si-3010llsl ds jp

1.5A
面実装型・
面実装型・出力可変・
出力可変・低損失型
損失型ドロッパ IC
SI-3010LLSL
2010 年 1 月
◆概要
◆パッケージ
SI-3010LLSLは、低入力低出力電圧タイ
プ、超低入出力電圧差型シリーズレギュレータ IC
です。SOP8 パッケージを採用し、電子機器の小型
化に寄与します。
◆アプリケーション
パッケージ名:SOP8
◆主要スペック
主要スペック
2 次側安定化電源(ローカル電源)用
ノートブックパソコン、DVD レコーダーなどの
デジタル電子機器
SI-3010LLSL(可変型)
10V
入力電圧
出力電流
0~1.5A
1.0V±2%
(基準電圧)
出力電圧
◆特長
面実装 SOP8 パッケージ
出力電流 1.5A
低損失:入出力電圧差 ≤ 0.3V(IO=1A 時)
LS-TTL とコンパチブルな出力 ON/OFF 制御端子
(LS-TTL または、CMOS 標準ロジックによる直
接駆動が可能)
垂下型過電流保護回路及び過熱保護回路を内蔵
出力電圧可変
オフ時低消費電流
低 ESR コンデンサ対応
代 表 回 路 例
DC/DC
Converter
3.0~5.0V
DC/DC
Converter
1.5~1.8V
VB
VIN
VC
Vo
1.2~1.5V
SI-3010LLSL
サンケン電気株式会社
http://www.sanken-ele.co.jp
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SI-3010LLSL
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1 適用範囲
この規格は、低入力電圧対応超低損失シリーズレギュレータ IC SI-3010LLSLについて適用する。
2 概要
種
別
半導体集積回路(ハイブリッド IC)
構
造
樹脂封止型(トランスファーモールド)
途
・ 直流安定化電源装置
・ 2 次側安定化電源(ローカル電源)用
主
用
3 絶対最大定格
項目
直 流 入 力 電
直 流 バ イ ア ス 電
出 力 制 御 端 子 電
出
力
電
圧
圧
圧
流
記号
VIN
VB
VC
IO
規格
10
10
VIN
1.5
単位
V
V
V
A
許
失
PD
1.1
W
接
合
部
温
度
動 作 時 周 囲 温 度
保
存
温
度
接合部-リード(8 ピン)間熱抵抗
Tj
TOP
Tstg
θj-l
−30~125
−30~100
−30~125
36
℃
℃
℃
℃/W
接合部-周囲空気間熱抵抗
θj-a
100
℃/W
容
損
備考
ガラスエポキシ基板 40×40mm
(銅箔エリア 100%)実装時
ガラスエポキシ基板 40×40mm
(銅箔エリア 100%)実装時
4 電気的特性
4.1 推奨動作条件
規格値
単位
備考
MIN
MAX
力
電
圧
VIN
1.4
3.6 ※1
V
イ ア ス 電 圧
VB
3.3
5.5
V
※1
力
電
流
IO
0
1.5
A
作 時 周 囲 温 度
TOP
−20
85 ※1
℃
PD=(VIN-VO)×IO の関係がありますので、使用条件によっては VIN(MAX)、IO(MAX)が限定されます。
項目
入
バ
出
動
※1
記号
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4.2 電気的特性(特に指定のない限り、Ta=25℃、VC=2V、VIN=1.8V、VB=3.3V、VO=1.5V 設定時)
規格値
項目
記号
単位
備考
MIN TYP MAX
基
準
電
圧
VADJ
0.980 1.000 1.020
V
IO=10mA
ラ イ ン レ キ ゙ ュ レ ー シ ョ ン
⊿VLINE
10
mV VIN=1.7~2.5V, IO =10mA
ロ ー ト ゙ レ キ ゙ ュ レ ー シ ョ ン
⊿VLOAD
30
mV VIN =1.8V, IO =0~1A
出 力 電 圧 温 度 係 数
⊿VO/⊿Ta
±0.2
mV/℃ Tj=0~100℃
入 出 力 電 圧 差
VDIF
0.3
V
IO =1A
静 止 時 回 路 電 流
Iq
500
800
µA IO =0A, R2=10kΩ
オ フ 時 回 路 電 流
Iq(OFF)
1
µA VC=0V, IO =0A
過電流保護開始電流
IS1
1.6 ※2
A VIN =1.8V, VB=3.3V
※3
VC 端子制御電圧(出力オン)
VC,IH
2
V
VC 端子制御電圧(出力オフ)
VC,IL
0.8
V
VC 端子制御電流(出力オン)
IC,IH
50
µA VC=2.7V
VC 端子制御電流(出力オフ)
IC,IL
10
µA VC=0.4V
※2 IS1 の規格値は、出力電圧 VO(条件:VIN=1.8V, VB=3.3V, VO=1.5V 設定時, VC=2V, IO=10mA)の−5%降
下点とします。
※3 出力制御端子 VC は OPEN で出力は OFF します。各入力レベルは LS-TTL 相当です。
従って、LS-TTL による直接ドライブも可能です。
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5 ブロックダイアグラム(
ブロックダイアグラム(ピン配置
ピン配置)
配置)
CIN,CB:入力及びバイアス コンデンサ(0.1~10µF 程度)
入力ラインにインダクタンスを含む場合や、配線の長い場合に必要になります。
CO:出力コンデンサ(47µF 以上)
SI-3010LLSLは、出力コンデンサにセラミックコンデンサなどの低 ESR タイプのコンデンサ
を使用する前提で設計しております。出力コンデンサの ESR 値は 500mΩ(室温)以下のコンデンサを使用
されることを推奨します。
R1,R2:出力電圧設定抵抗
出力電圧は、R1、R2 を上図のように接続することで設定することができます。
そのとき、R2 は 10kΩを推奨します。
R1=(VO-VADJ) / (VADJ / R2)
CSS:ソフトスタート設定用コンデンサ
VOUT-ADJ 間に CSS を接続することで、出力電圧の立上り時間を設定することが可能です。
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6 応用回路例
DC/DC
Converter
3.0~5.0V
DC/DC
Converter
1.5~1.8V
VB
VIN
VC
Vo
1.2~1.5V
SI-3010LLSL
<推奨タイミングチャート> VO=1.5V
VIN=1.8V
VIN
VB=3.0~5.5V
VB
Vc>2V
Vc
Vc<0.8V
OCP
TSD
Vo=1.5V
Vo
Io
TSD ON (約 150℃)
TSD OFF (約 40℃)
Tj
<銅箔面積について>
パワートランジスタがマウントされておりますインナーフレームステージは、VIN 端子(7, 8 ピン)に直結して
おります。このため、VIN 端子の銅箔面積を広く取ると、放熱上最も効果的です。
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7 外形図
7.1 外形、寸法および材質
※1
※2
3010SL
3010 L
SK
※3
※4
※1 品名標示
※2 社漂
※3 ロット番号
第 1 文字:西暦年号下一桁
第 2 文字:月
1~9 月: アラビア数字 1~9
10 月: O
11 月: N
12 月: D
第 3 文字:製造週(1~5 アラビア数字)
※4 管理番号(4 桁)
端子配列
1. VO
2. ADJ
3. VB
4. VC
5. GND
6. GND
7. VIN
8. VIN
7.2 外観
本体は、汚れ、傷、亀裂等なく綺麗であること。
7.3 標示
標示は本体に、品名及びロット番号を明瞭、かつ容易に消えぬようレーザーで捺印すること。
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8 代表特性例
VO=1.5V 設定時
(2) 入出力電圧差
VDIF (V)
(1) 立上り特性
2.0
(V)
VIN=1.8V
1.0
1
2
3
4
バイアス電圧 VB (V)
0.2
0.1
0.4
0.8
1.2
1.6
出力電流 IO (A)
2.0
(4) ラインレギュレーション(対バイアス電圧)
(3) ラインレギュレーション(対入力電圧)
1.52
VIN=1.8V
1.50
VO (V)
IO=0A
1.48
IO=1.5A
1.46
1
2
3
4
入力電圧 VB (V)
IO=1.5A
1.46
1.44
2.0
1
2
3
4
バイアス電圧 VB (V)
(V)
VO
出力電圧
1.48
1.46
VIN=1.71V
5
(6) 過電流保護特性
VB=3.3V
VIN=1.89V
1.50
1.44
1.48
0
(5) ロードレギュレーション
VB=3.3V
IO=0A
1.50
1.42
5
1.52
(V)
0.3
VB=3.3V
1.42
0
VO
VB=3.3V
0
1.44
出力電圧
0.4
5
出力電圧
(V)
1.52
VO
IO=1.5A
0.5
0
出力電圧
入出力電圧差
出力電圧
VO
1.5
IO=0A
0.5
VIN=1.89V
1.5
VIN=1.71V
1.0
VIN=1.80V
0.5
VIN=1.80V
1.42
0
0.5
1.0 1.5 2.0
出力電流 IO (A)
2.5
0
3.0
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7/10
0.5
1.0 1.5 2.0 2.5
出力電流 IO (A)
3.0
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面実装型・出力可変・
出力可変・低損失型
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(7) 出力 ON/OFF 制御特性
出力電圧 VO
(V)
2.0
1.5
VIN=1.8V
VB=3.3V
1.0
0.5
0
0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0
オンオフ制御電圧 VC (V)
参考データ
銅箔面積(Copper
Area)- 許容損失(P
(Tj=125℃)
Copper Area-Pd
(Tj=125℃)
D)
1.2
Ta=25℃
Ta=50℃
Ta=80℃
1
PD (W)
Pd (W)
0.8
0.6
0.4
0.2
0
10
100
Copper Area (mm2)
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9 梱包仕様
トップカバーテープ剥離強度:0.1~0.7N (at 300mm/min)
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10 使用上の
使用上の注意
10.1 放熱特性と信頼性
一般に IC の信頼性は、その動作時の温度によって大きく左右されます。放熱には細心の注意を払い、放熱設
計には充分余裕を設けてください。
10.2 内部損失の求め方
内部損失 PD は、次式で求めることができます。
PD = IO × (VIN - VO)
10.3 直流入力電圧の設定
最小入力電圧 VIN(MIN)は、設定出力電圧+入出力電圧差以上にしてください。
10.4 過熱保護特性について
SI-3000LLSシリーズは過電流保護回路を内蔵していますが、これは瞬時短絡などの発熱に対し、
IC を保護するものであり、長時間短絡など、発熱が継続状態での信頼性を含めた動作を保証するものではあ
りません。
10.5 並列運転について
電流を増すための並列運転はできません。
10.6 取扱い上の注意
端子により、静電気によって損傷を受ける場合がありますので、取扱いには十分ご注意願います。
10.7 その他
本資料に記載されている内容は、改良などにより予告なく変更することがあります。ご使用の際には、最
新の情報であることをご確認ください。
本資料に記載されている動作例及び回路例は、使用上の参考として示したもので、これらに起因する当社も
しくは第三者の工業所有権、知的所有権、その他の権利の侵害問題について当社は一切責任を負いません。
本資料に記載されている製品をご使用の場合は、これらの製品と目的物との組み合わせについて使用者の
責任に於いて検討・判断を行ってください。
当社は品質、信頼性の向上に努めていますが、半導体製品では、ある確率での欠陥、故障の発生は避けら
れません。部品の故障により結果として、人身事故、火災事故、社会的な損害等を発生させないよう、使
用者の責任に於いて、装置やシステム上で十分な安全設計および確認を行ってください。
本資料に記載されている製品は、一般電子機器(家電製品、事務機器、通信端末機器、計測機器など)に
使用されることを意図しております。ご使用の場合は、納入仕様書の締結をお願いします。
高い信頼性が要求される装置(輸送機器とその制御装置、交通信号制御装置、防災・防犯装置、各種安全
装置など)への使用をご検討の際には、必ず当社販売窓口へご相談及び納入仕様書の締結をお願いします。
極めて高い信頼性が要求される装置(航空宇宙機器、原子力制御、生命維持のための医療機器など)には、
当社の文書による合意がない限り使用しないでください。
本資料に記載された製品は耐放射線設計をしておりません。
本資料に記載された内容を文書による当社の承諾無しに転記複製を禁じます。
本資料に記載されている製品(または技術)を国際的な平和及び安全の維持の妨げとなる使用目的を有す
る者に再提供したり、また、そのような目的に自ら使用したり第三者に使用させたりしないようにお願い
します。
尚、輸出等される場合は外為法のさだめるところに従い必要な手続きをおとりください。
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