IBM Connections 4.0 CR2 適用ガイド Windows Server 2008 Enterprise Edition 64bit 版 Ver 1.0 2013 2013/03 発行 <目次> 1. はじめに ..................................................................................................................... 3 1-1. 序文 ................................................................ ...................................................................... ...................................... 3 1-2. 前提 ................................ ................................................................ ...................................... ...................................... 4 1-3. 全体の流れ ................................................................ ................................................................ 5 2. 2-1. 2-2. 2-3. 2-4. 3. 事前作業 .................................................................................................................... 6 必要モジュールの用意 必要モジュールの用意 ...................................................... ...................................................... 6 IBM Connections サーバーの停止 ............................................. ............................................. 7 現環境のバックアップ ...................................................... ...................................................... 7 Update Update Installer の更新と Fix の配置 ........................................ ........................................ 7 CR2 の適用.................................................................................................................. 8 の適用 3-1. 適用作業 ................................................................ .................................................................. .................................. 8 4.CR2 適用後作業 .............................................................................................................. 13 4-1. 4-2. 4-3. 4-4. 4-5. 4-6. 4-7. 4-8. WAS キャッシュの削除................................ キャッシュの削除 ...................................................... ...................................................... 13 Homepage データベースの更新 ............................................... ............................................... 13 LotusConnections LotusConnectionsions-config.xml の編集 ........................................ ........................................ 16 Cognos アプリケーションの更新 ............................................. ............................................. 17 カスタマイズの戻し ....................................................... ....................................................... 23 ノードの同期 ............................................................. ............................................................. 24 IBM Connections サーバーの起動 ............................................ ............................................ 25 Metrics 初期カウント値の設定 .............................................. .............................................. 25 1. はじめに 1-1. 序文 当資料は、導入済みの IBM Connections 4.0 に、2012 年 12 月に公開された CR2 を適用する手順書で す。 CR2 は Fix 適用後に様々な事後処理が必要となるため、それらの処理を含めた手順を記述します。 <<注意事項>> 当資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニア リング株式会社の正式なレビューを受けておりません。当資料は正式なマニュアルをはじめとする ドキュメントの補完資料として参照して下さい。 当資料は、製品の特定バージョンを使ってテストをした結果を基に記述しています。今後のPTF, Fix Packの適用により動作が当資料に記述された内容とは異なってくる可能性がありますのでご了承 下さい。 当資料は、Windows Server 2008 Enterprise Edition 64bitでのみ稼働確認を行っております。他 のオペレーティング・システムでの手順につきましては、マニュアルを参照下さい。 資料中、以下の略称を使用する場合があります。 略称 Connections WAS WAS ND DB2 正式名称 IBM Connections WebSphere Application Server WebSphere Application Server Network Deployment DB2 Universal Database 1/27 1-2. 前提 当資料では、以下の環境にCR2を適用することを想定した手順を記述します。 IBM Connections サーバーは 1 台のシングル・クラスター構成で、DM と同じ WAS 上に同居しています。 導入済みのミドルウェアは以下の通りです。 マシン名 ic4.ise.com 略称 【IC】 ic4db.ise.com 【DB/LDAP】 ic4cognos.ise.com 【Cognos】 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 導入製品 WebSphere Application Server Network Deployment 7.0.0.25 IBM HTTP Server 7.0.0.25 IBM Connections 4.0 IBM Connections Mail 1.0 FP1(※) FP1(※) IBM DB2 Enterprise Server Edition 9.7 FP5 IBM Tivoli Directory Server 6.2 FP2 IBM Tivoli Directory Integrator 7.0 FP6 IBM Lotus Domino 8.5.3(Connections Mail に 必要な Fix を適用済み) WebSphere Application Server 7.0.0.25 IBM Cognos Business Intelligence Server 10.1.1 FP1 IBM Cognos Business Intelligence Transformer 10.1.1 ※IBM Connections Connections 4.0 CR2 を適用すると、Connections を適用すると、Connections Mail のバージョン要件は 1.0 FP1 以上となり ます。もし FP1 を適用していない場合は、使用不可となりますのでご注意ください。 2/27 ミドルウェア関連ディレクトリーは以下の通りです。 内容 パス IBM Connections インストール・ディレクトリー C:\IBM\Connections WAS インストール・ディレクトリー C:\IBM\WebSphere\AppServer Deployment Manager プロファイル・ディレクトリー C:\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\Dmg r01 IBM Connections ノード プロファイル・ディレク C:\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\App トリー Srv01 DB2 インストール・ディレクトリー C:\IBM\SQLLIB Cognos セットアップ・ディレクトリー C:\CognosSetup ミドルウェア関連ユーザー情報は以下の通りです。 内容 WAS 管理者 DB2 管理者 データベース接続ユーザー Cognos 管理者 ユーザー名/ ユーザー名/パスワード wasadmin/passw0rd db2admin/passw0rd LCUSER/passw0rd cognosadmin/passw0rd 1-3. 全体の流れ CR2適用とその前後の作業の流れは以下の通りです。 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 必要モジュールの用意 IBM Connectionsサーバーの停止 現環境のバックアップ Update Installerの更新とFixの配置 CR2の適用 WASキャッシュの削除 Homepageデータベースの更新 LotusConnections-config.xmlの編集 Cognosアプリケーションの更新 カスタマイズの戻し ノードの同期 IBM Connectionsサーバー起動 Metrics初期カウント値の設定 手順1-4を「2.事前作業」、手順5を「3.CR2の適用」、手順6-13を「4.CR2適用後作業」にて記述し ます。 3/27 2. 事前作業 2-1. 必要モジュールの用意 まず、CR2 と適用に必要なモジュールの用意を行います。 ①Fix Fix Central(http://www.ibm.com/support/fixcentral)から以下の Fix をダウンロードしてくださ い。 4.0.0.0-IC-Multi-Activities-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-BLOGS-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-BOOKMARKS-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-COMMON-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-Communities-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-Container-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-Files-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-Forums-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-Homepage-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-Metrics-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-MobileAdmin-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-News-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-Search-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-Wikis-CR2-LO72170 4.0.0.0-IC-Multi-COMMON-IFLO73212(※) ※IFL073212 は CR2 には含まれませんが、CR2 リリース後に出た個別 Fix ですので、適用してください。 ②Update Installer IBM Connections の Update Installer を最新バージョン(最低でもバージョン 20121204 以上)に更 新します。モジュールは Fix と同様、Fix Central から入手できます。現時点での最新バージョンは以 下です。 4.0.0.0-IC-Multi-UPDI-20130129 ③Homepage データベース更新用 SQL ファイル CR2 適用後、Homepage データベースのスキーマを更新する必要があります。以下リンク先に更新用 SQL ファイルが添付されていますので、ご使用のデータベース製品にあったファイル(当資料の場合は DB2 用ファイル)をダウンロードしてください。 [IBM Connections 4.0 Cumulative Refresh 2 (CR2) and higher require database updates] http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21616619 4/27 2-2. IBM Connections サーバーの停止 IBM Connectionsサーバーを停止します。 Deployment ManagerおよびNode Agentは起動したままとしてください。 2-3. 現環境のバックアップ CR2の適用によって問題が発生した場合に備えて、適用前の状態をバックアップします。バックアッ プ方法については以下リンク先を参照してください。 [IBM Connectionsのバックアップ] http://infolib.lotus.com/resources/connections/4.0.0/doc/ic400abd001/ja_jp/html-wrapper.htm l#t_back-up 特に重要なのが、カスタマイズしたファイルのバックアップです。Fixの適用によって、構成ファイ ル等が上書きされて製品デフォルト状態に戻ることがあります。その場合は、更新後に手動で再度カス タマイズを実施する必要があります。 CR2ではopensocial-config.xmlファイルが上書きされることが明記されていますので、このファイル を編集している場合は、必ずファイルそのものをバックアップするか、編集した箇所がわかるように記 録しておいてください。また、Connections Mailのheader.jspをカスタマイズしている場合は、その内 容も上書きされてしまいますので、変更内容をバックアップしてください。 上記以外のファイルについても、念のため変更箇所が後から確認できる状態にしておくことを推奨し ます。 2-4. Update Installer の更新と の更新と Fix の配置 「2-1.必要モジュールの用意」で入手したモジュールを使用して、Update Installerの更新を行いま す。 1. 既存の Update Installer ディレクトリー(当資料では C:\ C:\IBM\ IBM\Connections\ Connections\updateInstaller)を updateInstaller バックアップします。 2. Update Installer は ZIP ファイル形式でダウンロードできますので、それを展開し、既存の updateInstaller ディレクトリーと置き換えます。 3. 適用する Fix を以下のディレクトリーにコピーしておきます。 C:\ C:\IBM\ IBM\Connections\ Connections\updateInstaller\ updateInstaller\fixes 5/27 3. CR2 の適用 3-1. 適用作業 Update Installer を使用して CR2(および関連する個別 Fix)の適用を行います。 1. 【IC】マシン上でコマンド・プロンプトを開き、C: C:\ C:\IBM\ IBM\WebSphere\ WebSphere\AppServer\ AppServer\bin に移動します。 2. 以下のコマンドを実行し、WebSphere 環境変数を設定します。 >setupCmdLine.bat 3. そのまま同じコマンド・プロンプトで C:\ C:\IBM\ IBM\Connections\ Connections\updateInstaller に移動します。 4. 以下のコマンドを実行し、IBM Connections 更新ウィザードを起動します。 >updateWizard.bat 5. 更新ウィザードが起動したら「次へ 次へ」を押します。 次へ 6/27 6. 更新の選択画面が表示されます。以下の通り入力して「次へ 次へ」を押します。 次へ 更新操作の選択: 「更新のインストール」にチェック 「更新のインストール」にチェック ディレクトリー・パス: C:\ C:\IBM\ IBM\Connections\ Connections\updateInstaller\ updateInstaller\fixes 7. 適用する Fix の選択画面が表示されます。 「すべて選択 すべて選択」にチェックを入れて「次へ 次へ」を押します。 すべて選択 次へ 7/27 8. 以下のような警告画面が表示されます。 一つ目の警告文には CR2 適用後にデータベースの更新を行う必要がある旨と、参考ページの URL が 記述されています。不明点があったときに参照できるよう、参考ページの URL を控えておいてくだ さい。 また、二つ目の警告文にはカスタマイズ内容をすべてバックアップする必要がある旨が記述されて います。バックアップが完了していることを再度確認し、 「IBM IBM Connections アプリケーション・フ ァイルへのすべての変更内容をバックアップしました。この変更内容を再度マージする必要がある ことを認識しています。」を選択して「OK OK」を押します。 OK 9. WebSphere 管理ユーザー画面が表示されます。ここでは以下の通り入力して「次へ 次へ」を押します。 次へ 管理者ユーザーID wasadmin 管理者ユーザーID: ID: パスワード: passw0rd 8/27 10. 検証結果が表示されます。以下画面のように成功したら、「OK OK」を押して戻った画面で「次へ 次へ」を OK 次へ 押してください。失敗した場合は入力内容が正しいかどうか確認してください。 11. 更新アクションの要約と確認画面が表示されます。内容に問題がないことを確認し、 「インストー インストー ル」を押します。 ※環境にも依存しますが、比較的時間がかかる処理です。当資料で使用した環境では約 30 分かか りました。 9/27 12. インストールが完了すると以下のような画面が表示されます。「終了 終了」を押してウィザードを閉じ 終了 ます。 以上で CR2 および関連する個別 Fix の適用作業は完了です。 続けて、CR2 適用後に必要な作業を実施します。 10/27 4.CR2 適用後作業 4-1. WAS キャッシュの削除 CR2 に限らず、Fix を適用した後は、必ず WAS のキャッシュを削除する必要があります。 エクスプローラで C:\ C:\IBM\ IBM\WebSphere\ WebSphere\AppServer\ AppServer\profiles\ profiles\AppSrv01\ AppSrv01\temp および C:\ C:\IBM\ IBM\WebSphere\ WebSphere\AppServer\ AppServer\profiles\ profiles\AppSrv01\ AppSrv01\wstemp に移動し、フォルダーの中身を削除します。 ※環境によっては wstemp ディレクトリーが存在しないこともあります。 4-2. Homepage データベースの更新 続けて、Homepage データベースの更新を行います。 1. 【DB】マシンにデータベース管理者ユーザー(ここでは、「db2admin db2admin」 db2admin )でログインします。 2. スタートメニューから DB2 のコマンド・ウィンドウを起動します。 3. 以下のコマンドを実行し、アプリケーションと DB2 の接続を切断します。 >db2 force application all 4. 以下のコマンドを実行し、HOMEPAGE データベースに接続します。 >db2 connect to HOMEPAGE 11/27 5. 以下のコマンドを実行し、HOMEPAGE データベースをバックアップします。ここでは、予め作成した C:\temp\dbbk というディレクトリーにバックアップを作成します。 >db2backup db HOMEPAGE to C:\ C:\temp\ temp\dbbk 6. 「2-1.必要モジュールの用意」でダウンロードした SQL ファイルを、C: C:\ C:\IBM\ IBM\SQLLIB\ SQLLIB\BIN に配置し ます。 7. コマンド・プロンプトを開いて、以下を実行し c:\IBM\SQLLIB\BIN へ移動します。 >cd C:\ C:\IBM\ IBM\SQLLIB\ SQLLIB\BIN 8. 以下のコマンドを実行します。 このコマンドは、DB2 コマンド行プロセッサーを開き、ユーザー の DB2 特権の設定も行います。このコマンドの実行結果は、以下のイメージとなります。 >db2cwadmin.bat 9. 前の手順で開いたコマンド行プロセッサーで以下のコマンドを実行し、データベースの更新を行い ます。 >db2 –tvf upgradeupgrade-4040-40CR2.sql 12/27 10. コマンドが正常に完了すると以下のような画面になります。 11. コマンド完了後、続けて以下のコマンドを実行します。更新が成功していたら「132」という値が 返されます。 >db2 connect to HOMEPAGE >db2 SELECT DBSCHEMAVER FROM HOMEPAGE.HOMEPAGE_SCHEMA 13/27 4-3. LotusConnectionsLotusConnections-config.xml の編集 次に、IBM Connections の構成ファイルを更新します。 1. 以下のディレクトリーにある LotusConnectionsLotusConnections-config.xml ファイルをバックアップしてください。 C:\ C:\IBM\ IBM\WebSphere\ WebSphere\AppServer\ AppServer\profiles\ profiles\Dmgr01\ Dmgr01\config\ config\cells\ cells\ic4Cell01 \LotusConnectionsLotusConnections-config ※バックアップの際はファイルの拡張子を変えるか、他のディレクトリーに移動させてください。拡張 子を変えずに同じディレクトリーにコピーを置いておくとそちらが読み込まれる場合があります。 2. コマンド・プロンプトを開き、以下のディレクトリーに移動します。 C:\ C:\IBM\ IBM\WebSphere\ WebSphere\AppServer\ AppServer\profiles\ profiles\Dmgr01\ mgr01\bin 3. 以下のコマンドを実行し、wsadmin クライアントを開始します。 >wsadmin.bat –lang jython –user wasadmin –password passw0rd 4. 以下のコマンドを実行します。 >execfile(" execfile("connectionsConfig.py" connectionsConfig.py") 5. 以下のコマンドを実行し、Connections 構成ファイルをチェックアウトします。 >LCConfigService.checkOutConfig(" LCConfigService.checkOutConfig("C:/temp" C:/temp","ic4Cell01" ic4Cell01") 6. C:\temp\LotusConnections-config.xml ファイルを開いて、以下の太字部分の編集を行います。 (編集前) 編集前) <sloc:serviceReference acf_config_file="acf acfacf-config.xml" config.xml bootstrapHost="" bootstrapPort="" clusterName="ic4cluster" enabled="true" person_card_service_name_js_eval="generalrs.label_personcard_dogearlink" person_card_service_url_pattern="/html?userid={userid}" serviceName="dogear" ssl_enabled="true"> (編集後) 編集後) <sloc:serviceReference acf_config_file="acf acfacf-configconfig-nf.xml nf.xml" .xml bootstrapHost="" bootstrapPort="" clusterName="ic4cluster" enabled="true" person_card_service_name_js_eval="generalrs.label_personcard_dogearlink" person_card_service_url_pattern="/html?userid={userid}" serviceName="dogear" ssl_enabled="true"> 14/27 7. 変更が完了したらファイルを保存し、手順 5 までで使用していたコマンド・プロンプトで以下のコ マンドを実行して、Connections 構成ファイルをチェックインします。 >LCConfigService.checkInConfig() LCConfigService.checkInConfig() 以上で LotusConnections-config.xml の編集は完了です。 4-4. Cognos アプリケーションの更新 当手順書の環境のように、Cognos を使用している場合は、Cognos アプリケーションの更新が必要に なります。 1. 【IC】マシンにある「lc.metrics.cognos.api.jar lc.metrics.cognos.api.jar」ファイルを【Cognos】マシンにコピーします。 lc.metrics.cognos.api.jar コピー元・コピー先のディレクトリーは以下の通りです。 [コピー元] C:\ C:\IBM\ BM\Connections\ Connections\metrics\ metrics\metrics\ metrics\metrics\ metrics\installableApps [コピー先] C:\ C:\CognosSetup\ CognosSetup\BIBI-Customization\ Customization\JAR 2. 【Cognos】マシンで C:\ C:\CognosSetup\ CognosSetup\cognoscognos-setup.properties を開き、設定されている内容に問 題がないことを確認します。 3. コマンド・プロンプトを開き、C: C:\ C:\CognosSeup に移動します。 4. 以下のコマンドを実行し、 Cognos アプリケーションの EAR ファイルを更新します(間で改行はせず、 一行で入力します) 。 >cognoscognos-setupsetup-update.bat -was.local.admin.password=passw0rd -cognos.admin.password=passw0rd -cognos.db.password=passw0rd -metrics.db.password=passw0rd 15/27 5. 更新が完了すると以下のような画面になります。エラーがないことを確認してください。エラーが あった場合は cognos-setup.properties を確認・修正するなどの対応を行った後、再度手順 4 のコ マンドを実行してください。 6. DM の管理コンソールにログインします。 ユーザーID ユーザーID: wasadmin ID: パスワード: passw0rd 16/27 7. 「アプリケーション アプリケーション」→「WebSphere WebSphere エンタープライズ・アプリケーション」を開き、 「Cognos Cognos」 アプリケーション エンタープライズ・アプリケーション Cognos を選択して「更新 更新」を押します。 更新 8. アプリケーション更新の準備画面が表示されます。「アプリケーション全体を置換する アプリケーション全体を置換する」が選択さ アプリケーション全体を置換する れた状態で「ローカル・ファイル・システム ローカル・ファイル・システム」を選択します。絶対パス入力のために「参照 参照... ローカル・ファイル・システム 参照...」 ... ボタンを押します。 9. ファイル選択画面が開きます。C: C:\ 「開く 開く」を押します。 C:\IBM\ IBM\Cognos64\ Cognos64\cognos.ear を選択し、 開く 17/27 10. その他は何も選択せず、 「次へ 次へ」を押します。 次へ 11. 次の画面はデフォルトのままで「次へ 次へ」を押します。 次へ 18/27 12. 次の画面もデフォルトのままで「次へ 次へ」を押します。 次へ 13. 次の画面もデフォルトのままで「次へ 次へ」を押します。 次へ 19/27 14. 要約画面が表示されます。内容を確認し、「終了 終了」を押します。 終了 15. アプリケーションの更新が開始されます。 20/27 16. 更新が完了すると以下のような画面が表示されます。「保存 保存」リンクをクリックします。 保存 以上で Cognos アプリケーションの更新は完了です。 4-5. カスタマイズの戻し CR2 適用前の環境で何らかのカスタマイズを行っていた場合は、それらが保持されているかどうかの 確認を行います。CR2 適用によって製品デフォルト状態に戻ってしまっている箇所があった場合は、手 動で再度カスタマイズ作業を行ってください。 「2-3.現環境のバックアップ」に記述した通り、opensocial-config.xml ファイルは必ず製品デフォ ルト状態に戻っています。外部への接続試行の無効化( 「IBM Connections 4.0 導入手順書」参照 http://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/2012_ic40_install_manual.html)など opensocial-config.xml ファイルの編集を行っている場合は再度の編集を行ってください。 同様に、Connections Mail の header.jsp ファイルも製品デフォルト状態に戻っていますので、カス タマイズを行っていた場合は再度の変更を行ってください。 21/27 4-6. ノードの同期 ここまでの作業が完了したら、全ノードの同期を行います。 1. DM の管理コンソールにログインします。 ユーザーID wasadmin ユーザーID: ID: パスワード: passw0rd 2. 「システム管理 システム管理」→「ノード ノード」を開き、 「ic4Nodeo1 ic4Nodeo1」横のチェックボックスを選択して「完全な再 完全な再 システム管理 ノード ic4Nodeo1 同期」を押します。 同期 3. 同期が開始したことを確認します。 同期の進行状況は、C: C:\ C:\IBM\ IBM\WebSphere\ WebSphere\AppServer\ AppServer\profiles\ profiles\AppSrv01\ ppSrv01\logs\ logs\nodeagent\ nodeagent\SystemOut.log で確認できます。 22/27 4-7. IBM Connections サーバーの起動 ノードの同期が完了したら、Connections サーバーを起動します。 正常に起動したら、Connections にアクセスできることを確認します。以下アクセス先 URL の例です。 http://ic4.ise.com/profiles http://ic4.ise.com/profiles 4-8. Metrics 初期カウント値の設定 サーバー起動後に、Metrics 用初期カウント値の設定を行います。 当作業は、サーバーに負荷をかける可能性がありますので、ユーザーアクセスが少ないタイミングで行ってくだ さい。 当作業の実施方法は 2 つあります。コミュニティー数およびユーザー数がそれほど多くない環境であ れば、全処理を一気に行う 1 つ目の方法が手順が少なく容易です。コミュニティー数やユーザー数が多 い大規模環境の場合は、一気に行おうとするとタスクの実施に長時間かかったり、サーバーがハングし たりする可能性がありますので、処理を複数のステップに分けて行う 2 つ目の手順を実施してください。 ①全処理を一気に行う方法 1. コマンド・プロンプトを開き、以下のディレクトリーに移動します。 C:\ C:\IBM\ IBM\WebSphere\ WebSphere\AppServer\ AppServer\profiles\ profiles\Dmgr01\ Dmgr01\bin 2. 以下のコマンドを実行し、wsadmin クライアントを開始します。 >wsadmin.bat –lang jython –user wasadmin –password passw0rd 3. 以下のコマンドを実行します。 >execfile(" execfile("metricsGetInitCount.py metricsGetInitCount.py" .py") (中略) 23/27 4. 以下のコマンドを実行します。以下の画面のようにエラーなく終了したら完了です。 >MetricsAppsMetricsService.fetchInitialBalanceStartFrom( MetricsAppsMetricsService.fetchInitialBalanceStartFrom(5 alanceStartFrom(5, 20, 20, None) None) ※()内の 1 つ目の値はこのコマンドでコミュニティーアプリケーションが同時に処理しようとするス レッド数です。2 つ目の値はこのコマンドで全 IBM Connections アプリケーションが同時に処理しよう とするスレッド数です。これらの値はサーバーの処理能力によって調整してください。 また、3 つ目の値はデータ集計の開始日です。例のように「None」とすれば Metrics アプリケーショ ンが自動的に計算を行いますが、特定の日付を指定したい場合は「"yyyy-mm-dd"」形式で指定してくだ さい。 詳細は以下リンク先の手順 3、1 つ目の「・」後の記述を参照してください。 [Setting an initial count for Metrics] http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.0+document ation#action=openDocument&res_title=Setting_an_initial_count_for_Metrics_ic40&content=pdcon tent 24/27 ②処理を複数のステップに分けて行う方法 1. 【DB】マシンにデータベース管理者ユーザー(ここでは、「db2admin db2admin」 db2admin )でログインします。 2. スタートメニューから DB2 のコマンド・ウィンドウを起動します。 3. 以下のコマンドを実行し、コミュニティーデータベースに接続します。 >db2 connect to SNCOMM 4. 以下のコマンドを実行し、コミュニティーの UUID を取得します(結果は環境により異なります)。 >db2 select COMMUNITY_UUID COMMUNITY_UUID from SNCOMM.COMMUNITY 5. 返された UUID 一覧をテキストファイルに転記し、 【IC】マシン上に任意のファイル名(当資料では C:\ C:\temp\ temp\community.txt)で保存します。 community.txt 6. 以下のコマンドを実行し、プロフィールデータベースに接続します。 >db2 connect to PEOPLEDB 7. 以下のコマンドを実行し、ユーザーのプロフィール ID を取得します(結果は環境により異なりま す)。 >db2 select PROF_KEY from EMPINST.EMPLOYEE EMPINST.EMPLOYEE 25/27 8. 返されたプロフィール ID 一覧をテキストファイルに転記し、 【IC】マシン上に任意のファイル名(当 資料では C:\ C:\temp\ temp\profile.txt)で保存します。 profile.txt 9. 方法①の手順 1-3 を実施します。 10. 以下のコマンドを実行し、Global metrics の初期カウント値を設定します。 >MetricsAppsMetricsService.fetchInitialBalanceForGlobalMetricsStartFrom MetricsAppsMetricsService.fetchInitialBalanceForGlobalMetricsStartFrom(None) (None) ※()内の値は、データ集計の開始日です。書き方については方法①の手順 4 を参照してください。 11. 以下のコマンドを実行し、コミュニティー metrics の初期カウント値を設定します。 >MetricsApps MetricsAppsMetricsService.fetchInitialBalanceForCommunitiesStartFrom(5,20, "C:/temp/community.txt ",None) ※()内の「5」 「20」「None」については、方法①の手順 4 を参照してください。 12. 以下のコマンドを実行し、ユーザー metrics の初期カウント値を設定します。以下の画面のように エラーなく終了したら完了です。 >MetricsAppsMetricsService.fetchInitialBalanceForAllPersonFollower(1, "C:/temp/profile.txt ") 以上で CR2 適用後の作業は完了です。 26/27 27/27