注文コード No. N 6 8 0 2 LB1938T No. N 6 8 0 2 22001 新 LB1938T モノリシックディジタル集積回路 1CH, 低飽和正逆モータドライバ LB1938T は、低電圧駆動可能な低飽和出力の超小型/薄型パッケージの H ブリッジ正逆モータドライバである。 2 入力に応じて正転、逆転、ブレーキ、待機モードがあり、ノートパソコン、デジタルカメラ、携帯電話等の携帯機 器の DC モータ駆動に最適である。 機能および特長 ・MSOP-8 の超小型パッケージ(3.0 × 4.9 × 0.93mm)。 ・飽和電圧が小さいためモータへの印加電圧が大きく、IC の発熱が小さくなる。よって動作周囲温度が高い 環境化でも使用が可能である。 出力飽和電圧(上側+下側) VOsat=0.15V typ (IO=100mA) ・使用電圧範囲が広く待機時の消費電流が 0.1µA と低いため、バッテリ電源に最適である。 ・入力電圧と電源電圧の上下関係はない(ex : VCC=3V, VIN=5V での使用が可能である)。 ・モータのレアショート等により出力ショート状態等により大きな電流が流れ、IC チップ温度が 180℃以上 になった場合、熱保護回路により駆動電流を抑え、IC の焼損、破壊を防ぐ。 外形図 3245A (unit : mm) Pd max -- Ta 700 400 1 4 0.5 5 指定基板 (114.3×76.1×1.5mm3 :ガラスエポキシ樹脂) 3.0 4.9 500 8 300 0.65 (0.53) 208 100 0 --30 0.25 0.125 (0.85) 1.1max 200 0 30 60 周囲温度, Ta -- °C 90 120 ILB01453 0.08 許容消費電力, Pd max -- mW 3.0 600 SANYO:MSOP-8(150mil) 本書記載の製品は、極めて高度の信頼性を要する用途(生命維持装置、航空機のコントロールシステム等、 多大な人的・物的損害を及ぼす恐れのある用途)に対応する仕様にはなっておりません。そのような場合に は、あらかじめ三洋電機販売窓口までご相談下さい。 本書記載の規格値(最大定格、動作条件範囲等) を瞬時たりとも越えて使用し、その結果発生した機器の欠陥 について、弊社は責任を負いません。 〒370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号 22001 MH IM ◎吉富 B8-5293 No.6802-1/5 LB1938T 絶対最大定格 / Ta=25℃ 電源電圧 VCC max 許容消費電力 出力電流 Pd max IOUT max 出力電圧 入力印加電圧 VOUT max VIH max 動作温度範囲 保存温度範囲 Topr Tstg 指定基板付※ 1 10.5 unit V 400 800 mW mA VCC + VSF 10 V V − 30 ∼+ 85 − 55 ∼+ 150 ℃ ℃ ※ 1 指定基板(114.3 × 76.1 × 1.5mm3 : ガラスエポキシ樹脂、配線密度 20%) 許容動作範囲 / Ta=25℃ 電源電圧 入力「H」電圧 入力「L」電圧 VCC 2.2 ∼ 10 VIH VIL 2.0 ∼ 9.5 − 0.3 ∼ 0.3 電気的特性 / Ta=25℃, VCC=3V V V typ max unit 0.1 14 5 19 µA mA ブレーキ時 正逆転時上+下側 , IO=100mA 20 0.15 29 0.2 mA V VO sat2 VO sat3 正逆転時上+下側 , IO=300mA ブレーキ時上側 , IO=100mA 0.35 0.1 0.5 0.15 V V スパークキラー ダイオード順電圧 VSF IO=300mA 0.9 1.7 V スパークキラー ダイオード逆電流 IR S VOUT=10V 0.1 5 µA 入力電流 サーマルシャット IIN TSD VIN=5V 設計目標値※ 2 75 180 98 µA ℃ 回路電流 出力飽和電圧 min unit V ICC1 ICC2 待機時 正逆転駆動時 ICC3 VO sat1 ダウン動作温度 ※ 2 設計保証値:設計目標値であり、単体での測定は行わない。 真理値表 IN1 IN2 OUT1 OUT2 モード L L OFF OFF 待機 H L L H H L L H 正転 逆転 H H H H ブレーキ ピン配置図 VCC 1 IN1 2 8 P-GND 7 OUT1 LB1938T IN2 3 6 OUT2 S-GND 4 5 NC MSOP-8 Top view ILB01454 S-GND : 制御系のGND、P-GND : パワー系GND No.6802-2/5 LB1938T 応用回路例 C1=0.1∼10µF VCC 1 60kΩ 2 80kΩ IN1 CPU 60kΩ 7 M 6 3 OUT2 80kΩ IN2 OUT1 コ ン ト ロ ー ル 部 S-GND 4 8 P-GND ILB01455 注意事項 ・VCC、GND ラインは、電流量変化が大きいため、ライン発振が問題となる場合がある。 この場合、以下の点に留意すること。 (1)配線インダクタンスを下げるよう、配線を太く、短くする。 (2)IC の近傍に、周波数特性の良いコンデンサを入れる。 (3)S-GND は CPU 側の制御系 GND、P-GND は、パワー系 GND に接続する。 No.6802-3/5 LB1938T VO(sat) -- IO 0.4 0.3 0.2 0.1 0 0 100 200 300 400 0.4 A 0m I O=30 0.3 0.2 IO=100mA 0.1 --20 0 20 40 60 80 100 120 周囲温度, Ta -- °C ILB01459 ICC -- Tc 28 VCC=3V 0 --40 500 出力電流, IO -- mA VO(sat) -- Ta 0.5 VCC=3V 出力飽和電圧, VO(sat) -- V 出力飽和電圧, VO(sat) -- V 0.5 ICC -- VCC 28 24 140 ILB01458 VCC=VIN 24 消費電流, ICC -- mA 消費電流, ICC -- mA ブレーキ 20 16 ブレ VC ーキ C=5V 12 正/ 8 逆V CC =5V 3V 4 20 IN1 正/逆転 16 IN2 12 8 4 3V 0 --40 0 --20 0 20 40 60 80 100 ケース温度, Tc -- °C 120 0 140 2 3 4 5 6 7 8 電源電圧, VCC -- V IIN -- VIN 160 1 ILB01457 10 ICC待機時温度特性 2.0 VCC=3V 9 ILB01460 VCC=11V 1.6 消費電流, ICC -- µA 入力電流, IIN -- µA 120 80 40 1.2 0.8 0.4 0.29 0.01µA以下 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 入力電圧, VIN -- V 9 10 ILB01461 0 --40 --20 0 20 40 60 80 ケース温度, Tc -- °C 100 120 140 ILB01462 IN端子入力電流温度特性 100 VIN=5V 入力電流, IIN -- µA 80 60 40 20 0 --40 --20 0 20 40 60 80 ケース温度, Tc -- °C 100 120 140 ILB01463 No.6802-4/5 LB1938T 本書記載の製品は、定められた条件下において、記載部品単体の性能・特性・機能などを規定するものであ り、お客様の製品(機器)での性能・特性・機能などを保証するものではありません。部品単体の評価では 予測できない症状・事態を確認するためにも、お客様の製品で必要とされる評価・試験を必ず行って下さい。 弊社は、高品質・高信頼性の製品を供給することに努めております。しかし、半導体製品はある確率で故障 が生じてしまいます。この故障が原因となり、人命にかかわる事故、発煙・発火事故、他の物品に損害を与 えてしまう事故などを引き起こす可能性があります。機器設計時には、このような事故を起こさないような、 保護回路・誤動作防止回路等の安全設計、冗長設計・機構設計等の安全対策を行って下さい。 本書記載の製品が、外国為替及び外国貿易法に定める規制貨物(役務を含む)に該当する場合、輸出する 際に同法に基づく輸出許可が必要です。 弊社の承諾なしに、本書の一部または全部を、転載または複製することを禁止します。 本書に記載された内容は、製品改善および技術改良等により将来予告なしに変更することがあります。した がって、ご使用の際には、「納入仕様書」でご確認下さい。 この資料の情報(掲載回路および回路定数を含む)は一例を示すもので、量産セットとしての設計を保証す るものではありません。また、この資料は正確かつ信頼すべきものであると確信しておりますが、その使用 にあたって第3者の工業所有権その他の権利の実施に対する保証を行うものではありません。 PS No.6802-5/5