ETC BU9252S/F

マルチメディアIC
オーディオ用デジタルディレイ
(カラオケエコー用)
BU9252S / BU9252F
BU9252SĂ/ĂBU9252Fはカラオケエコー用に開発したデジタルディレイICです。サンプルホールド回路、8ビット
A / D、D / Aコンバータ、2kバイトのSRAMを内蔵しており安価なセラミック発振子を外付けすることにより、最大遅
延時間内で遅延を8段階から選択できます。
BA7725S / BA7725FSとペアで使用することにより、簡単にデジタルエコーシステムを構成できます。
●用途
カラオケエコーシステム
信号遅延が必要とされる電子回路
●特長
1)デジタルディレイ回路内蔵。
2)8ビットAāā / āāDコンバータ内蔵。
サンプルレート。
(fOSC=455kHZのとき、14.22kHz)
3)2kバイトのデータSRAM内蔵。
●ブロックダイアグラム
4)8ビット DāāĂ/āāĂA コンバータ内蔵。
5)CMOSプロセスにより低消費電力。
6)サンプルホールド回路内蔵。
7)発振回路用帰還抵抗、コンデンサ内蔵。
ўѫсѡчУТIC
BU9252S/BU9252F
●各端子説明
カラオケ/サラウンド
カラオケエコーシステム
●入出力回路図
ўѫсѡчУТIC
●絶対最大定格(Ta=25℃)
●推奨動作条件
●電気的特性(特に指定のない限り Ta=25℃,VDD=AVDD=5V)
BU9252S/BU9252F
ўѫсѡчУТIC
(3)遅延時間設定
SRAMに記載されている期間(遅延時間)は、外付けセ
ラミックの発振周波数によって決定される最大遅延時
間、最小遅延時間内で、6pin、7pin、8pinに入力するロ
ジック信号によりカウンター数が8段階に変化すること
により、遅延時間を自由に設定できます。
なるべくC27《C28になるよう、設定してください。
カラオケ/サラウンド
●動作説明
(1)信号入力端子の外付けコンデンサ
BA7725SĂ/āĂFSで圧縮された音声信号は、ACカップリン
グコンデンサでDCカットされた後、BU9252S / Fの
2pinに入力されます。
この時、1pinに接続されているサンプリングホールド用
のコンデンサC27とこのACカップリングコンデンサ
C28により、入力信号がコンデンサ分割されレベル変動
が生じます。
BU9252S/BU9252F
(注:外付け部品番号はシステム応用例に記載され
ている部品を示します。)
カラオケエコーシステム
サンプルホールドされたアナログ信号は8ビット遂次型
A / Dコンバータ部でデジタル変換された後、内蔵して
いるSRAM(2kバイト)に一時記録されます。
(2)発振周波数(CLK)と遅延時間の関係
サンプルレート F=fOSC / 32(fOSC:発振周波数)
(fosc=455kHzの場合 F=14.22kHz)
サンプル周期 T=1 / F
遅延時間 Dtime=T×カウント数
遅延時間の設定はDCNT0∼DCNT2端子により以下の8通りの設定が可能です。
300kHz、375kHz、455kHzのセラミック発振子を使用した場合の最大・最小遅延時間
ўѫсѡчУТIC
(4)セラミック発振子周辺部品
外付けに455kHzのセラミック振動子を接続するだけで
発振回路を構成できます。
●外形寸法図(Unit:mm)
BU9252S/BU9252F