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富士通セミコンダクター
ファクトシート
NP501-00021-2v0-J
FRAM
MB85RC128A
MB85RC128Aは、不揮発性メモリセルを形成する強誘電体プロセスとCMOSプロセスを用いた
シリアルインタフェース(I2C)の容量128KビットのFRAMです。
不揮発性メモリでありながら高速書込みが可能なため、ログ管理やレジュームデータの
格納などに最適です。
■特長
:16,384 ワード × 8 ビット
 ビット構成
 2 線式シリアルインタフェース:シリアルクロック(SCL)とシリアルデータ(SDA)の 2 ポートですべての制御が可能
 動作周波数
:1 MHz(Max)
 書込み/読出し耐性
:1012 回 / バイト
 データ保持特性
:10 年(+85℃), 95 年(+55℃), 200 年以上(+35℃)
 動作電源電圧
:2.7V~3.6V
 低消費電力
:動作電流 250μA(Typ@1MHz), スタンバイ電流 5μA(Typ)
 動作温度範囲
:-40℃~+85℃
 パッケージ
:プラスチック・SOP, 8 ピン(FPT-8P-M02)
本製品は RoHS 指令に適合しています。
■オーダ型格
型格
MB85RC128APNF-G-JNE1
MB85RC128APNF-G-JNERE1
パッケージ
プラスチック・SOP,8 ピン
(FPT-8P-M02)
3.90mm×5.05mm,1.27mm ピッチ
プラスチック・SOP,8 ピン
(FPT-8P-M02)
3.90mm×5.05mm,1.27mm ピッチ
■パッケージ参考例
プラスチック ・ SOP、8 ピン
(FPT-8P-M02)
2013 年 5 月
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Copyright©2012-2013 FUJITSU SEMICONDUCTOR LIMITED All rights reserved
出荷形態
チューブ
エンボステーピング
MB85RC128A
■端子配列図
(TOP VIEW)
A0
1
端子番号
8
2
7
WP
A2
3
6
SCL
4
5
SDA
機能説明
デバイスアドレス端子
VDD
A1
VSS
端子記号
1~3
A0~A2
4
VSS
5
SDA
6
SCL
本製品は同一データバス上に複数個(最大 8 個)のデバイスを接続できます。デバイスアド
レスは、各々のデバイスを認識するために使用します。外部で VDD 端子または VSS 端子に
接続してください。この VDD,VSS 端子の組み合わせが、SDA 端子から入力されるデバイス・
アドレス・コードと一致したデバイスのみ動作します。A0,A1,A2 端子は、内部で VSS 端子
に各々プルダウンされており、端子がオープンの場合は"L"レベルとして認識します。
グランド端子
シリアルデータ入出力端子
メモリアドレスやデータを送受信する双方向端子です。複数のデバイスを接続できます。
出力はオープンドレインになっていますので、外部回路にプルアップ抵抗が必要です。
シリアルクロック端子
シリアルデータ入出力タイミングのクロックを入力する端子です。クロック立上りでデー
タを取り込み、立下りでデータを出力します。
ライトプロテクト端子
7
WP
8
VDD
ライトプロテクト端子が"H"レベルのとき、書込み不可です。"L"レベルのとき、すべての
メモリ領域が書換え可能です。読出しは、ライトプロテクト端子の状態にかかわらず常に
可能です。ライトプロテクト端子は内部で VSS 端子にプルダウンされており、端子がオー
プンの場合は"L"レベル(書込み可能状態)として認識します。
電源電圧端子
■ブロック図
SDA
-
FRAM
16,384
8
SCL
WP
/
/
A0, A1, A2
■ I2C
MB85RC128A は、2 線式シリアルインタフェース,I2C バスに対応しており、スレーブ
デバイスとして動作します。I2C バスは、通信の役割が「マスタ」側と「スレーブ」
側で明確に異なり、マスタ側が制御の主導権を持ちます。
また、パーティライン構成が可能となっており、1 つのマスタで複数のスレーブ
デバイスと接続できます。このときスレーブ側はそれぞれ固有のアドレスを持ち、
マスタ側は通信するスレーブをアドレスで指定してから通信を開始します。
NP501-00021-2v0-J
2013 年 5 月
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