日本語版

低消費電力低価格の
2.5V リファレンス電圧
AD680
特長
接続図
低静止電流:最大 250 µA
レーザ・トリムによる高精度
最大 2.5 V ± 5 mV (AN、AR グレード)
TP* 1
8
TP*
+VIN 2
7
TP*
AD680
6 VOUT
TOP VIEW
(Not to Scale)
5 NC
GND 4
TEMP 3
調整済みの温度係数
最大 20 ppm/°C (AN、AR グレード)
広帯域: 250 nV/√Hz
00813-003
NC = NO CONNECT
* TP DENOTES FACTORY TEST POINT.
NO CONNECTIONS SHOULD BE MADE
TO THESE PINS.
低ノイズ: 0.1 Hz~10 Hz で 8 µV p-p
図1.8 ピン PDIP と 8 ピン SOIC のピン配置
温度出力ピン(N、R パッケージ)
8 ピン PDIP、8 ピン SOIC または 3 ピン TO-92 パッケージを採用
AD680
概要
BOTTOM VIEW
(Not to Scale)
AD680 は高精度の DC 特性を持つため、外付けの高精度リファレ
ンス電圧を必要とする DAC のリファレンス電圧として最適です。
このデバイスは ADC 向けにも最適であり、一般に標準の内蔵リ
ファレンス電圧より優れた性能を提供することができます。競合
する多くの非完結型 2 端子リファレンス電圧と同様に AD680 の静
止電流は小さいため、携帯型バッテリ駆動装置のような低消費電
力アプリケーション向けに推奨されます。
温度出力ピンは、AD680 の 8 ピン・パッケージ・バージョンに設
けてあります。温度出力ピンがあり、温度に比例して変化する電
圧を出力するため、このデバイスを温度トランスジューサとして
使用することができると同時に、安定な 2.5 V 電圧を出力させる
こともできます。
AD680 には 5 種類のグレードがあります。AD680AN は−40°C~
+85°C、AD680JN は 0°C~70°C の動作仕様です。AD680AN と
AD680JN は 8 ピ ン の PDIP パ ッ ケ ー ジ を 採 用 し て い ま す 。
AD680AR は−40°C~+85°C、AD680JR は 0°C~70°C の動作仕様で
す。両デバイスは 8 ピンの SOIC パッケージを採用しています。
AD680JT は 0°C~70°C の動作仕様で、3 ピンの TO-92 パッケージ
を採用しています。
1
米国特許 No.4,902,959; 4,250,445; 4,857,862 により保護されていま
す。 .
Rev. H
3
2
1
+VIN VOUT GND
00813-004
AD6801 は、4.5 V~36 V の入力から固定 2.5 V 出力を発生するバン
ド・ギャップ・リファレンス電圧です。AD680 のアーキテクチャ
により、このリファレンスは非常に小さい静止電流で動作すると
同時に優れた DC 特性とノイズ性能を実現することができます。
高い安定性の薄膜抵抗の調整は、初期精度と温度係数に対して行
われるため、温度に対する誤差が小さくなります。
図2.TO-92 の接続図
製品のハイライト
1. 高精度。
AD680 バンド・ギャップ・リファレンス電圧は、競合する多く
の 2 端子リファレンスと同様に非常に小さい静止電流で動作し
ます。このため、この完結型高精度 AD680 は消費電力の厳しい
アプリケーション向けに最適です。
2. 小さい誤差。
初期精度と温度係数のレーザ・トリミングにより、外付け部品
なしで小さい温度誤差を実現しています。AD680AN と
AD680AR の最大変動は、−40°C~+85°C で 6.25 mV です。
3. 低ノイズ。
AD680 のノイズは小さく、0.1 Hz~10 Hz で 8 µV p-p (typ)です。
スペクトル密度も小さく、250 nV/√Hz (typ)です。
4. 温度トランスジューサ。
8 ピン・パッケージ・バージョンの温度出力ピンを使うと、
AD680 を温度トランスジューサとして使うことができます。
5. 低価格。
PDIP パッケージはボードへの機械実装が可能で、SOIC パッケ
ージは表面実装が可能です。TO-92 パッケージは 2 端子リファ
レンス電圧に対してコスト/パフォーマンスの優れた代替機能を
提供するため、2 端子リファレンス電圧が使用している同じパ
ッケージで完結型のソリューションを提供します。
アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に
関して、あるいは利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、
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電話 06(6350)6868
本
AD680
目次
仕様......................................................................................................... 3
負荷レギュレーション ..................................................................... 8
絶対最大定格 ......................................................................................... 4
温度性能............................................................................................. 8
出力保護............................................................................................. 4
温度出力ピン ..................................................................................... 9
ESDに関する注意 ............................................................................. 4
差動温度トランスジューサ ............................................................. 9
ピン配置およびピン機能説明 ............................................................. 5
データ・コンバータ用の低消費電力低電圧リファレンス .......... 9
動作原理................................................................................................. 6
5 V電源からの 4.5 Vリファレンス電圧 ........................................ 10
AD680 の応用 .................................................................................... 6
携帯機器用電圧レギュレータ ....................................................... 10
ノイズ性能......................................................................................... 6
外形寸法 ............................................................................................... 11
ターンオン時間................................................................................. 7
オーダー・ガイド ........................................................................... 12
ダイナミック性能............................................................................. 7
改訂履歴
8/05—Rev. G to Rev. H
Changes to Ordering Guide ............................................................... 11
12/04—Rev. F to Rev. G
Updated Format ......................................................................Universal
Changes to Ordering Guide ............................................................... 11
5/04—Rev. E to Rev. F
Changes to ORDERING GUIDE ........................................................ 3
5/03—Rev. D to Rev. E
Changes to ORDERING GUIDE ........................................................ 3
Added ESD Caution ............................................................................. 3
Changes to Figure 20............................................................................ 7
Updated OUTLINE DIMENSIONS ..................................................... 8
7/01—Rev. C to Rev. D
Changes to SPECIFICATIONS............................................................ 2
Changes to ORDERING GUIDE ......................................................... 3
Table I added ........................................................................................ 6
Rev. H
- 2/12 -
AD680
仕様
特に指定がない限り、TA = 25°C、VIN = 5 V。太字で示す仕様は、最終電気テストですべての製品ユニットについてテストされます。これ
らのテスト結果を使って、出荷品質レベルが計算されます。すべての min/max 仕様を保証します。
表1.
Parameter
OUTPUT VOLTAGE
Output Voltage, VO
Initial Accuracy, VOERR
AD680AN/AD680AR
Min
Typ
Max
AD680JN/AD680JR
Min
Typ
Max
2.495
−5
−0.20
2.490
−10
−0.40
OUTPUT VOLTAGE DRIFT1
0°C to 70°C
−40°C to +85°C
2.500
2.505
+5
+0.20
10
20
LINE REGULATION
4.5 V ≤ +VIN ≤ 15 V
(@ TMIN to TMAX)
15 V ≤ +VIN ≤ 36 V
(@ TMIN to TMAX)
2.500
2.510
+10
+0.40
10
25
25
40
40
40
40
LOAD REGULATION
0 < IOUT < 10 mA
(@ TMIN to TMAX)
Min
2.490
−10
−0.40
AD680JT
Typ
Max
Unit
2.500
2.510
+10
+0.40
V
mV
%
10
25
30
ppm/°C
ppm/°C
40
40
40
40
µV/V
µV/V
µV/V
µV/V
40
40
40
40
80
80
100
100
80
80
100
100
80
80
100
100
µV/mA
µV/mA
QUIESCENT CURRENT
(@ TMIN to TMAX)
195
250
280
195
250
280
195
250
280
µA
µA
POWER DISSIPATION
1
1.25
1
1.25
1
1.25
mW
OUTPUT NOISE
0.1 Hz to 10 Hz
Spectral Density, 100 Hz
8
250
10
8
250
10
8
250
10
µV p-p
nV/√Hz
50
nF
50
mA
CAPACITIVE LOAD
50
50
LONG-TERM STABILITY
25
SHORT-CIRCUIT CURRENT TO GROUND
25
50
596
2
660
540
+5
−5
TEMPERATURE PIN
Voltage Output @ 25°C
Temperature Sensitivity
Output Current
Output Resistance
TEMPERATURE RANGE
Specified Performance
Operating Performance2
1
2
540
−5
25
12
−40
−40
25
25
50
596
2
660
25
ppm/1,000 hr
mV
mV/°C
µA
kΩ
+5
12
+85
+85
0
−40
70
+85
0
−40
70
+85
°C
°C
最大出力電圧ドリフトはすべてのパッケージに対して保証されています。
動作温度範囲は、デバイスが動作する温度限界値として定義されます。規定の温度範囲の外側では、デバイスの性能が規定性能より低下することがあります。
Rev. H
- 3/12 -
AD680
絶対最大定格
表2.
Parameter
Rating
VIN to Ground
Power Dissipation (25°C)
Storage Temperature
Lead Temperature (Soldering, 10 sec)
Package Thermal Resistance θJA (All Packages)
36 V
500 mW
−65°C to +125°C
300°C
120°C/W
上記の絶対最大定格を超えるストレスを加えるとデバイスに恒久
的な損傷を与えることがあります。この規定はストレス定格の規
定のみを目的とするものであり、この仕様の動作のセクションに
記載する規定値以上でのデバイス動作を定めたものではありませ
ん。デバイスを長時間絶対最大定格状態に置くとデバイスの信頼
性に影響を与えます。
出力保護
出力は、GNDへの無限短絡と−VINへの瞬時短絡に対して保護され
ています。
ESDに関する注意
ESD(静電放電)の影響を受けやすいデバイスです。電荷を帯びたデバイスや回路ボードは、検知されないまま放電することが
あります。本製品は当社独自の特許技術である ESD 保護回路を内蔵してはいますが、デバイスが高エネルギーの静電放電を被
った場合、損傷を生じる可能性があります。したがって、性能劣化や機能低下を防止するため、ESD に対する適切な予防措置を
講じることをお勧めします。
Rev. H
- 4/12 -
AD680
ピン配置およびピン機能説明
TP* 1
8
TP*
AD680
7
TP*
TOP VIEW
(Not to Scale)
6
VOUT
5
NC
+VIN 2
TEMP 3
GND 4
00813-003
NC = NO CONNECT
* TP DENOTES FACTORY TEST POINT.
NO CONNECTIONS SHOULD BE MADE
TO THESE PINS.
図3.8 ピン PDIP と 8 ピン SOIC のピン配置
AD680
BOTTOM VIEW
(Not to Scale)
2
1
00813-004
3
+VIN VOUT GND
図4.接続図
表3.ピン機能の説明
ピン番号
記号
説明
1、7、8
TP
テスト・ポイント。出荷テスト・ピン。このピンには何も接続されていません。
2
+VIN
入力電圧。
3
TEMP
温度出力。
4
GND
グラウンド。
5
NC
未接続。
6
VOUT
出力電圧。
Rev. H
- 5/12 -
AD680
動作原理
バンド・ギャップ・リファレンス電圧は、低電源電圧動作に対す
る高性能ソリューションです。一般的な高精度バンド・ギャップ
は、リファレンス・コアとバッファアンプから構成されています。
新しい特許取得済みバンド・ギャップ・リファレンス・デザイン(
図 5)を採用したAD680 では、アンプとコア・バンド・ギャップ機
能とを組み合わせて、小型で完結的な高精度リファレンス電圧を
実現しています。
デバイスの中核は、絶対温度(PTAT)に比例する、意図的に大きく
した入力オフセットを持つ高ゲイン・アンプです。このオフセッ
トは、アンプ入力対 Q1 と Q2 の面積比により制御され、抵抗 R1
の両端に発生します。トランジスタ Q12 のベース―エミッタ間電
圧は、絶対温度(CTAT)特性に対して相補的です。抵抗 R2 および
抵抗 R3 と抵抗 R4 の並列組み合わせにより、R1 抵抗両端の PTAT
電圧が増幅されます。R3 抵抗と R4 抵抗を適切な比になるように
調整すると、2.5 V 出力に影響されない温度が得られます。これに
より、最小部品数で正確で安定な出力電圧が得られます。
+VIN
リファレンス電圧出力では、ADC や計装装置で広く採用されてい
るスイッチング回路からの高速な入力過渡電圧を処理することが
頻繁に必要とされます。この状況に関係する多くのダイナミック
問題は、シンプルな幾つかの技術を使って軽減することができま
す。リファレンス出力と負荷との間に直列抵抗を接続すると、過
渡電圧ソースからリファレンス出力をデカップリングする傾向が
あります。あるいは、比較的大きいコンデンサをリファレンス出
力とグラウンドとの間に接続すると、ダイナミック負荷で必要と
される電荷を供給または吸収する電荷保存素子として機能させる
ことができます。この場合には AD680 に対して 50 nF のコンデン
サを使用することが推奨されます。このコンデンサは、必要とさ
れる電荷の保存には十分大きく、かつリファレンス電圧の安定性
を乱さないためには十分小さい必要があります。
AD680 の 8 ピン PDIP パッケージ・バージョンと 8 ピン SOIC パッ
ケージ・バージョンには、温度出力ピンがあります。このピンの
電圧は、25°C で公称 596 mV です。このピンは、2 mV/°C の特性
で温度に比例する出力を提供します。
ノイズ性能
Q9
Q8
AD680 から発生するノイズは、0.1 Hz~10 Hz帯域で 8 µV p-p (typ)
以下です。図 6に、代表的なAD680 の 0.1 Hz~10 Hzでのノイズを
示します。ノイズの計測は、コーナー周波数 0.1 Hzの 1 極ハイパ
ス・フィルタとコーナー周波数 12.6 Hzの 2 極ローパス・フィルタ
から構成される帯域幅 9.922 Hzのバンドパス・フィルタを使って
行います。
Q11
Q3
Q4
VOUT
Q5
Q1
1
R1
Q2
R5
R3
8
C1
R2
Q10
1s
Q12
100
90
Q6
Q7
R4
R7
GND
00813-005
R6
TEMP
5V
図5.回路図
AD680 の応用
AD680 を動作させるときは、0.1 µF のコンデンサをできるだけ
AD680 の近くに接続して、+VIN ピンを GND ピンへバイパスする
必要があります。AD680 のグラウンド電流は 195 µA (typ)と小さ
いですが、AD680 の GND ピンとシステム・グラウンド・プレー
ンとの間を直接接続する必要があります。
Rev. H
- 6/12 -
10
0%
00813-006
AD680 は、実質的にすべての高精度リファレンス・アプリケーシ
ョンで使い易いデバイスです。電源を+VIN に入力し、GND ピンを
グラウンドに接続すると、VOUT に 2.5 V が出力されます。AD680
は 4.5 V~36 V の電源で動作する場合、必要とする電流は 250 µA
(typ)以下です。
図6.0.1~10 Hz でのノイズ
300 kHz帯域幅でのノイズは約 800 µV p-pです。図 7に、代表的な
AD680 の広帯域ノイズを示します。
AD680
500V
アプリケーションによっては、変化する負荷はその性質上抵抗性
と容量性になることがあります。あるいは、負荷が長い容量性ケ
ーブルで AD680 に接続されていることがあります。
50s
+VIN
100
90
0.1F
AD680
VOUT
VOUT
500V
VL
VOUT
0V
00813-009
249
図9.過渡負荷のテスト回路
10
00813-007
0%
図7.300 kHz での広帯域ノイズ
2V
50mV
5s
100
VL
90
ターンオン時間
パワーアップ(コールド・スタート)時、出力電圧が規定の誤差範囲
内で最終値に到達するために要する時間は、ターンオン・セトリ
ング・タイムとして定義されます。一般に、これに関係する 2 つ
の要素は、アクティブ回路の整定時間とチップの熱勾配の安定時
間です。AD680 の最終値 0.025%へのターンオン・セトリング・タ
イムは約 20 µsです(図 8)。
VOUT
10
5V
VIN
1mV
00813-010
0%
10s
図10.大スケール過渡応答
100
90
2V
VOUT
5mV
5s
100
VIN
90
10
00813-008
0%
VOUT
図8.ターンオン・セトリング・タイム
ダイナミック性能
図11.過渡負荷に対する小スケール・セトリング
AD680 のアンプ出力ステージは、非完結型リファレンスに比べて
優れたスタティックおよびダイナミックな負荷レギュレーション
を提供するようにデザインされています。図 9~図 11に、0 mA~
10 mAの負荷を駆動するAD680 出力アンプの特性を示します。リ
ファレンスに過渡電流をシンクさせると、セトリング・タイムが
大きくなります。
Rev. H
10
0%
00813-011
AD680 の熱セトリング特性には、小型なデザインが寄与していま
す。初期ターンオンに到達した後、出力は直線的に最終値に向か
います。出力は 25 ms 後に最終値の 0.01%以内に収まります。
- 7/12 -
AD680
温度性能
+VIN
AD680
CL
1000pF
VL
AD680 は、温度性能が重要となるリファレンス・アプリケーショ
ン向けにデザインされています。広範囲な温度テストとキャラク
タライゼーションにより、デバイス性能が規定の温度範囲で維持
されます。
VOUT
249
VOUT
0V
00813-012
0.1F
VOUT
図12.容量負荷での過渡応答テスト回路
図 13 に、1,000 pF、0 mA~10 mAの負荷を駆動するアンプの出力
特性を示します。
2V
5mV
温度に対するリファレンス電圧誤差の定義と規定について、紛ら
わしさがあります。従来、リファレンス電圧は 1°C あたりの最大
偏差(すなわち ppm/°C)を使ってキャラクタライズされてきました
が、標準ツェナー・リファレンス電圧(例えば“S”タイプ特性)の温
度特性に非直線性があるため、多くのメーカはデバイスの仕様に
最大誤差幅手法を採用するようになりました。この方法では、3
点以上の異なる温度で出力を測定して、出力電圧誤差幅を規定し
ます。
5s
2.501
SLOPE = TC
100
90
=
VOLTS (V)
VL
VOUT
2.500
=
VMAX – VMIN
(TMAX – TMIN)  2.5V  10–6
2.501 – 2.498
(85C – (–40C))  2.5V  10–6
= 9.6ppm/C
2.499
2.498
00813-013
図13.容量負荷での出力応答
図 14 に、AD680 の負荷レギュレーション特性を示します。
1mV
20
40
60
–10 0
TEMPERATURE (C)
80
100
図15.代表的な AD680AN/AD680AR の温度ドリフト
該当する温度範囲に対するボックスの最大高とデバイス・グレード
を 表 4に示します。これらの結果の再現には、テスト・システム内
に高精度と安定な温度制御の組み合わせが必要です。AD680 の評価
から、図 15に示すようなカーブが得られますが、出力の測定値は使
用するテスト装置に応じて変化します。
100s
100
VL
–30
図 15 に、AD680AN/ AD680ARの代表的な出力電圧ドリフトを示し
て、テスト方法を説明します。図 15のボックスは、左側と右側が
動作温度限界により制限され、上側と下側が動作温度範囲で測定
される最大出力電圧と最小出力電圧により制限されます。
負荷レギュレーション
1V
–50
00813-015
10
0%
90
表4.最大出力変化(mV)
Maximum Output Change (mV)
VOUT
10
00813-014
0%
図14.代表的な負荷レギュレーション特性
Rev. H
- 8/12 -
Device Grade
0°C to 70°C
−40°C to +85°C
AD680JN/AD680JR
AD680JT
AD680AN
4.375
5.250
Not applicable
Not applicable
Not applicable
6.250
AD680
温度出力ピン
AD680 の 8 ピン・パッケージ・バージョンでは、各デバイスのピ
ン 3 が温度出力ピンになっています。ピン 3 (TEMP)の出力は、温
度に比例して変化する電圧です。25°CでのVTEMPは 596 mVであり、
温度係数は 2 mV/°Cです。図 16に、温度に対するこのピンの出力
を示します。
この温度ピンは 12 kΩ の出力抵抗を持ち、リファレンス出力を阻
害することなく最大 5 µA のシンクまたはソース電流を供給する
ことができます。このため、TEMP ピンをこの値より小さいバイ
アス電流を持つ多くの安価なオペアンプでバッファすることがで
きます。
760
680
640
AD680 は、ADC や DAC と組み合わせて使用する最適な多くの機
能を持っています。低い電源電圧を使用しているため、リファレ
ンスのために高い電源電圧を追加する必要なしで 5 V 電源で動作
する今日のコンバータと AD680 を組み合わせて使用することがで
きるようになりました。AD680 は、小さい静止電流(195 µA)、完
結性、高精度の組み合わせを持つため、携帯型バッテリ駆動メー
タのような低消費電力アプリケーションに最適です。
AD7701はAD680 に適するADCです。図 18に、このコンバータの
リファレンス電圧として使用したAD680 を示します。AD7701は 16
ビットADCであり、化学、物理、または生物学プロセスを表す信
号のような、広いダイナミック・レンジを持つ低周波信号測定用
のデジタル・フィルタを内蔵しています。電荷平衡型(Σ-∆) ADC、
キャリブレーション・マイクロコントローラ、スタティックRAM、
クロック発振器、シリアル通信ポートも内蔵しています。
回路全体が±5 V電源で動作します。AD7701の消費電力は 25 mW
(typ)であり、AD680 の消費電力(1 mW)と組み合わせた回路全体の
消費電力はわずか 26 mWです。
600
560
+5V
ANALOG
SUPPLY
520
440
–50 –40 –30 –20 –10
0 10 20 30 40
TEMPERATURE (C)
50
60
70
80
10F
AD7701
AVDD
00813-016
480
0.1F
VIN
90
VOUT
0.1F
SLEEP
VREF
AD680
図16.TEMP ピンの伝達特性
DVDD
DRDY
GND
CS
SCLK
差動温度トランスジューサ
図 17 に、AD680 を使用して温度変化を測定できる差動温度トラ
ンスジューサを示します。この回路は 5 V電源で動作します。
AD680 のTEMPピンから得られる温度に依存する電圧を 5 倍に増
幅して、フルスケール範囲と電流ソース能力を大きくすることが
できます。ゲイン= 5 は、出力が 10 mV/°Cで変化するようにトリ
ム・ポテンショメータを調整することにより実現することができ
ます。温度に対する抵抗変化を小さくするときは、金属薄膜抵抗
のような低温度係数の抵抗を使ってください。
2
5V
AD680
3 +
2 –
GND
7
OP90
6
VOUT
= 10mV/C
T
4
4
RF
6.98k
1%
RBP
100
00813-017
RB
1.69k
1%
図17.差動温度トランスジューサ
Rev. H
CAL
ANALOG
INPUT
AIN
ANALOG
GND
AGND
SDATA
READ (TRANSMIT)
SERIAL CLOCK
SERIAL DATA
CLKIN
CLKOUT
SC1
SC2
0.1F
DGND
AVSS
0.1F
DATA READY
10F
0.1F
DVSS
図18.16 ビットADC (AD7701 )に対する低消費電力の低電圧リファレ
ンス
VIN
TEMP 3
BP/UP
CALIBRATE
–5V
ANALOG
SUPPLY
5V
0.1F
RANGE
SELECT
0.1F
MODE
00813-018
TEMP PIN VOLTAGE (mV)
720
データ・コンバータ用の低消費電力低電圧リファ
レンス
- 9/12 -
AD680
5 V電源からの 4.5 Vリファレンス電圧
携帯機器用電圧レギュレータ
AD680 は、低消費電力の 4.5 Vリファレンスを供給するために使
用することができます(図 19)。AD680 の他にこの回路では、低消
費電力オペアンプと、4.7 Vまでの低い電源電圧に対して安定化し
た 4.5 V出力を提供する帰還構成のトランジスタを使用していま
す。高品質の 10 µFタンタル・コンデンサ(C1)と 0.1 µFのセラミッ
ク・コンデンサ(C2)との並列接続および 3.9 Ωの抵抗(R5)により、
約 50 MHzまで低出力インピーダンスを保証しています(図 19参
照)。
AD680 は、携帯機器用電源での安定な低価格低消費電力リファレ
ンス電圧の供給に最適です。図 20に、低出力ノイズ(スイッチ・
モード・デザインと比較して)と低消費電力だけでなく、電流サー
ジからの非常に高速な回復機能を持つ電圧レギュレータ内での
AD680 の使い方を示します。出力コンデンサの選択には注意が必
要です。ESR (実効直列抵抗)が大き過ぎると、回路の安定性が損な
われます。C1 とC2 には、それぞれ固体タンタル・コンデンサ(16
V以上)とアルミニウム電解コンデンサ(10 V以上)の使用が推奨さ
れます。また、C1 とC2 のグラウンド側からR1 のグラウンド側へ
のパスは、できるだけ短くする必要があります。
4.7V TO 15V
CC
3.3F
2N2907A
VIN
VOUT
AD680
GND
3
2
4
6
V–
CF
0.1F
R2
2.5k
1%
0.1F
OUT
OP90
–IN
CHARGER
INPUT
7 V+
R4
3.57k
+
C1
10F
C2
0.1F
R5
3.9
R1
2k
1%
図19. 5 V 単電源で動作する 4.5 V リファレンス電圧
R3
510k
2
6V +
LEAD-ACID
BATTERY
VIN
VOUT 6
AD680
00813-019
0.1F
+IN
TEMP 3
GND
2 –
7
OP777
3 +
6
IRF9530
4
4
R2
402k 1%
R1
402k 1%
+
C1
+
68F
TANT
図20.携帯機器向けの電圧レギュレータ
Rev. H
- 10/12 -
C2
1000F
ELECT
00813-020
R3
1k
AD680
外形寸法
0.400 (10.16)
0.365 (9.27)
0.355 (9.02)
8
5
1
5.00 (0.1968)
4.80 (0.1890)
8
4.00 (0.1574)
3.80 (0.1497) 1
0.25 (0.0098)
0.10 (0.0040)
0.325 (8.26)
0.310 (7.87)
0.300 (7.62)
PIN 1
0.100 (2.54)
BSC
5
6.20 (0.2440)
4 5.80 (0.2284)
1.27 (0.0500)
BSC
4
0.280 (7.11)
0.250 (6.35)
0.240 (6.10)
1.75 (0.0688)
1.35 (0.0532)
0.51 (0.0201)
COPLANARITY
SEATING 0.31 (0.0122)
0.10
PLANE
0.50 (0.0196)
 45°
0.25 (0.0099)
8°
0.25 (0.0098) 0° 1.27 (0.0500)
0.40 (0.0157)
0.17 (0.0067)
COMPLIANT TO JEDEC STANDARDS MS-012AA
CONTROLLING DIMENSIONS ARE IN MILLIMETERS; INCH DIMENSIONS
(IN PARENTHESES) ARE ROUNDED-OFF MILLIMETER EQUIVALENTS FOR
REFERENCE ONLY AND ARE NOT APPROPRIATE FOR USE IN DESIGN
図21. 8 ピン標準スモール・アウトライン・パッケージ[SOIC]
ナロー・ボディ
(R-8)
寸法: mm (インチ)
0.210 (5.33)
0.170 (4.32)
0.205 (5.21)
0.175 (4.45)
0.050 (1.27)
MAX
0.019 (0.482)
SQ
0.016 (0.407)
0.060 (1.52)
MAX
0.210
(5.33)
MAX
0.150 (3.81)
0.130 (3.30)
0.115 (2.92)
0.015
(0.38)
MIN
0.015 (0.38)
GAUGE
PLANE
SEATING
PLANE
0.022 (0.56)
0.018 (0.46)
0.014 (0.36)
0.005 (0.13)
MIN
図22. 8 ピン・プラスチック・デュアルインライン・パッケージ[PDIP]
ナロー・ボディ
(N-8)
寸法:インチ(mm)
0.165 (4.19)
0.125 (3.18)
0.055 (1.40)
0.045 (1.15)
2
1
0.115 (2.92)
0.080 (2.03)
0.500 (12.70) MIN
0.115 (2.92)
0.080 (2.03)
BOTTOM VIEW
COMPLIANT TO JEDEC STANDARDS TO-226AA
CONTROLLING DIMENSIONS ARE IN INCHES; MILLIMETER DIMENSIONS
(IN PARENTHESES) ARE ROUNDED-OFF EQUIVALENTS FOR
REFERENCE ONLY AND ARE NOT APPROPRIATE FOR USE IN DESIGN
図23. 3 ピン・プラスチック・ヘッダー型パッケージ[TO-92]
(T-3)
寸法:インチ(mm)
Rev. H
- 11/12 -
0.430 (10.92)
MAX
COMPLIANT TO JEDEC STANDARDS MS-001-BA
CONTROLLING DIMENSIONS ARE IN INCHES; MILLIMETER DIMENSIONS
(IN PARENTHESES) ARE ROUNDED-OFF INCH EQUIVALENTS FOR
REFERENCE ONLY AND ARE NOT APPROPRIATE FOR USE IN DESIGN.
CORNER LEADS MAY BE CONFIGURED AS WHOLE OR HALF LEADS.
0.105 (2.66)
0.095 (2.42)
SEATING
PLANE
0.014 (0.36)
0.010 (0.25)
0.008 (0.20)
0.070 (1.78)
0.060 (1.52)
0.045 (1.14)
3
0.135 (3.43)
MIN
0.195 (4.95)
0.130 (3.30)
0.115 (2.92)
AD680
オーダー・ガイド
Initial
Accuracy
Model
Output
Voltage
VO (V)
(mV)
AD680AR
AD680AR-REEL
AD680AR-REEL7
AD680ARZ1
AD680ARZ-REEL71
AD680JR
AD680JR-REEL7
AD680JRZ1
AD680JRZ-REEL71
AD680AN
AD680ANZ1
AD680JN
AD680JNZ1
AD680JT
AD680JTZ1
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
5
5
5
5
5
10
10
10
10
5
5
10
10
10
10
1
(%)
Temperature
Coefficient
(ppm/°C)
Package
Description
Package Option
0.20
0.20
0.20
0.20
0.20
0.40
0.40
0.40
0.40
0.20
0.20
0.40
0.40
0.40
0.40
20
20
20
20
20
25
25
25
25
20
20
25
25
30
30
SOIC
SOIC
SOIC
SOIC
SOIC
SOIC
SOIC
SOIC
SOIC
PDIP
PDIP
PDIP
PDIP
TO-92
TO-92
R-8
R-8
R-8
R-8
R-8
R-8
R-8
R-8
R-8
N-8
N-8
N-8
N-8
T-3
T-3
Z = 鉛フリー製品
Rev. H
- 12/12 -
Parts per
Reel
2,500
1,000
1,000
1,000
1,000
Temperature Range
(°C)
−40 to +85
−40 to +85
−40 to +85
−40 to +85
−40 to +85
0 to 70
0 to 70
0 to 70
0 to 70
−40 to +85
−40 to +85
0 to 70
0 to 70
0 to 70
0 to 70