中期経営戦略 2006年3月2日 株式会社リコー 代表取締役 社長執行役員 桜井 正光 本日お話しする内容 ● 第15次中期経営計画の概要 ● 05年度成長戦略の展開 ・ 成長のための基盤づくり ・ 事業戦略の展開 ・ 05年度の業績見通し 11 1 第15次中期経営計画の概要 2 中期基本戦略の概要 売上高 20000 1,370 億円 15000 10000 純利益 5000 419 0 2.3兆円 1.81兆円 1.67兆円 1.44兆円 当期純利益︵ 億円︶ 売上高(億円) 831 616 億円 億円 500 億円 '99 '00 '01 第13次中経 '02 '03 '04 '05 第14次中経 ■海外事業強化 '07 (目標) 第15次中経 ■成長戦略 ①プリンティング 成長領域 ■事業構造変革 主要戦略 ①BC変換 ②高速機拡販 ③ソリューション展開 '06 ・カラー/ソリューション ・ハイエンド/ローエンド ②産業領域 ③エマージングマーケット ■技術力の更なる強化 ■技術差別化の促進 ■全社構造改革 ■収益基盤の強化 ・BC変換 :BlackからColorへの変換 3 2 成長戦略 社会動向 市場動向 技術革新 競合動向 マクロ経済動向 リコーのコアコンピタンス 成長戦略 4 成長領域 プリンティング 既存領域 ・オフィスカラー ・ソリューション ・OEM 新規領域 ・ハイエンドプリンティング ・ローエンドプリンティング 成長機会 エマージング マーケット ・中国 ・その他地域 産業領域 ・既存事業 ・新規事業 5 3 業績目標 売上高(億円) 25000 営業利益率(%) 2007年度 売上高2.3兆円 営業利益率10%超 12.0 10.0 20000 8.0 15000 6.0 10000 4.0 5000 2.0 0.0 0 2001年度(実績) 売上高 16,723億円 1,296億円 営業利益 当期純利益 616億円 88.27円 EPS 6.4% ROA 2004年度(実績) 18,141億円 1,355億円 831億円 112.64円 7.1% 2007年度(目標) 23,000億円 2,350億円 1,370億円 186.41円 11.0% 6 成長戦略の構造 LP 収益エンジン 成長の核 GJ 産業 その他 選択と集中の徹底 技術戦略 高効率 超低コスト 経営 資本の有効活用 成長領域への積極投資 顧客価値 創造 ソリューション 売上と利益の拡大 企業価値の増大 オフィス MFP 技術的差別化 構造改革 7 4 05年度成長戦略の展開 8 成長戦略の展開 第14次中期経営計画 第15次中期経営計画 成長のための先行投資 z z z z カラー化戦略の加速 研究開発強化 事業の選択と集中 構造改革 前倒し 利益貢献 先行投資 成長エンジン z z z z 2002年度 2003年度 キャッシュ創出 2004年度 2005年度 成長のための先行投資 MFP(収益エンジン) LP(成長の核) GJ(成長の核) 産業(選択と集中) 2006年度 2007年度 新たな成長 9 5 成長のための先行投資(基盤作り) オフィス事業の収益力強化 強い 商品 づくり 商品開発拠点の統合 商品差別化のための技術力強化 PxPトナーの生産体制増強 ソフトウエア開発関連部門の統合 プリンティング領域強化 強い 販売 づくり 強い サービス づくり 国内外サービス体制の強化 国内:販売会社統括体制の完成 米州:業務プロセスの標準化・ITシステムの統合 欧州:販売体制の再編(Lanier統合) 10 商品差別化のための技術力強化 ・顧客価値創造 (普通でない商品) 「作らずに創る」方式の定着 「作らずに創る」方式の定着 ・高品質・高信頼性 ・設計効率向上 「リコー流生産方式」の確立と 「リコー流生産方式」の確立と 全世界展開 全世界展開 ・超低コストの実現 ・顧客起点のSCM 装置・設備の 装置・設備の 内製化技術の強化 内製化技術の強化 ・生産技術強化 ・ブラックボックス化 商品差別化による競争優位確保 キーパーツの内部開発・内製化 キーパーツの内部開発・内製化 11 6 事業戦略展開(MFP) 最強ラインナップによるBC変換の加速 ∼2005 2006∼ ラインナップ強化 新世代カラー複合機フルラインナップ 高 速層 高速 & 高耐久 基本性能の大幅向上 中速 層 カラー化の 対象範囲 拡大 新世代機 投入 人にやさしい 地球にやさしい セキュリティー 低速層 ソリューション コンパクト & 低価格 ※ MFP: Multi Function Printer 12 事業戦略展開(MFP) 価値領域の拡大 デジタル 第3世代 デジタル 第2世代 デジタル 第1世代 2001 1998 1995 1991 IT機能 1987 カラー化 ネットワーク化 ∼1987 普及型 デジタル 複写機 アナログ 複写機 2003 新世代 複合機 Neo Intelligent -MFP システム連携 3F プリンティング ソリューション 2F ネットワーク 対応機器 マルチファ ンクション 化 マルチ ファンクション化 4F ドキュメント ソリューション 1F スタンド アロン機器 ネットワーク 環境対応 業務プロセス革新 業務プロセス革新 リコードキュメントハイウェイ構想 GWアーキテクチャー 13 7 事業戦略展開(プリンター) RPSとリコーのプロダクトミックス ソリューション提供 集中 出力 <一般オフィス> 商品力のある 新製品の投入 MFP+Pの トータルソリューション <ハイエンド> センター集中出力用プリンター Data Center CRD Print Center 拠点集中出力用/基幹分散用 フロアプリンター Copy Shop Service Bureaus Direct Mailers 分散出力用デスクトッププリンター *RPS: リコープリンティングシステムズ(株) <ローエンド> 小規模オフィス ホームオフィス 分散 出力 商品ラインナップの強化 販売チャネル拡充・強化 ビジネスパーソナル 高速・高耐久 14 事業戦略展開(ハイエンドプリンター) RPSとリコーの資産を融合して、高PV市場に本格参入 市場規模予測:台数(千台) 33.9 6 .5 27 .4 04年 カラー モノクロ 市場規模予測:売上(億円) 45.6 51.6 16 .5 25 .7 29 .1 25 .9 0 7年 1 0年 13,639 11,074 9,592 10,83 0 7,210 アフター 8,24 5 2,382 マシン 2,82 9 2,80 9 07 年 10 年 0 4年 お客様のニーズの変化 (当社予測) オープン化 オープン化/ /ダウンサイジング化 ダウンサイジング化/ /カラー化 カラー化 基幹系システム系 市場 高PV 市場 POD 市場 リコーグループの強み ・RPS商品群 + リコー商品群 ・ソリューション提案力・顧客接点力 ・MFP・LPの多数既存顧客 15 8 事業戦略展開(ローエンドプリンター) 市場規模が圧倒的に大きいビジネスユースを狙いの市場とする 61.3 53.2 29.6 カラー 37.9 18.9 モノクロ 22.0 ‘06 29.0 ‘08 ‘04 ‘05 ‘06 22.3 32.4 55.4 ‘07 45.7 ホーム 54.0 ‘05 68.0 60.0 48.5 24.8 50.8 ‘04 市場規模予測(マシン+ランニング金額:billion$) ビジネス 65.1 ビジネス ホーム 市場規模予測(台数:百万台) ‘07 ‘08 (当社予測) 商品ラインナップ強化・販売チャネル拡充により、市場の創造・拡大を図る ●カラー化 ・ ビジネス用途に耐えられる(高速出力・普通紙高画質・低ランニングコスト) GELJET プリンターのさらなる進化 ・ 商品力のあるローエンドカラーLP(高速・小型)の投入 ●MFP(多機能)化 ・ 多様な顧客ニーズに応えられるLP・GJのMFP化 16 事業戦略展開(ソリューション) 「四階建てソリューション」の展開 お客様 3F プリンティング ソリューション 2F ネットワーク 対応機器 サービス サポート サプライ 1F スタンドアロン 機器 日米欧のテクノロ ジーセンター支援 体制 事業構造の変革 4F ドキュメント ソリューション ソリューション提案・システム提案 システム連携 (開発/カスタマイズ) ドキュメント 環境分析 提案 【ソフトウェア】 SDKの充実 【ハードウェア】 + GWアーキテクチャー対応機 (第3世代MFP) 17 9 成長戦略を支える技術 成長戦略を支える技術領域 ② ドキュメントソリューション の充実 ③ ローエンド拡大 Software / Solution ② ドキュメントソリューション の充実 ①高性能 ・高機能化 Hardware ① 高性能・高機能化 :今後の方向性 オフィス事業分野 ③ローエンド 拡大 光学ユニット サーマル 電装ユニット MFP 電子デバイス LP GJ Low-end 産業・その他 事業分野 Middle ④ハイエンド 拡大 High-end ④ ハイエンド拡大 デジタルカメラ 光ディスク 18 05年度の業績見通しについて (億円) 売上高 営業利益 04年度 05年度 見通し 18,141 19,100 +5.3% 23,000 1,355 1,530 +12.9% 2,350 前年比 07年度 目標 (営業利益率) 7.5% 8.0% - 当期純利益 831 970 +16.7% (当期純利益率) 4.6% 5.1% - 6.0% 112.64円 132.10円 - 186.41円 EPS 為替レート 円/1US$ 円/1EURO 107.58 135.25 10.2% 1,370 111.52 136.44 19 10 ※本資料に関する注意事項 本資料に記載されているリコーの計画・見通しのうち、歴史的事実でない ものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点で入手可能 な情報から得られたリコーの経営者の判断に基づいております。 実際の業績は、さまざまな重要な要素により、これら業績見通しとは大き く異なる結果となり得ることをご承知おき下さい。 21 11