保守品 本製品は、生産中止予定製品です。現在ご使用いただいているお客様に のみ、最終ご発注期限を定めて提供しております。新規のご検討を避けて いただき、新製品または既存品でのご検討をお願いします。 ご不明な点がございましたら、弊社営業窓口までご問い合わせ下さい。 新日本無線株式会社 http://www.njr.co.jp/ NJM2772 ポータブルオーディオ用低電圧動作ヘッドホンアンプ ■概 要 NJM2772 は、ポータブルオーディオ機器向けに設計され た低電圧動作ヘッドホンアンプです。 ミュート機能、センターアンプ、ビープ入力内蔵により外 付け部品の削減、スタンバイ機能、センターアンプON/ OFF機能により省電力設計が図れ、ポータブルオーディ オ機器に大変使い易くなっています。 また、ミュート機能を使用することによりスタンバイ切替 時のショック音を低減することができます。 ポータブル MD、ポータブル CD 等のヘッドホンアンプに 最適です。 ■特 徴 ● 動作電圧範囲 ● 消費電流 ● 待機モード時消費電流 ● 出力電力 6mW 以上 ● 電圧利得固定 ● バイポーラ構造 ● 外形 ■外 形 NJM2772V V+=1.8∼4.5V 1.2mA typ. @CA-OFF 2.0mA typ. @CA-ON 18μA typ. RL=16Ω @THD=10% 11.5dB typ. SSOP14 ■端子配列及びブロック図 STBY 1 14 DNC + INA 2 PA-A 12 V+ CenterSW 3 Vref 4 Vref PA-C BEEP 5 INB 6 MUTE 7 13 OUTA 11 OUTC 10 GND + PA-B 9 OUTB 8 MuteTC ピン配置 1.STBY 2.INA 3.CenterSW 4.VREF 5. BEEP 6.INB 7.MUTE 8.MuteTC 9.OUTB 10.GND 11.OUTC 12. V+ 13.OUTA 14.DNC -1- NJM2772 ■ 絶対最大定格 項 目 (Ta=25℃) 記 号 電 源 電 圧 消 費 電 力 動作温度範囲 保存温度範囲 定 格 + V PD Topr Tstg 5 (V タイプ) 300 -20∼+75 -40∼+125 単 位 V mW ℃ ℃ 推奨動作範囲 (Ta=25℃) ■ 推奨動作範囲 項 目 記 号 最 小 標 準 最 大 単 位 1.8 2.3 4.5 V 動 作 電 源 電 圧 範 囲 V+ ■ 電気的特性 (V+=2.3V,Rg=600Ω,RL=16Ω,f=1kHz,STBY-OFF,MUTE-OFF,CA-ON,Ta=25℃) 項 目 記 号 消 費 電 流 基 電 準 圧 電 利 圧 得 出 力 電 力 全 高 調 波 歪 率 ICC1 ICC2 ICC3 ICC4 ICC5 Icc6 ICC7 VREF GV PO1 PO2 THD 出 力 雑 音 電 圧 VNO ク ロ ス ト ー ク ミ ュ ー ト レ ベ ル ビ ー プ 出 力 電 圧 電源リップル除去比 最 小 標 準 最 大 単 位 STANDBY-ON,MUTE-ON 時 無信号時,CA-OFF 無信号時 PO=0.5mW+0.5mW 時,CA-OFF PO=0.5mW+0.5mW 時 PO=0.1mW+0.1mW 時,CA-OFF PO=0.1mW+0.1mW 時 無信号時 VIN=-30dBV THD=10% V+1=1.8V,THD=10% VIN=-30dBV A-Weighted CT VIN=-30dBV,Vo=-18.5dBV MUTE MUTE-ON,VIN=-30dBV,A-Weighted VBEEP BEEP-IN=2Vpp SVR V+=1.8V+0.1Vrms:1kHz ■ 制御部特性 項 目 記 号 H レ ベ ル 入 力 電 圧 VIH L レ ベ ル 入 力 電 圧 VIL H レ ベ ル 入 力 電 圧 VBH L レ ベ ル 入 力 電 圧 VBL -2- 条 件 条 件 STBY(1Pin),CSW(3Pin)及び MUTE(7Pin) STBY(1Pin),CSW(3Pin)及び MUTE(7Pin) BEEP(5Pin) BEEP(5Pin) − − − − − − − 0.70 10.5 6.0 3.0 − − − − -55 65 18 1.2 2.0 5.8 11.7 3.0 5.9 0.75 11.5 8.0 4.0 0.1 -98 (12.6) -40 -95 -50 70 26 2.0 4.0 − − − − 0.80 12.5 − − 0.5 -94 (20) -24 -80 -45 − µA mA mA mA mA mA mA V dB mW % dBV (µVrms) dB dBV dBV dB 最 小 標 準 最 大 単位 0.8 V+ V − 0 0.3 V − 0.8 V+ V − 0 0.3 V − NJM2772 ■ 制御端子説明 ・STBY (1Pin) 項 目 STANDBY ON STANDBY OFF 制御信号 L H 動 作 状 態 IC を待機状態にします。 IC を動作状態にします。 項 目 Center-Amp ON 制御信号 L 動 作 状 態 Center-Amp OFF H ・Center-SW (3Pin) 差動出力で使用する場合、センターアンプを動作状態にします。 シングルエンド出力で使用する場合、センターアンプを休止状態 にします。 ・MUTE (7Pin) 項 MUTE ON MUTE OFF 目 制御信号 H L 動 作 状 態 信号を遮断します。 信号を出力します。 ■ 端子情報 端子 番号 1 端子名 STBY 機 能 スタンバイ制御 AMP-A 入力 2 INA 3 CenterSW 4 VREF 5 BEEP BEEP 入力 6 INB AMP-B 入力 7 8 9 10 MUTE MuteTC OUTB GND 11 OUTC センターアンプ出力 12 13 V+ OUTA 電源電圧印加 AMP-A 出力 14 DNC 無接続 AMP-C ON/OFF 制御 基準電圧端子 ミュート制御 ミュートタイミング制御 AMP-B 出力 接地 備 考 H/L ロジックによるスタンバイ ON/OFF 切替端子 Ach 入力端子 注 1)AMP-A 未使用時は入力を OPEN にして下さい。 H/L ロジックによるセンターアンプ ON/OFF 切替端子 差動出力で使用する場合、センターアンプを ON にし カップリングコンデンサなし(OCL)で使用できます。 カップリングコンデンサを用いシングルエンド出力で 使用する場合、センターアンプを OFF にし消費電力を 節約します。 AMP-C OFF(H)時、プルアップ抵抗なしに直接 V+に接続 できます。 内部基準電圧安定化用コンデンサ接続端子 BEEP 信号入力端子 注 2)BEEP 端子を使用しない場合は GND に接続して下 さい。 Bch 入力端子 注 3)AMP-B 未使用時は入力を OPEN にして下さい。 H/L ロジックによるミュート ON/OFF 切替端子 ミュート切替ノイズ低減用コンデンサ接続端子 Bch 出力端子 GND 接地端子 センターアンプ出力端子 差動出力で使用する場合、疑似接地の役割をします。 電源電圧端子 Ach 出力端子 出力端子 DNC(Do not connect) 注 4)常に OPEN にして下さい。 -3- NJM2772 ■応用回路例 1)センターアンプ使用の場合 STBY OFF STBY STBY ON 1 14 DNC 0.47uF + 2 INA PA-A 13 OUTA 16Ω Center OFF CenterSW Center ON V+ 12 3 0.1uF 47uF Vref 4 Vref PA-C 5 BEEP 11 OUTC GND 10 16Ω 0.47uF 6 INB MUTE ON MUTE MUTE OFF + PA-B OUTB 9 0.47uF MuteTC 7 8 1 14 DNC 2)センターアンプ未使用の場合 STBY OFF STBY STBY ON 0.47uF Center OFF + 2 INA CenterSW Center ON PA-A 13 16Ω V+ 12 3 OUTA 0.1uF 47uF Vref 4 Vref PA-C 5 BEEP 11 10 GND 0.47uF 6 INB MUTE ON MUTE OFF -4- MUTE 7 + PA-B OUTB 9 8 16Ω MuteTC 0.47uF NJM2772 MEMO <注意事項> このデータブックの掲載内容の正確さには 万全を期しておりますが、掲載内容について 何らかの法的な保証を行うものではありませ ん。とくに応用回路については、製品の代表 的な応用例を説明するためのものです。また、 工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴 うものではなく、第三者の権利を侵害しない ことを保証するものでもありません。 -5-