Component - Glitch Filter V2.0(Japanese).pdf

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PSoC Creator™ コンポーネントデータシート
グリッチフィルタ
2.0
特長
 デジタル入力の不要なグリッチパルスを除去します
 フィルタ長の設定とバイパスが可能
概要
グリッチフィルタリングとは、通常ハイレベルかローレベルであるデジタル入力信号から不要なパルスを除去する工
程です。グリッチは、無線受信機などの信号源からの配線で頻繁に起こります。電気的、場合によっては機械
的な干渉により不要なグリッチパルスが発生します。
このコンポーネントは、現在および前の N サンプルが '1' の場合にのみ'1'を出力し、現在および以前の N サンプ
ルが'0'の場合にのみ'0'を出力します。それ以外の場合、出力は現在の値から変化しません。
グリッチフィルタの詳細については、アプリケーションノート AN60024 を参照してください。
グリッチフィルタの用途
グリッチフィルタコンポーネントは、あらゆるデジタル入力に使用できます。通常は入力ピンに接続された信号線の
ノイズ干渉に対して使われます。ファームウェアによるグリッチフィルタ機構が現実的でない場合に使用できます。
入出力の接続
このセクションでは、グリッチフィルタコンポーネントの入出力接続について説明します。
d – 入力
サンプリングされた入力。これは通常、入力のピンコンポーネントと接続されています。
reset – 入力
クロックの立ち上がりエッジ 1 つ以上を必要とするアクティブハイ同期リセット。リセット入力は、外部接続をせずフ
ローティング状態のままにしてもかまいません。リセット入力がフローティング状態の場合、コンポーネントはそこをロ
ジック 0 に固定します。
Cypress Semiconductor Corporation • 198 Champion Court • San Jose, CA 95134-1709 • 408-943-2600
Document Number: 001-84916 Rev. **
Revised November 28, 2012
グリッチフィルタ
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clock – 入力
'd'入力をサンプリングするために使用されるクロック。周波数は、予想されるグリッチパルス幅とフィルタの遅延に
よって異なります。
q – 出力
このピンは、現在および前のNサンプルがロジック'1'の場合にのみロジック'1'を出力し、現在および前のNサンプル
がロジック'0'の場合、ロジック'0'を出力します。それ以外の場合、出力は現在の値から変化しません。
回路図マクロ情報
初期設定で PSoC Creator Component Catalog にはグリッチフィルタ コンポーネントの回路図マクロが含まれてい
ます。このマクロのグリッチフィルタコンポーネントには、ピンコンポーネントとクロックコンポーネントがすでに接続されてい
ます。初期状態の回路図マクロを以下に示します。
コンポーネントパラメータ
グリッチフィルタコンポーネントを回路図の上にドラッグし、ダブルクリックして Configure ダイアログを開きます。
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グリッチフィルタ
Signal Width
このパラメータはフィルタにかける信号幅を設定します。この値は 1~24 の範囲で設定できます。初期設定は 1
ビットです。
Glitch Length
出力ピンに伝播される前に入力が安定化されるべきサンプル数を設定します。この値は、1 から 256 クロックサイ
クルの間で設定できます。初期設定は 3 です。
Bypass Filter
直ちに出力に伝播されるロジックレベルを指定します。Bypass Filter Logic zero オプションでは、'd'入力がロ
ジック'0'になった次のクロックサイクルでグリッチフィルタ出力ロジックが'0'になります。同様に Bypass Filter Logic
one のオプションがあります。初期設定は None(なし)です。
クロックの選択
このコンポーネントに内部クロックはありません。クロックソースを必ず取りつけてください。このコンポーネントは接続
されるクロックにより動作します。
ファームウェアソースコードのサンプル
PSoC Creator は、Find Example Project ダイアログに、回路図およびサンプルコードを含む多くのサンプルプ
ロジェクトを提供しています。コンポーネント特有のサンプルを見るには、Component Catalog または回路図に
置いたコンポーネントインスタンスからダイアログを開きます。一般的なサンプルについては、Start Page または
File メニューからダイアログを開きます。必要に応じてダイアログにある Filter Options を使用し、選択できるプ
ロジェクトのリストを絞り込みます。
詳しくは、PSoC Creator ヘルプの Find Example Project を参照してください。
機能の詳細
グリッチフィルタコンポーネントは、現在および前の N サンプルが'1'の場合にのみ'1'を出力し、現在および以前の
N サンプルが'0'の場合にのみ'0'を出力します。それ以外の場合、出力は現在の値から変化しません。
グリッチフィルタリングの詳細については、アプリケーションノート AN60024 を参照してください。
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グリッチフィルタ
ブロック図と構成
グリッチフィルタコンポーネントの実装は、フィルタ長パラメータに応じて異なります。このパラメータが 8 以下の場合、
実装では UDB の PLD 部分が使用されます。9 から 256 の場合、コンポーネントは UDB アレーのデータパス
素子に実装されます。図 1 に実装を示します。
図 1. ブロック図
グリッチの長さ ≤ 8
8 < グリッチの長さ≤ 256
d
Sample
1
Sample
2
counter
control
d
Sample
N
Comparator
Counter
clock
change
current
sample
q
change
Last
State
Comparator
q
Last
State
clock
リソース
グリッチフィルタコンポーネントは UDB アレー全体に配置されます。コンポーネントは以下のリソースを使用します。
リソースタイプ
構成
1
データパス
セル
グリッチの長さ ≤ 8
–
8 < グリッチの長さ ≤ 256
N
マクロセル
N * (L + 1)
N
[1]
ステータスセル
コントロール
セル
DMAチャネル
割り込み
–
–
–
–
–
–
–
–
. N – 信号幅、 L – フィルタ長
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グリッチフィルタ
DC/ AC 電気的特性
仕様は特記なき限り、–40℃ ≤ TA ≤ 85℃ およびTJ ≤ 100℃の範囲で有効です。仕様は特記なき限り、
1.71V~5.5Vの範囲で有効です。
AC 特性
記号
項目
Min
Typ
Max
単位
グリッチの長さ ≤ 8
−
−
67
MHz
8 < グリッチの長さ ≤ 256
−
−
40
MHz
コンポーネントクロック周波数
fCLOCK
変更履歴
ここでは、過去のバージョンからコンポーネントに加えられた主な変更を示します。
バー
ジョン
変更の説明
変更の理由 / 影響
2.0
再設計済み。グリッチフィルタv2.0 PSoC Creator v2.1との互換性を標準ライブラリコンポーネントに含めるよう更新。
は、すべての旧バージョンと後方互 コンポーネントの設定用に、‘Signal width’、‘Glitch Length’ 、および‘Bypass
換性があるわけではありません。
Filter’パラメータを追加。
1.30
PSoC Creatorのコンセプトコンポーネントとして使用されるようPSoC Creator v2.0との互換性を更新。
1.2
PSoC Creator v1.0との互換性を更新。
1.1
PSoC Creator beta5との互換性を更新。データシートのフォーマットを更新。
1.0
初期設計。
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もたらすことを合理的に予想される、生命維持システムの重要なコンポーネンツとしてサイプレス製品を使用することを許可していません。生命維持システムの用途にサイプレス製品を提供することは、製造者がそのような使用
におけるあらゆるリスクを負うことを意味し、その結果サイプレスはあらゆる責任を免除されることを意味します。
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