NJM2559-T 天絡保護付出力コンデンサレス LPF 内蔵ビデオアンプ ■ 概 要 NJM2559 は、LPF を内蔵した、ビデオアンプです。 出力カップリングコンデンサは挿入不可であり、出力先の終端まで の系全体の DC 結合が必須となります。* 本製品は、出力端子に DC 印加された際、パワーセーブモードとな り、IC の破壊を防ぎます。出力端子への天絡試験、及び天絡の危険性 がある機器に最適です。 ■ 外 形 NJM2559RB1-T *DC 結合必須。 ■ 特 ● ● ● ● ● ● ● 徴 電源電圧 4.5 to 5.5V 出力コンデンサレス *DC:0.5Vは常時出力 天絡防止回路内蔵(天絡時パワーセーブモードへ) LPF内蔵 32dB at 19MHz typ. 12dBアンプ内蔵 75Ωドライバ内蔵 PKG TVSP8 ■ ブロック図及びピン配置 1 8 2 7 3 6 4 5 V+ 1: NC 2: GND 3: REF 4: Vout 5: V+ 6: Vin 7: Power save 8: NC GND Power save 12dB Vin 75ΩDRV Vout LPF CLAMP REF Ver.J00 REF -1- NJM2559-T ■ 絶対最大定格 (Ta=25℃) 項 電 出 消 動 保 目 源 端 費 作 温 存 温 力 記 号 電 子 電 電 度 範 度 範 圧 圧 力 囲 囲 + V Vo PD Topr Tstg 定 格 単 7.0 13.5 580 *1 -40 to +105 -40 to +150 位 V mW ℃ ℃ *1: EIA/JDEC 仕様基板 ( 114.3×76.2×1.6mm,2 層,FR-4)実装時 ■ 電気的特性 1 ( V+=5.0V,RL は測定回路図参照,Ta=25℃) 項 動 作 消 目 電 費 源 電 電 記 号 圧 流 パワーセーブ時消費電流 天 絡 電 圧 天 絡 時 出 力 端 子 電 圧 天絡切替 REF 電圧 1 天絡切替 REF 電圧 2 最 大 出 力 レ ベ ル 電 L 圧 P 利 F 特 得 性 微 分 利 得 微 分 位 相 -2- Vopr 条 件 Ta= -40℃ to +105℃ 無信号時 ICC 無信号時, Ta= -40℃ to +105℃ パワーセーブ時 Isave パワーセーブ時, Ta= -40℃ to +105℃ シリーズ抵抗 75Ω接続 VoDCIN シリーズ抵抗 75Ω接続, Ta= -40℃ to +105℃ シリーズ抵抗 75Ω接続時 VoutDCIN シリーズ抵抗 75Ω接続時, Ta= -40℃ to +105℃ 天絡保護 OFF→ON VthREF1 天絡保護 OFF→ON, Ta= -40℃ to +105℃ 天絡保護 ON→ON VthREF2 天絡保護 ON→ON, Ta= -40℃ to +105℃ f=100kHz、THD=1% Vom f=100kHz、THD=1%, Ta= -40℃ to +105℃ Vin=100kHz,0.5Vp-p、正弦波信号入力 Gv Vin=100kHz,0.5Vp-p、正弦波信号入力 Ta= -40℃ to +105℃ Vin=4.5MHz/100kHz、0.5Vp-p Gfy4.5M Vin=4.5MHz/100kHz、0.5Vp-p, Ta= -40℃ to +105℃ Vin=19MHz/100kHz、0.5Vp-p Gfy19M Vin=19MHz/100kHz、0.5Vp-p, Ta= -40℃ to +105℃ Vin=0.5Vp-p、10step ビデオ信号入力、 DG 75Ω終端 Vin=0.5Vp-p、10step ビデオ信号入力、 DP 75Ω終端 最小 標準 最大 単位 4.5 4.5 - 5.0 9.0 40 - 5.5 5.5 12.0 13.0 100 220 16 - - 16 - - 13.5 - - 13.5 1.2 1.1 0.8 0.7 2.2 1.5 1.1 2.5 1.8 2.2 1.4 1.6 - 2.2 - - 11.9 12.3 12.7 11.7 - 12.8 -0.6 -0.1 0.4 -1.0 - 0.5 - -32 -22 - - -20 - 0.5 - % - 1.5 - deg V mA μA V V V V Vp-p dB dB Ver.J00 NJM2559-T ■ 電気的特性 2 ( V+=5.0V,RL は測定回路図参照,Ta=25℃) 項 出 力 目 端 子 電 記 号 VoDC 圧 条 件 無信号時 無信号時, Ta= -40℃ to +105℃ パワーセーブ端子切替電圧 パ ワ ー セ ー ブ S W 切 替 H レ ベ ル VthPSH パ ワ ー セ ー ブ S W 切 替 L レ ベ ル VthPSL パワーセーブ端子切替電圧 Ta= -40℃ to +105℃ パワーセーブ端子切替電圧 パワーセーブ端子切替電圧 Ta= -40℃ to +105℃ 最小 標準 最大 単位 - 0.5 - 0.65 0.7 V 1.8 - V+ 1.8 - V+ 0 - 0.3 0 - 0.3 V V ■ 制御端子説明 端子 R P o w e r Ver.J00 E 制御 F S a v e 備 H Power Save:ON L Power Save:OFF H Power Save:OFF L Power Save:ON OPEN Power Save:ON 考 -3- NJM2559-T ■測定回路図 1 NC NC 8 2 GND Power Save 7 3 REF VIN 6 0.1uF 75Ω 75Ω 4 75Ω 120Ω VOUT V+ 5 10uF 0.1uF 120Ω 120Ω 33uF + 120Ω ■使用上の注意 電源端子(5pin)接続の各コンデンサは IC 傍へ接続してください。 出力先の終端までの系全体の DC 結合が必須となりますので、出力カップリングコンデンサは 接続しないでください。 推奨外付け抵抗:120Ωにつきましは、許容電力 125mW 以上の製品のご使用をお願い致します。 120Ωx3 を 360Ωでご使用される場合は、400mW 以上の製品のご使用をお願い致します。 -4- Ver.J00 NJM2559-T ■ 応用回路例:天絡電圧 18Vmax 用 1 NC NC 8 2 GND Power Save 7 3 REF VIN 6 0.1uF 75Ω 75Ω 4 VOUT V+ 5 10uF 75Ω 500Ω 33uF 0.1uF 360Ω + 120Ω ■使用上の注意 電源端子(5pin)接続の各コンデンサは IC 傍へ接続してください。 出力先の終端までの系全体の DC 結合が必須となりますので、出力カップリングコンデンサは 接続しないでください。 外付け抵抗の許容電力について、以下に記します。 送出抵抗 75Ωを介して天絡電圧 Max18V が印加された場合、送出抵抗 75Ωには約 60mA、 天絡検出抵抗 360Ωおよび、120Ωとプルダウン抵抗 500Ωには約 30mA の電流が流れます。 各抵抗は以下の許容電力以上の抵抗のご使用をお願い致します。 送出抵抗 75Ω:300mW 以上 天絡検出抵抗 360Ω:400mW 以上 天絡検出抵抗 120Ω:125mW 以上 プルダウン抵抗 500Ω:500mW 以上 本応用回路図において、IC 出力端子からみた合成抵抗は約 93Ωとなりますので、 93Ω以上でのご使用をお願い致します。 また、通常動作時の消費電流は、測定回路図と比べ約 1mA 増加します。 Ver.J00 -5- NJM2559-T ■特性例 V+ vs Isave V+ vs Icc 100 15 75 Icc[mA] Isave[uA] 10 50 5 25 0 0 4 4.5 5 V+ [V] 5.5 4 6 4.5 V+ vs Protect Mode1 5.5 6 V+ vs Protect Mode2 16 16 OUT1 VOUT1 REF1 14 OUT2 VOUT2 REF2 14 12 OUT2/VOUT2/REF2[V] 12 OUT1/VOUT1/REF1[V] 5 V+ [V] 10 8 6 10 8 6 4 4 2 2 0 0 4 4.5 5 V+ [V] 5.5 6 Mode1:天絡保護 OFF→ON OUT に 0V から+0.1V ステップで電圧印加 VIN 端子電圧が L に落ち始めた時の各電圧 4 4.5 5 V+ [V] 5.5 6 Mode2:天絡保護 ON→OFF OUT に 16V から-0.1V ステップで電圧印加 VIN 端子電圧が 1.4V となった時の各電圧 天絡時(保護モード ON 時) 内部インピーダンス : 約4 kΩ V+ Iout VOUT1 VOUT2 VOUT OFF GND 120Ω OUT1 OUT OUT2 75Ω 120Ω REFへ へ REF REF1 REF2 Ver.J00 Iout75 120Ω Ir480 120Ω -6- NJM2559-T ■特性例 V+ vs Vom V+ vs Gv 6 14.0 13.5 5 Gv[dB] Vom[Vpp] 13.0 3 12.5 12.0 2 11.5 0 11.0 4 4.5 5 V+ [V] 5.5 6 4 4.5 V+ vs Gfy4.5M 5 V+ [V] 5.5 6 5.5 6 5.5 6 V+ vs Gfy19M -10.0 1.0 -20.0 Gfy19M[dB] Gfy4.5M[dB] 0.5 0.0 -0.5 -30.0 -40.0 -50.0 -60.0 -1.0 4 4.5 5 V+ [V] 5.5 4 6 4.5 V+ vs DP V+ vs DG 5.0 5.0 4.0 4.0 3.0 DG[%] DP[deg] 3.0 2.0 2.0 1.0 1.0 0.0 0.0 4 Ver.J00 5 V+ [V] 4.5 5 V+ [V] 5.5 6 4 4.5 5 V+ [V] -7- NJM2559-T ■特性例 V+ vs VoDC 1.0 0.8 VoDC[V] 0.6 0.4 0.2 0.0 4 4.5 5 V+ [V] 5.5 6 V+ vs VthL 2.0 2.0 1.5 1.5 VthL[V] VthH[V] V+ vs VthH 1.0 0.5 0.5 0.0 0.0 4 -8- 1.0 4.5 5 V+ [V] 5.5 6 4 4.5 5 V+ [V] 5.5 6 Ver.J00 NJM2559-T ■特性例 T vs Isave T vs Icc 15 200.0 Isave Icc 150.0 Icc[mA] Isave[uA] 10 100.0 5 50.0 0.0 0 -40 -20 0 20 40 o T [C ] 60 80 100 -40 120 -20 0 T vs Protect Mode1 40 o T [C ] 60 80 100 120 T vs Protect Mode2 16 16 OUT1 VOUT1 REF1 14 OUT2 VOUT2 REF2 14 12 OUT2/VOUT2/REF2[V] 12 OUT1/VOUT1/REF1[V] 20 10 8 6 10 8 6 4 4 2 2 0 0 -40 -20 0 20 40 o T [C ] 60 80 100 120 Mode1:天絡保護 OFF→ON OUT に 0V から+0.1V ステップで電圧印加 VIN 端子電圧が L に落ち始めた時の各電圧 -40 -20 0 20 40 o T [C ] 60 80 100 Mode2:天絡保護 ON→OFF OUT に 16V から-0.1V ステップで電圧印加 VIN 端子電圧が 1.4V となった時の各電圧 天絡時(保護モード ON 時) 内部インピーダンス : 約4 kΩ V+ Iout VOUT1 VOUT2 VOUT OFF GND 120Ω OUT1 OUT OUT2 75Ω 120Ω REFへ へ REF REF1 REF2 Ver.J00 Iout75 120Ω Ir480 120Ω -9- 120 NJM2559-T ■特性例 T vs Vom T vs Gv 14.0 5.0 Gv Vom 13.5 4.0 Gv[dB] Vom[Vp-p] 13.0 3.0 12.5 2.0 12.0 1.0 11.5 0.0 11.0 -40 -20 0 20 40 o T [C ] 60 80 100 -40 120 -20 0 T vs Gfy4.5M 20 40 o T [C ] 60 80 100 120 60 80 100 120 60 80 100 120 T vs Gfy19M 1.0 -10.0 Gfy4.5M Gfy19M -20.0 0.5 Gfy19M[dB] Gfy4.5M[dB] -30.0 0.0 -40.0 -0.5 -50.0 -1.0 -40 -20 0 20 40 o T [C ] 60 80 100 120 -60.0 -40 -20 0 T vs DG 40 o T [C ] T vs DP 5.0 5.0 DG DP 4.0 3.0 3.0 DG[%] DP[deg] 4.0 2.0 2.0 1.0 1.0 0.0 0.0 -40 - 10 - 20 -20 0 20 40 o T [C ] 60 80 100 120 -40 -20 0 20 40 o T [C ] Ver.J00 NJM2559-T ■特性例 T vs VoDC 1.0 VoDC VoDC[V] 0.8 0.6 0.4 0.2 0.0 -40 -20 0 20 40 o T [C ] 60 80 100 120 T vs VthH T vs VthL 2.0 2.0 VthL VthH 1.5 VthL[V] VthH[V] 1.5 1.0 0.5 1.0 0.5 0.0 0.0 -40 -20 0 20 40 o T [C ] 60 80 100 120 -40 -20 0 20 40 o T [C ] 60 80 100 <注意事項> このデータブックの掲載内容の正確さには 万全を期しておりますが、掲載内容について 何らかの法的な保証を行うものではありませ ん。とくに応用回路については、製品の代表 的な応用例を説明するためのものです。また、 工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴 うものではなく、第三者の権利を侵害しない ことを保証するものでもありません。 Ver.J00 - 11 - 120