NJM360 高速コンパレータ ■ 概 要 ■ 外 形 NJM360 は、応答時間が最大 20ns の超高速電圧比較用集積回路で あります。本集積回路は差動入力、高入力インピーダンス、低オフセ ット電圧、ファンアウト 4 を特徴とし更にコンプリメンタリの TTL 出 力型であります。 ディスクファイルの高速の A-D 変換、 ゼロ検出の応用に最適です。 NJM360D ■ 特 徴 ●動作電源電圧 (±4.5∼±6.5V) ●高速性保証 20ns(最大) ●両出力の遅延時間は、高精度に整合済み ●コンプリメンタル TTL 出力 ●高入力インピーダンス ●オーバードライブの変化に対して、スピード変化は少ない ●ファン・アウトは 4 ●低入力オフセット電圧 ●バイポーラ構造 ●外形 DIP8,DMP8,EMP8 NJM360M NJM360E ■ 用 途 ●高精度 AD コンパータ D,M,E タイプ ■ 端子配列 ピン配置 1. NC 2. -INPUT 3. +INPUT 4. V5. GND 6. OUT 2 7. OUT 1 8. V+ ■ 等価回路図 Ver.2003-03-17 -1- NJM360 ■ 絶対最大定格 (Ta=25˚C) 電 差 同 項 目 源 電 動 入 力 電 相 入 力 電 消 最 動 保 費 大 出 作 存 電 力 電 温 温 圧 圧 圧 記 号 V+/VVID VIC 力 PD 流 度 度 IO Topr Tstg 定 格 ±8 ±5 ± 8 (注) ( D タイプ ) 500 ( M タイプ ) 300 ( E タイプ ) 300 ± 20 -40∼+85 -40∼+125 単 位 V V V mW mA ˚C ˚C (注)電源電圧が± 8V 以下の場合は、電源電圧と等しくなります。 ■ 電気的特性 (Ta=25˚C) 項 目 動 作 電 源 電 圧 範 囲 〃 入 力 オ フ セ ッ ト 電 圧 入 力 オ フ セ ッ ト 電 流 入 力 バ イ ア ス 電 流 出 力 抵 抗 応 答 時 間 1 応 答 時 間 2 応 答 時 間 3 出力間の応答速度の差 (tpd of+V IN1 )-(tpd of-V IN2 ) (tpd of+V IN2 )-(tpd of-V IN1 ) (tpd of+V IN1 )-(tpd of+V IN2 ) (tpd of-V IN1 )-(tpd of-V IN2 ) 入 力 抵 抗 入 力 容 量 入力オフセット電圧の温度係数 入力オフセット電流の温度係数 同 相 入 力 電 圧 範 囲 差 動 入 力 電 圧 範 囲 出 力 電 圧 ( H i g h ) 出 力 電 圧 ( L o w ) 消 費 電 流 〃 記 号 V+ VVIO IIO IB RO tR1 tR2 tR3 条 件 RS≦200Ω VOUT=VOM V+/V-=± 5V (注 1) V+/V-=± 5V (注 2) V+/V-=± 5V (注 3) (注 1) (注 1) (注 1) (注 1) RIN CIN ∆VIO/∆T ∆VIO/∆T VICM VID VOH VOL I+ I- f=1MHz f=1MHz RS=50Ω V+/V-=± 6.5V V+/V-=± 6.5V V+/V-=± 4.5V,IOUT=-320µA V+/V-=± 4.5V,ISINK=6.4mA V+/V-=± 6.5V V+/V-=± 6.5V 最 小 4.5 -4.5 ±4 ±5 2.4 - 標 準 5 -5 2 0.5 5 100 13 12 14 2 2 2 2 17 3 8 7 ± 4.5 3 0.25 18 -9 最 大 6.5 -6.5 5 3 20 25 20 0.4 32 -16 単 位 V V mV µA µA Ω ns ns ns ns ns ns ns kΩ pF µV/˚C nA/˚C V V V V mA mA (注 1)10MHz,30mVP-P 正弦波入力の 50%の点から、出力の 50%の位置までを測定したものです。 (注 2)10MHz,2VP-P 正弦波入力の 50%の点から、出力の 50%の位置までを測定したものです。 (注 3)100mV のステップ入力で 5mV だけのオーバードライブを与えるとき、そのスタートから出力が論理しきい値を超える瞬間までを測定したものです。 -2- Ver.2003-03-17 NJM360 ■ 特性例 Ver.2003-03-17 -3- NJM360 ■ AC テスト回路 <注意事項> このデータブックの掲載内容の正確さには 万全を期しておりますが、掲載内容について 何らかの法的な保証を行うものではありませ ん。とくに応用回路については、製品の代表 的な応用例を説明するためのものです。また、 工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴 うものではなく、第三者の権利を侵害しない ことを保証するものでもありません。 -4- Ver.2003-03-17