本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07-12552-2 マイクロコントローラ 8 ビットオリジナル CMOS MB89470 シリーズ MB89475/P475/PV470 ■ 概要 MB89470 シリーズは , オリジナル8ビットおよびシングルチップマイクロコントローラから成る汎用 F2MC*-8L 系統で す。 簡潔な命令体系に加え,21 ビットタイムベースタイマ,時計プリスケーラ,PWC タイマ,PWM タイマ,8/16 ビット タイマ / カウンタ,外部割込み 1(エッジ ),外部割込み ( 2 レベル ),10 ビット A/D コンバータ,UART/SIO,ブザー,ウッチドッ グタイマリセットなどの様々な周辺機能を含みます。 MB89470 シリーズは,民生用から産業用機器にまで至る幅広い用途に適した汎用ワンチップマイクロコントローラで す。 * : F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の商標です。 ■ 特長 ・豊富なパッケージ展開 MB89P475,MB89475 用に QFP パッケージ, LQFP パッケージと SH-DIP パッケージ MB89PV470 用に MQFP パッケージ ・低電圧での高速動作が可能 ・最小命令実行時間 : 0.32 µs ( 原発振 12.5 MHz 時 ) ・F2MC-8L CPU コア 乗除算命令 16 ビット演算 コントローラに最適な命令体系 ビットテストによるブランチ命令 ビット操作命令など (続く) 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2008.9 MB89470 シリーズ (続き) ・6 系統のタイマ PWC タイマ ( インターバルタイマとして使用可能 ) PWM タイマ 8/16 ビットタイマ / カウンタ × 2 21 ビットタイムベースタイマ 時計プリスケーラ ・ブザー ソフトウェアで7周波数を選択可能 ・外部割込み エッジ検出(選択可能エッジ) :4ch 低レベル割込み(ウェイクアップ機能) :5ch ・A/D コンバータ(8ch) 10 ビット逐次比較型 ・UART/SIO クロック同期・非同期データ転送の切換え可能 ・低消費電力モード ストップモード ( 電流消費を最小限に抑えるために発振クロックを停止するモード ) スリープモード ( 電流消費を通常の 1/3 程度に抑えるために CPU を停止するモード ) サブクロックモード (2 系統クロック製品 ) 時計モード (2 系統クロック製品 ) ・ウォッチドッグタイマリセット ・I/O ポート:最大 39 本 2 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ■ 品種構成 品種 項目 分類 MB89475 MB89P475 MB89PV470 量産 ( マスク ROM 品 ) OTP ピギーバック 16 K × 8-bit ( 内蔵 ROM) ( 内蔵 PROM は,ROM ライタ により書き込み可能 ) 16 K × 8-bit ROM 容量 32 K × 8-bit ( 外部 ROM) 512 × 8-bit RAM 容量 CPU 機能 命令数 命令ビット長 命令長 データビット長 最小命令実行時間 最小割込処理時間 :136 命令 :8 ビット :1 ∼ 3 バイト :1, 8, 16 ビット :0.32 µs/12.5 MHz :2.88 µs/12.5 MHz :7 端子 ポート 出力専用ポート (Nch オープンドレイン ) 入力専用ポート 入出力ポート (CMOS) 合計 1 K × 8-bit :3 端子 (2 系統品では 1 端子 ) :29 端子 :39 端子 21 ビットタイムベース 10 MHz 時の割込み周期 (0.82 ms, 3.3 ms, 26.2 ms, 419.4 ms) タイマ 12.5 MHz 時の割込み周期 (0.66 ms, 2.6 ms, 21.0 ms, 335.5 ms) ウォッチドッグタイマ 10 MHz 時のリセット周期 (209.7 ms ∼ 419.4 ms) 12.5 MHz 時のリセット周期 (167.8 ms ∼ 335.5 ms) 時計プリスケーラ 17 ビット サブクロック原発振が 32,768 kHz 時のリセット周期 ( 約 31.25 ms, 0.25 s, 0.50 s, 1.00 s, 2.00 s, 4.00 s) パルス幅 カウントタイマ 2 ch 8 ビットワンショットタイマ動作 ( アンダフロー出力をサポート , 動作クロック周期:1, 4, 32 tinst * , 外部 ) 8 ビットリロードタイマ動作 ( 矩形波出力をサポート , 動作クロック周期:1, 4, 32 tinst * , 外部 ) 8 ビットパルス幅計測動作 ( 連続計測 , H 幅計測 , L 幅計測 , ↑から↑ , ↓から↓ , と双方のエッ ジ測定が可能 ) PWM タイマ 8 ビットリロードタイマ動作 ( 矩形波出力をサポート , 動作クロック周期:1, 4, 32 tinst * , 外部 ) 8 ビット解像度 PWM 動作 8/16 ビット タイマ / カウンタ 1, 2 2 ch の 8 ビットタイマ / カウンタ(個別の動作クロックサイクルのあるタイマ 1 とタイマ 2) または 16 ビットタイマ / カウンタとして動作可能。 タイマ 1 または 16 ビットタイマ / カウンタ動作では,イベントカウンタ動作 ( 外部クロック トリガ ) および矩形波出力が可能。 8/16 ビット タイマ / カウンタ 3, 4 2 ch の 8 ビットタイマ / カウンタ(個別の動作クロックサイクルのあるタイマ 3 とタイマ 4) または 16 ビットタイマ / カウンタとして動作可能。 タイマ 3 または 16 ビットタイマ / カウンタ動作では,イベントカウンタ動作 ( 外部クロック トリガ ) および矩形波出力が可能。 外部割込み 4 ch 独立(選択可能エッジ,割り込みベクトル,リクエストフラグ ) 5 ch(低レベル割込み ) A/D コンバータ 10 ビット解像度× 8 ch A/D 変換機能 ( 変換時間:60 tinst*) 内部クロックによる繰り返し起動をサポート UART/SIO 同期 / 非同期データ転送可能 ( 最大ボーレート:10MHz 時は 78.125 Kbps) (7, 8 ビットをパリティビット付きで , 8, 9 ビットをパリティビットなし ) (続く) DS07-12552-2 3 MB89470 シリーズ (続き) 品種 MB89475 項目 MB89P475 MB89PV470 ブザー出力 7 周波数タイプ (FCH/212, FCH/211, FCH/210, FCH/29, FCL/25, FCL/24, FCL/23) をソフトウェアによって 選択可能 スタンバイモード ( 低電力モード ) スリープモード , ストップモード , サブクロックモード(2 系統製品 ), 時計モード(2 系統製品) プロセス CMOS 動作電圧 2.2 V ∼ 5.5 V 3.5 V ∼ 5.5 V 2.7 V ∼ 5.5 V * : tinst は , 命令サイクル ( 実行時間 ) であり , メインクロックの 1/4, 1/8, 1/16, 1/64 を選択可能。 ■ パッケージと品種対応 品種 MB89475 MB89P475 MB89PV470 DIP-48P-M01 ○ ○ × FPT-48P-M26 ○ ○ × FPT-48P-M13 ○ ○ × MQP-48C-P01 × × ○ パッケージ ○:使用可能 ×:使用不可能 ■ 品種間の相違点 1. メモリ容量 ピギー品などで評価する場合には , 実際に使用する品種との相違をよく確認の上,評価してください。特に , 以下の点に 注意してください。 ・スタック領域などを RAM の上限に設定している場合。 2. 消費電流 ・ MB89PV470 では , ピギーバックソケットに接続している EPROM の消費する電流が加わります。 ・ 低速で動作させた場合には , ワンタイム PROM の消費電流は , マスク ROM 搭載品種より多くなります。ただし , スリー プモードまたはストップモード時の消費電流は同等となります。 ・ 詳細については ,「■電気的特性」を参照してください。 3. パワーオンリセット後の発振安定時間 ・ MB89PV470 では , パワーオンリセット後に電源安定待ち時間をとりません。 ・ MB89P475 では , パワーオンリセット後に電源安定待ち時間をとります。 ・ MB89475 では , パワーオン発振安定時間は選択可能です。 ・ 詳細については ,「■マスクオプション」を参照してください。 4 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ■ 端子配列図 (TOP VIEW) VSS C*1 P40/X0A P41/X1A P17/TO2 P16/EC2 P15/TO1 P14/EC1 P13/INT13 P12/INT12 P11/INT11 P10/INT10 P07/AN7 P06/AN6 P05/AN5 P04/AN4 P03/AN3 P02/AN2 P01/AN1 P00/AN0 AVSS AVCC P54/INT24 P53/INT23 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 X1 X0 MODE P42 RST P20/SCK1 P21/SO1 P22/SI1 P23/PWC P24/PWM P25/SI2 VCC P26/SO2 P27/SCK2 P30/BUZ*2 P31*2 P32*2 P33*2 P34*2 P35*2 P36*2 P50/INT20 P51/INT21 P52/INT22 (DIP-48P-M01) *1 : 2 ピンは,MB89P475 の場合,外部に 0.1mF 程度のセラミックコンデンサを接続してください。MB89PV470 および MB89475 の場合,この端子は内部未接続端子となります。 *2 : 高電流駆動型 (続く) DS07-12552-2 5 MB89470 シリーズ 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 P34*2 P35*2 P36*2 P50/INT20 P51/INT21 P52/INT22 P53/INT23 P54/INT24 AVCC AVSS P00/AN0 P01/AN1 (TOP VIEW) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 P02/AN2 P03/AN3 P04/AN4 P05/AN5 P06/AN6 P07/AN7 P10/INT10 P11/INT11 P12/INT12 P13/INT13 P14/EC1 P15/TO1 P20/SCK1 RST P42 MODE X0 X1 VSS C *1 P40/X0A P41/X1A P17/TO2 P16/EC2 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 P33*2 P32*2 P31*2 P30/BUZ*2 P27/SCK2 P26/SO2 VCC P25/SI2 P24/PWM P23/PWC P22/SI1 P21/SO1 (FPT-48P-M26) (FPT-48P-M13) * 1 : 20 ピンは,MB89P475 の場合,外部に 0.1 µF 程度のセラミックコンデンサを接続してください。MB89PV470 および MB89475 の場合,この端子は内部未接続端子となります。 * 2 : 高電流駆動型 (続く) 6 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ (続き) *1 69 70 71 72 73 74 75 76 60 59 58 57 56 55 54 53 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 P02/AN2 P03/AN3 P04/AN4 P05/AN5 P06/AN6 P07/AN7 P10/INT10 P11/INT11 P12/INT12 P13/INT13 P14/EC1 P15/TO1 P20/SCK1 RST P42 MODE X0 X1 VSS C*2 P40/X0A P41/X1A P17/TO2 P16/EC2 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 77 78 79 80 49 50 51 52 P33*3 P32*3 P31*3 P30/BUZ*3 P27/SCK2 P26/SO2 VCC P25/SI2 P24/PWM P23/PWC P22/SI1 P21/SO1 68 67 66 65 64 63 62 61 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 P34*3 P35*3 P36*3 P50/INT20 P51/INT21 P52/INT22 P53/INT23 P54/INT24 AVCC AVSS P00/AN0 P01/AN1 (TOP VIEW) (MQP-48C-P01) * 1 : パッケージ上部端子配列 (MB89PV470 専用 ) 端子番号 端子名 端子番号 端子名 端子番号 端子名 端子番号 端子名 49 Vpp 57 N.C. 65 O4 73 OE 50 A12 58 A2 66 O5 74 N.C. 51 A7 59 A1 67 O6 75 A11 52 A6 60 A0 68 O7 76 A9 53 A5 61 O1 69 O8 77 A8 54 A4 62 O2 70 CE 78 A13 55 A3 63 O3 71 A10 79 A14 56 N.C. 64 Vss 72 N.C. 80 Vcc N.C. : 内部接続ため,使用不可。 * 2 : 20 ピンは,は内部未接続端子となります。 * 3 : 高電流駆動型 DS07-12552-2 7 MB89470 シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 LQFP/QFP/ SH-DIP*1 MQFP*2 17 47 端子名 入出力 回路 形式 機 能 A 水晶発振回路またはその他の発振回路用の接続端子。 外部クロックは X0 に接続可能です。この場合 , X1 はオープンにしてお きます。 B メモリアクセスモード設定用の入力端子。 VSS に直接接続します。 X0 18 48 X1 16 46 MODE 14 44 RST C リセット入出力端子。この端子は , プルアップ抵抗付きの Nch オープン ドレインタイプとヒステリシス入力となります。内部のリセット要求に より , 端子より “L” を出力します。“L” レベルの入力によって , 内部回路 が初期化されます。 38 ∼ 31 20 ∼ 13 P00/AN0 ∼ P07/AN7 D 汎用入出力ポート。 この端子は , A/D コンバータ用アナログ入力と兼用です。 30 ∼ 27 12 ∼ 9 P10/INT10 ∼ P13/INT13 E 汎用入出力ポート。 INT10 ∼ 13 用ヒステリシス入力。 この端子は , 外部割込み 1 入力と兼用です。 26 8 P14/EC1 E 汎用入出力ポート。 EC1 用ヒステリシス入力。 この端子は , 8/16 ビットタイマ 1 入力と兼用です。 25 7 P15/TO1 F 汎用入出力ポート。 この端子は , 8/16 ビットタイマ 1 入力と兼用です。 24 6 P16/EC2 E 汎用入出力ポート。 EC2 用ヒステリシス入力。 この端子は , 8/16 ビットタイマ 2 入力と兼用です。 23 5 P17/TO2 F 汎用入出力ポート。 この端子は , 8/16 ビットタイマ 2 入力と兼用です。 13 43 P20/SCK1 E 汎用入出力ポート。 SCK1 用ヒステリシス入力。 この端子は , UART/SIO 1 のクロック入出力と兼用です。 12 42 P21/SO1 F 汎用入出力ポート。 この端子は , UART/SIO 1 のシリアルデータ出力と兼用です。 11 41 P22/SI1 E 汎用入出力ポート。 SI1 用ヒステリシス入力。 この端子は , UART/SIO 1 のシリアルデータ入力と兼用です。 10 40 P23/PWC E 汎用入出力ポート。 PWC 用ヒステリシス入力。 この端子は , PWC 入力と兼用です。 9 39 P24/PWM F 汎用入出力ポート。 この端子は , PWM 出力と兼用です。 8 38 P25/SI2 E 汎用入出力ポート。 SI2 用ヒステリシス入力。 この端子は , UART/SIO 2 のシリアルデータ入力と兼用です。 (続く) 8 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ (続き) 端子番号 LQFP/QFP/ SH-DIP*1 MQFP*2 端子名 入出力 回路 形式 機 能 6 36 P26/SO2 F 汎用入出力ポート。 この端子は , UART/SIO 2 のシリアルデータ出力と兼用です。 5 35 P27/SCK2 E 汎用入出力ポート。 SCK2 用ヒステリシス入力。 この端子は , UART/SIO 2 のクロック入出力と兼用です。 4 34 P30/BUZ G Nch オープンドレイン出力。 この端子は , ブザー出力と兼用です。 3 ∼ 1, 48 ∼ 46 33 ∼ 28 P31 ∼ P36 G Nch オープンドレイン出力。 H 汎用入力ポート(1 系統クロック)。 A 水晶発振回路またはその他の発振回路用の接続端子。(2 系統クロッ ク)。外部クロックは X0 に接続可能です。この場合 , X1 はオープンに しておきます。 H 汎用入力ポート(1 系統クロック)。 A 水晶発振回路またはその他の発振回路用の接続端子。 外部クロックは X0 に接続可能です。この場合 , X1 はオープンにしてお きます。 21 3 P40/X0A 22 4 P41/X1A 15 45 P42 H 汎用入力ポート。 45 ∼ 41 27 ∼ 23 P50/INT20 ∼ P54/INT24 E 汎用入出力ポート。 INT20 ∼ INT24 用ヒステリシス入力。 この端子は , 外部割込み 2 入力と兼用です。 20 2 C ⎯ コンデンサ接続端子* 3 7 37 VCC ⎯ 電源端子 (+5V)。 19 1 VSS ⎯ 電源端子 (GND)。 40 22 AVCC ⎯ A/D コンバータ電源端子。 39 21 AVSS ⎯ A/D コンバータの電源端子。 VSS と同じ電圧レベルで使用します。 * 1 : DIP-48P-M01 * 2 : FPT-48P-M26 / FPT-48P-M13 / MQP-48C-P01 * 3 : MB89475 および MB89PV470 の場合,この端子は内部未接続端子となります。MB89P475 の場合,外部に 0.1µF 程 度のセラミックコンデンサを接続してください。 DS07-12552-2 9 MB89470 シリーズ ・外部 EPROM ソケット用端子機能説明 (MB89PV470 のみ ) 端子番号 MQFP * 端子 名 入出力 回路形式 49 Vpp O “H” レベル出力端子。 50 51 52 53 54 55 58 59 60 A12 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 O アドレス出力端子。 61 62 63 O1 O2 O3 I データ入力端子。 64 VSS O 電源端子 (GND) 。 65 66 67 68 69 O4 O5 O6 O7 O8 I データ入力端子。 70 CE O ROM のチップイネーブル端子。スタンバイモードで “H” を出力します。 71 A10 O アドレス出力端子。 73 OE O ROM のアウトプットイネーブル端子。常に “L” を出力します。 75 76 77 78 79 A11 A9 A8 A13 A14 O アドレス出力端子。 80 VCC O EPROM の電源端子。 56 57 72 74 N.C. ⎯ 内部接続端子。常にオープンにしておきます。 機 能 * : MQP-48C-P01 10 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 回路 備考 ・メインおよびサブクロック回路 ・発振帰還抵抗 高速側=約 500 kΩ 低速側=約 5 MΩ X1 (X1A) Nch Pch Pch X0 (X0A) A Nch ストップモード制御シグナル ・ヒステリシス入力 ・プルダウン抵抗 : 約 50 kΩ. (MB89P475 はプルダウン抵抗なし) B ・プルアップ抵抗(Pch)は , 約 50 kΩ ・ヒステリシス入力 R Pch C Nch プルアップ抵抗 レジスタ R ・ CMOS 入出力 ・ プルアップ抵抗は約 50 kΩ で選択可 能 Pch D Nch ADIN プルアップ抵抗 レジスタ R ・ CMOS 入出力 ・ プルアップ抵抗は約 50 kΩ で選択可 能 Pch E Nch ポート リソース (続く) DS07-12552-2 11 MB89470 シリーズ (続き) 分類 回路 R 備考 プルアップ抵抗 レジスタ ・ CMOS 入出力 ・ プルアップ抵抗は約 50 kΩ で選択可 能 プルアップ抵抗 レジスタ ・ Nch オープンドレイン出力 ・ プルアップ抵抗は約 50 kΩ で選択可 能 Pch F Nch R G Pch Nch ・ CMOS 入力 H 12 ポート DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ■ デバイスの取り扱いについて 1. ラッチアップの防止 最大定格電圧を超えることのないよう注意してください ( ラッチアップの防止 ) 。CMOS ICs では , 中・高耐圧以外の入 力端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合 , または VCC ∼ VSS 間に " 電気的特性 " で示 される最大定格電圧を超える電圧が印加された場合 , ラッチアップ現象が発生することがあります。 ラッチアップが起きると電源電流が激増し , 素子が熱破壊する恐れがあります。使用に際して , 最大定格を超えることの ないよう十分注意してください。 アナログ系の電源投入時 , および切断時においてもアナログ電源 (AVCC) とアナログ入力は , デジタル電源 (VCC) を超え ないように注意してください。 2. 未使用入力端子の処理 使用していない入力端子を開放のままにしておくと, 誤動作の原因になることがあります。プルアップ, またはプルダウ ンなどの処置をしてください。 3. A/D コンバータ搭載品種の電源端子処理 A/D コンバータを使用しない場合においても , AVCC = VCC, AVSS = VSS となるよう接続してください。 4. N.C. 端子の処理 N.C. ( 内部接続 ) 端子は , 必ず開放にして使用してください。 5. 電源電圧の変動 供給電圧は , できるだけ安定化するよう心がけてください。 IC VCC 電源電圧の動作保証範囲内においても , 電源電圧の急激な変化があると誤動作を生じることがあります。従って, に供給する電圧を安定化させることは重要です。安定化の基準として , 商用周波数 (50 Hz ∼ 60 Hz) での VCC リプル変動 (P-P 値 ) は , 標準 VCC 値の 10%以下に , また電源の切換え時などの瞬時変化においては , 過渡変動率が 0.1 V/ms 以下にな るよう電圧変動を抑えることを推奨します。 6. 外部クロック使用時の注意 外部クロック使用時においても , パワーオンリセット , ストップモードからの解除には , 発振安定待ち時間を取ります。 7. 外部リセット端子 (RST) へのノイズの注意について 外部リセット端子 (RST)に規格値未満のリセットパルスが入力された場合,誤動作を起こすことがあります。外部リ セット端子 (RST)に規格値未満のリセットパルスが入力されないようにしてください。 DS07-12552-2 13 MB89470 シリーズ ■ ワンタイム PROM, EPROM マイコンの書込み仕様 MB89P475 には , PROM モードがあり , 専用アダプタを使用することにより汎用の ROM ライタで書込みが可能です。た だし , エレクトロニックシグネチャモードは使用できませんのでご注意ください。 1. PROM モード時のメモリマップ 通常動作モード時 (ROM ライタ上の対応アドレス ) 0000H I/O 0080H RAM 0280H 禁止 C000H 0000H プログラム領域 (PROM) FFFFH プログラム領域 (PROM) 3FFFH 2. EPROM への書込み方法 (1) EPROM ライタのタイプコードを設定します。 (2) プログラムデータを EPROM ライタの 0000H ∼ 3FFFH にロードする。 (3) EPROM ライタで C000H ∼ FFFFH の書込みを行なう。 3. 書込み歩留まりについて OTPROM マイコン未書込み品は , その性質上全ビット書込み試験を実施することはできません。したがって , 必ずしも 書込み歩留まり 100%は保証できない場合があります。 14 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ■ ピギー / エバチップ搭載 EPROM の書込みについて 1. 使用 EPROM MBM27C256A-20TVM 2. メモリ空間 各モードのメモリ空間を下図で示します。 アドレス 通常動作モード EPROM ライタ上の 対応するアドレス 0000H I/O 0080H RAM 0880H 8000H 禁止 0000H PROM 32 KB FFFFH EPROM 32 KB 7FFFH 3. EPROM への書込み方法 1) EPROM ライタを MBM27C256 の設定にする。 2) プログラムデータを EPROM ライタの 0000H ∼ 7FFFH にロードする。 3) EPROM ライタで 0000H ∼ 7FFFH の書込みを行う。 DS07-12552-2 15 MB89470 シリーズ ■ ブロックダイヤグラム X0 X1 発振回路 CMOS 入出力ポート 0 8 クロック制御 P40/X0A*33 P41/X1A* P42 8 10 ビット A/D コンバータ サブクロック 発振回路 時計プリスケーラ 外部割込み 1 (エッジ) CMOS 入力ポート 4 リセット回路 (ウォッチドッグタイマ) RST 21 ビットタイム ベースタイマ P50/INT20 P54/INT24 5 5 外部割込み 2 (レベル) 内 部 デ | タ バ ス P00/AN0 P07/AN7 AVCC AVSS 4 4 P10/INT10 8/16 ビットタイマ 1, 2 P14/EC1 P15/TO1 8/16 ビットタイマ 3, 4 P16/EC2 P17/TO2 CMOS 入出力ポート 1 UART/SIO 1 P20/SCK1 P21/SO1 P22/SI1 8 ビット PWC P23/PWC 1 K バイト RAM/512 バイト RAM 8 ビット PWM P24/PWM F2MC-8L CPU UART/SIO 2 P25/SI2 P26/SO2 P27/SCK2 CMOS 入出力ポート 5 P13/INT13 CMOS 入出力ポート 2 16 K バイト ROM その他の端子 ブザー P30/BUZ*1 6 MODE, VCC, VSS, C*2 N-ch オープンドレイン 出力ポート 3 P31*1 P36*1 * 1 : 高電流端子 * 2 : MB89475 および MB89PV470 は,内部未接続端子となります。 * 3 : 1 系統クロック品では P40,P41 端子,2 系統クロック品では X0A, X1A となります。 16 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ■ CPU CORE 1. メモリ空間 MB89470 シリーズのメモリ空間は 64 K バイトであり , この空間の中に I/O, データ領域 , プログラム領域のすべてを格 納します。I/O はアドレスの最下位近くにあり , データ領域はそのすぐ上に配置します。データ領域は用途別にレジスタ領 域, スタック領域, ダイレクト領域などに分割することができます。プログラム領域は反対側のアドレス空間最上位付近に あり , その中でも最も上位に割込み・リセットベクトルやベクトルコール命令のテーブルなどを配置します。 MB89470 シ リーズのメモリ空間の構造を以下に示します。 ・メモリマップ MB89475 MB89P475 0000H 0000H I/O I/O 0080H 0080H RAM I/O 0080H RAM 0100H 0100H MB89PV470 0000H RAM 0100H 汎用 レジスタ 汎用 レジスタ 0200H 0200H 0280H 0280H 汎用 レジスタ 0200H 0480H 空き 空き 空き 8000H C000H FFC0H FFFFH ROM C000H FFC0H FFFFH ROM 外部 ROM (32 K) FFC0H FFFFH ベクトルテーブル ( リセット , 割込み , ベクトルコール命令 ) DS07-12552-2 17 MB89470 シリーズ 2. レジスタ F2MC-8L シリーズには CPU 内にある用途専用のレジスタとメモリ上にある汎用レジスタの 2 種類のレジスタがありま す。専用レジスタは以下のものが該当します。 プログラムカウンタ (PC) アキュムレータ (A) :16 ビット長 , 命令格納位置を示します。 :16 ビット長 , 演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下位側 の 1 バイトを使用します。 テンポラリアキュムレータ (T) :16 ビット長 , アキュムレータとの間で演算を行ないます。 8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。 インデックスレジスタ (IX) エクストラポインタ (EP) スタックポインタ (SP) プログラムステータス (PS) :16 ビット長 , インデックス修正を行うレジスタです。 :16 ビット長 , メモリアドレスを示すポインタです。 :16 ビット長 , スタック領域を示します。 :16 ビット長 , レジスタポインタやコンディションコードを格納するレジスタです。 初期値 16 ビット FFFDH :プログラムカウンタ PC A :アキュムレータ 不定 T :テンポラリアキュムレータ 不定 IX :インデックスレジスタ 不定 EP :エクストラポインタ 不定 SP :スタックポインタ 不定 PS :プログラムステータス I フラグ= 0, IL1, 0 = 11 他のビットは不定 さらに , PS は上位 8 ビットがレジスタバンクポインタ (RP) , 下位 8 ビットがコンディションコードレジスタ (CCR) と 分けることができます ( 下図参照 ) 。 プログラムステータスの構造 15 PS 14 13 12 11 RP 18 10 9 8 空き 空き 空き RP 7 6 H I 5 4 IL1, 0 3 2 1 0 N Z V C CCR DS07-12552-2 MB89470 シリーズ RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示すもので , RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規則 になっています。 汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則 オペコード下位 RP 上位 "0" "0" "0" "0" "0" "0" "0" "1" R4 発生アドレス A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 R3 A6 R2 A5 R1 A4 R0 A3 b2 b1 A2 A1 b0 A0 CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと , 割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。 H フラグ :演算の結果 , bit3 から bit4 への繰上げや借越しが発生した場合 , 1 にセットされ , それ以外の場合は 0 にク リアされます。このフラグは十進補正命令用です。 I フラグ :このフラグが 1 のとき割込みを許可し , 0 のとき割込みを禁止します。リセット時に 0 になります。 IL1, 0 :現在許可している割込みのレベルを示します。このビットが示す値より強い割込み要求があった場合の み , 割込み処理を行ないます。 IL1 IL0 0 0 0 1 1 0 2 1 1 3 割込みレベル 1 強弱 高い 弱い=割込みなし N フラグ :演算の結果 , 最上位ビットが 1 のとき 1 にセットされ , 0 のとき 0 にクリアされます。 Z フラグ :演算の結果 , 0 であれば 1 にセットされ , それ以外のとき 0 にクリアされます。 V フラグ :演算の結果 , 2 の補数のオーバフローが発生したとき 1 にセットされ , 発生しなかったときリセットされ ます。 C フラグ :演算の結果 , bit7 から繰上げや借越しが発生した場合 , 1 にセットされ , それ以外の場合は 0 にクリアされ ます。また , シフト命令ではシフトアウトした値になります。 DS07-12552-2 19 MB89470 シリーズ また , 汎用レジスタとして , 以下のものがあります。 汎用レジスタ:8 ビット長 , データを格納するレジスタ 汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで , メモリ上のレジスタバンク内にあります。1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ り , MB89470 シリーズでは全部で 32 バンクまで使用することができます。現在使用しているバンクはレジスタバンクポ インタ (RP) で示します。 レジスタバンク構成 ここのアドレス = 0100H + 8 × (RP) R0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 32 バンク メモリ領域 20 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ■ I/O マップ 書込み / 読出し 初期値 ポート 0 データレジスタ R/W XXXXXXXXB DDR0 ポート 0 データ方向レジスタ W* 00000000B 02H PDR1 ポート 1 データレジスタ R/W XXXXXXXXB 03H DDR1 ポート 1 データ方向レジスタ W* 00000000B 04H PDR2 ポート 2 データレジスタ R/W 00000000B アドレス レジスタ略称 00H PDR0 01H レジスタ名称 ( 予約 ) 05H 06H DDR2 ポート 2 データ方向レジスタ R/W 00000000B 07H SYCC システムクロック制御レジスタ R/W -XXMM-00B 08H STBC スタンバイ制御レジスタ R/W 0001XXXXB 09H WDTC ウォッチドッグタイマ制御レジスタ W* 0---XXXXB 0AH TBTC タイムベースタイマ制御レジスタ R/W 00---000B 0BH WPCR 時計プリスケーラ制御レジスタ R/W 00--0000B 0CH PDR3 ポート 3 データレジスタ R/W -1111111B 0DH PDR4 ポート 4 データレジスタ R -----XXXB 0EH RSFR リセットフラグレジスタ R XXXX----B 0FH BUZR ブザーレジスタ R/W -----000B 10H PDR5 ポート 5 データレジスタ R/W ---XXXXXB 11H DDR5 ポート 5 データ方向レジスタ R/W ---00000B 12H ∼ 13H ( 予約 ) 14H T4CR タイマ 4 制御レジスタ R/W 000000X0B 15H T3CR タイマ 3 制御レジスタ R/W 000000X0B 16H T4DR タイマ 4 データレジスタ R/W XXXXXXXXB 17H T3DR タイマ 3 データレジスタ R/W XXXXXXXXB 18H T2CR タイマ 2 制御レジスタ R/W 000000X0B 19H T1CR タイマ 1 制御レジスタ R/W 000000X0B 1AH T2DR タイマ 2 データレジスタ R/W XXXXXXXXB 1BH T1DR タイマ 1 データレジスタ R/W XXXXXXXXB 1CH ∼ 1FH ( 予約 ) 20H ADC1 A/D 制御レジスタ 1 R/W -00000X0B 21H ADC2 A/D 制御レジスタ 2 R/W -0000001B 22H ADDH A/D データレジスタ(上位バイト) R ------XXB 23H ADDL A/D データレジスタ(下位バイト) R XXXXXXXXB 24H ADER A/D 入力許可レジスタ R/W 11111111B ( 予約 ) 25H 26H SMC11 UART/SIO シリアルモード制御レジスタ 11 R/W 00000000B 27H SMC12 UART/SIO シリアルモード制御レジスタ 12 R/W 00000000B 28H SSD1 R 00001---B 29H SIDR1/SODR1 R/W * XXXXXXXXB 2AH SRC1 R/W XXXXXXXXB UART/SIO シリアルステータスアンドデータ レジスタ 1 UART/SIO シリアルデータレジスタ 1 UART/SIO シリアルレート制御レジスタ 1 (続く) DS07-12552-2 21 MB89470 シリーズ (続き) 書込み / 読出し 初期値 UART シリアルモード制御レジスタ 21 R/W 00000000B UART シリアルモード制御レジスタ 22 R/W 00000000B R 00001---B R/W * XXXXXXXXB UART シリアルレート制御レジスタ 2 R/W XXXXXXXXB EIC1 外部割込み 1 制御レジスタ 1 R/W 00000000B 31H EIC2 外部割込み 1 制御レジスタ 2 R/W 00000000B 32H EIE2 外部割込み 2 許可レジスタ R/W ---00000B 33H EIF2 外部割込み 2 フラッグレジスタ R/W -------0B 34H PCR1 PWC 制御レジスタ 1 R/W 0-0--000B 35H PCR2 PWC 制御レジスタ 2 R/W 00000000B 36H PLBR PWC リロードバッファレジスタ R/W XXXXXXXXB アドレス レジスタ名称 2BH SMC21 2CH SMC22 2DH SSD2 2EH SIDR2/SODR2 2FH SRC2 30H レジスタ概要 UART シリアルステータスアンドデータレジ スタ 2 UART シリアルデータレジスタ 2 ( 予約 ) 37H 38H CNTR PWM タイマ制御レジスタ R/W 0-00000000B 39H COMR PWM タイマ比較レジスタ W* XXXXXXXXB 3AH ∼ 6FH ( 予約 ) 70H PURC0 ポート 0 プルアップ抵抗レジスタ R/W 11111111B 71H PURC1 ポート 1 プルアップ抵抗レジスタ R/W 11111111B 72H PURC2 ポート 2 プルアップ抵抗レジスタ R/W 11111111B 73H PURC3 ポート 3 プルアップ抵抗レジスタ R/W -1111111B R/W ---1111B ( 予約 ) 74H 75H PURC5 ポート 5 プルアップ抵抗レジスタ 76H ∼ 7AH ( 予約 ) 7BH ILR1 割込みレベル設定レジスタ 1 W* 11111111B 7CH ILR2 割込みレベル設定レジスタ 2 W* 11111111B 7DH ILR3 割込みレベル設定レジスタ 3 W* 11111111B 7EH ILR4 割込みレベル設定レジスタ 4 W* 11111111B 7FH ( 予約 ) * : ビット操作命令は使用不可。 ・書込み / 読込みについての説明 R/W :リード・ライト可 R :リードオンリ W :ライトオンリ ・初期値についての説明 0 :このビットの初期値は “0” です。 1 :このビットの初期値は “1” です。 X :このビットの初期値は不定です。 − :このビットは未使用です。 M :このビットの初期値はマスクオプションです。 22 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 (AVSS = VSS = 0.0 V) 項目 記号 規格値 最小 最大 単位 備考 AVcc は Vcc を超えてはいけません。 電源電圧 VCC AVCC VSS − 0.3 VSS + 6.0 V 入力電圧 VI VSS − 0.3 VCC + 0.3 V 出力電圧 VO VSS − 0.3 VCC + 0.3 V “L” レベル最大出力電流 IOL ⎯ 15 mA IOLAV1 ⎯ 4 mA 平均値 ( 動作電流×動作率 ) P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P50 ∼ P54, RST IOLAV2 ⎯ 12 mA 平均値 ( 動作電流×動作率 ) P30 ∼ P36 ΣIOL ⎯ 100 mA ΣIOLAV ⎯ 40 mA “H” レベル最大出力電流 IOH ⎯ −15 mA “H” レベル平均出力電流 IOHAV ⎯ −2 mA “H” レベル最大総出力電流 ΣIOH ⎯ −50 mA “H” レベル平均総出力電流 ΣIOHAV ⎯ −20 mA 消費電力 PD ⎯ 300 mW 動作温度 TA −40 +85 °C 保存温度 Tstg −55 +150 °C “L” レベル平均出力電流 “L” レベル平均出力電流 “L” レベル平均総出力電流 平均値 ( 動作電流×動作率 ) 平均値 ( 動作電流×動作率 ) 平均値 ( 動作電流×動作率 ) <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 DS07-12552-2 23 MB89470 シリーズ 2. 推奨動作条件 (AVSS = VSS = 0.0 V) 項目 記号 規格値 動作温度 備考 最大 2.2* 5.5 V 動作保証範囲 MB89475 3.5* 5.5 V 動作保証範囲 MB89P475 2.7* 5.5 V 動作保証範囲 MB89PV470 1.5 5.5 V ストップ時の RAM 状態 −40 +85 °C VCC AVCC 電源電圧 単位 最小 TA * : 動作状態およびアナログ保証範囲により異なります。「動作電圧−メインクロック動作周波数」および「5.A/D 変換 部電気的特性」を参照してください。 ・動作電圧−メインクロック動作周波数 動作電圧 (V) 5.5 アナログ精度保証範囲: VCC = AVCC = 4.5 V ∼ 5.5 V 5.0 4.5 4.0 3.5 3.0 2.7 2.2 2.0 メインクロック 動作周波数 (MHz) 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 12.5 4.0 2.0 1.33 1.0 0.8 0.66 0.57 0.50 0.44 0.4 0.36 0.33 0.32 MB89P475 ではこの領域は保証されません。 MB89PV470 および MB89P475 ではこの領域は保証されません。 最小命令実行時間 (inst. cycle) (µs) 上図は,4/FCH インストラクションサイクルでの外部発振器の動作周波数を示します。 動作電圧範囲はインストラクションサイクルにより異なりますので,ギアを使用して動作速度を切替えた場合には最小 命令実行時間を参照してください。 <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 24 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ 3. 直流規格 (AVCC = VCC = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA = −40 °C ∼ +85 °C) 項目 記号 端子 条件 規格値 最小 標準 最大 単位 備考 VIH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P40 ∼ P42, P50 ∼ P54 ⎯ 0.7 VCC ⎯ VCC + 0.3 V VIHS RST, MODE, EC1, EC2, SCK1, SI1, SCK2, SI2, PWC, INT10 ∼ INT13, INT20 ∼ INT24 ⎯ 0.8 VCC ⎯ VCC + 0.3 V VIL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P40 ∼ P42, P50 ∼ P54 ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.3 VCC V VILS RST, MODE, EC1, EC2, SCK1, SI1, SCK2, SI2, PWC, INT10 ∼ INT13, INT20 ∼ INT24 ⎯ VSS − 0.3 ⎯ 0.2 VCC V VD P30 ∼ P36 ⎯ VSS − 0.3 ⎯ VCC + 0.3 V VOH P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P50 ∼ P54 IOH = −2.0 mA 4.0 ⎯ ⎯ V VOL1 P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P50 ∼ P54, RST IOL = 4.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V VOL2 P30 ∼ P36 IOL = 12.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V ILI P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P50 ∼ P54 0.45 V < VI < VCC −5 ⎯ +5 µA オープンドレ イン出力リー ク電流 ILOD P30 ∼ P36 0.45 V < VI < VCC −5 ⎯ +5 µA プルダウン抵 抗値 RDOWN MODE VI = VCC 25 50 100 kΩ MB89P475 は除く RPULL P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P20 ∼ P27, P30 ∼ P36, P50 ∼ P54, RST kΩ プルアップ 抵抗 あり指定時 RST は除く “H” レベル 入力電圧 “L” レベル 入力電圧 オープン ドレイン出力 印加電圧 “H” レベル 出力電圧 “L” レベル 出力電圧 入力 リーク電流 プルアップ 抵抗値 VI = 0.0 V 25 50 100 プルアップ 抵抗なし (続く) DS07-12552-2 25 MB89470 シリーズ (続き) (AVCC = VCC = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA = −40 °C ∼ +85 °C) 項目 記号 端子 単位 備考 標準 最大 ICC1 FCH = 12.5 MHz tinst = 0.32 µs メインクロック 動作モード ⎯ 7 13 mA ICC2 FCH = 12.5 MHz tinst = 5.12 µs メインクロック 動作モード ⎯ 1 3 mA ICCS1 FCH = 12.5 MHz tinst = 0.32 µs メインクロック スリープモード ⎯ 2.5 5 mA ICCS2 FCH = 12.5 MHz tinst = 5.12 µs メインクロック スリープモード ⎯ 0.7 2 mA ⎯ 37 85 µA MB89PV470 MB89475 ⎯ 350 785 µA MB89P475 ⎯ 11 30 µA ⎯ 1.4 15 µA MB89PV470 MB89475 ⎯ 5.6 21 µA MB89P475 1 10 µA 電源電流 ICCL FCL = 32.768 kHz サブクロック モード ICCLS FCL = 32.768 kHz サブクロック スリープモード ICCT FCL = 32.768 kHz ⋅ 時計モード ⋅ メインクロック ストップモード Ta = +25 °C サブクロック ストップモード ICCH IA IAH 26 規格値 最小 VCC 入力容量 条件 CIN AVcc VCC, VSS, AVCC, AVSS 以外 FCH = 12.5 MHz ⎯ 2.8 6 mA A/D 変換時 Ta = +25 °C ⎯ 1 5 µA A/D 停止時 f = 1 MHz ⎯ 5 15 pF DS07-12552-2 MB89470 シリーズ 4. 交流規格 (1) リセットタイミング (VCC = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA = −40 °C ∼ +85 °C) 項目 RST “L” パルス幅 記号 条件 tZLZH ⎯ 規格値 最小 最大 48 tHCYL ⎯ 単位 備考 ns (注意事項)• tHCLY は X0 端子に入力するためのメインクロックの発振周期 (1/FC) です。 • 外部リセット端子 (RST) に規格値未満のリセットパルスが入力された場合 , 誤作動を起こすことがありま す。外部リセット端子 (RST) に規格値未満のリセットパルスが入力されないようにしてください。 tZLZH RST 0.2 VCC 0.2 VCC (2) パワーオンリセット (AVSS = VSS = 0.0 V, TA = −40 °C ∼ +85 °C) 項目 電源立上り時間 電源断時間 記号 条件 tR ⎯ tOFF 規格値 単位 最小 最大 ⎯ 50 ms 1 ⎯ ms 備考 繰返し動作のため (注意事項)選択された発振安定時間以内で電源を立ち上げるようにしてください。 電源電圧の急激な変化はパワーオンリセットを引起す可能性があります。また , 動作中に電源電圧を変化さ せる場合は , 電源電圧をなめらかに立ち上げることを推奨いたします。 tR tOFF 3.5 V VCC DS07-12552-2 0.2 V 0.2 V 0.2 V 27 MB89470 シリーズ (3) クロックタイミング (AVSS = VSS = 0.0 V, TA = −40 °C ∼ +85 °C) 項目 クロック周波数 クロックサイクルタイム 入力クロックパルス幅 記号 端子 FCH 規格値 単位 最小 標準 最大 X0, X1 1 ⎯ 12.5 MHz FCL X0A, X1A ⎯ 32.768 ⎯ kHz tHCYL X0, X1 80 ⎯ 1000 ns tLCYL X0A, X1A ⎯ 30.5 ⎯ µs PWH PWL X0 20 ⎯ ⎯ ns PWHL PWLL X0A ⎯ 15.2 ⎯ µs tCR tCF X0, X0A ⎯ ⎯ 10 ns 入力クロック立上り / 立下り時間 備考 外部クロック ・X0,X1 タイミングおよび印加条件 tHCYL PWH tCR X0 PWL tCF 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC ・メインクロック条件 水晶振動子使用時 または セラミック振動子使用時 X0 外部クロック使用時 X0 X1 X1 FCH FCH C1 28 開放 C2 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ・サブクロックタイミングおよび印加条件 tLCYL 0.8 VCC X0A 0.2 VCC PWHL PWLL tCR tCF ・サブクロック条件 水晶振動子使用時 または セラミック振動子使用時 X 0A X0A X1A FCL 外部クロック使用時 X1A X0A Rd FCL C0 2 系統クロック製品にて サブクロックを使用しない時 X1A 開放 開放 C1 (4) インストラクションサイクル 項目 インストラクションサイクル ( 最小命令実行時間 ) DS07-12552-2 記号 規格値 単位 4/FCH, 8/FCH, 16/FCH, 64/FCH µs FCH = 12.5 MHz 動作時 (4/FCH) tinst = 0.32 µs 2/FCL µs FCL = 32.768 kHz 動作時 tinst = 61.036 µs tinst 備考 29 MB89470 シリーズ (5) シリアル I/O タイミング (VCC = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA = −40 °C ∼ +85 °C) 項目 記号 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC 端子 条件 SCK1, SCK2 SCK ↓ → SO 時間 tSLOV SCK1, SO1, SCK2, SO2, 有効 SI → SCK ↑ tIVSH SI1, SCK1, SI2, SCK2 SCK ↑ → 有効 SI ホールド時間 tSHIX SCK1, SI1, SCK2, SI2 シリアルクロック “H” パルス幅 tSHSL シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH SCK ↓ → SO 時間 tSLOV SCK1, SO1, SCK2, SO2 有効 SI → SCK ↑ tIVSH SI1, SCK1, SI2, SCK2 SCK ↑ → 有効 SI ホールド時間 tSHIX SCK1, SI1, SCK2, SI2 内部シフト クロック モード SCK1, SCK2 外部シフト クロック モード 規格値 単位 最小 最大 2 tinst* ⎯ µs −200 +200 ns 1/2 tinst* ⎯ ns 1/2 tinst* ⎯ ns 1 tinst* ⎯ µs 1 tinst* ⎯ µs 0 200 ns 1/2 tinst* ⎯ ns 1/2 tinst* ⎯ ns * : tinst については , 「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 ・内部クロック動作 tSCYC 2.4 V SCK1, SCK2 0.8 V 0.8 V tSLOV 2.4 V SO1, SO2 0.8 V tIVSH SI1, SI2 tSHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC ・外部クロックモード tSLSH tSHSL 0.8 VCC SCK1, SCK2 0.2 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC tSLOV SO1, SO2 2.4 V 0.8 V tIVSH SI1, SI2 30 tSHIX 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC DS07-12552-2 MB89470 シリーズ (6) 周辺入力タイミング (AVCC = VCC = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA = −40 °C ∼ +85 °C) 項目 記号 周辺入力 “H” レベルパルス幅 1 tILIH1 周辺入力 “L” レベルパルス幅 1 tIHIL1 規格値 端子 INT10 ∼ INT13, INT20 ∼ INT24, EC1, EC2, PWC 単位 最小 最大 2 tinst* ⎯ µs 2 tinst* ⎯ µs 備考 * : tinst については , 「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。 t IHIL1 INT10 ~ INT13, INT20 ~ INT24, EC1, EC2, PWC DS07-12552-2 t ILIH1 0.8 VCC 0.2 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 31 MB89470 シリーズ 5. A/D 変換部電気的特性 (1) A/D コンバータ電気的特性 (AVCC = VCC = 4.5 V ∼ 5.5 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA = −40 °C ∼ +85 °C) 項目 記号 端子 分解能 総合誤差 直線性誤差 ⎯ 微分直線性誤差 ⎯ 規格値 単位 最小 標準 最大 ⎯ 10 ⎯ bit ⎯ ⎯ ±4.0 LSB ⎯ ⎯ ±2.5 LSB ⎯ ⎯ ±1.9 LSB ゼロトランジション電圧 VOT AVSS − 1.5 LSB AVSS + 0.5 LSB AVSS + 2.5 LSB V フルスケールトランジショ ン電圧 VFST AVCC − 4.5 LSB AVCC − 2.5 LSB AVCC − 0.5 LSB V A/D モード変換時間 ⎯ アナログポート入力電流 IAIN アナログ入力電圧 VAIN AN0 ∼ AN7 ⎯ ⎯ 60 tinst* µs ⎯ ⎯ 10 µA AVSS ⎯ AVCC V 備考 * : tinst については , 「交流規格」の「インストラクションサイクル」を参照ください。 32 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ (2) A/D コンバータ用語解説 ・分解能 A/D 変換器により識別可能なアナログ変化 ビット数が 10 の場合,アナログ電圧は 210 =1024 と分割されます。 ・直線性誤差 ( 単位:LSB) デバイスのゼロトランジション点 (“00 0000 0000” ←→ “00 0000 0001”) とフルスケールトランジション点 (“11 1111 1111” ←→ “11 1111 1110”) とを結んだ直線と , 実際の変換特性との偏差 ・微分直線性誤差 ( 単位:LSB) 出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 ・総合誤差 ( 単位:LSB) 理想変換値と実際の変換値との差 理想入出力特性 総合誤差 VFST 3FF 3FF 1.5 LSB 3FD デジタル出力 デジタル出力 3FE 004 003 3FE 実際の変換特性 3FD {1 LSB × N + VOT} 004 VNT 003 VOT 002 実際の 変換特性 002 1 LSB 001 理想特性 001 0.5 LSB AVSS AVCC AVSS アナログ入力 1 LSB = VFST − VOT 1022 AVCC アナログ入力 Total error = (V) VNT − {1 LSB × N + 0.5 LSB} 1 LSB フルケールトランジション誤差 ゼロトランジション誤差 理想特性 004 3FF 003 デジタル出力 デジタル出力 実際の変換特性 002 実際の変換特性 実際の変換特性 3FE VFST ( 実測値 ) 3FD 001 実際の変換特性 3FC VOT ( 実測値 ) AVSS AVCC アナログ入力 AVSS アナログ入力 AVCC (続く) DS07-12552-2 33 MB89470 シリーズ (続き) 微分直線性誤差 直線性誤差 デジタル出力 3FE 理想特性 実際の変換特性 N+1 {1 LSB × N + VOT} 3FD VFST ( 実測値 ) VNT 004 003 デジタル出力 3FF 実際の変換特性 N N−1 実際の変換特性 V (N + 1) T VNT 002 実際の変換特性 理想特性 N−2 001 VOT ( 実測値 ) AVSS 直線性誤差 = 34 アナログ入力 AVCC VNT − {1 LSB × N + VOT} 1 LSB AVSS AVCC アナログ入力 微分直線性誤差 = V (N + 1) T − VNT 1 LSB −1 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ (3) A/D コンバータ使用上の注意 ・アナログ入力端子の入力インピーダンス MB89470 シリーズの A/D コンバータは , 下図のようにサンプル & ホールド回路を内蔵しており , A/D 変換起動後 16 イ ンストラクションサイクルの間にアナログ入力端子の電圧をサンプル & ホールド用のコンデンサに取り込みます。 そのためアナログ入力の外部回路の出力インピーダンスが高い場合 , アナログ入力サンプリング期間内にアナログ入力 電圧が安定しないことがありますので,外部回路の出力インピーダンスは低くすることを (10 kΩ以下) を推奨いたします。 出力インピーダンスを低くできない場合には,アナログ入力端子に約 0.1 µF の外部コンデンサを接続することを推奨 します。 ・アナログ入力等価回路モデル サンプル & ホールド回路 アナログ入力端子 コンパレータ アナログ入力インピーダンス が 10 kΩ より高い場合 , 約 0.1 µF のコンデンサを 追加することを推奨します。 R C A/D 変換起動から 16 インストラク ションサイクル後に閉じます。 アナログチャンネルセレクタ MB89475 MB89PV470 MB89P475 R: アナログ入力等価抵抗 2.2 kΩ 2.6 kΩ C: アナログ入力等価キャパシタンス 45 pF 28 pF サンプル & ホールド回路 DS07-12552-2 35 MB89470 シリーズ ■ 特性例 ・“L” レベル出力電圧 VOL1 − IOL (MB89475) VOL2 − IO2 (MB89475) 0.8 VOL1 (V) 0.4 Ta = + 25 °C VCC = 3.5 V VCC = 4.0 V VCC = 4.5 V VCC = 5.0 V VCC = 5.5 V VCC = 6.0 V 0.3 VOL2 (V) VCC = 3.5 V VCC = 4.0 V VCC = 4.5 V VCC = 5.0 V VCC = 5.5 V VCC = 6.0 V 0.6 VCC = 3.0 V 0.4 VCC = 3.0 V Ta = + 25 °C 0.2 0.1 0.2 0.0 0 2 4 6 8 0.0 0 10 2 4 IOL1 (mA) 6 8 10 12 14 16 IOL2 (mA) ・“H” レベル出力電圧 (VCC − VOH) − IOH (MB89475) VCC = 3.5 V 1.4 Ta = + 25 °C VCC − VOH (V) 1.2 VCC = 3.0 V 1.0 VCC = 4.0 V VCC = 4.5 V VCC = 5.0 V VCC = 5.5 V VCC = 6.0 V 0.8 0.6 0.4 0.2 0.0 0 −2 −4 −6 −8 −10 IOH (mA) ・“H” レベル入力電圧 / “L” レベル入力電圧 CMOS ヒステリシス入力 (MB89475) 4.0 4.0 3.5 Ta = + 25 ˚C 3.5 Ta = + 25 ˚C 3.0 3.0 2.5 2.5 VIN (V) VIN (V) CMOS 入力 (MB89475) 2.0 2.0 1.5 1.5 1.0 1.0 0.5 0.5 0.0 1 2 3 4 VCC (V) 5 6 7 VIHS VILS 0.0 1 2 3 4 5 6 7 VCC (V) VIHS: ヒステリシス特性の入力電圧が "H" レベルに 設定された場合の閾値。 VILS: ヒステリシス特性の入力電圧が "L" レベルに 設定された場合の閾値。 36 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ・電源電流(外部クロック) ICC1 − VCC (MB89475) ICC2 − VCC (MB89475) 1.4 10.0 Ta = + 25 ˚C FCH = 10.0 MHz 1.0 FCH = 10.0 MHz 0.8 FCH = 8.0 MHz FCH = 8.0 MHz 4.0 2.0 2 3 4 5 0.6 FCH = 4.0 MHz 0.4 FCH = 4.0 MHz FCH = 2.0 MHz FCH = 1.0 MHz 0.2 FCH = 2.0 MHz FCH = 1.0 MHz 0.0 1 0.0 1 FCH = 12.5 MHz 1.2 ICC1 (mA) ICC1 (mA) 6.0 Ta = + 25 ˚C FCH = 12.5 MHz 8.0 6 7 2 3 VCC (V) ICCS1 − VCC (MB89475) Ta = + 25 ˚C ICC1 (mA) 6 Ta = + 25 ˚C FCH = 8.0 MHz 2.0 1.5 FCH = 12.5 MHz 0.8 FCH = 10.0 MHz 2.5 FCH = 10.0 MHz FCH = 8.0 MHz 0.6 0.4 FCH = 4.0 MHz 1.0 FCH = 2.0 MHz 0.5 FCH = 1.0 MHz 2 7 ICCS2 − VCC (MB89475) FCH = 12.5 MHz 3.0 0.0 1 5 1.0 ICC2 (mA) 3.5 4 VCC (V) 3 4 VCC (V) 5 6 7 FCH = 4.0 MHz 0.2 FCH = 2.0 MHz FCH = 1.0 MHz 0.0 1 2 3 4 5 6 7 VCC (V) (続く) DS07-12552-2 37 MB89470 シリーズ (続き) ICCL − VCC (MB89475) ICCLS − VCC (MB89475) 60 16 Ta = + 25 ˚C FCH = 32.768 MHz Ta = + 25 ˚C 14 50 ICCLS (mA) ICCL (mA) 12 40 30 20 FCH = 32.768 MHz 10 8 6 4 10 2 0 0 1 2 3 4 5 6 7 1 2 3 4 5 6 7 VCC (V) VCC (V) ICCT − VCC (MB89475) 2.8 Ta = + 25 ˚C 2.4 ICCT (mA) 2.0 FCH = 32.768 MHz 1.6 1.2 0.8 0.4 0.0 1 2 3 4 5 6 7 VCC (V) ・プルアップ抵抗 RPULL − VCC (MB89475) 320 RPULL (kΩ) 280 240 200 160 120 80 Ta = + 25 °C 40 0 1 2 3 4 5 6 7 VCC (V) 38 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ ■ マスクオプション 品種名 MB89475 MB89P475 MB89PV470 指定方法 マスク発注時に指 定 設定不可 設定不可 No. 1 クロックモード選択 ・ 1 系統クロックモード ・ 2 系統クロックモード 2 メインクロック 発振安定待ち時間 (OSC) 選択 ・メインクロックの発振安定待ち時間 の初期値は,右側の WTM 1 と WTIM 0 ビットの値を選択することで設定 できます。 3 パワーオン安定時間選択 ・ なし ・ 217/FCH 選択可 選択可 OSC 1:214/FCH 2:217/FCH 3:218/FCH 選択可 101:1 系統クロック モード 201:2 系統クロック モード 101:1 系統クロック モード 201:2 系統クロック モード 218/FCH の発振安定待ち 時間に固定 218/FCH の発振安定待ち 時間に固定 217/FCH のパワーオン安定 待ち時間に固定 なしに固定 ■ オーダ型格 品種名 パッケージ MB89475PFM MB89P475-101PFM MB89P475-201PFM プラスチック・QFP, 48 ピン (FPT-48P-M13) MB89475PMC MB89P475-101PMC MB89P475-102PMC MB89P475-201PMC MB89P475-202PMC プラスチック・LQFP, 48 ピン (FPT-48P-M26) MB89475P-SH MB89P475-101P-SH MB89P475-102P-SH MB89P475-201P-SH MB89P475-202P-SH プラスチック・SH-DIP, 48 ピン (DIP-48P-M01) MB89PV470-101CF MB89PV470-201CF セラミック・MQFP, 48 ピン (MQP-48C-P01) DS07-12552-2 備考 101:1 系統クロック , 内容保護なし 102:1 系統クロック , 内容保護あり 201:2 系統クロック , 内容保護なし 202:2 系統クロック , 内容保護あり 39 MB89470 シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・SH-DIP, 48ピン リードピッチ 1.778mm(70mil) ロースペース 15.24mm(600mil) 封 止 方 法 プラスチックモールド (DIP-48P-M01) プラスチック・SH-DIP, 48ピン (DIP-48P-M01) +0.20 43.69 –0.30 +.008 1.720 –.012 INDEX-1 13.80±0.25 (.543±.010) INDEX-2 0.51(.020)MIN 5.25(.207) MAX 0.25±0.05 (.010±.002) 3.00(.118) MIN +0.50 1.00 –0 +.020 .039 –0 1.778±0.18 (.070±.007) 1.778(.070) MAX C 0.45±0.10 (.018±.004) 15.24(.600) TYP 15°MAX 40.894(1.610)REF 1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED D48002S-3C-4 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) 40 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ プラスチック・LQFP, 48 ピン (FPT-48P-M26) リードピッチ 0.50mm パッケージ幅× パッケージ長さ 7 × 7mm リード形状 ガルウイング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70mm MAX 質量 0.17g コード(参考) P-LFQFP48-7×7-0.50 プラスチック・LQFP, 48 ピン (FPT-48P-M26) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含む。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 9.00±0.20(.354±.008)SQ +0.40 +.016 * 7.00 –0.10 .276 –.004 SQ 36 0.145±0.055 (.006±.002) 25 37 24 0.08(.003) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 48 13 "A" 0˚~8˚ LEAD No. 1 0.50(.020) (Mounting height) .059 –.004 INDEX 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) 12 0.20±0.05 (.008±.002) 0.08(.003) 0.25(.010) M 0.60±0.15 (.024±.006) ©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F48040S-c-2-3 C 2003 FUJITSU LIMITED F48040S-c-2-2 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) DS07-12552-2 41 MB89470 シリーズ プラスチック・QFP, 48 ピン リードピッチ 0.80mm パッケージ幅× パッケージ長さ 10 × 10mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 2.35mm MAX コード(参考) P-QFP44-10×10-0.80 (FPT-48P-M13) プラスチック・QFP, 48 ピン (FPT-48P-M13) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 13.10±0.40(.516±.016)SQ * 10.00±0.20(.394±.008)SQ 36 0.17±0.06 (.007±.002) 25 37 24 Details of "A" part +0.40 0.10(.004) 1.95 –0.20 +.016 .077 –.008 (Mounting height) 0.25(.010) INDEX 0~8° 48 13 1 0.80(.031) C "A" 12 0.32±0.05 (.013±.002) 0.20(.008) 0.80±0.20 (.031±.008) 0.88±0.15 (.035±.006) +0.10 0.20 –0.20 +.004 .008 –.008 (Stand off) M 2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F48023S-c-3-5 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ (続く) 42 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ (続き) セラミック・MQFP, 48ピン リードピッチ 0.8mm リ ー ド 形 状 ストレート マザーボードの 材 質 セラミック 搭載している ソケットの材質 プラスチック (MQP-48C-P01) セラミック・MQFP, 48ピン (MQP-48C-P01) 17.20(.677)TYP PIN No.1 INDEX 15.00±0.25 (.591±.010) 14.82±0.35 (.583±.014) 1.50(.059)TYP 8.80(.346)REF 1.00(.040)TYP 0.80±0.22 (.0315±.0087) PIN No.1 INDEX 1.02±0.13 (.040±.005) +0.13 7.14(.281) 8.71(.343) TYP TYP 10.92 −0.0 +.005 .430 −0 PAD No.1 INDEX 0.30(.012)TYP +0.45 4.50(.177)TYP 1.10 −0.25 +.018 .043 −.010 0.40±0.08 (.016±.003) 0.60(.024)TYP 8.50(.335)MAX 0.15±0.05 (.006±.002) C 1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M48001SC-4-3 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ DS07-12552-2 43 MB89470 シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 場所 ⎯ ⎯ 変更箇所 パッケージ変更 FPT-48P-M05 → FPT-48P-M26 14 ■ ワンタイム PROM, EPROM マイコンの 「1. ROM ライタ用アダプタと対応ライタ」の項目を削除。 書込み仕様 15 ■ ピギー / エバチップ搭載 EPROM の書 「2. 書込みアダプタ」の項目を削除 込みについて ■ オーダ型格 オーダ型格を変更 MB89475PFV → MB89475PMC MB89P475-101PFV → MB89P475-101PMC MB89P475-201PFV → MB89P475-201PMC オーダ型格を追加 MB89P475-102PMC MB89P475-202PMC MB89P475-102P-SH MB89P475-202P-SH 備考に内容保護あり・なしの説明を追加 ■ パッケージ • 外形寸法図 パッケージの図を変更 FPT-48P-M05 → FPT-48P-M26 39 41 変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。 44 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ MEMO DS07-12552-2 45 MB89470 シリーズ MEMO 46 DS07-12552-2 MB89470 シリーズ MEMO DS07-12552-2 47 MB89470 シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 ビジネス推進部