SANYO LB1940U

注文コード No. N 7 2 3 2
LB1940T/U
モノリシックデジタル集積回路
定電流 H ブリッジドライバ
LB1940T/U は低電圧(3V 電池対応),低飽和,低消費電流の 2 相励磁バイポーラステッピングモータド
ライバ IC である。アクチュエータの定電流制御が可能であり、デジタルスチルカメラのシャッタ/ア
イリス/AF をはじめ、USB 対応のスキャナ/FDD/プリンタなど、PC 周辺機器のアクチュエータ駆動にも
最適である。
機能・特長
・低電圧駆動が可能。
2 電源仕様
VS=1.6∼7.5V VDD=1.9∼6.5V
単電源仕様
VS=VDD=1.9∼7.5V
・低飽和出力
VO(sat)=0.3V at IO=200mA。
・定電流制御が可能。
・基準電圧内蔵(Vref=0.9V)。
・小型,薄型パッケージ(LB1940T:TSSOP20;225mil,厚さ t=1.2mm max)
(LB1940U:MSOP20;厚さ t=0.85mm max)
絶対最大定格/Ta=25℃
項目
記号
条件
定格値
unit
最大電源電圧
VB max
VS1,VS2,VDD
−0.3∼+10.5
V
最大出力印加電圧
VOUT max
OUT1,OUT2,OUT3,OUT4
−0.3∼+10.5
V
最大 OUT1,2,3,4 出力電流
IO max
400
mA
最大入力印加電圧
VIN max
ENA1,ENA2,IN1,IN2,VC
−0.3∼+10.5
V
許容消費電力
Pd max
指定基板付※
800
mW
動作周囲温度
Topr
−20∼+85
℃
保存周囲温度
Tstg
−55∼+150
℃
※指定基板:114.3mm×76.1mm×1.6mm,ガラスエポキシ樹脂
許容動作範囲/Ta=25℃
項目
機能保証電圧範囲
記号
条件
規格値
min
typ
max
unit
VOPR1
VDD 系,VS=2.0V
1.9
6.5
VOPR2
VS 系,VDD=5.0V
1.6
7.5
「L」入力スレッシュホールド電圧
VIL
ENA1,ENA2,IN1,IN2
−0.3
1.0
V
「H」入力スレッシュホールド電圧
VIH
ENA1,ENA2,IN1,IN2
2.0
6.0
V
VC 入力電圧
VC
0.19
1.0
V
V
80504 MH IM ◎染谷 B8-5420,5474,5645,5736,5828,5901,5952,6029 No.7232-1/9
LB1940T/U
電気的特性/Ta=25℃,VS=3V,VDD=5V
項目
待機時消費電流
記号
条件
ISTB
VS=VDD=6.5V
VREF
IOL=0∼1mA
VSVDD
IOL=10mA
VO(sat)1
VDD=5.0V,VS=2.0V
規格値
min
typ
max
unit
0.1
1.0
µA
0.85
0.9
0.95
V
4.70
4.85
[レギュレート出力回路]
VREF 出力電圧
SVDD 出力電圧
V
[H ブリッジ出力回路]
OUT 出力飽和電圧
0.20
IO=200mA(PNP 側)
(飽和時)
VO(sat)2
V
VDD=5.0V,VS=2.0V
0.10
0.15
94
100
106
180
200
220
1.5
3
mA
4
7
mA
−1
µA
IO=200mA(NPN 側)
OUT 出力電流
IOUT1
VDD=6.0V,VC=0.2V,VS=3.5V
RL=5Ω(OUT−OUT 間),RFB=2Ω
(定電流制御時)
IOUT2
Rb
VREF(Ra=70kΩ,Rb=20kΩ)※
Ra + Rb
VDD=6.0V,VS=2.0V
0.30
VC=
mA
RL=5Ω(OUT−OUT 間),RFB=1Ω
VS 系動作消費電流
IS1
VDD 系動作消費電流
IDD1
VC 入力電流
Rb
VREF(Ra=70kΩ,Rb=20kΩ)※
Ra + Rb
Rb
VC=
VREF(Ra=70kΩ,Rb=20kΩ)※
Ra + Rb
VC=
IVC
ENA1=2V
VDD=6.0V,VS=2.0V,VC=1.9V
IIH
VIH=5.5V
IIL
VIL=GND
0
[制御入力回路]
制御端子最大入力電流
80
−1
100
0
µA
※Ra,Rb については応用回路例参照。
外形図
unit:mm
3246 [LB1940T]
外形図
unit:mm
3262 [LB1940U]
No.7232-2/9
LB1940T/U
真理値表
入力
出力
ENA
IN
1
2
L
L
H
1
OUT
2
1
2
3
4
SVDD
モード
待機(消費電流ゼロ)
H
L
H
on
1ch 逆転
L
H
L
on
1ch 正転
H
空欄は don't care
H
L
H
on
2ch 逆転
L
H
L
on
2ch 正転
空欄は off
No.7232-3/9
LB1940T/U
ピン配置図
VC1
1
20 VS1
S -GND
2
19 SVDD
VC2
3
18 V DD
Vref
4
17 OUT1
ENA1
5
ENA2
6
VS1 1
SVDD 2
VDD 3
18 VC2
OUT1 4
17 Vref
16 ENA1
LB1940U
OUT2 6
15 ENA2
OUT3 7
14 IN1
RFG2 8
13 IN2
OUT4 9
12 FC1
VS2 10
11 FC2
15 OUT2
IN1
7
14 OUT3
IN2
8
13 RFG2
FC1
9
12 OUT4
FC2 10
19 S-GND
RFG1 5
16 RFG1
LB1940T
20 VC1
Top view
11 VS2
Top view
端子説明
端子番号
端子名
説明
LB1940T
LB1940U
1
20
VC1
2
19
S-GND
3
18
4
端子番号
端子名
説明
LB1940T
LB1940U
1ch 制御用基準電圧入力
1
10
VS2
モータ電源(+)
制御系 GND
2
9
OUT4
モータ駆動出力 4
VC2
2ch 制御用基準電圧入力
3
8
RFG2
定電流検出端子
17
Vref
基準電圧出力
4
7
OUT3
モータ駆動出力 3
5
16
ENA1
1ch 制御信号入力
5
6
OUT2
モータ駆動出力 2
6
15
ENA2
2ch 制御信号入力
6
5
RFG1
定電流検出端子 1
7
14
IN1
1ch 制御信号入力
7
4
OUT1
モータ駆動出力 1
8
13
IN2
2ch 制御信号入力
8
3
VDD
制御系電源(+)
9
12
FC1
1ch 位相補償 C 接続端子
9
2
SVDD
制御系電源出力
10
11
FC2
2ch 位相補償 C 接続端子
10
1
VS1
モータ電源(+)
No.7232-4/9
LB1940T/U
ブロック図
No.7232-5/9
LB1940T/U
応用回路例
VDD
VS2
VS1
ENA1
OUT1
ENA2
OUT2
C
P
U
IN1
IN2
LB1940T
LB1940U
OUT3
OUT4
S-GND
FC1
SVDD
FC2
Vref
Ra
VC1
VC2
RFG1
RfB
RFG2
RfB
Rb
定電流制御時:OUT 電流は、RFG 端子電圧が VC 端子入力電圧と等しくなる様に制御される。
例えば、VC=0.2V, RFB=1Ωの場合は、IOUT=200mA(=0.2V/1Ω)となる。
※それぞれの入力(ENA,IN)電圧とそれぞれの電源(VDD,VS)電圧の上下関係はない。
ex. VIN=5V,VDD=3V,VS=2V での使用も可能である。
注)定電流設定用基準電圧入力端子 VC への入力電圧範囲は 0.19V∼1.0V である。
No.7232-6/9
LB1940T/U
定電流設定について
本 IC の定電流制御回路の構成は右図のようになっている。
VC 端子に入力された電圧は IC 内部の定電流制御アン
プの+側入力に基準として入力される。
また、この定電流制御アンプの−側入力はワイヤボンド
抵抗 Rb(=0.1Ω)を介して RFG 端子に接続されており、
そこに外付けされる電流検出抵抗で発生した電圧と上記
基準電圧とを比較することにより定電流制御回路を構成
している。
なお、定電流制御時には定電流制御アンプの+側入力
からバイアス電流 Ib(=1.5µA)が流れ出るため、仮に図の
ように VREF 電圧を分割抵抗(70kΩと 20kΩ)により 1/4.5
に分割して VC 端子に入力する応用の場合、VC の電圧は
VC=VREF/4.5+Ib×20kΩ
=VREF/4.5+0.03
となる。
よって、定電流 IOUT を設定するための理論式は
IOUT=VC/(RFB+Rb)
=(VREF/4.5+0.03)/(RFB+Rb)
となる。
No.7232-7/9
LB1940T/U
No.7232-8/9
LB1940T/U
PS No.7232-9/9