MB3769A - Spansion

本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
富士通マイクロエレクトロニクス
DATA SHEET
DS04–27202–5a
ASSP 電源用
BIPOLAR
スイッチングレギュレータコントローラ
(MOS FET対応 )
MB3769A
■ 概 要
MB3769A は , 周波数固定パルス幅変調方式のスイッチングレギュレータコントロール用 IC です。
高速のスイッチング
レギュレータシステムを考慮し広帯域オペアンプ , 高速コンパレータを内蔵しています。パワーMOS FET の駆動に適した
トーテムポール形式の出力段となっており , 700 kHz クラスまでのスイッチングレギュレータが容易に構成できます。
低電
源電圧時のスタンバイモードを持っており , プライマリ制御も可能となっています。
■ 特 長
・ 高周波動作 (fOSC = 1 kHz ∼ 700 kHz)
・ 広帯域オペアンプ内蔵 (BW = 8 MHz : 標準 )
・ 高速コンパレータ内蔵 (td = 120 ns : 標準 )
・ 高精度基準電圧源 (5 V ± 2 %)
・ 低消費電力 ( スタンバイ時 1.5 mA : 標準 , 動作時 8 mA : 標準 )
・ ±100 mA ( ピーク電流 ± 600 mA) の負荷駆動が可能 ( トーテムポール出力 )
・ 高速スイッチング動作 (tr = 60 ns : 標準 , tf = 30 ns : 標準 , CL = 1000 pF)
・ 過電流検出によるダブルパルスを防止
・ デッドタイムが調整可能
・ ソフトスタートおよびクイックシャットダウン機能内蔵
・ 低電源電圧時の出力誤動作防止回路内蔵 (OFF → ON 10 V : 標準 ) (ON → OFF 8 V : 標準 )
・ 過電圧発生時の出力停止回路内蔵 ( 電源 OFF までのラッチ機能付き )
・ 15 V ツェナダイオード内蔵
・ パッケージは SOP 16 ピンが 1 種類
■ アプリケーション
・ 電源モジュール
・ 産業用機器
・ AC/DC コンバータ
など
Copyright©1989-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved
2006.5
MB3769A
■ 端子配列図
(TOP VIEW)
+ IN (OP)
1
16
+ IN (C)
− IN (OP)
2
15
− IN (C)
FB
3
14
VREF
DTC
4
13
OVP
CT
5
12
VCC
RT
6
11
VZ
GND
7
10
VH
VL
8
9
OUT
(FPT-16P-M06)
■ ブロックダイヤグラム
− IN (C)
+ IN (C)
過電流検出コンパレータ
−
15
S
+
16
PWM コンパレータ
R
−
出力
Q
+
+
+
+
+
1.85 V
+
VREF
VH
9
OUT
8
VL
−
1.8 V
DTC
10
4
STB
STB
FB
3
+ IN (OP)
1
+
− IN (OP)
2
−
OVP
13
誤差増幅器
+
2.5 V
過電圧検出
Power off
CT
5
RT
6
VCC
12
VZ
11
(2.5 V)
2
三角波
発振器
8/10 V
+
−
30 kΩ
7
R
1.5 V ∼ 3.5 V
15.4 V
GND
S Q
−
基準
電圧源
5.0 V ± 0.1 V
STB
−
+
14
VREF
MB3769A
■ 絶対最大定格
定 格 値
項 目
記 号
単 位
最 小
最 大
電源電圧
VCC

20
V
出力電流
IOUT

120 (660 * 1)
mA
VIN (OP)

VCC + 0.3 ( ≦ 20)
V
許容損失
PD

620 * 2
mW
動作周囲温度
Ta
−30
+75
°C
Tstg
−55
+125
°C
オペアンプ入力電圧
保存温度
* 1: duty ≦ 5 %
* 2: Ta = +25 °C, 4 cm 角の両面エポキシ基板に実装時 (1.5 mm 厚 )
<注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ
ります。
したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。
■ 推奨動作条件
項 目
記 号
規 格 値 (SOP)
最 小
標 準
最 大
単 位
電源電圧
VCC
12
15
18
V
出力電流 (DC)
IOUT
−100

+100
mA
出力電流 (PEAK)
IOUT PEAK
−600

+600
mA
増幅部入力電圧
VINOP
−0.2
0 ∼ VREF
VCC − 3
V
FB 端子流入電流
ISINK


0.3
mA
FB 端子流出電流
ISOU RCE


2
mA
VINC+
−0.3
0∼3
VCC
V
VINC−
−0.3
0∼2
2.5
V
基準電圧出力電流
IREF

2
10
mA
タイミング抵抗
RT
9
18
50
kΩ
タイミング容量
CT
100
680
106
pF
発振周波数
fOSC
1
100
700
kHz
ツェナー電流
IZ


5
mA
動作周囲温度
Ta
−30
+25
+75
°C
コンパレータ入力電圧
<注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。
電気的特性の規格値は , すべてこの条
件の範囲内で保証されます。
常に推奨動作条件下で使用してください。
この条件を超えて使用すると , 信頼
性に悪影響を及ぼすことがあります。
データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。
記載され
ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に当社営業担当部門までご相談ください。
3
MB3769A
■ 電気的特性
(VCC = 15 V, Ta = +25 °C)
規 格 値
項 目
出力電圧
基
準
電
圧
部
発
振
部
器
標 準
最 大
IREF = 1 mA
4.9
5.0
5.1
V
12 V ≦ VCC ≦ 18 V

2
15
mV
負荷安定度
∆VRLD
1 mA ≦ IREF ≦ 10 mA

−1
−15
mV
温度変化率
∆VRTEMP
−30 °C ≦ Ta ≦ +75 °C

±200
±750
µV/°C
出力短絡電流
ISC
VREF = 0 V
15
40

mA
発振周波数
fOSC
RT = 18 kΩ, CT = 680 pF
90
100
110
kHz
12 V ≦ VCC ≦ 18 V

±0.03

%
−30 °C ≦ Ta ≦ +75 °C

±2

%

2
10
µA
周波数入力安定度
∆fOSCIN
周波数温度変化率
∆fOSC/∆T

ID
DMAX
VD = 1.5 V
75
80
85
%
DSET
VD = 1/2VREF
45
50
55
%
VD0


3.5
3.8
V
VDM

1.55
1.85

V
VCC = 7 V, IDTC = −0.3 mA
4.5


V
VDH
入力オフセット電圧
VIO (OP)
V3 = 2.5 V

±2
±10
mV
入力オフセット電流
IIO (OP)
V3 = 2.5 V

±30
±300
nA
入力バイアス電流
IIB (OP)
V3 = 2.5 V
−1
−0.3

µA
同相入力電圧範囲
VCM (OP)
12 V ≦ VCC ≦ 18 V
−0.2

VCC − 3
V
電圧利得
AV (OP)
0.5 V ≦ V3 ≦ 4 V
70
90

dB
増
幅
単 位
最 小
∆VRIN
放電電圧
差
VREF
条 件
入力安定度
入力バイアス電流
デ
ッ コ 最大デューティ
トン
デューティ設定精度
タト
イロ
0% デューティ
ム | 入力電圧
ル
最大デューティ
誤
記 号
帯域幅
BW
AV = 0 dB

8

MHz
スルーレート
SR
RL = 10 kΩ, AV = 0 dB

6

V/µs
CMR
VIN = 0 V∼ 10 V
65
80

dB
“H”
レベル出力電圧
VOH
I3 = −2 mA
4.0
4.6

V
“L”
レベル出力電圧
VOL
I3 = 0.3 mA

0.1
0.5
V
同相信号除去比
(続く)
4
MB3769A
(続き)
(VCC = 15 V, Ta = +25 °C)
規 格 値
項 目
電
流
コ
ン
パ
レ
|
タ
記 号
条 件
単 位
最 小
標 準
最 大
入力オフセット電圧
VIO (C)
VIN = 1 V

±5
±15
mA
入力バイアス電流
IIB (C)
VIN = 1 V
−5
−1

µA
同相入力電圧範囲
VCM (C)

0

2.5
V
電圧利得
AV (C)


200

V/V
応答時間
td
50 mV over drive

120
250
ns
VOP0

3.5
3.8
V
1.55
1.85

V
0% デューティ
PWM コンパ
レータ入力電圧 最大デューティ
VOPM
3 ピン入力電圧
RT = 18 kΩ
CT = 680 pF
“H”
レベル出力電圧
VH
IOUT = −100 mA
12.5
13.5

V
出 “L”
レベル出力電圧
力
部 立上り時間
VL
IOUT = 100 mA

1.1
1.3
V
tr
CL = 1000 pF, RL = ∞

60
120
ns
tf
CL = 1000 pF, RL = ∞

30
80
ns
2.4
2.5
2.6
V
−1.0
−0.2

µA
立下り時間
過電圧検出
動作電圧
VOVP
入力電流
IIOVP

VIN = 0 V
解除電源電圧
VCCRST

2.0
3.0
4.5
V
OFF → ON
VTHH

9.2
10.0
10.8
V
ON → OFF
VTHL

7.2
8.0
8.8
V
スタンバイ時*
ISTB
RT = 18 kΩ, 4 ピン開放

1.5
2.0
mA
動作時
ICC
RT = 18 kΩ

8.0
12.0
mA
ツェナー電圧
VZ
IZ = 1 mA

15.4

V
ツェナー電流
IZ
V11 − 7 = 1 V

0.03

mA
減電圧出力禁止
電源電流
* : VCC = 8 V
5
MB3769A
■ 測定回路図
1.0 V
15.0 V
OUTPUT
10 kΩ
16
15
14
13
12
11
10
9
+ IN (C)
− IN (C)
VREF
OVP
VCC
VZ
VH
OUT
COMP
in
MB3769A
1000 pF
+ IN (OP)
− IN (OP)
FB
DTC
CT
RT
GND
VL
1
2
3
4
5
6
7
8
680 pF
VFB
18 kΩ
VDTC
TEST INPUT
< tr, tf, td >
3.5 V ( 標準 )
CT 端子
1.5 V ( 標準 )
1.05 V
COMP in
COMP in の tr は 20 ns 以下で印加します。
1.0 V
0.95 V
90 %
50 %
OUTPUT
10 %
tr
tf
td
6
0V
電源電圧
OVP ラッチ
OVP 端子電圧
ラッチ出力
- IN 端子波形
+ IN 端子波形
スタンバイモード
電流
COMP.
出力端子波形
PWM 比較器出力
誤差増幅器出力
発振器三角波出力
デッドタイム入力電圧
(15.0 V)
10.0 V
1.85 V
1.5 V
3.5 V
ソフトスタート動作
過電流検出
2.5 V
過電圧検出
8.0 V
クイックシャットダウン動作
(1 V)
スタンバイモード
過電圧検出ラッチ解除
3.0 V
MB3769A
■ タイミングチャート
7
MB3769A
■ 機能説明
1. 誤差増幅部
誤差増幅器は , スイッチングレギュレータ (SW.Reg.) の出力電圧を検出するための増幅器です。
高周波 SW.Reg.システムに対応して帯域幅 8MHz ( 標準 ) , スルーレート 6 V/µs ( 標準 ) と高速のオペアンプを採用し
ています。また , 同相入力電圧範囲は −0.2 V ∼ VCC −3 V と広く設定され , 使い易くなっています。
図 1 に等価回路図を示し
ます。
図 1 誤差増幅部
VCC
VREF
PWM
COMP. へ
− IN (OP)
+ IN (OP)
150 Ω
700 µA
GND
:保護素子
2. 過電流検出コンパレータ
出力トランジスタを過電流から保護するには , 出力平均電流の検出により過電流が流れた場合にオン・デューティを制
限する方法と , 外部トランジスタ (FET) の過電流を検出して瞬時に出力を遮断する方法の 2 通りがありますが , 出力平均
電流検出方法では , 外部トランジスタ (FET) のピーク電流に追従できないため , ASO ( 安全動作領域 ) のマージンの大き
い出力トランジスタが必要になります。
一方 , 外部トランジスタ (FET) の過電流検出方法の場合には , フィルタ部コンデンサの短絡などの事故や電源立上り時
の過電流に対しても出力トランジスタを安全に保護することが可能です。
そこで , MB3769A では出力トランジスタを安全に保護できる出力トランジスタ (FET) 過電流検出方式にダイナミック
カレントリミット方式を採用しており , そのため高速コンパレータ , フリップフロップなどの回路を内蔵しました。
出力トランジスタ (FET) のソース点に接続した電流検出用抵抗の電位 (+IN (C) へ接続 ) と基準電位 (−IN (C) へ接続) をコ
ンパレータで比較して過電流検出を行います。また, 過電流検出により出力が発振するのを防止するため, フリップフロッ
プ回路により 1 周期内のダブルパルスを防止しています。
8
MB3769A
過電流検出の出力は , PWM コンパレータでその他の信号と OR をとり出力段に接続されています。使用方法について
は「■応用回路例」を参照してください。
図 2 に本コンパレータの等価回路図を示します。
図 2 過電流検出コンパレータ
VREF
PWM COMP. へ
+ IN (C)
− IN (C)
:保護素子
3. DTC : デッドタイムコントロール ( ソフトスタート , クイックシャットダウン )
デッドタイムコントロール端子は , 誤差増幅器の出力とパラレルに PWM コンパレータに接続されています。
VDTC (4 ピン印加電圧 ) に対する最大デューティは , ほぼ下式で与えられます ( 低周波での近似値 ) 。
Duty = (3.5 − VDTC) × 50 (%)
[0% ≦ duty ≦ DMAX (80%) ]
また , デッドタイムコントロール端子を使用してソフトスタート機能を設けることができます。
図 3 において , 電源投入時容量 C は瞬時には充電されないため , DTC 端子は VREF 端子に吊られ出力トランジスタを
オフする方向に働きます。その後 , C, R の時定数で DTC の入力電圧が低下し , 出力パルス幅は徐々に増加し制御系を安定
に動作させます。
図 3 ソフトスタート機能
VREF
C
VREF
C
R1
DTC
DTC
R2
R
ソフトスタート
ソフトスタート+ DTC
クイックシャットダウン機能は , 電源を短時間遮断して再投入する場合にソフトスタートの誤動作を防止する機能で
す。電源遮断後 , 容量の電荷が放電しない間に電源を再投入した場合 , DTC 端子 が初めから低電位となるのでソフトス
タートがかからなくなります。MB3769A では , この対策としてスタンバイモードのときに放電用トランジスタをオンさせ
速やかに容量の電荷を放電させています。
9
MB3769A
4. 三角波発振器
発振周波数は , ほぼ下式のとおり表されます。
1
C
T : µF
f OSC ≅
[kHz]
0.8 × C T × R T + 0.0002 ms
RT : kΩ
同期動作をかける場合 , マスタとなる MB3769A は通常どおり CT , RT を接続し , マスタとスレーブの CT を短絡しま
す。スレーブ側は発振を止めるため RT 端子を VREF 端子に接続してください。
このとき , 内部バイアス電流の影響で発振が
停止しないように , RT の上限は 50
kΩ
(n
はマスタとスレーブの
IC
の数の合計
) としてください。
n
図 4 同期動作
master
RT
slave
CT
VREF
RT
CT
5. 過電圧検出部
スイッチングレギュレータの出力点に異常電圧が発生または印加された場合 , システムの安全のために出力を遮断する
過電圧検出回路を設けました。基準レベルは標準値 2.5 V (VREF を 1/2 に分圧しています ) となっており , 13 ピンに 2.5 V 以
上が印加された場合に出力が遮断され, 電源が遮断されるまでラッチ回路により出力を停止しつづけます「■タイミング
(
チャート」を参照してください ) 。
6. スタンバイモード , UVLO ( 減電圧時誤動作防止回路 )
パワーMOS FET をスイッチングに使用する場合 , 一般に VGS > 6 ∼ 8 V が必要です。そこで , 電源立上り時に VCC ≧ 10 V
( 標準 ) で出力がオンし , 電源立下り時は VCC ≦ 8 V ( 標準 ) で出力がオフするように UVLO を設定しています。
また , UVLO で出力が禁止されている間の電源電流を 2 mA 以下に抑えるスタンバイモードを設けました。
これは , AC.
100 V ラインからのラインオペレーションにおいて次ページの図 5 のように IC の電源電流を抵抗 R で供給で
きるようにするためのものです。つまり , IC の電源電流は動作開始まで抵抗 R により供給し , 動作開始後はトランスの 3
次巻線から供給することにより , 従来必要とされていた 2 次電源を省けるようにしたものです。
なお , 出力が立ち上る前にスタンバイモードに戻らないよう , また , ノイズによる誤動作を避けるため動作モードから
スタンバイモードに戻るには 2 V ( 標準 ) のヒステリシス特性をつけてあります。
10
MB3769A
図 5 プライマリ制御
R
C
MB3769A
7. 出力部
OUT 端子 (9 ピン ) には瞬時的に大電流が流れるため , 出力部のトランジスタのコレクタ , エミッタを VH, VL として別
の端子に引き出しています。原則としては VH は VCC に VL は GND に接続しますが , VH は別電源 (4 V∼ 18 V) から供給す
ることも可能です。実装上の注意点として VL と GND は IC の近くで接続し , VH と VL 間には 0.1 µF 以上のコンデンサを
挿入することを推奨します ( 下図を参照してください ) 。
12
10
9
7 8
≥ 0.1 µF
11
MB3769A
■ 応用回路例
1. DC-DC コンバータ
12 V ~ 18 V
5V
1A
3.6 kΩ
3.3 kΩ
0.1 µF
10 kΩ
1 + IN (OP)
+ IN (C) 16
2 − IN (OP)
− IN (C) 15
330 pF
3 FB
100 kΩ
2.4 kΩ
20 kΩ
VREF 14
4 DTC
OVP 13
MB3769A
5 CT
VCC 12
6 RT
VZ 11
7 GND
VH 10
8 VL
OUT 9
R
S
220 pF
C
1Ω
51kΩ
10 kΩ 5.1 kΩ
18 kΩ
・過電流保護回路について
一般に S 点 ( 出力 FET ソース点 ) の波形は下図のようになります。過電流検出が下図のヒゲの点で誤動作しないよう R,
C の時定数を選んでください。
一般的な値として , 時定数は 5 ns ∼ 100 ns 程度となります。
また , 波形がなまるため , 検出電
流値は R, C の影響をうけます。
ヒゲを小さくするには , トランスの 2 次側のダイオードをファーストリカバリタイプにす
るなどの対策が必要となります。
ヒゲ
S 点波形
12
100 VAC
680
22 kΩ pF
18
kΩ
22 kΩ 4.7 µF
R
DTC
CT
RT
GND
VL
5
6
7
8
FB
3
4
− IN (C) 15
− IN (OP)
2
OUT
15
kΩ
47 kΩ
22 Ω
∗
10 kΩ
9
VH 10
VZ 11
VCC 12
OVP 13
VREF 14
+ IN (C) 16
+ IN (OP)
1
−
+
*:CGS = 1000 pF 以上の FET を駆動する
場合,出力電流制限用として 9 ピンに
22 W を直列に接続してください。
−
+
MB3769A
2. プライマリ制御
13
14
(2 次電源 )
0V
15 V
10 kΩ
43 kΩ 39 kΩ
10
27
kΩ
kΩ
680
pF 18 kΩ
1000
pF
12 V
DTC
CT
RT
GND
VL
5
6
7
8
FB
− IN (OP)
+ IN (OP)
4
51 2
kΩ
3
1
5.1 kΩ
OUT
9
VH 10
VZ 11
VCC 12
OVP 13
VREF 14
− IN (C) 15
+ IN (C) 16
MB3769A
3. セカンダリ制御
MB3769A
■ 短絡保護回路
出力が断続的に短絡した場合や過負荷状態が連続して生じたとき , 電源を遮断して保護する場合があります。このよう
なシステムは , 電源再投入まで保護回路を保持する必要があります。
そのため , OVP 入力を使った下記のような回路が考
えられます。
1. プライマリモードの場合
VO (5 V 出力 )
15 kΩ
IN-B
8.2 kΩ
IN-A
PC 1
OUT-B
8
3
4
MB3761
1
6
9
5
PC 2
500 Ω
HYS-A
500 Ω
6.8 kΩ
MB3769A 14
20 kΩ
PC 2
13
7
1 µF
10 kΩ
PC 1
100 kΩ
2. セカンダリモードの場合
VO (5 V 出力 )
14
MB3769A
20 kΩ
8
15 kΩ
IN-B
13
6 OUT-B
3
OVP
MB3761
8.2 kΩ
IN-A
6.8 kΩ
VREF
1
2
5
HYS-A
1 µF
200kΩ
15
MB3769A
■ 外部クロックに同期させる方法
MB3769A の発振回路の構成を示します。この回路に従い , CT の充放電電流は次式で示されます。
ICT = ± 2 × I 1 = ±
5V
RT
VREF
500 Ω
1 kΩ
+
2 × I1
I1
−
500 Ω
2 × I1
S
3.5 V
Q
−
ICT
−
RT
6
R
+
CT
5
+
1.5 V
(4 × I1)
2.5 V
300 Ω
150 Ω
この回路から , CT 端子電圧を 1.5 V 以下にすると 1 回の発振周期が終了し , 次の周期に入ることがわかります。
以下に外部クロック同期回路例を示します。
tcycle
ex. MB74HC04
5
MB3769A
VP
VP
tp
R (5.1 kΩ)
6
RT
tcycle = 2.5 µs (fEXT = 400 kHz)
tp = 0.5 µs
Rt = 11 kΩ
クランプ回路
(VL)
CT
CT 端子の電圧波形は下図のようになります。
VTH は 2.5 V 付近が望ましく , そのとき tP’= 0 としても最大デューティは次式のように制限されます。
3.5 V
VTH
VCT
1.85 V
VL
tp
16
,
MB3769A
Dmax =
(3.5 - 1.85) + (3.5 - VTH)
≦ 59 % (VL = 0 V:クランプ回路なしの場合 )
(3.5 - VL) + (3.5 - VTH)
また,
VTH = 2.5 V とするため,CT の値は下式より求めてください。
1
(3.5 - VL) + (3.5 - VTH)
×
Tcycle - tP =
(3.5 - 1.5) × 2
fOSC
1
ここで, fOSC ≒
より
0.8 × CT × RT
1
4
CT ≒
×
(tcycle - tP) [pF] (RT:kΩ, tcycle, tP:ns)
0.8 × RT
4.5 - VL
クランプ回路としては , デューティを大きくとるため VL を高めに設定します。
しかし , クランプ電圧を 1.5 V より十分
低くする必要がありますので , 下図のような回路が考えられます。
VREF
VREF
6
R1 (4.7 kΩ)
(1.2 V)
3
(1.2 V)
MB3761
4
0.1 µF
A
R2 (1.2 kΩ)
0.1 µF
820 Ω
5
B
なお , A は tP, R, RT の影響を考えて R1, R2 を設定する必要があります。
いずれのクランプ回路もトランジスタの飽和電圧が十分小さい (< 0.15 V) ことを前提としていますので , 飽和電圧が小
さく安定したトランジスタを使用してください。
17
MB3769A
■ 外部クロック同期回路
5V
1. クランプ回路なし (GND へ短絡 )
CT = 150 pF +プロープ容量 ( ≒ 15 pF)
RT = 11 kΩ
1V
VP (5 V/div)
5 pin
CT (1 V/div)
MB74HC04
CT
150 pF
GND (C T)
VP
5.1 kΩ
OUT (10 V/div)
10 V
5V
500 ns
1V
VP (5 V/div)
2. クランプ回路 A ( 抵抗分割 )
CT = 220 pF +プロープ容量 ( ≒ 15 pF)
RT = 11 kΩ
5 pin
MB74HC04
CT (1 V/div)
CT
220 pF
VP
5.1 kΩ
GND レベル (CT)
VREF
4.7 kΩ
OUT (10 V/div)
5V
0.1
µF
500 ns
10 V
1.2 kΩ
3. クランプ回路 B (MB3761 使用 )
CT = 220 pF +プロープ容量 ( ≒ 15 pF)
RT = 11 kΩ
1V
VP (5 V/div)
5 pin
MB74HC04
C T (1 V/div)
CT
220 pF
GND レベル (CT)
OUT (10 V/div)
10 V
18
500 ns
VP
5.1 kΩ
VREF
8
3
820 Ω MB3761
4
0.1 µF
5
MB3769A
・測定回路
15 V (VCC)
12
10
1
14
2
15
3
16
2.4 kΩ
2.4 kΩ
2.5 V
MB3769A
4
5
9
OUT
6
11 kΩ
7
8
13
19
MB3769A
■ 標準特性曲線
電源電流  電源電圧特性
スタンバイ電流-動作周囲温度特性
Ta = + 25 °C
電源電流 ICC (mA)
10.0
OVP 動作時
(V13 = 5 V)
8.0
通常動作時
(V13 = 0 V)
6.0
OVP 動作時
4.0
2.0
0.0
0.0
4.0
8.0
12.0
16.0
スタンバイ電流 ISTB (mA)
2
VCC = 8 V
1
20.0
0
− 30
電源電圧 VCC (V)
0
+25
+50
+85
動作周囲温度 Ta ( °C)
基準電圧-動作周囲温度特性
誤差増幅器 “L” レベル出力特性
VCC = 15 V
IREF = 1 mA
3
VCC = 15 V
Ta = + 25 °C
出力 “L” 電圧 VOL (V)
基準電圧 VREF (V)
5.1
± 750 µV/°C
5.0
4.9
0
− 30
2
1
0
0
+25
+50
0.2
0.4
0.6
0.8
出力 “L” 電流 IOL (mA)
+85
動作周囲温度 Ta ( °C)
誤差増幅器 “H” レベル出力特性
出力 “H” 電圧 VOH (V)
5
VCC = 15 V
Ta = + 25 °C
4
3
2
1
0
2
4
6
8
10
出力 “H” 電流 IOH (mA)
(続く)
20
MB3769A
(続き)
発振周波数  RT, CT 特性
700
600
発振器の出力振幅周波数特性
500
出力 “H” 電圧 VH, 出力 “L” 電圧 VL (V)
VCC = 15 V
Ta = + 25 °C
CT = 100 pF
400
発振周波数 fOSC (kHz)
300
200
CT = 680 pF
100
90
80
70
60
CT = 220 pF
4
VH
VH
3
VL
2
VL
1
VCC = 15 V
Ta = + 25 °C
0
20
50
100
200
500
1000
発振周波数 fOSC (kHz)
CT = 1000 pF
50
正規化発振周波数-動作周囲温度特性
40
VCC = 15 V
4
30
20
7 8 9 10
20
30
40
50 60 70
RT (kΩ) , CT (pF)
△発振周波数 fOSC (%)
100 kHz 狙い
CT = 2200 pF
300 kHz 狙い
0
−2
VCC = 15 V
CL = 1000 pF
Ta = + 25 °C
fosc = 2000 kHz
60
40
20
0
2
3
4
デッドタイムコントロール電圧 VDTC (V)
5
デッドタイムコントロール電圧特性
VDTC (V)
デューティ (%)
fosc = 500 kHz
1
目標値
fOSC = 100 kHz
± 20% Typ
0
+25
+50
+85
動作周囲温度 Ta ( °C)
デッドタイムコントロール電圧  電流特性
( スタンバイモード )
80
0
500 kHz 狙い
−4
− 50
デッドタイムコントロール電圧特性
100
2
5.0
VCC = 7 V
Ta = + 25 °C
4.0
3.0
2.0
1.0
0
− 0.2
− 0.4
− 0.6
− 0.8
− 1.0
− 1.2
デッドタイムコントロール電流 IDTC (mA)
(続く)
21
MB3769A
(続き)
誤差増幅器周波数特性 (GV = 60 dB 設定 )
位相
− 300
20
利得
0
10 k
100 k
− 360
1M
55
VCC = 15 V
CL = 1000 pF
VDTC = 1/2 VREF
50
fosc = 200 kHz
− 240
デューティ DSET (%)
VCC = 15 V
Ta = + 25 °C
40
利得 (dB)
デューティ-動作周囲温度特性
− 180
位相 (deg)
60
fosc = 500 kHz
45
0
− 30
10 M
周波数 f (Hz)
0
+25
+50
+85
動作周囲温度 Ta ( °C)
出力段の tr, tf およびコンパレータの td -
動作周囲温度特性
出力部 “L” レベル出力特性
VCC = 15 V
Ta = + 25 °C
VCC = 15 V
CL = 1000 pF
140
td
1.0
120
100
0.5
0
0
100
200
300
400
500
600
出力 “L” 電流 IOL (mA)
tr/tf/td (ns)
出力 “L” 電圧 VOL (V)
1.5
160
80
tr
60
40
tf
出力部 “H” レベル出力特性
20
出力 “H” 電圧 VOH (V)
14.0
VCC = 15 V
Ta = + 25 °C
13.5
0
− 30
0
+25
+50
+85
動作周囲温度 Ta ( °C)
13.0
12.5
0
0
100
200
300
400
500
600
出力 “H” 電流 IOH (mA)
(続く)
22
MB3769A
(続き)
OVP ラッチ時のスタンバイ電流-
動作周囲温度特性
OVP 解除電源電圧-動作周囲温度特性
5
6
VCC = 8 V
4 ピン開放
13 ピン= 3 V
4
OVP 解除電源電圧 VCCRST (V)
スタンバイ電流 ISTB (mA)
5
4
3
2
0
− 40
− 20
0
+20
+40
+60
動作周囲温度 Ta ( °C)
+80 +100
3
2
1
0
− 40
− 20
0
+20
+40 +60 +80 +100
動作周囲温度 Ta ( °C)
23
MB3769A
■ 使用上の注意
・プリント基板のアースラインは,共通インピーダンスを考慮し設計してください。
・静電気対策を行ってください。
・半導体を入れる容器は,
静電気対策を施した容器か,導電性の容器をご使用ください。
・実装後のプリント基板を保管・運搬する場合は,導電性の袋か,
容器に収納してください。
・作業台,
工具,測定機器は,
アースを取ってください。
・作業する人は,
人体とアースの間に 250 kΩ ~ 1 MΩ の抵抗を直列にいれたアースを使用してください。
・負電圧を印加しないでください。
・- 0.3 V 以下の負電圧を印加した場合,LSI に寄生トランジスタが発生し,誤動作を起こすことがあります。
■ オーダ型格
型 格
パッケージ
備 考
MB3769APF- □□□
プラスチック・SOP, 16 ピン
(FPT-16P-M06)
従来品
MB3769APF- □□□ E1
プラスチック・SOP, 16 ピン
(FPT-16P-M06)
鉛フリー品
■ RoHS 指令に対応した品質管理 ( 鉛フリー品の場合 )
富士通マイクロエレクトロニクスの LSI 製品は , RoHS 指令に対応し , 鉛・カドミウム・水銀・六価クロムと , 特定臭素系
難燃剤 PBB と PBDE の基準を遵守しています。この基準に適合している製品は , 型格に “E1” を付加して表します。
■ 製品捺印 ( 鉛フリー品の場合 )
MB3769A
XXXX XXX
SOP-16
E1
INDEX
鉛フリー表示
24
MB3769A
■ 製品ラベル ( 鉛フリー品の場合の例 )
鉛フリー表示
JEITA 規格
MB123456P - 789 - GE1
(3N) 1MB123456P-789-GE1
1000
(3N)2 1561190005 107210
JEDEC 規格
G
Pb
QC PASS
PCS
1,000
MB123456P - 789 - GE1
2006/03/01
ASSEMBLED IN JAPAN
MB123456P - 789 - GE1
1/1
0605 - Z01A
1000
1561190005
鉛フリー型格は末尾に「E1」あり。
25
MB3769A
■ MB3769APF- □□□ E1 推奨実装条件
【弊社推奨実装条件】
項 目
内 容
実装方法
IR ( 赤外線リフロー ) ・手半田付け ( 部分加熱法 )
実装回数
2回
保管期間
開梱前
製造後 2 年以内にご使用ください。
開梱~ 2 回目リフロー迄の
保管期間
8 日以内
開梱後の保管期間を
超えた場合
ベーキング (125 °C , 24 h) を実施の上 ,
8 日以内に処理願います。
5 °C ~ 30 °C, 70%RH 以下 ( 出来るだけ低湿度 )
保管条件
【実装方法の各条件】
(1) IR ( 赤外線リフロー )
260 °C
255 °C
本加熱
170 °C
~
190 °C
(b)
RT
(a)
H ランク:260 °C Max
(a) 温度上昇勾配
(b) 予備加熱
(c) 温度上昇勾配
(d) ピーク温度
(d’) 本加熱
(e) 冷却
26
(d)
(d')
:平均 1 °C/s ~ 4 °C/s
:温度 170 °C ~ 190 °C, 60s ~ 180s
:平均 1 °C/s ~ 4 °C/s
:温度 260 °C Max
255 °C up 10s 以内
:温度 230 °C up 40s 以内
or
温度 225 °C up 60s 以内
or
温度 220 °C up 80s 以内
:自然空冷または強制空冷
( 注意事項 ) パッケージボディ上面温度を記載
(2) 手半田付け ( 部分加熱法 )
コテ先温度 :Max 400 °C
時間
:5 s 以内 / ピン
(c)
(e)
MB3769A
■ パッケージ・外形寸法図
プラスチック・SOP, 16 ピン
(FPT-16P-M06)
プラスチック・SOP, 16 ピン
(FPT-16P-M06)
+0.25
リードピッチ
1.27mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
5.3 × 10.15mm
リード形状
ガルウィング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
2.25mm MAX
質量
0.20g
コード(参考)
P-SOP16-5.3×10.15-1.27
注 1)*1 印寸法はレジン残りを含む。
注 2)*2 印寸法はレジン残りを含まず。
注 3)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 4)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
+.010
+0.03
*110.15 –0.20 .400 –.008
0.17 –0.04
+.001
16
.007 –.002
9
*2 5.30±0.30
7.80±0.40
(.209±.012) (.307±.016)
INDEX
Details of "A" part
+0.25
2.00 –0.15
+.010
.079 –.006
1
"A"
8
1.27(.050)
0.47±0.08
(.019±.003)
0.13(.005)
(Mounting height)
0.25(.010)
0~8˚
M
0.50±0.20
(.020±.008)
0.60±0.15
(.024±.006)
+0.10
0.10 –0.05
+.004
.004 –.002
(Stand off)
0.10(.004)
C
2002 FUJITSU LIMITED F16015S-c-4-7
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
27
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fml/
お問い合わせ先
富士通エレクトロニクス株式会社
〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fei/
電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで ,
0120-198-610
受付時間 : 平日 9 時~ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます )
携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。
※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。
本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。
本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも
のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な
どについては , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施
権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので
はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい
ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を
伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵
器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・
製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用
されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。
半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ
う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。
本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き
をおとりください。
本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。
編集 販売戦略部