19-1740; Rev 0; 7/00 概要 _______________________________ 特長 _______________________________ MAX1748評価キット(EVキット)は、ブーストスイッ チングレギュレータ及び2つのチャージポンプ電圧レギュ レータ回路を含む完全実装済み、試験済みの表面実装 回路基板です。ブーストスイッチング回路の出力は +10Vに設定されており、+2.7V∼+5.5Vの電源電圧から 200mAの電流を供給します。 ♦ 入力範囲:+2.7V∼+5.5V(設定の場合) ♦ 出力電圧 +10V出力、200mA(ブーストスイッチング) +15V出力、20mA以上 (正チャージポンプレギュレータ) -5V出力、20mA以上 (負チャージポンプレギュレータ) ♦ 出力は抵抗で調整可能 ♦ 効率:85%以上 ♦ 内部MOSFETスイッチ ♦ ICのシャットダウン電流:0.1µA(typ) ♦ ブーストスイッチング周波数:1MHz チャージポンプスイッチング周波数:500kHz ♦ 薄型 ♦ 表面実装部品 ♦ 完全実装済み、試験済み 正チャージポンプ回路の出力は+15Vに設定されており、 20mA以上の電流を供給します。負チャージポンプ回路の 出力は-5Vに設定されており、20mA以上の電流を供給 します。これらのチャージポンプ入力の片方又は両方 の電源は+2.7V∼+5.5VのDCソース又はブーストスイッ チングレギュレータの出力から供給できます。 MAX1748 EVキットは自己消費電流が小さく、効率が 高い(86%以上)ため、バッテリ寿命を最大限に伸ばし ます。1MHz動作により、超小型表面実装部品の使用が 可能です。MAX1748のTSSOPパッケージ(最大 1.1mm)と薄型の外付部品の使用により、この回路は 高さが1.2mm以下となっています。 型番 _______________________________ PART TEMP. RANGE MAX1748EVKIT 0°C to +70°C IC PACKAGE 16 TSSOP 部品リスト _________________________________________________________________ DESIGNATION QTY DESCRIPTION C1, C16, C17, C18, C21 5 3.3µF, 10V X7R ceramic caps (1210) Taiyo Yuden LMK325BJ335KD C2, C4, C5, C6, C22, C23 6 0.1µF, 16V X7R ceramic caps (0603) Taiyo Yuden EMK107BJ104MA 0 Not installed (R) Sprague 592D336X0016R2T recommended C3 C7, C15, C24 C8 C9 3 1µF, 16V X5R ceramic caps (1206) Murata GRM42-6X5R105K016 D2, D3 2 D4, D5 0 Not installed (SOT23) L1 1 6.8µH inductor Coilcraft LPO2506IB-682 R1 1 348kΩ ±1% resistor (0805) R3 1 549kΩ ±1% resistor (0805) R2, R4, R6 3 49.9kΩ ±1% resistors (0805) 1 200kΩ ±1% resistor (0805) 1 470pF, 10V X5R ceramic cap (0603) Taiyo Yuden LMK107BJ474KA R7 0 Not installed (0805) 1 0.22µF, 10V X7R ceramic cap (0603) Taiyo Yuden LMK107BJ224KA R8, R9 2 1MΩ ±5% resistors (0805) U1 1 MAX1748EUE (16-pin TSSOP) JU1, JU4, JU5 3 3-pin headers None 3 Shunts (JU1, JU4, JU5) None 1 MAX1748 PC board Not installed, ceramic capacitors (0603) None 1 MAX1748 data sheet 1.0A, 30V Schottky diode (S-flat) Toshiba CRS02 or Nihon EP10QY03 None 1 MAX1748 EV kit data sheet 0 Not installed (0805) C14 1 0.15µF, 25V X7R ceramic cap (1206) Taiyo Yuden TMK316BJ154MD D1 DESCRIPTION 200mA, 25V Schottky diodes (SOT23) Fairchild BAT54S R5 C10 - C13 C19, C20 DESIGNATION QTY 0 1 ________________________________________________________________ Maxim Integrated Products 1 本データシートに記載された内容は、英語によるマキシム社の公式なデータシートを翻訳したものです。翻訳により生じる相違及び誤りに ついての責任は負いかねます。正確な内容の把握にはマキシム社の英語のデータシートをご参照下さい。 無料サンプル及び最新版データシートの入手にはマキシム社のホームページをご利用下さい。www.maxim-ic.com Evaluates: MAX1748 MAX1748評価キット Evaluates: MAX1748 MAX1748評価キット 部品メーカ __________________________ SUPPLIER PHONE FAX Coilcraft 847-639-6400 847-639-1469 Fairchild 408-822-2000 408-822-2102 Murata 814-237-1431 814-238-0490 Sprague 603-224-1961 603-224-1430 Sumida 708-956-0666 708-956-0702 Taiyo Yuden 408-573-4150 408-573-4159 Toshiba 949-455-2000 949-859-3963 Note: Please indicate that you are using the MAX1748 when contacting these component suppliers. ジャンパによってPIN又はV1から電源を得るように 設定することができます。 ブーストスイッチングレギュレータの出力電圧は、 抵抗を使用することにより+2.7V∼+13Vの間で調整 可能です。正チャージポンプレギュレータの出力は +25Vまで、負レギュレータの方は-15Vまで抵抗を 使って調整可能です。 MAX1748 EVキットのチャージポンプ回路は、正電圧 3倍化及び負電圧2倍化出力回路用のプリント基板パッド を備えています。 ジャンパの選択 シャットダウンモード クイックスタート_____________________ MAX1748 EVキットは完全実装済み、出荷試験済み です。以下の手順で+10V出力時の基板の動作を確認 して下さい。全ての接続が完了するまで電源を投入し ないで下さい。 1) DC +2.7V∼+5.5V電源をPINパッドに接続します。 電源グランドをGNDパッドに接続します。 2) 電圧計をV1パッドに接続します。 3) シャントJU1( SHDN)がピン1と2の間に取り付けら れており、シャントJU4(SUPP)及びJU5(SUPN) がピン2と3の間に取り付けられていることを確認し ます。 4) 電源を投入し、メイン出力(V1)が+10Vであることを 確認します。 5) 負チャージポンプレギュレータの出力(VN)が-5Vで あることを確認します。 6) 正チャージポンプレギュレータの出力(VP)が+15V であることを確認します。 他の出力電圧を得るためのフィードバック抵抗の選択 については、「出力電圧」の項を参照して下さい。出力 電圧を選択する際の入力電圧範囲は+2.7V∼+5.5Vです。 詳細 _______________________________ MAX1748 EVキットは、ブーストスイッチングレギュ レータと2つの安定化チャージポンプを備えています。 本EVキットは+2.7V∼+5.5Vの入力電圧範囲で動作し ます。ブーストスイッチングレギュレータは、+10V 出力で200mAを供給します。 正チャージポンプレギュレータは+15Vを生成し、 20mA以上の電流を供給できます。負チャージポンプレ ギュレータは-5V出力を生成し、20mA以上の電流を供給 することができます。いずれのチャージポンプも、 2 MAX1748 EVキットは、MAX1748の自己消費電流を 低減してバッテリ寿命を延ばすシャットダウンモード を備えています。3ピンジャンパ(JU1)により、 MAX1748のシャットダウンモードを選択します。表1に 選択可能なジャンパオプションを示します。 正チャージポンプレギュレータフィードバック MAX1748 EVキットにおいては、VP(電圧ダブラ) とVPA(電圧トリプラ)のうちのどの正チャージポンプが 安定化されるかをジャンパJU2で決めます。表2 に、 正チャージポンプレギュレータのジャンパオプション を示します。 表1. ジャンパJU1の機能 SHUNT LOCATION SHDN PIN 1-2 Connected to PIN MAX1748 enabled, V1 = +10V 2-3 Connected to GND Shutdown mode, V1 = PIN - VDIODE MAX1748 OUTPUT 表2. ジャンパJU2の機能 SHUNT LOCATION R3 OPERATING MODE 1-2 (PC trace shorts 1-2) Connected to VP Regulate VP, doubler output voltage 2-3 (cut open trace across 1-2 , short across 2-3) Connected to VPA Regulate VPA, tripler output voltage 表3. ジャンパJU3の機能 SHUNT LOCATION R5 OPERATING MODE 1-2 (PC trace shorts 1-2) Connected to VN Regulate VN, -5V output voltage 2, 3 (cut open trace across 1-2, short across 2-3) Connected to VNA Regulate VNA, negative doubler output voltage _______________________________________________________________________________________ MAX1748評価キット 正チャージポンプの出力電圧 表4. ジャンパJU4の機能 SUPP PIN OPERATING MODE 1-2 Connected to PIN PIN voltage source feeds positive charge-pump input 2-3 Connected to V1 Boost converter (V1) feeds positive charge-pump input 表5. ジャンパJU5の機能 SHUNT LOCATION SUPN PIN OPERATING MODE 1-2 Connected to PIN PIN voltage source feeds negative charge-pump input 2-3 Connected to V1 Boost converter (V1) feeds negative charge-pump input 負チャージポンプレギュレータフィードバック MAX1748 EVキットにおいては、VNとVNA(電圧 ダブラ)のうちのどの負チャージポンプが安定化されるか をジャンパJU3で決めます。表3に、負チャージポンプ レギュレータのジャンパオプションを示します。 正電圧ソース MAX1748 EVキットは、どの電圧ソースで正チャージ ポンプレギュレータ回路を駆動するかを選べるように なっています。ジャンパJU4によって、MAX1748の SUPPピンの入力電圧ソースを選択します。表4に選択 可能なオプションを示します。 負電圧ソース MAX1748 EVキットは、どの電圧ソースで負チャージ ポンプレギュレータ回路を駆動するかを選べるように なっています。ジャンパJU5によって、MAX1748の SUPNピンの入力電圧ソースを選択します。表5に選択 可能なオプションを示します。 出力電圧の選択 ______________________ ブーストスイッチングレギュレータの出力電圧 MAX1748 EVキットのブーストスイッチングレギュ レータ出力は、フィードバック抵抗(R1、R2)によって +10Vに設定されています。+10V以外の出力電圧 (+2.7V∼+13V)を生成するには、外付分圧器抵抗(R1、 R 2 )の値を変更して下さい。セラミックコンデンサ (C17、C18、C20)の定格は+10Vです。電圧を+10V より高くする場合は、電圧定格の高いコンデンサを 使って下さい。抵抗の選択については、MAX1748 デ ー タ シ ー ト の「 出 力 電 圧 の 選 択 」の 項 を 参 照 し て 下さい。他の出力電圧を選択する場合の入力電圧範囲は、 +2.7V∼VPINになります。 MAX1748 EVキットの正チャージポンプレギュレータ の出力は、フィードバック抵抗( R 3、R 4 )によって +15Vに設定されています。+15V以外の出力電圧を 生成したいときは、外付分圧器抵抗(R3、R4)を変更 して下さい。抵抗の選択については、MAX1748データ シートの「出力電圧の選択」の項を参照して下さい。入力 電圧範囲のジャンパ選択については表4を参照して 下さい。コンデンサの電圧定格がその構成に適してい るかどうかチェックして下さい。 正トリプラチャージポンプの出力電圧 MAX1748 EVキットは、正チャージポンプ電圧トリプラ 回路を備えています。トリプラ回路を使用するには、 3つの部品(C10、C11、D4)を取り付けて、ジャンパ JU2を修正する必要があります。コンデンサC10及び C11は、電圧定格がVPAにおいて予想される電圧以上 の0.1µF(太陽誘電のUMK212BJ104MGを推奨します)を 使用して下さい。ヘッドルームが十分にある場合は、 D4には順方向電圧の高い低コストダイオードを使用 することができます。ジャンパJU2のピンホール1と2の 間の短絡されたプリント基板トレースを切断し、ピン ホール2と3の間にジャンパを取り付ける必要があり ます。注記:これにより、VPAが安定化出力となります。 別の電圧を生成するには、適正な分圧器抵抗(R3、R4)を 選択すると共に、入力電圧とジャンパ設定を考慮し て下さい。抵抗の選択については、MAX1748データ シートの「出力電圧の選択」の項を参照して下さい。入力 電圧範囲のジャンパ選択については表4を参照して 下さい。 負チャージポンプの出力電圧 MAX1748 EVキットの負チャージポンプレギュレータ の出力は、フィードバック抵抗(R5、R6)によって-5V に設定されています。-5V以外の出力電圧を生成したい 時は、外付分圧器抵抗(R5、R6)を変更すると共に、 入力電圧とジャンパ設定を考慮して下さい。抵抗の 選択については、MAX1748データシートの 「出力電圧の 選択」の項を参照して下さい。入力電圧範囲のジャンパ 選択については表5を参照して下さい。 負ダブラチャージポンプの出力電圧 MAX1748 EVキットは、負チャージポンプ電圧ダブラ 回路を備えています。ダブラ回路を使用するためには、 3つの部品(C12、C13、D5)を取り付けて、ジャンパ JU3を修正する必要があります。コンデンサC12及び C13は、電圧定格がVNAにおいて予想される電圧以上 の0.1µF(太陽誘電のUMK212BJ104MGを推奨します) _______________________________________________________________________________________ 3 Evaluates: MAX1748 SHUNT LOCATION Evaluates: MAX1748 MAX1748評価キット を使って下さい。ヘッドルームが十分にある場合は、 D5には順方向電圧の高い低コストダイオードを使用す ることができます。ジャンパJU3のピンホール1と2の間 の短絡されたプリント基板トレースを切断し、ピンホール 2と3の間にジャンパを取り付ける必要があります。 別の電圧を生成するには、適正な分圧器抵抗(R5、R6)を 選択すると共に、入力電圧とジャンパ設定を考慮 して下さい。抵抗の選択については、MAX1748データ シートの「出力電圧の選択」の項を参照して下さい。入力 電圧範囲のジャンパ選択については表5を参照して下 さい。 4 _______________________________________________________________________________________ C13 OPEN 1 2 2 1 VNA C7 1µF L R R L D3 D5 OPEN 3 3 3 1 2 JU3 C6 0.1µF C12 OPEN GND R5 200k V1 PIN PIN C1 3.3µF UNLESS OTHERWISE NOTED, ALL RESISTORS ARE (0805) 1%. VN -5V GND VNA VNA +2.7V TO +5.5V PIN 2 3 1 R6 49.9k JU5 C16 3.3µF R8 1M JU1 C9 0.22µF C14 0.15µF C8 470pF C2 0.1µF 9 6 8 10 11 3 16 4 SHDN REF FBN DRVN SUPN INTG TPA TIN U1 MAX1748 L1 6.8µH RDY GND FBP DRVP SUPP PGND FB LX 1 5 7 12 13 14 2 15 R4 49.9k C15 1µF R9 1M D1 RDY R3 549k R2 49.9k R1 348k PIN JU4 C19 OPEN R7 OPEN C21 3.3µF 3 1 2 C20 OPEN C17 3.3µF V1 PIN C4 0.1µF C10 OPEN C18 3.3µF 3 3 GND D2 L R L R D4 OPEN C3 OPEN V1 +10V 1 2 1 2 C22 0.1µF V1 V1 JU2 C5 0.1µF V1 1 2 3 VPA C23 0.1µF C11 OPEN C24 1µF VPA GND VP +15V VPA Evaluates: MAX1748 PIN MAX1748評価キット 図1. MAX1748 EVキットの回路図 _______________________________________________________________________________________ 5 Evaluates: MAX1748 MAX1748評価キット 1.0" 図2. MAX1748 EVキットの部品配置図(部品面側) 1.0" 図3. MAX1748 EVキットのプリント基板レイアウト (部品面側) 1.0" 図4. MAX1748 EVキットのプリント基板レイアウト (ハンダ面側) 販売代理店 〒169 -0051東京都新宿区西早稲田3-30-16(ホリゾン1ビル) TEL. (03)3232-6141 FAX. (03)3232-6149 マキシム社では全体がマキシム社製品で実現されている回路以外の回路の使用については責任を持ちません。回路特許ライセンスは明言されていません。 マキシム社は随時予告なしに回路及び仕様を変更する権利を保留します。 6 _____________________Maxim Integrated Products, 120 San Gabriel Drive, Sunnyvale, CA 94086 408-737-7600 © 2000 Maxim Integrated Products is a registered trademark of Maxim Integrated Products.