低濃度測定タイプ (形式:ZPG)

赤外線ガス分析計<低濃度測定タイプ>
INFRARED GAS ANALYZER <LOW-CONCENTRATION MEASUREMENT TYPE>
仕様書
ZPG
概 要
赤外線式ガス分析計(ZPG)は、試料ガス中の NO、SO2、
CO2、CO 及び O2 の濃度測定を行います。
NO、SO2、CO2、CO の測定は、シングルビーム方式の非
分散型赤外線吸収法(NDIR 法)により、O2 の測定は、ガ
ルバニ電池式、磁気式、ジルコニア式のいずれかの方式によ
り測定します。
ZPG は、サンプルスイッチング方式を採用することにより
NDIR 測定成分のゼロ点におけるドリフトレスを実現しまし
た。
ガス分離プロセス、大気環境測定および従来からの廃棄物焼
却炉、ボイラー等の燃焼排ガスの測定、各種工業炉のガス測
定システムの分析部として最適です。
特 長
1.0 ~ 5ppm の低濃度測定
新開発のマスフローセンサと新設計の測定部により 0 ~
5ppm の測定レンジを実現しました。
2.優れた安定性
サンプルスイッチング方式(注 1)の採用により,ゼロ
点のドリフトレスを実現しました。
3.優れたメンテナンス性
シングルビーム方式の採用により、シンプルな測定部ユ
ニットを実現、メンテナンス性に優れています。
4.小型・軽量
133 × 483 × 382mm(H × W × D)のサイズ、質量約
11kg で赤外線方式 1 成分と O2 計 1 成分の同時測定が
可能です。
5.豊富な機能
オプションで、大気圧補正、自動校正制御、上下限濃度
警報、リモートレンジ切換入力、レンジ識別信号出力な
どの豊富な機能が付加できます。
(注 1)測定部へ試料ガスと比較ガスを交互に流通させるため、
長期安定性に優れております。
仕 様
標準仕様
・測 定 原 理:NO, SO2, CO2, CO;
非分散型赤外線吸収法
単光源単光束(シングルビーム方式)
O2;
ガルバニ電池式(内蔵)、磁気式(内蔵)
ま た は 専 用 ジ ル コ ニ ア 式( 外 部 設 置、
形式:ZFK7)
・測 定 値 表 示:デジタル 4 桁表示
(LED バックライト付き液晶パネル)
・各成分瞬時値表示
・O2 換算瞬時値表示(O2 計付きの NO,
SO2, CO 計のみ)
・O2 換算平均値表示(O2 計付きの NO,
SO2, CO 計のみ)
・O2 平均値表示
・測定成分および測定範囲:
NO
SO2
CO2
CO
O2
内蔵O2
ガルバニ式
O2
内蔵O2
磁気式
外部設置
専用ジルコニア式
最小レンジ
0 ∼ 10ppm
0 ∼ 10ppm
0 ∼ 5ppm
0 ∼ 5ppm
0
0
0
0
最大レンジ
∼ 100ppm
∼ 100ppm
∼ 50ppm
∼ 50ppm
0 ∼ 10vol%
0 ∼ 25vol%
0 ∼ 5vol%
0 ∼ 100vol%
0 ∼ 5vol%
0 ∼ 25vol%
・O2 成分を含めて最大 2 成分まで測定可能です。
・1成分あたり、最大 2 つの測定レンジが設定可能
です。
・測定レンジ比 最大 1:10
・アナログ出力信号:
DC4 ~ 20mA または DC0 ~ 1V
最大 4 点(アース・内部回路からは絶縁、
出力線間は非絶縁)
アナログ出力は測定値表示に対して
1 対 1 で出力
許容負荷 DC4 ~ 20mA 550 Ω以下
DC0 ~ 1V 100k Ω以上
*表示値及び出力値の Ch 番号との対応に
ついては後述の表 1 をご参照ください。
・アナログ入力信号:
外部設置 O2 計信号入力用
入力 (1) ジルコニア O2 計信号(弊社形
式:ZFK7)
(2) DC0 ~ 1V フルスケールの信号
入力部は非絶縁
*外部設置 O2 計は別項目手配
DS3 – 145b
発行日
2012 – 12 – 18
ZPG
・接 点 出 力: 1c リレー接点(接点容量 DC24V/1A (オプション) 抵抗負荷)最大 15 点
計器異常、校正異常、レンジ識別、自
動校正中、自動校正用電磁弁駆動
上下限警報接点出力、ピークアラーム
接点相互および内部回路とはリレー絶
縁
・接 点 入 力: 電圧入力接点(DC12 ~ 24V 印加、最
(オプション) 大電流 15mA)最大 6 点
リモートレンジ切換、自動校正リモート
スタート、リモートホールド、平均値リ
セット
接点相互および内部回路とはフォトカプ
ラ絶縁
・供 給 電 源: 定格電圧 AC100V 〜 AC240V
使用電圧 AC85V 〜 AC264V
定格周波数 50Hz/60Hz
最大定格電力 100VA
・動 作 条 件: 周囲温度 − 5℃〜 45℃
周囲湿度 90% RH 以下、結露なきこ
と
・保 管 条 件: 周囲温度 − 20℃〜 60℃
周囲湿度 100% RH 以下 但し結露な
きこと
・外形寸法(H × W × D):
133 × 483 × 382mm
・質 量: 約 11kg
・塗 装 色: 正面パネル:白(Cool Gray PANTON
1C-F)
ケース部:鋼板色
・外 被 形 式: 鋼板製ケース、屋内形
・接 ガ ス 部 材 質:
ガス出入口:SUS304
試料セル:SUS304 /クロロプレンゴム
赤外線透過窓:CaF2
内部配管:トアロン、テフロン、ポリプ
ロピレン
電磁弁:SUS316、フッ素ゴム
磁気式 O2 計セル:SUS316
ガルバニ電池式 O2 計セル:ABS 樹脂
・ガ ス 出 入 口
: Rc1/4 または NPT1/4 めねじ
・パージガス流量
: 1L/min(必要に応じて行う)
・ガルバニ電池式 O2 計の耐用年数:2 年
標準機能
・出力信号ホールド:
ホールド設定(設定を ON)により手動お
よび自動校正中に出力信号をホールドし
ます。
ホールドする値は、校正に入る直前の値もし
くは、任意設定値です。
瞬時値の表示値はホールドされません。
・レ ン ジ 切 換
: レンジ切換は、設定により、手動、自動、
リモートが選択可能です。
設定した切換方法のみが有効です。
手動 ;キー操作によるレンジ切換
自動 ;設定値が第 1 レンジの 90%FS 以上で第
1 レンジから第 2 レンジに切換
設定値が第 1 レンジの 80%FS 以下で第
2 レンジから第 1 レンジに切換
リモート;接点入力(オプション)
リモートレンジ切換入力信号によりレン
ジを切換
2
各成分の接点入力に規定電圧を印加して
いるとき第 1 レンジ、印加していないと
きに第 2 レンジが選択されます。
*また、選択した第 1 レンジと第 2 レンジとの間の範
囲で任意にレンジ変更が可能です。
オプション機能
・リモート出力ホールド:
リモート出力ホールド入力端子に規定電
圧を印加することにより、出力信号はそ
の直前の値もしくは、任意設定値をホー
ルドします。
入力している間ホールドします。瞬時値
の表示値はホールドされません。
・レ ン ジ 識 別 信 号 :
現在の測定レンジの識別を接点信号で出
力します。
・自 動 校 正: あらかじめ設定した周期で周期的に自動
校正を行います。
外部に校正用標準ガスボンベおよびガス
流通開閉用の電磁弁をご用意いただけれ
ば、設定された自動校正のタイミングで、
ゼロ、およびそれぞれのスパンの校正用
電磁弁駆動接点を順次 ON/OFF し、校
正を行います。
自動校正周期設定:
自動校正を実施する周期を設定し
ます。
1 〜 99 時間(1 時間単位)または
1 〜 40 日(1 日単位)で設定可変
ガス流通時間設定:
自動校正時に流す 1 つ 1 つの校正
ガスの流通時間を設定します。
60 〜 900 秒(1 秒単位)
・自動校正リモートスタート:
外部入力信号により 1 回のみの自動校正
を実施します。校正のシーケンスは上記
の自動校正の設定によります。
自動校正の開始は自動校正リモートス
タート(接点入力)に 1.5 秒以上規定電
圧を印加後、開放した時点となります。
・簡 易 ゼ ロ 校 正 : あらかじめ設定した周期で周期的にゼロ
校正を行います。自動校正とは別の周期
で設定可能です。
外部に校正用のゼロガスおよび、ガス流
通開閉用の電磁弁をご用意いただければ、
設定された簡易ゼロ校正のタイミングで、
ゼロ校正用電磁弁駆動用接点を ON/OFF
し、周期的にゼロ校正を行います。
簡易ゼロ校正周期設定:
ゼロ校正を実施する周期を設定し
ます。
1 〜 99 時間(1 時間単位)または
1 〜 40 日(1 日単位)
ガス流通時間設定:
ゼロガスを流す時間を設定します。
60 〜 900 秒(1 秒単位)
・上 下 限 警 報: あらかじめ設定した警報上下限値により
警報接点信号を出力します。
(アラーム)
各成分の瞬時値に対して警報上限値を超
えた時または警報下限値を下回ったとき、
接点閉となります。(最大 5 点)
・計器異常接点出力:
分析計エラー No.1, 2, 3, 10 発生時に接
点閉となります。
・校正異常接点出力:
手 動 お よ び 自 動 校 正 異 常 時( エ ラ ー
No.4 〜 9 発生時)に接点閉となります。
・自動校正中接点出力:
自動校正中に接点閉となります。
・O2 換 算 演 算 : NO, SO2, CO 測定ガス濃度を基準 O2 濃
度で換算演算します。
21 − On
換算式:C = −−−−−−−−−× Cs
21 − Os
C :換算濃度
Cs:測定対象ガスの測定濃度値
Os:O2 測定濃度値
On:換算基準 O2 濃度(値は設定で可変)
※演算の分数部分の上限値は 4 です。
演算結果は、表示およびアナログ出力
信号で出力
・O2 換算平均値演算および O2 平均値演算:
O2 換算結果または O2 瞬時値を、一定時
間の平均値として出力が可能です。
平均は 30 秒ごとのサンプリングでの移
動平均となります。
(出力は 30 秒ごとに更新、その時点以
前の一定時間の平均値ととなります)
平 均 時 間 は 設 定 で 可 変 1 〜 59 分(1
分単位)または 1 〜 4 時間(1 時間単位)
・平均値リセット: 平均値リセット入力端子を 1.5 秒以上短
絡後開放することにより、上記換算平均
値出力を初期状態からスタートさせます。
短絡でリセット、開放で再スタートとな
ります。
・通 信 機 能: RS-485(9 ピン D-sub コネクタ)
半二重ビットシリアル、調歩同期式
ModbusTM プロトコル
通信内容:各種設定値の読み書き、測
定濃度値、機器ステータス
の出力
備 考:RS-232 経 由 で 接 続 す る 場 合 は
RS-232C ←→ RS-485 変換器を使
用してください。
・大 気 圧 補 正 :
雰囲気大気の圧力を測定し補正計算
(使用の際は必ず排気を大気開放とする
こと)
補正後の大気圧の影響:
ゼロ点:影響なし
スパン点:大気圧 1%変化に対して測定
値 0.5% 変化以下
補正範囲は 700hPa ~ 1050hPa
適合規格
CE マーキング
・製 品 安 全: EN61010-1;2010,EN62311;2008
・E M C
: EN61326-1;2006,EN61326-2-3;2006
E N610 0 0 - 3 -2;20 0 6,A1;20 0 9,
A2;2009
EN61000-3-3;2008
性 能
・繰 り 返 し 性: ± 0.5% FS
・直 線 性: ± 1% FS
・ゼ ロ ド リ フ ト:
± 0.5% FS/ 週(赤外線方式)
± 2% FS/ 週(O2 計)
・スパンドリフト: ± 2% FS/ 週
・応答時間(T90): 30 秒以内
注) サンプルスイッチング動作によるガ
ス切換のタイミングよりむだ時間が
変わります。(Td = 5 ~ 20 秒)
・他 ガ ス の 干 渉 :共存ガス / 濃度、比較ガスの種類により
影響が異なります。
アプリケーションに応じて、サンプルガ
スから比較ガスを作ることなどにより低
減できます。ご相談ください。
測定ガス条件
・流 量:1.0L/min ± 0.2L/min
・温 度:0 〜 50℃
・圧 力:10kPa 以下(ガス出口側は大気圧開放
のこと)
・ダ ス ト:0.3 μ m 以 下 の 粒 度 で 100μg/Nm3 以
下
・ミ ス ト:なきこと
・水 分:
NO、SO2、CO 計:2℃飽和以下(試料ガス、比較ガ
スとも同程度のこと )
CO2 計:- 30℃飽和以下(試料ガス、比較ガスとも
同程度のこと)
・腐 食 性 成 分:1ppm 以下
・校正用標準ガス:
(1)赤外線方式各成分、内蔵式 O2 計の場合
ゼロガス ;ドライ N2
スパンガス;各 測定対象成分のレンジに対して
90%~ 100%の濃度(推奨)。
(2)外部にジルコニア式 O2 計を設置し同じ校正ガスライ
ンで校正する場合
ゼロガス ;ドライ Air
スパンガス;O2 計以外 各測定対象成分のガス
でレンジに対して 90%〜 100%の
濃度
O2 計 1 〜 2vol% O2 /残 N2 ガス
・サンプルスイッチング用比較ガス:
NO、SO2、CO 計
;試 料ガスに水分を含む場合は試料
ガスと同程度の水分を含む N2 また
は Air
水分を含まない場合はドライ N2 ま
たはドライ Air
;CO2 および水分を含まない N2
CO2 計
(99.999999%以上)
測 定対象成分を最小測定レンジの
0.1%FS 以上含まないこと。
こ れを満たすため、後述「成分除
去器」を参照の上、必要に応じて
成分除去器を使用してください。
・パ ー ジ ガ ス : ベースガスが H2 の場合のいずれの測定
成分および CO2 計は、必ず N2 または
Air にて機内パージ実施のこと。
設置条件
・屋内で使用してください。(直射日光,風雨,高温物質か
らの輻射熱が当たらない場所。これらの影響が避けられな
い場合には、直射日光,輻射熱の影響を防ぐために屋根あ
るいはカバーをご用意ください。)
・振動がある場所は避けてください。
・雰囲気の清浄な場所を選んでください。
3
ZPG
赤外線式測定原理図(NO, SO2, CO2, CO)
前部膨張室
赤外線光源
ガス入口
ガス出口
後部膨張室
検出器
モータ
マスフロー
センサー
試料セル
チョッパ
プリアンプ
信号処理
演算部
表示
出力
サンプルスイッチング方式原理図
ガス分析計
(ZPG)
SV1
試料ガス
排気
com
NO
赤外線光源
NC
試料セル
検出器
モータ
流路切換電磁弁
比較ガス
(N2 または
ゼロ相当Air)
チョッパ
NC
com
SV2
NO
ガス流路
NC:Normal Close
NO:Normal Open
サンプルスイッチング方式の説明
流路切換電磁弁
(SV1, SV2)
により、試料ガスと比較ガスを、分析計試料セルに一定周期で交互に導入します。
電磁弁SV1とSV2は、分析計より発信される信号によって切換えられます。
分析計は、試料ガスと比較ガスそれぞれのタイミングで測定しており、試料ガスと比較ガスとの変化分
(=測定対象成分のガス濃度)
を
濃度値に変換して出力します。
常に比較ガスとの変化分を見ることにより、干渉成分の影響やゼロドリフトを除去します。
ガルバニ電池式測定原理図(O2)
磁気式測定原理図(O2)
永久磁石
ミラー
ダンベル
抵抗
試料セル
ガス入口
サーミスタ
磁場
ガス出口
負極
電解液
プリアンプ
永久磁石
発光ダイオード
フォトダイオード
表示
出力
4
信号処理
演算部
正極
隔膜
分析計を含めたサンプリングシステム構成例
※以下は一般的な構成例です。測定対象により異なる場合もございますので、弊社までご相談ください。
①測定ガス中に水分を含まない場合
⑭成分除去器
*3
比較ガス
(N2)
①ミストフィルタ
⑨流量計
⑩メンブレン
フィルター
ガス分析計
(ZPG)
排気
(大気圧)
③ポンプ
試料ガス
⑦電磁弁
⑦
⑤ドレン
ポット
⑦
⑦電磁弁
⑪デミスタ
⑥ボール弁
⑥ボール弁
⑧ゼロ校正用
標準ガス
ドレン
スパン校正用
標準ガス
②試料ガス中に水分を多く(2℃飽和以上)含む場合
エアーフィルタ ③ポンプ 加湿器
比較ガス
(N2)
①ミストフィルタ
⑩メンブレン
フィルター
⑨流量計
⑭成分除去器
*3
⑫NO2/NO
コンバータ
(NOX測定の場合)
ガス分析計
(ZPG)
排気
(大気圧)
③ポンプ
試料ガス
*2
⑦電磁弁
⑦
*1 ④電子
冷却器
②安全ドレン
トラップ
⑦
O2計
(ZFK7)
⑦電磁弁
排気
(大気圧)
⑤ドレン
ポット
⑥ボール弁
⑧ゼロ校正用
標準ガス
ドレン
スパン校正用
標準ガス
*1)電子冷却器では、5℃以下に除湿し、試料側および比較側の水分濃度を同等にしてください。
*2)NO2/NOコンバータはNOx測定の場合に使用します。
③ガス中の不純物濃度測定等 微量濃度(0 ~ 20ppm 以下)測定の場合
⑩メンブレン
<比較ガスを必要としない方式>
フィルター
⑨流量計
比較ガスライン
⑭成分除去器
*3
1次フィルタ ③ポンプ
ガス分析計
(ZPG)
排気
(大気圧)
⑦電磁弁
試料ガス
試料ガスライン
⑦電磁弁
⑬ゼロ校正用
電磁弁
⑪デミスタ
⑥ボール弁
ドレン
⑧スパン校正用
標準ガス
*3)成分除去器とは、試料ガス中から測定対象成分のみを除去し、比較ガスとして使用できる機能を持つものになります。
CO 測定の場合は、CO/CO2 コンバーター(形式:ZDL21)、NO、SO2、CO2 測定の場合は成分除去器(形式:ZBBB)を使用します。
5
ZPG
サンプリング機器一覧(例)
No.
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
機器名称
ミストフィルタ
安全ドレントラップ
ポンプ
電子冷却器
ドレンポット
ボール弁
2方電磁弁
校正用標準ガス
流量計
弊社形式
ZBBK1V03-0
ZBH51603
ZBG80
ZBCA2004
ZBH13003
(長さ255mm)
ZBFB1
ZBM□Y04-0□
(□は用途に応じて選択)
ZBD42203
No.
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
機器名称
メンブレンフィルタ
デミスタ
NO2/NOコンバータ
3方電磁弁
NO用成分吸収剤
SO2用成分吸収剤
CO2用成分吸収剤
CO用
CO/CO2コンバータ
表 1.チャンネル(Ch)番号-表示・出力成分対応表
形式指定
6桁目 7桁目 21桁目
P
Y
Y
A
Y
Y
D
Y
Y
B
Y
Y
P
1~4
Y
A
1~4
Y
D
1~4
Y
B
1~4
Y
P
1~4
A*
A
1~4
A*
B
1~4
A*
P
1~4
C*
A
1~4
C*
B
1~4
C*
表示、出力内容
Ch1:NO
Ch1:SO2
Ch1:CO2
Ch1:CO
Ch1:NO、Ch2:O2
Ch1:SO2、Ch2:O2
Ch1:CO2、Ch2:O2
Ch1:CO、Ch2:O2
Ch1:NOx、Ch2:O2、Ch3:換算NOx
Ch1:SO2、Ch2:O2、Ch3:換算SO2
Ch1:CO、Ch2:O2、Ch3:換算CO
Ch1:NOx、Ch2:O2、Ch3:換算NOx、Ch4:換算平均NOx
Ch1:SO2、Ch2:O2、Ch3:換算SO2、Ch4:換算平均SO2
Ch1:CO、Ch2:O2、Ch3:換算CO、Ch4換算平均CO
*21桁目コード A, C の場合のNO計の成分表示はNOxとなります。
6
弊社形式
ZBBM2V03-0
ZBH35003
ZDL04001
ZBBB6V03
ZBBB6V03
ZBBB8V03
ZDL21001
形式指定
桁
仕 様
注
4 <仕様•構造>
注1
富士標準 横形(電源ねじ端子台)
富士標準 横形(電源インレット、ロック付き)
5 <設置構造>
19 インチラック取付形 EIA 規格準拠
6 <測定成分(NDIR)
>
NO
SO2
CO2
CO
注2
その他
7 <測定成分(O2)
>
なし
外部 O2 計
外部ジルコニア O2 計(ZFK7)
内蔵ガルバニ電池式 O2 計
内蔵磁気式 O2 計
注3
8 <改良記号>
注3
9 <測定レンジ(NDIR)
>第 1 成分第 1 レンジ
10 <測定レンジ(NDIR)
>第 1 成分第 2 レンジ
11 −
12 −
13 −
14 −
15 −
注3
16 −
17 <測定レンジ(O2)
>
なし
0 ∼ 5/10vol%
0 ∼ 5/25vol%
0 ∼ 10/25vol%
0 ∼ 5vol%
0 ∼ 10vol%
0 ∼ 25vol%
0 ∼ 50vol%
0 ∼ 100vol%
その他
18 <ガス出入口>
Rc1/4
NPT1/4
19 <出力>
DC0 ∼ 1V
DC4 ∼ 20mA
DC0 ~ 1V+ 通信機能
DC4 ~ 20mA+ 通信機能
20 < 表示・言語/電源コード>
注4
日本語/電源コード 定格 125V(PSE)
英語/電源コード 定格 125V(UL)
英語/電源コード 定格 250V(CEE)
中国語/電源コード 定格 250V(CCC)
21 <O2 換算及び O2 換算平均値出力>
注5
なし
O2 換算出力付き
O2 濃度平均出力付き
O2 換算及び O2 換算平均出力付き
22 <オプション機能(DIO)
>
FAULT 自動校正 上下限警報 レンジ識別・リモート
なし
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
23 <大気圧補正>
付き
なし
24 <単位>
ppm、vol%
mg/m3、g/m3
注6
25 <調整>
注7
標準
26 <その他>
非標準
1 2 3 4 5 6 7 8
Z PG
B
1
9 10 11 12 13
YYY
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26
YYY
桁数
A
A
D
B
P
A
D
B
Z
Y
1
2
3
4
1
Y
Y
Y
Y
Y
Y
Y
A
B
C
L
M
V
P
R
Z
1
2
A
B
C
D
J
E
U
C
Y
A
B
C
Y
A
B
C
D
E
F
G
H
1
Y
A
B
A
Z
7
ZPG
<赤外線分析計の測定レンジコード表>
測定レンジ
0 ∼ 5ppm
0 ∼ 10ppm
0 ∼ 20ppm
0 ∼ 25ppm
0 ∼ 30ppm
0 ∼ 50ppm
0 ∼ 100ppm
<O2計の測定レンジ>
コード
5
6
7
8
9
A
B
測定レンジ
レンジ
コード
0∼5/10vol%
0∼5/25vol%
0∼10/25vol%
0∼5vol%
0∼10vol%
0∼25vol%
0∼50vol%
0∼100vol%
A
B
C
L
M
V
P
R
内蔵ガルバニ 内蔵磁気式 外部ジルコニア式
O2計
O2計(ZFK7)
電池式O2計
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
注 1)4 桁目で[D]を指定の場合、電源コードが付属されます。
20 桁目で電源コードの仕様を指定してください。
注 2)7 桁目で「1」を指定の場合は、外部 O2 計からの入力信号はフルスケールに対して DC0 ~ 1V リニアで入力してください。
弊社専用ジルコニア式 O2 計および外部 O2 計は本手配には含まれませんので、別途手配ください。
注 3)各成分のレンジは、1 ページ目の最小レンジ、最大レンジの間で選択可能です。
各レンジでの指定コードは上記レンジコード表から選択してください。
ガルバニ電池式 O2 計のレンジは 0 ~ 10vol% 以上です。
注 4)20 桁目の指定により、付属の電源コードの定格電圧、プラグ形状、適用規格が異なります。最終需要家の電源仕様に応じ、
適切な電源コードを指定してください。
4 桁目で「A」を指定の場合は電源コードは付属されません。
表示言語 英文の場合には、20 桁目は「E」を指定ください。
注 5)O2 換算値出力および O2 換算平均値出力は NO, SO2, CO に対してのみ行います。
注 6)24 桁目で「B」を選択した場合でも、測定レンジは、ppm レンジで選択してください。
実際には、mg/m3 レンジに換算した値で出荷します。
ppm と mg/m3 の対応については下記対応表を参照してください。
注 7)25 桁目で A を指定した場合は、バランスガス N2 にて調整し出荷します。それ以外での調整を希望の場合は「Z」を指定
してください。「Z」を指定した場合は、測定ガス中に含まれるガス組成表を添付してください。
mg/m3 の対応表
レンジコード
5
6
7
8
9
A
B
単位:ppm
0 ∼ 5ppm
0 ∼ 10ppm
0 ∼ 20ppm
0 ∼ 25ppm
0 ∼ 30ppm
0 ∼ 50ppm
0 ∼ 100ppm
対応する mg/m3 単位のレンジ
NO
SO2
CO
−
0 ∼ 6.00mg/m3
−
0 ∼ 13.0mg/m3 0 ∼ 28.0mg/m3 0 ∼ 12.5mg/m3
0 ∼ 26.0mg/m3 0 ∼ 57.0mg/m3 0 ∼ 25.0mg/m3
0 ∼ 32.5mg/m3 0 ∼ 70.0mg/m3 0 ∼ 30.0mg/m3
0 ∼ 40.0mg/m3 0 ∼ 85.0mg/m3 0 ∼ 37.5mg/m3
0 ∼ 60.0mg/m3
0 ∼ 65.0mg/m3 0 ∼ 140mg/m3
0 ∼ 280mg/m3
0 ∼ 125mg/m3
0 ∼ 130mg/m3
納入範囲
・ガス分析計一式
・交換用ヒューズ(AC250V/2A 遅延タイプ)
・取扱説明書
・入出力接続用コネクタ
・形式4桁目[D]指定の場合:
電源コード(指定された定格タイプ 2m)
8
換算式は以下の通り
NO(mg/m3)
=1.34×NO(ppm)
SO2(mg/m3)
=2.86×SO2(ppm)
CO(mg/m3)
=1.25×CO(ppm)
ご注文時の指定事項
2本
1式
1本
1.形式指定
2.アプリケーションおよび測定対象ガスの組成
外形図(単位 :mm)
取付方法:
計器質量は本体底部で支持してください。
429
57.2
19インチラック寸法
450以上
465
取付図
<上面図>
ガイドレール
流量チェッカー
57.2
<正面図>
132.5
7
ガイドレール
415
463
483
電源スイッチ
デジタル入出力用コネクタ(下からDIO1, 2)
アナログ出力用コネクタ(A/O)
パージガス 入口 Rc1/4またはNPT1/4
試料ガス 入口 Rc1/4またはNPT1/4
通信用コネクタ(RS-485)
外部入力コネクタ(A/I)
試料ガス・比較ガス 出口(共通)Rc1/4またはNPT1/4
電源(M4ねじ端子台タイプ)
<背面図>
比較ガス 入口 Rc1/4またはNPT1/4
ヒューズ
124.5
電源(ACインレット)
<側面図>
24
2
380
396
16
25
(M4ねじ端子台タイプ)
(ACインレットタイプ)
9
ZPG
外部接続
<アナログ出力> A/Oコネクタ
13
1
<RS485通信>
AO1+
AO1−
AO2+
AO2−
AO3+
AO3−
AO4+
AO4−
1
14
2
25
14
15
3
D-sub 25ピン メス
16
* 標準仕様では、表示Chの番号と
AOの番号は同一です。
4
17
1
6
6
7
8
4
9
5
<外部入力> A/Iコネクタ(O2入力用)
25
13
AI−
AI+
DIO1
DIO2
コネクタ コネクタ
1
1
14
2
14
15
3
D-sub 25ピン メス
16
4
* DIO 1∼2とも同一コネクタ、内部回路も同じです。
17
5
ディジタル入力信号の内容
DI1
DI2
DI3
DI4
DI5
DI6
RT×D−
3
D-sub 9ピン メス
<デジタル入出力> DIO 1∼2コネクタ(オプション)
25
RT×D+
2
9
AC100∼240V
50/60Hz
(M4ねじ)
13
(GND)
1
5
・ 18
・
・ ・
・
12 ・
<電源端子>
ねじ端子台の場合
P
N
L
5
18
6
リモートホールド
平均値リセット
自動校正スタート
簡易ゼロ校正スタート
リモートレンジ1
リモートレンジ2
19
7
20
8
21
9
22
ディジタル入力信号の対応
10
H
G
F
D
E
22桁目→ A
B
C
○
○
○
○
○
DI1
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
DI2
○
○
○
○
DI3
○
○
○
○
DI4
○
○
○
○
DI5
○* ○* ○*
○*
DI6
(○は機能が有効であることを示します)
*:測定成分数により機能が無効になる場合があります。
例.DI5は1成分目,DI6は2成分目に対応します。
Y
23
11
NC
com
NO
NC
com
NO
NC
com
NO
NC
com
NO
NC
com
NO
DI1+
DI1−
DI2+
DI2−
DI3+
DI3−
DI4+
DI4−
DI5+
DI5−
DI6+
DI6−
DO1
DO6
DO2
DO7
DO3
DO8
DO4
DO9
DO5
DO10
接点入力
OFF : 0V
ON : DC12∼24V
接点出力容量
DC24V/1A
24
12
25
13
ディジタル出力信号の内容
22 桁目→
DO1
DO2
DO3
DO4
DO5
DO6
DO7
DO8
DO9
DO10
10
成分数によらず
A,C
計器異常
校正異常
(アラーム1)
(アラーム2)
(アラーム3)
(アラーム4)
(アラーム5)
1 成分計
B,E
計器異常
校正異常
自動校正中
ゼロ
Ch1スパン
(アラーム1)
(アラーム2)
(アラーム3)
(アラーム4)
(アラーム5)
D,F,G,H
計器異常
校正異常
(自動校正中)
(ゼロ)
(Ch1スパン)
レンジ識別 Ch1
アラーム1
2 成分計
B,D,E,F,G,H
計器異常
校正異常
(自動校正中)
(ゼロ)
(Ch1スパン)
(Ch2スパン)
(レンジ識別 Ch1)
(レンジ識別 Ch2)
(アラーム1)
(アラーム2)
( )内は22桁目の形式選択に
より有無があります。
* 接点出力は、各状態アクティブ
でNO側接点が閉じます。
(レンジ識別信号以外)
レンジ識別信号は、
Lレンジ NO側 閉
Hレンジ NC側 閉
となります。
成分除去器〈別項目手配品〉
<手配時の注意事項>
成分除去器の要否は、下の通り、比較ガスに用いるガスに依存します。
成分除去器の仕様については、弊社仕様書 DS3-1 ガス分析計用サンプリング機器シリーズを参照ください。
1.比較ガスに試料ガスを用いる場合
ZPG の全ての測定成分・測定レンジにおいて、測定成分を除去する成分除去器を必ず使用してください。
2.比較ガスに大気または N2 を用いる場合
成分除去器の要否は、比較ガスに含まれる測定対象成分の濃度で決まります。
比較ガスに含まれる測定対象成分ガスの濃度がレンジの 0.1%FS 以下であれば、成分除去器は不要です。
比較ガス濃度が正確に把握できない場合は、原則として成分除去器を使用してください。
11
ZPG
専用ジルコニア式 O2 計〈別項目手配品〉
本 O2 計は ZPG と組合せてご使用ください。
・測 定 方 法:ジルコニア式
・測定成分および測定範囲:
測定成分
レンジ
酸素 0∼25vol%
O2
・再 現 性:フルスケールの± 0.5%以内
・直 線 性:フルスケールの± 1%以内
・ゼ ロ ド リ フ ト:フルスケールの± 1%以内 / 週
・スパンドリフト:フルスケールの± 2%以内 / 週
・応 答 時 間:約 20 秒(90%応答)
・測定ガス流量:0.5 ± 0.25L/min
注:ジルコニア方式は,原理上から可燃ガスの O2
濃度に対する相対濃度により測定誤差を生
じることがあります。また腐食性ガス(SO2
250ppm 以上など)によってセンサ寿命に影
響が生じることがあります。
形式指定
1 2 3 4 5 6 7 8
・ガス入口・出口寸法:
Rc1/4 または NPT1/4
・電 源:定格電圧 ;AC100 〜 115V または
AC200 〜 240V
定格周波数 ;50Hz/60Hz
最大定格電力;215VA(電源投入時)
65VA(定常運転時)
・外 被 形 式:鋼板製ケース,屋内形
・表 示:温度表示(LED)
・温 度 警 報 出 力:接点出力 1a 接点,
接点容量 AC 220V,1A(抵抗負荷)
・外形寸法(H × W × D):
141 × 170 × 190mm
・質 量:約 3kg
・塗 装 色:マンセル 5Y 7/1
Z FK7YY
9 10 11 12 13
4 -
内 容
Y0YY
測定方法
ジルコニア式
7YY
電源・形式
9
AC 100∼115V 50/60Hz(標準)
B
AC 200∼240V 50/60Hz(標準)
C
AC 200∼240V 50/60Hz(CEマーク対応品)
ガス出入口
1
Rc 1/4
8
NPT 1/4
外形図(単位:mm)
170
152
4
17
172.5
外部接続図
OXYGEN ANALYZER
1
US
AC250V
T3.15A
1
2
3
4
5
6
L
φ5
N
AC
INPUT
OUT
2
3
4
+
7
AC 電源
E
F
110
131
141
TEMP.
E
5
6
出力
分析計へ
温度警報
出力
ALM
48
9 桁目
1:RC1/4
8:NPT1/4
37
23
ガス入口 ガス出口
安全に関するご注意
*この商品をご使用の際には,事前に取扱説明書を必ずお読みください。
お問合せは、下記または弊社左記事業所へお願いいたします。
本社 〒141-0032 東京都品川区大崎一丁目11番2号(ゲートシティ大崎イーストタワー)
http://www.fujielectric.co.jp
営業拠点
関西地区 TEL
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7166-7312
北海道地区 TEL
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中国地区 TEL
(082)
247-4233
東北地区 TEL
(022)
225-5355
四国地区 TEL
(087)
851-9101
関東地区 TEL
(03)
5435-7041
九州地区 TEL
(092)
262-7808
中部地区 TEL
(052)
746-1014
北陸地区 TEL
(076)
441-1230
計測機器のホームページ http://www.fujielectric.co.jp/products/instruments/
本資料の内容は製品改良などのために変更することがありますのでご了承ください。
7
−