19-1591; Rev 1; 1/01 概要 ___________________________________ 特長 ___________________________________ MAX5003評価キット(EVキット)は、入力電圧+36V∼ +72Vで動作し、安定化5V電圧(最大1A)を出力します。 ◆ 出力:5V(1A) MAX5003EVキットは完全実装済み、試験済みの表面 実装プリント基板(PCB)です。出力電圧は5Vに設定 されています。本EVキットはフライバックコンバータ として構成されており、メカ式スイッチによって簡単に 絶縁又は非絶縁動作に設定できます。さらに、入力と 出力のグランドリファレンスが同じ電位になくて、しかも 絶縁が望ましくないときは、コントローラフィード バックループにレベルシフタ(キットには含まれていま せん)を取り付けることも可能です。 警告:本EVキット及びこれに接続されている機器には、 危険な電圧が発生しています。本EVキット又はこれに 接続された電源をパワーアップする際は、高電圧電気 機器に適した安全手順に慎重に従う必要があります。 過酷な障害や故障条件が発生した場合、本EVキットは 大きな電力を消費する可能性があります。その結果、 部品や部品の破片が高速度で飛び出してくることが あります。作業者が怪我をしないように、本キットは 慎重に扱って下さい。 ◆ 入力電圧範囲:+36V∼+72V ◆ スイッチング周波数:300kHz ◆ 入力-48V、出力+5Vに設定可能 ◆ 絶縁動作又は非絶縁動作を選択可能 ◆ 実証済みのプリント基板レイアウト ◆ 完全実装済み、試験済みの表面実装基板 型番 ___________________________________ PART TEMP. RANGE MAX5003EVKIT 0°C to +70°C IC PACKAGE 16 QSOP * With air flow. 部品リスト ________________________________________________________________________ DESIGNATION QTY DESCRIPTION DESIGNATION QTY DESCRIPTION DESIGNATION C1 1 33µF, 100V electrolytic capacitor Sanyo 100MV33CZ C2, C3 2 22µF, 10V ceramic capacitors Taiyo Yuden LMK432BJ226MM C5 C6 C7 1 1 1 2200pF ±10% ceramic capacitor 3900pF ±10% ceramic capacitor 0.01µF ceramic capacitor R4, R22, R23 3 1MΩ ±5% resistors C8 1 10µF, 16V ceramic capacitor Taiyo Yuden EMK325BJ106MN R5 1 39kΩ ±5% resistor 100pF ±10% ceramic capacitor R6 1 51kΩ ±5% resistor R7 R8, R15 1 2 200kΩ ±5% resistor 43Ω ±5% resistors C9 1 Q2 1 2N3904-type NPN transistor Central Semiconductor CMPT3904 or equivalent R1 1 41.2kΩ ±1% resistor R2 1 17.4kΩ ±1% resistor R3 1 68kΩ ±5% resistor C10 1 0.47µF ceramic capacitor C11, C13, C17 3 0.1µF ceramic capacitors C12 1 390pF ±10% ceramic capacitor R9 1 0.11Ω ±1%, 1/4W resistor Dale WSL-1206/0.11Ω/1% C16 1 4.7µF, 25V tantalum capacitor AVX TAJB475M025 D1 1 30V, 1A Schottky diode Fairchild MBRS130L 1 1 1 1 100Ω ±5% resistor 100kΩ ±5% resistor 20kΩ ±5% resistor 1.3kΩ ±5% resistor D2 1 Small-signal switching diode Central Semiconductor CMSD4448 R10 R11 R12 R13 N1 1 200V, 5.2A N-channel MOSFET International Rectifier IRF620S Q1 0 Not installed R14 1 240kΩ ±5% resistor R16, R17 2 24.9kΩ ±1% resistors R18 0 Not installed ________________________________________________________________ Maxim Integrated Products 1 本データシートに記載された内容は、英語によるマキシム社の公式なデータシートを翻訳したものです。翻訳により生じる相違及び誤りに ついての責任は負いかねます。正確な内容の把握にはマキシム社の英語のデータシートをご参照下さい。 無料サンプル及び最新版データシートの入手にはマキシム社のホームページをご利用下さい。www.maxim-ic.com Evaluates: MAX5003 MAX5003評価キット Evaluates: MAX5003 MAX5003評価キット 部品リスト(続き) _______________________ DESIGNATION QTY DESCRIPTION R19 0 Not installed R20 1 680Ω ±5% resistor R21 1 15Ω ±5% resistor SW1 SW2 1 1 DPDT switch SPDT switch T1 1 65µH, 8:1:2.5 transformer Coiltronics CTX03-14502 U1 1 MAX5003EEE (16-pin QSOP) U2 1 2.5V voltage reference Motorola TL431BCD U3 1 Low-current optocoupler QT Opto MOC217 None None None 1 1 1 MAX5003 PC board MAX5003 data sheet MAX5003 EV kit data sheet 表1. スイッチ/ジャンパ機能 FUNCTION SWITCH/ JUMPER POSITION SW1 NON SW2 DIR JU1 Closed* (default trace) SW1 NON SW2 LVL JU1 Open (Cut) SW1 ISO SW2 LVL JU1 Open (Cut) Nonisolated, Non-level-shifted Feedback Mode (e.g., +48V input and +5V output) Nonisolated, Level-Shifted Feedback Mode (e.g., -48V input and +5V output) Isolated Feedback Mode (input and output supplies isolated from one another) *Default setting 部品メーカ _____________________________ SUPPLIER PHONE FAX AVX 803-946-0690 803-626-3123 Central Semiconductor 516-435-1110 516-435-1824 Coiltronics 561-241-7876 561-241-9339 Dale-Vishay 402-564-3131 402-563-6418 Fairchild 408-822-2000 408-822-2102 International Rectifier 310-322-3331 310-322-3332 Motorola 303-675-2140 303-675-2150 QT Optoelectronics 408-720-1440 408-720-0848 Sanyo 619-661-6835 619-661-1055 Taiyo Yuden 408-573-4150 408-573-4159 Note: Please indicate that you are using the MAX5003 when contacting the above component suppliers. クイックスタート _______________________ MAX5003EVキットは完全実装済み、試験済みです。 以下の手順で非絶縁モードで基板の動作を確認して 下さい。全ての接続が完了するまで電源を投入しないで 下さい。 1) VINパッドに+36V∼+72V電源を接続します。入力 電圧が100Vを超えないようにして下さい。グランド はGNDパッド(-48V)に接続します。 2) +5Vパッドに電圧計及び(必要なら)負荷を接続します。 3) スイッチSW1がNON位置、スイッチSW2がDIR位置 に設定されていることを確認します。スイッチ設定 の定義については表1を参照して下さい。 4) 電源を投入して、出力が+5Vであることを確認します。 2 5) 絶縁動作用に基板を変更するには、「絶縁フィード バック」の項を参考にして下さい。入力と出力の負側 の電源が異なる電位になっている場合の動作用に 基板を変更するには、「非絶縁レベルシフトフィード バック」の項を参考にして下さい。 詳細 ___________________________________ フィードバックモードの選択 スイッチSW1はフィードバック設定(絶縁又は非絶縁) を選択します。SW1がNON位置に設定されている場合、 SW2は直接フィードバック(入力と出力が同じグランド を共有する場合)又はレベルシフトフィードバックを 選択します。スイッチSW2は非絶縁フィードバックが 選択された場合にのみ有効です。ジャンパJU1により、 入力と出力のグランドリファレンス同士を接続するか どうかが選択されます。表1にスイッチ及びジャンパの 機能についてまとめてあります。コントローラが破損 する場合があるため、EVキットに電源を加える時は、 SW1、SW2を操作しないで下さい。 絶縁フィードバック MAX5003EVキットを絶縁動作用に設定するには、電源 を切ってから、プリント基板トレースJU1をカットして 下さい。SW1スイッチをISO位置に設定し、そしてSW2 スイッチをLVL位置に設定して下さい(SW2をLVL位置に 設定すると、R1-R2抵抗分圧器がMAX5003のFBピン から切り離されます(これは絶縁動作用に必要な処置 です)。再び電源を投入して、出力電圧がまだ+5Vである ことを確認します。絶縁設定の場合、出力グランドと 入力グランドは最大500V異なっている場合があること に注意して下さい。コントローラが破損する場合がある ため、EVキットに電源を加える時は、SW1、SW2を 操作しないで下さい。 _______________________________________________________________________________________ MAX5003評価キット 入力電源の負端子が出力電源の負端子よりもさらに負の 電位であるようなシステム(例えば、-48V入力から+5 出力へのアプリケーション)で動作するようにMAX5003 EVキットを構成するには、まず電源を切って、プリント 基板トレースJU1をカットして下さい。SW1スイッチを NON位置に設定し、そしてSW2スイッチをLVL位置に 設定して下さい。部品R 1 8、R 1 9及びQ1(プリント 基板上のジャンパJU1の真上)を見つけて下さい。そして、 R18、R19及びQ1の位置に、R18 = 36.5kΩ±1%抵抗 (1206)、R 19 = 12.4kΩ±1%抵抗(1206)、Q1 = 6 0V 2N2907タイプPNPトランジスタ(SOT23)を ハンダ付けして下さい。この設定では、初期DC出力電圧 精度及び温度変化が劣化することに注意して下さい。 コントローラが破損する場合があるため、EVキットに 電源を加える時は、SW1、SW2を操作しないで下さい。 低電圧ロックアウト及びシャットダウン MAX5003EVキットは、VINが32Vよりも低く低下すると 低電圧ロックアウトになるように設定されています。 MAX5003はシャットダウンピンを持っていませんが、 低電圧ロックアウト状態はシャットダウン状態に相当 します。MAX5003EVキットは、VINDIVピンをグランド に引き下げるNPNスイッチングトランジスタ(Q2)から なるシャットダウン機能を備えています。MAX5003 を低電圧ロックアウト状態にするには、SHDNパッドを +5Vロジックハイ信号で駆動してトランジスタQ2をオン にして下さい。通常動作では、SHDNパッドをグランド に接続するか、未接続にしておいて下さい。SHDNパッド を駆動するロジックハイ信号は、入力電源の負側を 基準としていることに注意して下さい。低電圧ロック アウトの詳細については、MAX5003データシートを 参照して下さい。 電流制限 MAX5003EVキットは、電流検出抵抗R9によって実現 される電流制限機能を持っています。MAX5003はCS ピンの電圧が100mVに達すると、スイッチングFET N 1をオフにします。R 9は0 . 1 1Ω抵抗であるため、 これによりトランスの一次側の電流が0.91Aピークに 制限されます。これは、標準出力短絡電流4.5Aに相当 します。R10(100Ω抵抗)は電流検出抵抗とCSピンの 間に接続され、N1がターンオンされた後の電流検出 ブランキングを可能にします(MAX5003データシート を参照)。 レイアウト上の考慮 MAX5003EVキットは、高速スイッチング及び大電流 用に最適化されています。入力及び出力の電源及び グランドトレースはいずれも望ましくない寄生イン ダクタンスを抑えるためにできるだけ広く、短くする 必要があります。この基板の設計はUL間隔規格に適合 していません。 _______________________________________________________________________________________ 3 Evaluates: MAX5003 非絶縁レベルシフトフィードバック 4 SHDN REF R11 100k R23 1M VIN GND (-48V) 4 REF SW1-B R12 20k 1 Q2 2 3 ISO 6 NON 2 COMP R3 68k C13 0.1µF 5 4 3 R5 39k 2 R7 200k 8 7 6 C10 0.47µF C11 0.1µF C9 100pF R4 1M C12 390pF COMP CON REF SS U1 V+ FB 9 AGND CS PGND NDRV VCC VDD MAXTON MAX5003 FREQ ES VINDIV 1 10 11 12 13 14 15 16 C1 33µF 100V R6 51k 1 R10 100Ω C8 10µF 16V C17 0.1µF 3 N1 2 VDD R22 1M REF R9 0.11Ω 1/4W 1% D2 REF 2 1 T1 R18 OPEN C5 2200pF R13 1.3k NOT INSTALLED R19 OPEN Q1 R8 43Ω 5 2 8 7 3 5 6 R14 240k 11 12 9 10 R21 15Ω 1 SW2 U3 MOC217 7 2 LVL DIR 3 D1 2 1 C16 4.7µF 25V 1 2, 3 U2 TL431 R15 43Ω C2 22µF 10V R2 17.4k 1% C3 22µF 10V R20 680Ω 6, 7 8 C6 3900pF JU1 CUT HERE C7 0.01µF VDD R17 24.9k 1% R16 24.9k 1% R1 41.2k 1% NON 1 3 5 GND ISO SW1-A +5V Evaluates: MAX5003 MAX5003評価キット 図1. MAX5003EVキットの回路図 _______________________________________________________________________________________ MAX5003評価キット Evaluates: MAX5003 1.0" 図2. MAX5003EVキットの部品配置図(部品面側) 1.0" 図3. MAX5003EVキットのプリント基板レイアウト (部品面側) 1.0" 図4. MAX5003EVキットのプリント基板レイアウト (ハンダ面側) 〒169 -0051東京都新宿区西早稲田3-30-16(ホリゾン1ビル) TEL. (03)3232-6141 FAX. (03)3232-6149 マキシム社では全体がマキシム社製品で実現されている回路以外の回路の使用については責任を持ちません。回路特許ライセンスは明言されていません。 マキシム社は随時予告なしに回路及び仕様を変更する権利を保留します。 5 _____________________Maxim Integrated Products, 120 San Gabriel Drive, Sunnyvale, CA 94086 408-737-7600 © 2001 Maxim Integrated Products is a registered trademark of Maxim Integrated Products.