AK4363VF

ASAHI KASEI
[AKD4363]
AKD4363
AK4363評価用ボードRev.A
概
要
AKD4363は、PLL 内蔵96kHz,24bit D/AコンバータAK4363の評価用ボードです。AKD4363は当社ROM
データを使用した信号源や当社A/Dコンバータの評価用ボードとのインタフェースを装備しており、手
軽に評価可能です。更にディジタルインタフェースにも対応しており、光コネクタを介してディジタル
オーディオ機器とインタフェース可能です。
„ オーダリングガイド
AKD4363
---
AK4363評価用ボード
(IBM-AT互換機のプリンタポートとの接続用ケーブル
とコントロールソフトを同梱。)
機
能
• クロック発生回路内蔵
• 2種類のインタフェースを装備
- 当社A/Dコンバータ評価用ボード及び信号発生ボード(AKD43XX)と
10線フラットケーブルによりダイレクトにインタフェース可能
- DIR(CS8414)により光入力可能
• 外部クロック用BNCコネクタ
• シリアルコントロール用10ピンヘッダー
• ミュート回路内蔵
2.7∼5.5V
Opt In
CS8414
(DIR)
DZF
Mute
ROM
or A/D
10pin Header
GND
AK4363
Divider
Rch
MCKO
External
Clock
Lch
MCKI
Clock
Generator
10pin Header
Control
図1. AKD4363ブロック図
* 回路図、パターン図は文末に添付。
<KM060703>
1
2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
„ アナログ出力
J1(AOUTL)とJ2(AOUTR)を使用します。出力レンジは3.1Vpp@5Vで、AVDDに比例します
(Vout=0.62xAVDD)。
„ 操作手順
1) 電源の配線
[AVDD](赤)
[3V] (オレンジ)
[5V] (赤)
[AGND] (黒)
[DGND] (黒)
= 2.7∼5.5V
= 2.7∼5.5V
= 3.4∼5.5V
= 0V
= 0V
: AK4363のAVDD
: AK4363のDVDD
: ロジック部の電源
: アナロググランド(AK4363のAVSS,DVSSを含む)
: ロジック部のグランド
配線は電源の根本から分けて下さい。
2) 評価モード、ジャンパピン、DIPスイッチの設定(以下参照)
3) 電源投入
AK4363は電源投入後、必ず一度 SW1(-PD)を”L”にしてパワーダウンを行って下さい。
PORT2
CTRL
SDA(ACK)
SDA/CDTI
-CS
SCL/CCLK
4) PORT2とPCを接続
PORT2とIBM-AT互換機のプリンタポート(パラレルポート)を同梱の10線フラットケーブルでつないで下さ
い。その際コネクタの向きに注意して下さい。コネクタの1ピンには印が付いています。PORT2の向きは下
図のようになっています。
9
1
10
2
5) ソフトウェアの立ち上げ
同梱のソフトウェア“AKD4363 Control Program”を使用します。
„ 評価モード
1) 当社A/Dコンバータ評価用ボード上の10ピンヘッダーを使用<出荷時>
当社A/Dコンバータ評価用ボードをPORT3(ADC/ROM)に接続して評価できます。BNCコネクタ(J4)からク
ロックを入れる場合は、JP14(CLK)を”BNC”にし、JP15(XTE)をショートして下さい。
<KM060703>
JP6
JP7
JP12
JP13
JP14
JP15
LRCK
BICK
DIR_DATA
DIR
CLK
XTE
DIR
DIR
VD
ADC
ADC
GND
2
DIR
BNC
XTL
2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
2) ROMデータによる理想正弦波を使用
当社の信号発生ボード(AKD43XX)をPORT3(ADC/ROM)に接続して評価できます。AKD4363から
PORT3を通してMCLKのみ供給し、LRCK,BICK,SDATAはAKD43XXからAKD4363に供給されます。
BNCコネクタ(J4)からクロックを入れる場合は、JP14(CLK)を”BNC”にし、JP15(XTE)をショートして下さい。
JP6
JP7
JP12
JP13
JP14
JP15
LRCK
BICK
DIR_DATA
DIR
CLK
XTE
DIR
DIR
VD
ADC
ADC
GND
DIR
BNC
XTL
3) DIR(CS8414)を使用
PORT4(TORX174)を使用します。光コネクタ(TORX174)で受信したデータからDIRより
MCKI,BICK,LRCK,SDTIを再生します。CDテストディスクを使用した評価等で使われます。この場合、
AK4363のEXTビットは”1”(外部クロックモード)に設定して下さい。RCAコネクタ(J3)を使用する場合は
JP16(RCA/OPT)を”RCA”に、光コネクタ(PORT4: TORX174)を使用する場合は”OPT”に設定して下さい。
JP6
JP7
JP12
JP13
JP14
JP15
LRCK
BICK
DIR_DATA
DIR
CLK
XTE
DIR
DIR
VD
ADC
ADC
GND
DIR
BNC
XTL
„ クロック(MCLK,BICK,LRCK)の設定
評価モード1を使用する場合、JP9,10,17を以下のように設定して下さい。これらのジャンパは、他の評価モードで
は設定不要です。
MCLK
128fs
JP9
(X_MCLK)
x1
JP10
(X_LRCK)
x1/128
256fs
x1
x1/256
512fs
x2
x1/256
1024fs
x4
x1/256
BICK
JP17
(X_BICK)
x1/4
x1/2
x1
x1/8
x1/4
x1/2
x1/8
x1/4
x1/2
x1/8
x1/4
x1/2
32fs
64fs
128fs
32fs
64fs
128fs
32fs
64fs
128fs
32fs
64fs
128fs
出荷時
表1. クロックの設定
<KM060703>
3
2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
„ DIPスイッチ(SW2)の設定
上方が”ON”(“H”)、下方が”OFF”(“L”)です。
1番から5番まではAK4363、6番から8番まではCS8414の設定です。
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
ON
OFF<出荷時>
Chip address (2bit)
3線シリアル
I2Cバス
CMOSレベル
TTLレベル
常に“OFF”
CS8414のインタフェースフォーマット
(表3参照。)
(注)
表2. DIPスイッチの設定
(注: M2-0は評価モード3の場合のみ設定が必要です。
それ以外の評価モードでは”OFF”にして下さい。)
Mode
0
1
2
3
4
5
Pin
CAD1
CAD0
I2C
TTL
TST
M2
M1
M0
Format
M2
M1
M0
JP9
DIF DIF
2
1
1
0
1
THR
0
0
16bit, 後詰め
1
1
0
THR
0
0
18bit, 後詰め
0
1
20bit, 後詰め
0
1
24bit, 後詰め
0
0
0
INV
1
0
24bit, 前詰め
I2S
0
1
0
THR
1
0
表3. ディジタルインタフェースフォーマットの設定
(注: 1=”ON”, 0=”OFF”.
DIF2-0はシリアルコントロールで設定して下さい。
CS8414は20/24bit後詰めには対応していません。)
DIF
0
0
1
0
1
0
1
„ その他のジャンパピン設定
[JP1](GND): アナロググランドとディジタルグランド
オープン: 分ける <出荷時>
ショート: 共通 (コネクタ“DGND”はオープンにできます。)
[JP2](5V-3V): AK4363のDVDDとロジック部の電源
オープン: 独立 <出荷時>
ショート: 共通 (コネクタ“3V”はオープンにして下さい。)
[JP3](DVDD): AK4363のDVDD
3V:
AVDDと独立に設定 <出荷時>
AVDD: AVDDと共通 (コネクタ“3V”はオープンにできます。)
[JP5](DZF): ミュート回路
ON:
使用 (DZF=”H”のときアナログ出力はミュートされます。) <出荷時>
OFF: 不使用
<KM060703>
4
2005/04
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[AKD4363]
[JP11](SDTI): AK4363のSDTI
DATA: データ入力 <出荷時>
GND: “0”データ入力
„ トグルスイッチ(SW1)の動作
上方が“H”、下方が“L”です。
[SW1] (-PD): AK4363のリセット。動作中は”H”側に倒します。
„ LEDの表示
[LED1] (VERF): CS8414のVERFピンの出力です。CS8414でエラーが起こると点灯します。
[LED2] (PREM): CS8414が受信したデータのプリエンファシスの有無を示します。
プリエンファシスON時点灯します。
<KM060703>
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2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
コントロールソフトマニュアル
„ 評価ボードとコントロールソフトの設定
1. AKD4363 Rev.Aを前項参照の上、適宜、設定して下さい。
2. IBM-AT互換機とAKD4363 Rev.Aを同梱の10線フラットケーブルで接続して下さい。10ピンヘッダーの向きに注意し
て下さい。(Windows 2000/XP上でコントロールソフトを動作させる場合、同梱のドライバをインストールして下さ
い。インストール方法については AKMデバイスコントロールソフトウェア ドライバーインストールマニュアル
を見て下さい。Windows95/98/ME上で動作させる場合はドライバのインストールは不要です。尚、Windows NT上で
はコントロールソフトは動作しません。)
3. “AKD4363 Rev.A Evaluation Kit”のラベルが貼ってあるCD-ROMをCD-ROMドライブに挿入して下さい。
4. CD-ROMドライブにアクセスして、 “akd4363.exe”をダブルクリックし、コントロールプログラムを立ち上げて下さ
い。
5. 後は下記を参照して評価して下さい。
„ 操作手順
下記の手順を守って下さい。
1. 上記に従って、コントロールプログラムを立ち上げて下さい。
2. Port Resetボタンをクリックして下さい。
後は適宜、ダイアログを立ち上げ、データを入力して評価して下さい。
„ 各ボタンの説明
1. [Port Reset] :
USB I/Fボード(AKDUSBIF-A)接続時に使用します。
2. [Write Default] : AK4363のレジスタを初期設定にします。
3. [All Write] :
現在表示されているレジスタ値を全て書き込みます。
4. [Function1] :
キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。
5. [Function2] :
キーボード操作による書き込みダイアログを立ち上げます。
6. [Function3] :
レジスタのシーケンスを設定し、実行します。
7. [Function4] :
[Function3] で作成したシーケンスファイルを割り当て、実行します。
8. [Function5] :
メイン画面の[Save]で作成したレジスタ設定を複数割り当て実行ができます。
9. [Save] :
現在のレジスタ設定値をファイルに保存します。
10. [Open]
ファイルに保存してあるデータの書き込みを実行します。
11. [Write] :
各レジスタに対応したマウス操作によるデータ書き込みダイアログを立ち上げます。
„ データの表示
入力されたデータはレジスタマップに表示されます。赤字は “H”または “1”を表し、青字は “L”または “0”を表します。
ブランク部分はデータシートで定義されていない部分です。
<KM060703>
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2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
„ 各ダイアログの説明
1. [Writeダイアログ] :
マウス操作によるデータ書き込みダイアログ
・各レジスタに対応したダイアログがあります。
・各レジスタに対応した[Write]ボタンをクリックし、ダイアログを立ち上げます。チェックボックスを
チェック(9点がチェックした印です)すると、データは“H”または“1”になり、チェックしなければデータは“L”ま
たは“0”になります。
・入力した値をAK4363に書き込む場合は[OK]ボタンを、書き込まない場合は[Cancel]ボタンを
押して下さい。
2. [Function1ダイアログ] : キーボード操作によるデータ書き込みダイアログ
・Addressボックス:
・Dataボックス:
データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。
データを16進数2桁で入力します。
・ 入力した値をAK4363に書き込む場合は [OK]ボタンを、書き込まない場合は [Cancel]ボタンを押して下さい。
3. [Function2ダイアログ] : ATT評価用のダイアログ
・ アドレス03H, 04Hにのみ対応するダイアログです。
・ Addressボックス:
データを書き込むアドレスを16進数2桁で入力します。
・ Start Dataボックス:
Start Dataを16進数2桁で入力します。
・ End Dataボックス:
End Dataを16進数2桁で入力します。
・ Intervalボックス:
Interval間隔でAK4363にデータを書き込みます。
・ Stepボックス:
Step間隔でデータを書き換えます。
・ Mode Selectボックス: 9点でチェックした場合、空白でチェックしない場合です。
チェックした場合:
Start DataからEnd Dataまで達し、さらにStart Dataに戻ります。
[実行例] Start Data = 00, End Data = 09
データの流れ:00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 09 08 07 06 05 04 03 02 01 00
チェックしない場合: Start DataからEnd Dataまで達し、Start Dataには戻りません。
[実行例] Start Data = 00, End Data = 09
データの流れ:00 01 02 03 04 05 06 07 08 09
・ 入力した値をAK4363に書き込む場合は [OK]ボタンを、書き込まない場合は [Cancel]ボタンを押して下さい。
<KM060703>
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2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
4. [Save] ボタンと [Open] ボタンについて
4-1. [Save]
現在のレジスタの設定値を保存します。ファイル名の拡張子は “akr”です。
<操作方法>
(1) [Save] ボタンをクリックして下さい。
(2) ファイル名を指定して [Save] ボタンをクリックして下さい。拡張子は “akr”にして下さい。
4-2. [Open]
[Save]で保存したレジスタ値を AK4363 へ書き込みます。ファイル形式は[Save] と同じ形式です。
<操作方法>
(1) [Open] ボタンをクリックして下さい。
(2) ファイル名(拡張子は “akr ”)を選択して [Open] ボタンをクリックして下さい。
<KM060703>
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2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
5. [Function3ダイアログ]
レジスタのシーケンスの設定、実行ができます。
(1) [F3] を押して下さい。
(2) 動作させるシーケンスをセットして下さい。
アドレス、データ、インターバル時間を入力して下さい。シーケンスを終わらせるステップのアドレスには “-1”を
入力して下さい。
(3) [Start] ボタンを押して下さい。設定したシーケンスが実行されます。
インターバル時間が “-1” のとき、そのステップを実行後、シーケンスが停止します。再度 [START] ボタンを押すと
停止した状態から再び動作を開始します。
シーケンスは[Function3] のWindow中の[Save] や[Open] ボタンで保存または開くことができます。ファイル名の拡張
子は “aks” です。
Figure 1. Window of [F3]
<KM060703>
9
2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
6. [Function4ダイアログ]
[Function3] で作成したシーケンスファイルの設定を割り当て、実行することができます。[F4] ボタンを押すとFigure 2
に示すようなwindowが開きます。
Figure 2. [F4] window
<KM060703>
10
2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
6-1. 左側の [OPEN] ボタンと [START] ボタンについて
(1) [OPEN] ボタンを押し、シーケンスファイル (*.aks)を選択して下さい。
シーケンスファイルがFigure 3 に示す様に表示されます。
Figure 3. [F4] window(2)
(2) [START] ボタンを押すとシーケンスを実行します。
6-2. 右側下の[SAVE] ボタンと[OPEN] ボタンについて
[SAVE] : シーケンスファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.ak4”です。
[OPEN] : “*.ak4”でセーブしたシーケンスファイルの割り当てを読み出します。
6-3. 操作上の注意
(1) [Function4] はシーケンスを一時停止する機能はサポートしていません。
(2) 右側にある [SAVE] と [OPEN] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要があります。
(3) [Function3] においてシーケンスを変更した場合、その内容を反映させるためにそのファイルを再度読み出しして下
さい。
<KM060703>
11
2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
7. [Function5ダイアログ]
メイン画面の[SAVE] で作成したレジスタ設定ファイルを複数割り当て、実行することができます。
[F5] ボタンを押すとFigure 4に示す様なWindowが開きます。
Figure 4. [F5] window
7-1. 左側の[OPEN] ボタンと[WRITE]ボタンについて
(1) [OPEN] ボタンを押し、 レジスタ設定ファイル (*.akr) を選択して下さい。
(2) [WRITE] ボタンを押すとレジスタへの書き込みが実行されます。
7-2. 右側の[SAVE] ボタン と [OPEN] ボタンについて
[SAVE] : レジスタ設定ファイルの割り当てを保存します。ファイル名は “*.ak5” です。
[OPEN] : “*.ak5”で保存されたレジスタ設定ファイルの割り当てを読み出します。
7-3. 操作上の注意
(1) 右側にある[SAVE] と[OPEN] で指定するファイルは全て同じフォルダ内に入っている必要があります。
(2) レジスタの内容をメイン画面 の [Save] ボタンで変更した場合、その内容を反映させるためにそのファイルを再度読
み出して下さい。
<KM060703>
12
2005/04
ASAHI KASEI
[AKD4363]
測定結果
[Measurement condition]
• Measurement unit : ROHDE & SCHWARZ, UPD04
• MCLK
: 256fs
• BICK
: 64fs
• fs
: 44.1kHz, 96kHz
• BW
: 20Hz∼20kHz (fs=44.1kHz), 20Hz∼40kHz (fs=96kHz)
• Bit
: 24bit
• Power Supply
: AVDD=DVDD=5V
• Interface
: DIR (EXT mode, fs=44.1kHz), Serial Multiplex (EXT mode, fs=96kHz; PLL mode)
• Temperature
: Room
fs=44.1kHz
Parameter
S/(N+D)
DR
S/N
fs=96kHz
Parameter
S/(N+D)
DR
S/N
Input signal
1kHz, 0dB
1kHz, -60dB
no signal
Input signal
1kHz, 0dB
1kHz, -60dB
no signal
Measurement filter
20kLPF
20kLPF
20kLPF, A-weighted
20kLPF
20kLPF, A-weighted
EXT
97.0dB
99.0dB
102.3dB
99.0dB
102.3dB
PLL
88.9dB
98.4dB
101.9dB
98.4dB
101.9dB
Measurement filter
40kLPF
40kLPF
20kLPF, A-weighted
40kLPF
20kLPF, A-weighted
EXT
92.5dB
97.0dB
101.5dB
97.0dB
101.5dB
PLL
84.9dB
95.9dB
101.9dB
95.9dB
101.9dB
[Measurement condition]
• Measurement unit : Audio Precision, System two, Cascade
• MCLK
: 256fs
• BICK
: 64fs
• fs
: 44.1kHz, 96kHz
• BW
: 10Hz∼20kHz (fs=44.1kHz), 10Hz∼40kHz (fs=96kHz)
• Bit
: 24bit
• Power Supply
: AVDD=DVDD=5V
• Interface
: DIR
• Temperature
: Room
fs=44.1kHz
Parameter
S/(N+D)
DR
S/N
fs=96kHz
Parameter
S/(N+D)
DR
S/N
Input signal
1kHz, 0dB
1kHz, -60dB
no signal
Input signal
1kHz, 0dB
1kHz, -60dB
no signal
Measurement filter
20kLPF
20kLPF
22kLPF, A-weighted
20kLPF
22kLPF, A-weighted
EXT
97.4dB
98.8dB
101.6dB
98.6dB
101.8dB
Measurement filter
40kLPF
40kLPF
22kLPF, A-weighted
40kLPF
22kLPF, A-weighted
EXT
94.5dB
96.9dB
101.9dB
96.8dB
101.9dB
<KM060703>
2005/04
- 13 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
プロット図
[Measurement condition]
• Measurement unit
• MCLK
• BICK
• fs
• Bit
• Power Supply
• Interface
• Temperature
: ROHDE & SCHWARZ, UPD04 (for PLL mode),
Audio Precision, System two (for EXT mode)
: 256fs
: 64fs
: 44.1kHz, 96kHz
: 24bit
: AVDD=DVDD=5V
: Serial Multiplexer (for PLL mode), DIR (for EXT mode)
: Room
[Contents]
1. PLL mode
1-1. fs=44.1kHz
Figure 1-1-1. THD+N vs. Input level
Figure 1-1-2. THD+N vs. Input frequency
Figure 1-1-3. Linearity
Figure 1-1-4. Frequency response
Figure 1-1-5. Cross-talk
Figure 1-1-6. FFT (1kHz, 0dBFS)
Figure 1-1-7. FFT (1kHz, -60dBFS)
Figure 1-1-8. FFT (noise floor)
Figure 1-1-9. FFT (out-of-band noise, ∼300kHz)
1-2. fs=96kHz
Figure 1-2-1. THD+N vs. Input level
Figure 1-2-2. THD+N vs. Input frequency
Figure 1-2-3. Linearity
Figure 1-2-4. Frequency response
2. EXT mode
2-1. fs=44.1kHz
Figure 2-1-1. THD+N vs. Input level
Figure 2-1-2. THD+N vs. Input frequency
Figure 2-1-3. Linearity
Figure 2-1-4. Frequency response
Figure 2-1-5. Cross-talk
Figure 2-1-6. FFT (1kHz, 0dBFS)
Figure 2-1-7. FFT (1kHz, -60dBFS)
Figure 2-1-8. FFT (noise floor)
Figure 2-1-9. FFT (out-of-band noise, ∼80kHz)
2-2. fs=96kHz
Figure 2-2-1. THD+N vs. Input level
Figure 2-2-2. THD+N vs. Input frequency
Figure 2-2-3. Linearity
Figure 2-2-4. Frequency response
<KM060703>
2005/04
- 14 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
1. PLL mode
1-1. fs=44.1kHz
Figure 1-1-1. THD+N vs. Input level
Figure 1-1-2. THD+N vs. Input frequency
<KM060703>
2005/04
- 15 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
Figure 1-1-3. Linearity
Figure 1-1-4. Frequency response
<KM060703>
2005/04
- 16 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
Figure 1-1-5. Cross-talk
Figure 1-1-6. FFT (1kHz, 0dBFS)
FFT points=8192, Avg=8, Notch=-30dB
<KM060703>
2005/04
- 17 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
Figure 1-1-7. FFT (1kHz, -60dBFS)
FFT points=8192, Avg=8
Figure 1-1-8. FFT (noise floor)
FFT points=8192, Avg=8
<KM060703>
2005/04
- 18 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
Figure 1-1-9. FFT (out-of-band noise)
FFT points=8192, Avg=8
<KM060703>
2005/04
- 19 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
1-2. fs=96kHz
Figure 1-2-1. THD+N vs. Input level
Figure 1-2-2. THD+N vs. Input frequency
<KM060703>
2005/04
- 20 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
Figure 1-2-3. Linearity
Figure 1-2-4. Frequency response
<KM060703>
2005/04
- 21 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
2. EXT mode
2-1. fs=44.1kHz
AKM
AK4353 THD+N vs Input Level (AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, fin=1kHz)
-90
-91
-92
-93
-94
-95
-96
-97
-98
d
B
r
A
-99
-100
-101
-102
-103
-104
-105
-106
-107
-108
-109
-110
-120
-110
-100
-90
-80
-70
-60
-50
-40
-30
-20
-10
+0
dB FS
Figure 2-1-1. THD+N vs. Input level
AKM
AK4353 THD+N vs fin (AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, Input Level=0dBFS)
-80
-81
-82
-83
-84
-85
-86
-87
-88
d
B
r
A
-89
-90
-91
-92
-93
-94
-95
-96
-97
-98
-99
-100
20
50
100
200
500
1k
2k
5k
10k
20k
Hz
Figure 2-1-2. THD+N vs. Input frequency
<KM060703>
2005/04
- 22 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
AKM
AK4353 Linearity (AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, fin=1kHz)
+0
-10
-20
-30
-40
-50
d
B
r
A
-60
-70
-80
-90
-100
-110
-120
-120
-110
-100
-90
-80
-70
-60
-50
-40
-30
-20
-10
+0
dB FS
Figure 2-1-3. Linearity
AKM
AK4353 Frequency Response (AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, Input Level=0dBFS)
+0.5
+0.4
+0.3
+0.2
+0.1
d
B
r
+0
A
-0.1
-0.2
-0.3
-0.4
-0.5
2k
4k
6k
8k
10k
12k
14k
16k
18k
20k
Hz
Figure 2-1-4. Frequency response
<KM060703>
2005/04
- 23 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
AKM
AK4353 Cross-talk (AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, Input Level=0dBFS)
-100
-101
-102
-103
-104
-105
-106
-107
-108
-109
d
B
-110
-111
-112
-113
-114
-115
-116
-117
-118
-119
-120
20
50
100
200
500
1k
2k
5k
10k
20k
10k
20k
Hz
Figure 2-1-5. Cross-talk
AKM
AK4353 FFT (AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, fin=1kHz, Input Level=0dBFS)
FFT points=16384, A vg=8, W indow=Equirriple
+0
-10
-20
-30
-40
-50
-60
d
B
r
A
-70
-80
-90
-100
-110
-120
-130
-140
-150
-160
20
50
100
200
500
1k
2k
5k
Hz
Figure 1-6. FFT (1kHz, 0dBFS)
<KM060703>
2005/04
- 24 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
AKM
AK4353 FFT (AVDD=DVD D=5V, fs=44.1kHz, fin=1kHz, Input Level=-60dB FS)
FFT points=16384, A vg=8, W indow=Equirriple
+0
-10
-20
-30
-40
-50
-60
d
B
r
-70
A
-90
-80
-100
-110
-120
-130
-140
-150
-160
20
50
100
200
500
1k
2k
5k
10k
20k
5k
10k
20k
Hz
Figure 2-1-7. FFT (1kHz, -60dBFS)
AKM
AK4353 FFT (AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, No signal input)
FFT points=16384, A vg=8, W indow=Equirriple
+0
-10
-20
-30
-40
-50
-60
d
B
r
A
-70
-80
-90
-100
-110
-120
-130
-140
-150
-160
20
50
100
200
500
1k
2k
Hz
Figure 2-1-8. FFT (noise floor)
<KM060703>
2005/04
- 25 -
ASAHI KASEI
AKM
[AKD4363]
AK4353 FFT (O utband noise ~130kHz; AVDD=DVDD=5V, fs=44.1kHz, No signal input)
FFT points=16384, A vg=8, W indow=Equirriple
+0
-10
-20
-30
-40
-50
-60
d
B
r
-70
A
-90
-80
-100
-110
-120
-130
-140
-150
-160
600
1k
2k
5k
10k
20k
50k
100k
Hz
Figure 2-1-9. FFT (out-of-band noise)
<KM060703>
2005/04
- 26 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
2-2. fs=96kHz
AKM
AK4353 THD+N vs Input Level (AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, fin=1kHz)
-90
-91
-92
-93
-94
-95
-96
-97
-98
d
B
r
A
-99
-100
-101
-102
-103
-104
-105
-106
-107
-108
-109
-110
-120
-110
-100
-90
-80
-70
-60
-50
-40
-30
-20
-10
+0
dB FS
Figure 2-2-1. THD+N vs. Input level
AKM
AK4353 THD+N vs fin (AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, Input Level=0dBFS)
-80
-81
-82
-83
-84
-85
-86
-87
-88
d
B
r
A
-89
-90
-91
-92
-93
-94
-95
-96
-97
-98
-99
-100
20
50
100
200
500
1k
2k
5k
10k
20k
40k
Hz
Figure 3-2-2. THD+N vs. Input frequency
<KM060703>
2005/04
- 27 -
ASAHI KASEI
[AKD4363]
AKM
AK4353 Linearity (AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, fin=1kHz)
+0
-10
-20
-30
-40
-50
d
B
r
A
-60
-70
-80
-90
-100
-110
-120
-120
-110
-100
-90
-80
-70
-60
-50
-40
-30
-20
-10
+0
dB FS
Figure 2-2-3. Linearity
AKM
AK4353 Frequency Response (AVDD=DVDD=5V, fs=96kHz, Input Level=0dBFS)
+0.5
+0.4
+0.3
+0.2
+0.1
d
B
r
+0
A
-0.1
-0.2
-0.3
-0.4
-0.5
2.5k
5k
7.5k
10k
12.5k
15k
17.5k
20k
22.5k
25k
27.5k
30k
32.5k
35k
37.5k
40k
Hz
Figure 2-2-4. Frequency response
<KM060703>
2005/04
- 28 -
5
4
3
2
1
JP1
GND
Analog Ground
JP2
3V
5V-3V
2
DVDD
C5
0.1u
for 74LVC541
C6
0.1u
C7
0.1u
C8
0.1u
C9 +
0.1u
C1
47u
+
C2
47u
MCKO
C
5V
D1
R5
10k
U3A
1
H
L
C20
2
3
74HC14
U3B
4
2
3
4
5
6
7
8
9
MCKI
BICK
SDTI
LRCK
74HC14
1
19
0.1u
SW1
-PD
5
U3C
U2
A1
A2
A3
A4
A5
A6
A7
A8
Y1
Y2
Y3
Y4
Y5
Y6
Y7
Y8
G1
G2
74LVC541
18
17
16
15
14
13
12
11
R29
R30
R31
R32
R33
(short)
(short)
(short)
(short)
(short)
2
R2
(short)
5.1
U?
1 MCKO
DZF
2 NC
FLT
3 DVDD
AVDD
4 DVSS
AVSS
5 MCKI
VCOM
6 BICK
AOUTL
7 SDTI
AOUTR
8 LRCK
CAD0
9
CAD1
10 PDN
CSN
I2C
11 SCL/CCLK TTL
12 SDA/CDTI TST
1
C12
10u
11
74HC14
U3E
10
13
74HC14
U3F
12
13
U4C
1
74LS07
3
5V
A
10
8
6
4
2
PORT2
9 -CS
7 SCK/CCLK
5 SDA/CDTI
3 SDA(ACK)
1
AOUTL
R4
27k
R
5.1k
C19
10u
C
R6
220
AOUTR
R7
27k
2
1
2
3
4
5
6
7
8
9
1
2
3
4
5
6
7
8
SW2
16
15
14
13
12
11
10
9
CAD1
CAD0
I2C
TTL
TST
M2
M1
M0
DVDD
B
MODE
47k
U4B
4
74LS07
R10
10k
R11
10k
R12
10k
R13
10k
11
U4E
R14
10
DVDD
A
10k
74LS07
U4D
8
9
Title
Size
74LS07
CTRL
4
Document Number
AKD4363
A4
Date:
5
R3
220
74LS07
74HC14
R1551
R1651
JP4
R1751
3-WIRE R1851
U4A
C15
10u
DZF
6
74LS07
U4F
12
C10
10u
C18
0.22u
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
13
RP1
5
AVDD2
C13
0.1u
C17
0.1u
B
9
AVDD
1
10u
AK4363
6
74HC14
U3D
8
2
C3
47u
+
M0
M1
M2
C160.1u
1
3
JP3
DVDD
D
L2
+
+
DVDD
C11 10u
L3
2
1
(short)
for 74HCU04, 74LS07, 74HC14,
74AC74, 74HC4040
3V
AVDD
+
C4
0.1u
L1
+
5V
D
+
Digital Ground
3
2
Friday, April 28, 2000
Rev
AK4363
A
1
Sheet
1
of
2
2
0.1u
D
3
TR1
RN1202
(10k,10k)
OFF
AVDD2
TR2
RN2202
(10k,10k)
3
2
C21
JP5
DZF
D
1
ON
DZF
1
1
3
1
4
2
5
R19
3
TR3
2SC3327
2
10k
J1
AOUTL
1
1
AOUTL
3
AVDD2
TR5
RN2202
(10k,10k)
1
2
3
2
TR4
RN1202
(10k,10k)
R20
3
TR6
2SC3327
J2
AOUTR
2
10k
AOUTR
JP6
LRCK
X_LRCK
ADC
DIR_LRCK
DIR
X_BICK
ADC
DIR_BICK
DIR
C
C
LRCK
JP7
BICK
1
THR
U7A
1
2
INV
VD
74HCU04
JP12
10k
D
3
CLK
DIR_DATA
JP13
DIR
D
11
CLK
Q 6
74AC74
1
VD
LED1
2
R23
VERF
1k
1
3
MCKI
10u
R25
1k
C28
JP16
RCA/OPT
3
RCA
J3
RCA
R27
75
2
0.01u
X_BICK
x1/128
x1/256
X_LRCK
JP10
X_LRCK
B
13
C30
DIR_LRCK
DIR_BICK
0.1u
U9
C
Cd/F1
Cc/F0
Cb/E2
Ca/E1
C0/E0
VD+
DGND
RXP
RXN
FSYNC
SCK
CS12/FCK
U
VERF
Ce/F2
SDATA
ERF
M1
M0
VA+
AGND
FILT
MCK
M2
M3
SEL
CBL
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
DIR
BNC
XTL
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
8
U7E
9
10
74HCU04
C25
1
1M
U7D
C23 10u
M1
M0
X1
R24
JP14
CLK
JP15
11
XTE
74HCU04
0.1u
C26
C27
(open)
(open)
C29
M2
R26
1k
U7C
47n
6
5
74HCU04
C31
CS8414
A
J4
BNC
R28
51
Title
0.01u
Size
Document Number
AKD4363
A3
Date:
5
X_BICK
27MHz
2
+
0.1u
2
PREM
1
OPT
TORX174
5
6
7
8
Q 8
74AC74
2
74HCU04
L4
1
LED2
+C22
U5
MCKO
U7B
4
10u
C24
1
2
3
4
x1
x1/2
x1/4
x1/8
74HCU04
1
2
4
3
2
1
9
Q
9
7
6
5
3
2
4
13
12
14
15
1
U7F
1
5
PORT4
6 GND
VCC
GND
5 OUT
10
12
Q1
Q2
RST Q3
Q4
Q5
Q6
Q7
Q8
Q9
Q10
Q11
Q12
74HC4040
12
L5
47u
6
11
CLK
5V
2
R22
1k
5V
A
5
1
B
U8B
Q
PR
2
CL
U8A
3
DATA
R21
13
SDTI
4
2
PR
JP11
SDTI
ADC/ROM 5V
3
GND
U6
10
x1
x2
x4
X_MCLK
3
PORT3
10
9
8
7
6
CL
1
2
3
4
5
JP9
1
GND
MCLK
BICK
LRCK
SDATA
AD/ROM
JP8
BICK_PHASE
2
BICK
4
3
2
Monday, May 08, 2000
Rev
Interface
Sheet
1
A
2
of
2
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