取扱説明書 ハイブリッド超音波流量計 〈Duosonics〉 形式: FSH (変換器) FSW(検出器) FLY (信号ケーブル) INF-TN1FSHd はじめに このたびは、富士の超音波流量計をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。 本取扱説明書は、超音波流量計変換器(FSH)と検出器(FSW)の設置、操作および点検、保守について記載していますの で、ご使用の前によくお読みください。 この取扱説明書をよくお読みいただき、十分理解した上で本流量計の取り付け、運転、保守を行ってください。 取扱を誤ると事故や障害を発生させる恐れがあります。 本流量計の仕様は、製品改良のため予告なく変更することがあります。 無断で本流量計を改造しないでください。無断で改造したことにより生じた事故については、一切責任を負いま せん。改造の必要がある場合には、必ず当社営業所にご相談ください。 この取扱説明書は、実際に本流量計をお使いになる方が保管してください。 お読みになった後は、お使いになる方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 この取扱説明書は、必ず最終需要家まで渡るように配慮してください。 もし、本取扱説明書を紛失した場合、担当の当社営業所にご請求ください。(有料) 製 造 者:富士電機株式会社 形 式:本体銘板に記す。 製造年月:本体銘板に記す。 製 造 国:日本 富士電機株式会社 お 願 い 本書の内容の一部、または全部を無断で転載することは禁止されていま す。 本書の内容に関しましては、将来予告なしに変更することがあります。 本書の中でわかりにくい個所、記述の誤り、記載もれなどお気づきの点 がございましたら、巻末のマニュアルコメント用紙にご記入のうえ、担 当営業員にお渡しください。 -i- 発 改 改 改 改 行 訂 訂 訂 訂 2005 2005-07 2005-08 2008-05 2011-04 2012-03 安全上の注意 ご使用のまえに、この『安全上のご注意』をよくお読みの上、正しくご使用ください。 ● ここに示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載していますので、必ず守ってください。 安全注意事項のランクを「危険」、 「注意」と区分してあります。 警告表示・図記号 意 味 取扱を誤った場合に、危険な状況が起こりえて、死亡または重傷を受ける 可能性が想定される場合。 扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、中程度の障害や軽傷を受 ける可能性が想定される場合、および物質損害のみの発生が想定される場 合。 ● なお、「 」で記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。 いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。 取付けおよび配管上の注意 ● 本製品は、防爆仕様ではありません。爆発性ガスの雰囲気では使用しな いでください。爆発、火災など重大な事故の原因になります。 ● 本製品を「取扱説明書」に記載の条件のあった場所に設置してくださ い。設置条件を超えた場所での使用は、感電、火災、誤動作の原因にな ります。 取付けは「取扱説明書」に記載の通りに確実に行ってください。不確実 な取付けは、落下、故障、誤動作の原因になります。 取付け工事の際、製品内部に電線くずなどの異物を入れないでくださ い。火災、故障、誤動作の原因になります。 「取扱説明書」に記載されてある「取付け上の注意」は、必ず守ってく ださい。注意を怠ると故障、誤動作の原因になります。 ● ● ● -ii- 配線上の注意 ● ● ● ● ● ● ● 湿気の侵入による出力障害や結露、冠水による故障を防止するため、配 線口の処理は「取扱説明書」の「3.3.変換器の配線」の項に従ってくだ さい。 配線工事を行うときは、必ず元の電源を落としてから行ってください。 感電の恐れがあります。 絶縁確保と、結露障害を防止するため、雨天時に屋外でケーブルの接続 を行わないでください。故障、誤動作の原因になります。 定格にあった電源を接続してください。定格と異なる電源を接続すると 故障・火災の原因になります。 必ず指定の接地工事を行ってください。接地をしない場合、感電、誤動 作の原因になります。 誤動作の原因になりますので、専用信号ケーブルおよび出力信号用ケー ブルは、ノイズの影響を避けるため、できる限り他の強電ラインから離 してください。 誤動作の原因となりますので、出力信号ケーブルおよび電源ケーブルは 必ず別々にコンジット配線してください。 保守・点検上の注意 ● ● ● 常に良好な計測を行うために、日常点検は必ず行ってください。 電源・出力端子とケース間の絶縁抵抗を測定する場合には「取扱説明 書」に記載してある「5.2.4.絶縁抵抗の測定方法」に従ってください。 ヒューズが溶断した場合は原因を調べ、原因を取り除いた後、ヒューズ を交換してください。ヒューズは「5.3.ヒューズの交換方法」で指定し た物をお客様でご用意ください。指定ヒューズ以外を使用したり、短絡 させると感電や火災の原因になります。ヒューズの交換方法は「取扱説 明書」の「5.3.ヒューズの交換方法」の項に従ってください。 -iii- 設置場所の注意事項 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 日常点検、配線作業などのできるスペースのある場所。 直射日光や風雨の当たらない場所。 振動、ちり、ほこり、湿気の少ない場所。 加熱炉などの輻射熱の影響を直接受けない場所。 周囲が爆発性ガスや腐食性雰囲気でない場所。 冠水の恐れがない場所。 ノイズ障害を及ぼす電気機器(モータ、トランス)や、電磁誘導障害、静電誘導障害を発 生させるものが近くにない場所。 ⑧ ポンプの吐出部のように流体の脈動が大きい場所は避ける。 ⑨ 直管長が十分確保できる場所。 ⑩ 周囲温度、周囲湿度が 変換器(FSH) -10~+50℃、90%RH 以下の場所 検出器(FSW) -20~+80℃、100%RH 以下の場所 -iv- 目 次 はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ i 4. パラメータの設定方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 安全上の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ii 4.1. 表示・設定部の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 4.1.1. 表示の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39 設置場所の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ iv 4.1.2. キーの説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39 1. 製品概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 4.2. 設定項目一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 1.1. 概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 4.3. パラメータ初期値一覧表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42 1.1.1. 測定原理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 4.4. 各種パラメータの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45 1.2. 納入品の確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 4.4.1. 測定方式とセンサ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47 1.3. 形式と仕様の確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 4.4.2. 配管仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 1.4. 各部の名称とはたらき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 4.4.3. 測線(測線、アナログ出力) ・・・・・・・・・・・・ 52 2.2.2. 取付け姿勢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 4.4.4. 出力設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.4.1. レンジ(レンジ単位、レンジタイプ、 フルスケール、ヒステリシス)設定 4.4.4.2. 出力リミット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.4.3. 異常時のアナログ出力設定(バーンア ウト) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.4.4. レートリミット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.2.3. センサ取付け方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 4.4.5. ダンピング ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59 2. 設置場所の選定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 2.1. 変換器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 2.2. 検出器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 2.2.1. 直管部の長さ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 53 53 56 57 58 4.4.6. ゼロ点校正 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60 3. 設置と運転開始まで ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 4.4.7. 表示設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61 3.1. 運転の前に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 4.4.8. 低流量カット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62 3.2. 変換器の設置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 4.4.9. 積算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.9.1. 積算単位 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.9.2. 積算パルスの設定(積算定数、パルス 幅) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.9.3. 積算プリセット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.9.4. 積算スイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.9.5. 異常時の積算処理設定(バーンアウ ト) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.3. 変換器の配線 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 3.3.1. 配線上の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 3.3.2. 適用配線 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 3.3.3. 配線口の処理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 3.3.4. カバーおよびシールド板の取り外しおよび 取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 3.3.5. 各端子への配線 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 63 63 64 66 67 68 4.4.10. フロースイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 69 4.4.11. ステータス出力 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70 3.4. 配管パラメータの設定とセンサの取付け寸法の 算出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 4.4.12. 出力補正 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 72 3.4.1. センサ種類の選択とセンサ取付け法、セン サ定数の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 4.4.14. 言語切換え ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 74 3.4.2. 配管仕様の入力 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 3.5. 検出器の設置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 3.5.1. 検出器設置手順の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 3.5.2. 取付け面の処理方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 3.5.3. フレームを使用して Z 法で取付ける場合 ・・・23 3.5.4. フレームを使用して Z 法で取付ける場合 (2 測線) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29 3.5.5. 大口径へ取付ける場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 3.6. アナログ出力のレンジと積算パルスの設定 ・・・・・ 34 3.6.1. アナログ出力のレンジ設定 ・・・・・・・・・・・・・・・34 3.6.2. 積算パルス出力の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 3.7. ゼロ点校正の方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 -v- 4.4.13. 測定単位 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73 4.4.15. シリアル伝送(RS232C/RS485)の設定方 法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 75 4.4.16. メンテナンス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.16.1. アナログ出力の校正と確認 ・・・・・・・・・ 4.4.16.2. ステータス出力の確認 ・・・・・・・・・・・・・ 4.4.16.3. 温度センサの校正 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.16.4. 温度センサの確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.16.5. テストモード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 76 76 77 78 79 80 4.4.17. LCD バックライト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81 4.4.18. キーロック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 82 4.4.19. システム名称の確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 83 4.4.20. 測定詳細 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.20.1. 伝搬時間差 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.20.2. パルス・ドップラー ・・・・・・・・・・・・・・・ 4.4.20.3. 設定パラメータの初期化 ・・・・・・・・・・・ 4.4.20.4. ソフトウエアバージョンの確認 ・・・・・ 84 84 87 91 91 5. 保守・点検 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 92 7.11. 表示設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 128 5.1. 日常点検 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 92 7.12. システム設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 129 5.2. 定期点検 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 92 7.13. 計測・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 130 5.2.1. ゼロ点の確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 92 7.14. パルス・ドップラー計測・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 131 5.2.2. 電流出力回路の校正 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 92 7.14.1. 詳細設定(オプション機能)・・・・・・・・・・・ 131 5.2.3. 温度センサ回路の校正 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 92 7.14.2. 流速分布(オプション機能)・・・・・・・・・・・ 133 5.2.4. 絶縁抵抗の測定方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 93 7.14.3. 稼動情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 135 5.3. ヒューズの交換方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 94 7.15. 伝搬時間差計測・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 137 5.4. リレーの交換方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 95 7.15.1. 詳細設定(オプション機能)・・・・・・・・・・・ 137 5.5. LCD の交換方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 96 7.15.2. 受信波形(オプション機能)・・・・・・・・・・・ 139 7.15.3. 稼動情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 140 6. 故障診断 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97 7.16. メンテナンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 142 6.1. 正常動作の確認方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 97 7.17. 終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 144 6.1.1. LCD 表示でチェックする場合 ・・・・・・・・・・・・・ 97 7.18. ソフトウェアのアンインストール・・・・・・・・・・・ 144 6.1.2. 測定状態の情報確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 98 6.1.2.1. RAS 情報の確認と設定 ・・・・・・・・・・・・・・・ 98 6.1.2.2. ステータス情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 101 6.1.2.3. 測定データ情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 102 8. 付録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 145 6.2. 異常と処理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 104 8.1.1. 通信仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 145 8.1. 外部通信仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 145 6.2.3. 測定値の異常 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 105 8.1.2. メッセージ構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.1.2.1. 受信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.1.2.2. 応答・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.1.2.3. エラー応答・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.2.4. アナログ出力の異常 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 107 8.1.3. エラーチェック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 146 6.3. 受信波形の確認方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 108 8.1.4. ファンクションコード表・・・・・・・・・・・・・・・・ 147 6.3.1. オシロスコープによる方法 ・・・・・・・・・・・・・ 108 8.1.5. エラーコード表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 148 6.3.2. 受信波形の確認(伝搬時間差) ・・・・・・・・・ 109 8.1.6. ケーブル接続仕様(RS232C)・・・・・・・・・・・・ 148 6.3.3. 復調波の確認(パルス・ドップラー) ・・・ 111 8.2. 仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 149 6.2.1. 表示の異常 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 104 6.2.2. キーの異常 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 104 6.3.4. ハード故障時の処置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 111 145 145 145 146 8.3. 外形図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 151 7. パソコンローダーソフト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112 8.4. ご注文時の指定事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 155 7.1. 本ソフトウェアの著作権について ・・・・・・・・・・・ 112 8.5. キー操作の構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 158 7.2. 概 要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112 8.6. 配管データ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 165 7.3. 使用するパソコン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112 8.7. ゲージペーパーの作り方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 173 7.3.1. コンピュータ本体 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112 7.3.2. メモリ容量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112 7.3.3. インターフェース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112 7.3.4. OS ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112 7.4. ソフトウェアのインストール ・・・・・・・・・・・・・・・ 113 7.5. 起動方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 116 7.5.1. 通信 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 117 7.5.2. 設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7.5.2.1. 設定保存 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7.5.2.2. 設定読込み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7.5.2.3. バージョン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 118 118 118 119 7.6. 機能構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 120 7.7. 設置設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 121 7.8. レンジ設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 123 7.9. 積算設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 125 7.10. ステータス出力設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 127 -vi- 1. 製品概要 1.1. 概要 本流量計は、パルスドップラ法と伝搬時間差法を測定原理とする世界初のクランプオン形超音波流量計です。流速分布を 直接測るパルスドップラ法を採用した高精度な工業用超音波流量計で、直管条件の緩和や非成長流れの測定ができ、伝搬 時間差法との併用により広範な液体に適用可能なハイブリッドタイプの超音波流量計です。パルスドップラ法は測定液体 中の反射体からのエコーを用いて測定を行うため気泡やパーティクルを含んだ液体の測定に適しています。一方伝搬時間 差法は超音波を透過させて測定するため、クリーンな液体の測定に適しています。 相補的なパルスドップラ法と伝搬時間差法の 2 方式を採用した新ハイブリッド技術により、従来よりも広範囲な用途に適 用が可能となりました。さらに、Fuji が開発した切り替えアルゴリズムにより、測定流体の状態(気泡,パーティクルの 混入状態や流速など)に応じて、両方式を自動的に切り替えて測定をすることが可能となりました。 1.1.1. 測定原理 <パルスドップラ法> ・液体中の気泡やパーティクル等の反射体からのエコーのドップラ周波数が流速で変化することを利用して流速分布を測 定し流量を測定します。 2 1 2 1 <伝搬時間差法> ・上流側と下流側から斜めに超音波パルスを伝搬させ、流れにより生ずる時間差を検出して流量を測定します。 2 1 1 2 2 1 T -1- 構成図 (1) 1 測線方式(Z 法) DC4 20mA 3 (2) 2 測線方式(Z 法) DC4 20mA 3 -2- 1.2. 納入品の確認 変換器(FSH) 変換器本体 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 式 水防グランド(本体に取付け済み) ・・・・・・・・・・・・・・・1 式 壁取付け金具(本体に取付け済み) ・・・・・・・・・・・・・・・1 式 検出器(FSWS12,21,40) センサユニット(FSWS12,21) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 式 センサユニット(FSWS40) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 式 アブソーバユニット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 式 ステンレスベルト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 式 フレーム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 式 シリコンゴム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 個 変換器(FSH) 検出器(FSWS50) センサユニット(FSWS50)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 式 アブソーバユニット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 式 ワイヤロープ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 式 取付バネ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 式 信号ケーブル(FLY6) 超音波信号用ケーブル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 組(2 本) 信号ケーブル(FLY7) 温度センサ用ケーブル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 本 CD-ROM(取扱説明書,パソコン用ローダソフトウェア)1 枚 検出器(FSWS12,21,40) 検出器(FSWS50) 検出器(FSWS12,21) フレーム アブソーバユニット アブソーバユニット センサユニット センサユニット 検出器(FSWS40) フレーム ワイヤロープ アブソーバユニット センサユニット ステンレスベルト 取付バネ シリコンゴム 信号ケーブル(FLY6) 超音波信号用ケーブル 信号ケーブル(FLY7) 温度センサ用ケーブル -3- 1.3. 形式と仕様の確認 変換器と検出器に付いている仕様銘板に、製品の形式と仕様が記載されています。次の形式表を参照の上、ご注文の形式 であることを確認ください。 <変換器(FSH)> 1 2 3 4 5 6 7 8 1 FSH 9 10 11 12 S 4 S E 5 Y A 6 12 2 Y FLY62set 7 AC100240V, 50/60Hz DC2030V 1 4 1 No.8 9 IP67 S 10 G1/2G3/8 G1/2 Y A 3 G3/8 11 Y 12 Y A B C -4- <検出器(FSW)> 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 1 F SW 4 S 1 2 4 5 56 40 200mm 100400mm 200500mm 5001000mm 2 1 0 0 7 IP67, 0 1 No.8 9 Y 10 Y A 11 Y A Type. Mfd. Ser.No. Fuji Electric Co.,Ltd. Made in Japan センサユニット <センサユニット> センサユニット銘板の DF 欄に刻印されている数値は、センサ定数を表します。 センサユニットそれぞれについて、工場における出荷試験で実流校正によってセンサ定数を決めています。 Ultrasonic Flow Meter SN : -5- DF-P : プラスチック管用センサ定数 DF-M : 金属管用センサ定数 <信号ケーブル(FLY)> 1 2 3 4 5 6 7 8 1 F L Y 4 6 7 2 1 3 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 0 1 1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7 7 8 8 9 9 0 1 2 3 4 5 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0 5 0 0 0 0 0 0 7 5m 10m 15m 20m 25m 30m 35m 40m 45m 50m 55m 60m 65m 70m 75m 80m 85m 90m 95m 100m 110m 120 130m 140m 150m 1 No. 8 -6- 1.4. 各部の名称とはたらき 5 ○ 6 ○ 12 ○ 7 ○ 9 ○ 8 ○ 10 ○ 11 ○ 23 ○ 3 ○ 2 ○ 14 ○ 17 ○ 4 ○ 15 ○ 1 ○ 13 ○ 18 ○ 16 ○ 22 ○ 21 ○ 19 ○ No. 1 ○ 2 ○ 3 ○ 4 ○ 5 ○ 6 ○ 7 ○ 8 ○ 9 ○ 10 ○ 11 ○ 12 ○ 13 ○ 14 ○ 15 ○ 16 ○ 17 ○ 18 ○ 19 ○ 20 ○ 21 ○ 22 ○ 23 ○ 20 ○ 名称 電源ケーブル用配線接続口 超音波信号ケーブル用配線接続口 温度センサケーブル用配線接続口 出力ケーブル用配線接続口 表示部設定部 LCD の表示 設定キー 電源端子 入出力端子 入力端子 出力端子 LCD コントラスト調整ボリューム センサユニット センサフレーム 押え板 超音波信号ケーブル用 BNC コネクタ 温度センサケーブル用防水コネクタ ステンレスベルト 超音波発信面 温度センサ配管接触面 カバー シールド板 アース線 説明 電源ケーブルの配線接続口です。 超音波信号ケーブルの配線接続口です。 温度センサケーブルの配線接続口です。 出力ケーブルの配線接続口です。 流量その他の表示、設定操作を行います。 流量の表示や設定時の表示を行います。 設定操作を行います。 電源ケーブルを接続します。 電流出力ケーブル、通信ケーブル、温度センサケーブルを接続します。 超音波信号ケーブルを接続します。 Do 出力ケーブルを接続します。 LCD のコントラスト調整用に使用します。 超音波の送受信をします。 センサユニットを配管に固定します。 センサを配管に押し付け固定します。 超音波送受信信号を伝達します。 温度センサの信号を伝達します。 センサフレームを配管に固定します。 配管を通して測定流体に超音波を発信、また受信します。 温度センサを配管に接触させます。 高電圧部へ接触しないよう保護します。 10 入力端子をシールドします。 ○ 出力端子のアレスタを接続します。(「5.2.4 絶縁抵抗の測定方法」参照) -7- 2. 設置場所の選定 保守点検の容易さ、あるいは計器の寿命、信頼性の観点から下記の事項を考慮して取付場所を選定してください。 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 周囲温度、周囲湿度が 変換器(FSH)-10~+50℃、90%RH 以下の場所。 検出器(FSW)-20~+80℃、100%RH 以下の場所。 直射日光、風雨の当たらない場所。 日常点検、配線作業などのスペースのある場所。 加熱炉などの輻射熱の影響を直接受けない場所。 周囲が爆発性ガスや腐食性の雰囲気でない場所。 冠水の恐れのない場所。 振動、ちり、ほこり、湿気の少ない場所。 2.1. 変換器 348mm 変換器と周囲の壁の間隔は 100mm 以上確保してください。また、メンテナンスの際に前面のカバーをあけるスペースを確 保してください。 ケースの下側はケーブルの配線スペースを確保してください。 245mm 244mm -8- 100mm 2.2. 検出器 検出器の取付け場所、すなわち流量を測定する配管の状態は、測定精度に大きく影響しますので、2.2.1.項(直管部の長 さ)を満たす場所を選んでください。また、下図を参考に設置時、メンテナンス時の作業スペースを十分に確保してくだ さい。 検出器取付場所の必要スペース -9- 2.2.1. 直管部の長さ 流量測定精度を維持するために、超音波流量計の上/下流側直管長は下図「直管条件」を参照し十分に確保してください。 D L 5D 10 D L 10D 90 10 D L 10D L 50D 10D 0.5 D L 30D D L 5D 1.5D L 10D L 5D L 30D L 10D L 50D P JEMIS-032 -10- 2.2.2. 取付け姿勢 本計器は垂直、水平その他どのような姿勢でも取付け可能ですが、次の事項に注意してください。 ① 流体が常に充満して流れる配管としてください。 ② 水平配管の場合は、中心面から±45°以内に取付けてください。 垂直配管の場合は、外周の任意の位置でかまいません。 ③ 配管のひずみ、フランジおよび溶接部のあるところは避けてください。 ○ 溶接部 × ○ 溶接部が入っている 溶接部がかかっている 溶接部 溶接部が入っていない 溶接部がかかっていない -11- 2.2.3. センサ取付け方法 検出器の取付け方法は、図 1 のように Z 法となります。 図 2 に示すようにセンサ押さえネジ部の中心が基準となっています。二対のセンサの取付け寸法は図 3 の押え板の V カッ ト部となります。 [Z 法] 押え板 下流側センサ 上流側センサ センサ取付け寸法 流れ方向 図 1 センサ取付け 図 2 センサ基準面 押え板 図 3 V カット 押え板の V カット -12- 3. 設置と運転開始まで 3.1. 運転の前に ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ 変換器、検出器の設置場所の選定 変換器の設置、配線 電源投入 電源投入前に電源仕様と配線の再確認をしてください。 配管パラメータの入力、センサの取付け寸法の算出(※ パラメータ設定付の場合は、センサの取付け寸法の確認) フレームの測定配管への取付け(※ フレームを使用して取付ける場合) センサユニットの取付け センサの取付け寸法を間違わないように注意してください。 測定レンジの設定(※ パラメータ設定付で測定レンジ指定の場合は不要) ゼロ点調整 ゼロ点調整を行う際には配管内が満水で流体が静止していること、また、測定状態が正常であることを確認の上、 行ってください。 測定開始 3.3.項 変換器の設置・配線 3.1.項 電源投入 3.4.2.項 配管仕様・センサの確認 3.5.項 検出器の取付け 6.3.項 受信波形の確認 3.7.項 ゼロ点校正(伝搬時間差) 出力仕様の設定 システムの設定 積算仕様の設定 積算スイッチの設定 測定表示仕様の設定 ダンピングの設定 低流量カットの設定 出力補正の設定 ステータス出力の設定 8.4.項 パラメータ設定表の記入 測定 5章 保守・点検 -13- 4.4.1.項 センサのデータ入力 3.4.2.項 配管仕様の入力 6章 故障診断 3.2. 変換器の設置 変換器は、壁取付けまたは盤取付けが可能です。 壁取付または盤取付には M8 ボルト 4 本を使用します。 下図に示す取付け穴寸法に従い、穴をあけて、M8 ボルトで取付けてください。 9 352 332 240 4- 72 233 14 -14- 3.3. 変換器の配線 3.3.1. 配線上の注意 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 検出器(FSW)と変換器(FSH)間の信号ケーブルには専用のケーブル(FLY)を使用ください。また、こ のケーブルを途中で中継することは避けてください。 検出器―変換器間の信号ケーブルは必ず金属電線管に通してください。 この時、上流用、下流用の信号ケーブルは一緒でもかまいませんが、誘導障害を避けるため電源ケーブル と一緒にすることはやめてください。 出力信号用のケーブルはなるべくシールド線を使用してください。 ノイズの侵入防止のため、動力線などと同一のダクト内に架設することは避けてください。 電源ケーブルにアース線が含まれている場合は、そのまま接地してください。 本計器には電源スイッチは装備されておりませんので別途取付けてください。 使用しない配線口は添付の封止用キャップにて密封しておいてください。 3.3.2. 適用配線 ケーブルは次の物をご使用ください。 ! 電源ケーブル :3 芯または 2 芯のキャブタイヤケーブル 2 公称断面積 0.75mm 以上 仕上り外径 φ11mm ! 出力信号ケーブル :2 芯または必要に応じて多芯のキャブタイヤケーブル 仕上り外径 φ11mm ! 検出器―変換器間のケーブル :超音波信号用ケーブル(特性インピーダンス 50Ωの高周波同軸 2 重シールドケーブル、 片側防水形 BNC コネクタ付き) 仕上り外形 φ7.3mm 温度センサ用ケーブル(3 芯シールドケーブル片側防水コネクタ付き) 仕上り外径 φ6.9mm 3.3.3. 配線口の処理 変換器の外被形式は、防浸形(IP67)になっています。しかし、湿気の多い場所に設置する場合、湿気の侵入や結露など に備えるためには配線口の気密処理が必要です。必ず本器に備え付けられた水防グランドを使用し、防水対策を十分に 行ってください。また、未使用のグランドは、備え付けの封止用のキャップを使用し密封してください。 冠水の恐れがある場所には設置しないでください。 -15- 3.3.4. カバーおよびシールド板の取り外しおよび取付け ① 配線作業を行う場合は、M4 ネジ 2 本を緩めて、カバーを取り外してください。 ねじ ② 次に、M3 ネジ 4 本を外して、シールド板を取り外してください。 シールド板 ねじ ③ 配線作業終了後は、必ずシールド板とカバーを取り付けてください。 ! ! 電源は必ず、カバーを取り付けてから入れてください。 シールド板を取り付けない場合、誤動作が発生する可能性があります。 -16- カバー 3.3.5. 各端子への配線 下図を参考にして配線を行ってください。 AC 1 L 2 N 3 4 3 4 AC100 240V DC 1 2 DC20 30V 1 B 2 B 3 A 4 5 6 7 8 9 Iout SERIAL SERIAL No. RS485 4 TRX2 5 TRX1 6 SHILD 1 2 3 4 5 6 7 8 HF GND HF GND HF GND HF GND UP STR DOWN STR UP STR DOWN STR 1 RS232C TXD RXD COM 2 1 3 DO1 DO2 4 5 6 7 DO3 2 1 1 UP STR DOWN STR SH SH SH SH 注1: 端子台のネジは全て M3.5 です。圧着端子は M3.5 用で外径がφ7.2 以下の物を使用してください。 注2: 接地端子は電源ボード端子台と外部接地端子とがありますので、どちらか一方を必ず接地(D 種接地)してください。 -17- 3.4. 配管パラメータの設定とセンサの取付け寸法の算出 センサの取付け寸法の算出のための設定を行います。 3.4.1. センサ種類の選択とセンサ取付け法、センサ定数の設定 説明 測定に必要なセンサのデータを設定します。 センサ取付け法,またはセンサ種類を変更した場合、配管仕様のセンサの取付け寸法も変更されます。 各項目(下表参照)のデータを表示に従って入力してください。 設定の詳細は 4.4.1.項を参照ください。 項目 センサ取付け方法 センサ種類 入力方法 選択 選択 範囲またはメニュー V 法、Z 法 FLW11、FLW41、FLW12、FLD12、FLD22、FLW32、FLW50、FLW51、FSW12、 FSW21、FSW40、FSW50 センサ定数 測線#-F:金属管 測線#-R:金属管 測線#-F:プラスチック管 測線#-R:プラスチック管 (#:測線 No.) 数値 数値 数値 数値 0.00%~300.00% 0.00%~300.00% 0.00%~300.00% 0.00%~300.00% *1) センサ種類は組み合わされるセンサの形式(5 桁)にて選択してください。 *2) センサ定数には、工場における出荷試験時に、実流校正によって求めたセンサ定数を設定します。 配管に取付けたそれぞれ対応するセンサユニットのセンサ定数を設定します。 通常は、設定不要です。(検出器または変換器を交換した場合に設定します。) センサ定数は、センサユニット銘板に刻印してある DF の値となります。 ・プラスチック管に取付ける場合、センサユニット銘板の DF-P の値となります。 ・金属管に取付ける場合、センサユニット銘板の DF-M の値となります。 配管材質 プラスチック管 金属管 塩ビ管,FRP,PEEK,PVDF,アクリル管,その他 鋼管,ステンレス管,銅管,鋳鉄管,アルミニウム管,ダクタイル鋳鉄管 「1.3.形式と仕様の確認」のセンサユニットを参照ください。 *3) センサ定数は下図のセンサと対応しています。 3 2 1 2 1 4 センサ定数 測線 1-F:センサ 1 センサ定数 測線 1-R:センサ 2 センサ定数 測線 2-F:センサ 3 センサ定数 測線 2-R:センサ 4 *4) センサ定数は、センサ種類が FSW12、FSW21、FSW40、FSW50 の場合のみ設定します。 -18- 操作内容(例) センサの取付け法は Z 法、センサ種類は FSW12、センサ定数の測線 1-F:金属管は 102%、1-R:金属管 は 101%として設定する場合。 キー操作順序 説 明 表 示 FUNC SYSTEM システムを表示します。 単位&言語 スキップ ! または " 「センサ取付け法」を選択します。 センサ取付け法 V法 ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「Z 法」を選択し、完 了します。 センサ取付け法 Z法 ! または " 「センサ種類」を選択します。 センサ種類 FSW21 ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「FSW12」を選択し、 完了します。 センサ種類 「センサ定数」を選択します。 センサ定数 FSW12 スキップ ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「設定」を選択し、完 了します。 測線1-F:金属管 100.00% ENTER 1 0 2 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「102」と 入力し完了します。 測線1-F:金属管 102.00% ! または " 「測線 1-R」を選択します。 測線1-R:金属管 100.00% ENTER 1 0 1 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「101」と 入力し完了します。 測線1-R:金属管 101.00% ESC 「センサ定数」に戻ります。 センサ定数 スキップ ESC 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -19- 3.4.2. 配管仕様の入力 説明 測定を行う配管の条件を設定してセンサの取付け寸法を算出します。 センサの取付け寸法は自動計算されます。 各項目(下表参照)のデータを表示に従って入力してください。 *1 配管音速 配管厚さ ライニング材質 *2 ライニング音速 *3 ライニング厚さ 流体種類 *4 数値 選択 10.00mm~6200.00mm 鋼管、ステンレス管、塩ビ管、銅管、鋳鉄管、アルミニウム管、FRP、ダク タイル鋳鉄管、PEEK、PVDF、アクリル管、その他 1000m/s~3700m/s 0.10mm~100.00mm ライニング無し、タールエポキシ、モルタル、ゴム、テフロン、パイレック スガラス、塩ビ、その他 1000m/s~3700m/s 0.01mm~100.00mm 水、海水、蒸留水、アンモニア、アルコール、ベンゼン、ブリマイド、エタ ノール、グリコール、ケロシン、ミルク、メタノール、トルエン、潤滑油、 燃料油、ガソリン、その他 500m/s~2500m/s -6 2 -6 2 0.0010E m /s~999.9999E m /s 数値 数値 選択 数値 数値 選択 数値 数値 ライニング厚さ 流体音速 *4 動粘性係数 範囲またはメニュー *1) *2) *3) *4) 外径寸法 外径寸法 配管材質 入力方法 配管厚さ 項目 配管材質「その他」の場合のみ。 ライニング材質「その他」の場合のみ。 ライニング材質「ライニング無し」以外の場合のみ 流体種類「その他」の場合のみ。 操作内容(例) 外径寸法 114.3mm、配管の材質が銅管、厚さが 6.0mm、ライニングの材質がタール エポキシ、厚さが -6 2 1.25mm、流体種類が重水、音速が 1388m/s、動粘性係数が 1.129E m /s の場合。 (センサの取付け法が「Z 法」、種類が「FSW12」の場合) キー操作順序 説 明 表 示 FUNC PIPE " ENTER 1 1 4 . 3 ENTER " センサの取付け寸法を表示します。 「外径寸法」を選択します。 取付け寸法 9.17 mm 60.00 mm 114.30 mm 外径寸法 数値入力モードにし、テンキーで 「114.30」を入力し、完了します。 外径寸法 「配管材質」を選択します。 配管材質 塩ビ管 ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「鋼管」を選択し、完 了します。 -20- 配管材質 鋼管 「配管厚さ」を選択します。 " 配管厚さ 4.50 mm 6.00 mm 数値入力モードにし、テンキーで「6」と入 力し、完了します。 配管厚さ " 「ライニング材質」を選択します。 ライニング材質 ライニング無し ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「タール エポキシ」 を選択し、完了します。 ライニング材質 タール エポキシ " 「ライニング厚さ」を選択します。 ライニング厚さ ENTER 6 ENTER ENTER 1 . 2 5 ENTER " 数値入力モードにし、テンキーで「1.25」 と入力し、完了します。 ライニング厚さ 「流体種類」を選択します。 流体種類 0.01 mm 1.25 mm 水 ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「その他」を選択し、 完了します。 流体種類 「流体音速」を選択します。 流体音速 その他 1440 m/s 1388 m/s 数値入力モードにし、テンキーで「1388」 と入力し、完了します。 流体音速 " 「動粘性係数」を選択します。 動粘性係数 1.0038 E-6m2/s ENTER 1 . 1 2 9 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「1.129」 と入力し、完了します。 動粘性係数 1.1290 E-6m2/s ESC センサの取付け寸法を表示します。 取付け寸法 ENTER 1 3 8 8 ENTER 39.16 mm 設定を計測に反映し、測定表示 ESC (測定表示画面) 取付け寸法 39.16 mm ← 配管データ設定後、表示された寸法で検出器を取付けてください。 -21- 3.5. 検出器の設置 3.5.1. 検出器設置手順の概要 1. 検出器取付け面の処理 2-1 小口径,小形,中形センサの取付け (1) フレームの取付け(治具を使用する場合) (2) フレームの取付け(治具を使用しない場合) (2)-1 取付け位置の決め方 (2)-2 フレームの取付け (3) センサユニットの取付け 2-2 大形センサの取付け (1) 取付け位置 (2) センサの取付け 3.5.2. 取付け面の処理方法 検出器を取付ける配管表面部の錆、ピッチ、凹凸などをシンナーやサンドペーパーなどで、使用するフレームの長さ分を 除去してください。 注1: 配管外周にジュート巻きがしてある場合は、フレーム長さ(L)+200mm の幅で全周にわたりジュート巻きをはがして から、上記の表面処理を行ってください。 L ! ! 200mm フレームの取付け時、ステンレスベルトで手を切らないように注意してください。 上流側に温度センサ付センサユニットを取付けてください。 -22- 3.5.3. フレームを使用して Z 法で取付ける場合 (1) フレームの取付け方法(治具を使用する場合) ① チョウナットを緩め、押え板をフレームから取り外し ます。 ④ フレームの反対側にも取付け治具を取付けます。 ⑤ 取付け治具に軸を通します。 注:軸を通すとき、フレームのスケールの単位が同じ になるようにしてください。 押え板 スケール(mm,inch)が同じであること ② フレームに取付け治具(オプション)を仮置きします。 取付け治具 軸 取付け治具 ピンを 差し込む ⑥ フレーム ネジを通す ③ チョウナットとネジで取付け治具をフレームに固定し ます チョウナット ネジ -23- 反対側の取付け治具にも軸を通します。 ⑦ フレームを配管に挟み込みます。 ⑧ 取付け治具の下側にも軸を通します。 ⑪ ステンレスベルトをフレームエンドに巻きつける形で、 ネジを締めていきます。 ⑫ フレームの両端をステンレスベルトで固定します。 ⑬ 取付け治具を取り外します。 最初に軸を抜いて、次に取付け治具を外します。 軸 ⑨ ステンレスベルトをフレームエンドに巻きつけます。 フレームエンド ⑩ ステンレスベルトネジ部を持ち上げて、先端部を通し ます。 -24- (2) フレームの取付け方法(治具を使用しない場合) この作業にはゲージペーパーが必要です。(作り方は「8.7.ゲージペーパーの作り方」を参照してください。) (2)-1 取付け位置の決め方 -25- (2)-2 ① フレームの取付け けがき線の確認を行ってください。 「1 測線の場合」 配管の水平位置にあるけがき線 「2 測線の場合」 配管に図の水平からの角度が±45°となる位 置にあるけがき線 けがき線 けがき線 45° 45° けがき線 けがき線 ② ④ ステンレスベルトを配管に巻きつけます。 けがき線とフレームエンド部“▽”が合うように設置 し、ステンレスベルトで固定します。 けがき線 ③ ステンレスベルトのネジ部を持ち上げて、先端部を通 します。 -26- (3) センサユニットの取付け方法 対向するセンサユニットは、配管パラメータ設定後に表示された「取付け寸法」の間隔で取付けます。「2.2.3.センサ取付 け方法」を参照してください。 注:上流側に温度センサ付センサユニットを取付けてください。 樹脂配管の場合アブソーバユニットは不要です。アブソーバユニットの記述は無視してください。 金属配管の場合アブソーバユニットを使用しますので、アブソーバユニットの記述通り作業を行ってください。 ① 押え板にセンサユニットとアブソーバユニットを仮取 付けします。 押え板の V カットのある側にセンサユニットを、無い 側にアブソーバユニットを取付けてください。 このとき、押え板のネジを目一杯回して、センサユ ニットとアブソーバユニットがなるべく押え板に密着 するようにします。 ③ フレームのネジ部のチョウナットを緩めます。 フレームネジ部に押え板の切り欠きを合わせて、フ レームに押え板を密着させます。 切り欠き チョウナット 押え板 ④ V カット ② チョウナットで押え板を固定してください。 固定後、押さえネジによりセンサユニットとアブソー バユニットを配管に密着させてください。 押さえネジ センサユニットをフレームに取付ける前に、センサユ ニットの超音波発信面および温度センサ配管接触面に シリコンゴムを全体に引き伸ばしながら塗ります。 この時、気泡が混入しないように注意してください。 アブソーバユニットを取付ける前に、アブソーバユ ニットの設置面にシリコンゴムを全体に引き伸ばしな がら塗ります。 -27- ⑤ 図のようにアブソーバユニットがセンサユニットに接 する所で、押さえネジを締めて固定してください。 ⑨ 超音波信号ケーブルをセンサユニットの BNC コネクタ に接続します。 この時、上流と下流の配線を間違わないように取り付 けてください。 下流側 超音波信号ケーブル ⑥ ⑦ ⑧ センサユニットと アブソーバユニット が離れている。 センサユニットと アブソーバユニット が接している。 × ○ 対向のセンサユニットを取付け間隔に注意しながら取 付けます。 二つのセンサは前面が向かい合うように取付けます。 また、ひとつのフレームにはセンサはひとつしか取付 けないでください。 温度センサケーブルを温度センサケーブル用防水コネ クタに接続します。 -28- 温度センサ ケーブル 超音波信号 ケーブル 上流側 3.5.4. フレームを使用して Z 法で取付ける場合(2 測線) (1) フレームの取付け方法 二対のフレームが必要になります。 ① 配管に図の水平からの角度が±45°となる位置にけがき線を引きます。けがき線の引き方は 3.5.5(1)項を参照くださ い。 けがき線 45° フレーム 45° 45° 45° けがき線 ② ③ エンドフレームの中央位置が、けがき線の上に来るようにフレームを固定します。固定は、布ベルトなどを用い、フ レームエンドではなくフレーム上で仮止めします。 二対のフレームを仮固定したあとに、フレームエンドにステンレスベルトを巻きつけて固定します。ステンレスベル トの止め方は、3.5.3.項と同様の方法で行ってください。 (2) センサユニットの取付け方法 二対のセンサユニットと、金属配管の場合、二対のアブソーバユニットが必要になります。 センサユニットの取付け方法は、「3.5.3(3) センサユニットの取付け方法」と同様になります。二対のフレーム各々にセ ンサユニットを設置してください。 -29- 3.5.5. 大口径へ取付ける場合 (1) 取付け位置の決め方 500A より大きな配管の場合、取付け治具は使用しません。ワイヤーによる取付けとなります。(フレームは使用しませ ん。) 次に示す作業を行い、取付け位置を決めてください。 この作業には、ゲージペーパーが必要です。(作り方は「8.7.ゲージペーパーの作り方」を参照してください。) ※ V 法取付けは、測定方式:伝搬時間差 (4.4.1 項参照)の場合にのみ可能で す。 ※ 測定方式:伝搬時間差の場合は、アブ ソーバユニットは不要になります。 -30- (2) センサの取付け方法 大口径の場合、使われるセンサは FSW50 となります。 注:上流側に温度センサ付センサユニットを取付けてください。 ① けがき線の確認を行ってください。 「1 測線の場合」 配管の水平位置にあるけがき線 「2 測線の場合」 配管に図の水平からの角度が±45°となる位 置にあるけがき線 けがき線 けがき線 45° 45° けがき線 けがき線 ② 上流側用と下流側用のセンサユニットとアブソーバユ ニットのワイヤロープを作成します。 ワイヤロープの長さは、配管の径以上にしてください。 ④ あらかじめセンサユニット前方と後方に付いているガ イド板のネジを緩め、ガイド板を最も出っ張らせた状 態で配管にセンサユニットを密着させ、ガイド板が配 管に接する状態でネジを締めて固定しておきます。 ネジ ネジ ガイド板 ガイド板 前方 ③ 後方 上流側の配管にワイヤロープを回します。次にワイヤ ロープに取付けバネを引っ掛けます。 ガイド板を 配管に接す る位置に固 定します。 -31- ⑤ ⑥ センサユニットの超音波発信面および温度センサ配管 接触面にシリコンゴムを全体に引き伸ばしながら塗り ます。 この時気泡が混入しないよう注意してください。 配管の表面をきれいにしてから、センサユニットを取 付けてください。 ワイヤロープを左右に広げ、センサユニットを配管に 密着させ、ワイヤロープをセンサ前後にある溝に掛け ます。 樹脂配管の場合アブソーバユニットは不要なので、⑪に進 んでください。 金属配管の場合アブソーバユニットを使用しますので、⑧ に進んでください。 ⑧ アブソーバユニットの設置面にシリコンゴムを全体に 引き伸ばしながら塗ります。 ⑨ 配管の表面をきれいにしてから、アブソーバユニット を取付けてください。 ワイヤロープを左右に広げ、アブソーバユニットをセ ンサユニットの前面に接するように配管に密着させて、 ワイヤロープを掛けます。 溝 アブソーバユニット側 面のガイドでセンサを 挟むように位置決めし ます。 溝 ⑦ センサユニットの合わせマークとけがき線とが合うよ うに調整してください。 けがき線 けがき線 合わせマーク 合わせマーク -32- ⑩ アブソーバユニットとセンサユニットの合わせマーク とけがき線とが合うように調整してください。 ⑫ ⑬ けがき線 温度センサケーブルを温度センサケーブル用防水コネ クタに接続します。 超音波信号ケーブルをセンサユニットの BNC コネクタ に接続します。 この時、上流と下流の配線を間違わないように取り付 けてください。 上流側 けがき線 下流側 注:この時、ケーブルを引っ張らないでください。 センサユニットが動き、測定に障害が出ます。 合わせマーク ⑪ 上流側のセンサ(金属配管の場合はアブソーバユニッ トも)が取付けられましたら、下流側のセンサ(金属 配管の場合はアブソーバユニットも)を同様の取付け 方法で取付けてください。 上流側 下流側 -33- 3.6. アナログ出力のレンジと積算パルスの設定 アナログ出力と積算パルスの設定について示します。 3.6.1. アナログ出力のレンジ設定 説明 測定値(流量または流速)を指定したレンジで、4~20mA で出力する場合に設定します。 操作例を下記に示します。設定の詳細は 4.4.4.項を参照ください。 3 3 操作内容(例) 正逆レンジ、フルスケール 1 を 100m /h、フルスケール 2 を-100m /h、ヒステリシスを 5%、下限リミッ ト-10%(2.4mA)、上限リミット 110%(21.6mA)、バーンアウトを下限値、バーンアウトタイマを 30 3 秒、レートリミットを 5m /h、レートリミットタイマを 15 秒とする場合 キー操作順序 説 明 表 示 FUNC RANGE レンジ単位を表示します。 レンジ単位 m/s 3 ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「m /h」を選択し、完 了します。 レンジ単位 " 「レンジタイプ」を選択します。 レンジタイプ 単一レンジ ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「正逆レンジ」を選択 し、完了します。 レンジタイプ 正逆レンジ " 「フルスケール 1」を選択します。 フルスケール1 56.32 m3/h ENTER 1 0 0 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「100」と 入力し、完了します。 フルスケール1 100.00 m3/h " 「フルスケール 2」を選択します。 フルスケール2 112.64 m3/h ENTER ± 1 0 0 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「-100」 と入力し、完了します。 フルスケール2 100.00 m3/h " 「ヒステリシス」を選択します。 ヒステリシス 10.00 % ENTER 5 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「5」と入 力し、完了します。 ヒステリシス 5.00 % " 「出力下限」を選択します。 出力下限 20 % 数値入力モードにし、テンキーで「10」と 入力し、完了します。 出力下限 10 % 「出力上限」を選択します。 出力上限 120 % 数値入力モードにし、テンキーで「110」と 入力し、完了します。 出力上限 110 % 「バーンアウト」を選択します。 バーンアウト ENTER 1 0 ENTER " ENTER 1 1 0 ENTER " m3/h ホールド ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「下限」を選択し、完 了します。 -34- バーンアウト 下限 " 「バーンアウトタイマ」を選択します。 バーンアウト タイマ 10 sec ENTER 3 0 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「30」と 入力し、完了します。 バーンアウト タイマ 30 sec " 「レートリミット」を選択します。 レートリミット 0.00 m3/h ENTER 5 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「5」と入 力し、完了します。 レートリミット 5.00 m3/h " 「レートリミットタイマ」を選択します。 レートリミット タイマ 0 sec ENTER 1 5 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「15」と 入力し、完了します。 レートリミット タイマ 15 sec ESC 設定を計測に反映し、測定表示 -35- (測定表示画面) 3.6.2. 積算パルス出力の設定 説明 測定値(流量)の積算値をパルス出力するときに設定します。 操作例を下記に示します。設定の詳細は 4.4.9.項と 4.4.11.項を参照ください。 積算パルスの Do への定義(例) キー操作順序 DO1 の出力を正方向の積算パルス出力とする場合。 説 明 表 示 FUNC STATUS ステータス選択を表示します。 ステータス選択 DO.1 ENTER ! または " 「DO.1」を選択します。 ステータス選択 DO.1▲ ▼ ENTER 「出力 DO.1」を表示します。 出力DO.1 使用しない ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「F:積算パルス」を 選択し、完了します。 出力DO.1 F:積算パルス ! または " 「モード DO.1」を表示します。 モードDO.1 反転 ENTER ! または " ENTER ESC ESC 選択入力モードにし、「通常」を選択し、完 了します。 設定を計測に反映し、測定表示 モードDO.1 通常 (測定表示画面) 3 積算の設定(例) 積算パルス出力を 1 パルス、100m として、バーンアウトをホールド、バーンアウトタイマを 15 秒、 パルス幅 1 の設定値を 100msec として積算を動作させる場合。 キー操作順序 説 明 表 示 FUNC TOTAL 積算モードを表示します。 積算モード スタート ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「ストップ」を選択 し、完了します。(設定が可能になります) 積算モード ストップ ! または " 「積算単位」を選択します。 積算単位 mL 3 ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「m 」を選択し、完了 します。 積算単位 ! または " 「積算定数」を選択します。 積算定数 10.000 m3 ENTER 1 0 0 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「100」と 入力し、完了します。 積算定数 100.000 m3 ! または " 「バーンアウト」を選択します。 バーンアウト m3 使用しない ENTER ! または " ENTER ! または " ENTER 1 5 ENTER 選択入力モードにし、「ホールド」を選択 し、完了します。 バーンアウト 「バーンアウトタイマ」を選択します。 バーンアウトタイマ 10 sec バーンアウトタイマ 15 sec 数値入力モードにし、テンキーで「15」と 入力し、完了します。 -36- ホールド 「パルス幅1」を選択します。 パルス幅1 50 msec 選択入力モードにし、「100」を選択し、完 了します。 パルス幅1 100 msec ! または " 「積算モード」を選択します。 積算モード ストップ ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「リセット」を選択 し、完了します。 積算モード リセット ESC 設定を計測に反映し、測定表示 ! または " ENTER ! または " ENTER -37- (測定表示画面) 3.7. ゼロ点校正の方法 説明 流量計の上流と下流のバルブを閉め、流れを完全にとめてゼロ点校正を行ってください。 注1: バルブが無い場合や、流体の流れを止められない場合は、“ゼロ点校正”の時に“クリア”を選択してください。 ただし、この場合はゼロ点が若干ずれる場合があります。 注2: 調整 :実施した状態をゼロとする機能。 クリア:ゼロ点の校正値を“0”にする機能。 操作説明(例) 静水状態でゼロ点校正を行う場合 キー操作順序 FUNC ZERO 説 明 ゼロ点校正を表示します。 表 示 ゼロ点校正 クリア ENTER ! または " 選択入力モードにし、「調整」を選択しま す。 ゼロ点校正 ENTER 調整を行います。 調整中は時間経過を下段に表示します。 ゼロ点校正 ■■■■■■ 調整処理完了後、調整成功時は「調整」、失 敗時は「クリア」と下段に表示されます。 ゼロ点校正 ESC ! 設定を計測に反映し、測定表示 調整▲ ▼ 調整 (測定表示画面) この時「クリア」を選択し実行した場合には、現在記憶されているゼロ点校正値がゼロクリアされます。 -38- 4. パラメータの設定方法 4.1. 表示・設定部の説明 4.1.1. 表示の説明 電源を投入し、しばらくすると下記のような画面を表示します。表示している数値,記号は下記の意味を示します。 測定画面 RAS 表示 測定方式 H D T 0.000 m/s 表示2 0.000 m3/s 表示1 計測表示 流れ方向 逆流している場合やセンサの接続が上流,下流逆になっている場合は、 “-”表示となります。 ※ 計測表示の小数点位置の設定は、「4.4.7. 表示設定」を参照してください。 4.1.2. キーの説明 キーを押すとテンキーなどの上段の機能を実行することができます。 Duosonics PIPE RANGE DAMP ZERO 7 8 9 0 FLOW SW TOTAL CUT OFF DISP 4 5 6 STATUS CAL SYSTEM 1 2 3 CHECK FUNC ESC DETAIL ENTER -39- 表 1 名称 テンキー ENTER キー表示 説明 0 ~ 9 , ・ , ± ENTER 左矢印、右矢印 # , $ 上矢印、下矢印 ! , " ESCAPE(中止) ESC FUNCTION(ファンクション) /π キーの説明 データや配管仕様の数値を入力するキーです。 キーインした数値データや対話で選択した事項などが、この キーを押すことによってセットされ、対話の場合は次の設定事 項に変わります。 数字の修正時にカーソルを移動させるキーです。 #を押すと左側へ移動し、$を押すと右側へ移動します。 ! を押すとメニューが進み、" を押すとメニューが戻ります。 対話中に表示されるメニュー項目を選択します。 対話を中止したいときに使用します。 各テンキーの上段に書いてある機能を行うときに押します。 /π 配管の外周寸法を入力し、このキーを押すと外径寸法に変換さ れます。(配管外径の設定時のみ有効) PIPE(配管仕様) FUNC PIPE センサを取付ける配管の寸法、材質などを入力します。 RANGE(出力設定) FUNC RANGE アナログ出力の条件を設定する時に使用します。 (単位、レンジ、リミット、バーンアウト、レートリミット) DAMP(ダンピング) FUNC DAMP ダンピングを設定する時に使用します。 ZERO(ゼロ点校正) FUNC ZERO ゼロ調整を設定する時に使用します。 DISP(表示設定) FUNC DISP 測定画面の項目や単位を設定する時に使用します。 CUT OFF(低流量カット) TOTAL(積算) FUNC CUT OFF FUNC TOTAL 低流量カットを設定する時に使用します。 流量積算の条件を設定する時に使用します。 (単位、定数、プリセット値、積算スイッチ、パルス幅) FLOW SW(フロースイッチ) FUNC FLOW SW 測定値の上下限スイッチを設定する時に使用します。 STATUS(ステータス出力) FUNC STATUS ステータス出力の条件を設定する時に使用します。 (積算パルス、測定状態) CAL(出力補正) FUNC CAL ゼロ点、100%点の指示値を補正したい時に使用します。 SYSTEM(システム) FUNC SYSTEM 測定単位系、言語の切替え、アナログ出力の確認または校正を 行う時に使用します。 CHECK(チェック) FUNC CHECK 異常表示が出た時の異常内容や計測状況などを表示します。 DETAIL(測定詳細) FUNC DETAIL ソフト版数表示や測定詳細設定などを行います。 -40- 4.2. 設定項目一覧 キー操作の構成につきましては付録の「8.5.キー操作の構成」を参照ください。 測定画面 配管仕様 4.4.2. ( FUNC PIPE ) 出力設定 ( FUNC RANGE ) レンジ単位、タイプ、フルスケール 出力リミット バーンアウト レートリミット ダンピング 4.4.4.1. 4.4.4.2. 4.4.4.3. 4.4.4.4. 4.4.5. ( FUNC DAMP ) ゼロ点校正 4.4.6. ( FUNC ZERO ) 表示設定 4.4.7. ( FUNC DISP ) 低流量カット 4.4.8. ( FUNC CUT OFF ) 積算 ( FUNC TOTAL ) 積算単位 積算パルス(積算定数、パルス幅) 積算プリセット 積算スイッチ バーンアウト フロースイッチ 4.4.9.1. 4.4.9.2. 4.4.9.3. 4.4.9.4. 4.4.9.5. 4.4.10. ( FUNC FLOW SW ) ステータス出力 4.4.11. ( FUNC STATUS ) 出力補正 4.4.12. ( FUNC CAL ) システム ( FUNC SYSTEM ) *1 測定詳細 ( FUNC DETAIL ) 測定単位 言語切換え 通信 アナログ出力の校正と確認 ステータス出力の確認 楔温度の校正 楔温度の確認 テストモード 測定方式 センサ(取付け法、種類、センサ定数、送信電圧) 測線 LCD バックライト キーロック 伝搬時間差 パルス・ドップラー 初期化 *1) 当社サービスマン専用です。 -41- 4.4.13 4.4.14. 4.4.15. 4.4.16.1. 4.4.16.2. 4.4.16.3. 4.4.16.4. 4.4.16.5. 4.4.1. 4.4.1. 4.4.3. 4.4.17. 4.4.18. 4.4.20.1. 4.4.20.2. 4.4.20.3. 4.3. パラメータ初期値一覧表 工場出荷時の設定値です。(パラメータ設定付を除く。 ) No. 設定項目 設定範囲 初期値 設定値 1 外径寸法 10.00~6200.00mm 60.00mm [mm、inch] 2 配管材質 メニュー数:12 塩ビ管 鋼管、ステンレス管、塩ビ管、銅 管、鋳鉄管、アルミニウム管、FRP、 ダクタイル鋳鉄管、PEEK、PVDF、ア クリル管、その他 3 配管厚さ 0.10~100.00mm 4.00mm [mm,inch] 4 ライニング材質 メニュー数:8 ライニング無し ライニング無し、タールエポキシ、 モルタル、ゴム、テフロン、パイ レックスガラス、塩ビ 配 管 音速:1000~3700m/s その他(音速値: [m/s、ft/s]) 5 仕 ライニング厚さ 0.01~100.00mm - [mm,inch] 6 様 流体種類 メニュー数:17 水 水、海水、蒸留水、アンモニア、ア ルコール、ベンゼン、ブリマイド、 エタノール、グリコール、ケロシ ン、ミルク、メタノール、トルエ ン、潤滑油、燃料油、ガソリン 音速:500~2500m/s その他(音速値: 動粘性係数: 0.0001~999.9999× -6 2 10 m /s [m/s,ft/s])、 (動粘性係数: -6 2 2 [×10 m /s、ft /s]) 7 レンジ単位 メニュー数:19 m/s m/s、L/s、L/min、L/h、L/d、kL/d、 3 3 3 3 ML/d 、 m /s 、 m /min 、 m /h 、 m /d 、 3 3 km /d 、 Mm /d 、 BBL/s 、 BBL/min 、 BBL/h、BBL/d、kBBL/d、MBBL/d 8 レンジタイプ メニュー数:4 単一レンジ 単一レンジ、自動 2 レンジ、正逆レ ンジ、正逆自動 2 レンジ 9 フルスケールまたは フルスケール 1 流速換算で 0.00、 ±0.30~±32.00m/s 2.00m/s [(19)単位] フルスケール 2 流速換算で 0.00、 ±0.30~±32.00m/s 4.00m/s [(19)単位] 10 出 力 11 設 ヒステリシス 0.00~20.00% 10.00% % 12 定 出力下限 -20~0% -20% % 13 出力上限 100~120% 120% % 14 バーンアウト メニュー数:5 ホールド 使用しない、ホールド、上限、下 限、ゼロ 15 バーンアウトタイマ 0~900sec 10sec sec 16 レートリミット 流速換算で 0.00~5.00m/s 0.00m/s [(19)単位] 17 レートリミットタイマ 0~900sec 0sec sec sec 18 ダンピング 0.0~100.0sec 5.0sec 19 ゼロ点校正 メニュー数:2 クリア(未調整) 調整、クリア(出荷時はクリア) 表示 1 行目の内容 メニュー数:7 流量(m /s) 流速、流量、正流量積算、逆流量積 算、F:積算パルス、R:積算パル ス、流量(%) 表示 2 行目の内容 メニュー数:7 流速(m/s) 流速、流量、正流量積算、逆流量積 算、F:積算パルス、R:積算パル ス、流量(%) 流速換算で 0.00~5.00m/s 0.01m/s [(19)単位] 20 21 22 表 示 設 定 低流量カット 3 -42- No. 設定項目 設定範囲 初期値 設定値 23 積算モード メニュー数:3 ストップ ストップ、スタート、リセット 24 積算単位 メニュー数:8 mL mL 、 L 、 m 、 km 、 Mm 、 mBBL 、 BBL 、 kBBL 25 積算定数 0.000~999999.999 0.000 [(8)単位] 26 F:積算プリセット 0.000~9999999999.999 0.000 [(8)単位] F:積算スイッチ 0.000~9999999999.999 0.000 [(8)単位] R:積算プリセット 0.000~9999999999.999 0.000 [(8)単位] R:積算スイッチ 0.000~9999999999.999 0.000 [(8)単位] 30 バーンアウト メニュー数:2 ホールド 使用しない、ホールド 31 バーンアウトタイマ 0~900sec 10sec sec 32 パルス幅 1 メニュー数:3 50ms 50、100、200 33 パルス幅 2 メニュー数:9 50.0ms 0.5、1.0、2.0、5.0、10.0、20.0、 50.0、100.0、200.0 下限スイッチ 流速換算で 0.00~±32.00m/s 0.00m/s [(19)単位] 上限スイッチ 流速換算で 0.00~±32.00m/s 4.00m/s [(19)単位] ヒステリシス 0~20% 10% % DO1 出力種類 メニュー数:15 使用しない 使用しない、測定異常、F:積算パル ス、R:積算パルス、F:積算スイッ チ、R:積算スイッチ、F:積算オー バフロー、R:積算オーバフロー、上 限流量、下限流量、レンジフルス ケール 2、レンジオーバ、パルスレ ンジオーバ、R:流れ方向、機器異常 DO1 出力動作 メニュー数:2 通常 通常、反転 DO2 出力種類 メニュー数:15 使用しない DO1 出力種類と同様 40 DO2 出力動作 メニュー数:2 通常 通常、反転 41 DO3 出力種類 メニュー数:15 使用しない DO1 出力種類と同様 42 DO3 出力動作 メニュー数:2 通常 通常、反転 ゼロ点補正 流速換算で 0.00~5.00m/s 0.00m/s [(19)単位] 27 積 28 29 34 35 36 算 フ ロ ー ス イ ッ チ 37 38 39 43 44 ス テ ー タ ス 出 力 出 力 補 正 3 3 3 スパン補正 ±200.00% 100.00% % 45 単位 メニュー数:2 メートル メートル、インチ 46 言語 メニュー数:5 日本語 日本語、英語、ドイツ語、フランス 語、スペイン語 伝送速度 メニュー数:3 38400bps 9600bps、19200bps、38400bps パリティ メニュー数:3 無し 無し、偶数、奇数 ストップビット メニュー数:2 1 ビット 1 ビット、2 ビット 通信方式 メニュー数:2 RS232C RS232C、RS485 ステーション No. メニュー数:31 1 1~31 47 48 49 50 51 52 シ ス テ ム 通 信 アナログ出力校正 4mA、20mA 校正値 53 楔温度調整 100Ω、140Ω 校正値 54 測定方式 メニュー数:2 ハイブリッド 測線 メニュー数:2 検出器の仕様に 1 測線、2 測線 よる アナログ出力 メニュー数:3 検出器の仕様に 平均、測線 1、測線 2 よる 55 56 測 線 -43- ハイブリッド、伝搬時間差 No. 設定項目 57 58 59 60 61 シ ス テ ム セ ン サ 設定範囲 初期値 設定値 取付け法 メニュー数:2 Z法 V 法、Z 法 種類 メニュー数:4 FSW12 FSW12、FSW21、FSW40、FSW50 校正 0.00~300.00% 校正値 % 送信電圧 メニュー数:4 80Vpp 20Vpp、40Vpp、80Vpp、160Vpp バックライト メニュー数:3 オン オン、オフ、オート 62 キーロック メニュー数:2 オフ オン、オフ 63 パスワード 数字 4 桁 0000 数字 4 桁 64 #:送信回数 メニュー数:6 128 8、16、32、64、128、256 65 #:トリガ制御 メニュー数:2 オート オート、マニュアル 66 #:ウインドウ制御 メニュー数:2 オート オート、マニュアル 67 伝 #:飽和レベル 0~256 32 68 搬 #:測定方式 メニュー数:3 方式 2 69 時 #:受波バランス 0~100% 25% % #:送信パターン メニュー数:7 バースト 3 バースト 1、バースト 2、バースト 3、バースト 4、バースト 5、チャー プ 4、チャープ 8 71 #:AGC ゲイン メニュー数:2 オート オート、マニュアル 72 #:受波ピーク メニュー数:4 3071 2048、3071、4096、5120 73 #:送信待ち時間 1~30msec 5msec msec 74 クサビ音速 メニュー数:2 オート オート、マニュアル 配管音速 メニュー数:2 オート オート、マニュアル ライニング音速 メニュー数:2 オート オート、マニュアル 流体音速 メニュー数:2 オート オート、マニュアル 送信周波数 メニュー数:2 オート オート、マニュアル 送信パルス数 メニュー数:8 4 0、1、2、4、8、16、32、64 70 間 差 75 76 測 定 77 詳 78 細 パ ル 79 80 ス 方式 1、方式 2、方式 3 サンプリング周波数 メニュー数:2 オート オート、マニュアル 81 ・ 受信待ち時間 メニュー数:2 オート オート、マニュアル 82 ド 繰返し周波数 メニュー数:2 オート オート、マニュアル 83 ッ 取込み回数 4~512 256 選択 チャネル数 メニュー数:2 オート オート、マニュアル 計測範囲 メニュー数:3 F 半径 F 半径、N 半径、直径 位相角シフト メニュー数:4 通常 2 通常 1、通常 2、正方向、負方向 ゲイン メニュー数:2 オート オート、マニュアル 84 プ 85 86 87 ラ ー 4 4 88 #:パワー 0~10.00×10 4.00E 89 #:偏差 0~1.00 0.50 90 #:成功率 0.00~100.00% 70.00% (#:測線 No.) -44- % 4.4. 各種パラメータの設定 単位はメートル系で表示しています。 説明 パラメータの設定には、数値入力と選択入力があります。 設定項目 数値入力 入力方法 直接入力 選択入力 変更入力 項目選択 数値選択 範囲またはメニュー 配管仕様の外径寸法などを直接入力する方法です。 ・入力は、入力範囲の桁数までしか入力できません。 ・入力範囲に負値無い場合は、符号キー「±」は無視されます。 ・符号は表示されている符号を用います。既に符号「-」表示されている状態で [12]を入力した場合、[-12]と見做します。 配管仕様の外径寸法などで特定の数値のみを変更する方法です。 配管仕様のライニング材質などを選択する方法です。 システムの送信電圧などの数値を選択する方法です。 直接入力(例) 外径寸法 114.3mm の入力 キー操作順序 説 明 「外径寸法」を選択します。 表 示 外径寸法 60.00 ENTER 数値入力モードにします。 mm 外径寸法 60.00■mm 1 1 4 . 3 テンキーで「114.3」と入力します。 外径寸法 114.3■mm ENTER 数値入力を完了します。 外径寸法 114.30 変更入力(例) 外径寸法 114.3mm を 115.3mm に変更する場合の入力 キー操作順序 説 明 「外径寸法」を選択します。 ENTER # # # 5 ENTER 数値入力モードにします。 表 114.30 mm 114.30 mm 114.30 mm 114.30 mm 115.30 mm 115.30 mm 外径寸法 外径寸法 カーソルを左に移し、カーソルのある値 4 が変更可能です。 外径寸法 テンキーで「5」と入力します。 外径寸法 -45- 示 外径寸法 カーソルを左に移し、カーソルのある値 0 が変更可能です。 数値入力を完了します。 mm 外径寸法 項目選択(例) 配管材質を鋼管にする場合の入力 キー操作順序 説 明 表 示 「配管材質」を選択します。 配管材質 ステンレス ENTER 選択入力モードにします。 配管材質 ステンレス▲ ▼ ! または " 「鋼管」を選択します。 配管材質 ENTER 選択入力を完了します。 鋼管▲ ▼ 配管材質 鋼管 数値選択(例) 送信電圧の 80Vpp を 160Vpp に変更する場合の入力 キー操作順序 説 明 「送信電圧」を選択します。 表 示 送信電圧 80 Vpp ENTER 選択入力モードにします。 ! または " 「160」を選択します。 ENTER 選択入力を完了します。 送信電圧 80▲ ▼Vpp 送信電圧 80▲ ▼Vpp 送信電圧 160 Vpp 注:設定を変更した場合、変更値の計測への反映は、測定表示画面への遷移以降です。 -46- 4.4.1. 測定方式とセンサ (測定方式、センサ取付け法、センサ種類、センサ定数、送信電圧) 説明 測定方式と測定に必要なセンサのデータを設定します。センサ取付け法またはセンサ種類を変更した場合、「4.4.2.配管 仕様」のセンサの取付け寸法も変更されます。 センサを配管に取付ける前に、必ず下記パラメータ設定を行い、センサ間の取付け寸法に合わせて、センサを 取付けてください。 ! 正確なセンサ間の取付け寸法で取り付けられていない場合は、測定誤差が大きくなります。 ! また、受波異常となる場合もあります。 ! センサ定数の数値はそれぞれ対応するセンサユニットのセンサ定数を設定してください。設定していない 場合、測定誤差が大きくなります。 各項目(下表参照)のデータを表示に従って入力してください。 項目 測定方式 センサ取付け法 センサ種類 入力方法 選択 選択 選択 センサ定数 測線#-F:金属管 測線#-R:金属管 測線#-F:プラスチック管 測線#-R:プラスチック管 (#:測線 No.) 送信電圧 範囲またはメニュー ハイブリッド、伝搬時間差 V 法、Z 法 FLW11 、 FLW41 、 FLW12 、 FLD12 、 FLD22 、 FLW32 、 FLW50 、 FLW51 、 FSW12、FSW21、FSW40、FSW50 数値 数値 数値 数値 0.00 0.00 0.00 0.00 %~300.00 %~300.00 %~300.00 %~300.00 % % % % 選択 20 Vpp、40 Vpp、80 Vpp、160 Vpp *1) 測定方式としてハイブリッドを選択する場合は、センサ種類を「FSW12、FSW21、FSW40、FSW50」のいずれかとして ください。また、測定方式がハイブリッドの場合は、センサ種類は「FSW12、FSW21、FSW40、FSW50」からしか選択 できません。 *2) センサ定数には、工場における出荷試験時に、実流校正によって求めたセンサ定数を設定します。配管に取付けた それぞれ対応するセンサユニットのセンサ定数を設定します。 通常は、設定不要です。(検出器または変換器を交換した場合に設定します。) センサ定数は、センサユニット銘板に刻印してある DF の値となります。 ・ プラスチック管に取付ける場合、センサユニット銘板の DF-P の値となります。 ・ 金属管に取付ける場合、センサユニット銘板の DF-M の値となります。 配管材質 プラスチック管 金属管 塩ビ管,FRP,PEEK,PVDF,アクリル管,その他 鋼管,ステンレス管,銅管,鋳鉄管,アルミニウム管,ダクタイル鋳鉄管 「1.3.形式と仕様の確認」のセンサユニットを参照ください。 -47- *3) センサ定数は、測定方式別に下表のように設定します。 また、各センサ定数は下図のセンサと対応しています。 測定方式 パルス・ドップラー計測 測線 1 のセンサ定数 測線 1-F:正方向側センサ(センサ 1) 測線 1-R:逆方向側センサ(センサ 2) 伝搬時間差計測 測線 1-P:センサ一対 ※ 1 測線の場合、測線 2 のセンサ定数は設定不要となります。 ※ 伝搬時間差計測のセンサ定数は通常設定不要です。 100.00%の設定でご使用ください。 3 測線 2 のセンサ定数 測線 2-F:正方向側センサ(センサ 3) 測線 2-R:逆方向側センサ(センサ 4) 測線 2-P:センサ一対 1 2 2 1 4 2 測線方式(Z 法) *4) センサ定数は、センサ種類が FSW12、FSW21、FSW40、FSW50 の場合のみ設定します。 操作内容(例) 測定方式はハイブリッド、センサの取付け法は Z 法、センサ種類は FSW12、センサ定数の測線 1-F:金 属管は 102%、1-R:金属管は 101%、送信電圧を 160Vpp として設定する場合。 (測定方式は「ハイブリッド」、測線は「1 測線」の場合) キー操作順序 説 明 表 示 FUNC SYSTEM システムを表示します。 単位&言語 スキップ ! または " 「測定方式」を選択します。 測定方式 伝搬時間差 ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「ハイブリッド」を選 択し、完了します。 測定方式 「センサ取付け法」を選択します。 センサ取付け法 ハイブリッド V法 ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「Z 法」を選択し、完 了します。 センサ取付け法 「センサ種類」を選択します。 センサ種類 Z法 FSW21 ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「FSW12」を選択し、 完了します。 センサ種類 「センサ定数」を選択します。 センサ定数 FSW12 スキップ ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「設定」を選択し、完 了します。 測線1-F:金属管 100.00 % ENTER 1 0 2 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「102」と 入力し、完了します。 測線1-F:金属管 102.00 「測線 1-R」を選択します。 測線1-R:金属管 100.00 % ! または " -48- % ENTER 1 0 1 ENTER ESC " 数値入力モードにし、テンキーで「101」と 入力し、完了します。 測線1-R:金属管 101.00 「センサ定数」に戻ります。 センサ定数 % スキップ 「送信電圧」を選択します。 送信電圧 80 Vpp ENTER ! または " ENTER ESC 選択入力モードにし、「160」を選択し、完 了します。 送信電圧 160 Vpp 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -49- 4.4.2. 配管仕様 説明 測定に必要な配管のデータを設定します。センサの取付け寸法は自動計算されます。 センサを配管に取付ける前に、必ず下記パラメータ設定を行い、センサ間の取付け寸法に合わせて、センサを 取付けてください。 ! 正確なセンサ間の取付け寸法で取り付けられていない場合は、測定誤差が大きくなります。 ! また、受波異常となる場合もあります。 各項目(下表参照)のデータを表示に従って入力してください。 項目 外径寸法 配管材質 入力方法 数値 選択 *1 配管音速 配管厚さ ライニング材質 数値 数値 選択 *2 ライニング音速 *3 ライニング厚さ 流体種類 *4 流体音速 *4 動粘性係数 *1) *2) *3) *4) 数値 数値 選択 数値 数値 範囲またはメニュー 10.00mm~6200.00mm 鋼管、ステンレス管、塩ビ管、銅管、鋳鉄管、アルミニウム管、FRP、ダクタイ ル鋳鉄管、PEEK、PVDF、アクリル管、その他 1000 m/s~3700 m/s 0.10 mm~100.00 mm ライニング無し、タールエポキシ、モルタル、ゴム、テフロン、パイレックス ガラス、塩ビ、その他 1000 m/s~3700 m/s 0.01 mm~100.00 mm 水、海水、蒸留水、アンモニア、アルコール、ベンゼン、ブリマイド、エタ ノール、グリコール、ケロシン、ミルク、メタノール、トルエン、潤滑油、燃 料油、ガソリン、その他 500 m/s~2500 m/s -6 2 -6 2 0.0010E m /s~999.9999E m /s 配管材質「その他」の場合のみ音速値を設定します。 ライニング材質「その他」の場合のみ音速値を設定します。 ライニング材質「ライニング無し」以外の場合のみ設定します。 流体種類「その他」の場合のみ音速値を設定します。 操作内容(例) 外径寸法 114.3mm、配管の材質が鋼管、厚さが 6.0mm、ライニングの材質がタールエポキシ、厚さが -6 2 1.25mm、流体種類が重水、音速が 1388m/s、動粘性係数が 1.129E m /s の場合。 (センサの取付け法が「Z 法」、種類が「FSW12」の場合) キー操作順序 説 明 表 示 FUNC PIPE " ENTER 1 1 4 . 3 ENTER " センサの取付け寸法を表示します。 「外径寸法」を選択します。 取付け寸法 9.17 mm 60.00 mm 114.30 mm 外径寸法 数値入力モードにし、テンキーで「114.3」 と入力し、完了します。 外径寸法 「配管材質」を選択します。 配管材質 塩ビ管 ENTER ! または " ENTER " ENTER 6 ENTER 選択入力モードにし、「鋼管」を選択し、完 了します。 配管材質 「配管厚さ」を選択します。 配管厚さ 数値入力モードにし、テンキーで「6」と入 力し、完了します。 -50- 鋼管 4.50 mm 6.00 mm 配管厚さ " 「ライニング材質」を選択します。 ライニング材質 ライニング無し ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「タール エポキシ」 を選択し、完了します。 ライニング材質 タール エポキシ " 「ライニング厚さ」を選択します。 ライニング厚さ ENTER 1 . 2 5 ENTER " 数値入力モードにし、テンキーで「1.25」 と入力し、完了します。 ライニング厚さ 「流体種類」を選択します。 流体種類 0.01 mm 1.25 mm 水 ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「その他」を選択し、 完了します。 流体種類 「流体音速」を選択します。 流体音速 その他 1440 m/s 1388 m/s 数値入力モードにし、テンキーで「1388」 と入力し、完了します。 流体音速 " 「動粘性係数」を選択します。 動粘性係数 1.0038 E-6m2/s ENTER 1 . 1 2 9 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「1.129」 と入力し、完了します。 動粘性係数 1.1290 E-6m2/s センサの取付け寸法を表示します。 取付け寸法 ENTER 1 3 8 8 ENTER ESC ESC 39.16 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -51- mm 4.4.3. 測線(測線、アナログ出力) 説明 一対センサを用いた 1 測線と二対センサを用いた 2 測線のいづれかの測線で計測できます。二対センサを用いる場合 は、流量などの計測演算を平均・測線 1・測線 2 のいずれかを選択できます。 項目 測線 アナログ出力 入力方法 選択 選択 範囲またはメニュー 1 測線、2 測線 平均、測線 1、測線 2 *1) 測線が「1 測線」の場合、アナログ出力は「測線 1」のみです。 機能ブロック図 測線 1 流速 Iout レンジ レートリミット 平均流速 ダンピング 出力補正 低流量カット 積算 DO1 DO2 DO3 *2 測線 2 流速 *2 ステータス出力 流量演算 アナログ出力 選択 SW LCD *2) 測線が「2 測線」の場合のみです。 操作内容(例) 測線は 2 測線、アナログ出力は平均に設定する場合。 キー操作順序 説 明 FUNC SYSTEM ) システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ ! または " 「測線」を選択します。 測線 1測線 ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「2 測線」を選択し、 完了します。 測線 「アナログ出力」を選択します。 アナログ出力 2測線 測線1 ENTER ! または " ENTER ESC 選択入力モードにし、「平均」を選択し、完 了します。 アナログ出力 平均 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -52- 4.4.4. 出力設定 4.4.4.1. レンジ(レンジ単位、レンジタイプ、フルスケール、ヒステリシス)設定 説明 測定値(流量または流速)を指定したレンジで、4~20mA で出力する場合に設定します。 (測定内容) *1 ① レンジ単位の選択 下記単位から 1 つ選択します(メートル系) m/s L/s、L/min、L/h、L/d、kL/d、ML/d 3 3 3 3 3 3 m /s、m /min、m /h、m /d、km /d、Mm /d BBL/s、BBL/min、BBL/h、BBL/d、kBBL/d、MBBL/d ② レンジタイプの選択 ・単一レンジ ・自動 2 レンジ ・正逆レンジ ・正逆自動 2 レンジ 20mA 20mA 4mA 4mA 1 (a) 単一レンジ 2 (b) 自動 2 レンジ 20mA 20mA 4mA 2 4mA 1 4 (c) 正逆レンジ ③ ④ 3 1 2 (d) 正逆自動 2 レンジ *3 レンジの設定 レンジタイプのフルスケールを設定します。レンジタイプに応じて次のものを設定します。ベーススケールは 0 固 定です。 ・フルスケール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 単一レンジのみ *2 ・フルスケール 1 および 2・・・・・・・・・・ 自動 2 レンジ、正逆レンジ、正逆自動 2 レンジ ヒステリシスの設定 レンジタイプで「自動 2 レンジ」「正逆レンジ」「正逆自動 2 レンジ」を選択した場合に、切換えヒステリシスを持 たせることができます。 スパンの 0~20%の範囲で設定できます。 自動 2 レンジの場合 : フルスケール 1 および 2 のレンジの小さい方に対するヒステリシス 正逆レンジの場合 : 動作レンジに対するヒステリシス 正逆自動 2 レンジの場合 : フルスケール 1 および 2 またはフルスケール 3 および 4 のスパンの小さい方に対するヒ ステリシス *1) レンジ単位の選択により、低流量カット/フロースイッチ/出力補正/レートリミットの流量または流速も連動して変 わります。 *2) フルスケール 1 および 2 を設定するとフルスケール 3 および 4 は自動設定されます。 フルスケール 1 と 3 およびフルスケール 2 と 4 は下記の関係があります。 |フルスケール 1|=|フルスケール 3| |フルスケール 2|=|フルスケール 4| -53- *3) ハイブリッドモード最大計測範囲 パルス・ドップラ法は、配管仕様やご使用のセンサにより測定可能範囲が変わります。 測定方式がハイブリッドの設定の場合、フルスケールは測定範囲を超えない範囲で設定してください。 測定範囲を超える場合は、測定方式を伝搬時間差法に設定してください。 測定範囲の確認は、配管仕様とセンサ種類を設定した後、測定データ情報の最大レンジで確認することができま す。確認方法は 6.1.2.3.項を参照してください。 下表は、配管材質がステンレス管の呼び厚さスケジュール 20S で流体を水に設定した時の最大レンジを表します。 (例)〈計測可能最大流速〉 口径 FSW12 FSW21 40A 6.56 50A 6.52 65A 5.31 80A 4.65 90A 4.12 100A 3.69 7.25 125A 3.08 6.08 150A 2.63 5.20 200A 2.04 4.05 250A 3.30 300A 2.78 350A 2.51 400A 2.20 450A 500A 550A 600A 650A 700A 750A 800A 850A 900A 1000A FSW40 単位:m/s FSW50 7.77 6.38 5.41 4.90 4.31 3.84 3.48 〈計測可能最大流量〉 FSW12 FSW21 33.6 52.7 72.1 86.5 102 118 231 147 289 179 354 239 474 604 735 820 951 3.48 3.17 2.91 2.71 2.52 2.35 2.21 2.08 1.97 1.77 3 3 FSW40 単位:m /h FSW50 908 1168 1428 1598 1858 2118 2358 2358 2618 2879 3096 3357 3618 3879 4140 4400 4902 3 操作内容(例) 正逆レンジ、フルスケール 1 を 100m /h、フルスケール 2 を-100m /h、ヒステリシスを 5%とした時。 キー操作順序 説 明 表 示 FUNC RANGE レンジ単位を表示します。 レンジ単位 m/s 3 ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「m /h」を選択し、完 了します。 レンジ単位 " 「レンジタイプ」を選択します。 レンジ タイプ 単一レンジ ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「正逆レンジ」を選択 し、完了します。 レンジ タイプ 正逆レンジ " 「フルスケール 1」を選択します。 フル スケール 1 56.32 m3/h ENTER 1 0 0 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「100」と 入力し、完了します。 フル スケール 1 100.00 m3/h " 「フルスケール 2」を選択します。 フル スケール 2 112.64 m3/h -54- m3/h ENTER ± 1 0 0 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「100」と 入力し、完了します。 フル スケール 2 100.00 m3/h " 「ヒステリシス」を選択します。 ヒステリシス 10.00 ENTER 5 ENTER ESC 数値入力モードにし、テンキーで「5」と入 力し、完了します。 ヒステリシス 5.00 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -55- % % 4.4.4.2. 出力リミット 説明 アナログ出力 0.8mA~23.2mA(-20%~120%)の範囲内で上下限のリミット設定が可能です。 23.2mA 20mA 4mA 20% 0% 100% 120% 0.8mA 操作内容(例) 下限リミット-10%(2.4mA)、上限リミット 110%(21.6mA) キー操作順序 説 明 FUNC RANGE レンジ単位を表示します。 ! または " 「出力下限」を選択します。 ENTER 1 0 ENTER " ENTER 1 1 0 ENTER ESC 表 示 レンジ単位 m3/h 出力下限 - 20 % 数値入力モードにし、テンキーで「10」と 入力し、完了します。 出力下限 - 10 % 「出力上限」を選択します。 出力上限 120 % 110 % 数値入力モードにし、テンキーで「110」と 入力し、完了します。 出力上限 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -56- 4.4.4.3. 異常時のアナログ出力設定(バーンアウト) 説明 測定状態が異常となった場合に、アナログ出力を下記設定内容の特定値にする機能です。バーンアウトタイマはバーン アウト処理までの時間を設定します。 (設定内容) ・ホールド :測定値を保持します。 :アナログ出力を出力リミットの上限にします。 ・上限 :アナログ出力を出力リミットの下限にします。 ・下限 ゼロ :アナログ出力を 0%(4mA)にします。 ・ 使用しない :バーンアウトを使用しません。 ・ バーンアウトタイマの設定範囲:0~900 秒 バーンアウト処理の間は、次のように処理します。 1.液晶表示 ・・・測定値はアナログ出力と連動します。 操作内容(例) バーンアウトを下限値、バーンアウトタイマを 30 秒とする場合 キー操作順序 説 明 FUNC RANGE レンジ単位を表示します。 ! または " 「バーンアウト」を選択します。 表 示 レンジ単位 m3/h バーンアウト ホールド ENTER ! または " ENTER " ENTER 3 0 ENTER ESC 選択入力モードにし、「下限」を選択し、完 了します。 バーンアウト 「バーンアウトタイマ」を選択します。 バーンアウト タイマ 数値入力モードにし、テンキーで「30」と 入力し、完了します。 下限 10 sec 30 sec バーンアウト タイマ 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -57- 4.4.4.4. レートリミット 説明 スラリ流体などによるスパイクノイズ入力をカットして出力することができます。 レートリミット :流速換算で 0~5m/s :絶対値入力となっています。 レートリミットタイマ :0~900sec 注1: リミット値を超える入力がリミット時間以上継続すると、真の信号と見なして出力します。 注2: リミット時間の設定が 0 秒の場合、本機能は作用しません。 3 操作内容(例) レートリミットを 5m /h、レートリミットタイマを 15 秒とする場合 キー操作順序 説 明 FUNC RANGE レンジ単位を表示します。 ! または " 「レートリミット」を選択します。 ENTER 5 ENTER " ENTER 1 5 ENTER ESC 表 示 レンジ単位 m3/h レートリミット 0.00 m3/h 5.00 m3/h 数値入力モードにし、テンキーで「5」と入 力し、完了します。 レートリミット 「レートリミットタイマ」を選択します。 レートリミット タイマ 数値入力モードにし、テンキーで「15」と 入力し、完了します。 0 sec 15 sec レートリミット タイマ 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -58- 4.4.5. ダンピング 説明 測定値の変化を抑える場合に使用します。 設定値は時定数(約 63%の応答時間)です。(設定範囲:0.0~100.0 秒) $! 操作内容(例) 設定値を 20 秒とする場合。 キー操作順序 FUNC DAMP 説 明 ダンピングを表示します。 表 示 ダンピング 5.0 sec ENTER 2 0 ENTER ESC 数値入力モードにし、テンキーで「20」と 入力し、完了します。 ダンピング 20.0 sec 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -59- 4.4.6. ゼロ点校正 説明 伝搬時間差計測の測定値のゼロ点を校正します。 (設定内容) 調整 : 流れを止めた状態でゼロ点校正を行います。 設定した時点の測定状態をゼロとします。 注1: 流れを止めた状態で操作してください。 注2: 測定正常の状態で行ってください。 クリア: 流れを止められない場合に使用します。 「調整」した校正値を消去します。 操作内容(例) 静水状態でゼロ点校正を行う場合 キー操作順序 FUNC ZERO 説 明 ゼロ点校正を表示します。 表 示 ゼロ点校正 クリア ENTER ! または " 選択入力モードにし、「調整」を選択しま す。 ゼロ点校正 ENTER 調整を行います。 調整中は時間経過を下段に表示します ゼロ点校正 ■■■■■■ 調整処理完了後、調整成功時は「調整」、失 敗時は「クリア」と下段に表示されます。 ゼロ点校正 ESC ! 調整▲ ▼ 調整 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) この時[クリア]を選択し実行した場合には、現在記憶されているゼロ点校正値がゼロクリアされます。 -60- 4.4.7. 表示設定 説明 測定表示 1・測定表示 2 に表示する測定表示値を、次の中から選択し設定します。 ① 選択 下記の中から表示する測定値を選択します。 流速 :瞬時流速[m/s] *1 正流量積算 :正方向の積算値 *1 逆流量積算 :逆方向の積算値 F:積算パルス :正方向の積算パルス R:積算パルス :逆方向の積算パルス 流量(%) :アナログ出力のレンジに対する割合 流量 :瞬時流量 流量を選択した場合は、次の中から流量単位を選択します: L/s、L/min、L/h、L/d、kL/d、ML/d 3 3 3 3 3 3 m /s、m /min、m /h、m /d、km /d、Mm /d BBL/s、BBL/min、BBL/h、BBL/d、kBBL/d、MBBL/d *1) 正流量積算/逆流量積算の単位は、積算の単位で設定している単位です。 (「4.4.9.1.積算単位」を参照ください。) ② 数値表示の小数点位置の設定 測定データの表示は、10(小数点を含む)の範囲で表示されます。 また小数点以下の表示を表示範囲内で任意に設定できます。 3 操作内容(例) 測定表示 1 の瞬時流量を m /h で表示し、測定表示 2 を流量(%)で表示する場合 キー操作順序 説 明 FUNC DISP 「表示 1 の選択」を表示します。 表 示 表示1の選択 流量 " 「表示 1 の単位」を選択します。 ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「m /h」を選択し、完 了します。 表示1の選択 " 「表示 2 の選択」を選択します。 表示2の選択 表示1の単位 m3/s 3 m3/h 流速 ENTER ! または " ENTER ESC 選択入力モードにし、「流量(%)」を選択 し、完了します。 表示2の選択 流量(%) 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) 操作内容(例) 測定表示 1 を小数点以下 3 桁を表示し、測定表示 2 を小数点以下を表示しない場合 キー操作順序 説 明 測定表示を表示します。 表 示 100.00 % 112.63 m3/h # または $ 表示 1 の数値の両端に「◄,►」を表示しま す。 100.00 % ◄ 112.63►m3/h # 表示 1 の数値が左にシフトします。 100.00 % ◄ 112.639►m3/h ! 表示 2 の数値の両端に「◄,►」が表示しま す。 ◄ $ 表示 2 の数値が右にシフトします。 ◄ ENTER 設定が反映されます。 -61- 100.00►% 112.639 m3/h 100►% 112.639 m3/h 100 % 112.639 m3/h 4.4.8. 低流量カット 説明 流れる量の少ない場合に出力をカットすることができます。 本流量計は、バルブが閉じている時でも配管内の流体が対流などで動いている時には、流量指示を出すときがあります ので、必要に応じてカット値の設定を行ってください。 (設定範囲:流速換算で 0~5m/s:絶対値入力となっています。) 3 操作内容(例) カット点を 10m /h とする場合 キー操作順序 説 明 FUNC CUT 低流量カットを表示します。 ENTER 1 0 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「10」と 入力し、完了します。 ESC 表 示 低流量カット 0.28 m3/h 低流量カット 10.00 m3/h 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -62- 4.4.9. 積算 4.4.9.1. 積算単位 説明 測定値(流量)の積算をするときに設定します。 ① 積算単位 次の積算単位の中から選択します。 3 3 3 :mL、L、m 、km 、Mm 、mBBL、BBL、kBBL *1 注:設定する場合は積算モード をストップの状態にしてください。 3 操作内容(例) 積算単位を m として、積算を開始する。 キー操作順序 FUNC TOTAL 説 明 積算モードを表示します。 表 示 積算モード ストップ " 「積算単位」を選択します。 積算単位 mL 3 ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「m 」を選択し、完了 します。 積算単位 ESC 「積算モード」に戻ります。 積算モード m3 ストップ ENTER ! または " ENTER ESC 選択入力モードにし、「リセット」を選択 し、完了します。 積算モード リセット 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) *1) 積算のモードには次のものがあります: ストップ :積算を停止します。停止していない場合は設定を変更できません。 スタート :積算を開始します。停止状態から継続して積算する場合に使用します。 リセット :積算値を積算プリセット値にし、積算を開始します。 停電等により復帰した場合は、停電前の積算モード状態で動作します。 -63- 4.4.9.2. 積算パルスの設定(積算定数、パルス幅) 説明 積算計等により積算パルス出力を受けて、測定値(流量)の積算をするときに設定します。 積算パルス 1 パルス当りの積算量を設定します。 ① 積算定数 積算体積が積算定数によって設定された量に達したときに、測定画面の積算パルス値が加算され、積 算パルスが 1 パルス出力されます。(体積) (設定範囲:0~999999.999) ② パルス幅 接続するカウンタ DO1/DO2 と DO3 のパルス幅を選択できます。 ステータス出力の設定で「F:積算パルス」または「R:積算パルス」を使用する場合にパルス幅を設 定します。 ・ パルス幅 1 :DO3(リレー接点)のパルス幅。下記から選択します。 50 msec、100 msec、200 msec ・ パルス幅 2 :DO1/DO2(トランジスタ オープンコレクタ)のパルス幅。 下記から選択します。 0.5 msec、1.0 msec、2.0 msec、5.0 msec、10.0 msec、20.0 msec、50.0 msec、100.0 msec、 200.0 msec 注:積算定数の設定値が“0”の場合は積算パルスは出力されません。 注:設定する場合は積算モードをストップの状態にしてください。 設定上の制限 積算パルスの出力は、DO 出力ポートにより下記制限があります。 DO 出力ポート DO1/DO2: トランジスタ オープンコレクタ DO3:リレー接点 パルス出力の周波数範囲 (フルスケール流量時) 1000 パルス/秒以下 1 パルス/秒以下 パルス幅 0.5 msec、1.0 msec、2.0 msec、5.0 msec、 10.0 msec、20.0 msec、50.0 msec、 100.0 msec、200.0 msec 50msec、100 msec、200 msec またパルス幅の設定によっても、最大出力周波数が制限されます。 従って、下記の条件 1 および条件 2 を共に満足するように、積算定数、パルス幅の設定を行ってください。 条件 1、条件 2 を満足しない設定を行った場合、正しい動作を行わない場合があります。 条件 1: *1 3 *1 3 フルスケール [m /s] 1000[Hz](D01/DO2の場合) ≦ 1[Hz](D03の場合) 積算定数[m3] フルスケール [m /s] 3 ≦ 条件 2: 積算定数[m ] 1000 2×パルス幅[ms] *1) 自動 2 レンジ、正逆レンジおよび正逆自動 2 レンジ設定の場合はフルスケール 1 またはフルスケール 2 の大きいほ うのレンジが対象となります。 各 DO 出力ポートの最大出力周波数の制限は、流量が設定レンジをオーバーした場合にも適用されます。従って、設 定レンジの 100%流量時に最大周波数になるような設定を行った場合、流量が 100%を超えて流れると、積算パルス出 力が追従できなくなり、オーバーレンジが長時間継続すると正確な積算値が得られなくなる場合があります。従っ て、100%を超える流量が流れる場合がある時は、レンジの見直しや積算定数の見直しを行い最大周波数が制限以下 になるように設定ください。 -64- 計算例 下記のレンジとパルス幅における積算定数の設定可能な範囲を求めます。 レンジとパルス幅の設定値が下記の時、 3 3 、パルス幅:50[ms] フルスケール:36[m /h](=0.01[m /s]) i) DO1/DO2 出力の場合 条件 1 より 3 3 フルスケール[m /s] 0.01[m /s] 積算定数 ≧ = = 0.00001[m3]= 0.01[L] 1000[Hz] 1000[Hz] 上記より:0.01[L]≦ 積算定数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ A 条件 2 より 2×パルス幅[ms] 2×50[ms] = 0.01[m3/s]× 1000 1000 3 = 0.001[m ]=1[L] ・・・・・・・・・・・・・・・ B 条件 1 および条件 2 をともに満足する積算定数は計算結果 A、および B より積算定数の設定可能な範囲は下記となり ます。 1[L]≦ 積算定数 積算定数 ≧ フルスケール[m3/s]× ii) DO3 出力の場合 条件 1 より 3 0.01[m3/s] フルスケール[m /s] = = 0.01[m3]= 10[L]・・・・・・・・・・・・・・・・・・ C 積算定数 ≧ 1[Hz] 1[Hz] 条件 2 は、上記“i) DO1 出力との場合”と同じ。 従って、計算結果 B および C より積算定数の設定可能な範囲は下記となります。 10[L]≦ 積算定数 3 操作内容(例) 積算定数を 100m とし、パルス幅 1 の設定値を 100msec として積算を開始する場合。 キー操作順序 説 明 表 FUNC TOTAL 積算モードを表示します。 示 積算モード ストップ " ENTER 1 0 0 ENTER ! または " ENTER ! または " ENTER ESC ENTER ! または " ENTER ESC 「積算定数」を選択します。 積算定数 0.000 m3 100.000 m3 数値入力モードにし、テンキーで「100」と 入力し、完了します。 積算定数 「パルス幅1」を選択します。 パルス幅1 選択入力モードにし、「100」を選択し、完 了します。 パルス幅1 「積算モード」に戻ります。 積算モード 50 msec 100 msec ストップ 選択入力モードにし、「リセット」を選択 し、完了します。 積算モード リセット 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -65- 4.4.9.3. 積算プリセット 説明 積算プリセット値を設定します。 積算モードをリセットするとプリセット値に戻ります。 ・F:積算プリセット :正方向の積算プリセット値 ・R:積算プリセット :逆方向の積算プリセット値 (設定範囲:0~9999999999.999) 注:設定する場合は積算モードをストップの状態にしてください。 積算値 リセット リセット リセット プリセット値 時間 3 3 操作内容(例) 正方向を 1000m 、逆方向を 2000m とする場合。 キー操作順序 説 FUNC TOTAL 明 積算モードを表示します。 表 示 積算モード ストップ ! または " 「F:積算プリセット」を選択します。 ENTER 1 0 0 0 ENTER F:積算プリセット 0.000 m3 数値入力モードにし、テンキーで「1000」 と入力し、完了します。 F:積算プリセット 1000.000 m3 " 「R:積算プリセット」を選択します。 R:積算プリセット 0.000 m3 ENTER 2 0 0 0 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「2000」 と入力し、完了します。 R:積算プリセット 2000.000 m3 ESC 「積算モード」に戻ります。 積算モード ストップ ENTER ! または " ENTER ESC 選択入力モードにし、「リセット」を選択 し、完了します。 積算モード リセット 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -66- 4.4.9.4. 積算スイッチ 説明 積算値が設定値になると接点出力する機能です。 ステータス出力の設定で「F:積算スイッチ」または「R:積算スイッチ」を使用する場合に設定します。 ・F:積算スイッチ :正方向の積算スイッチ値 ・R:積算スイッチ :逆方向の積算スイッチ値 (設定範囲:0~9999999999.999) 注:設定する場合は積算モードをストップの状態にしてください。 OFF ON 3 操作内容(例) 正方向の積算スイッチの設定値を 5000m とする場合。 キー操作順序 説 明 FUNC TOTAL 積算モードを表示します。 表 示 積算モード ストップ ! または " 「F:積算スイッチ」を選択します。 ENTER 5 0 0 0 ENTER ESC F:積算スイッチ 0.000 m3 数値入力モードにし、テンキーで「5000」 と入力し、完了します。 F:積算スイッチ 5000.000 m3 「積算モード」に戻ります。 積算モード ストップ ENTER ! または " ENTER ESC 選択入力モードにし、「リセット」を選択 し、完了します。 積算モード リセット 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -67- 4.4.9.5. 異常時の積算処理設定(バーンアウト) 説明 測定状態が異常となった場合に、積算出力をホールドに設定する機能です。バーンアウトタイマはバーンアウト処理ま での時間を設定します。 (設定内容) ・ホールド :積算値を保持します ・使用しない :バーンアウトを使用しません。 バーンアウト処理の間は、次のように処理します。 1.液晶表示 ・・・・・・・・・・・・ 積算測定値をホールドします。 *1 2.積算パルス出力 ・・・・・ 出力を停止します。 *1 3.内部演算 ・・・・・・・・・・・ 積算を停止します。 注:設定する場合は積算モードをストップの状態にしてください。 *1) バーンアウト処理までは積算します。 操作内容(例) バーンアウトをホールド、バーンアウトタイマを 30 秒とする場合 キー操作順序 説 明 FUNC TOTAL 積算モードを表示します。 表 示 積算モード ストップ ! または " 「バーンアウト」を選択します。 バーンアウト 使用しない ENTER ! または " ENTER " ENTER 3 0 ENTER ESC ENTER ! または " ENTER ESC 選択入力モードにし、「ホールド」を選択 し、完了します。 バーンアウト 「バーンアウトタイマ」を選択します。 バーンアウトタイマ ホールド 数値入力モードにし、テンキーで「30」と 入力し、完了します。 バーンアウトタイマ 「積算モード」に戻ります。 積算モード 10 sec 30 sec ストップ 選択入力モードにし、「リセット」を選択 し、完了します。 積算モード リセット 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -68- 4.4.10. フロースイッチ 説明 ① 瞬時流量が設定した値を超えたときに接点出力します。 ステータス出力の設定で「上限流量」または「下限流量」を使用する場合にスイッチ点の上限値・下限値を設定し ます。 設定範囲:流速換算で 0~32m/s :絶対値入力となっています。 [ステータス出力と設定値の関係] -32m/s 0m/s 32m/s ON ON OFF ② -32m/s 0m/s ON OFF 32m/s ON OFF OFF ヒステリシスの設定 切換えヒステリシスを次の範囲で持たせることができます。 設定レンジ(ヒステリシスは動作レンジに対する割合となります)の 0~20%の範囲で設定します。 3 3 操作内容(例) 下限の流量値を 20m /h、上限の流量値を 180m /h、ヒステリシスを 5%とする場合。 キー操作順序 説 明 FUNC FLOW SW ENTER 2 0 ENTER " 下限流量を表示します。 表 示 下限流量 数値入力モードにし、テンキーで「20」と 入力し、完了します。 下限流量 「上限流量」を選択します。 上限流量 0.00 m3/h 20.00 m3/h 112.64 m3/h m3/h ENTER 1 8 0 ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「180」と 入力し、完了します。 上限流量 180.00 " 「ヒステリシス」を選択します。 ヒステリシス ENTER 5 ENTER ESC 数値入力モードにし、テンキーで「5」と入 力し、完了します。 10 % 5 % ヒステリシス 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -69- 4.4.11. ステータス出力 説明 ① ② 出力 積算パルスやステータス(測定異常や流量スイッチなどの)出力の内容を設定します。 (D01/DO2/DO3 共通) 1. 使用しない :接点出力を使用しません 2. 測定異常 :測定異常時に出力 3. F:積算パルス :正方向の流量積算パルスを出力 4. R:積算パルス :逆方向の流量積算パルスを出力 5. F:積算スイッチ :正方向の流量積算スイッチを超えた時に出力 6. R:積算スイッチ :逆方向の流量積算スイッチを超えた時に出力 7. F:積算オーバフロー :正方向の流量積算値がオーバフローした時に出力 8. R:積算オーバフロー :逆方向の流量積算値がオーバフローした時に出力 9. 上限流量 :流量スイッチの上限設定を超えた時に出力 10. 下限流量 :流量スイッチの下限設定を下回った時に出力 11. レンジフルスケール 2 :アナログ出力の動作レンジがフルスケール 2 のレンジの時に出力 12. レンジオーバ :レンジの上限設定または下限設定を超えた時に出力 13. パルスレンジオーバ :積算パルス出力が最大出力周波数の制限を超えた時に出力 14. R:流れ方向 :流れが逆方向の時に出力 15. 機器異常 :機器異常時に出力 モード ステータス出力パルスのモードを設定します。 1. 通常 :ノーマルオフ(DO1/DO2)またはノーマルオープン(DO3) 2. 反転 :ノーマルオン(DO1/DO2)またはノーマルクローズ(DO3) ! モードの設定が反転の場合、電源投入時に DO 出力されます。設定前に DO 出力を変化させてよいか事前に 確認ください。 注:DO の出力仕様 DO1/DO2 : トランジスタ オープンコレクタ、接点容量 DC30V,0.1A 積算パルス出力選択時(注:4.4.9.2.項参照) 1000 パルス/s 以下(フルスケール流量時) パルス幅:0.5,1.0,2.0,5.0,10.0,20.0,50.0,100.0 または 200.0ms DO3 : リレー接点、接点容量 AC220V/DC30V,1A 寿命 20 万回(定格負荷時)ソケット付きで交換可能 積算パルス出力選択時(注:4.4.9.2.項参照) 1 パルス/s 以下(フルスケール流量時) パルス幅:50,100 または 200ms -70- 操作内容(例) DO2 の出力を正方向の積算パルス、モードを反転とする場合。 キー操作順序 説 明 FUNC STATUS ステータス選択を表示します。 表 示 ステータス選択 DO.1 ENTER ! または " ENTER 「DO.2」を選択し、完了します。 ENTER 「出力 DO.2」を表示します。 ステータス選択 DO.2▲ ▼ 出力 DO.2 使用しない ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「F:積算パルス」を 選択し、完了します。 出力DO.2 F:積算パルス ! または " 「モード DO.2」を表示します。 モードDO.2 通常 ENTER ! または " ENTER ESC ESC 選択入力モードにし、「反転」を選択し、完 了します。 モードDO.2 反転 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -71- 4.4.12. 出力補正 説明 測定値を任意に補正したい場合に使用します。 ゼロ点およびスパンの補正ができます。 補正範囲は、下記のようになります。 ゼロ点 :流速換算で±5m/s スパン :±200% 測定値およびアナログ出力値は下記の式で演算されます。 測定値 ×[スパン設定値%] 出力 = + ゼロ点 100 3 操作内容(例) ゼロ点を-0.5m /h、スパンを 105%とする場合。 キー操作順序 説 FUNC CAL ENTER ± 0 . 5 ENTER ! または " ENTER 1 0 5 ENTER ESC 明 ゼロを表示します。 表 ゼロ 数値入力モードにし、テンキーで「±0.5」 と入力し、完了します。 ゼロ - 「スパン」を選択します。 スパン 数値入力モードにし、テンキーで「105」と 入力し、完了します。 示 0.00 m3/h 0.50 m3/h 100.00 % 105.00 % スパン 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -72- 4.4.13. 測定単位 説明 測定単位をメートル系とインチ系の 2 種類から設定できます。 (設定内容) ・メートル:メートル系 長さ単位 ・・・・・・・・・・・・・ mm 流速(音速)単位 ・・・・・ m/s 3 3 3 3 3 3 流量単位 ・・・・・・・・・・・・・ L/s、L/min、L/h、L/d、kL/d、ML/d、m /s、m /min、m /h、m /d、km /d、Mm /d、BBL/s、 BBL/min、BBL/h、BBL/d、kBBL/d、MBBL/d 3 3 3 積算単位 ・・・・・・・・・・・・・ mL、L、m 、km 、Mm 、mBBL、BBL、kBBL -6 2 動粘性係数 ・・・・・・・・・・・ E m /s 温度単位 ・・・・・・・・・・・・・ ℃ 注:設定する場合は積算モードをストップの状態にしてください。 操作内容(例) 測定単位をメートル系へ変える場合。 キー操作順序 FUNC SYSTEM 説 明 システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ ENTER ! または " 「設定」を選択します。 ENTER 単位を表示します。 単位&言語 設定▲ ▼ 単位 インチ ENTER ! または " ENTER ESC ESC 選択入力モードにし、「メートル」を選択 し、完了します。 単位 メートル 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -73- 4.4.14. 言語切換え 説明 設定時の画面表示として、英語・日本語・ドイツ語・フランス語・スペイン語の 5 種類から設定できます。 操作内容(例) 英語表示に切替える場合。 キー操作順序 FUNC SYSTEM 説 明 システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ ENTER ! または " 「設定」を選択します。 ENTER 単位を表示します。 単位&言語 設定▲ ▼ 単位 メートル ! または " 言語を表示します。 言語 日本語 ENTER ! または " ENTER ESC ESC 選択入力モードにし、「英語」を選択し、完 了します。 言語 英語 設定を反映し、測定表示 (測定表示画面) -74- 4.4.15. シリアル伝送(RS232C/RS485)の設定方法 説明 伝送機能を使用する場合に伝送の設定を行います。 設定内容 伝送速度、パリティ、ストップビット、通信方式、ステーション No. 設定範囲 伝送速度 :9600bps,19200bps,38400bps パリティ :無し,奇数,偶数 ストップビット :1 ビット,2 ビット 通信方式 :RS232C または RS485 ステーション No. :1~31 注:伝送仕様については「8.1.外部通信仕様」を参照ください。 操作内容(例) 伝送速度を 9600bps、パリティを偶数、ストップビットを 2 ビット、通信方式を RS485、ステーション No.を“5”に設定した場合。 キー操作順序 説 明 表 示 FUNC SYSTEM システムを表示します。 単位&言語 スキップ ! または " 「通信」を選択します。 通信 スキップ ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「設定」を選択しま す。 通信 伝送速度を表示します。 伝送速度 設定 38400 bps ENTER ! または " ENTER " 選 択 入 力 モ ー ド に し 、「 9600bps 」 を 選 択 し、完了します。 伝送速度 「パリティ」を選択します。 パリティ 9600 bps 無し ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「偶数」を選択し、完 了します。 パリティ 「ストップ ビット」を選択します。 ストップ ビット 偶数 1ビット ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「2 ビット」を選択 し、完了します。 ストップ ビット 「通信方式」を選択します。 通信方式 2ビット RS232C ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「RS485」を選択し、 完了します。 通信方式 「ステーション No.」を選択します。 ステーションNo. RS485 No. 1 ENTER ! または " ENTER ESC 選択入力モードにし、「5」を選択し、完了 します。 ステーションNo. No. 5 設定を反映し、測定表示 (測定表示画面) -75- 4.4.16. メンテナンス 4.4.16.1. アナログ出力の校正と確認 説明 測定流量がゼロの時に 4mA 出力、フルスケールの時に 20mA 出力になるようにアナログ出力の校正を行います。 -20%~120%の各出力値が 0.8mA~23.2mA になることを確認します。 校正は下図のように IOUT 端子に電流計を接続して行います。 Iout 5 7 8 9 + ○ + ○ + ○ + ○ + 電流計 - + - 操作内容(例) 4mA、20mA 出力の校正および出力 75%(16mA)の確認。 キー操作順序 説 明 FUNC SYSTEM システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ ! または " 「メンテナンス」を選択します。 メンテナンス スキップ ENTER ! または " ENTER ! (増)または " (減) 選択入力モードにし、「AO.1」を選択し、完 了します。 4mA 校正を表示します。 アナログ出力調整 微調整します。 アナログ出力調整 4mA 4mA $ (増)または # (減) 粗調整します。 電流計が 4mA になるようにします。 ENTER ! (増)または " (減) 4mA 校正を完了し、20mA 校正に切替えま す。 アナログ出力調整 微調整します。 アナログ出力調整 20mA 20mA $ (増)または # (減) 粗調整します。 電流計が 20mA になるようにします。 ENTER 20mA 校正を完了します。 「アナログ出力確認」に遷移します。 アナログ出力確認 0 % 数値入力モードにし、テンキーで「75」と 入力し、完了します。 【75%(16mA)の確認】 アナログ出力確認 ENTER 7 5 ENTER ESC ESC 75 % 設定を反映し、測定表示 (測定表示画面) -76- 4.4.16.2. ステータス出力の確認 説明 ステータス出力の ON-OFF 動作を確認します。 設定内容 ON:接点を短絡します。 OFF:接点を開放します。 ! 操作前に DO 出力を変化させてよいか事前に確認ください。 下図のように DO1、DO2、DO3 端子に電圧計を接続して行います。 注:DO の出力仕様:「4.4.11.ステータス出力」を参照ください。 DO1 DO2 オープンコレクタ オープンコレクタ DO3 リレー接点 受信計器 1 2 3 4 5 6 + ○ + ○ + ○ + ○ + ○ + ○ + - + - + 電圧計 + V - - 電圧計 + V - 電圧計 V ~ + V *1 *1 - V ~ *1) AC 電源で使用する場合 注:リレーは接続を外してテスターで ON/OFF を確認しても良いです。 操作内容(例) デジタル出力 DO.1 を確認する時。 キー操作順序 FUNC SYSTEM 説 明 システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ ! または " 「メンテナンス」を選択します。 メンテナンス スキップ ENTER ! または " ENTER ENTER ! または " ENTER ENTER ! または " ENTER ESC ESC 選択入力モードにし、「DO.1」を選択し、完 了します。 DO.1出力 確認 選択入力モードにし、「オン」を選択し、完 了します。 *1 【ステータス出力 DO.1 のオン の確認】 DO.1出力 確認 選択入力モードにし、「オフ」を選択し、完 了します。 *1 【ステータス出力 DO.1 のオフ の確認】 DO.1出力 確認 オフ オン オフ 測定表示 (測定表示画面) *1) ステータス出力は、「4.4.11.ステータス出力」の「② モード」の通常/反転に左右されます。 -77- 4.4.16.3. 温度センサの校正 説明 楔温度計測の抵抗の校正を行います。 (設定内容) 校正 : 抵抗値 100Ω(楔温度 0℃)および抵抗値 140Ω(楔温度 100℃)の校正を行います クリア: 未校正の場合や、校正処理異常の場合に表示されます。 (校正後、未校正の状態にすることはできません) 注:温度センサの仕様 測定範囲 :-40℃~100℃ センサ :楔温度測定用測温抵抗体内蔵 抵抗体内蔵 :JIS C 1604 クラス:B 相当 変換器 :抵抗-温度変換回路内蔵 結線 :3 線式 下図のように温度センサ端子に抵抗器を接続して行います。 温度センサ 1 2 3 + ○ + ○ + ○ B B A 抵抗器 注:接続する抵抗器の精度は±0.1%のものを使用ください。 操作内容(例) 楔温度計測の抵抗の校正を行う場合。 キー操作順序 FUNC SYSTEM 説 明 システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ ! または " 「メンテナンス」を選択します。 メンテナンス スキップ ENTER ! または " ENTER ENTER 抵抗計を 100Ω に設定し、 ENTER 抵抗計を 140Ω に設定し、 ENTER ESC ESC 選択入力モードにし、「クサビ温度」を選択 し、完了します。 温度調整 「調整」を選択し、完了します。 100Ω設定 抵抗器を 100Ωに設定し、完了します。 調整中は時間経過を下段に表示します。 100Ω調整中 ■■■■ 100Ω校正完了後、続けて、140Ωの設定を 促す画面が表示されます。 140Ω設定 ■■■■■■ 抵抗器を 140Ωに設定し、完了します。 調整中は時間経過を下段に表示します。 140Ω調整中 ■■■■■■■■■ 調整後、正常終了した場合は「調整」、異常 終了した場合は「クリア」表示されます。 温度 調整 調整 調整 調整結果を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -78- 4.4.16.4. 温度センサの確認 説明 楔温度計測を確認します。 4.4.16.3.項の図のように温度センサ端子に抵抗器を接続して行います。 操作内容(例) 100Ωの抵抗器を接続した場合、楔温度が 0℃になること確認します。 キー操作順序 説 明 FUNC SYSTEM システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ ! または " 「メンテナンス」を選択します。 メンテナンス スキップ ENTER ! または " ENTER ! または " ENTER ESC 選択入力モードにし、「クサビ温度」を選択 し、完了します。 温度調整 「温度確認」を選択します。 温度確認 温度表示を最新値に更新します。 調整 0.0 ℃ 0.0 ℃ 温度確認 測定表示 (測定表示画面) *1) 楔温度の抵抗値の変更後、約 4 秒経過後に変更した抵抗値の温度が表示されます。その間の温度表示は不定です。 *2) 楔温度の精度は±1.5℃です。また、抵抗器の精度にも依存します。 -79- 4.4.16.5. テストモード 説明 測定流量を擬似的に入力し、積算状態および流量スイッチ等の動作を確認する場合に使用します。 目標値をフルスケールとして設定し、その目標値までの到達時間(トラッキング時間)を任意に設定できます。 入力データ設定範囲 :0~±120% トラッキング時間設定範囲 :0~900sec ! ! ! この操作により、アナログ出力,DO1,DO2,DO3 の出力が設定に応じて変化します。 各出力を変化させてよいか事前に確認ください。 試験終了後は必ず“使用しない”に戻してください。戻さない場合は、電源が切れるまで入力値の出力の 状態を保持します。 セキサン モードで「スタート/リセット」が設定されている場合、積算値も変化します。積算値を変化さ せたくない場合は「ストップ」を設定してください。 操作内容(例) 目標値を 100%とし、15 秒で到達させたい場合。 キー操作順序 説 FUNC SYSTEM 明 システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ ! または " 「メンテナンス」を選択します。 メンテナンス スキップ ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「テスト モード」を 選択し、完了します。 テスト モード 使用しない ENTER ! または " 選択入力モードにし、「設定」を選択し、完 了します。 テスト モード 入力データを表示します。 入力データ ENTER ENTER 1 0 0 ENTER ! または " 設定 0 % 100 % 数値入力モードにし、テンキーで「100」と 入力し、完了します。 入力データ 「トラッキング時間」を選択します。 トラッキング時間 0 ENTER 1 5 ENTER ESC ESC 数値入力モードにし、テンキーで「15」と 入力し、完了します。 トラッキング時間 15 テストモード「設定」の測定流速を擬似入 力としています。 テスト モード sec sec 設定 擬似入力による測定表示 (測定表示画面) -80- 4.4.17. LCD バックライト 説明 表示画面の LCD バックライトの表示を設定します。 設定は、オンとオフとオートがあります。オートの場合は、キー入力時はバックライトをオンにし、測定表示画面では オフにします。 また、オフからオン/オートに変更した場合、変更時点でバックライトはオンします。オン/オートからオフに変更した 場合、変更時点でバックライトはオフします。 操作内容(例) バックライトをオートにする時。 キー操作順序 FUNC SYSTEM 説 明 システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ ! または " 「バックライト」を選択します。 バックライト オン ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「オート」を選択し、 完了します。 ESC 測定表示遷移後、バックライトをオフしま す。 -81- バックライト オート (測定表示画面) 4.4.18. キーロック 説明 設定画面での入力にパスワードを設定することができます。 パスワードは 4 桁の数字です。パスワードとして「.」を 4 回入力した時も有効なパスワードが入力されたものと見なし ます。 注:設定したパスワードを忘れてしまった場合は「.」を 4 回入力してキーロック解除を行ってください。 操作内容(例) キーロックを有効にし、パスワードとして「1234」を設定する時。 キー操作順序 説 明 FUNC SYSTEM システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ 「キーロック」を選択します。 ! または " キーロック オフ ENTER ! または " ENTER " 選択入力モードにし、「オン」を選択し、完 了します。 キーロック 「パスワード」を選択します。 パスワード オン スキップ ENTER ! または " ENTER ENTER 1 $ 2 $ 選択入力モードにし、「設定」を選択し、完 了します。 パスワード設定 数値入力モードにし、テンキーで「1」と入 力し、2 文字目に移ります。 パスワード 「2」を入力し、3 文字目に移ります。 パスワード 0000 1000 1200 「3」を入力し、4 文字目に移ります。 3 $ パスワード 1230 「4」を入力し完了します。 4 ENTER パスワード 1234 測定表示 ESC ESC (測定表示画面) 操作内容(例) 上記のようにキーロック設定した場合のキーロックの解除は以下のように行います。 ( FUNC SYSTEM したい場合) キー操作順序 説 明 表 示 FUNC パスワード入力表示にします。 _ _ _ _ (測定表示画面) 1 「1」を入力します。 * _ _ _ (測定表示画面) 2 「2」を入力します。 * * _ _ (測定表示画面) 3 「3」を入力します。 * * * _ (測定表示画面) 4 *1 「4」を入力します。 (測定表示画面) SYSTEM 「SYSTEM」を入力し、システムを表示しま す。 *1) パスワードを間違えた場合、最初の画面が表示されます。 -82- 単位&言語 スキップ 4.4.19. システム名称の確認 説明 システム名称を表示します。 操作内容(例) システム名称を確認します。 キー操作順序 FUNC SYSTEM 説 明 システムを表示します。 表 示 単位&言語 スキップ ! または " ESC ESC 「システム名称」を選択します。 システム名称を確認します。 システム名称 FSH**** 測定表示 (測定表示画面) -83- 4.4.20. 測定詳細 4.4.20.1. 伝搬時間差 説明 伝搬時間差計測に必要なデータを設定します。 [信号処理概略図] 順方向超音波伝搬時間計測 逆方向超音波伝搬時間計測 送信起動 (TXS) ウインドウオープン 測定ウインドウ ウインドウ (RWIN) トリガ 超音波信号 (SIG) 上流側 センサ送信 A.送信信号 下流側 センサ送信 下流側 センサ受信 上流側 センサ受信 B.受信信号 送信間隔 A 部拡大 送信信号 B 部拡大 受信信号 1.6V 1.2V 送信電圧 受波ピーク 検出点 トリガレベル 0V 送信パターン (例.バースト 3) -1.2V -1.6V 注:「6.3.受信波形の確認方法」に従って行ってください。 ・本パラメータは当社サービスマン専用となっています。 ・流量測定に関係していますので、設定を変更しないでください。測定不能となる場合があります。 ・工場出荷設定で流量測定に問題がある場合に使用します。工場出荷設定で流量測定に問題がない場合は必要 ありません。 各項目(下表参照)のデータを表示に従って入力してください。 項目 送信回数 入力方法 選択 トリガ制御 選択 数値 機能と範囲またはメニュー *1 流量信号 1 出力当り の超音波信号の送信回数。(工場出荷時の値:128) ・8、16、32、64、128、256 超音波受信信号のトリガレベル(検出点)の制御方法の設定。(工場出荷時の 値:オート) ・オート ・マニュアル 受波ピークを 100%とし、その割合に対して検出点を設定します。 ・トリガレベル:10%~90% -84- 項目 ウインドウ制御 入力方法 選択 数値 数値 飽和レベル 数値 測定方式 選択 受波バランス 数値 送信パターン 選択 AGC ゲイン 選択 数値 受波ピーク 選択 送信待ち時間 数値 機能と範囲またはメニュー 受信信号を取込む測定ウインドウの制御方法の設定。(工場出荷時の値:オート) ・オート ・マニュアル 受信信号の取込み開始時間(送信起動からウインドウ信号の立ち上がりまでの時 間)を設定します。 ・オープンタイム(F):1μs~16383μs ・オープンタイム(R):1μs~16383μs 注:(F):正方向、(R):逆方向 マニュアルの場合(F)と(R)を設定してください。 *1 流量信号 1 出力当り に受信信号が電圧方向に振幅変動し±1.6V(飽和)を超え た回数。受信信号の異常判定の閾値として使用します。設定した回数を超えたら 受信信号異常となります。(工場出荷時の値:32 回) ・0~256 伝搬時間差を計測する測定方式の設定。(工場出荷時の値:方式 2) ・方式 1:外乱に強い方式となっています。 ・方式 2:受信信号の電圧方向のプラス側でトリガを制御します。 ・方式 3:受信信号の電圧方向のマイナス側でトリガを制御します。 伝搬時間差の正否を判定する閾値の設定。設定した値を超えたら受信信号異常と なります。(工場出荷時の値:25%) ・0%~100% 注:測定方式が方式 1 の場合 50%以上に設定してください。 超音波信号の送信パターンの設定。(工場出荷時の値:バースト 3) ・バースト 1、バースト 2、バースト 3、バースト 4、バースト 5、チャープ 4、 チャープ 8 受信信号の AGC ゲインの制御方法を設定。(工場出荷時の値:オート) 受波ピークが 2.4Vpp になるように制御しています。 ・オート ・マニュアル 正方向および逆方向の受波ピークが 2.4Vpp になるように設定します。 ・正方向ゲイン:1.00%~99.00% ・逆方向ゲイン:1.00%~99.00% *1 流量信号 1 出力当り の受波ピーク閾値の設定。受信信号の異常判定の閾値とし て使用します。設定した値を下回ると受信信号異常となります。(工場出荷時の 値:3071) ・5120:1.0V0P 相当 ・4096:0.8V0P 相当 ・3071:0.6V0P 相当 ・2048:0.4V0P 相当 超音波信号の送信間隔を設定。 ・1msec~30msec *1) 順方向伝搬時間計測で順方向受信信号を取り込み、逆方向伝搬時間計測で逆方向受信信号を取り込みそれを交互に 送信回数分行います。正方向および逆方向の受信信号データをそれぞれ送信回数分加算し平均します。その結果が 正方向/逆方向の受信信号の 1 出力となります。 操作内容(例) 測線 2 のウインドウ制御をマニュアルでオープンタイム(F/R)を 150μs に設定し、測定方式を方式 1 に設定する場合 キー操作順序 説 明 表 示 FUNC DETAIL バージョン情報を表示します。 バージョン情報 スキップ ! または " 「伝搬時間差」を選択します。 伝搬時間差 スキップ ENTER ! または " ENTER ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「設定」を選択し、完 了します。 測線選択 選択入力モードにし、「測線 2」を選択し、 完了します。 2:送信回数 -85- 測線1 128 ! または " 「2:ウインドウ制御」を選択します。 2:ウインドウ制御 オート ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「マニュアル」を選択 し、完了します。 2:ウインドウ制御 マニュアル " 「2:オープンタイム(F)」を選択します。 2:オープンタイム(F) 0 us ENTER 1 5 0 ENTER " 数値入力モードにし、テンキーで「150」と 入力し、完了します。 2:オープンタイム(F) 「2:オープンタイム(R)」を選択します。 2:オープンタイム(R) 150 us 0 us ENTER 1 5 0 ENTER ! または " 数値入力モードにし、テンキーで「150」と 入力し、完了します。 2:オープンタイム(R) 「2:測定方式」を選択します。 2:測定方式 150 us 方式2 ENTER ! または " ENTER ESC ESC ESC 選択入力モードにし、「方式 1」を選択し、 完了します。 2:測定方式 方式1 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -86- 4.4.20.2. パルス・ドップラー 説明 パルス・ドップラー計測に必要なデータを設定します。 [信号処理概略図] 取込み回数 繰返し周波数=1/繰返し周期 送信起動 (TXS) 繰返し周期 測定ウインドウ ウインドウ (RWIN) 受信待ち時間 エコー波 エコー波 (SIG) A.送信信号 復調波 (ADN/ADO) 3.2Vpp以内 サンプリング周波数 チャネル数 A部拡大 送信信号 送信電圧 送信パルス 送信周波数 注:「6.3.受信波形の確認方法」に従って行ってください。 ! ! ! 本パラメータは当社サービスマン専用となっています。 流量測定に関係していますので、設定を変更しないでください。測定不能となる場合があります。 工場出荷設定で流量測定に問題がある場合に使用します。工場出荷設定で流量測定に問題がない場合は必 要ありません。 各項目(下表参照)のデータを表示に従って入力してください。 項目 クサビ音速 入力方法 選択 数値 配管音速 選択 数値 ライニング音速 選択 数値 機能と範囲またはメニュー センサ楔音速の設定。(工場出荷時の値:オート) ・オート ・マニュアル ・クサビ音速:1000m/s~3700m/s 配管音速の設定。(工場出荷時の値:オート) ・オート ・マニュアル ・配管音速:1000m/s~3700m/s ライニング音速の設定。(工場出荷時の値:オート) ・オート ・マニュアル ・配管音速:1000m/s~3700m/s -87- 項目 送信周波数 入力方法 選択 数値 送信パルス数 選択 サンプリング周波数 選択 選択 受信待ち時間 選択 選択 繰返し周波数 選択 数値 取込み回数 選択 チャネル数 選択 選択 計測範囲 選択 位相角シフト 選択 ゲイン 選択 数値 機能と範囲またはメニュー センサの送信周波数の設定。(工場出荷時の値:オート) ・オート ・マニュアル ・送信周波数:0.100MHz~5.000MHz 注:各センサにより送信周波数の設定範囲が異なります FSW12:1.59MHz~2.25MHz(基本周波数 2.0MHz) FSW21:0.81MHz~1.23MHz(基本周波数 1.0MHz) FSW40/FSW50:0.45MHz~0.55MHz(基本周波数 0.5MHz) センサの送信駆動波数の設定。(工場出荷時の値:4 波) ・0、1、2、4、8、16、32、64 復調波を取込むサンプリング周波数の制御方法の設定。(工場出荷時の値: オート) ・オート ・マニュアル サンプリング周波数を設定。 ・サンプリング周波数:31.3kHz~8000kHz 復調波を取込む測定ウインドウの制御方法の設定。(工場出荷時の値:オー ト) ・オート ・マニュアル 復調波の取込み開始時間(送信起動からウインドウ信号の立ち上がりまでの 時間)を設定します。 ・受信待ち時間:0.12μs~2104.75μs 取込み回数の送受信間隔の周波数制御方法を設定。(工場出荷時の値:オー ト) ・オート ・マニュアル 繰返し周波数を設定。 ・繰返し周波数:100Hz~8000Hz *1 流量信号 1 出力当り の取込み回数を設定。(工場出荷時の値:256) ・4~512 伝搬経路の分割数(チャネル数)を設定。(工場出荷時の値:オート) ・オート ・マニュアル チャネル数を設定。 ・チャネル数:16、32、48、64、80、96、112、128 配管内の測定範囲を設定。(工場出荷時の値:F 半径) ・F 半径 :送信したセンサ側から見て遠い方の半径分 ・N 半径 :送信したセンサ側から見て手前の半径分 ・直径 :伝搬経路の直径全域 ドップラーシフトの測定(位相角)範囲の設定。(工場出荷時の値:通常 2) ・通常 1 :正逆方向流れ(-π~0~π) ・通常 2 :正逆方向流れ(-3π~0~3π) ・正方向 :正方向流れ(0~2π) ・負方向 :逆方向流れ(-2π~0) 復調波のゲインの制御方法を設定。(工場出荷時の値:オート) 測定ウインドウ内の復調波のピーク波が 3.2Vpp を超えないように制御して います。 ・オート ・マニュアル 測定ウインドウ内の復調波のピーク波が 3.2Vpp を超えないように設定しま す。 スタートゲイン≦エンドゲイン ・スタートゲイン:0~18 ・エンドゲイン :0~18 -88- 項目 流体音速 入力方法 選択 数値 パワー 数値 偏差 数値 成功率 数値 機能と範囲またはメニュー 流体音速の設定。(工場出荷時の値:オート) ・オート ・マニュアル ・配管音速:500m/s~2500m/s 4 エコー波のパワーの閾値を設定。(工場出荷時の値:4.00 E ) 閾値を下回ると測定異常となります。「6.1.2.3.測定データ情報」で測定し たパワーを確認することができます。 ・0.00~99.99 E4 ドップラーシフトの標準偏差の閾値を設定。(工場出荷時の値:0.5) 閾値を越えると成功率異常となります。「6.1.2.3.測定データ情報」で測定 した偏差を確認することができます。 ・0.00~1.00 *1 流量信号 1 出力 あたりのパワーと標準偏差の成功率を設定。 (工場出荷時の 値:70%) 閾値を下回ると成功率異常となります。「6.1.2.3.測定データ情報」で成功 率を確認することができます。 ・0%~100% *1) 一つのセンサから超音波を送信し、反射体によるエコー波を同一センサで受信する。伝搬経路を分割し、各領域 (チャネル)を通過する反射体のドップラーシフト(周波数変化)を複数回(取込み回数)の送受信により計測 し、各部の移動速度から流速分布を求める。 操作内容(例) 繰返し周波数をマニュアルで 3500Hz に設定し測線 1-F と測線 1-R の成功率を 65%に設定する場合 キー操作順序 説 明 表 示 FUNC DETAIL バージョン情報を表示します。 バージョン情報 スキップ ! または " 「パルス ドップラー」を選択します。 パルス ドップラー スキップ ENTER ! または " ENTER ! または " 選択入力モードにし、「設定」を選択し、完 了します。 クサビ音速 「繰返し周波数」を選択します。 繰返し周波数 オート オート ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「マニュアル」を選択 し、完了します。 繰返し周波数 マニュアル " 「繰返し周波数」を選択します。 繰返し周波数 2000 Hz ENTER 3 5 0 0 ENTER ! または " 数値入力モードにし、テンキーで「3500」 と入力し、完了します。 繰返し周波数 「測線選択」を選択します。 測線選択 3500 Hz 測線1-F ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「測線 1-F」を選択 し、完了します。 1-F:パワー ! または " 「1-F:成功率」を選択します。 1-F:成功率 4.00 E4 70.00 % ENTER 6 5 ENTER ESC ENTER ! または " ENTER 数値入力モードにし、テンキーで「65」と 入力し、完了します。 1-F:成功率 [ESC]後、選択入力モードにし、「測線 1R」を選択し、完了します。 1-R:パワー -89- 65.00 % 4.00 E4 ! または " 「1-R:成功率」を選択します。 1-R:成功率 70.00 % ENTER 6 5 ENTER ESC ESC ESC 数値入力モードにし、テンキーで「65」と 入力し、完了します。 1-F:成功率 65.00 % 設定を計測に反映し、測定表示 (測定表示画面) -90- 4.4.20.3. 設定パラメータの初期化 説明 メモリに保存してある設定パラメータを初期化します。 (設定内容) ・初期化しない :初期化しません。 ・工場設定値 :校正値(電流出力、センサ定数等)以外を初期化します。 ・設定値保存 :初期化データが現在の設定パラメータに書き換わります。 ! ! 本パラメータは当社サービスマン専用となっています。 初期化しますと測定不能となります。 操作内容(例) パラメータを工場設定値とする場合 キー操作順序 FUNC DETAIL 説 明 「バージョン情報」を表示します。 表 示 バージョン情報 スキップ ! または " 「設定データ」を選択します。 設定データ 初期化しない ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「工場設定値」を選択 した後、変換器がリセットされます。 設定データ 工場設定値 初期化され、測定表示 (測定表示画面) 4.4.20.4. ソフトウエアバージョンの確認 説明 計測ボードと制御ボードのソフトウエアバージョンを表示します。 操作内容(例) ソフトウエアのバージョンを確認します。 キー操作順序 FUNC DETAIL 説 明 「バージョン情報」を表示します。 表 示 バージョン情報 スキップ ENTER ! または " ENTER ! または " ESC ESC 選択入力モードにし、「チェック」を選択 し、完了します。 バージョン情報 「計測ボード」のバージョンを確認しま す。 計測ボード FSH1MES******* 「制御ボード」を選択します。 制御ボードのバージョンを確認します。 制御ボード チェック FSH1MMI*** 測定表示 (測定表示画面) -91- 5. 保守・点検 5.1. 日常点検 下記の項目を外観・目視にて確認ください。 ・変換器カバーのネジの緩みがないか。 ・ケーブルグランドの緩みがないか。 ・検出器のステンレスベルトの緩みが無いか。 ・測定異常(LCD にエラーが表示)になっていないか ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ 増し締め 増し締め 締め付け 検出器の取付けや、配線が正常か調べてください。 配管が満水になっているか確認してください。 測定管内に気泡や異物の混入物が多量にある場合は低減してく ださい。 5.2. 定期点検 5.2.1. ゼロ点の確認 流体の流れを止めて測定管内を満水状態とし、ゼロ点の確認を行ってください。 ⇒ 4.4.6.ゼロ点校正 5.2.2. 電流出力回路の校正 アナログ出力の 4mA 出力、20mA 出力の校正を行ってください。 ⇒ 4.4.16.1.アナログ出力の校正と確認 5.2.3. 温度センサ回路の校正 楔温度計測の抵抗の 100Ωと 140Ωの校正を行ってください。 -92- ⇒ 4.4.16.3.温度センサの校正 5.2.4. 絶縁抵抗の測定方法 変換器のカバーを開ける前に必ず電源を切ってください。 電源端子(N、L)および各出力端子(Iout、SERIAL、DO1~DO3)には標準でアレスタを装備しています。電源 端子とアース端子間の絶縁抵抗を測定する場合は、下図に示す様に電源端子台のアース板を外して行ってくだ さい。また前記各出力端子とアース端子間との絶縁抵抗を測定する場合は、下図に示す様に計測ボード端子台 および制御ボード端子台のアース線を外して行ってください。 絶縁抵抗性能は 100MΩ/DC500V です。 試験後は、アース板およびアース線を元の状態に戻してください。 [測定方法] ①電源端子とアース端子間 AC 電源の場合:L、N一括 ─ 外部接地端子間 DC 電源の場合:+、-一括 ─ 外部接地端子間 ②出力端子とアース端子間 Iout(+、-)一括 ─ 外部接地端子間 SERIAL 一括 ─ 外部接地端子間 DO1(+、-)一括 ─ 外部接地端子間 DO2(+、-)一括 ─ 外部接地端子間 DO3(+、-)一括 ─ 外部接地端子間 外部接地端子は 3.3.5.項を参照ください。 [電源ボード端子台] [制御ボード端子台] 1 B 2 B 3 A 4 5 6 7 8 AC 9 1 L 2 N 3 4 3 4 Iout SERIAL AC100 SERIAL No. RS485 4 TRX2 5 TRX1 6 SHILD RS232C TXD RXD COM 240V DC 1 DC20 2 30V [計測ボード端子台] 1 HF 2 GND UP STR 3 HF 4 GND DOWN STR 1 5 HF 6 GND UP STR 7 HF 8 GND DOWN STR 1 2 3 DO1 DO2 4 5 6 7 DO3 2 1 1 アース線 アース線 アース板 -93- 5.3. ヒューズの交換方法 ! ① ② ③ ヒューズを交換する場合は、必ず電源を切ってから行ってください。 ヒューズ仕様は (1) AC 電源(100V および 200V):5.2mm(直径)×20mm(長さ)、250V、2A です。 例えばリテルヒューズ製 0218 002 XP (2) DC 電源:5.2mm(直径)×20mm(長さ) 、250V、3A です。 例えば富士端子工業製 UL CSA FGMT 250V 3A 電源を OFF にして、カバーをあける。 変換器正面のネジ 4 本を緩めてカバーを開けてください。 ヒューズの交換 下図に示す電源ボードの端子台左側のヒューズホルダをマイナスドライバーで外し、ヒューズを交換します。次に ヒューズホルダを元の状態に戻します。 カバーを閉める。 カバーを閉め、4 箇所のネジを締めてください。 ! 電源は必ず、カバーを閉めてから入れてください。 -94- 5.4. リレーの交換方法 DO3 はリレー接点で、接点寿命は 20 万回(定格負荷)です。 接点の使用回数を考慮して寿命前に交換してください。 カードリレーの形式:RB104-DY(富士電機製) [交換方法] ① 電源を OFF にして、カバーを開けてください。 ② 下図のように電源ボードの下にある計測ボード上のカードリレーをソケットから引き抜いてください。 ③ 新しいカードリレーをソケットにセットしてください。この時、カードリレーのつめが引っ掛るまで十分に押し込 んでください。 ④ カバーを閉め、電源を ON にしてください。 ⑤ メンテナンスのステータス出力の確認でリレーの ON,OFF 動作を確認してください(「4.4.16.2.ステータス出力の 確認」を参照)。 ! カバーを開ける時には、必ず電源を OFF してください。高電圧部があります。 電源ボード 計測ボード -95- 5.5. LCD の交換方法 LCD の公称寿命は 10 年であり、次第にコントラストが悪くなります。使用開始後、約 5~6 年を目処に交換してください。 [交換方法] ① 電源を OFF にして、カバーを開けてください。 ② 表示部設定部を開けてください。 ③ フラットケーブルのコネクタを外してください。 ④ LCD ユニットを取付けているネジ(4 箇所)を外してください。 ⑤ 新しい LCD ユニット(パーツリストによる)を取付けてください。この時、操作キーをカバーの穴に正しく挿入し カバーに押されたり、挟まれたりしないように取付けてください。 ⑥ フラットケーブルのコネクタを挿入してください。(奥までしっかりと挿入する。) ⑦ カバーを閉め、電源を ON にしてください。 ⑧ LCD の表示やキー操作が正しくできるか確認してください。 ! カバーを開ける時には、必ず電源を OFF してください。高電圧部があります。 フラットケーブル/コネクタ LCD ユニット M3 ネジ×4 -96- 6. 故障診断 6.1. 正常動作の確認方法 6.1.1. LCD 表示でチェックする場合 下記表示でないときは、[ESC]キーを押します。 表示記号 表示なし E1 E2 E3 E4 動作状態 正常 機器異常(バックアップメモリ、楔温度計測回路) 測定異常(伝搬時間差での異常) 測定異常(パルス・ドップラーでの異常) レンジオーバ、楔温度計測異常 表示記号 H D T 動作状態 ハイブリッドモード パルス・ドップラー法で計測 伝搬時間差法で計測 測定方式 E1 H - D T 0.000 0 . 000 - 表示記号 表示なし ― 動作状態 正方向の流れ 負方向の流れ -97- m/s m3/s 6.1.2. 測定状態の情報確認 6.1.2.1. RAS 情報の確認と設定 説明 (1) RAS 情報の確認 異常状態の詳細を確認します。 測定画面の左上の表示の RAS 情報は下記のようになります。 エラーを確認した場合は、「6.2.異常と処理」より対処してください。 画面表示 E1 RAS 情報 E1:機器異常 E1:温度センサ異常 E2 E2:データ収集異常 E2:ウインドウスキャン E2:受信信号なし E2:受信信号異常 E2:受信信号範囲オーバ E2:演算異常 E3 E3:データ収集異常 E3:受信信号異常 E3:周波数演算異常 E4 表示内容 ・バックアップメモリの異常 ・計測回路の異常 ・ケーブル接続の確認 ・温度回路の異常 ・センサ種類の確認 ・電源の再投入 OFF→ON ・受信信号を検出中 ・受信感度の確認 ・配管入力データの確認 ・センサ取付寸法の確認 ・センサ種類の確認 ・ケーブル接続の確認 ・配管内の満水確認 ・受信感度の確認 ・気泡混入の確認 ・異物混入の確認 ・ゼロ点での状態確認 ・配管入力データの確認 ・センサ取付寸法の確認 ・配管入力データの確認 ・受信感度の確認 ・電源の再投入 OFF→ON ・センサ種類の確認 ・電源の再投入 OFF→ON ・ケーブル接続の確認 ・受信感度の確認 ・配管入力データの確認 ・センサ種類の確認 E3:成功率 ・受信感度の確認 E4:レンジオーバ ・レンジ設定の確認 ・積算設定の確認 ・センサ温度異常 E4:温度仕様範囲オーバ 主な原因 ・ハード異常 ・ケーブル断線 ・ハード異常 ・ハード異常 ・受信信号を検出中 ・超音波が配管内へ伝搬でき ていない ・受信感度が低い ・受信信号の形状が適正でな い。 ・受信信号が測定ウインドウ から外れている ・配管仕様が違う ・パラメータの設定異常 ・ハード異常 ・反射体からのエコー波がな い ・正方向センサと逆方向セン サで計測した流量の差が大 きい ・反射体からのエコー波感度 が低い ・流量がレンジオーバ ・流体温度が範囲オーバ (2) RAS 情報の設定 異常状態を表す E1~E4 の RAS 情報を有効または無効に設定します。 有効に設定した場合:異常が発生すると RAS 情報として異常状態が測定画面の左上に表示されます。 無効に設定した場合:異常が発生しても RAS 情報として異常状態が測定画面の左上に表示されません。 -98- 操作内容(例) (1) E2:受信信号なしを確認する場合。 キー操作順序 FUNC CHECK ( # または $ ) 説 明 表 CHECK の RAS 情報を表示します。 示 *1 RAS情報 00000010000000000000 E2:受信信号なし (異常が複数項目ある場合は、 # または $ で選択します。) ENTER 選択した異常の内容を確認します。 内容が複数ある場合は、▲▼が表示されます。 RAS情報 E2:受信信号なし ▲ 配管入力データの確認▼ ! または " 内容を確認します。 RAS情報 E2:受信信号なし ▲ センサ取付寸法の確認▼ ESC ESC 測定表示 (測定表示画面) *1) RAS 情報構成 発生⇒1、未発生⇒0 E1:機器異常 E1:温度センサー異常 予約 予約 E2:データ収集異常 E2:ウインドウスキャン E2:受信信号なし E2:受信信号異常 E2:受信信号範囲オーバ E2:演算異常 予約 予約 E3:データ収集異常 E3:受信信号異常 E3:周波数演算異常 E3:成功率 予約 予約 E4:レンジオーバ E4:温度仕様範囲オーバ -99- 操作内容(例) (2) E1:温度センサ異常を無効とする場合。 キー操作順序 説 明 表 示 バージョン情報 FUNC DETAIL スキップ ! または " 「RAS」を選択します。 RAS スキップ ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「RAS 設定」を選択 し、完了します。 RAS設定 11--111111--1111--11 E1:機器異常 $ ENTER 選択した異常を「0」にします。 有効:1,無効:0(「ENT」で切替え) RAS設定 10--111111--1111--11 E1:温度センサ異常 ESC ESC 測定表示 (測定表示画面) -100- 6.1.2.2. ステータス情報 説明 ステータスの動作状態を確認します。 構成は下記のようになります。 発生⇒1、未発生⇒0 測定異常 F:積算パルス R:積算パルス F:積算スイッチ R:積算スイッチ F:積算オーバフロー R:積算オーバフロー 上限流量 下限流量 レンジフルスケール 2 レンジオーバー パルスレンジオーバー R:流れ方向 予約 機器異常 予約 予約 予約 予約 予約 操作内容(例) レンジオーバーの場合。 キー操作順序 説 明 表 示 FUNC CHECK CHECK の RAS 情報を表示します。 RAS情報 00000000000000000000 " CHECK のステータス情報を表示します。 ステータス情報 10000000000000000000 測定異常 ( # または $ ) (ステータス複数項目ある場合は、 # また は $ で選択します。) ESC 測定表示 (測定表示画面) -101- 6.1.2.3. 測定データ情報 説明 伝搬時間差およびパルス・ドップラーで計測したデータ情報を確認できます。 データ情報は下記のようになります。 伝搬時間差 クサビ音速[m/s] (理論値) クサビ入射角[°] (理論値) 配管音速[m/s] (理論値) 配管入射角[°] (理論値) ライニング音速[m/s] (理論値) ライニング入射角[°] (理論値) 流体音速[m/s] (理論値) クサビ温度[℃] 水中入射角[°] (理論値) 伝搬時間[μs] (理論値) ウインドウオープン[μs] (理論値) 測線 1 1:伝搬時間[μs] 1:正方向時間[μs] 1:逆方向時間[μs] 1:伝搬時間差[ns] 1:遅れ時間[μs] 1:流体音速[m/s] 1:水中入射角[°] 1:レイノルズ数 1:K 1:流速[m/s] 1:受波の強さ(F)[%] 1:受波の強さ(R)[%] 1:トリガレベル(F)[%] 1:トリガレベル(R)[%] 1:受波最大値(F) 1:受波最大値(R) 測線 2 :測線 1 と同様 パルス・ドップラー クサビ音速[m/s] クサビ入射角[°] 配管音速[m/s] 配管入射角[°] ライニング音速[m/s] ライニング入射角[°] 流体音速[m/s] クサビ温度[℃] 水中入射角[°] 送信周波数[MHz] サンプリング周波数[kHz] 受信待ち時間[μs] 繰返し周波数[Hz] 送信パルス数 取込み回数 チャネル数 計測範囲 位相角シフト スタートゲイン エンドゲイン 先頭チャネル距離[mm] チャネル幅[mm] 開始チャネル番号 終了チャネル番号 流速係数 4 パワー[E ] 測線 1-F 偏差 成功率[%] 測線 1-R :測線 1-F と同様 測線 2-F :測線 1-F と同様 測線 2-R :測線 1-F と同様 最大レンジ[レンジ単位] 操作内容(例) 伝搬時間差の測線 2 の受波の強さ(R)を確認する場合。 パルス・ドップラーの測線 1-R の成功率を確認する場合。 キー操作順序 説 明 表 示 FUNC CHECK CHECK の RAS 情報を表示します。 RAS情報 00000000000000000000 ! または " 「伝搬時間差」を選択します。 伝搬時間差 スキップ ENTER ! または " ENTER ! または " 選択入力モードにし、「チェック」を選択 し、完了します。 クサビ音速 「測線選択」を選択します。 測線選択 2500 m/s 測線1 ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「測線 2」を選択し、 完了します。 2:伝搬時間 89.256 us ! または " 「受波の強さ(R)」を選択し、データを確 認します。 2:受波の強さ(R) 56.23 % -102- ESC ESC 「伝搬時間差」に戻ります。 伝搬時間差 スキップ ! または " 「パルス ドップラー」を選択します。 パルス ドップラー スキップ ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「チェック」を選択 し、完了します。 クサビ音速 「測線選択」を選択します。 測線選択 ! または " 2500 m/s 測線1-F ENTER ! または " ENTER 選択入力モードにし、「測線 1-R」を選択 し、完了します。 1-R:パワー ! または " 「成功率」を選択し、データを確認しま す。 1-R:成功率 ESC ESC ESC 5.24 E4 95.77 % 測定表示 (測定表示画面) -103- 6.2. 異常と処理 6.2.1. 表示の異常 状 態 何も表示されない 左側または右側が黒く表示 でたらめ表示 表示が薄い 原 因 ! ! ! ! ! 電源が投入されていない。 電源電圧が低い。 ヒューズ切れ。 LCD の異常 DC 電源の極性が逆接続 ! ! ! 電源電圧が低い。 DC 電源の極性が逆接続 LCD の異常 ! 外来ノイズの影響 ! ハード異常 ! ! 周囲温度が低い(-20℃未満) ⇒ 温度を上げてください。 温度を上げらない時 ⇒ LCD のコントラストを調整してくだ さい。 LCD ユニットの寿命 ⇒ LCD ユニットを交換してください。 ! ! ! 全体に黒くなる ⇒ 「6.3.4.ハード故障時の処置」へ ⇒ 「6.3.4.ハード故障時の処置」へ ⇒ 変換器ケースの設置端子をアース してください。 ⇒ 「6.3.4.ハード故障時の処置」へ 周囲温度が高い(50℃以上) ⇒ 温度を下げてください。 温度を下げらない時 ⇒ LCD のコントラストを調整してくだ さい。 6.2.2. キーの異常 状 態 キー入力に対し何も応答しない。 原 ! ハード異常 特定のキーが反応しない。 定義と違う動作をする。 -104- 因 ⇒ 「6.3.4.ハード故障時の処置」へ 6.2.3. 測定値の異常 状 態 測 定 値 が “ - ”( マ イ ナ ス)表示となる 原 因 処 ! 本体-センサ間の接続 (上流側センサ、下流側センサ) が逆になっている。 理 正しく接続してください。 ! 実際にそのように流れている。 流量一定の時に異常に測 定値がふらつく 流量が変化しているのに 測定値が変化しない (LCD にエラー表示) ! 直管長が不十分 上流側 10D、下流側 5D を確保できる所へ 移してください。 ! 付近にポンプ、バルブなどの流れ を乱すものがある。 30D 以上離して取付けてください。 ! 実際に脈動がある。 ダンピング設定により応答時間を増やし てください。 超音波が配管内へ伝搬できずに測定値がホールドしている。 1.設置の不完全 ! ! ! ! ! 配管仕様の誤り 溶接部にセンサ取付け センサ取付寸法の誤り センサ取付け時のシリコン 充填材の不完全 センサケーブル接続の不完 全 センサ取付けの不完全 ! 取付け寸法 ! センサが配管から浮き上 がっている 確認した上で、センサを一度外し、シ リコン充填材を付け直し、位置を少し ずらして取付けてください。 ! ! センサの取付け寸法を正しく、配 管に平行にして取付けてくださ い。 センサは配管に密着するように正 しく付けてください。 2.配管、流体の問題 ◎ 非満水 ◎ 気泡の混入 同一配管ラインで満水となっている所 を探して、センサを移します。 ! 配管ラインで最も低い所へ取付け てください。 水を止めた時、測定が正常とな る場合、気泡の混入が原因で す。 バルブの直後に取付けた場合、 キャビテーションで気泡混入と 同じ現象となる。 気泡の混入をなくします。 ! ポンプ井のレベルを上げてくださ い。 ! ポンプ軸シールを確認してくださ い。 ! 負圧配管フランジの増締めをして ください。 ! ポンプ井へ滝となって流れ落ちな いようにしてください。 気泡が混入していない所へセンサを移 します。 ! ポンプの入り口側 ! バルブより上流側 (次ページへ続く) -105- 状 態 (前ページの続き) 原 ◎ 因 処 理 濁度が高い 流入汚水や、返送汚泥以上の濁 度 ◎ ◎ 古い配管で内側にスケールが付 着している センサを同一ラインで配管口径の 小さな所へ移してください。 ! 別の場所、または別の配管へ移し てください。 ライニングが厚い モルタルライニング等で厚さが 数 10mm 以上ある。 ◎ ! ライニングのはがれ ライニングと配管とに隙間があ る。 ◎ 曲がり管やテーパ管の所にセン サを取付けた。 ! 3.外来ノイズの影響 ! ! 水が止まっているのに測 定値がゼロとならない。 測定値に誤差がある。 ストレートな配管に取付けてくださ い。 近くにラジオの放送局があ る。 自動車、電車等が多く通る そばで測定している。 ! 本体―センサ間のケーブルをでき るだけ短くしてください。 本体と配管とをアースしてくださ い。 4.ハード異常 「6.3.4.ハード故障時の処置」を参照 ! 配管内で水が対流している。 正常です。 ! ゼロ調整を行った場合 ! ! 水が止まったとき、配管内が非 満水または空になる。 (LED:赤色) 正常です。 ! 入力した配管仕様が実際と異な る。 ! 古い配管でスケールが付着して いる。 内径が 1%異なると約 3%の誤差となりま す。 ! 正しく入力してください。 ! スケールをライニングとして入力 してください。 ! 直管長不十分(上流 10D、下流 5D 以上) センサの取付け場所を別に探してくだ さい。(乱す物の上流へ) 完全に水が止まった状態で再度ゼ ロ調を行ってください。 上流 30D 以内に流れを乱すものがないこ と。 ポンプ、バルブ、合流管などがないこ と。 ! ! 配管内が非満水か泥砂が堆積し ている。 -106- 配管断面に対していろいろな角度 でセンサを取付け、平均値の出る 所を探してセンサを取付けてくだ さい。 断面積が少ない分だけ多めに出ます。 ! 垂直な配管部へ移してください。 6.2.4. アナログ出力の異常 状 態 原 因 処 理 電流出力が合わない。 レンジ設定が合っていない。 ! レンジ設定を正しくしてください。 表示が 0 の時 4mA になら ない。 アナログ出力の調整がずれている。 ! アナログ出力校正を行ってくださ い。 出力が 0mA である。 ケーブルの断線 出力が 20mA 以上となる。 LCD 表示に“OVER FLOW”が表示され ている。 レンジオーバです。 ! アナログ出力のレンジデータを再設 定してください。 出力が 4mA 以下となる。 LCD 表示に“UNDER FLOW”が表示され ている。 逆流しています。 ! 上流/下流を正しく設置してくださ い。 表示値は変化するがアナ ログ出力は一定となって いる。 出力の負荷が 1kΩ以上。 ! 1kΩ以下にしてください。 表示値とアナログ出力が 合わない。 アナログ出力の調整がずれている。 ! アナログ出力校正を行ってくださ い。 アナログ出力校正を行っ ても出力が変化しない。 ハードの故障 ! 当社へ連絡してください。 -107- 6.3. 受信波形の確認方法 高電圧部があるので、下記作業を行う際は、必ず当社のサービスマンにご依頼ください。 6.3.1. オシロスコープによる方法 カバーを開き、下図に従って、プリント板チェックピンにオシロスコープを接続します。 高電圧部があるので、下記指定箇所以外には触れないようにしてください。 CH1 -108- CH2 CH3 or EXT TRIG 6.3.2. 受信波形の確認(伝搬時間差) 波形をモニターし受信波形の状態を確認します。 ウインドウと受信信号 ポイント 1. CH2 の RWIN の HIGH の区間(ウィンドウ)の中に、受信波形があること。ずれている時は、配管パラメータを確認 すること。 2. 受信波形の大きさが約 2.4Vpp であること。 (1) 2.4Vpp より小さいとき:受信感度が弱い。 「6.2.3.測定値の異常」の項の、流量が変化しているのに測定値が 変化しない(LCD にエラー表示)の欄を参照して処置のこと。 (2) 2.4Vpp より大きいとき:変換器の故障と考えられます。異常の内容を当社までご連絡ください。 3. 全体的なノイズレベルが 0.48Vpp 以内のこと。ノイズが大きい場合には、以下の原因が考えられます。 <原因> 専用ケーブルの異常 検出器の端子の接続が+,-逆になっていませ んか 検出器の取付が異常(S/N の悪化) 外来ノイズの影響 検出器の取付面が剥がれかかっていませんか 配線工事の不備 <確認> 導通チェック、絶縁抵抗検査 接続確認 「6.2.3.測定値の異常」の項の、流量が変化しているのに測 定値が変化しない(LCD にエラー表示)の欄を参照して処置。 検出器を剥がし再取付け 専用信号ケーブルは金属電線管を通っているか。 電源ケーブルや動力線と一緒になっていないか。 接触不良はありませんか -109- 受信波形の拡大 ポイント 1. 立ち上がりが 3~5 波以内。受信波形の立ち上がりが悪い場合は、配管パラメータの入力が間違っているか、検出 器の取付状態が悪いと考えられます。配管パラメータの確認、および「6.2.3.測定値の異常」の項の、流量が変 化しているのに測定値が変化しない(LCD にエラー表示)の欄を参照して、検出器の取り付け状態を確認してくだ さい。 2. ピーク(振幅)変動がないこと。ピークが上下に変動していれば、気泡の混入があります。「6.2.3.測定値の異 常」の項の、流量が変化しているのに測定値が変化しない(LCD にエラー表示)の欄の中の、気泡の混入の箇所を 参照して対策してください。 3. 時間軸変動がないこと。時間軸が変動していれば、乱流・偏流の影響を受けていると考えられます。 「6.2.3.測定値の異常」の項の、流量一定の時に異常に測定値がふらつくの欄を参照して対策ください。 -110- 6.3.3. 復調波の確認(パルス・ドップラー) 波形をモニターし復調波の状態を確認します。 ウインドウと復調波 ポイント 1. CH2 の RWIN の HIGH の区間(ウィンドウ)で復調波の振幅(ドップラー信号による振幅)が約 3.2Vpp 以内である こと。 (1) 振幅が小さいとき:エコー感度が弱い。下図を参照ください。 (2) 3.2Vpp より大きいとき:変換器の故障と考えられます。異常の内容を当社までご連絡ください。 ドップラー信号がない場合 CH2 (RWIN) CH1 (ADN) 測定流体内に気泡やパーティクルなどの反射体がない場合、充分なドップラー信号が得られず測定異常となります。 6.3.4. ハード故障時の処置 「5.保守・点検」、「6.故障診断」の処置で、ハードの故障であった場合、異常の内容と RAS 情報によるメッセージを当社 にご連絡ください。 -111- 7. パソコンローダーソフト 7.1. 本ソフトウェアの著作権について 本ソフトウェアの著作権は弊社に属します。コピーや無断配布を禁じます。 7.2. 概 要 本ソフトウェアにより、ハイブリッド超音波流量計の設定・読込み、及びグラフ表示をパーソナル・コンピュータ(以後 パソコン)で容易に行うことができます。 CSV ファイルでデータを保存できますので Microsoft Excel で容易に編集が可能です。 注:Microsoft Excel は、米国 Microsoft Corporation の登録商標です。 7.3. 使用するパソコン 7.3.1. コンピュータ本体 PentiumⅣ 1GHz/Celeron 1GHz 以上の CPU を搭載した AT 互換機、ディスプレイの解像度(1024×768)、小さいフォントの 使用を推奨 7.3.2. メモリ容量 128MB 以上(256MB 以上推奨)[空きメモリ 52MB 以上必要] 7.3.3. インターフェース RS232C ポートまたは RS485 ポート 7.3.4. OS Microsoft Windows2000/XP または Microsoft Windows 7(Home Premium, Professional) -112- 7.4. ソフトウェアのインストール ① セットアップディスクをドライブに挿入し、「Duosonics_JPN.msi」をダブルクリックてください。 図 4 ② <インストールファイル> セットアップウイザードが起動されますので、【Next】ボタンをクリックします。インストールを中止する場合は、 【Cancel】ボタンをクリックします。 図 5 ③ <ウイザード画面> インストールフォルダの選択の問い合わせがありますので、そのままでよければ、【Next】ボタンをクリックします。 指定する場合は、【Browse】ボタンをクリックして入力します。もしくは、直接入力します。前画面に戻る場合は、 【Previous】ボタンをクリックします。中止する場合は、【Cancel】ボタンをクリックします。 図 6 <インストール先フォルダ指定画面> -113- ④ インストールの確認を行う画面が表示されます。【Next】ボタンでインストールが実行されます。【Previous】ボタン をクリックします。中止する場合は、【Cancel】ボタンをクリックします。 図 7 ⑤ <インストール確認画面> インストール実行 図 8 <インストール実行中画面> -114- ⑥ インストール終了画面を表示します。【Close】ボタンでインストール画面が終了します。 図 9 ⑦ <インストール終了画面> インストール後は、スタートメニュー及びディスクトップにインストールしたアプリケーション(“Duosonics_JPN”) が作成されます。 -115- 7.5. 起動方法 スタートメニューから「Duosonics_JPN」を起動しますとローダーが起動されます。 図 10 <起動画面> 流量計変換器と通信を行い、システム名称/測定方式/言語/単位の情報を取得します。 通信時にエラーが発生した場合は、メッセージを表示します。継続して通信を行う場合は、【継続】を選択し、通信を中止 する場合は、【キャンセル】を選択してください。続いて、メニュー画面が表示されますので「通信」の設定を確認してく ださい。 図 11 <メニュー画面> メニューバー、及び各機能のボタンをクリックすることで、実行します。 -116- 7.5.1. 通信 メニュー画面でメニューバーにある「通信」をクリックするとシリアル通信の設定画面が表示されます。 図 12 <シリアル通信の設定画面> 【設定】ボタンで設定内容が反映され、流量計変換器と通信を行い、システム名称/測定方式/言語/単位の情報を取得しま す。【キャンセル】ボタンで設定内容が無効になります。 表 2 項 目 通信ポート番号 通信方式 ステーション No 通信ボーレート パリティ ストップビット 送受信待ち時間 リトライ回数 <計測・詳細設定> 内 容 COM1/COM2/COM3/COM4/COM5 の何れかを選択 RS232C/RS485 の何れかを選択 01 から 31 の何れかを選択します。但し、通信方式が RS232C の場合は、選択不可 で 00 固定 9600BPS/19200BPS/38400BPS の何れかを選択します。 NONE(なし)/EVEN(偶数)/ODD(奇数)の何れかを選択します。 1 ビット/2 ビットの何れかを選択します。 1 から 65535 の範囲で指定します。(単位:msec) 0 から 5 の範囲で指定します。 -117- 7.5.2. 設定 メニュー画面でメニューバーにある「設定」をクリックすると「設定の保存」/「設定の読込み」の何れかを選択できます。 7.5.2.1. 設定保存 「設定の保存」をクリックすると下記の画面が表示されます。保存する場所、及びファイル名を指定して、【保存】ボタン をクリックすると設定内容が保存されます。また、【キャンセル】ボタンをクリックすると保存しません。ファイルの形式 は、ini ファイルです。 図 13 <設定の保存:保存ファイルの選択画面> ※注意: ローダー用設定ファイル(HybridUSF.ini)は、書き換えないように注意してください。 7.5.2.2. 設定読込み 「設定の読込み」をクリックすると下記の画面が表示されます。以前保存したファイルの場所、及びファイル名を指定し て、【開く】ボタンをクリックすると読込みます。また、【キャンセル】ボタンをクリックすると読込みません。ファイル の形式は、ini ファイルです。 図 14 <設定の読込み:読込みファイルの選択画面> -118- 7.5.2.3. バージョン メニュー画面でメニューバーにある「バージョン」をクリックすると下記の画面が表示されます。 図 15 <バージョン画面> 【OK】ボタンをクリックすると画面が閉じます。 -119- 7.6. 機能構成 ローダーの機能には次のものがあります。 機能 設置設定 レンジ設定 積算設定 ステータス出力設定 表示設定 システム設定 計測 パルス・ドップラー計測 伝搬時間差計測 メンテナンス 概要 配管仕様,センサ種別などを設定する。 レンジ関連の設定を行う。 積算関連の設定を行う。 ステータス出力関連の設定を行う。 LCD 表示関連の設定を行う。 言語などのシステムの設定を行う。 流量などのトレンド表示を行う。 パルス・ドップラーの詳細設定/稼動情報及び流速分布などのグラフ表示を行う。 伝搬時間差の詳細設定/稼動情報及び受信波形などのグラフ表示を行う。 AO 調整/AO・DO テストなどを行う。 -120- 7.7. 設置設定 メニュー画面より【設置設定】ボタンをクリックすると表示されます。 図 16 <設置設定画面> 設定、及び読込みを行う項目を選択する場合、その項目のチェックボックスをオン(“□” ! )にします。また、選択しない (もしくは選択を解除する)場合、その項目のチェックボックスをオフ(“□”)にします。 設置設定の詳細は、次ページの表 3~表 5 を参照ください。 配管材質が“その他”の時、配管音速が有効になります。流体種類が“その他”の時、流体音速、動粘性係数が有効にな ります。 【設定】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を送信し、応答値を 設定値に反映します。 【読込み】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を読込み、応答値を 設定値に反映します。 【保存】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【設定】ボタンで送信された設定値を流量計変換器に反映します。 【Check ON/OFF】チェックボタン ・・・・・ チェックボックスをオン(“□” ! )にすると全項目が選択された状態(全項目の チェックボックスがオン(“□” ! )状態)になります。また、チェックボックス をオフ(“□”)にすると全項目が選択を解除された状態(全項目のチェック ボックスがオフ(“□”)状態)になります。 -121- 表 3 <配管仕様> 項 目 外径寸法 配管材料 配管音速 配管厚さ ライニング材質 ライニング音速 ライニング厚さ 流体種類 流体音速 動粘性係数 取り付け寸法 内 容 10.00~6200.00mm の範囲で入力します。 鋼管、ステンレス管、塩ビ管、銅管、鋳鉄管、アルミニウム管、FRP、タグタイル 鋳鉄管、PEEK、PVDF、アクリル管、その他、から選択します。 1000~3700m/s の範囲で入力します。(配管材質が「その他」の場合) 0.10~100.00mm の範囲で入力します。 ライニング無し、タールエポキシ、モルタル、ゴム、テフロン、パイレックスガ ラス、塩ビ、その他、から選択します。 1000~3700m/s の範囲で入力します。(ライニング材質が「その他」の場合) 0.01~100.00mm の範囲で入力します。(ライニング材質が「ライニングなし」以 外の場合) 水、海水、蒸留水、アンモニア、アルコール、ベンゼン、プリマイド、エタノー ル、グリコール、ケロシン、ミルク、メタノール、トルエン、潤滑油、燃料油、 ガソリン、その他、から選択します。 500~2500m/s の範囲で入力します。(流体種類が「その他」の場合) 2 0.0010~999.9999×10-6m /s の範囲で入力します。(流体種類が「その他」の場 合) 【読込み】のみ有効。 表 4 項 目 測定方式 センサ取付け法 測線 アナログ出力 送信電圧 内 容 ハイブリッド、伝搬時間差から選択します。 Z 法、V 法、から選択します。 1 測線、2 測線、から選択します。 平均、測線 1、測線 2、から選択します。測線が 1 測線の場合は、測線 1 のみとな ります。 20、40、80、160Vpp、から選択します。 表 5 項 センサ種類 目 センサ キャリブレーション (センサ定数) <システム> <センサ> 内 容 FLW11、FLW41、FLW12、FLD12、FLD22、FLW32、FLW51、FSW12、FSW21、FSW21、 FSW40、FSW50、から選択します。 測線 1F(金属管) 0.00~300.00 の範囲で入力します。 測線 1R(金属管) 0.00~300.00 の範囲で入力します。 測線 2F(金属管) 0.00~300.00 の範囲で入力します。 測線 2R(金属管) 0.00~300.00 の範囲で入力します。 測線 1F(プラスチック管) 0.00~300.00 の範囲で入力します。 測線 1R(プラスチック管) 0.00~300.00 の範囲で入力します。 測線 2F(プラスチック管) 0.00~300.00 の範囲で入力します。 測線 2R(プラスチック管) 0.00~300.00 の範囲で入力します。 測線 1P 0.00~300.00 の範囲で入力します。 測線 2P 0.00~300.00 の範囲で入力します。 -122- 7.8. レンジ設定 メニュー画面より【レンジ設定】ボタンをクリックすると表示されます。 図 17 <レンジ設定画面> 設定、及び読込みを行う項目を選択する場合、その項目のチェックボックスをオン(“□” ! )にします。また、選択しない (もしくは選択を解除する)場合、その項目のチェックボックスをオフ(“□”)にします。 レンジ設定の詳細は、次ページの表 6~表 10 を参照ください。 ・タイプ:単一レンジ、の場合 表示有効 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ フルスケール 表示無効 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ フルスケール 1、フルスケール 2、ヒステリシス ・タイプ:自動 2 レンジ、正逆レンジ、正逆自動 2 レンジ、の場合 表示有効 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ フルスケール 1、フルスケール 2、ヒステリシス 表示無効 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ フルスケール 【設定】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を送信し、応答値を 設定値に反映します。 【読込み】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を読込み、応答値を 設定値に反映します。 【保存】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【設定】ボタンで送信された設定値を流量計変換器に反映します。 【Check ON/OFF】チェックボタン ・・・・・ チェックボックスをオン(“□” ! )にすると全項目が選択された状態(全項目の チェックボックスがオン(“□” ! )状態)になります。また、チェックボックス をオフ(“□”)にすると全項目が選択を解除された状態(全項目のチェック ボックスがオフ(“□”)状態)になります。 -123- 表 6 <レンジ設定> 項 目 単位 タイプ フルスケール フルスケール 1 フルスケール 2 ヒステリシス 出力下限 出力上限 バーンアウト バーンアウトタイマ レートリミット レートリミットタイマ 内 容 3 3 3 3 3 m/s、L/s、L/min、L/h、L/d、kL/d、ML/d、m /s、m /min、m /h、m /d、km /d、 3 3 3 Mm /d、BBL/s、BBL/min、BBL/h、BBL/d、kBBL/d、MBBL/d、[ft/s、ft /s、ft /h、 3 3 3 ft /d 、 kft /d 、 Mft /d 、 gal/s 、 gal/min 、 gal/h 、 gal/d 、 kgal/d 、 Mgal/d 、 BBL/s、BBL/min、BBL/h、BBL/d、kBBL/d、MBBL/d]、から選択します。 ※[]内は、単位がインチ系の場合です。 単一レンジ、自動 2 レンジ、正逆レンジ、正逆自動 2 レンジ、から選択します。 0、±0.3~32m/s 相当の値を入力します。(レンジ単位に準じます) 0、±0.3~32m/s 相当の値を入力します。(レンジ単位に準じます) 0、±0.3~32m/s 相当の値を入力します。(レンジ単位に準じます) 0~20%の範囲で入力します。 -20~0%の範囲で入力します。 100~120%の範囲で入力します。 使用しない、ホールド、上限、下限、ゼロ、から選択します。 0~900sec の範囲で入力します。 0~5m/s 相当の値を入力します。(レンジ単位に準じます) 0~900sec の範囲で入力します。 表 7 項 ダンピング 目 内 0.0~100.0sec の範囲で入力します。 表 8 項 低流量カット 目 目 <低流量カット> <上下限スイッチ> 内 容 0~32m/s 相当の値を入力します。(レンジ単位に準じます) 0~32m/s 相当の値を入力します。(レンジ単位に準じます) 0~20%の範囲で入力します。 表 10 項 ゼロ スパン 目 容 内 容 0~5m/s 相当の値を入力します。(レンジ単位に準じます) 表 9 項 下限流量 上限流量 ヒステリシス <ダンピング> <出力補正> 内 容 0~5m/s 相当の値を入力します。(レンジ単位に準じます) 0~200%の範囲で入力します。 -124- 7.9. 積算設定 メニュー画面より【積算設定】ボタンをクリックすると表示されます。 図 18 <積算設定画面> 設定、及び読込みを行う項目を選択する場合、その項目のチェックボックスをオン(“□” ! )にします。また、選択しない (もしくは選択を解除する)場合、その項目のチェックボックスをオフ(“□”)にします。 積算設定の詳細は、次ページの表 11 を参照ください。 【設定】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を送信し、応答値を 設定値に反映します。但し、モードが“ストップ”の時のみ、他項目の設定が 反映されます。 【読込み】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を読込み、応答値を 設定値に反映します。また、単位も反映します。 【保存】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【設定】ボタンで送信された設定値を流量計変換器に反映します。 【Check ON/OFF】チェックボタン ・・・・・ チェックボックスをオン(“□” ! )にすると全項目が選択された状態(全項目の チェックボックスがオン(“□” ! )状態)になります。また、チェックボックス をオフ(“□”)にすると全項目が選択を解除された状態(全項目のチェック ボックスがオフ(“□”)状態)になります。 -125- 表 11 項 目 モード 単位 定数 F:積算プリセット F:積算スイッチ R:積算プリセット R:積算スイッチ バーンアウト バーンアウトタイマ パルス幅 1 パルス幅 2 <積算設定> 内 容 ストップ、スタート、リセット、から選択します。 3 3 3 3 3 3 mL、L、m 、km 、Mm 、mBBL、BBL、kBBL、[ft 、kft 、Mft 、kgal、gal、mBBL、 BBL、kBBL、ACRf]、から選択します。 ※[]内は、単位がインチ系の場合です。 0~999999.999 の範囲で入力します。 0~9999999999.999 の範囲で入力します。 0~9999999999.999 の範囲で入力します。 0~9999999999.999 の範囲で入力します。 0~9999999999.999 の範囲で入力します。 使用しない、ホールド、から選択します。 0~900sec の範囲で入力します。 50msec、100msec、200msec、から選択します。 0.5msec、1msec、2msec、5msec、10msec、20msec、50msec、100msec、200msec、 から選択します。 注:単位を変更した場合、定数、F:積算プリセット、F:積算スイッチ、R:積算プリセット、R:積算スイッチの各々の 単位表示は、【読込み】を行ったときに変更されます。 注:設定を変更する場合は、モードをストップにして行ってください。 -126- 7.10. ステータス出力設定 メニュー画面より【ステータス出力設定】ボタンをクリックすると表示されます。 図 19 <ステータス出力設定画面> 設定、及び読込みを行う項目を選択する場合、その項目のチェックボックスをオン(“□” ! )にします。また、選択しない (もしくは選択を解除する)場合、その項目のチェックボックスをオフ(“□”)にします。 【設定】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を送信し、応答値を 設定値に反映します。 【読込み】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を読込み、応答値を 設定値に反映します。 【保存】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【設定】ボタンで送信された設定値を流量計変換器に反映します。 【Check ON/OFF】チェックボタン ・・・・・ チェックボックスをオン(“□” ! )にすると全項目が選択された状態(全項目の チェックボックスがオン(“□” ! )状態)になります。また、チェックボックス をオフ(“□”)にすると全項目が選択を解除された状態(全項目のチェック ボックスがオフ(“□”)状態)になります。 表 12 DO1 項 出力 DO2 DO3 DO1 DO2 DO3 出力 出力 モード モード モード 目 <ステータス出力設定> 内 容 使用しない、測定異常、F:積算パルス、R:積算パルス、F:積算スイッチ、R: 積算スイッチ、F:積算オーバーフロー、R:積算オーバーフロー、上限流量、下 限流量、レンジフルスケール 2、レンジオーバー、パルスレンジオーバー、R:流 れ方向、機器異常、から選択します。 同上 同上 通常、反転、から選択します。 同上 同上 -127- 7.11. 表示設定 メニュー画面より【表示設定】ボタンをクリックすると表示されます。 図 20 <表示設定画面> 設定、及び読込みを行う項目を選択する場合、その項目のチェックボックスをオン(“□” ! )にします。また、選択しない (もしくは選択を解除する)場合、その項目のチェックボックスをオフ(“□”)にします。選択の項目で“流量”を選択 した場合に流量単位が有効になります。 【設定】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を送信し、応答値を 設定値に反映します。 【読込み】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を読込み、応答値を 設定値に反映します。 【保存】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【設定】ボタンで送信された設定値を流量計に反映します。 【all check ON】チェックボタン ・・・・ チェックボックスをオン(“□” ! )にすると全項目が選択された状態(全項目の チェックボックスがオン(“□” ! )状態)になります。また、チェックボックス をオフ(“□”)にすると全項目が選択を解除された状態(全項目のチェック ボックスがオフ(“□”)状態)になります。 表 13 項 表示 1 目 選択 単位 表示 2 選択 単位 <表示設定> 内 容 流速、流量、正流量積算、逆流量積算、F:積算パルス、R:積算パルス、流量 (%)、から選択します。 3 3 3 3 3 3 L/s、L/min、L/h、L/d、kL/d、ML/d、m /s、m /min、m /h、m /d、km /d、Mm /d、 3 3 3 BBL/min 、 BBL/h 、 BBL/d 、 kBBL/d 、 MBBL/d 、[ ft/s 、 ft /s 、 ft /min 、 ft /h 、 3 3 3 ft /d 、 kft /d 、 Mft /d 、 gal/s 、 gal/min 、 gal/h 、 gal/d 、 kgal/d 、 Mgal/d 、 BBL/s、BBL/h、BBL/d、kBBL/d、MBBL/d]、から選択します。 ※[]内は、単位がインチ系の場合です。 表示 1 の選択に同じ 表示 1 の単位に同じ -128- 7.12. システム設定 メニュー画面より【システム設定】ボタンをクリックすると表示されます。 図 21 <システム設定画面> 設定、及び読込みを行う項目を選択する場合、その項目のチェックボックスをオン(“□” ! )にします。また、選択しない (もしくは選択を解除する)場合、その項目のチェックボックスをオフ(“□”)にします。システム名称、バージョン情 報の各項目は読込みのみ可能です。 ※単位を変更した場合は、ローダーを再起動しないと単位が反映されません。 【設定】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を送信し、応答値を 設定値に反映します。 【読込み】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を読込み、応答値を 設定値に反映します。 【保存】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【設定】ボタンで送信された設定値を流量計変換器に反映します。 【Check ON/OFF】チェックボタン ・・・・・ チェックボックスをオン(“□” ! )にすると全項目が選択された状態(全項目の チェックボックスがオン(“□” ! )状態)になります。また、チェックボックス をオフ(“□”)にすると全項目が選択を解除された状態(全項目のチェック ボックスがオフ(“□”)状態)になります。 表 14 項 目 言語 単位 システム名称 バージョン 制御ボード 情報 計測ボード <システム設定> 内 容 日本語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、から選択します。 メートル、インチ、から選択します。 読込みのみ可能 読込みのみ可能 読込みのみ可能 -129- 7.13. 計測 メニュー画面より【計測】ボタンをクリックすると表示されます。 図 22 <計測画面> 最初に、瞬時値、積算パルス、積算値、流量%の何れかを選択します。次に、瞬時値の場合は流量/流速の何れかを、積算 パルスの場合は正方向/逆方向の何れかを、積算値の場合は正方向/逆方向の何れかを選択します。 トレンドの場合は、指定した周期で読込み計測値及び RAS 欄を更新します。また、トレンド表示(X 軸は、収集時刻とし、 指定した点数がたまると最過去データを削除し、時刻をずらし、最新値が見える形)します。縦軸は、指定した Y スケー ルで表示します。グリッド線は、パルス・ドップラーが青色で伝搬時間差が緑色で表示します。 【開始】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 計測を開始します。 【停止】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 計測を終了します。 【CSV 保存】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 計測結果を CSV 形式でファイルに保存します。クリックすると、保存先ファイ ル名の問い合わせがあり、保存先場所、及び保存ファイル名を入力するとカン マ区切りの CSV ファイルが作成されます。 表 15 項 瞬時値 積算パルス 積算値 流量% スケール 目 Y スケール X スケール <計測・詳細設定> 内 容 流量、流速、から選択します。 正方向、逆方向、から選択します。 正方向、逆方向、から選択します。 ― 最大値、最小値を入力します。 周期、点数を入力します。周期は 1~3600 の範囲で入力します。 -130- 7.14. パルス・ドップラー計測 メニュー画面より【パルス・ドップラー計測】ボタンをクリックすると表示されます。必要に応じて、詳細設定タブ、流 速分布タブ、稼動情報タブをクリックします。 ※詳細設定タブ、流速分布タブはオプション機能となります。 7.14.1. 詳細設定(オプション機能) ! ! 流量測定に関係していますので、設定を変更しないでください。測定不能となる場合があります。 工場出荷設定で流量測定に問題がある場合に使用します。工場出荷設定で流量測定に問題がない場合は必 要ありません。 【詳細設定】タグをクリックすると表示されます。 図 23 <詳細設定画面> 設定、及び読込みを行う項目を選択する場合、その項目のチェックボックスをオン(“□” ! )にします。また、選択しない (もしくは選択を解除する)場合、その項目のチェックボックスをオフ(“□”)にします。判定は、設定する測線の チェックボックスをオン(“□” ! )にし、設定する成功率、パワー、偏差を設定します。但し、読込む場合は、複数測線選 択は無視します。 詳細設定につきましては、次ページの表 16~表 17 を参照ください。 【設定】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を送信し、応答値を 設定値に反映します。 【読込み】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を読込み、応答値を 設定値に反映します。 【保存】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【設定】ボタンで送信された設定値を流量計変換器に反映します。 【all check ON】チェックボタン ・・・・・ チェックボックスをオン(“□” ! )にすると全項目が選択された状態(全項目の チェックボックスがオン(“□” ! )状態)になります。また、チェックボックス をオフ(“□”)にすると全項目が選択を解除された状態(全項目のチェック ボックスがオフ(“□”)状態)になります。 -131- 表 16 項 クサビ音速 目 配管音速 ライニング音速 流体音速 送信周波数 サンプリング周波数 受信待ち時間 繰返し周波数 チャネル数 取込み回数 送信パルス数 計測範囲 位相角シフト ゲイン 内 容 オート/マニュアルを選択し、マニュアルの場合、右欄に数値 1000~3700m/s の範 囲で入力します。 オート/マニュアルを選択し、マニュアルの場合、右欄に数値 1000~3700m/s の範 囲で入力します。 オート/マニュアルを選択し、マニュアルの場合、右欄に数値 1000~3700m/s の範 囲で入力します。 オート/マニュアルを選択し、マニュアルの場合、右欄に数値 500~2500m/s の範 囲で入力します。 オート/マニュアルを選択し、マニュアルの場合、右欄に数値 0.1~5MHz の範囲で 入力します。 オート/マニュアルを選択し、マニュアルの場合、右欄に数値を選択します。 オート/マニュアルを選択し、マニュアルの場合、右欄に数値を選択します。 オート/マニュアルを選択し、マニュアルの場合、右欄に数値 100~8000Hz の範囲 で入力します。 オート/マニュアルを選択し、マニュアルの場合、右欄に数値 16、32、48、64、 80、96、112、128、から選択します。 数値を選択します。 0、1、2、4、8、16、32、64、から選択します。 F 半径、N 半径、直径、から選択します。 通常 1、通常 2、正方向、負方向、から選択します。 オート/マニュアルを選択し、マニュアルの場合、スタート/エンドの各欄に数値 0 ~18、から選択選択します。 表 17 項 成功率 パワー 偏差 <パルス・ドップラー計測の詳細設定> <パルス・ドップラー計測の判定設定> 目 内 0~100%の範囲で入力します。 0.00~100.00 の範囲で入力します。 0.00~1.00 の範囲で入力します。 -132- 容 7.14.2. 流速分布(オプション機能) 【流速分布】タグをクリックすると表示されます。 図 24 <流速分布画面> 最初に、瞬時/移動平均の何れかを選択し、読み込む周期を 1~60sec の範囲で入力します。移動平均を選択した場合は、 回数を設定します。続いて、測線 1/測線 2 の何れかを選択します。 グリッド線は、上流側センサで測定した流速分布を緑色、下流側センサで測定した流速分布を赤色で表示します。 収集 瞬時 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 読込み毎のデータ表示 移動平均 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 毎読込みごとのデータをチャネル毎に設定した回数で移動平均したデータ表示 瞬時 流速/流量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 読込み毎の流速または流量の表示 RAS ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 読込み毎の RAS の表示 デモ機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【CSV 保存】のファイルを読み込み流速分布を表示 チェックボックスオン(“□” ! )で繰返し表示 【開始】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 指定した周期で読込みを開始します。 【停止】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 読込みを終了します。 【CSV 保存】ボタン・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 計測結果を CSV 形式でファイルに保存します。クリックすると、保存先ファイ ル名の問い合わせがあり、保存先場所、及び保存ファイル名を入力するとカン マ区切りの CSV ファイルが作成されます。 -133- 上流側センサの 配管内壁 下流側センサの 配管内壁 配管中央 図 25 <流速分布画面> -134- 7.14.3. 稼動情報 【稼動情報】タブをクリックすると表示されます。 図 26 <稼動情報画面> 最初に、測線 1/測線 2 の何れかを選択します。 【読込み】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 稼動情報を一括に読込みます。 【CSV 保存】ボタン・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 稼動情報を CSV 形式でファイルに保存します。 クリックすると、保存先ファイル名の問い合わせがあり、保存先場所、及び保 存ファイル名を入力するとカンマ区切りの CSV ファイルが作成されます。 -135- 表 18 項 目 クサビ音速 クサビ入射角 配管音速 配管入射角 ライニング音速 ライニング入射角 流体音速 クサビ温度 水中入射角 送信周波数 サンプリング周波数 受信待ち時間 繰返し周波数 送信パルス数 取込み回数 チャネル数 計測範囲 位相角シフト スタートゲイン エンドゲイン 先頭チャネル距離 チャネル幅 開始チャネル番号 終了チャネル番号 流速係数 測線 Y-F:パワー 測線 Y-F:偏差 測線 Y-F:成功率 測線 Y-R:パワー 測線 Y-R:偏差 測線 Y-R:成功率 <稼動情報> “Y”は、測線 1 が“1”/測線 2 が“2”となります。 内 容 m/s[ft/s] ° m/s[ft/s] ° m/s[ft/s] ° m/s[ft/s] ℃[°F] 。測定異常の場合は「-」表記。 ° MHz kHz μs Hz F 半径、N 半径、直径 通常 1、正方向、負方向 mm[inch] mm[inch] 0~128 0~128 4 [10 ] [%] 4 [10 ] [%] -136- 7.15. 伝搬時間差計測 メニュー画面より【伝搬時間差計測】ボタンをクリックすると表示されます。必要に応じて、詳細設定タブ、受信波形タ ブ、稼動情報タブをクリックします。 ※詳細設定タブ、受信波形タブはオプション機能となります。 7.15.1. 詳細設定(オプション機能) ! ! 流量測定に関係していますので、設定を変更しないでください。測定不能となる場合があります。 工場出荷設定で流量測定に問題がある場合に使用します。工場出荷設定で流量測定に問題がない場合は必 要ありません。 【詳細設定】タブをクリックすると表示されます。 図 27 <詳細設定画面> 最初に、測線 1/測線 2 の何れかを選択します。選択された測線について、設定、及び読込みを行う項目を選択します。選 択する場合、その項目のチェックボックスをオン(“□” ! )にします。また、選択しない(もしくは選択を解除する)場合、 その項目のチェックボックスをオフ(“□”)にします。 詳細設定につきましては、次ページの表 19 を参照ください。 【設定】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を送信し、応答値を 設定値に反映します。 【読込み】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 選択された項目(チェックボックスオン(“□” ! ))の設定値を読込み、応答値を 設定値に反映します。 【保存】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【設定】ボタンで送信された設定値を流量計変換器に反映します。 【Check ON/OFF】チェックボタン ・・・・・ チェックボックスをオン(“□” ! )にすると全項目が選択された状態(全項目の チェックボックスがオン(“□” ! )状態)になります。また、チェックボックス をオフ(“□”)にすると全項目が選択を解除された状態(全項目のチェック ボックスがオフ(“□”)状態)になります。 -137- 表 19 項 送信パターン 送信回数 測定方式 飽和レベル 受波バランス 受波ピーク トリガレベル ウインドウ制御 AGC ゲイン 送信待ち時間 目 <詳細設定> 内 容 バースト 1、バースト 2、バースト 3、バースト 4、バースト 5、チャープ 4、 チャープ 8、から選択します。 8、16、32、64、128、256、から選択します。 方式 1、方式 2、方式 3、から選択します。 数値 0~256 の範囲で入力します。 数値 0~100%の範囲で入力します。 2048、3071、4096、5120、から選択します。 オート/マニュアルを選択します。 マニュアルの場合、右欄に数値 10.00~90.00%の範囲で入力します。 オート/マニュアルを選択します。 マニュアルの場合は、オープンタイム(F)/オープンタイム(R)の各欄に数値 1 ~16383 の範囲で入力します。 オート/マニュアルを選択します。 マニュアルの場合、正方向/逆方向の各欄に数値 0.00~100.00%の範囲で入力しま す。 数値 1~30ms の範囲で入力します。 -138- 7.15.2. 受信波形(オプション機能) 【受信波形】タブをクリックすると表示されます。 受信波形 トリガレベル 図 28 <受信波形画面> 最初に、測線 1/測線 2 の何れかを選択します。続いて、正方向受信波/逆方向受信波/正方向フィルタ/逆方向フィルタ/相 関波形の何れかを選択します。但し、測定方式(方式 1/方式 2/方式 3)により、選択できる項目が下記のようになります。 また、トリガレベルも表示します。 Shift キーを押しながらマウスの左側を押して画面範囲を指定すると拡大できます。もとに戻す時は R キーを押します。 ・方式 1:正方向/逆方向/相関波形の何れかが選択できます。 ・方式 2:正方向/逆方向/正方向フィルタ/逆方向フィルタの何れかが選択できます。 ・方式 3:正方向/逆方向/正方向フィルタ/逆方向フィルタの何れかが選択できます。 【開始】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 指定した周期で読込みを開始します。 【停止】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 読込みを停止します。 【CSV 保存】ボタン・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 読込んだデータを CSV 形式でファイルに保存します。 クリックすると、保存先ファイル名の問い合わせがあり、保存先場所、及び保 存ファイル名を入力するとカンマ区切りの CSV ファイルが作成されます。 -139- 7.15.3. 稼動情報 【稼動情報】タブをクリックすると表示されます。 図 29 <稼動情報画面> 最初に、測線 1/測線 2 の何れかを選択します。 【読込み】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 稼動情報を一括に読込みます。 【CSV 保存】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 稼動情報を CSV 形式でファイルに保存します。 クリックすると、保存先ファイル名の問い合わせがあり、保存先場所、及び保 存ファイル名を入力するとカンマ区切りの CSV ファイルが作成されます。 -140- 表 20 項 目 クサビ音速 クサビ入射角 配管音速 配管入射角 ライニング音速 ライニング入射角 流体音速 クサビ温度 水中入射角 伝搬時間 ウインドウオープン 伝搬時間 正方向時間 逆方向時間 伝搬時間差 遅れ時間 流体音速 水中入射角 レイノルズ数 流速分布補正係数 K 流速 受波の強さ(F) 受波の強さ(R) トリガレベル(F) トリガレベル(R) 受波最大値(F) 受波最大値(R) <稼動情報> 内 m/s[ft/s] ° m/s[ft/s] ° m/s[ft/s] ° m/s[ft/s] ℃[°F] 。測定異常の場合は「-」表記。 ° μs μs μs μs μs ns μs μs ° μs m/s[ft/s] -141- 容 7.16. メンテナンス メニュー画面より【メンテナンス】ボタンをクリックすると表示されます。 注意:本画面にて【設定】/【読込み】を行った場合、流量計側はメンテナンスモードとなっています。必ず【解除】ボタ ンをクリックして流量計のメンテナンスモードを解除してください。 図 30 <メンテナンス画面> (1) アナログ出力 4-20mA 調整と確認があり、何れかのオプションボタンを選択します。 ・調整 「4mA」/「20mA」のどちらかを選択し、一度【読込み】ボタンをクリックして現在の設定を右欄に読込みます。続いて 右欄に値(1~65535)を設定し、【設定】ボタンをクリックし、続いて【保存】ボタンをクリックします。設定完了後、 設定値が右欄に再表示されます。【読込み】ボタンをクリックすると選択した「4mA」/「20mA」の設定値が右欄に表示さ れます。 ・確認 -20~120 の値を選択し、【設定】ボタンをクリックします。設定完了後、設定値が再表示されます。また、【読込み】ボ タンをクリックすると設定値が表示されます。 (2) DO 出力 DO1 出力確認/DO2 出力確認/DO3 出力確認の何れかのオプションボタンを選択します。 ・DO1 出力確認 【DO1 出力確認】チェックボックスを ON にします。続いて、設定値コンボボックスより ON/OFF の何れかを選択し、【設 定】ボタンをクリックしますと DO1 出力が選択した値に変更されます。また、【読込み】ボタンをクリックすると設定値 が表示されます。 ・DO2 出力確認 【DO2 出力確認】チェックボックスを ON にします。続いて、設定値コンボボックスより ON/OFF の何れかを選択し、【設 定】ボタンをクリックしますと DO2 出力が選択した値に変更されます。また、【読込み】ボタンをクリックすると設定値 が表示されます。 ・DO3 出力確認 【DO3 出力確認】チェックボックスを ON にします。続いて、設定値コンボボックスより ON/OFF の何れかを選択し、【設 定】ボタンをクリックしますと DO3 出力が選択した値に変更されます。また、【読込み】ボタンをクリックすると設定値 が表示されます。 -142- (3) テストモード 入力データとトラッキング時間を設定し、【設定】ボタンをクリックするとテストモードを行います。【読込み】ボタンを クリックするとテストモードの各欄に値が読込まれます。 【解除】ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アナログ出力/各 DO 出力/テストモードの解除を行います。 ※注意: メンテナンス終了後は必ず【解除】ボタンを押してください。 -143- 7.17. 終了 メニュー画面より【終了】ボタンをクリックすると表示されます。 図 31 <メニュー画面> 【終了】ボタンまたは【□ ×】ボタンをクリックするとローダーの設定値を保存するかの問い合わせメッセージを表示しま す。設定値を保存する場合は、“はい”を選択します。保存ファイルを指定する画面が表示されますので、ファイルを指定 してください。そこに設定値が保存されます。その後、ローダーは終了します。また、設定値を保存しない場合は、“いい え”を選択します。そのまま、ローダーは終了します。 7.18. ソフトウェアのアンインストール アンインストールは、Windows の『コントロールパネル』-『アプリケーションの追加と削除』から選択して、 【変更と削 除】ボタンをクリックして行います。 -144- 8. 付録 8.1. 外部通信仕様 8.1.1. 通信仕様 項目 仕様 RS232C RS485 15m 1km 半二重調歩同期方式 メッセージ方式 9600,19200,38400bps ASCII モード 1 ビット 16 進の ASCII 表現(8 ビット) なし,奇数,偶数 1,2 ビット 偶数水平パリティ 01~31 最大 31 台/1 系統(他機器含む) 通信インタフェース 通信距離 通信方式 通信手順 通信速度 通信モード スタートビット データ パリティ ストップビット データフォーマット BCC ステーション 接続台数 8.1.2. メッセージ構成 8.1.2.1. 受信 構 成 開始マーク ステーション番号(SLV) モード/種別 ファンクションコード(F_CD) エラーチェック 終了マーク バイト数 1 2 2 4 2 1 1 備 考 STX(02h) 01~31 計測”U”/ポーリング型”P” ファンクションコード表参照 BCC CR(ODh) LF(0Ah) バイト数 1 2 2 4 # 2 1 1 備 考 STX(02h) 01~31 計測”U”/ポーリング型”P” ファンクションコード表参照 ファンクションコード表参照 BCC CR(ODh) LF(0Ah) 8.1.2.2. 応答 構 成 開始マーク ステーション番号(SLV) モード/種別 ファンクションコード(F_CD) データ エラーチェック 終了マーク -145- 8.1.2.3. エラー応答 構 成 開始マーク ステーション番号(SLV) モード/種別 ファンクションコード(F_CD) エラーデータ(ERR) エラーチェック バイト数 1 2 2 4 # 2 1 1 終了マーク 受信フォーマット 備 考 STX(02h) 01~31 計測“U”/ポーリング型”P” ファンクションコード表参照 エラーデータ表参照 LRC CR(ODh) LF(0Ah) STX SLV U P F_CD BCC CR LF 応答フォーマット STX SLV U P F_CD データ BCC CR LF エラー応答フォーマット STX SLV U P F_CD ERR BCC CR LF 8.1.3. エラーチェック STX,BCC,CR,LF を除く各バイトの STX 側からの EX-OR(偶数水平パリティ)。演算はバイト単位で行い、演算結果を BCC データとして、ASCII コード 2 桁で送受信します。 【BCC 作成手順】 ① 開始マーク(STX)以下のデータを EX-OR します。 ② 演算結果を ASCII へ変換します(=BCC)。 例)演算結果が 05h の場合: ASCII 変換 30h,35h -146- 8.1.4. ファンクションコード表 No. 1 名称 瞬時値 2 3 積算パルス 8 9 正方向 逆方向 積算値 6 7 流速 流量 4 5 F コード 正方向 逆方向 流量% ステータス情報 エラー情報 0000 0001 0002 0003 0004 0005 0006 0007 0008 項目 1 2 瞬時流速 測定方式 3 4 1 エラー情報 ステータス情報 瞬時流量 2 測定方式 3 4 1 2 エラー情報 ステータス情報 正方向積算パルス数 測定方式 3 4 1 2 エラー情報 ステータス情報 逆方向積算パルス数 測定方式 3 4 1 2 エラー情報 ステータス情報 正流量積算、 測定方式 3 4 1 2 エラー情報 ステータス情報 逆流量積算 測定方式 3 4 1 2 エラー情報 ステータス情報 流量% 測定方式 3 動作レンジ 4 5 1 1 エラー情報 ステータス情報 ステータス情報 エラー情報 応答データ部 データ型 備考 (バイト数) MDV(11) 小数点 3 桁。m/s H(2) 伝 搬 時 間 差 (1) 、 パ ル ス ・ ド ッ プ ラー(2) H(20) H(20) MDV(11) 小数点 3 桁。レンジ単位が流量の場 合はレンジ単位。流量以外の場合は m/s。 H(2) 伝 搬 時 間 差 (1) 、 パ ル ス ・ ド ッ プ ラー(2) H(20) H(20) MDV(11) 小数点無し H(2) 伝 搬 時 間 差 (1) 、 パ ル ス ・ ド ッ プ ラー(2) H(20) H(20) MDV(11) 小数点無し H(2) 伝 搬 時 間 差 (1) 、 パ ル ス ・ ド ッ プ ラー(2) H(20) H(20) MDV(15) 小数点 3 桁。積算単位。 H(2) 伝 搬 時 間 差 (1) 、 パ ル ス ・ ド ッ プ ラー(2) H(20) H(20) MDV(15) 小数点 3 桁。積算単位。 H(2) 伝 搬 時 間 差 (1) 、 パ ル ス ・ ド ッ プ ラー(2) H(20) H(20) MDV(11) 小数点 3 桁 H(2) 伝 搬 時 間 差 (1) 、 パ ル ス ・ ド ッ プ ラー(2) H(2) 単一レンジ(0)、自動 2 レンジ(1)、 正逆レンジ(2)、正逆自動 2 レンジ (3) H(20) H(20) H(20) H(20) *1) データ型 MDV :正負の小数点付き数値を表すデータ型。 先頭文字が「+」または「-」とし、その後に数字(ASCII)が続き、間に小数点「.」を含む場合もある。 H :16 進数(0~9、A~F)(ASCII)のデータ。但し、数値の場合は 10 進指定。 -147- 8.1.5. エラーコード表 エラーデータ BCC ERROR FORMAT ERROR MANAGE ERROR REQUEST ERROR バイト数 9 12 12 13 備 考 BCC エラー。【BCC ERROR】の 9 文字 書式エラー。【FORMAT ERROR】の 12 文字 処理異常。【MANAGE ERROR】の 12 文字 要求エラー。【REQUEST ERROR】の 13 文字 8.1.6. ケーブル接続仕様(RS232C) 15m CD 1 4 TXD RXD 2 5 RXD TXD 3 6 COM DTR 4 GND 5 DSR 6 RTS 7 CTS 8 Cl 9 -148- 8.2. 仕様 ・応答時間 適用対象・動作環境 ・システム構成 :変換器(形式 FSH)と検出器(形式 FSW)によ る 1 測線または 2 測線システムで、ハイブ リッドモードまたは伝搬時間差モードの選択 が可能。ハイブリッドモードの場合パルス ドップラ法と伝搬時間差法が気泡,パーティ クルの量や流速など測定流体の状態に応じて 自動的に切り替えられる。 :超音波が通る均一な液体 ・適用流体 気泡量 :パルスドップラ法;0.02~15Vol% 伝 搬 時 間 差 法 ; 0~ 12Vol%( 流 速 1m/sec の 時) 流体温度 :-40~100℃(FSWS12) -40~80℃(FSWS21,FSWS40,FSWS50) 流れの様子 :パルスドップラ法; 満水円形配管内の軸対象流れ 伝搬時間差法; 満水円管内の十分に成長した乱流または層 流の流れ :配管材質; ・適用配管 プラスチック(PVC、FRP など)または金属 (鋼管、ステンレス管、銅管、アルミニュ ウム管など) 配管口径(配管内径) :φ40mm~φ1000mm ライニング材 :タールエポキシ、モルタルなど 直管長 :上流側 10D、下流側 5D 詳細は直管条件による。(日本電気計測器工業 会規格 JEMIS-032) : ・流速レンジ設定範囲 ハイブリッドモード :0~±0.3m/s…最大流速(配管口径による) 最大流速の詳細はハイブリッドモード最大計 測範囲による 伝搬時間差モード :0~±0.3m/s…±32m/s :AC100~240V +10%/-15% 50/60Hz ・電源 または DC20~30V :高周波同軸ケーブルおよび 3 芯シールドケー ・専用信号ケーブル ブル 最大 150m まで 耐熱温度 80℃ 1 測線時 :同軸ケーブル 2 本+温度センサ用 3 芯ケーブ ル1本 2 測線時 :同軸ケーブル 4 本+温度センサ用 3 芯ケーブ ル1本 :直射日光、腐食性ガス、輻射熱のない非防爆 ・設置環境 エリア :変換器:-10~+50℃ ・周囲温度 検出器:-20~+80℃ :変換器:95%RH 以下 ・周囲湿度 検出器:100%RH 以下 :D 種接地(100Ω以下) ・接地 :出力および電源にアレスタ標準装備 ・アレスタ 性能仕様 : ・精度定格 パルスドップラ法使用時: 伝搬時間差法使用時 : 口径 φ40mm~φ50mm 未満 φ50mm~φ300mm 未満 φ300mm~φ1000mm 機能仕様 ・アナログ信号 ・接点信号 リレー接点 トランジスタ接点 ・シリアル通信 ・現場表示 ・表示言語 ・流速/流量表示 ・積算表示 ・設定機能 ・ゼロ点調整 口径(配管内径)と検出器 流速範囲 精度 φ40mm~φ50mm 未満 1.5m/s~最大流速 ±1.0% of rate 検出器:FSWS12 0m/s~1.5m/s ±0.015m/s φ50mm~φ200mm 1.5m/s~最大流速 ±0.5% of rate 検出器:FSWS12 0m/s~1.5m/s ±0.0075m/s φ100mm~φ1000mm 1m/s~最大流速 ±1.0% of rate 検出器:FSWS21,40,50 0m/s~1m/s ±0.01m/s 最大流速の詳細はハイブリッドモード最大計測範囲による ・ ・消費電力 ・耐熱衝撃 流速範囲 2m/s~32m/s 0m/s~2m/s 2m/s~32m/s 0m/s~2m/s 1m/s~32m/s 0m/s~1m/s 精度 ±1.5% of rate ±0.03m/s ±1.0% of rate ±0.02m/s ±1.0% of rate ±0.01m/s ・ダンピング ・低流量カット ・アラーム ・出力バーンアウト ・正逆レンジ ・正方向 2 重レンジ ・フロースイッチ ・積算スイッチ -149- :パルスドップラ法 :0.2 秒 (口径測定条件による) 伝搬時間差法 :0.5 秒 :20W 以下 :140℃、30 分(FSWS12) 100℃,30 分(FSWS21, FSWS40, FSWS50) :DC4~20mA(1 点) 負荷抵抗;最大 1kΩ :正方向積算、逆方向積算、アラーム、動作レ ンジ、フロースイッチを任意に割り付け可能 :1 点、ソケット付(交換可能) ノーマル;オープン/クローズ選択可能 接点容量;AC240V/DC30V、1A 積算パルス; 最大 1P/秒 ( パ ル ス 幅 : 50 , 100 , ま た は 200ms) :2 点 接点容量;DC30V,0.1A ノーマル;ON/OFF 選択可能 積算パルス;最大 1000P/秒 (パルス幅:0.5,1,2,5,10, 20,50,100 または 200ms) :RS232C または RS485(切換えによる選択) 接続台数;1 台 ( RS232C ) /31 台 ま で (RS485) 通信速度;9600/19200/38400bps 選択可能 パリティ;なし/奇数/偶数 選択可能 ストップビット;1/2 ビット 選択可能 伝送距離;最 大 15m ( RS232C ) / 最 大 1km (RS485) データ; 流速、流量、正方向積算、逆方向積 算、ステータス、流速分布(オプ ション)など :グラフィック LCD(バックライト付き) ドット数;240×64 ドット :日本語(漢字、ひらかな)/英語/フランス語/ ドイツ語/スペイン語 選択可能 :瞬時流速、瞬時流量表示(逆方向の流れはマ イナス表示) 数字;10 桁(小数点は 1 桁に相当) 単位; 流速 m/s L/s,L/min,L/h,L/d,kL/d,ML/d, 3 3 3 3 3 流量 m /s , m /min , m /h , m /d , km /d , 3 Mm /d :正方向または逆方向積算値の表示(逆方向は マイナス表示) 数字;10 桁(小数点は 1 桁に相当) 3 3 3 単位;mL,L,m ,km ,Mm :設定キー20 点により設定可能 :セットゼロ/クリヤゼロによる(伝搬時間差 法) :アナログ出力および流速/流量表示に対し 0.0 ~100.0s(0.1s 毎) :0~5m/s :ハードウェア異常またはプロセス異常、接点 出力可能 :アナログ出力; ホールド/上限/下限/ゼロ/使用しないから 選択可能 流量積算;ホールド/カウント 選択可能 バーンアウトタイマ;0~900s(1s 毎) :正方向、逆方向レンジを任意に設定可能 ヒステリシス;動作レンジの 0~20% 動作レンジを接点出力可能 :正方向の 2 レンジを任意設定可能 ヒステリシス;動作レンジの 0~20% 動作レンジを接点出力可能 :下限値、上限値を任意に設定可能 動作点の状態を接点出力可能 :正方向積算の上限値を設定可能 動作時、接点出力可能 物理的仕様 ・外被形式 ・取付方法 ・音響カプラ ・材質 ・塗装 :変換器 IP67(防浸形) 検出器 IP67(防浸形) :変換器;壁取付 検出器;既設配管にクランプオン取付け :シリコンゴム(RTV) :変換器;アルミニウム合金 検出器;センサハウジング:PBT ガイドフレーム :アルミニウム合金 ベルト :ステンレス :変換器ケース;ポリウレタン耐食塗装(銀色) 変換器カバー:ポリウレタン耐食塗装(青色) ・信号ケーブル(FLY6) :構造;高周波同軸ケーブル(2 重シールド) 外部シース;黒色難燃ビニール 外径;約 7.3mm 端末処理; 防水 BNC コネクタ(検出器側)、 M3.5 アンプ端子(変換器側) 質量;約 90g/m ・温度センサ用ケーブル(FLY7) :構造;3 芯シールドケーブル 外部シース;灰色難燃性ビニール 外径;約 6.9mm 端末処理;丸 形 防 水 コ ネ クタ ( 検 出 器 側)、 M3.5 アンプ端子(変換器側) 質量;約 56g/m ・大きさ :変換器;H240×W247×D134mm(FSH) 検出器;H70×W57×L360mm(FSWS12) H72×W57×L540mm(FSWS21) H90×W85×L640mm(FSWS40) H82×W71×L258mm(FSWS50) ・質量 :変換器;5kg 検出器;1.7kg(FSWS12) 1.9kg(FSWS21) 5kg(FSWS40) 1.5kg(FSWS50) サポートソフトウェア ■パソコン用ローダソフトウェア 標準で付属しています。 ・対応機種は PC/AT 互換機です。 ・PC98 シリーズ(NEC)での動作の保証はできません。 ・自作パソコンやショップブランドパソコンでの動作の保証はできませ ん。 ・主な機能 :本体の各種パラメータ設定/変更をパソコン上 で行う場合のソフトウエア なお、流速分布なしを選択した場合、下記の 機能は使用できません。 パルスドップラー計測の「詳細設定」およ び「流速分布の表示」 伝搬時間差計測の「詳細設定」および「受 信波形の表示」 ・O/S :Windows 2000/XP ま た は Windows 7 ( Home Premium, Professional) ・必要メモリ :128MB 以上 ・ディスク装置 :Windows 2000/XP ま た は Windows 7 ( Home Premium, Professional ) に 対 応 し た CD-ROM ドライブ ・ハードディスク容量 :最低空き容量 52MB 以上 注)パソコンローダ通信ケーブル(形式 ZZP*TK4H6253)が別途必要です。 検出器フレーム設置治具 フレームを配管に設置する時に位置決めを容易に行えるように設置治具が 準備されています。 ご使用の検出器により下記の型式より選択しご指定ください。 手配型式 適合検出器 ZZP*TK7M7071C1 FSWS12 ZZP*TK7M7071C2 FSWS21 ZZP*TK7M7071C3 FSWS40 注)検出器 FSWS50 にはフレームがありませんので設置治具は使用できませ ん。 ハイブリッドモード最大計測範囲 配管材質がステンレス管の呼び厚さが Sch20s で、流体が水の場合。 〈計測可能最大流速〉 口径 FSW12 40A 50A 65A 80A 90A 100A 125A 150A 200A 250A 300A 350A 400A 450A 500A 550A 600A 650A 700A 750A 800A 850A 900A 1000A 6.56 6.52 5.31 4.65 4.12 3.69 3.08 2.63 2.04 FSW21 7.25 6.08 5.20 4.05 3.30 2.78 2.51 2.20 FSW40 7.77 6.38 5.41 4.90 4.31 3.84 3.48 単位:m/s FSW50 〈計測可能最大流量〉 FSW12 FSW21 33.6 52.7 72.1 86.5 102 118 147 179 239 3.48 3.17 2.91 2.71 2.52 2.35 2.21 2.08 1.97 1.77 -150- 231 289 354 474 604 735 820 951 3 FSW40 908 1168 1428 1598 1858 2118 2358 単位:m /h FSW50 2358 2618 2879 3096 3357 3618 3879 4140 4400 4902 8.3. 外形図 変換器(形式:FSH) <水防グランド付> 9 240 352 332 4- Duosonics 72 14 233 33 134 33 3 30 30 48 -151- 30 48 24 48 <ユニオングランド付> 9 240 332 352 4- Duosonics 72 14 233 33 134 33 3 30 30 48 -152- 30 48 24 48 検出器(形式:FSWS12,21) W BNC L H mm L H W kg FSWS12 40 200 360 70 57 1.7 FSWS21 100 400 540 72 57 1.9 検出器(形式:FSWS40) 85 BNC 640 90 -153- 検出器(形式:FSWS50) 73 BNC 258 信号ケーブル(形式:FLY6) 82 信号ケーブル(形式:FLY7) 15 パソコンローダ通信ケーブル (ZZP*TK4H6253) 21.5 34 67 46 BNC 11 7.3 6.9 3.2 0.2 m L 1 m L 1 m 6.9 3- 6. 6 TXD RXD COM RS-232C 3- - 36.6 6.6 -154- 8.4. ご注文時の指定事項 1. 2. 3. 4. 5. 検出器の形式 変換器の形式 信号ケーブルの形式 タグ No(タグ銘板付きの場合) パラメータ設定表(パラメータ設定付きの場合) 御社名: 御所属: 御担当者名: TEL: 測定流体: <パラメータ設定表> No. 設定項目 設定範囲 初期値 設定値 1 外径寸法 10.00~6200.00mm 60.00mm [mm,inch] 2 配管材質 メニュー数:12 塩ビ管 鋼管、ステンレス管、塩ビ管、銅管、鋳 鉄管、アルミニウム管、FRP、ダクタイ ル鋳鉄管、PEEK、PVDF、アクリル管、そ の他 3 配管厚さ 0.10~100.00mm 4.00mm [mm,inch] 4 ライニング材質 メニュー数:8 ライニング無し ライニング無し、タールエポキシ、モル タル、ゴム、テフロン、パイレックスガ ラス、塩ビ 配 管 音速:1000~3700m/s 5 仕 ライニング厚さ 0.01~100.00mm - [mm,inch] 6 様 流体種類 メニュー数:17 水 水、海水、蒸留水、アンモニア、アル コール、 ベンゼン、ブリマイド、エタノール、グ リコール、ケロシン、ミルク、メタノー ル、トルエン、潤滑油、 燃料油、ガソリン その他(音速値: 音速:500~2500m/s その他 (音速値: 動粘性係数: -6 2 0.0001~999.9999×10 m /s -155- [m/s,ft/s]) [m/s,ft/s]) -6 2 2 (動粘性係数: [×10 m /s,ft /s]) No. 設定項目 設定範囲 初期値 設定値 7 レンジ単位 メニュー数:19 m/s m/s 、 L/s 、 L/min 、 L/h 、 L/d 、 kL/d 、 3 3 3 3 3 ML/d、m /s、m /min、m /h、m /d、km /d、 3 Mm /d、BBL/s、BBL/min、BBL/h、BBL/d、 kBBL/d、MBBL/d 8 レンジタイプ メニュー数:4 単一レンジ 単一レンジ、自動 2 レンジ、正逆レン ジ、正逆自動 2 レンジ 9 フルスケール または 出 フルスケール 1 10 力 フルスケール 2 11 設 ヒステリシス 流速換算で 0.00 ・・・・ 2.00m/s ±0.30~±32.00m/s [ ] 流速換算で 0.00 ・・・・ 4.00m/s ±0.30~±32.00m/s [ ] 0.00~20.00% 10.00% % 12 定 出力下限 -20~ 0% -20% % 13 出力上限 100~120% 120% % 14 バーンアウト メニュー数:5 ホールド 15 バーンアウトタイマ 0~900sec 10sec 16 レートリミット 流速換算で 0.00~5.00m/s 0.00m/s 17 レートリミットタイマ 使用しない、ホールド、上限、下限、ゼ ロ sec [ ] 0~900sec 0sec sec 18 ダンピング 0.0~100.0sec 5.0sec sec 19 メニュー数:7 流量(m /s) 流速、流量、正流量積算、逆流量積算、 F:積算パルス、R:積算パルス、流量 (%) メニュー数:7 流速(m/s) 流速、流量、正流量積算、逆流量積算、 F:積算パルス、R:積算パルス、流量 (%) 21 低流量カット 流速換算で 0.00~5.00m/s 0.01m/s 22 積算モード メニュー数:3 ストップ ストップ、スタート、リセット 23 積算単位 メニュー数:8 mL mL、L、m 、km 、Mm 、mBBL、BBL、kBBL 24 積算定数 0.000~999999.999 0.000 [ ] 25 F:積算プリセット 0.000~9999999999.999 0.000 [ ] F:積算スイッチ 積 27 R:積算プリセット 0.000~9999999999.999 0.000 [ ] 0.000~9999999999.999 0.000 [ ] 28 算 R:積算スイッチ 0.000~9999999999.999 0.000 [ ] 29 バーンアウト メニュー数:2 ホールド 30 バーンアウトタイマ 0~900sec 10sec 31 パルス幅 1 メニュー数:3 50ms 50、100、200 32 パルス幅 2 メニュー数:9 50.0ms 0.5 、 1.0 、 2.0 、 5.0 、 10.0 、 20.0 、 50.0、100.0、200.0 流速換算で 0.00 ~±32.00m/s 0.00m/s [ ] 流速換算で 0.00 ~±32.00m/s 4.00m/s [ ] 0~20% 10% 表示 1 行目の内容 表 示 20 設 表示 2 行目の内容 定 26 33 フ 下限スイッチ ロ ー 34 ス 上限スイッチ イ ッ 35 チ ヒステリシス 3 -156- [ 3 3 ] 3 使用しない、ホールド sec % No. 設定項目 設定範囲 初期値 設定値 36 DO1 出力種類 メニュー数:15 使用しない 使用しない、測定異常、F:積算パル ス、R:積算パルス、F:積算スイッチ、 R:積算スイッチ、F:積算オーバフ ロー、R:積算オーバフロー、上限流 量、下限流量、レンジフルスケール 2、 レンジオーバ、パルスレンジオーバ、 R:流れ方向、機器異常 37 DO1 出力動作 メニュー数:2 通常 通常、反転 38 DO2 出力種類 メニュー数:15 使用しない 使用しない、測定異常、F:積算パル ス、R:積算パルス、F:積算スイッチ、 R:積算スイッチ、F:積算オーバフ ロー、R:積算オーバフロー、上限流 量、下限流量、レンジフルスケール 2、 レンジオーバ、パルスレンジオーバ、 R:流れ方向、機器異常 39 DO2 出力動作 メニュー数:2 通常 通常、反転 40 DO3 出力種類 メニュー数:15 使用しない 使用しない、測定異常、F:積算パル ス、R:積算パルス、F:積算スイッチ、 R:積算スイッチ、F:積算オーバフ ロー、R:積算オーバフロー、上限流 量、下限流量、レンジフルスケール 2、 レンジオーバ、パルスレンジオーバ、 R:流れ方向、機器異常 41 DO3 出力動作 メニュー数:2 通常 通常、反転 42 単位 メニュー数:2 メートル メートル、インチ 43 言語 メニュー数:5 日本語 日本語、英語、ドイツ語、フランス語、 スペイン語 メニュー数:3 38400bps 9600bps、19200bps、38400bps メニュー数:3 無し 無し、偶数、奇数 メニュー数:2 1 ビット 1 ビット、2 ビット ス テ ー タ ス 出 力 44 伝送速度 45 パリティ シ 通 46 ストップビット ス 信 47 通信方式 テ 48 ム ステーション No. 49 測線 メニュー数:2 RS232C RS232C、RS485 メニュー数:31 1 1~31 メニュー数:2 検出器の仕様に 1 測線、2 測線 よる 50 測 線 アナログ出力 メニュー数:3 検出器の仕様に 平均、測線 1、測線 2 よる 51 センサ種類 メニュー数:4 FSW12 FSW12、FSW21、FSW40、FSW50 注1: DO1、DO2 または DO3 に積算パルス出力をご指定の場合は、下記の条件 1、2 を満足する様に積算定数、積算パルス幅 をご指定ください。 * 3 条件 1: 流量スパン-1 [m /s] 積算定数[m3] 条件 2: 流量スパン-1 [m /s] 積算定数[m3] * ≦ 3 ≦ 1000 [DO1、2の場合] 1 [DO3の場合] 1000 2×積算パルス幅[ms] *)2 レンジの場合、フルスケール 1 とフルスケール 2 の大きな方にて計算 -157- 8.5. キー操作の構成 配管仕様 [FUNC]⇒[PIPE] ├ ├ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ ├ ├ ├ │ │ │ │ │ │ │ ├ ├ ├ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ ├ ├ └ 外径寸法 配管材質 ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ 配管音速 配管厚さ ライニング材質 ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ ライニング音速 ライニング厚さ 流体種類 ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ 流体音速 動粘性係数 取り付け寸法 鋼管 ステンレス管 塩ビ管 銅管 鋳鉄管 アルミニウム管 FRP ダクタイル鋳鉄管 PEEK PVDF アクリル管 その他 注:配管材質「その他」を選択した場合に表示 ライニング無し タールエポキシ モルタル ゴム テフロン パイレックスガラス 塩ビ その他 注:ライニング材質「その他」を選択した場合に表示 注:「ライニング無し」以外を選択した場合に表示 水 海水 蒸留水 アンモニア アルコール ベンゼン ブリマイド エタノール グリコール ケロシン ミルク メタノール トルエン 潤滑油 燃料油 ガソリン その他 注:流体種類「その他」を選択した場合に表示 -158- 出力設定 [FUNC]⇒[RANGE] ├ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ ├ │ │ │ │ │ ├ ├ ├ │ │ │ │ ├ ├ └ レンジ単位 レンジ タイプ 出力下限 出力上限 バーンアウト バーンアウト タイマ レート リミット レート リミット タイマ ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ ┬ ├ │ │ ├ └ m/s L/s L/min L/h L/d kL/d ML/d 3 m /s 3 m /min 3 m /h 3 m /d 3 km /d 3 Mm /d BBL/s BBL/min BBL/h BBL/d kBBL/d MBBL/d 単一レンジ 自動 2 レンジ ┬ ├ ├ ├ └ 使用しない ホールド 上限 下限 ゼロ 注:バーンアウト「使用しない」以外を選択した場合に表示 ─ ┬ ├ └ 正逆レンジ ─ 正逆自動 2 レンジ ─ フル スケール フル スケール 1 フル スケール 2 ヒステリシス 「自動 2 レンジ」と同様 「自動 2 レンジ」と同様 ダンピング [FUNC]⇒[DAMP] └ ダンピング ゼロ点校正 [FUNC]⇒[ZERO] └ ゼロ点校正 ┬ 調整 └ クリア 表示設定 [FUNC]⇒[DISP] ├ 表示 1 の選択 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ └ 表示 2 の選択 ┬ ├ ├ ├ ├ ├ └ 正流量積算 逆流量積算 F:積算パルス R:積算パルス 流量(%) 流速 流量 ─ 表示 1 の単位 ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ ─ 「表示 1 の選択」と同様 -159- L/s L/min L/h L/d kL/d ML/d 3 m /s 3 m /min 3 m /h 3 m /d 3 km /d 3 Mm /d BBL/s BBL/min BBL/h BBL/d kBBL/d MBBL/d 低流量カット [FUNC]⇒[CUT OFF] └ 低流量カット 積算 [FUNC]⇒[TOTAL] ├ │ │ ├ │ │ │ │ │ │ │ ├ ├ ├ ├ ├ ├ │ ├ ├ │ │ └ 積算モード 積算単位 ┬ ├ └ ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ ストップ スタート リセット mL L 3 m 3 km 3 Mm mBBL BBL kBBL 積算定数 F:積算プリセット F:積算スイッチ R:積算プリセット R:積算スイッチ バーンアウト ┬ 使用しない └ ホールド バーンアウト タイマ 注:バーンアウト「ホールド」を選択した場合に表示 パルス幅 1 ┬ 50 ├ 100 └ 200 パルス幅 2 ┬ 0.5 ├ 1.0 ├ 2.0 ├ 5.0 ├ 10.0 ├ 20.0 ├ 50.0 ├ 100.0 └ 200.0 フロースイッチ [FUNC]⇒[FLOW SW] ├ 下限流量 ├ 上限流量 └ ヒステリシス ステータス出力 [FUNC]⇒[STATUS] └ ステータス選択 ┬ DO.1 ┬ 出力 DO.1 ┬ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ ├ │ │ └ │ └ モード DO.1 ┬ │ └ ├ DO.2 ┬ 出力 DO.2 ─ │ └ モード DO.2 ─ └ DO.3 ┬ 出力 DO.3 ─ └ モード DO.3 ─ 使用しない 測定異常 F:積算パルス R:積算パルス F:積算スイッチ R:積算スイッチ F:積算オーバフロー R:積算オーバフロー 上限流量 下限流量 レンジ フルスケール 2 レンジ オーバ パルス レンジ オーバ R:流れ方向 機器異常 通常 反転 「DO.1」と同様 「DO.1」と同様 「DO.1」と同様 「DO.1」と同様 出力補正 [FUNC]⇒[CAL] ├ ゼロ └ スパン -160- システム [FUNC]⇒[SYSTEM] ├ │ │ │ │ │ │ │ ├ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ ├ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ ├ │ ├ │ ├ │ ├ │ │ ├ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ ├ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ ├ │ │ │ ├ │ │ ├ │ │ └ 単位&言語 通信 メンテナンス ┬ スキップ └ 設定 ┬ スキップ └ 設定 ┬ ├ │ │ ├ │ ├ │ ├ │ ├ │ │ │ └ 測定方式 ┬ └ センサ取り付け法 ┬ └ 測線 ┬ └ アナログ出力 ┬ ├ └ センサ種類 ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ センサ定数 ┬ └ 送信電圧 バックライト キーロック ┬ ├ ├ └ ┬ ├ └ ┬ └ スキップ AO.1 ┬ 単位 │ └ 言語 ┬ └ ┬ ├ ├ ├ └ メートル インチ 日本語 英語 ドイツ語 フランス語 スペイン語 ┬ │ │ ├ │ │ ├ │ ├ │ └ ┬ ├ └ ┬ ├ └ ┬ └ ┬ └ 9600bps 19200bps 38400bps 無し 偶数 奇数 1 ビット 2 ビット RS232C RS485 伝送速度 パリティ ストップ ビット 通信方式 ステーション No. DO.1 ┬ アナログ出力調整 │ └ アナログ出力確認 ─ DO.1 出力確認 DO.2 ─ DO.2 出力確認 DO.3 ─ DO.3 出力確認 クサビ温度 ┬ │ │ └ テストモード ┬ └ ハイブリッド 伝搬時間差 Z法 V法 1 測線 2 測線 測線 1 測線 2 平均 FLW11 FLW41 FLW12 FLD12 FLD22 FLW32 FLW50 FLW51 FSW12 FSW21 FSW40 FSW50 スキップ 設定 20 Vpp 40 Vpp 80 Vpp 160 Vpp オート オン オフ オフ オン 温度調整 温度確認 使用しない 設定 ┬ 4mA └ 20mA ┬ └ ┬ └ ┬ └ ┬ └ オフ オン オフ オン オフ オン クリア 調整 ┬ 100Ω設定 └ 140Ω設定 ┬ 入力データ └ トラッキング時間 注:測線「2 測線」を選択した場合に表示 注:測線「2 測線」を選択した場合に表示 注:「FLW11」から「FLW51」は測定方式 「伝搬時間差」を選択した場合に表示 ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ 測線 1-F:金属管 測線 1-R:金属管 測線 1-F:プラスチック管 測線 1-R:プラスチック管 測線 1-P 測線 2-F:金属管 測線 2-R:金属管 測線 2-F:プラスチック管 測線 2-R:プラスチック管 測線 2-P ─ パスワード 注:測線「2 測線」を選択した場合に表示 ┬ スキップ └ 設定 システム名称 -161- ─ パスワード設定 チェック [FUNC]⇒[CHECK] ├ ├ ├ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ └ RAS 情報 ステータス情報 伝搬時間差 ┬ スキップ └ チェック ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ パルス ドップラー ┬ スキップ └ チェック ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ ├ │ │ │ │ │ │ └ エラー記号の意味 E1:機器異常 E2:伝搬時間差法での異常 E3:パルス・ドップラー法での異常 E4:レンジオーバ クサビ音速 クサビ入射角 配管音速 配管入射角 ライニング音速 ライニング入射角 流体音速 クサビ温度 水中入射角 伝搬時間 ウインドウ オープン 測線選択 ┬ 測線 1 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ └ 測線 2 クサビ音速 クサビ入射角 配管音速 配管入射角 ライニング音速 ライニング入射角 流体音速 クサビ温度 水中入射角 送信周波数 サンプリング周波数 受信待ち時間 繰返し周波数 送信パルス数 取込み回数 チャネル数 計測範囲 位相角シフト スタート ゲイン エンド ゲイン 先頭チャネル距離 チャネル幅 開始チャネル番号 終了チャネル番号 流速係数 測線選択 ┬ │ │ │ ├ ├ └ ┬ #:伝搬時間 ├ #:正方向時間 ├ #:逆方向時間 ├ #:伝搬時間差 ├ #:遅れ時間 ├ #:流体音速 ├ #:水中入射角 ├ #:レイノルズ数 ├ #:K ├ #:流速 ├ #:受波の強さ(F) ├ #:受波の強さ(R) ├ #:トリガレベル(F) ├ #:トリガレベル(R) ├ #:受波最大値(F) └ #:受波最大値(R) ─ 「測線 1」と同様 注:#:測線 No.を表示します。 測線 1-F ┬ ├ ├ └ 測線 1-R ─ 測線 2-F ─ 測線 2-R ─ MAX レンジ -162- #:パワー #:偏差 #:成功率 #:流速 「測線 1-F」と同様 「測線 1-F」と同様 「測線 1-F」と同様 測定詳細 注:当社サービスマン専用です。 [FUNC]⇒[DETAIL] ├ バージョン情報 │ │ ├ 設定データ │ │ ├ RAS │ │ ├ 伝搬時間差 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 次ページへ ┬ スキップ └ チェック ┬ ├ └ ┬ ├ └ ┬ └ ┬ 計測ボード └ 制御ボード 初期化しない 工場設定値 設定値保存 スキップ RAS 詳細 RAS 設定 スキップ 設定 └測線選択 ┬ 測線 1 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ └ 測線 2 ┬ │ │ │ │ │ ├ │ │ ├ │ │ │ ├ ├ │ │ ├ ├ │ │ │ │ │ │ │ ├ │ │ │ ├ │ │ │ └ ─ #:送信回数 8 16 32 64 128 256 #:トリガ制御 オート マニュアル └#:トリガレベル #:ウィンドウ制御 ┬ オート └ マニュアル ├#:オープンタイム(F) └#:オープンタイム(R) #:飽和レベル #:測定方式 ┬ 方式 1 ├ 方式 2 └ 方式 3 #:受波バランス #:送信パターン ┬ バースト 1 ├ バースト 2 ├ バースト 3 ├ バースト 4 ├ バースト 5 ├ チャープ 4 ├ チャープ 8 └ リザーブ AGC ゲイン ┬ オート └ マニュアル ├#:正方向 └#:逆方向 #:受波ピーク ┬ 2048 ├ 3071 ├ 4096 └ 5120 #:送信待ち時間 「測線 1」と同様 -163- ┬ ├ ├ ├ ├ └ ┬ └ 前ページから │ └ パルス・ドップラー ┬ スキップ └ 設定 ┬ │ ├ │ ├ │ ├ │ ├ │ ├ │ │ │ │ │ │ │ ├ │ ├ │ ├ │ ├ │ │ ├ │ │ │ │ │ │ │ │ ├ │ │ ├ │ │ │ ├ │ │ └ クサビ音速 ┬ └ 配管音速 ┬ └ ライニング音速 ┬ └ 流体音速 ┬ └ 送信周波数 ┬ └ 送信パルス数 ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ サンプリング周波数 ┬ └ 受信待ち時間 ┬ └ 繰返し周波数 ┬ └ 取込み回数 ┬ ├ └ チャネル数 ┬ └ 計測範囲 位相角シフト ゲイン 測線選択 ┬ ├ └ ┬ ├ ├ └ ┬ └ ┬ │ │ ├ ├ └ オート マニュアル オート マニュアル オート マニュアル オート マニュアル オート マニュアル 0 1 2 4 8 16 32 64 オート マニュアル オート マニュアル オート マニュアル 4 … 512 オート マニュアル ┬ ├ ├ ├ ├ ├ ├ └ F 半径 N 半径 直径 通常 1 通常 2 正方向 負方向 オート マニュアル ┬ └ 測線 1-F ┬ ├ └ 測線 1-R ─ 測線 2-F ─ 測線 2-R ─ -164- 16 32 48 64 80 96 112 128 スタートゲイン エンドゲイン パワー 偏差 成功率 「測線 1-F」と同様 「測線 1-F」と同様 「測線 1-F」と同様 8.6. 配管データ 配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G3459-1988) 呼び径 A 15 20 25 32 40 50 65 80 90 100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 550 600 650 B 1/2 3/4 1 1 1/4 1 1/2 2 2 1/2 3 3 1/2 4 5 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 呼 び 厚 さ 外径 スケジュール スケジュール スケジュール スケジュール スケジュール スケジュール スケジュール mm 5S 10S 20S 40 80 120 160 厚さ mm 厚さ mm 厚さ mm 厚さ mm 厚さ mm 厚さ mm 厚さ mm 21.7 1.65 2.1 2.5 2.9 3.9 5.5 27.2 1.65 2.1 2.5 2.9 3.9 5.5 34.0 1.65 2.8 3.0 3.4 4.5 6.4 42.7 1.65 2.8 3.0 3.6 4.9 6.4 48.6 1.65 2.8 3.0 3.7 5.1 7.1 60.5 1.65 2.8 3.5 3.9 5.5 8.7 76.3 2.1 3.0 3.5 5.2 7.0 9.5 89.1 2.1 3.0 4.0 5.5 7.6 11.1 101.6 2.1 3.0 4.0 5.7 8.1 12.7 114.3 2.1 3.0 4.0 6.0 8.6 11.1 13.5 139.8 2.8 3.4 5.0 6.6 9.5 12.7 15.9 165.2 2.8 3.4 5.0 7.1 11.0 14.3 18.2 216.3 2.8 4.0 6.5 8.2 12.7 18.2 23.0 267.4 3.4 4.0 6.5 9.3 15.1 21.4 28.6 318.5 4.0 4.5 6.5 10.3 17.4 25.4 33.3 355.6 11.1 19.0 27.8 35.7 406.4 12.7 21.4 30.9 40.5 457.2 14.3 23.8 34.9 45.2 508.0 15.1 26.2 38.1 50.0 558.8 15.9 28.6 41.3 54.0 609.6 17.5 34.0 46.0 59.5 660.4 18.9 34.0 49.1 64.2 水道用ポリエチレン管(JIS K6762-1982) 呼び径 (mm) 外径 (mm) 13 20 25 30 40 50 21.5 27.0 34.0 42.0 48.0 60.0 1 種(軟質管) 厚さ 重量 (mm) (kg/m) 3.5 0.184 4.0 0.269 5.0 0.423 5.5 0.586 6.5 0.788 8.0 1.210 水道用亜鉛めっき鋼管 SGPW(JIS G3442-1988) 2 種(硬質管) 厚さ 重量 (mm) (kg/m) 2.5 0.143 3.0 0.217 3.5 0.322 4.0 0.458 4.5 0.590 5.0 0.829 -165- 管の呼び方 (A) (B) 15 1/2 20 3/4 25 1 32 1 1/4 40 1 1/2 50 2 65 2 1/2 80 3 90 3 1/2 100 4 125 5 150 6 200 8 250 10 300 12 外径 (mm) 21.7 27.2 34.0 42.7 48.6 60.5 76.3 89.1 101.6 114.3 139.8 165.2 216.3 267.4 318.5 厚さ (mm) 2.8 2.8 3.2 3.5 3.5 3.8 4.2 4.2 4.2 4.5 4.5 5.0 5.8 6.6 6.9 水道用石錦セメント管(JIS A5301-1971) 1 呼び径 (mm) 50 75 100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1300 1500 接合部 厚さ (mm) 10 10 12 14 16 21 23 26 30 35 39 43 52 - - - - - - - - 種 2 種 接合部 外径 (mm) 70 95 124 153 182 242 296 352 410 470 528 586 704 - - - - - - - - 接合部 厚さ (mm) - - 10 11 12 15 19 22 25 29 32 35 42 49 56 - - - - - - 一般用ポリエチレン管(JIS K6761-1979) 呼び径 13 20 25 30 40 50 65 75 100 125 150 200 250 300 外 径 (mm) 21.5 27.0 34.0 42.0 48.0 60.0 76.0 89.0 114 140 165 216 267 318 1 種(軟質管) 厚さ(mm) 2.7 3.0 3.0 3.5 3.5 4.0 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 8.0 9.0 10.0 2 種(硬質管) 厚さ(mm) 2.4 2.4 2.6 2.8 3.0 3.5 4.0 5.0 5.5 6.5 7.0 8.0 9.0 10.0 3 種 接合部 外径 (mm) - - 120 147 174 230 288 344 400 458 514 570 684 798 912 - - - - - - 接合部 厚さ (mm) - - 9 9.5 10 13 15.5 18 20.5 23 26 28.5 34 39 44 49 54 59 65 73 81 4 接合部 外径 (mm) - - 118 144 170 226 281 336 391 446 502 557 668 778 888 998 1108 1218 1330 1496 1662 種 接合部 厚さ (mm) - - - - - 11 12 14 16 18 20 22 26 30 34 38 42 46 50 57 63 Hi 塩化ビニル管(水道サイズ) 呼び径 13 20 25 30 40 50 75 100 125 150 外 径 18.0 26.0 32.0 38.0 48.0 60.0 89.0 114.0 140.0 165.0 管 厚 2.5 3.0 3.5 3.5 4.0 4.5 5.8 7.0 7.5 8.5 Hi 塩化ビニル管(電線管サイズ) 管の呼び径 28 35 41 52 65 78 -166- 外 径 34.0 42.0 48.0 60.0 76.0 89.0 管 厚 3.0 3.5 3.5 4.0 4.5 5.5 接合部 外径 (mm) - - - - - 222 274 328 382 436 490 544 652 760 868 976 1084 1192 1300 1464 1626 立型鋳鉄管(JIS G5521) 配管用炭素鋼鋼管(JIS G3452-1988) 管 呼び径 D 75 100 150 200 250 300 350 400 450 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1350 1500 厚 普通圧管 9.0 9.0 9.5 10.0 10.8 11.4 12.0 12.8 13.4 14.0 15.4 16.5 18.0 19.5 22.0 23.5 25.0 27.5 30.0 管の呼び方 (A) (B) 15 1/2 20 3/4 25 1 32 1 1/4 40 1 1/2 50 2 65 2 1/2 80 3 90 3 1/2 100 4 125 5 150 6 175 7 200 8 225 9 250 10 300 12 350 14 400 16 450 18 500 20 実外径 D1 T 低圧管 - - 9.0 9.4 9.8 10.2 10.6 11.0 11.5 12.0 13.0 13.8 14.8 15.5 - - - - - 93.0 118.0 169.0 220.0 271.6 322.8 374.0 425.6 476.8 528.0 630.8 733.0 836.0 939.0 1041.0 1144.0 1246.0 1400.0 1554.0 外 径 (mm) 21.7 27.2 34.0 42.7 48.6 60.5 76.3 89.1 101.6 114.3 139.8 165.2 190.7 216.3 241.8 267.4 318.5 355.6 406.4 457.2 508.0 厚 さ (mm) 2.8 2.8 3.2 3.5 3.5 3.8 4.2 4.2 4.2 4.5 4.5 5.0 5.3 5.8 6.2 6.6 6.9 7.9 7.9 7.9 7.9 硬質塩化ビニル管(JIS K6741-1984) 水道用塗覆鋼管 PTPW(JIS G3443-1968) 区分 呼び(mm) 13 16 20 25 30 40 50 65 75 100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 600 700 800 V 外 径 18 22 26 32 38 48 60 76 89 114 140 165 216 267 318 - - - - - - - P 厚 V さ 2.2 2.7 2.7 3.1 3.1 3.6 4.1 4.1 5.5 6.6 7.0 8.9 10.3 12.7 15.1 - - - - - - - 外 径 - - - - - 48 60 76 89 114 140 165 216 267 318 370 420 470 520 630 732 835 U 厚 呼び径 (A) 80 100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1350 1500 さ - - - - - 1.8 1.8 2.2 2.7 3.1 4.1 5.1 6.5 7.8 9.2 10.5 11.8 13.2 14.6 17.8 21.0 23.9 -167- 外 径 (mm) 89.1 114.3 139.8 165.2 216.3 267.4 318.5 355.6 406.4 457.2 508.0 609.6 711.2 812.8 914.4 1016.0 1117.6 1219.2 1371.6 1524.0 厚 さ (mm) 4.2 4.5 4.5 5.0 5.8 6.6 6.9 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 7.1 7.9 8.7 10.3 11.1 11.9 12.7 水輸送用塗覆装鋼管 STW(JIS G3443-1987) 種類の記号 呼び径 A 80 100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1350 1500 1600 1650 1800 1900 2000 2100 2200 2300 2400 2500 2600 2700 2800 2900 3000 外 径 mm 89.1 114.3 139.8 165.2 216.3 267.4 318.5 355.6 406.4 457.2 508.0 609.6 711.2 812.8 914.4 1016.0 1117.6 1219.2 1371.6 1524.0 1625.6 1676.4 1828.8 1930.4 2032.0 2133.6 2235.2 2336.8 2438.4 2540.0 2641.6 2743.2 2844.8 2946.4 3048.0 STW 30 STW 38 厚さ mm 4.2 4.5 4.5 5.0 5.8 6.6 6.9 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 厚さ mm 4.5 4.9 5.1 5.5 6.4 6.4 6.4 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 種類の記号 STW 41 呼び厚さ A 厚さ mm - - - - - - - 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 7.0 8.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 14.0 15.0 15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.0 25.0 26.0 27.0 29.0 水道用遠心力球状黒鉛鋳鉄管(A 形)(JWWA G-105 1971) 呼び径 D 75 100 150 200 250 300 350 400 450 500 管 1 種管 7.5 7.5 9.5 7.5 7.5 7.5 7.5 8.5 9.0 9.5 厚 T 2 種管 - - - - - - - 7.5 8.0 8.5 B 厚さ mm - - - - - - - - - - - - 6.0 7.0 7.0 8.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 12.0 13.0 14.0 15.0 16.0 16.0 17.0 18.0 18.0 19.0 20.0 21.0 21.0 22.0 STW 370 厚さ mm 4.2 4.5 4.5 5.0 5.8 6.6 6.9 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 厚さ mm 4.5 4.9 5.1 5.5 6.4 6.4 6.4 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - STW 400 呼び厚さ A 厚さ mm - - - - - - - 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 7.0 8.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 14.0 15.0 15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.0 25.0 26.0 27.0 29.0 B 厚さ mm - - - - - - - - - - - - 6.0 7.0 7.0 8.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 12.0 13.0 14.0 15.0 16.0 16.0 17.0 18.0 18.0 19.0 20.0 21.0 21.0 22.0 水道用遠心力球状黒鉛鋳鉄管(K 形)(JWWA G-105 1971) 実外径 3 種管 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 6.5 6.5 7.0 7.5 7.0 STW 290 呼び径 D 400 450 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1350 1500 D1 93.0 118.0 169.0 220.0 271.6 332.8 374.0 425.6 476.8 528.0 -168- 1 種管 8.5 9.0 9.5 11.0 12.0 13.5 15.0 16.5 18.0 19.5 21.5 23.5 管 厚 2 種管 7.5 8.0 8.5 10.0 11.0 12.0 13.0 14.5 15.5 17.0 18.5 20.5 3 種管 7.0 7.5 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 13.0 14.0 15.0 16.5 18.0 実外径 D1 425.6 476.8 528.0 630.8 733.0 836.0 939.0 1041.0 1144.0 1246.0 1400.0 1554.0 配管用アーク溶接大径ステンレス鋼鋼管(JIS G3468-1988) 呼び径 A 150 200 250 350 400 450 500 550 600 650 700 750 800 850 900 1000 外径 mm B 6 8 10 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 40 165.2 216.3 267.4 355.6 406.4 457.2 508.0 558.8 609.6 660.4 711.2 762.0 812.8 863.6 914.1 1016.0 ダクタイル鋳鉄異形管 呼び径(mm) 75 100 150 200 250 300 350 400 450 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1350 1500 1600 1650 1800 2000 2100 2200 2400 スケジュール 5S 厚さ mm 2.8 3.4 4.0 4.0 4.5 4.5 5.0 5.0 5.5 5.5 5.5 6.5 - - - - 呼び厚さ スケジュール スケジュール 10S 20S 厚さ mm 厚さ mm 3.4 5.0 4.0 6.5 4.5 6.5 5.0 8.0 5.0 8.0 5.0 8.0 5.5 9.5 5.5 9.5 6.5 9.5 8.0 12.7 8.0 12.7 8.0 12.7 8.0 12.7 8.0 12.7 8.0 12.7 9.5 14.3 スケジュール 40S 厚さ mm 7.1 9.3 10.3 11.1 12.7 14.3 15.1 15.1 17.5 17.5 17.5 17.5 17.5 17.5 19.1 26.2 遠心力砂型鋳鉄管寸法(JIS G5522) 管厚(mm) 8.5 8.5 9.0 11.0 12.0 12.5 13.0 14.0 14.5 15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 24.0 26.0 27.5 28.0 30.0 32.0 33.0 34.0 36.0 呼び径 D 75 100 125 150 200 250 300 350 400 450 500 600 700 800 900 高圧管 9.0 9.0 9.0 9.5 10.0 10.8 11.4 12.0 12.8 13.4 14.0 - - - - 管 厚 T 普通圧管 低圧管 7.5 - 7.5 - 7.8 - 8.0 7.5 8.8 8.0 9.5 8.4 10.0 9.0 10.8 9.4 11.5 10.0 12.0 10.4 12.8 11.0 14.2 11.8 15.5 12.8 16.8 13.8 18.2 14.8 実外径 D1 93.0 118.0 143.0 169.0 220.0 271.6 322.8 374.0 425.6 476.8 528.0 630.8 733.0 836.0 939.0 遠心力金型鋳鉄管寸法(JIS G5523 1977) 呼び径 (mm) 75 100 125 150 200 250 300 -169- 管 高管圧 9.0 9.0 9.0 9.5 10.0 10.8 11.4 圧 T 普通圧管 7.5 7.5 7.8 8.0 8.8 9.5 10.0 実外径 D1 93.0 118.0 143.0 169.0 220.0 271.6 322.8 排水用鋳鉄管(JIS G5525) 呼び径 50 65 75 100 125 150 200 管 圧 T 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 7.0 実内径 D1 50 65 74 100 125 150 200 実外径 D2 62 77 87 112 137 162 214 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管(JIS G3457-1976) 単位 kg/m 呼び径 (A) (B) 350 14 400 16 450 18 500 20 550 22 600 24 650 26 700 28 750 30 800 32 850 34 900 36 1000 40 1100 44 1200 48 1350 54 1500 60 1600 64 1800 72 2000 80 厚さ(mm) 外径(mm) 355.6 406.4 457.2 508.0 558.8 609.6 660.4 711.2 762.0 812.8 863.6 914.4 1016.0 1117.6 1219.2 1371.6 1524.0 1625.6 1828.8 2032.0 6.0 6.4 7.1 7.9 8.7 9.5 10.3 11.1 11.9 12.7 51.7 59.2 66.8 74.3 81.8 89.0 96.8 104 55.1 63.1 71.1 79.2 87.2 95.2 103 111 119 127 135 143 61.0 66.9 78.8 87.7 96.6 105 114 123 132 141 67.7 77.6 87.5 97.4 107 117 127 137 147 157 167 177 196 107 118 127 140 151 162 173 183 194 216 117 129 141 152 164 176 188 200 212 236 260 283 139 152 165 178 191 204 219 230 255 281 307 150 164 178 192 206 219 233 247 275 303 331 160 175 190 205 220 235 250 265 295 324 354 399 444 171 187 203 219 235 251 266 282 314 346 378 426 473 水道用硬質塩化ビニル管(JIS K6742-1975) 呼び径 13 20 25 30 40 50 75 100 150 外 径 18 26 32 38 48 60 89 114 165 13.1 15.1 15.9 258 275 291 324 357 390 439 488 521 587 297 315 335 373 411 448 505 562 600 675 751 312 332 352 392 432 472 532 591 631 711 799 PVDF-HP 厚 さ 2.5 3.0 3.5 3.5 4.0 4.5 5.9 7.1 9.6 外形(mm) 20 25 32 40 50 63 75 90 110 125 140 160 180 200 225 250 280 315 -170- SDR33 S16 PN10 厚さ(mm) 2.5 2.5 2.8 3.4 3.9 4.3 4.9 5.5 6.2 6.9 7.7 8.6 9.7 SDR21 S10 PN16 厚さ(mm) 1.9 1.9 2.4 2.4 3.0 3.0 3.6 4.3 5.3 6.0 6.7 7.7 8.6 9.6 10.8 11.9 13.4 15.0 SDR17 S8 PN20 厚さ(mm) 1.9 1.9 2.4 2.4 3.0 (a)水中の温度変化の伴う音速度(0~100℃) T℃ V m/s T℃ 0 1402.74 1 1407.71 26 2 1412.57 27 3 1417.32 28 4 1421.98 29 5 1426.50 30 6 1430.92 31 7 1435.24 32 8 1439.46 33 9 1443.58 34 10 1447.59 35 11 1451.51 36 12 1455.34 37 13 1459.07 38 14 1462.70 39 15 1466.25 40 16 1469.70 41 17 1473.07 42 18 1476.35 43 19 1479.55 44 20 1482.66 45 21 1485.69 46 22 1488.63 47 23 1491.50 48 24 1494.29 49 25 1497.00 50 (注:T:温度、V:音速度 V m/s T℃ V m/s T℃ V m/s 1499.64 1502.20 1504.68 1507.10 1509.44 1511.71 1513.91 1516.05 1518.12 1520.12 1522.06 1523.93 1525.74 1527.49 1529.18 1530.80 1532.37 1533.88 1535.33 1536.72 1538.06 1539.34 1540.57 1541.74 1542.87 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 1543.93 1544.95 1545.92 1546.83 1547.70 1548.51 1549.28 1550.00 1550.68 1551.30 1551.88 1552.42 1552.91 1553.35 1553.76 1554.11 1554.43 1554.70 1554.93 1555.12 1555.27 1555.37 1555.44 1555.47 1555.45 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 1555.40 1555.31 1555.18 1555.02 1554.81 1554.57 1554.30 1553.98 1553.63 1553.25 1552.82 1552.37 1551.88 1551.35 1550.79 1550.20 1549.58 1548.92 1548.23 1547.50 1546.75 1545.96 1545.14 1544.29 1543.41 -171- (b)各種液体の音速度・密度 (c)配管材料別音速度 3 液 体 名 T ℃ ρ g/cm V m/s アセトン 20 0.7905 1190 アニリン 20 1.0216 1659 アルコール 20 0.7893 1168 エーテル 20 0.7135 1006 エチレングリコール 20 1.1131 1666 n-オクタン 20 0.7021 1192 o-キシロール 20 0.871 1360 クロロフォルム 20 1.4870 1001 クロルベンゼン 20 1.1042 1289 グリセリン 20 1.2613 1923 酢 酸 20 1.0495 1159 酢酸メチル 20 0.928 1181 酢酸エチル 20 0.900 1164 シクロヘキサン 20 0.779 1284 ジキオサン 20 1.033 1389 重 水 20 1.1053 1388 四塩化炭素 20 1.5942 938 水 銀 20 13.5955 1451 ニトロベンゼン 20 1.207 1473 二硫化炭素 20 1.2634 1158 プロモフォルム 20 2.8904 931 n-プロピルアルコール 20 0.8045 1225 n-ペンタン 20 0.6260 1032 n-ヘキサン 20 0.654 1083 軽 油 25 0.81 1324 変圧器油 32.5 0.859 1425 スピンドル油 32 0.905 1342 石 油 34 0.825 1295 ガソリン 34 0.803 1250 水 13.5 1. 1460 海水(塩分 3.5%) 16 1. 1510 (注:T:温度、ρ:密度、V:音速度 材質 鉄 鋼 ダクタイル鋳鉄 鋳鉄 ステンレス鋼 銅 鉛 アルミニウム 黄銅 塩化ビニル アクリル FRP モルタル タールエポキシ ポリエチレン テフロン (注:V:音速度 (d)各種液体の動粘性係数 3 -6 2 V m/s ν(×10 m /s) 液 体 名 T ℃ ρ g/cm アセトン 20 0.7905 1190 0.407 アニリン 20 1.0216 1659 1.762 エーテル 20 0.7135 1006 0.336 エチレングリコール 20 1.1131 1666 21.112 クロロフォルム 20 1.4870 1001 0.383 グリセリン 20 1.2613 1923 11.885 酢 酸 20 1.0495 1159 1.162 酢酸メチル 20 0.928 1181 0.411 酢酸エチル 20 0.900 1164 0.499 重 水 20 1.1053 1388 1.129 四塩化炭素 20 1.5942 938 0.608 水 銀 20 13.5955 1451 0.114 ニトロベンゼン 20 1.207 1473 1.665 二硫化炭素 20 1.2634 1158 0.290 n-ペンタン 20 0.6260 1032 0.366 n-ヘキサン 20 0.654 1083 0.489 スピンドル油 32 0.905 1324 15.7 ガソリン 34 0.803 1250 0.4~0.5 水 13.5 1. 1460 1.004(20℃) (注:T:温度、ρ:密度、V:音速度、ν:動粘性係数 -172- V m/s 3230 3206 3000 2460 3206 2260 2170 3080 2050 2640 2644 2505 2500 2505 1900 1240 8.7. ゲージペーパーの作り方 ① 長さ 4D 以上、幅 200mm(できれば D)以上の長辺が平行な紙(またはビニールシートなど)を用意します。 ② 一方の端から約 100mm の所に、長辺と直交する線を書きます。 -173- ★ マニュアルコメント用紙 ★ お客様へ マニュアルに関するご意見、ご要望、その他お気付きの点、または内容の不明確な部分がございましたら、この 用紙に具体的にご記入のうえ、担当営業員にお渡しください。 マ ニ ュ ア ル № INF-TN1FSHd ご 提 出 日 年 社名 ハイブリッド超音波流量計〈Duosonics〉 マニュアル名称 取扱説明書 ご提出者 所属 氏名 ページ 行 内 容 意見、要望、内容不明確(まちがい、説明不足、用語不統一、誤字脱字、その他) …………いずれかに○印 出版元記入欄 担当 受付 年 月 日 受付番号 月 日