J12608

超低歪み SPDT スイッチ
CXM3630UR
概要・用途
CXM3630UR はハイパワーで超低歪みのワイヤレスコミュニケーションシステム用 SPDT スイッチです。
CXM3630UR は SVLTE や超低歪みが要求されるキャリアアグリゲーション用として使用できます。
本デバイスは+1.8 V CMOS コンパチブルデコーダを内蔵しています。
ソニーGaAs ジャンクションゲート pHEMT (JPHEMT) MMIC プロセスにより、低挿入損失と超低歪みを実現しています。
(用途: LTE/CDMA/GSM/UMTS ハンドセットやミニ基地局)
特徴・機能
◆ 超低挿入損失:
◆ 超低歪み:
0.18 dB (Typ.) (Cellular Band )
0.28 dB (Typ.) (IMT2000 )
IMD3 = –104 dBm (Max.), IIP3 = 82 dBm (Min.)
at LTE Band 13, PTx = +23 dBm, PBlocker = +14 dBm
◆ 高アイソレーション: 35 dB (Min.) (Cellular Band )
23 dB (Min.) (IMT2000 )
◆ 低電源対応:
VDD = 2.5 V
◆ RF ポートの DC ブロッキングコンデンサ不要
◆ 1 入力制御
◆ 小型パッケージサイズ: UQFN-12 pin (2.0 mm × 2.0 mm)
◆ 鉛フリー, RoHS 対応
構造
GaAs JPHEMT MMIC スイッチ, CMOS デコーダ
耐湿レベル
本デバイスの耐湿レベルは MSL = 2 です。
絶対最大定格
♦ 電源電圧
VDD
4
V
(Ta = 25 ˚C)
♦ 制御電圧
Vctl
4
V
(Ta = 25 ˚C)
36
dBm
♦ 最大入力電力
♦ 動作温度
Topr
–35 to +90
˚C
♦ 保存温度
Tstg
–65 to +150
˚C
(Duty cycle = 12.5 to 50 %, Ta = 25 ˚C)
この IC は静電気の影響を受けやすいデバイスです。取扱いには注意が必要です。
1
ブロック図
SPDT アンテナスイッチ
RF2
RF1
RF3
MMIC
スイッチ
CTL
CMOS デコーダ
VDD
MMIC スイッチ
F1
RF2
RF1
F3
F2
RF3
F4
真理値表
CTL
Active path
F1
F2
F3
F4
L
RF1-RF2
ON
OFF
OFF
ON
H
RF1-RF3
OFF
ON
ON
OFF
2
端子配列図
GND
7
RF2
8
GND
9
GND
RF1
GND
(Top View)
6
5
4
3
GND
2
RF3
1
GND
UQFN-12P PKG
11
12
CTL
VDD
10
GND
2.0 mm x 2.0 mm
DC バイアス条件
パラメータ
最小値
標準値
最大値
VDD
2.5
2.7
3.3
Vctl (H)
1.35
1.8
3.3
Vctl (L)
0
—
0.45
単位
V
3
電気的特性
(Ta = 25 °C, VDD = 2.5 V, Vctl = 0/1.8 V)
項目
記号
経路
RF1-RF2
挿入損失
Insertion loss
IL
RF1-RF3
アイソレーショ
ン
Isolation
VSWR
ISO.
VSWR
RF2-RF3
(RF2 or RF3
Active)
All ports in
active paths
2fo
条件
最小値
標準値
最大値
*1, *2, *6, *8
―
0.18
0.28
*3, *4, *7, *9
―
0.28
0.43
*5
―
0.33
0.48
*1, *2, *6, *8
―
0.18
0.28
*3, *4, *7, *9
―
0.28
0.43
*5
―
0.33
0.48
*1, *2, *6, *8
35
40
―
*7
25
28
―
*3,*4,*9
23
26
―
*5
19
22
―
700 to 2700 MHz
―
―
1.3
―
-60
-45
―
-68
-45
―
-66
-55
―
-72
-55
―
-80
-65
―
-90
-65
*6
3fo
2fo
高調波
Harmonics
3fo
RF1-RF2, RF3
*7
2fo
*2, *3, *5
3fo
単位
dB
dB
―
dBm
2fo
*1
―
-82
-78
IMD2
*10, *11, *12, *15, *16, *19, *20,
*23, *24
―
―
-110
*10, *13, *14, *17, *18, *21, *22,
*25, *26
―
―
-110
*10, *27
―
―
-104
dBm
*10, *28
―
―
-110
dBm
-104
dBm
相互変調歪み
(Rx 帯域)
RF1-RF2, RF3
IMD3
dBm
*10, *29
スイッチング時
間
Ts
50 % Ctl to 90 % RF
―
12
17
µs
ウェイクアップ
タイム
Twu
VDD = 2.5 V to 90 % RF, Pin = 0
dBm
―
12
20
µs
制御電流
Ictl
Vctl = 1.8 V
―
1
5
µA
電源電流
Idd
VDD = 2.7 V
―
0.14
0.35
mA
電気的特性は, 全ての RF ポートを 50 Ω終端して測定しています。
*1
*2
*3
*4
*5
*6
*7
*8
Pin = 25 dBm, 704 to 787 MHz
Pin = 26 dBm, 824 to 960 MHz
Pin = 26 dBm, 1710 to 1990 MHz
Pin = 10 dBm, 2110 to 2170 MHz
Pin = 26 dBm, 2500 to 2690 MHz
Pin = 35 dBm, 824 to 915 MHz
Pin = 32 dBm, 1710 to 1910 MHz
Pin = 10 dBm, 869 to 960 MHz
(Band 13, Band 17)
(Band 5, Band 8)
(Band 1 Tx, Band 2 Tx, Band 3 Tx, Band 4 Tx)
(Band 1 Rx, Band 4 Rx)
(Band 7)
(GSM850/900 Tx)
(GSM1800/1900 Tx)
(GSM850/900 Rx)
4
*9 Pin = 10 dBm, 1805 to 1990 MHz (GSM1800/1900 Rx)
*10 推奨回路にて測定
IMD 条件 (1)
Band
Band 1
Band 2
Band 5
Band 7
fRx on RF
[MHz]
2140
1960
880
2655
fTx
+20 dBm on RF
[MHz]
fBlocker
–15 dBm on RF1
[MHz]
1950
1880
835
2535
IMD 条件
IMD2 (fRx – fTx)
190
*11
IMD2 (fRx + fTx)
4090
*12
IMD3 (2fTx – fRx)
1760
*13
IMD3 (2fTx + fRx)
6040
*14
IMD2 (fRx – fTx)
80
*15
IMD2 (fRx + fTx)
3840
*16
IMD3 (2fTx – fRx)
1800
*17
IMD3 (2fTx + fRx)
5720
*18
IMD2 (fRx – fTx)
45
*19
IMD2 (fRx + fTx)
1715
*20
IMD3 (2fTx – fRx)
790
*21
IMD3 (2fTx + fRx)
2550
*22
IMD2 (fRx – fTx)
120
*23
IMD2 (fRx + fTx)
5190
*24
IMD3 (2fTx – fRx)
2415
*25
IMD3 (2fTx + fRx)
7725
*26
IMD 条件 (2)
Band
fRx on RF
[MHz]
fTx
PTx = +23 dBm
on RF
[MHz]
Band 13
747
786
IMD3 (2fTx – fRx)
825
*27
872
782
IMD3 (fTx + fRx)/2
827
*28
872
827
IMD3 (2fTx – fRx)
782
*29
BC0
fBlocker
PBlocker = +14 dBm on RF1
[MHz]
5
IMD 条件
トリプルビート比
(VDD = 2.5 V, Ta = 25 °C)
条件
項目
トリプ
ルビー
ト比
記号
TBR
経路
RF1 - RF2,
RF3
Input
power
at RF
[dBm]
Tx1 at
RF*
[MHz]
Tx2 at
RF*
[MHz]
Jammer
at RF1
–30 dBm
[MHz]
Triple beat
product
at RF*
[MHz]
最小
値
標準
値
最大
値
21.5
835.5
836.5
881.5
881.5 ± 1
88
―
―
21.5
1880
1881
1960
1960 ± 1
88
―
―
13.5
1732
1733
2132
2132 ± 1
88
―
―
単
位
dBc
* 電気的特性は, 全ての RF ポートを 50 Ωで終端して測定しています。
推奨回路にて測定
入力 IP2
(VDD = 2.5 V, Ta = 25 °C)
条件
項目
入力
IP2
記号
IIP2
経路
RF1 - RF2,
RF3
最小
値
標準
値
最大
値
881.61
113.5
―
―
45
881.61
95.5
―
―
1885
3850
1965
95.5
―
―
1885
80
1965
95.5
―
―
1732.5
3865
2132.5
95.5
―
―
1732.5
400
2132.5
95.5
―
―
Tx at RF*
24 dBm [MHz]
Jammer at
RF1 –20 dBm
[MHz]
IM2 product at
RF* [MHz]
836.61
1718.61
836.61
* 電気的特性は, 全ての RF ポートを 50 Ωで終端して測定しています。
推奨回路にて測定
6
単位
dBm
推奨回路
RF1
C1
L1
6
RF2
5
4
7
3
8
2
9
1
10
11
12
C2
CTL
VDD
*1 全 RF ポートの DC ブロッキングコンデンサは不要です。(DC バイアスソースは除く)
*2 全ての RF ポートの DC レベルは GND です。
*3 静電気対策の為、Ant ポートに L1 (27 nH)と C1(12 pF)を使用する事を推奨します。
*4 VDD 端子のデカップリング用コンデンサとして、C2(100 pF)の使用を推奨します。
7
RF3
推奨ランドパターン
8
外形寸法図
製品コード : 875342170
(単位: mm)
9
外形寸法図
製品コード : 875342701
(単位: mm)
10
マーク標示
製品コード : 875342170
GT
11
マーク標示
製品コード : 875342701
GT
12
テープとリールサイズ
CXM3630UR-T9
製品コード:875342170
13
テープとリールサイズ
CXM3630UR-T9
製品コード:875342701
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