データシート

マイクロウェルスライド
A10657-01
特 長
●ウェルの容量が25 µLのため、少量の試料で計測が可能
●底面はカバーガラスとなっており、倒立顕微鏡で底面からの
計測や観測が可能
●英字・数字の刻印により、
ウェルの位置識別が容易
●材質がガラスのため、
自家蛍光が少ない
●蛍光相関分光法 (FCS) の測定に最適
仕 様
材質
項目
スライドガラス部
カバーガラス部
内容 / 値
ソーダライムガラス
硼硅酸ガラス
21 (3 × 7)
25 µL
トップ 4 mm、
ボトム 3 mm
3.1 mm
0.12 mm ∼ 0.17 mm
1.525
57.2 mm × 25.4 mm × 3.4 mm
未処理 *
10枚
ウェル数
ウェル内の容量
ウェル径
ウェル深さ
底面(カバーガラス)厚
カバーガラス屈折率
外形寸法
滅菌
包装
使用例
●蛍光相関分光ユニット
NOTE: * オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)が3回まで可能です
(121 °C、103 kPa、20分)。
●倒立顕微鏡
外形寸法図(単位: mm)
57.2
R1.0
P5.0 × 6=30.0
2.0
R1.0
2
3
4
5
6
7
24.0
B
C
50.0
4.0
注意
超音波洗浄は、1回のみとしてください。
(超音波洗浄は15分
以内。)
ビーカー等に入れて洗浄する場合、
ガラス同士が直接当たり
ますと、
カバーガラス表面への微小なキズ(クラック)の原因に
なりますので、
ご注意ください。
3-R1.0
10 °
3.4
25.4
5.0 5.0
2.0
1
A
3.0
カバーガラス
TOTHA0003JA
マイクロウェルスライド A10657-01
測定例
■測定例 1: EGFP発現・非発現HeLa細胞のMitoTracker Deep Red 633 FMによる染色
・装置 :共焦点レーザ走査型顕微鏡
・試料 :HeLa細胞(EGFP発現・非発現)
・染色色素:MitoTracker Deep Red 633 FM
(Molecular Probes, M22426)
(Ex 644 nm, Em 665 nm)
・染色条件:100 nM in OPTI-MEM
37 °C, 5 %CO2, 20 min
C-Apo 40 × /1.2 W
レーザ
He-Ne 633 nm 3 %
Ar 488 nm 1 %
HFT UV/488/543/633
NFT 635 VIS
BP 500-550 IR
HFT: 第1ダイクロイックミラー
NFT: 第2ダイクロイックミラー
BP : バンドパスフィルタ
LP : ロングパスフィルタ
LP 650
Intensity (× 105 s-1)
■測定例 2: HeLa細胞内のFCS測定
5
・装置 :共焦点レーザ走査型顕微鏡
・試料 :EGFP発現HeLa細胞(細胞質)
4.5
4
・励起光 :Ar+レーザ: 488 nm
・蛍光フィルタ:500 nm ∼ 550 nm
0
5
10
15
Time (s)
・測定時間:15 s × 5 times
自己相関関数 G (τ)
1.010
1.005
1.000
100
102
104
106
τ (µs)
資料提供: 北海道大学大学院先端生命科学研究院 細胞機能科学分野
坂田啓司氏、内田真希代氏、金城政孝 教授
※この資料の内容は、平成21年4月現在のものです。仕様・性能は改良のため予告なく変更することがあります。
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APR. 2009 IP