ホストIDの調べ方 - Keysight

ホストIDの調べ方
ホストIDの調べ方
テクニカルサポートに連絡をいただく時に必要になりますホストIDの調べ方を簡単に説明します。
1.ライセンスファイルがある場合
2.ライセンスファイルはどこにあるの?
3.ライセンスサーバのライセンスファイルはどこ?
4.ライセンスファイルが無い場合
5.ハードウェアキーのID(ドングル ID)
5a.ハードウェアキーの印字・刻印が読める場合
5b.コマンド等でIDを読む方法
6.マシンのMACアドレス
7.マシンのCPU ID
1.ライセンスファイルがある場合
ライセンスファイルが無い場合は
ライセンスファイルはどこにあるの?
ご不明な場合はライセンスファイルをお送りいただければこちらで確認いたします。
最初に「SERVER」行がある場合、
SERVER hostname FLEXID=9-22334455
VENDOR agileesofd
INCREMENT b_sv_commsarch agileesofd 2.8 13-nov-2010 30 \
VENDOR_STRING="9-22334455
P=#230,232,233,235,240,241,242D=#W1461BP,SystemVue_Comms_Architect;e_sv_core \
: US2FRFT QGOQNWU IWQDYPF XWNXFGN TAVPBCR LSRXYAU ENWHYNS EQW" \
START=13-nov-2009 SIGN="00E8 0EEC 2362 1373 C116 4D27 5431 \
4E4B EA98 B546 1700 9B1C 3BA5 83CD E9B7 2513 DE2B 10A8 89BB \
5A28 8CCD"
「SERVER」行と「VENDER」行がある場合は、ライセンスサーバのプログラムを使用するライセンスファイルです。
「SERVER」行の3語目がホストIDになります。
また「VENDOR_STINR="」も同じホストIDが記述されています。"P="がつながる場合もあります。
最初に「SERVER」行がない場合、
INCREMENT b_core_empro agileesofd 2.8 19-mar-2010 uncounted \
VENDOR_STRING="9-01234567 P=#312D=#W2401BP,EMPro_Core_Environment;e_core_empro \
: GYMZURJ BXQNAHK UQCFZDW SMCWMVZ CYPGSAM IJDCYMW HKCWYM" \
HOSTID= *9-01234567* START=02-feb-2010 SIGN="03F6 295D 77B9 \
A700 5644 961C 1478 7D79 328D 959E CC01 D886 6331 718F CA8E \
5600 F57F 28E3 5B31 73D1 60FD"
最初に「SERVER」行と「VENDER」行が無く、「INCREMENT」で始まり、日付(有効期限)の後が"uncounted"になっているものは、
ライセンスサーバのプログラムを使用しないライセンスファイルです。
このように「HOSTID=」以降の部分がホストIDになります。
また「VENDOR_STINR="」も同じホストIDが記述されています。"P="がつながる場合もあります。
2.ライセンスファイルはどこにあるの?
ライセンス取得方法を以下のいずれかの方法で調べてください。
ライセンス・インフォメーション・ツールで調べる
環境変数から判断する
その結果、ライセンス取得方法は、以下のいずれかになります。
ライセンスファイルを指定している。ライセンスファイルもしくはディレクトリを指定しています。
C:\ADS2009U1\licenses\license.lic
C:\ADS2009U1\licenses
/usr/local/ads2009u1/licenses/license.lic
etc
ライセンスサーバを指定します。ポート番号@ライセンスサーバのホスト名もしくはIPアドレスを指定しています。(ポート番号は省略可)
27000@server
1705@server
@server
[email protected]
etc
これらの複合されたものになります。複合する場合、環境変数等では、Windowsは";"(セミコロン),
Unix系は":"(コロン)で区切られます。
C:\ADS2009U1\licenses\license.lic;27000@server
/usr/local/ads2009u1/licenses/license.lic:27000@server
上記で、ライセンスサーバが指定されている場合は、ライセンスサーバでライセンスファイルを探す必要があります。
ライセンス・インフォメーション・ツールで調べる
ライセンス・インフォメーション・ツールが使えない場合は、環境変数から判断してください。
起動方法(Windowsのスタートメニューから)
スタートメニュー -> プログラム -> Advanced Design System 20xx -> ADS Tools -> License Information Tool
起動方法(ADSから)
Toolsメニュー -> License Information...
ライセンス・インフォメーション・ツールが起動したら、"Environment"タブを表示して、
2010バージョンまでのEEsof製品、ADSではADS2009 Update1までの場合、
1. "AGILEESOFD_LICENSE_FILE"の項を見てください。
2011バージョンからのEEsof製品、ADSではADS2011以降の場合
1. "ADS_LICENSE_FILE"等、"<製品>_LICENSE_FILE"の項を見てください。
環境変数から判断する
2010バージョンまでのEEsof製品、ADSではADS2009 Update1までの場合、
1. 環境変数"AGILEESOFD_LICENSE_FILE"の値を調べてください。
2.
2. 環境変数"AGILEESOFD_LICENSE_FILE"が定義されていない場合は、環境変数"LM_LICENSE_FILE"の値を調べてください。
3. 双方の環境変数が定義されていない場合は、<インストールフォルダ>\licensesにライセンスファイル(通常はlicense.lic)があるか調べてくだ
2011バージョンからのEEsof製品、ADSではADS2011以降の場合
1. ライセンス・セットアップ・ウィザードでのライセンスファイル・ライセンスサーバの指定を調べてください。
2. 環境変数"<製品>_LICENSE_FILE"の値を調べてください。"ADS_LICENSE_FILE", "EMPRO_LICENSE_FILE"等
3.ライセンスサーバのライセンスファイルはどこ?
Windowsの場合
"lmtools"というツールが有効です。
2010バージョンまでのEEsof製品、ADSではADS2009 Update1までの場合、
1. <インストールフォルダ>\licenses\bin\lmtools.exe
2. ADSの場合通常、C:\ADS2009U1\licenses\bin\lmtools.exe
2011バージョンからのEEsof製品、ADSではADS2011以降の場合
1. <EEsof License Toolsをインストールしたフォルダ>\bin\lmtools.exe
2. 通常、C:\Program Files\Agilent\EEsof_License_Tools\bin\lmtools.exe
使用するサービス名を選択すると、"Config Service"タブに、ライセンスファイルのパスとログファイルのバスが表示されます。
Linuxの場合
ライセンスサーバのプロセス"lmgrd"のパラメータを調べてください。"-c"オプションでライセンスファイルを指定します。
"-l"オプションでログファイルを指定します。(ログファイルは問い合わせに有効ですので覚えて置いてください。)
rc等の起動コマンドを調べるか、psコマンドでプロセス情報から調べます。
$ ps -ef | grep lmgrd
root
2008
1 0 17:20 pts/7
root
2011 1987 0 17:20 pts/7
00:00:00 bin/lmgrd -c license.lic -l flex.log
00:00:00 grep lmgrd
4.ライセンスファイルが無い場合
ライセンスファイルが無い場合は、ホストIDとして採用されている可能性のあるものを以下に挙げます。
これはEEsof製品を実行するクライアントマシンでも、ライセンスサーバマシンでも同様です。
ハードウェアキーのID(ドングル ID)
マシンのMACアドレス
マシンのCPU ID
5.ハードウェアキーのID(ドングル ID)
マシンにハードウェアキーが装着されている場合は、そのキーが採用されている可能性が高いです。
装着されていない場合は、
Windows/Linuxの場合は、マシンのMACアドレスを使用していると思われます。
Solaris/HP-UXの場合は、マシンのCPU IDを使用していると思われます。
また、ライセンスサーバからライセンスを取得しているためライセンスサーバのホストIDが対象の可能性もあります。
この場合は、ライセンスファイル・ライセンスサーバの指定を確認してください。
5a. USBポートもしくはパラレルポートのハードウェアキーの印字・刻印が読める場合
印字・刻印が読めない場合は、ツールで読み出してください。
青色のUSBポート用ドングル
キーに刻印・印刷・シールで示された、「FlexNet ID 10-xxxxxxxx」の「10-xxxxxxxx」がホストIDになります。
緑色のUSBポート用ドングル
キーに刻印・印刷・シールで示された、「FLEXid = 9-xxxxxxxx」、「FlexNet ID 9-xxxxxxxx」の「9-xxxxxxxx」がホストIDになります。
黒色のパラレルポート用ドングル
キーに刻印・印刷・シールで示された、「FLEXid = 8-xxxxxxxxxxxx」の「8-xxxxxxxxxxxx」がホストIDになります。
緑色のパラレルポート用ドングル
キーに刻印・印刷・シールで示された、「FLEXid = 7-xxxxxxxx」の「7-xxxxxxxx」がホストIDになります。
5b.コマンド等でIDを読む方法
以下のいずれかのツールで読み出してください。
ライセンス・インフォメーション・ツールで読む
lmtoolsで読む
lmutilコマンドで読む
ライセンス・インフォメーション・ツールで読む方法
ライセンスファイルの検索の項を参考に、ライセンス・インフォメーション・ツールを起動してください。
"Environment"タブの、Hardware keyの部分に表示されます。
ただし、2012年1月現在、10-xxxxxxxxxのIDは表示されません。
lmtoolsで読む方法(Windowsの場合)
ライセンスファイルの検索の項を参考に、lmtoolsを起動してください。
"System Settings"タブのFLEXIDに表示されます。
ただし、2012年1月現在、10-xxxxxxxxxのIDは表示されません。
lmutilで読む方法
Windowsの場合はコマンドプロンプトを、Unix系の場合はターミナルを開いてください。
"lmutil"は以下のところにありますので、cdで移動するかパスに登録してください。
2010バージョンまでのEEsof製品、ADSではADS2009 Update1までの場合、
<インストールフォルダ>\licenses\bin\lmtools.exe
WindowsではADSの場合通常、C:\ADS2009U1\licenses\bin
Unix系ではADSの場合通常、/usr/local/ads2009u1/licenses/bin
2011バージョンからのEEsof製品、ADSではADS2011以降の場合
Windowsでは、各製品共通で、<EEsof License Toolsをインストールしたフォルダ>\bin
通常、C:\Program Files\Agilent\EEsof_License_Tools\bin
Linuxでは、<インストールフォルダ>/EEsof_License_Tools/linux_x86, もしくは/linux_x86_64
通常、/usr/local/ads2011.10/EEsof_License_TOols/linux_x86
以下のコマンドでドングルのIDを調べることができます。
C:>lmutil lmhostid -flexid
lmutil - Copyright (c) 1989-2010 Flexera Software, Inc. All Rights Reserved.
The FLEXnet host ID of this machine is ""FLEXID=9-0be5d0d0 FLEXID=10-0bebe22c""
Only use ONE from the list of hostids.
以下のようにしてMACアドレスを調べることもできます。
C:>lmutil lmhostid
lmutil - Copyright (c) 1989-2010 Flexera Software, Inc. All Rights Reserved.
The FLEXnet host ID of this machine is ""0027105d451c 68b599e715d1""
Only use ONE from the list of hostids.
6.マシンのMACアドレス
以下のいずれかの方法でMACアドレスを調べてください。
Windowsのコマンドで調べる
Linuxのコマンドで調べる
lmutilコマンドで調べる
Windowsのコマンドで調べる
コマンドプロンプトを開き、「ipconfig -all」を実行しますと
Ethernet adapter LAN:
Connection-specific DNS Suffix
Description . . . . . . . . . .
Physical Address. . . . . . . .
Dhcp Enabled. . . . . . . . . .
Autoconfiguration Enabled . . .
IP Address. . . . . . . . . . .
Subnet Mask . . . . . . . . . .
Default Gateway . . . . . . . .
DHCP Server . . . . . . . . . .
DNS Servers . . . . . . . . . .
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
Primary WINS Server .
Secondary WINS Server
Lease Obtained. . . .
Lease Expires . . . .
.
.
.
.
:
:
:
:
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
の様に表示されます。
Physical Addressの部分がMACアドレスになります。
.
.
.
.
.
.
.
.
jpn.agilent.com
Intel(R) 82566MM Gigabit Network Connection
00-1B-38-87-A4-F8
Yes
Yes
10.20.30.40
255.255.255.0
10.20.30.1
10.20.30.2
10.20.30.2
10.20.30.98
10.20.30.97
10.20.30.96
2010118 9:23:39
20101115 9:23:39
Red Hat Linuxのコマンドで調べる
ターミナルから、「/sbin/ifconfig」コマンドを実行しますと、
[user@host ~]$ /sbin/ifconfig
eth0
Link encap:Ethernet HWaddr 00:06:5B:86:E8:10
inet addr:146.208.51.131 Bcast:146.208.55.255 Mask:255.255.248.0
inet6 addr: fe80::206:5bff:fe86:e810/64 Scope:Link
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:125875316 errors:0 dropped:0 overruns:7 frame:0
TX packets:27185975 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:2571885100 (2.3 GiB) TX bytes:1609287498 (1.4 GiB)
Interrupt:185 Base address:0xec80
HWaddrの部分がMACアドレスになります。
7.マシンのCPU ID
ターミナルから以下のコマンドを実行してください。
Solaris
「/bin/hostid」コマンドを実行しますと、
$ /bin/hostid
7089AE08
8桁の16進数です。
HP-UX
「/usr/bin/uname -i」コマンドを実行しますと、
$ /usr/bin/uname -i
2019710512
10桁の10進数です。