J07606-CR

1W高出力レーザダイオード
SLD332F
概要・用途
SLD332Fは,固体レーザ励起,計測,印刷などの用途に適した均一な発光領域を持つように設計された1W
高出力レーザダイオードです。
特長・機能
‹ 高出力 推奨光出力 Po = 1W
‹ 高出力密度 1W/100μm (発光線幅)
パッケージ
M-S035
構造
‹ AlGaAs量子井戸構造レーザダイオード
動作寿命
‹ MTTF 10,000H (実力値) at Po = 1W, Tc = 25°C
本資料に記載されております規格等は, 改良のため予告なく変更することがありますので, ご了承ください。
また本資料によって, 記載内容に関する工業所有権の実施許諾や, その他の権利に対する保証を認めたものではありません。
なお資料中に, 回路例が記載されている場合, これらは使用上の参考として, 代表的な応用例を示したものですので, これら回路
の使用に起因する損害について, 当社は一切責任を負いません。
-1-
J07606-CR
SLD332F
絶対最大定格
(Tc = 25°C)
‹光出力
Pomax
‹逆方向電圧
VR LD
1.1
W
2
V
‹動作温度
Tc
–10~+30
°C
‹保存温度
Tstg
–40~+85
°C
保証
本製品は,オープンヒートシンク品ですので保障の対象外です。
清浄な環境にて使われることを想定しております。
レーザチップにダメージをあたえないよう,ハンドリングには十分な注意が必要となります。
-2-
SLD332F
電気的・光学的特性
(Tc = ケース温度,Tc = 25°C)
項目
記号
条件
最小値
標準値
最大値
単位
0.4
0.5
A
発振開始電流
Ith
動作電流
Iop
Po = 1W
1.2
1.5
A
動作電圧
Vop
Po = 1W
1.8
3
V
発振波長
λp
Po = 1W
805
811
nm
接合に垂直
θ⊥
Po = 1W
15
24
33
degree
接合に水平
θ//
4
8
15
degree
位置精度
ΔX, ΔY
±100
μm
放射角
発光点精度
微分効率
角度精度
Δθ//
Po = 1W
±3
degree
Δθ⊥
Po = 1W
±4
degree
ηD
Po = 1W
-3-
0.65
1.1
W/A
SLD332F
取り扱い上の注意
本製品は下記の点に注意して使用して下さい。
1. 本製品はIEC60825-1,およびJIS規格C6802「レーザ製品の放射安全基準」のクラス4製品に相当します。
LASER DIODE
LASER DIODE
This product complies with 21
CFR Part 1040.10 and 1040.11
LASER RADIATION
AVOID EYE OR SKIN EXPOSURE TO
DIRECT OR SCATTERED RADIATION
MAXIMUM OUTPUT
WAVELENGTH
Sony Corporation
OVER 1 W
600 - 950 nm
CLASS IV LASER PRODUCT
AVOID EXPOSURE
Laser radiation is
emitted from this
aperture.
1-7-1 Konan,
Minato-ku, Tokyo
108-0075 Japan
2. レーザ光に対する目の保護
いかなる状態でもレーザ光が目に入らないよう注意して下さい。
レーザ光を観察する場合は,レーザ光を遮断する保護メガネの使用をお勧めします。また,赤外線ス
コープ,赤外線カメラ,蛍光板の使用も,レーザ光を安全に観察する簡単な方法です。
3. ガリウム砒素について
本製品にはGaAs (ガリウム砒素) が使われています。通常での使用には問題ありませんが,蒸気は人体に
害を及ぼし危険です。粉砕したり,保存温度以上に加熱したり,口に入れたりすることは絶対に行わな
いで下さい。
また,この製品を廃棄処理する場合は,下記の処理方法を推奨致します。
(1) 砒素含有物等の収集,運搬,中間処理の資格を有する業者に依頼する。
(2)
一般産業廃棄物および家庭用廃棄物とは別に特別管理産業廃棄物として,最終処分までの管理を行
う。
4. サージ電流,静電気の防止
レーザダイオードは半導体の中で最も静電気に弱く,レーザダイオードに大電流を流すと,きわめて短
時間であっても自身の発する強い光によって劣化が促進され,あるいは破壊することがあります。その
ため,レーザダイオード駆動回路には,スイッチ,その他によるサージ電流が流れないようにご注意下
さい。
また,不注意に扱うと人体からの静電気が加わって瞬時に破壊されてしまうことがあります。過電流,
静電気には十分注意が必要です。
また,絶対最大定格に定めた光出力を超えない措置が取られた電源をご使用下さい。
5. 特殊用途への使用について
本製品は,生命,身体に危害を及ぼす恐れがある,あるいは多大な物的損害を発生させる恐れがあるよ
うな状況下で使用される機器に用いられることを目的として設計,製造しておりません。
本製品を医療用,車両用,原子力制御用など特殊用途へのご利用を検討の際には弊社販売窓口へご照会
下さい。
6. 環境管理物質について
ソニー技術標準SS-00259「部品・材料における環境管理物質管理規定」*1で規定されたレベル1 (即時,
使用禁止) 物質は使用しておりません。
*1
ソニー技術標準SS-00259「部品・材料における環境管理物質管理規定」につきましては下記URLを
ご参照下さい。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/procurementinfo/ss00259/index.html
-4-
SLD332F
外形寸法図
M-S035
Cathode
1.8
1.8
1.0
6.35 ± 0.1
0.7
φ2.3
± 0.
1 ho
1.4 ±
2.18 ± 0.1
3.98 ± 0.1
6.78 ± 0.1
0.15
±
φ4.4䎃
epth
0.1 d
0.65
10.0
LD Chip
0.1
le
Anode
࡝࡯࠼ㇱᒝᐲ‫ޓ‬0.5kg
SONY CODE
PACKAGE MASS
M-S035
1g
EIAJ CODE
JEDEC CODE
-5-
Sony Corporation