AKM AK2301 3.3v 㠷㠳㠰㠫ã ã £ã ã «ï¼°ï¼£ï¼ ã ³ã ¼ã ã ã ¯ LSI Datasheet

ASAHI KASEI
[AK2301]
AK2301
3.3V シングルチャネル PCMコーデック LSI
概
要
特
AK2301は、8kHzサンプリングの8bit単チャンネル
PCMコーデックです。欧州を中心とする地域で用いら
れるA-Law圧伸則と北米・日本で用いられるμ-law
圧伸則とをピンで選択可能です。
長
単チャンネル・PCMコーデック/フィルタ内蔵
設定可能な機能;
・ ミュート
・ A-law,μ-lawの圧伸則選択
■ PCMデータインタフェース
LongFrame/ShortFrameに対応
■ PCMデータ転送レート
64k*N(N=1~32)Hz (64~2048kHz)
■ パワーダウン(BCLK=L時)
■ 入出力ゲイン調整用オペアンプ内蔵
■ 差動にて600Ωライン駆動可能
■ +3.0~+3.6V単一電源
■ 低消費電流
・ 動作時 8mA(typ)
・ パワーダウン時 5uA(typ)
■
■
帯 域 制 限 フ ィ ル タ 、 A/D 及 び D/A 変 換 器 、
A-law/μ-law変換器を内蔵しており、実装スペース、
実装工数及び消費電力の削減に最適です。
パッケージ
■ 16ピンTSSOPパッケージ
・ピン端
5.0*6.4mm
・ピンピッチ 0.65mm
ブロック図
GST
VFTN
VFTP
AAF
A/D
AMPT
CODEC
Core
600ΩDrive
VR
VFR
GSR
PCM I/F
D/A
SMF
DX
DR
FS
BCLK
ALAWN
MUTEN
AMPR
Internal
Main Clock
600ΩDrive
VREF
PLL
PLLC
BGREF
Power Down
VDD
VSS
AK2301
<MS0416-J-02>
1
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
目
項
<MS0416-J-02>
次
目
頁
-
ブロック図……………………………………1
-
端子条件………………………………………3
-
端子機能………………………………………4
-
絶対最大定格…………………………………5
-
推奨動作条件…………………………………5
-
電気的特性……………………………………5
-
パッケージ外形寸法図…………………… 10
-
パッケージ・ピン配置…………………… 11
-
マーキング仕様…………………………… 11
-
回路構成………………………………………12
-
機能説明………………………………………13
-
PCMコーデック………………………… 13
-
PCMインタフェース…………………
-
LongFrame/ShortFrame…....………… 14
-
ミュート・パワーダウン……………
15
-
電源起動時推奨動作手順……………
16
-
外付け推奨回路図(例) …………………… 17
2
13
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
端子条件
端子
番号
10
11
9
6
7
8
5
13
4
2
1
3
16
15
12
I/O
端子
タイプ
VFTN
I
Analog
VFTP
I
Analog
GST
O
Analog
50pF
GSR
O
Analog
40pF
VFR
I
Analog
VR
O
Analog
VDD
-
VSS
-
FS
I
CMOS
オープン不可
BCLK
I
CMOS
オープン不可
DX
O
CMOS
DR
I
CMOS
オープン不可
MUTEN
I
CMOS
オープン不可
ALAWN
I
CMOS
オープン不可
VREF
O
Analog
VSS
PLLC
O
Analog
VSS
端子名
最大
容量負荷
最小
抵抗負荷
ミュート時
パワーダウン
出力状態
出力状態
AC負荷(*1)
10kΩ(*2)
AC負荷
600Ω(*2,*3)
AC負荷
600Ω(*2,*3)
40pF
50pF
備考
Hi-Z
Hi-Z
Analog
ground
Hi-Z
Hi-Z
Hi-Z
14
外付容量
1.0uF以上
外付容量
0.33uF±
40%(温度
特性込み)
*1)AC負荷:AGNDに対する負荷です。
*2)最小負荷抵抗は帰還抵抗込の値です。
*3)差動の場合、GSRとVR間のAC負荷です。
<MS0416-J-02>
3
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
端子機能
タイプの詳細
DIN:
デジタルインプット
TOUT: トライステートアウトプット PWR: 電源・グランド
AIN:
アナログインプット
AOUT: アナログアウトプット
端子番号 端子名称
タイプ
機
能
10
AIN A/Dへの入力ゲイン調整用オペアンプの反転差動入力。
VFTN
VFTP端子と外部抵抗で、差動またはシングルエンド入力アンプを構成しゲ
イン調整を行います。
11
AIN A/Dへの入力ゲイン調整用オペアンプの正転差動入力。
VFTP
VFTN端子と外部抵抗で、差動またはシングルエンド入力アンプを構成しゲ
イン調整を行います。
9
AOUT A/D入力ゲイン調整用オペアンプの出力。
GST
外部抵抗で差動入力アンプを構成しゲイン調整を行います。
6
AOUT D/A出力ゲイン調整用オペアンプの出力。
GSR
外部抵抗で反転アンプを構成しゲイン調整を行います。VR出力を使って作
動出力を構成することも出来ます。
7
AIN D/A出力ゲイン調整用オペアンプの反転入力。
VFR
外部抵抗で反転アンプを構成しゲイン調整を行います。ただし入力ゲイン
オペアンプを差動アンプとして構成する場合、このオペアンプは差動アン
プのアナログGND用のバッファとして使用されます。この場合、このアンプ
を用いた出力ゲイン調整、および差動ドライブ回路構成は出来ません。
8
AOUT D/Aアナログ出力。
VR
GSR出力を使って作動出力を構成することも出来ます。
5
PWR 正電源端子。
VDD
13
PWR 負電源端子。
VSS
4
DIN PCMデータ送受同期信号入力。
FS
PCMデータ入出力タイミングを制御します。パワーダウン時を除き、BCLKと
同期した8kHz の信号を常に入力してください。FSを停止する場合は、BCLK=L
として、AK2301をパワーダウンモードにして下さい。
2
DIN PCMデータ転送レート制御クロック入力。
BCLK
BCLK=Lで、AK2301はパワーダウンします。通常動作時は、64k*N(N=1~32)Hz
(64k~2048kHz)のクロックをduty40~60%で常に入力してください。
1
TOUT PCMデータ出力端子。
DX
BCLKに同期してA/DされたPCMデータを出力します。この端子は送信データ
が存在する8ビット期間以外は、ハイインピーダンスとなります。
3
DR
16
MUTEN
15
ALAWN
12
VREF
14
PLLC
<MS0416-J-02>
DIN PCMデータの入力端子。
BCLKに同期してPCMデータを入力します。
DIN ミュート設定端子。
Lでミュートが起動されます。
DIN A/μ-law切替端子。
”L”=A-law,”H”=μ-law 通常使用時は、H or Lに固定してください。
AOUT アナロググランド電源出力端子。
1.0 uF以上の容量を外付して下さい。
AOUT PLL用 容量接続端子。
0.33uF±40%(温度特性込み)の容量を外付して下さい。
4
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
絶対最大定格
パラメータ
記号
min
max
単位
電源電圧
VDD
-0.3
4.6
アナログ/デジタル電源
VTD
-0.3
VDD+0.3
デジタル端子印加電圧
VTA
-0.3
VDD+0.3
アナログ端子印加電圧
IIN
-10
10
入力電流(電源ピンを除く)
Tstg
-55
125
保存温度
注)この値を超えた条件で使用した場合、デバイスを破壊することがあります。
またこの範囲内全てでの通常動作は保証されません。
V
V
V
mA
℃
推奨動作条件
パラメータ
電源電圧 アナログ/デジタル電源
動作温度範囲
フレームシンク周波数*)
注)電圧は全て接地端子基準:VSS=0V
*)CODECの諸特性は8kHzでの定義となります。
記号
VDD
Ta
FS
min
3.0
-40
-1.0%
typ
3.3
max
3.6
85
+1.0%
8
単位
V
℃
kHz
電気的特性
特記のない限り、規格値はVDD = +3.0 V~+3.6V、Ta = -40~+85℃、FS=8kHzにおいて保証されます。
■ DC特性
項目
消費電流
記号
IDD2
条件
出力端子はすべて無負荷
パワーダウン(BCLK=L)
デジタル高レベル
出力電圧
デジタル低レベル
出力電圧
デジタル高レベル
入力電圧
デジタル低レベル
入力電圧
入力漏洩電流
VOH
IOH=-1.6mA
VOL
IOL=1.6mA
出力漏洩電流
ILT
IDD1(注1)
VIH
min
typ
8
Max
13
単位
mA
5
100
μA
0.8VDD
V
0.4
V
0.7VDD
VIL
V
0.3VDD
ILL
トライステート時
-10
+10
-10
+10
V
μA
μA
VRG
1.4
1.5
1.6
アナロググランド
出力電圧
(注1)測定条件:BCLK=2.048MHz、出力端子は全て無負荷。
VFTN,VFTP(差動入力)より1020Hz@0dBm0入力、DRより1020Hz@0dBm0 Codeを入力。
<MS0416-J-02>
5
V
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
◆PCMインタフェース (Lomg Frame, Short Frame)
特記なき場合、Ta=-40 to +85℃, VDD = 3.0~3.6V, VSS = 0V, FS=8kHzにおいての定義となります。全ての
出力ピンのタイミングパラメータはVOH = 0.8VDD及びVOL = 0.4Vにて測定されます。全ての入力ピンの
タイミングパラメーターはVIH = 0.7VDD及びVIL = 0.3VDDにて測定されます。
■AC特性
パラメータ
記号
Min
Typ
FS Frequency
fPF
-1.0%
8
BCLK Frequency
fPB
-
fPF×8N
(N=1~32)
BCLK Duty Cycle
tWB
40
Rising/Falling Time: (BCLK,FS, DX,DR)
tRB
tFB
Hold Time: BCLK Low to FS High
tHBF
60
ns
Setup Time: FS High to BCLK Low
tSFB
60
ns
Setup Time: DR to BCLK Low
tSDB
60
ns
Hold Time: BCLK Low to DR
tHBD
60
ns
注1)
tDBD
0
60
ns
Delay Time: (A) BCLK Low to DX High-Z or (B) FS Low to DX
High-Z or (C) BCLK High to DX High-Z
注1)
tDZC
0
60
ns
Hold Time: 2nd period of BCLK Low to FS Low
tHBFL
60
Delay Time: FS or BCLK High, whichever is later,to DX valid
注1)
tDZFL
FS Pulse Width Low
tWFSL
1
BCLK
Hold Time: BCLK Low to FS Low
tHBFS
60
ns
Setup Time: FS Low to BCLK Low
tSFBS
60
ns
Delay Time: BCLK High to DX valid
Max
単位 参照図
+1.0% kHz
-
kHz
60
%
40
ns
図1, 2
Long Frame
ns
60
図1
ns
Short Frame
図2
(注1)50pFの負荷容量、及び0.2mA駆動
<MS0416-J-02>
6
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
Interface Timing
tFB
tRB tBD
tBD
1/fPB
BCLK
tSFB
FS
tHBF
tHBFL
tDZFL
MSB
2
3
4
MSB
2
tDZC
tDZC
5
6
7
8
5
6
7
8
tHBD
tSDB
DR
(C)
tDZC
tDBD
DX
(B)
(A)
3
4
FS
1/fPF
tWFSL
図1. Long Frame
tFB
tRB
tBD
tBD
1/fPB
BCLK
tSFB
FS
tHBF
DX
tHBFS
tSFBS
tDBD
MSB
tDBD
2
3
4
MSB
2
3
5
6
7
5
6
7
8
tHBD
tSDB
DR
tDZC
4
8
図2. Short Frame
<MS0416-J-02>
7
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
◆CODEC
*送受信用オペアンプのゲインは0dB設定にて測定しています。
*FSが8kHzからずれた場合の諸周波数特性は
使用 FS
× 測定条件周波数 = 実効周波数
8k[Hz]
で読み替え
て下さい。
■絶対ゲイン特性
項 目
アナログ入力レベル
VFTP,VFTN
(差動) →
絶対入力ゲイン
DX (*1)
絶対入力レベル
アナログ出力レベル
DR
→
絶対出力ゲイン
VR
最大入出力レベル
(*1)差動で0dBm0=0.531Vrms
■伝送レベル特性
項 目
送信伝送レベル特性
(A→D)
VFTP,VFTN → DX
受信伝送レベル特性
(D→A)
DR → VR
■伝送損失周波数特性
項 目
伝送損失周波数特性
(A→D)
VFTP,VFTN(差動)
→
伝送損失周波数特性
(D→A)
DR → VR
DX
測定条件
0dBm0@1020Hz 入力
min
-0.6
3.14dBm0入力
0dBm0@1020Hz 入力
-0.6
3.14dBm0相当値
typ
0.531
-
0.762
0.531
-
0.762
max
0.6
0.6
測定条件
基準レベル:
-55dBm0~-50dBm0
-50dBm0~-40dBm0
-10dBm0
1020Hz Tone -40dBm0~ 3dBm0
基準レベル:
-55dBm0~-50dBm0
-50dBm0~-40dBm0
-10dBm0
1020Hz Tone -40dBm0~ 3dBm0
min
-1.2
-0.4
-0.2
-1.2
-0.4
-0.2
typ
-
-
-
-
-
-
max
1.2
0.4
0.2
1.2
0.4
0.2
測定条件
基準:
0.05kHz
0dBm0@1020Hz
0.06kHz
0.2kHz
0.3~3.0kHz
3.4kHz
4.0kHz
基準:
0~3.0kHz
0dBm0@1020Hz
3.4kHz
4.0kHz
min
-
-
-1.8
-0.15
-0.8
-
-0.15
-0.8
-
typ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
max
-30
-26
0
0.15
0
-14
0.15
0
-14
min
25
30
36
25
30
36
typ
-
-
-
-
-
-
max
-
-
-
-
-
-
単位
Vrms
dB
Vrms
Vrms
dB
Vrms
単位
dB
dB
単位
dB
dB
■歪み特性
項 目
測定条件
1020Hz Tone
信号対総合電力歪比
-40dBm0~-45dBm0
(A→D)
-30dBm0~-40dBm0
VFTP,VFTN(差動) → DX
0dBm0~-30dBm0
1020Hz Tone
信号対総合電力歪比
-40dBm0~-45dBm0
(D→A)
-30dBm0~-40dBm0
DR → VR
0dBm0~-30dBm0
注1)μ-Law時はC-message,A-Law時はPsophometricフィルタ使用。
<MS0416-J-02>
8
単位
dB
dB
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
■ノイズ特性
項 目
無通話時雑音 A→D(注1)
min
typ
max
μ-law, C-message
-
8
13
単位
dBrnC0
VFTP,VFTN(差動)→DX
A-law, Psophometric
-
-85
-80
dBm0p
無通話時雑音 D→A(注2)
μ-law, C-message
-
5
10
dBrnC0
A-law, Psophometric
-
-85
-80
dBm0p
-
55
-
dB
-
55
-
dB
min
typ
max
-
-
-75
dB
-
-
-75
dB
min
typ
max
単位
10
-
-
-
-
50
kΩ
pF
-12
-
6
dB
min
typ
max
単位
-
1.5
-
V
600
-
-
-
-
40
Ω
pF
min
600
-
typ
-
-
max
-
40
単位
Ω
pF
50
70
-
DR
→
VR
測定条件
電源雑音除去比(送信)
変調レベル:
VDD=3.3V/±66mVop
電源雑音除去比(受信)
変調レベル:同上
f=0~10kHz
注1)アナログ入力 = アナロググランドレベル
注2)ディジタル入力 (DR) = +0 CODE
■同一チャンネル内漏話
項 目
送信側→受信側
VFTP → VR,GSR(差動)
受信側→送信側
DR → DX
測定条件
VFTP 0dBm0@1020Hz
DR = PCM 0-Code
DR=PCM 0dBm0 Code@1020Hz
VFTP,VFTN = 0 Vrms
単位
■ 送信オペアンプ特性:AMPT
項 目
出力負荷抵抗
出力負荷容量
利得
測定条件
AC負荷、帰還抵抗含む
反転増幅
(帰還容量100pF、fc=80kHz設定時)
■ 受信信号出力特性:VR
項 目
出力電圧(AGNDレベル)
出力負荷抵抗
出力負荷容量
測定条件
PCM +0 code入力時
AC負荷
■ 受信オペアンプ特性:AMPR
項 目
測定条件
出力負荷抵抗
AC負荷、帰還抵抗含む
出力負荷容量
0dB設定、1020Hz@0dBm0入力
VR,GSR差動出力時(600Ω負荷) C-message
SINAD
0dB設定、1020Hz@0dBm0入力
VR,GSR差動出力時(5kΩ負荷) C-message
dB
80
利得
反転増幅(帰還容量100pF、fc=40kHz設定時)
-12
-
6
dB
最大出力振幅
3.14dBm0デジタルコードDR入力時
-
2.15
-
Vp-p
<MS0416-J-02>
9
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
パッケージ外形寸法図
9
1
8
6.4±0.2
4.4±0.1
16
0.17±0.05
5.00±0.08
0.13
M
0゜~10゜
0.22±0.08
0.07+0.03
‐0.04
1.07+0.03
‐0.07
1.00±0.05
0.65
0.10
<MS0416-J-02>
0.5±0.2
16pin TSSOP
10
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
パッケージ・ピン配置
16ピンTSSOP
DX
BCLK
DR
FS
VDD
GSR
VFR
VR
1
2
3
4
5
6
7
8
16
15
14
13
12
11
10
9
MUTEN
ALAWN
PLLC
VSS
VREF
VFTP
VFTN
GST
マーキング仕様
(1) 1ピン表示
(2) 日付コード: YWWXX(5桁)
Y: 製造年(西暦年)の下一桁
WW: 製造週
XX: 社内管理コード
(3) マーケティングコード: AK2301
(4) 旭化成ロゴ
(4)
(3)
AKM
AK2301
YWWXX
(2)
(1)
<MS0416-J-02>
11
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
回路構成
ブロック
AMPT
AMPR
AAF
CODEC
A/D
CODEC
D/A
SMF
BGREF
PCM I/F
<MS0416-J-02>
機 能
送信用システム0dB(伝送0レベルポイント)のゲイン調整用オペアンプです。
外付けの抵抗で差動もしくはシングルエンドのゲインアンプを構成します。帰還
抵抗は10 kΩ以上にして下さい。各端子の構成は次のようになっています。
VFTN:オペアンプ反転入力
VFTP:オペアンプ正転入力
GST:オペアンプ出力
受信用システム0dB(伝送0レベルポイント)のゲイン調整用オペアンプです。
反転アンプとして使用し、外付けの抵抗で差動もしくはシングルエンドのゲイン
アンプを構成します。各端子の構成は次のようになっています。
VFR:オペアンプ反転入力
GSR:オペアンプ出力
受信出力のVR端子と差動回路を構成する場合は、外付けの負荷と帰還抵抗を合わ
せて600Ω以上のAC負荷になるようにして下さい。
折り返し雑音防止用フィルタです。2次のRCローパスフィルタで構成されてお
り、A/Dコンバータのサンプリング周波数帯における雑音を除去します。
入力されたアナログ信号を圧伸則に従い8ビットのPCMデータに変換します。圧伸
則として、ITU-T G.711に準拠したA-Lawまたはμ-Lawをサポートします。
A-Lawでは偶数ビットの反転もおこないます。
圧伸則の選択は、ALAWNピンでおこないます。
"H": μ-Law
"L": A-Law
また、帯域制限用フィルタを内蔵しています。
DR端子より取り込まれた8ビットのPCMデータを圧伸則に従い伸張し再生しま
す。圧伸則として、ITU-T G.711に準拠したA-Lawとμ-Lawをサポートします。
A-Lawでは偶数ビットの反転もおこないます。
圧伸則の選択は、ALAWNピンでおこないます。
"H": μ-Law
"L": A-Law
D/Aコンバータの出力から帯域内の周波数成分を取り出すためのフィルタです。
温度補償されたバンドギャップ電圧発生器により、安定なアナロググランド電圧
を発生します。(1.5V typ) 安定化の為、1.0 μF以上の容量を接続して下さい。
但し、外部負荷は接続しないで下さい。外部負荷を接続した場合の諸特性は保証
致しかねます。この電圧を外部でご利用になる場合は、バッファした出力をご利
用下さい。
BCLKで定められるデータレートでPCMデータを入出力します。PCMインタフェ
ースにはLongFrame,ShortFrameの2つのモードがあります。この2つのモードは
LSIが自動判定します。
PCMデータはDR,DX端子から入出力されます。
12
2013/05
ASAHI KASEI
[AK2301]
機能説明
■PCMコーデック
◆A/D
AMPTより入力されたアナログ信号は、折り返し雑音防止用フィルタ(AAF)を通過して、8ビットのPCM
データに変換されます。変換されたPCMデータは、8ページの伝送損失周波数特性(A/D)に示す様な帯域制限
フィルタを通過後、DX端子よりBCLKの立ち上がりに同期してMSBから順に出力されます。この時出力さ
れるPCMデータはA/μ-law形式で、+フルスケールが3.14dBm0として定義され、アナログ入力側で
0.762Vrmsの入力が3.14dBm0のデジタルコードに変換されます。
◆D/A
DR端子よりBCLKに同期して入力されたPCMデータは、8ページの伝送損失周波数特性(D/A)の様な特性を
持ったデジタルフィルタを通過後、アナログ信号に変換され、さらにSMF(fc=30kHz typ)にて高調波成分を
取り除いてVR端子より出力されます。入力するPCMデータの信号は、出力時と同様にA/μ-law形式で、+
フルスケールが3.14dBm0として定義されます。出力されるアナログ信号のレベルは、3.14dBm0入力時に
0.762Vrmsとなります。
■ PCMインタフェース
AK2301は以下の2つのPCMデータインタフェースをサポートしています。
・Long Frame Sync(LF)
・Short Frame Sync(SF)
PCMデータは端子(DR,DX)から順次入出力されます。
いずれの場合もデータはMSBファーストで入出力されます。
◆PCMインタフェースの選択
Long Frame/ Short frame はFSからLSIが自動的に判定します。
● LONG FRAME (LF) / SHORT FRAME (SF)
◆LF/SFの判定方法
単チャネルCODECは、以下のように入力されたFSの”H”期間によりLong Frame, Short Frameかを自動的
に判断します。
FS=”H”の期間
フレーム構成
BCLKの2周期以上
LF
BCLKの1周期
SF
◆インタフェースタイミング
PCMデータは、フレーム同期信号FSに同期して、1フレーム区間(125μs)毎にそれぞれ8ビットずつDX,DR
端子より入出力されます。1フレーム区間には最大32個のタイムスロット(BCLK=2.048MHz時)があります
が、本LSIはそのうちの最初のタイムスロットを使ってPCMデータを入出力します。
<MS0416-J-02>
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◆FS
[AK2301]
(Frame Sync:フレーム同期信号)
8kHzの基準入力信号です。1フレーム(125us)毎に8ビットのPCMデータが入出力されます。BCLKと同期し
ていることが必要です。
!注意事項 <重要>
FSを停止する際は、BCLK=LとしてAK2301をパワーダウン状態にして下さい。
◆BCLK
(Bit Clock)
PCMデータレートを定めます。BCLKは64*N(N=1~32)kHzで選択可能です。
LongFrame
FS
BCLK
DX
DR
Don’t
care
1
2
3
4
5
6
7
8
1
2
3
4
5
6
7
8
1
2
3
4
5
6
7
8
1
2
3
4
5
6
7
8
Don’t care
ShortFrame
FS
BCLK
DX
DR
Don’t
care
<MS0416-J-02>
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Don’t care
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[AK2301]
■ミュート
ピン設定によってPCM CODECの出力をミュートすることが可能です。
ミュートピンの設定
MUTEN端子
動作
DX端子
VR端子
L
ミュート
High-Impedance
アナロググランド
H
信号出力
PCMデータ出力
アナログデータ出力
[DX端子]
MUTEN=L時にデータ出力中の場合、データを全ビット出力した後、次のFSの先頭からミュート状態に移
行します。
[VR端子]
MUTEN=LによりDACデジタルフィルタに0コードが入力され、D/A出力はミュート状態に移行します。
■パワーダウン
BCLK入力を「L」で停止するとパワーダウンモードに入ります。
◆手順及び動作概要
1)PD時
BCLK停止(L固定)後40usec(typ)経過すると、AK2301はパワーダウン(PD)モードに入ります。
パワーダウン中、出力ピンGST,DX,GSR,VRはHi-Z、VREF,PLLCはVSSになります。
2)PD解除時
PD中にBCLKとFS入力をするとPDモードが解除されます。異音出力防止の為、PD解除後50msec(typ)の間
MUTE状態(DX=High-Z、VR=AGND)になります。
PD開始
BCLK停止
PD解除
MUTE解除
BCLK入力
40us
BCLK
内部
PD信号
内部
MUTE信号
<MS0416-J-02>
50msec
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[AK2301]
■パワーオン時の推奨動作手順
電源立ち上げ後AK2301を動作させる際、以下の様な手順で動作を開始されることを推奨致します。
パワーアップ
・FS=”L”
・ BCLK=”L”
・MUTEN=”L”
FS 及び BCLK
の供給開始
200ms ウェイト
・CODEC 初期化開始。
60msec ウェイト
CODEC 正常動作開始
<MS0416-J-02>
・CODEC 初期化完了。
・MUTEN=”H”
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[AK2301]
外付け推奨接続図(例)
送信アンプ
受信アンプ
◎差動構成
◎差動構成
GST
4.7uF
20kohm
1uF
1uF
VR
100pF
10kohm
1uF
VFTN
40kohm
VFTP
10kohm
VFR
600ohm
load
100pF
20kohm
100pF
40kohm
VFR
4.7uF
GSR
GSR
◎シングルエンド
◎シングルエンド
GST
10uF
20kohm
1uF
VR
100pF
10kohm
VFTN
600ohm
VFTP
VREF
1uF
VSS
電源部、及びPLL安定化容量
VREF
VREF
1uF
VSS
PLLC
PLL
0.33uF
±40%
VSS
VDD
10uF
0.1uF
VSS
<MS0416-J-02>
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[AK2301]
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きましては、本製品改善のために予告なく変更することがあります。従いまして、ご使用を
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いて行って頂くとともに、当該情報の使用に起因してお客様または第三者に生じた損害に対
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機器、各種安全装置など、その装置・機器の故障や動作不良が、直接または間接を問わず、
生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるような極めて高い信頼性を
要求される用途に使用されることを意図しておらず、保証もされていません。そのため、別
途弊社より書面で許諾された場合を除き、これらの用途に本製品を使用しないでください。
万が一、これらの用途に本製品を使用された場合、弊社は、当該使用から生ずる損害等の責
任を一切負うものではありません。
3. 弊社は品質、信頼性の向上に努めておりますが、電子製品は一般に誤作動または故障する場
合があります。本製品をご使用頂く場合は、本製品の誤作動や故障により、生命、身体、財産
等が侵害されることのないよう、お客様の責任において、本製品を搭載されるお客様の製品
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いはその他軍事用途の目的で使用しないでください。本製品および本書記載の技術情報を輸出ま
たは非居住者に提供する場合は、「外国為替及び外国貿易法」その他の適用ある輸出関連法
令を遵守し、必要な手続を行ってください。本製品および本書記載の技術情報を国内外の法
令および規則により製造、使用、販売を禁止されている機器・システムに使用しないでくだ
さい。
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ださい。本製品のご使用に際しては、特定の物質の含有・使用を規制するRoHS指令等、適用
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<MS0416-J-02>
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