AP2036

[AP2036]
=暫定仕様書=
暫定仕様書=
AP2036
車載ブレーキランプ
)用 LED Driver
車載ブレーキランプ(
ブレーキランプ(RCL)
ここに記載された内容は、変更される可能性が御座います。
御社以外への開示はご遠慮下さい。
概 要
AP2036は、車載リアコンビネーションランプ(RCL)用の2チャネルLED駆動用ICです。内蔵パワー
MOS-FETで構成する電流モード型昇圧DC-DCコンバータと、ハイサイド型定電流回路により、LED-VF
合計が最大40VまでのLED灯数を駆動可能です。また、LED-VFに発光輝度が依存しない為、VF選別
した高価なLEDを不要とします。
AP2036は、昇圧DC-DCコンバータを採用することで省電力を実現し、バッテリー電圧変動時のLED
輝度安定も実現します。加えて、LEDをハイサイド定電流駆動することで、粉塵等の影響で周辺GND電
位と短絡した時の過電流保護も、容易にします。このハイサイド定電流駆動の採用は、LED陰極をGND
接続する構成になる為、LED周辺の配線簡略化、LED発熱の放熱効果に有効です。
更にAP2036は、LED駆動電流をストップ時/テール時で独立に設定が可能で、多品種のRCLに共
通のICを使用する際に便利です。
AP2036はIC自体を守る目的からも各種保護回路を備えており、異常時の発火/発煙を防止します。
特 長
電源電圧範囲 6V~36V (絶対最大定格47V)
最大LED電流 150 mA (2チャネル合計)
LED電流精度 ±5%
昇圧スイッチング周波数 2MHz(固定)
充実した保護機能
◇過熱保護 (LED電流をICが異常高温時に減少させる機能と二重保護)
◇過電流保護 (昇圧DC-DCコンバータのコイル、パワーMOS-FET)
◇過電圧保護 (OVP:43Vで過昇圧を検出)
◇VIN端子UVLO保護
◇VOUT端子GNDショート保護
◇内蔵LDO出力端子GNDショート保護
◇LED端子オープン保護
◇LED端子GNDショート保護
◇ISET端子GNDショート保護
◇LED電流自動軽減機能(温度過剰上昇時に軽減)
パッケージ HTSSOP-16(ヒートシンク付き)
用 途
車載 リアコンビネーションランプ
車載 デイタイムランニングライト
車載 インパネ用照明
車載 車室内ランプ各種
Rev 1.1
-1-
[AP2036]
ブロック図
ブロック図
TAIL
STOP
VOUT
LX
LED1
CURRENT
SENSE
OCP
PGND
+
ERROR AMP
DRIVER
SUB
+
-
LED2
VOLTAGE
SELECT
VFB
PWM
COMPARATOR
LED SHORT
PROTECTION
CSP
ISET SHORT
PROTECTION
ISP
THERMAL
SHUTDOWN
TSD
LED OPEN
PROTECTION
COP
CURRENT
MONITOR
SWITCH LOGIC
FAULT
OCP CSP OSP
TSD UVLO ISP
OVER VOLTAGE
PROTECTION
TIMER
LATCH
OSC
OSP
VOUT SHORT
PROTECTION
COP
VIN
VIN
VDC
1 F
STOP
UVLO
CSP
TSD
UVLO
ENS
COP
ISP
VLED
ISET1
RSET1
UVLO
VLED
LDO
5.0V
ISET2
BANDGAP
STOP
DETECTOR
VREF
RSET2
ENS
VREF
SEL
VLED
TEMP
COPSET
LED Driving Current
Setting Resistance for
STOP Ramp
COPSET
DETECTOR
GND
COPSETピンの処理
GNDにショート
(0.8V以下の電圧を印加)
TAIL信号を入力
LED端子オープンの保護動作
1灯断芯時、テール、ストップ共に
全消灯とする。
1灯断芯時、ストップは常に消灯、
テール発光時は常に電流2倍を
流す。
ストップの挙動に関して:
・テール消灯時のストップ点灯は、
消灯 → 消灯のまま
・テール点灯時(電流2倍点灯中)
のストップ消灯は、
テール電流2倍点灯のまま。
Rev 1.1
-2-
LED Driving Current
Setting Resistance for
TAIL Ramp
[AP2036]
④
⑤
ブロック
DRIVER
SWITCH
LOGIC
TIMER
LATCH
OSC
LDO
⑥
UVLO
①
②
③
⑦
機能
昇圧スイッチングパワーMOS-FETのドライバー回路です。
スイッチングパワーMOS-FETのスイッチオン時間をコントロールします。
LED端子オープンの状態が一定時間(固定値)続いた場合、
ラッチ信号を生成してICを停止処理します。
2MHzクロックを生成する発振器です。
内部回路用の電源電圧(5V)を生成する回路です。
VIN電圧降下時に不安定動作を防止するために、
復帰検出に必要な回路を残し、リセット(停止)させます。
内部回路用の基準電圧を生成する回路です。
BANDGAP
STOP
STOP入力電圧を検出する回路です。
⑧
DETECTOR
LED SHORT LED端子のGNDショートを検出し、昇圧DC-DCコンバータと
⑨
PROTECTION ハイサイド型定電流回路を停止する回路です。
ISET SHORT ISET1、ISET2端子のGNDショートを検出し、昇圧DC-DCコンバータと
⑩
PROTECTION ハイサイド型定電流回路を停止する回路です。
LED端子のオープン状態を検出し、昇圧DC-DCコンバータとハイサイド型
LED OPEN
⑪
PROTECTION 定電流回路を停止する回路です。
過熱保護回路です。内部温度が所定値を超えると昇圧DC-DCコンバータと
THERMAL
⑫
SHUTDOWN ハイサイド型定電流回路を停止します。
ISET1、ISET2端子で設定されたLED電流を出力するよう、LED電流出力用
CURRENT
⑬
MONITOR
パワーMOS-FETをコントロールします。
LED端子オープン保護の保護動作を切替えるためのCOPSET入力電圧を検出す
COPSET
⑭
DETECTOR る回路です。
⑮
TEMP, SEL ICのジャンクション温度が115℃以上になると、LED電流を軽減する回路です。
ピン配置
ピン配置
Top View
Rev 1.1
-3-
[AP2036]
端子説明
No. Pin Name
I/O
1
LX
-
2
3
NC
PGND
-
4
VIN
I
5
STOP
I
6
COPSET
I
7
FAULT
O
8
VDC
-
9
GND
-
10
ISET2
-
11
ISET1
-
12
TEST
-
13
LED2
O
14
LED1
O
15
16
NC
VOUT
-
-
THERMAL PAD
-
Function
スイッチングパワーMOS-FET端子。Nchオープンドレイン。
1.5Aの過電流保護回路を内蔵。
NCピン。端子間ショート時のIC破壊を防ぐため、オープンで使用してください。
スイッチングパワーMOS-FET用GND端子。
電源入力端子。IC内部回路に電力供給するLDOの入力です。
1.0µFのバイパスコンデンサをVIN-GND間に接続してください。
GNDレベル時はテールランプ電流設定で動作し、ハイレベル(2.1V以上)が入力
されるとストップランプ電流設定で動作します。1MΩプルダウン抵抗内蔵。
LED端子オープンの保護動作を選択する端子。
GND端子にショートした場合、LED1灯断芯時はテール、ストップ共に全消灯。
TAIL信号を入力した場合、LED1灯断芯時はストップ消灯、テールには電流2倍
を流す。
N-chオープンドレイン出力で、通常動作時はオン(ローレベル出力)。IC異常が
発生すると、FAULT端子はオフ(Hi-Z)になります。
内蔵LDO出力端子。VIN電圧を5Vにレギュレートします。
1.0µFのバイパスコンデンサをVDC-GND間に接続してください。
最大出力電流は45mAに制限されます。
内部回路用GND端子。
テールランプ電流設定用外付け抵抗端子。
抵抗をISET2-GND間に接続してください。
ストップランプ電流設定用外付け抵抗端子。
抵抗をISET1-GND間に接続してください。
TESTピン。オープンで使用してください。
LED駆動用定電流出力端子。LEDアノードを接続します。
Pch-FETオープンドレイン出力でLED列(チャネル2)に定電流を供給します。
GNDショート保護、LED端子オープン保護の機能を内蔵。
LED駆動用定電流出力端子。LEDアノードを接続します。
Pch-FETオープンドレイン出力でLED列(チャネル1)に定電流を供給します。
GNDショート保護、LED端子オープン保護の機能を内蔵。
NCピン。端子間ショート時のIC破壊を防ぐため、オープンで使用してください。
昇圧DC-DCコンバータ出力端子。43Vの過電圧保護回路内蔵。
放熱PAD(GND接続を推奨します)。
GND接続もしくはオープンで使用してください。
Rev 1.1
-4-
[AP2036]
絶対最大定格
項目
記号
定格
単位
VIN, STOP, FAULT電圧
-0.3 to +47
V
LX, VOUT, LED1, LED2,
-0.3 to +47
V
COPSET, TEST電圧
VDC電圧
-0.3 to +6
V
ISET1, ISET2電圧
-0.3 to (VDC + 0.3)
V
許容消費電力
PD
1700
mW
-40 ~ +105
°C
動作温度範囲
Ta
ジャンクション温度
Tj
125
°C
保存温度範囲
TSTG
-55 ~ +150
°C
*1. 電圧は全て、GNDピン(GND, PGND)を基準とした値です。
*2. Ta=25°C以上では、17mW/°Cで減衰します。
*3. 47 mm × 48 mm x 1 mm FR-4片面基板実装時のデータです。
*4. VDCが5.7Vを超える場合は、最大値は6Vに制限されます。
*5. 熱設計を行う場合には、LED
条件
*1
*1
*1
*1 *4
*2, *3
注意:この値を超えた条件で使用した場合、デバイスを破壊することがあります。絶対最大定格を超えて
使用したICは動作保証対象外となります。
Rev 1.1
-5-
[AP2036]
推奨動作条件
明記されていない時は、
VIN=12V, GND=PGND=0V, RISET1=9.6kΩ, RISET2=24kΩ, Ta=25°C, VDC端子容量=1.0µFの条件です。
規格
項目
記号
単位
条件
MIN
TYP
MAX
入力電圧範囲
VIN
6
36
V
出力電圧範囲1
VOUT1
18
41
V
VIN≦15V、Ta=-40°C~105°C
VIN
出力電圧範囲2
VOUT2
41
V
VIN>15V、Ta=-40°C~105°C
x 1.2
STOP=High level
LED電流設定範囲
15
75
mA
ILED_STOP1
RISET1=9.6kΩ~48kΩ
(ストップランプ時)
LED電流設定範囲
STOP=open
ILED_TAIL1
5
25
mA
RISET2=9.6kΩ~48kΩ
(テールランプ時)
LED端子電圧
VLED
VOUT
VOUT
VOUT
-0.68
-0.8
-0.92
V
Ta=-40°C~105°C
電気的特性
電気的特性
明記されていない時は、
VIN=12V, GND= PGND=0V, RISET1=9.6kΩ, RISET2=24kΩ, Ta=25°C, VDC端子容量=1.0µFの条件です。
規格
項目
記号
単位
条件
TYP
MAX
MIN
電源電流
IDD
12
18
mA
スイッチング発振周波数
FOSC_LX
1.6
2.0
2.4
MHz
最大オンDuty
DMAX
87
92
%
ILED_STOP2
71.25
75
78.75
mA
ILED_STOP3
72
75
78
mA
ILED_STOP4
33.25
35
36.75
mA
ILED_STOP5
ILED_TAIL2
ILED_TAIL3
VDC
33.6
9.3
9.5
4.75
35
10
10
5.0
36.4
10.7
10.5
5.25
mA
mA
mA
V
VOVP
41
43
45
V
LX制限電流
ILX_LIMIT
1.5
FAULTオン抵抗
RFAULT
LED駆動電流精度
(ストップランプ時)
LED駆動電流精度
(テールランプ時)
VDC端子出力電圧
過昇圧防止電圧(OVP)
FAULT吸い込み電流
STOP入力High Level
STOP入力Low Level
COPSET入力High Level
COPSET入力Low Level
IFAULT
VIH_STOP
VIL_STOP
VIH_STOP
VIL_STOP
Ta=0°C~85°C
Ta=0°C~85°C
RISET1=20.6kΩ
RISET1=20.6kΩ
Ta=0°C~85°C
VIN=12V, IDC=10mA
VOUT端子電圧
Ta=-40°C~105°C
A
2.1
0
2.1
0
100
Ω
10
VIN
0.8
VIN
0.8
mA
V
V
V
V
LED電流起動時間1
tON1
5
10
ms
LED電流起動時間2
tON2
5
10
ms
Note: 電圧は全て、GNDピン(GND, PGND)を基準とした値です。
Rev 1.1
-6-
Ta=-40°C~105°C
IFAULT=10mA
Ta=-40°C~105°C
規定内VIN印加より
規定内ILEDまでの時間
規定内VIN印加より
規定内ILEDまでの時間
TAIL印加中のSTOP印加時
[AP2036]
1灯断芯時の
灯断芯時のタイミングチャート
タイミングチャート
断芯有無
①動作
TAIL=OFF
TAIL=ON
無し(正常)
STOP=OFF
STOP=ON
TAIL=OFF
有り(異常)
COPSETは
GND接続
TAIL=ON
STOP=OFF
STOP=ON
TAIL=OFF
有り(異常)
COPSETは
TAILを入力
TAIL=ON
STOP=OFF
STOP=ON
②動作
STOP=OFF
STOP=ON
STOP=OFF
STOP=ON
TAIL=OFF
TAIL=ON
TAIL=OFF
TAIL=ON
STOP=OFF
STOP=ON
STOP=OFF
STOP=ON
TAIL=OFF
TAIL=ON
TAIL=OFF
TAIL=ON
STOP=OFF
STOP=ON
STOP=OFF
STOP=ON
TAIL=OFF
TAIL=ON
TAIL=OFF
TAIL=ON
動作状態
問題無し(電源印加無時は微弱発光しない)
②動作直前に微弱発光し正常STOP発光
①動作直前に微弱発光し正常TAIL発光
①動作直前に微弱発光し正常TAIL発光⇒②時は正常STOP発光
問題無し(電源印加無時は微弱発光しない)
②動作直前に微弱発光し正常TAIL発光
①動作直前に微弱発光し正常STOP発光
①動作直前に微弱発光し正常STOP発光⇒②時は不要発光無しにSTOP継続
問題無し(電源印加無時は微弱発光しない)
②動作直前に微弱発光しFLG出力+消灯
①動作直前に微弱発光しFLG出力+消灯
①動作直前に微弱発光しFLG出力+消灯
問題無し(電源印加無時は微弱発光しない)
②動作直前に微弱発光しFLG出力+消灯
①動作直前に微弱発光しFLG出力+消灯
①動作直前に微弱発光しFLG出力+消灯
問題無し(電源印加無時は微弱発光しない)
②動作直前に微弱発光しFLG出力+消灯
①動作直前に微弱発光しFLG出力+2倍TAIL発光
①動作直前に微弱発光しFLG出力+2倍TAIL発光⇒②時は消灯
問題無し(電源印加無時は微弱発光しない)
②動作直前に微弱発光しFLG出力+2倍TAIL発光
①動作直前に微弱発光しFLG出力+消灯
①動作直前に微弱発光しFLG出力+消灯
補足:①②動作の「=OFF」は、OFF継続でありON⇒OFFでは無い。
Rev 1.1
-7-
Case名
瞬時発光
無し
無し
Case1-2
無し
Case1-1
無し
Case1-3,4
無し
無し
無し
Case1-1
無し
Case1-2
無し
Case1-5,6
無し
無し
無し
Case2-2
有
Case2-1
有
Case2-3,4
有
無し
無し
Case2-1
有
Case2-2
有
Case2-5,6
有
無し
無し
Case3-2
有
Case3-1
無し
Case3-3,4
無し
無し
無し
Case3-1
無し
Case3-2
有
Case3-5,6
有
[AP2036]
1) LEDが正常の場合
Case.1-1 消灯状態からテール点灯させる → テール消灯。
Case.1-2 消灯状態からストップ点灯させる → ストップ消灯。
Rev 1.1
-8-
[AP2036]
Case.1-3 消灯状態からテール点灯させる → テール点灯状態でストップ点灯 → ストップ消灯(テールは点灯したまま)
→ テール消灯。
Case.1-4 消灯状態からテール点灯させる → テール点灯状態でストップ点灯 → テール消灯(ストップは点灯したまま)
→ ストップ消灯。
Rev 1.1
-9-
[AP2036]
Case.1-5 消灯状態からストップ点灯させる → ストップ点灯状態でテール点灯 → ストップ消灯(テールは点灯したま
ま) → テール消灯。
Case.1-6 消灯状態からストップ点灯させる → ストップ点灯状態でテール点灯 → テール消灯(ストップは点灯したま
ま) → ストップ消灯。
上記、Case1-1~1-6のI1は最大12µA、t1は最大1msです。
Rev 1.1
- 10 -
[AP2036]
2) LEDが異常(LED1が点灯前から一灯断芯)、COPSET端子=GNDにショート、の場合
Case.2-1 消灯状態からテール点灯させる → テール消灯。
Case.2-2 消灯状態からストップ点灯させる → ストップ消灯。
Rev 1.1
- 11 -
[AP2036]
Case.2-3 消灯状態からテール点灯させる → テール点灯状態でストップ点灯 → ストップ消灯(テールは点灯したまま)
→ テール消灯。
Case.2-4 消灯状態からテール点灯させる → テール点灯状態でストップ点灯 → テール消灯(ストップは点灯したまま)
→ ストップ消灯。
Rev 1.1
- 12 -
[AP2036]
Case.2-5 消灯状態からストップ点灯させる → ストップ点灯状態でテール点灯 → ストップ消灯(テールは点灯したま
ま) → テール消灯。
Case.2-6 消灯状態からストップ点灯させる → ストップ点灯状態でテール点灯 → テール消灯(ストップは点灯したま
ま) → ストップ消灯。
上記、Case2-1~2-6のI1は最大12µA、t1は最大1msです。
また、LEDを1直列にして、LED1端子とLED2端子をショートして使用する場合、Case2-1~2-6のILED1, ILED2の電
流は流れません。
Rev 1.1
- 13 -
[AP2036]
3) LEDが異常(LED1が点灯前から一灯断芯)、COPSET端子=TAIL信号を入力、の場合
Case.3-1 消灯状態からテール点灯させる → テール消灯。
Case.3-2 消灯状態からストップ点灯させる → ストップ消灯。
Rev 1.1
- 14 -
[AP2036]
Case.3-3 消灯状態からテール点灯させる → テール点灯状態でストップ点灯 → ストップ消灯(テールは点灯したまま)
→ テール消灯。
Case.3-4 消灯状態からテール点灯させる → テール点灯状態でストップ点灯 → テール消灯(ストップは点灯したまま)
→ ストップ消灯。
Rev 1.1
- 15 -
[AP2036]
Case.3-5 消灯状態からストップ点灯させる → ストップ点灯状態でテール点灯 → ストップ消灯(テールは点灯したま
ま) → テール消灯。
Case.3-6 消灯状態からストップ点灯させる → ストップ点灯状態でテール点灯 → テール消灯(ストップは点灯したま
ま) → ストップ消灯。
上記、Case3-1~3-6のI1は最大12µA、t1は最大1msです。
また、LEDを1直列にして、LED1端子とLED2端子をショートして使用する場合、Case3-1~3-6のILED1, ILED2の電
流は流れません。
Rev 1.1
- 16 -
[AP2036]
動作説明
動作説明
1) 動作概要
動作概要
AP2036は、車載リアコンビネーションランプ(RCL)用の2チャネルLEDドライバICです。内蔵パワー
MOS-FETと外部コイルで構成する昇圧DC-DCコンバータにてLED陽極電圧を供給し、内蔵ハイサイド定
電流回路によりLEDの発光輝度を制御します(LED陰極は任意のGNDと接続可能)。このとき昇圧DC-DC
コンバータは、LEDに流すべき電流が確保できるLED陽極電圧になるまで、自動で昇圧制御を行います。
よって、LED直列灯数が異なる場合でもIC設定内容を変更する必要はありません。但し、DC-DCコンバー
タが昇圧動作となるLED灯数、VIN、VOUT電圧範囲内の場合に限ります。
一方、LED電流は、テールランプ時とストップランプ時を独立設定が可能で、IC外部の抵抗値にて設定
します。LED電流精度は、ストップ時に約±5.0%、テール時は約±7.0%に抑えられます。尚、設定可能な合
計(2チャンネル)LED電流は最大150mAです。
点灯制御はブロック図記載の結線にて、電力供給能力があるTAIL信号/STOP信号が入ることを合図
に発光を開始します(バルブ式RCLの制御信号でコンパチ動作可能)。
AP2036は、過熱保護、過電流保護、過電圧保護(OVP)、UVLO、VOUT端子ショート保護、LDO端子
ショート保護、LED端子オープン保護、LED端子ショート保護、ISET端子ショート保護を備えています。ま
た、前述過熱保護(発光停止)に至る場合を軽減する為に、IC温度がTj>115°Cになると、自動でLED電流
を減少させ、IC発熱を下げる機能を持ちます。尚、一部の保護機能が動作した場合、FAULT端子より状態
出力します(保護機能一覧参照)。
2) PWM昇圧
昇圧コントローラ
昇圧コントローラ
昇圧コントローラは、VOUT-LED端子電位差を常に監視し、VOUT電圧を制御する情報源とします。そ
して、LED端子電圧がVOUT-0.8VになるようVOUT電圧を増減させる制御を行います。本制御によりLED
陽極電圧を不必要に昇圧することを防ぎ、電力効率向上を実現します。尚、チャネル間でLED-VFが異な
る場合は、両チャネル共に適切なLED電流が流せるようVOUTが高くなるよう制御します。結果、片方の
LED端子電圧がVOUT-0.8Vになり、他方がVOUT-0.8-αVになるよう制御しますので、[αV×LED電流]
の電力ロスが生じることになります。
また、本昇圧コントローラは電流モード方式を採用しており、LED電流変動や入力電圧の急激な変化に
対し高い応答特性を持ちます。
[許容接続LED(含む灯数設定)の考え方(補足解説)]
VIN端子電圧に応じてVOUT端子電圧の許容範囲が決まります。この範囲内で動作するようLED
灯数、及びLEDのVFを決定して下さい。以下に決定手順を解説します。
① LED端子に直列接続するLEDのVF合計電圧(=VF合計)がLED端子電圧(VLED)になります。
② VF合計とVLED仕様値より、想定されるVOUT 範囲が算出できます。
③ ②の想定されるVOUT範囲が、VINに応じたVOUT端子電圧許容範囲に入るようにする。
LEDのVF変動(個体間バラツキ、温度変動、etc.)を考慮し、上記手順で設定して下さい。
3) 内蔵5
出力LDO
内蔵5V出力
出力
AP2036は、内部回路の電源供給用として5V出力LDOを内蔵しています。STOP端子の状態にかかわ
らずVIN電圧が6V以上になれば、LDOは5.0Vを出力しIC内の回路に安定した電力を供給します。尚、本
LDOが45mA以上(異常値)を出力した場合は、保護目的で、出力を停止させる機能を持ちます。
4) ICイネーブル
イネーブル
VIN電圧投入後、ICはすぐに昇圧動作を開始しLEDを発光させます。AP2036はVIN端子がイネーブル
機能を兼ねるICです。
Rev 1.1
- 17 -
[AP2036]
5) LED電流設定
電流設定
LED駆動電流値は、ストップランプ用ISET1端子とテールランプ用ISET2端子に、外部抵抗のRISET1と
RISET2を対GND接続して設定します。STOP端子にハイレベル入力すると、LED電流はRISET1の設定値に
なり、STOP端子にローレベル入力、又はオープンにすると、LED電流はRISET2の設定値になります。LED
電流と外部抵抗値の関係は、下表の式で定義されます。
補足:最大LED駆動設定電流は、ストップランプ時1チャネルあたり75mA、
テールランプ時1チャネル当たり25mAです。
STOP端子
ハイレベル
ローレベル
オープン
LED電流 (mA)
720
R ISET1 (kΩ)
240
ILED_TAIL=
R ISET2 (kΩ)
ILED_STOP=
LEDを1直列で使用する場合は、必ずLED1端子とLED2端子をショートして使用してください(片方の
LED端子を使用し他方のLED端子を未使用とする設定は非対応)。この場合、LEDには、(ILED1+ILED2)の
電流が流れます。
補足:片方のLED端子をオープン使用すると、LEDオープン保護回路が働いて、
ICがオフ状態になります。(法規外発光防止の保護機能が動作してしまう)
6) タイマーラッチ動作
タイマーラッチ動作(
動作(保護機能)
保護機能)
AP2036は、タイマーラッチ式保護回路を一部の保護機能に適用しています。LED端子オープン保護が
検出条件に達すると、カウンター回路が960us(固定)をカウントし、この時間を経過すると昇圧回路とLED
定電流回路をラッチオフ(オフ状態継続)させます。タイマーラッチ式保護回路によりICがラッチオフした場
合、VINを再投入することによりラッチオフ状態から復帰できます。
7) LED電流自動軽減機能
電流自動軽減機能(
保護機能)
電流自動軽減機能(保護機能)
AP2036 は、IC の発熱防止の為、LED 電流自動軽減機能を搭載しています。IC のジャンクション温度
Tj(チップ自体の温度)が 115°C 以上になると、温度上昇に比例して ISET 端子電圧を低下させる方法で、
-18.4%/°C の LED 電流軽減を自動実行します。更にジャンクション温度が上昇を続け 145°C typ (125°C
min)に到達すると、本機能と二重に搭載している過熱保護機能の方が動作し、IC を停止させます。
温度に関する二重の保護機能(=本機能と過熱保護)は共に、ジャンクション温度が低下すれば自動的
に復帰します。
100 %
ILE
8%
115℃
Rev 1.1
- 18 -
Tj
120℃
[AP2036]
8) 保護機能一覧
内蔵
保護機能
検出条件の
15°C
以下
検出条件の
15°C
以下
1.5A
min
以下
昇圧DCDC停止
自動復帰型
43V
以上
43V
以下
On
全停止 (LED消灯)
自動復帰型
4.0V
以下
4.2V
以上
Hi-Z
昇圧DCDC停止
LED駆動停止 (LED消灯)
自動復帰型
1V
以下
1024us後
Hi-Z
LDO出力制限
自動復帰型 (LED消灯)
45mA
以上
45mA
以下
Hi-Z
昇圧DCDC停止
LED駆動停止 (LED消灯)
タイマーラッチ型
43V
以上
IC電源
再投入
Hi-Z
43V
以上
IC電源
再投入
Hi-Z
保護状態
過熱1
IC温度が上昇した場合、
昇圧DCDCとLED駆動電流を停止。
IC温度が15°C低下すると自動復帰。
昇圧DCDC停止
LED駆動停止 (LED消灯)
自動復帰型
過熱2
IC温度が上昇した場合、
LDOを停止。
IC温度が15°C低下すると自動復帰。
LDO停止
自動復帰型
過電流
過電圧
(OVP)
UVLO
VOUT
ショート
LDO
ショート
LED
オープン
LED
ショート
ISET
ショート
LED電流
軽減機能
昇圧DCDC用内蔵MOS-FETの電流を
最大1.5Aに制限する。
ヒステリシス無しの自動復帰。
VOUT電圧が異常上昇した場合、
昇圧DCDCを停止。
ヒステリシス無しの自動復帰。
VIN電圧が異常低下した場合、
LDOとUVLO回路以外の回路は停止。
VIN電圧が復帰条件になれば自動復帰。
VOUT電圧が異常低下した場合、
昇圧DCDCとLED駆動電流を停止。
1024us後、再チェックする自動復帰型。
VDC端子がGNDショートした場合、
VDC端子の出力電流を45mAに制限。
ヒステリシス無しの自動復帰。
<COPSET端子をGNDにショートして使用>
片チャネルあるいは両チャネルのLED端子
が一定時間オープンの場合、昇圧DCDCと
LED駆動電流をラッチ停止。
<COPSET端子にTAILを入力して使用>
片チャネルのLED端子が一定時間オープン
の場合、オープンのチャネルはLED駆動電
流をラッチ停止。オープンでないチャネル
は、
①テールは、2倍のLED電流を流す。
②ストップは、
(1)テール消灯時のストップは消灯
(LED駆動電流を停止)。
(2) テール点灯時のテールはLED電流
を2倍流したまま。
検出後の
Fault出力
検出
条件
125°C
min
以上
125°C
min
以上
1.5A
min
以上
動作概要
電流制限
自動復帰型
片チャネルオープン時
オープンチャネルの、LED
駆動電流をラッチ停止
(LED消灯)、タイマーラッ
チ型。
復帰条件
Hi-Z
Hi-Z
On
両チャネルオープン時
昇圧DCDC停止、LED駆
動停止 (LED消灯)、タイマ
ーラッチ型。
両チャネルのLED端子が一定時間オープン
の場合、昇圧DCDCとLED駆動電流をラッ
チ停止。
昇圧DCDC停止
LED端子がGNDショートした場合、
1V
LED駆動停止 (LED消灯)
昇圧DCDCとLED駆動電流を停止。
1024us 後
以下
1024us後、再チェックする自動復帰型。
自動復帰型
ISET端子がGNDにショートした場合、
昇圧DCDC停止
250µA
250µA
昇圧DCDCとLED駆動電流を停止。
LED駆動停止 (LED消灯) (ISET 電流) (ISET 電流)
以下
以上
ヒステリシス無しの自動復帰。
自動復帰型
IC温度が上昇した場合、
115°C
115°C
温度に追従しLED電流を自動的に軽減。
自動復帰型
以上
以下
ヒステリシス無しの自動復帰。
Note: タイマーラッチ停止を解除するためには、VINを再投入して下さい。
Rev 1.1
- 19 -
Hi-Z
Hi-Z
On
[AP2036]
LEDを2直列使用時において、片チャネル側でLED破壊等によりLEDのアノードとカソードがショートした場合は、
保護機能(LEDショート保護)は内蔵していません。
(本内容は上表のLED端子GNDショートとは別機能で、LED1個がショート破壊した場合の検出に関する内容です)
また、
Tjmaxを超えた場合、過熱保護(サーマルシャットダウン)機能により、 ICの破壊を防止するよう機能しますが、Tjmaxを
超えるとICが劣化する 場合があります。過熱保護が動作しないTjmax以内で使用する熱設計を推奨します。
起動時に、単発パルス電流(電流=最大12µA、パルス幅=最大1ms)をLED端子に流す事で、LED端子のオープン
状態をチェックしています。このパルス電流は微小のため、LED端子の片チャネルがオープン、もう片チャネルが正常
な場合、正常なチャネルのLEDの発光は非常に微小レベルに抑えられます。但し、微小のパルス電流による検出のた
め、下図のように、LED端子に付くLED以外の寄生容量(対GND)が大きいと、LED端子電圧が安定するまでの時間が
オープン検出判定時間より長くなっていまい、端子オープンの場合でも正常と誤判定されてしまいます。誤判定を防ぐ
ため、LED端子に付くワイヤーハーネスと実装基板の寄生容量(対GND)の合計が130pF以下になるようにしてくださ
い。
ILED
LED1
LED1
14
寄生容量
ILED
断芯
LED2
LED2
13
寄生容量
I1
I1=12uA
12uA (MAX)
MAX)
t1=1ms (MAX)
MAX)
ILED
t1
寄生容量小
寄生容量大
: オープン判定時間
オープン判定時間の
判定時間の間
に電圧が
電圧が上がりきらな
いため、
いため、正常と
正常と誤判定
されてしまう。
されてしまう。
LEDが
LEDが断芯している
断芯している
LED端子
端子の
LED
端子の電圧
Rev 1.1
- 20 -
[AP2036]
起動時に、単発パルス電流(電流=110µA、パルス幅=170µs)をLED端子に流す事で、LED端子のGNDショート状
態をチェックしています。このチェック時はLED端子電圧が1.2V以上にならないように制御していますので、LEDが発
光する事はありません。但し、パルス電流による検出のため、下図のように、LEDの陽極と陰極間の寄生容量が大きす
ぎると、正常にもかかわらずGNDショートと誤判定されてしまい、FAULT出力が一瞬Hi-Zになってしまいます。誤判定
を防ぐため、LEDの陽極と陰極間の寄生容量(1直列の直列容量)が0.01µF以上のLEDは使用しないでください。
寄生容量
ILED
LED1
LED1
14
GND
ショート
ILED
LED2
LED2
13
I1
I1=110uA
110uA (TYP)
TYP)
t1=170us
170us (TYP)
TYP )
ILED
t1
1.2V (MAX)
MAX)
寄生容量小
寄生容量大
: ショート判定時間
ショート判定時間の
判定時間の間
に電圧が
電圧が上がりきらな
いため、
いため、GNDショート
GNDショートと
ショートと
誤判定されてしまう
誤判定されてしまう。
されてしまう。
正常な
正常なチャネルの
チャネルの
LED端子電圧
LED端子電圧
Rev 1.1
- 21 -
[AP2036]
パッケージ
Rev 1.1
- 22 -
[AP2036]
マーキング
AP2036
XXXXXXX
上段捺印
品名:AP2036
下段捺印
AKM標準 7桁 デートコード (通称:パターン1)
特記事項
組立週コード:組立年の最初の木曜日のある週を第1週としたときの*該当週 (ISO-8601に準拠)
を01とし以降、第2週を02・・・・第52週を52と捺印する
重要な注意事項
●
●
●
●
●
●
本書に記載された製品、および、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更することがあります。従いまして、
ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであることを弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確
認ください。
本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製品の動作例、応用例を説明
するものです。お客様の機器設計において本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報
を使用される場合は、お客様の責任において行ってください。本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれ
らに関連する情報の使用に起因してお客様または第三者に生じた損害に対し、弊社はその責任を負うものではありません。ま
た、当該使用に起因する、工業所有権その他の第三者の所有する権利に対する侵害につきましても同様です。
本書記載製品が、外国為替および、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場合、輸出する際に同法
に基づく輸出許可が必要です。
医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不良が、直接または間接を
問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるような極めて高い信頼性を要求される用途に弊社
製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代表取締役の書面による同意をお取りください。
この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損害等の責任を一切負うもの
ではありませんのでご了承ください。
お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用から損害等が生じた場合
は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい。
Rev 1.1
- 23 -
Similar pages