超低消費電流 超 電 0.6μA 超低消費電流・超小型電圧レギュレータ New Product Leaflet XC6504 Series ゲーム機器 Bluetooth機器 携帯情報端末 XC6504シリーズは0.6μAと超低消費電流動作が可能、出力電流が1μA(軽負荷)の場 合でも出力電圧が高精度な為、出力電流をあまり必要としないアプリケーションにも最適 です。内部は基準電圧源、誤差増幅器、ドライバトランジスタ、過電流保護回路、位相補 償回路等から構成されています。 CLはセラミック等の低ESRコンデンサに対応していますが、内部位相補償によりCLが無 くても安定した動作が可能です。CE端子にLレベルを入力する事でICはスタンバイ状態 になり、消費電流を0.1μA以下に低減します。また、スタンバイ状態時にはCLにチャージ された電荷を内部スイッチで放電して、高速にVSSレベルに戻すことが出来ます。 USPN-4B02 自己消費電流0.6μAを実現 1 バッテリーの駆動時間は自己消費電流に加えて、LDOが電源供給するシステムの電流(LDOからみた負荷電流)量により決 まってきます。システム側の電流が数10mA~数100mAを必要とするケースではLDOの自己消費電流は駆動時間にほとん ど影響しませんが、数mA以下の非常に小さい電流で動作する状態(通信待機状態などのシステムとしてはほぼスタンバイに 近い状態)が長時間継続する場合には全体の電流(システム側の電流+LDO自己消費電流)に対し、LDOの自己消費電流の 割合が大きくなり、自己消費電流の大小が駆動時間に大きく影響します。 XC6504シリーズはバッテリー駆動機器の駆動時間を極限まで長時間化できるよう、業界最高水準の自己消費電流0.6μA を実現しておりバッテリーでの長時間駆動に貢献します。 XC6504A111 Supply Current vs. Input Voltage 消費電流特性比較 A社 1.1 B社 25℃ XC6504 2.5 0.9 Supply Current : ISS(μA) Supply Current : ISS(μA) 1.0 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.6μA 0.3 0.2 0.1 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 -50 -25 0 25 50 75 100 0.0 0 Ambient Temperature : Ta(℃) 1 2 3 4 5 6 Input Voltage : VIN(V) 主な特長 入力電圧範囲 出力電圧範囲 出力電圧精度 最大出力電流 ON抵抗 1.4V~6.0V 1.1V~5.0V (0.1Vステップ) ±0.02V@VOUT<2.0V, IOUT=1μA /1mA ±1%@VOUT≧2.0V, IOUT=1μA /1mA 150mA 3.3Ω@VOUT(T)=3.0V スタンバイ電流 0.01μA 保護回路 電流制限 短絡保護 機能 CL高速ディスチャージ コンデンサ 低ESRコンデンサ対応 パッケージ USPN-4B02, SSOT-24, SOT-25 www.torex.co.jp November 2012 ●本資料の掲載内容については、予告なく変更することがありますのでご了承下さい。 New Product Leaflet 0.6μA 超低消費電流・超小型電圧レギュレータ XC6504 Series 軽負荷時の変動を軽減 2 XC6504A301 Output Voltage vs. Output Current VIN=4.0V、CIN=1μF(ceramic) Output Voltage : VOUT(V) 3.12 3.08 低消費電流LDOで一般的に使用されることの多い軽負荷 3V±1% での精度を向上させています。出力電流IOUTが1mA以下の 条件下でも出力電流に対する出力電圧の変動が非常に小 さく、高温条件下でも出力電圧の上昇がありません。 3.04 3.00 2.96 2.92 2.88 85 ℃ 2.84 25 ℃ -50 ℃ 2.80 1n 10n 100n 1u 10u 100u 1m Output Current : IOUT(A) 3 超小型パッケージとコンデンサレスによる外付け部品削減により実装面積の縮小を実現! 一般的なLDO XC6504 Series LDOの多くは出力電圧を安定させる為に出力端子に出力コンデンサCLを接続して使用する必要があります。 これは出力容量CLをICの位相補償として用いている為で、CLがない場合はICが位相補償を行えなくなり出力が異常発振 を起こしてしまいます。その為、LDOの出力端子直近にLDO専用のコンデンサを接続して使用するのが一般的です。 しかし、XC6504シリーズはIC内部に位相補償回路を内蔵したことにより、CLがない場合でも安定した出力電圧が得られ ます。また、仮に出力容量が接続された場合でも安定動作しますので、負荷側のICにバイパスコンデンサが接続されてい る場合でも接続されるコンデンサによる制限を受けることなく使用することが出来ます。 4 従来品との特性比較 XC6504 XC6215 XC6218 消費電流 0.6μA 0.8μA 1.0μA 入力電圧範囲 1.4V ~ 6.0V 1.5V ~ 6.0V 1.5V ~ 6.0V 出力電圧範囲 1.1V ~ 5.0V 1.1V ~ 5.0V 0.9V ~ 4.0V 出力電圧精度 ±0.02V@VOUT<2.0V ±1%@VOUT≧2.0V ±30mV(0.9 <V OUT≦1.5V) ±2%(1.5 <V OUT≦5.0V) ±30mV(0.9<VOUT≦1.5V) ±2%(1.5<VOUT≦4.0V) 最大出力電流 150mA 200mA 200mA 保護回路 電流制限 短絡保護 電流制限 短絡保護 電流制限 短絡保護 機能 CL高速ディスチャージ - - USPN-4B02 SSOT-24 SOT-25 USP-4 SSOT-24 SOT-25 USPN-4 USP-3 SSOT-24 パッケージ www.torex.co.jp November 2012 ●本資料の掲載内容については、予告なく変更することがありますのでご了承下さい。