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小形ギヤードモータ
スピードコントローラ
取扱説明書
EX48 タイプ
DVEX48AL ・DVEX48BL ・DVEX48CL
DVEX48AY ・DVEX48BY ・DVEX48CY
もくじ
ページ
安全上のご注意
2∼3
開梱されましたら
4
機種構成と適用モータ出力
4
実体配線図
4
ご使用いただく前に
5
冷却用ファンモータ(F)
サーマルプロテクタ(TP)
付きモータの配線
6
基本電気配線
(変速のみ)
7
]
端子台は
別売です
基本電気配線
(一方向運転+電気ブレーキ)
8
基本電気配線
(正逆運転+電気ブレーキ)
9
応用電気配線
多段速設定が必要な場合
アナログ信号による変速
10∼11
無接点信号による運転
外部速度設定器による並列運転
アナログ信号による並列運転
電磁ブレーキの配線
11
ソフト運転について
12
ノイズ対策
12
保守
12
トラブルの原因とその処置
13
オプション
13∼14
仕様
15
外形寸法図
15
■ このたびは小形ギヤードモータ用スピードコントローラをお買い求めいただきまして、
まことにありがとうございました。
■ この説明書は、製品およびその取り扱い方法や安全上の注意事項について説明しています。
■ 取り扱い・操作は簡単ですが、誤った操作は思わぬ事故を引き起こしたり、製品の寿命を縮め
たり、性能を低下させることになります。ご使用前に必ずこの説明書をご熟読され、
正しくご使用いただき、末永くご愛用くださるようお願いいたします。
■ この説明書は後々のため大切に保存してください。
■ この説明書は必ず最終需要家様にお渡しください。
安全上のご注意
設置・運転・保守・点検の前に必ずこの取扱説明書を熟読し、正しくお使いく
ださい。製品の知識、安全の情報そして注意事項のすべてについて習熟してから
お使いください。
この取扱説明書では、安全注意事項のランクを「危険」「注意」として区分し
てあります。
危険
注意
: 取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、
死亡または重傷を受ける可能性が想定される場合。
注意
・ お客様による改造は弊社の保証範囲外となりますので実施しないでくだ
さい。
感電・火災の恐れがあります。
・ 修理が必要な場合は弊社または購入店にご相談いただき、弊社指定の
サービス工場にて行ってください。
けがの恐れがあります。
・ 外部で速度設定をする場合の配線やタコジェネレータの配線(桃)が
: 取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、
中程度の傷害や軽傷を受ける可能性が想定される場合
および物的障害のみの発生が想定される場合。
注意 に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可
なお、
能性があります。いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
外れると、モータが全速で回転しますので、確実に配線してください。
けがの恐れがあります。
・ スピードコントローラには保護装置がついておりません。安全のため
過電流保護装置・漏電遮断器・温度過昇防止装置を設置してください。
火災の恐れがあります。
・ 誤った配線をすると、コントローラが破壊したりモータが焼損する場合
危険
・ 第三者が触れる恐れがある場合は、施錠できる制御盤の中に設置し
容易に端子台部に触れられないようにしてください。。
感電の恐れがあります。
がありますので確実に配線を行ってください。
けが・火災の恐れがあります。
・ 多量の静電気を発生する所では使用しないでください。
誤動作によるけがの恐れがあります。
・ 端子台・ソケットを使用してください。本体の丸ピンには直接はんだ付
・ 水のかかる恐れがある場合は水がかからないようにしてください。
感電の恐れがあります。
けをしないでください。高温により、内部回路が故障し全速で回転する
場合があります。
・ 配線時や本品を端子台・ソケットに挿入するときは電源を切った状態で
行ってください。
けがの恐れがあります。
・ 引火性ガス・腐食性ガスの発生する所では使用しないでください。
感電の恐れがあります。
火災の恐れがあります。
・ 濡れた手で操作しないでください。
感電の恐れがあります。
・ 制御盤の中に設置し、周囲には可燃物を置かないでください。
火災の恐れがあります。
・ 本品を廃棄する場合は産業廃棄物として処理してください。
・ 地震時においても、設置・据え付けが原因で人身事故などがおこらない
ように確実に設置・据え付けを行ってください。
・ 地震後は、必ず安全性の確認を行ってください。
−2−
−3−
開梱されましたら
ご使用いただく前に
まず次の点をお調べください。
●ご注文の機種かどうか、お確かめください。
形式は; 出力は; 電圧は;
●輸送中の事故で破損していないか、お確かめください。
万一、不都合なところがございましたら、購入店にご連絡ください。
設置場所のご注意
機種構成と適用モータ出力
本スピードコントローラの適用モータ
は、右表に示す定格電圧、出力の弊社
定格電圧
適用モータ出力
AC100
∼ 120V
AC200
∼ 240V
小形ギヤードモータ(可変速タイプ)
3 ∼ 20W
DVEX48AL
DVEX48AY
25 ∼ 40W
DVEX48BL
DVEX48BY
60 ∼ 90W
DVEX48CL
DVEX48CY
です。
実体配線図(一方向運転の配線例)
■ 太い実線は主回路を示します。0.75mm2 程度の電線を使用してください。
■ 細い実線は信号回路を示します。0.3mm2 程度の電線を使用してください。
尚、タコジェネレータ(TG)の配線が長くなる場合は、2 芯のツイストのシールド線を用い
てください。
■ソフトスタート・ダウンボリウム
ソフトスタート・ソフトダウンの時間
が同時に調整できます。
始動・停止時急激な回転速度の変化に
よって負荷に衝撃がかかる場合に使用
します。
ソフト運転しない場合は右いっぱいに
回してください。
外部速度設定器
オプション
DV0P002
信号スイッチ
6
電源
4
使用温度範囲−10∼50℃、湿度は85%RH 以
下の所で使用してください。
次のようなところは避けてください。
● 長時間直射日光の当たるところ(屋外など)
● 振動・衝撃の激しいところ。(5m/s2 以上)
● ほこりや湿気の多いところ。
● 引火性ガス・腐食性ガスの発生するところ。
● 多量の静電気が発生するところ(成形・粉体・
流体材料を扱う設備の近くなど)。
● 強い電界が加わるところ(放送機器や高周波ウェ
ルダ機器の近くなど)。
必要に応じ十分なシールドをしてください。
● 第三者が触れる恐れのある場合は、施錠できる
制御盤の中に設置してください。
● 制御盤の中に設置し、周辺には可燃物を置かな
いでください。
電源関係のご注意
● 電源電圧は、スピードコントローラに合ったも
のを使用してください。
● 長時間使用しないときは、必ず電源を切って
ください。
● 小容量のスライダックやトランスを使用する
と故障や誤動作を起こす場合がありますので
注意してください。
● モータの外被温度は 90℃以下で使用してくだ
さい。モータの外被温度は周囲温度・負荷の状
態・起動停止の頻度によって決まります。モー
タの外被温度が 90℃をこえる場合は、さらに
出力の大きいモータを使用してください。
(モータの外被温度の測定は温度計・熱電対・
サーモテープなどで行ってください。)
●速度設定が「0」でも電源の容量が小さい場合
や、電源 OFF の時間が短い場合などは、電源
投入時モータ軸がわずかに回転する場合があり
ますので注意してください。
● 起動/停止の頻度は 1 分間に 6 回以下として
ください。
薬品・油・水などのご注意
● アルコール・ベンジン・シンナーなどの有機
溶剤および切削油・グリースなどの油類やア
ンモニア・苛性ソーダといった強アルカリ性
物質などの付着に注意し、それらの雰囲気で
は使用しないでください。
● 内部に水や油などが入らないようにしてくだ
さい。
防水構造ではありません。
● 濡れた手で操作しないでください。
3
DIN端子台
パナソニック電工製
ATC180031
■最高速度調整ボリウム
外部速度設定器を最大にしたときの
回転速度を調整します。
設定時に必ず50Hz:1400(r/min)
以下、60Hz:1700(r/min)以下に
調整してください。
また外部速度設定が必要ない場合は、
このボリウムだけでも速度設定をする
ことができます。
81 2
7
電源スイッチ
■応答性切り替えスイッチ
白
A:高安定モード
・負荷の増減による回転速度の変動が
少ない。
・速度制御範囲が広い。
・能力制御に適する。
・負荷の急変に対して、回転速度が
不安定になる場合がある。
B:高応答モード
・応答性が早くハンチングが少ない。
・位置決めに適する。
・負荷の増減による回転速度の変動が
大きい。
・速度制御範囲が狭い。
運転時のご注意
灰
黒
桃
桃
CW
コンデンサ
モータ
−4−
配線時のご注意
● 配線は、端子台またはソケットを使用し、本体の丸ピ
ンには直接はんだ付けをしないでください。
● 配線時や本品を端子台またはソケットに挿入する
ときは電源を切ってください。
● コントローラには、保護装置が付いておりません。
安全のため過電流保護装置・漏電遮断器・温度
過昇防止装置を設置してください。
● 誤った配線をすると、コントローラが破壊したり
モータが焼損する場合がありますので確実に配
線をしてください。
● サイリスタなどで制御される高容量の電気炉・溶
接機および、高周波・大電力で駆動される機器
との平行配線や同一配線は避けてください。誤
動作する場合があります。
● 民家から離れた山小屋・ビニールハウスなど落
雷しやすい場所や、雷が発生しやすい地域では、
分電盤の主幹の 2 次側回路に ZNR などの「雷
サージキラー」を設置してください。
● サイリスタにより制御していますので、ラジオや
無線装置などに電気雑音が入る場合があります。
問題になる場合は、市販のノイズフィルタを使用
してください。
市販ノイズフィルタの例
MR-2043(TOKIN 製)
● 外部で速度設定をする場合の配線やタコジェネ
レータの配線が外れると、モータが全速で回転
しますので、確実に配線してください。
● 電磁接触器や電磁開閉器を用いる場合は、接点
間にスパークキラーなどのサージ電圧保護対策
を行ってください。
● タコジェネレータ・外部速度設定器・その他入力
回路の配線が長くなる場合(約 1m 以上)ノイ
ズの混入が考えられますのでシールド線を用いて
配線してください。そのシールド部をピン番号⑥
に接続し、ピン番号⑥を接地してください。
−5−
基本電気配線(変速のみ)
冷却用ファンモータ
(F)
付きモータの配線 (90W 以上)
サーマルプロテクタ
(TP)
]
一方向運転
2
1
1
2
Ry
ピン番号
{
黒
M 白
灰
F(黒)
F(黒)
軸側より見た回転方向
CW
時計方向
CCW
反時計方向
SW1
Ry
SWA
SW A
TP(青)
黄
TP
閉
閉
SWB
閉
Ry
ON
閉
定格電圧
を入力
閉
CW
閉
開
ON
ON
灰
8
黒
3
TP(青)
黄
SW B
TP
閉
動作
復帰
4
F
Ry リレー
TG
SW1
SW2
桃
6
SW1 100 ∼ 120V 電源
SW4 200 ∼ 240V 電源
SW2
R1, C1
VR
ピン番号
Ry
STOP
RUN
TG
RUN
STOP
7
Ry
SW A
SW B
100 ∼ 120V 電源の場合
200 ∼ 240V 電源の場合
ON
桃
1
1
定格電圧
を入力
運転
停止
コンデンサ
VR
STOP 2
モータ
運転
3
SW2
RUN
TG(桃)
この配線では、モータの回転方向は軸側より見て時
計方向
(CW)
です。
反時計方向(CCW)にする場合は、黒と灰のリード線
を入れ替えてください。
白
モメンタリ N.O. 接点
モメンタリ N.C. 接点
AC125V 5A 以上 3a 接点
AC250V 5A 以上 3a 接点
[注]
1. サーマルプロテクタ(TP)は自動復帰形ですので、再起動による危険を防止するため、上図の配線で使用してく
ださい。サーマルプロテクタ(TP)は直接電源に接続しないでください。
2. TPが動作すると復帰するまで冷却時間が必要です。
3. 冷却用ファンモータ(F)は電源端子(ピン番号①−②間)に接続してください。
4. モータ(M)やタコジェネレータ(TG)の配線は、目的に応じ後述の電気配線に基づき配線してください。
正逆運転
SW1
2
1
定格電圧
を入力
R1 C1
SW4
オプションは13∼14ページを参照してください。
白
CW
正転
停止
SW1
ON
SW2
RUN
STOP
SW4
CW
灰
8
逆転
黒
CCW
モータ
コンデンサ
R1 C1
3
RUN
STOP
3
4
RUN
SW2
STOP
6
AC125V 5A 以上
AC250V 5A 以上
DC10V 10mA
DV0P008 オプション
DV0P002 オプション
VR
2
桃
桃
1
CCW
TG
7
ピン番号
最高速度調整ボリウムによる運転
[注]
1. インダクションモータで正逆運転をする場合には、必
ず停止期間を設け、モータが停止してからSW4を切
り替えてください。
2. レバーシブルモータで正逆運転をする場合は、停止
外部速度設定器が必要ないときは、最高速度調整ボリウムに
よって速度調整ができます。
3
4
期間を設ける必要はありません。SW1がONのまま、
SW4にて回転方向を切り替えてください。SW4を
リレー接点にて構成する場合には、コンデンサ短絡
による故障を防ぐため、接点間の距離の広いもの
(例:パナソニック電工製HGリレー、HPリレー)を使
用してください。
3. 冷却用ファンモータ・サーマルプロテクタ付モータ
の場合は、6ページも合わせてご覧ください。
4. 正逆運転の場合、SW4を独立した別のリレー接点で
構成する場合には、インターロックをとり、同時に接
点が閉じることがないようにしてください。
−6−
SW2
RUN
6
7
R3
STOP
20kΩ 1/4W
}
TGへ
ピン番号
[注]
1. 外部速度設定器(VR)の代わりに固定抵抗器(R3)
を接続
してください。
またR3を使用しなくても(③−⑥を開放)、最高速度調整
ボリウムの調整範囲の約半分を使用して速度設定ができ
ます。
−7−
基本電気配線(一方向運転+電気ブレーキ)
基本電気配線(正逆運転+電気ブレーキ)
25W以下
25W以下
SW1
2
1
定格電圧
を入力
CW
R1 C1
白
RUN
R2
SW5 BRAKE
8
定格電圧
を入力
白
RUN
コンデンサ
SW3
2
桃
1
6
SW1
SW5
TG
7
ピン番号
AC125V 5A 以上
AC250V 5A 以上
DC10V 10mA
DV0P008 オプション
DV0P003 オプション
DV0P002 オプション
オプションは13∼14ページを参照してください。
40W以上
C1
SW5
運転
SW3
1
VR
RUN
2
桃
1
6
7
TG
オプションは13∼14ページを参照してください。
ピン番号
制動
2
1
定格電圧
を入力
停止
運転
R1 BRAKE
C1
モータ
SW1
ON
RUN
RUN
運転
白
SW1
SW7
BRAKE
制動
RUN
R2 CCW
CW
R1
C1
STOP
コンデンサ
VR
2
桃
BRAKE
黒
SW3
SW5
3
6
R1 C1
3
SW5
RUN
SW3
RUN
制動
白
灰
BRAKE
コンデンサ
SW1
CW
R2
8
3
4
5
3
4
5
100∼120V電源
AC125V 5A 以上
の場合
SW1・SW2
SW6・SW7 200V∼240電源
AC250V 5A 以上
の場合
SW3
DC10V 10mA
DV0P008
R1, C1
オプション
DV0P003
R2
オプション
DV0P002
VR
オプション
40W以上
定格電圧
を入力
R1
モータ
SW6
SW1
2
1
BRAKE
灰
CW
100∼120V電源
の場合
200V∼240電源
の場合
SW3
R1, C1
R2
VR
黒
CCW
8
桃
VR
RUN
SW7
CW
R1 C1
R1 C1
3
BRAKE
SW5 R2 CCW
BRAKE
灰
モータ
3
4
5
黒
これらの配線では、モータの回転方向は軸側
より見て時計方向
(CW)
です。
反時計方向(CCW)にする場合は、黒と灰の
リード線を入れ替えてください。
軸側より見た回転方向
CW
時計方向
CCW
反時計方向
SW1
2
1
黒
灰
モータ
CCW
8
3
4
5
桃
桃
TG
ピン番号
外部速度設定器が必要ないときは、最高速度調整ボリ
ウムによって速度調整ができます。
[注]
1. SW3・SW5をRUNからBRAKEにすると制動(電気ブレ
ーキ)
が動作し、モータが急速停止します。
2. 起動・停止の頻度は1分間に6回以下としてください。
3. 冷却用ファンモータ・サーマルプロテクタ付モータの場合
は、6ページも合わせてご覧ください。
6
7
5
RUN
}
TGへ
ピン番号
BRAKE
RUN
BRAKE
CW
VR
2
1
桃
桃
TG
最高速度調整ボリウムによる運転
外部速度設定器が必要ないときは、最高速度調整ボリ
ウムによって速度調整ができます。
3
4
5
R3
SW3
BRAKE
20kΩ 1/4W
RUN
6
7
ON
SW3
SW5
SW6
SW7
CCW
R3
SW3
BRAKE
運転
3 R1 C1
SW3
RUN
停止
コンデンサ
ピン番号
3
4
[注]
1. 外部速度設定器
(VR)
の代わりに固定抵抗器
(R3)
を接続してください。
またR3を使用しなくても
(③−⑥を開放)
、
最高速度
調整ボリウムの調整範囲の約半分を使用して速度設
定ができます。
−8−
CW
BRAKE
最高速度調整ボリウムによる運転
7
SW6
制動
20kΩ 1/4W
RUN
[注]
1. SW3・SW5をRUNからBRAKEにすると制動(電気ブ
レーキ)が動作し、モータが急速停止します。
(モータが
停止するまでSW6・SW7を操作しないでください)
2. 運転中に正逆の切り替え(SW6・SW7)をしないでくだ
さい。
3. 起動・停止の頻度は1分間に6回以下としてください。
4. 冷却用ファンモータ・サーマルプロテクタ付モータの場
合は、6ページも合わせてご覧ください。
−9−
6
7
}
TGへ
ピン番号
[注]
1. 外部速度設定器
(VR)
の代わりに固定抵抗器
(R3)
を
接続してください。
またR3を使用しなくても
(③−⑥を開放)
、最高速度
調整ボリウムの調整範囲の約半分を使用して速度設
定ができます。
応用電気配線
応用電気配線(つづき)
■ 多段速度設定が必要な場合
制動しない場合
制動する場合
3
3
SW8
3
4
SW2
2
RUN
STOP
6
3
VR1
1
VR2
2
1
2
SW8
4
3
VR3
3
5
1
SW3
2
BRAKE
RUN
6
7
}
TGへ
7
SW2
SW3
SW8
VR1
VR2
VR3
ピン番号
3
VR1
1
2
DC10V
10mA
DV0P002
オプション
3
VR2
1
}
2
VR3
1
TGへ
ピン番号
オプションは13∼14ページを
参照してください。
3
6
MAX DC5V
GND
R1
1kΩ
6
1000
ピン番号
1
2
3(V)
アナログ信号(直流)
emax:最大アナログ信号電圧
R1 :外部抵抗器1kΩ
R2 :外部抵抗器
1400
0
emax
3. 回転速度「0」の信号はDC0.1V以下にしてください。
4. アナログ信号の電圧のリップル率は、2%以下にしてください。
5. その他の配線は、目的に応じて対応する電気配線図を参照してください。
3
6
6
7
7
ピン番号
ピン番号
TGへ
TGへ
GND
[注]
コントローラ1台あたりの入力インピーダンスは約22kΩ
です。
この値をもとに、アナログ信号源の出力インピーダンスを
決めてください。
その他の注意事項は「外部速度設定器による並列運転」、
「ア
ナログ信号による変速」の項を参照してください。
3
3
6
6
7
7
ピン番号
ピン番号
TGへ
TGへ
電磁ブレーキの配線 (40W 以下)
電磁ブレーキ付可変速モータの場合、電磁ブレーキの配線は次図のようにしてください。
SW1
2
定格電圧
を入力
1
90W のモータの黄(青)色のリード線は、サーマルプ
ロテクタ用であり、電磁ブレーキではありません。 C1
SW1
SW9
SW9
■ 無接点信号による運転
SW2・SW3の小信号用リレーの代りにトランジスタが使用できます。
3
}
(r/min)
1700
emax
R2≧ −1kΩ
3
1
}
R2
2
DC
0∼+3V
■ アナログ信号による並列運転
[注]
1. ソフト運転の必要な場合は、ソフトスタート・ダウンボリウムによって
調整できます。また、アナログ信号によってもソフト運転ができます。
2. アナログ信号の絶対最大定格はDC5Vです。
標準値をDC3Vで設計してください。DC3Vを越える場合は、次の回路
にて配線してください。
3
500
スイッチも同一位置にしてください。
3. 外部速度設定器VRからピン番号③−⑥への配線は、図
のように端子番号を統一してください。
4. 並列運転の台数が増えると誤動作する場合があります。
「ノイズ対策」を参考にして、ノイズフィルタを個々に
接続するなどの対策をしてください。
5. その他の配線は、目的に応じて対応する電気配線図を参
照してください。
■ アナログ信号による変速
22kΩ
2. 同期運転・比率運転の場合は、それぞれ必要な回転速度
に最高速度調整ボリウムにて調整してください。
また、ソフトスタート・ダウンボリウム、動作切り替え
3
VR
}
3. その他の配線は、目的に応じて対応する電気配線図を参照してください。
[注]
1. 使用する外部速度設定器(VR)の抵抗値Rsは、モータ
の台数をNとすると、
Rs=20/N(kΩ)としてください。
}
[注]
1. 外部速度設定器VR1・VR2・VR3により、それぞれの速度を設定して、SW8により切り替えてください。
2. 制動する場合、SW3の切り替えは他のスイッチのRUN−BRAKEの切り替えと同時に行ってください。
■ 外部速度設定器による並列運転
ピン番号
RUN
R1
STOP
モータ
4or5
黄
100∼120V電源
の場合
200V∼240電源
の場合
R1 + C1
AC125V 5A 以上
AC250V 5A 以上
DV0P008 オプション
オプションは13∼14ページを参照してください。
Tr1
ブレーキ
黄
6
7
}
[注]
1. SW9の切り替えは、他のスイッチのRUN−STOP(BRAKE)の切り替えと同時に行ってください。
2. その他の配線は、目的に応じて対応する電気配線図を参照してください。
TGへ
ピン番号
− 10 −
− 11 −
ソフト運転について
トラブルの原因とその処置
2
1
■ソフトスタート・ソフトダウン
[注]
1. 電源スイッチSW1投入の時間は、SW2による運転開始の信号よりも、
約0.5秒以上早くしてください。
2. 運転停止を繰り返す場合は、SW1を「ON」のまま、SW2にて操作して
3
4
ください。小信号にてモータを制御できます。なお、長時間休止の場合
は、SW1を切ってください。
3. ソフトスタート・ソフトダウンの時間とは、外部速度設定器を最大に設定
したときの停止から最高速度まで立ち上がるのに要する時間です。
6
7
モータへ
SW2
RUN
2
3
モータが回転しない
VR
1
STOP
}
ソフトスタート
ソフトダウン
速度
その他のモータ
SW1
ON
SW6
いいえ
SW1
100∼120V
電源の場合
200∼240V
電源の場合
SW2
VR
ノイズ対策
サーマルプロテクタ付モータ
サーマルプロテクタが
働いていませんか
はい
RUN
いいえ
モータまたはコンデンサの故障
AC125V
5A 以上
AC250V
5A 以上
DC10V 10mA
DV0P002
オプション
サイリスタなどで制御される高容量の電気炉・溶接機および、高周波・大電力で駆動される機器との
平行配線や同一電源配線をすると、誤動作をする場合があります。別回路の電源にして、上記の機器
の主回路のケーブルと離して配線してください。また、次のように市販のノイズフィルタを使用する
と効果があります。
1
正しく配線してください
いいえ
負荷の大きさは適当ですか
はい
0.5s以上
「一方向運転+電気ブレーキ」、
「正逆運転+電気ブレーキ」の電気配線と
同じにし、ソフトスタート・ダウンボリウムにてソフトスタート時間を調整
してください。
いいえ
配線は正しくなされていますか
はい
速度設定を変えた時、ピン番号①−⑧間の
電圧が変化しますか
はい
TGへ
■ソフトスタート+電気ブレーキ
コントローラ故障
負荷を軽減するか出力の大きな
モータを使用してください。
・復旧のため休止して下さい
・負荷の軽減または、出力の大きな
モータを使用してください
・モータ外被温度が 90℃以下に
なるように選定して下さい
モータは回転するが変速しない
配線は正しくなされていますか
はい
ピン番号②−⑧間を短絡してください
ピン番号⑥−⑦間に交流電圧が発生していますか
はい
いいえ
正しく配線してください
いいえ
タコジェネレータ故障
コントローラ不良
オプション
■ 回転速度メータ(DV0P001)
定格電圧
を入力
2
モータの回転速度の表示が簡単にできます。なお、このメータは、弊社のコントローラ用に専用設計
されたものです。
max40
4
5
r/min
桃
桃
TG
65
8.5
ピン番号
8±1
12.2
48
MR-2043
(TOKIN製)
モータ
ø45
市販のノイズフィルタの例
スピードコントローラとモータの距離が長くなる場合、および外部速度設定器や回転速度メータの配
線が長くなる場合には、外来ノイズの影響を受けやすくなります。その場合にもノイズフィルタの設
置が効果がある場合があります。
入力端子
TM
60
ピン番号
トラブルが発生した場合は、次の表に従って点検・対策をお願いします。もし、原因がわからない
場合や、コントローラが故障したと思われる場合、その他お困りの点がございましたら購入店ある
いは弊社まで連絡してください。
ピン番号
4. ソフトスタート・ダウンボリウムを右一杯にしますと、ソフトスタート・ダウ
ンの機能がなくなります。
したがって停止の信号がきますと、瞬時にモー
タへの通電を絶ちますが、回転速度は負荷およびモータの慣性の大き
さに従って徐々に低下します。
(惰走停止)
5. ソフトスタート・ダウンボリウムを左に回すと、最大約5秒(標準値)まで
の調整ができます。なお、負荷の慣性が大きすぎると設定値を越える場
合があります。
6. その他の配線は、目的に応じて対応する電気配線を参照してください。
定格電圧
を入力
2ーM3
48
校正用
半固定
ボリューム
取付ネジ
2ーø3.5穴
4穴
[注]
1. タコジェネレータ
(TG)
と並列に配線してくだい。
2. 回転速度メータ(TM)の配線が長くなる場合は、ツイストのシールド線を使用していてください。
3. TMの裏の半固定ボリウムで目盛を校正してください。
校正方法
下記のいずれかによりモータの回転速度を測定し、目盛りを校正してください。
1.回転計によってモータの回転速度を測定する。
48±0.3
2.TGの発生する信号の周波数fを測定する。
パネルカット図
回転速度N
(r/min)=5×f(Hz)
使用環境(温度・湿度・ちりやほこり・振動など)の影響や使用部品の経年変化・寿命などから生ずる、
不測の不具合を未然に防ぐため、平素次の保守が大切です。
1. 運転が円滑に行われているか。
2. 運転中にモータが異常音を発していないか。
3. モータが異常発熱していないか。
− 12 −
− 13 −
48±0.3
ø5
保守
オプション(つづき)
仕様
■ 外部速度設定器(DV0P002)
20kΩ 1/4W B 特性
2.5±1
10±0.4
ø24±1.5
ø6
M9
品番
ø10穴
ø2.8±0.2
定格電圧
R22以下
50
2
24以下
3
9.3
20±1
絶縁紙
M3.5
38
48±2
電源周波数
定格電流
<使用例>
3∼20W
適用モータ出力
速度制御範囲
20max
1.0A
2.0A
25∼40W 60∼90W
外部速度設定器、アナログ電圧、最高速度調整ボリウム
標準 5 秒間モータに電気ブレーキ電流を流し制動する。
ただし、5 秒以内にモータが停止すると電気ブレーキの通電を停止する。
可 能
ソフトスタート・
ソフトダウン
標準 5 秒まで可変(0 ∼最高回転速度まで)
10min
9 +3
−1
RI
CI
−10∼50℃
保存温度
DVOP008内のコンデンサ容量は0.1μF、
抵抗値は120Ωです。市販品をご使用に
なる場合は次のようにしてください。
R1=10∼200Ω
(1/4W以上)
C1=0.1∼0.33μF(AC250WV)
パナソニック電工製小型タイマ共通オプション
−20∼60℃
使用湿度範囲
85% RH 以下(結露なきこと)
(注1)A:A モード(高安定モード)
B:B モード(高応答モード)
適用モータは、弊社小形ギヤードモータ(可変速タイプ)とします。なお、モータの仕様は、
カタログや別途用意しております外形寸法図をご覧下さい。電気ブレーキには、保持力が
ありません。保持力が必要な場合は、電磁ブレーキ付可変速モータあるいは C&B モータ
を選定してください。
次のパナソニック電工小型タイマオプションがご利用できます。
■ DIN 端子台(ATC180031)
■ 8P キャップ(AD8013)
■ 裏面端子台(AT7804)
外形寸法図
40
.4
ø31
ø30
45
34.6
24
□48
45
83.0
14.5
5.5
23.5
70
50
33
3.2
SOFT
■ 保護カバー(AQM4801) ■ 取付枠(ATA4811)
MAX SPEED
ADJ
20.8
4
6
EX48
RESPONSE
A
B
ø29
SPEED
CONTROLLER
39±0.1
48.4
START
DOWN
□44.5
■ ソケット(AW68102)
パネル取付時に使用してください
− 14 −
1.0A
25∼40W 60∼90W
90∼1400r/min / 90∼1700r/min
使用周囲温度
DV0P003は5.6Ωです。
市販の抵抗器をご使用になる場合は
4.7∼6.8Ω10W以上のものを選定
してください。
3∼20W
0.5A
B
並列運転
(0.6)
0.3A
50∼1400r/min / 50∼1700r/min
速度設定
ø0.8±0.05
DVEX
48CY
単相 AC200 ∼ 240V
A
11.5max
23min
(ø2.5)
4.8±0.5
DVEX
48BY
50/60Hz
0.5A
制 動
5.6Ω 10W
DVEX
48AY
± 10%(定格電圧に対して)
(注1)
23max
(2.2)
0.5
10.5±1.5
33±3.0
つまみ
■ スパークキラー(DV0P008)
W:10.5±1.5
0.8
12±0.5
6±0.5
14±1 W
■ 制動用外部抵抗器(DV0P003)
3±0.3
DVEX
48CL
単相 AC100 ∼ 120V
銘板
取付シャーシ
[注]
端子と取付シャーシの絶縁を確保するため絶縁紙を使用してください。
ø3.8
DVEX
48BL
使用電圧範囲
VR端子No.1
10±1
15以下
DVEX
48AL
特性
銘板厚さ0.5mm
ø15.5
− 15 −
お問い合わせ
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年 月 日
機 種 名
ご購入店名
電 話( ) −
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