FM25040B 4-Kbit (512 × 8) Serial (SPI) Automotive F-RAM Datasheet(Japanese).pdf

FM25040B
4K ビ ッ ト (512 × 8) シ リ アル (SPI)
車載用 F-RAM
特長
機能概要
512K×8 構成の 4K ビ ッ ト 強誘電体ラ ン ダム ア ク セス メ モ リ
(F-RAM)
13
❐ 高いア ク セス可能回数 : 10 兆 (10 ) 回の読み出 し /書き込
み
❐ 121 年のデー タ 保持 ( 「デー タ 保持期間お よびア ク セス可能
回数」 表を参照 )
❐ NoDelay™ 書き込み
❐ 高い信頼性がある強誘電体プ ロ セス
■ 高速のシ リ アル ペ リ フ ェ ラル イ ン タ ー フ ェ ース (SPI)
❐ 14MHz ま での周波数
❐ シ リ アル フ ラ ッ シ ュ および EEPROM から の置き換え
❐ SPI モー ド 0 (0、 0) お よびモー ド 3 (1、 1) をサポー ト
FM25040B は高度な強誘電体プ ロ セス を適用 し た 4K ビ ッ ト の
不揮発性 メ モ リ です。
■
■
洗練 さ れた書き込み保護スキーム
書き込み保護 (WP) ピ ン を使用 し たハー ド ウ ェ アによ る保
護
❐ 書き込みデ ィ ス エーブル命令を使用 し た ソ フ ト ウ ェ アに よ
る保護
❐ ア レ イの 1/4、 1/2、 または全体を対象 と し た ソ フ ト ウ ェ ア
ブ ロ ッ ク 保護
❐
■
動作電圧 : VDD = 4.5V ~ 5.5V
■
車載用拡張温度範囲 : –40°C ~ +125°C
■
8 ピ ン小型集積回路 (SOIC) パ ッ ケージ
■
AEC-Q100 グレー ド 1 準拠
■
RoHS 準拠
シ リ アル フ ラ ッ シ ュや EEPROM と 異な り 、FM25040B はバス
速度で書き込み動作を実行 し ます。 書き込み遅延は発生 し ませ
ん。 デー タ は、 各バイ ト がデバイ スに正常に転送 さ れた直後に
メ モ リ ア レ イ に書き込まれます。 次のバス サイ ク ルはデー タ
ポー リ ングを必要 と せず開始で き ます。
また本製品は他の不揮発性 メ モ リ と 比較 し て多 く の書き込み可
能回数を提供 し ています。 FM25040B は 1013 回の読み出 し /
書き込みサイ クル、 即ち EEPROM に比べ 1 千万の書き込みサ
イ クルに対応で き ます。
これらの能力によ り 、 FM25040B は、 頻繁で急速書き込みを必
要 と する不揮発性 メ モ リ の用途に理想的な も のにな り ます。 こ
れらの用途例は、 書き込み回数を重視するデー タ 収集から、 シ
リ アル フ ラ ッ シ ュや EEPROM を使っ た長い書き込み時間によ
り デー タ 損失が発生する こ と がある厳 し い産業用制御ま で及び
ます。
低消費電力
1MHz でのア ク テ ィ ブ電流 300A
+85°C での 10A (typ) ス タ ンバイ電流
❐
❐
■
強誘電体ラ ン ダム ア ク セス メ モ リ (F-RAM) は、 不揮発性であ
り 、 RAM 同様に読み書き を実行 し ます。 またシ リ アル フ ラ ッ
シ ュや EEPROM、その他の不揮発性 メ モ リ によ る複雑 さ 、オー
バーヘ ッ ド 、 シ ス テム レ ベルの信頼性関連問題を回避 し 、 121
年間にわた っ て信頼で き るデー タ 保持がで き ます。
FM25040B は同一ピ ン アサイ ン でハー ド ウ ェ ア置き換えがで き
る ため、 シ リ アル EEPROM やフ ラ ッ シ ュ を使用するユーザー
に大幅な利点を提供 し ます。 FM25040B は、 F-RAM 技術の高
速な書き込み機能を強化する高速 SPI バス を使用 し ます。
デバイ ス仕様は、 –40°C ~ +125°C の車載用拡張温度範囲にお
いて保証 さ れます。
Cypress Semiconductor Corporation
文書番号 : 001-95869 Rev. **
•
198 Champion Court
•
San Jose, CA 95134-1709
•
408-943-2600
改訂日 2015 年 4 月 22 日
FM25040B
論理ブ ロ ッ ク 図
WP
CS
HOLD
Instruction Decoder
Clock Generator
Control Logic
Write Protect
SCK
512 x 8
F-RAM Array
Instruction Register
Address Register
Counter
SI
9
8
Data I/O Register
SO
2
Nonvolatile Status
Register
文書番号 : 001-95869 Rev. **
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FM25040B
目次
ピ ン配置 ............................................................................. 4
ピ ン機能 ............................................................................. 4
概要 .................................................................................... 5
メ モ リ アーキテ ク チ ャ ....................................................... 5
シ リ アル ペ リ フ ェ ラル イ ン タ ー フ ェ ース –
SPI バス .............................................................................. 5
SPI 概要 ...................................................................... 5
SPI モー ド ................................................................... 8
電源投入時か ら最初のア ク セス ま で ........................... 8
コ マ ン ド の構成 ........................................................... 8
WREN - 書き込みイ ネーブル ラ ッ チ セ ッ ト .............. 8
WRDI - 書き込みイ ネーブル ラ ッ チの リ セ ッ ト ......... 8
ス テー タ ス レ ジス タ および書き込み保護 .......................... 8
RDSR - ス テー タ ス レ ジ ス タ の読み出 し .................... 9
WRSR - ス テー タ ス レ ジス タ 書き込み ...................... 9
メ モ リ の動作 .................................................................... 10
書き込み動作 ............................................................. 10
読み出 し 動作 ............................................................. 10
HOLD ピ ンの動作 ..................................................... 11
ア ク セス可能回数 ...................................................... 12
最大定格 ........................................................................... 13
動作範囲 ........................................................................... 13
DC 電気的特性 ................................................................. 13
文書番号 : 001-95869 Rev. **
デー タ 保持期間およびア ク セス可能回数 ......................... 14
AEC-Q100 車載用ア プ リ ケーシ ョ ン での
F-RAM 製品寿命の例 ....................................................... 14
静電容量 ........................................................................... 14
熱抵抗 ............................................................................... 14
AC テ ス ト 条件 ................................................................. 14
AC ス イ ッ チ ング特性 ....................................................... 15
パワー サイ クル タ イ ミ ング ............................................ 17
注文情報 ........................................................................... 18
注文コ ー ド の定義 ...................................................... 18
パ ッ ケージ図 .................................................................... 19
略語 .................................................................................. 20
本書の表記法 .................................................................... 20
測定単位 .................................................................... 20
改訂履歴 ........................................................................... 21
セールス、 ソ リ ュ ーシ ョ ンおよび法律情報 ..................... 22
ワール ド ワ イ ド な販売 と 設計サポー ト ..................... 22
製品 ........................................................................... 22
PSoC® ソ リ ュ ーシ ョ ン ............................................ 22
サイ プ レ ス開発者コ ミ ュ ニ テ ィ ................................ 22
テ ク ニ カル サポー ト ................................................. 22
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FM25040B
ピ ン配置
図 1. 8 ピ ン SOIC ピ ン配置
CS
1
SO
2
WP
3
VSS
4
Top View
not to scale
8
VDD
7
HOLD
6
SCK
5
SI
ピ ン機能
ピ ン名
入出力
説明
CS
入力
チ ッ プ セ レ ク ト ― ア ク テ ィ ブ LOW 入力でデバイ ス を起動 さ せる。 HIGH にな っ た場合、 デバイ
スは低消費電力のス タ ンバ イ モー ド に入 り 、 他の入力を 無視 し 、 出力 を ト ラ イ ス テ ー ト にす る。
LOW にな っ た場合、 デバイ スが SCK 信号を内部でア ク テ ィ ブにする。 CS の立ち下が り エ ッ ジは、
すべてのオペ コ ー ド の発行前に発生 し なければな ら ない
SCK
入力
シ リ アル ク ロ ッ ク ― 入出力はシ リ アル ク ロ ッ ク に同期 さ れる。入力は立ち上が り エ ッ ジで ラ ッ チ
さ れ、 出力は立ち下が り エ ッ ジで発生。 同期デバイ スである ため、 ク ロ ッ ク周波数は 0 ~ 14MHz
範囲内であ り 、 いつで も 割 り 込まれる可能性がある
SI[1]
入力
シ リ アル 入力 ― こ のピ ンから デバイ スにすべてのデー タ を入力。 入力は SCK の立ち上が り エ ッ
ジ でサン プ リ ング さ れ、 その時以外では無効。 IDD 仕様を満たすため、 入力を有効な論理レ ベルで
駆動する必要がある
SO[1]
出力
シ リ アル出力 ― こ れはデー タ 出力ピ ン。 こ のピ ンは読み出 し 中に駆動。 その時以外では HOLD が
LOW にな る時も 含め ト ラ イ ス テー ト のま まにな る。 デー タ 遷移はシ リ アル ク ロ ッ クの立ち下が り
エ ッ ジ で行われる
WP
入力
書き込み保護 ― こ のア ク テ ィ ブ LOW ピ ンはス テー タ ス レ ジス タ への書き込みを含むすべての書
き込み動作を防止。 HIGH にな っ た場合、 書き込みア ク セスはス テー タ ス レ ジス タ によ る制御機能
な ど書き込み保護機能によ り 決定。 書き込み保護の詳細については、 ページ 9 の 「ス テー タ ス レ ジ
ス タ および書き込み保護」 を参照する。こ のピ ン を使用 し ない場合、VDD に接続 し なければな ら ない
HOLD
入力
HOLD ピ ン ― ホス ト CPUが他の タ ス ク のため メ モ リ 動作に割 り 込む必要がある場合、HOLD ピ ン を
使用。 HOLD が LOW にな る と 、 現辞典の動作が一時停止。 デバイ スは、 SCK も し く は CS の変化
を無視。 HOLD の遷移は SCK が LOW の間に発生する必要がある。 こ のピ ン を使用 し ない場合、
VDD に接続 し なければな ら ない
VSS
電源
デバイ スのグ ラ ン ド で、 シス テムのグ ラ ン ド に接続する必要がある
VDD
電源
デバイ スへの電源入力
注:
1. SI を SO と 接続 し 1 本のデー タ イ ン タ ー フ ェ ース と し て利用 さ れる こ と があ り ます。
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FM25040B
概要
FM25040B はシ リ アル F-RAM メ モ リ です。
メ モ リ ア レ イは 512×8 ビ ッ ト で論理構成 さ れ、 業界標準のシ
リ アル ペ リ フ ェ ラル イ ン タ ー フ ェ ース (SPI) バス を使用 し て
ア ク セス さ れます。 F-RAM の機能はシ リ アル フ ラ ッ シ ュ、 シ
リ アル EEPROM と 類似 し ています。同 じ ピ ン配置のFM25040B
と シ リ アル フ ラ ッ シ ュや EEPROM と の差異は、 F-RAM の優
れた書 き 込み性能、 高い ア ク セ ス可能回数、 低消費電力です。
FM25040B は、性能を 14MHz に向上 し 、SPI モー ド 3 のサポー
ト を追加する と い う 点でサイ プ レ スの FM25040 と 異な り ます。
これによ り 、FM25040B はほ と んどのモー ド 0 と 3 をサポー ト
する 4K ビ ッ ト SPI EEPROM の ド ロ ッ プ イ ン代替品 と し て使用
さ れます。
ポー ト を使用 し て SPI ポー ト を エ ミ ュ レー ト するのは非常に簡
単です。 FM25040B は、 SPI モー ド 0 および 3 で動作 し ます。
SPI 概要
SPI は、 チ ッ プ セ レ ク ト (CS) と シ リ アル入力 (SI)、 シ リ アル
出力 (SO)、 シ リ アル ク ロ ッ ク (SCK) ピ ンの 4 ピ ン イ ン タ ー
フ ェ ースです。
SPI は、 メ モ リ ア ク セ ス に ク ロ ッ ク と デー タ ピ ン を使用 し 、
デー タ バス上の複数デバイ ス をサポー ト する同期シ リ アル イ
ン タ ー フ ェ ースです。SPI バス上のデバイ スは、CS ピ ン を使用
し てア ク テ ィ ブに さ れます。
メ モ リ アーキテ ク チ ャ
チ ッ プ セ レ ク ト 、 ク ロ ッ ク、 デー タ の間の関係は、 SPI モー ド
に よ り ます。 こ のデバイ スは、 SPI モー ド 0 および 3 をサポー
ト し ます。 こ れ ら の両モー ド で、 CS がア ク テ ィ ブにな っ た後
の最初の立ち上が り エ ッ ジから 始ま る SCK の立ち上が り エ ッ
ジ で、 デー タ が F-RAM に ク ロ ッ ク 入力 さ れます。
FM25040B のア ク セスには、 各 8 ビ ッ ト デー タ の 512 ア ド レ
ス を指定 し ます。 こ れら 8 つのデー タ ビ ッ ト は順次シ フ ト イ ン
/シ フ ト アウ ト さ れます。 ア ド レ スは、 チ ッ プ セ レ ク ト ( バス
上で複数デバイ ス を可能にする用 ) と ア ド レ スの上位ビ ッ ト を
含むオペ コ ー ド 、ワー ド ア ド レ ス を含む SPI プ ロ ト コ ルを使っ
てア ク セス さ れます。 ワー ド ア ド レ スは 8 つの下位ア ド レ ス
ビ ッ ト か ら な り ます。 9 ビ ッ ト のア ド レ スで、 各バイ ト 専用ア
ド レ ス を指定 し ます。
SPI プ ロ ト コ ルはオペ コ ー ド によ っ て制御 さ れます。 こ れら の
オペ コ ー ド は、 バス マ ス タ ーか ら ス レ ーブ デバイ スへの コ マ
ン ド を指定 し ます。CS がア ク テ ィ ブに さ れた後、バス マス タ ー
から 転送 さ れる最初のバイ ト がオペ コ ー ド です。 オペ コ ー ド に
続いて、 ア ド レ ス と デー タ が転送 さ れます。処理が完了 し た後、
新 し いオペ コ ー ド が発行 さ れる前に、 CS を非ア ク テ ィ ブ化す
る必要があ り ます。 SPI プ ロ ト コ ルで一般的に使用 さ れる用語
は以下です。
FM25040B の殆どの機能は、 SPI イ ン タ ー フ ェ ースによ り 制御
さ れるか、または基板に搭載 さ れた回路によ っ て処理 さ れます。
メ モ リ 動作に対応 し た ア ク セ ス時間は基本的に シ リ アル プ ロ
ト コルに必要な時間以外は 0 です。 すなわち、 メ モ リ は SPI バ
スの速度で読み書き さ れます。
シ リ アル フ ラ ッ シ ュや EEPROM と 異な り 、 書き込み処理がバ
ス速度で行われるので、 デバイ スの書き込み準備を知る ために
ポー リ ングする必要はあ り ません。新 し いバス ト ラ ンザク シ ョ
ン がデバ イ ス に送 り 込まれ る ま で に書 き 込み動作は完了 し ま
す。 こ れはイ ン タ ー フ ェ ースの節で詳 し く 説明 さ れています 。
注 : FM25040B は、内部パワーオン リ セ ッ ト 回路以外に他の電
源管理回路を備えていません。誤っ た動作を防ぐ ために VDD が
デー タ シー ト に記載 さ れた許容誤差以内である こ と を保証する
のは、 ユーザーの責任です。 チ ッ プ イ ネーブルがア ク テ ィ ブに
な っ た時、デバイ スへの電源を切断 し ない こ と を お勧め し ます。
シ リ アル ペ リ フ ェ ラル イ ン タ ー フ ェ ース –
SPI バス
FM25040B は SPI ス レーブ デバイ スであ り 、 最速 14MHz で動
作 し ます。 こ の高速シ リ アル バスによ り 、 SPI マス タ ー と の間
で高性能のシ リ アル通信が可能です。
多 く の一般的なマ イ ク ロ コ ン ト ロー ラ ーは、 ハー ド ウ ェ ア SPI
ポー ト を持 っ ている ため、 直接イ ン タ ー フ ェ ース を可能に し ま
す。 SPI ポー ト を持たないマ イ ク ロ コ ン ト ロー ラ ーで、 通常の
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SPI マス タ ー
SPI マス タ ー デバイ スは、 SPI バス を制御 し ます。 SPI バスは、
複数のス レーブ デバイ ス を制御する 1 つのマス タ ーを持っ てい
る場合があ り ます。すべてのス レーブが同 じ SPI バス ラ イ ン を
共有 し 、 マス タ ーは CS ピ ン を使用 し てス レーブ デバイ スのい
ずれかを選択する こ と がで き ます。すべてのオペ レーシ ョ ンは、
マス タ ーがス レーブの CS ピ ン を LOW にプルダウンする こ と
に よ っ て ス レ ーブ デバ イ ス を ア ク テ ィ ブ に し て開始す る必要
があ り ます。 また、 マス タ ーは SCK を生成 し 、 SI と SO ラ イ
ン上のすべてのデー タ 送信はこ のク ロ ッ ク と 同期 さ れます。
SPI ス レーブ
SPI ス レーブ デバイ スは、 チ ッ プ セ レ ク ト ラ イ ン を介 し てマ
ス タ ーに よ っ て ア ク テ ィ ブ に さ れます。 ス レ ー ブ デバ イ スは
SPI マス タ ーから の入力 と し て SCK を取得 し 、すべての通信は
こ のク ロ ッ ク と 同期 さ れます。 SPI ス レーブが SPI バス上の通
信を開始せず、 マス タ ーから の命令に従っ て動作 し ます。
FM25040B は SPI ス レーブ と し て動作 し 、他の SPI ス レーブ デ
バイ ス と SPI バス を共有する場合があ り ます。
チ ッ プ セ レ ク ト (CS)
すべてのス レーブ デバイ ス を選択する ためには、 マス タ ーは対
応する CS ピ ン を LOW 駆動する必要があ り ます。 CS ピ ンが
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FM25040B
LOW にな っ ている時のみ、 命令を ス レーブ デバイ スに発行す
る こ と がで き ます。
リ ソ ース を減ら すために、 2 つのデー タ ピ ン (SI、 SO) を 1 つ
にま と めて接続 し 、 HOLD ピ ン と WP ピ ン を HIGH に固定接続
する こ と がで き ます。 図 3 はマ イ コ ンのピ ン を 3 個のみ使用 し
ている こ のコ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を示 し ます。
デバイ スが選択 さ れていない場合、 SI ピ ン経由のデー タ は無視
さ れ、 シ リ アル出力ピ ン (SO) は高イ ン ピーダ ン ス状態のま ま
と な り ます。
最上位ビ ッ ト (MSB)
注 : 新 し い命令は CS の立ち下が り エ ッ ジ で開始 さ れる必要が
あ り ます。 し たが っ て、 ア ク テ ィ ブ なチ ッ プ セ レ ク ト サイ ク
ル毎に 1 つのオペ コ ー ド のみが発行 さ れます。
SPI プ ロ ト コ ルでは、 最初に送信 さ れる ビ ッ ト が最上位ビ ッ ト
(MSB) でなければな り ません。 こ の方式はア ド レ ス と デー タ 転
送共に適用 さ れます。
シ リ アル ク ロ ッ ク (SCK)
4K ビ ッ ト シ リ アル F-RAM は、すべての読み出 し または書き込
み動作に対応のため、 ア ド レ スの上位ビ ッ ト を含むオペ コ ー ド
と ワー ド ア ド レ ス を必要 と し ます。 ワー ド ア ド レ スは 8 つの
下位ア ド レ ス ビ ッ ト か ら な り ます。 9 ビ ッ ト のア ド レ スで、 各
バイ ト 専用ア ド レ ス を指定 し ます。
シ リ アル ク ロ ッ ク は SPI マス タ ーによ っ て生成 さ れ、 CS が
LOW にな っ た後、 通信が こ の ク ロ ッ ク に同期 さ れます。
FM25040B はデー タ 通信のために SPI モー ド 0 と 3 を有効に し
ます。 これ らの両モー ド において、 入力は SCK の立ち上が り
エ ッ ジ でス レーブ デバイ スによ っ て ラ ッ チ さ れ、出力は立ち下
が り エ ッ ジ で発行 さ れます。 そのため、 SCK の最初の立ち上が
り エ ッ ジは、 SI ピ ンに SPI 命令の最初のビ ッ ト (MSB) が到着
し た こ と を意味 し ます。 さ ら に、 すべてのデー タ の入力 と 出力
は SCK と 同期 さ れます。
シ リ アル オペ コ ー ド
CS が LOW にな る状態でス レーブ デバイ スが選択 さ れた後、最
初に受信 さ れたバイ ト は、 意図 さ れている動作用のオペ コ ー ド
と し て扱われます。 FM25040B は、 メ モ リ ア ク セスのために標
準オペ コ ー ド を使用 し ます。
デー タ 転送 (SI/SO)
SPI デー タ バスは、 シ リ アル デー タ 通信用に SI と SO の 2 ラ
イ ン で 構成 さ れ ま す。 SI は マ ス タ ー ア ウ ト ス レ ー ブ イ ン
(MOSI)、 SO はマス タ ー イ ン ス レーブ アウ ト (MISO) と も 呼
ばれています。マス タ ーは SI ピ ン を介 し てス レーブに命令を発
行 し 、 ス レーブは SO ピ ン を介 し て応答 し ます。 複数のス レー
ブ デバイ スは、 前述のよ う に SI と SO ラ イ ン を共有する場合
があ り ます。
無効なオペ コ ー ド
図 2 に示すよ う に、 FM25040B にはマス タ ー と 接続する こ と が
で き る SI と SO 用の 2 本の独立 し た ピ ンがあ り ます。
FM25040B には、8 ビ ッ ト のス テー タ ス レ ジ ス タ が 1 個あ り ま
す。 ス テー タ ス レ ジ ス タ 内のビ ッ ト はデバイ ス を コ ン フ ィ ギ ュ
レーシ ョ ンする ために使用 さ れます。 こ れら のビ ッ ト はページ
9 の表 3 で説明 さ れています。
無効なオペ コ ー ド が受信 さ れる と そのオペ コ ー ド は無視 さ れ、
デバイ スは SI ピ ン上にある追加のシ リ アル デー タ を次の CS の
立ち下が り エ ッ ジ ま で無視 し 、 SO ピ ンは ト ラ イ ス テー ト のま
ま と な り ます。
ス テー タ ス レ ジ ス タ
専用 SPI バス を持た ないマ イ ク ロ コ ン ト ロ ー ラ ーでは、 汎用
ポー ト が使用 さ れる こ と も あ り ます。 マ イ コ ンのハー ド ウ ェ ア
図 2. SPI ポー ト を使っ たシス テム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン
SCK
MOSI
MISO
SCK
SPI
Microcontroller
SI
SO
FM25040B
CS HOLD WP
SCK
SI
SO
FM25040B
CS HOLD WP
CS1
HO LD 1
WP1
CS2
HO LD 2
WP2
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FM25040B
図 3. SPI ポー ト を使用 し ないシス テム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン
P1.0
P1.1
SCK
SI
SO
Microcontroller
FM25040B
CS HOLD WP
P1.2
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FM25040B
SPI モー ド
表 1. オペ コ ー ド コ マ ン ド
FM25040B は、 SPI ペ リ フ ェ ラルが次の 2 つのモー ド のいずれ
かで動作 し ている マ イ ク ロ コ ン ト ロー ラ ーによ っ て駆動する こ
と がで き ます。
■
SPI モー ド 0 (CPOL = 0、 CPHA = 0)
■
SPI モー ド 3 (CPOL=1、 CPHA=1)
この両モー ド では、 入力デー タ が CS がア ク テ ィ ブに さ れた後
の最初の立ち上が り エ ッ ジか ら始ま る SCK の立ち上が り エ ッ
ジ で ラ ッ チ さ れます。 ク ロ ッ クが HIGH 状態から 起動 さ れる場
合 ( モー ド 3) では、ク ロ ッ ク ト グル後の最初の立ち上が り エ ッ
ジにな り ます。 出力デー タ は SCK の立ち下が り エ ッ ジ で利用
可能 と な り ます。
2 つの SPI モー ド はページ 8 の図 4 と ページ 8 の図 5 に示 さ れ
ています。バス マス タ ーがデー タ を転送 し ていない時のク ロ ッ
クの状態は以下の通 り です。
■
モー ド 0 では、 SCK が 0 のま ま です。
■
モー ド 3 では、 SCK が 1 のま ま です。
CS ピ ン を LOW にする こ と によ っ てデバイ スが選択 さ れた時、
デバイ スは SCK ピ ンの状態から SPI モー ド を検出 し ます。 デ
バイ スが選択 さ れた時に、 SCK ピ ンが LOW な ら デバイ スは
SPI モー ド 0 で動作 し 、 SCK ピ ンが HIGH な ら デバイ スは SPI
モー ド 3 で動作 し ます。
図 4. SPI モー ド 0
CS
0
1
2
3
5
4
6
名称
WREN
書き込みイ ネーブル ラ ッ チのセ ッ ト
説明
オペ コ ー ド
0000 0110b
WRDI
書き込みデ ィ スエーブル
0000 0100b
RDSR
ス テー タ ス レ ジス タ の読み出 し
0000 0101b
WRSR
ス テー タ ス レ ジス タ の書き込み
0000 0001b
READ
メ モ リ デー タ 読み出 し
0000 A011b
WRITE
メ モ リ デー タ の書き込み
0000 A010b
WREN - 書き込みイ ネーブル ラ ッ チ セ ッ ト
FM25040B は、 書 き 込みが無効の状態 で 電源投入 さ れ ま す。
WREN コ マ ン ド を書 き込み動作の前に発行す る必要があ り ま
す。 WREN オペ コ ー ド を送信する こ と によ り 、 ユーザーは書き
込み動作用に次のオペ コ ー ド を発行する こ と がで き ます。 こ れ
ら はス テー タ ス レ ジ ス タ の書き込み (WRSR) と メ モ リ の書き
込み (WRITE) を含みます。
WREN オペ コ ー ド を発行する と 、内部書き込みイ ネーブル ラ ッ
チはセ ッ ト さ れます。 WEL と 呼ばれる ス テー タ ス レ ジ ス タ 内
のフ ラ グ ビ ッ ト はラ ッ チの状態を示 し ます。 WEL = 「1」 は、
書き込みが許可 さ れる こ と を示 し ます。 ス テー タ ス レ ジ ス タ の
WEL ビ ッ ト に書き込んで も こ のビ ッ ト の状態に影響を与え ま
せん。 WREN オペ コ ー ド のみがこ のビ ッ ト を セ ッ ト で き ます。
WEL ビ ッ ト は、 WRDI や WRSR、 書き込み動作に続 く CS の
立ち上が り エ ッ ジ で自動的に ク リ ア さ れます。 こ れによ り 、 別
の WREN コ マ ン ド な し で、 ス テー タ ス レ ジス タ または F-RAM
ア レ イ への二重の書 き 込み を 防 ぐ こ と がで き ま す。 図 6 は、
WREN コ マ ン ド のバス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を示 し ます。
図 6. WREN バス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン
7
CS
SCK
0
SI
7
6
5
4
3
2
1
2
3
4
5
6
7
SCK
0
MSB
1
LSB
図 5. SPI モー ド 3
SI
0
0
0
0
0
1
1
0
HI-Z
SO
WRDI - 書き込みイ ネーブル ラ ッ チの リ セ ッ ト
CS
0
1
2
3
4
5
6
7
SCK
SI
7
6
5
4
3
2
MSB
1
0
LSB
WRDI コ マ ン ド は、 書き込みイ ネーブル ラ ッ チ を ク リ アする こ
と によ り すべての書き込み動作を無効に し ます。 ス テー タ ス レ
ジ ス タ 内の WEL ビ ッ ト を読み出 し 、 WEL ビ ッ ト が 「0」 であ
る こ と を確認する こ と によ り 、 ユーザーは書き込みが無効であ
る こ と を確認で き ます。 図 7 は、 WRDI コ マ ン ド のバス コ ン
フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を示 し ます。
図 7. WRDI バス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン
電源投入時か ら最初のア ク セス ま で
電源投入後の tPU の間、 FM25040B へはア ク セスで き ません。
ユーザーは、 タ イ ミ ング パラ メ ー タ ー、tPU (VDD (min) から CS
が初めて LOW にな る時ま での最短期間 ) に従わねばな り ませ
ん。
コ マ ン ド の構成
バス マス タ ーが FM25040B に発行する コ マ ン ド ( オペ コ ー ド
と 呼ばれる ) は 6 個あ り ます。 こ れ ら を表 1 に示 し ます。 こ れ
らのオペ コ ー ド は メ モ リ が実行する機能を制御 し ます。
文書番号 : 001-95869 Rev. **
CS
0
1
2
3
4
5
6
7
SCK
SI
SO
0
0
0
0
0
1
0
0
HI-Z
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FM25040B
ス テー タ ス レ ジ ス タ および書き込み保護
FM25040B の書き込み保護機能は多重的であ り 、ス テー タ ス レ
ジ ス タ を介 し て有効に さ れます。 最初に WREN オペ コ ー ド を
書 き 込み動作の前 に 発行 す る 必要が あ り ま す。 書 き 込みは
WREN を使用 し て有効にな る こ と を前提に し て、 メ モ リ への書
き込みはWP ピ ン またはス テー タ ス レ ジ ス タ によ り 制御 さ れま
す。 WP が LOW にな る と 、 デバイ ス全体は書き込みから 保護
さ れます。 WP が HIGH にな る と 、 メ モ リ の書き込み保護はス
テー タ ス レ ジ ス タ に依存 し ます。 ス テー タ ス レ ジ ス タ への書
き込みは WREN と WRSR を使用 し て実行 さ れる、 且つ WP ピ
ンの状態に依存 し ます。 ス テー タ ス レ ジ ス タ は以下のよ う に構
成 さ れています ( 工場出荷時、 ス テー タ ス レ ジ ス タ 内のビ ッ ト
のデ フ ォル ト 値は 0 です )。
表 2. ス テー タ ス レ ジ ス タ
ビッ ト 7
ビッ ト 6
ビッ ト 5
ビッ ト 4
ビッ ト 3
ビッ ト 2
ビッ ト 1
ビッ ト 0
X (0)
X (0)
X (0)
X (0)
BP1 (0)
BP1 (0)
WEL (0)
X (0)
表 3. ス テー タ ス レ ジ ス タ ビ ッ ト 定義
ビッ ト
定義
ビッ ト 0
ド ン ト ケア
説明
このビ ッ ト は書き込み不可であ り 、 読み出す と 常に 「0」 を返す
ビ ッ ト 1 (WEL) 書き込みイ ネーブル
ラッチ
WEL はデバイ スの書き込みが有効かど う かを示す。 電源投入時、 こ のビ ッ ト の初期値
は 「0」 ( 無効 )
WEL = 「1」 --> 書き込みが有効
WEL = 「0」 --> 書き込みが無効
ビ ッ ト 2 (BP0) ブ ロ ッ ク保護ビ ッ ト 「0」 ブ ロ ッ ク保護のために使用。 詳細は、 ページ 9 の表 4 を参照
ビ ッ ト 3 (BP1) ブ ロ ッ ク保護ビ ッ ト 「1」 ブ ロ ッ ク保護のために使用。 詳細は、 ページ 9 の表 4 を参照
ビッ ト 4~7
ド ン ト ケア
これ らのビ ッ ト は書き込み不可であ り 、 読み出す と 常に 「0」 を返す
ビ ッ ト 0 と 4 ~ 7 は、 「0」 に固定 さ れ、 こ れら のビ ッ ト は修正
で き ません。F-RAM は リ アル タ イムで書き込まれビ ジーの時が
ないので、 ビ ッ ト 0 ( シ リ アル フ ラ ッ シ ュや EEPROM での
「Ready or Write in progress ( 待機または書き込み中 )」 の状態
を示すビ ッ ト ) は不要であ り 、「0」 と し て読み出 さ れます。BP1
およびBP0は ソ フ ト ウ ェ アの書き込み保護機能を制御する不揮
発性ビ ッ ト です。 WEL フ ラ グは、 書き込みイ ネーブル ラ ッ チ
の状態を示 し ます。 ス テー タ ス レ ジス タ の WEL ビ ッ ト に直接
書き込んで も状態は変 り ません。 このビ ッ ト は内部で WREN、
WRDI コ マ ン ド を 介 し て それぞれセ ッ ト お よ び ク リ ア さ れま
す。
BP1 と BP0 は、 メ モ リ ブ ロ ッ クの書き込み保護ビ ッ ト です。
それらは表 4 に示すよ う に書き込み保護 さ れる メ モ リ 領域を指
定 し ます。
表 4. ブ ロ ッ ク メ モ リ の書き込み保護
保護 さ れる ア ド レ ス範囲
表 5 に書き込み保護条件を ま と めます。
表 5. 書き込み保護
保護ブ ロ ッ 非保護ブ ロ ッ ク ス テー タ ス レ
ク
ジス タ
WEL
WP
0
X
保護
1
0
保護
保護
保護
1
1
保護
非保護
非保護
保護
保護
RDSR - ス テー タ ス レ ジ ス タ の読み出 し
RDSR コ マ ン ド では、 バス マス タ ーがス テー タ ス レ ジ ス タ の
内容を検証する こ と がで き ます。 ス テー タ ス レ ジ ス タ を読み出
す こ と で、 書き込み保護機能の現時点の状態に関する情報を得
ます。RDSR オペ コ ー ド に続いて、FM25040B はス テー タ ス レ
ジ ス タ の内容を持つ 1 バイ ト を返 し ます。
BP1
BP0
0
0
なし
0
1
180h ~ 1FFh ( 上位 1/4)
WRSR - ス テー タ ス レ ジ ス タ 書き込み
1
0
100h ~ 1FFh ( 上位 1/2)
1
1
000h ~ 1FFh ( すべて )
WRSR コ マ ン ド を使っ て、 SPI バス マス タ ーがス テー タ ス レ
ジ ス タ へ書き込んだ り 、 BP0 と BP1 ビ ッ ト を必要に応 じ て設
定する こ と によ り 書き込み保護のコ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を変
更 し た り する こ と がで き ます。WRSR コ マ ン ド を発行する前に
は、 WP ピ ンが HIGH または非ア ク テ ィ ブ である必要があ り ま
す。 FM25040B では、 WP が メ モ リ ア レ イ と ス テー タ ス レ ジ
ス タ への書き込みを防止する こ と に注意 し て く だ さ い。 WRSR
を送信する前に WREN コ マ ン ド を送信 し て書き込みを有効に
し なければな り ません。WRSR コ マ ン ド の実行は書き込み操作
に相当す る ため、 書 き 込み イ ネーブル ラ ッ チが ク リ ア さ れま
す。
BP1 と BP0 ビ ッ ト と 書き込みイ ネーブル ラ ッ チは、 メ モ リ へ
の書き込みを防止する唯一の メ カ ニズムです。 残 り の書き込み
保護機能は、 ブ ロ ッ ク保護ビ ッ ト への不用意な変更を防止 し ま
す。
BP1 と BP0 ビ ッ ト によ り ソ フ ト ウ ェ アは選択的にア レ イへ書
き込み保護で き ます。 これ らの構成は、 WP ピ ンは非ア ク テ ィ
ブ にな り 、 WREN コ マ ン ド が発行 さ れる時にのみ使用 さ れま
す。
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FM25040B
図 8. RDSR バス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン
CS
0
1
2
3
4
5
6
7
0
1
2
3
4
5
6
7
SCK
Opcode
SI
0
0
0
0
0
1
0
1
0
Data
HI-Z
SO
D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
MSB
LSB
図 9. WRSR バス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン (WREN が非表示 )
CS
0
1
2
3
4
5
6
7
0
1
2
3
4
5
6
7
SCK
Data
Opcode
SI
SO
0
0
0
0
0
0
0
1
X X
MSB
X
X D3 D2 X
X
LSB
HI-Z
メ モ リ の動作
高い ク ロ ッ ク 周波数動作が可能な SPI イ ン タ ー フ ェ ー スは、
F-RAM 技術の高速書き込み機能を際立たせます。 シ リ アル フ
ラ ッ シ ュや EEPROM と 違っ て、 FM25040B はバス速度でシー
ケ ン シ ャルに書き込みを実行 し ます。ページ レ ジ ス タ は不要で
あ り 、 シーケ ン シ ャルな書き込みは何回で も 実行で き ます。
書き込み動作
すべての メ モ リ への書き込みは WREN オペ コ ー ド で開始 し ま
す。書き込みオペ コ ー ド は メ モ リ ア ド レ スの上位ビ ッ ト を含み
ます。オペ コ ー ド でのビ ッ ト 3 はア ド レ スの上位ビ ッ ト (A8) に
対応 し ます。 次のバイ ト はア ド レ スの下位 8 ビ ッ ト (A7 ~ A0)
です。 全部で、 9 ビ ッ ト は書き込み動作の最初のバイ ト のア ド
レ ス を指定 し ます。 後続のバイ ト はシーケ ン シ ャ ルに書き込ま
れるデー タ バイ ト です。 バス マス タ ーがク ロ ッ ク を送 り 、 CS
を LOW に維持 し ている限 り 、 ア ド レ スは内部で イ ン ク リ メ ン
ト さ れま す。 最終ア ド レ ス 1FFh に達す る と 、 カ ウ ン タ ーは
000h に戻 り ます。 デー タ は MSB か ら書き込みます。 CS の立
ち上が り エ ッ ジ で書き込み動作を終了 し ます。 書き込み動作を
図 10 に示 し ます。
注 : バース ト 書き込みが保護 さ れたブ ロ ッ ク に達する と 、 ア ド
レ スの自動イ ン ク リ メ ン ト は停止 し 、 書き込み用に受信 さ れた
後続のデー タ バイ ト のすべてはデバイ スに無視 さ れます。
来の特性を補完する も のです。 F-RAM メ モ リ は、 各デー タ バ
イ ト が (8 番目の ク ロ ッ ク の後 ) ク ロ ッ ク 入力 さ れた直後に
F-RAM ア レ イ に書き込まれる ため、 ページ バ ッ フ ァ を持っ て
いません。 そのため、 ページ バ ッ フ ァ の遅延な し にバイ ト をい
く つ も 書き込む こ と がで き ます。
注 : 書き込み中に電源を喪失する と 、 最後に完了 し たバイ ト の
みが書き込まれます。
読み出 し 動作
CSの立ち下が り エ ッ ジの後に、バス マス タ ーはREADオペ コ ー
ド を発行で き ます。読み出 し オペ コ ー ド は メ モ リ ア ド レ スの上
位ビ ッ ト を含みます。 オペ コ ー ド でのビ ッ ト 3 はア ド レ スの上
位ビ ッ ト (A8) に対応 し ます。 次のバイ ト はア ド レ スの下位 8
ビ ッ ト (A7 ~ A0) です。 全部で、 9 ビ ッ ト は読み出 し 動作の最
初のバイ ト のア ド レ ス を指定 し ます。 オペ コ ー ド と ア ド レ スが
発行 さ れた後、デバイ スは次の 8 ク ロ ッ ク サイ ク ルで読み出 し
デー タ を出力 し ます。SI 入力は読み出 し デー タ バイ ト の出力中
には無視 さ れます。 後続のバイ ト は順次に読み出 さ れるデー タ
バイ ト です。 バス マス タ ーがク ロ ッ ク を送 り 、 CS が LOW で
ある限 り 、 ア ド レ スは内部で イ ン ク リ メ ン ト さ れます。 最終ア
ド レ ス 1FFh に達する と 、 カ ウン タ ーは 000h に戻 り ます。デー
タ は MSB から読み出 し ます。CS の立ち上が り エ ッ ジ で読み出
し 動作を停止 し 、 SO ピ ン を ト ラ イ ス テー ト に し ます。 読み出
し 動作を 図 11 に示 し ます。
EEPROM はページ バ ッ フ ァ を使用 し て書き込みスループ ッ ト
を上げます。 ページ バ ッ フ ァ は、 書き込み動作が遅い と い う 本
文書番号 : 001-95869 Rev. **
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FM25040B
図 10. メ モ リ 書き込み (WREN が非表示 ) 動作
CS
0
1
2
3
4
5
6
7
0
1
2
3
4
5
6
7
0
1
2
3
4
5
6
7
SCK
Opcode
0
SI
0
0
Data
Byte Address
0 A8 0
1
0 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
LSB MSB
MSB
LSB
HI-Z
SO
図 11. メ モ リ 読み出 し
CS
0
1
2
3
4
5
6
7
0
1
2
3
4
5
6
7
0
1
2
3
4
5
6
7
SCK
Opcode
SI
0
0
0
0 A8 0
Byte Address
1
1 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0
MSB
LSB
Data
HI-Z
SO
D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
MSB
HOLD ピ ンの動作
HOLD ピ ン を使 っ て、 連続動作を中断せずそれに割 り 込む こ と
がで き ます。 SCK が LOW の間に、 バス マス タ ーが HOLD ピ
ン を LOW にする と 、 現時点の動作は一時停止 し ます。 SCK が
LSB
LOW の間に HOLD ピ ン を HIGH にする と 、動作が再開 し ます。
SCK が LOW にな っ ている時 HOLD の遷移を行 う 必要があ り ま
すが、 SCK と CS はホール ド 状態中に切 り 替え る こ と がで き ま
す。
~
~
図 12. HOLD 動作 [2]
~
~
CS
SI
VALID IN
SO
VALID IN
~
~
HOLD
~
~
~
~
SCK
注:
2. 図は、 入力モー ド と 出力モー ド での HOLD 動作を示 し ます。
文書番号 : 001-95869 Rev. **
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FM25040B
ア ク セス可能回数
FM25040B デバイ スには 1013 回以上、 読み書き を問わずア ク
セスする こ と がで き ます。F-RAM メ モ リ は読み出 し と 格納 メ カ
ニズムを伴い動作 し ます。 そのため、 メ モ リ ア レ イへのア ク セ
ス ( 読み出 し /書き込み ) に対 し て、 ア ク セス サイ ク ルが行単
位で適用 さ れます。 F-RAM のアーキテ ク チ ャは、 64 ビ ッ ト の
行 と 64 の列か ら な る ア レ イ を基に し ています。 読み出 し また
は書き込みは行単位に行われます。 1 行内のデー タ のア ク セス
バイ ト 数に関わ ら ず内部的に行に対する ア ク セスは 1 回です。
行内の各バイ ト は、 ア ク セス可能回数の計算では 1 回だけ カ ウ
ン ト さ れます。 表 6 は、 オペ コ ー ド 、 開始ア ド レ ス、 順々の 64
バイ ト デー タ の流れを含む、 64 バイ ト の繰 り 返 し ループに対
応 し たア ク セス可能回数を示 し ています。 こ れはループによ っ
て各バイ ト がア ク セス 1 回を費や し た こ と にな り ます。
文書番号 : 001-95869 Rev. **
表 6. 64 バイ ト ループの繰 り 返 し でア ク セス可能回数が限界に
達する期間
セス可能 ア ク セス可能
SCK 周波数 ア ク 回数
回数
(MHz)
サイ ク ル/秒 サイ クル/年
10
5
1
18,660
9,330
1,870
限界到達年数
5.88×1011
17.0
11
34.0
2.94×10
5.88 ×
1010
170.1
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FM25040B
表面実装ハン ダ付け温度 (3 秒 ) ............................... +260°C
最大定格
最大定格を超え る と 、 デバイ スの寿命が短 く な る可能性があ り
ます。 こ れら のユーザー ガ イ ド ラ イ ンはテ ス ト は行われていま
せん。
DC 出力電流 ( 一度に 1 出力、 1 秒間 ) ...................... 15mA
静電気の放電電圧
人体モデル (AEC-Q100-002 Rev. E) .............................. 3.5kV
保存温度 ..................................................... –55°C ~ +125°C
帯電デバイ ス モデル (AEC-Q100-011 Rev. B) ............... 1.25kV
最大接合部温度 .......................................................... 135°C
マシ ン モデル (AEC-Q100-003 Rev. E) ............................ 250V
VSS を基準 と し た VDD の電源電圧 .................. –1.0V ~ +7V
ラ ッ チア ッ プ電流 .................................................... >140mA
入力電圧 ............................. –1.0V ~ +7.0V、 VIN<VDD+1.0V
動作範囲
High-Z 状態の出力
に印加する DC 電圧 ................................–0.5V ~ VDD+0.5V
グ ラ ン ド 電位を基準に し た任意の
範囲
周囲温度 (TA)
VDD
車載用拡張温度範囲
–40°C ~ +125°C
4.5V ~ 5.5V
ピ ンの過渡電圧 (<20ns) ..........................–2.0V ~ VDD+2.0V
パ ッ ケージ許容電力損失 (TA = 25°C)............................ 1.0W
DC 電気的特性
動作範囲において
パラ メ ー タ ー
説明
VDD
電源
IDD
VDD 電源電流
ISB
VDD ス タ ンバイ電流
Min
Typ[5]
Max
単位
4.5
5.0
5.5
V
–
–
0.3
mA
–
–
3
mA
TA = 85°C
–
–
10
μA
TA = 125°C
–
–
30
μA
テ ス ト 条件
SCLがVDD–0.3V と VSS fSCK = 1MHz
の間で ト グル。 他の入
= 14MHz
f
力に VSS または VDD – SCK
0.3 V を印加。
SO = オープ ン
CS = VDD。 他のすべて
の入力は、 VSS または
VDD に接続
ILI
入力 リ ー ク電流
VSS ≤ VIN ≤ VDD
–
–
±1
μA
ILO
出力 リ ー ク電流
VSS ≤ VOUT < VDD
–
–
±1
μA
VIH
入力 HIGH 電圧
0.75 × VDD
–
VDD+0.3
V
VIL
入力 LOW 電圧
– 0.3
–
0.25 × VDD
V
VOH
出力 HIGH 電圧
IOH = –1mA
VDD–0.8
–
–
V
VOL
出力 LOW 電圧
IOL = 2mA
–
–
0.4
V
VHYS[6]
入力 ヒ ス テ リ シス (CS と SCK ピ ン )
0.05 × VDD
–
–
V
注:
3. 標準値は 25°C、 VDD=VDD (typ) で測定 さ れます。 すべてのデバイ スで テ ス ト さ れていません。
4. こ のパラ メ ー タ ーは特性付け さ れますが、 すべてのデバイ ス で テ ス ト さ れていません。
文書番号 : 001-95869 Rev. **
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FM25040B
デー タ 保持期間およびア ク セス可能回数
パラ メ ー タ ー
説明
TDR
デー タ 保持期間
NVC
テ ス ト 条件
ア ク セス可能回数
Min
Max
単位
TA = 125°C
11000
–
時間
TA = 105°C
11
–
年
TA = 85°C
121
–
動作温度範囲内
1013
–
サイ クル
AEC-Q100 車載用ア プ リ ケーシ ョ ン での F-RAM 製品寿命の例
ア プ リ ケーシ ョ ンは、 寿命にわた っ て安定 し た温度で動作するわけではあ り ません。 その代わ り に、 ア プ リ ケーシ ョ ンの使用可能
な寿命にわた っ て温度が異な っ た環境で動作する こ と を期待 さ れています。 その結果 と し て、 ア プ リ ケーシ ョ ンに使用する F-RAM
の保持仕様は累積的に計算 さ れる ものです。 多重温度の熱プ ロ フ ァ イルの推定例は、 以下の通 り です。
Tmax A [5] に応 じ る加速係数
温度
T
時間
t
T1 = 125°C
T2 = 105°C
T3 = 85°C
T4 = 55°C
LT
A = ------------------------ = e
L  Tmax 
t1 = 0.1
t2 = 0.15
t3 = 0.25
t4 = 0.50
1 
Ea  1 ---------------------  --- –
k T Tmax
プ ロ フ ァ イル要因
P
1
P = ------------------------------------------------t1
t2
 --- + --- + t3
-- + t4
--- 
 A1 A2 -A3
A4
A1 = 1
A2 = 8.67
A3 = 95.68
A4 = 6074.80
8.33
プ ロ フ ァ イル寿命
L (P)
L  P  = P  L  Tmax 
> 10.46 年
静電容量
パラ メ ー タ ー [6]
説明
CO
出力ピ ン静電容量 (SO)
CI
入力ピ ン静電容量
テ ス ト 条件
Max
単位
8
pF
6
pF
テ ス ト 条件
8 ピ ン SOIC
単位
テ ス ト 条件は、 EIA/JESD51 に準拠 し た、 熱イ ン ピーダ
ン ス を測定する ための標準テ ス ト 方法 と 手順に従 う
148
°C/W
48
°C/W
TA = 25°C、 f = 1MHz、 VDD = VDD(typ)
熱抵抗
説明
パラ メ ー タ ー
JA
JC
熱抵抗 ( 接合部か ら周囲 )
熱抵抗 ( 接合部か ら ケース )
AC テ ス ト 条件
入力パルス レ ベル............................VDD の 10% お よび 90%
入力の立ち上が り と 立ち下が り 時間 ...............................5ns
入力 と 出力 タ イ ミ ングの基準レ ベル .......................0.5×VDD
出力負荷容量 ................................................................. 30pF
注:
5. こ こ では、 k は、 Boltzmann 定数 8.617 ×10 -5eV/K で、 Tmax は、 製品の指定 し た最大温度で、 T は F-RAM 製品の仕様範囲内の任意の温度です。 式では、 すべて
の温度の単位は、 ケルビ ン です。
6. こ のパ ラ メ ー タ ーは特性付け さ れますが、 すべてのデバイ ス で テ ス ト さ れていません。
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FM25040B
AC ス イ ッ チ ング特性
動作範囲において
パラ メ ー タ ー [7]
サイ プ レ ス
パラ メ ー タ ー
説明
代替の
パラ メ ー タ ー
Min
Max
単位
fSCK
–
SCK ク ロ ッ ク周波数
0
14
MHz
tCH
–
ク ロ ッ ク HIGH 時間
30
–
ns
tCL
–
ク ロ ッ ク LOW 時間
30
–
ns
tCSU
tCSS
チ ッ プ セ レ ク ト のセ ッ ト ア ッ プ時間
10
–
ns
tCSH
tCSH
チ ッ プ セ レ ク ト ホール ド 時間
10
–
ns
tHZCS
出力デ ィ スエーブル時間
–
25
ns
tODV
tCO
出力デー タ 有効時間
–
30
ns
tOH
–
出力ホール ド 時間
0
–
ns
tD
tOD
[8、 9]
–
選択解除時間
80
–
ns
[10、 11]
–
デー タ 入力の立ち上が り 時間
–
50
ns
tF[10、 11]
–
デー タ 入力の立ち下が り 時間
–
50
ns
tSU
tSD
デー タ セ ッ ト ア ッ プ時間
5
–
ns
tH
tHD
デー タ ホール ド 時間
5
–
ns
tHS
tSH
HOLD ピ ンのセ ッ ト ア ッ プ時間
10
–
ns
tHH
tHH
HOLD ピ ンのホール ド 時間
10
–
ns
tHZ[8、 9]
tLZ[9]
tHHZ
HOLD が LOW か ら HI-Z ま での時間
–
25
ns
tHLZ
HOLD が HIGH から デー タ ア ク テ ィ ブ ま での時間
–
25
ns
tR
注:
7. ページ 14 の 「AC テ ス ト 条件」 に示すよ う に、 テ ス ト 条件では、 信号遷移時間が 5ns 以下で、 タ イ ミ ン グ リ フ ァ レ ン ス レ ベルが 0.5×VDD で、 入力パルス レ ベ
ルが VDD0 の 10% ~ 90% で、 出力負荷が指定 さ れた IOL / IOH の負荷容量が 30pF であ る こ と を前提に し ています。
8. tOD および tHZ は、 5pF の負荷容量で規定 さ れています。 出力が高イ ン ピーダ ン ス状態に入る と 、 遷移が測定 さ れます。
9. こ のパラ メ ー タ ーは特性付け さ れますが、 すべてのデバイ ス ではテ ス ト さ れません。
10. 立ち上が り と 立ち下が り 時間は波形の 10% と 90% の間で測定 さ れます。
11. こ れ ら のパ ラ メ ー タ ーは設計保証 さ れますが、 テ ス ト さ れていません。
文書番号 : 001-95869 Rev. **
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FM25040B
図 13. 同期デー タ タ イ ミ ング ( モー ド 0)
tD
CS
tCSU
tCH
tCL
tCSH
SCK
tSU
SI
tH
VALID IN
VALID IN
VALID IN
tOH
tODV
SO
HI-Z
tOD
HI-Z
CS
SCK
tHH
~
~
~
~
図 14. HOLD の タ イ ミ ング
tHS
~
~
tHS
VALID IN
tHZ
文書番号 : 001-95869 Rev. **
VALID IN
tLZ
~
~
SO
tSU
~
~
HOLD
SI
tHH
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FM25040B
パワー サイ ク ル タ イ ミ ング
動作範囲において
パラ メ ー タ ー
説明
Min
Max
単位
–
ms
tPU
電源投入時の VDD(min) か ら最初のア ク セス (CS LOW) ま での時間
1
tPD
最後のア ク セス (CS HIGH) か ら電源切断 (VDD(min)) 時ま での時間
0
–
µs
tVR [12]
VDD 電源投入時ラ ン プ レー ト
30
–
µs/V
tVF[12]
VDD 電源切断時ラ ン プ レー ト
20
–
µs/V
VDD
~
~
図 15. パワー サイ クル タ イ ミ ング
VDD(min)
tVR
CS
tVF
tPD
~
~
tPU
VDD(min)
注:
12. VDD 波形上の任意の点で測定 し た傾き です。
文書番号 : 001-95869 Rev. **
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FM25040B
注文情報
パ ッ ケージ図
パ ッ ケージ タ イ プ
動作範囲
FM25040B-GA
注文 コ ー ド
51-85066
8 ピ ン SOIC
車載用拡張温度範囲
FM25040B-GATR
51-85066
8 ピ ン SOIC
これ ら すべての部品は鉛 フ リ ーです。 在庫状況については、 最寄 り のサイ プ レ スの販売代理店にお問い合わせ く だ さ い。
注文 コ ー ド の定義
FM 25 040 B
- G
A
TR
オプ シ ョ ン :
空白 = 標準 ; TR = テープ と リ ール
温度範囲 :
A = 車載用拡張温度範囲 (–40°C ~ +125°C)
パ ッ ケージ タ イ プ :
G = 8 ピ ン SOIC
ダイ リ ビジ ョ ン : B
容量 : 040 = 4K ビ ッ ト
SPI F-RAM
サイ プ レ ス
文書番号 : 001-95869 Rev. **
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FM25040B
パ ッ ケージ図
図 16. 8 ピ ン SOIC (150Mil) パ ッ ケージ図、 51-85066
51-85066 *G
文書番号 : 001-95869 Rev. **
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FM25040B
略語
略語
AEC
本書の表記法
説明
Automotive Electronics Council
( 米国車載電子部品評議会 )
CPHA
Clock Phase ( ク ロ ッ ク位相 )
CPOL
Clock Polarity ( ク ロ ッ ク 極性 )
Electrically Erasable Programmable Read-Only
Memory ( 電気的消去書き込み可能な読み出 し 専
用メ モリ )
測定単位
記号
°C
測定単位
摂氏温度
Hz
ヘルツ
kHz
キロヘルツ
K
キロオーム
Kbit
キロ ビ ッ ト
Electronic Industries Alliance ( 米国電子工業会 )
kV
キロボル ト
Input/Output ( 入力/出力 )
Joint Electron Devices Engineering Council
( 半導体技術協会 )
MHz
メ ガヘルツ
A
マ イ ク ロ ア ンペア
s
マ イ ク ロ秒
JESD
JEDEC Standards (JEDEC 準拠 )
mA
ミ リ ア ンペア
LSB
Least Significant Bit ( 最下位ビ ッ ト )
ms
ミ リ秒
MSB
Most significant bit ( 最上位ビ ッ ト )
Ferroelectric Random Access Memory
( 強誘電体 ラ ン ダム ア ク セス メ モ リ )
Restriction of Hazardous Substances
( 特定有害物質使用制限指令 )
Serial Peripheral Interface
( シ リ アル ペ リ フ ェ ラル イ ン タ ー フ ェ ース )
Small Outline Integrated Circuit
( 小型外形集積回路 )
ns
ナノ秒

オーム
%
パーセ ン ト
pF
ピコフ ァ ラ ッ ド
V
ボル ト
W
ワッ ト
EEPROM
EIA
I/O
JEDEC
F-RAM
RoHS
SPI
SOIC
文書番号 : 001-95869 Rev. **
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FM25040B
改訂履歴
文書名 : FM25040B、 4K ビ ッ ト (512 × 8) シ リ アル (SPI) 車載用 F-RAM
文書番号 : 001-95869
版
**
ECN 番号
4700353
変更者
KURO
文書番号 : 001-95869 Rev. **
発行日
04/22/2015
変更内容
こ れは英語版001-86151 Rev. *A を翻訳 し た日本語版001-95869 Rev. ** です。
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FM25040B
セールス、 ソ リ ュ ーシ ョ ンおよび法律情報
ワール ド ワ イ ド な販売 と 設計サポー ト
サイ プ レ スは、 事業所、 ソ リ ュ ーシ ョ ン セ ン タ ー、 メ ー カ ー代理店および販売代理店の世界的なネ ッ ト ワー ク を保持 し ています。
お客様の最寄 り のオ フ ィ スについては、 サイ プ レ スのロ ケーシ ョ ン ページ を ご覧 く だ さ い。
PSoC® ソ リ ュ ーシ ョ ン
製品
車載用
ク ロ ッ ク&バ ッ フ ァ
イ ン タ ー フ ェ ース
照明&電力制御
psoc.cypress.com/solutions
cypress.com/go/automotive
PSoC 1 | PSoC 3 | PSoC 4 | PSoC 5LP
cypress.com/go/clocks
cypress.com/go/interface
サイ プ レ ス開発者 コ ミ ュ ニ テ ィ
cypress.com/go/powerpsoc
コ ミ ュ ニ テ ィ | フ ォ ー ラ ム | ブ ログ | ビデオ | ト レーニ ン グ
cypress.com/go/plc
メモリ
cypress.com/go/memory
PSoC
cypress.com/go/psoc
タ ッ チ セ ン シ ング
USB コ ン ト ロー ラ ー
ワ イヤレ ス/ RF
テ ク ニ カル サポー ト
cypress.com/go/support
cypress.com/go/touch
cypress.com/go/USB
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イ プ レ ス製品に組み込まれた回路以外のいかな る回路を使用する こ と に対 し て一切の責任を負いません。 サイ プ レ ス セ ミ コ ン ダ ク タ 社は、 特許またはその他の権利に基づ く ラ イ セ ン ス を譲渡する
こ と も、 または含意する こ と も あ り ません。 サイ プ レ ス製品は、 サイ プ レ ス と の書面によ る合意に基づ く ものでない限 り 、 医療、 生命維持、 救命、 重要な管理、 または安全の用途のために使用す
る こ と を保証する ものではな く 、 また使用する こ と を意図 し た もので も あ り ません。 さ ら にサイ プ レ スは、 誤動作や誤 り によ っ て使用者に重大な傷害を も た ら す こ と が合理的に予想 さ れる生命維
持シ ス テムの重要な コ ンポーネ ン ト と し てサイ プ レ ス製品を使用する こ と を許可 し ていません。 生命維持シ ス テムの用途にサイ プ レ ス製品を供する こ と は、 製造者がそのよ う な使用におけるあ ら
ゆる リ ス ク を負 う こ と を意味 し 、 その結果サイ プ レ スはあ ら ゆる責任を免除 さ れる こ と を意味 し ます。
すべてのソ ース コ ー ド ( ソ フ ト ウ ェ アおよび/またはフ ァ ームウ ェ ア ) はサイ プ レ ス セ ミ コ ン ダ ク タ 社 ( 以下 「サイ プ レ ス」 ) が所有 し 、 全世界の特許権保護 ( 米国およびその他の国 )、 米国の著
作権法な ら びに国際協定の条項に よ り 保護 さ れ、 かつそれら に従います。 サイ プ レ スが本書面に よ り ラ イ セ ン シーに付与する ラ イ セ ン スは、 個人的、 非独占的かつ譲渡不能の ラ イ セ ン ス であ り 、
適用 さ れる契約で指定 さ れたサイ プ レ スの集積回路 と 併用 さ れる ラ イ セ ン シーの製品のみをサポー ト する カ ス タ ム ソ フ ト ウ ェ アおよび/またはカ ス タ ム フ ァ ームウ ェ ア を作成する目的に限 っ て、
サイ プ レ スのソ ース コ ー ド の派生著作物を コ ピー、 使用、 変更そ し て作成する ための ラ イ セ ン ス、 な ら びにサ イ プ レ スの ソ ース コ ー ド および派生著作物を コ ンパイルする ための ラ イ セ ン スです。
上記で指定 さ れた場合を除き、 サイ プ レ スの書面によ る明示的な許可な く し て本 ソ ース コ ー ド を複製、 変更、 変換、 コ ンパイル、 または表示する こ と はすべて禁止 し ます。
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果サイ プ レ スはあ ら ゆる責任を免除 さ れる こ と を意味 し ます。
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文書番号 : 001-95869 Rev. **
改訂日 2015 年 4 月 22 日
本書で言及するすべての製品名および会社名は、 それぞれの所有者の商標である場合があ り ます。
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