水晶振動子 ■ 発振回路 この回路図は水晶振動子をご利用いただく際に、お薦めできる 慮いたしました。 発振回路例です。仕様で周波数帯、オーバトーン次数を決定され なお、IC メーカーの違いや回路定数のバラツキ、部品レイアウ た後に、IC 回路をお考えか、ディスクリートトランジスタになさ トなどにより出力周波数が微妙に影響を受けます。 るかによって各種の回路素子の条件を定めていただけるように配 詳しくは、弊社宛お問い合せ下さる様お願いいたします。 PLL用標準水晶発振回路 VCC +5V 1. 周波数範囲 12∼20MHz オーバトーン次数:基本波 負荷容量 CL=20pF 22kΩ 8.2kΩ 1kΩ 0.01μF 1kΩ 0.01μF 47μF 0.01μF 5pF 100pF OUTPUT 0.01μF 10kΩ 24pF 100pF 1kΩ 4.7kΩ 2. 周波数範囲 3∼25MHz オーバトーン次数:基本波 74HCUO4AP 2 1 発振周波数 (MHz) C1=C2(pF) R1(Ω) 負荷容量 (pF) 3∼4 33 4.7k 20 4∼5 33 3.3k 20 5∼6 33 2.2k 20 6∼9 22 1.0k 16 9∼10 22 470 16 10∼15 15 470 12 15∼20 15 470 12 20∼25 10 470 10 C1=C2(pF) R1(Ω) 負荷容量 (pF) 3∼4 33 6.8k 20 4∼5 33 4.7k 20 5∼6 33 3.3k 20 6∼9 22 2.2k 16 9∼10 22 1.0k 16 10∼15 15 470 12 15∼20 10 330 12 20∼25 7 330 10 3 7SU04F 7SU04F 2 2 4 IC1 R1(Ω) 負荷容量 (pF) 1.0k 12 30∼40 10 680 10 40∼50 7 330 8 OUTPUT 1M R1 *インバータは、 アンバッファータイプ をご使用下さい。 C2 C1 2 15 4 IC2 7SHU04 2 4 IC1 C1=C2(pF) *インバータは、 アンバッファータイプ をご使用下さい。 C2 C1 7SHU04 25∼30 OUTPUT R1 4. 周波数範囲 25∼50MHz オーバトーン次数:基本波 発振周波数 (MHz) 4 1M 3. 周波数範囲 3∼25MHz オーバトーン次数:基本波 発振周波数 (MHz) 1kΩ 4 OUTPUT IC2 1M R1 C1 C2 *インバータは、 アンバッファータイプ をご使用下さい。 cu07_091223_circuit1_j 水晶振動子 ■ 発振回路 7SHU04 5. 周波数範囲 30∼60MHz オーバトーン次数:3 次 7SHU04 IC1 2 IC2 2 4 4 OUTPUT 1M 発振周波数 (MHz) C1(pF) C2(pF) L1(μH) R1(Ω) 負荷容量 (pF) 30∼40 10 18∼10 2.2 820 10 40∼50 7 15∼10 1.5 470 8 50∼60 5 15∼10 1.0 330 8 R1 1000pF C1 C2 6. 周波数 16∼80MHz 未満 オーバトーン次数:3 次、5 次 負荷容量 CL= 直列共振 L1 *インバータは、 アンバッファータイプ をご使用下さい。 VCC +9V R2 22kΩ Trの参考電気的特性 fT : 900MHz COB : 1.4pF 1000pF C2 15∼330pF L1 15∼38t R1 4.7kΩ C1 22pF 7. 周波数 80∼140MHz 未満 オーバトーン次数:3 次、5 次 負荷容量 CL= 直列共振 R3 10kΩ R4 820Ω C3 0.01μF OUT PUT C4 30∼68pF Cv L1 8∼10t C4 0.01μF C5 0.01μF 2∼5t Q1の参考電気的特性 FT :900MHz COB:1.4pF C7 68pF Tr Q1 R1 680Ω C1 開放∼33pF OUT PUT C3 2∼3pF C4 7∼15pF C2 0.02pF R2 4.7kΩ R3 10kΩ CV C5 7∼22pF T1 R4 3∼4t 10kΩ T1 1∼2t R5 220Ω C6 0.02μF E VCC+9V cu08_071001_circuit2_j 水晶振動子 ■ 発振回路 OUT PUT 8. アンバッファー IC 発振回路接続例 0.01μF Vdd 入力と出力の結合を防止するため ● 入力 3pin と 7pin は離して配置します。 ● 中央のインバータは動作を止めます。 8 7 6 5 1 2 Rf 3 4 Gnd Rd C2 Rf=1MΩ Rd=100∼10kΩ C1, C2=5∼33pF C1 9. IC 内部発振回路接続例 C-MOS Xin R1 正しい動作を求めるため ● 抵抗 R1 が IC に内蔵されている場合は搭載不要です。 ● 抵抗 R2 は異常発振を防止するため必要です。 ● この回路構成を原型として下さい。 ● 抵抗 R2 は IC の端子機能を調べて出力側に付けて下さい。 Xout R2 C1 R1=1MΩ R2=100∼10kΩ C1, C2=5∼33pF C2 実装上のご注意 1.部品間を結ぶラインは、不要なストレー容量が入らないようアースラインも含め最短距離として下さい。 2.発振回路部は、同一基板上にある他の回路部の信号線と交差しないようにして下さい。 cu09_091223_circuit3_j