AK8125AE AK8125AE EMI対策用スペクトラムス拡散IC AK8125AEは、EMI対策用クロックジェネレータICです。 発振周波数または入力信号を変調することで不 要輻射のピーク値を減衰することができます。 特 □ □ □ □ □ □ 電源電圧 低消費電流 入力周波数範囲 発振回路 出力周波数範囲 変調度 センター・スプレッド ダウン・スプレッド □ 出力負荷 □ 逓倍 □ ジッタ 長 : : : : : : : : 3.0V ~ 3.6V 6.5mA typ. (49.92MHz入力時) 6.1~49.92MHz 6.1~36MHz 6.1~99.84MHz : : : 15pF max. 1逓倍、2逓倍、4逓倍 300ps max (Cycle to Cycle peak 24.96MHz以上) 600ps max (ロングターム、SSオフ時) 10ピンTMSOP ( 鉛フリー,ハロゲンフリー) □ パッケージ : ■用途 HDTV,STB,MFPなど ±0.125%,±0.25%,±0.75%,±1.5% -0.25%,-0.5%,-1.5%,-3.0% 2011/03 MS1099-J-03 - 1 - AK8125AE 1. ブロック図 VDD XIN Crystal OSC PLL CLKOUT XOUT SS_SEL1 Control SS_SEL0 Logic OUTMPX F_SEL0 Vref F_SEL1 VSS MS1099-J-03 2011/03 - 2 - AK8125AE 2. 端子説明 2-1)端子配置図 10:XOUT 1:XIN 2:F_SEL0 9:F_SEL1 3:VDD 8:VSS 4:SS_SEL0 7:SS_SEL1 5:OUTMPX 6:CLKOUT 2-2)端子機能説明 端子番号 端子名 説明 (端子タイプ) 1 XIN (AI) 2 F_SEL0 (DI) 3 VDD (PWR) 4 SS_SEL0 (DI) 5 OUTMPX (DI) 6 CLKOUT (DO) 7 SS_SEL1 (DI) 8 VSS (PWR) 9 F_SEL1 (DI) 10 XOUT (AO) 水晶振動子接続端子/外部入力 入力周波数設定端子0 Low, Mid, Highの3レベル入力端子です。 150 kΩで内部プルアップ及びプルダウンされています。 電源端子 動作モード・変調度設定端子0 Low, Mid, Highの3レベル入力端子です。 150 kΩで内部プルアップ及びプルダウンされています。 出力周波数逓倍設定端子 Low, Mid, Highの3レベル入力端子です。 150 kΩで内部プルアップ及びプルダウンされています。 出力周波数99.84MHz以下となる逓倍設定で使用してください。 クロック出力端子 動作モード・変調度設定端子1 Low, Mid, Highの3レベル入力端子です。 150 kΩで内部プルアップ及びプルダウンされています。 グランド端子 入力周波数設定端子1 Low, Mid, Highの3レベル入力端子です。 150 kΩで内部プルアップ及びプルダウンされています。 水晶振動子接続端子 外部入力時には開放にしてください。 AI :アナログ入力 AO:アナログ出力 DI :デジタル入力 DO:デジタル出力 PWR:電源 MS1099-J-03 2011/03 - 3 - AK8125AE 2-3)機能選択 表2.3.1 動作モード及び変調度設定 SS_SEL1 SS_SEL0 動作モード 変調度 L L ダウン・スプレッド -0.25% L M ダウン・スプレッド -0.5% L H ダウン・スプレッド -1.5% M L ダウン・スプレッド -3.0% M M スプレッドオフ - M H センター・スプレッド ±0.125% H L センター・スプレッド ±0.25% H M センター・スプレッド ±0.75% H H センター・スプレッド ±1.5% 表2.3.2 動作周波数設定 F_SEL1 F_SEL0 入力周波数範囲 出力周波数範囲 出力周波数範囲 出力周波数範囲 (OUTMPX=”L”設定時) (OUTMPX=”M”設定時) (OUTMPX=”H”設定時) L L 6.1 - 8.32MHz 6.1 - 8.32MHz 12.2 – 16.64MHz 24.4 – 33.28MHz L M 7.80 - 10.40MHz 7.80 - 10.40MHz 15.60 - 20.80MHz 31.20 – 41.60MHz L H 9.36 - 12.48MHz 9.36 - 12.48MHz 18.72 – 24.96MHz 37.44 – 49.92MHz M L 12.48 - 16.64MHz 12.48 - 16.64MHz 24.96 – 33.28MHz 49.92 – 66.56MHz M M 15.60 - 20.80MHz 15.60 - 20.80MHz 31.20 – 41.60MHz 62.40 – 83.20MHz M H 18.72 - 24.96MHz 18.72 - 24.96MHz 37.44 – 49.92MHz 74.88 – 99.84MHz H L 24.96 - 33.28MHz 24.96 - 33.28MHz 49.92 – 66.56MHz - H M 31.20 - 41.60MHz 31.20 - 41.60MHz 62.40 – 83.20MHz - H H 37.44 - 49.92MHz 37.44 - 49.92MHz 74.88 – 99.84MHz - MS1099-J-03 2011/03 - 4 - AK8125AE 3. 電気的特性 3-1)絶対最大定格 項 目 記号 MIN MAX 単位 電源電圧 VDD -0.3 4.6 V グランド・レベル VSS 0 0 V 入力端子電圧 VIN VSS-0.3 VDD+0.3 V 入力電流 IIN -10 10 mA 保存温度 Tstg -55 130 ℃ 備考 3-2)動作条件 項 目 記号 MIN 動作温度 Ta -20 電源電圧 VDD 3.0 出力端子 負荷容量 Cpl TYP MAX 単位 85 ℃ 3.6 V 15 pF 3.3 備考 * VDD-VSS 端子間に 0.1μF 程度のコンデンサを挿入してください。 3-3)消費電流 項 VDD=3.0~3.6V, Ta=-20℃~85℃ 目 消費電流 記号 MIN IDD TYP MAX 単位 6.5 10.0 mA 備考 *1 *1 入力 49.92MHz (F_SEL[1:0]=”H/H”設定) センタースプレッド±1.5% (SS_SEL[1:0]=”H/H”設定) 出力逓倍=2 (OUTMPX=”M”設定)、 CLKOUT 出力端子 無負荷時 3-4)DC特性 項目 High レベル入力電圧 Mid レベル入力電圧 Low レベル入力電圧 入力リーク電流 High レベル出力電圧 Low レベル出力電圧 VDD=3.0~3.6V,Ta=-20~85℃ 端子 MIN TYP MAX 0.85VDD F_SEL1,F_SEL0 0.35VDD 0.50VDD 0.65VDD SS_SEL1,SS_SEL0 0.15VDD OUTMPX -40 +40 CLKOUT 0.8VDD 0.2VDD MS1099-J-03 単位 V μA V 備考 IOH=-6mA IOL=+6mA 2011/03 - 5 - AK8125AE 3-5)AC特性 項目 水晶発振器周波数 外部クロック入力 デューティーサイクル 外部クロック入力振幅 出力ロック時間 セトリング時間 出力 CLK デューティーサイクル 出力 CLK 立ち上がり時間 出力 CLK 立ち下がり時間 ロングタームジッタ (peak-peak) VDD=3.0~3.6V,Ta=-20~85℃ 端子 XIN XOUT XIN MIN 6.1 XIN CLKOUT CLKOUT CLKOUT 1 TYP MAX 36 単位 MHz 70 % 1 1 50 5 2 55 Vpp ms ms % CLKOUT 1.5 3.0 ns 0.2VDD→0.8VDD CLKOUT 1.5 3.0 ns 0.8VDD→0.2VDD ps SS_SEL[1:0]=MM 1000 サイクル Cpl=15pF Cpl=15pF 30 45 CLKOUT 600 備考 基本波 *1 *2 CLKOUT サイクル-サイクルジッタ ps 表 3.5.1 参照 (peak) (*1) 電源が VDD 電圧に達した後、出力が所定の周波数の±0.1%に安定するまでの時間。 (*2) SS_SEL[1:0]を変更後、出力が所定の周波数の±0.1%に安定するまでの時間。 表 3.5.1 サイクルーサイクルジッタ(Peak, Typ./Max.) 出力周波数 変調度 SS オフ ダウン -0.25%,-0.5% センタ ±0.125%,±0.25% 6.1MHz≦fout≦9.36MHz 9.36MHz<fout≦15.6MHz 100ps/300ps 150ps/450ps 15.6MHz<fout≦24.96MHz 24.96MHz<fout≦98.98MHz 1. ダウン -1.5%,-3.0% センタ ±0.75%,±1.5% 700ps/1000ps 400ps/700ps 200ps/500ps Cycle to cycle jitter: The variation in cycle time of a single between adjacent cycles, over a random sample of adjacent cycle pairs. 1/2VDD CLKOUT tcycle tcycle n n+1 CCJ = | tcyclen - tcyclen+1 | : where tcycle n and tcyclen+1 are any two adjacent cycles measured on controlled edges. MS1099-J-03 2011/03 - 6 - AK8125AE 2. Long term jitter: 1000Cycles after oscilloscope trigger. LTJ CLKOUT Vref 1000 cycles MS1099-J-03 2011/03 - 7 - AK8125AE 3-6)周波数特性 VDD=3.0~3.6V,Ta=-20~85℃ 項目 入力周波数範囲 変調周波数 出力逓倍 周波数変調度 ダウンスプレッド時 平均周波数ず れ(*3) 端子 XIN CKOUT CKOUT CKOUT CKOUT MIN 6.10 7.80 9.36 12.48 15.60 18.72 24.96 31.20 37.44 - TYP 1 2 4 -0.25 -0.5 -1.5 -3.0 OFF ±0.125 ±0.25 ±0.75 ±1.5 -0.18 -0.36 -0.90 -1.68 -0.19 -0.38 -0.91 -1.68 -0.20 -0.36 -0.92 -1.68 MAX 8.32 10.40 12.48 16.64 20.80 24.96 33.28 41.60 49.92 - 単位 MHz 備考 F_SEL[1:0]=LL F_SEL[1:0]=LM F_SEL[1:0]=LH F_SEL[1:0]=ML F_SEL[1:0]=MM F_SEL[1:0]=MH F_SEL[1:0]=HL F_SEL[1:0]=HM F_SEL[1:0]=HH kHz 倍 (*1) OUTMPX=L OUTMPX=M OUTMPX=H, (*2) % SS_SEL[1:0]=LL SS_SEL[1:0]=LM SS_SEL[1:0]=LH SS_SEL[1:0]=ML SS_SEL[1:0]=MM SS_SEL[1:0]=MH SS_SEL[1:0]=HL SS_SEL[1:0]=HM SS_SEL[1:0]=HH % SS_SEL[1:0]=LL, F_SEL0=L SS_SEL[1:0]=LM, F_SEL0=L SS_SEL[1:0]=LH, F_SEL0=L SS_SEL[1:0]=ML, F_SEL0=L SS_SEL[1:0]=LL, F_SEL0=M SS_SEL[1:0]=LM, F_SEL0=M SS_SEL[1:0]=LH, F_SEL0=M SS_SEL[1:0]=ML, F_SEL0=M SS_SEL[1:0]=LL, F_SEL0=H SS_SEL[1:0]=LM, F_SEL0=H SS_SEL[1:0]=LH, F_SEL0=H SS_SEL[1:0]=ML, F_SEL0=H (*1)変調周波数は入力周波数に依存します。 変調周波数 = 40.0kHz X 入力周波数(発振周波数)/ Max入力周波数MHz 例)10.0MHz入力時: 40kHz x 10.0MHz / 10.4MHz = 38.46kHz (*2)4 倍設定は、出力周波数が 99.84MHz 以下となる設定でご使用ください。 (*3)ダウンスプレッド時平均周波数は、|変調度|/2(%)より低くなります。 MS1099-J-03 2011/03 - 8 - AK8125AE 4. パッケージ外形寸法図(TMSOP-10:単位mm) 0 ~ 10° 2.9 ± 0.2 1 0.55 ± 0.2 4.0 ± 0.2 6 2.8 ± 0.2 10 5 +0.1 0.127 -0.05 +0.1 0.1 -0.05 1.0 MAX 0.5 0.2 ± 0.1 5. マーキング図 a. 1ピン表示 丸印 b. ロゴ AKM c. マーケティングコード 125AE d. 日付コード XXX(3 桁) 6 10 AKM 125AE xxx 1 5 MS1099-J-03 2011/03 - 9 - AK8125AE 重要な注意事項 ● 本書に記載された製品、および、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更す ることがあります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであ ることを弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認ください。 ● 本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製 品の動作例、応用例を説明するものです。お客様の機器設計において本書に記載された周辺回路、 応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用される場合は、お客様の責任におい て行ってください。本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連す る情報の使用に起因してお客様または第三者に生じた損害に対し、弊社はその責任を負うもので はありません。また、当該使用に起因する、工業所有権その他の第三者の所有する権利に対する 侵害につきましても同様です。 ● 本書記載製品が、外国為替および、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する 場合、輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 ● 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不 良が、直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想され るような極めて高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代 表取締役の書面による同意をお取りください。 ● この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損 害等の責任を一切負うものではありませんのでご了承ください。 ● お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用 から損害等が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい。 MS1099-J-03 2011/03 - 10 -