19-1360; Rev 3; 3/00 概要 ___________________________________ 特長 ___________________________________ MAX1676は、ポータブルハンドヘルド機器に最適な 高効率、ステップアップDC-DCコンバータです。入力 電圧は0.7V∼5.5Vで、高い出力電圧に変換します。 MAX1676にはダンピング回路(BATT端子)を備え、 これによりインダクタリンギングを抑制し、電磁干渉 (EMI)を減少できます。 ◆ 同期整流による高効率動作 MAX1676評価キット(EVキット)は、表面実装部品を 使用した組立・テスト済みのPC基板です。本キットでは ジャンパ3個が用意されており、出力電圧の選択、電流 リミット、およびシャットダウン制御が簡単に行えます。 ◆ 自己消費電流:16µA 出力電圧は可変、ピン選択可能です。移動可能なジャンパ で、3.3V又は5.0Vのいずれかの出力電圧を選択できます。 ジャンパをオープンにし、抵抗分圧器に接続すれば 電圧を2V∼5.5Vの間に設定できます。またインダクタ 電流制限も0.5A又は1.0Aのいずれかを選択できます。 シャットダウンモード時、消費電流は僅か0.1µAです。 部品リスト _____________________________ DESIGNATION QTY C1 1 DESCRIPTION 47µF, 16V tantalum capacitor AVX TPSC476M016R0350 ◆ 入力電源電圧:0.7Vまで動作可能 ◆ 外部ショットキダイオード不要(セル複数個の場合) ◆ 可変電流制限(0.5A又は1.0A) ◆ ダンピング回路によりEMIを低減 ◆ シャットダウン電流:0.1µA(typ) ◆ ローバッテリ検出(LBI/LBO) ◆ 10ピンµMAXパッケージ ◆ 実装表面構造 ◆ 完全組み立て、試験済み 部品メーカ _____________________________ SUPPLIER PHONE FAX AVX 803-946-0690 803-626-3123 Motorola 303-675-2140 303-675-2150 Murata 814-237-1431 814-238-0490 Sumida 847-956-0666 847-956-0702 Taiyo Yuden 408-573-4150 408-573-4159 C2 1 100µF, 10V tantalum capacitor AVX TPSD107M010R0100 C3 1 1µF, Y5V ceramic capacitor Taiyo Yuden UMK212F105ZG C4 1 0.1µF, X7R ceramic capacitor Taiyo Yuden UMK212BJ104KG or Murata GRM40X7R104K025AL D1 0 Diode (not included; needed for 1-cell inputs) Motorola MBR0520 1) 1.1V∼3.0V電源を、+VBATT及びGNDと捺印され たパッドに接続します。 JU1, JU2, JU3 3 3-pin jumpers 2) 電圧計及び負荷 (必要に応じて) をVOUTパッドに接続し ます。 L1 1 22µH power inductor (1.1A) Sumida CD54-220 Sumida CR54-220 R1 1 200Ω, ±5% resistor R2–R6 0 Open R7 1 1MΩ, ±5% resistor U1 1 MAX1676EUB TEMP. RANGE MAX1676EVKIT 0°C to +70°C MAX1676 EVキットは、完全に組立・テスト済みの表 面実装ボードで、完成品として出荷されています。以下 の手順でボードの動作を確認してください。尚、全ての 接続が完了するまで電源は入れないでください。 3) ピン1と2の間のJU3にシャントを取り付けます。 4) 出力電圧が3.3Vの場合は、ピン1と2の間のJU1に シャントを取り付けます。 5) 電流制限が1Aの場合、ピン1と2の間のJU2にシャン トを取り付けます。 型番 ___________________________________ PART クイックスタート _______________________ IC PACKAGE 10 µMAX 6) 電源をオンにし、出力電圧が3.3Vとなっているこ とを確認します。 7) ボード設定を変更し、他の出力電圧には、ボード設定 を変更し 「出力電圧選択」 の項を参照してください。 ________________________________________________________________ Maxim Integrated Products 1 本データシートに記載された内容は、英語によるマキシム社の公式なデータシートを翻訳したものです。翻訳により生じる相違及び誤りに ついての責任は負いかねます。正確な内容の把握にはマキシム社の英語のデータシートをご参照下さい。 無料サンプル及び最新版データシートの入手にはマキシム社のホームページをご利用下さい。www.maxim-ic.com Evaluates: MAX1676 MAX1676評価キット Evaluates: MAX1676 MAX1676評価キット 詳細 ___________________________________ ジャンパの選択 3個の3ピンジャンパで、出力電圧、電流制限及び シャットダウンモードを設定します。表1に、設定可能 なジャンパ接続を示します。 入力ソース MAX1676 EVキットの入力ソースは、保証スタート アップ時に1.1V以上(スタートアップ後は0.7V)で出力 電圧以下でなくてはなりません。入力電圧範囲は通常、 NiCd電池2個で2.0V∼3.3V範囲です。入力電圧が設定 出力電圧よりも大きくても(但し6V未満)回路に損傷を 与えませんが、MAX1676の出力は入力電圧から内部 ダイオードD1での電圧降下0.7V (ショットキダイオード を外付けした場合0.3V)を差し引いた値と等しくなり ます。 表1. ジャンパの選択オプション ジャンパ スタートアップ後は、MAX1676は安定化された出力 電圧で動作します。これは入力電圧がEVキットの最低 保証スタートアップ電圧の1.1Vを下回ることを意味し ます。通常、入力電圧が0.7Vとなっても、安定化出力 は維持されます。 JU1 単一セルでの動作 JU3 ジャンパ の位置 機 能 1–2 3.3V固定出力 2–3 5V固定出力 R1とR2の分圧器を使用する 可変出力 Open JU2 1–2 インダクタのピーク電流を1.0Aに制限 2–3 インダクタのピーク電流を0.5Aに制限 1–2 SHDN = High、MAX1676のイネーブル 2–3 SHDN = Low、MAX1676のディセーブル 外部信号でSHDNパッドをドライブ Open 単一セル動作の場合、低電圧スタートアップを確実と するために、ダイオードD1を追加する必要があります。 Motorola MBR0630または同等のショットキダイ オードを使用してください。 +VBATT R1 200Ω C1 47µF 16V L1 22µH GND 7 BATT LX R3 OPEN OUT 2 LBI R4 0Ω (SHORT) 9 10 U1 MAX1676 D1 OPEN R2 OPEN LBO C3 1µF R7 1M C2 100µF, 10V GND 3 LBO 1 SHDN 6 JU3 2 SHDN 3 CLSEL 4 1 JU2 2 3 5 REF C4 0.1µF GND 8 FB 1 R5 OPEN 1 2 JU1 R6 OPEN 3 図1. MAX1676 EVキット回路図 2 VOUT _______________________________________________________________________________________ MAX1676評価キット Evaluates: MAX1676 ローバッテリ検出器の使用 MAX1676には、入力ソース電圧レベルを監視する コンパレータを備えています。抵抗R3とR4は電圧分 圧器として、+VBATTパッド及びMAX1676のLBIピン 間に接続されています。R4上のプリント回路トレース はLBIピンをグランドにショートします。R4を実装す る前にトレースパターンを切ってください。 またボードの他の部分に、プルアップ抵抗をLBO出力上 に容易に設置できます。LBO出力はオープンドレインと なっており、1mAをシンクできます。LBOで外部回路 をドライブする場合、抵抗R2を実装してください。 抵抗R2、R3及びR4の値の決定については、 MAX1674/MAX1675/MAX1676データシートの 「低電圧検出」の項を参照してください。 出力電圧の選択 MAX1676ではJU1ジャンパの位置によって、初期出力 が3.3V、5Vのいずれかに設定されています。また外部 抵抗を接続することにより、出力電圧を2.0V∼5.5V までの間に調整することができます。この際にはJU1 のシャントを取り外し、出力電圧分圧器R5及びR6を 追加してください。R 5及びR 6の計算については、 MAX1674/MAX1675/MAX1676データシート、 「出力電圧の選択」の項を参照してください。 1.0" 図2. MAX1676 EVキット部品配置ガイド (部品面側) 1.0" 図3. MAX1676 EVキットPCボードレイアウト (部品面側) 1.0" 図4. MAX1676 EVキット部品配置ガイド (ハンダ面側) _______________________________________________________________________________________ 3 Evaluates: MAX1676 MAX1676評価キット NOTES 販売代理店 〒169 -0051東京都新宿区西早稲田3-30-16(ホリゾン1ビル) TEL. (03)3232-6141 FAX. (03)3232-6149 マキシム社では全体がマキシム社製品で実現されている回路以外の回路の使用については責任を持ちません。回路特許ライセンスは明言されていません。 マキシム社は随時予告なしに回路及び仕様を変更する権利を保留します。 4 _____________________Maxim Integrated Products, 120 San Gabriel Drive, Sunnyvale, CA 94086 408-737-7600 © 2000 Maxim Integrated Products is a registered trademark of Maxim Integrated Products.