MAXIM MAX146

19-4751; Rev 2; 7/98
概要 ___________________________________
特長 ___________________________________
MAX147評価システム(EVシステム)は、MAX147評価
キット(EVキット)とマキシム社の68HC16コントローラ
又は80C32マイクロコントローラ(µC)モジュールから構
成された、低価格の完全8チャネルデータ収集システム
です。MAX147の様々な機能を試すための便利なユーザ
インタフェースとして、IBM PCコンパチブルなソフト
ウェアを使用することができます。ソースコードも提
供されています。
◆ 実証済みのPCボードレイアウト
パーソナルコンピュータを用いてMAX147の総合的な
評価を行う場合は、EVシステムをご注文ください。他
のマキシム社のEVシステムと一緒に68HC16又は80C32
µCモジュールをすでに購入してある場合、あるいはその
他のµCベースのシステムで使用される場合は、EVキット
をご注文ください。
MAX147 EVキットはMAX146の評価にも使用できます。
MAX146の評価にはMAX146BCPPの無料サンプルを
オーダーしてください。
部品リスト _____________________________
DESIGNATION QTY
DESCRIPTION
C1, C7–C14
9
0.01µF ceramic capacitors
C2, C4, C6,
C15, C17–C20
8
0.1µF ceramic capacitors
C3
C5
C16
J1
J18
JU1, JU2, JU5
R1-R8
R9
R10–R13
R14
R15
R16
R17, R21
R18
U1
U2
U3
U4
U5
U6
U7
None
None
1
1
1
1
1
3
8
1
0
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
4.7µF tantalum capacitor
10µF tantalum capacitor
0.047µF ceramic capacitor
2x20 right-angle socket
10-pin header
2-pin jumpers
1kΩ, 5% resistors
10kΩ, 5%, 10-pin SIP resistor pack
Open
220kΩ, 5% resistor
180kΩ, 5% resistor
100kΩ trim pot
1MΩ, 5% resistors
100Ω, 5% resistor
Maxim MAX147BCPP
Maxim MAX872CPA
Maxim MAX393CPE
Maxim MAX666CPA
Maxim MAX495CPA
74HCT04
Maxim MAX494CPD
PC board
Software disk, MAX147 Evaluation Kit
◆ 完全評価システム
◆ ボード上の便利なテストポイント
◆ データロギングソフト
◆ ソースコードの提供
◆ 完全実装済み、試験済み
型番 ___________________________________
PART
MAX147EVKIT-DIP
MAX147EVC16-DIP
MAX147EVC32-DIP
TEMP. RANGE
0°C to +70°C
0°C to +70°C
0°C to +70°C
BOARD TYPE
Through-Hole
Through-Hole
Through-Hole
MAX147EVC16
システム部品リスト _____________________
QTY
1
1
DESCRIPTION
MAX147 Evaluation Kit (MAX147EVKIT-DIP)
68HC16 µC Module (68HC16MODULE-DIP)
MAX147EVC32
システム部品リスト _____________________
QTY
1
1
DESCRIPTION
MAX147 Evaluation Kit (MAX147EVKIT-DIP)
80C32 µC Module (80C32MODULE-DIP)
MAX147スタンドアロンEVキット_________
MAX147EVキットは、MAX147の評価を容易にする実証
済みのPCボードレイアウトを提供します。正しく動作さ
せるためには、適切なタイミング信号にインタフェース
させる必要があります。タイミングの必要条件につい
てはMAX147のデータシートを参照してください。
MAX147EVキットは3V又は5V電源で動作します。EV
キットの3Vレギュレータはユーザの5V電源によって駆
動されます。トリムポットR16が実際の3V電圧を設定
します。R16は約2.3V∼3.6Vの範囲で調整可能です。
3V電源をすでに使用している場合は、MAX666のソケット
を抜いてオンボードの3Vレギュレータをディセーブル
してください。その後に3V電源をVDD入力パッドに接
続してください。
________________________________________________________________ Maxim Integrated Products
1
無料サンプル及び最新版データシートの入手にはマキシム社のホームページをご利用下さい。http://www.maxim-ic.com
Evaluates: MAX146/MAX147
MAX147評価システム/ 評価キット
Evaluates: MAX146/MAX147
MAX147評価システム/ 評価キット
3V専用システム
3Vシステムでは、レギュレータであるMAX666のソケット
を抜き、ユーザの3V電源をVDD入力パッドに接続して
ください。3V入力パッドと5V入力パッドを互いに接続
してMAX393を駆動します。(MAX393は3Vと5Vのどち
らでも動作します。「ハードウェアの詳細」の項を参照
してください。) 開発作業に柔軟性を持たせるために、
EVキットではMAX393を用いることでEXTCOM信号を
COM又はCH0入力に送っています。3V DOUT及びSSTRB
信号は40ピンコネクタからでなく、ヘッダJ18から取
込んでください(3V専用システムでは74HCT04のレベル
トランスレータは必要ありません)。
5Vロジックを使用するシステム
5Vロジックシステムでは、74HCT04がMAX147の3V
出力を5Vレベルに変換します。MAX147の入力は5V
ロ ジ ッ ク レ ベ ル で 直 接 駆 動 す る こ と が で き ま す(5 V
DOUT及びSSTRB信号を40ピンコネクタから取ってくだ
さい)。5V専用アプリケーションについてはアナログディ
ジタルコンバータのMAX186/MAX188を参照してくだ
さい。
MAX147 EVシステム ____________________
MAX147 EVシステムはユーザが用意する9V∼20V DC電
源で動作し、この電源からµCボード用の5V電源を生成
します。3VレギュレータがMAX147に電源を供給します。
MAX147とµCボードをインタフェースするために、3V
から5Vへのレベルトランスレータが用意されています。
クイックスタート _______________________
アダプタが必要です。EVキットのソフトウェアが
モデムの状態ライン(CTS、DSR、DCD)を確認し、正
しいポートが選択されていることを確認します。
5) マキシムのプログラムが入ったディレクトリをカレント
ディレクトリに設定し、プログラム名「MAX147」を
タ イ プ す る こ と で 、 MAX147 の ソ フ ト ウ ェ ア を
IBM PC上でスタートさせます。プログラムの実行中
は、µCモジュールをターンオフしたり切断したり
しないでください。ターンオフあるいは切断した場合
は、プログラムをリスタートする必要があります。
6) どのµCモジュールが使用されているか、及びµC
モジュールがどのポートに接続されているかをプロ
グラムが聞いてきます(デフォルトのµCは68HC16で
す)。80C32 µCモジュールの場合はµCを押して
80C32を選択します。正しいPCシリアルポートが
ハイライトされるまでスペースバーを押し、それか
らENTERを押します。これでMAX147はターミナル
エミュレーションモードに入ります。
7) µCモジュールの電源をオンにします。するとµC
モジュールはログオン標識を表示し、RAMテストを
実行します。
8) ALT+L(ALTキーを押しながらL キー)を押してµC
モジュールのRAM常駐プログラムをダウンロード
し、実行します。プログラムがファイル名を聞いて
きます。ここでENTERキーを押してそのファイルを
ダウンロードし、実行します。
9) RAM常駐プログラムのダウンロードが無事に完了し
た後、ALT+Cを押してコントロールパネルの画面に
切換えます。
1) 配布されたディスク上のファイルを、ハードディスク
又は空のフロッピーディスクにコピーします。
MAX147EVキットのソフトウェアは専用のディレク
トリに収めてください。必要なファイルは、配布さ
れたディスクのルートディレクトリに入っていま
す。ソースコードはSOURCEサブディレクトリに
入っています。EVシステムはSOURCEサブディレク
トリがなくても動作します。
10) MAX147EVキットボードの上端のCH0∼CH7入力に
入力信号を印加し、画面上の読取り値を観察します。
コントロールパネル画面で用いることのできる
コマンドを表3に示します。
2) MAX147EVキットの40ピンヘッダとµCモジュールの
40ピンコネクタを注意深く合わせてから軽く押し込
み 、 2つ の ボ ー ド を 接 続 し ま す 。 ボ ー ド 同 士 が
ぴったり接触するはずです。
MAX146を評価する場合はE Vキットの電源を切り、
MAX147のデバイスをMAX146BCPPと交換します。
ジャンパJU2及びJU5を取り除き、外部リファレンスを
ディセーブルします。
「MAX147 146」とタイプし、ソフト
ウエアを起動させます。
3) 9V∼15VのDC電源をµCモジュールの端子ブロック
のところに接続します。端子ブロックはµCモジュール
の右上隅のオン/オフスイッチの隣にあります。ボード
に表示されている極性に注意してください。
4) ケーブルを用いてコンピュータのシリアルポートを
µCモジュールに接続します。9ピンシリアルポート
の場合は、ストレートスルー型9ピン雌−雄ケーブル
を使用します。使用できるシリアルポートが25ピン
コネクタしかない場合は、標準の25ピン--9ピン
2
11) A L T + X を 押 し て プ ロ グ ラ ム を 終 了 さ せ た 後 に 、
MAX147EVキットの電源をオフにします。
MAX146の評価
ソフトウェアの詳細 _____________________
シャットダウン・パワーサイクリング(MAX147)
コントロールパネルの上下矢印キーでパワーサイク
リングモードを選択してください。パワーサイクリング
では、MAX147は読取り動作間でパワーダウンモード
(FULLPD)に入ります。変換中はMAX147の電圧は常に
完全にオンになっています。
_______________________________________________________________________________________
MAX147評価システム/ 評価キット
コントロールパネルの上下矢印キーでパワーサイク
リングモードを選択してください。MAX146は内部1.2V
バンドギャップリファレンスをアクティブにしたまま
FASTPDモード同様にFULLPDモードをサポートします。
MAX147は、変換中は完全に電源供給されます。
低速データロギング
RS-232シリアルリンクによって、データロギングの
サンプルレートは10sps(サンプル/秒)以下に制限されて
います。データロギングコマンドを用いることで、
値同士をコンマで仕切ったテキストフォーマットで、
データをユーザ指定のファイルに書込むことができます。
まずコントロールパネルの画面でLを押します。ログファ
イルがまだ開いていない場合はソフトウェアがファイル
名を聞いてきます。1セッション当たりログファイルは
1つしか許されません。一旦ログファイルを開けば、Lを
押すことでデータロギングのオン/オフが切換わります。
データロギングがイネーブルされている間は、画面上で
「Logging」という文字が点滅します。イネーブルされた
チャネルが全てサンプリングされると、1行分のデータ
が書込まれます。
ログファイルの最初の行にはカラムの見出しが含まれて
います。ログファイルのその後の各行には、コンマで仕
切られた全8個のチャネルが含まれています。値は、
そのままの10進出力コードあるいはスケーリングされた
電圧として書込まれます。この区別はコントロールパネル
に表示されている設定に依存します。表示フォーマット
を選択するにはC及びV コマンドを使用してください
(表3を参照)。F3(ログデータマーカコマンド)を使用して
ログファイルの様々なセクションに順番に標識を付け、
セットアップ又は入力条件の変化を示すことができま
す。F3を押すことでデータログの現在の行の行末に余分
のエントリーが書込まれ、このエントリーはセットアップ
又は入力条件の変化を示すのに役立ちます。
高速データサンプリング
10spsを超えるサンプリングレートではSコマンドを使用
することができます。データは8つのチャネルの内の1つ
のみから収集することができ、このときのレートは
100sps∼91kspsです。まず最初に数字キー0∼7の内の1つ
を押してチャネルを選択します。次に、Fを押してサンプル
の書込み先ファイル名を指定します。ファイルがすでに
存在するときには画面に「*** file already exists ***」と表示
されます。Bを押すとデータの収集が開始されます。サン
プルが収集されると、データは自動的にホストにアップ
ロードされ、サンプルファイルに保存されます。
サンプリングレートの制御
高速サンプリング、データロギング及びオシロスコープ
デモモード(表3のOキー)のレートはD(サンプル間ディ
レー)コマンドで制御されます。
サンプル又はオシロスコープデモコマンドで使用するとき
は、D、大体のディレー時間、そして最後に「µsec」又は
「msec」とタイプしてマイクロ秒あるいはミリ秒単位のディ
レー時間を指定します。コードオーバヘッドのため、
ディレーは完全に直線的ではありません。従って、常に
オシロスコープでタイミングを確認してください。高速
サンプリング画面及びオシロスコープデモモードでは、
100µs∼1000µsのディレー時間を使用します。68HC16
ソフトウェアは68µs∼1000msのディレーをサポート
します。80C32ソフトウェアは450µs∼70msのディレーを
サポートします。
低速のデータロギングコマンドで使用するときは秒単位
でディレーを指定してください。このディレーはイネー
ブルされたチャネル間のディレーであり、全てのイネー
ブルされたチャネルがポーリングされた後で1行のデータ
がログされます。
COM電圧
COMはグランド(デフォルト)あるいはユーザがEXTCOM
入力パッドに印加したアナログコモン電圧に接続されて
います。F6を押してCOMの接続先を選択してください。
ユーザが印加したCOM電圧をEVキットのソフトウェア
で測定することができます。コントロールパネル画面
でF4を押すと(表3)、ソフトウェアがEXTCOM入力パッド
を入力チャネル0に接続します。次に、ソフトウェアは
COMをグランドに接続します。チャネル0の電圧は
シングルエンドのユニポーラモードで測定されます。
測定は数回行われて平均されます。外部COMパッド
電圧を測定した後、スイッチは元の設定に戻ります。
QSPIを用いた場合の動作(24ビット/転送)
68HC16モジュールにロードされたEVキットソフトウェア
プログラムKIT147.S19は、24ビット/転送のモードを使用
表1. 24ビット/転送用の推奨QSPIセット
アップ(KIT147.S19で使用)
PARAMETER
VALUE
SPBR
5 (1.68MHz)
CPOL
0 (clock is idle low)
CPHA
0 (data is stable on clock rising edge)
BITS
16 (when enabled)
DTL
4 (7.6µs delay used in internal clock mode)
TR0
0000 0000 1xxx xxyy (configure and start
conversion)
TR1
0000 0000 0000 0000 (read data)
CR0
External clock: 1000 xxx0 (hold CS low).
Internal clock: 1010 xxx0 (hold CS low; DT
delay after transfer).
CR1
0100 xxx0 (16-bit enable)
RR1
Received data, left justified, with one leading zero bit
_______________________________________________________________________________________
3
Evaluates: MAX146/MAX147
シャットダウン・パワーサイクリング(MAX146)
Evaluates: MAX146/MAX147
MAX147評価システム/ 評価キット
します。スループットは59kspsです。MAX147のデータ
シートの「クロックモード」の項のタイミング図を参照
してください。
QSPIを用いた場合の動作(16ビット/転送)
ソフトウェア・プログラムKIT14716.S19は16ビット/転
送のインタフェース方式を実行します。スループット
は91kspsです。このデモではCSはローに保持され、
QSPIはバックグランドで連続的に動作します。MAX147
のデータシートの「クロックモード」の項のタイミング
図を参照してください。このプログラムを使用すると
きは「クイックスタート」の手順に従ってください。た
だし、ステップ8でKIT147.S19の代りにKIT14716.S19を
ダウンロードしてください。ロードが完了した時点で
ALT+Cを押し、コントロールパネルに戻ってください。
リファレンス電圧の変更
MAX147EVキットのソフトウェアは、特に指定のない
限り、リファレンス電圧が2.5Vであると仮定します。
2.5V以外のリファレンス電圧を用いる場合はプログラム
をスタートするときにその値を指定してください。例
えば、VREFが2.048Vのリファレンスで駆動される場合
は、MAX147のソフトウェアをスタートするときに以下
のようにタイプしてください。
MAX147 VREF 2.048
MAX146の場合、REFADJが1.2Vのリファレンスで駆動
される場合は、以下のようにタイプしてMAX147のソフト
ウエアをスタートさせてください。
MAX147 146 REFADJ 1.2
0℃∼+70℃の温度範囲で4LSB以内の精度を実現するた
めには、外部リファレンス電圧の温度係数が20ppm/℃
以下でなければなりません。0℃∼+70℃の温度範囲で
12ビット精度を実現するためには、外部リファレンス
電圧の温度係数は4ppm/℃以下でなければなりません。
MAX146は内蔵のリファレンス又は外部リファレンスを
使用できます。EVキットでは内部リファレンスは
REFADJをVDD(JU2)にプルアップし、VREFをMAX872
表2. 16ビット/転送用の推奨QSPIセット
アップ(KIT14716.S19で使用)
PARAMETER
SPBR
CPOL
CPHA
BITS
DTL
4
VALUE
5 (1.68MHz)
0 (clock is idle low)
0 (data is stable on clock rising edge)
16
4 (7.6µs delay used in internal clock mode)
TR0
0000 0001 xxxx xyy0 (configure and start
conversion)
CR0
External clock: 1100 xxx0 (16-bit transfer).
Internal clock: 1110 xxx0 (16-bit transfer
with DT delay).
RR0
Received data, left justified
2.5Vリファレンス(JU5)で駆動することによってディ
セーブルされます。
部品数を最小限にするには、JU2及びJU5からシャント
を取り除き、MAX146の内部リファレンスをイネーブル
します。これにより内部バンドギャップリファレンス
及びリファレンスバッファをイネーブルし、VREFを
2.5Vで内部駆動します。REFADJ( EVキット上でC1)の
近くにある0.01µFセラミックバイパスコンデンサで
ノイズをフィルタ出来ます。
ハードウェアの詳細 _____________________
MAX147EVキットボードには3Vレギュレータとして設
定されたMAX666が含まれています。トリムポットR16
でVDDの電圧を2.3V∼3.6Vの範囲で調整します。
MAX872はマイクロパワーの2.5Vリファレンスです。
MAX494及びMAX495はレイルトゥレイルの低電圧オペ
アンプで、利得帯域幅積が500kHzです。MAX495は外部
COM入力ソースをバッファします。MAX494は入力信号
の一部をバッファするために使用できます。
MAX393のアナログスイッチは、EVキットのソフトウェア
でMAX147のCOMピンの接続先をグランド又は外部
COM入力に切り換えることができます。さらに、外部
COM入力は入力チャネル0に接続することもできます。
標準的なシステムでは、COMを直接アナロググランド
又はアナログコモン電圧に接続します。MAX393は3V電
源で動作させることができますが、5Vロジックで駆動
する場合(EVシステムのように)には5V電源が必要です。
µCモジュールとインタフェースさせるために、74HCT04
はDOUT及びSSTRB信号を3Vから5Vロジックレベルに
変換します。MAX147のロジック入力は5Vロジックレベル
で直接駆動することができます。
入力信号のバッファ _____________________
アナログディジタルコンバータ(ADC)の入力が仕様通り
の精度を実現するためには、十分インピーダンスの低
いソースが必要です。ADCはアクイジションタイムの
始めに少量の電荷を注入することがあるため、ソース
信号はアクイジションタイムが終わる前に希望の精度
以内まで回復している必要があります。ソースにその
能力がない場合には、オペアンプで入力信号をバッファ
してください。
CH4∼CH7の入力信号をバッファするには14ピンヘッダ
をU7から抜き、キットに含まれているMAX494のクワッド
オペアンプをその代りに取り付けてください。ピン1は
ボードの右上隅の方向になることに注意してください。
入力バッファを用いる場合には、バッファ出力は電源
電圧範囲の両端に達することはできせん。MAX494の
オペアンプバッファが取り付けられていて、バッファ
への入力が接地されいる場合、バッファ出力はグランド
には達しません。MAX494の出力信号は両電源電圧の
約50mV以内までスイングします。
_______________________________________________________________________________________
MAX147評価システム/ 評価キット
キー
機 能
0, 1, 2, 3,
4, 5, 6, 7
対応する入力チャネル0、1、2、3、4、5、6又は7をイネーブル又はディセーブルします。EVキットのソフトウェアは選択
された全チャネルをスキャンニングします。
C
変換結果を10進法で表示します。
D
サンプル間のディレー。1秒以上のディレーはIBM PCで制御されます。その他のディレーはµCモジュールで制御されます。
タイミングは概略値であるため、オシロスコープで確認する必要があります。
L
データロギングのイネーブル及びディセーブル。-Lコマンド行オプションが指定されていない場合、Lコマンドがログファイル
名を聞いてきます。
O
オシロスコープデモ。サンプルはできるだけ速く収集、廃棄されます。オシロスコープで波形とタイミングを観察してくだ
さい。
P
パワーアップディレー。タイミングは概略値であるため、オシロスコープで確認する必要があります。外部リファレンスを使
用する場合にはパワーアップディレーは不要なため、ゼロに設定してください。パワーアップディレーは、どのパワーサイク
リングモードが選択された場合でも使用されます。
S
8つの入力の内1つを高速サンプリングします。サンプリングレートはP及びDディレーで制御されます。プログラムオーバ
ヘッドのため、OとSコマンドは異なるレートで動作します。タイミングをオシロスコープで確認してください。
V
変換結果をボルト単位で表示します。
F1
イネーブルされた全てのチャネルの入力スケールの選択(ユニポーラ、バイポーラ、ユニポーラ差動、バイポーラ差動)。
ディセーブルされているチャネルは影響されません。
F3
F4
F5
F6
F7
F8
Ý, ß
ALT+T
ALT+X
データログファイルにマーカを書き込みます。
ユーザが印加したCOM電圧の値を測定します。
VREFの仮定値を変更します。
COMの仮定電圧を変更します。Gを選択するとCOMピンはグランドに接続されます。Eを選択するとCOMピンはEXTCOM入力
パッドに接続されます。
内部クロックモード
外部クロックモード
パワーダウンモードを選択。
ターミナルモードに切換え。
終了してDOSへ。
_______________________________________________________________________________________
5
Evaluates: MAX146/MAX147
表3. MAX147 EVキットのコマンドリファレンス
Evaluates: MAX146/MAX147
MAX147評価システム/ 評価キット
表4. MAX147ソフトウェアのスタート時のコマンド行オプション
コマンド
機 能
1
デフォルトでCOM1 PCシリアルポートに。
2
デフォルトでCOM2 PCシリアルポートに。
MONO
-Lfilename
モノクロ又はLCDディスプレイ用。
「filename」ファイルをデータロギング用に開き、データロギングコマンドをイネーブルします。
VREF vvv
VREFピンの電圧の実測値を指定(公称値は2.5V)。
COM vvv
COMピンの電圧を指定。
?
146
コマンド行オプションのリストを表示。
MAX146の指定プログラムをイネーブル(FASTPDパワーダウンモード)
表5. MAX147 EVキットのジャンパ設定
ジャンパ
JU1
JU2*
JU3
JU4
JU5*
状態
機能
クローズ
SHDNをµCモジュールのピン29に接続します。
オープン(デフォルト)
SHDNを強制的にフロートさせます。
クローズ(デフォルト)
内部リファレンスをディセーブルします。VREFは入力。
オープン
内部リファレンスをイネーブルします。VREFは2.5V出力(MAX147では使用禁止)
。
クローズ(デフォルトトレース)
電流検出ジャンパ。MAX147はこのトレースを通して+3V電源を得ています。
オープン
JU3がオープンの状態でキットを動作させないでください。
クローズ(デフォルトトレース)
スイッチU3がCOMを駆動します。
オープン
COMは外部ソースで駆動しなければなりません。
クローズ(デフォルト)
VREFを外部リファレンスで駆動します。
オープン
内部リファレンスを使用します(MAX147では使用禁止)。
*If JU2 is open, JU5 must also be open.
6
_______________________________________________________________________________________
MAX147評価システム/ 評価キット
Evaluates: MAX146/MAX147
MAX494
CH0
9
CH4
10
U7C
C0MCHO
R1
R1–R8 = 1kWŸ
C7–C14 = 0.01mFŸ
Ÿ
9
U3A
IN4
8
EXTCHO 10
CH1
R2
CH0 11
13
CH5
14
U7D
12
CH2
IN5
R3
CH0
CH1
CH3
R4
CH2
2
CH6
3
IN6
1
U7A
CH3
R5
CH4
R6
6
CH7
CH5
IN7
7
U7B
5
R7
CH6
R8
VDD
CH7
C14
C13
C12
C11
C10
C9
C8
C7
COM
SHDN
C20
0.1mF
GND
GND
JU1
P1.2/SHDN
SHDN
C6
0.1mF
JU4
CUT HERE
EXTCOMFB
VDD
COM_SW
R18
100W
7
2
6
EXTCOM
3
TEST POINTS
J18-1
15
BEXTCOM
U5
4
14
3
2
1
16
U3C
U3B
MAX495
C17
0.1mF
GND
GND
R17
1M
COMSEL
COMSEL = L: COM = GND
COMSEL = H: COM = EXTCOM
VDD ADJUST RANGE = 2.3V TO 3.6V, 3V NOMINAL
U4
+5V
MAX666
1 SENSE
VDD
2 VOUT
CH0
VIN 8
LB0
3 LBI
VSET
4 GND
SHDN
7
6
COMCHO = L: CHO = NORMAL
COMCHO = H: CHO = EXTCOM
COMCHO
VDD
6
C18
0.1mF
SOCKETED
VDD
J18-3
SCLK
J18-4
CS
J18-5
DIN
J18-6
SSTRB
J18-7
DOUT
J18-8
SHDN
J18-9
COMSEL
J18-10
COMCHO
8
R14
220k
U3D
R16
100k
R21
1M
SUPPLY PINS
DEVICE
1.3V
5
7
GND
J18-2
U3: MAX393
U6: 74HCT04
U7: MAX494
R15
180k
3
GND
+5V
12, 13
14
—
U6B
GND
4, 5
7
11
4
74HCT04
VDD
—
—
4
GND
11
GND
U6E
10
74HCT04
図1. MAX147EVキットの回路図
_______________________________________________________________________________________
7
Evaluates: MAX146/MAX147
MAX147評価システム/ 評価キット
VDD
C5
U1
CH0
1
CH1
2
CH2
3
CH3
4
CH4
5
SCLK
CH1
CH2
CS
CH3
DIN
SSTRB
CH4
CH5
6
CH5
DOUT
CH6
7
CH6
DGND
CH7
8
COM
9
SHDN 10
20
VDD
CH0
CH7
AGND
COM
REFADJ
SHDN
C4 10mF
CUT HERE
JU3
MAX147
VDD146
0.1mF
GND
19
SCLK
18
CS
2
3
17
DIN
4
5
16
SSTRB
15
DOUT
JU2 VDD
13
10k
10-PIN SIP
6
7
8
9
C1
14
R9
+5V
0.01mF
GND
J1-2
GND
J1-3
GND
J1-4
GND
J1-7
+5V
J1-8
+5V
COMSEL
J1-27
P10/BIP/UNI
SCLK
J1-28
P11/SCLK
P1.2/SHDN
J1-29
P12/SHDN
COMCHO
J1-30
P13/SPARF
BSSTRB
J1-31
P14/SSTRB
BDOUT
J1-32
P15/DOUT
CS
J1-33
P16/CS
DIN
J1-34
P17/DIN
BDOUT
J1-35
MISO
DIN
J1-36
MOSI
SCLK
J1-37
SCK
CS
J1-38
PCS0
+5V
10
J1-1
REFADJ
12
11
VREF
VREF
C2
0.1mF
2.5V NOMINAL
C3
4.7mF
R13
OPEN
R11
OPEN
1
R10
OPEN
2
3
R12
OPEN
U2
VDD
+5V
MAX872CPA
1
COMP 8
7
2 VIN
C15
0.1mF
3
VOUT
4 GND
C19
0.1mF
C16
0.047mF
JU5
GND
6
5
EXTVREF
VREF
DOUT
SSTRB
13
9
12 1
2
U6A
DOUT
74HCT04
74HCT04
U6F
8
5
6
U6C
SSTRB
74HCT04
74HCT04
U6D
BDOUT
BSSTRB
図1. MAX147EVキットの回路図(続き)
8
_______________________________________________________________________________________
MAX147評価システム/ 評価キット
Evaluates: MAX146/MAX147
1.0"
図2. MAX147EVキットの部品配置ガイド(部品面側)
1.0"
図3. MAX147EVキットのPCボードレイアウト(部品面側)
_______________________________________________________________________________________
9
Evaluates: MAX146/MAX147
MAX147評価システム/ 評価キット
1.0"
図4. MAX147EVキットのPCボードレイアウト(ハンダ面側)
10
______________________________________________________________________________________
MAX147評価システム/ 評価キット
68HC16を用いてMAX147を読取る場合
______________________________________________________________________________________
Evaluates: MAX146/MAX147
リスティング1a.
11
Evaluates: MAX146/MAX147
MAX147評価システム/ 評価キット
リスティング1b. 80C32を用いてMAX147を読取る場合
12
______________________________________________________________________________________
68HC16モジュールの部品リスト________________________________________________
DESIGNATION
C1, C2, C3
QTY
3
C4, C5
2
C6, C7
C8
C9
C10–C14
D1
J1
J2
2
1
0
5
1
1
1
J3
1
J4
JU1
JU2
JU3
JU4
JU5
L1
L2
LED1
R1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
DESCRIPTION
1µF ceramic capacitors
22µF, 25V radial-lead electrolytic
capacitors
22pF capacitors
0.01µF capacitor
Reference designator, not used
0.1µF capacitors
1N4001 diode
40-pin right-angle male connector
2-circuit terminal block
Right-angle printed circuit board
mount, DB9 female socket
Open
Open
Reference designator, not used
Open
Open
Open
Open
Open
Light-emitting diode
10MΩ, 5% resistor
68HC16モジュール概要________________
68HC16モジュールは、マキシム社の高速シリアルインタ
フェース評価キット(EVキット)用に設計された実装済
み、試験済みのプリント回路ボードです。モジュール
は、モトローラのMC68HC16Z1マイクロコントローラ
(µC)の安価な8ビット版を用いて、QSPITMインタフェース
でデータを高速サンプリングします。このボードはIBM
コンパチブルなパーソナルコンピュータ及び外部DC電
源を必要とし、12V DC(typ)あるいはEVキットのマニュ
アルで指定された電圧の電源を用意する必要があります。
マキシム社の68HC16モジュールは、ユーザがマキシム
製品を評価するために提供されているツールです。
従って、マイクロプロセッサの開発プラットフォーム
としての使用は意図されておらず、マキシム社はその
様な使い方のサポートは行っていません。
DESIGNATION
R2
R3, R4
R5
R6
SW1
SW2
QTY
1
2
1
1
1
1
DESCRIPTION
330kΩ, 5% resistor
10kΩ, 5% resistors
470Ω, 5% resistor
10kΩ SIP resistor
Slide switch
Momentary pushbutton switch
U1
1
68HC16 µC
MC68HC16Z1CFC16 (132-pin
plastic quad flat pack)
U2
1
Maxim MAX233CPP
U3
1
27C256 EPROM containing
monitor program
U4
U5
U6
U7
Y1
None
None
None
None
None
1
1
1
1
1
4
1
1
1
1
7805 regulator, TO-220 size
62256 (32K x 8) static RAM
74HCT245 bidirectional buffer
Maxim MAX707CPA
32.768kHz watch crystal
Rubber feet
28-pin socket for U3
20-pin socket for U6
3" x 5" printed circuit board
Heatsink for U4, thermalloy # 6078
68HC16モジュール詳細________________
電源入力コネクタJ2
68HC16モジュールは、端子ブロックJ2に接続された
ユーザ電源で駆動します。ボード上のプラス及びマイ
ナスの印に注意してください。3端子5Vレギュレータの
入力電圧は8Vから絶対最大値20Vまでです。68HC16
モジュールは200mA (typ)の入力電流を必要とします。
68HC16マイクロコントローラ
U1はモトローラの68HC16Z1 µCです。µCの情報、開発、
サポートについてはモトローラ社にお問い合わせくだ
さい。マキシム社のEVキットでは、高速待機シリアル
周辺インタフェース(QSPI)及び内部チップセレクト生成
回路を使用しています。
モジュールに備えられたMAX707が5Vのロジック電源を
監視し、パワーオンリセットを生成し、リセットボタン
が押される度にリセットパルスを生成します。
QSPIはMotorola社の商標です。
________________________________________________________________ Maxim Integrated Products
1
68HC16 Module
68HC16モジュール
68HC16 Module
68HC16モジュール
68HC16はバス速度の設定に、位相ロックループ(PLL)を
用いています。クリスタルY1は32.768kHzの周波数
リファレンスです。この内部オシレータは、外部
クリスタルの256倍の速さで動作します。リセットされ
た後68HC16は、ソフトウェアを実行する前にまずPLL
がロックされるのを待ちます。PLLがリファレンス周波
数にロックされると、クロックシンセサイザ制御
レジスタへの書込みによって、ソフトウェアがクロック
速度を2倍にし、16.78MHzのバス速度を選択します。
U5(ユーザRAM領域)は32キロバイトのCMOSスタティック
RAMです。
68HC16モジュールは、74HCT245オクタルバッファを通
して、40ピンインタフェースコネクタの8ビットポート
にアクセスします。このメモリマップポートは独立した
読取り、書込みストローブ、4つのチップセレクト、4つ
のアドレスLSB及び8つのデータビットを備えています。
シリアル通信
J3はRS-232シリアルポートで、IBM PCの9ピンシリアル
ポートとコンパチブルです。ストレートスルー型のDB9
雄−雌ケーブルを使用してJ3をこのポートに接続して
ください。25ピンコネクタのシリアルポートしかない
場合は、標準の25ピン-9ピンアダプタを使用してくだ
さい。J3のピン配置を表1に示します。
MAX233は2個のトランスミッタと2個のレシーバを備え
た RS-232 イ ン タ フ ェ ー ス 電 圧 レ ベ ル シ フ タ で す 。
MAX233には、RS-232ラインの駆動に必要な電圧を生
成するための内部コンデンサを備えたチャージポンプ
が内蔵されています。
40ピンデータコネクタJ1
68HC16モジュールは20 x 2ピンヘッダによってマキシム
EVキットに接続されます。表2に各ピンの機能を示しま
す。68HC16のオブジェクトコードは68HC11のオブ
ジェクトコードとは互換性がないことに注意してくだ
さい。68HC16モジュールは、68HC16をサポートする
モジュールとのみ併用し、68HC16モジュール用のコード
のみをダウンロードしてください。68HC16モジュール
に誤ったオブジェクトコードをダウンロードした場合
は不測の結果となることがあります。
アドレス範囲
68HC16 µCは、様々なアドレス範囲に対して種々の
イネーブル信号を生成します。ROM及びRAMのイネーブ
ル信号は該当するチップに直接送信されます。データ
コネクタには、この他にもマキシムEVキットで使用で
きる信号(J1.11∼J1.14)がいくつか供給されています。
68HC16モジュール上の各素子のアドレス範囲を表3に
2
まとめています。表4は、68HC16の各チップセレクト
出力のロジックを説明する真理値表です。アドレスは
完全にデコードされていないため、ブートROM及び
ユーザRAMにはシャドーがあります。
表1. シリアル通信ポートJ3
PIN
NAME
FUNCTION
1
DCD
Handshake; hard-wired to DTR and DSR
2
RXD
RS-232-compatible data output from
68HC16 module
3
TXD
RS-232-compatible data input to
68HC16 module
4
DTR
Handshake; hard-wired to DCD and DSR
5
GND
Signal ground connection
6
DSR
Handshake; hard-wired to DCD and DTR
7
RTS
Handshake; hard-wired to CTS
8
CTS
Handshake; hard-wired to RTS
9
None
Unused
表2. 40ピンデータコネクタ信号
PIN
1–4
5, 6
7, 8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20–26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
NAME
GND
VPREREG
VCC
RD
WR
7E000
7E800
7F000
7F800
A00
A01
A02
A03
EXTD0
EXTD1–7
IC1
IC2
IC3
OC1
OC2
OC3
OC4
IC4
MISO
MOSI
SCK
PCS0/SS
CLKOUT
PWMA
FUNCTION
Ground
Unregulated input voltage
+5V from on-board regulator
Read strobe
Write strobe
Chip select for 7E000–7E7FF
Chip select for 7E800–7EFFF
Chip select for 7F000–7F7FF
Chip select for 7F800–7FFFF
Address bit 0 (LSB)
Address bit 1
Address bit 2
Address bit 3
Buffered data bus 0 (LSB)
Buffered data bus bits 1–7
General I/O port bit 0 (LSB)
General I/O port bit 1
General I/O port bit 2
General I/O port bit 3
General I/O port bit 4
General I/O port bit 5
General I/O port bit 6
General I/O port bit 7
QSPI master-in, slave-out
QSPI master-out, slave-in
QSPI serial clock
QSPI chip-select output
System clock output
Pulse-width-modulator output
_______________________________________________________________________________________
68HC16モジュール
68HC16モジュールのメモリマップ
(アドレス値はすべて20ビットの16進法)
PIN
FUNCTION
00000–07FFF
Boot ROM (U3, strobed by CSBOOT)
08000–0FFFF
Shadow of boot ROM
10000–17FFF
User RAM (U5, strobed by CS0 and CS2)
18000–1FFFF
Shadow of user RAM
20000–203FF
Internal standby RAM; 1kbyte
20400–7DFFF
Unused
7E000–7E7FF
External chip select (J1 pin 11) (CS7)
7E800–7EFFF
External chip select (J1 pin 12) (CS8)
7F000–7F7FF
External chip select (J1 pin 13) (CS9)
7F800–7FFFF
External chip select (J1 pin 14) (CS10)
80000–F7FFF
Not accessed by the 68HC16
F8000–FF6FF
Unused
FF700–FF73F
68HC16’s built-in ADC (not used)
FF740–FF8FF
Unused
FF900–FF93F
General-purpose timer module (GPT)
FF940–FF9FF
Unused
FFA00–FFA7F
System integration module (SIM)
FFA80–FFAFF
Unused
FFB00–FFB07
Internal standby RAM (SRAM)
control registers
FFB08–FFBFF
Unused
FFC00–FFDFF
Queued serial module (QSM)
FFE00–FFFFF
Unused
ブートROM
ブートROM(U3)は8ビットメモリデバイスとして構成さ
れています。抵抗R4はシステムリセット時にデータ
ビット0をローに引下げ、µCが命令を取込むときに
上位8データビットのみを使用するよう強制します。
ブートROMはシステムをチェックし、ホストからの
コマンドを待ちます。特定のスタートアップ手順につ
いては、EVキットの説明書を参照してください。
ソフトウェア
ソフトウェアは全てEVキットの付属ディスクに入って
います。ソフトウェアの操作方法はEVキットの説明書
に記載されています。詳細についてはEVキットの説明
書を参照してください。
68HC16モジュールのセルフチェック _____
68HC16モジュールの動作テストを行うときは、まず電
源を電源端子(J2)に接続します。J1及びJ3には何も接続
しないでください。ここで電源スイッチSW1をONにし
ます。すると、LEDが点灯し、5秒以内に点滅します。
LEDの点滅のデューティサイクルが50%オン/ 50%オフ
であれば、セルフチェックに合格したことになります。
このテストでは、RS-232ポートやEVキットの40ピン
インタフェースの確認をすることはできませんが、電
源、マイクロプロセッサ、ROM及びRAMがセルフテスト
に合格したことは確認できます。
LEDが10%オン/ 90%オフのデューティサイクルで点滅
した場合は、セルフチェックに合格しなかったことを
意味します。この場合、最も可能性が高いと考えられ
る原因はRAMチップ(U5)の不良です。
LEDが点灯したままで点滅しない場合は、U3(EPROM)、
U1(マイクロプロセッサ)、U4(レギュレータ)、MAX707
のリセットジェネレータ、あるいは電源に問題がありま
す。電圧計で電源の入力及びレギュレータからの+5V
出力をチェックすることで、電源の確認を行ってください。
オシロスコープで32.768kHzのリファレンスオシレータ
が動作しているかどうか確認してください。
_______________________________________________________________________________________
3
68HC16 Module
表3.
68HC16 Module
68HC16モジュール
表4. 68HC16チップセレクト出力の真理値表
ADDRESS
RANGE
CSBOOT
CS0
CS1
CS2
CS5
CS6
CS7
CS8
CS9
CS10
0xxxx read
L
H
H
H
H
H
H
H
H
H
1xxxx read
H
H
H
L
H
H
H
H
H
H
1xxxx write
H
L
H
H
H
H
H
H
H
H
7E0xx read
H
H
L
H
H
L
L
H
H
H
7E0xx write
H
H
H
H
L
L
L
H
H
H
7E8xx read
H
H
L
H
H
L
H
L
H
H
7E8xx write
H
H
H
H
L
L
H
L
H
H
7F0xx read
H
H
L
H
H
L
H
H
L
H
7F0xx write
H
H
H
H
L
L
H
H
L
H
7F8xx read
H
H
L
H
H
L
H
H
H
L
7F8xx write
H
H
H
H
L
L
H
H
H
L
VCC
LED1
R5
470W
GROUND
PWMB
C13
0.1mF
VCC
UNREGULATED 7V TO 20V
REGULATED +5V
INTEL COMPATIBLE READ/WRITE STROBES
GND
CHIP SELECTS
19
OE
1
CS6/IOBUFFER
CS1/RDIO
LOW ADDRESS BITS
U6
74HCT245
DIR
2
3
4
5
6
7
8
9
D08
D09
D10
D11
D12
D13
D14
D15
B1
B2
B3
B4
B5
B6
B7
B8
A1
A2
A3
A4
A5
A6
A7
A8
18
17
16
15
14
13
12
11
EXTD0
EXTD1
EXTD2
EXTD3
EXTD4
EXTD5
EXTD6
EXTD7
8-BIT BUFFERED BIDIRECTIONAL DATA BUS
8-BIT GENERAL I/O PORT
HIGH-SPEED SERIAL INTERFACE (QSM/QSPI)
VCC
1
2
3
4
R6
10k
SIP
RESISTOR
5
6
7
8
9
10
GND
GND
VPREREG
VCC
CS1/RDIO
CS7/7E000
CS9/7F000
A00
A02
EXTD0
EXTD2
EXTD4
EXTD6
IC1
IC3
OC2
OC4
MISO
SCK
CLKOUT
J1-1
J1-3
J1-5
J1-7
J1-9
J1-11
J1-13
J1-15
J1-17
J1-19
J1-21
J1-23
J1-25
J1-27
J1-29
J1-31
J1-33
J1-35
J1-37
J1-39
J1-2
J1-4
J1-6
J1-8
J1-10
J1-12
J1-14
J1-16
J1-18
J1-20
J1-22
J1-24
J1-26
J1-28
J1-30
J1-32
J1-34
J1-36
J1-38
J1-40
TSTME
BKPT/DSCLK
BKPT/DSCLK
HALT
DS
J4-1
J4-2
BERR
BERR
GND
J4-3
J4-4
BKPT/DSCLK
MODCLK
GND
J4-5
J4-6
FREEZE
DSACK1
RESET
J4-7
J4-8
IPIPE1/DSI
VCC
J4-9
J4-10
IPIPE0/DS0
DSACK0
IRQ7
図1. 68HC16モジュールの回路図
4
_______________________________________________________________________________________
GND
GND
VPREREG
VCC
CS5/WRIO
CS8/7E800
CS10/7F800
A01
A03
EXTD1
EXTD3
EXTD5
EXTD7
IC2
OC1
OC3
IC4
MOSI
PCSO/SS
PWMA
68HC16モジュール
68HC16 Module
VSSE
C14
0.1mF
C8
0.01mF
VCC
BR
FC2
FC1
VDDE
VSSE
FCO
CSBOOT
DATA0
DATA1
DATA2
DATA3
VSSI
DATA4
DATA5
DATA6
DATA7
DATA8
DATA9
VDDE
VSSE
DATA10
DATA11
DATA12
DATA13
DATA14
DATA15
ADDRO
DSACK0
DSACK1
AVEC
DS
AS
VDDE
U1
MOTOROLA
MC68HC16Z1CFC16
116
115
114
113
112
111
110
109
108
107
106
105
104
103
102
101
100
99
98
97
96
95
94
93
92
91
90
89
88
87
86
85
84
CSO/WRRAM
CS5/WRIO
VCC
VSSE
CSBOOT/RDROM
DOO
VSSI
DO8
DO9
VCC
VSSE
D10
D11
D12
D13
D14
D15
AOO
DSACKO
DSACK1
DS
VCC
2
1
C3
1mF
2 20V
C10
0.1mF
VSSE
1
L2
10mH
OPTIONAL
XTAL
2 VSTBY
MODCLK
VCC
1
VCC
VSSE
CLKOUT
FREEZE
TSTME
BKPT/DSCLK
IPIPEO/DS0
IPIPE1/DSI
RESET
HALT
BERR
IRQ7
JU4
VSSE
EXTAL
VSSI
VDDI
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
VSSE
TXD
ADDR1
ADDR2
VDDE
VSSE
ADDR3
ADDR4
ADDR5
ADDR6
ADDR7
ADDR8
VSSI
ADDR9
ADDR10
ADDR11
ADDR12
ADDR13
ADDR14
ADDR15
ADDR16
ADDR17
ADDR18
VDDE
VSSE
VDDA
VSSA
ADA0
ADA1
ADA2
ADA3
ADA4
ADA5
VRH
VRL
ADA6
ADA7
VSTBY
XTAL
VDDSYN
EXTAL
VSSI
VDDI
XFC
VDDE
VSSE
CLKOUT
FREEZE/QUOT
TSTME/TSC
BKPT/DSCLK
IPIPE0/DS0
IPIPE1/DS1
RESET
HALT
BERR
IRQ7
IRQ6
IRQ5
IRQ4
IRQ3
IRQ2
IRQ1
MODCLK
R/W
SIZ1
SIZ0
VSSE
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
A01
A02
VCC
VSSE
A03
A04
A05
A06
A07
A08
VSSI
A09
A10
A11
A12
A13
A14
RXD
PCS3
PCS2
PCS1
PCS0/SS
SCK
MOSI
MISO
VSSE
VDDE
IC1
IC2
IC3
OC1
OC2
VSSI
VDDI
OC3
OC4
IC4/OC5
PAI
PWMA
PWMB
PCLK
VSSE
VDDE
ADDR23
ADDR22
ADDR21
ADDR20
ADDR19
BGACK
BG
17
16
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
132
131
130
129
128
127
126
125
124
123
122
121
120
119
118
117
RXD
TXD
VCC
CS10/7F800
CS9/7F000
CS8/7E800
CS7/7E000
CS6/IOBUFFER
CS2/RDRAM
CS1/RDIO
PWMA
PWMB
VSSE
VCC
IC1
IC2
IC3
OC1
OC2
VSSI
VDDI
OC3
OC4
IC4
MISO
MOSI
SCK
PCSO/SS
VSSI
図1. 68HC16モジュールの回路図(続き)
_______________________________________________________________________________________
5
68HC16 Module
68HC16モジュール
2
1
C7
22pF
1
VCC
R2
330k
2
2
XTAL
1
2
VCC
R1
10M
Y1
2 32.768kHz
1
1
TXD
EXTAL
C6
22pF
J3-8
CTS
7
VCC
GND
J3-7
RTS
2 T1IN
T1OUT 5
1 T2IN
T2OUT 18
J3-2
RXD
2
VCC
U7
MAX707
SW2
RESET
1
2
1
2
–
R1IN 4
20 R2OUT
R2IN 19
5
J2
+
3 R1OUT
RXD
PFO
1
6
N.C.
MR
8
RESET
4
7
RESET
PFI
GND
8
13
C1+
C2+
C112
V-
RESET
17
3
14
GND
11
15
J3-4
DTR
16
J3-6
DSR
C2+
10
C2-
U2
MAX233
VV+
J3-3
TXD
C2GND
GND
9
6
J3-1
DCD
SW1
POWER
1
2
1
J3-5
GND
D1
1N4001
U4
78M05
OUT
VCC
3
VCC
C5
22mF
20V
2
GND
2
2
C4
22mF
25V
L1
10mH
1
1
2
1
1
1
2
C1 OPTIONAL
1mF
20V
JU3
1
VSSE
J3-9
RI
VSSE
GND
VPREREG
IN
JU5
2
C2
1mF
20V
1
2
VDDI
VSSI
2
D09
1
R3
10k
RESET
2
RESET
GND
CS2/RDRAM
CS0/WRRAM
20
22
27
A0
A1 U5
A2 62256
A3
A4
A5
A6
A7
A8
A9
A10
A11
A12
A13
A14
I/O0
I/O1
I/O2
I/O3
I/O4
I/O5
I/O6
I/O7
11
12
13
15
16
17
18
19
D08
D09
D10
D11
D12
D13
D14
D15
VCC
CS
OE
WE
C12
0.1mF
VCC
CSBOOT/RDROM
GND
2
A14
32k x 8-BIT HIGH-SPEED CMOS STATIC RAM
A00
A01
A02
A03
A04
A05
A06
A07
A08
A09
A10
A11
A12
A13
1
3
10
9
8
7
6
5
4
3
25
24
21
23
2
26
A0
A1
U3
A2 27C256
A3
A4
A5
A6
A7
A8
A9
A10
A11
A12
A13
27
1
22
20
A14
VPP
OE
CE
DQ0
DQ1
DQ2
DQ3
DQ4
DQ5
DQ6
DQ7
VCC
32k x 8-BIT CMOS EPROM
図1. 68HC16モジュールの回路図(続き)
6
11
12
13
15
16
17
18
19
_______________________________________________________________________________________
D08
D09
D10
D11
D12
D13
D14
D15
D(00:15)
2
10
9
8
7
6
5
4
3
25
24
21
23
2
26
1
A(00:18)
R4
10k
A(00:18)
D00
1
A00
A01
A02
A03
A04
A05
A06
A07
A08
A09
A10
A11
A12
A13
A14
D(00:15)
GND
VCC
C11
0.1mF
GND
68HC16モジュール
68HC16 Module
図2. 68HC16モジュールの部品配置ガイド
_______________________________________________________________________________________
7
68HC16 Module
68HC16モジュール
図3. 68HC16モジュールのPCボードレイアウト(部品側)
8
_______________________________________________________________________________________
68HC16モジュール
68HC16 Module
図4. 68HC16モジュールのPCボードレイアウト(半田側)
_______________________________________________________________________________________
9
68HC16 Module
68HC16モジュール
10
______________________________________________________________________________________
80C32モジュールの部品リスト__________
DESIGNATION
QTY
DESCRIPTION
C1, C2
2
15pF ceramic capacitors
C4, C5, C6, C7,
C8, C9, C10,
C11, C12
9
0.1µF, 50V ceramic capacitors
C3, C13, C14
3
22µF, 16V radial electrolytic
capacitors
D1
J1
J2
R1
RS1
SW1
SW2
IC1
IC2
IC3
IC4
IC5
IC6
IC7
IC8
IC9
IC10
Y1
None
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1N4001 diode
40-pin right-angle male connector
DB9 right-angle socket
620Ω resistor
10kΩ 10-pin, 9-resistor SIP
Power switch
Reset switch
80C32
MAX233CPP
27C64
74HCT573
74HCT139
74HCT08
74HCT245
62256
78M05
MAX707CPA
11.059MHz crystal
2-pin power connector
None
1
28-pin 600-mil socket for IC3
(the EPROM)
None
None
4
1
Rubber feet
3.00" x 5.50" PC board
80C32モジュール ____________________
80C32モジュールの概要
マキシム社の80C32マイクロコントローラ(µC)モジュール
は、当キットを始めとするマキシム評価キット(EVキット)
で用いることを意図しています。このモジュールには
80C32 µC、RS-232インタフェース、8キロバイトの
EPROM、32キロバイトのスタティックRAM及びアドレス
ディコードロジックが含まれています。マキシムEV
キットには、80C32モジュールとインタフェースするよ
うに設計されたコネクタが備えられており、40ピン
コネクタがこのコネクタにはまるようになっています。
本モジュールは、シリアル通信ポートを通して、IBM
コンパチブルなパーソナルコンピュータに接続されま
す。各EVキットの付属ソフトウェアをコンピュータで
実行し、80C32モジュールとEVキットからなるユニット
を制御します。このプログラムは27C64 EPROMに記憶
されているルーチンを使って、各キット用の特別な
80C32コードをダウンロードします。ダウンロードされ
たコードはEVキットを制御し、パーソナルコンピュータ
で実行されているプログラムと共に出力データを表示
します。
本ボードは8V∼22Vの単一電源で動作します。40ピン
コネクタを介して、EVキットには安定前及び安定後の
+5V電圧が供給されます。
80C32モジュールの電源
80C32モジュールの通常動作には8V∼22Vの入力電圧が
必要です。モジュール上のロジックが必要とする5V電
圧、及び40ピンコネクタに接続されたEVキットが必要
とする5V電圧は、ボード上の78M05電源レギュレータ
によって供給されます。データコネクタには安定前の
電圧も供給されています。電源はモジュールに100mA
供給できなければならず、また、EVキットの負荷に耐
えるだけの容量を必要とします。
マイクロプロセッサ監視回路
モジュールに備えられたMAX707は、5Vロジック電源を
監視し、パワーオンリセットを生成し、リセットボタン
が押される度にリセットパルスを生成します。ウォッチ
ドッグ機能がしばしばデバッグ回路と干渉します。従っ
て、このボードの主要な機能はデバッグであるために、
ウォッチドッグ機能は含まれていません。
80C32マイクロコントローラ
80C32は、普及率の高いIntel 8051ファミリのµCの一つ
です。このµCは、プログラムを記憶するための外部
ROM、256バイトの内部RAM、及び4つの8ビットI/O
ポートを必要とする、ローパワーCMOSバージョンです。
全ポート中3つはシステムのシリアル通信及びメモリ制
御に必要です。4つ目のポート(P1)はデータコネクタを
通して使用することができます。
________________________________________________________________ Maxim Integrated Products
1
80C32 Module
80C32モジュール
80C32 Module
80C32モジュール
80C32は、シリアルRS-232リンクを通してPCと通信し
ます。MAX233が、±15VのRS-232信号と80C32のTTL
レベル間のレベルシフタとして機能します。MAX233は
RS-232ラインを駆動するために必要な出力電圧も生成
します。
80C32のポート0(ピン32∼39)は、メモリアドレスの
下位8ビット及び読取り/書込みデータの8ビットを多重
化します。アドレスデータの下位8ビットは、74HCT573
オクタルラッチによって各I/Oサイクル中にラッチされ
ます。このラッチは80C32のアドレスラッチイネーブル
(ALE)信号によって制御されます。80C32のポート2(ピン
21∼28)は、アドレス情報の上位8ビットを供給します。
ポート3のピン(10∼17)は、互いに無関係ないくつかの
機能を提供しています。ピン10及びピン11は、RS-232
リンクのデータ受信(RxD)ピン及びデータ送信(TxD)ピン
として使用されます。ピン16及びピン17は、データI/O
サイクルの書込み(WR)制御信号及び読取り(RD)制御
信号として機能します。残りの4つのピンは割込み及び
タイマ制御として設定されていますが、本ボードでは
使用されていません。
メモリ
本ボードに備えられた27C64 EPROMには、80C32を初
期化し、62256 RAMに追加プログラムコードをダウン
ロードするためのコードが含まれています。リセット
後、EPROM常駐コードは80C32を初期化し、RAMの
アドレス範囲を決定し、RS-232ボーレートを1,200に設
定し、PCからの通信を待ちます。任意の文字を受信する
と、このプログラムはプログラム名、リビジョンレベル
及び内部RAMの境界を示す表示内容を送信します。
62256 CMOS(32キ ロ バ イ ト )ス タ テ ィ ッ ク RAMは 、
80C32モジュールをコントローラとして使用する、種々
のマキシムEVキットのプログラムコードを記憶するため
に用いられます。プログラムはパーソナルコンピュータ
上で実行されるソフトウェア(MAXLOAD等、マキシムEV
キットの付属プログラム)によって、ディスクからRAM
に転送されます。
このRAMから実行されるプログラムは4000(16進)から
始まり、4キロバイト未満(typ)です。残りのRAMはデータ
の記憶に使用することができます。
2
アドレス範囲
モジュールボードのロジックは、種々のアドレス範囲
のために様々なイネーブル信号を生成します。ROM及
びRAMのイネーブル信号はそれぞれのチップに直接送
信されます。データコネクタにはいくつかの追加信号
(CS0∼CS3)が供給されていますが、これらはマキシム
EVキットで使用するためのものです。80C32モジュール
上の各々の素子のアドレス範囲を表1に示します。
表1. アドレス範囲(16進)
ADDRESS RANGE (HEX)
ENABLE SIGNAL
➔
➔
➔
➔
➔
➔
ROM
RAM
CS0
CS1
CS2
CS3
0000
4000
C000
D000
E000
F000
3FFF
BFFF
CFFF
DFFF
EFFF
FFFF
データI/Oコネクタ
プリント回路ボードの端に取付けられた40ピンコネクタ
が、µCモジュールとその他のマキシムEVキットを接続
します。電源とディジタル信号の両方がこのコネクタ
を通して送られます。モジュールボードをEVキットと
結合させるには、コネクタのピンをキットの40ピン
雌コネクタに注意深く合わせてから挿入します。ピン
の機能を表2に示します。
表2. I/Oコネクタピンの機能
PIN
FUNCTION
1–4
5, 6
7, 8
9
10
11
12
13
14
15–18
19–26
27–34
35–40
Ground
Pre-regulator input
Regulated +5V
RD
WR
CS0
CS1
CS2
CS3
ADDR0-ADDR3
DB0–DB7
P1.0–P1.7
Reserved
DESCRIPTION
Read strobe
Write strobe
Address C000-CFFF
Address D000-DFFF
Address E000-EFFF
Address F000-FFFF
Lowest 4 bits of address
8-bit data bus
8 bits of port 1
_______________________________________________________________________________________
80C32モジュール
マキシム80C32モジュールを用いたEVキット用のソフト
ウェアは、IBMコンパチブルなPC上で実行されるインタ
フェースプログラム、EPROM上のモジュールプログラム、
及びディスクで支給されてモジュール上のRAMに転送
されるプログラムの3つの部分からなっています。
EPROM常駐プログラム
EPROM常駐プログラムは80C32の初期化、RS-232
リンク経由の通信の確立、スタティックRAMの検証及
びその他のプログラムのダウンロードを行います。
このプログラムは、パワーアップ時及びリセット
ボタンが押される度に動作を開始します。リセット後、
このプログラムはRS-232ポートから文字を受信するま
で無期限に待機します。最初の文字が受信されると、
モジュールとファームウェアリビジョンを示すログオン
表示の内容が送信されます。ログオン表示の内容が送信
された直後に、プログラムは内蔵された256キロビット・
スタティックRAMのチェッカルーチンを実行します。
すなわち、RAMにいくつかのパターンを書込み、それ
を読取ることで各パターンが維持されていることを確
認します。
合格、不合格の区別は、各パスの後にパーソナルコン
ピュータに表示されます。EVキットソフトウェアは
RAMの正常動作を必要条件とします。RAMチェックの
一つでも不合格になった場合、ボードの使用を試みな
いでください。
その他にも、2つのプログラムがEVキットのフロッピー
ディスクに入っています。片方のプログラムはユーザ
インタフェースとして機能し、80C32モジュールに
コマンドを送信します。他方はモジュール上のRAMか
ら実行される80C32アプリケーションプログラムです。
プログラムのロード手順はキットによって異なります
ので、説明書の指示に従ってください。
図1. 80C32モジュールの部品配置ガイド(x1)
_______________________________________________________________________________________
3
80C32 Module
ソフトウェア・アーキテクチャ
80C32 Module
80C32モジュール
34
P1.0-P1.7
27-34
ALL D9 MNEMONICS REFER
TO THE HOST (DTE)
5
GND
1
DCD
4
DTR
6
DSR
27
2
TXD
3
RXD
7
RTS
8
CTS
MAX233A
U2
+5V
2
+5V
5 T1
2
OUT T1IN
18 T2
T2IN 1
OUT
4 R1 R1
3
19 R2IN R2OUT 20
OUT
IN
11
8
C1+
C2+
15
13
C1C2+
10
V- 12
C216
17
VC214
GND GNDV+
6
1
2
3
4
5
6
7
8
10
11
12
13
14
15
16
17
9
9
MAX707
+5V
U10
1
MR RESET
2
RESET
V
SW1
3 CC
GND N.C.
RESET
4
PFO
PFI
P1.0
P1.1
P1.2
P1.3
P1.4
P1.5
P1.6
P1.7
RXD
TXD
-INT0
-INT1
T0
T1
-WR
-RD
RST
C1 27pF18
8
7
6
5
AD0
AD1
AD2
AD3
AD4
AD5
AD6
AD7
ALE
-EA
A15
A14
A13
A12
A11
A10
A9
A8
39
38
37
36
35
34
33
32
30
31
28
27
26
25
24
23
22
21
0
1
2
3
4
5
6
7
0
1
2
3
4
5
6
7
11
2 1
Q1
3 D1
4
74HCT
5
573
6
U4
7
D
8
9 D8
Q8
19
18
17
16
15
14
13
12
15
14
13
12
11
10
9
8
XTAL2
29
XTAL1 -PSEN
C2 XX1 11.059MHz
1
U6 HCT08
27pF
3
2
+5V 4
U6 HCT08
6
+5V 12 5
0
1
2
3
4
5
6
7
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
10
9
8
7
6
5
4
3
25
24
21
23
2
26
22
20
O0
A0
A1
O1
A2
O2
A3
O3
A4
O4
A5
O5
A6
O6
A7
O7
A8 27C64
A9 U3
A10
A11
VPP
A12
N.C./A13 PCM
C
E
11
12
13
15
16
17
18
19
+5V
1
27
19
14 2 A0
0
3 A1 U5 1
15
HCT139 2
1
EN
3
4
5
6
7
9 U6 HCT08
8
10
11
13
U6 HCT08
図2. 80C32モジュールの回路図
4
_______________________________________________________________________________________
80C32モジュール
+5V
RS1
U8
62256
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
10
9
8
7
6
5
4
3
25
24
21
23
2
26
1
20
22
27
A0
A1
A2
A3
A4
A5
A6
A7
A8
A9
A10
A11
A12
A13
A14
-CS
-OE
-WR
I/O1
I/O2
I/O3
I/O4
I/O5
I/O6
I/O7
I/O8
11
12
13
15
16
17
18
19
0
1
2
3
4
5
6
7
0
1
2
3
4
5
6
7
1 19
2
DIR EN B1
3 A1
4
74HCT
5
/245
6
U7
7
H
8
9 A8
B8
10k
18
17
16
15
14
13
12
11
12
0
11
1
LS139 10
2
U5
15
9
EN
3
13
ADDR0-4
15-18
DB00-DB07
19-26
14 A0
13 A1
12
3
80C32 Module
0
1
2
-CS0 - -CS3
11-14
-RD 9
-WR 10
RESERVED
35-40
+5V
POWER
LED
R1
620Ω
78M05
U9
C4-C12
0.1µF
+
C3
47µF
+
C13
47µF
VOUT
VIN
+5V
7-8
V++
5-6
SW2 POWER SWITCH
VIN POWER CONNECTOR
C14 47µF
GND
GND
1-4
図2. 80C32モジュールの回路図(続き)
_______________________________________________________________________________________
5
80C32 Module
80C32モジュール
図3. 80C32モジュールの部品側レイアウト(x1)
図4. 80C32モジュールの半田側レイアウト(x1)
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