データシート

テラヘルツ光伝導スイッチ
G12864シリーズ
■用途
●遠赤外分光
●材料分析
●非破壊、非接触計測
●構造物検査
●セキュリティ 等
■概要
光と電波の境界の波長領域は、その周波数からテラヘルツ領域と呼ばれています。テラヘルツ波は、分光分析、イメージ
ング、通信、医療解析等、さまざまな応用があるとして注目されています。テラヘルツ光伝導スイッチ(光伝導アンテナ
とも呼ばれる)G12864シリーズは、短パルスレーザを照射することでテラヘルツ波の発生、もしくは、検出を行うこと
ができます。素子サイズが6 mm×10 mmと非常にコンパクトであるため、装置への組み込みが容易です。
■絶対最大定格
瞬時でも超過してはならない限界値で示し、どの一つの定格値も越えてはならないものとする。
項目
印加電圧
平均入射光量
注1) 注2)
記号
定格値
単位
Vop
±10
V
Pave
10
mW
動作温度
注3) 注4)
Top(c)
+5 ∼ +40
℃
保存温度
注3) 注4)
Tstg
-20 ∼ +60
℃
注1)
注2)
注3)
注4)
2
チップ表面におけるビーム径は、直径10 μm(1/e )以上とする。
繰返し周波数50 MHz∼150 MHzのフェムト秒レーザを用いることを条件とする。
結露無きなこと。
真空、もしくは、不活性ガス雰囲気内であること。
■電気的及び光学的特性(Top(c)=25 ℃)
項目
ダーク抵抗
光電流
注1)
記号
最小値
標準値
最大値
単位
Rt
20
-
-
MΩ
I
5
-
-
μA
注1) 本製品の出荷検査においては、CWレーザを用いた光電流の検査とし、検査条件は、
印加電圧10 V、入射光パワー10 mW、ビーム直径(1/e2)10 μm ∼ 20 μmとする。
テラヘルツ光伝導スイッチ G12864シリーズ
■実装推奨条件
温度
時間
環境
80 ℃以下
2時間以内
不活性ガス雰囲気
■外形寸法図(単位:mm)
セラミック基板
インデックスマーク
銘板
受光部
スルーホール
4-φ0.5
φ2.5
光伝導スイッチ
0.5±0.1
4±0.1
0.635±0.1
6±0.1
3.5±0.05
10 +0
-0.1
9±0.2
6±0.1
センターマーク
3.5±0.05
0.35±0.05
+0
6 -0.1
注1) ハッチング部分を電極とする。
(ただし銘板、インデックスマーク部分は除く)
注2) 基板のそりは、0.2 mm以内とする。
■標準電極パターン/受光部外観図
●ダイポール
G12864-01
10 μm
6 μm
●ボウタイ
G12864-02
20 μm
2 mm
60 °
受光部拡大図
6 μm
6 μm
●本資料の記載内容は平成27年12月現在のものです。製品の仕様は、改良等のため予告なく変更することがあります。
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DEC. 2015