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取扱説明書
PANATERM for BL 対応
ブラシレスモータ・ブラシレスインバータ
B2シリーズ Gタイプ I/O仕様
●このたびは、パナソニック製品を
お買い上げいただき、
まことにあり
がとうございます。
● 取扱 説 明 書をよくお読 み のうえ、
正しく安全にお使いください。
●ご使用の前に『 安全上のご注意 』
(P.2∼5)を、必ずお読みください。
この取扱説明書は大切に保管して
ください。
●製品には、ご使用上の注意ラベルが貼付されています。
この取扱説明書は、必ずお客様にお渡しください
■もくじ
ページ
ページ
安全上のご注意…………………………… 2
はじめに・機種確認……………………… 6
各部のなまえ……………………………… 8
設置のしかた……………………………… 9
注意事項……………………………………12
システム構成と配線………………………13
配 線………………………………………14
試運転………………………………………17
負荷・使用条件の確認……………………19
ギヤヘッドの組み込み……………………21
保守・点検…………………………………22
保護機能……………………………………23
トリップの解除方法………………………24
トラブルシューティング…………………25
設定器B(オプション)の使用方法……26
操作方法…………………………………27
試運転(設定器B)……………………28
パラメータのコピー方法………………30
パラメータ一覧(出荷設定)…………32
LED 表示 ………………………………34
パラメータの解説………………………35
PANATERM for BL の概要 ………41
運転パターン例……………………………42
海外規格への適応…………………………43
仕 様………………………………………45
オプション…………………………………48
保 証………………………………………51
アフターサービス(修理)………… 裏表紙
安全上のご注意
必ずお守りください
人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明して
います。
■誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を区分して、説明して
います。
危険
「死亡や重傷を負うおそれが大きい内容」
です。
注意
「傷害を負うことや、財産の損害が発生するおそれが
ある内容」
です。
■お守りいただく内容を次の図記号で説明しています。
してはいけない内容です。
製品の上に乗ったり、重いも
のを乗せたりしない。
ブラシレスインバータの内
部には絶対に手を入れない。
感電・けが・故障・破損の原因
になります。
やけど・感電の原因になります。
ブラシレスインバータ、モータ ブラシレスモータのケーブル
の近くには可燃物を置かない。(U,
V,W)に直接商用電源を
接続しない。
火災・故障・破損の原因になり
ます。
火災の原因になります。
ブラシレスインバータ、モー
タのアース線(端子)は必ず
接地する。
過電流保護装置・漏電遮断
器・温度過昇防止装置・非常
停止装置を必ず設置する。
感電・けが・火災の防止になり
ます。
感電の防止になります。
実行しなければならない内容です。
危険
運転中モータの回転部には、 ブラシレスインバータ、モー
絶対に触らない。
タは温度が高くなるので触
らない。
けがの原因になります。
やけどの原因になります。
ケーブルに傷をつけたり、無理
な力を加えたり、重いものをの
せたり、挟み込んだりしない。
水がかかる場所や腐食性の雰
囲気、引火性のガスの雰囲気、
可燃性の物の近くで使用しない。
感電・故障・破損の原因になり
ます。
−2−
火災の原因になります。
緊急時、即時に運転を停止し 地震の時、火災および人身
電源を遮断できるように、外 事故が起こらないように、確
部に非常停止回路を設置する。 実に設置・据付けを行う。
けが・感電・火災・故障・破損の
防止になります。
けが・感電・火災・故障・破損の
防止になります。
地震発生のあとは、必ず安
全性の確認を行う。
配線作業は、必ず電気工事
専門家が行い、正しく確実に
行う。
感電・けが・火災の防止になり
ます。
金属などの不燃物に取り付
ける。
感電・けが・火災の防止になり
ます。
−3−
感電・けが・火災・故障・破損の
防止になります。
安全上のご注意
必ずお守りください
危険
移動・配線・点検は必ず電源 モータ線の相順、CS信号線
を切ってから感電の危険が の配線は正しく配線する。
ないことを確認した上で行う。
けが・故障・破損の防止になり
ます。
感電・けがの防止になります。
注意
瞬停発生時の復電後、突然
再始動する可能性があるた
め、機械には近寄らない。
けがの原因になります。
運搬時は、ケーブルやモー
タの軸を持たない。
モータ軸を外部より駆動しない。
火災・感電・故障の原因になり
ます。
主電源側に設置した電磁接
触 器 などで モ ー タ の 運 転 、
停止は絶対に行わない。
故障の原因になります。
けがの原因になります。
頻繁な主電源の投入、遮断
はしない。
ブラシレスインバータ、モー
タの周囲には通風を妨げる
障害物を置かない。
やけどや火災の原因になります。
故障の原因になります。
ブラシレスインバータ、モー
タおよび軸に強い衝撃を加
えない。
ブラシレスインバータの放
熱孔をふさいだり、異物を入
れない。
絶対に改造・分解・修理をし
ない。
長 時 間 使 用しな い 場 合 は 、
必ず電源を切る。
誤動作などによる、けがの原因
になります。
火災・感電・けがの原因になり
ます。
トリップ時は原因を取り除き、 専門家が保守・点検を行う。
安全を確保した後、
トリップ
けがや感電の防止になります。
リセットし、再始動する。
けがの防止になります。
試運転はモータを固定し機
械系と切り離した状態で動作
確認後機械系に取り付ける。
けがの防止になります。
本体質量や商品の定格出力
に見合った適切な取り付け
を行う。
けが・故障の防止になります。
ブラシレスインバータとモー
タは指定された組合せで使
用する。
指定された電圧を守る。
感電・けが・火災の防止になり
ます。
火災の防止になります。
ギヤヘッドの 空 転やロック、 設置したブラシレスインバー
グリース漏れに対する安全 タ、モータの周囲温度を許
容温度以下にする。
装置を設置する。
けが・破損・汚損の防止になり
ます。
故障の防止になります。
製品を廃棄するときは、産業
廃棄物として処理する。
感電・火災・故障の原因になり
ます。
故障の原因になります。
−4−
−5−
はじめに・機種確認
機種確認
開梱されたら
ブラシレスモータの機種確認
・ ご注文の機種は、合っていますか?
・ 運搬中に破損していませんか?
銘板の内容
Brushless Motor
Model No.
MBME5AZAX
Input
Input Current
Thermal Class
Rated Output
Rated Speed
Rating
万一不具合なところがありましたら、お買い求めの購入店へご連絡ください。
ブラシレスモータ・ブラシレスインバータ・ギヤヘッドの組み合わせ確認
Ser. No.
0~240V
0.6A
105(A)-UL,130(B)-TUV
50W
3000r/min
S1
IP65
10110001*
Made in Japan
本シリーズは弊社指定のブラシレスモータ・ブラシレスインバータ・ギヤヘッドの組み合
わせで使用するように設計されています。
下記の表以外の組み合わせでは絶対にご使用にならないでください。
軸仕様
機種名の見方
MBME 5A Z A X
シリーズ名
標準品
電源電圧
ギヤヘッド用
単相
AC100
∼120V
単相/ 三相
AC200
∼240V
軸
丸
単相
AC100
∼120V
単相/ 三相
AC200
∼240V
出力
30W
50W
90W
130W
30W
50W
90W
130W
30W
50W
90W
130W
30W
50W
90W
130W
ブラシレスインバータ
機種名
MBDE3A1BWR
MBDE5A1BWR
MBDE9A1BWR
MBDE1E1BWR
MBDE3A5BWR
MBDE5A5BWR
MBDE9A5BWR
MBDE1E5BWR
MBDE3A1BWR
MBDE5A1BWR
MBDE9A1BWR
MBDE1E1BWR
MBDE3A5BWR
MBDE5A5BWR
MBDE9A5BWR
MBDE1E5BWR
適合モータ機種名
適合ギヤヘッド
MBME3AZAX
MBME5AZAX
MBME9A1AZ
MBME1E1AZ
MBME3AZAX
MBME5AZAX
MBME9A2AZ
MBME1E2AZ
MBME3AZAS
MBME5AZAS
MBME9A1AS
MBME1E1AS
MBME3AZAS
MBME5AZAS
MBME9A2AS
MBME1E2AS
MX8G □ B※
減速比:3 ∼ 180
MZ9G □ B※
減速比:3 ∼ 200
MX8G □ B※
減速比:3 ∼ 180
MZ9G □ B※
減速比:3 ∼ 200
単相
AC100
∼120V
単相/ 三相
AC200
∼240V
30W
50W
90W
130W
30W
50W
90W
130W
ブラシレスインバータ
機種名
MBDE3A1BWR
MBDE5A1BWR
MBDE9A1BWR
MBDE1E1BWR
MBDE3A5BWR
MBDE5A5BWR
MBDE9A5BWR
MBDE1E5BWR
電圧仕様 1:100V
2:200V
Z:100/200V共用
例)Ser. No.
10 11 0001
連番
製造年
(西暦下2桁)
2010年11月生産、
連番0001を示します。
製造月
ブラシレスインバータの機種確認
̶
銘板の内容
機種名
定格入力電圧
定格出力
製造番号
(シリアルナンバー)
Model
No.
危険
けが、感電のおそれあり
MBDE5A1BWR
Voltage
Phase
F.L.C
Freq.
Power
Ser.No .
・取扱説明書の指示に従う
INPUT
OUTPUT ・感電保護のため確実に 端子を設置する
0-120V ・高電圧注意、恒温注意
100-120V
3ø
1ø
WARNING
0.6A
1.5A
0∼200Hz Risk of injury and electric shock.
50/60Hz
50W ・Read the manual and follow
10110001* the safety instructions before use.
・Ensure proper earth connection.
・Only RCD of type B is allowed.
・Hazardous Voltage, High temperature.
Made in China
モータが特殊品の場合
出力
軸仕様 X:ギヤヘッドMX8G用
Z:ギヤヘッドMZ9G用
構造 A:標準 S:丸軸
出力
3A:30W
5A:50W
9A:90W
1E:130W
製造番号の見方
※ □には減速比を表す数字が入ります。
例)減速比 10 の MX8G ギヤヘッドの機種名は MX8G10B となります。
電源電圧
機種名
入力電圧
定格出力
S1:連続定格
製造番号(シリアルナンバー)
機種名の見方
M B DE 5 A 1 B W R
適合モータ機種名
MBME3AZ **
MBME5AZ **
MBME9A1 **
MBME1E1 **
MBME3AZ **
MBME5AZ **
MBME9A2 **
MBME1E2 **
適合モータ機種名にある「*」マークはモータの構造を示します。
−6−
シリーズ名
出力
3A:30W
5A:50W
9A:90W
1E:130W
構造
構造 B:標準
機能 W:PANATERM for BL
対応仕様
入力電源 1:単相 AC100∼120V
5:単相/三相 AC200∼240V
製造番号の見方
モータと同様です。モータの項を参照ください。
−7−
各部のなまえ
設置のしかた
ブラシレスモータ・ブラシレスインバータは、故障や事故を防ぐために正しく設置してく
ださい。
各部のなまえ
ブラシレスモータ
運 搬
Oリング
(丸軸には装着されていません)
オイルシール
運搬時は、落下・転倒によるけがや、装置の破損が発生しないように、十分注意ください。
保 管
モータ線・
CS信号線コネクタ
・ 振動のない、温度変化の少ない、清潔で乾燥した屋内に保管ください。
・ ギヤヘッドを単体で保管する場合は、出力軸を下向きにして、保管ください。
銘板
(グリース漏れのおそれがあります。)
製品には、ご使用上の
注意ラベルが貼付され
ています。
アース端子
[前面図]
電源入力端子台
(L1,L2,L3)
端子台カバー
端子台カバーネジ
アース端子ネジ
設置場所の良否は、ブラシレスモータ・ブラシレスインバータの寿命に大変影響しますの
で、下記条件に合った場所を選んでください。
① 雨水や直射日光があたらない屋内。
② 硫化水素、亜鉛酸、塩素、アンモニア、硫黄、塩化性ガス、硫化性ガス、酸、アルカリ、
塩等の腐食性雰囲気・引火性ガスの雰囲気、可燃物の近くでは使用しないでください。
③ 研削液・オイルミスト・鉄粉・切粉などがかからない場所。
④ 風通しが良く、湿気・ゴミ・ホコリの少ない場所、また、炉などの熱源より離れた場所。
ブラシレスインバータ
モータ接続用
コネクタ
(MOTOR)
設置場所
[背面図]
⑤ 点検・清掃のしやすい場所。
⑥ 振動のない場所。
⑦ 密閉した環境で使用しないでください。密閉するとブラシレスモータ・ブラシレスイン
バータが高温になり、寿命が短くなります。
パワーLED
アラームLED
DINレール
取付部
設定器B接続用
コネクタ(SER)
制御信号用
コネクタ
I/O
取り付け穴
2- 4.5
DINレールから取り外す際に
下方に引っ張ってください。
ギヤヘッドの設置における注意事項
ギヤヘッドのライフエンドでは、歯の破損による空転、噛込みによるロック、グリース漏
れ等のおそれがあります。万一これらの不具合が発生した場合でも安全が確保できるよう
に安全装置を設置ください。
・ リフターなどでは、歯の破損による落下防止装置を設置ください。
・ ドアの開閉等の用途では、ギヤ噛込みによるロック対策として、開放装置等を設置くだ
さい。
・ 食品機械、繊維機械等においてはグリース漏れ対策として、オイルパン等を設置ください。
・ ギヤヘッドの近傍にエンコーダ・センサ・接点等を設置しないでください。設置される
場合は、それらに対するグリース漏れ対策を行ってください。
・ 思わぬ事故がおこらないよう、日常点検の励行をお願いします。
−8−
−9−
設置のしかた
設置のしかた
ブラシレスインバータの設置
環境条件
項 目
※1
−10℃∼ 40℃(凍結なきこと)
周囲温度 ブラシレスインバータ
−10℃∼ 50℃(凍結なきこと)
設定器B(オプション)
−10℃∼ 50℃(凍結なきこと)
周囲湿度
85% RH 以下(結露なきこと)
保存温度
常温・常湿 ※2
※1
① ねじにて取り付ける方法
本体の取り付けトルクは下記の範囲で締め付けてください。
M4:0.49∼0.98N・m(5∼10kgf・cm)
[取付穴加工図]
50
36
IP65(出力軸回転部、リード線先端部を除く)
保護構造
・ EN 規格(EN60529、EN60034-5)に規定された
試験条件に適合するモータです。常時水洗いされるな
ど、長期間に渡って防水性能が必要な用途には、適用
できません。
ブラシレスインバータ
IP20相当
設定器B(オプション)
IP20相当
振 動
4.9m/s2 以下(10 ∼ 60Hz)
標 高
1000m 以下
※1 周囲温度はモータより 5cm 離れたところの温度です。
※2 輸送中などの短時間許容できる保存温度は−20 ∼ 60℃(凍結なきこと)です。
ブラシレスモータの設置
取り付け方法
90.5
ブラシレスモータ
106.5
ブラシレスモータ
縦置形です。取り付けは垂直にし、通風のため周囲に 10cm 程度の空間が必要です。
条 件
① 取り付け機器に穴をあけます。
② 本体をM4(平座金、
ばね座金付)
のネジで固定します。
垂直
2-M4または2-ø4.6
② DINレールへの取り付け方法
● 油・水対策
① できる限りケーブルの口出し部を下向きにしてください。
② モータに油・水が常時降りかかる環境での使用は避けてください。
DINレール取り付け部
DINレール
③ ケーブルが油・水に浸かった状態での使用は避けてください。
● ケーブルへのストレス
① ケーブルの口出し部・接続部に屈曲や自重によるストレスが加わらないようにして
ください。
② モータが移動する設置の場合には、モータのケーブルを固定し、その先に接続され
る延長ケーブルをケーブルベアに収納し、屈曲によるストレスをできる限り小さく
してください。
③ ケーブルの屈曲半径は、できる限り大きく取ってください。
軽く押す
レール止めは押し
込んだ状態。
取り付け方法
① DINレールにDINレール取付部の上側を引っかける。
② 本体の下側を軽く押す。
[DINレールに取り付けた状態]
− 10 −
レール止めが押し込んだ
状態にあることを確認。
− 11 −
設置のしかた・注意事項
③ DINレールから取り外し方法
システム構成と配線
システム構成・配線全体図
レール止めを
解除する。
本体の下側を
手前に引き出す。
取り外し方法
① レール止めを解除する。
② 本体の下側を手前に引き出します。
③ 本体を上げるとDINレールから取り外すことができます。
正しくお使いいただくための注意事項
① 制御回路は温度、衝撃に対しデリケートですので、この取扱説明書をよくお読みになり、
正しく設置してください。
② ブラシレスインバータはパワー素子を高速でスイッチングさせてモータを制御していま
す。そのためモータを運転すると、漏れ電流が増加し、漏電ブレーカが動作する場合が
あります。その場合は、漏電ブレーカにインバータ用として高周波対策を施したものを
使用してください。
③ モータの起動・停止は運転指令入力「 I 1」や設定器 A、B の RUN/STOP スイッチに
て行ってください。電源の投入、遮断で行うと内部回路の寿命が短くなる恐れがあります。
AC電源
ノイズ
フィルタ
電磁接触器
NFB
電源ケーブル
(別売)
設定器B(別売)
デジタル表示設定器です。
パラメータの変更が可能。
前面コネクタ
SERへ接続
ギヤヘッド
(別売)
B2シリーズ
Gタイプ
ブラシレスモータ
モータ延長ケーブル(別売)
必要に応じ延長ください
(10mまで)
通信ソフトウェア
PANATERM for BL(別売)
パラメータの変更、あるいは
制御状態の監視等が可能。
設定器B接続
ケーブル
(別売)
B2シリーズ
Gタイプ
ブラシレスインバータ
詳細は設定器Bの使用方法
( 26ページを参照してください
)
同時にはご使用になれません
POWER
パソコン接続
ケーブル(別売)
パーソナルコンピュータ(お客様ご用意)
・ 配線作業は、必ず電気工事の専門家が行ってください。
・ 感電防止のため、配線が終わるまで電源は入れないでください。
・ 各種オプション品(別売)の詳細は 41 ページを参照してください。
配線用機器の選定
・ 推奨ノイズフィルター
電 圧
単相用(100V,200V)
三相用
弊社オプション品番
DV0P3611-5
DV0P3930-5
メーカ品番
SUP-EQ5-ER-6
3SUP-HE5-ER-6
メーカ名
岡谷電機産業(株)
・ノーヒューズ・ブレーカ(NFB)、電磁接触器 ( パナソニック電工
(株)製 ) および電線
の選定(機器内配線)(海外規格対応の場合は「海外規格への適応」項を参照)
容量
(W)
単相100V 30∼130
単相200V 30∼130
三相200V 30∼130
電 圧
NFB
電磁接触器
(定格電流)
(接触構造)
BBC25N(5A) BMFT61041N(3P+1a)
BBC25N(5A) BMFT61042N(3P+1a)
BBC35N(5A) BMFT61042N(3P+1a)
電線(mm2)
主回路・アース
制御回路
0.5(AWG20) 0.13(AWG26)
0.5(AWG20) 0.13(AWG26)
0.5(AWG20) 0.13(AWG26)
■アース端子は必ず接地してください。
NFBより電源側(機器外)の配線については、主回路・アース共にφ1.
6mm
(2.
0mm2)以上で
配線ください。またアースはD種接地(100Ω 以下)
とし、共締めせずに個別に接続してください。
● リレーの選定
制御入力端子など制御回路に使用するリレーは、接触不良を防止するため小信号用(最
低保証電流 1 mA以下)を使用してください。
<参考例>パナソニック電工:DS 形 , NK 形 , HC 形 オムロン:G2A 形
● 制御回路用スイッチの選定
リレーの代わりにスイッチを使用される場合は、接触不良を防止するため微小電流用の
ものを使用してください。<参考例>日本開閉器:M-2012J-G
− 12 −
− 13 −
配 線
配 線
配 線
端子の機能
標準配線図
電源入力
●3相200Vの場合
ブラシレス 制御信号用
外部速度設定
インバータ コネクタ
可変抵抗器5kΩ
前面図
I/O
8
B特性1/4W以上
02
ノイズ
フィルタ
電源
入力
L1
L2
L3
01
+5V
FIN
GND
I3
I2
I1
NFB
1
フリー 回転 運転
ラン停止 方向 停止
アース
アース端子は必ず接地してください。
ノーヒューズブレーカより電源側(機器外)の配線については主回路、
アース共にφ1.
6mm
(2.
0mm2)以上で配線してください。アースはD種接地(100Ω以下)
としてください。アー
スは共締めせずに個別に接続してください。
ノイズ
フィルタ
電源
入力
ブラシレス 制御信号用
外部速度設定
インバータ コネクタ
可変抵抗器5kΩ
前面図
I/O
8
B特性1/4W以上
02
L1
L2
NFB
(ノーヒューズブレーカ)
アース
01
+5V
FIN
GND
I3
I2
I1
端子記号
端子名称
機能説明
L1、
L2 、
L3
電源入力
電圧仕様にあった商用電源に接続してください。
単相入力時はL1とL2に入力ください。
端子台ネジの推奨締め付けトルク M3:0.39∼0.49Nm(4∼5kgf・cm)
E(
(ノーヒューズブレーカ)
●単相100V、単相200Vの場合
L1,L2,L3 端子台:圧着端子 M3、アース端子:圧着端子 M4 コネクタの品番: MC1,5/8-G3,81 (フェニックスコンタクト(株))
端子
番号
1
2
3
4
5
7
8
フリー 回転 運転
ラン停止 方向 停止
アース端子は必ず接地してください。
ノーヒューズブレーカより電源側(機器外)の配線については主回路、
アース共にφ1.
6mm
としてください。アー
(2.
0mm2)以上で配線してください。アースはD種接地(100Ω以下)
スは共締めせずに個別に接続してください。
ブラシレスモータ・ブラシレスインバータを接地する端子。
アース端子 共締めしないでください。
アースネジの推奨締め付けトルク M4:0.49∼0.98Nm(5∼10kgf・cm)
制御信号用コネクタ I/O
6
1
)
端子
記号
端子名称
機能説明
※1
運転指令入力
「I1」-「GND」間短絡で運転、開放で停止
※1
回転方向切替入力
I2※1 信号入力2
「I2」-「GND」 間短絡で CW 運転、開放で CCW 運転 ※2
※1
フリーラン停止入力
I3※1 信号入力3
「I3」-「GND」 間短絡でフリーラン停止
GND 制御用グランド
入出力信号、アナログ速度指令入力の共通グランド ※3
DC0 ∼ 5V の電圧を加えることにより、速度を設定
FIN 速度設定用入力
入力インピーダンス 100kΩ
FIN 入力に外部可変抵抗(5kΩ B特性)をつなぐ場合の専用
+5V 外部速度設定用電源
電源出力(その他には使用できません。)
トリップ信号出力。※1 トリップ時 「L」(接点 ON)
※1
01
信号出力1
オープンコレクタ Vce max; DC 30V, Ic max; 50 mA
速度パルス出力。※1
(24パルス/1回転)
02※1 信号出力2
オープンコレクタ Vce max; DC 30V, Ic max; 50 mA
I1※1 信号入力 1
※ 1 入出力の機能については PANATERM for BL または、設定器Bで変更できます。出荷設定時
を表しています。
※ 2 回転方向はモータ軸での方向です。ギヤヘッドを組み込むと減速比によってはモータの回転方向と
ギヤの出力軸の回転方向が逆になるものがあります。19 ページの許容軸トルクの表を参照してく
ださい。(CW:モータ軸側から見て時計方向回転 CCW:モータ軸側から見て反時計方向回転)
※ 3 外部可変抵抗使用時に抵抗と制御用 GND の接続が切れてしまうと、可変抵抗の設定に関係なく
FIN に 5V が入力され、上限速度を指令することになるため、GND の接続には十分ご注意ください。
■ 制御信号用端子番号は、アース端子側から 1,2,・・・8 となります。
■〈接続用コネクタ端子台仕様〉フェニックスコンタクト(株) MC1,5/ 8-ST-3,81HOL
(付属)
適合電線径 AWG 28-16(推奨段ムキ寸法5mm)推奨端子台ネジ締めトルク 0.22 ∼ 0.25N・m
■ 制御信号線を延長される場合は5m以下としてください。
− 14 −
− 15 −
配 線
試運転
入力回路
運転前の点検・試運転
FIN特性
フォトカプラ
(代表値)
設定速度
運転前の点検
(r/min)
内部電源
(+5V)
設置、配線が済みましたら運転を始める前に次の点検をおこなってください。
① 配線に誤りがありませんか。
・電源入力端子:L1、L2、L3 の接続の確認
・モータ線・CS 信号コネクタの接続の確認
② 入力電源は定格通りですか。
3000
(上限速度)
1.5kΩ
I1, I2, I3
GND
出力回路
01, 02
0
(下限速度)
0 0.5
Vce max DC30V
Ic max 50mA
4.5 5(V)
FIN入力電圧
GND
試運転
● 試運転:外部信号で運転する場合
電源を投入するとパワー LED が緑色に点灯します。
〈設定器B接続用コネクタ SER〉
モジュラジャック RJ45
〈モータ接続用コネクタ MOTOR〉
39-29-1087(5569-8A-1210)
85503-0001(モレックス
(株)
)
(モレックス(株))
端子番号
端子名
端子説明
端子番号
端子名
1
U
モータ U 相
1
̶
2
V
モータ V 相
2
+ 5V
設定器B通信用または
PANATERM for BL 用
CW :モータ軸側から見て時計方向回転 何も接続しない
CCW:モータ軸側からみて反時計方向回転
設定器B電源 5V
モータを運転した状態で、回転方向を切替えた
場合、急に反転するため、負荷の慣性によっては、
トリップする場合があります。
W
モータ W 相
3
SOT
4
P5V
高電圧5V
4
SIN
5
CS1
CS 信号
5
̶
何も接続しない
6
CS2
CS 信号
6
̶
何も接続しない
7
CS3
CS 信号
7
GND
設定器 BGND
8
PGND
高電圧GND
8
SCK
設定器 B 通信用
■ オプションの設定器Bを接続できます。
■ モジュラジャックの端子番号は下図の
向きとします。
■ モータ線を延長する場合はモータ延長
ケーブル(オプション)を使用ください。
8
− 16 −
1
回転方向は、回転方向切替指令「 I 2」-「GND」間短絡で CW 運転、開放で CCW 運転。
端子説明
3
■ モータ線・CS 信号線は高電圧が印加
されていますので感電しないようご注
意ください。
トリップ時にはアラーム LED が赤色に点灯します。
運転指令「 I 1」-「GND」間を短絡するとモータは回転、開放すると停止。
02
01
+5V
FIN
GND
I3
I2
I1
8
外部速度設定
可変抵抗器5kΩ
B特性1/4W以上
短絡にリレー、スイッチを用いる場合は、微小
電流用(最低保証電流1mA以下)を使用して
ください。 出荷設定時において回転速度は、速度設定用入
力端子「FIN」のアナログ速度指令入力で調整で
回転 運転
1
方向 停止
きます。長時間停止する場合は、電源を切って
ください。
■ 運転指令「 I 1」-「GND」間を短絡したまま電源を切り、再度電源を投入すると、
モータが再始動し、危険です。電源投入時は、必ず開放になっていることを確認し
てください。
■ ギヤヘッドを組込むと減速比によってギヤヘッド出力軸の回転方向が逆になるもの
があります。 19 ページの許容軸トルクの表を参照してください。
− 17 −
試運転
負荷・使用条件の確認
● 試運転:設定器Aの場合
RUN/STOP スイッチを RUN 側に切り
替えるとモータは回転、STOP 側に戻す
と停止。
回転方向は、設定器側面の回転方向選択
スイッチで切替できます。
製品を永らくご使用頂くために、使用条件を確認ください。使用条件により、発熱や軸の
破損等を招きかねません。十分に使用条件を確認の上、許容範囲内で、ご使用ください。
速度ボリューム
電源ランプ
標準寿命
回転方向
選択スイッチ
RUN の状態で、回転方向を切替えた場
合、急に反転するため、負荷の慣性によっ
ては、トリップする場合があります。
回転速度は、速度ボリュームで調整でき
ます。
サービスファクタ(Sf)
長時間停止する場合は、電源を切ってく
RUN/STOPスイッチ
ださい。
■ RUN/STOP スイッチを RUN 側にしたまま電源を切り、再度電源を投入すると、
モータが再始動し、危険です。電源投入時は、必ず STOP 側になっていることを確
認してください。
■ 設定器 A との接続は、設定器A接続ケーブル(別売)をご使用ください。
■ 上記は出荷設定での運転方法です。設定器 B で内部パラメータを変更していると動
作が異なる場合があります。必要な設定値(パラメータ 30、31、33 など)を出
荷設定に戻すか、パラメータの初期化を行ってください。
(パラメータ 54)
ただし、パラメータを初期化すると全てのパラメータが出荷設定値に戻りますので、
注意してください。
端子記号
1
2
3
4
5
6
7
8
I1
I2
I3
GND
FIN
+5V
01
02
寿命の目安 =
標準寿命
サービスファクタ
(Sf)
サービスファクタ (Sf) は、負荷の衝撃の大きさや、運転時間により変ります。負荷条件
の違いによるサービスファクタの値を下表に示します。
負荷の種類
負荷の例
一様負荷
軽衝撃
中衝撃
重衝撃
一方向連続運転
起動、停止、カム衝撃
瞬時正逆転、瞬時停止
中衝撃頻度の大のもの
5時間 / 日
0.8
1.2
1.5
2.5
サービスファクタ
8 時間 / 日
24 時間 / 日
1.0
1.5
1.5
2.0
2.0
2.5
3.0
3.5
許容軸トルク
サービスファクタと実負荷トルク T1 から必要なギヤヘッドの許容軸トルク TA が求められます。
〈設定器 A 接続ケーブルと制御端子台との接続〉
端子番号
標準寿命は、ギヤヘッド付きの場合、5,000 時間です。モータ単体(丸軸)の場合、
10,000 時間です(ただし、オイルシールのシール性能の標準寿命は 5,000 時間です)。
標準寿命とは、常温常湿、一様負荷(ギヤヘッドの許容軸トルク、モータの定格トルク ) で、
1 日 8 時間運転(サービスファクタ:Sf = 1.0)の時の設計寿命を言います。
TA=T1×Sf
接続ケーブルの
リード線色
茶色
赤色
所要トルク(連続値)が下記の表の許容軸トルク以内になるようにギヤヘッド・モータを
選定ください。但しトルク T1 は、Sf に関係なく許容軸トルク TA を超えないこと。
単位:N・m
機種名 減速比
MBME3AZAX
MX8G□B
MBME5AZAX
MX8G□B
MBME9A□AZ
MZ9G□B
MBME1E□AZ
MZ9G□B
橙色
黄色
緑色
● 試運転:設定器Bの場合
26 ページの「試運転(設定器B)
」を参照してください。
3
3.6
5
6
7.5
9
10 12.5 15 18 20 25 30 36 50 60 75 90 100 120 150 180 200
0.23 0.28 0.38 0.46 0.58 0.69 0.77 0.96 1.15 1.39 1.55 1.93 2.16 2.60 3.55 4.36 5.43 6.45 6.99
0.39 0.46 0.64 0.77 0.96 1.16 1.29 1.61 1.92 2.33 2.59 3.23 3.61 4.33 5.93 7.29
7.84
0.67 0.81 1.12 1.34 1.69 2.02 2.28 2.54 3.06 3.72 4.11 5.27 6.22 6.96 9.81 11.7 14.7 17.3 19.0
1.01 1.21 1.69 2.02 2.54 3.04 3.42 3.82 4.59 5.58 6.17 7.91 9.34 10.5 14.7 17.5
※ 回転方向は
設定器B
− 18 −
7.84
− 19 −
—
—
19.6
19.6
がモータと同方向、他は逆方向となります。
負荷・使用条件の確認
ギヤヘッドの組み込み
ギヤヘッドの組み込み
軸許容荷重
軸許容荷重は、以下の表の荷重以内で使用ください。
許容オーバー
ハング (W)
100N
100N
150N
150N
294N
588N
機種名
モータ
単体
ギヤ付
MBME3AZAS
MBME5AZAS
MBME9A □ AS
MBME1E □ AS
MX8G タイプ
MX9G タイプ
● 組み込み前の準備
許容スラスト
(F)
10N
10N
20N
20N
49N
147N
① 適合ギヤヘッド以外の組合せでは絶対にご使用にならないでください。故障の原因
になります。
② O リングがモータフランジ面の奥に装着されていることを確認ください。
O リングが浮いた状態でギヤヘッドを組み込むと、グリース漏れの原因になります。
③ ギヤヘッドの端面にグリースが付着している場合は、よくふき取ってください。
グリースが付着したまま組み立てますと、グリースがにじみ出す原因になります。
● 組み込み
オーバーハング荷重
(W)
モータ
および
ギヤヘッド
① モータピニオンを上向きにし、モータのリード線の方向とギヤヘッドの出力軸の関
係を機器にマッチする位置に合わせてください。
L
2
② モータピニオンの歯先をギヤヘッドの歯に当てないように、左右にわずかに回しな
がら、組み込んでください。
スラスト荷重
(F)
③ モータ・ギヤヘッドの相手機器への取り付けは、ギヤヘッドに付属の「取り付けネジ」
を使用し、O リングの噛み込みに注意しながらモータフランジ面とギヤヘッド端面
に隙間が無いように、十分締め付けてください。
推奨締め付けトルクは下表によります。
L
取付角 ギヤヘッド
寸法
のタイプ
取付面
許容負荷慣性モーメント
加減速時間設定は 0.3 秒 ( 初期設定 ) とします。
許容負荷慣性モーメントは、以下の表の値以内で使用ください。
(丸軸での許容値は停止動作が初期設定のフリーラン停止の場合の値です。減速停止の場合
は回生のため丸軸のみ下記の4分の1の値となります。慣性を小さくしない場合は減速時間
ねじ
サイズ
締め付け
トルク
□80
MX8G
M5
2.45N・m
94mm
□90
MZ9G
M6
2.94N・m
104mm
注)モータとギヤヘッドを無理に組み込んだり、
モータピニオンの歯先やギヤヘッドの歯に
傷が付きますと、異常音の発生や寿命低下
等の原因になります。
単位:×10−4kg・m2
減速比
3
3.6
5
6
7.5
9
10 12.5 15 18 20 25 30 36 50 60 75 90 100 120 150 180 200 丸軸
MBME3AZAX
MBME5AZAX 1.25 1.79 3.42 4.90 7.72 11.2 13.8 21.6 30.6 45.2 55.8 86.9 127 183
MX8G□B
MBME9A□AZ
MBME1E□AZ 5.93 8.47 16.4 23.6 37.3 53.4 67.6 98.3 142 211 257 423 589 847
MZ9G□B
− 20 −
342
1684
Oリング
フランジ
を長く設定ください。)
機種名
出力軸
取り付け
ピッチ径
̶ 2.5
5.6
− 21 −
ギヤヘッド
モータ
ピニオン
保守・点検
保護機能
安全で快適にご使用いただくためにも、定期的な保守・点検をお願いいたします。
保守 ・ 点検時のお願い
・ 点検中の安全を確保するため、電源の投入・遮断は作業者自身が行なってください。
すぐに手を触れないでください。
(モータが高温になっています。)
・ 運転中や運転停止直後は、
・ ブラシレスインバータのメガテスト(絶縁抵抗測定)を実施する場合は、接続を全て切り離
して行ってください。接続したままメガテストを実施すると故障の原因となります。
保護機能
トリップ内容は、設定器B(オプション)やパーソナルコンピュ−タが接続された場合のみ表示
できます。
設定器B、パーソナルコンピュータを接続しなくても、保護機能は働きますが、表示されません。
トリップ
番号
1
保守 ・ 点検項目
点検項目
点検方法
点検内容
入力電圧
電圧計
定格値の ±10%以内であること。
入力電流
電流計
銘板に記載の定格電流値以内であること。
絶縁抵抗
絶縁抵抗計
モータの絶縁抵抗を 500V メガで測定して、1MΩ 以上である
こと。
ブラシレスインバータ:
電源入力(L1, L2, L3)−アース端子間
ブラシレスモータ:
(U, V, W)−アース端子間
騒音
聴感
騒音レベルがいつもと変らないこと。また「ガツガツ」
「ゴトゴ
ト」等の異常音のないこと。
振動
触感
異常振動がないこと。
目視
モータやギヤヘッドの外周がグリースや油で濡れていないこと
を確認。
グリース漏れにより不具合のある用途では、カバー等で保護し
てください。
グリース漏れ
据付けボルト トルクレンチ
使用環境
目視
ボルトのゆるみを確認、必要に応じて増し締めしてください。
周囲温度、湿度、ちり・ほこり・異物などがないかを確認。
ブラシレスインバータの風穴に糸くずなどが付いていないか確認。
分解・修理は、必ず弊社サービス部門または購入店へ連絡ください。
− 22 −
̶
2
3
保護項目
センサ異常
保護
内
容
対
CS 信号の異常を検出するとトリップ。
策
過大な外来ノイズの影響による誤動作や
故障の可能性。
内部直流電圧が規定値以下になると運
転を停止、電圧復帰で運転再開。
(トリッ
プではありません。トリップ出力もしま
不足電圧警報 せん。)
(出荷時設定) ■ パラメータ50にてトリップするよう
に設定できます。
100V 品:約 DC100V,
配線の状態、電源事情などの調査。
200V 品:約 DC200V
■ パラメータ50にてトリップする
に設定した場合のみ
不足電圧保護 内部の直流電圧が規定値以下でトリップ。
100V 品:約 DC100V,
200V 品:約 DC200V
回生運転(減速・ブレーキ運転)により、
運転中のトリップの場合、減速時間が短い
内部直流電圧が上昇し、規定値以上に
回生過電圧
ことが原因の一つ。減速時間を調整。
なるとトリップ。
保護
巻き下げ運転などの連続回生動作は対応
100V 品:約 DC200V,
不可。
200V 品:約 DC400V
負荷率が過負荷警告レベル(100%)
過負荷警告
負荷の軽減、運転パターンの変更、モー
(電子サーマル) に到達するとモニタの表示が点滅。
タの容量アップなどにより、
負荷率が115%を連続的に超え続ける 負荷率を100%以下にする。
過負荷保護
4
(電子サーマル) と、過負荷としてトリップ。
回転速度が設定された規定値を超える 加速時間が短すぎてオーバーシュートして
5
過速度保護
とトリップ。(約 4500r/min)
いないか確認。
過大な加減速設定、ゲイン設定が考えら
モータ電流が規定された値を超えると れます。加減速時間を長く設定、速度ルー
8
過電流保護
トリップ。
プゲインを小さく設定してください。運転
と同時に発生の場合、故障の可能性あり。
制御部が過熱したとき(約 105℃)ト 周囲温度が高温になっていないか調査。
9
過熱保護
リップ。
負荷の軽減、運転パターンの変更を検討。
信号入力を外部強制トリップ (THr) に
外部強制
外部サーマルなどを使用している場合、
10
設定している場合、この入力が入るとト
トリップ
温度上昇の原因を調査。
リップ。
「30 運転指令選択」などの重要なパラ 異常ではありません。変更内容を有効に
11
設定変更警告
メータを変更した場合にトリップ。
するためにトリップリセットしてください。
E-UPr は全てのパラメータを再確認・再
90
パラメータ
パラメータの異常を検出すると
設定する。
91
異常保護
トリップ。
E-SPr は内部パラメータ異常 。 故障の可
能性
その他
制御用マイコンの異常を検出すると
外来ノイズなどによる誤動作の可能性。
CPU エラー
の番号
トリップ。
ノイズ源を調査。
̶
− 23 −
設定器B
表示
E-CS
L
E-LV
E-OV
5桁
LED
点滅
THr
E-OS
E-OC
E-OH
E-OL
CAU
E-UPr
E-SPr
Err
トリップの解除方法
トラブルシューティング
トリップの解除方法
・ ・ ・ ・
万一トリップした場合は、原因を取り除いたうえで以下の①∼③のいずれかの方法で解除して
ください。
① 電源を切り、電源 LED が消えてから、再度電源を投入する。
② 現在のトリップ内容が表示されている状態で設定器Bの
以上押す。
トラブルが発生した場合は、下記に従って点検・対策をお願いします。
・ 原因のわからない場合、設定器Bをご使用になり、トリップ内容を確認されることをお
勧めします。モータが故障したと思われる場合、あるいは、部品が破損した場合、その
他お困りの場合は、お買い求めの購入店あるいは、当社までご連絡ください。
現 象
スイッチをを同時に1秒
モータが回らない
及びセンサ異常保護
、CPU エラー
〈ご注意〉
トリップの解除は、必ずトリップ要因を調査して取り除いてから行ってください。
電源電圧をチェックする。
運転指令が OFF になっていませんか。 運転指令の状態を確認する。
アナログ速度指令が 0V になっていませ
アナログ速度指令を徐々に上げる。
んか。
、パラメ
ータ異常保護
の場合は、上記①の電源を切る方法で解除してください。
それ以外の方法では解除できません。
POWER の LED(緑)は点灯していま
電源を投入する。
すか。
電源入力線の電圧は正常ですか。
ようにしてください。
)
注記 過電流保護
対策など
正しく配線をする。
保護機能が働いていませんか。
設定器 B にてトリップ内容を確認する。
ALARM の LED(赤)が点灯していま
電源を一旦切り、再投入する。
せんか。
③ トリップリセットを入力する。
(「33 I 1/ I 2 機能選択」において
または
を選択している場合は「 I 1」
「 I 2」を同時に入力、
または
を選択している場合は「 I 2」を
入力することでトリップを解除することができます。
思わぬ再始動を防止するため、トリップリセット信号を入力し続けていても、無効
になるように設計されています。トリップリセット信号は必要なときのみ入力する
点検内容
配線に異常はありませんか。
モータが回転しな
保護機能が働いていませんか。
い。途中で止まる。
過負荷になっている可能性があります。
負荷を軽くするか、出力容量を大きくす
る。
減速中にモータが
停止する。
回生過電圧保護が働いた可能性あり。
慣性を小さくする。電源を一旦切り、再
投入し、トリップ内容を解除する。
設定器Bで減速時間を長くする。
またはフリーラン停止する。
負荷の慣性が大きすぎませんか。
モータ(ギヤヘッド)の出力軸と負荷の モータ(ギヤヘッド)の出力軸と負荷の
軸との芯出しができていない。
軸との結合状態を確認する。
振動・音が大きい。 モータとギヤヘッドが正しく組み付けら
れていない。
モータ回転方向が
逆である。
運転中に回転速度
がふらつく。
パラメータが
変更できない
− 24 −
モータとギヤヘッドの組み付け状態、お
よび組み合わせを確認する。
ギヤヘッド、軸受けの損傷。
弊社へ修理を依頼ください。
回転方向切替入力の設定が間違ってい
ませんか。
設定器 A の場合は、回転方向選択スイッ
チの位置を確認、その他は、入力「 I 2」
の状態を確認する。
ギヤヘッドの減速比によっては、モータ
の回転方向とギヤの出力軸の回転方向
が逆になります。
ギヤ比の確認、回転方向の確認をする。
19 ページの許容軸トルクの表を参照。
負荷の変動が大きくないですか。
負荷の変動を小さくする。
出力容量を大きくする。
運転指令が入っていませんか
運転指令が入っていると変更できないパ
ラメータがあります。(32 ページパラ
メータ一覧のチェック欄参照)
運転指令を切って変更してください。
− 25 −
設定器 B(オプション)の使用方法
操作方法
各部のなまえと設定のしかた
電源投入
● 設定器Bでできること
・ 回転速度・負荷率などのモニタ
(回転速度については、パラメータ 47・48 で設定
された倍率を掛けた値を表示することもできます。)
・ トリップ内容表示、過去のトリップ履歴表示、
スイッチ同時入力によるトリップリセット
・ パラメータの設定・初期化・コピー機能
・
スイッチによるモータの運転・停止
・
(パラメータ「30運転指令選択」の設定が必要)
● MODE
スイッチを押すと表示が切り替わります。
5桁LED
回転速度
DATA
SET
を押す
MODE
を押す
スイッチ
MODE
MODE
MODE
MODE
トルク
MODE
回転速度 、 設定速度 、 異常要因 、 パラメータの設定値などを表示します。
パラメータの番号を表示します。
(パラメータ編集時)
運転時は回転方向を表示します。停止時は
を表示します。
(モータの出力軸から見て CCW 方向…
、CW方向…
)
2 桁LED
ギヤヘッドを組込むと減速比によってギヤヘッド出力軸の回転方向が逆になるものがあ
ります。19 ページの許容軸トルクの表を参照してください。
モニタモードの切り替えスイッチです。スイッチを押すと、
回転速度、
内部直流電圧(電源部の平滑コンデンサの電圧)
、
負荷率(平均トルク)
、
トルク、
スイッチ
設定速度の順に表示が切り替わります ※。
パラメータ設定モードで押すと、設定値が記憶されます。
パラメータ番号モード、パラメータ設定モードの切り替え、及びパラメータ設定値の記憶を
スイッチ
行うスイッチです。
パラメータの選択、内容の設定・変更をすることができます。
押し続けると連続して変化します。
スイッチ
トリップ時には
スイッチを同時に押すとトリップリセットが可能。
パラメータ
番号モード
パラメータ
設定モード
回転速度、設定速度、内部直流電圧、負荷率、トルクを 5 桁 LED に表示します。
電源投入時はこのモードです。
パラメータ番号モード、パラメータ設定モードで
イッチを押すとこのモードに
変わります。
パラメータの番号(00 ∼ F0)を点滅して表示します。
モニタモードから
スイッチを押すとこのモードに移ります。
スイッチでパラメータ番号を変更選択できます。
パラメータの内容(設定値)を点滅して表示します。
スイッチで変更してください。
スイッチ、
スイッチを押すと値が記憶されます。
設定変更後、
※ 通常モニタモード時には、回転速度 r/min を表示します。トルク・負荷率についてはモータの定格トルクを
100%とした時の値を示します。
※ 表示値は、目安値です。計測器として使用しないでください。
− 26 −
パラメータ設定モードから
DATA
スイッチを
SET スイッチ、MODE
押すことによりデータが記憶され
ます。
または
にてパラメータ番号を変更
(選択)
します
●5桁LEDが点滅し、
パラメータ値の変更ができます。
点滅表示します
● 各モードの説明
パラメータ
設定モード
点滅表示します
の場合のみ)
DATA
SET
を押す
DATA
SET
を押す
●2桁LEDが点滅して、
パラメータ番号の選択ができます。
点滅表示します
停止を指令します。(「30 運転指令選択 」 が
パラメータ
番号モード
点滅表示します
スイッチ
「00」
のみ
記憶
運転を指令します。
(「30 運転指令選択 」 が
の場合のみ)
■回転方向については 37 ページ 「33 I 1/ I 2 機能選択 」 の②を参照。
スイッチで運転中に設定器Bを取り外すと運転停止します。
■
点滅
設定速度
記憶
スイッチ
点滅表示します
点滅
負荷率
を押す
RUN スイッチ
MODE スイッチ
STOP スイッチ
DATA SET スイッチ
(第0速)
を直接設定
できます
内部直流電圧
5 桁LED
モニタモード
モニタモード時でも
にて設定速度
MODE
2桁LED
● 各部のなまえ
モニタモード
または
にてパラメータ値を変更
(選択)
します
・ モニタモードで
または
を押すと、「00 設定速度(第0速)」 の内容が点滅して
で設定速度がかわります。尚、31 速度指令選択が
表示され、
の場合、
モータが運転状態 にあるとモータの速度も設定速度に追従して変わります。
DATA
SET
スイッチを押さないと、データは記憶されません。電源を切ると元の設定値に戻り
ますので注意してください。
− 27 −
試運転(設定器B)
運転前の点検・試運転
設定器B
操作内容
スイッチ
運転前の点検
LED 表示
を押す
①配線に誤りがありませんか。②入力電源は定格通りですか。
を数回押し、
⑥回転方向選択 ※ パラメータ番号 33 を選択
試運転
設定器Bによる試運転の方法は以下の通りです。
ここでは一例として、設定器BにてCW方向に1800r/min で運転する場合を紹介しています。
① 安全のためにまず次の作業を行ってください。
機械・設備より切り離して、モータ単独で運転できるようにしてください。
② 次に電源を入れて、以下の手順にて試運転を行ってください。
( 正 転 [CCW] で
回転させる時はこ
の操作は必要あり
ません)
を押す
を押し、
パラメータ値を変更する。
点滅表示
で記憶
点滅表示
運転指令に関する設定を変更したた
め、設定変更警告が発生
スイッチ
LED 表示
⑦トリップリセット
、
を同時に押す
①電源投入
を押す
②初期設定変更
から
に
点滅表示
点滅表示
を押す
・ 設定速度(第0速)
が表示される(設定
は0r/min)
点滅表示
を押し、速度を設定する
・ 設定速度(第0速)
を1800 r/min に設
定する
点滅表示
⑨モニタモード
に戻す
を押し、
パラメータ値を変更する。
点滅表示
・ この状態で電源を遮
断してもデータは記
憶されています
を押す
点滅表示
・ 回転速度の表示が
1800r/min に向け
て徐々に変化
・ 回転方向表示 ※
( r は CW 回転をして
いることを示します 。)
で記憶
運転指令に関する設定を変更したた
め、設定変更警告が発生
③トリップリセット
を押す
⑧速度設定
を数回押し、
パラメータ番号 30 を選択
(運転指令選択を
設定器B
変更します)
点滅表示
設定器B
操作内容
I 1/ I 2
点滅表示
、
⑩運転指令
を同時に押す
⑪停止指令
を押す
④初期設定変更 2
を押す
・ 回転速度の表示が
0r/min に向けて
徐々に変化
を押す
⑫電源 OFF
を数回押し、
( 速 度 指 令 選 択を
パラメータ番号 31 を選択
アナログ速度指令
を押す
から「00 設定速度
(第0速)」に変更
を押し、
パラメータ値を変更する。
し設定器Bが使用
できるようにしま
で記憶
す)
運転指令に関する設定を変更したた
め、設定変更警告が発生
点滅表示
点滅表示
<試運転時のチェックポイント>
① モータはスムーズに回りますか。異常な音、振動はありませんか。
② 加速、減速はスムーズですか。 ③ モータの回転方向・回転速度は合っていますか。
点滅表示
点滅表示
※ ギヤヘッドを組込むと減速比によってギヤヘッド出力軸の回転方向が逆になるものがあります。
(19 ページの許容軸トルクの表を参照してください。回転方向が記載されています。)
※ 回転方向の選択は「 I 2」を使用しても変更できます。37 ページの「33 I 1/ I 2 機能選択」
の②を参照ください。
■ 設定値は電源を切っても記憶されます。試運転のときのみ設定器Bで運転される場合は、試運
⑤トリップリセット
、
を同時に押す
転終了後設定値を戻すかパラメータの初期化を行ってください。(パラメータ54)ただし、パラ
メータを初期化すると全てのパラメータが出荷設定値に戻りますので注意してください。
− 28 −
− 29 −
パラメータのコピー方法
1. ブラシレスインバータから設定器Bにパラメータ値を読み込む
設定器B
操作内容
スイッチ
LED 表示
■ 一度設定器にパラメータを読み込むと、その内容は設定器Bに保持されます。
操作内容
⑤ モニタモードに
、
を同時に押し
戻す
トリップを解除する
設定器B
スイッチ
LED 表示
パラメータコピー中のエラー
① 電源投入
② 57 パラメータ
コピーを呼び出
す
③
:コピー中にデータ異常となった。
を押す
スイッチを押しクリア後、再度コピーする。それでもデータ異常となる場合は設定器Bを初
→
期化してやり直す。
パラメータ値
を押し続け、
パラメータ番号 57 を選択
点滅表示
点滅表示
を押す
パラメータを設
定器Bに読み込
むを選択
④ パラメータを設
定器Bへ読み込
む
を 2 回押し、
を選択する
を押しながら、
1 秒間押す
点滅表示
点滅表示
:コピーエラー
スイッチを押
→機能が異なる製品間のデータをコピーしようとすると発生します。解除方法は、
してください。
同一機種間(B2-G:I/O 仕様)であれば 30W と 90W のようにモータ出力が異なってもパラメー
タコピーは行えますが、ゲイン設定などが異なるため基本的に同一出力間で行ってください。
3. 設定器Bのデータの初期化
を
点滅表示→遅い点滅表示
(1回/1秒)
■ コピー中に異常が発生する場合、設定器Bを初期化することにより解決できる場合があ
ります。
(初期化すると記憶したデータはクリアされます。)
⑤ 約 30 秒間待つ
操作内容
⑥ 設定器Bにパラ
メータの読み込
み終了
を押す
設定器B
スイッチ
を押す
を押しながら、
1 秒間押す
を選択
を
点滅表示
点滅表示
点滅表示→連続点灯
初期化動作の間は、LEDが点滅表示
から連続点灯に変わります
③ 約 30 秒間待つ
を 3 回押し、
を選択する
② パラメータをブ
を押しながら、
ラシレスインバ
1 秒間押す
ータへ書き込む
①
を押す
設定器Bのデー
を 1 回押し、
タの初期化を
する
選択
② 設定器Bの
初期化
LED 表示
電源投入・57 パラメータを呼び出す。(1. の ① ② と同じ操作)
①
パラメータをブ
ラシレスインバ
ータへ書き込む
を選択
LED 表示
電源投入・57 パラメータを呼び出す。(1. の ① ② と同じ操作)
2. 設定器Bに保存されたパラメータ値をブラシレスインバータにコピーする
操作内容
設定器B
スイッチ
点滅表示
を
③ 約 10 秒間待つ
点滅表示
点滅表示→遅い点滅表示
(1回/1秒)
④ 設定器 B のデー
タの初期化終了
を押す
■「ブラシレスインバータから設定器Bにパラメータを読み込む」
・「設定器 B に保存さ
れたパラメータ値をブラシレスインバータにコピーする」
・
「設定器 B のデータの初期化」
等の操作中は、電源を切ったり設定器Bの接続ケーブルを抜いたりしないでください。
④ 設定器Bからブラ
シレスインバー
タへパラメータ
の書き込み終了
− 30 −
− 31 −
パラメータ一覧(出荷設定)
パラメータの概要
番号
本シリーズのブラシレスインバータは、その特性・機能などを調整・設定する各種のパラ
メータを持っています。それぞれのパラメータの目的・機能などを説明しています。よく
理解して頂いた上で、お客様の運転条件に最適な状態に調整してご使用ください。
パラメータ名
00
01
10
11
12
13
設定速度(第0速)
第 1 速速度
第 1 加速時間
第 2 加速時間
第 1 減速時間
第 2 減速時間
14
加速モード選択
15
減速モード選択
調整範囲
0 ∼「3b 上限速度」
0 ∼「3b 上限速度」
0.01
∼300秒
パラメータ設定
最小単位
1r/min
1r/min
∼3秒
:0.01秒刻み
3秒∼30秒
:0.1秒刻み
30秒∼300秒 :1秒刻み
出荷設定
0
3000
0.30
0.30
0.30
0.30
チェック※1
停止モード選択
31
32
33
運転指令選択
速度指令選択
運転モード選択
I 1 / I 2 機能選択
34
I 3 機能選択
外部強制トリップ
チェック※1
C
第2加減速
3A 下限速度
3b 上限速度
3C トルクリミット
0 ∼「3b 上限速度」
0 ∼ 3000 r/min
50 ∼ 150
出力信号①選択
1r/min
1r/min
1%
0
3000
150
C
C
到達
運転中
フリーラン
CCW 運転中
CW 運転中
41
出力信号②選択
フリーラン停止
42
出力信号①極性選択
正極性
減速停止
43
出力信号②極性選択
逆極性
44
45
一致検出幅
出力パルス数選択
過負荷検出
速度パルス信号
S字②
0.1 秒
1
1
設定器Bの
I 1/ I 2※3
「00 設定速度(第 0 速)」
※4
FIN
1 速運転モード
2 速運転モード
I 1:CCW 運転/停止
I 2:CW 運転/停止
I 1:CW 運転/停止
I 2:CCW 運転/停止
I 1:運転/停止
I 2:CW 運転/ CCW 運転
I 1:CCW 運転/停止
I 2:トリップリセット
I 1:CW 運転/停止
I 2:トリップリセット
1.0
※2
400
(800)
※2
500
(1000)
20 ∼「3b 上限速度」
1r/min
1、2、3、4、6、8、12、24
50
24
回転速度
C
トルク
46
モニタモード切替
C
内部直流電圧
47
48
表示倍率分子
表示倍率分母
4A トリップ履歴クリア
C
負荷率
設定速度
C
※ 1 チェック欄の C 印のパラメータは変更・記憶すると安全のためトリップします。またモータ運
転中に変更することはできません。
※ 2( )内のパラメ−タは、90W・130W の出荷設定です。
※ 3 設定器Aの RUN/STOP スイッチまたは信号入力が該当します。
※ 4 設定器Aの速度ボリュームまたはアナログ速度指令が該当します。
− 32 −
出荷設定
フリーラン
40
直線
17 フリーラン待ち時間 0.0 ∼ 10.0 秒
1A 速度ループ比例ゲイン 0 ∼ 10000
1b 速度ループ積分ゲイン 0 ∼ 10000
30
パラメータ設定
最小単位
トリップ
S字①
16
調整範囲
トリップリセット
パラメータの構成と設定内容一覧
番号
パラメータ名
4b
4C
4d
4E
4F
トリップ履歴①
トリップ履歴②
トリップ履歴③
トリップ履歴④
トリップ履歴⑤
50
不足電圧トリップ
1 ∼「48 表示倍率分母」×10
1 ∼ 1000
54 パラメータ初期化
1
1
クリアしない
クリアする
−
−
−
−
−
−
トリップしない
C
トリップする
51 リトライ選択
52 リトライ開始時間
1倍
1倍
、1∼4
1∼120秒
C
1秒
初期化しない
初期化する
− 33 −
5
パラメータ一覧・LED 表示
番号
パラメータ名
調整範囲
パラメータの解説
パラメータ設定
最小単位
番号
出荷設定
チェック※1
パラメ−タをコピ−しない
パラメ−タを設定器Bに読み込む
F0
パラメ−タをブラシレスインバータ
へ書き込む
−
メーカ使用
00
01
第1速速度
多段速運転時の速度を設定できます。
「32 運転モード選択」が 2 速
運転モード時に有効になります。
第 1 加速時間
第 2 加速時間
加速時の出力速度の変化率を決めることができます。
・ 1000r/min 変化する時間で設定します。
0.3 秒(出荷設定)のとき 0 から 3000r/min まで加速する時間
は 0.9 秒となります。
・ 3 秒未満は 0.01 秒刻み 、3 秒以上 30 秒未満は 0.1 秒刻み 、30
秒以上は 1 秒刻みの設定になります。
第 1 減速時間
第 2 減速時間
減速時の出力速度の変化率を決めることができます。
・ 1000r/min 変化する時間で設定します。
0.3 秒(出荷設定)のとき 3000 から 0r/min まで減速する時間
は 0.9 秒となります。
・ 3 秒未満は 0.01 秒刻み 、 3秒以上 30 秒未満は 0.1 秒刻み 、30
秒以上は 1 秒刻みの設定になります。
−
10
11
LED 表示
設定器 B では、便宜上 7 セグメント LED で英数字を表示しています。
その表示している文字について、説明します。
英数字
LED表示
英数字
LED表示
●LEDの表示例
(例)
T
C
U
PnL
D
V
TEr
E
Y
F r EE
F
0
rST
G
1
H
2
I
3
K
4
L
5
N
O
本文での記載 設定器Bの表示
※
P
8
9
14
15
加速モード選択
減速モード選択
0
時間
S字①
(
“S”
SHAPE-1)
S字②
(
“S”
SHAPE-2)
0
0
時間
本文での記載 設定器Bの表示
VoL-A
nO
R
16
停止モード選択
時間
S字①よりも曲線が
強調されます。
設定速度まで直線です。 加減速開始時と終了時
の速度変化を緩やかに
加減速する一般的な加
します。
減速モードです。
(例)
7
Q
直線
(LINEAR)
※「O」のLED表示には2種類あります。
6
,
直線加減速、曲線(S字)加減速の選択を加速、減速個別に選択できます。
回転速度
B
回転速度
S
12
13
回転速度
A
説 明
運転したい速度を設定することができます。
(PANEL)の場合に有効です。
設定速度(第 0 速) 「31 速度指令選択」が
上限値が「3b 上限速度」で制限されます。
設定器Bのデータの初期化
57 パラメ−タコピ−
パラメータ名
停止指令を入力した時に、モータの停止の仕方を選択することができます。
(FREE)
停止指令を入力した時に、モータへの電力供給を遮断し、モータを
自然停止(フリーラン停止)します。負荷イナーシャが大きい場合
はモータが完全に停止するまで時間がかかります。
(DECEL)
停止指令を入力した時に、設定減速時間に従って減速し、速度0制
御の制御を行ってブレーキ動作を行った後、「17 フリーラン待ち
時間」で設定された時間経過後にモータへの電力を遮断し、フリー
ラン状態となります。
<減速停止時の運転パターン例>
■ 速 度 0 制 御 の 区 間 は 運転指令
モータをサーボロック 設定速度
制御します。
(モータの速度が0に なるように電気的に制 モータ速度
御します。)
設定された減速時間の
変化率による減速
「17 フリーラン待ち時間」
で設定された時間
減速運転
フリーラン
速度0制御
− 34 −
− 35 −
パラメータの解説
番号
17
1A
1b
30
31
パラメータ名
説 明
番号
パラメータ名
速度ループ
比例ゲイン
速度アンプの比例ゲインの設定ができます。通常は特に変更する必要が
ありません。この値を大きくすることでゲインが大きくなり、モータの
応答性があがります。大きくしすぎると、動作が振動的になります。
設定範囲:0 ∼ 10000 設定分解能:1
速度ループ
積分ゲイン
速度アンプの積分ゲインの設定ができます。通常は特に変更する必要
がありません。この値を大きくすることでゲインが大きくなり、モー
タの剛性
(サーボロックの強さ)があがります。大きくしすぎると、
オー
バーシュートが大きくなり、振動的になります。
設定範囲:0 ∼ 10000 設定分解能:1
運転指令選択
速度指令選択
(FORWARD-REVERSE)
I 1・I 2 の状態
I1
I2
OFF
ON
OFF
ON
(VOL-A):
アナログ速度指令入力「FIN」(電圧指令 DC0 ∼ 5V)
(設定器 Aの速度ボリュームが該当します)
運転モード
1速運転モード
32
運転モード選択
2速運転モード
OFF
ON
OFF
ON
動 作
停 止
「16 停止モード選択」が
の場合減速停止
OFF
CW 運転
ON
CCW 運転
フリーラン停止
ON
トリップリセット(0.2 秒以上保持必要)※
OFF
(RUNSTOP. FORWARD-REVERSE)
33
I 1/ I 2 機能選択
I 1・I 2 の状態
I1
I2
OFF
ON
信号入力の機能
I3
フリーラン停止
外部強制トリップ
第2加減速時間選択
トリップリセットより選択
速度設定選択
OFF
ON
動 作
停 止
「16 停止モード選択」が
OFF
CCW 運転
停 止
ON
「16 停止モード選択」が
ON
CW 運転
OFF
I 1・I 2 の状態
I1
I2
OFF
ON
̶
選択される設定
設定速度(第0速)または FIN
第1速速度
の場合減速停止
動 作
停 止
「16 停止モード選択」が
の場合減速停止
̶
CCW 運転
ON
トリップリセット(0.
2秒以上保持必要)※
̶
(REVERSE-TRIP RESET)
I 1・I 2 の状態
I1
I2
OFF
ON
̶
動 作
停 止
「16 停止モード選択」が
の場合減速停止
̶
CW 運転
ON
トリップリセット(0.
2秒以上保持必要)※
̶
※トリップ発生時のみ有効
− 36 −
の場合減速停止
(FORWARD-TRIP RESET)
2 速運転モード
I3
OFF
ON
停 止
「16 停止モード選択」が
の場合減速停止
OFF
CCW 運転
ON
CW 運転
フリーラン停止
ON
トリップリセット(0.2 秒以上保持必要)※
OFF
I 1・I 2 の状態
I1
I2
運転モードを選択するパラメータです。
設定値
動 作
(REVERSE - FORWARD)
運転指令を以下の中から選択することができます。
(PANEL):
スイッチで運転停止を指令します。入力
設定器Bの
端子「 I 1」、「 I 2」では運転できません。入力端子は回転方向など
の設定のみ有効になります。「33 I 1/ I 2 機能選択」参照
(TERMINAL):入力端子「 I 1」
、「 I 2」のみ有効です。
(設定器Aの RUN/STOP、回転方向選択スイッチが該当します。
)
速度指令設定を、
「00 設定速度(第0速)」で行うか、速度設定用入
力端子「FIN」で行うかを選択することができます。
(PANEL):
「00 設定速度(第0速)
」
説 明
①「 I 1」
、
「 I 2」の機能の設定を行います。
「16 停止モード選択」を
(DECEL)減速停止に設定した
フリーラン待ち時間 場合、減速後の速度0のサーボロック時間を調整することができます。
(その後フリーラン状態となります。)
− 37 −
パラメータの解説
番号
パラメータ名
説 明
(PANEL)のとき、設定器Bの
②「30 運転指令選択」が
スイッチで運転停止することができます。
、「 I 2」の状態で設定
この場合の回転方向はパラメータ及び「 I 1」
することができます。
番号
3A
パラメータ名
下限速度
説 明
「31 速度指令選択」がアナログ
(VOL-A) の
速度指令
場合、0V 入力時のモータの設定
速度を設定します。
(FORWARD-REVERSE)
I 1・I 2 の状態
I1
I2
OFF
ON
OFF
OFF
OFF
ON
ON
ON
CW 運転
スイッチにかかわらず、フリーラン停止
トリップリセット(0.2 秒以上保持必要)※
33
I 1/ I 2 機能選択
OFF
ON
OFF
OFF
OFF
ON
ON
ON
上限速度
3C
トルクリミット
モータの出力トルクの上限を設定します。
(トルク制御をしていないため精度はありません、目安としてください)
100%で定格トルクを表します。
(RUNSTOP. FORWARD-REVERSE)
̶
̶
出力端子「01」「02」は以下のように選択することができます。
「40 出力信号①選択」「41 出力信号②選択」の極性は、「42 出力信
号①極性選択」
「43 出力信号②極性選択」で反転することができます。
(TRIP)
:トリップ信号(トリップ時:ON)
(STABLE) :到達信号(到達時:ON)
→「44 一致検出幅」参照。
CW 運転
I 1・I 2 の状態
I1
I2
40
41
出力信号①選択
出力信号②選択
動 作
OFF
ON
CCW 運転
CW 運転
(FORWARD-TRIP RESET)
̶
動 作
トリップリセット(0.
2秒以上保持必要)※
ON
42
43
(REVERSE-TRIP RESET)
出力端子「01」「02」−「GND」間の出力信号の極性を反転させる
出力信号①極性選択 機能です。
(NORMAL) :動作時トランジスタ「ON」
出力信号②極性選択
(REVERSE) :動作時トランジスタ「OFF」
スイッチで CW 運転。
I 1・I 2 の状態
I1
I2
̶
動 作
トリップリセット(0.
2秒以上保持必要)※
ON
(FREE)
34
I 3 機能選択
:ON(「GND」間短絡)
→フリーラン停止指令
(THERMAL)
:OFF
(「GND」間開放)→外部強制トリップ指令
(UP-DOWN)
:ON
(「GND」間短絡)→第 2 加減速時間選択
(RUN)
:運転/停止信号(運転時:ON)
(FREE)
:フリーラン信号(フリーラン中:ON)
(FORWARD):CCW 運転中信号(CCW 運転中:ON)
(REVERSE) :CW 運転中信号(CW 運転中:ON)
(CHECK-L) :過負荷検出
負荷が 100%を超えると出力します。
(過負荷時:ON)
(PULSE-OUT)
:速度パルス信号
→「45 出力パルス数選択」参照
スイッチで CCW 運転。
I 1・I 2 の状態
I1
I2
44
一致検出幅
「40 出力信号①選択」
「41 出力信号②選択」を
(STABLE)
到達信号に選択した場合、到達信号を出力する「一致検出幅」を調整
することができます。
・ 実際の回転速度と設定速度との差が「一致検出幅」より小さくなる
と到達信号を出力します。
・ 速度が到達していても、一致検出幅を小さい値を設定すると速度変
動により到達信号が ON/OFF することがあります。
・ CCW/CW の切り替わるときは到達信号は出力されません。
(RESET) :ON
(「GND」間短絡)→トリップリセット指令
※トリップ発生時のみ有効
− 38 −
入力
電圧
3b
動 作
CCW 運転
スイッチにかかわらず、フリーラン停止
トリップリセット(0.2 秒以上保持必要)※
4.5 5V
モータの設定速度の上限を設定します。
「31 速度指令選択」がアナログ速度指令
(VOL-A) の場合、
5V 入力時のモータの設定速度を設定します。
また、「00 設定速度(第0速)」「01 第 1 速速度」の上限値がこの
パラメータで制限されます。
(REVERSE - FORWARD)
I 1・I 2 の状態
I1
I2
下限速度
0.05
動 作
CCW 運転
速度指令値
上限速度
− 39 −
パラメータの解説
番号
パラメータの解説・PANATERM for BL の概要
パラメータ名
説 明
番号
パラメータ名
45
出力パルス数選択
T
500±100μs
(例)
回転数3000r/min時、
「45 出力パルス選択」が24の場合
60
T= =0.83ms
3000×24
周波数 f =1/T= 1.2kHz
モニタモード切替
(NO)を選択すると、リトライしません。
51
リトライ選択
52
リトライ待ち時間
:トルク
(SETTING-REVOLUTION)
:設定速度
:内部直流電圧
(電源部の平滑コンデンサの電圧)
速度表示の場合、「47 表示倍率分子」÷「48 表示倍率分母」をかけ
合わせた値が表示されます。
(DC-VOLTAGE)
47
48
4A
4b
4C
4d
4E
4F
50
表示倍率分子
表示倍率分母
トリップ履歴クリア
5 桁 LED に表示する値の倍率を設定することができます。
47÷48 の値が表示倍率になります。計算した表示倍率の値が、
10 ∼ 1/1000 になるような範囲で設定してください。
・ ギヤヘッドの出力軸の回転速度やラインのスピードなどを表示する
ことができます。
表示倍率を変更すると、速度に関するパラメータ(下記)は、表示
倍率をかけた値が 表示されます。
「00 設定速度(第0速)」
「01 第1速速度」
「3A 下限速度」
「3b 上限速度」「44 一致検出幅」
トリップ履歴①∼⑤をクリアすることができます。
<クリア方法>
(YES) を選択した状態で電源を遮断し、表示が消えてから
と表示し、トリップ履歴がクリアされ
再度電源投入すると
ます。
再度電源を投入すると通常動作を開始します。
トリップ履歴①
トリップ履歴②
トリップ履歴③
トリップ履歴④
トリップ履歴⑤
過去5回分のトリップ履歴を記憶しています。トリップ履歴①が最も
新しい履歴です。表示内容については
「保護機能」を参照してください。
を表示します。
履歴がないときは
不足電圧トリップ
(NO)を選択すると、
不足電圧時にトリップしません。モー
タ運転中に電圧が低下して、不足電圧状態になった時は、モータはフ
リーラン停止しますが、復電後運転指令が入力されていれば自動的に
再始動します。(■ご注意ください)
(YES) を選択すると、不足電圧時トリップし、トリップ信
号を出力します。通常の電源 OFF 時にはトリップ履歴に記憶されま
せん。電源が瞬停したときのみ記憶します。
(一度不足電圧状態になっ
た後電圧が正常に戻った時のみトリップ履歴に記憶します。
)
− 40 −
、システムパラ
でトリップした場合はリトライできません。
メータ異常
(AVERAGE-LOAD) :負荷率(平均トルク)
46
、ユーザパラメータ異常
ラー
電源投入時、5桁LEDに表示する内容を選択することができます。
(OUTPUT-REVOLUTION)
:回転速度
(OUTPUT-LOAD)
説 明
トリップ時の自動復帰(トリップリトライ)
を設定します。
トリップが発生した
ときでも自動的にトリップを解除し運転の継続を図ることができます。
自動的に運転再開しても安全上問題がない装置にのみご使用ください。
およびセンサ異常保護
、CPU エ
■ 過電流保護
(PULSE「40 出力信号①選択」
「41 出力信号②選択」を
「O 2」に出
OUT)に設定したとき、モータが1回転する間に「O1」
力するパルス数を設定します (1,2,3,4,6,8,12,24 から選択)
54
パラメータ初期化
∼
を選択すると設定した回数だけリトライを
します。トリップしない状態が約2時間継続するとリトライした回
数が 0 に初期化されます。リトライの間隔は「52 リトライ待ち時
間」で設定します。設定したリトライ回数を超えてトリップが発生
するとブラシレスインバータはトリップ信号を出力して停止します。
■ リトライ動作中はトリップ信号「40 出力信号①選択」や「41 出
を選択していてもトリップ信号を出力し
力信号②選択」で
ません。(トリップ履歴には記憶されます)
トリップ発生後、リトライ動作を行うまでの待ち時間を設定します。
1 ∼ 120 秒が設定できます。
パラメータを工場出荷時に初期化することができます。
<初期化方法>
(YES) を選択した状態で電源を遮断し、表示が消えてから
再度電源投入すると
と表示し、パラメータが工場出荷時に
初期化されます。
さらに再度電源を投入すると通常動作を開始します。
パラメ−タをコピ−することができます。
(NO)パラメ−タをコピ−しない
(PARAMETER-INITIALIZE):設定器Bのデータの初期化。
57
パラメ−タコピ−
(PARAMETER-LOAD):パラメ−タを設定器Bへ読み込む。
(PARAMETER-PROGRAM):パラメ−タををブラシレスイン
バータへ書き込む。
詳細は 30 ページのパラメータのコピー方法を参照してください。
F0
メーカ使用
変更することはできません。
PANATERM for BL の概要
通信ソフトウェア「PANATERM for BL」(日本語版:DV0P4150、英語版:DV0P4270、
DV0P4386[イギリスを除く欧州仕様])(別売)は次のことができます。
① ブラシレスインバータのパラメータの設定と保存、メモリ(EEPROM)への書き込み。
② 入出力モニタ、負荷率のモニタ。
③ 現在のトリップ表示とトリップ履歴の参照。
④ 波形グラフィックのデータ測定とデータ保存呼び出し。
● 通信ソフトウェア「PANATERM for BL」
英語版(DV0P4270、DV0P4386[イギリ
スを除く欧州仕様])の相違表
− 41 −
少数点
DV0P4270
DV0P4386
1000 単位
(ピリオド) ,
(コンマ)
.
(ピリオド)
,(コンマ) .
運転パターン例
海外規格への適応
● 第 2 加減速時間を使用した運転パターン例
「32 運転モード選択」を
「33 I 1/ I 2 機能選択」を
欧州 EC 指令について
:1 速運転モードに選択、
:
(RUNSTOP.FORWARD-REVERSE)に選択
「34 / I 3 機能選択」を
:第2加減速時間に選択した場合
第1加速時間
第1減速時間
設定速度
(第0速)
第2加速時間
第2減速時間
CCW
CW
速度0制御
速度0制御
設定速度
(第0速)
運転/停止スイッチ( I 1)
正転/逆転スイッチ( I2)
第2加減速時間( I3)
欧州 EC 指令は、欧州連合(EU)に輸出する、固有の機能が備わっており、かつ一般消費者向け
に直接販売されるすべての電子製品に適用されます。これらの製品は、EU 統一の安全規格に適
合する必要があり、適合を示すマークである CE マーキングを製品に貼付する義務があリます。
本ブラシレスモ−タ・ブラシレスインバータは、組み込まれる機械・装置の EC 指令への適合を容
易にするために、低電圧指令の関連規格適合を実現しております。
EMC 指令への適合
当社のブラシレスモ−タ・ブラシレスインバータは設置・配線などのモデル(条件)を決定し、
そのモデルにて EMC 指令の関連規格に適合させています。実際の機械 ・ 装置に組み込んだ状
態においては、配線条件 ・ 接地条件などがモデルとは同一とならないことが考えられます。し
たがって、機械 ・ 装置での EMC 指令への適合については、
(特に不要輻射ノイズ、雑音端子電
圧など)ブラシレスモータ・ブラシレスインバータを組み込んだ最終機械 ・ 装置での測定が必要と
なります。
適合規格
適合規格
● 2速運転モードでの運転パターン例
UL
UL1004
UL508 C
電動機に関する規格
電力変換機器に関する規格
CE
EN50178
EN60034-1
EN55011
EN61000-6-2
IEC61000-4-2
IEC61000-4-3
IEC61000-4-4
IEC61000-4-5
IEC61000-4-6
IEC61000-4-11
電力施設に使用される電子電気機器(低電圧指令)
回転電気機器(モ−タ)(低電圧指令)
工業用、科学用及び医療用高周波装置の無線妨害波特性
工業環境におけるイミュニティ規格(EMC 指令)
静電気放電イミュニティ試験
無線周波数放射電磁界イミュニティ試験
電気的高速過渡現象・バーストイミュニティ試験
雷サージイミュニティ試験
高周波電導イミュニティ試験
瞬時停電イミュニティ試験
「32 運転モード選択」を
:2 速運転モードに選択した場合、
「 I 3」は速度設定選択となり、以下のように機能します。
I3
選択される設定
OFF
設定速度(または FIN)
ON
第1速速度
第1加速時間
第1速
設置条件
̶
過電圧カテゴリーⅡ
クラスⅠ機器
汚染度 2(回路部)
第1減速時間
設定速度
(第0速)
周辺機器構成
CCW
CW
速度0制御
運転/停止スイッチ( I 1)
正転/逆転スイッチ( I2)
第1速速度 ( I3)
− 42 −
・ 100V 系:単相 100V ∼ 120V±10% 50 / 60Hz
200V 系:単相 / 三相 200V ∼ 240V±10% 50 / 60Hz
・ IEC60664-1 で規定されている過電圧カテゴリーⅡの環境下で使用してください。
電 源
過電圧カテゴリーⅢとするためには、ブラシレスモータの入力に EN 規格もしくは IEC 規格に
準拠した絶縁トランスを挿入してください。
・ EN60204-1 に適した電線サイズをご使用ください。
電源とノイズフィルタの間に、IEC 規格及びUL認定の規定のノーヒューズブレーカまたは UL
ブレーカ
認定品のヒューズを必ず接続してください。この条件を遵守することにより UL508C(ファイ
ヒューズ
ル No.E164620)
、UL1004(ファイル No.E166557)に適合します。
ノイズ
ブラシレスインバータを複数台使用される場合で、電源部にまとめて 1 台のノイズフィルタを
設置するときは、ノイズフィルタメーカにご相談ください。
フィルタ
ノイズフィルタの一次側にサージアブソーバを設置してください。ただし、機械・装置の耐圧試
サージ
験を行う際には、必ずサージアブソーバをはずしてください。サージアブソーバが破壊する恐れ
アブソーバ
があります。
感電防止のため、ブラシレスインバータのアース端子( )を必ず接地してください。
接 地
ブラシレスインバータのアース端子は2つ備えています。もう一方にはブラシレスモータのアー
ス線を接続してください。アースは共締めせずに個別に接続してください。
− 43 −
海外規格への適応
仕 様
● 仕 様
周辺機器の配線
フェライトコア
(信号線用ノイズフィルタ)
オプションDV0P1460
(※4個入)
(TDK製ZCAT3035-1330)
サーキットブレーカ
ヒューズ
ブラシレス
インバータ
ノイズフィルタ
ブラシレス
モータ
機種名
ブラシレス
インバータ
ブラシレス
モータ
定格
出力
(W)
MBDE3A1BWR MBME3AZ **
30
電源
MBDE3A5BWR MBME3AZ **
アース
サージ
アブソーバ
※フェライトコアは、
それぞれ1個以上を
保護アース
(PE) 電線に挿入してください。
MBDE5A1BWR MBME5AZ **
50
MBDE5A5BWR MBME5AZ **
適合する周辺機器一覧
MBDE9A1BWR MBME9A1 **
品 名
弊社オプション品番(別売)
メーカ品番
ノイズフィルタ(単相用)
DV0P3611-5
SUP-EQ5-ER-6
ノイズフィルタ(三相用)
DV0P3930-5
3SUP-HE5-ER-6
サージアブソーバ
DV0P1450
MBDE9A5BWR MBME9A2 **
岡谷電機産業株式会社
R.A.V-781BXZ-4
●DV0P3611-5
●DV0P3930-5
100±2
88±1
75
70
53.1
5
141±2
125
110±1
95
6-M4
2-ø4.5 6-M4
2-ø4.5x7
5.5
ø4.2
2
3
未使用端子はオープンにしてください。
4.5
1 2 3
28
200+30
0
1
28.5
サージアブソーバ
2-ø4.5
11
2-ø4.5x6.75
95±1
110±2
50±1
60±2
M4
銘 板
41
推奨サーキットブレーカ
(株)センサータ・テクノロジーズ ジャパン製:
三相用 IELH-1-111-63-5A-M 単相用 IELH-1-11-63-5A-M
(定格電流 5A、遮断特性 DELAY63)■推奨遮断特性:DELAY61 ∼ 63
連絡先:(株)センサータ・テクノロジーズ ジャパン 03-6895-1005
− 44 −
MBDE1E1BWR MBME1E1 **
130
連絡先:岡谷電機産業(株) 東日本 03-3424-8120
西日本 06-6392-1781
ノイズフィルタ
7.0
90
メーカ名
MBDE1E5BWR MBME1E2 **
電圧
(V)
電源入力
モータ
定格
始動
定格
定格
許容差 周波数 定格入力 電流 トルク トルク 回転速度
(r/min)
(N・m)
(%) (Hz) 電流(A) (A) (N・m)
単相
100∼120
単相/三相
200∼240
単相
100∼120
単相/三相
200∼240
±10 50/60
単相
100∼120
単相/三相
200∼240
単相
100∼120
単相/三相
200∼240
1.0
0.4
0.6
0.4
1.5
0.6
0.7
0.6
2.2
0.8
1.1
0.4
2.8
1.3
1.5
0.8
0.095 0.14
0.16
0.24
3000
0.29
0.43
0.41
0.62
● 共通仕様
項 目
仕 様
ブラシレスインバータ MBDE3A*BWR MBDE5A*BWR MBDE9A*BWR MBDE1E*BWR
ブラシレスモータ
MBME3A *** MBME5A *** MBME9A *** MBME1E ***
定格出力(W)
30
50
90
130
速度制御範囲
30 ∼ 3000 r/min (速度比 1:100)
対負荷
±1%以下(0∼定格トルク、定格回転速度時)
対電圧
±1%以下(電源電圧 ±10%、定格回転速度時)
速度変動率
±1%以下(モータ:−10 ∼ 40℃ , ブラシレスインバータ:−10 ∼
対温度
50℃、定格回転速度時)
加減速時間
0.3 秒(0から 1000r/min まで変化する時間)※
停止方法
フリーラン停止 ※
0 ∼ 3000r/min(アナログ電圧(0 ∼ 5V)、設定器A)
速度設定
0 ∼ 3000r/min(設定器Bのパラメータによる設定選択(デジタル))
速度設定分解能
アナログ:上限速度の約 1/200 デジタル:1r/min
速度設定精度
アナログ:上限速度の ±3%以下(上限速度 3000r/min 時、±90r/min 以下)
(20℃時)
[デジタル:上限速度の1%以下]
不足電圧警報 ※(不足電圧保護 ※ )、過負荷、過電流、回生過電圧、
保護機能
パラメータ異常、CPU エラー、過速度、センサ異常、過熱、設定変更警告
モータ耐熱クラス
130(B) (UL 認証 105(A))
連続
時間定格
巻き下げ負荷運転など負荷側よりモータ軸が回される様な回生運転を
連続的にすることはできません
過負荷保護特性
警告レベル:100% /時限特性:150% 60 秒
ブラシレスインバータ質量(kg)
0.45
モータ質量(kg)
1.0
1.7
2.0
(
)
※PANATERM for BL または、設定器Bにより変更可能。
− 45 −
仕 様
仕 様
● 速度̶トルク特性
(短時間運転領域のトルクは代表値です)
200
500
30
Oリング
11
7
(6.5)
25
2
0
ø12h7 -0.018
37
7
0
ø85 -0.040
7
0
ø85 -0.040
(6.5)
0
ø85 -0.040
2
2
0
ø8h7 -0.015
32
7
32
90/130W
0
ø75 -0.040
200
0
ø75 -0.040
(6.5)
30/50W
+2
□90 -0.5
.2
78
4-ø6.5
丸軸タイプの軸端寸法
±0
500
Oリング
130W
アース端子
(M4丸型端子)
04
3000r/min
32
2
4-ø5.5
ø1
回転速度
3000r/min
コネクタ
カバー
68
7
Oリング
200
連続運転領域
+2
□90 -0.5
.2
±0
100%
32
2
150%
アース端子
(M4丸型端子)
04
51.5
7
3000r/min
100%
0.41N・m
連続運転領域
4-ø6.5
●ギヤヘッド
− 46 −
1.5
□80 +
−0.5
キー、キー溝外形寸法
15
7.5
0
4 −0.030
25
φ
94
0.060
4+
+0.010
0
7.5 −0.15
4
φ30
25
0
4 −0.030
32
4-φ5.5
+0.5
□90 −
1.5
38
キー、キー溝外形寸法
7
5
4
φ
10
4-φ7
− 47 −
0
5−
0.030
0.060
5+
+0.010
25
0
12 −0.15
12
25
18
29
0
5 −0.030
60
φ15h7
●MZ9G□B
(90W・130Wモータ用・別売)
・□には、減速比が入ります。
・減速比は
3,3.6,5,6,7.5,9,10
12.5, 15,18,20,25
30,36,50, 60,75,90
100,120,150, 180
200 の23種類です。
30
6
φ10h7
●MX8G□B
(30W・50Wモータ用・別売)
・□には、減速比が入ります。
・減速比は
3, 3.6, 5, 6, 7.5, 9, 10
12.5, 15,18,20,25
30,36,50, 60,75,90
100,120,150, 180
の22種類です。
φ34
回転速度
.2
150%
短時間運転領域
+2
□80 -0.5
±0
トルク
0.62N・m
短時間運転領域
4
回転速度
90W
コネクタ
カバー
アース端子
(M4丸型端子)
MBDE1E1BWR/MBME1E1**
MBDE1E5BWR/MBME1E2**
トルク
0.29N・m
150%
100%
連続運転領域
MBDE9A1BWR/MBME9A1**
MBDE9A5BWR/MBME9A2**
0.43N・m
短時間運転領域
30/50W
コネクタ
カバー
ø9
150%
短時間運転領域
100%
連続運転領域
回転速度
3000r/min
トルク
0.24N・m
0.16N・m
●モータ
ø1
トルク
0.14N・m
0.095N・m
外形寸法図 (単位:mm)
MBDE5A1BWR/MBME5AZ**
MBDE5A5BWR/MBME5AZ**
500
MBDE3A1BWR/MBME3AZ**
MBDE3A5BWR/MBME3AZ**
仕様・オプション
オプション
36
●ブラシレスインバータ
●設定器B接続ケーブル
(別売)
18
10
5
123.5
長さ
(L)
DV0P38310
1m
DV0P38330
3m
DV0P38350
5m
90.5
SERコネクタの端子番号 1
端子名
̶
設定器B側コネクタピン番号 ̶
5
オプション
DV0P3500
65
55
65
55
8
20
ø30穴
14
60
70
2-ø3.5
(単位:mm)
2-M3または
ø3.7穴
●設定器A接続ケーブル(別売)
品 番
長さ(L)
DV0P35710
1m
DV0P35730
3m
DV0P35750
5m
I/O端子台の端子番号
1
ケーブルのリード線色
赤
設定器A側コネクタピン番号 1
制御信号用コネクタ
(I/O)
に接続
(バラ線)
L
2
赤
2
3
̶
4
橙
3
5
黄
4
6
緑
5
7
8
̶
̶
− 48 −
DV0P40410
1m
DV0P40430
3m
DV0P40450
5m
DV0P404A1
10m
L
(45)
(45)
保護キャップ
200
アース線
AWG20, 緑/黄
200
アース線
AWG20, 緑/黄
●付属品
・絶縁キャップ(アース絶縁用) 1個
・M4×6ばね座金組込みなべ小ネジ 1個
・M4 六角ナット
1個
28
70
60
2-φ3.5
長さ
(L)
M4用丸形端子
65
55
70
60
20
品 番
[取付穴(設定器A・設定器B)]
DV0P3510
28
8
ブラシレスインバータ側コネクタ
(モジュラプラグRJ45)
(SER)
に接続
<設定器B側コネクタ>
(モレックス)
2 3 4 5 6 7 8
ハウジング:39-01-2105
(5557-10R-210)
(5556T2)
+5V SOT SIN ̶ ̶ GND SCK ターミナル:39−00−0046
または
5 9 8 ̶ ̶ 3 7
39−00−0047
(5556T2L)
■モ−タ延長ケ−ブルを使用される場合は、必ずモータのア−ス線と延
長ケーブルのアース線を接続し、延長ケーブルのもう一方のアース
線はブラシレスインバータのアース端子に接続してください。
モータのアース線とモータ延長ケーブルのアース線の接続には付属
のM4ネジと絶縁キャップをご使用ください。
M4用丸形端子
絶縁キャップ
(アース絶縁用)
6
10
6
50
レール止め引き出し寸法
●設定器B(別売)
1
●モータ延長ケーブル
(別売)
113
122.5
●設定器A(別売)
L
ø13.5
80.5
100.5
2-ø4.6
品 番
30
●通信ソフトウェア
「PANATERM for BL」
(別売)
(日本語版:DV0P4150、英語版: DV0P4270、DV0P4386
(イギリスを除く欧州仕様))
●パソコン接続ケーブル
(10ピン,14ピン-Dサブコネクタピン・1.5m)
(別売)
:DV0P4140
<設定器A側コネクタ>
(モレックス)
ハウジング:39-01-2105
(5557-10R-210)
ターミナル:39−00−0046
(5556T2)
または
39−00−0047
(5556T2L)
− 49 −
オプション
保 証
●I/0延長ケーブル
(別売)
(8P)
品 番
長さ
(L)
DV0P38410
1m
DV0P38430
3m
DV0P38450
5m
保証期間
L
+10
+10
50 0
50 0
熱収縮チューブ
熱収縮チューブ
保証内容
断ムキ 8±3mm
断ムキ 8±3mm
ケーブル
(AWG26×8本)
●電源ケーブル
(別売)
(単相100V/200V用)
DV0P39430
M4用丸形端子
M3用丸形端子
+80
3000 0
40±5
40±5
黒
白
緑/黄
60±5
AWG18
アース M4用丸形端子
電源側
M4用丸形端子
M3用丸形端子
+80
3000 0
40±5
AWG18
40±5
赤
白
黒
緑/黄
60±5
アース M4用丸形端子
電源側
● 本取扱説明書に従った正常な使用状態のもとで、保証期間内に故障が発生した場合は、無償で
修理を致します。
ただし、保証期間内であっても次のような場合は、有償となります。
①誤った使用方法、および不適切な修理や改造に起因する場合。
②お買い上げ後の落下、および運送上での損傷が原因の場合。
③製品の仕様範囲外で使用したことが原因の場合。
④火災・地震・落雷・風水害・塩害・電圧異常・その他の天災・災害が原因の場合。
⑤水・油・金属片・その他の異物の侵入が原因の場合。
● 保証の範囲は、納入品本体のみとし、納入品の故障により誘発される損害は、補償外とさせて
いただきます。
使用上のご注意
ブラシレスインバータ側
●電源ケーブル
(別売)
(三相200V用)
DV0P39530
● 製品の保証期間は、お買い上げ後 1 年とします。または弊社生産月より 1 年 6 か月とします。
但し標準寿命記載項目については、各々の寿命を超えないものとします。
(
「負荷・使用条件の確認」項を参照ください。)
ブラシレスインバータ側
● 本製品は、一般工業製品などを対象に製作しておりますので人命にかかわるような機器および
システムに用いられることを目的として設計・製造されたものではありません。
● 本製品の故障により重大な事故または損傷の発生が予想される設備への適用に際しては、安全装置を
設置してください。
● 本製品を原子力制御用・航空宇宙機器用・交通機関用・医療機器用・各種安全装置用・クリーン度が
要求される装置等、特殊な環境でのご使用をご検討の際には、弊社までお問い合わせください。
● 本製品の品質確保には最大限の努力を払っておりますが、予想以上の外来ノイズ・静電気の印加や
入力電源・配線・部品などの万一の異常により、設定外の動作をすることがあり得るため、お客様で
のフェイルセーフ設計および稼動場所での動作可能範囲内の安全性確保についてご配慮願います。
● モータの軸が電気的に接地されない状態で運転される場合、実機および取付環境によっては
モータベアリングの電食が発生しベアリング音が大きくなる等のおそれがありますので、
お客様にてご確認と検証をお願いします。
● 本製品の故障の内容によっては、たばこ1本程度の発煙の可能性があります。
クリーンルーム等で使用される場合は、ご配慮願います。
● 硫黄や硫化性ガスの濃度が高い環境下でご使用の場合、硫化によるチップ抵抗の断線や接点の
接点不良などが発生する恐れがありますのでご配慮願います。
● 本製品の電源に定格範囲を大きく超えた電圧を入力した場合、内部部品の破壊による発煙、
発火などが起こる恐れがありますので、入力電圧には十分にご注意ください。
パナソニック株式会社 モータビジネスユニット 営業グループ
東 京:〒 104-0031 東京都中央区京橋 2 丁目 13 番 10 号 京橋 MID ビル 7 階
電話(03)3538-2961 FAX(03)3538-2964
大 阪:〒 574-0044 大阪府大東市諸福 7-1-1
電話(072)870-3065 FAX(072)870-3151
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アフターサービス(修理)
修 理
● 修理のご相談はお買い求めの販売店へお申しつけください。
なお機械・装置等に設置されている場合は、機械・装置メーカへまずご相談ください。
お問い合わせ
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< ブラシレスモータ・ブラシレスインバータの選び方、使い方などのお問い合わせ窓口です >
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インターネットによるモータビジネスユニット技術情報
●取扱説明書、CAD データのダウンロードなどができます。
< パナソニック株式会社 ホームページ >
http://industrial.panasonic.com/jp/i/fa_motor.html
■便利メモ(お問い合わせや修理の時のために、記入しておいてください)
ご購入年月日
年 月 日
品 番
MBDE
□□□ BWR
ご購入店名
電 話( ) −
〒 574-0044 大阪府大東市諸福7丁目1番1号
電話(代表)
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