689 KB - Spansion

本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
富士通マイクロエレクトロニクス
DATA SHEET
DS04–29125–3
スペクトラム拡散
クロックジェネレータ
MB88152A
MB88152A-100/101/102/110/111/112
■ 概要
MB88152A は , EMI (Electro Magnetic Interference) 対策用のクロックジェネレータです。内蔵の変調器で発振周波数を周
期的にわずかに変動させる ( 変調する ) ことで , 不要輻射ノイズ (EMI) のピークを減衰できます。入力周波数を中心として
変調するセンタスプレッドと入力周波数を超えないように変調するダウンスプレッドの両方に対応しています。
■ 特長
・ 入力周波数:16.6 MHz ∼ 134 MHz
・ 出力周波数:16.6 MHz ∼ 134 MHz (1 逓倍 )
・ 変調度:± 0.5%, ± 1.5% ( センタスプレッド ) , − 1.0%, − 3.0% ( ダウンスプレッド ) から端子設定可能
・ 水晶発振回路搭載:発振範囲 16.6 MHz ∼ 48 MHz
・ 変調クロック出力デューティ:40%∼ 60%
・ 変調クロックサイクル - サイクルジッタ:100 ps 未満
・ CMOS プロセスによる低消費電流:5.0 mA (24 MHz:Typ サンプル , 無負荷 )
・ 電源電圧:3.3 V ± 0.3 V
・ 動作温度:− 40 °C ∼+ 85 °C
・ パッケージ:SOP 8 ピン
Copyright©2006-2009 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved
2009.6
MB88152A
■ 品種構成
MB88152A には入力周波数範囲により 3 種類 , 変調の種類 ( センタ / ダウンスプレッド ) の違いにより 2 種類 , 計 6 種類
のラインアップがあります。
品名
入出力周波数
変調タイプ
MB88152A-100
16.6 MHZ ∼ 134 MHZ
MB88152A-101
16.6 MHZ ∼ 67 MHZ
MB88152A-102
40 MHZ ∼ 134 MHZ
MB88152A-110
16.6 MHZ ∼ 134 MHZ
MB88152A-111
16.6 MHZ ∼ 67 MHZ
MB88152A-112
40 MHZ ∼ 134 MHZ
変調イネーブル端子
なし
ダウンスプレッド
あり
なし
センタスプレッド
あり
■ 端子配列図
TOP VIEW
XIN 1
MB88152A-101
XOUT 2 MB88152A-102
VSS 3 MB88152A-111
MB88152A-112
SEL 4
8 XENS
XIN 1
7 FREQ
XOUT 2
MB88152A-100 7 FREQ0
3 MB88152A-110 6 VDD
6 VDD
VSS
5 CKOUT
SEL 4
FPT-8P-M02
8 FREQ1
5 CKOUT
FPT-8P-M02
■ 端子機能説明
2
端子記号
I/O
端子番号
XIN
I
1
機能説明
水晶発振子の接続端子 / クロック入力
XOUT
O
2
水晶発振子の接続端子
VSS
⎯
3
GND 端子
SEL
I
4
変調度設定端子
CKOUT
O
5
変調クロック出力端子
VDD
⎯
6
電源電圧端子
FREQ/FREQ0
I
7
周波数設定端子
XENS/FREQ1
I
8
変調イネーブル設定端子 / 周波数設定端子
DS04–29125–3
MB88152A
■ 入出力回路形式
端子
回路形式
備考
SEL
FREQ
FREQ0
FREQ1
XENS
CMOS ヒステリシス入力
CKOUT
・ CMOS 出力
・ IOL = 4 mA
(注意事項)XIN, XOUT 端子については「■ 発振回路」を参照してください。
DS04–29125–3
3
MB88152A
■ デバイスの取扱いについて
(1) ラッチアップ防止のために
入力端子や出力端子に VDD より高い電圧や VSS より低い電圧を印加した場合 , または , VDD 端子と VSS 端子との間に定
格を超える電圧を印加した場合に , ラッチアップ現象を生じることがあります。ラッチアップが生じると電源電流が激増
し , 素子の熱破壊にいたることがありますので , 使用に際しては最大定格を超えることのないよう十分に注意してくださ
い。
(2) 未使用端子の処理について
使用していない入力端子を開放のままにしておくと誤動作の原因となることがありますので , プルアップまたは , プル
ダウンの処理をしてください。
使用していない出力端子は , 開放としてください。
(3) 外部クロック使用時の注意について
外部クロック使用時は , XIN 端子にクロックを入力して , XOUT 端子は開放としてください。
XIN 端子の入力クロックにオーバシュートおよびアンダシュートが発生しないように注意してください。
(4) 電源端子について
電流供給源からできる限り低インピーダンスで本デバイスの電源端子に接続するような配慮をお願いいたします。
本デバイスの近くで , VDD 端子と VSS 端子との間に 0.01 μF 程度のセラミックコンデンサと 10 μF 程度の電解コンデン
サを並列に接続し , バイパスコンデンサとして接続することをお勧めいたします。
(5) 発振回路について
XIN 端子と XOUT 端子の近辺のノイズは , 本デバイスの誤動作の原因となります。XIN 端子または XOUT 端子と発振子
の配線は , 他の配線とできる限り交差しないようにプリント基板を設計してください。
XIN 端子と XOUT 端子の回りをグランドで囲むようなプリント基板を設計してください。
4
DS04–29125–3
MB88152A
■ ブロックダイヤグラム
VDD
SEL
変調度設定
周波数設定
FREQ/FREQ0
PLL 部
XENS/FREQ1
XOUT
クロック出力
変調イネーブル / 周波数設定
CKOUT
基準クロック
Rf = 1 MΩ
XIN
VSS
1
−
M
位相
比較
基準クロック
1
−
N
チャージ
ポンプ
V/I 変換
IDAC
ループフィルタ
1
−
L
変調ロジック
ICO
変調
クロック
出力
変調度設定 /
変調イネーブル
設定
MB88152A PLL 部
グリッチレス IDAC ( 電流出力 D/A コンバータ ) により , 正確な変調をかけることができるため ,
大きな EMI 低減効果が得られます。
DS04–29125–3
5
MB88152A
■ 端子設定
端子設定を変更した場合,変調クロックの安定待ち時間が必要になります。変調クロックの安定待ち時間は,
「■電気的
特性 ・交流規格 ロックアップタイム」の最大値を確保してください。
XENS 変調イネーブル設定
XENS
変調
L
あり
H
なし
MB88152A-101, MB88152A-102,
MB88152A-111, MB88152A-112
(注意事項)MB88152A-100, MB88152A-110 には XENS 端子がありません。
SEL 変調度設定
SEL
変調度
備考
± 0.5%
MB88152A-110, MB88152A-111,
MB88152A-112
センタスプレッド
− 1.0%
MB88152A-100, MB88152A-101,
MB88152A-102
ダウンスプレッド
± 1.5%
MB88152A-110, MB88152A-111,
MB88152A-112
センタスプレッド
− 3.0%
MB88152A-100, MB88152A-101,
MB88152A-102
ダウンスプレッド
L
H
(注意事項)変調度は , 端子のレベルで変更できます。
FREQ 周波数設定
FREQ
周波数
L
H
16.6 MHz ∼ 40 MHz
MB88152A-101, MB88152A-111
40 MHz ∼ 80 MHz
MB88152A-102, MB88152A-112
33 MHz ∼ 67 MHz
MB88152A-101, MB88152A-111
66 MHz ∼ 134 MHz
MB88152A-102, MB88152A-112
(注意事項)MB88152A-100, MB88152A-110 には FREQ 端子がありません。
FREQ0, FREQ1 周波数設定
FREQ1
FREQ0
L
L
16.6 MHz ∼ 40 MHz
L
H
33 MHz ∼ 67 MHz
H
L
40 MHz ∼ 80 MHz
H
H
66 MHz ∼ 134 MHz
周波数
MB88152A-100, MB88152A-110
(注意事項)MB88152A-101, MB88152A-111, MB88152A-102, MB88152A-112 には FREQ0, FREQ1 端子がありません。
6
DS04–29125–3
MB88152A
・センタスプレッド
入力周波数を中心として , スペクトラムを拡散 ( 変調 ) させます。
変調幅 3.0%
輻射の強度
−1.5%
+1.5%
周波数
入力周波数
変調度± 1.5%のセンタスプレッドの例
・ダウンスプレッド
入力周波数以下で , スペクトラムを拡散 ( 変調 ) させます。
輻射の強度
変調幅 3.0%
−3.0%
周波数
入力周波数
変調度− 3.0%のダウンスプレッドの例
DS04–29125–3
7
MB88152A
■ 絶対最大定格
項目
定格値
記号
最小
最大
単位
電源電圧 *
VDD
− 0.5
+ 4.0
V
入力電圧 *
VI
VSS − 0.5
VDD + 0.5
V
出力電圧 *
VO
VSS − 0.5
VDD + 0.5
V
保存周囲温度
TST
− 55
+ 125
°C
動作接合温度
TJ
− 40
+ 125
°C
出力電流
IO
− 14
+ 14
mA
オーバシュート
VIOVER
⎯
VDD + 1.0 (tOVER ≦ 50 ns)
V
アンダシュート
VIUNDER
VSS − 1.0 (tUNDER ≦ 50 ns)
⎯
V
*:VSS = 0.0 V を基準にしています。
<注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ
ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。
オーバシュート / アンダシュート
tUNDER ≦ 50 ns
VIOVER ≦ VDD + 1.0 V
VDD
入力端子
VSS
tOVER ≦ 50 ns
8
VIUNDER ≦ VSS − 1.0 V
DS04–29125–3
MB88152A
■ 推奨動作条件
(VSS = 0.0 V)
項目
電源電圧
“H” レベル入力電圧
記号
端子
条件
VDD
VDD
VIH
SEL,
FREQ/FREQ0,
XENS/FREQ1
XIN
“L” レベル入力電圧
VIL
入力クロック
デューティサイクル
入力クロック
スルーレート
動作温度
tDCI
SRIN
XIN
XIN
Ta
単位
最小
標準
最大
⎯
3.0
3.3
3.6
V
⎯
VDD × 0.8
⎯
VDD + 0.3
V
16.6 MHz ∼ 100 MHz
VDD × 0.8
⎯
VDD + 0.3
V
100 MHz ∼ 134 MHz
VDD × 0.9
⎯
VDD + 0.3
V
⎯
VSS
⎯
VDD × 0.2
V
16.6 MHz ∼ 100 MHz
VSS
⎯
VDD × 0.2
V
100 MHz ∼ 134 MHz
VSS
⎯
VDD × 0.1
V
16.6 MHz ∼ 100 MHz
40
50
60
100 MHz ∼ 134 MHz
45
50
55
入力周波数
40 MHz ∼ 100 MHz
0.0475 ×
fin − 1.75
⎯
⎯
入力周波数
100 MHz ∼ 134 MHz
3
⎯
⎯
⎯
− 40
⎯
+ 85
SEL,
FREQ/FREQ0,
XENS/FREQ1
XIN
規格値
⎯
%
V/ns
°C
<注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条
件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼
性に悪影響を及ぼすことがあります。
データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され
ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。
入力クロックデューティサイクル (tDCI = tb/ta)
ta
tb
1.5 V
XIN
入力クロックスルーレート (SRIN)
VDD × 0.80
VDD × 0.20
XIN
trin
tfin
(注意事項)SRIN = (VDD × 0.80 − VDD × 0.20) /trin, SRIN = (VDD × 0.80 − VDD × 0.20) /tfin
DS04–29125–3
9
MB88152A
■ 電気的特性
・直流規格
項目
電源電流
(Ta =− 40 °C ∼+ 85 °C, VDD = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V)
記号
端子
条件
ICC
VDD
VOH
出力電圧
CKOUT
VOL
出力インピーダンス
入力容量
負荷容量
10
規格値
単位
最小
標準
最大
24 MHz 出力
負荷容量なし
−
5.0
7.0
mA
“H” レベル出力
IOH =− 4 mA
VDD − 0.5
⎯
VDD
V
“L” レベル出力
IOL = 4 mA
VSS
⎯
0.4
V
ZO
CKOUT
16.6 MHz ∼ 134 MHz
⎯
45
⎯
Ω
CIN
XIN,
SEL,
FREQ/
FREQ0,
XENS/
FREQ1
Ta =+ 25 °C,
VDD = VI = 0.0 V,
f = 1 MHz
⎯
⎯
16
pF
16.6 MHz ∼ 67 MHz
⎯
⎯
15
67 MHz ∼ 100 MHz
⎯
⎯
10
100 MHz ∼ 134 MHz
⎯
⎯
7
CL
CKOUT
pF
DS04–29125–3
MB88152A
・交流規格
項目
発振周波数
入力周波数
出力周波数
(Ta =− 40 °C ∼+ 85 °C, VDD = 3.3 V ± 0.3 V, VSS = 0.0 V)
記号
端子
条件
fx
XIN,
XOUT
fin
fOUT
XIN
CKOUT
規格値
最小
標準
最大
基本波発振
16.6
⎯
40
3rd オーバトーン
40
⎯
48
MB88152A-100/110
16.6
⎯
134
MB88152A-101/111
16.6
⎯
67
MB88152A-102/112
40
⎯
134
MB88152A-100/110
16.6
⎯
134
MB88152A-101/111
16.6
⎯
67
MB88152A-102/112
40
⎯
134
単位
MHz
MHz
MHz
出力スルーレート
SR
CKOUT
0.4 V ∼ 2.4 V
負荷容量 15 pF
0.4
⎯
4.0
V/ns
出力クロック
デューティ
サイクル
tDCC
CKOUT
1.5 V
40
⎯
60
%
MB88152A-100/110
fin/2640
(2640)
fin/2280
(2280)
fin/1920
(1920)
fin/4400
(4400)
fin/3800
(3800)
fin/3200
(3200)
fin/5280
(5280)
fin/4560
(4560)
fin/3840
(3840)
fin/8800
(8800)
fin/7600
(7600)
fin/6400
(6400)
fin/2640
(2640)
fin/2280
(2280)
fin/1920
(1920)
fin/4400
(4400)
fin/3800
(3800)
fin/3200
(3200)
fin/5280
(5280)
fin/4560
(4560)
fin/3840
(3840)
FREQ = 1
fin/8800
(8800)
fin/7600
(7600)
fin/6400
(6400)
16.6 MHz ∼ 80 MHz
⎯
2
5
80 MHz ∼ 134 MHz
⎯
3
8
負荷容量なし,
Ta =+ 25 °C,
VDD = 3.3 V
⎯
⎯
100
FREQ[1:0] = (00)
MB88152A-100/110
FREQ[1:0] = (01)
MB88152A-100/110
FREQ[1:0] = (10)
MB88152A-100/110
変調周波数
(1 変調あたりの
入力クロック数 )
fMOD
(nMOD)
CKOUT
FREQ[1:0] = (11)
MB88152A-101/111
FREQ = 0
MB88152A-101/111
FREQ = 1
MB88152A-102/112
FREQ = 0
MB88152A-102/112
ロックアップ
タイム
tLK
サイクル−
サイクルジッタ
tJC
DS04–29125–3
CKOUT
CKOUT
kHz
(clks)
ms
ps-rms
11
MB88152A
<変調周波数 , 1 変調あたりの入力クロック数の定義>
fout ( 出力周波数 )
変調波形
t
fMOD (Min)
クロック数
nMOD (Max)
fMOD (Max)
クロック数
nMOD (Min)
t
MB88152A では , 良好な EMI 低減効果を実現するために , 変調周期を複合しています。
変調周期 fMOD は , 入力周波数に依存し , fMOD (Min) から fMOD (Max) の間で変動します。
なお , 変調周期 fMOD の平均値は , 電気的特性の標準値と一致します。
12
DS04–29125–3
MB88152A
■ 出力クロックデューティサイクル (tDCC = tb/ta)
ta
tb
1.5 V
CKOUT
■ 入力周波数 (fin = 1/tin)
tin
0.8 VDD
XIN
■ 出力スルーレート (SR)
2.4 V
0.4 V
CKOUT
tr
tf
( 注意事項 ) SR = (2.4 − 0.4) /tr, SR = (2.4 − 0.4) /tf
■ サイクル−サイクルジッタ (tJC = |tn − tn + 1| )
CKOUT
tn
tn+1
( 注意事項 ) サイクル−サイクルジッタは,あるサイクルと直後 ( あるいは直前 ) のサイクルとの差を示します。
DS04–29125–3
13
MB88152A
■ 変調波形
・変調度 ± 1.5%,センタスプレッドの例
CKOUT
出力周波数
+ 1.5 %
変調 off 時の周波数
時間
− 1.5 %
fMOD
・変調度 − 1.0%,ダウンスプレッドの例
CKOUT
出力周波数
変調 off 時の周波数
時間
− 0.5 %
− 1.0 %
fMOD
14
DS04–29125–3
MB88152A
■ ロックアップタイム
VDD
3.0 V
入力クロック
安定待ち時間
XIN
設定端子
SEL
FREQ1/XENS
FREQ0/FREQ
VIH
tLK
( ロックアップタイム )
CKOUT
設定端子が“H”レベルまたは“L”レベル固定の場合,設定したクロックがCKOUT端子から出力されるのは,電源投入後か
ら,最大で (XIN 端子へ入力するクロック安定待ち時間 ) + ( ロックアップタイム tLK) 後になります。
入力クロック安定待ち時間は,ご使用の発振子または発振器の特性をご確認ください。
XIN
VIH
XENS
tLK
( ロックアップタイム )
VIL
tLK
( ロックアップタイム )
CKOUT
通常動作中に , XENS 端子にて変調イネーブル制御を行う場合,設定したクロックが CKOUT 端子から出力されるのは,
XENS 端子のレベルが決定してから最大でロックアップタイム tLK 後になります。
(注意事項)端子設定を変更した場合,CKOUT 端子からの出力クロック安定待ち時間が必要です。出力クロックが安定
するまでの期間は出力周波数,出力クロックデューティサイクル,変調周期およびサイクル−サイクルジッ
タを保証できません。よって,ロックアップタイム経過後から,後段のデバイスのリセットを解除するなど
の処置を推奨いたします。
DS04–29125–3
15
MB88152A
■ 発振回路
一般的な発振子の接続例を下図左に示します。発振回路には帰還抵抗 (Rf) を内蔵しています。容量 (C1, C2) の値は個々の
発振子の最適定数に合わせる必要があります。
3rd オーバトーン発振子の接続例を下図右に示します。容量 (C1, C2, C3) および , インダクタンス (L1) の値は個々の発振子
の最適定数に合わせる必要があります。
最適定数に関しましては , 個々の発振子によって異なりますので , ご使用の発振子メーカーにお問い合わせください。
外部クロックを使用する場合 ( 発振子を使用しない場合 ) は , XIN 端子にクロック入力し , XOUT 端子には何も接続し
ないでください。
・発振子使用時
MB88152A LSI 内部
Rf (1 MΩ)
Rf (1 MΩ)
XIN 端子
XOUT 端子
XIN 端子
XOUT 端子
MB88152A LSI 外部
L1
C1
C1
C2
C2
C3
通常の発振子の場合
3rd オーバトーン発振子の場合
・外部クロック使用時
MB88152A LSI 内部
Rf (1 MΩ)
XOUT 端子
XIN 端子
MB88152A LSI 外部
外部クロック
OPEN
( 注意事項 ) 入力クロックのジッタ特性によっては,サイクル−サイクルジッタ特性に影響を与える場合が
ありますので , ご注意ください。
16
DS04–29125–3
MB88152A
■ 接続回路例
XENS/FREQ1
1
8
2
7
FREQ/FREQ0
MB88152A
C2
C1
SEL
C1, C2
C3
C4
R1
DS04–29125–3
3
6
4
5
+
C4
C3
R1
:発振安定容量 (「■発振回路」を参照 )
:10 μF 以上のコンデンサ
:0.01 μF 程度のコンデンサ ( 積層セラミックコンデンサ等の高周波特性
の良いものを本デバイスの直近に接続 )
:基板パターンとのインピーダンスマッチング用抵抗
17
MB88152A
■ スペクトラム特性例
入力周波数= 20 MHz ( 出力周波数= 20 MHz:MB88152A-111 使用 )
電源電圧= 3.3 V, 負荷容量なし , 変調度=± 1.5% ( センタスプレッド ) における特性例です。
CKOUT 端子にスペクトラムアナライザ HP4396B を接続し , RBW = 1 kHz で測定した結果です ( − 6 dB のアッテネー
タ使用 ) 。
CH B Spectrum
10 dB /REF 0 dBm
変調なし
− 7.44 dBm
Avg
4
± 1.5%変調
− 25.75 dBm
RBW# 1 kHZ
VBW 1 kHZ
CENTER 20 MHZ
18
ATT 6 dB
SWP 2.505 s
SPAN 4 MHZ
DS04–29125–3
MB88152A
■ オーダ型格
型格
入出力周波数
変調タイプ
変調
イネーブル
端子
MB88152APNF-G-100-JNE1
16.6 MHz ∼ 134 MHZ ダウンスプレッド
なし
MB88152APNF-G-101-JNE1
16.6 MHz ∼ 67 MHZ
ダウンスプレッド
あり
MB88152APNF-G-102-JNE1
40 MHz ∼ 134 MHZ
ダウンスプレッド
あり
MB88152APNF-G-110-JNE1
16.6 MHz ∼ 134 MHZ センタスプレッド
なし
MB88152APNF-G-111-JNE1
16.6 MHz ∼ 67 MHZ
センタスプレッド
あり
MB88152APNF-G-112-JNE1
40 MHz ∼ 134 MHZ
センタスプレッド
あり
MB88152APNF-G-100-JNEFE1
16.6 MHz ∼ 134 MHZ ダウンスプレッド
なし
MB88152APNF-G-101-JNEFE1
16.6 MHz ∼ 67 MHZ
ダウンスプレッド
あり
MB88152APNF-G-102-JNEFE1
40 MHz ∼ 134 MHZ
ダウンスプレッド
あり
MB88152APNF-G-110-JNEFE1
16.6 MHz ∼ 134 MHZ センタスプレッド
なし
MB88152APNF-G-111-JNEFE1
16.6 MHz ∼ 67 MHZ
センタスプレッド
あり
MB88152APNF-G-112-JNEFE1
40 MHz ∼ 134 MHZ
センタスプレッド
あり
MB88152APNF-G-100-JNERE1
16.6 MHz ∼ 134 MHZ ダウンスプレッド
なし
MB88152APNF-G-101-JNERE1
16.6 MHz ∼ 67 MHZ
ダウンスプレッド
あり
MB88152APNF-G-102-JNERE1
40 MHz ∼ 134 MHZ
ダウンスプレッド
あり
MB88152APNF-G-110-JNERE1
16.6 MHz ∼ 134 MHZ センタスプレッド
なし
MB88152APNF-G-111-JNERE1
16.6 MHz ∼ 67 MHZ
センタスプレッド
あり
MB88152APNF-G-112-JNERE1
40 MHz ∼ 134 MHZ
センタスプレッド
あり
DS04–29125–3
パッケージ
備考
プラスチック・
SOP, 8 ピン
(FPT-8P-M02)
プラスチック・ エンボス
SOP, 8 ピン
テーピング
(FPT-8P-M02)
(EF タイプ)
プラスチック・ エンボス
SOP, 8 ピン
テーピング
(FPT-8P-M02) (ER タイプ)
19
MB88152A
■ パッケージ・外形寸法図
プラスチック・SOP, 8ピン
リードピッチ
1.27mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
3.9 × 5.05mm
リード形状
ガルウィング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
1.75mm MAX
質量
0.06g
(FPT-8P-M02)
プラスチック・SOP, 8ピン
(FPT-8P-M02)
+0.25
注 1)*1 印寸法はレジン残りを含む。
注 2)* 2 印寸法はレジン残りを含まず。
注 3)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 4)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
+.010
+0.03
*1 5.05 –0.20 .199 –.008
0.22 –0.07
+.001
.009 –.003
8
5
*2 3.90±0.30 6.00±0.40
(.154±.012) (.236±.016)
Details of "A" part
45˚
1.55±0.20
(Mounting height)
(.061±.008)
0.25(.010)
0.40(.016)
1
"A"
4
1.27(.050)
0.44±0.08
(.017±.003)
0.13(.005)
0~8˚
M
0.50±0.20
(.020±.008)
0.60±0.15
(.024±.006)
0.15±0.10
(.006±.004)
(Stand off)
0.10(.004)
©2002-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F08004S-c-4-8
2002 FUJITSU LIMITED F08004S-c-4-7
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
20
DS04–29125–3
MB88152A
MEMO
DS04–29125–3
21
MB88152A
MEMO
22
DS04–29125–3
MB88152A
MEMO
DS04–29125–3
23
MB88152A
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fml/
お問い合わせ先
富士通エレクトロニクス株式会社
〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fei/
電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで ,
0120-198-610
受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます )
携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。
※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。
本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。
本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも
のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な
どについては , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施
権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので
はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい
ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を
伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵
器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・
製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用
されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。
半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ
う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。
本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き
をおとりください。
本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。
編集 プロモーション推進部