ETC AN8568S

テレビ用 IC
AN8568S
BS/CS放送用周波数シンセサイザIC
■ 概 要
Unit : mm
AN8568Sは、BS/CS放送用周波数シンセサイ
ザです。16 分周の 2.7 GHz プリスケ−ラおよび
I2C バス制御 PLL 回路から構成されています。
9
1
8
4.2±0.3
6.5±0.3
■ 特 長
• 低消費電力(5 V, 25 mA)
• 16 レベル /5 レベル AD コンバータ内蔵
• 16 分周 2.7 GHz プリスケーラ内蔵
• I2Cバスフォーマット(SP5655Sコンパチブル)
• 基準デバイダ分周比 3 モード切り換え可能
(256, 512, 1024)
• 基準発振回路内蔵
• 位相ロック検出回路内蔵
• 6つのプログラム可能なオープンコレクタ出力
• バリキャップ駆動増幅回路ディスエーブル
機能
• チャージポンプ出力 30 V 耐圧トランジスタ
内蔵
(0.15)
10.1±0.3
16
0.40±0.25
Seating plane
0.1±0.1
1.27
0.4
1.5±0.2
0.3
Seating plane
SOP016-P-0225A
注 ) 本製品のパッケージは,
後記の鉛フリーパッケージ(SOP016P-0225E)になる予定です。
■ 用 途
• テレビ、ビデオ
9
Port P4
10 Port P3/
ADD Select
Port P0
12
11
VCC
RF Input
13
RF Input
14
15
16
GND
30 V Drain
■ ブロック図
Prescaler 1/16
2Mod. PSC 1/32,33
Charge
Phase
Pump
Comp.
CP,T0 TS0,1
Control
Gate
SDB00037BJB
8
Port P6/ 7
ADC Input
POR
6
Latch
Port P7
5
4
I2C Bus
Transceiver
SDA
3
Port
I/O
ADC
Reference
Divider
OSC GND
2
Xtal
Charge 1
Pump
OSC
Lock
Detect.
SCL
OS
発行年月 : 2001年12月
ADD
15-bit
Programmable Divider
Port P5
Amp.
1
AN8568S
■ 端子説明
説明
Pin No.
説明
Pin No.
1
チャージポンプ
9
入出力ポート P4
2
水晶発振入力
10
出力ポート P3/ アドレス選択
3
OSC GND
11
出力ポート P0
4
SDA
12
VCC
5
SCL
13
プリスケーラ入力 1
6
入出力ポート P7
14
プリスケーラ入力 2
7
出力ポートP6/ADC 入力
15
GND
8
入出力ポート P5
16
30 V トランジスタ ドレイン出力
■ 絶対最大定格
項目
記号
定格
単位
電源電圧
VCC
6.0
V
端子電圧
V1
− 0.3 ∼ VCC + 0.3
V
V2
2.5 ∼ VCC + 0.3
V4, V5
− 0.3 ∼ 6.0
V6 ∼ V11
− 0.3 ∼ VCC + 0.3
V13 ∼ V14
− 0.3 ∼ VCC + 0.3
V16
− 0.3 ∼ 35
ICC
30
mA
I6 ∼ I11
0 ∼ 15 (各端子)
mA
電源電流
端子電流
*1
許容損失
*2
0 ∼ 50 (総和)
動作周囲温度
保存温度
*3
*3
PD
230
mW
Topr
−20 ∼ +85
°C
Tstg
−55 ∼ +150
°C
注 ) 回路電流では、(+)は IC へ流入する電流であり、(−)は流出する電流です。
Pin2, 4, 5 は、特に静電破壊に弱いので取り扱いにご注意ください。
*1 : ポートオン時
*2 : 許容損失は、Ta = 85 °C フリーエアー時の単体の値を示す。
*3 : 動作周囲温度および保存温度の項目以外はすべて Ta = 25 °C とする。
■ 推奨動作範囲
項目
電源電圧
2
記号
範囲
単位
VCC
4.5 ∼ 5.5
V
SDB00037BJB
AN8568S
■ 電気的特性 Ta = 25 °C
項目
記号
条件
最小
標準
最大
単位
電源電流
ICC
VCC = 5 V
18
25
32
mA
プリスケーラ入力レベル 1
P13A
VCC = 5 V, f13 = 600 MHz
−27

3
dBm
プリスケーラ入力レベル 2
P13B
VCC = 5 V, f13 = 1 GHz
−29

3
dBm
プリスケーラ入力レベル 3
P13C
VCC = 5 V, f13 = 1.2 ∼ 2.5 GHz
−30

3
dBm
プリスケーラ入力レベル 4
P13D
VCC = 5 V, f13 = 2.7 GHz
−25

3
dBm
最小
標準
最大
単位
• 設計参考資料
注 ) 下記特性は、IC 設計上の理論値であり、保証値ではありません。
項目
記号
条件
SDA, SCL 入力電圧 H
VINH
Pin4, 5
3

5.5
V
SDA, SCL 入力電圧 L
VINL
Pin4, 5
0

1.5
V
SDA, SCL 入力電流 H
IINH
Pin4, 5 入力電圧 = 5.5 V
−10
0
10
µA
SDA, SCL 入力電流 L
IINL
Pin4, 5 入力電圧 = 0 V
−10
0
10
µA
SDA, SCL リーク電流
IINLK
Pin4, 5 入力電圧 = 5.5 V ; VCC = 0 V
−10
0
10
µA
SCL 入力周波数
fSCL


100
kHz
SDA 出力電圧
VSDA
吸込電流 = 3 mA

0.2
0.4
V
出力ポート吸込電流 1
IP1
Pin6, 7, 8, 9
ポート = On, 出力電圧 = 0.7 V
10


mA
出力ポート吸込電流 2
IP2
Pin10, 11
ポート = On, 出力電圧 = 5 V
330
450
560
µA
出力ポートリーク電流
IPLK
Pin6, 7, 8, 9, 10, 11
ポート = Off, 出力電圧 = VCC
−10
0
10
µA
入力ポート入力電流 H
IPINH
Pin6, 8, 9 入力電圧 = VCC
−10
0
10
µA
入力ポート入力電流 L
IPINL
Pin6, 8, 9 入力電圧 = 0 V
−10
0
10
µA
ADD/ 入力ポート入力電流 H
I10INH
入力電圧 = VCC
−10
0
10
µA
ADD/ 入力ポート入力電流 L
I10INL
入力電圧 = 0 V
−10
0
10
µA
ADC/入力ポート入力電流 H *1
I7INH
入力電圧 = VCC
−10
0
10
µA
*1
I7INL
入力電圧 = 0 V
−10
0
10
µA
VINPTH
Pin6, 8, 9, ポート = Off
2.7


V
VINPTL
Pin6, 8, 9, ポート = Off


0.8
V
0.14

0.73
VPP
3.9998
4
4.0002
MHz

Ω
ADC/入力ポート入力電流 L
入力ポート入力電圧 H
入力ポート入力電圧 L
基準周波数入力レベル
水晶発振周波数
*2
V2
VCC = 5 V, f2 = 2.048 MHz, 正弦波
f2OSC
水晶発振負性抵抗
*3

−750 −1200
注 ) *1 : ■ 技術資料
*2 : Pin2(水晶発振入力)は電流入力形式になっており、信号発生器から抵抗 (1 kΩ)を介して 2.048 MHz を入力し、
Pin2 に流出入する電流(min.70 µA ∼ max.365 µA)で動作可能な入力レベルを検査する。
*3 : 当社治具での評価データです。
I2C バス制御データ「ADC レベル」参照
SDB00037BJB
3
AN8568S
■ 電気的特性(つづき) Ta = 25 °C
• 設計参考資料(つづき)
注 ) 下記特性は、IC 設計上の理論値であり、保証値ではありません。
項目
記号
条件
最小
標準
最大
単位
チャージポンプ電流 H
I1H
V1 = 2.0 V, CP(bit2 ; byte4) = 1

±170

µA
チャージポンプ電流 L
I1L
V1 = 2.0 V, CP(bit2 ; byte4) = 0

±50

µA
チャージポンプ出力
リーク電流
I1LK
V1 = 2.0 V, チャージポンプ・ディス
エーブル , T0(bit4 ; byte4) = 1

0
± 0.1
µA
30 V 耐圧トランジスタ
吸込電流
I16
V16 = 1.0 V
T1,TS0,TS1,TS2(bit3,7,6,5 ; byte4) = 1
1.0
2.3

mA
30 V 耐圧トランジスタ
I16LK
V16 = 30 V

0
± 1.0
µA

Pin7, 1LSB = 0.0625VCC(16レベル時) − 0.5
1LSB = 0.15VCC(5 レベル時)

0.5
LSB
T1, TS2(bit3, 5 ; byte4) = 1
リーク電流
ADC 変換レベル精度
I2C インタフェース
tBUF
4.0


µs
Start condition setup time
tSU,STA
4.0


µs
Start condition hold time
tHD,STA
4.0


µs
Low period SCL, SDA
tLOW
4.0


µs
High period SCL
tHIGH
4.0


µs
Rise time SCL, SDA
tr


1.0
µs
Fall time SCL, SDA
tf


0.35
µs
Data setup time (write)
tSU,DAT
0.25


µs
Data hold time (write)
tHD,DTA
0


µs
Stop condition setup time
tSU,STO
4.0


µs
Bus free before start
4
SDB00037BJB
AN8568S
■ 端子等価回路
等価回路
PinNo.
1
説明
チャージポンプ
VCC
200 Ω
オープン電圧
2.2 V
(周波数ロック時)
チャージポンプ出力端子です。
500 Ω
1
Pin1,16 間に外部LPF 回路を構成
16
してください。
VREF
3 kΩ
2
水晶発振入力
VCC
2.7 V
水晶発振回路入力端子です。
外部に水晶発振子を接続します。
外部信号源により基準周波数を
2
入力することも可能です。

3
OSC GND
0V
水晶発振回路用接地端子です。
Pin2 間に水晶発振子、容量を接続
します。(応用回路例参照)
4
5
Pin4 : SDA
Pin5 : SCL
VCC
ハイインピー
ダンス
バスの入力端子です。
2 kΩ
4
5
200 Ω
SCL
のみ
6
SDA
のみ
VCC
入出力ポート
ハイインピー
ダンス
汎用入出力ポートです。
2 kΩ
Pin6
8
9
SDB00037BJB
5
AN8568S
■ 端子等価回路(つづき)
等価回路
PinNo.
7
VCC
説明
VCC
ADC 入力 / 出力ポート
オープン電圧
ハイインピー
ダンス
ADC 入力端子および出力汎用ポ
7
1 kΩ
ートです。
2 kΩ
8
Pin6 参照
Pin6 参照
Pin6 参照
9
Pin6 参照
Pin6 参照
Pin6 参照
10
VCC
アドレス選択 / 出力ポート
ハイインピー
ダンス
アドレスの設定端子および出力
10
2 kΩ
汎用ポートです。
12 kΩ
11
VCC
出力ポート
ハイインピー
ダンス
汎用出力ポートです。
11
12 kΩ

12
VCC
外部から5 V を
印加
電源端子です。
13
14
プリスケーラ入力
VCC
VREF
1 kΩ
プリスケーラの入力端子です。
1 kΩ
13
14
6
SDB00037BJB
2.5 V
AN8568S
■ 端子等価回路(つづき)
PinNo.
等価回路
15

説明
オープン電圧
外部から0 V を
印加
GND
接地端子です。
Pin1 参照
16
30 V トランジスタ ドレイン出力
ハイインピー
ダンス
30 V トランジスタ ドレイン端子
です。Pin1,16 間に外部 LPF 回路を
構成してください。
■ 応用回路例
チューナ
バリキャップ入力
+30 V
+5 V
P0
P3
P4
オシレータ入力
33 kΩ
14
15
16
6
7
8
0.1 µF
1 nF
12
9
10 nF
11
1 nF
13
10 kΩ
10
47 kΩ
P7
P6
AN8568S
5
4
3
2
27 nF
1
22 kΩ
180 nF
18 pF
4 MHz Xtal
(キンセキ製
HC49/U 4 MHz)
SDA
SCL
選局マイコン
P5
0
A
byte1
■ 技術資料
• I2C バス制御データ
(1) データフォーマット 1 (Write Mode)
MSB
アドレス
1
プログラマブルカウンタ
0
プログラマブルカウンタ
LSB
1
0
0
0
MA1 MA0
N14 N13 N12 N11 N10
N9
N8
A
byte2
N7
N6
N5
N4
N3
N1
N0
A
byte3
動作モードコントロール
1
CP
T1
T0
TS2 TS1 TS0
OS
A
byte4
出力ポートコントロール
P7
P6
P5
P4
P0
A
byte5
P3
N2
AD1 AD0
MSB がさきに転送される
SDB00037BJB
7
AN8568S
■ 技術資料(つづき)
• I 2 C バス制御データ(つづき)
(1) データフォーマット 1 (Write Mode) (つづき)
• 各データビットの説明
ビット
MA1
MA0
内容
右表に従って ADD 端子印加電圧によ
って、アドレスがプログラムされる。
MA1
MA0
ADD 端子(Pin10)印加電圧
0
0
0 − 0.2 VCC
0
1
常に有効
1
0
0.3 − 0.7 VCC
1
1
0.8 − 1.0 VCC
A
アクノリッジビット
N14 ···
N0
プログラマブルカウンタの分周比(NPC)設定
NPC = 16384 × N14 + 8192 × N13 + ····· + 2 × N1 + N0
1024 ≤ NPC ≤ 32767
VCO の発振周波数は次式で計算されます。
fVCO = 16(NPC × fREF / NREF)
fREF : 基準周波数(Pin2 入力周波数)
NREF : リファレンスデバイダ分周比(TS0, TS1 ビットの項参照)
CP
チャージポンプ電流選択
CP = 0 : ロック、
アンロック時とも ±50µA
CP = 1 : アンロック時±170µA, ロック時 ±50µA 自動切換
T0
チャージポンプ On/Off 設定
T0 = 0 : Enable, T0 = 1 : Disable = ハイインピーダンス
T1
TS0
下表に従ってテストモードが選択されます。
通常使用の場合は、T1 = 0 に設定してください。
TS1
モード
T1
TS0
TS1 TS2
TS2
通常
リファレンス
チャージ
デバイダ分周比
ポンプ
ポート出力
0
0
0
X
256
通常動作
通常動作
0
1
1
X
512
通常動作
通常動作
0
0
1
X
1024
通常動作
通常動作
1
1
1
1
512
アップ
P7 = fCOUNT / 2, P6 = fREF
カウンタ入力信号はP4より入力
1
0
0
1
256
ダウン
P7 = fCOUNT / 2, P6 = fREF, カウンタ
入力信号はプリスケーラより入力
1
0
1
1
1024
アップ
P7 = fCOUNT / 2, P6 = fREF, カウンタ
入力信号はプリスケーラより入力
1
X
0
0

ダウン
通常動作
1
X
1
0

アップ
通常動作
テスト
fCOUNT : カウンタ出力周波数 , fREF : リファレンスデバイダ出力周波数
OS
8
バリキャップ駆動チューニングアンプ On/Off 設定
OS = 0 : Enable, OS = 1 : Disable
SDB00037BJB
AN8568S
■ 技術資料(つづき)
• I 2 C バス制御データ(つづき)
(1) データフォーマット 1 (Write Mode)(つづき)
• 各データビットの説明(つづき)
ビット
内容
P7 ∼ 4
P1
出力ポート設定(オープンコレクタ)
P7 ∼ 3, P0 = 0 : ポート Off(ハイインピーダンス)、
P7 ∼ 3, P0 = 1 : ポート On
AD0
AD1
ADC 5/16 レベル切換設定
AD1
AD0
Read Data Format
0
0
データフォーマット 2 Read Mode 1 (5レベルADC)
0
1
データフォーマット 2 Read Mode 1 (5レベルADC)
1
0
データフォーマット 2 Read Mode 1 (5レベルADC)
1
1
データフォーマット 2 Read Mode 2 (16レベルADC)
(2) データ転送方法
• 書き込みモード(Write Mode)
スタート条件の後、最初にbyte1(アドレス)を転送します。続いてbyte2+3またはbyte4+5を転送します。
byte1 の後に送られる最初のビットにより byte2, 4 が自動的に判別されます ; 論理 0 = byte2(プログラ
マブルカウンタ)、論理 1 = byte4(動作モードコントロール)。byte2+3 および byte4+5 は 1 回の送信の中
で繰り返し何回でも送ることが可能です。byte2, byte3 のデータは、byte3 送信後の ACK タイミングで
内部ラッチ回路に取り込まれます。byte4, byte5 のデータはそれぞれ各バイト後の ACK タイミングで
取り込まれます。
データ送信例 : STA = スタート条件 , STP = ストップ条件 , A = ACK(アクノリッジ)
STA
byte1
A
byte2
A
byte3
A
byte4
A
byte5
A
STP
STA
byte1
A
byte4
A
byte5
A
byte2
A
byte3
A
STP
STA
byte1
A
byte2
A
byte3
A
byte4
A
STP
STA
byte1
A
byte2
A
byte3
A
STP
STA
byte1
A
byte4
A
byte5
A
STP
STA
byte1
A
byte4
A
STP
• 読み出しモード(Read Mode)
スタート条件の後、最初に byte1(アドレス)を転送します。続いて全ビットが "1" に設定された byte2 を
転送します。ここでスレイブは byte1 の LSB が "1" であることで Read Mode と判定し SDA ライン上の
byte2 にスレイブ内部の各ステータス(次ページ データフォーマット 2 の表参照)を送信します。
データ送信例 : STA = スタート条件 , STP = ストップ条件 , A = ACK(アクノリッジ)
STA
byte1
A
byte2
A
STP
SDB00037BJB
9
AN8568S
■ 技術資料(つづき)
• I 2 C バス制御データ(つづき)
(2) データ転送方法(つづき)
• I2C バス 入力信号タイミング
SDA
tBUF
SCL
tSU.STA tHD.STA
tLO
tHI
tSU.DAT tr
tf tHD.DAT
tSU.STO
• データフォーマット 2
Read Mode 1
MSB
アドレス
ステータス
1
LSB
1
POR FL
0
0
0
I2
I1
I0
MA1 MA0
A2
A1
1
A
byte1
A0
A
byte2
MSB がさきに転送される
Read Mode 2
MSB
アドレス
ステータス
LSB
1
1
0
0
0
FL
I2
I1
I0
A3
MA1 MA0
A2
A1
1
A
byte1
A0
A
byte2
MSB がさきに転送される
各データビットの説明
ビット
内容
POR
パワーオン、
リセットインジケータ、POR = 0 : リセット Off, POR = 1 : リセット On
FL
位相ロック検出フラグ、FL = 0 : Unlock, FL = 1 : Lock
I2−I0
ポート 7(P7), ポート 5(P5), ポート4(P4)入力電圧ステータス
I2−I0 = 1 : 入力電圧 H, I2−I0 = 0 : 入力電圧L
A3−A0 ADC データ
10
SDB00037BJB
AN8568S
■ 技術資料(つづき)
• I 2 C バス制御データ(つづき)
(3) ADC データ
• ADC レベル(16 レベル ADC 時)
A3
A2
A1
A0
アナログ入力電圧
1
1
1
1
0.9375 VCC to VCC
1
1
1
0
0.875 VCC to 0.9375 VCC
1
1
0
1
0.8125 VCC to 0.875 VCC
1
1
0
0
0.75 VCC to 0.8125 VCC
1
0
1
1
0.6875 VCC to 0.75 VCC
1
0
1
0
0.625 VCC to 0.6875 VCC
1
0
0
1
0.5625 VCC to 0.625 VCC
1
0
0
0
0.5 VCC to 0.5625 VCC
0
1
1
1
0.4375 VCC to 0.5 VCC
0
1
1
0
0.375 VCC to 0.4375 VCC
0
1
0
1
0.3125 VCC to 0.375 VCC
0
1
0
0
0.25 VCC to 0.3125 VCC
0
0
1
1
0.1875 VCC to 0.25 VCC
0
0
1
0
0.125 VCC to 0.1875 VCC
0
0
0
1
0.0625 VCC to 0.125 VCC
0
0
0
0
0 to 0.0625 VCC
• ADC レベル(5 レベル ADC 時)
A2
A1
A0
アナログ入力電圧
1
0
0
0.6 VCC to VCC
0
1
1
0.45 VCC to 0.6 VCC
0
1
0
0.3 VCC to 0.45 VCC
0
0
1
0.15 VCC to 0.3 VCC
0
0
0
0 to 0.15 VCC
SDB00037BJB
11
AN8568S
■ 技術資料
• I2C バス制御データ
(1) データフォーマット 1 (write mode)
MSB
アドレス
1
プログラマブルカウンタ
0
プログラマブルカウンタ
LSB
1
0
0
0
MA1 MA0
0
A
Byte1
N14 N13 N12 N11 N10
N9
N8
A
Byte2
N7
N6
N5
N4
N3
N1
N0
A
Byte3
動作モードコントロール
1
CP
T1
T0
TS2 TS1 TS0
OS
A
Byte4
出力ポートコントロール
P7
P6
P5
P4
P0
A
Byte5
P3
N2
AD1 AD0
MSB がさきに転送される
• 各データビットの説明
ビット
MA1
MA0
内容
右表に従って ADD 端子印加電圧によ
って、アドレスがプログラムされる。
MA1
MA0
ADD 端子(Pin10)印加電圧
0
0
0 ∼ 0.2 VCC
0
1
常に有効
1
0
0.3 ∼ 0.7 VCC
1
1
0.8 ∼ 1.0 VCC
A
アクノリッジビット
N14 ···
N0
プログラマブルカウンタの分周比 NPC)設定
NPC = 16384 × N14 + 8192 × N13 ····· + 2 × N1 + N0
1024 ≤ NPC ≤ 32767
VCO の発振周波数は次式で計算されます。
fVCO = 16(NPC × fREF / NREF)
fREF : 基準周波数(Pin2 入力周波数)
NREF : リファレンスデバイダ分周比(TS0, TS1 ビットの項参照)
12
CP
チャージポンプ電流選択
CP = 0 : ロック、
アンロック時とも ±50µA
CP = 1 : アンロック時±170µA, ロック時 ±50µA 自動切換
T0
チャージポンプ On/Off 設定
T0 = 0 : Enable, T0 = 1 : Disable = ハイインピーダンス
SDB00037BJB
AN8568S
■ 技術資料(つづき)
• I 2 C バス制御データ(つづき)
(1) データフォーマット 1 (write mode)(つづき)
• 各データビットの説明(つづき)
ビット
T1
TS0
TS1
内容
下表に従ってテストモードが選択されます。
通常使用の場合は、T1 = 0 に設定してください。
モード
T1
TS0
TS1 TS2
TS2
通常
テスト
リファレンス
チャージ
デバイダ分周比
ポンプ
ポート出力
0
0
0
X
256
通常動作
通常動作
0
1
1
X
512
通常動作
通常動作
0
0
1
X
1024
通常動作
通常動作
1
1
1
1
512
アップ
P7 = fCOUNT / 2, P6 = fREF
カウンタ入力信号はP4より入力
1
0
0
1
256
ダウン
P7 = fCOUNT / 2, P6 = fREF, カウンタ
入力信号はプリスケ−ラより入力
1
0
1
1
1024
アップ
P7 = fCOUNT / 2, P6 = fREF, カウンタ
入力信号はプリスケ−ラより入力
1
X
0
0

ダウン
通常動作
1
X
1
0

アップ
通常動作
fCOUNT : カウンタ出力周波数 , fREF : リファレンスデバイダ出力周波数
OS
バリキャップ駆動チューニングアンプ On/Off 設定
OS = 0 : Enable, OS = 1 : Disable
P7 ∼ 4
P1
出力ポート設定(オープンコレクタ)
P7 ∼ 3, P0 = 0 : ポート Off(ハイインピーダンス)、
P7 ∼ 3, P0 = 1 : ポート On
AD0
AD1
ADC 5/16 レベル切換設定
AD1
AD0
Read Data Format
0
0
データフォーマットRead Mode 1 (5 レベル ADC)
0
1
データフォーマットRead Mode 1 (5 レベル ADC)
1
0
データフォーマットRead Mode 1 (5 レベル ADC)
1
1
データフォーマットRead Mode 2 (16レベルADC)
SDB00037BJB
13
AN8568S
■ 新外形図(単位 : mm)
• SOP016-P-0225E (鉛フリー)
10.09±0.20
9
+0.10
0.15-0.05
6.40±0.30
(1.05)
4.30±0.20
16
0° to 10°
0.50±0.10
1.27
0.40+0.10
-0.05
0.10±0.10
(0.60)
Seating plane
14
1.50±0.20
8
1
SDB00037BJB
Seating plane
本資料に記載の技術情報および半導体のご使用にあたってのお願いと注意事項
(1)
本資料に記載の製品および技術で、
「外国為替及び外国貿易法」
に該当するものを輸出する時、
ま
たは、
国外に持ち出す時は、日本政府の許可が必要です。
(2)
本資料に記載の技術情報は製品の代表特性および応用回路例などを示したものであり、
工業所有
権等の保証または実施権の許諾を意味するものではありません。
(3)
本資料に記載されている製品は、
標準用途 — 一般電子機器(事務機器、
通信機器、
計測機器、
家電
製品など)に使用されることを意図しております。
特別な品質、
信頼性が要求され、
その故障や誤動作が直接人命を脅かしたり、
人体に危害を及ぼす
—
恐れのある用途
特定用途(航空・宇宙用、交通機器、燃焼機器、生命維持装置、安全装置など)に
ご使用をお考えのお客様および当社が意図した標準用途以外にご使用をお考えのお客様は、
事前に
弊社営業窓口までご相談願います。
(4)
本資料に記載しております製品および製品仕様は、
改良などのために予告なく変更する場合があ
りますのでご了承ください。
したがって、
最終的な設計、
ご購入、
ご使用に際しましては、
事前に最新
の製品規格書または仕様書をお求め願い、
ご確認ください。
(5)
設計に際して、
特に最大定格、
動作電源電圧範囲、
放熱特性については保証範囲内でご使用いただ
きますようお願い致します。
保証値を超えてご使用された場合、
その後に発生した機器の欠陥につ
いては弊社として責任を負いません。
また、
保証値内のご使用であっても、
弊社製品の動作が原因でご使用機器が各種法令に抵触しな
いような冗長設計をお願いします。
(6)
防湿包装を必要とする製品につきましては、
個々の仕様書取り交わしの折、
取り決めた条件 (保存
期間、開封後の放置時間など)を守ってご使用ください。
(7)
本資料の一部または全部を弊社の文書による承諾なしに、
転載または複製することを堅くお断り
いたします。
本資料(データシート)ご利用に際しての注意事項
A. 本資料は、
お客様のご用途に応じた適切な松下半導体製品を購入いただくためのご紹介資料です。
記載されている販売可能な品種および技術情報等は、
予告なく常に更新しておりますので、
ご検討
にあたっては、
早めに弊社営業部門にお問い合わせの上、最新の情報を入手願います。
B. 本資料は正確を期し、
慎重に制作したものですが、
記載ミス等の可能性があります。
したがって、
弊
社は資料中の記述誤り等から生じる損害には責任を負わないものとさせて頂きます。
C. 本資料は、
お客様ご自身でのご利用を意図しております。
したがって、
弊社の文書による許可なく、
インターネットや他のあらゆる手段によって複製、
販売および第三者に提供するなどの行為を禁止
いたします。
2001 MAR