参考回路:日本語版

日本語参考資料
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回路ノート
CN-0364
使用したリファレンス・デバイス
テスト済み回路設計集“Circuits from the Lab™ ”は共
通の設計課題を対象とし、迅速で容易なシステム
統合のために製作されました。さらに詳しい情報
又は支援は http://www.analog.com/jp/CN0364 をご覧
ください。
AD7173-8
A/D コンバータ、24 ビット、8/16 チ
ャンネル、ΣΔ型、31.25 kSPS、高集
積 IC、低消費電力
AD5700-1
高精度発振器内蔵の低消費電力 HART
モデム
ADuM5211
デジタル・アイソレータ、デュアル
チャンネル、DC/DC コンバータ内蔵
(1/1 チャンネル方向)
ADuM3151
SPI インターフェースに特化したアイ
ソレータ、3.75kV、(信号方向 2/1 の
AUX チャンネル内蔵)
ADG704
CMOS 低電圧 4 W、4 チャンネル・マ
ルチプレクサ
ADP2441
ステップダウン DC-DC レギュレー
タ、36V、1A、同期型
HART 準拠の PLC/DCS 用クワッド・チャンネル電圧および電流入力
回路の機能とその利点
を重要視する場合に最適です。クロックと 2.5V の高精度電圧
リファレンスを内蔵していることによって外付け部品が最小
限に抑えられ、その結果、さらなる省スペースが図られま
す。4 本の設定可能な汎用出力ピン(GPIO0、GPIO1、
GPO2、GPO3)で外部マルチプレクサを制御できるため、多
重化された HART インターフェースの制御を可能とし、プロ
セッサやコントローラからの制御ラインを追加する必要があ
りません。AD7173-8 は、入力経路全体のオフセットとゲイン
の補正を行うための設定可能なキャリブレーション・レジス
タを内蔵しています。
図 1 に示す回路は、複数の電圧入力と HART 準拠の 4mA~
20mA 電流入力を必要とする、プログラマブル・ロジック・
コントローラ(PLC)や分散制御システム(DCS)のアプリ
ケーションに適した、フル機能、完全絶縁型、高柔軟性のク
ワッド・チャンネル・アナログ入力システムを実現します。
AD5700-1 は消費電力とフットプリントが業界最小の HART 準
拠モデムで、電流入力チャンネルと併用して HART 準拠の
4mA~20mA レシーバ・ソリューションを構成します。
AD5700-1 は高精度の内部発振器を備えており、特に絶縁型ア
プリケーションでさらなる省スペースを実現します。
アナログ入力回路は、グループ絶縁された工業用アナログ入
力用に設計されており、±5V、±10V、0V~+5V、0V~+10V、
+4mA~+20mA、および 0mA~+20mA の電圧と電流の入力範
囲に対応することができます。
マルチプレクサ ADG704 は複数の電流入力チャンネルへの
HART 接続を行います。
評価および設計サポート環境
回路評価ボード
CN-0364 評価用ボード(EVAL-CN0364-SDPZ)
システム・デモンストレーション・プラットフォーム
(EVAL-SDP-CB1Z)
設計と統合ファイル
回路図、レイアウト・ファイル、部品表
この回路は 24V 標準バス電源から給電され、絶縁された 5V
システム電源電圧を発生します。
回路説明
データ変換は 24 ビット Σ-Δ A/D コンバータ(ADC)AD71738 によって行われます。AD7173-8 は、8 つの完全差動チャン
ネルまたは 16 のシングルエンド入力チャンネルをソフトウェ
アで設定可能なデバイスで、内部クロスポイント・マルチプ
レクサにより高い柔軟性を提供します。AD7173-8 は小型
6mm × 6mm LFCSP パッケージを採用しているため、スペース
ADuM5211 は 2 つのデータ・チャンネル(Tx、Rx)の絶縁
と、搭載した isoPower®技術による 5V 電源の絶縁も行いま
す。ADuM3151 SPIsolator は、最大 17MHz のクロック・レー
トでのシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)の
絶縁(B グレード)を行うとともに、さらに 3 本のデータ・
チャンネルを絶縁します。
36V 降圧 DC/DC レギュレータ ADP2441 は、工業用の 24V 標
準電源に対応でき、広い入力電圧範囲で動作します。
ADP2441 は入力電圧を 5V に降圧し、コントローラ側の全て
の回路に電力を供給します。この回路は 24V 電源端子の標準
的な外部保護も行います。
アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいは利用に
よって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利
の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は、予告なく変更される場合があります。本紙記載の商標および登録商標
は、各社の所有に属します。※日本語資料は REVISION が古い場合があります。最新の内容については、英語版をご参照ください。
Rev. 0
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電話 06(6350)6868
CN-0364
回路ノート
+5V_ISO
+5V_ISO
AVDD1
V+
CH 1
V−
CHANNEL 1
VOLTAGE INPUT
NETWORK
VDD2
SCLK
AIN15
SCLK
DIN
CH 1
GND
ADuM3151 V
DD1
CH 1
VOLTAGE
FAST I
I+
VIO
AVDD2
AIN14
CHANNEL 1
CURRENT INPUT
NETWORK
MCLK
SCLK
SI
MO
SDI
SO
MI
SDO
SPI
AIN0
DOUT
CH 1
CURRENT
SLOW I
AIN1
CS
AD7173-8
V+
CH 2
iCOUPLER
CORE
SSS
MSS
VOA
VIA
VIC
VOC
CS
V−
AIN8
+5V_ISO
ADG704
CH 2
GND2
CH 4
VOLTAGE
I+
GND1
AIN9
RTS
GND
CH 4
CURRENT
V+
VIO
+5V_ISO
AIN2
VDD2
CD
ADuM5211 VDD1
UART
AIN3
VIA
GPIOx DGND AVSS
CH 3
4
1 OF 4
DECODER
VOB
+5V_ISO
I+
GPIOx
HART
OUTPUT
NETWORK
ADG704
CH 4
V−
RTS
ADC_IP
REF
I+
1 OF 4
DECODER
5.5V
TO
36V
+5V
VISO
CD
HART
OUTPUT
NETWORK
GPIOx
TX
VDDP
HART_OUT
V+
GND
VIB
+5V_ISO
AD5700-1
+5V_ISO
CH 4
RX
4
CH 3
GND
VOA
RXD
TXD
ADP2441
DC-TO-DC
CONVERTER
CIRCUIT
isoPOWER
DC-TO-DC
CONVERTER
GNDISO
FIELD
SUPPLY
GNDP
AGND DGND
ISOLATED
SIDE
4
PROCESSOR
SIDE
12592-001
V−
2
2-CHANNEL
iCOUPLER
CORE
図 1. PLC/DCS 用クワッド・チャンネル電圧および電流入力のフロントエンド
(簡略回路図:全接続の一部およびデカップリングは省略されています)
抵抗 R1、R2、R3、および R4 は差動抵抗分圧器を形成しま
す。これらの抵抗のマッチングが回路の DC 精度にとって非
常に重要になります。初期誤差を除去するため、シングルポ
イント・キャリブレーションを行うことを推奨します。マル
チポイント・キャリブレーションを使って温度ドリフトの影
響をキャンセルすることができます。ボードはデフォルトと
して、R1、R2、R3、および R4 に許容誤差 0.1%、温度ドリフ
ト 25ppm/℃の抵抗を実装しています。
電圧入力回路
チャンネル 1 の電圧入力ネットワークを図 2 に示します。
R1
402kΩ
V+
0V ±10V
AIN14
R3
49.9kΩ
+2.2V
C1
16pF
R5
4.99kΩ
R4
49.9kΩ
C2
16pF
R6
4.02kΩ
C3
82pF
AIN15
抵抗 R5 と R6 によって ADC の同相電圧を設定します。
AD7173-8 の許容入力電圧範囲は 0V~3.9V です。+2.2V のバ
イアス電圧と入力分圧器の抵抗により、±10V の入力信号をレ
ベル・シフトして減衰し、ADC 入力で+2V の同相電圧を中心
とした±1.1V の信号にします。
12592-002
V–
R2
402kΩ
+2.0V ±1.1V
VDD (5V)
図 2. 電圧入力の等価回路(簡略図)
この回路は差動入力を備え、同相電圧が最大±5V で最大±10V
の入力範囲に対応します。入力インピーダンスは約 900kΩ
で、高抵抗値の R1 と R2 は高電圧のトランジェントが生じた
ときに入力の保護も行います。
入力同相ノイズの除去は R1||R3/C1 および R2||R4/C2 によって
行われ、周波数は約 200kHz です。差動ノイズの除去は
R1||R3、R2||R4、および C3 によって行われ、周波数は約
20kHz です。
4 つの電圧入力チャンネルのパラメータを表 1 に示します。
Rev. 0
-2/6 -
CN-0364
回路ノート
表 1. 電圧入力回路のパラメータ(ワーストケースの計算による
最大値)
Test Conditions/
Comments
Parameter
Value Unit
Input Impedance
903
kΩ
Divider Ratio
0.11
Resistor divider of
402 kΩ and 49.9 kΩ
Initial Error from
0.18
%FSR
25°C, uncalibrated;
Resistors
max
assumed 0.1% resistors
Error from Input
±0.01 %FSR
±10 V range; AD7173-8,
Leakage
±2 nA typical leakage
Error from
18
ppm/°C Assumed 10 ppm/°C
Resistor Drift
max
resistors
9
ppm/°C Assumed 5 ppm/°C
max
resistors
Error from
10
ppm/°C Internal reference
Reference Drift
max
Common Mode
±5
V
Data Rate
31.25
kSPS
1 input enabled
(14.7 bit noise-free code
resolution for ±10 V)
1.55
kSPS
4 channels, each fully
settled, sinc5+1 filter
(14.7 bit noise-free code
resolution for ±10 V)
6.25
SPS
4 channels, each fully
settled, 50 HZ/60 Hz
reject (18.8 bit noise-free
code resolution for ±10 V)
Input Filter
20
kHz
Differential
200
kHz
Common mode
圧は AD7173-8(2.5V の内部リファレンスを使用)の 2.5V フル
スケール範囲内です。ボードはデフォルトとして、許容誤差
0.1%、温度ドリフト 10ppm/℃の RSENSE 抵抗を実装しています。
ADC 入力を分離するための 2 つの入力経路があります。高速入
力経路は HART を使用しないチャンネル用で、低速入力経路は
HART を使用するチャンネル用です。
高速入力経路では Σ-Δ ADC の全入力帯域幅までの信号を入力で
きます。内部 sinc フィルタを使って、1.2kHz~2.2kHz の HART
周波数を除去することもできます。ただし、sinc フィルタを使
用するには関連するチャンネルを 400SPS のデータレート
(sinc3 フィルタ)で動作させる必要があり、これにより 4 つ全
てのチャンネルを変換するのに必要な時間が増加します。
低速入力は 16Hz の 2 極フィルタを備えており、これにより
1.2kHz~2.2kHz の HART デジタル信号周波数を除去します。こ
の入力を使用すると、Σ-Δ ADC は高速データレートでの動作を
維持することができ、HART デジタル信号周波数の除去も行い
ます。4 つ全てのチャンネルを変換するのに必要な時間が減少
することはありません。HART がイネーブルされていないチャ
ンネルもある場合、ADC を高速データレートで動作させること
は特に有用です。
電流入力回路のパラメータを表 2 に示します。
電流入力回路
チャンネル 1 の電流入力ネットワークを図 3 に示します。
7.15kΩ
AIN0
820pF
FAST INPUT
~27kHz BW
R1'
150Ω
47kΩ
RSENSE
100Ω
GND
100Ω
AIN1
100nF
47nF
SLOW INPUT
~16Hz BW
AIN16
(COMMON)
12592-003
CURRENT
INPUT
図 3. 電流入力の等価回路(簡略図)
この回路は 4 つの電流入力チャンネルを備え、0mA~24mA の
最大入力範囲に対応します。回路の入力インピーダンスは 250Ω
で、入力はグラウンドを基準にしています。100Ω の高精度電流
検出抵抗を使って、24mA の入力で 2.4V を生成します。この電
Rev. 0
-3/6 -
表 2. 電流入力回路のパラメータ(ワーストケースの計算による
最大値)
Test Conditions/
Parameter
Value Unit
Comments
Input Impedance
250
Ω
Grounded
Error from
N/A1
%FSR
Per RSENSE resistor
Resistor
max
specifications
Error from
N/A1
ppm/°C
Per RSENSE resistor
Resistor Drift
max
specifications
Error from
10
ppm/°C
Internal reference
Reference
max
Drift
Data Rate
31.25
kSPS
1 input enabled (14.8 bit
noise-free code resolution
for 0 mA to 20 mA)
1.55
kSPS
4 channels, each fully
settled, sinc5+1 filter
(14.8 bit p-p resolution
for 0 mA to 20 mA)
6.25
SPS
4 channels, each fully
settled, 50 Hz/60 Hz reject
(18.1 bit p-p resolution for
0 mA to 20 mA)
Input Filter
27
kHz
Fast input
16
Hz
Slow input providing
HART filtering
1
N/A は適用なしを表します。
CN-0364
回路ノート
HART 入出力回路
電源回路
HART 入出力回路を図 4 に示します。
図 5 に示すように、評価用ボードは 5.5V~36V の DC 電源か
ら給電され、内蔵のスイッチング・レギュレータを使ってシ
ステムに 5V 電源を供給します。テスト・セットアップで
は、この 5V は EVAL-SDP-CB1Z システム・デモンストレ-シ
ョン・プラットフォーム(SDP)ボードにも供給されます。
EVAL-SDP-CB1Z SDP ボードは VIO 電圧用の安定化された
3.3V を供給します。
VREF (1.5V)
C2
300pF
R3
150kΩ
SW1
R4
1.2MΩ
ADC_IP
(AD5700-1)
R5
1.2MΩ
C1
150pF
HART INPUT
ADP2441 のスイッチング周波数が高いので、小さなインダク
タを使った場合でも出力電圧リップルを最小限に抑えること
ができます。インダクタのサイズを選択するには、効率と過
渡応答の間のトレードオフを検討する必要があります。イン
ダクタを小さくするとインダクタ電流リップルが大きくな
り、優れた過渡応答が得られますが効率が低下します。
ADP2441 のスイッチング周波数が高いため、コア損失が小さ
く電磁干渉(EMI)が少ないという理由から、シールド型フ
ェライト・コア・インダクタを使用することを推奨します。
VDD (5V)
R1
50Ω
R2'
200Ω
SW2
R6
11.3kΩ
R7
2kΩ
HART_OUT
(AD5700-1)
C4
22nF
GND
12592-004
CURRENT
INPUT
C3
2.2µF
HART OUTPUT
図 4. HART 入出力回路(簡略図)
HART 機能は 4 つの電流入力チャンネル間で多重化されてい
ます。HART 入出力ネットワークは、2 個のマルチプレクサ
ADG704(図 4 の SW1 と SW2)を使って 4 チャンネル間で共
有されます。
図 5 の回路では、88.7kΩ の外付け抵抗によるスイッチング周
波数は約 1MHz です。値が 12µH のインダクタ(Coilcraft の
LPS6235-123MLC)は、ADP2441 のデータシートの表 8 から
選択したものです。
HART 入力回路は、R3、C1、C2、R4、および R5 で形成され
る HART バンドパス・フィルタからなります。このフィルタ
は AD5700-1 のデータシートに記載されています。各チャン
ネルでは、スイッチ(SW1)を使って HART 入力回路をアク
ティブな HART チャンネルに切り替えます。各チャンネルに
は 150kΩ 抵抗(R3)があり、この抵抗は HART バンドパス・
フィルタの一部であるだけでなく、スイッチ(SW1)のさら
なる保護を行います。HART 入力を電流入力端子に直接接続
することにより、AD5700-1 の ADC_IP ピンに正しい電圧レベ
ルが入力されるようにします。
回路はネジ端子を使って 5.5V~36V のフィールド電源に接続
します。EARTH 端子は外部アースに接続するか、または外部
アース接続を行わない場合には GND 端子に接続することがで
きます。
パワー・インダクタ(DR73-102-R)、バリスタ(V56ZA3P、
56V)、パワー・ダイオード(S2A-TP、50V)、および 1.1A
のヒューズにより、高電圧トランジェントに対する入力保護
を強化します。
各チャンネルでは、スイッチ(SW2)を使って HART 出力回
路をアクティブな HART チャンネルに切り替えます。コンデ
ンサ C3 で HART 信号を結合します。R1、C3、R6、および
R7 の組合わせは慎重に選択し、25 Hz の 4mA~20mA 入力信
号(HART 対応デバイスの最大許容スルーレートを示す)の
間、AD5700-1 の HART_OUT ピンの電圧が GND を下回らな
いようにしました。
10nF
0.1µF
VCC
BST
SW
86.6kΩ
VIN
S2A-TP
50V
11µF
ADP2441
0.6V
DR73-102-R
1mH
FIELD
SUPPLY
4.7µF
PGND
270pF
SS/TRK
35.7kΩ
FUSE
1.1A
FREQ
DR73-102-R
1mH
GND
EARTH
10nF
88.7kΩ
図 5. 電源回路(簡略回路図:全接続の一部は省略されています)
Rev. 0
5.5V
TO
36V
FB
COMP
11.8kΩ
VARISTORS:
V56ZA3P, 56V
AGND
12592-005
+5V
COILCRAFT
LPS6235-123MLC
12µH
-4/6 -
CN-0364
回路ノート
ノイズ・テスト
バリエーション回路
各チャンネルの入力端子を短絡してシステム・ノイズを評価
すると、電圧入力チャンネルではゼロ差動電圧に、電流入力
チャンネルでは接地入力になります。入力を短絡してデータ
を収集し、サンプルの設定数からコードの広がりとノイズフ
リー・コード分解能を計算します。
高いチャンネル・データレートが必要な場合には、AD7175-2
ADC を使用することができます。AD7175-2 は、最大 50kSPS
のチャンネル・スイッチング・レートで最大 250kSPS のデー
タレートに対応し、250kSPS のデータレートで 17.2 ビットの
ノイズフリー分解能を実現できます。データレートが高いこ
と以外は、AD7175-2 の機能は AD7173-8 の機能と同様です。
このノイズ・テストは CN-0364 評価用ソフトウェアを使って
行うことができます。各チャンネルのコードの広がりとノイ
ズフリー・コード分解能が得られ、そのデータがヒストグラ
ムに表示されます。チャンネル 1 の電圧入力から収集したサ
ンプル・データによるヒストグラムを図 6 に示します。
150mW より大きな絶縁電源を必要とするアプリケーションで
は、ADuM540x や ADuM347x を使用することができます。
ADuM540x は isoPower 技術を使って最大 500mW の絶縁電源
を供給します。ADuM347x は外付けのディスクリート・トラ
ンスを駆動し、最大 70%の効率で最大 2W を供給します。
35
回路の評価とテスト
NUMBER OF OCCURRENCES
30
図 1 に示す回路は、EVAL-CN0364-SDPZ 評価ボードと EVALSDP-CB1Z SDP コントローラ・ボードを使用します。
25
EVAL-CN0364-SDPZ 評価ボードは、外部のコントローラ・ボ
ードを組み込むための PMOD 互換ヘッダを備えています。
20
CN-0364 評価用ソフトウェアは SDP ボードと情報をやり取り
し、EVAL-CN0364-SDPZ 評価ボードからのデータの設定と取
得を行います。
15
10
必要な装置
5
以下の装置が必要です。
•
8388440
ADC OUTPUT CODE
•
•
•
•
•
12592-006
8388400
8388420
8388380
8388360
8388340
8388300
8388320
8388280
8388260
8388240
8388220
8388200
8388180
8388160
8388140
0
図 6. チャンネル 1 の電圧入力、入力を短絡してリファレンス
電圧にバイアス、31.25kSPS、Sinc5+1 フィルタ、2000 サン
プル(15.8 ビットのノイズフリー・コード分解能)
USB ポート付き PC および Windows® Vista(32 ビット)
または Windows 7(32 ビット)
EVAL-CN0364-SDPZ 回路評価ボード
EVAL-SDP-CB1Z SDP コントローラ・ボード
CN-0364 評価用ソフトウェア
高精度な電圧源と電流源
電源:5.5V~36VDC(500mA)
評価開始にあたって
HART テスト
HART 機能は HART 物理層テスト仕様(HCF-TEST-2)に従っ
てテストしました。この回路は HART 物理層の要件を満たし
ています。HART 仕様の詳細は HART 通信協会から直接入手
することができます。
ftp://ftp.analog.com/pub/cftl/CN0364/からダウンロードして入手可
能な CN-0364 評価用ソフトウェアをインストールします。画
面上の指示に従い、ソフトウェアをインストールして実行し
ます。詳細については CN-0364 ソフトウェア・ユーザー・ガ
イドを参照してください。
1.2kHz と 2.2kHz の HART 信号に対する ADC 入力での除去を
測定しました。その結果を表 3 に示します。
機能ブロック図
テスト・セットアップの機能ブロック図を図 7 に示します。
5.5V TO
36V SUPPLY
AT 500mA
Rejection
(dB)
60.5
P1
USB
P9
120
SDP
回路図、部品表、レイアウトを完備した EVAL-CN0364-SDPZ
ボードの設計サポート・パッケージは
www.analog.com/CN0364-DesignSupport からダウンロードする
ことができます。
HART ENABLED
TRANSMITTER
(DEMO-AD5700D2Z)
P8
CON A
OR
CON B
EVAL-SDP-CB1Z
EVAL-CN0364-SDPZ
図 7. テスト・セットアップの機能ブロック図
Rev. 0
-5/6 -
12592-007
PRECISION
VOLTAGE OR
CURRENT
SOURCES
EARTH
66.5
≥74.4
66.6
GND
PC
24V
表 3. 1.2kHz と 2.2kHz の HART 周波数の除去
Frequency
Operating Mode
(kHz)
Slow Input Path, 31 kSPS Sinc5+1
1.2
Filter
2.2
Fast Input Path, 400 SPS Sinc3 Filter
1.2
2.2
CN-0364
回路ノート
セットアップ
さらに詳しい資料
EVAL-CN0364-SDPZ 評価ボードを EVAL-SDP-CB1Z SDP ボー
ドに、両方のボード上の 120 ピン接続用コネクタを介して接
続します。CN-0364 評価用ソフトウェアと SDP ボードによ
り、PC を使ってデータを解析することができます。
CN-0364 Design Support Package.
SDP-B User Guide.
CN-0267 Circuit Note:インターフェースを備えたフル機能の
4 MA~20 MA ループ電源フィールド計測器
CN-0267 回路(HART インターフェースを備えたフル機能の 4
mA~20mA ループ電源フィールド計測器)を接続して、
HART 物理層機能を容易にテストすることができます。CN0267 のハードウェアは CN-0364 評価用ソフトウェアで利用可
能な HART コマンドに対応します。
CN-0270 Circuit Note:完全な 4mA~20mA HART ソリューシ
ョン
CN-0278 Circuit Note:Complete 4 mA to 20 mA HART Solution
with Additional Voltage Output Capability, Analog Devices.
外部コントローラを使用し、SPI 通信や UART 通信用の
PMOD ヘッダを使って評価用ボードに対して情報のやり取り
や給電をすることもできます。
CN-0321 Circuit Note:Fully Isolated, Single Channel Voltage and
4 mA to 20 mA Output with HART Connectivity, Analog Devices.
CN-0328 Circuit Note:Completely Isolated 4-Channel Multiplexed
HART Analog Output Circuit, Analog Devices.
高精度の電圧源や電流源をアナログ・フロントエンドへの入
力として使ってシステム性能を評価することができます。
Application Note AN-0971:isoPower デバイスでの EMI 放射制
御についての推奨事項
EVAL-CN0364-SDPZ 評価ボードの写真を図 8 に示します。
HART® Communication Foundation
データシートと評価ボード
AD7173-8 データシート
AD5700-1 データシート
ADuM3151 データシート
ADuM5211 データシート
ADG704 データシート
ADP2441 データシート
12592-008
改訂履歴
12/14—Revision 0: 初版
図 8. EVAL-CN0364-SDPZ 評価ボードの写真
「Circuits from the Lab/実用回路集」はアナログ・デバイセズ社製品専用に作られており、アナログ・デバイセズ社またはそのライセンスの供与者の知的所有物です。お客さまは
製品設計で「Circuits from the Lab/実用回路集 」を使用することはできますが、その回路例を利用もしくは適用したことにより、特許権またはその他の知的所有権のもとでの暗示
的許可、またはその他の方法でのライセンスを許諾するものではありません。アナログ・デバイセズ社の提供する情報は正確でかつ信頼できるものであることを期しています。し
かし、「Circuits from the Lab/実用回路集 」は現状のまま、かつ商品性、非侵害性、特定目的との適合性の暗示的保証を含むがこれに限定されないいかなる種類の明示的、暗示
的、法的な保証なしで供給されるものであり、アナログ・デバイセズ社はその利用に関して、あるいは利用によって生じる第三者の特許権もしくはその他の権利の侵害に関して一
切の責任を負いません。アナログ・デバイセズ社はいつでも予告なく「Circuits from the Lab/実用回路集 」を変更する権利を留保しますが、それを行う義務はありません。 商標お
よび登録商標は各社の所有に属します。
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