制御する必要はあり
ません。
2. データ書込みを行ったアドレスにリードアクセスする
読み出したデータはハードウェアシーケンスフラグになります。そのため , 読み出
したデータのデータポーリングフラグ DQ7 (DPOLL) が書き込んだ値と一致してい
ると , フラッシュメモリへのデータ書込みが終了したことになります。
データ書込みが終了していない場合は , 最後に書き込んだデータの bit7 の値と逆の
値 ( 反転データ ) が読み出されます。
1094
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.6
MB91665 シリーズ
フラッシュメモリへのデータ書込み動作例を図 34.6-1 に示します。
図 34.6-1 データ書込み手順例
書込み開始
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) の FWE
ビットでフラッシュへの書込みを許可
(FWE=1) と , FSZ1,FSZ0 ビットの値を退
避後に 16 ビットに設定 (FSZ1,FSZ0=01)
書込みコマンドシーケンス
FAAAAH
←
AAAAH
F5556H
←
5555H
FAAAAH
←
A0A0H
書込みアドレス 書込みデータ
内部アドレス読出し
データポーリング
(DPOLL ビット )
次のアドレス
データ
反転データ
0
タイミングリミット
(TLOV ビット )
1
内部アドレス読出し
反転データ
データポーリング
(DPOLL ビット )
データ
書込みエラー
最終アドレス
NO
YES
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) の FWE
ビットでフラッシュへの書込みを禁止
(FWE=0) と , FSZ1,FSZ0 ビットを退避
していた値に戻す
書込み完了
:ハードウェアシーケンスフラグで確認
データ書込みが終了すると , フラッシュメモリは読出し / リセット状態に戻ります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1095
第 34 章 フラッシュメモリ
34.6
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
•
データ書込みコマンドについては , 「34.5 自動アルゴリズム」を参照してください。
•
ハードウェアシーケンスフラグのデータポーリングフラグ DQ7(DPOLL) は , タイミン
グリミット超過フラグ DQ5(TLOV) とほぼ同時に値が変わることがあるのでタイミン
グリミット超過フラグ DQ5(TLOV) が "1" の場合でも再度確認する必要があります。
•
ハードウェアシーケンスフラグのトグルビットフラグ DQ6(TOGG) は , タイミングリ
ミット超過フラグ DQ5(TLOV) が "1" に変わるとほぼ同時にトグル動作を停止する場合
があります。そのため , タイミングリミット超過フラグ DQ5(TLOV) が "1" の場合でも
トグルビットフラグ DQ6(TOGG) を再度確認する必要があります。
•
フラッシュメモリへは, どのようなアドレスの順番でも, またセクタの境界を越えても
書き込めますが , 1 回のデータ書込みコマンドシーケンスではハーフワードのデータ 1
つしか書き込めません。複数のデータを書き込みたい場合は , 1 データに 1 度データ書
込みコマンドシーケンスを発行してください。
■ データ書込み上の注意
•
一度, "0"が書き込まれたデータを"1"に戻すことはできません。
"0"を"1"に書き換え
ると , データポーリングアルゴリズムにより素子が不良と判定され , 以下のいずれ
かになります。
-
書込み規定時間を超え , ハードウェアシーケンスフラグのタイミングリミット
超過フラグ DQ5(TLOV) が "1" に変わる
-
"1" が書き込まれたように見える
ただし , "1" が書き込まれたように見えた場合でも , 実際のデータは '0' のままのた
め読出し / リセット状態でデータを読み出すと "0" が読み出されます。データを "1"
に戻したい場合は , チップ消去かセクタ消去を行ってください。
•
データ書込み動作中はフラッシュメモリに書き込まれたすべてのコマンドが無視
されます。
•
データ書込み中に本デバイスがリセットされた場合は , 書き込んでいるデータは保
証されません。
1096
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.6
MB91665 シリーズ
チップ消去動作
34.6.3
フラッシュメモリのセクタを一括して消去できます。セクタを一括して消去することをチッ
プ消去といいます。
チップ消去コマンドをフラッシュメモリ領域に連続して書き込むと自動アルゴリズム
を起動して , 全セクタを一括で消去できます。
チップ消去コマンドについては , 「34.5 自動アルゴリズム」を参照してください。
1. チップ消去コマンドをフラッシュメモリ領域に連続して発行する
自動アルゴリズムが起動されフラッシュメモリの全セクタの消去が開始されます。
2. 任意のアドレスにリードアクセスする
読み出したデータはハードウェアシーケンスフラグになります。そのため , 読み出
したデータのデータポーリングフラグ DQ7(DPOLL) が "1" だと , チップ消去が終了
したことになります。
チップ消去に必要な時間は「セクタ消去時間×全セクタ数+チップ書込み時間 ( プリ
プログラム ) 」となります。
チップ消去動作が終了すると , フラッシュメモリは読出し / リセット状態に戻ります。
< 注意事項 >
チップ消去の自動アルゴリズムが起動するとチップ消去する前に , フラッシュメモリが
チップ内のすべてのセルに "0" を書き込んで , マージンを検証 ( プリプログラム ) するた
め , チップ消去前に , フラッシュメモリに書込みを行う必要はありません。
また , マージン検証中は外部からフラッシュメモリを制御する必要もありません。
34.6.4
セクタ消去動作
フラッシュメモリ内のセクタを選択して , 選択したセクタのデータのみを消去できます。複
数のセクタを同時に指定することもできます。
次の順番でセクタ消去を行います。
1. セクタ消去コマンドをフラッシュメモリ領域に連続して発行する
最短で 50μs 経過 ( タイムアウト期間 ) すると , 自動アルゴリズムによりセクタ消去
動作が開始されます。
複数のセクタを消去したい場合は, 50μs (タイムアウト期間) 以内に消去するセクタ
のアドレスに消去コード (3030H) を書き込んでください。タイムアウト期間経過後
に書き込むと , その消去コード (3030H) が無効になります。
2. 任意のアドレスにリードアクセスする
読み出したデータはハードウェアシーケンスフラグになります。データポーリング
フラグ DQ7(DPOLL) は , セクタ消去コマンドの書込み直後から , タイムアウト期間
の間 "1" を示し , セクタ消去タイマフラグ DQ3(SETI) が "1" になるのと , ほぼ同時に
"0" になります。その後 , セクタ消去の自動アルゴリズムが終了すると , "1" になり
ます。そのため , 読み出したデータのデータポーリングフラグ DQ7 (DPOLL) が "1"
だと , セクタ消去が終了したことになります。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1097
第 34 章 フラッシュメモリ
34.6
MB91665 シリーズ
また , トグルビットフラグ DQ6(TOGG) を利用してセクタ消去が完了したかどうか
を確認することもできます。確認動作にトグルビットフラグ DQ6(TOGG) を使用し
た場合を例にとって , セクタ消去手順例を図 34.6-2 に示します。
図 34.6-2 セクタ消去手順例
消去開始
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) の FWE
ビットでフラッシュの消去を許可 (FWE
=1) と , FSZ1,FSZ0 ビットの値を退避後
に 16 ビットに設定 (FSZ1,FSZ0=01)
セクタ消去コマンドシーケンス
←
AAAAH
FAAAAH
F5556H
←
5555H
FAAAAH
←
8080H
FAAAAH
←
AAAAH
F5556H
←
5555H
消去するセクタに
消去コード (3030H) を書き込む
YES
⑥消去セクタへ
コード入力 (30H)
他に消去する
セクタがある ?
NO
内部アドレス読出し
内部アドレス読出し 1
0
内部アドレス読出し 2
セクタ消去タイマ
(DQ3)
内部アドレス読出し
1 と 2 の TOGG ビットの
値が同じ ?
1
消去指定の追加が 50μs 以
内になされなかった。
残りをやり直すフラグを立
て , いったん消去を終える。
YES
NO
0
タイミングリミット超過
(TLOV ビット )
1
内部アドレス読出し 1
内部アドレス読出し 2
NO
内部アドレス読出し
1 と 2 の TOGG ビットの
値が同じ ?
YES
消去完了
残りやり直し
フラグ
YES
NO
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) の FWE
ビットでフラッシュの消去を禁止
(FWE=0) と , FSZ1,FSZ0 ビットを退避
していた値に戻す
消去完了
:ハードウェアシーケンスフラグで確認
1098
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.6
MB91665 シリーズ
セクタ消去に必要な時間は「 ( セクタ消去時間+セクタ書込み時間 ( プリプログラム ))
×セクタ数」となります。
セクタ消去動作が終了すると , フラッシュメモリは読出し / リセット状態に戻ります。
本シリーズでは , 機能上の制約により , セクタ消去コマンド発行後にデータポーリング
フラグ DQ7(DPOLL) は 40 ∼ 160μs の期間 "1" を示してから , "0" に変化します。セク
タ消去が終了するとデータポーリングフラグ DQ7(DPOLL) は "1" を示します。
セクタ消去のときのデータポーリングフラグ DQ7(DPOLL) の制約事項の内容と回避方
法については「34.7 データポーリングフラグ (DQ7) の制約事項と回避方法」を参照し
てください。
< 注意事項 >
•
セクタ消去コマンドについては , 「34.5 自動アルゴリズム」を参照してください。
•
消去するセクタを指定するときは , 下位 4 ビットが 2H, 6 H, A H, E H のいずれかのアド
レス (32 ビット下位側 ) を指定してください。
•
ハードウェアシーケンスフラグのデータポーリングフラグ DQ7(DPOLL) は , タイミン
グリミット超過フラグ DQ5(TLOV) とほぼ同時に値が変わることがあるのでタイミン
グリミット超過フラグ DQ5(TLOV) が "1" の場合でも再度確認する必要があります。
•
ハードウェアシーケンスフラグのトグルビットフラグ DQ6(TOGG) は , タイミングリ
ミット超過フラグ DQ5(TLOV) が "1" に変わるのとほぼ同時にトグル動作を停止する場
合があります。そのため , タイミングリミット超過フラグ DQ5(TLOV) が "1" の場合で
もトグルビットフラグ DQ6(TOGG) を再度確認する必要があります。
•
タイムアウト期間を含むセクタ消去中に , セクタ消去コード / 消去一時停止コマンド以
外のコマンドを発行すると , フラッシュメモリが読出し / リセット状態になります。
この場合, フラッシュメモリがリセットされるので, セクタ消去コマンドが無効になり
ます。
セクタ消去を行う場合は , 最初からセクタ消去コマンドを発行しなおしてください。
•
セクタ消去の自動アルゴリズムが起動すると, セクタ消去する前に, フラッシュメモリ
が消去するセルに "0" を書き込んで , マージンを検証 ( プリプログラム ) するため , セ
クタ消去前に , フラッシュメモリに書込みを行う必要はありません。
また , マージン検証中は外部からフラッシュメモリを制御する必要もありません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1099
第 34 章 フラッシュメモリ
34.6
MB91665 シリーズ
セクタ消去一時停止動作
34.6.5
セクタ消去を一時停止して消去中以外のセクタ内からデータを読み出したり , データを書き
込んだりできます。セクタ消去が一時停止されると , セクタ消去再開コマンドが発行される
までセクタ消去一時停止状態を保持します。
セクタ消去停止中に , セクタ消去一時停止コマンドをフラッシュメモリ領域に書き込
むと , セクタ消去を一時停止し , 違うセクタからデータを読み出したり , データを書き
込んだりできます。
本書では , セクタ消去一時停止中に他のセクタからデータを読み出すことをセクタ消
去一時停止読出し , 他のセクタにデータを書き込むことをセクタ消去一時停止書込み
といいます。
■ セクタ消去一時停止動作
次の順番でセクタ消去を一時停止します。
1. セクタ消去のタイムアウト期間∼セクタ消去中の間にセクタ消去一時停止コマン
ドをフラッシュメモリ領域に書き込む
タイムアウト期間中にコマンドを発行した場合は , 直ちにタイムアウトを終了し ,
消去動作を中止します。
セクタ消去中はコマンドを発行した場合は , 実際にセクタ消去が停止するまでに最
大で 20μs の時間がかかります。
2. 書込みアドレスかセクタ消去一時停止を行ったアドレスにリードアクセスする
読み出したデータはハードウェアシーケンスフラグになります。そのため , 読み出
したデータのデータポーリングフラグ DQ7 (DPOLL) とトグルビットフラグ DQ6
(TOGG) から "1" が読み出されると , セクタ消去が終了したことになります。
また , セクタ消去が停止すると , FLASH ステータスレジスタ (FSTR) の FRDY ビッ
トが "1" に変わります。
< 注意事項 >
•
セクタ消去一時停止コマンドについては , 「34.5 自動アルゴリズム」を参照してくだ
さい。
•
消去を一時停止できるのは , セクタ消去のタイムアウト期間∼セクタ消去中のみです。
チップ消去を一時停止することはできません。また , セクタ消去一時停止中に再度セ
クタ消去一時停止コマンドを発行しても無視されます。
■ セクタ消去一時停止後の状態
● セクタ消去一時停止読出しモード
セクタ消去が一時停止されると , セクタ消去一時停止中以外のセクタを通常と同じ動
作で読み出すことができます。この状態をセクタ消去一時停止読出しモードといいま
す。
1100
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.6
MB91665 シリーズ
< 注意事項 >
セクタ消去一時停止中のセクタは読み出すことができません。セクタ消去一時停止中のセ
クタを読み出すと , ハードウェアシーケンスフラグが読み出されます。ハードウェアシー
ケンスフラグを読み出した場合は , 読み出したデータの各ビットの値が次のようになりま
す。
•
データポーリングフラグ DQ7(DPOLL) とトグルビットフラグ DQ6(TOGG) :"1"
● セクタ消去一時停止書込みモード
セクタ消去一時停止読出しモードでプログラム ( 書込み ) コマンドを発行すると , セク
タ消去一時停止中以外のセクタにデータを書き込めるようになります。この状態をセ
クタ消去一時停止書込みモードといいます。
書込み動作は通常と同じです。必ずハーフワードで書き込んでください。
< 注意事項 >
•
セクタ消去一時停止中のセクタに書き込むことはできません。
セクタ消去一時停止書込みモード時 , セクタ消去一時停止中のセクタを読み出すと ,
ハードウェアシーケンスフラグが読み出されます。ハードウェアシーケンスフラグを
読み出した場合は , 読み出したデータの各ビットの値が次のようになります。
- トグルビットフラグ DQ6(TOGG) :
•
連続で読み出すと "1" と "0" が交互に読み
出されるトグル動作
セクタ消去一時書込みモード時 , セクタ消去一時停止中以外のセクタからデータを読
み出すと , bit7 には実際の値の反転値が読み出されます。
セクタ消去再開動作
34.6.6
セクタ消去一時停止中にセクタ消去を再開する動作について説明します。
セクタ消去を一時停止中に , 任意のアドレスにセクタ消去再開コマンドを発行すると
セクタ消去を再開できます。
セクタ消去再開コマンドが発行されると , セクタ消去一時停止中のセクタの消去動作
が開始されます。
セクタ消去再開コマンドについては , 「34.5 自動アルゴリズム」を参照してください。
< 注意事項 >
セクタ消去再開コマンドは , セクタ消去一時停止中のみ有効です。セクタ消去中にセクタ
消去再開コマンドを発行しても無視されます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1101
第 34 章 フラッシュメモリ
34.7
MB91665 シリーズ
34.7 データポーリングフラグ (DQ7) の制約事項
と回避方法
本シリーズでは , セクタ消去時の自動アルゴリズム実行時のデータポーリングフラグ (DQ7)
の使用方法に制約があります。本節では , 制約事項の内容と回避方法について説明します。
■ 制約事項による不具合内容
データポーリングフラグ (DQ7) は , 自動アルゴリズム実行が進行中もしくは終了状態
であることを , データポーリング機能によって知らせるためのフラグです。この DQ7
の本来の動作は , 図 34.7-1 に示すとおり , 自動アルゴリズム起動時にセクタ消去コマン
ド発行後 , "0" を出力し , 消去完了後 "1" に戻ります。DQ7 のポーリングアルゴリズム
では , この "1" 出力をもって消去完了を示します。
本シリーズでは , DQ7 はセクタ消去コマンド発行後から 50 ∼ 160 μs の間 "1" を出力し
続け , その後に "0" を出力し , 消去完了後 "1" に戻ります。このために , セクタ消去の
ポーリングを , セクタ消去コマンド発行直後の "1" 出力期間内から始めると , 実際は消
去開始前であるにもかかわらず , 消去が完了したように誤判定する可能性があります。
セクタ消去コマンド受付後 , DQ7 が "1" から "0" になるタイミングは , セクタ消去タイ
ムアウト期間を示すセクタ消去タイマフラグ (DQ3) が "0" から "1" になるタイミングと
同じです。
図 34.7-1 データポーリングフラグ (DQ7) の実際の動作
セクタ消去コマンドの
最後の30Hをライト
消去完了
内部の書込み
信号
直後のリードから
DQ7 (本来)
50~160 μ s
DQ7(不具合)
DQ3
消去が完了したように誤判定した結果 , 誤判定後の不具合動作の例としては , 以下が考
えられます。
(1) CPU が命令 / データをフェッチしようとしてもフラッシュメモリからはシーケンス
フラグの値が読み出されるため , 正常にプログラムの値が読めず , 暴走や異常動作
を起こす可能性があります。
(2) 誤ってセクタ消去完了判定した後 , 次のコマンドを発行すると , 最初のコマンドが
キャンセルされて読出し状態に戻ったり , 次のコマンドが受け付けられない可能性
があります。
1102
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.7
MB91665 シリーズ
■ 不具合の回避方法
以下のいずれかの方法で不具合を回避してください。
● トグルビットフラグ (DQ6) を用いたポーリング
図 34.6-2 に示しますように , DQ6 を使用して自動アルゴリズムの状態を判定してくだ
さい。
トグルビットフラグ (DQ6) は , データポーリングフラグ (DQ7) と同様に , 主に自動アル
ゴリズム実行が進行中 , もしくは終了状態であることをトグルビット機能によって知
らせるためのフラグです。
● セクタ消去タイムアウト期間が過ぎた後で DQ7 のポーリングを開始
セクタ消去コマンド発行後 , ソフトウェアにて 160 μs 以上待つか , DQ3=1( セクタ消去
タイムアウト期間終了 ) を待ってから DQ7 のポーリングを開始してください。図 34.72 に , セクタ消去コマンド発行後に DQ3 を使用した場合の判定方法を示します。
図 34.7-2 セクタ消去タイマフラグ (DQ3) による不具合回避方法
P
内部アドレスリード
0
セクタ消去タイマ
フラグDQ3は?
1
内部アドレスリード
データポーリング
フラグDQ7は?
1
0
0
タイミングリミット
超過フラグDQ5は?
1
内部アドレスリード
0
データポーリング
フラグDQ7は?
1
消去エラー
CM71-10158-1
セクタ消去終了
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1103
第 34 章 フラッシュメモリ
34.7
MB91665 シリーズ
● ハードウェアシーケンスフラグの 8 ビットを使用したデータポーリング
DQ7 だけのポーリングを使って判定する代わりに , ハードウェアシーケンスフラグの
8 ビットを使ったデータポーリングによって判定してください。
図 34.7-3 に , セクタ消去コマンド発行後に 8 ビットデータポーリングを使用した場合
の判定方法を示します。
図 34.7-3 8 ビットデータポーリングによる不具合回避方法
P
内部アドレスリード
Data (DQ0~DQ7)?
FFH
FFH以外
0
タイミングリミット
超過フラグDQ5は?
1
内部アドレスリード
FFH以外
Data (DQ0~DQ7)?
FFH
消去エラー
1104
セクタ消去終了
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 34 章 フラッシュメモリ
34.8
MB91665 シリーズ
34.8 フラッシュメモリの使用上の注意
フラッシュメモリを使用する際は , 次の点に注意してください。
•
データ書込み中に本デバイスがリセットされた場合は , 書き込んでいるデータは保
証されません。
•
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) の FWE ビットで CPU プログラミングモードを設定
(FWE=1) したときは , フラッシュメモリ上のプログラムを実行しないでください。
正常な値を取り出せずにプログラムが暴走します。
FLASH 制御レジスタについては ,「第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御」の「33.2.1
FLASH 制御レジスタ (FCTLR)」を参照してください。
•
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) の FWE ビットで CPU プログラミングモードを設定
(FWE=1) し , フラッシュメモリ上に割込みベクタテーブルがある場合は , 割込み要
求を発生させないでください。正常な値を取り出せずにプログラムが暴走します。
FLASH 制御レジスタについては ,「第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御」の「33.2.1
FLASH 制御レジスタ (FCTLR)」を参照してください
•
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) の FWE ビットで CPU プログラミングモードを設定
(FWE=1) した場合 , サブランモードおよび低消費電力モードには遷移しないでくだ
さい。
FLASH 制御レジスタについては ,「第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御」の「33.2.1
FLASH 制御レジスタ (FCTLR)」を参照してください
•
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) の FWE ビットで CPU ROM モードを設定 (FWE=0) し
た場合は , フラッシュメモリに書込みを行わないでください。
FLASH 制御レジスタについては ,「第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御」の「33.2.1
FLASH 制御レジスタ (FCTLR)」を参照してください
•
FLASH 制御レジスタ (FCTLR) の FWE ビットで CPU プログラミングモードを設定
(FWE=1) した場合 , フラッシュメモリへの書込みは必ずハーフワードで行ってくだ
さい。バイト書込みはしないでください。
FLASH 制御レジスタについては ,「第 33 章 内蔵プログラムメモリ制御」の「33.2.1
FLASH 制御レジスタ (FCTLR)」を参照してください
•
フラッシュメモリへ連続で書込みを行わないでください。連続で書込みを行う場合
は , 必ず "NOP"1 命令以上あけるようにしてください。
•
フラッシュメモリに書き込んだ後は , 必ずダミーの読出しをしてから実際に読み出
したいデータを読み出してください。書込み直後にデータを読み出しても , 読出し
値は保証できません。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1105
第 34 章 フラッシュメモリ
34.8
1106
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 35 章 ワイルドレジスタ
ワイルドレジスタの機能と動作について説明しま
す。
35.1 ワイルドレジスタの概要
35.2 ワイルドレジスタの構成
35.3 ワイルドレジスタのレジスタ
35.4 ワイルドレジスタの動作説明と設定手順例
35.5 ワイルドレジスタの使用上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1107
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.1
MB91665 シリーズ
35.1 ワイルドレジスタの概要
ワイルドレジスタとは , パッチ対象アドレスのデータを置換する機能です。
本製品はワイルドレジスタを 16 チャネル内蔵しており , 16 組のパッチ対象アドレスと置き
換えデータを設定できます。
■ 概要
ワイルドレジスタ機能を利用すると , 指定したアドレスのメモリ内容 ( 命令コード /
データ ) をあらかじめ決めてあるレジスタ内のデータに置き換えて読み出せます。
この機能を利用すると , フラッシュメモリ /ROM の内容を書き換えることなく , 読み出
されるデータを修正できます。
1108
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.2
MB91665 シリーズ
35.2 ワイルドレジスタの構成
ワイルドレジスタの構成を示します。
•
ワイルドレジスタアドレスレジスタ (WRAR00 ∼ WRAR15)
ワイルドレジスタ機能を利用して , 修正するデータがあるアドレスを指定するレジ
スタです。
•
ワイルドレジスタデータレジスタ (WRDR00 ∼ WRDR15)
置き換えるデータを設定するレジスタです。
•
ワイルドレジスタデータイネーブルレジスタ (WREN)
ワイルドレジスタ機能の動作を許可 / 禁止するレジスタです。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1109
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.3
MB91665 シリーズ
35.3 ワイルドレジスタのレジスタ
ワイルドレジスタで使用するレジスタの構成と機能について説明します。
■ ワイルドレジスタのレジスタ一覧
ワイルドレジスタのレジスタ一覧を表 35.3-1 に示します。
表 35.3-1 ワイルドレジスタのレジスタ一覧 ( 1 / 2 )
チャネル レジスタ略称
レジスタ名
参照先
WREN
共通
ワイルドレジスタデータイネーブルレジスタ 35.3.3
0
WRAR00
35.3.1
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 00
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
1110
WRDR00
ワイルドレジスタデータレジスタ 00
35.3.2
WRAR01
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 01
35.3.1
WRDR01
ワイルドレジスタデータレジスタ 01
35.3.2
WRAR02
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 02
35.3.1
WRDR02
ワイルドレジスタデータレジスタ 02
35.3.2
WRAR03
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 03
35.3.1
WRDR03
ワイルドレジスタデータレジスタ 03
35.3.2
WRAR04
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 04
35.3.1
WRDR04
ワイルドレジスタデータレジスタ 04
35.3.2
WRAR05
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 05
35.3.1
WRDR05
ワイルドレジスタデータレジスタ 05
35.3.2
WRAR06
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 06
35.3.1
WRDR06
ワイルドレジスタデータレジスタ 06
35.3.2
WRAR07
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 07
35.3.1
WRDR07
ワイルドレジスタデータレジスタ 07
35.3.2
WRAR08
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 08
35.3.1
WRDR08
ワイルドレジスタデータレジスタ 08
35.3.2
WRAR09
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 09
35.3.1
WRDR09
ワイルドレジスタデータレジスタ 09
35.3.2
WRAR10
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 10
35.3.1
WRDR10
ワイルドレジスタデータレジスタ 10
35.3.2
WRAR11
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 11
35.3.1
WRDR11
ワイルドレジスタデータレジスタ 11
35.3.2
WRAR12
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 12
35.3.1
WRDR12
ワイルドレジスタデータレジスタ 12
35.3.2
WRAR13
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 13
35.3.1
WRDR13
ワイルドレジスタデータレジスタ 13
35.3.2
WRAR14
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 14
35.3.1
WRDR14
ワイルドレジスタデータレジスタ 14
35.3.2
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.3
MB91665 シリーズ
表 35.3-1 ワイルドレジスタのレジスタ一覧 ( 2 / 2 )
チャネル レジスタ略称
レジスタ名
15
WRAR15
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 15
WRDR15
CM71-10158-1
ワイルドレジスタデータレジスタ 15
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
参照先
35.3.1
35.3.2
1111
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.3
MB91665 シリーズ
ワイルドレジスタアドレスレジスタ
(WRAR00 ∼ WRAR15)
35.3.1
ワイルドレジスタ機能を利用して , 修正するデータがあるアドレスを指定するレジスタです。
WRAR21 ∼ WRAR2 ビットの値が実際のアドレスと比較されます。このレジスタに設定した
アドレスのメモリ内容を読み出すと, 実際のメモリ内容ではなく, ワイルドレジスタデータレ
ジスタ (WRDR00 ∼ WRDR15) に設定した値が読み出されます。
ワイルドレジスタアドレスレジスタ (WRAR00∼WRAR15) のビット構成を図 35.3-1に
示します。
図 35.3-1 ワイルドレジスタアドレスレジスタ (WRAR00 ∼ WRAR15) のビット構成
bit 31
属性
初期値
22 21
2 1
0
未定義
WRAR21 ∼ WRAR2
未定義
−
X
R/W
−
X
X
R/W:リード / ライト可能
−:未定義
X:不定
< 注意事項 >
•
アドレスはワード単位で指定してください。
•
ワイルドレジスタの動作が許可されているときは , このレジスタは読み出せません。読
み出した場合の値は不定です。
このレジスタにアドレスを設定するプログラムは , 内蔵のフラッシュメモリ /ROM 領
域以外に配置してください。
•
•
1112
設定するアドレスが重ならないようご注意ください。アドレスが重なった場合の読出
し値は不定になります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.3
MB91665 シリーズ
ワイルドレジスタデータレジスタ
(WRDR00 ∼ WRDR15)
35.3.2
置 き 換 え る デ ー タ を 設 定 す る レ ジ ス タ で す。ワ イ ル ド レ ジ ス タ ア ド レ ス レ ジ ス タ
(WRAR00 ∼WRAR15) で指定したアドレスのメモリ内容を読み出すと, 実際のメモリ内容で
はなく , このレジスタに設定した値が読み出されます。
ワイルドレジスタデータレジスタ (WRDR00∼WRDR15) のビット構成を図 35.3-2に示
します。
図 35.3-2 ワイルドレジスタデータレジスタ (WRDR00 ∼ WRDR15) のビット構成
bit 31
0
WRDR31 ∼ WRDR0
R/W
属性
X
初期値
R/W:リード / ライト可能
X:不定
< 注意事項 >
•
このレジスタにはワードデータを設定してください。
•
ワイルドレジスタの動作が許可されているときは , このレジスタは読み出せません。読
み出した場合の値は不定です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1113
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.3
MB91665 シリーズ
ワイルドレジスタデータイネーブルレジスタ
(WREN)
35.3.3
ワイルドレジスタ機能の動作を許可 / 禁止するレジスタです。
ワイルドレジスタデータイネーブルレジスタ (WREN) のビット構成を図 35.3-3 に示し
ます。
図 35.3-3 ワイルドレジスタデータイネーブルレジスタ (WREN) のビット構成
bit
15
0
WREN15 ∼ WREN0
R/W
属性
0
初期値
R/W:リード / ライト可能
X:不定
[bit15 ∼ bit0]:WREN15 ∼ WREN0 ( 動作許可ビット )
対応するチャネルのワイルドレジスタ機能の動作を許可 / 禁止します。
WREN15 ビットが ch.15, WREN14 ビットが ch.14•••WREN0 ビットが ch.0 に対応してい
ます。
書込み値
説明
0
動作を禁止します。
1
動作を許可します。
< 注意事項 >
フラッシュメモリの自動アルゴリズム実行中は , ワイルドレジスタ機能の動作を有効にし
ないでください。
自動アルゴリズムが動作していることは , フラッシュステータスレジスタ (FSTR) の
FRDY ビットで確認できます (FRDY=0) 。
1114
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.4
MB91665 シリーズ
35.4 ワイルドレジスタの動作説明と設定手順例
ワイルドレジスタの動作について説明します。また , 動作するための設定手順例も示します。
35.4.1
ワイルドレジスタの動作
次の設定がされている場合を例に , ワイルドレジスタの動作を図 35.4-1 示します。
•
ワイルドレジスタアドレスレジスタ (WRAR00 ∼ WRAR15) に 0008 7654H 番地を設
定
•
ワイルドレジスタデータレジスタ (WRDR00 ∼ WRDR15) の値:0123 4567H
•
フラッシュメモリ /ROM の 0008 7654H 番地の値:7654 3210H
図 35.4-1 ワイルドレジスタの動作
フラッシュメモリ /ROM
ワイルドレジスタアドレスレジスタ (WRAR00 ∼ WRAR15)
0008 7654H 番地
アドレス
0008 7654H
7654 3210H
( 命令コード / データ )
ワイルドレジスタデータレジスタ (WRDR00 ∼ WRDR15)
0123 4567H
( 置き換え命令コード / データ )
読み出される
無視される
CPU がフラッシュメモリ /ROM の 0008 7654H 番地に格納されているデータを読み出そ
うとすると , 0008 7654H 番地の値である "7654 3210H" の代わりに , ワイルドレジスタ
データレジスタ (WRDR0 ∼ WRDR15) に設定されている値 "0123 4567H" が読み出され
ます。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1115
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.5
MB91665 シリーズ
35.5 ワイルドレジスタの使用上の注意
ワイルドレジスタを使用する際は , 次の点に注意してください。
■ プログラムで設定する場合の注意
•
ワイルドレジスタアドレスレジスタ (WRAR00 ∼ WRAR15) にアドレスを設定する
プログラムは , 内蔵のフラッシュメモリ /ROM 領域以外に配置してください。
•
ワイルドレジスタアドレスレジスタ (WRAR00 ∼ WRAR15) に設定するアドレスが
重ならないようご注意ください。アドレスが重なった場合 , 読出し値は不定になり
ます。
•
フラッシュメモリの自動アルゴリズム実行中は , ワイルドレジスタ機能の動作を有
効にしないでください。自動アルゴリズムが動作していることは , フラッシュス
テータスレジスタ (FSTR) の FRDY ビットで確認できます (FRDY=0) 。
■ 動作に関する注意
•
ワイルドレジスタアドレスレジスタ (WRAR00 ∼ WRAR15) およびワイルドレジス
タデータレジスタ (WRDR00 ∼ WRDR15) はビッグエンディアン方式で読み出され
ます。
•
16 ビット長命令を超える命令 (32/48 ビット長命令 ) が配置されているアドレスにワ
イルドレジスタを設定すると , CPU が正しく命令を解釈せず誤動作する場合があり
ます。32/48 ビット長命令が配置されているアドレスにワイルドレジスタを設定す
る場合は , 命令の途中に設定しないでください。
32/48 ビット長命令の場合の動作を示します。
1. 32 ビット長命令 (LDI:20) の場合 例 )LDI:20 #0x12345,r0(9B102345H)
図 35.5-1 0004 0000H 番地に配置されている場合のメモリマップ
bit
アドレス
0004 0000H
0004 0004H
-
31 ∼ 24
23 ∼ 16
15 ∼ 8
7∼0
+0
+1
+2
+3
9B10
2345
ワイルドレジスタ機能をしない場合 (WREN=0000)
置換後のデータ:9B10 2345
◎ R0 に 0001 2345 H が設定される。
-
下位 16 ビットを "INT" 命令に置換する場合
(WRAR00=0004 0004, WRDR00=1FF4 ????, WREN=0001)
置換後のデータ:9B10 1FF4
1116
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.5
MB91665 シリーズ
▼ 1FF4H を命令ではなく LDI:20 の即値データとして解釈するため , R0 に 0001
1FF4H が設定される。
-
上位 16 ビットを INT 命令に置換する場合
(WRAR00=0004 0000, WRDR00=???? 1FF4, WREN=0001)
置換後のデータ:1FF4 2345
◎ 1FF4H を命令として解釈する。
▼次の 2345H を LDI:20 の即値データとしてではなく , 命令として解釈する。
2. 48 ビット長命令 (LDI:32) の場合 例 )LDI:32 #0x12345678,r0(9F8012345678H)
図 35.5-2 0004 0000H/0004 0004H 番地に配置されている場合のメモリマップ
bit
31 ∼ 24
23 ∼ 16
15 ∼ 8
7∼0
+0
+1
+2
+3
アドレス
0004 0000H
9F80
5678
0004 0004H
-
1234
ワイルドレジスタ機能をしない場合 (WREN = 0000)
置換後のデータ:9F80 1234 5678
◎ R0 に 12345678 H が設定される。
-
0004 0000H 番地の下位 16 ビットを INT 命令に置換する場合
(WRAR00=0004 0000, WRDR00=9F80 1FF4, WREN=0001)
置換後のデータ:9F80 1FF4 5678
▼ 1FF4H を命令ではなく LDI:32 の即値データとして解釈するため , R0 に 1FF4
5678H が設定される。
-
0004 0004H 番地の上位 16 ビットを INT 命令に置換する場合
(WRAR00=0004 0004, WRDR00=1FF4 ????, WREN=0001)
置換後のデータ:9F80 1234 1FF4
▼ 1FF4H を命令ではなく LDI:32 の即値データとして解釈するため , R0 に 1234
1FF4 H が設定される。
-
0004 0000H 番地の上位 16 ビットを INT 命令に置換する場合
(WRAR00=0004 0004, WRDR00=1FF4 1234, WREN=0001)
置換後のデータ:1FF4 1234 5678
◎ 1FF4H を命令として解釈する。
▼次の 1234H と 5678H を LDI:32 の即値データとしてではなく , 命令として解釈
する。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1117
第 35 章 ワイルドレジスタ
35.5
1118
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 36 章 シリアル書込み
接続
MB91F66x は , フラッシュメモリのシリアルオン
ボード書込み ( 富士通セミコンダクター標準 ) に対
応しています。
本章では , フラッシュメモリのシリアル書込みにつ
いて , 富士通セミコンダクター製シリアルプログラ
マを用いた場合の基本構成を説明します。
36.1 富士通セミコンダクター製シリアルプログラマ
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1119
第 36 章 シリアル書込み接続
36.1
MB91665 シリーズ
36.1 富士通セミコンダクター製シリアルプログラマ
富士通セミコンダクター製シリアルプログラマ ( ソフトウェア ) は , 富士通セミコンダクター
製のフラッシュメモリ内蔵マイコン全製品を対象にしたオンボードプログラミングツールで
す。
本シリアルプログラマは , PC との I/F (RS-232C, USB) により , 2 種類のツールを用意してい
ますので , 環境に合わせてご利用いただけます。
なお , MB91F66x は USB ファンクションを搭載しておりますので , USB- シリアル変換をす
ることなくパソコンとマイコンをダイレクトに接続してオンボード書込みすることが可能で
す。
■ FUJITSU SEMICONDUCTOR MCU Programmer( クロック非同期
シリアル書込み ) の基本構成
FUJITSU SEMICONDUCTOR MCU Programmer は , パソコンとマイコンを RS-232C ケー
ブルで接続し , クロック非同期シリアル通信によりユーザシステムに実装されている
マイコン内蔵フラッシュメモリへデータの書込みを行います。
FUJITSU SEMICONDUCTOR MCU Programmer の基本構成を図 36.1-1, システム構成を
表 36.1-1 に示します。
図 36.1-1 FUJITSU SEMICONDUCTOR MCU Programmer の基本構成
※
ユーザシステム
RS-232C
※ RS-232C のドライバ IC が別途必要です。
表 36.1-1 FUJITSU SEMICONDUCTOR MCU Programmer のシステム構成
名称
FUJITSU
SEMICONDUCTOR
MCU Programmer
型格
−
仕様
ソフト (Webよりダウンロード可能 (登録制) ) *
* 登録は営業部門までお問い合わせください。
1120
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 36 章 シリアル書込み接続
36.1
MB91665 シリーズ
接続例を図 36.1-2 に示します。
図 36.1-2 FUJITSU SEMICONDUCTOR MCU Programmer の接続例
MB91F66x
Vcc
MD1
シリアル書込み時 0
10 kΩ
シリアル書込み時 1
MD0
X0
X1
シリアル書込み時 0
RS-232C
ドライバ
PH3
INIT
10 kΩ
P76/SIN0
10 kΩ
P75/SOUT0
RS-232C
Vss
プルアップ抵抗値は一例です。システムごとに最適な抵抗値を選択してください。
表 36.1-2 クロック非同期シリアル通信時の入力可能な発振周波数と通信ボーレート
原発振周波数
4MHz
CM71-10158-1
通信ボーレート
9600bps
8MHz
19200bps
16MHz
38400bps
24MHz
57600bps
48MHz
115200bps
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1121
第 36 章 シリアル書込み接続
36.1
MB91665 シリーズ
■ FUJITSU SEMICONDUCTOR USB Programmer ( クロック同期シリ
アル書込み ) の基本構成
FUJITSU SEMICONDUCTOR USB Programmer は , パ ソ コ ン と マ イ コ ン を ア ダ プ タ
(MB2146-09A-E) で接続し , クロック同期シリアル通信によりマイコン内蔵フラッシュ
メモリへデータの書込みを行います。
FUJITSU SEMICONDUCTOR USB Programmer の基本構成を図 36.1-3, システム構成を
表 36.1-3 に示します。
図 36.1-3 FUJITSU SEMICONDUCTOR USB Programmer の基本構成
CLK 同期シリアル
USB
アダプタ
(MB2146-09A-E)
ユーザシステム
表 36.1-3 FUJITSU SEMICONDUCTOR USB Programmer のシステム構成
名称
型格
仕様
FUJITSU
SEMICONDUCTOR
USB Programmer
−
ソフト
(Web よりダウンロード可能 ( 登録制 ) ) *
アダプタ
MB2146-09A-E
F2MC ファミリ BGM アダプタ
( 付属品:USB ケーブル )
* 登録は営業部門までお問い合わせください。
1122
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 36 章 シリアル書込み接続
36.1
MB91665 シリーズ
接続例を図 36.1-4 に示します。
図 36.1-4 FUJITSU SEMICONDUCTOR USB Programmer の接続例
MB91F66x
Vcc
山一電機製コネクタ
FAP-10-08#4-0BS
MD1
シリアル書込み時 0
1, 10
山一電機製コネクタ
FAP-10-08#4-0BS
インデックスマーク
9 pin
10 kΩ
シリアル書込み時 1
1 pin
10 pin
MD0
2 pin
X0
(TOP VIEW)
X1
BGM
マイコン
コネクタ 端子
1
Vcc
BGM
マイコン端子
コネクタ
6
P77/SCK0
2
GND
7
P76/SIN0
3
INIT
8
未接続
4
未接続
9
GND ( 未接続でも OK)
5
P75/
SOUT0
10
Vcc ( 未接続でも OK)
シリアル書込み時 0
PH3
3
INIT
7
P76/SIN0
10 kΩ
5
P75/SOUT0
6
P77/SCK0
2, 9
Vss
プルアップ抵抗値は一例です。システムごとに最適な抵抗値を選択してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1123
第 36 章 シリアル書込み接続
36.1
MB91665 シリーズ
■ FUJITSU USB DIRECT Programmer(USB シリアル書込み ) の
基本構成
FUJITSU USB DIRECT Programmer は , パソコンとマイコンを USB ケーブルで接続し ,
USB 通信モードによりユーザシステムに実装されているマイコン内蔵フラッシュメモ
リへデータの書込みを行います。
FUJITSU USB DIRECT Programmer の基本構成を図 36.1-5, システム構成を表 36.1-4 に
示します。
図 36.1-5 FUJITSU USB DIRECT Programmer の基本構成
USB シリアル通信
USB
ユーザシステム
表 36.1-4 FUJITSU USB DIRECT Programmer のシステム構成
名称
FUJITSU USB DIRECT
Programmer
−
型格
ソフト (Web よりダウンロード可能
( 登録制 ) ) *
仕様
USB ケーブル
−
市販品
* 登録は営業部門までお問い合わせください。
接続例については FUJITSU USB DIRECT Programmer のマニュアル (HELP) をご確認く
ださい。
1124
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 36 章 シリアル書込み接続
36.1
MB91665 シリーズ
FUJITSU USB DIRECT Programmer の接続例 ( 自己電源使用時 ) を図 36.1-6 に示します。
図 36.1-6 FUJITSU USB DIRECT Programmer の接続例 ( 自己電源使用時 )
MB91F66x
Vcc
MD1
シリアル書込み時 0
10kΩ
MD0
シリアル書込み時 1
4MHz or 48MHz
X0
10kΩ
シリアル書込み時 1
ユーザ回路
シリアル書込み
USB通信モード
4MHz時 0
48MHz時 1
P75
X1
10k Ω
P77
10 kΩ
USB
コネクタ
INIT
Vbus
PH3
51kΩ
UDM
D-
100kΩ
1.5kΩ
27Ω
PH2
10Ω
UDP
D+
27Ω
GND
Vss
プルアップ・プルダウン抵抗値は一例です。システムごとに最適な抵抗値を選択してください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1125
第 36 章 シリアル書込み接続
36.1
MB91665 シリーズ
FUJITSU USB DIRECT Programmer の接続例 ( バス電源使用時 ) を図 36.1-7 に示します。
図 36.1-7 FUJITSU USB DIRECT Programmer の接続例 ( バス電源使用時 )
MB91F66x
Vcc
MD1
シリアル書込み時 0
10kΩ
シリアル書込み時 1
MD0
レギュレータ
3.3V出力
4MHz or 48MHz
シリアル書込み時 1
10kΩ
ユーザ回路
シリアル書込み
USB通信モード
4MHz時 0
48MHz時 1
X0
P75
X1
10k Ω
P50
10kΩ
USB
コネクタ
INIT
Vbus
PH3
51kΩ
UDM
D-
27Ω
100kΩ
1.5kΩ
10Ω
PH2
UDP
D
D+
27Ω
Vss
GND
プルアップ・プルダウン抵抗値は一例です。システムごとに最適な抵抗値を選択してください。
1126
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 36 章 シリアル書込み接続
36.1
MB91665 シリーズ
36.1.1
使用する端子
表 36.1-5 使用する端子
端子
機能
MD1, MD0 モード端子
X0, X1
発振用端子
補足説明
MD1=L, MD0=H に設定し , SOUT0=H の状態で
リセットすると (INIT:L → H), シリアル書込
みモードとなります。
なお , プルアップ / プルダウン抵抗を付ける場
合は , 配線の引き回しをしないでください。
シリアル書込みモード時に使用可能な 原ク
ロック周波数は『データシート』を参照してく
ださい。
( クロック非同期通信の場合は制限がありま
す。詳細は表 36.1-2 をご確認ください。)
P75/SOUT0 シリアル書込みモード 外部にプルアップ抵抗を付加し , リセット解除
起動端子 /UART シリア 後にレベルを"H"にすることでシリアル書込み
ルデータ出力端子
モードが起動します。
通信モードを UART とした場合 , シリアル書込
みモードが起動し , 通信が開始された時点でシ
リアルデータ出力端子となります。
通信モードを USB とした場合 , プルアップ状
態を保持したままで出力動作は行いません。
P76/SIN0
クロック同期・非同期選 通信を開始するまでの本端子の入力レベルを
択端子 /UART シリアル "H" にするとクロック非同期通信モードとな
データ入力端子
り , "L" にするとクロック同期通信モードとな
ります。シリアル書込みモードが起動し通信が
開始された時点で , UART シリアルデータ入力
端子として使用します。
P77/SCK0 シリアルクロック入出 通信モードをクロック同期通信とした場合 ,
力端子
シリアルクロック入出力端子となります。
通信モードを USB とした場合 , 原発振の周波
数を設定します。
P77=L : 原発振 4MHz
P77=H : 原発振 48MHz
P50/CS0
CM71-10158-1
PH3
通信モード選択端子
PH2
UDP 用プルアップ制御 通信モードを USB とした場合 , USB(+) 側のプ
端子
ルアップ制御を行います。
PH2=L:プルアップ抵抗接続
PH2=H:プルアップ抵抗切断
UDP
USB 入出力端子
通信モードを USB とした場合 , USB( + ) 側の
入出力端子となります。
UDM
USB 入出力端子
通信モードを USB とした場合 , USB( − ) 側の
入出力端子となります。
INIT
リセット端子
―
VCC
電源電圧供給端子
書込み時マイコンの電圧はユーザシステムか
ら供給してください。
VSS
GND 端子
―
シリアル書き込みモードに移行するリセット
時の本端子の入力レベルにより通信モードを
決定します。H のときは USB 通信モードとなり ,
L のときは UART 通信モードとなります。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1127
第 36 章 シリアル書込み接続
36.1
1128
MB91665 シリーズ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 37 章 デバイスの取扱い
について
本製品の使用上の注意について説明します。
37.1 デバイス取扱い上の注意
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1129
第 37 章 デバイスの取扱いについて
37.1
MB91665 シリーズ
37.1 デバイス取扱い上の注意
本製品を使用する際は , 次の点に注意してください。
■ デバイスの取扱い上の注意事項
半導体デバイスは , ある確率で故障します。また , 半導体デバイスの故障は , 使用さ
れる条件 ( 回路条件 , 環境条件 など ) によっても大きく左右されます。
以下に , 半導体デバイスをより信頼性の高い状態で使用していただくために , 注意・
配慮しなければならない事項について説明します。
1. 設計上の注意事項
ここでは , 半導体デバイスを使用して電子機器の設計を行う際に注意すべき事項に
ついて述べます。
•
絶対最大定格の遵守
絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイス
を破壊する可能性があります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないよ
うご注意ください。
•
推奨動作条件の遵守
推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の
規格値は , すべてこの条件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用し
てください。この条件を超えて使用すると , 信頼性に悪影響を及ぼすことがありま
す。
データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証し
ていません。記載されている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営
業部門までご相談ください。
•
端子の処理と保護
半導体デバイスには , 電源および各種入出力端子があります。これらに対して以下
の注意が必要です。
(1) 過電圧・過電流の防止
各端子に最大定格を超える電圧・電流が印加されると , デバイスの内部に劣化
が生じ , 著しい場合には破壊に至ります。機器の設計の際には , このような過電
圧・過電流の発生を防止してください。
(2) 出力端子の保護
出力端子を電源端子または他の出力端子とショートしたり , 大きな容量負荷を
接続すると大電流が流れる場合があります。この状態が長時間続くとデバイス
が劣化しますので , このような接続はしないようにしてください。
1130
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 37 章 デバイスの取扱いについて
37.1
MB91665 シリーズ
(3) 未使用入力端子の処理
インピーダンスの非常に高い入力端子は , オープン状態で使用すると動作が不
安定になる場合があります。適切な抵抗を介して電源端子やグランド端子に接
続してください。
•
ラッチアップ
半導体デバイスは, 基板上にP 型とN 型の領域を形成することにより構成されます。
外部から異常な電圧が加えられた場合, 内部の寄生PNPN 接合 ( サイリスタ構造) が
導通して , 数 100 mA を超える大電流が電源端子に流れ続けることがあります。こ
れをラッチアップとよびます。この現象が起きるとデバイスの信頼性を損ねるだけ
でなく , 破壊に至り発熱・発煙・発火の恐れもあります。これを防止するために ,
以下の点にご注意ください。
(1) 最大定格以上の電圧が端子に加わることがないようにしてください。
異常なノイズ , サージなどにも注意してください。
(2) 電源投入シーケンスを考慮し , 異常な電流が流れないようにしてください。
•
安全などの規制と規格の遵守
世界各国では , 安全や 電磁妨害などの各種規制と規格が設けられています。お客様
が機器を設計するに際しては , これらの規制と規格に適合するようお願いします。
•
フェイル・セーフ設計
半導体デバイスは , ある確率で故障が発生します。半導体デバイスが故障しても ,
結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよう , お客様は , 装置の
冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願い
します。
•
用途に関する注意
マニュアルに記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用
などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されています。極めて高
度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響
を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途 ( 原子力施設における
核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制
御 , 生命維持のための医療機器 , 兵器システムにおけるミサイル発射制御をいう ), な
らびに極めて高い信頼性が要求される用途 ( 海底中継器 , 宇宙衛星をいう ) に使用
されるよう設計・製造されたものではありません。当社は , これらの用途に当該製
品が使用されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますので
ご了承ください。
2. パッケージ実装上の注意事項
パッケージには , リード挿入形と表面実装形があります。いずれの場合も , はんだ
付け時の耐熱性に関する品質保証は , 当社の推奨する条件での実装に対してのみ適
用されます。実装条件の詳細については営業部門までお問い合わせください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1131
第 37 章 デバイスの取扱いについて
37.1
•
MB91665 シリーズ
リード挿入形
リード挿入形パッケージのプリント板への実装方法は , プリント板へ直接はんだ付
けする方法とソケットを使用してプリント板に実装する方法とがあります。
プリント板へ直接はんだ付けする場合は , プリント板のスルーホールにリード挿入
後 , 噴流はんだによるフローはんだ方法 ( ウェーブソルダリング法 ) が一般的に使
用されます。この場合 , はんだ付け実装時には , 通常最大定格の保存温度を上回る
熱ストレスがリード部分に加わります。当社の実装推奨条件で実装してください。
ソケット実装方法でご使用になる場合, ソケットの接点の表面処理とIC のリードの
表面処理が異なるとき , 長時間経過後 , 接触不良を起こすことがあります。このた
め, ソケットの接点の表面処理とIC のリードの表面処理の状態を確認してから実装
することをお勧めします。
•
表面実装形
表面実装形パッケージは , リード挿入形と比較して , リードが細く薄いため , リード
が変形し易い性質をもっています。また , パッケージの多ピン化に伴い , リードピッ
チも狭く , リード変形によるオープン不良や , はんだブリッジによるショート不良
が発生しやすいため , 適切な実装技術が必要となります。
当社ははんだリフロー方法を推奨し , 製品ごとに実装条件のランク分類を実施して
います。当社推奨のランク分類に従って実装してください。
•
鉛フリーパッケージ
BGA パッケージの Sn-Ag-Cu 系ボール品を Sn-Pb 共晶はんだにて実装した場合 , 使
用状況により接合強度が低下することがありますのでご注意願います。
•
半導体デバイスの保管について
プラスチックパッケージは樹脂でできているため , 自然の環境に放置することによ
り吸湿します。吸湿したパッケージに実装時の熱が加わった場合 , 界面剥離発生に
よる耐湿性の低下やパッケージクラックが発生することがあります。以下の点にご
注意ください。
(1) 急激な温度変化のある所では製品に水分の結露が起こります。このような環境
を避けて , 温度変化の少ない場所に保管してください。
(2) 製品の保管にはドライボックスの使用を推奨します。相対湿度 70 %RH 以下 , 温
度 5 °C ∼ 30 °C で保管をお願いします。ドライパッケージを開封した場合に
は湿度 40 % ∼ 70 %RH を推奨いたします。
(3) 当社では必要に応じて半導体デバイスの梱包材として防湿性の高いアルミラミ
ネート袋を用い , 乾燥剤としてシリカゲルを使用しております。半導体デバイ
スはアルミラミネート袋に入れて密封して保管してください。
(4) 腐食性ガスの発生する場所や塵埃の多い場所は避けてください。
•
ベーキングについて
吸湿したパッケージはベーキング ( 加熱乾燥 ) を実施することにより除湿すること
が可能です。ベーキングは , 当社の推奨する条件で実施してください。
条件:125 °C/24 時間
1132
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 37 章 デバイスの取扱いについて
37.1
MB91665 シリーズ
•
静電気
半導体デバイスは静電気による破壊を起こしやすいため , 以下の点についてご注意
ください。
(1) 作業環境の相対湿度は 40 % ∼ 70 %RH にしてください。
除電装置 ( イオン発生装置 ) の使用なども必要に応じて検討してください。
(2) 使用するコンベア , 半田槽 , 半田ゴテ , および周辺付帯設備は大地に接地してく
ださい。
(3) 人体の帯電防止のため , 指輪または腕輪などから高抵抗 (1 MΩ 程度 ) で大地に
接地したり , 導電性の衣服・靴を着用し , 床に導電マットを敷くなど帯電電荷を
最小限に保つようにしてください。
(4) 治具 , 計器類は , 接地または帯電防止化を実施してください。
(5) 組立完了基板の収納時 , 発泡スチロールなどの帯電し易い材料の使用は避けて
ください。
3. 使用環境に関する注意事項
半導体デバイスの信頼性は , 前述のとおり周囲温度とそれ以外の環境条件にも依存
します。ご使用にあたっては , 以下の点にご注意ください。
(1) 湿度環境
高湿度環境下での長期の使用は , デバイス自身だけでなくプリント基板などに
もリーク性の不具合が発生する場合があります。高湿度が想定される場合は , 防
湿処理を施すなどの配慮をお願いします。
(2) 静電気放電
半導体デバイスの直近に高電圧に帯電したものが存在すると , 放電が発生し誤
動作の原因となることがあります。このような場合 , 帯電の防止または放電の
防止の処置をお願いします。
(3) 腐食性ガス , 塵埃 , 油
腐食性ガス雰囲気中や , 塵埃 , 油などがデバイスに付着した状態で使用すると ,
化学反応によりデバイスに悪影響を及ぼす場合があります。このような環境下
でご使用の場合は , 防止策についてご検討ください。
(4) 放射線・宇宙線
一般のデバイスは , 設計上 , 放射線 , 宇宙線にさらされる環境を想定しておりま
せん。したがって , これらを遮蔽してご使用ください。
(5) 発煙・発火
樹脂モールド型のデバイスは , 不燃性ではありません。発火物の近くでは , ご使
用にならないでください。発煙・発火しますと , その際に毒性を持ったガスが
発生する恐れがあります。
その他 , 特殊な環境下でのご使用をお考えの場合は , 営業部門にご相談ください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1133
第 37 章 デバイスの取扱いについて
37.1
MB91665 シリーズ
■ デバイス使用上の注意
● 電源端子について
VCC・VSS 端子が複数ある場合 , デバイス設計上はラッチアップなどの誤動作を防
止するためにデバイス内部で同電位にすべきものどうしを接続してありますが , 不
要輻射の低減・グランドレベルの上昇によるストローブ信号の誤動作の防止・総出
力電流規格を遵守などのために , 必ずそれらすべてを外部で電源およびグランドに
接続してください。また , 電流供給源からできる限り低インピーダンスで本デバイ
スの VCC, VSS 端子に接続するような配慮をお願いします。
さらに , 本デバイスの近くで , VCC と VSS 端子の間に 0.1μF 程度のセラミックコン
デンサをバイパスコンデンサとして接続することをお勧めします。
● 水晶発振回路について
X0, X1 端子の近辺のノイズは本デバイスの誤動作のもととなります。X0 と X1 端
子および水晶発振子さらにグランドへのバイパスコンデンサはできる限り近くに
配置するようにプリント板を設計してください。
また , X0, X1 端子の回りをグランドで囲むようなプリント板アートワークは安定し
た動作を期待できますので , 強くお勧めします。
● 外部クロック使用時の注意
外部クロックを使用する場合は , X0 端子のみを駆動し , X1 端子は開放としてくだ
さい。
図 37.1-1 外部クロック使用例 ( 通常 )
MB91665 シリーズ
X0
開放
1134
X1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 37 章 デバイスの取扱いについて
37.1
MB91665 シリーズ
● C 端子について
本シリーズはレギュレータを内蔵しており , C 端子にはレギュレータ用に 4.7 μF 程
度のバイパスコンデンサを必ず入れてください。
図 37.1-2 C 端子の使用例
C
MB91665シリーズ
4.7 µF
VSS
GND
● MD0, MD1 ( モード端子 ) について
モード端子 (MD0, MD1) は VCC 端子または VSS 端子に直接接続してください。内蔵
Flash 書き換えなどの目的で , モード端子レベルを変更できるようにプルアップま
たはプルダウンをする場合には , ノイズによりデバイスが意図せずテストモードに
入るのを防止するため , プルアップまたはプルダウンに使用する抵抗値はできるだ
け低く抑えると共に, モード端子からVCC 端子またはVSS 端子への距離を最小にし,
できるだけ低インピーダンスで接続するようにプリント基板を設計してください。
● 電源投入順序について
•
電源投入直後は, 内部レギュレータ+発振回路の発振安定待ち時間を確保するため,
INIT端子への "L" レベル入力をレギュレータ電圧安定待ち時間+振動子の発振時間
+メイン発振安定待ち時間の間持続してください。
•
電源を投入 / 切断する際は , 次の順番で投入 / 切断を行ってください。
投入時:VCC ⇒ AVCC ⇒ AVRH
切断時:AVRH ⇒ AVCC ⇒ VCC
•
リセットの解除 (INIT 端子を "L" レベル→ "H" レベル ) は , 電源が安定している状態
で行ってください。
● PLL クロックモード動作中の注意について
本デバイスで PLL クロック (PLLCLK) を選択しているときに発振子が外れたり , ク
ロック入力が停止したりすると , PLL 内部の自励発振回路の自走周波数で動作を継
続し続ける場合があります。この動作は保証外の動作です。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1135
第 37 章 デバイスの取扱いについて
37.1
MB91665 シリーズ
■ プログラムステータスレジスタ (PS) に関する注意事項
一部の命令でプログラムステータスレジスタ (PS) を先行処理しているため , 次の例外
動作により , デバッガ使用時に割込み処理ルーチンでブレークしたり , プログラムス
テータスレジスタ (PS) 内のフラグの表示内容が更新されたりする場合があります。い
ずれの場合も , EIT から復帰後以降に , 正しく再処理を行うように設計されていますの
で , EIT 前後の動作は仕様どおりの処理を行います。
1. 次の 1 ∼ 3 のいずれかが DIV0U/DIV0S 命令の直前の命令で発生すると ,
1. ユーザ割込みを受け付けた
2. ステップ実行を行った
3. データイベントまたはエミュレータメニューにてブレークした
以下の動作を行うことがあります。
-
D0, D1 フラグが , 先行して更新されます。
-
EIT 処理ルーチン ( ユーザ割込み・またはエミュレータ ) を実行します。
-
EITから復帰後, DIV0U/DIV0S命令が実行され, D0, D1フラグが1.と同じ値に更新
されます。
2. ユーザ割込み要求が発生している状態で , 割込みを許可するために ORCCR/STILM/
MOV Ri, PS の各命令が実行されると , 以下のような動作を行います。
-
プログラムステータスレジスタ (PS) が先行して更新されます。
-
EIT 処理ルーチン ( ユーザ割込みまたはエミュレータ ) を実行します。
-
EIT から復帰後 , 上記命令が実行され , プログラムステータスレジスタ (PS) が 1.
と同じ値に更新されます。
1136
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
第 37 章 デバイスの取扱いについて
37.1
MB91665 シリーズ
■ デバッガ関連の注意事項
● RETI 命令のステップ実行
ステップ実行する際 , 割込みが頻繁に発生する環境下では , 該当割込み処理ルーチ
ンだけを繰り返して実行します。その結果 , メインルーチンや割込みレベルの低い
プログラムの実行が行われなくなります。( 例えば , ベースタイマの割込みを許可し
ていた場合 , RETI をステップ実行すると , 必ずベースタイマのルーチンの先頭でブ
レークすることになります )
該当割込み処理ルーチンのデバッグが不要になった段階で , 該当割込みを禁止して
ください。
● ブレーク機能
ハードウェアブレーク ( イベントブレーク含む ) の対象アドレスが現在のシステム
スタックポインタのアドレスや , スタックポインタを含む領域に設定されている
と , ユーザプログラムに実際のデータアクセス命令がないにもかかわらず, 1命令実
行後にブレークしてしまいます。
回避するために , システムスタックポインタのアドレスを含む領域に対する ( ワー
ド ) アクセスを , ハードウェアブレーク ( イベントブレーク含む ) の対象に設定しな
いでください。
● 内蔵 ROM ( フラッシュメモリ , マスク ROM)
•
エバチップ使用時の注意事項
-
内蔵ROM領域をDMAコントローラ (DMAC) の転送先に設定しないでください。
-
内蔵ROM領域をDMAコントローラ (DMAC) の転送先に設定した場合, DMAC転
送中にブレークが発生すると , 内蔵 ROM 領域が書きかえられるおそれがありま
す。
-
内蔵 ROM 領域を DMA コントローラ (DMAC) の転送元とすることは可能です。
● オペランドブレークについて
DSU のオペランドブレークとして設定している領域にスタックポインタがあると
誤動作の原因となります。システムスタックポインタのアドレスを含む領域に対す
るアクセスを , データイベントブレークの対象にしないでください。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1137
第 37 章 デバイスの取扱いについて
37.1
1138
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
MB91665 シリーズ
CM71-10158-1
付録
I/O マップ , レジスタ一覧 , CPU の状態における端
子状態および FR80 ファミリ CPU の命令一覧につ
いて説明します。
付録 A I/O マップ
付録 B レジスタ一覧
付録 C 割込みベクタ
付録 D CPU の状態における端子状態
付録 E 命令一覧
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1139
付録 A I/O マップ
付録 A
MB91665 シリーズ
I/O マップ
メモリ空間領域と周辺機能の各レジスタの対応を示します。
■ I/O マップの見かた
図 A-1 I/O マップの見かた
レジスタ
アドレス
周辺機能
+0
+1
+2
+3
0000 0000H
PDR0 [R/W] B, H
XXXXXXXX
PDR1 [R/W] B, H
XXXXXXXX
PDR2 [R/W] B, H
XXXXXXXXXXX
PDR3 [R/W] B, H
XXXXXXXX
0000 003CH
WDTCR0 [R/W] B, H
-0--0000
WDTCPR0 [R/W] B, H
00000000
--
ウォッチドッグタイマ
ENIR0 [R/W] B, H, W
00000000
ELVR0 [R/W] B, H, W
00000000 00000000
外部割込み制御部 0 ∼ 7
0000 0040H EIRR0 [R/W] B, H, W
000 0000
リセット後のレジスタ初期値
ポートデータレジスタ
--:予約領域
"1" :初期値 "1"
"0" :初期値 "0"
"X" :初期値 不定
"-"
:予約ビットまたは未定義ビット
アクセス単位
B :バイト
H :ハーフワード
W :ワード
リード / ライトの属性
"R" :リードオンリのビットが存在することを示します。
"R/W" :リード / ライト可能なビットが存在することを示します。
"W" :ライトオンリのビットが存在することを示します。
レジスタ名 (1 コラムのレジスタが 4n 番地 , 2 コラム目が 4n+2 番地・・・)
最左のレジスタ番地 ( ワードアクセスした場合は , 1 コラム目のレジスタがデータの MSB 側になる
< 注意事項 >
•
データアクセスを行う際 , アクセスサイズにより以下のとおりのアドレスとしてくだ
さい。
- ワードアクセス:アドレスは 4 の倍数 ( 最下位 2 ビットは "00B")
- ハーフワードアクセス:アドレスは 2 の倍数 ( 最下位ビットは "0B")
- バイトアクセス:−
•
1140
予約領域にはアクセスしないでください。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 1 / 14 )
レジスタ
アドレス
+0
+1
+2
+3
0000 0000H
PDR0 [R/W] B,H
XXXXXXXX
PDR1 [R/W] B,H
XXXXXXXX
PDR2 [R/W] B,H
XXXXXXXX
⎯
0000 0004H
⎯
PDR5 [R/W] B,H
XXXXXXXX
PDR6 [R/W] B,H
XXXXXXXX
PDR7[R/W] B,H
XXXXXXXX
0000 0008H
PDR8 [R/W] B,H
XXXXXXXX
⎯
⎯
0000 000CH
0000 0010H
⎯
0000 0014H
PDRK [R/W] B
----XXXX
ブロック
PDRH [R/W] B,H
----XXXX
ポートデータ
レジスタ
⎯
⎯
0000 0018H
⎯
∼
0000 001CH
0000 0020H
⎯
∼
0000 0038H
0000 003CH
WDTCR0[R/W] B,H WDTCPR0[R/W] B,H
-0--0000
00000000
0000 0040H
EIRR0[R/W] B,H,W
00000000
0000 0044H
DICR [R/W] B
-------0
ENIR0[R/W] B,H,W
00000000
予約領域
⎯
ウォッチ
ドッグタイマ
ELVR0[R/W] B,H,W
00000000 00000000
外部割込み
制御部 0 ∼ 7
⎯
遅延割込み
0000 0048H
TMRLRA0 [R/W] H
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMR0 [R] H
XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 004CH
TMRLRB0 [R/W] H
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSR0 [R/W] H
--000000 --000000
0000 0050H
TMRLRA1 [R/W] H
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMR1 [R] H
XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0054H
TMRLRB1 [R/W] H
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSR1 [R/W] H
--000000 --000000
0000 0058H
TMRLRA2 [R/W] H
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMR2 [R] H
XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 005CH
TMRLRB2 [R/W] H
XXXXXXXX XXXXXXXX
TMCSR2 [R/W] H
--000000 --000000
0000 0060H
SCR0[R/W]
IBCR0[R,R/W]
0000 0064H
CM71-10158-1
B,H,W * 2
0--00000
SMR0
[R/W] B,H,W
000-0000
RDR0[R]/TDR0[W] B,H,W * 1
-------0 00000000
ESCR0[R/W]
IBSR0[R,R/W]
SSR0
[R,R/W] B,H,W
0-000011
BGR10[R/W]H,W
00000000
B,H,W * 2
-0000000
BGR00[R/W] H,W
00000000
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
16 ビット
リロード
タイマ ch.0
16 ビット
リロード
タイマ ch.1
16 ビット
リロード
タイマ ch.2
マルチ
ファンクション
シリアル
インタフェース
ch.0
1141
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 2 / 14 )
アドレス
0000 0068H
レジスタ
+0
+1
+2
+3
SCR1[R/W]
IBCR1[R,R/W]
B,H,W*2
0--00000
SMR1
[R/W] B,H,W
000-0000
SSR1
[R,R/W] B,H,W
0-000011
ESCR1[R/W]
IBSR1[R,R/W]
B,H,W*2
-0000000
BGR11[R/W] H,W
00000000
BGR01[R/W] H,W
00000000
0000 006CH
RDR1[R]/TDR1[W] B,H,W * 1
-------0 00000000
0000 0070H
ISMK1 [R/W] B,H*2 ISBA1 [R/W] B,H*2
---------------
0000 0074H
SCR2[R/W]
IBCR2[R,R/W]
B,H,W*2
0--00000
RDR2[R]/TDR2[W] B,H,W * 1
-------0 00000000
0000 007CH
ISMK2 [R/W] B,H*2 ISBA2 [R/W] B,H*2
---------------
マルチ
ファンクション
シリアル
インタフェース
ch.1
⎯
SMR2
[R/W] B,H,W
000-0000
0000 0078H
ブロック
SSR2
[R,R/W] B,H,W
0-000011
ESCR2[R/W]
IBSR2 [R,R/W]
B,H,W*2
-0000000
BGR12[R/W] H,W
00000000
BGR02[R/W] H,W
00000000
マルチ
ファンクション
シリアル
インタフェース
ch.2
⎯
0000 0080H
⎯
∼
0000 00A0H
0000 00A4H
SCR6[R/W]
IBCR6[R,R/W]
B,H,W*2
0--00000
SMR6
[R/W] B,H,W
000-0000
0000 00A8H
RDR6[R]/TDR6[W] B,H,W * 1
-------0 00000000
0000 00ACH
ISMK6 [R/W] B,H*2 ISBA6 [R/W] B,H*2
---------------
予約領域
SSR6
[R,R/W] B,H,W
0-000011
ESCR6[R/W]
IBSR6[R,R/W]
B,H,W*2
-0000000
BGR16 [R/W] H,W
00000000
BGR06 [R/W] H,W
00000000
マルチ
ファンクション
シリアル
インタフェース
ch.6
⎯
0000 00B0H
⎯
∼
0000 00B8H
0000 00BCH
ISMK0 [R/W] B,H*2 ISBA0 [R/W] B,H*2
---------------
予約領域
⎯
マルチ
ファンクション
シリアル
インタフェース
ch.0
0000 00C0H
⎯
∼
0000 0110H
0000 0114H
EIRR2[R/W] B,H,W
00000000
ENIR2[R/W] B,H,W
00000000
予約領域
ELVR2[R/W] B,H,W
00000000 00000000
外部割込み
制御部
16 ∼ 23
0000 0118H
∼
0000 011CH
1142
⎯
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
予約領域
CM71-10158-1
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 3 / 14 )
レジスタ
アドレス
+0
+1
0000 0120H
ADCR0[R/W] B,H
000-0000
ADSR0[R,R/W] B,H
00---000
⎯
0000 0124H
SCCR0[R,R/W] B,H
1000-000
SFNS0[R/W] B,H
----0000
SCFD0[R] B,H
XXXXXXXX XX-XXXXX
0000 0128H
⎯
SCIS20[R/W] B
00000000
0000 012CH
PCCR0[R,R/W] B,H
1000-000
PFNS0[R/W] B,H
------00
0000 0130H
PCIS0[R/W] B
00000000
⎯
CMPD0[R/W] B,H
00000000
CMPCR0[R/W] B,H
00000000
0000 0134H
⎯
ADSS20[R/W] B
00000000
ADSS10[R/W] B,H
00000000
ADSS00[R/W] B,H
00000000
0000 0138H
ADST00[R/W] B,H
00100000
ADST10[R/W] B,H
00100000
ADCT0[R/W] B
-----111
⎯
+3
SCIS10[R/W] B,H
00000000
PCFD0[R] B,H
XXXXXXXX XXXXXXXX
BT0TMR[R]H
00000000 00000000
0000 0140H
BT0TMCR[R/W] B,H
-0000000 00000000
⎯
BT0PCSR/BT0PRLL[R/W]H
XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0148H
A/D
コンバータ
予約領域
BT0STC[R/W]B
0000-000
⎯
0000 0144H
ブロック
SCIS00[R/W] B,H
00000000
⎯
0000 013CH
BT0PDUT/BT0PRLH/BT0DTBF[R/W]H
XXXXXXXX XXXXXXXX
ベースタイマ
ch.0
⎯
0000 014CH
BT1TMR[R]H
00000000 00000000
0000 0150H
BT1TMCR[R/W] B,H
-0000000 00000000
BT1STC[R/W]B
0000-000
⎯
0000 0154H
⎯
BT1PCSR/BT1PRLL[R/W]H
XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0158H
BT1PDUT/BT1PRLH/BT1DTBF[R/W]H
XXXXXXXX XXXXXXXX
ベースタイマ
ch.1
⎯
0000 015CH
BT2TMR[R]H
00000000 00000000
0000 0160H
BT2TMCR [R/W] B,H
-0000000 00000000
BT2STC[R/W]B
0000-000
⎯
0000 0164H
⎯
BT2PCSR/BT2PRLL[R/W]H
XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0168H
BT2PDUT/BT2PRLH/BT2DTBF[R/W]H
XXXXXXXX XXXXXXXX
ベースタイマ
ch.2
⎯
0000 016CH
BT3TMR[R]H
00000000 00000000
0000 0170H
⎯
0000 0174H
BTSEL0123 [R/W] B
00000000
CM71-10158-1
BT3TMCR[R/W] B,H
-0000000 00000000
BT3STC[R/W]B
0000-000
BT3PCSR/BT3PRLL[R/W]H
XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0178H
0000 017CH
+2
⎯
BT3PDUT/BT3PRLH/BT3DTBF[R/W]H
XXXXXXXX XXXXXXXX
ベースタイマ
ch.3
⎯
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1143
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 4 / 14 )
アドレス
レジスタ
+0
+1
+2
ブロック
+3
0000 0180H
⎯
予約領域
ADCHE [R/W] B,H,W
-------- 111111-- ----1111 11111111
A/D チャネル
イネーブル
∼
0000 01A8H
0000 01ACH
0000 01B0H
IRPR0H [R] B
000-----
0000 01B4H
⎯
IRPR2L [R] B,H,W
000-----
0000 01B8H
IRPR4H [R] B,H,W
0000----
IRPR4L [R] B,H,W
000000--
⎯
IRPR3H [R] B,H,W
0000----
IRPR3L [R] B,H,W
00000---
割込み要求
一括読出し
機能
⎯
⎯
0000 01BCH
0000 01C0H
⎯
∼
0000 01CCH
0000 01D0H
RCRH1 [W] H,W
00000000
RCRL1 [W] B, H,W
00000000
予約領域
UDCRH1 [R] H,W
00000000
UDCRL1 [R] B,H,W
00000000
⎯
CSR1 [R,R/W] B
00000000
CCR1 [R,R/W] B,H
00000000 -0001000
0000 01D4H
アップダウン
カウンタ ch.1
⎯
0000 01D8H
0000 01DCH
⎯
∼
0000 01FCH
予約領域
0000 0200H
CPCLR0 [R/W] W
11111111 11111111 11111111 11111111
0000 0204H
TCDT0 [R/W] W
00000000 00000000 00000000 00000000
0000 0208H
TCCSH0 [R/W] B,H
0-----00
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
IPCP1 [R] W
0000 0210H
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
IPCP2 [R] W
0000 0214H
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
IPCP3 [R] W
0000 0218H
1144
⎯
IPCP0 [R] W
0000 020CH
0000 021CH
TCCSL0 [R/W] B,H
-1-00000
32 ビット
フリーラン
タイマ ch.0
32 ビット
インプット
キャプチャ
ch.0 ∼ ch.3
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
⎯
ICS01 [R/W] B
00000000
⎯
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
ICS23 [R/W] B
00000000
CM71-10158-1
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 5 / 14 )
レジスタ
アドレス
+0
+1
+2
+3
IPCP4 [R] W
0000 0220H
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
IPCP5 [R] W
0000 0224H
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
IPCP6 [R] W
0000 0228H
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
IPCP7 [R] W
0000 022CH
ICS45 [R/W] B
00000000
⎯
ICS67 [R/W] B
00000000
⎯
0000 0234H
OCCP0 [R/W] W
00000000 00000000 00000000 00000000
0000 0238H
OCCP1 [R/W] W
00000000 00000000 00000000 00000000
0000 023CH
OCCP2 [R/W] W
00000000 00000000 00000000 00000000
0000 0240H
OCCP3 [R/W] W
00000000 00000000 00000000 00000000
0000 0244H
OCSH1 [R/W] B,H,W OCSL0 [R/W] B,H,W OCSH3 [R/W] B,H,W OCSL2 [R/W] B,H,W
---0--00
0000--00
---0--00
0000--00
0000 0248H
OCCP4 [R/W] W
00000000 00000000 00000000 00000000
0000 024CH
OCCP5 [R/W] W
00000000 00000000 00000000 00000000
0000 0250H
OCCP6 [R/W] W
00000000 00000000 00000000 00000000
0000 0254H
OCCP7 [R/W] W
00000000 00000000 00000000 00000000
0000 0258H
OCSH5 [R/W] B,H,W OCSL4 [R/W] B,H,W OCSH7 [R/W] B,H,W OCSL6 [R/W] B,H,W
---0--00
0000--00
---0--00
0000--00
FRTSEL [R/W] B
------00
CPCLR1 [R/W] W
11111111 11111111 11111111 11111111
0000 0264H
TCDT1 [R/W] W
00000000 00000000 00000000 00000000
TCCSH1 [R/W] B,H
0-----00
32 ビット
アウトプット
コンペア
ch.0 ∼ ch.3
32 ビット
アウトプット
コンペア
ch.4 ∼ ch.7
フリーラン
タイマ
セレクタ
⎯
0000 0260H
0000 0268H
32 ビット
インプット
キャプチャ
ch.4 ∼ ch.7
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0230H
0000 025CH
ブロック
TCCSL1 [R/W] B,H
-1-00000
32 ビット
フリーラン
タイマ ch.1
⎯
0000 026CH
⎯
∼
0000 031CH
0000 0320H
CM71-10158-1
FCTLR[R/W] H
-0--1011 --------
予約領域
⎯
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
FSTR[R] B
-------1
フラッシュ
メモリ制御
1145
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 6 / 14 )
アドレス
レジスタ
+0
+1
+2
+3
ブロック
0000 0324H
⎯
∼
0000 0334H
0000 0338H
0000 033CH
予約領域
WREN[R/W] B,H
00000000 00000000
⎯
⎯
ワイルド
レジスタ
0000 0340H
∼
0000 037CH
⎯
0000 0380H
WRAR00[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 0384H
WRDR00[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0388H
WRAR01[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 038CH
WRDR01[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0390H
WRAR02[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 0394H
WRDR02[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0398H
WRAR03[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 039CH
WRDR03[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03A0H
WRAR04[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03A4H
WRDR04[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03A8H
WRAR05[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03ACH
WRDR05[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03B0H
WRAR06[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03B4H
WRDR06[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03B8H
WRAR07[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03BCH
WRDR07[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03C0H
WRAR08[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
1146
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
予約領域
ワイルド
レジスタ
CM71-10158-1
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 7 / 14 )
レジスタ
アドレス
+0
+1
+2
+3
0000 03C4H
WRDR08[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03C8H
WRAR09[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03CCH
WRDR09[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03D0H
WRAR10[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03D4H
WRDR10[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03D8H
WRAR11[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03DCH
WRDR11[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03E0H
WRAR12[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03E4H
WRDR12[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03E8H
WRAR13[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03ECH
WRDR13[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03F0H
WRAR14[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03F4H
WRDR14[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 03F8H
WRAR15[R/W] W
-------- --XXXXXX XXXXXXXX XXXXXX--
0000 03FCH
WRDR15[R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
ワイルド
レジスタ
0000 0400H
DDR0 [R/W] B,H
00000000
DDR1 [R/W] B,H
00000000
DDR2 [R/W] B,H
00000000
DDR3 [R/W] B,H
00000000
0000 0404H
DDR4 [R/W] B,H
00000000
DDR5 [R/W] B,H
00000000
DDR6 [R/W] B,H
00000000
DDR7[R/W] B,H
00000000
0000 0408H
DDR8 [R/W] B
00000000
⎯
DDRA [R/W] B
00000000
⎯
⎯
0000 040CH
0000 0410H
DDRG [R/W] B,H
00000000
0000 0414H
DDRK [R/W] B
----0000
DDRH [R/W] B,H
----0000
⎯
ブロック
データ方向
レジスタ
⎯
0000 0418H
∼
0000 041CH
CM71-10158-1
⎯
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1147
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 8 / 14 )
アドレス
レジスタ
+0
+1
0000 0420H
PCR0 [R/W] B,H
00000000
PCR1 [R/W] B,H
00000000
0000 0424H
⎯
PCR5 [R/W] B
00000000
0000 0428H
PCR8 [R/W] B,H
00000000
+2
+3
ブロック
⎯
PCR6 [R/W] B,H
00000000
PCR7[R/W] B,H
00000000
プルアップ
制御レジスタ
⎯
0000 042CH
⎯
∼
0000 043CH
0000 0440H
ICR00 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR01 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR02 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR03 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 0444H
ICR04 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR05 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR06 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR07 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 0448H
ICR08 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR09 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR10 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR11 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 044CH
ICR12 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR13 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR14 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR15 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 0450H
ICR16 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR17 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR18 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR19 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 0454H
ICR20 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR21 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR22 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR23 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 0458H
ICR24 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR25 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR26 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR27 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 045CH
ICR28 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR29 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR30 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR31 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 0460H
ICR32 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR33 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR34 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR35 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 0464H
ICR36 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR37 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR38 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR39 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 0468H
ICR40 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR41 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR42 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR43 [R,R/W]
B,H,W
---11111
0000 046CH
ICR44 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR45 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR46 [R,R/W]
B,H,W
---11111
ICR47 [R,R/W]
B,H,W
---11111
1148
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
割込み
コントローラ
CM71-10158-1
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 9 / 14 )
レジスタ
アドレス
+0
+1
+2
+3
ブロック
0000 0470H
⎯
∼
0000 047CH
0000 0480H
RSTRR [R] B,H,W
11-X---X*3
0000 0484H
0000 0488H
DIVR0 [R/W] B,H
000-----
予約領域
RSTCR [R/W] B,H,W STBCR [R/W] B,H,W SLPRR [R/W] B,H,W
リセット制御 /
000----0
0000--11
00000000
消費電力制御
⎯
DIVR1 [R/W] B,H
0001----
DIVR2 [R/W] B
0011----
⎯
クロック
分周制御
0000 048CH
⎯
0000 0490H
IORR0 [R/W] B,H,W IORR1 [R/W] B,H,W IORR2 [R/W] B,H,W IORR3 [R/W] B,H,W
-0000000
-0000000
-0000000
-0000000
周辺 DMA
転送要求制御
⎯
予約領域
0000 0494H
∼
0000 049CH
0000 04A0H
PFR0 [R/W] B,H
00000000
PFR1 [R/W] B,H
00000000
PFR2 [R/W] B,H
00000000
PFR3 [R/W] B,H
00000000
0000 04A4H
PFR4 [R/W] B,H
00000000
PFR5 [R/W] B,H
00000000
PFR6 [R/W] B,H
00-00-0-
PFR7[R/W] B,H
00000000
0000 04A8H
PFR8 [R/W] B
00000000
⎯
PFRA [R/W] B
00-00000
⎯
⎯
0000 04ACH
0000 04B0H
ポート機能
レジスタ
PFRG [R/W] B,H
-000-000
PFRH [R/W] B,H
-----0-0
⎯
⎯
0000 04B4H
0000 04B8H
EPFR0 [R/W] B,H
--000000
EPFR1 [R/W] B,H
--000000
EPFR2 [R/W] B,H
--000000
EPFR3 [R/W] B,H
--000000
0000 04BCH
EPFR4 [R/W] B,H
00000000
EPFR5 [R/W] B,H
00000000
EPFR6 [R/W] B,H
00000000
EPFR7 [R/W] B,H
---00000
0000 04C0H
EPFR8 [R/W] B,H
---00000
EPFR9 [R/W] B,H
---00000
EPFR10 [R/W] B,H
---00000
EPFR11 [R/W] B,H
---00000
0000 04C4H
EPFR12 [R/W] B,H
---00000
EPFR13 [R/W] B,H
---00000
EPFR14 [R/W] B,H
---00000
EPFR15 [R/W] B,H
---00000
0000 04C8H
EPFR16 [R/W] B,H
---00000
EPFR17 [R/W] B,H
---00000
EPFR18 [R/W] B,H
00000000
EPFR19 [R/W] B,H
----0001
EPFR20 [R/W] B,H
0000 04CCH
--000000
EPFR21 [R/W] B,H
--000000
EPFR22 [R/W] B,H
--000000
EPFR23 [R/W] B,H
--000000
0000 04D0H
EPFR24 [R/W] B,H
--000000
EPFR25 [R/W] B,H
--000000
EPFR26 [R/W] B,H
--000000
EPFR27 [R/W] B,H
--000000
0000 04D4H
EPFR28 [R/W] B,H
00000000
EPFR29 [R/W] B,H
00000000
EPFR30 [R/W] B,H
----0000
EPFR31 [R/W] B,H
-0000000
0000 04D8H
EPFR32 [R/W] B,H
00000000
EPFR33 [R/W] B,H
--000000
EPFR34 [R/W] B,H
-0000000
EPFR35 [R/W] B,H
------00
0000 04DCH
NDE0 [R/W] B,H
00000000
NDE1 [R/W] B,H
00000000
EXBS [R/W] B
-------0
⎯
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
拡張ポート
機能レジスタ
1149
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 10 / 14 )
アドレス
レジスタ
+0
+1
+2
ブロック
+3
0000 04E0H
⎯
∼
0000 04ECH
予約領域
0000 04F0H
ICSEL0[R/W] B,H,W
-----000
⎯
ICSEL2[R/W] B,H,W
-----000
0000 04F4H
ICSEL4[R/W] B,H,W
------00
⎯
ICSEL6[R/W] B,H,W ICSEL7[R/W] B,H,W
------00
-------0
0000 04F8H
ICSEL8[R/W]
B,H,W
------00
ICSEL9[R/W]
B,H,W
-----000
ICSEL10[R/W]
B,H,W
----0000
0000 04FCH
⎯
0000 0500H
⎯
0000 0504H
⎯
⎯
DMA 起動
要求クリア
選択機能
予約領域
FRID [R] W
初期値は , 「14.4.9 FR 識別情報レジスタ (FRID)」を参照してください。
FR80ID
0000 0508H
⎯
∼
0000 050CH
0000 0510H
0000 0514H
CSELR [R/W]
B,H,W
001---00
CMONR [R]
B,H,W
001---00
PLLCR [R/W] B,H
--000000 11110000
0000 0518H
WCRD [R] B,H
--000000
0000 051CH
UCCR [R/W] B
-----001
WCRL [R/W] B,H
--000000
予約領域
MTMCR [R/W]
B,H,W
00001111
STMCR [R/W]
B,H,W
0000-111
CSTBR [R/W] B
-0000000
⎯
WCCR [R,R/W] B
00--0000
⎯
⎯
クロック生成 /
メインタイマ /
サブタイマ
時計カウンタ
USB クロック
生成
0000 0520H
∼
0000 05FCH
⎯
0000 0600H
ASR0 [R/W] W
00000000 00000000 -------- 1111-001
0000 0604H
ASR1 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX -------- XXXX-XX0
0000 0608H
ASR2 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX -------- XXXX-XX0
0000 060CH
ASR3 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX -------- XXXX-XX0
予約領域
外部バス I/F
0000 0610H
∼
0000 063CH
⎯
0000 0640H
ACR0[R/W] W
-------- -------- -------- 00--00-0
0000 0644H
ACR1[R/W] W
-------- -------- -------- XX--XX-X
1150
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 11 / 14 )
アドレス
レジスタ
+0
+1
+2
0000 0648H
ACR2[R/W] W
-------- -------- -------- XX--XX-X
0000 064CH
ACR3[R/W] W
-------- -------- -------- XX--XX-X
+3
ブロック
0000 0650H
⎯
∼
0000 067CH
0000 0680H
AWR0 [R/W] W
----1111 00000000 11110000 00000-0-
0000 0684H
AWR1 [R/W] W
----XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXX-X-
0000 0688H
AWR2 [R/W] W
----XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXX-X-
0000 068CH
AWR3 [R/W] W
----XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXX-X-
外部バス I/F
0000 0690H
⎯
∼
0000 06BCH
0000 06C0H
⎯
∼
0000 0BFCH
0000 0C00H
0000 0C04H
予約領域
DCCR0 [R/W] W
0----000 --00--00 00000000 0-000000
DCSR0 [R,R/W] H
0------- -----000
DTCR0 [R/W] H
00000000 00000000
0000 0C08H
DSAR0 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0C0CH
DDAR0 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0C10H
DCCR1 [R/W] W
0----000 --00--00 00000000 0-000000
0000 0C14H
DCSR1 [R,R/W] H
0------- -----000
DTCR1 [R/W] H
00000000 00000000
0000 0C18H
DSAR1 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0C1CH
DDAR1 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0C20H
DCCR2 [R/W] W
0----000 --00--00 00000000 0-000000
0000 0C24H
0000 0C28H
CM71-10158-1
DCSR2 [R,R/W] H
0------- -----000
DMAC
DTCR2 [R/W] H
00000000 00000000
DSAR2 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1151
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 12 / 14 )
アドレス
レジスタ
+0
+1
+2
+3
0000 0C2CH
DDAR2 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0C30H
DCCR3 [R/W] W
0----000 --00--00 00000000 0-000000
DCSR3 [R,R/W] H
0------- -----000
0000 0C34H
DTCR3 [R/W] H
00000000 00000000
0000 0C38H
DSAR3 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0000 0C3CH
DDAR3 [R/W] W
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
ブロック
DMAC
0000 0C40H
⎯
∼
0000 0C7CH
予約領域
0000 0C80H
⎯
∼
0000 0DF0H
DILVR [R,R/W] B
---11111
⎯
0000 0DF4H
DMAC
DMACR [R/W] W
0------- -------- 0------- --------
0000 0DF8H
0000 0DFCH
⎯
∼
0000 20FCH
予約領域
0000 2100H
HCNT1[R/W] B,H
-----001
HCNT0[R/W] B,H
00000000
⎯
0000 2104H
HERR[R/W] B,H
00000011
HIRQ[R/W] B,H
0-000000
⎯
0000 2108H
HFCOMP[R/W] B,H HSTATE[R,R/W] B,H
00000000
---10010
⎯
0000 210CH
HRTIMER1[R/W]
B,H
00000000
HRTIMER0[R/W]
B,H
00000000
⎯
0000 2110H
HADR[R/W] B,H
-0000000
HRTIMER2[R/W]
B,H
------00
⎯
0000 2114H
HEOF1[R/W] B,H
--000000
HEOF0[R/W] B,H
00000000
⎯
0000 2118H
HFRAME1[R/W] B,H HFRAME0[R/W] B,H
-----000
00000000
⎯
0000 211CH
⎯
HTOKEN[R/W] B
00000000
⎯
0000 2120H
⎯
UDCC[R/W] B
1010--00
⎯
1152
USB ファンク
ション / ホスト
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 13 / 14 )
レジスタ
アドレス
+0
+1
+2
+3
0000 2124H
EP0C[R/W] H
------0- -1000000
⎯
0000 2128H
EP1C[R/W] H
01100001 00000000
⎯
0000 212CH
EP2C[R/W] H
0110000- -1000000
⎯
0000 2130H
EP3C[R/W] H
0110000- -1000000
⎯
ブロック
0000 2134H
⎯
∼
0000 2138H
TMSP[R] H
-----000 00000000
0000 213CH
0000 2140H
UDCIE[R,R/W] B,H
--000000
⎯
UDCS[R/W] B,H
--000000
⎯
0000 2144H
EP0IS[R/W] H
10---1-- --------
⎯
0000 2148H
EP00S[R,R/W] H
100--00- -XXXXXXX
⎯
0000 214CH
EP1S[R,R/W] H
100-000X XXXXXXXX
⎯
0000 2150H
EP2S[R,R/W] H
100-000- -XXXXXXX
⎯
0000 2154H
EP3S[R,R/W] H
100-000- -XXXXXXX
⎯
USB ファンク
ション / ホスト
0000 2158H
⎯
∼
0000 215CH
0000 2160H
EP0DTH [R/W] B,H
XXXXXXXX
EP0DTL [R/W] B,H
XXXXXXXX
⎯
0000 2164H
EP1DTH [R/W] B,H
XXXXXXXX
EP1DTL [R/W] B,H
XXXXXXXX
⎯
0000 2168H
EP2DTH [R/W] B,H
XXXXXXXX
EP2DTL [R/W] B,H
XXXXXXXX
⎯
0000 216CH
EP3DTH [R/W] B,H
XXXXXXXX
EP3DTL [R/W] B,H
XXXXXXXX
⎯
0000 2170H
∼
0000 217CH
⎯
0000 2180H
∼
0000 21A0H
CM71-10158-1
⎯
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
予約領域
1153
付録 A I/O マップ
MB91665 シリーズ
表 A-1 I/O マップ ( 14 / 14 )
アドレス
0000 21A4H
レジスタ
+0
+1
DREQSEL [R/W] B,H USBSEL [R/W] B,H
00111011
-------0
+2
+3
USBEN [R/W] B
-------0
⎯
ブロック
DMA 転送要求
セレクタ /
USB 許可
0000 21A8H
∼
0000 FFFCH
⎯
予約領域
* 1: 9 ビットのうち , 下位 8 ビットにアクセスする場合のみ , バイトアクセスが可能です。
* 2: I2C のレジスタはリセット直後にリードできません。
* 3: INIT 端子によるリセット直後の値です。
予約領域に対してアクセスしないでください。
1154
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
付録 B
レジスタ一覧
本製品で利用できるレジスタを示します。
本製品のレジスタをレジスタ略称順に示します。
略称
レジスタ名
アドレス
参照先
ACR0
CS バス設定レジスタ 0
0000 0640H
13.4.2
ACR1
CS バス設定レジスタ 1
0000 0644H
13.4.2
ACR2
CS バス設定レジスタ 2
0000 0648H
13.4.2
ACR3
CS バス設定レジスタ 3
0000 064CH
13.4.2
ADCHE
A
A/D チャネルイネーブルレジスタ
0000 01ACH
14.4.6
ADCR0
A/DC コントロールレジスタ 0
0000 0120H
25.4.1
ADCT0
コンペア時間設定レジスタ 0
0000 013AH
25.4.15
ADSR0
A/DC ステータスレジスタ 0
0000 0121H
25.4.2
ADSS00
サンプリング時間選択レジスタ 00
0000 0137H
25.4.14
ADSS10
サンプリング時間選択レジスタ 10
0000 0136H
25.4.14
ADSS20
サンプリング時間選択レジスタ 20
0000 0135H
25.4.14
ADST00
サンプリング時間設定レジスタ 00
0000 0138H
25.4.13
ADST10
サンプリング時間設定レジスタ 10
0000 0139H
25.4.13
ASR0
CS 領域設定レジスタ 0
0000 0600H
13.4.1
ASR1
CS 領域設定レジスタ 1
0000 0604H
13.4.1
ASR2
CS 領域設定レジスタ 2
0000 0608H
13.4.1
ASR3
CS 領域設定レジスタ 3
0000 060CH
13.4.1
AWR0
CS ウェイトレジスタ 0
0000 0680H
13.4.3
AWR1
CS ウェイトレジスタ 1
0000 0684H
13.4.3
AWR2
CS ウェイトレジスタ 2
0000 0688H
13.4.3
AWR3
CS ウェイトレジスタ 3
0000 068CH
13.4.3
B
BGR00
ボーレートジェネレータレジスタ 00
0000 0067H
26.4.6, 26.13.6, 26.21.8
BGR01
ボーレートジェネレータレジスタ 01
0000 006FH
26.4.6, 26.13.6, 26.21.8
BGR02
ボーレートジェネレータレジスタ 02
0000 007BH
26.4.6, 26.13.6, 26.21.8
BGR06
ボーレートジェネレータレジスタ 06
0000 00ABH
26.4.6, 26.13.6, 26.21.8
BGR10
ボーレートジェネレータレジスタ 10
0000 0066H
26.4.6, 26.13.6, 26.21.8
BGR11
ボーレートジェネレータレジスタ 11
0000 006EH
26.4.6, 26.13.6, 26.21.8
BGR12
ボーレートジェネレータレジスタ 12
0000 007AH
26.4.6, 26.13.6, 26.21.8
BGR16
ボーレートジェネレータレジスタ 16
0000 00AAH
26.4.6, 26.13.6, 26.21.8
BT0DTBF
ベースタイマ 0 データバッファレジスタ
0000 014AH
23.8.4.2
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1155
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
BT0PCSR
ベースタイマ 0 周期設定レジスタ
0000 0148H
23.8.1.2, 23.8.3.2
BT0PDUT
ベースタイマ 0 デューティ設定レジスタ
0000 014AH
23.8.1.3
BT0PRLH
ベースタイマ 0 H 幅設定リロードレジスタ
0000 014AH
23.8.2.3
BT0PRLL
ベースタイマ 0 L 幅設定リロードレジスタ
0000 0148H
23.8.2.2
BT0STC
ベースタイマ 0 ステータス制御レジスタ
0000 0145H
23.8.1.1, 23.8.2.1,
23.8.3.1, 23.8.4.1
BT0TMCR
ベースタイマ 0 タイマ制御レジスタ
0000 0142H
23.8.1.1, 23.8.2.1,
23.8.3.1, 23.8.4.1
BT0TMR
ベースタイマ 0 タイマレジスタ
0000 0140H
23.8.1.4, 23.8.2.4,
23.8.3.3
BT1DTBF
ベースタイマ 1 データバッファレジスタ
0000 015AH
23.8.4.2
BT1PCSR
ベースタイマ 1 周期設定レジスタ
0000 0158H
23.8.1.2, 23.8.3.2
BT1PDUT
ベースタイマ 1 デューティ設定レジスタ
0000 015AH
23.8.1.3
BT1PRLH
ベースタイマ 1 H 幅設定リロードレジスタ
0000 015AH
23.8.2.3
BT1PRLL
ベースタイマ 1 L 幅設定リロードレジスタ
0000 0158H
23.8.2.2
BT1STC
ベースタイマ 1 ステータス制御レジスタ
0000 0155H
23.8.1.1, 23.8.2.1,
23.8.3.1, 23.8.4.1
BT1TMCR
ベースタイマ 1 タイマ制御レジスタ
0000 0152H
23.8.1.1, 23.8.2.1,
23.8.3.1, 23.8.4.1
BT1TMR
ベースタイマ 1 タイマレジスタ
0000 0150H
23.8.1.4, 23.8.2.4,
23.8.3.3
BT2DTBF
ベースタイマ 2 データバッファレジスタ
0000 016AH
23.8.4.2
BT2PCSR
ベースタイマ 2 周期設定レジスタ
0000 0168H
23.8.1.2, 23.8.3.2
BT2PDUT
ベースタイマ 2 デューティ設定レジスタ
0000 016AH
23.8.1.3
BT2PRLH
ベースタイマ 2 H 幅設定リロードレジスタ
0000 016AH
23.8.2.3
BT2PRLL
ベースタイマ 2 L 幅設定リロードレジスタ
0000 0168H
23.8.2.2
BT2STC
ベースタイマ 2 ステータス制御レジスタ
0000 0165H
23.8.1.1, 23.8.2.1,
23.8.3.1, 23.8.4.1
BT2TMCR
ベースタイマ 2 タイマ制御レジスタ
0000 0162H
23.8.1.1, 23.8.2.1,
23.8.3.1, 23.8.4.1
BT2TMR
ベースタイマ 2 タイマレジスタ
0000 0160H
23.8.1.4, 23.8.2.4,
23.8.3.3
BT3DTBF
ベースタイマ 3 データバッファレジスタ
0000 017AH
23.8.4.2
BT3PCSR
ベースタイマ 3 周期設定レジスタ
0000 0178H
23.8.1.2, 23.8.3.2
BT3PDUT
ベースタイマ 3 デューティ設定レジスタ
0000 017AH
23.8.1.3
BT3PRLH
ベースタイマ 3 H 幅設定リロードレジスタ
0000 017AH
23.8.2.3
BT3PRLL
ベースタイマ 3 L 幅設定リロードレジスタ
0000 0178H
23.8.2.2
BT3STC
ベースタイマ 3 ステータス制御レジスタ
0000 0175H
23.8.1.1, 23.8.2.1,
23.8.3.1, 23.8.4.1
BT3TMCR
ベースタイマ 3 タイマ制御レジスタ
0000 0172H
23.8.1.1, 23.8.2.1,
23.8.3.1, 23.8.4.1
BT3TMR
ベースタイマ 3 タイマレジスタ
0000 0170H
23.8.1.4, 23.8.2.4,
23.8.3.3
BTSEL0123
入出力選択レジスタ 0123
0000 017CH
22.4.1
BTSSSR
同時ソフト起動レジスタ
0000 0FFEH
22.4.2
1156
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
C
CCR1
カウンタコントロールレジスタ 1
0000 01D4H
24.4.3
CMONR
クロックソース監視レジスタ
0000 0511H
4.4.2
CMPCR0
A/D 比較コントロールレジスタ 0
0000 0133H
25.4.12
CMPD0
A/D 比較値設定レジスタ 0
0000 0132H
25.4.11
CPCLR0
コンペアクリアレジスタ 0
0000 0200H
18.4.2
CPCLR1
コンペアクリアレジスタ 1
0000 0260H
18.4.2
CSELR
クロックソース設定レジスタ
0000 0510H
4.4.1
CSR1
カウンタステータスレジスタ 1
0000 01D7H
24.4.4
CSTBR
発振安定待ち設定レジスタ
0000 0516H
4.4.3
DCCR0
DMA チャネルコントロールレジスタ 0
0000 0C00H
31.3.5
DCCR1
DMA チャネルコントロールレジスタ 1
0000 0C10H
31.3.5
DCCR2
DMA チャネルコントロールレジスタ 2
0000 0C20H
31.3.5
DCCR3
DMA チャネルコントロールレジスタ 3
0000 0C30H
31.3.5
DCSR0
DMA チャネルステータスレジスタ 0
0000 0C04H
31.3.6
DCSR1
DMA チャネルステータスレジスタ 1
0000 0C14H
31.3.6
DCSR2
DMA チャネルステータスレジスタ 2
0000 0C24H
31.3.6
DCSR3
D
DMA チャネルステータスレジスタ 3
0000 0C34H
31.3.6
DDAR0
DMA 転送先アドレスレジスタ 0
0000 0C0CH
31.3.3
DDAR1
DMA 転送先アドレスレジスタ 1
0000 0C1CH
31.3.3
DDAR2
DMA 転送先アドレスレジスタ 2
0000 0C2CH
31.3.3
DDAR3
DMA 転送先アドレスレジスタ 3
0000 0C3CH
31.3.3
DDR0
ポートデータ方向レジスタ 0
0000 0400H
14.4.1
DDR1
ポートデータ方向レジスタ 1
0000 0401H
14.4.1
DDR2
ポートデータ方向レジスタ 2
0000 0402H
14.4.1
DDR3
ポートデータ方向レジスタ 3
0000 0403H
14.4.1
DDR4
ポートデータ方向レジスタ 4
0000 0404H
14.4.1
DDR5
ポートデータ方向レジスタ 5
0000 0405H
14.4.1
DDR6
ポートデータ方向レジスタ 6
0000 0406H
14.4.1
DDR7
ポートデータ方向レジスタ 7
0000 0407H
14.4.1
DDR8
ポートデータ方向レジスタ 8
0000 0408H
14.4.1
DDRA
ポートデータ方向レジスタ A
0000 040AH
14.4.1
DDRG
ポートデータ方向レジスタ G
0000 0410H
14.4.1
DDRH
ポートデータ方向レジスタ H
0000 0411H
14.4.1
DDRK
ポートデータ方向レジスタ K
0000 0414H
14.4.1
DICR
遅延割込み制御レジスタ
0000 0044H
12.3.1
DILVR
DMA 転送抑止割込みレベルレジスタ
0000 0DF7H
31.3.7
DIVR0
分周設定レジスタ 0
0000 0488H
5.4.1
DIVR1
分周設定レジスタ 1
0000 0489H
5.4.2
DIVR2
分周設定レジスタ 2
0000 048AH
5.4.3
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1157
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
DMACR
DMA コントロールレジスタ
0000 0DF8H
31.3.1
DREQSEL
DREQ 選択レジスタ
0000 21A4H
28.3.1
DSAR0
DMA 転送元アドレスレジスタ 0
0000 0C08H
31.3.2
DSAR1
DMA 転送元アドレスレジスタ 1
0000 0C18H
31.3.2
DSAR2
DMA 転送元アドレスレジスタ 2
0000 0C28H
31.3.2
DSAR3
DMA 転送元アドレスレジスタ 3
0000 0C38H
31.3.2
DTCR0
DMA 転送回数レジスタ 0
0000 0C06H
31.3.4
DTCR1
DMA 転送回数レジスタ 1
0000 0C16H
31.3.4
DTCR2
DMA 転送回数レジスタ 2
0000 0C26H
31.3.4
DTCR3
DMA 転送回数レジスタ 3
0000 0C36H
31.3.4
EIRR0
外部割込み要因レジスタ 0
0000 0040H
15.4.2
EIRR2
外部割込み要因レジスタ 2
0000 0114H
15.4.2
ELVR0
外部割込み要求レベル設定レジスタ 0
0000 0042H
15.4.1
ELVR2
外部割込み要求レベル設定レジスタ 2
0000 0116H
15.4.1
ENIR0
割込み許可レジスタ 0
0000 0041H
15.4.3
ENIR2
割込み許可レジスタ 2
0000 0115H
15.4.3
EP0C
E
EP0 制御レジスタ
0000 2124H
29.3.4
EP0DTH
EP0 データレジスタ上位
0000 2160H
29.3.12
EP0DTL
EP0 データレジスタ下位
0000 2161H
29.3.12
EP0IS
EP0I ステータスレジスタ
0000 2144H
29.3.9
EP0OS
EP0O ステータレジスタ
0000 2148H
29.3.10
EP1C
EP1 制御レジスタ
0000 2128H
29.3.5
EP1DTH
EP1 データレジスタ上位
0000 2164H
29.3.12
EP1DTL
EP1 データレジスタ下位
0000 2165H
29.3.12
EP1S
EP1 ステータスレジスタ
0000 214CH
29.3.11
EP2C
EP2 制御レジスタ
0000 212CH
29.3.5
EP2DTH
EP2 データレジスタ上位
0000 2168H
29.3.12
EP2DTL
EP2 データレジスタ下位
0000 2169H
29.3.12
EP2S
EP2 ステータスレジスタ
0000 2150H
29.3.11
EP3C
EP3 制御レジスタ
0000 2130H
29.3.5
EP3DTH
EP3 データレジスタ上位
0000 216CH
29.3.12
EP3DTL
EP3 データレジスタ下位
0000 216DH
29.3.12
EP3S
EP3 ステータスレジスタ
0000 2154H
29.3.11
EPFR0
拡張ポート機能レジスタ 0
0000 04B8H
14.4.3
EPFR1
拡張ポート機能レジスタ 1
0000 04B9H
14.4.3
EPFR2
拡張ポート機能レジスタ 2
0000 04BAH
14.4.3
EPFR3
拡張ポート機能レジスタ 3
0000 04BBH
14.4.3
EPFR4
拡張ポート機能レジスタ 4
0000 04BCH
14.4.3
EPFR5
拡張ポート機能レジスタ 5
0000 04BDH
14.4.3
EPFR6
拡張ポート機能レジスタ 6
0000 04BEH
14.4.3
拡張ポート機能レジスタ 7
0000 04BFH
14.4.3
EPFR7
1158
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
EPFR8
拡張ポート機能レジスタ 8
0000 04C0H
14.4.3
EPFR9
拡張ポート機能レジスタ 9
0000 04C1H
14.4.3
EPFR10
拡張ポート機能レジスタ 10
0000 04C2H
14.4.3
EPFR11
拡張ポート機能レジスタ 11
0000 04C3H
14.4.3
EPFR12
拡張ポート機能レジスタ 12
0000 04C4H
14.4.3
EPFR13
拡張ポート機能レジスタ 13
0000 04C5H
14.4.3
EPFR14
拡張ポート機能レジスタ 14
0000 04C6H
14.4.3
EPFR15
拡張ポート機能レジスタ 15
0000 04C7H
14.4.3
EPFR16
拡張ポート機能レジスタ 16
0000 04C8H
14.4.3
EPFR17
拡張ポート機能レジスタ 17
0000 04C9H
14.4.3
EPFR18
拡張ポート機能レジスタ 18
0000 04CAH
14.4.3
EPFR19
拡張ポート機能レジスタ 19
0000 04CBH
14.4.3
EPFR20
拡張ポート機能レジスタ 20
0000 04CCH
14.4.3
EPFR21
拡張ポート機能レジスタ 21
0000 04CDH
14.4.3
EPFR22
拡張ポート機能レジスタ 22
0000 04CEH
14.4.3
EPFR23
拡張ポート機能レジスタ 23
0000 04CFH
14.4.3
EPFR24
拡張ポート機能レジスタ 24
0000 04D0H
14.4.3
EPFR25
拡張ポート機能レジスタ 25
0000 04D1H
14.4.3
EPFR26
拡張ポート機能レジスタ 26
0000 04D2H
14.4.3
EPFR27
拡張ポート機能レジスタ 27
0000 04D3H
14.4.3
EPFR28
拡張ポート機能レジスタ 28
0000 04D4H
14.4.3
EPFR29
拡張ポート機能レジスタ 29
0000 04D5H
14.4.3
EPFR30
拡張ポート機能レジスタ 30
0000 04D6H
14.4.3
EPFR31
拡張ポート機能レジスタ 31
0000 04D7H
14.4.3
EPFR32
拡張ポート機能レジスタ 32
0000 04D8H
14.4.3
EPFR33
拡張ポート機能レジスタ 33
0000 04D9H
14.4.3
EPFR34
拡張ポート機能レジスタ 34
0000 04DAH
14.4.3
EPFR35
拡張ポート機能レジスタ 35
0000 04DBH
14.4.3
ESCR0
拡張通信制御レジスタ 0
0000 0063H
26.4.4, 26.13.4
ESCR1
拡張通信制御レジスタ 1
0000 006BH
26.4.4, 26.13.4
ESCR2
拡張通信制御レジスタ 2
0000 0077H
26.4.4, 26.13.4
ESCR6
拡張通信制御レジスタ 6
0000 00A7H
26.4.4, 26.13.4
EXBS
外部バスアドレス選択レジスタ
0000 04DEH
14.4.8
FCTLR
FLASH 制御レジスタ
0000 0320H
33.2.1, 34.3.2
FRID
FR 識別情報レジスタ
0000 0504H
14.4.9
FRTSEL
フリーランタイマ選択レジスタ
0000 025CH
18.4.1
FSTR
FLASH ステータスレジスタ
0000 0323H
34.3.1
HADR
ホストアドレスレジスタ
0000 2110H
30.3.7
HCNT0
ホストコントロールレジスタ 0
0000 2101H
30.3.1
F
H
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1159
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
HCNT1
ホストコントロールレジスタ 1
0000 2100H
30.3.1
HEOF0
EOF 設定レジスタ 0
0000 2115H
30.3.8
HEOF1
EOF 設定レジスタ 1
0000 2114H
30.3.8
HERR
ホストエラーステータスレジスタ
0000 2104H
30.3.3
HFCOMP
SOF 割込み FRAME 比較レジスタ
0000 2108H
30.3.5
HFRAME0
FRAME 設定レジスタ 0
0000 2119H
30.3.9
HFRAME1
FRAME 設定レジスタ 1
0000 2118H
30.3.9
HIRQ
ホスト割込みレジスタ
0000 2105H
30.3.2
HRTIMER0
リトライタイマ設定レジスタ 0
0000 210DH
30.3.6
HRTIMER1
リトライタイマ設定レジスタ 1
0000 210CH
30.3.6
HRTIMER2
リトライタイマ設定レジスタ 2
0000 2111H
30.3.6
HSTATE
ホスト状態ステータスレジスタ
0000 2109H
30.3.4
ホストトークンエンドポイントレジスタ
0000 211DH
30.3.10
IBCR0
I2C バス制御レジスタ 0
0000 0060H
26.21.1
IBCR1
I2C バス制御レジスタ 1
0000 0068H
26.21.1
IBCR2
I2C バス制御レジスタ 2
0000 0074H
26.21.1
IBCR6
I2C バス制御レジスタ 6
0000 00A4H
26.21.1
IBSR0
I2C バスステータスレジスタ 0
0000 0063H
26.21.3
IBSR1
I2C バスステータスレジスタ 1
0000 006BH
26.21.3
IBSR2
I2C バスステータスレジスタ 2
0000 0077H
26.21.3
IBSR6
I2C バスステータスレジスタ 6
0000 00A7H
26.21.3
ICR00
割込みコントロールレジスタ 00
0000 0440H
10.3.1
ICR01
HTOKEN
I
割込みコントロールレジスタ 01
0000 0441H
10.3.1
ICR02
割込みコントロールレジスタ 02
0000 0442H
10.3.1
ICR03
割込みコントロールレジスタ 03
0000 0443H
10.3.1
ICR04
割込みコントロールレジスタ 04
0000 0444H
10.3.1
ICR05
割込みコントロールレジスタ 05
0000 0445H
10.3.1
ICR06
割込みコントロールレジスタ 06
0000 0446H
10.3.1
ICR07
割込みコントロールレジスタ 07
0000 0447H
10.3.1
ICR08
割込みコントロールレジスタ 08
0000 0448H
10.3.1
ICR09
割込みコントロールレジスタ 09
0000 0449H
10.3.1
ICR10
割込みコントロールレジスタ 10
0000 044AH
10.3.1
ICR11
割込みコントロールレジスタ 11
0000 044BH
10.3.1
ICR12
割込みコントロールレジスタ 12
0000 044CH
10.3.1
ICR13
割込みコントロールレジスタ 13
0000 044DH
10.3.1
ICR14
割込みコントロールレジスタ 14
0000 044EH
10.3.1
ICR15
割込みコントロールレジスタ 15
0000 044FH
10.3.1
ICR16
割込みコントロールレジスタ 16
0000 0450H
10.3.1
ICR17
割込みコントロールレジスタ 17
0000 0451H
10.3.1
ICR18
割込みコントロールレジスタ 18
0000 0452H
10.3.1
ICR19
割込みコントロールレジスタ 19
0000 0453H
10.3.1
1160
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
ICR20
割込みコントロールレジスタ 20
0000 0454H
10.3.1
ICR21
割込みコントロールレジスタ 21
0000 0455H
10.3.1
ICR22
割込みコントロールレジスタ 22
0000 0456H
10.3.1
ICR23
割込みコントロールレジスタ 23
0000 0457H
10.3.1
ICR24
割込みコントロールレジスタ 24
0000 0458H
10.3.1
ICR25
割込みコントロールレジスタ 25
0000 0459H
10.3.1
ICR26
割込みコントロールレジスタ 26
0000 045AH
10.3.1
ICR27
割込みコントロールレジスタ 27
0000 045BH
10.3.1
ICR28
割込みコントロールレジスタ 28
0000 045CH
10.3.1
ICR29
割込みコントロールレジスタ 29
0000 045DH
10.3.1
ICR30
割込みコントロールレジスタ 30
0000 045EH
10.3.1
ICR31
割込みコントロールレジスタ 31
0000 045FH
10.3.1
ICR32
割込みコントロールレジスタ 32
0000 0460H
10.3.1
ICR33
割込みコントロールレジスタ 33
0000 0461H
10.3.1
ICR34
割込みコントロールレジスタ 34
0000 0462H
10.3.1
ICR35
割込みコントロールレジスタ 35
0000 0463H
10.3.1
ICR36
割込みコントロールレジスタ 36
0000 0464H
10.3.1
ICR37
割込みコントロールレジスタ 37
0000 0465H
10.3.1
ICR38
割込みコントロールレジスタ 38
0000 0466H
10.3.1
ICR39
割込みコントロールレジスタ 39
0000 0467H
10.3.1
ICR40
割込みコントロールレジスタ 40
0000 0468H
10.3.1
ICR41
割込みコントロールレジスタ 41
0000 0469H
10.3.1
ICR42
割込みコントロールレジスタ 42
0000 046AH
10.3.1
ICR43
割込みコントロールレジスタ 43
0000 046BH
10.3.1
ICR44
割込みコントロールレジスタ 44
0000 046CH
10.3.1
ICR45
割込みコントロールレジスタ 45
0000 046DH
10.3.1
ICR46
割込みコントロールレジスタ 46
0000 046EH
10.3.1
ICR47
割込みコントロールレジスタ 47
0000 046FH
10.3.1
ICS01
インプットキャプチャ状態制御レジスタ 01
0000 021DH
19.4.1
ICS23
インプットキャプチャ状態制御レジスタ 23
0000 021FH
19.4.1
ICS45
インプットキャプチャ状態制御レジスタ 45
0000 0231H
19.4.1
ICS67
インプットキャプチャ状態制御レジスタ 67
0000 0233H
19.4.1
ICSEL0
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 0
0000 04F0H
32.3.2
ICSEL2
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 2
0000 04F2H
32.3.3
ICSEL4
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 4
0000 04F4H
32.3.4
ICSEL6
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 6
0000 04F6H
32.3.5
ICSEL7
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 7
0000 04F7H
32.3.6
ICSEL8
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 8
0000 04F8H
32.3.7
ICSEL9
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 9
0000 04F9H
32.3.8
ICSEL10
周辺機能による DMA 転送要求のクリア選択レジスタ 10
0000 04FAH
32.3.9
IORR0
IO 転送要求設定レジスタ 0
0000 0490H
32.3.1
IORR1
IO 転送要求設定レジスタ 1
0000 0491H
32.3.1
IORR2
IO 転送要求設定レジスタ 2
0000 0492H
32.3.1
IORR3
IO 転送要求設定レジスタ 3
0000 0493H
32.3.1
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1161
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
IPCP0
インプットキャプチャデータレジスタ 0
0000 020CH
19.4.2
IPCP1
インプットキャプチャデータレジスタ 1
0000 0210H
19.4.2
IPCP2
インプットキャプチャデータレジスタ 2
0000 0214H
19.4.2
IPCP3
インプットキャプチャデータレジスタ 3
0000 0218H
19.4.2
IPCP4
インプットキャプチャデータレジスタ 4
0000 0220H
19.4.2
IPCP5
インプットキャプチャデータレジスタ 5
0000 0224H
19.4.2
IPCP6
インプットキャプチャデータレジスタ 6
0000 0228H
19.4.2
IPCP7
インプットキャプチャデータレジスタ 7
0000 022CH
19.4.2
IRPR0H
割込み要求一括読出し機能レジスタ 0 上位
0000 01B0H
11.3.1
IRPR3H
割込み要求一括読出し機能レジスタ 3 上位
0000 01B6H
11.3.3
IRPR4H
割込み要求一括読出し機能レジスタ 4 上位
0000 01B8H
11.3.5
IRPR2L
割込み要求一括読出し機能レジスタ 2 下位
0000 01B5H
11.3.2
IRPR3L
割込み要求一括読出し機能レジスタ 3 下位
0000 01B7H
11.3.4
IRPR4L
割込み要求一括読出し機能レジスタ 4 下位
0000 01B9H
11.3.6
ISBA0
7 ビットスレーブアドレスレジスタ 0
0000 00BDH
26.21.7
ISBA1
7 ビットスレーブアドレスレジスタ 1
0000 0071H
26.21.7
ISBA2
7 ビットスレーブアドレスレジスタ 2
0000 007DH
26.21.7
ISBA6
7 ビットスレーブアドレスレジスタ 6
0000 00ADH
26.21.7
ISMK0
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ 0
0000 00BCH
26.21.6
ISMK1
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ 1
0000 0070H
26.21.6
ISMK2
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ 2
0000 007CH
26.21.6
ISMK6
7 ビットスレーブアドレスマスクレジスタ 6
0000 00ACH
26.21.6
メインタイマ制御レジスタ
0000 0512H
6.3.1
NDE0
N-ch オープンドレイン制御レジスタ 0
0000 04DCH
14.4.7
NDE1
N-ch オープンドレイン制御レジスタ 1
0000 04DDH
14.4.7
OCCP0
アウトプットコンペアレジスタ 0
0000 0234H
20.4.1
OCCP1
アウトプットコンペアレジスタ 1
0000 0238H
20.4.1
OCCP2
アウトプットコンペアレジスタ 2
0000 023CH
20.4.1
OCCP3
M
MTMCR
N
O
アウトプットコンペアレジスタ 3
0000 0240H
20.4.1
OCCP4
アウトプットコンペアレジスタ 4
0000 0248H
20.4.1
OCCP5
アウトプットコンペアレジスタ 5
0000 024CH
20.4.1
OCCP6
アウトプットコンペアレジスタ 6
0000 0250H
20.4.1
OCCP7
アウトプットコンペアレジスタ 7
0000 0254H
20.4.1
OCSH1
コンペア制御レジスタ上位 1
0000 0244H
20.4.2
OCSH3
コンペア制御レジスタ上位 3
0000 0246H
20.4.2
OCSH5
コンペア制御レジスタ上位 5
0000 0258H
20.4.2
1162
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
OCSH7
コンペア制御レジスタ上位 7
0000 025AH
20.4.2
OCSL0
コンペア制御レジスタ下位 0
0000 0245H
20.4.3
OCSL2
コンペア制御レジスタ下位 2
0000 0247H
20.4.3
OCSL4
コンペア制御レジスタ下位 4
0000 0259H
20.4.3
OCSL6
コンペア制御レジスタ下位 6
0000 025BH
20.4.3
P
PCCR0
優先変換コントロールレジスタ 0
0000 012CH
25.4.7
PCFD0
優先変換 FIFO データレジスタ 0
0000 012EH
25.4.9
PCIS0
優先変換入力選択レジスタ 0
0000 0130H
25.4.10
PCR0
プルアップ制御レジスタ 0
0000 0420H
14.4.5
PCR1
プルアップ制御レジスタ 1
0000 0421H
14.4.5
PCR5
プルアップ制御レジスタ 5
0000 0425H
14.4.5
PCR6
プルアップ制御レジスタ 6
0000 0426H
14.4.5
PCR7
プルアップ制御レジスタ 7
0000 0427H
14.4.5
PCR8
プルアップ制御レジスタ 8
0000 0428H
14.4.5
PDR0
ポートデータレジスタ 0
0000 0000H
14.4.4
PDR1
ポートデータレジスタ 1
0000 0001H
14.4.4
PDR2
ポートデータレジスタ 2
0000 0002H
14.4.4
PDR5
ポートデータレジスタ 5
0000 0005H
14.4.4
PDR6
ポートデータレジスタ 6
0000 0006H
14.4.4
PDR7
ポートデータレジスタ 7
0000 0007H
14.4.4
PDR8
ポートデータレジスタ 8
0000 0008H
14.4.4
PDRH
ポートデータレジスタ H
0000 0011H
14.4.4
PDRK
ポートデータレジスタ K
0000 0014H
14.4.4
PFNS0
優先 FIFO 段数設定レジスタ 0
0000 012DH
25.4.8
PFR0
ポート機能レジスタ 0
0000 04A0H
14.4.2
PFR1
ポート機能レジスタ 1
0000 04A1H
14.4.2
PFR2
ポート機能レジスタ 2
0000 04A2H
14.4.2
PFR3
ポート機能レジスタ 3
0000 04A3H
14.4.2
PFR4
ポート機能レジスタ 4
0000 04A4H
14.4.2
PFR5
ポート機能レジスタ 5
0000 04A5H
14.4.2
PFR6
ポート機能レジスタ 6
0000 04A6H
14.4.2
PFR7
ポート機能レジスタ 7
0000 04A7H
14.4.2
PFR8
ポート機能レジスタ 8
0000 04A8H
14.4.2
PFRA
ポート機能レジスタ A
0000 04AAH
14.4.2
PFRG
ポート機能レジスタ G
0000 04B0H
14.4.2
PFRH
ポート機能レジスタ H
0000 04B1H
14.4.2
PLLCR
PLL 設定レジスタ
0000 0514H
4.4.4
RCRH1
リロードコンペアレジスタ上位 1
0000 01D0H
24.4.1
RCRL1
リロードコンペアレジスタ下位 1
0000 01D1H
24.4.1
R
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1163
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
RDR0
受信データレジスタ 0
0000 0064H
26.4.5, 26.13.5, 26.21.5
RDR1
受信データレジスタ 1
0000 006CH
26.4.5, 26.13.5, 26.21.5
RDR2
受信データレジスタ 2
0000 0078H
26.4.5, 26.13.5, 26.21.5
RDR6
受信データレジスタ 6
0000 00A8H
26.4.5, 26.13.5, 26.21.5
RSTCR
リセット制御レジスタ
0000 0481H
9.4.2
RSTRR
リセット要因レジスタ
0000 0480H
9.4.1
SCCR0
スキャン変換コントロールレジスタ 0
0000 0124H
25.4.3
SCFD0
スキャン変換 FIFO データレジスタ 0
0000 0126H
25.4.5
SCIS00
スキャン変換入力選択レジスタ 00
0000 012BH
25.4.6
SCIS10
スキャン変換入力選択レジスタ 10
0000 012AH
25.4.6
SCIS20
スキャン変換入力選択レジスタ 20
0000 0129H
25.4.6
SCR0
シリアル制御レジスタ 0
0000 0060H
26.4.1, 26.13.1
SCR1
シリアル制御レジスタ 1
0000 0068H
26.4.1, 26.13.1
SCR2
シリアル制御レジスタ 2
0000 0074H
26.4.1, 26.13.1
SCR6
シリアル制御レジスタ 6
0000 00A4H
26.4.1, 26.13.1
SFNS0
スキャン変換 FIFO 段数設定レジスタ 0
0000 0125H
25.4.4
SLPRR
S
スリープレート設定レジスタ
0000 0483H
8.3.2
SMR0
シリアルモードレジスタ 0
0000 0061H
26.4.2, 26.13.2, 26.21.2
SMR1
シリアルモードレジスタ 1
0000 0069H
26.4.2, 26.13.2, 26.21.2
SMR2
シリアルモードレジスタ 2
0000 0075H
26.4.2, 26.13.2, 26.21.2
SMR6
シリアルモードレジスタ 6
0000 00A5H
26.4.2, 26.13.2, 26.21.2
SSR0
シリアルステータスレジスタ 0
0000 0062H
26.4.3, 26.13.3, 26.21.4
SSR1
シリアルステータスレジスタ 1
0000 006AH
26.4.3, 26.13.3, 26.21.4
SSR2
シリアルステータスレジスタ 2
0000 0076H
26.4.3, 26.13.3, 26.21.4
SSR6
シリアルステータスレジスタ 6
0000 00A6H
26.4.3, 26.13.3, 26.21.4
STBCR
スタンバイ制御レジスタ
0000 0482H
8.3.1
STMCR
サブタイマ制御レジスタ
0000 0513H
7.3.1
TCCSH0
タイマ状態制御レジスタ上位 0
0000 0208H
18.4.4
TCCSH1
タイマ状態制御レジスタ上位 1
0000 0268H
18.4.4
TCCSL0
タイマ状態制御レジスタ下位 0
0000 0209H
18.4.4
TCCSL1
タイマ状態制御レジスタ下位 1
0000 0269H
18.4.4
TCDT0
タイマデータレジスタ 0
0000 0204H
18.4.3
TCDT1
タイマデータレジスタ 1
0000 0264H
18.4.3
TDR0
T
送信データレジスタ 0
0000 0064H
26.4.5, 26.13.5, 26.21.5
TDR1
送信データレジスタ 1
0000 006CH
26.4.5, 26.13.5, 26.21.5
TDR2
送信データレジスタ 2
0000 0078H
26.4.5, 26.13.5, 26.21.5
TDR6
送信データレジスタ 6
0000 00A8H
26.4.5, 26.13.5, 26.21.5
TMCSR0
コントロールステータスレジスタ 0
0000 004EH
21.4.1
TMCSR1
コントロールステータスレジスタ 1
0000 0056H
21.4.1
1164
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
TMCSR2
コントロールステータスレジスタ 2
0000 005EH
21.4.1
TMR0
16 ビットタイマレジスタ 0
0000 004AH
21.4.3
TMR1
16 ビットタイマレジスタ 1
0000 0052H
21.4.3
TMR2
16 ビットタイマレジスタ 2
0000 005AH
21.4.3
TMRLRA0
16 ビットタイマリロードレジスタ A0
0000 0048H
21.4.2
TMRLRA1
16 ビットタイマリロードレジスタ A1
0000 0050H
21.4.2
TMRLRA2
16 ビットタイマリロードレジスタ A2
0000 0058H
21.4.2
TMRLRB0
16 ビットタイマリロードレジスタ B0
0000 004CH
21.4.2
TMRLRB1
16 ビットタイマリロードレジスタ B1
0000 0054H
21.4.2
TMRLRB2
16 ビットタイマリロードレジスタ B2
0000 005CH
21.4.2
TMSP
タイムスタンプレジスタ
0000 213CH
29.3.6
UCCR
USB クロック設定レジスタ
0000 051CH
27.3.1
UDCC
UDC 制御レジスタ
0000 2121H
29.3.3
UDCIE
UDC 割込み許可レジスタ
0000 2140H
29.3.8
UDCRH1
アップダウンカウントレジスタ上位 1
0000 01D2H
24.4.2
UDCRL1
アップダウンカウントレジスタ下位 1
0000 01D3H
24.4.2
UDCS
U
UDC ステータスレジスタ
0000 2141H
29.3.7
USBEN
USB 許可レジスタ
0000 21A6H
29.3.2
USBSEL
USB 選択レジスタ
0000 21A5H
29.3.1
WCCR
時計カウンタ制御レジスタ
0000 051AH
17.3.2
WCRD
時計カウンタリードレジスタ
0000 0518H
17.3.3
WCRL
時計カウンタリロードレジスタ
0000 0519H
17.3.1
WDTCPR0
W
ウォッチドッグタイマ 0 クリアレジスタ
0000 003DH
16.3.2
WDTCR0
ウォッチドッグタイマ 0 制御レジスタ
0000 003CH
16.3.1
WRAR00
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 00
0000 0380H
35.3.1
WRAR01
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 01
0000 0388H
35.3.1
WRAR02
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 02
0000 0390H
35.3.1
WRAR03
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 03
0000 0398H
35.3.1
WRAR04
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 04
0000 03A0H
35.3.1
WRAR05
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 05
0000 03A8H
35.3.1
WRAR06
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 06
0000 03B0H
35.3.1
WRAR07
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 07
0000 03B8H
35.3.1
WRAR08
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 08
0000 03C0H
35.3.1
WRAR09
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 09
0000 03C8H
35.3.1
WRAR10
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 10
0000 03D0H
35.3.1
WRAR11
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 11
0000 03D8H
35.3.1
WRAR12
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 12
0000 03E0H
35.3.1
WRAR13
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 13
0000 03E8H
35.3.1
WRAR14
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 14
0000 03F0H
35.3.1
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1165
付録 B レジスタ一覧
MB91665 シリーズ
WRAR15
ワイルドレジスタアドレスレジスタ 15
0000 03F8H
35.3.1
WRDR00
ワイルドレジスタデータレジスタ 00
0000 0384H
35.3.2
WRDR01
ワイルドレジスタデータレジスタ 01
0000 038CH
35.3.2
WRDR02
ワイルドレジスタデータレジスタ 02
0000 0394H
35.3.2
WRDR03
ワイルドレジスタデータレジスタ 03
0000 039CH
35.3.2
WRDR04
ワイルドレジスタデータレジスタ 04
0000 03A4H
35.3.2
WRDR05
ワイルドレジスタデータレジスタ 05
0000 03ACH
35.3.2
WRDR06
ワイルドレジスタデータレジスタ 06
0000 03B4H
35.3.2
WRDR07
ワイルドレジスタデータレジスタ 07
0000 03BCH
35.3.2
WRDR08
ワイルドレジスタデータレジスタ 08
0000 03C4H
35.3.2
WRDR09
ワイルドレジスタデータレジスタ 09
0000 03CCH
35.3.2
WRDR10
ワイルドレジスタデータレジスタ 10
0000 03D4H
35.3.2
WRDR11
ワイルドレジスタデータレジスタ 11
0000 03DCH
35.3.2
WRDR12
ワイルドレジスタデータレジスタ 12
0000 03E4H
35.3.2
WRDR13
ワイルドレジスタデータレジスタ 13
0000 03ECH
35.3.2
WRDR14
ワイルドレジスタデータレジスタ 14
0000 03F4H
35.3.2
WRDR15
ワイルドレジスタデータレジスタ 15
0000 03FCH
35.3.2
WREN
ワイルドレジスタデータイネーブルレジスタ
0000 033AH
35.3.3
1166
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 C 割込みベクタ
MB91665 シリーズ
付録 C
割込みベクタ
本製品の割込みベクタテーブルについて説明します。割込み要因と割込みベクタおよび割込
みコントロールレジスタ (ICR00 ∼ ICR47) の割当てが配置されています。
リセット
TBR
割込みレベル
オフセット 初期値時の
10 進 16 進 設定レジスタ
アドレス
000F
FFFCH
0
00
3FC
−
H
システム予約
1
01
−
3F8H
000F FFF8H
システム予約
2
02
−
3F4H
000F FFF4H
システム予約
3
03
−
3F0H
000F FFF0H
システム予約
4
04
−
3ECH
000F FFECH
システム予約
5
05
−
3E8H
000F FFE8H
システム予約
6
06
−
3E4H
000F FFE4H
システム予約
7
07
−
3E0H
000F FFE0H
システム予約
8
08
−
3DCH
000F FFDCH
INTE 命令
9
09
−
3D8H
000F FFD8H
システム予約
10
0A
−
3D4H
000F FFD4H
システム予約
11
0B
−
3D0H
000F FFD0H
ステップトレーストラップ
12
0C
−
3CCH
000F FFCCH
システム予約
13
0D
−
3C8H
000F FFC8H
未定義命令例外
14
0E
−
3C4H
000F FFC4H
−
15
0F
15 (FH) 固定
3C0H
000F FFC0H
外部割込み要求 ch.0 ∼ ch.7
16
10
ICR00
3BCH
000F FFBCH
予約
17
11
ICR01
3B8H
000F FFB8H
外部割込み要求 ch.16 ∼ ch.23
18
12
ICR02
3B4H
000F FFB4H
予約
19
13
ICR03
3B0H
000F FFB0H
16 ビットリロードタイマ ch.0 ∼ ch.2
20
14
ICR04
3ACH
000F FFACH
UART/CSIO/ I2C ch.0 の受信割込み要求
21
15
ICR05
3A8H
000F FFA8H
UART/CSIO/ I2C ch.0 の送信割込み要求
UART/CSIO ch.0 の送信バスアイドル割込み要求
22
16
ICR06
3A4H
000F FFA4H
UART/CSIO/ I2C ch.1 の受信割込み要求
23
17
ICR07
3A0H
000F FFA0H
UART/CSIO/ I2C ch.1 の送信割込み要求
UART/CSIO ch.1 の送信バスアイドル割込み要求
24
18
ICR08
39CH
000F FF9CH
I2C ch.1 のステータス割込み要求
25
19
ICR09
398H
000F FF98H
UART/CSIO/ I2C ch.2 の受信割込み要求
26
1A
ICR10
394H
000F FF94H
UART/CSIO/
ch.2 の送信割込み要求
UART/CSIO ch.2 の送信バスアイドル割込み要求
27
1B
ICR11
390H
000F FF90H
I2C ch.2 のステータス割込み要求
28
1C
ICR12
38CH
000F FF8CH
予約
29
1D
ICR13
388H
000F FF88H
予約
30
1E
ICR14
384H
000F FF84H
予約
31
1F
ICR15
380H
000F FF80H
割込み番号
割込み要因 ( 周辺機能 )
I2C
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1167
付録 C 割込みベクタ
MB91665 シリーズ
予約
TBR
割込みレベル
オフセット 初期値時の
10 進 16 進 設定レジスタ
アドレス
000F FF7CH
32
20
ICR16
37CH
予約
33
21
ICR17
378H
000F FF78H
予約
34
22
ICR18
374H
000F FF74H
UART/CSIO/ I2C ch.6 の受信割込み要求
35
23
ICR19
370H
000F FF70H
UART/CSIO/ I2C ch.6 の送信割込み要求
UART/CSIO ch.6 の送信バスアイドル割込み要求
I2C ch.6 のステータス割込み要求
36
24
ICR20
36CH
000F FF6CH
32 ビットインプットキャプチャ ch.4 ∼ ch.7
37
25
ICR21
368H
000F FF68H
32 ビットアウトプットコンペア ch.4 ∼ ch.7
38
26
ICR22
364H
000F FF64H
予約
39
27
ICR23
360H
000F FF60H
16 ビットアップダウンカウンタ ch.0
40
28
ICR24
35CH
000F FF5CH
メインタイマ / サブタイマ / 時計カウンタ
41
29
ICR25
358H
000F FF58H
10 ビット A/D コンバータ
・スキャン変換割込み要求
・優先変換割込み要求
・FIFO オーバラン割込み要求
・変換結果比較割込み要求
42
2A
ICR26
354H
000F FF54H
32 ビットフリーランタイマ ch.0, ch.1
43
2B
ICR27
350H
000F FF50H
32 ビットインプットキャプチャ ch.0 ∼ ch.3
44
2C
ICR28
34CH
000F FF4CH
32 ビットアウトプットコンペア ch.0 ∼ ch.3
45
2D
ICR29
348H
000F FF48H
ベースタイマ ch.0
46
2E
ICR30
344H
000F FF44H
ベースタイマ ch.1
47
2F
ICR31
340H
000F FF40H
ベースタイマ ch.2
48
30
ICR32
33CH
000F FF3CH
ベースタイマ ch.3
49
31
ICR33
338H
000F FF38H
予約
50
32
ICR34
334H
000F FF34H
予約
51
33
ICR35
330H
000F FF30H
予約
52
34
ICR36
32CH
000F FF2CH
予約
53
35
ICR37
328H
000F FF28H
USB ファンクション (End point 1 ∼ 3 の DRQ)
割込み番号
割込み要因 ( 周辺機能 )
54
36
ICR38
324H
000F FF24H
USB ファンクション (End point 0 の DRQI, DRQO と各ス 55
テータス )/USB ホスト ( 各ステータス )
37
ICR39
320H
000F FF20H
予約
56
38
ICR40
31CH
000F FF1CH
DMA コントローラ (DMAC) ch.0
57
39
ICR41
318H
000F FF18H
DMA コントローラ (DMAC) ch.1
58
3A
ICR42
314H
000F FF14H
DMA コントローラ (DMAC) ch.2
59
3B
ICR43
310H
000F FF10H
DMA コントローラ (DMAC) ch.3
60
3C
ICR44
30CH
000F FF0CH
予約
61
3D
ICR45
308H
000F FF08H
システム予約
62
3E
ICR46
304H
000F FF04H
遅延割込み
63
3F
ICR47
300H
000F FF00H
システム予約 (REALOS で使用 )
64
40
−
2FCH
000F FEFCH
システム予約 (REALOS で使用 )
65
41
−
2F8H
000F FEF8H
INT 命令で使用
66
∼
255
42
~
FF
−
2F4H
000F FEF4H
∼
000H
∼
000F FC00H
1168
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 C 割込みベクタ
MB91665 シリーズ
*:USB 割込み要因
割込み番号
10 進
16 進
54
36
55
CM71-10158-1
37
USB 割込み要因
詳細内容
USB ファンクション
(End Point1 ∼ 3 の DRQ)
DRQ (End Point1 ∼ 3)
USB ファンクション
(End Point 0 の DRQI, DRQO と各ステータス )
DRQI, DRQO, SPK, SUSP, SOF, BRST,
CONF, WKUP
USB ホスト ( 各ステータス )
DIRQ, URIRQ, RWKIRQ, CNNIRQ,
SOFIRQ, CMPIRQ
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1169
付録 D CPU の状態における端子状態
付録 D
MB91665 シリーズ
CPU の状態における端子状態
CPU の状態と端子の状態を示します。
■ 端子状態
端子の状態として使用している語句は , 以下の意味を持ちます。
•
INIT="L" 時
INIT 端子が "L" レベルの期間です。
•
INIT="H" 時
INIT 端子が "L" レベルから "H" レベルに遷移した直後の状態です。
•
SLVL1
スタンバイ制御レジスタ (STBCR) にあるスタンバイレベル設定ビットです。
•
入力可
入力機能が使用可能な状態です。
•
入力不可
入力機能が使用できない状態です。
•
出力 Hi-Z
端子駆動用トランジスタを駆動禁止状態にし , 端子を Hi-Z にします。
•
直前状態保持
本モードになる直前に出力していた状態を保持します。
内蔵されている周辺機能が動作中であれば , その周辺機能にしたがって出力を行い
ます。
ポートなどとして出力している場合は , その出力を保持します。
•
内部入力 "0" 固定
端子からすぐの入力ゲートで外部入力を遮断し , 内部へ "0" を伝えています。
•
割込み機能選択許可時入力可能
端子機能を外部割込み要求入力端子に設定し , 外部割込み要求を許可している場合
にのみ入力できます。
1170
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 D CPU の状態における端子状態
MB91665 シリーズ
•
端子状態一覧
端子名
機能名
INIT
INIT
初期値
INIT="L" 時
INIT="H" 時
―
―
X0
X0
入力可
入力可
X1
X1
入力可
入力可
X0A
X0A
スリープ
モード
入力可
(INIT 入力時は , PK1 参照
ポート選択時は , 入力不可 )
入力不可
入力不可
X1A
X1A
(INIT 入力時は , PK0 参照
ポート選択時は , 入力不可 )
入力不可
入力不可
MD0
MD0
入力可
入力可
MD1
MD1
入力可
入力可
P00
P00/D00/TIOA0/SOUT0_1/IN0
P01
P01/D01/TIOB0/SIN0_1/IN1
P02
P02/D02/TIOA1/SCK0_1/IN2
P03
P03/D03/TIOB1/IN3
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
P04
P04/D04/TIOA2/SOUT1/IN4
P05
P05/D05/TIOB2/SIN1/IN5
P06
P06/D06/TIOA3/SCK1/IN6
P07
P07/D07/TIOB3/IN7
P10
P10/D08/SOUT2/INT0
P11
P11/D09/SIN2/INT1
P12
P12/D10/SCK2/INT2
P13
P13/D11/INT3
P14
P14/D12/AIN1/INT4/OUT4
P15
P15/D13/BIN1/INT5/OUT5
P16
P16/D14/ZIN1/INT6/OUT6
P17
P17/D15/INT7/OUT7
P20
P20/A00/TMO1_1/A16
P21
P21/A01/TMO2_1/A17
P22
P22/A02/TIOA0_1/A18
P23
P23/A03/TIOB0_1/A19
P24
P24/A04/OUT0/A20
P25
P25/A05/OUT1/A21
P26
P26/A06/OUT2/A22
P27
P27/A07/OUT3/A23
CM71-10158-1
直前状態
保持
スタンバイモード
SLVL1=0
SLVL1=1
入力可
入力可
Hi-Z
Hi-Z
または
入力可
または
入力可
“H” 出力
または
入力可
“H” 出力
または
入力可
Hi-Z
Hi-Z
または
入力可
または
入力可
“H” 出力
または
入力可
“H” 出力
または
入力可
入力可
入力可
直前状態
保持
出力 Hi-Z/
内部入力 “0”
固定
出力 Hi-Z/
内部入力 “0”
固定
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
直前状態
保持
直前状態
保持
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
直前状態
保持
直前状態
保持
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
割込み
機能選択
許可時
入力可能
出力 Hi-Z /
内部入力 “0”
固定
1171
付録 D CPU の状態における端子状態
初期値
端子名
機能名
P50
P50/CS0/TMO0_1
P51
P51/CS1/TIOA2_1/SOUT1_1
P52
P52/CS2/TIOB2_1/SIN1_1
P53
P53/CS3/FRCK1/TIOA3_1/SCK_1
P54
P54/AS/AIN1_1/SOUT6
P55
P55/RD/BIN1_1/ADTRG0/SIN6
P56
P56/WR0/ZIN1_1/FRCK0/SCK6
P57
P57/WR1/TIOB3_1/TMI2_1
P60
P60/RDY/TIOA1_1/SOUT2_1
P61
P61/SYSCLK/TIOB1_1/SIN2_1
P70
P70/AN0/OUT0_1/INT16
P71
P71/AN1/OUT1_1/INT17
P72
P72/AN2/TMO0/OUT2_1/INT18
P73
P73/AN3/TMO1/OUT3_1/INT19
P74
P74/AN4/TMO2/OUT4_1/INT20
P75
P75/AN5/SOUT0/TMI0/OUT5_1/
INT21
P76
P76/AN6/SIN0/TMI1/OUT6_1/
INT22
P77
P77/AN7/SCK0/TMI2/OUT7_1/
INT23
P80
P80/AN8/IN0_1/TMI0_1
P81
P81/AN9/IN1_1/TMI1_1
P82
P82/AN10/IN2_1
P83
P83/AN11/IN3_1
PH2
PH2/SCK2_1/INT2_1
PH3
PH3/INT3_1
PK0
PK0
PK1
PK1
UDP
UDP (USB)
UDM
1172
UDM (USB)
MB91665 シリーズ
スタンバイモード
INIT="L" 時
INIT="H" 時
スリープ
モード
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
直前状態
保持
直前状態
保持
出力 Hi-Z /
内部入力 “0”
固定
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
直前状態
保持
直前状態
保持
出力 Hi-Z/
内部入力 “0”
固定
SLVL1=0
SLVL1=1
出力 Hi-Z/
内部入力 “0”
固定
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力不可
直前状態
保持
直前状態
保持
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力不可
直前状態
保持
直前状態
保持
割込み
機能選択
許可時
入力可能
出力 Hi-Z/
内部入力 “0”
固定
出力 Hi-Z/
内部入力 “0”
固定
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
直前状態
保持
直前状態
保持
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z/
内部入力
“0” 固定
直前状態
保持
直前状態
保持
出力 Hi-Z/
内部入力 “0”
固定
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
直前状態
保持
または
入力可
直前状態
保持
直前状態
保持
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
割込み
機能選択
許可時
入力可能
CM71-10158-1
付録 D CPU の状態における端子状態
MB91665 シリーズ
•
端子状態一覧 ( シリアルライタモード )
端子名
初期値
機能名
非同期シリアル
書込み時
INIT = “L” 時
同期シリアル
書込み時
INIT = “H” 時
INIT
INIT
―
―
―
X0
X0
入力可
入力可
入力可
X1
X1
入力可
入力可
入力可
入力不可
入力不可
入力不可
X0A
X0A
(INIT 入力時は , PK1 参照
ポート選択時は , 入力不可 )
X1A
(INIT 入力時は , PK0 参照
ポート選択時は , 入力不可 )
入力不可
入力不可
入力不可
MD0
MD0
入力可
入力可
入力可
MD1
MD1
入力可
入力可
入力可
P00
P00/D00/TIOA0/SOUT0_1/IN0
P01
P01/D01/TIOB0/SIN0_1/IN1
P02
P02/D02/TIOA1/SCK0_1/IN2
P03
P03/D03/TIOB1/IN3
P04
P04/D04/TIOA2/SOUT1/IN4
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
入力可
P05
P05/D05/TIOB2/SIN1/IN5
P06
P06/D06/TIOA3/SCK1/IN6
P07
P07/D07/TIOB3/IN7
P10
P10/D08/SOUT2/INT0
P11
P11/D09/SIN2/INT1
P12
P12/D10/SCK2/INT2
P13
P13/D11/INT3
P14
P14/D12/AIN1/INT4/OUT4
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
入力可
P15
P15/D13/BIN1/INT5/OUT5
P16
P16/D14/ZIN1/INT6/OUT6
P17
P17/D15/INT7/OUT7
P20
P20/A00/TMO1_1/A16
P21
P21/A01/TMO2_1/A17
P22
P22/A02/TIOA0_1/A18
P23
P23/A03/TIOB0_1/A19
P24
P24/A04/OUT0/A20
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
入力可
P25
P25/A05/OUT1/A21
P26
P26/A06/OUT2/A22
P27
P27/A07/OUT3/A23
X1A
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1173
付録 D CPU の状態における端子状態
端子名
MB91665 シリーズ
初期値
機能名
非同期シリアル
書込み時
INIT = “L” 時
P50
P50/CS0/TMO0_1
P51
P51/CS1/TIOA2_1/SOUT1_1
P52
P52/CS2/TIOB2_1/SIN1_1
P53
P53/CS3/FRCK1/TIOA3_1/SCK_1
P54
P54/AS/AIN1_1/SOUT6
P55
P55/RD/BIN1_1/ADTRG0/SIN6
P56
P56/WR0/ZIN1_1/FRCK0/SCK6
P57
P57/WR1/TIOB3_1/TMI2_1
P60
P60/RDY/TIOA1_1/SOUT2_1
P61
P61/SYSCLK/TIOB1_1/SIN2_1
P70
P70/AN0/OUT0_1/INT16
P71
P71/AN1/OUT1_1/INT17
P72
P72/AN2/TMO0/OUT2_1/INT18
P73
P73/AN3/TMO1/OUT3_1/INT19
P74
P74/AN4/TMO2/OUT4_1/INT20
P75
P75/AN5/SOUT0/TMI0/OUT5_1/INT21
P76
P76/AN6/SIN0/TMI1/OUT6_1/INT22
同期シリアル
書込み時
INIT = “H” 時
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力不可
出力 Hi-Z
入力不可
出力 Hi-Z
入力可
出力
出力
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
入力不可
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力不可
出力 Hi-Z
入力不可
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
入力可
出力 Hi-Z
P77
P77/AN7/SCK0/TMI2/OUT7_1/INT23
P80
P80/AN8/IN0_1/TMI0_1
P81
P81/AN9/IN1_1/TMI1_1
P82
P82/AN10/IN2_1
P83
P83/AN11/IN3_1
PH2
PH2/SCK2_1/INT2_1
PH3
PH3/INT3_1
PK0
PK0
PK1
PK1
UDP
UDP (USB)
UDM
1174
UDM (USB)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 E 命令一覧
E.1
MB91665 シリーズ
付録 E
命令一覧
FR80 ファミリ CPU の命令一覧と命令マップを示します。
命令一覧表の見かた
E.1
命令一覧表および命令細則に用いている記号の意味を説明します。
型
OP
CYC
FLAG
NZVC
Rj,Rj
A
A6
1
CCCC
Ri + Rj → Rj
#s5,Rj
C
A4
1
CCCC
Ri + s5 → Ri
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
│
│
│
│
│
│
│
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
ニーモニック
ADD
*ADD
│
(1)
RMW
動作
○
備考
・
・
(1) 命令名が示されています。
* 印は , CPU 仕様にはなくアセンブラで命令を拡張または追加した拡張命令です。
(2) オペランドに指定可能なアドレッシングモードを記号で示されています。
記号の意味は , 「■アドレッシングモードの記号 ( 次項 ) 」を参照してください。
(3) 命令フォーマットが示されています。
(4) 命令コードが 16 進数表示されています。
( アセンブラ拡張命令では記載されません。)
(5) マシンサイクル数を表しています。
a : メモリアクセスサイクルであり , アクセス対象により変化します。
最小値は 1 サイクルです。
b : 完了していない LD 命令が 4 命令未満であり , LD 動作の対象となるレジスタが後
続の命令に参照されない間は , 1 サイクルで動作します。
完了していない LD 命令が 4 命令となった場合 , その時点から最初の LD 命令が
完了するまでインタロックがかかり , 実行サイクル数が ( メモリアクセスサイク
ル数− 命令発行から最初の LD 命令が完了するまでのサイクル数 ) だけ増加しま
す。
c : 直後の命令が MDH を参照する場合 , インタロックがかかり , 実行サイクル数は増
加して 2 となります。それ以外は 1 サイクルとなります。
d : プリフェッチバッファへの命令先読みが完了していない場合 , 最大で 2 サイクル
となります。最小値は 1 サイクルです。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1175
付録 E 命令一覧
E.1
MB91665 シリーズ
(6) フラグ変化を表しています。
フラグ変化
フラグの意味
C : 変化する
N : ネガティブフラグ
− : 変化しない
Z : ゼロフラグ
0 : クリア
V : オーバフラグ
1 : セット
C : キャリフラグ
(7) RMW 系命令時は○が入ります。
(8) 命令動作が表記されています。
■ アドレッシングモードの記号
1176
Ri
: レジスタ直接 (R0 ∼ R15, AC, FP, SP)
Rj
: レジスタ直接 (R0 ∼ R15, AC, FP, SP)
R13
: レジスタ直接 (R13, AC)
Ps
: レジスタ直接 ( プログラムステータスレジスタ )
Rs
: レジスタ直接 (TBR, RP, SSP, USP, MDH, MDL)
#i4
: 4 ビット即値 ( ゼロ拡張 :0 ∼ 15, マイナス拡張 :-16 ∼ -1)
#i8
: 符号なし 8 ビット即値 (0 ∼ 255)
#i20
: 符号なし 20 ビット即値 (-0x80000 ∼ 0xFFFFF) *1
#i32
: 符号なし 32 ビット即値 (-0x80000000 ∼ 0xFFFFFFFF) *2
#s5
: 符号付き 5 ビット即値 (-16 ∼ 15)
#s10
: 符号付き 10 ビット即値 (-512 ∼ 508 4 の倍数のみ )
#u4
: 符号なし 4 ビット即値 (0 ∼ 15)
#u5
: 符号なし 5 ビット即値 (0 ∼ 31)
#u8
: 符号なし 8 ビット即値 (0 ∼ 255)
#u10
: 符号なし 10 ビット即値 (0 ∼ 1020 4 の倍数のみ )
@dir8
: 符号なし 8 ビット直接アドレス (0 ∼ 0xFF)
@dir9
: 符号なし 9 ビット直接アドレス (0 ∼ 0x1FE 2 の倍数のみ )
@dir10
: 符号なし 10 ビット直接アドレス (0 ∼ 0x3FC 4 の倍数のみ )
label9
: 符号付き 9 ビット分岐アドレス (-0x100 ∼ 0xFC 2 の倍数のみ )
label12
: 符号付き 12 ビット分岐アドレス (-0x800 ∼ 0x7FC 2 の倍数のみ )
label20
: 符号付き 20 ビット分岐アドレス (-0x80000 ∼ 0x7FFFF)
label32
: 符号付き 32 ビット分岐アドレス (-0x80000000 ∼ 0x7FFFFFFF)
@Ri
: レジスタ間接 (R0 ∼ R15, AC, FP, SP)
@Rj
: レジスタ間接 (R0 ∼ R15, AC, FP, SP)
@(R13,Rj)
: レジスタ相対間接 (Rj: R0 ∼ R15, AC, FP, SP)
@(R14,disp10)
: レジスタ相対間接 (disp10: -0x200 ∼ 0x1FC 4 の倍数のみ )
@(R14,disp9)
: レジスタ相対間接 (disp9: -0x100 ∼ 0xFE 2 の倍数のみ )
@(R14,disp8)
: レジスタ相対間接 (disp8: -0x80 ∼ 0x7F)
@(R15,udisp6)
: レジスタ相対間接 (udisp6: 0 ∼ 60 4 の倍数のみ )
@Ri+
: ポストインクリメント付きレジスタ間接 (R0 ∼ R15, AC, FP, SP)
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 E 命令一覧
E.1
MB91665 シリーズ
@R13+
: ポストインクリメント付きレジスタ間接 (R13, AC)
@SP+
: スタックポップ
@-SP
: スタックプッシュ
(reglist)
: レジスタリスト
*1: -0x7FFFF ∼ -1 は , 0x7FFFF ∼ 0xFFFFF として扱います。
*2: -0x80000000 ∼ -1 は , 0x80000000 ∼ 0xFFFFFFFF として扱います。
■ 命令フォーマット一覧
TYPE-A
TYPE-B
OP
Rj
Ri
8
4
4
OP
i/8 o/8
Ri
4
8
4
TYPE-C
OP
u4/m4
Ri
8
4
4
ADD, ADDN, CMP, LSL, LSR, ASR 命令のみ
TYPE-C'
TYPE-D
TYPE-E
TYPE-F
CM71-10158-1
OP
s5/u5
Ri
7
5
4
OP
u8/rel8/dir/reglist
8
8
OP
SUB-OP
Ri
8
4
4
OP
rel11
5
11
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1177
付録 E 命令一覧
E.1
MB91665 シリーズ
■ 動作欄
命令一覧表の動作欄と , 命令細則のオペレーションに使用されている記号です。
extu ( )
ゼロ拡張操作を示します。上位ビットの欠けている部分に "0"
ビットを補います。
extn ( )
マイナス拡張操作を示します。上位ビットの欠けている部分
に "1" ビットを補います。
exts ( )
符号拡張操作を示します。( ) 内のデータの MSB が "0" なら
ばゼロ拡張操作をし , MSB が "1" ならばマイナス拡張操作をし
ます。
&
ビット毎の論理積 (AND) を示します。
|
ビット毎の論理和 (OR) を示します。
^
ビット毎の排他的論理和 (EXOR) を示します。
()
間接アドレス指定を示します。( ) 内のレジスタまたは式の示
すアドレスのメモリ読み出し・書き込み値です。
{}
演算の優先順位を明示するための括弧になります。( ) を間接
アドレス指定に使用しているため , { } を使用します。
条件実行を示します。条件が成立したときに then の次の式を ,
if ( 条件 ) then { 式 }
成立しなかったときに else の次の式を実行します。式は { } で
または
if ( 条件 ) then { 式 1} 囲み複数記述できます。
else { 式 2}
[m:n]
1178
ビット m からビット n までを取り出して , 操作対象とします。
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 E 命令一覧
E.2
MB91665 シリーズ
E.2
命令一覧表
FR80 ファミリ CPU の命令一覧を示します。
FR80 ファミリ CPU の命令数は全部で 162 あります。以下の 15 種類に分類しています。
•
加減算命令
•
比較演算命令
•
論理演算命令
•
ビット操作演算命令
•
乗除算命令
•
シフト演算命令
•
即値データ転送命令
•
メモリロード命令
•
メモリストア命令
•
レジスタ間転送命令 / 専用レジスタ転送命令
•
遅延なし分岐命令
•
遅延分岐命令
•
ダイレクトアドレス指定命令
•
ビットサーチ命令
•
その他の命令
表 E-1 加減算命令
ニーモニック
CM71-10158-1
型
OP
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
備考
ADD Rj, Ri
A
A6
1
CCCC
−
Ri+Rj → Ri
*ADD #s5, Ri
C'
−
1
CCCC
−
Ri+s5 → Ri
アセンブラでは s5
の上位 1 ビットを符
号と見る
ADD #i4, Ri
C
A4
1
CCCC
−
Ri+extu(i4) → Ri
i4 はゼロ拡張
ADD2 #i4, Ri
C
A5
1
CCCC
−
Ri+extn(i4) → Ri
i4 はマイナス拡張
ADDC Rj, Ri
A
A7
1
CCCC
−
Ri+Rj+C → Ri
キャリ付き加算
ADDN Rj, Ri
A
A2
1
----
−
Ri+Rj → Ri
*ADDN #s5, Ri
C'
−
1
----
−
Ri+s5 → Ri
アセンブラでは s5
の上位 1 ビットを符
号と見る
ADDN #i4, Ri
C
A0
1
----
−
Ri+extu(i4) → Ri
i4 はゼロ拡張
ADDN2 #i4, Ri
C
A1
1
----
−
Ri+extn(i4) → Ri
i4 はマイナス拡張
SUB Rj, Ri
A
AC
1
CCCC
−
Ri-Rj → Ri
SUBC Rj, Ri
A
AD
1
CCCC
−
Ri-Rj-C → Ri
SUBN Rj, Ri
A
AE
1
----
−
Ri-Rj → Ri
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
キャリ付き減算
1179
付録 E 命令一覧
E.2
MB91665 シリーズ
表 E-2 比較演算命令
ニーモニック
OP
型
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
備考
CMP Rj, Ri
A
AA
1
CCCC
−
Ri-Rj
*CMP #s5, Ri
C'
−
1
CCCC
−
Ri-s5
アセンブラでは s5
の上位 1 ビットを符
号と見る
CMP #i4, Ri
C
A8
1
CCCC
−
Ri-extu(i4)
i4 はゼロ拡張
CMP2 #i4, Ri
C
A9
1
CCCC
−
Ri-extn(i4)
i4 はマイナス拡張
CYC
FLAG
NZVC
表 E-3 論理演算命令
ニーモニック
OP
型
RMW
動作
備考
AND Rj, Ri
A
82
1
CC--
−
Ri & Rj → Ri
ワード
AND Rj, @Ri
A
84
1+2a
CC--
○
(Ri) & Rj → (Ri)
ワード
ANDH Rj, @Ri
A
85
1+2a
CC--
○
(Ri) & Rj → (Ri)
ハーフワード
ANDB Rj, @Ri
A
86
1+2a
CC--
○
(Ri) & Rj → (Ri)
バイト
OR Rj, Ri
A
92
1
CC--
−
Ri | Rj → Ri
ワード
OR Rj, @Ri
A
94
1+2a
CC--
○
(Ri) | Rj → (Ri)
ワード
ORH Rj, @Ri
A
95
1+2a
CC--
○
(Ri) | Rj → (Ri)
ハーフワード
ORB Rj, @Ri
A
96
1+2a
CC--
○
(Ri) | Rj → (Ri)
バイト
EOR Rj, Ri
A
9A
1
CC--
−
Ri ^ Rj → Ri
ワード
EOR Rj, @Ri
A
9C
1+2a
CC--
○
(Ri) ^ Rj → (Ri)
ワード
EORH Rj, @Ri
A
9D
1+2a
CC--
○
(Ri) ^ Rj → (Ri)
ハーフワード
EORB Rj, @Ri
A
9E
1+2a
CC--
○
(Ri) ^ Rj → (Ri)
バイト
表 E-4 ビット操作演算命令
ニーモニック
型
OP
CYC
FLAG RMW
NZVC
動作
備考
BANDL #u4, @Ri
C
80
1+2a
----
○
(Ri) & {F0H+u4} → (Ri)
下位 4 ビット
BANDH #u4, @Ri
C
81
1+2a
----
○
(Ri) & {u4<<4+0FH} →
(Ri)
上位 4 ビット
*BAND #u8, @Ri *1 − −
−
----
○
(Ri) & =u8
BORL #u4, @Ri
C
90
1+2a
----
○
(Ri) | u4 → (Ri)
下位 4 ビット
BORH #u4, @Ri
C
91
1+2a
----
○
(Ri) | {u4<<4} → (Ri)
上位 4 ビット
*BOR #u8, @Ri *2
− −
−
----
○
(Ri) | =u8
BEORL #u4, @Ri
C
98
1+2a
----
○
(Ri) ^ u4 → (Ri)
下位 4 ビット
C
99
1+2a
----
○
(Ri) ^ {u4<<4} → (Ri)
上位 4 ビット
−
----
○
(Ri) ^ =u8
−
(Ri) & u4
下位 4 ビット
−
(Ri) & {u4<<4}
上位 4 ビット
BEORH #u4, @Ri
*BEOR #u8, @Ri
*3
− −
BTSTL #u4, @Ri
C
88
2+a
0C--
BTSTH #u4, @Ri
C
89
2+a
CC--
*1: アセンブラは , u8 & 0x0F でビットが立っていれば , BANDL を生成し , u8 & 0xF0 でビットが
立っていれば , BANDH を生成する。BANDL, BANDH 両方生成する場合もある。
*2: アセンブラは , u8 & 0x0F でビットが立っていれば , BORL を生成し , u8 & 0xF0 でビットが
立っていれば , BORH を生成する。BORL, BORH 両方生成する場合もある。
*3: アセンブラは , u8 & 0x0F でビットが立っていれば , BEORL を生成し , u8 & 0xF0 でビットが
立っていれば , BEORH を生成する。BEORL, BEORH 両方生成する場合もある。
1180
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 E 命令一覧
E.2
MB91665 シリーズ
表 E-5 乗除算命令
ニーモニック
型
OP
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
備考
MUL Rj, Ri
A
AF
5
CCC-
−
Ri × Rj →
MDH,MDL
32 × 32 ビット =64
ビット
MULU Rj, Ri
A
AB
5
CCC-
−
Ri × Rj →
MDH,MDL
符号なし
MULH Rj, Ri
A
BF
3
CC--
−
Ri × Rj → MDL
16 × 16 ビット =32
ビット
MULUH Rj, Ri
A
BB
3
CC--
−
Ri × Rj → MDL
符号なし
DIV0S Ri
E
97-4
1
----
−
所 定 の 命 令 シ ー ケ ステップ演算
ンスにて
32 ÷ 32 ビット =32
MDL ÷ Ri → MDL ビット
MDL%Ri → MDH
DIV0U Ri
E
97-5
1
----
−
DIV1 Ri
E
97-6
1
-C-C
−
DIV2 Ri
E
97-7
c
-C-C
−
DIV3
E
9F-6 1
----
−
DIV4S
*DIV Ri
*1
*DIVU Ri *2
E
9F-7 1
----
−
−
−
36
-C-C
−
MDL ÷ Ri → MDL
MDL%Ri → MDH
−
−
36
-C-C
−
MDL ÷ Ri → MDL
MDL%Ri → MDH
*1: DIV0S, DIV1 × 32, DIV2, DIV3, DIV4S を生成する。命令コード長は , 72 バイトとなる。
*2: DIV0U, DIV1 × 32 を生成する。命令コード長は , 66 バイトとなる。
表 E-6 シフト演算命令
ニーモニック
CM71-10158-1
型
OP
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
LSL Rj, Ri
A
B6
1
CC-C
−
Ri << Rj → Ri
*LSL #u5, Ri
(u5:0 ∼ 31)
C'
−
1
CC-C
−
Ri << u5 → Ri
LSL #u4, Ri
C
B4
1
CC-C
−
Ri << u4 → Ri
LSL2 #u4, Ri
C
B5
1
CC-C
−
Ri << {u4+16} → Ri
LSR Rj, Ri
A
B2
1
CC-C
−
Ri >> Rj → Ri
*LSR #u5, Ri
(u5:0 ∼ 31)
C'
−
1
CC-C
−
Ri >> u5 → Ri
LSR #u4, Ri
C
B0
1
CC-C
−
Ri >> u4 → Ri
LSR2 #u4, Ri
C
B1
1
CC-C
−
Ri >> {u4+16} → Ri
ASR Rj, Ri
A
BA
1
CC-C
−
Ri >> Rj → Ri
*ASR #u5, Ri
(u5:0 ∼ 31)
C'
−
1
CC-C
−
Ri >> u5 → Ri
ASR #u4, Ri
C
B8
1
CC-C
−
Ri >> u4 → Ri
ASR2 #u4, Ri
C
B9
1
CC-C
−
Ri >> {u4+16} → Ri
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
備考
論理シフト
論理シフト
算術シフト
1181
付録 E 命令一覧
E.2
MB91665 シリーズ
表 E-7 即値データ転送命令
ニーモニック
OP
型
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
備考
LDI:32 #i32, Ri
H
9F-8 d
----
−
i32 → Ri
LDI:20 #i20, Ri
G
9B
d
----
−
extu(i20) → Ri
上位 12 ビットは
ゼロ拡張
LDI:8 #i8, Ri
B
C0
1
----
−
extu(i8) → Ri
上位 24 ビットは
ゼロ拡張
−
−
−
−
{i8|i20|i32} → Ri
*LDI {i8|i20|i32}, Ri *1 −
*1: 即値が絶対値の場合は , i8,i20,i32 の選択はアセンブラが自動的に行う。
即値が相対値または外部参照シンボルを含む場合は , i32 が選択される。
表 E-8 メモリロード命令
ニーモニック
型
OP
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
備考
LD @Rj, Ri
A
04
b
----
−
(Rj) → Ri
LD @(R13, Rj), Ri
A
00
b
----
−
(R13+Rj) → Ri
LD @(R14, disp10), Ri
B
2
b
----
−
(R14+o8 × 4) → Ri
LD @(R15, udisp6), Ri
C
03
b
----
−
(R15+u4 × 4) → Ri
LD @R15+, Ri
E
07-0
b
----
−
(R15) → Ri,
R15+4 → R15
LD @R15+, Rs
E
07-8
b
----
−
(R15) → Rs,
R15+4 → R15
Rs: 特殊
レジスタ
LD @R15+, PS
E
07-9
1+a
CCCC
−
(R15) → PS,
R15+4 → R15
ワード
LDUH @Rj, Ri
A
05
b
----
−
extu((Rj)) → Ri
LDUH @(R13, Rj), Ri
A
01
b
----
−
extu((R13+Rj)) → Ri
LDUH @(R14, disp9), Ri B
04
b
----
−
extu((R14+o8 × 2)) → Rj
ハーフ
ワード
ゼロ拡張
LDUB @Rj, Ri
A
06
b
----
−
extu((Rj)) → Ri
LDUB @(R13, Rj), Ri
A
02
b
----
−
extu((R13+Rj)) → Ri
6
b
----
−
extu((R14+o8)) → Ri
LDUB @(R14, disp8), Ri B
•
ワード
バイト
ゼロ拡張
命令フォーマットTYPE-Bのo8およびTYPE-Cのu4フィールドと, アセンブラ記述の
disp8 ∼ disp10 の関係は次のようになっています。
o8 = disp8
o8 = disp9 >> 1
o8 = disp10 >> 2
u4 = udisp6 >> 2
1182
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 E 命令一覧
E.2
MB91665 シリーズ
表 E-9 メモリストア命令
ニーモニック
OP
型
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
ST Ri, @Rj
A
14
a
----
−
Ri → (Rj)
−
Ri → (R13+Rj)
備考
ワード
ST Ri, @(R13, Rj)
A
10
a
----
ST Ri, @(R14, disp10)
B
3
a
----
−
Ri → (R14+o8 × 4)
ST Ri, @(R15, udisp6)
C
13
a
----
−
Ri → (R15+u4 × 4)
ST Ri, @-R15
E
17-0
a
----
−
R15-4 → R15,
Ri → (R15)
ST Rs, @-R15
E
17-8 a
----
−
R15-4 → R15,
Rs → (R15)
Rs: 特殊
レジスタ
ST PS, @-R15
E
17-9 a
----
−
R15-4 → R15,
PS → (R15)
ワード
STH Ri, @Rj
A
15
a
----
−
Ri → (Rj)
STH Ri, @(R13, Rj)
A
11
a
----
−
Ri → (R13+Rj)
ハーフ
ワード
STH Ri, @(R14, disp9)
B
5
a
----
−
Ri → (R14+o8 × 2)
STB Ri, @Rj
A
16
a
----
−
Ri → (Rj)
STB Ri, @(R13, Rj)
A
12
a
----
−
Ri → (R13+Rj)
STB Ri, @(R14, disp8)
B
7
a
----
−
Ri → (R14+o8)
•
バイト
命令フォーマット TYPE-B の o8 および TYPE-C の u4 フィールドと , アセンブラ記述
disp8 ∼ disp10 の関係は次のようになっています。
o8 = disp8
o8 = disp9 >> 1
o8 = disp10 >> 2
u4 = udisp6 >> 2
表 E-10 レジスタ間転送命令 / 専用レジスタ転送命令
ニーモニック
CM71-10158-1
型
OP
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
備考
MOV Rj, Ri
A
8B
1
----
−
Rj → Ri
汎用レジスタ間転送
MOV Rs, Ri
A
B7
1
----
−
Rs → Ri
Rs: 特殊レジスタ
MOV Ri, Rs
A
B3
1
----
−
Ri → Rs
Rs: 特殊レジスタ
MOV PS, Ri
E
17-1
1
----
−
PS → Ri
PS: プログラムステータス
MOV Ri, PS
E
07-1
1
CCCC
−
Ri → PS
PS: プログラムステータス
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1183
付録 E 命令一覧
E.2
MB91665 シリーズ
表 E-11 遅延なし分岐命令
ニーモニック
1184
型
OP
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
JMP @Ri
E
97-0
2
----
−
Ri → PC
CALL label12
F
D0
2
----
−
PC+2 → RP,
PC+2+exts(rel11 × 2) → PC
CALL @Ri
E
97-1
2
----
−
PC+2 → RP, Ri → PC
RET
E
97-2
2
----
−
RP → PC
INT #u8
D
1F
1+3a
----
−
SSP-4 → SSP, PS → (SSP) ,
SSP-4 → SSP, PC+2 → (SSP) ,
0 → CCR:I, 0 → CCR:S,
(TBR+3FC-u8 × 4) → PC
INTE
E
9F-3 1+3a
----
−
SSP-4 → SSP, PS → (SSP),
SSP-4 → SSP, PC+2 → (SSP),
0 → CCR:S, 4 → ILM,
(TBR+3D8) → PC
RETI
E
97-3
1+2b
----
−
(SSP) → PC, SSP+4 → SSP,
(SSP) → PS, SSP+4 → SSP
BRA label9
D
E0
2
----
−
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BNO label9
D
E1
1
----
−
BEQ label9
D
E2
2/1
----
−
非分岐
if (Z==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BNE label9
D
E3
2/1
----
−
if (Z==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BC label9
D
E4
2/1
----
−
if (C==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BNC label9
D
E5
2/1
----
−
if (C==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BN label9
D
E6
2/1
----
−
if (N==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BP label9
D
E7
2/1
----
−
if (N==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BV label9
D
E8
2/1
----
−
if (V==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BNV label9
D
E9
2/1
----
−
if (V==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BLT label9
D
EA
2/1
----
−
if (V ^ N==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BGE label9
D
EB
2/1
----
−
if (V ^ N==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BLE label9
D
EC
2/1
----
−
if ({V ^ N} | Z==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BGT label9
D
ED
2/1
----
−
if ({V ^ N} | Z==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BLS label9
D
EE
2/1
----
−
if (C or Z==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BHI label9
D
EF
2/1
----
−
if (C or Z==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
CM71-10158-1
付録 E 命令一覧
E.2
MB91665 シリーズ
•
CYC 欄の "2/1" は , 分岐するときは 2, 分岐しないときは 1 を示します。
•
RETI を実行するときはスタックフラグ (S) が "0" である必要があります。
•
命令フォーマットTYPE-Dのrel8および TYPE-Fのrel11フィールドと, アセンブラ記
述の label9, label12 の関係は次のようになっています。
rel8 = (label9-PC-2) /2
rel11 = (label12-PC-2) /2
表 E-12 遅延分岐命令
ニーモニック
型
OP
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
JMP:D @Ri
E
9F-0 1
----
−
Ri → PC
CALL:D label12
F
D8
1
----
−
PC+4 → RP,
PC+2+exts(rel11 × 2) → PC
CALL:D @Ri
E
9F-1 1
----
−
PC+4 → RP, Ri → PC
RET:D
E
9F-2 1
----
−
RP → PC
BRA:D label9
D
F0
1
----
−
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BNO:D label9
D
F1
1
----
−
BEQ:D label9
D
F2
1
----
−
非分岐
if (Z==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BNE:D label9
D
F3
1
----
−
if (Z==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) ) → PC
BC:D label9
D
F4
1
----
−
if (C==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BNC:D label9
D
F5
1
----
−
if (C==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BN:D label9
D
F6
1
----
−
if (N==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BP:D label9
D
F7
1
----
−
if (N==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BV:D label9
D
F8
1
----
−
if (V==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BNV:D label9
D
F9
1
----
−
if (V==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BLT:D label9
D
FA
1
----
−
if (V ^ N==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BGE:D label9
D
FB
1
----
−
if (V ^ N==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BLE:D label9
D
FC
1
----
−
if ({V ^ N} | Z==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BGT:D label9
D
FD
1
----
−
if ({V ^ N} | Z==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BLS:D label9
D
FE
1
----
−
if (C or Z==1) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
BHI:D label9
D
FF
1
----
−
if (C or Z==0) then
PC+2+exts(rel8 × 2) → PC
•
遅延分岐命令は必ず次の命令 ( 遅延スロット ) を実行してから分岐します。
•
命令フォーマットTYPE-Dのrel8および TYPE-Fのrel11フィールドと, アセンブラ記
述の label9, label12 の関係は次のようになっています。
CM71-10158-1
FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED
1185
付録 E 命令一覧
E.2
MB91665 シリーズ
rel8 = (label9-PC-2) /2
rel11 = (label12-PC-2) /2
表 E-13 ダイレクトアドレス指定命令
ニーモニック
型
OP
CYC
FLAG
NZVC
RMW
動作
DMOV @dir10, R13
D
08
b
----
−
(dir10) → R13
DMOV R13, @dir10
D
18
a
----
−
R13 → (dir10)
DMOV @dir10, @R13+
D
0C
1+2a
----
−
(dir10) → (R13),
R13+=4
DMOV @R13+, @dir10
D
1C
1+2a
----
−
(R13) → (dir10),
R13+=4
DMOV @dir10, @-R15
D
0B
1+2a
----
−
R15-=4,
(R15) → (dir10)
DMOV @R15+, @dir10
D
1B
1+2a
----
−
(R15) → (dir10),
R15+=4
DMOVH @dir9, R13
D
09
b
----
−
(dir9) → R13
DMOVH R13, @dir9
D
19
a
----
−
R13 → (dir9)
DMOVH @dir9, @R13+ D
0D
1+2a
----
−
(dir9) → (R13),
R13+=2
DMOVH @R13+, @dir9 D
1D
1+2a
----
−
(R13) → (dir9),
R13+=2
DMOVB @dir8, R13
D
0A
b
----
−
(dir8) → R13
DMOVB R13, @dir8
D
1A
a
----
−
R13 → (dir8)
DMOVB @dir8, @R13+ D
0E
1+2a
----
−
(dir8) → (R13),
R13++
DMOVB @R13+, @dir8 D
1E
1+2a
----
−
(R13) → (dir8),
R13++
•
備考
ワード
ハーフ
ワード
バイト
命令フォーマットTYPE-Dのdir8フィールドとアセンブラ記述のdir8, dir9, dir10の関
係は次のようになっています。
dir8 = dir8
dir8 = dir9 >> 1
dir8 = dir10 >> 2
表 E-14 ビットサーチ命令
1186
OP
CYC
FLAG
NZVC
RMW
ニーモニック
型
動作
SRCH0 Ri
E
97-C 1
----